JPH1098862A - ディスク駆動モータ - Google Patents

ディスク駆動モータ

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JPH1098862A
JPH1098862A JP25141696A JP25141696A JPH1098862A JP H1098862 A JPH1098862 A JP H1098862A JP 25141696 A JP25141696 A JP 25141696A JP 25141696 A JP25141696 A JP 25141696A JP H1098862 A JPH1098862 A JP H1098862A
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motor
disk drive
disk
motor frame
bracket
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JP25141696A
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Shoichi Saito
尚一 斉藤
Hiromichi Sakano
博通 坂野
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Brushless Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ本体部で発生する振動や騒音を減衰、
吸収して、ディスクへの信号の書き込み・読み出しエラ
ーをなくした、ディスク駆動モータを提供する。 【解決手段】 ディスクのディスク本体部への着脱に応
じて、回転軸方向に移動するディスク駆動モータにおい
て、前記移動のためディスク本体部の部材と係合するガ
イド部材等の部材を、モールド材でモータフレームに一
体成形することにより、モータ本体部で発生する振動や
騒音を前記モールド材が剛性が低い特性を利用して、前
記成形部材で減衰、吸収させて、振動によるディスクを
介した信号の書き込み・読み出しエラーを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光磁気ディスクドラ
イブ装置に用いられるディスク駆動モータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディスク駆動モータは、ディスク
ドライブ本体部と一体化され、ディスクドライブ装置を
構成し、ディスクドライブ本体部の部材と組み合わせ
て、ディスクに対して回転軸方向に移動可能な構造をし
ており、ディスクを収納したマガジンがディスク本体部
に装着されると、ディスクをクランプし回転させるため
ディスククランプ位置に移動し、マガジンを取り出す際
はマガジンと干渉しない位置に移動する。上記構成で
は、マガジンの着脱に対してディスク駆動モータが移動
するので、マガジンをディスク駆動モータに対して移動
するディスクドライブ装置と比較してその装置を薄型化
することができる。
【0003】このようなディスク駆動モータはディスク
を回転するモータ本体部と、モータ本体部を取り付け、
ディスク本体部の部材と組み合わせ、前記移動に際し、
モータ本体部をガイドし位置決めする複数の部材(以
下、ガイド位置決め部材と称す)を有するモータフレー
ムとから構成されている。従来のディスク駆動モータに
おいては、モータ本体部はフランジ部をビス等でモータ
フレームに固定されており、複数のガイド位置決め部材
は例えばガイドピン、ガイド孔、位置決め基準面部材等
であり、これらの部材は金属で製作され、モータフレー
ムの所定の位置に1個1個別々にカシメ等により固着さ
れている。また、モータ本体部に含まれるブラケットは
モータフレーム上にカシメにより固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般にディスク駆動モ
ータは小型化、低コスト化が要求される。ディスク駆動
モータはモータ本体部の界磁マグネットの発生する磁束
とステータに供給される電流によりトルクを発生して回
転し、その回転はディスククランプ面にクランプされた
ディスクに伝えられディスクを回転させ、そのディスク
を介して信号の書き込みや読み出しがなされる。
【0005】ディスク駆動モータを小型化させるために
は、体積が小さくても大きな磁束を発生する異方性マグ
ネットが採用されている。異方性マグネットは小型でも
対向するステータとの間のギャップに十分な磁束を発生
するが、ギャップにおける磁束密度分布を正弦波状にす
ることが困難である。これは異方性マグネットがその強
力な異方性のため、正弦波着磁が困難なことによる。ギ
ャップにおける磁束密度分布が正弦波状でないと、その
高調波成分により、モータ本体部に振動を発生し、また
振動に伴う騒音を発生させる。また、ステータに通電す
る電流も正弦波状でないと、その高調波成分により振動
を発生し、同時に騒音を発生させる。ステータに正弦波
状の電流を供給することは技術的に可能であるが、正弦
波発生装置等が必要となりディスク駆動モータ用回路が
高価になってしまう。
【0006】このように、ディスク駆動モータとディス
ク駆動モータ用回路を小型、低価格化すると、モータ本
体部に振動が発生すると言う問題点がある。ディスクド
ライブ装置はモータ本体部で発生する振動がディスクに
伝達されると書き込み・読み取りエラーを起こす。従来
のディスク駆動モータはモータ本体部の振動がリジッド
な金属製一枚板であるモータフレームに伝達され、伝達
された振動はリジッドな金属製のガイド位置決め部材に
伝達される。ガイド位置決め部材はやはり金属製でリジ
ッドなディスクドライブ本体部の部材と組み合わされて
いるので、振動がディスクドライブ本体部にそのまま伝
達され、マガジンが挿入されたとき、マガジンにも振動
が伝わり、上記書き込み・読み出しエラーを発生すると
いう問題点がある。
【0007】また、モータ本体部の振動がリジッドな金
属製の部材の組み合わせにそのまま伝わるので、騒音が
大きくなるという問題点もある。更に、複数のガイド位
置決め部材は金属製で別々に作られるのでコストが高く
なり、また一個一個モータフレームの所定の位置に組み
立てられるので、組立工数を大きくなり、部材自身の寸
法誤差や個々の組立に伴う取り付け誤差が積算され寸法
精度が低下するという問題点もある。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、小型であって、モータ本体部で発生した振動が
減衰及び吸収され、ディスクドライブ装置における信号
の書き込み・読み出しエラーをなくし、更に組立工数や
部材点数を少なくして低価格であり、かつ寸法精度のよ
いディスク駆動モータを提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1のディスク駆動
モータは、ディスクドライブ本体部と一体となってディ
スクドライブ装置を構成し、ディスクを収納したマガジ
ンの前記ディスクドライブ本体部への着脱に応じて、デ
ィスククランプ位置あるいはマガジンと干渉しない位置
まで回転軸の方向に移動するディスク駆動モータにおい
て、モータフレームと、前記モータフレーム上に設けら
れ、前記モータフレームに固着されているブラケット
と、一体となって回転する、前記ブラケットに軸受けを
介して回転自在に支持されている回転軸と、ディスクク
ランプ面と、界磁マグネットを含むロータと、前記界磁
マグネツットとギャプを挟んで対向する位置に設けられ
ているステータとを具備しているモータ本体部と、前記
移動の際、前記ディスクドライブ本体部の一部と組み合
わされ、前記モータ本体部をガイドし、回転軸方向に移
動させるガイド部材と、ディスククランプ位置で前記マ
ガジンの位置決めをする位置決め部材とを具備し、前記
ガイド部材と前記位置決め部材の一部もしくは全部が前
記モータフレームにモールド材で一体的に成形されてい
るか、若しくは一体成形により固定されていることを特
徴とする。
【0010】請求項2のディスク駆動モータは、前記ガ
イド部材がピン状若しくはカム状の第1のガイド部材と
孔状の第2のガイド部材であり、前記位置決め部材が凸
状のマガジン位置決め部材であることを特徴とする。請
求項3のディスク駆動モータは、前記ブラケットがブラ
ケット固定部となるモールド材で前記モータフレームに
一体的に成形されていることを特徴とする。
【0011】請求項4のディスク駆動モータは、前記ブ
ラケット固定部に成形収縮の圧力制御用溝あるいは孔を
設けていることを特徴とする。請求項5のディスク駆動
モータは、前記ブラケットが前記モタフレームに一体成
形される際、前記モータフレームに対する固着力を高め
るため、前記ブラケットのフランジ部に勾配を設けてい
ることを特徴とする。
【0012】請求項6のディスク駆動モータは、前記ス
