JPH1099022A - 低油分・低カロリーチョコレート類及びその製造法 - Google Patents

低油分・低カロリーチョコレート類及びその製造法

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JPH1099022A
JPH1099022A JP8258573A JP25857396A JPH1099022A JP H1099022 A JPH1099022 A JP H1099022A JP 8258573 A JP8258573 A JP 8258573A JP 25857396 A JP25857396 A JP 25857396A JP H1099022 A JPH1099022 A JP H1099022A
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JP
Japan
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low
chocolate
chocolates
oil
weight
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JP8258573A
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English (en)
Inventor
Masayuki Matsui
正行 松井
Sachiko Takahashi
佐知子 高橋
Haruyasu Kida
晴康 木田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oil Co Ltd (fka Fuji Oil Holdings Inc)
Original Assignee
Fuji Oil Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特に特殊な油脂を使用すること無く、また従来
の製造工程で容易に製造できる低カロリーで非常に美味
しいチョコレート類を提供することを目的とする。 【解決手段】油脂を19重量%〜25重量%含み、レシ
チン及びポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを
含有し、且つ砂糖と特定の低吸収糖を含有する低油分・
低カロリーチョコレート類、及び必須成分として、油脂
分19重量%〜25重量%と、レシチン及びポリグリセ
リン縮合リシノレイン酸エステル、及び砂糖と特定を使
用し、これらの原料をミキシング、ロール掛け、コンチ
ング処理してチョコレート類を製造するに際し、ミキシ
ング工程において油脂成分の全量およびレシチンの全量
を添加することを特徴とする低油分・低カロリーチョコ
レート類の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は低油分・低カロリー
チョコレート類及びその製造法に関し、詳しくは通常の
チョコレートに比べ低油分・低カロリーでありながら、
食感および風味が良好で、種々の用途に供する事の可能
な低油分・低カロリーチョコレート類及びその製造法に
関する。
【0002】
【従来の技術】チョコレートは本来カカオマス、ココア
バター、砂糖、粉乳等から製造され、多くの人々に美味
しく感じられ、好まれ、また、様々な形態で飲食されて
いる食品であって、子供はもとより大人に至るまで人気
の高い食品のひとつに挙げられている。但し、通常のチ
ョコレートはその配合原料としてカカオ脂の様な油脂分
を約30〜40重量%使用し、さらに糖質として高カロ
リーの砂糖を30〜50重量%使用するため、比較的高
い油分、高含有の砂糖分によりかなりカロリーの高い食
品である。
【0003】一方、現在、消費者の表面的あるいは潜在
的ニーズとしてノンカロリー食品或いはローカロリー食
品がある。飽食の時代となった現代人にとって、カロリ
ーという観点ではエネルギーを十分に補給出来るように
なり、さらに過剰摂取となって肥満等健康を害するまで
なっていることも少なくない。このような観点から、カ
ロリーに関する消費者のニーズが生じるものと考えられ
る。以上の点から様々な食品の分野でノンカロリー、低
カロリー化の傾向がみられるようになっている。
【0004】食品、特に菓子類の分野では、先に記述し
たチョコレートの例のごとく、油脂や砂糖を多量に使用
するため、この2点を中心にいろいろな低カロリー化が
研究されているが、低カロリー化を達成するのに最も効
果的な事はチョコレート中の油脂分を減らすことであ
る。何故ならば、油脂のカロリーが900Kcal/1
00gと他の成分に比べカロリーが高いためである。
【0005】このような状況下において、従来、例え
ば、油脂についてはポリエステル、ポリエーテル等の油
