JPH1097664A - 領域抽出方法 - Google Patents

領域抽出方法

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JPH1097664A
JPH1097664A JP8248332A JP24833296A JPH1097664A JP H1097664 A JPH1097664 A JP H1097664A JP 8248332 A JP8248332 A JP 8248332A JP 24833296 A JP24833296 A JP 24833296A JP H1097664 A JPH1097664 A JP H1097664A
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Hiroyoshi Dobashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷物Pの搬送ムラや傾きや横ずれによる影
響を低減し、従来方法に比べて、高精度に特定領域を抽
出する。 【解決手段】 印刷物の画像データをもとに、主走査方
向の特定幅を持った複数のブロックを算出し、各ブロッ
クごとに主走査方向の射影ヒストグラムを算出する。更
に横方向の射影ヒストグラムにおいて、白画素と黒画素
が混在する領域については、副走査方向の射影ヒストグ
ラムを算出する。この射影ヒストグラムを用いて印刷物
画像内の模様(図形)や文字以外の領域、即ち白領域を
抽出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷物上の特定領域
を抽出する方法に関し、特に文字や模様等の位置が予め
分かっている印刷物の印刷欠陥や汚れを検出するために
用いられる領域抽出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の領域抽出方法は、印刷物の両端
(左右上下)を基準に、そこからの距離を各領域ごとに
予め規定しておき、その距離を用いて目的とする領域を
抽出している。この場合、印刷物の両端と背景とのコン
トラストを大きくして、印刷物の両端を抽出しやすいよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法において
は、印刷物の搬送ムラや折れ、傾き、横ずれ及び汚れに
より、印刷物の両端の位置がずれ、その結果目的とする
領域の印刷物の端からの距離がずれてしまい、目的の領
域を正確に抽出することができないという問題点があっ
た。
【0004】従って本発明は印刷物の搬送ムラや傾きや
横ずれによる影響を低減し、印刷物の上下左右の端のみ
を基準にそこからの距離で抽出したい領域を抽出する従
来方法に比べて、高精度に目的の領域を抽出することが
できる領域抽出方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明による領域抽出方法は、印刷物の画像データを
もとに、主走査方向の特定幅を持った複数のブロックを
算出し、各ブロックごとに主走査方向の射影ヒストグラ
ムを算出し、この射影ヒストグラムを用いて印刷物画像
内の特定領域、即ち白領域を抽出する。
【0006】更に、本発明の領域抽出方法は、対象とな
る印刷物の特定領域を抽出する方法において、前記印刷
物の画像データを入力する画像入力ステップと、前記画
像入力ステップで得られた画像データをもとに、特定の
主走査幅を持った複数のブロックを算出するブロック算
出ステップと、前記ブロック算出ステップより得られた
ブロックごとに主走査方向の射影ヒストグラムを算出す
る射影ヒストグラム算出ステップと、前記射影ヒストグ
ラム算出ステップより得られた射影ヒストグラムを用い
て前記特定領域を抽出する領域抽出ステップとを具備し
たことを特徴とする。
【0007】又、本発明の領域抽出方法は、対象となる
印刷物の特定領域を抽出する方法において、前記印刷物
の画像データを入力する画像入力ステップと、前記画像
入力ステップで得られた画像データをもとに、特定の主
走査幅を持ったブロックをオーパーラップさせたブロッ
クを算出するオーバーラップブロック算出ステップと、
前記オーパーラップブロック算出ステップより得られた
ブロックごとに主走査方向の射影ヒストグフムを算出す
る射影ヒストダラム算出ステップと、前記射影ヒストグ