テータを、前記モータフレーム上にモールド材で成形さ
れたリング部材上に固定していることを特徴とする。請
求項7のディスク駆動モータは、ディスクドライブ本体
部と一体となってディスクドライブ装置を構成し、ディ
スクを収納したマガジンの前記ディスクドライブ本体部
への着脱に応じて、ディスククランプ位置あるいはマガ
ジンと干渉しない位置まで回転軸の方向に移動するディ
スク駆動モータにおいて、モータフレームと、前記モー
タフレーム上に設けられ、前記モータフレームに固着さ
れているブラケットと、一体となって回転する、前記ブ
ラケットに軸受けを介して回転自在に支持されている回
転軸と、ディスククランプ面と、界磁マグネットを含む
ロータと、前記界磁マグネツットとギャプを挟んで対向
する位置に設けられているステータとを具備しているモ
ータ本体部と、前記モータフレーム上でモータ本体部の
外側の複数箇所に、モールド材で前記モータフレームと
一体的に成形された凸状の基準面部材であって、ディス
ククランプ時に、その基準面が前記ディスクドライブ本
体部に当接して、前記ディスククランプ面を前記ディス
クに対して回転軸方向に位置決めする基準面部材とを具
備していることを特徴とする。
【0013】請求項8のディスク駆動モータは前記基準
面部材のディスクドライブ本体部への当接面である基準
面の面積が0.6mm2 〜6.5mm2 であることを特
徴とする。請求項9のディスク駆動モータは、ディスク
ドライブ本体部と一体となってディスクドライブ装置を
構成し、ディスクを収納したマガジンの前記ディスクド
ライブ本体部への着脱に応じて、ディスククランプ位置
あるいはマガジンと干渉しない位置まで回転軸の方向に
移動するディスク駆動モータにおいて、モータフレーム
と、前記モータフレーム上に設けられ、前記モータフレ
ームに固着されているブラケットと、一体となって回転
する、前記ブラケットに軸受けを介して回転自在に支持
されている回転軸と、ディスククランプ面と、界磁マグ
ネットを含むロータと、前記界磁マグネットとギャプを
挟んで対向する位置に設けられているステータとを有す
るモータ本体部と、前記モータフレームの前記ブラケッ
トが取り付けられている部分の外側に長孔が設けられて
いることをを特徴とする。
【0014】請求項10のディスク駆動モータは、前記
長孔がモールド材で充填されていることを特徴とする。
請求項1の発明において、モータ本体部をガイドし、回
転軸方向に移動させる部材とディスククランプ位置でマ
ガジンの位置決めを行う位置決め部材(以下、これらの
部材を総称してガイド位置決め部材と称する)がモータ
フレーム上に1度に位置決めされ、モールド材で一体成
形される。各部材は複数であり、従って、部品点数も多
く、位置決め場所もモータフレーム上の多数点となり、
多数の位置決めを精度よく行う必要がある。また、各部
材の形状もディスクドライブ本体部の部材と正確に組み
合わせて、モータ本体部の位置決め精度を上げるため、
その寸法精度も厳しく抑える必要がある。
【0015】本発明によれば、各部材を成形する成形金
型を精度よく製作しておけば、多数の部材の位置が1回
の成形で正確に決められ、形状寸法精度も確保される。
本発明のガイド位置決め部材はモータフレームに対して
いわゆるアウトサート成形によりモールド材で形成され
るので、一部の部品を除き、予め部品を用意する必要が
なく、従って部品点数を大幅に減らすことができる。ま
た、各部材を個々に取り付けるのでなく、1回の成形に
よって、一度に各部材を形成できるので、工数を大幅に
短縮できる。また、各部材は同一の成形金型によりモー
ルド成形により形成され、あるいは固定されるので、製
品間の寸法のバラツキはほとんどない。
【0016】本発明のガイド位置決め部材はモールド材
で、モーターフレーム上に形成されるか、もしくはアウ
トサートの際、モールド材でモータフレーム上に固定さ
れる。従って、モータ本体部で発生した振動はモータフ
レームに伝わるが、ディスクドライブ本体部と組み合わ
される前記ガイド位置決め部材が、金属と比較して可撓
性のある剛性の低いモールド材で形成されるか、もしく
はモールド材でモータフレームに固定されているので、
これらの部材を経てディスクドライブ本体部に伝わる際
大幅に減衰される。従ってモータ本体部で発生した振動
は、ディスクドライブ本体部に影響を与えず、ディスク
ドライブ装置におけるディスクを介した信号の書き込み
・読み出しエラーをなくし、また騒音も低く抑えること
ができる。
【0017】請求項2の発明において、モータ本体部を
ガイドし、回転軸方向に移動させる部材がピン状若しく
はカム状の第1のガイド部材と孔状の第2のガイド部材
から構成されている。第1のガイド部材がピン状の場
合、ピンはモータフレーム上にモールド材で成形により
固定され、ディスクドライブ本体部に設けられたカム状
の部材と係合し、モータ本体部をガイドし移動させる。
通常ピン状の部材とカム状の部材は複数組設けられる
が、ピン状の部材がいずれも可撓性のある剛性の低いモ
ールド材でモータフレームに固定されているので、モー
タ本体部で発生する振動はモータフレームに伝わるが、
ピンを固定しているモールド材の部分で振動が大幅に減
衰され、ディスクドライブ本体部に影響を与えない。カ
ムとピンの係合関係が保たれれば、それぞれの部材を設
ける場所を逆にしても同じガイドの機能は維持される。
即ち、ディスクドライブ本体部にピンを設け、モータフ
レーム上にカムをモールド成形により形成してもよい。
この場合においても、カムがモールド材であるので、振
動は減衰され、振動の影響がディスクドライブ本体部に
及ぶことはない。
【0018】第2のガイド部材は孔状で、モータフレー
ム上にモールド材で一体成形により形成される。第2の
ガイド部材の孔にはディスクドライブ本体部の部材が係
合している。ディスク駆動モータの移動時は、第2のガ
イド部材がディスクドライブ本体部の部材とスライドす
ることにより、モータ本体部をガイドする。第2のガイ
ド部材は複数設けることにより、ディスク駆動モータ移
動時、モータ本体部が回転するのを防止する。また、第
2のガイド部材は前記ディスクドライブ本体部の部材に
対してスライドする際、材質がモールド材なので、摩擦
抵抗が低く、滑らかなガイドができる。
【0019】ディスクを収納したマガジンがディスクド
ライブ本体部に装着されたとき、そのマガジン位置決め
する部材もモータフレーム上にモールド材の一体成形に
より設けることができる。ディスク駆動モータがディス
ククランプ位置にあるときマガジン位置決め部材の凸部
がマガジンの位置決め用凹部に当接しマガジンをディス
クドライブ本体部内で位置決めする。マガジン位置決め
部材も可撓性のあるモールド材で形成されているため、
振動の伝達抵抗が大きく、マガジンに振動の影響が及ぶ
ことはない。前記の如く第1のガイド部材も第2のガイ
ド部材もマガジン位置決め部材も振動を減衰する作用を
する結果、振動に伴う騒音も低く抑えることができる。
また、これらの部材は1回の成形で同時に作られること
から、組立工数や部材費も極めて低くすることができ
る。
【0020】請求項3の発明において、ブラケットはモ
ールド材の成形によりモータフレームに固着される。モ
ールド材の一体成形により、短時間にブラケットをモー
タフレームに固着でき、カシメの工程を必要としないた
め、工数を低減できる。また、カシメでブラケットをモ
ータフレームに固着するためには精密な治具が必要とな
るが、モールド成形では不要である。従って、製造コス
トを低減できる。
【0021】また、ブラケットは軸受けを介して、回転
軸とそれと一体化されているディスククランプ面を回転
自在に支持している。従って、ディスククランプ面のフ
レを小さくするためには、ブラケットをモータフレーム
に固着する際、高精度の垂直度が要求される。本発明で
はモールド成形によりブラケットをモータフレームに固
定するので、成形金型を高精度に製作しておけば、必要
な垂直度が再現性よく得られる。
【0022】請求項4の発明において、ブラケットをモ
ータフレームに固着する際、ブラケット固定部のモール
ド材が収縮するが、収縮に伴う圧力は圧力制御用溝もし
くは孔を通じて成形金型の方で受けるので、ブラケット
に不要な圧力がかかることなく、ブラケットの部品精度
を損なうことがない。請求項5の発明において、モータ
フレーム上にモールド成形で固着されるブラケットのフ
ランジ部に勾配を設けることにより、モールド材が収縮
する際の圧力をブラケットの勾配部で受け、ブラケット
の径方向に向かう圧力がブラケットをモータフレームに
押しつける軸方向の圧力に変換されるので、ブラケット
とモータフレームとの密着度が高まり、ブラケットの垂
直度の精度が向上し、ブラケットの径方向の歪を抑える
ことができる。。
【0023】請求項6の発明において、ステータをモー
タフレーム上に成形により形成されたモールド材からな
るリング状部材の上に固定する。リング状部材はモール
