JPH11100009A - 殺菌処理用搬送方法及び装置 - Google Patents

殺菌処理用搬送方法及び装置

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JPH11100009A
JPH11100009A JP26035197A JP26035197A JPH11100009A JP H11100009 A JPH11100009 A JP H11100009A JP 26035197 A JP26035197 A JP 26035197A JP 26035197 A JP26035197 A JP 26035197A JP H11100009 A JPH11100009 A JP H11100009A
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JP
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electron beam
transport
sterilization
support shafts
irradiation
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JP26035197A
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Keiichi Hori
恵一 堀
Masahiko Ikeshita
匡彦 池下
Ikuo Wakamoto
郁夫 若元
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子ビームの高出力化を伴わずに被照射物各部
についての照射距離と電子ビーム吸収線量とを均等化で
きる殺菌処理用搬送装置を得ることにある。 【解決手段】殺菌用電子ビーム27の照射領域を通過す
る搬送部31を有して、軸線回りに転動し得る円筒状容
器(被照射物)40を前記照射領域に通過させる殺菌処
理用搬送装置22を前提とする。搬送部31は同方向に
回転される一対の回転支持軸35、36と搬送ブレード
37とを具備する。両支持軸35、36は、互いに平行
に配置されて相互間に容器40をその軸線が前記搬送の
方向と一致する横倒しの姿勢に寝かせて支持する。搬送
ブレード37は容器40の長さより大きなピッチで両支
持軸35、36のいずれか一方の外周にスパイラル状に
巻き付けられる。それにより、前記寝た姿勢で容器40
をその軸線回りに回転させつつ前記照射領域に搬送して
殺菌処理を受けさせることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビーム状にしたX
線等の放射線、すなわち、殺菌用電子ビームを被照射物
に照射することにより、この被照射物に付着した雑菌を
死滅させて殺菌(滅菌)を行なう殺菌処理装置において
実施され、被照射物を電子ビームが照射される電子ビー
ム照射領域に搬送するための殺菌処理用搬送方法用及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、食品充填前の瓶等の食品包装材等
の殺菌を、スポット状又は線状の電子ビームを食品包装
材等に照射することにより行なう殺菌処理が実用化され
る傾向にある。
【0003】図7は、前記殺菌処理のために提案された
従来の殺菌処理装置の構成を概略的に示す縦断側面図で
ある。なお、電子ビームの照射方式には、発生させたス
ポット状ビームを走査磁石により掃引照射する走査型照
射方式と、発生させた線状ビームを直接照射するリニア
型照射方式との2種類があるが、いずれの方式を採用し
ても構成には大差がないため、図7はリニア型照射方式
を採用した例を代表して示している。
【0004】図7中1は図示しない真空排気装置により
内部を真空に保持される電子ビーム発生装置であり、こ
の内部には電子銃部2が配置されている。この電子銃部
2からは線状の電子ビーム3(二点鎖線で示す斜め線の
交差領域参照)が発生される。発生された電子ビーム3
は、電子ビーム発生装置1の下端開口を閉じた薄膜製の
取出し窓4を通って大気中に出射される。