脂代替物を油脂の一部または全部として使用したり(特
開昭63-301745 号、特開平1-137939号、特開平1-252248
号、特開平4-237458号、特開平4-356169号)、トリグリ
セリドに長鎖脂肪酸等を導入、油脂自体を改質して難消
化性にすること(特開平4-325055号 特開平4-346751
号)で低カロリー化を図っている。
【0006】さらに、チョコレート中の油脂分を減ら
し、甘味剤を糖アルコールに置換する事で低油分・低カ
ロリーチョコレートを製造する方法が提案されているが
(特開平5-260894号、特表平6-506586号) 、何れも実質
的にチョコレート中の油脂分が25重量%を越えるもの
であり、未だ低油分という点に関しての低カロリー化は
十分でない。すなわち、油脂分が少なすぎるとミキシン
グ工程において各原料が粉体状態のままでドウとしてま
とまらず、混合、ロール掛けができない等以後の作業が
できない。ロール掛けするにはある程度の粘性が必要で
あり、粉体状態ではすべってロールにくいこんでいかな
い。従って、各原料が十分混合でき、かつロール掛け出
来る程度の粘性を得るために通常は油脂分を28重量%
程度とする必要がある。
【0007】また、糖質については還元麦芽糖をキャン
ディーに(特開昭61-58440号)、ポリデキストロース、
ポリアルトースをチューインガムに(特開昭62-289149
号)、メソ−エリスリトールをコーヒーに(特開平1-17
1455号)、メソ−エリスリトールをアイスクリームに
(特開平2-265852号)、それぞれ使用して、低カロリー
化を図っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、従来の油脂代替物、油脂改質物、難消化性糖
を使用した菓子類の中には粒度が荒く口溶けが悪いなど
従来の風味、食感を大きく損なうことがしばしば起こ
る。さらに、特表平8-504576号には油分20〜24.5重量%
の低脂肪チョコレートについての記載があるが、砂糖分
を一度水に溶解した後、脱水乾燥して粒子の細かい砂糖
分を調製するなど、製造方法が複雑で容易に製造でき
ず、従来の工程での製造が難しい、また用途に制限があ
る等の欠点がみられ、低カロリー化の大きな障害となっ
ている。特に、特表平8-504576号に開示のチョコレート
は、粒度が荒く口溶けが悪いという欠点を有している。
これは、糖分としてポリデキストロースを使用している
ためと考えられる。
【0009】本発明は、特に特殊な油脂を使用すること
無く、また従来の製造工程で容易に製造できる低カロリ
ーで非常に美味しいチョコレート類を提供することを目
的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこれらの点
に鑑み鋭意研究を重ねた結果、従来のチョコレートに比
べ低油分・低カロリーのチョコレート類を砂糖や特定の
低吸収糖および特定の乳化剤を併用することによって製
造可能であるとの知見を得、本発明を完成させるに至っ
た。
【0011】すなわち本発明は、油脂を19重量%〜2
5重量%含み、乳化剤としてレシチン及びポリグリセリ
ン縮合リシノレイン酸エステルを含有し、且つ甘味剤と
して砂糖とエリスリトール、ラクチトール、パラチニッ
ト、キシリトールの低吸収糖から選ばれた1種又は2種
以上を含有する、低油分・低カロリーチョコレート類、
及び必須成分として、油脂分19重量%〜25重量%
と、乳化剤としてレシチン及びポリグリセリン縮合リシ
ノレイン酸エステル、及び甘味剤として砂糖とエリスリ
トール、ラクチトール、パラチニット、キシリトールの
低吸収糖から選ばれた1種又は2種以上を使用し、これ
らの原料をミキシング、ロール掛け、コンチング処理し
てチョコレート類を製造するに際し、ミキシング工程に
おいて油脂成分の全量およびレシチンの全量を添加する
ことを特徴とする、低油分・低カロリーチョコレート類
の製造法、である。
【0012】本発明でいうチョコレート類とは、配合面
よりミルクチョコレート、ブラックチョコレート、ホワ
イトチョコレート等を含み、用途面からは固形チョコレ
ート、センターチョコレート、コーティングチョコレー
ト等を包含するものである。このように、本発明におけ
るチョコレート類は、その用途に何ら制約を受けるもの
ではなく、また従来公知の製造法に準じて製造できる。
【0013】本発明においては乳化剤としてレシチンを
使用する。レシチンは大豆由来、卵黄由来等市販されて
いるレシチンであればいずれも有効であり、レシチンの
効果としてはチョコレート類の粘度を低下させるのに好
適である。添加量としてはチョコレート全量に対し、
0.1〜0.8重量%使用するのが好ましく、少なすぎ
れば効果が得られず、多すぎると粘度が低下し過ぎたり
風味が悪化したりする傾向にあるので好ましくない。以
上のレシチンの他にチョコレートをテンパリングするた
めにポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(以
下、PGPRと略すことがある)を使用する必要があ
る。このPGPRの添加量はチョコレート全量に対し
0.1〜0.7重量%が適当で、少なすぎれば効果が得
られず、多すぎると風味が悪化する傾向にあるので好ま
しくない。
【0014】本発明における低吸収糖はぶどう糖醗酵甘
味料であるメソ−エリスリトール(以下、単にエリスリ
トールという)、乳糖還元体のラクチトール、パラチノ
ースの還元体であるパラチニット、五単糖であるキシリ
トールが好適である。従来より、低吸収糖として多種類
の糖が存在するが、チョコレート用に供するのは吸湿性
の無い、あるいは吸湿性の低いものが適する。これは製
造工程中吸湿することでミキシング、コンチング等に際
して増粘等の悪影響を与えたり、出来たチョコレート類
が保存中吸湿し、品質悪化を招いたり、チョコレート類
を試食した際に口のなかで吸湿し、粒度の大きな水和物
になり口溶け悪化を引き起こす等の現象が起こるからで
ある。例えば、特表平8-504576号に開示されるように、
ポリデキストロースはかなりの場面で低カロリー食品に
使用されているが、その高い吸湿性のため、保存中に吸
湿しチョコレート類の再溶解を困難にさせたり、口溶け
の悪化が見られ、好ましくない。
【0015】また本発明では、これらの選ばれた砂糖及
び低吸収糖を使用することは必須である。何故ならばこ
れら選ばれた糖類は油脂の吸着が少なく、よって従来の
製造工程でもチョコレート類の低油分化を達成できる。
【0016】チョコレート類自体の製造は、基本的には
従来からの公知の方法に準じて実施すればよいが、固形
分と油脂とを混合してミキシングする工程でレシチンの
全量を添加する。その後配合物をロール掛け、コンチン
グを行う。コンチングの最後にテンパリングタイプの油
脂を使用している場合にはPGPRを必要量添加する。
乳化剤の添加が通常の製造方法とは若干異なるが、製造
工程自体は従来公知の方法にて実施すればよく、特別工
程自体に変更を加えなくても製造が可能である。また、
使用する低吸収糖の種類によって甘味度が異なるため、
アスパルテームのような市販されている高甘味度甘味料
を適量使用してもよい。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し本発明をより詳
細に説明するが、本発明の精神は以下の実施例に限定さ
れるものではない。なお、例中、%及び部は、いずれも
重量基準を意味する。
【0018】実施例1〜4及び比較例1〜3 以下の配合のミルクタイプチョコレートを試作し、食
感、風味について検討を行った。なお、カロリー計算は
以下の値を用いた。 カロリー計算値(単位 Kcal/100g) カカオマス:663、全粉乳:495、脱脂粉乳:34
5、砂糖:378、ライテス:100、ラクチトール:
200、パラチニット:200、エリスリトール:0、
マビット:200、油脂:900
【0019】 ────────────────────────────────── 実施例 実施例1 比較例1 比較例2 ────────────────────────────────── 〔配合〕 カカオマス 16.5 16.0部 16.5 全粉乳 - 18.0 - 脱脂粉乳 17.5 4.0 17.5 ココアバター 10.3 10.0 10.3 メラノNewSS71) 3.1 10.0 8.6 砂糖 52.6 42.0 - ラクチトール2) - - - エリスリトール3) - - - パラチニット4) - - - マビット5) - - 52.6 ライテス6) - - - レシチン 0.5 0.4 0.5 PGPR7) 0.4 - 0.4 フレーバー 適量 適量 適量 ────────────────────────────────── 〔総油分〕 22.5 33.7 28.0 〔カロリー〕 489.2 547.7 445.1 〔減少度〕 11% - 19% ────────────────────────────────── 〔評価〕 製造適性 良 良 良 口溶け・食感 良 良 良 風味・甘味度 強い 適度な 適度な 甘味 甘味 甘味 ──────────────────────────────────