ド成形によりその高さを精度よく保つことができるの
で、その上に固定されるステータ面と対向する界磁マグ
ネットとの間のエアギャップの寸法を精度よくすること
ができる。また、ステータは金属に比べて可撓性のある
リング状部材の上に固定されるため、ステータの振動が
モータフレームに伝わる際、その大きさが減衰され、従
ってディスクドライブ本体部への振動の影響をなくす
る。
【0024】請求項7の発明において、ディスククラン
プ時にディスククランプ面をディスクに対してディスク
駆動モータの回転軸方向に位置決めする基準面となる凸
状の基準面部材をモールド材でモータフレームに一体成
形する。前記ディスククランプ面の位置決めの際は、基
準面部材の基準面がディスクドライブ本体部に当接され
る。従って基準面部材を挟んでモータフレームとディス
クドライブ本体部が当接することになる。基準面部材は
前記の如くモールド材で製作されているので、振動の伝
達抵抗が大きい。従って、モータ本体部で発生した振動
はモータフレームに伝わるが、基準面部材で減衰され、
ディスクドライブ本体部のへの振動の影響を防止する。
また、振動が減衰されることにより、騒音も低く抑えら
れる。
【0025】複数の基準面部材の高さは成形金型の精度
を上げることにより、正確に同一高さとすることができ
るので、モータフレームとその上に組み立てられるモー
タ本体部のディスククランプ面とディスクドライブ本体
部との平行度は高精度に維持され、従ってディスクドラ
イブ本体部に挿入されるマガジン内のディスクとディス
ククランプ面の平行度も高精度となり、ディスククラン
プが正確に行われる。また、基準面部材は前記ガイド位
置決め部材等と同時にモールド成形により形成されるの
で、部品点数や工数の増加とはならない。
【0026】請求項8の発明において、前記基準面部材
のディスクドライブ本体部との当接面の面積を0.6m
2 〜6.5mm2 としている。当接面の面積が0.6
mm 2 未満であると、ディスク着脱による摩耗のため、
ディスクとディスククランプ面との平行度を高精度に保
つことが困難となり、当接面の面積が6.5mm2 を超
えるとモールド材であっても基準面部材による振動減衰
効果が低下するからである。従って、当接面の面積が前
記範囲であれば、平行度の精度と振動減衰効果を適正に
維持できる。
【0027】請求項9の発明において、モータフレーム
のブラケットを取り付けた部分の外側に長孔を設けるこ
とにより、モータフレームの剛性を下げ、振動の伝達抵
抗を大きくし、モータ本体部で発生した振動を前記長孔
で減衰させて、ディスクドライブ本体部に伝わることを
防止する。特に、書き込みや読みだしエラーを生ずるよ
うな周波数帯域での振動がディスクドライブ本体部に伝
わることを防止する。長孔はモータフレームの強度を損
なわない範囲で複数設けてかまわない。複数の長孔を設
けることでモータフレームの剛性を更に下げ、剛性を下
げることにより、振動のエネルギーを熱エネルギーに変
換し、振動を吸収することができる。長孔を設ける位置
はブラケットの取り付け部分の外側であればよいが、特
に、基準面部材間若しくは基準面部材とブラケット間に
設ければより効果的である。このようにして、ディスク
本体部への振動伝達を防止することに伴い、騒音も低く
抑えることができる。
【0028】請求項10の発明において、前記長孔をモ
ールド材で充填することにより、振動の伝達やそれに伴
う騒音の防止がより効果的にできる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の詳細な実施形態として
は、一般的な光磁気ディスクドライブ装置に本発明を応
用したものの例について説明を行う。その光磁気ディス
クドライブ装置とは、記録媒体である光磁気ディスクを
収納したマガジンを装着する機構を有するとともにディ
スクの情報を読み取るための光学系を有するディスクド
ライブ本体部と、ディスクドライブ本体部に装着された
マガジン内の光磁気ディスクを回転駆動するためのディ
スク駆動モーターと、マガジンをディスクドライブ本体
部に装着する際にマガジンに作用する力を利用してディ
スク駆動モーターをマガジンに接近させる働きを有する
ディスク駆動モーター移動機構と、より構成されるもの
であるが、本発明は、光磁気ディスクドライブ装置を構
成するディスク駆動モーターに関する発明であるため、
ディスク駆動モーターの構成と、ディスクドライブ本体
部の内の光学系を除いた構成、具体的にはディスク駆動
モーターと機械的に接続しているディスクドライブ本体
部の一部の構成以外についての図示による説明は省略す
る。
【0030】(実施の形態1)図1乃至図12を参照し
て実施の形態1を説明する。図1は本実施の形態におけ
るディスク駆動モータ1及びディスクドライブ本体部の
一部を正面(マガジン5が挿入される側と反対方向)よ
り見た一部断面図であってマガジン5が装着されていな
い状態(非装着時)を示す図(他の部材との関係上、マ
ガジン5が装着された位置を2点鎖線で図示してあ
る)、図2は図1の右側面図、図3は本実施の形態にお
けるディスク駆動モータ1及びディスクドライブ本体部
の一部を正面より見た一部断面図であってマガジン5が
装着されている状態(装着時)を示す図、図4は図3の
右側面図、図5はディスク駆動モータ1の平面図、図6
はモータ本体部の断面図、図7はモータフレームの断面
図、図8は図7のB−B断面図、図9は図7の右側面
図、図10は図7のC−C断面図、図11は図7のD−
D断面図、図12は第2のガイド部材の詳細を示す拡大
図である。
【0031】図1に示す通り、本実施の形態におけるデ
ィスク駆動モータ1は、図示省略したディスク駆動モー
タ移動機構により上下動自在となるよう、ディスクドラ
イブ本体部を構成するシャーシ4及びスライド板10
(両者共に2点鎖線にて図示。)の下方に配置されてい
る。ディスク駆動モーター1を構成する各部材は全て鋼
板製の単板からなるモータフレーム3に配置されている
のであるが、その中でも中心となるのはモータフレーム
3上に組み立てられたモータ本体部2である。
【0032】このモータ本体部2の上部には、マガジン
5内に収納された光磁気ディスク6を磁力にて吸引して
クランプするためのディスククランプ面16がマガジン
5を装着する金属製のシャーシ4と平行に設けられてい
る。シャーシ4の下面には金属製のスライド板10がシ
ャーシ4の下面に対して平行に、かつ、紙面に対して垂
直方向にスライド可能となるように取り付けられてお
り、このスライド板10には、プレス加工により垂直に
曲げられことでディスク駆動モータ1側に延びているス
ライドカム7a、7bが一体化して設けられているとと
もに、スライドカム7aの紙面に対して奥側にはスライ
ドカム7c(図示省略)が、スライドカム7aの紙面に
対して奥側にはスライドカム7d(図示省略)が同様に
一体化して設けられている。
【0033】これらスライドカム7a、7b、7c、7
dの形状は全て同一であり、スライドカム7aを例にと
ると、図2に示す通り、シャーシ4に対して傾斜してい
る斜面部とシャーシ4に対して平行な平行部とからなる
カム面7a1を有しており、その他の各スライドカム7
b、7c、7dにもカム面7a1と同様のカム面7b
1、7c1、7d1(夫々図示省略)が設けられている
とともに、これらスライドカム7a〜7dを含むスライ
ド板10は、図示省略したバネによって、矢印と反対方
向に付勢されている。
【0034】また、上記カム面7a1は、モータフレー
ム3上に設けられた第1のガイド部材であるステンレス
製のガイドピン11aと係合しており、その他のカム面
7b1、7c1、7d1には、夫々にガイドピン11
b、11c、11dが係合している。これらガイドピン
11a〜11dの配置については図5に示す通りであ
り、これらガイドピン11a〜11dの配置に合わせて
上記スライドカム7a、7b、7c、7dがスライド板
10に配置、形成されている。
【0035】次に、これらガイドピン11a〜11dを
モータフレーム3上に固定する構造について説明する。
ガイドピン11a〜11dの固定構造は全て同一であ
り、ガイドピン11bを例にとると、図8に示す通り、
ガイドピン11bは、モータフレーム3とは直接接する
ことなく、モールド材であるポリアセタール樹脂を材料
とするアウトサート成形により形成されたガイドピン固
定部12bを介してモータフレーム3に固定されてお
り、その他のガイドピン11a、11c、11dも、図
5に示す通り、ガイドピン固定部12a、12c、12
dにより同様にモータフレーム3に固定されている。
【0036】これらガイドピン固定部12a、12b、
12c、12d及びガイドピン11b、11c、11d
は請求項1、2に示したガイド部材である第1のガイド
部材を構成するものであり、モータフレーム3の2箇所
の角部(下側左右)には、これら第1のガイド部材と共
にガイド部材として働く第2のガイド部材13a、13
bが形成されている。