【0005】この電子ビーム発生装置1の下側には、従
来例に係る殺菌処理用搬送装置5が配置されている。こ
の装置5は、水平に配置される搬送ベルトコンベア6
と、このコンベア6を駆動するモータ等を備える駆動部
7と、前記モータを制御して前記コンベア6の走行速度
を調整する速度調整器8とを具備して形成されている。
搬送ベルトコンベア6は電子ビーム発生装置1から出射
される電子ビーム3の照射領域を通過して配置されてい
る。この搬送装置5は、そのコンベア6上に被照射物と
して瓶等の円筒状容器9を立てた姿勢に載置して前記照
射領域に連続的に通過させるようになっている。
【0006】こうして搬送される円筒状容器9は、電子
ビーム発生装置1から出射された電子ビーム3に前記照
射領域内で晒されるため、照射された電子ビーム3の吸
収線量に応じて円筒状容器3の表面に付着している雑菌
を死滅させることができる。
【0007】前記電子ビーム吸収線量は、電子ビーム3
のエネルギー、ビーム電流、電子銃部2から円筒状容器
9の各部までの照射距離、及び照射時間に応じて決定さ
れる。そのため、前記構成の殺菌処理装置においては、
目的に応じた必要な電子ビーム吸収線量を付与するため
に、電子ビーム発生装置1の仕様が決定されるととも
に、速度調整器8を介して搬送ベルトコンベア6による
円筒状容器9の搬送速度が調整される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被照射物と
しての円筒状容器9は、その形態故に転がり得るため、
水平に配置された搬送ベルトコンベア6で電子ビーム3
の照射領域に搬送するには、このコンベア6上に安定し
て載置できるように立てた姿勢に載置しなければなら
ず、したがって、図7に示されるように縦置きすること
を余儀なくされている。
【0009】このような縦置き姿勢であると、電子ビー
ム発生装置1の電子銃部2から円筒状容器9の上部及び
下部(底部)までの照射距離の差が大きくなる。そのた
め、円筒状容器9の上下部での電子ビーム吸収線量に差
ができて、円筒状容器9の下部の電子ビーム吸収線量が
低くなるとともに、前記照射距離の差によって円筒状容
器9の周面全体に電子ビーム3を均等に照射することが
難しいという問題がある。
【0010】この問題を解決する一つの方策としては、
電子ビーム発生装置1から出射される電子ビーム3を高
出力化すればよい。しかし、電子ビーム発生装置1を高
出力化をするには、莫大な設備費を必要とし、かつ、装
置1が大形になるという問題がある。
【0011】したがって、本発明が解決しようとする第
1の課題は、電子ビームの高出力化を伴うことなく被照
射物各部についての照射距離と電子ビーム吸収線量とを
夫々均等化できる殺菌処理用搬送方法及び装置を得るこ
とにある。
【0012】また、本発明が解決しようとする第2の課
題は、前記第1の課題を解決するにあたり、電子ビーム
の照射を原因とする搬送部の温度上昇を防止できる殺菌
処理用搬送装置を得ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明方法は、
軸線回りに転動し得る被照射物を殺菌用電子ビームが照
射される電子ビーム照射領域に搬送して電子線殺菌をす
るための殺菌処理用搬送方法を前提とする。そして、こ
の発明方法は前記第1の課題を解決するために、前記被
照射物を、その軸線が前記電子ビームの照射方向と交差
する横倒しの姿勢で、かつ、前記軸線の回りに回転させ
ながら、前記電子ビーム照射領域に通過させることを特
徴とするものである。
【0014】又、請求項2の発明装置は、殺菌用電子ビ
ームが照射される電子ビーム照射領域を通過する搬送部
及びこの搬送部を駆動する駆動部を有して、軸線回りに
転動し得る被照射物を前記電子ビーム照射領域に搬送す
る殺菌処理用搬送装置を前提とする。そして、この発明
装置は前記第1の課題を解決するために、前記搬送部
が、互いに平行に配置されるとともに相互間に前記被搬
送物をその軸線が前記搬送の方向と一致する横倒しの姿
勢に寝かせて支持する一対の回転支持軸と、前記被照射
物の長さよりも大きなピッチで前記両回転支持軸のいず