ラム算出ステップより得られた射影ヒストグラムを用い
て前記特定領域を抽出する領域抽出ステップとを具備し
たことを持徴とする。
【0008】又、本発明の領域抽出方法は、対象となる
印刷物の特定領域を抽出する方法において、前記印刷物
の画像データを入力する画像入力ステップと、予め分か
っている模様の主走査幅を辞書として登録する主走査幅
記億ステップと、前記画像入力ステップで得られた画像
データをもとに、前記主走査幅記億ステップにより予め
分かっている模様の主走査幅に合わせたブロックを算出
する可変ブロック算出ステップと、前記可変ブロック算
出ステップより得られたブロックごとに主走査方向の射
影ヒストグラムを算出する射影ヒストグラム算出ステッ
プと、前記射影ヒストグラム算出ステップより得られた
射影ヒストグラムを用いて前記特定領域を抽出する領域
抽出ステップとを具備したことを特徴とする。
【0009】又、本発明の領域抽出方法は、対象となる
印刷物の特定領域を抽出する方法において、前記印刷物
の画像データを入力する画像入力ステップと、前記画像
入力ステップで得られた画像データをもとに、ある特定
の主走査幅を持ったブロックを算出するブロック算出ス
テップと、予め分かっている模様の主走査幅を辞書とし
て登録する主走査幅記億ステップと、前記主走査幅記億
ステップより、ある特定のブロックは、前記ブロック算
出ステップより得られたブロックごとに、主走査方向の
射影ヒストグラムを算出し、別のブロックでは、前記ブ
ロック算出ステップより得られたブロックを、そのブロ
ックに存在する模様の主走査幅に合わせたブロックに細
分割し、主走査方向の射影ヒストグラムを算出する射影
ヒストグラム算出ステップと、前記射影ヒストグラム算
出ステップより得られた射影ヒストグラムを用いて前記
特定領域を抽出する領域抽出ステップとを具備したこと
を特徴とする。
【0010】更に本発明による領域抽出方法の前記ブロ
ック算出ステップは、前記画像入力ステップで得られた
画像データを2値化し、黒画素及び白画素を区別する2
値化ステップを含み、射影ヒストグラム算出ステップ
は、白画素と黒画素が混在する領域について、更に副走
査方向の射影ヒストグラムを算出する副走査方向射影ヒ
ストグラム算出ステップを含み、前記領域抽出ステップ
は前記副走査方向の射影ヒストグラムを用いて前記特定
領域を抽出するステップを含むことを特徴とする。
【0011】又、本発明による領域抽出方法の前記領域
抽出ステップは、前記射影ヒストグラム内の白画素と黒
画素が混在する領域について、黒画素の画素数が所定値
以下の領域を前記特定領域として抽出するステップを含
むことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、印刷物の特定領域を抽出す
る本発明による領域抽出方法の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係わる
領域抽出システムのブロック図である。また、図2は、
本発明の実施例に係わる領域抽出システムの処埋方法を
示すフローチャートである。
【0013】印刷物Pは、ラインセンサなどの画像入力
部101により、例えば印刷物の一方の面の全ラインの
画像データが読み取られ、読み取られた画像データ(ア
ナログ信号)は、AD変換部102によりデジタル化さ
れ、さらに2値化処理部103により固定閾値て2値化
される。2値化された画像データをもとに、ブロック算
出部104により、ある特定の主走査幅を持った各ブロ
ックを算出し、算出されたブロックをもとに、射影ヒス
トグラム算出部105により、ブロックごとに主走査方
向(以下、横方向)及び副走査方向(以下、縦方向)の
射影ヒストグラムを算出する。さらに、領域抽出部10
6により、射影ヒストグラムを用いて模様(図形)や文
字以外の領域を抽出する。この場合、抽出される領域は
白領域である。印刷物上の予め分かっている白領域と、
抽出された白領域が比較され、白領域中の汚れや印刷欠
陥等が後の処理で検出されるが、本発明は白領域の抽出
を目的とする。
【0014】以下、各処理部を詳細に説明する。画像入
力部101は、印刷物全面の画像データをアナログ信号
として収集する。ここでは、印刷物を搬送させて画像デ
ータを読み取る場合を例に説明するが、受光部を走査さ
せて読み取る場合も同様である。
【0015】図3は、画像入力部101の構成を示して