【0037】第2のガイド部材13a、13bはアウト
サート成形によりモータフレーム3と一体化するよう形
成されており、これらの構造については、左右対称であ
る以外は双方共に同一であるため、一方の第2のガイド
部材13aを例に、図12を用いて説明する。図12に
示す通り、第2のガイド部材13aは、プレス等の機械
加工によりモータフレーム3の角部に設けられた切り欠
き13a3、13a4、及び、孔13a2(夫々図12
中において破線で図示)を覆うように、かつ、成形金型
のピンにより孔13a2と同軸に孔13a2より小さめ
の貫通孔であるガイド孔13a1を成形金型のピンによ
り貫通孔として形成するよう、アウトサート成形により
樹脂を充填して形成されたものであり、ガイド孔13a
1は、図1にて図示のシャーシ4に垂直方向に延びて固
着された金属製の支柱8aがスライドするため、ガイド
孔13a1の寸法は、支柱8aががたつき無くスライド
可能な寸法に仕上げられている。
【0038】この構成によると、金属製の支柱8aが樹
脂製ガイド孔13a1の内径部に形成された中空のスラ
イド面をスライドするので、その摩擦抵抗が低く抑えら
れるとともに、アウトサート成形により一体とした孔1
3a2、及び、切り欠き13a3、13a4に充填され
た樹脂は、第2のガイド部材13aの補強部として働
く。
【0039】尚、もう一方の第2のガイド部材13bも
同様の構造となっており、第2のガイド部材13bのガ
イド孔13b2(図示省略)には、支柱8aと同様にシ
ャーシ4に固着された金属製の支柱8bがスライドする
ことになる。ところで、図2に示す通り、第2のガイド
部材13aはシャーシ4と離れた位置で支柱8aと係合
している。
【0040】また、図3は装着時の支柱8a等とガイド
部材13a等との位置関係を示し、ガイド部材13a等
は支柱8a等に対してスライドしてシャーシ4の方向に
垂直に移動し、シャーシ4に接近した所定の位置で停止
している。図4も同様に、装着時に、ガイド部材13a
が支柱8aとのスライドを終了してシャーシ4に接近し
た位置に停止している状態を示す。
【0041】上記第2のガイド部材13a等の支柱8a
等に対するスライド移動は、第1のガイド部材であるガ
イドピン11a等のスライドカム7a等との係合による
移動に伴い同時になされ、これらのガイド部材の移動が
これらのガイド部材が取り付けられているモータフレー
ム3をディスクドライブ本体部のシャーシ4の方向に垂
直な方向、即ち回転軸方向に移動させるので、従ってモ
ータフレーム3上のモータ本体部2のディスククランプ
面16を前記の如くマガジンと干渉しない位置からディ
スククランプ位置に移動させることになる。
【0042】尚、ディスククランプ面16の移動は第1
のガイド部材11a等と第2のガイド部材13a等のガ
イド作用により、左右前後にフレたり傾いたり回転した
りすることなく、シャーシ4とシャーシ4上に装着され
るマガジン5内のディスク6と平行な状態を保ちつつな
される。図1において、シャーシ4上に金属製のディス
クドライブ本体部のモータ当接面9a、9bがシャーシ
4と一体に設けられている。
【0043】モータフレーム3上で、モータ当接面9
a、9bに対向する位置に、円筒状の基準面部材15
a、15bがポリアセタール樹脂のアウトサート成形に
よりモータフレーム3上に形成されている。装着時は図
3に示すように、モータ当接面9a、9bが基準面部材
15a、15bと当接しモータ本体部2のディスク6に
対する位置決めがなされる。
【0044】即ち、ディスク6を収納したマガジン5が
ディスクドライブ本体部のシャーシ4内に装着される
と、モータ本体部2のディスククランプ面16がマガジ
ン内のディスク6と当接するような寸法にモータ当接面
9a等と基準面部材15a等の寸法が決められている。
更に、図示されていないが、ディスク6の下面中央付近
には、磁性体よりなるヨークが設けられており、後述す
るモータ本体部2の界磁マグネット28により吸引さ
れ、モータクランプ面16の図示しない凹部に入り込
み、よってディスク6とディスククランプ面16が密接
する。
【0045】前記吸引力が強すぎたり、弱すぎたりする
と、モータ本体部2のディスククランプが適正になされ
ないが、モータ当接面9a等と基準面部材15a等は前
記吸引力が適正に動作するようにディスク6とモータ本
体部2との位置決めを行う役割を果たしており、円滑な
ディスククランプがなされる。なお、図示されていない
が、もう1つのモータ当接面9cがシャーシ4と一体に
設けられており、それに対応する基準面部材15cが後
述するようにモータフレーム上に設けられており、結局
3箇所で前記位置決めがなされることになる。
【0046】図1の方向から見て、モータフレーム3の
両端には、マガジンの位置決めを行う位置決め部材であ
る円筒状かつ凸状のマガジンガイド部材14a、14b
が第2のガイド部材13a等と同様、ポリアセタール樹
脂のアウトサート成形により形成され、モータフレーム
3上に固定されている。マガジンガイド部材14a、1
4bは、装着時、図3乃至図4に示すように、図示しな
いシャーシ4の孔を通り、マガジン5内に設けられた位
置決め孔に当接する。従って、モータドライブ本体部の
シャーシ4内に挿入されるマガジン5はシャーシ4と平
行な方向でマガジンガイド部材14a、14bによりガ
イドされ、挿入方向での位置決めがなされる。
【0047】図2および図4において、符号17で示す
のはマガジン5の装着の有無を検出する凸状のマガジン
検出スイッチである。マガジン5が装着されていない図
2の位置では、マガジン検出スイッチ17はシャーシの
下にあり、オフの状態であるが、図4のマガジン5がデ
ィスク本体部に装着された状態では、マガジン5の壁に
よりマガジン検出スイッチ17が押されてオンになり、
その信号が図示しない制御回路に入力されることによ
り、ディスク駆動モータ1のモータ本体部2に通電可能
な状態にされ、後述するモータ本体部2のロータが回転
を開始可能となる。従って、マガジン5が装着され、前
記の如くディスク6がモータクランプ面16にクランプ
され位置決めがなされると同時に、前記ロータが回転可
能な状態とされ、読み出しまたは書き込み指令により、
実際の回転が開始される。
【0048】図5は本実施の形態におけるディスク駆動
モータ1の平面図である。同図において、モータ本体部
2がモータフレーム3のほぼ中央に配置されており、モ
ータクランプ面16及び回転軸26が図示されている。
図5の方向から見て、モータ本体部2の右側に配置され
ている部材は後述するモータ本体部2のステータである
巻線コイル31やホール素子32a等と外部の図示しな
い制御回路とを電気的に接続するパターンを有するフレ
キシブル基板18であり、モータ本体部2下面まで延び
て固定される他、固定ビス19でモータフレーム3に固
定されている。
【0049】モータフレーム3上には第1のガイド部材
となるガイドピン11a、11b、11c、11dが、
それぞれ図示しない前記ディスクドライブ本体部のスラ
イドカム7a、7b、7c、7dと係合する位置にポリ
アセタール樹脂の成形体のガイドピン固定部12a、1
2b、12c、12dにより固定され、モータフレーム
3端面より突出して配置されている。一方、図示しない
前記スライドカム7a〜7dは、突出したガイドピン1
1a〜11dに係合できるような位置で、前記スライド
板10がプレス曲げ加工されて、双方の寸法が適正化さ
れ、モータ本体部2の移動時のガイドができるように寸
法が決められている。
【0050】マガジンガイド部材14a、14bも装着
時にマガジン5の位置決め孔に当接する位置でモータフ
レーム3上に設けられている。更に、第2のガイド部材
13a、13bも、図示しない前記シャーシ4に固着さ
れた支柱8a、8bと係合する位置でモーターフレーム
3上に設けられている。モータ本体部2の外側には、モ
ータ本体部2を取り囲むように基準面部材15a、15
b、15cが、図示しない前記シャーシ4のモータ当接
面9a、9b、9cに対応する位置でモータフレーム3
上に設けられている。
【0051】モータ本体部2の外側で基準面部材15a
と15cの間及び15bと15cの間には円弧状の貫通
溝である長孔21a、21bがモータフレーム3に対し
て開けられ、ポリアセタール樹脂の成形体により充填さ
れている。ガイドピン11aとガイドピン11bを結ぶ
線は基準面部材15cと基準面部材15a及び基準面部
材15bとを結ぶ線の中間を通っており、かつ基準面部
材15a〜15cを結ぶ円の外側にガイドピン11aと
ガイドピン11bが配置されているので、装着時には3
個の基準面部材15a〜15cの基準面が前記シャーシ
4の3箇所のモータ当接面9a〜9cに均等に当接し、
正確な位置決めができる。
【0052】図6は図5のA−Aより見た断面図であ
る。図6は主としてモータ本体部2の断面を示す。図6
に示すように、ステンレス製のブラケット22がモータ