れか一方の外周にスパイラル状に設けられた搬送ブレー
ドとを具備してなり、かつ、前記駆動部が前記両回転支
持軸を同一方向へ回転させるものであることを特徴とす
るものである。
【0015】又、前記第2の課題を解決するために、請
求項1の発明に従属する請求項3の発明は、前記一対の
回転支持軸が夫々中空軸であって、その内部に冷却媒体
が流通するようにしたことを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照して本発
明の第1の実施の形態を説明する。図1は第1の実施の
形態に係る殺菌処理用搬送装置を備える殺菌処理装置の
構成を概略的に示す縦断側面図であって、この図1に示
されるように殺菌処理装置21は、電子ビーム発生装置
22と搬送装置23とを具備している。搬送装置23の
ほとんどの部分は搬送装置室24に収容されているとと
もに、搬送装置室24には電子ビームストッパー30が
収容されている。
【0017】搬送装置室24は、鉛等からなる電子ビー
ム遮蔽壁を組合わせて形成され、その内部は必要に応じ
てクリーンエアー供給装置(図示しない)により清浄に
保持されるようになっている。この搬送装置室24の天
井壁24aには、搬送装置室24の長手方向に細長く延
びる長四角形状の開口25が開けられている。天井壁2
4aの上面には電子ビーム発生装置22が取付けられて
いる。
【0018】この発生装置22は、鉛等からなる電子ビ
ーム遮蔽壁で形成された発生装置室26を備え、その内
部に電子ビーム27を発生する電子銃部28を収容して
いる。発生装置室26の下面開口は薄膜からなる取出し
窓29で塞がれていて、発生装置室26の内部は図示し
ない真空排気装置により真空に保持されるようになって
いる。電子ビーム27が通過可能な取出し窓29は前記
開口25と一致する形状をなしている。そして、発生装
置室26は、その取出し窓29を開口25と一致させて
搬送装置室24の天井壁24aの外面に連結されてい
る。
【0019】電子銃部28は放射線からなる電子ビーム
27を発生して下方に向けて出射するものである。それ
により、例えば図3及び図4に示されるように出射方向
と直角に交差する断面が長四角形状の線状電子ビーム2
7を出射し、取出し窓29及び開口25を通して搬送装
置室24内に照射するようになっている。なお、各図に
は前記のように線状に発生させた電子ビームを直接照射
するリニア型の電子ビーム発生装置22を例示したが、
これに代えてスポット状の電子ビームを発生して、それ
を走査磁石により掃引照射する走査型の電子ビーム発生
装置を採用してもよい。前記電子ビームストッパー30
は、電子ビーム吸収材料製であって、電子ビーム27の
前記断面形状よりも大形でかつ厚手の板状をなして形成
されているとともに、これは搬送装置室24内の所定区
域に照射された電子ビーム27を受け止めて吸収するよ
うになっている。
【0020】次に、第1の実施の形態に係る搬送方法を
実施する搬送装置23について説明する。この装置23
は、図1及び図2等に示されるように搬送部31と、駆
動部32と、物品供給部33と、物品排出部34とを具
備している。
【0021】図2〜図5に示されるように搬送部31
は、例えば内側軸とこれに嵌合された外側軸との二重軸
構造をなす一対の回転支持軸35、36と、いずれか一
方の支持軸例えば回転支持軸35に設けられた搬送ブレ
ード37とを備えていて、その搬出部側部分が前記開口
25に極力近づくように天井壁24aに寄せて配置され
ている。両回転支持軸35、36は、前記電子ビーム2
7の照射領域を通過して搬送装置室24内にその長手方
向に延びて配置されたものであって、搬送装置室24の
長手方向両端部に夫々配置された軸受38、39に両端
部を夫々回転自在に支持されている。
【0022】これら回転支持軸35、36は、同一外形
であって、互いに平行でかつ例えば水平(なお、多少斜
めでもよい。)に配置されている。しかも、両回転支持
軸35、36は、相互間に被搬送物である円筒状容器4
0を、前記電子ビーム27の照射方向と交差する姿勢、
すなわち、この第1の実施の形態においては容器40を
その軸線が搬送の方向と一致する横倒しの姿勢に寝かせ