いる。図3のように、画像入力部101は、受光部20
1、照明用光源202、基準板203から構成され、そ
れぞれ図3に示す位置に配置されている。受光部201
には、印刷物Pから垂直に反射光が入力されるか、又
は、光源202が印刷物Pの下側に配置した構成の場合
は、受光部201には透過光が入力される。照明用光源
202は、印刷物Pと受光部201を結ぶ線Lからの角
度が、0゜、もしくは、90゜に近くなることを避ける
ように設け、例えば、角度30゜〜60゜の間に設置す
る。図3は、搬送方向に対して進行方向から照明する場
合を図示してあるが、後方から照明してもよい。
【0016】また、印刷物Pは図3に示すようにローラ
により搬送され、基準板203は、画像データが読み取
られる印刷物Pの背面に配置される。この基準板203
の役割を図4に示す印刷物を例として具体的に説明す
る。図4は、白紙内に白以外のインクにより種々の矩形
模様(図形)や文字などが印刷されている画像であり、
抽出する領域は図6に示す斜線領域、すなわち、画像デ
ータの矩形模様領域と文字領域以外の領域とする。
【0017】まず、印刷物Pの背景に配置される基準板
203は、印刷物の用紙に対してコントラストの高い
色、例えば図4のように白色の用紙の場合は黒とする。
これは、画像データを解析する場合に印刷物Pの位置を
容易に決定できるようにするためである。この基準板2
03は、表裏に印刷のある印刷物Pを搬送させた場合、
インクが付着してコントラストが低下しないように、汚
れにくい物質でなければならない。
【0018】AD変換部102では、画像入力部101
で取り込まれた画像データ(アナログ信号)をデジタル
信号に変換する処理を行う。2値化処理部103では、
AD変換部102により得られた濃淡画像データ(デジ
タル信号)に対して2値のデータに変換する処理を施
す。濃淡画像の2値化方法として公知である「大津の判
別分析法」などにより、2値化を行う。ここで、面像デ
ータ上では、値「1」は文章や図形などであり、値
「0」は用紙である。また、印刷物Pの背景の部分は、
値「1」となるような処理を施す。
【0019】ブロック算出部104と射影ヒストグラム
105と領域抽出部106では、印刷物Pの左角を抽出
し(図2のステップ11)、左角から各ブロックごとに
横方向の射影を算出する(図2のステップ12)。次
に、算出した射影ヒストグラムから白の領域を抽出し
(図2のステップ13)、さらに、縦方向の射影ヒスト
グラムを用いて(図2のステップ14)、黒領域と白領
域の混在している領域での白領域の抽出を行う(図2の
ステップ15)。このように、抽出したい領域を分割し
たブロックごとに射影処理を用いて抽出する。
【0020】次にこの射影処理を詳細に説明する。ブロ
ック算出部104では、まず、主走査方向の左右いずれ
かの角、例えば、図7の左角(点A)の位置(座標)を
抽出する。左角(点A)の位置(座標)を抽出する場
合、画像データを左上から主走査方向及び副走査方向に
1ラインずつ走査し、左角(点A)が見つかるまで走査
していく。例えば、画像データの大きさをM×N(画
素)とし、各画素における濃度値をFij(0≦i<
M、0≦j<N.Fij=「1」or「0」)とする
と、図8に示すように、まず、画像の左上から主走査方
向に一行だけ検索し、Fij=1なる画素位置(以下、
開始位置と呼ぶ)を検出する。もし検出されなければ、
次のラインを前記同様に検索し、左角(点A)を検出す
る。前記「一行だけ検索する」とは、例えば左上から右
方向に検索する場合、Fijのiとjの値を、j=0と
して、0≦i<Mと変化させていくことを意味してい
る。
【0021】次に、左角(点A)をもとに、例えば図9
のように、主走査幅w×副走査幅hの大きさのブロック
を算出する。ここでw及びhは共に画素数で表されてい
る。さらに、射影ヒストグラム算出部105では、ブロ
ック算出部104より算出した各ブロックごとに、横方
向の射影ヒストグラムを算出していく。
【0022】ここで、ブロックの主走査幅wは、矩形模
様間の縦方向の画素数と印刷物Pの最大回転角によって
決定する。例えば、抽出したい領域の縦方向の画素数、
すなわち、矩形模様間の縦方向の画素数をc、印刷物P
の最大回転角をθとすると、 tanθ=c/w 従ってブロックの主走査幅wは、 w=c/tanθ により算出される。ここで、ブロックの主走査幅は、w