フレーム3に開けられた孔に装着され、ポリアセタール
樹脂の成形体であるブラケット固定部23により、モー
タフレーム3と垂直となるようにモーターフレーム3に
固着されている。ブラケット22の内面にはボールベア
リグ24、25が接着固定されいる。ボールベアリング
24、25はステンレス製の回転軸26を回転自在に支
持している。
【0053】アルミニュウム製のロータフレーム27が
回転軸26に圧入されており、回転軸26と一体化され
回転される。ロータフレーム27の上面は前記ディスク
クランプ面16となり、また下面にはリング状でネオジ
ウム焼結マグネットからなる界磁マグネット28が接着
されている。界磁マグネット28の外周部には磁性体で
あるメッキ鋼板からなるロータヨーク29が配置され、
界磁マグネット28とロータフレーム27に接着されて
いる。ロータヨーク29は界磁マグネット28の外周面
及び上面の一部を覆って、界磁マグネット28の漏れ磁
束がディスク6に入らないように、界磁マグネット28
をシールドしている。本実施の形態では、回転軸26と
ロータフレーム27とその一部であるディスククランプ
面16と界磁マグネット28とローターヨーク29でロ
ータを構成している。
【0054】界磁マグネット28と回転軸方向で対向す
る位置にリング状の補助ヨーク30が設けられ、モータ
フレーム3上に固定されている。補助ヨーク30は電磁
鋼板からなり、界磁マグネット28で発生された磁束の
磁路となるもので、渦電流損失を軽減するために薄板を
積層して形成してある。補助ヨーク30の上面には絶縁
体で両面粘着剤付きのスペーサ33を挟んでフレキシブ
ル基板18が補助ヨーク30上に固定されている。巻線
コイル31がフレキシブル基板18上に固定され、ギャ
ップを挟んで界磁マグネット28と対向している。巻線
コイル31と同様フレキシブル基板18上には着磁され
た界磁マグネット28の磁極を検出するホール素子32
aが固定されている。図示されていないが、もう一つの
ホール素子32bがフレキシブル基板18上に固定され
ている。
【0055】図7は図5に図示されている部材からモー
タ本体部2とフレキシブル基板18を取り除いたディス
ク駆動モータ1の平面図である。但し、図6に図示され
ているブラケット22は同図に図示されている。図7に
図示されている部材の大部分は図5に図示されている部
材なので、重複した説明を省略して、要部のみ断面図等
を参照しつつ説明する。なお、図7において符号20で
示されているのは前記フレキシブル基板18をモータフ
レーム3に固定するビス穴である。
【0056】図7のB−B方向から見た断面が図8に図
示されている。図8において、右端には凸状のマガジン
ガイド部材14aがモータフレーム3の一部を切り欠い
てポリアセタール樹脂のアウトサート成形により形成さ
れ、モータフレーム3に固着されている。図8に示す樹
脂部分のみでは固着強度が弱いので、図7に示すよう
に、マガジンガイド部材14aの図示した方向からみて
上下でモータフレーム3に長孔の加工がされて、前記ア
ウトサート成形の際、同時に樹脂を充填して、マガジン
ガイド補強部14a1を設け、固着強度を確保してい
る。マガジンガイド部材14bも同様に、マガジンガイ
ド補強部が設けられている。
【0057】図8において、第2のガイド部材13aの
左側にはモータフレーム3の一部に孔を開けて、基準面
部材15aがアウトサート成形によりモータフレーム3
に固着されている。基準面部材15aの左側にはブラケ
ット22がポリアセタール樹脂の成形体であるブラケッ
ト固定部23により、モータフレーム3に固着されてい
る。この部分を拡大した図が図7のC−C方向から見た
断面図である図10である。図10において、ブラケッ
ト22はボールベアリング24、25とボールベアリン
グ24、25により回転自在に支持される回転軸26を
収納するため、中空円筒形状となっており、その下部に
は勾配22aがあるフランジが設けられている。ブラケ
ット22はモータフレーム3に開けられた孔にフランジ
部等で当てつけるように装着され、フランジの周りをア
ウトサート成形により樹脂からなるブラケット固定部2
3で固めて、モーターフレーム3に固着される。図の向
かって右側のブラケット固定部23はモータフレーム3
の一部を切り欠き、その切り欠き部分にも樹脂を充填し
て固着力を強化している。ブラケット固定部には圧力制
御用の溝23aを設け、射出圧力や冷却収縮(成形収
縮)の際発生する大きな圧力の一部を成形金型で受ける
ようにして、ブラケット22の径方向に大きな圧力がか
かり、ブラケッット22が歪むのを防止している。ま
た、ブラケット22のフランジの勾配22aは樹脂の収
縮の際におけるブラケット22の径方向への圧力を軸方
法に変換してブラケット22のモータフレーム3への密
着度を上げることにより、ブラケット22のモータフレ
ーム3に対する垂直度の精度をあげることができるよう
になっている。なお、ブラケット固定部23には圧力制
御用に溝23aを設けたが、溝ではなく孔であっても同
様に、射出圧力や収縮圧力を成形金型で受けて、ブラケ
ットの径方向に圧力が加わることを防止できる。
【0058】図8において、ブラケット22の左側の孔
は図7における長孔21bの断面であり、樹脂が充填さ
れている。図8において、左端に第1のガイド部材であ
るガイドピン11b及びガイドピン固定部12bが図示
されている。モータフレーム3の一部が切り欠かれ、そ
の切り欠き部分とその周囲に樹脂を充填しアウトサート
成形することにより、ガイドピン固定部12bを形成
し、ガイドピン11bをモーターフレーム3に固定す
る。また、図7に示すように、図に向かってガイドピン
固定部12bの上下に1つずつモータフレーム3に孔を
開け樹脂を充填した補強部12b1が設けられている。
補強部12b1の樹脂はモータフレーム3の裏面で固定
部12bの樹脂と一体化され成形されている。従って、
ガイドピン11bは確実にモータフレーム3に固着され
る。他のガイドピン11a、11c,11dも同様にそ
れぞれガイドピン固定部12a、12c、12dにより
モータフレーム3に固着されている。
【0059】図7において、D−D方向から見た断面図
を図11に示す。図11において、モータフレーム3は
プレス加工等により切り欠かれ、切り欠かれた部分に樹
脂が充填され基準面部材15cがアウトサート成形され
ている。15cは上面が基準面となる基準面部材であり
円筒状に成形されており、基準面は直径が2mmで、面
積が約3.14mm2 となるように成形されている。
【0060】15c1及び15c2は基準面部材15c
の補強部であり、モータフレーム3の裏面で基準面部材
15cと一体化され、基準面部材15cを確実にモータ
フレーム固着させる作用をする。同図で符号34で示す
のは基準面部材15cが成形されるときの成形金型のピ
ンゲートを示し、2点鎖線で図示されている。ピンゲー
ト34が補強部15c2の下に設けられているのは、ゲ
ート付近はヒケ等が発生し寸法精度が低下するので、基
準面部材15cから離れた位置に配置し、補強部15c
2からモータフレーム3の下面の溝を経て基準面部材1
5cに樹脂が充填されるようにして、基準面部材15c
にヒケ等の影響が及ぶことを防止し、基準面となる基準
面部材15cの上面のモータードライブ本体部との平行
度や高さ等の寸法精度を確保している。なお、上記の如
く、基準面部材15cの形状を基準面の面積が約3.1
4mm2 の円筒状としたが、凸状で、ディスクドライブ
本体部に当接する基準面の面積が所定の大きさであれ
ば、他の形状でもかまわない。
【0061】図9は図7の右側面図である。ガイドピン
11cの固定部12c、マガジンガイド部材14a、ガ
イドピン11a及びガイドピン固定部12a、ブラケッ
ト22及び第2のガイド部材13aが図示されている。
符号13a3で示される部分はモータフレーム3の切り
欠きに樹脂が充填されて前記第2のガイド部材13aの
補強部となっている部分である。
【0062】上記構成による作用を説明する。本実施の
形態におけるディスク駆動モータ1はいわゆるアキシャ
ルギャップタイプの3相ブラシレスコアレスモータであ
る。トルクを発生する界磁マグネット28とステータで
ある巻線コイル31が回転軸方向即ちアキシャル方向で
対向配置されており、界磁マグネットは12極にその厚
さ方向に着磁され、ステータは9個の巻線コイル31で
構成されており、3相駆動ができるようになっている。
界磁マグネット28の磁極を検出するのはホール素子3
2a、32bの2個で、2相分であるが、もう1相分は
演算処理により検出する。またステータはコアを含まず
コイル巻線31のみである。従って、本実施の形態にお
けるディスク駆動モータ1は上記タイプのモータとな
る。
【0063】次にディスク駆動モータ1のマガジン非装
着時とマガジン装着時の移動の作用を説明する。前記の
如く、マガジン非装着時は図1に示すように、モータ本
体部2の最上面であるディスククランプ面16がマガジ