【0020】 ────────────────────────────────── 実施例2 実施例3 実施例4 比較例3 ────────────────────────────────── 〔配合〕 カカオマス 16.5 16.5 16.5 16.5 全粉乳 - - - - 脱脂粉乳 17.5 17.5 17.5 17.5 ココアバター 10.3 10.3 10.3 10.3 メラノNewSS71) 3.1 3.1 3.1 3.1 砂糖 - - - - ラクチトール2) 52.6 - - - エリスリトール3) - 52.6 - - パラチニット4) - - 52.6 - マビット5) - - - - ライテス6) - - - 52.6 レシチン 0.5 0.5 0.5 0.5 PGPR7) 0.4 0.4 0.4 0.4 フレーバー 適量 適量 適量 適量 ────────────────────────────────── 〔総油分〕 22.5 22.5 22.5 22.5 〔カロリー〕 395.6 290.4 395.6 343.0 〔減少度〕 28% 47% 28% 37% ────────────────────────────────── 〔評価〕 製造適性 良 良 良 良 口溶け・食感 良 良 良 悪(ザラツキ) 風味・甘味度 適度な 冷感 適度な 適度な 甘味 甘味 甘味 甘味 ──────────────────────────────────
【0021】注) 1)不二製油(株)製:ココアバター代用脂(メラノ NewS
S7) 2)日研化学(株)製 3)日研化学(株)製 4)三井製糖(株)製 5)(株)林原商事製:成分はマルチトール 6)カルターフードサイエンス社製:成分はポリデキス
トロース 7)阪本薬品工業(株):SYグリスター CRS−7
【0022】以上のようにチョコレートはいずれも従来
の製造工程、即ちミキシング、ロールリファイニング、
コンチング等により、特に問題なく製造出来た。但し、
比較例1を除く全てのチョコレートはミキシング時に油
脂の全量とレシチンの全量を添加した。また、比較例2
については油分22.5%ではミキシングする事が出来
ず、油分を上げて試作を行った。さらに、使用した油脂
がテンパリングを必要とするため、比較例1を除く全て
のチョコレートにはコンチング工程の終了間際にPGP
Rを添加し、粘度を調整した。
【0023】チョコレートはテンパリングの後、20℃
の温度で1週間以上エージングした後、食感、風味を評
価した。この評価は10〜20人程度に試食してもら
い、人数の大小で評価した。ここでライテス使用品に水
分抱き込みと思われる高粒度化が起き、ざらついて口溶
けの悪化がみられた。
【0024】
【発明の効果】本発明に係わるチョコレート類は、通常
のチョコレートに比べ油脂分が低いにも係わらず、選ば
れた乳化剤及び糖類を使用することにより、従来の製造
工程で製造でき、食感、口溶け、風味の良好で、カロリ
ーも従来のものより更に低くする事を可能にする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木田 晴康 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4丁目3番地 不二製油株式会社つくば研究開発センタ ー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油脂を19重量%〜25重量%含み、乳化
    剤としてレシチン及びポリグリセリン縮合リシノレイン
    酸エステルを含有し、且つ甘味剤として砂糖とエリスリ
    トール、ラクチトール、パラチニット、キシリトールの
    低吸収糖から選ばれた1種又は2種以上を含有する、低
    油分・低カロリーチョコレート類。
  2. 【請求項2】乳化剤の含有量が、チョコレート類全量に
    対しレシチン0.1〜0.8重量%、ポリグリセリン縮
    合リシノレイン酸エステル0.1〜0.7重量%であ
    る、請求項1記載のチョコレート類。
  3. 【請求項3】甘味剤の含有量が、チョコレート類全量に
    対し35〜65重量%である、請求項1又は2に記載の
    チョコレート類。
  4. 【請求項4】チョコレート類の粒子径が15〜30ミク
    ロンである、請求項1〜3の何れかに記載のチョコレー
    ト類。
  5. 【請求項5】必須成分として、油脂分19重量%〜25
    重量%と、乳化剤としてレシチン及びポリグリセリン縮
    合リシノレイン酸エステル、及び甘味剤として砂糖とエ
    リスリトール、ラクチトール、パラチニット、キシリト
    ールの低吸収糖から選ばれた1種又は2種以上を使用
    し、これらの原料をミキシング、ロール掛け、コンチン
    グ処理してチョコレート類を製造するに際し、ミキシン
    グ工程において油脂成分の全量およびレシチンの全量を
    添加することを特徴とする、低油分・低カロリーチョコ
    レート類の製造法。
JP8258573A 1996-09-30 1996-09-30 低油分・低カロリーチョコレート類及びその製造法 Pending JPH1099022A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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