に固定する必要はなく、wより小さい値に設定しても良
い。これにより、抽出される領域が多くなり精度が向上
する。また、ブロックの副走査幅hは、画像データの縦
幅とする。
【0023】図10に、あるブロックの主走査方向の射
影ヒストグラムの例を示す。図10中、例ば、「D」の
部分が模様(図形)領域を示し、「H」の部分が模様
(図形)以外の領域(ここでは抽出したい領域)を示し
ている。また、印刷物P以外の領域、すなわち背景の領
域は、前記2値化処理部により、値「1」としているた
め、射影ヒストグラムにおいては、図10にハッチング
で示すような部分にあらわれる。
【0024】領域抽出部106では、射影ヒストグラム
算出部105より得られた、各ブロックごとの射影ヒス
トグラムから、累積黒画素数が、「0」の領域、すなわ
ち白の領域(図10中「H」の部分)を抽出する。ま
た、累積黒画素が(w−1)以下の場合は、その領域
(図10中「C」の部分)において、副走査方向の射影
ヒストグラムを算出する。図11に、副走査方向の射影
ヒストグラムの例を示す。この射影ヒストグラムから、
前記同様に累積黒画素数が「0」の領域、すなわち白領
域(図11中「L」の部分)を抽出する。
【0025】また、画像データに例えば図12のように
ノイズが含まれていることがあるため、前記主走査方向
及び副走査方向の射影ヒストグラムにおいて、累積黒画
素数を「0」とせずに、例えば「1」以下の領域あるい
は「2」以下の領域を白領城として抽出することで精度
良く抽出したい領域を抽出することが可能である。
【0026】ここで、累積黒画素が(w−1)以下の場
合に上記のように副走査方向の射影ヒストグラムを用い
て白領域を抽出する理由について説明する。累積黒画素
数が(w−1)以下という場合は、例えば、図13
(a)のように、矩形模様領域だけではなく、矩形以外
の模様(図形)や文字が印刷物Pに存在する場合、ある
いは矩形模様領域は存在するが主走査方向の幅が(w−
1)以下である場合、図13(b)のような射影ヒスト
グラムが算出される。従って、主走査方向のヒストグラ
ムだけでは図13(a)の斜線部のような領域(ブロッ
ク内で、主走査方向に黒領域と白領域が混在している領
域)が抽出できないためである。この場合、前記のよう
に累積黒画素数が(w−1)以下とすることで、図13
(b)の斜線部の領域が抽出できることになる。
【0027】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。図14は、本発明の第2の実施例に係わる領域抽出
方法のブロック図である。画像入力部301とAD変換
部302及び2値化処理部303は、第1の実施例にお
ける画像入力部101とAD変換部102及び2値化処
理部103と同様である。オーパーラップブロック算出
部304により、ある特定の主走査幅を持ったブロック
をオーパーラップさせて算出し、算出されたブロックを
もとに、射影ヒストグラム算出部305により、各オー
パーラップしたブロックごとに主走査方向及び副走査方
向の射影ヒストグラムを算出する。さらに、領域抽出部
306により、射影ヒストグラムを用いて模様(図形)
や文字以外の領域を抽出する。
【0028】以下に、オーパーラップブロック算出部3
04と射影ヒストグラム算出部305と領域抽出部30
6の具体的な処理方法について説明する。オーバーラッ
ブブロック算出部304では、印刷物Pの左角を抽出
し、左角からある特定の主走査幅を持ったブロックをオ
ーバーラッブさせたブロックを算出する。次に、射影ヒ
ストグラム算出部305により、各オーバーラップさせ
たブロックごとに主走査方向の射影を算出する。次に、
領域抽出部306により、射影ヒストグラム算出部30
5により算出した射影ヒストグラムから白の領域を抽出
し、さらに、副走査方向の射影ヒストグラムを用いて、
黒領域と白領域の混在している領域での白領域の抽出を
行う。このように、抽出したい領域をある特定の主走査
幅を持ったブロックをオーバーラッブさせたブロックご
とに射影処理を用いて抽出する。
【0029】以下にオーバーラッブブロック算出部30
4での処理について説明する。図7の主走査方向の左右
いずれかの角、例えば左角(点A)の位置(座標)を抽
出する方法については、第1の実施例と同様である。
【0030】次に、左角(点A)をもとに、主走査幅w