ン5が装着されるシャーシ4面より待避した位置にある
ので、マガジン5の装着を妨げない。即ちディスク駆動
モータ1がマガジ5と干渉しない位置にある。この状態
は図2において、スライド板10が図示されていないバ
ネによって矢印の方向と反対方向に付勢されているの
で、ガイドピン11a〜11dはスライドカム7a〜7
dのカム面7a1等のシャーシ4と平行な平面部に載置
され、その結果モータ本体部2は回転軸方向でシャーシ
4から最も離れた位置にある。
【0064】マガジン5がシャーシ4に装着されると、
マガジン5を装着する力の向きは、上記ディスク駆動モ
ータ移動機構により逆向きに変換され、これがスライド
板10に伝えられる。つまり、マガジン5をモータ本体
部2に装着(図2において矢印とは反対方向)すると、
スライド板10は、ディスク駆動モータ移動機構により
上記バネの付勢に逆らって図2の矢印方向に押されるの
である。
【0065】この移動に伴い、第1のガイド部材である
ガイドピン11a〜11dはスライドカム7a〜7dの
カム面7a1等の斜面に沿って移動するので、モータフ
レーム3はシャーシ4に回転軸方向で接近して行き、従
って、モータフレーム3上のモータ本体部2も同じ方向
に移動するので、その最上面であるディスククランプ面
16はシャーシ4の孔を通りマガジン5内のディスク面
に接近して、その後図3に示すようにディスク6面に当
接する。このときガイドピン11a〜11dは図4に示
すようにカム面7a1等の斜面の端まで移動している。
【0066】上記ガイドピン11a〜11dの移動と同
時に第2のガイド部材13a、13bも支柱8a、8b
に沿ってスライドする。このとき、支柱8a、8bは金
属製で、これに対応するガイド孔13b1、13b2は
樹脂製であるため、摩擦抵抗は小さく抑えられる。ま
た、第2のガイド部材13a、13bと支柱8a、8b
の係合は、モータ本体部2が移動の際、回転するのを防
止する。上記の如く、第1のガイド部材11a〜11d
と第2のガイド部材13a、13bはそれぞれスライド
カム7a〜7dと支柱8a、8bとに係合して、モータ
本体部2のディスククランプ面16がシャーシー4と平
行に、従って、装着されるマガジン5のディスク6と平
行な状態で、回転軸方向に移動させる役割を果たす。
【0067】ディスククランプ面16がディスク6に当
接している状態では、界磁マグネット28の磁束が図示
せぬディスク6下面中央付近の磁性体よりなるヨークに
達し、前記の如くディスク6を吸引し、ディスク6をデ
ィスククランプ面16に固定、即ちクランプする。この
とき、ディスク駆動モータはディスククランプ位置にあ
る。
【0068】ディスククランプ位置において、ディスク
駆動モータ1は前記マガジン検出スイッチ17により回
転可能な状態とされ、ディスクドライブ装置からの書き
込み若しくは読み出し指令により、ホール素子32a、
32bが界磁マグネット28の磁極を検出し、かつ演算
処理によりもう1相分の磁極位置を割り出し、ステータ
である9個の巻線コイル31に3相の電流を所定の方向
に流すことにより、界磁マグネット28の磁束との間で
トルクを発生させ、モータ本体部2のロータを回転させ
る。即ち、ディスク駆動モータ1を回転させる。従っ
て、ディスククランプ面16にクランプされているディ
スク6も回転し、所望の書き込み若しくは読み出しがな
される。この場合において、界磁マグネット28はディ
スク6のクランプ及びディスク駆動モータ1にトルクを
発生させると言う2つの作用をする。なお、前記3相の
電流は、モータ駆動回路が低価格となるよう、矩形波と
なっている。
【0069】前記の如く、界磁マグネット28にはネオ
ジウム焼結マグネットを採用している。ネオジウム焼結
マグネットは磁気異方性マグネットであり、異方性の特
性として磁束密度が極めて高く、従って、同じモータ出
力であってもマグネットを小型にでき、モータの小型化
に寄与する。本実施の形態においては、ディスク駆動モ
ータ1がディスクドライブ本体部やマガジン5と係合す
る部分に剛性の低い樹脂を使用し、モータ本体部2で発
生する振動がモータフレーム3を経てディスクドライブ
本体部やマガジン5、ひいてはディスク6に伝達される
ことを防止し、かつモータ本体部2を支持しているモー
タフレーム3に長孔を設けてモータフレーム3の剛性を
さげ、振動を吸収減衰させている。
【0070】即ち、第1のガイド部材であるガイドピン
11a〜11dは樹脂成形体であるガイドピン固定部1
2a〜12dでモータフレーム3に固定されており、ま
た第2のガイド部材13a、13b、マガジンガイド部
材14a、14b、基準面部材15a、〜15cもそれ
ぞれ樹脂の成形体でモータフレーム3上に形成され、こ
れらの部材がディスクドライブ本体部やマガジン5と接
触しても、剛性の低く振動の伝達抵抗が大きい樹脂の部
分で振動が大幅に軽減され、または吸収されてディスク
ドライブ本体部に伝わることを防止している。また、モ
ータフレーム3は鋼板製で本来はリジットな部材である
が、長孔21a、21bを設けることにより、その剛性
を下げ、この長孔部分で振動を吸収する作用をする。従
って、振動が軽減され、吸収されることに伴い、騒音も
低く抑えられる。
【0071】本実施の形態において、モータフレーム3
上に樹脂による一体成形により形成され若しくは固定さ
れる全ての部材は1回の成形で形成されまたは固定され
る。従って、組立工数は著しく軽減され、また樹脂成形
により形成される部品は予め部品を用意する必要がない
ので部品点数も少なくてよい。また、成形金型を高精度
に製作してあれば、各部材のモータフレーム3上の位置
精度や部材の寸法精度を高精度にすることができる。例
えば、基準面部材15a〜15cは予め部品を用意する
必要がなく、また成形もゲート位置を考慮して行われる
ので寸法精度が高い。また成形する位置についても、モ
ータフレーム3の基準面部材15a等を形成するための
切り欠きや裏面の溝の加工はプレス加工でなされるの
で、プレス金型と樹脂の成形金型を高精度に製作してお
けば、位置の精度も高くできる。このことは基準面部材
15a等だけでなく、ブラケット22等他の部材につい
ても同様である。
【0072】本実施の形態においては、モータフレーム
3上に各部材を一体成形により形成若しくは固定する第
1のガイド部材、第2のガイド部材、位置決め部材、基
準面部材等の成形用の樹脂材料をポリアセタール樹脂と
したが、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレー
ト等の他の樹脂材料でも同様の作用効果が得られる。ま
た、本実施の形態において、第1のガイド部材11a等
をピン状とし、ディスク本体部のシャーシ4にスライド
カム7a等を設け、両者を係合させることにより、ディ
スク駆動モータ1の移動時にガイドの作用をさせたが、
逆に、シャーシ4側にガイドピンを設け、モータフレー
ム上に第1のガイド部材としてスライドカムを樹脂で成
形しても同様の作用効果が得られる。
【0073】また、本実施の形態において、第2のガイ
ド部材13a、13bはモータフレーム3に樹脂のアウ
トサート成形で形成し、樹脂製の孔がガイドとなって、
支柱8a、8bと係合するとしたが、組立工程の都合等
により、第2のガイド部材13a、13bがモータフレ
ーム3に開けた金属製の孔であっても、他のディスクド
ライブ本体と係合する部材が樹脂製か、または樹脂で固
定されていれば、モータ本体部2で発生した振動は十分
軽減され、ディスクドライブ本体部に振動の影響が及ぶ
ことはない。
【0074】同様に、第1のガイド部材11a〜11d
の固定部12a〜12dが樹脂製でなくても、他のディ
スクドライブ本体部と係合する部材が樹脂製ならば、デ
ィスクドライブ本体部への振動の影響を防止できる。ま
た、本実施の形態では、第1のガイド部材、第2のガイ
ド部材、位置決め部材、基準面部材について、ディスク
ドライブ本体と係合する部材を樹脂製としてモータフレ
ームと一体に、または樹脂でモータフレームに固定し、
さらに、モータフレームに長孔を設けたことで、モータ
本体部の振動の軽減を計ったが、長孔を設けることな
く、ディスクドライブ本体と係合する部材を樹脂製とし
てモータフレームと一体に、または樹脂でモータフレー
ムに固定してもディスクドライブ本体部への振動の影響
を防止できる。
【0075】さらに、ディスクドライブ本体と係合する
部材を樹脂製とせず、あるいは樹脂でモータフレームに
固定せずに上記長孔を設けることのみでもディスクドラ
イブ本体部への振動の影響を防止できる。また、本実施
の形態では、モータのタイプをアキシャルギャップタイ
プとしたが、モータ本体部2の構成を変えることによ
り、ラジアルギャップとしても本発明を実施できる。 (実施の形態2)図13に基づき実施の形態2の説明を
する。同図において実施の形態1と同一の部材は同一の
符号を付して対応させてある。また、実施の形態1と異
なる部分のみ説明し重複する説明は省略する。
【0076】図13はモータ本体部2の断面図である。
実施の形態1における補助ヨーク30が省略され、モー
タフレーム3で代用されている点で実施の形態1と異な
る。補助ヨークの作用をするモータフレーム3は、界磁
マグネット28で発生する磁束の磁路となる。また、補
助ヨークが省略された分だけモータ本体部2は薄型とな
り、ディスク駆動モータ1も薄型となる。また補助ヨー
クの高さ分だけブラケット22の高さが低くなり、ブラ
ケット22内面に固定されるボールベアリング24、2
5も薄型のものを採用し、ボールベアリング24、25
を介して回転自在に支持される回転軸26の高さも短く
なる。上記以外の構成は実施の形態1と同じである。
【0077】本実施の形態の効果は、ディスク駆動モー
タを薄くできることと、補助ヨークをなくした分コスト
を低くできることであり、それ以外は実施の形態1と同
じである。 (実施の形態3)図14に基づき実施の形態3の説明を
する。同図において実施の形態1と同一の部材は同一の
符号を付して対応させてある。また、実施の形態1と異
なる部分のみ説明し重複する説明は省略する。図14は
実施の形態1における図7と同様に、ブラケット22以
外のモータ本体部2及びフレキシブル基板18を除いた
ディスク駆動モータ1の平面図である。
【0078】図14に示すように、基準面部材15a〜
15cのブラケット22側で(内側)で基準面部材15
a〜15cを取り囲むような形状であって、更に長孔2
1a、21bの外側に延びるように形成された3個の長
孔35a、35b、35cが追加されている。3個の長
孔35a〜35cは長孔21a、21bと同様ポリアセ
タール樹脂の成形体で充填されている。上記以外の構成
は実施の形態1と同じである。
【0079】本実施の形態の効果は、3個の長孔35a
〜35cを追加したことにより、モータフレーム3の剛
性を更に下げて、モータ本体部2で発生した振動は実施
の形態1の場合より更に長孔部分が増加された分、より
多く吸収される。長孔は適正な位置に適正な大きさでモ
ータフレーム3上に設ければ、ディスクへの書き込み、
読み込みに影響を与える周波数帯域での振動をなくする
ことができる。本実施の形態では、上記適正な例であ
り、さらに念を入れ振動を殆ど吸収するようにしてい
る。また、振動に伴う騒音も殆ど除去される。
【0080】(実施の形態4)図15、図16に基づき
実施の形態4の説明をする。図15、図16において実
施の形態1と同一の部材は同一の符号を付して対応させ
てある。また、実施の形態1と異なる部分のみ説明し重
複する説明は省略する。 図15は本実施の形態におけ
るディスク駆動モータ1の平面図であり、図16は図1
6のE−E断面図であり、主としてモータ本体部2を示
す。
【0081】図16において、符号36はステータであ
るいわゆるシートコイルを示す。シートコイル31は絶
縁体であるシート状のエポキシ樹脂中にコイルパターン
が形成されており、巻線コイルと比較し、ステータを薄
くすることができる。シートコイル36はモータフレー
ム3上で同心円上にポリアセタール樹脂でモータフレー
ム3と一体成形された2重のリング部材37a、37b
上に載置され接着されている。シートコイル36の下面
にはフレキシブル基板18がシートコイルに貼り付けら
れ配置されている。リング部材37aはその外側に配置
されている基準面部材38bと一体化されポリアセター
ル樹脂にて成形されている。基準面部材38bは実施の
形態1とと同様円筒状であるが、高さが高くなり、内部
が中空となっている。内部が中空とされているのは、成
形時にヒケ等により基準面部材38bの寸法精度が低下
するのを防止することと、リング部材37aの高さ寸法
精度を確保するためである。図15に示すように、モー
タ本体部2の中心から等距離の位置に他の同一形状の基
準面部材38a、38cが実施の形態1と同様にモータ
フレーム3と樹脂の一体成形により配置されている。ま
た図示されていないが、基準面部材38b等が当接する
図示しないディスクドライブ本体部のモータ当接面も基
準面部材38b等の形状に対応した形状となっている。
【0082】内側のリング部材37bはブラケット39
のブラケット固定部40と一体化され樹脂にて成形され
ている。ブラケット39は実施の形態1のブラケット2
2と若干形状が異なるが、ブラケット固定部40には実
施の形態1と同様、樹脂収縮時等の圧力を制御する溝4
0aが設けられているので、径方向の圧力の影響を受け
ることはない。
【0083】図16の向かって左側にはポリアセタール
樹脂でリング部材37aと一体にモーターフレーム3上
に成形されるフレキシブル基板固定部41が配置されて
いる。フレキシブル基板固定部41も基準面部材38b
等と同様、モーターフレーム3の切り欠きに樹脂を充填
してモータフレーム3と一体成形されており、中心に中
空部分がある。中空部分を設けたのは、リング部材38
aの高さ寸法精度を確保するためである。フレキシブル
基板固定部41はフレキシブル基板18を載置すると共
に、フレキシブル基板18上に載置されるシートコイル
36をフラットに保持するためである。
【0084】上記構成による作用は、巻線コイル31が
シートコイル36になったが、両者はほぼ同じ作用をす
るので、実施の形態1と同様である。本実施の形態の効
果は、リング部材37a、37bの高さ寸法は成形金型
を高精度に製作してあれば高精度となり、リング部材3
7a、37b上に載置されるシートコイル36は界磁マ
グネットの面に対して平行でかつ位置精度を上げること
ができることと、リング部材37a、37bが樹脂の成
形体であり、振動伝達抵抗が大きいので、ステータ、即
ちシートコイル36で発生した振動をモータフレーム3
等を経てディスクドライブ本体部に伝わるのを防止でき
ることである。また、シートコイル36は巻線コイル3
1より薄いため、界磁マグネット28と補助ヨーク30
間のエアギャップを短くできる効果もある。
【0085】(実施の形態5)図17に基づき実施の形
態5の説明をする。同図において実施の形態1または実
施の形態4と同一の部材は同一の符号を付して対応させ
てある。また、実施の形態1及び実施の形態4と異なる
部分のみ説明し重複する説明は省略する。図17は主と
してディスク駆動モータ1のモータ本体部2を示す。図
17において、ロータフレーム27から回転軸方向でモ
ータフレーム3方向に円筒状のロータリング27aが延
びており、その先端部にリング状の補助ヨーク42が取
り付けられている。補助ヨーク42の面は界磁マグネッ
ト28の面と平行で、界磁マグネットの下面との間にス
テータであるシートコイル36とフレキシブル基板18
を挟んだ配置となっている。本実施の形態においては、
ロータは回転軸26とディスククランプ面16とロータ
リング27aを含むロータフレーム27と界磁マグネッ
ト28とロータヨーク29とから構成され、回転軸26
を中心に一体となって回転する。従って、補助ヨーク4
2がロータの一部となって回転する点が他の実施の形態
と異なる。
【0086】また、実施の形態4と異なり、リング部材
37aのみでステータ36とフレキシブル基板18を支
持しており、リング部材37bはない。ブラケット43
は公知の構成で、モータフレーム3に接着されている。
基準面部材38bは実施の形態4と同じであり、リング
部材37aと一体化され、他の基準面部材38a、38
cと共にモータフレーム3を切り欠いた部分にモータフ
レーム3と樹脂にて一体成形されている。上記以外の構
成は実施の形態1と同じである。
【0087】上記構成における作用は実施の形態1とほ
ぼ同様であるが、補助ヨーク42が回転する点が異な
る。本実施の形態における効果は、補助ヨーク42が界
磁マグネット28と一体で回転することにより、界磁マ
グネット28が発生する磁束を補助ヨーク42が横切ら
ないため渦電流損失がなく、従って、他の実施の形態と
比較し、ディスク駆動モータ1の効率が向上しているこ
とである。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、ディスク駆動モータが
移動するためにモータフレーム上に設けられるディスク
ドライブ本体部の一部と係合し、モータ本体部をガイド
し位置決めする部材やマガジンを位置決めする部材や基
準面部材等が、剛性の低いモールド材でモータフレーム
に一体に成形されるか、若しくはモールド材でモーター
フレームに固定されるために、モータ本体部で発生する
振動や騒音が大幅に減衰され、またモータフレームに長
孔を設けることにより、前記振動を吸収するので、ディ
スクドライブ本体部への振動の影響が防止され、ひいて
はディスクドライブ装置への振動の影響をなくし、ディ
スクドライブ装置における書き込みや読み出しのエラー
を防止でき、また振動に伴う騒音も極めて低く抑えるこ
とができる。
【0089】上記の如く、モータ本体部で発生する振動
がディスクドライブ装置に伝達されることがないので、