×副走査幅hの大きさのブロックごとに、主走査方向の
射影ヒストグラムを算出していくが、各ブロックをオー
パーラップさせてたブロック(図15参照)を算出す
る。すなわち、第1のブロックが、例えば左角(点A)
からSだけ離れた主走査幅wのブロックとすると、第2
のブロックは、例えば、左角(点A)から主走査方向に
S+(w/2)離れた距離にある主走査幅wのブロック
を算出することになる。
【0031】射影ヒストグラム算出部305では、オー
パーラップブロック算出部304により得られた各ブロ
ックごとに、主走査方向の射影ヒストグラムを算出して
いく。ここで、第1の実施例同様、ブロックの主走査幅
wは、矩形模様間の副走査方向の画素数と印刷物Pの最
大回転角によって決定する。例えば、抽出したい領域の
副走査方向の画素数、すなわち、矩形模様間の副走査方
向の画素数をc、印刷物Pの最大回転角をθとすると、
ブロックの主走査幅wは、 w=c/tanθ により算出される。また、ブロックの副走査幅はhは、
画像データの縦幅とする。
【0032】領域抽出部306では、各ブロックごとの
主走査方向の射影ヒストグラムから、第1の実施例と同
様に、累積黒画素数が、「0」の領域、すなわち白の領
域を抽出する。また、累積黒画素が(w−1)以下の場
合は、その領域において、副走査方向の射影ヒストグラ
ムを算出する。この射影ヒストグラムから、前記同様に
累積黒画素が「0」の領域、すなわち白領域を抽出す
る。
【0033】また、画像データに例えば図12のように
ノイズが含まれていることがあるため、前記累積黒画素
数を「0」とせずに、例えば「1」以下の領域あるいは
「2」以下の領域を白領域として抽出することで精度良
く抽出したい領域を抽出することが可能である。また、
累積黒画素が(w−1)以下の場合に上記のように副走
査方向の射影ヒストグラムを用いて白領域を抽出する理
由については、第1の実施例と同様である。
【0034】次に本発明の第3の実施例について説明す
る。図16は、本発明の第3の実施例に係わる領域抽出
方法のブロック図である。画像入力部401とAD変換
部402及び2値化処理部403は、第1の実施例にお
ける画像入力部101とAD変換部102及び2値化処
理部103と同様である。主走査幅記憶部407は予め
分かっている模様の主走査幅を辞書として登録してい
る。可変ブロック算出部404及び主走査幅記憶部40
7により、印刷物Pの模様(模様)や文字各々に応じた
主走査幅を持ったブロックを算出し、算出された各ブロ
ックをもとに、射影ヒストグラム算出部405により、
各ブロックごとに主走査方向及び副走査方向の射影ヒス
トグラムを算出する。さらに、領域抽出部406によ
り、射影ヒストグラムを用いて模様(図形)や文字以外
の領域を抽出する。
【0035】以下に、可変ブロック算出部404と射影
ヒストグラム算出部405と領域抽出部406及び主走
査幅記憶部407の具体的な処理方法について説明す
る。主走査幅記憶部407は左角から印刷物Pの模様
(図形)や文字の主走査幅を記憶している。可変ブロッ
ク算出部404では、印刷物Pの左角を抽出し、主走査
幅記憶部407からの情報をもとに、印刷物Pの模様
(図形)や文字の主走査幅に応じた各ブロックを算出す
る。さらに、射影ヒストグラム算出部405により各ブ
ロックごとに主走査方向の射影を算出する。次に、算出
した射影ヒストグラムから白の領域を抽出し、さらに、
副走査方向の射影ヒストグラムを用いて、黒領域と白領
域の混在している領域での白領域の抽出を行う。このよ
うに、抽出したい領域を印刷物Pの模様(図形)や文字
の主走査幅に応じたブロックごとに射影処理を用いて抽
出する。
【0036】以下に可変ブロック算出部404での処理
について説明する。図7の主走査方向の左右いずれかの
角、例えば左角(点A)の位置(座標)を抽出する方法
については、第1の実施例と同様である。
【0037】次に、左角(点A)をもとに、主走査幅w
×副走査幅hの大きさのブロックごとに、主走査方向の
射影ヒストグラムを算出していくが、主走査幅wの大き
さが第1の実施例や第2の実施例のように固定値ではな
く、印刷物Pの模様(図形)や文字が予め分かっている
場合は、図17に示すように、主走査幅記億部407に
より、その模様(図形)や文字の主走査方向の幅に合わ
せてブロックの主走査幅を変更して、各々ブロックを算
出する。このようにブロックの主走査幅を変更する理由
は、主走査幅wを模様(図形)や文字の幅に合わせる
と、算出されるヒストグラムが簡単な形状(主走査方向
画素数がw又は0)となり、処理速度が向上するからで
ある。
【0038】射影ヒストグラム算出部405では、可変
ブロック算出部404により得られた各ブロックごと
に、主走査方向の射影ヒストグラムを算出する。ここ
で、第1の実施例同様、ブロックの主走査幅wは、矩形
模様間の副走査方向の画素数と印刷物Pの最大回転角に
よって決定する。例えば、抽出したい領域の副走査方向
の画素数、すなわち、矩形模様間の副走査方向の画素数
をc、印刷物Pの最大回転角をθとすると、ブロックの
主走査幅wは、 w=c/tanθ により算出される。また、ブロックの副走査幅hは、画
像データの縦幅とする。
【0039】領域抽出部406では、射影ヒストグラム
算出部405により得られた各ブロックごとの主走査方
向の射影ヒストグラムから、第1の実施例と同様にし
て、累積黒画素数が、「0」の領域、すなわち白の領域
を抽出する。また、累積黒画素が(w−1)以下の場合
は、その領域において、副走査方向の射影ヒストグラム
を算出する。この射影ヒストグラムから、前記同様に累
積黒画素が「0」の領域、すなわち白領域を抽出する。
【0040】また、画像データに例えば図12のように
ノイズが含まれていることがあるため、前記累積黒画素
数が「0」とせずに、例えば「1」以下の領域あるいは
「2」以下の領域を白領域として抽出することで精度良
く抽出したい領域を抽出することが可能である。ここ
で、累積黒画素が(w−1)以下の場合に上記のように
副走査方向の射影ヒストグラムを用いて白領域を抽出す
る理由についても第1の実施例と同様である。
【0041】次に本発明の第4の実施例について説明す
る。図18は、本発明の第4の実施例に係わる領域抽出
方法のブロック図である。画像入力部501とAD変換
部502及び2値化処理部503は、第1の実施例にお
ける画像入力部101とAD変換部102及び2値化処
理部103と同様である。ブロック算出部504によ
り、ある特定の主走査幅を持ったブロックを算出し、算
出されたブロック及び、主走査幅記億部507に記憶さ
れている印刷物Pの模様(図形)や文字の主走査幅の情
報をもとに、可変射影ヒストグラム算出部505によ
り、ブロックごとに主走査方向及び副走査方向の射影ヒ
ストグラムを算出する。さらに、領域抽出部506によ
り、射影ヒストグラムを用いて模様(図形)や文字以外
の領域を抽出する。
【0042】以下に、ブロック算出部504と可変射影
ヒストグラム算出部505と領域抽出部506及び主走
査幅記憶部507の具体的な処理方法について説明す
る。ブロック算出部504では、印刷物Pの左角を抽出
し、左角からある特定の主走査幅を持ったブロックを算
出する。主走査幅記憶部507に記憶されている印刷物
Pの模様(図形)や文字の主走査幅の情報をもとに、ブ
ロック算出部504により算出されたブロックごとに、
その主走査幅をさらに主走査方向に分割し、その分割さ
れたブロックごとに主走査方向の射影を算出する。次
に、算出した射影ヒストグラムから白の領域を抽出し、
さらに、縦方向の射影ヒストグラムを用いて、黒領域と
白領域の混在している領域での白領域の抽出を行う。こ
のように、抽出したい領域をある特定の主走査幅をさら
に印刷物Pの模様(図形)や文字の主走査幅に応じて分
割したブロックごとに射影処理を用いて抽出する。
【0043】以下にブロック算出部504での処理につ
いて説明する。図7の主走査方向の左右いずれかの角、
例えば左角(点A)の位置(座標)を抽出する方法につ
いては、第1の実施例と同様である。
【0044】次に、左角(点A)をもとに、主走査幅w
×副走査幅hの大きさのブロックを算出する。可変射影
ヒストグラム算出部505では、ブロック算出部504
により得られた各ブロックごとに、主走査方向の射影ヒ
ストグラムを算出していくが、主走査幅wの大きさは第
1の実施例や第2の実施例のように固定値ではあるが、
印刷物Pの模様(図形)や文字が予め分かっている場合
は、主走査幅記億部507に記億されている印刷物Pの
模様(図形)や文字の主走査幅の情報をもとに、その模
様(図形)や文字の幅に主走査幅にあわせてブロックを
算出する。更に可変射影ヒストグラム算出部505は、
ブロックの主走査幅wを細分割して、分割したブロック