ディスク駆動モータに小型で磁束密度の高い異方性磁石
を採用することが可能となり、ディスク駆動モータを小
型化できる。モータフレーム上に設けられる前記移動の
ためのガイド部材やマガジンの位置決め部材や基準面部
材等が1回のモールド成形でモータフレームと一体に成
形、または固定されるので、ディスク駆動モータを製造
するための部品点数及び工数を大幅に減少でき、ディス
ク駆動モータのコストを下げることができる。
【0090】モータフレーム上に設けられる前記移動の
ためのガイド部材やマガジンの位置決め部材や基準面部
材等が高精度の成形金型でモータフレーム上に一体に成
形、または固定されるため、各部材の位置精度や寸法精
度を高精度とすることができ、従って、前記ディスク駆
動モータの移動を円滑にし、ディスクやマガジンの位置
決めを正確にすることができる。
【0091】基準面部材の位置と寸法を高精度とするこ
とにより、ディスククランプ時におけるディスククラン
プ面の位置決めを正確にし、ディスクをディスククラン
プ面に吸着固定する力を適正にして、ディスクドライブ
装置へのディスクの着脱を円滑にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1において、マガジンと干渉しない
位置にあるディスク駆動モータの正面図である。
【図2】実施の形態1における図1の右側面図である。
【図3】実施の形態1において、ディスククランプ位置
にあるディスク駆動モータの正面図である。
【図4】実施の形態1における図3の右側面図である。
【図5】実施の形態1におけるディスク駆動モータの平
面図である。
【図6】実施の形態1におけるモータ本体部の断面図で
ある。
【図7】実施の形態1におけるモータフレーム及びその
上に設けられた部材の平面図である。
【図8】実施の形態1における図7のB−B断面を示す
断面図である。
【図9】実施の形態1におけるモータフレーム及びその
上に設けられた部材の側面図である。
【図10】実施の形態1における図7のC−C断面を示
す断面図である。
【図11】実施の形態1における図7のD−D断面を示
す断面図である。
【図12】実施の形態1における第2のガイド部材を示
す拡大図である。
【図13】実施の形態2におけるモータ本体部の断面図
である。
【図14】実施の形態3におけるモータフレーム及びそ
の上に設けられた部材の平面図である。
【図15】実施の形態4のおけるディスク駆動モータの
平面図である。
【図16】実施の形態4におけるモータ本体部の断面図
である。
【図17】実施の形態5におけるモータ本体部の断面図
である。
【符号の説明】
1 ディスク駆動モータ 2 モータ本体部 3 モータフレーム 4 シャーシ 5 マガジン 6 ディスク 7a、7b スライドカム 8a、8b 支柱 10 スライド板 11a〜11d 第1のガイド部材 13a、13b 第2のガイド部材 14a、14b マガジン位置決め部材 15a〜15c 基準面部材 16 ディスククランプ面 21a、21b 長孔 22 ブラケット 24 ボールベアリング 25 ボールベアリング 26 回転軸 28 界磁マグネット 30、42 補助ヨーク 31 巻線コイル 36 シートコイル 37a、37b リング部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクドライブ本体部と一体となってデ
    ィスクドライブ装置を構成し、ディスクを収納したマガ
    ジンの前記ディスクドライブ本体部への着脱に応じて、
    ディスククランプ位置あるいはマガジンと干渉しない位
    置まで回転軸の方向に移動するディスク駆動モータにお
    いて、 モータフレームと、 前記モータフレーム上に設けられ、前記モータフレーム
    に固着されているブラケットと、一体となって回転す
    る、前記ブラケットに軸受けを介して回転自在に支持さ
    れている回転軸と、ディスククランプ面と、界磁マグネ
    ットを含むロータと、前記界磁マグネットとギャプを挟
    んで対向する位置に設けられているステータとを有する
    モータ本体部と、 前記移動の際、前記ディスクドライブ本体部の一部と組
    み合わされ、前記モータ本体部をガイドし、回転軸方向
    に移動させるガイド部材とディスククランプ位置で前記
    マガジンの位置決めをする位置決め部材とを具備し、前
    記ガイド部材と前記位置決め部材の一部もしくは全部が
    前記モータフレームにモールド材で一体的に成形されて
    いるか、若しくは一体成形により固定されていることを
    特徴とするディスク駆動モータ。
  2. 【請求項2】前記ガイド部材がピン状若しくはカム状の
    第1のガイド部材と孔状の第2のガイド部材であり、前
    記位置決め部材が凸状のマガジン位置決め部材であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のディスク駆動モータ。
  3. 【請求項3】前記ブラケットがブラケット固定部となる
    モールド材で、前記モータフレームに一体的に成形され
    るていることを特徴とする請求項1記載のディスク駆動
    モータ。
  4. 【請求項4】前記ブラケット固定部に成形収縮の圧力制
    御用溝あるいは孔を設けたことを特徴とする請求項3記
    載のディスク駆動モータ。
  5. 【請求項5】前記ブラケットが前記モータフレームに一
    体成形される際、前記モーターフレームに対する固着力
    を高めるため、前記ブラケットのフランジ部に勾配を設
    けたことを特徴とする請求項1記載のディスク駆動モー
    タ。
  6. 【請求項6】前記ステータを、前記モータフレーム上に
    モールド材で成形されたリング部材上に固定したことを
    特徴とする請求項1記載のディスク駆動モータ。
  7. 【請求項7】ディスドライブ本体部と一体となってディ
    スクドライブ装置を構成し、ディスクを収納したマガジ
    ンの前記ディスクドライブ本体部への着脱に応じて、デ
    ィスククランプ位置あるいはマガジンと干渉しない位置
    まで回転軸の方向に移動するディスク駆動モータにおい
    て、 モータフレームと、 前記モータフレーム上に設けられ、前記モータフレーム
    に固着されているブラケットと、一体となって回転す
    る、前記ブラケットに軸受けを介して回転自在に支持さ
    れている回転軸と、ディスククランプ面と、界磁マグネ
    ットを含むロータと、前記界磁マグネツットとギャプを
    挟んで対向する位置に設けられているステータとを具備
    しているモータ本体部と、 前記モータフレーム上でモータ本体部の外側の複数箇所
    に、モールド材で前記モータフレームと一体的に成形さ
    れた凸状の基準面部材であって、ディスククランプ時に
    その基準面が前記ディスクドライブ本体部に当接して、
    前記ディスククランプ面を前記ディスクに対して回転軸
    方向に位置決めする基準面部材と、を具備していること
    を特徴とするディスク駆動モータ。
  8. 【請求項8】前記基準面部材のディスクドライブ本体部
    との当接面である基準面の面積が0.6mm2 〜6.5
    mm2 であることを特徴とする請求項7記載のディスク
    駆動モータ。
  9. 【請求項9】ディスクドライブ本体部と一体となってデ
    ィスクドライブ装置を構成し、ディスクを収納したマガ
    ジンの前記ディスクドライブ本体部への着脱に応じて、
    ディスククランプ位置あるいはマガジンと干渉しない位
    置まで回転軸の方向に移動するディスク駆動モータにお
    いて、 モータフレームと、 前記モータフレーム上に設けられ、前記モータフレーム
    に固着されているブラケットと、一体となって回転す
    る、前記ブラケットに軸受けを介して回転自在に支持さ
    れている回転軸と、ディスククランプ面と、界磁マグネ
    ットを含むロータと、前記界磁マグネットとギャプを挟
    んで対向する位置に設けられているステータとを有する
    モータ本体部と、前記モータフレームの前記ブラケット
    が取り付けられている部分の外側に長孔が設けられてい
    ることを特徴とするディスク駆動モータ。
  10. 【請求項10】前記長孔がモールド材で充填されている
    ことを特徴とする請求項9項記載のディスク駆動モー
    タ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004298428A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Shinko Electric Co Ltd 弾球発射装置

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