ごとに、主走査方向の射影ヒストグラムを算出する。す
なわち、図19において、左から3番目のブロックTの
幅はwであるが、このブロック中の模様に合わせて、例
えば主走査幅wをw/2とw/2のブロックに分割し
て、各々主走査方向の射影ヒストグラムを算出してい
く。
【0045】ここで、第1の実施例同様、ブロックの主
走査幅wは、矩形模様間の副走査方向の画素数と印刷物
Pの最大回転角によって決定する。例えば、抽出したい
領域の副走査方向の画素数、すなわち、矩形模様間の副
走査方向の画素数をc、印刷物Pの最大回転角をθとす
ると、ブロックの主走査幅wは、 w=c/tanθ により算出される。また、ブロックの副走査幅hは、画
像データの副走査幅とする。
【0046】領域抽出部506では、可変射影ヒストグ
ラム算出部505により得られた各ブロック(細分割ブ
ロックも含む)ごとの主走査方向の射影ヒストグラムか
ら、第1の実施例と同様にして、累積黒画素数が、
「0」の領域、すなわち白の領域を抽出する。また、累
積黒画素が(w−1)以下の場合は、その領域におい
て、副走査方向の射影ヒストグラムを算出する。この射
影ヒストグラムから、前記同様に累積黒画素が「0」の
領域、すなわち白領域を抽出する。
【0047】また、画像データに例えば図12のように
ノイズが含まれていることがあるため、前記累積黒画素
数が「0」とせずに、例えば「1」以下の領域あるいは
「2」以下の領域を白領域として抽出することで精度良
く抽出したい領域を抽出することが可能である。ここ
で、累積黒画素が(w−1)以下の場合に上記のように
副走査方向の射影ヒストグラムを用いて白領域を抽出す
る理由については、第1の実施例と同様である。なお、
この発明は上記実施例に限定されるものではなく、発明
の要旨を変えない範囲において種々変形実施可能なこと
は勿論である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、縦
方向に分割したブロックごとに、印刷物Pの矩形模様な
どの濃い模様領域を基準にして、横方向及び縦方向の射
影処理を用いて、印刷物Pの抽出したい領域を抽出する
ことで、印刷物Pの搬送ムラや傾きや横ずれによる影響
を低減することが可能となり、印刷物Pの上下左右の端
を基準にそこからの距離のみで抽出したい領域を抽出す
る従来の方法に比べて、高精度に抽出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施例に係る領域抽出シ
ステムの構成を示すブロック図。
【図2】図2は本発明の第1の実施例に係る領域抽出部
での処理方法を示すフローチャー卜。
【図3】図3は図1画像入力部の構成を示す図。
【図4】図4は印刷物画像の例を示す図。
【図5】図5は画像入力部における印刷物の背景の構成
を示す図。
【図6】図6は印刷物から抽出する領域の例を示す図。
【図7】図7は画像データ上の印刷物の左角を示す図。
【図8】図8は画像データから印刷物の左角を探索する
方法を示す図。
【図9】図9は画像データから横方向の射影ヒストグラ
ムを算出する処理を説明するための図。
【図10】図10はあるブロックの横方向の射影ヒスト
グラムの例を示す図。
【図11】図11はあるブロック内での縦方向の射影ヒ
ストグラムの例を示す図。
【図12】図12は画像データ上のノイズを示す図。
【図13】図13は画像データ上の縦方向の射影ヒスト
グラムを算出する処理を説明するための図。
【図14】図14は本発明の第2の実施例に係る領域抽
出システムの構成を示すブロック図。
【図15】図15は本発明の第2の実施例に係る横方向
の射影ヒストグラムを算出する処理を説明するための
図。
【図16】図16は本発明の第3の実施例に係る領域抽
出システムの構成を示すブロック図。
【図17】図17は本発明の第3の実施例に係る横方向
の射影ヒストグラムを算出する処理を説明するための
図。
【図18】図18は本発明の第4の実施例に係る領域抽
出システムの構成を示すブロツク図。
【図19】図19は本発明の第4の実施例に係る横方向
の射影ヒストグラムを算出する処理を説明するための
図。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象となる印刷物の特定領域を抽出する
    方法において、 前記印刷物の画像データを入力する画像入力ステップ
    と、 前記画像入力ステップで得られた画像データをもとに、
    特定の主走査幅を持った複数のブロックを算出するブロ
    ック算出ステップと、 前記ブロック算出ステップより得られたブロックごとに
    主走査方向の射影ヒストグラムを算出する射影ヒストグ
    ラム算出ステップと、 前記射影ヒストグラム算出ステップより得られた射影ヒ
    ストグラムを用いて前記特定領域を抽出する領域抽出ス
    テップ、とを具備したことを特徴とする領域抽出方法。
  2. 【請求項2】 対象となる印刷物の特定領域を抽出する
    方法において、 前記印刷物の画像データを入力する画像入力ステップ
    と、 前記画像入力ステップで得られた画像データをもとに、
    特定の主走査幅を持ったブロックをブロックごとにオー
    パーラップするように算出するオーバーラップブロック
    算出ステップと、 前記オーパーラップブロック算出ステップより得られた
    ブロックごとに主走査方向の射影ヒストグフムを算出す
    る射影ヒストダラム算出ステップと、 前記射影ヒストグラム算出ステップより得られた射影ヒ
    ストグラムを用いて前記特定領域を抽出する領域抽出ス
    テップ、とを具備したことを持徴とする領域抽出方法。
  3. 【請求項3】 対象となる印刷物の特定領域を抽出する
    方法において、 前記印刷物の画像データを入力する画像入力ステップ
    と、 予め分かっている模様の主走査幅を辞書として登録する
    主走査幅記億ステップと、 前記画像入力ステップで得られた画像データをもとに、
    前記主走査幅記億ステップにより予め分かっている模様
    の主走査幅に合わせたブロックを算出する可変ブロック
    算出ステップと、 前記可変ブロック算出ステップより得られたブロックご
    とに主走査方向の射影ヒストグラムを算出する射影ヒス
    トグラム算出ステップと、 前記射影ヒストグラム算出ステップより得られた射影ヒ
    ストグラムを用いて前記特定領域を抽出する領域抽出ス
    テップ、とを具備したことを特徴とする領域抽出方法。
  4. 【請求項4】 対象となる印刷物の特定領域を抽出する
    方法において、 前記印刷物の画像データを入力する画像入力ステップ
    と、 前記画像入力ステップで得られた画像データをもとに、
    ある特定の主走査幅を持ったブロックを算出するブロッ
    ク算出ステップと、 予め分かっている模様の主走査幅を辞書として登録する
    主走査幅記億ステップと、 前記主走査幅記億ステップより、ある特定のブロック
    は、前記ブロック算出ステップより得られたブロックご
    とに、主走査方向の射影ヒストグラムを算出し、別のブ
    ロックでは、前記ブロック算出ステップより得られたブ
    ロックを、そのブロックに存在する模様の主走査幅に合
    わせたブロックに細分割し、主走査方向の射影ヒストグ
    ラムを算出する射影ヒストグラム算出ステップと、 前記射影ヒストグラム算出ステップより得られた射影ヒ
    ストグラムを用いて前記特定領域を抽出する領域抽出ス
    テップ、とを具備したことを特徴とする領域抽出方法。
  5. 【請求項5】 前記ブロック算出ステップは、前記画像
    入力ステップで得られた画像データを2値化し、黒画素
    及び白画素を区別する2値化ステップを含むことを特徴
    とする請求項1乃至4内の1項に記載の領域抽出方法。
  6. 【請求項6】 射影ヒストグラム算出ステップは、白画
    素と黒画素が混在する領域について、更に副走査方向の
    射影ヒストグラムを算出する副走査方向射影ヒストグラ
    ム算出ステップを含み、 前記領域抽出ステップは前記副走査方向の射影ヒストグ
    ラムを用いて前記特定領域を抽出するステップを含むこ
    とを特徴とする請求項5記載の領域抽出方法。
  7. 【請求項7】 前記領域抽出ステップは、前記射影ヒス
    トグラム内の白画素と黒画素が混在する領域について、
    黒画素の画素数が所定値以下の領域を前記特定領域とし
    て抽出するステップを含むことを特徴とする請求項5記
    載の領域抽出方法。
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