て支持できるように、円筒状容器40の最大直径より狭
い間隔をもって互いに接近されている。搬送ブレード3
7は、リボン状のものであって、回転支持軸35の外周
面にスパイラル状に巻き付けられている。このブレード
37のスパイラルピッチLは、図4に示されるように円
筒状容器40の全長lよりも長く、好ましくは少し長く
設定されている。
【0023】前記のように配置された両回転支持軸3
5、36の前記軸受38、39に支持される両端部35
a、36a(図3、図5、図6参照)は、中間部部分よ
りも小径に加工されており、これら端部35a、36a
の外周面間の軸間隙間Gは円筒状容器40の最大直径D
よりも大きく設定されている。
【0024】両回転支持軸35、36の前記内側軸に
は、図2及び図5に示されるように中空軸が使用されて
いる。前記軸受38、39を貫通した両回転支持軸3
5、36の両端部35a、36aには、搬送装置室24
内において図3及び図6に示されるように冷却媒体接続
箱41が夫々接続されている。これらの接続箱41内に
は両回転支持軸35、36に個別に対応する一対(一方
のみ図示)のL形の通路42が設けられ、その一端部に
端部35a又は36aが回転自在にかつシールされて接
続されている。
【0025】この接続は、L形通路42の前記一端部に
回転支持軸35、36の端部35a又は36aを緩く嵌
合し、これら端部35a又は36aの外周と前記一端部
の内周面との間にパッキン43を介在させるとともに、
このパッキン43を押えるOリング44付きのパッキン
押え45を前記接続箱41にねじ止めすることによりな
されている。そして、冷却媒体接続箱41のL形通路4
2の他端部には冷却媒体導管46が接続されている。
【0026】これら導管46は搬送装置室24外に配置
された図示しない冷却媒体供給部に接続され、この供給
部から送られる冷却媒体、例えば冷却水を導いて前記両
回転支持軸35、36内に循環ないしは循環することな
く流通させるようになっている。なお、冷却媒体には冷
却空気を採用してもよいし、又、両回転支持軸35、3
6の冷却は省略してもよく、その場合には両回転支持軸
35、36には中実ロッドを採用できるとともに、当然
に冷却媒体接続箱等の冷却媒体流通用の部品を省略でき
る。
【0027】図1及び図2に示されるように駆動部32
は例えば前記軸受38側に設けられている。この駆動部
32は、モータ51と、このモータ51の出力軸51a
に固定された駆動鎖車52と、この鎖車52に対向して
前記両回転支持軸35、36の軸受38側の端部35
a、36aに夫々固定された同径の被動鎖車53、54
と、これら各鎖車52〜54にわたって巻き付けられた
無端チェーン55とを有している。そのため、モータ5
1の回転動力は、各鎖車52〜54及びチェーン55か
らなる巻掛け式伝動機構を介して両回転支持軸35、3
6に伝えられ、これら両軸35、36を同期して同方向
に回転させるようになっている。モータ51は軸受38
側の搬送装置室24側壁に固定され、この側壁を貫通し
た出力軸51aの先端部は前記軸受38に支持されてい
る。そして、モータ51の回転速度、ひいては回転支持
軸35、36の回転による円筒状容器40の搬送速度
は、前記モータ51の回転速度を調整する図示しない速
度調整器により調整できるようになっている。なお、こ
の駆動部32における伝動機構には、巻き掛け式に代え
て歯車列による伝動機構を採用してもよい。
【0028】前記部品供給部33は、搬送部31の搬入
端側、つまり、前記軸受38側に設けられたものであっ
て、シュート状をなしている。この供給部33は、食品
充填前の円筒状容器40、つまり、その軸線の回りに回
転し得る被照射物を自重により前記搬入側端部において
両回転支持軸35、36間に上方から連続的に供給する
ために設けられている。この供給部33が有するガイド
33aの下端は両回転支持軸35の真上に配置されてい
る。
【0029】それにより、この部品供給部33は、円筒
状容器40を、その軸線が水平で、かつ、前記軸線が搬
送部31の搬送の方向に延びる姿勢、言い換えれば、前
記軸線が搬送部31の搬送の方向と一致する横倒しの姿
勢に円筒状容器40を寝かせた状態で、両回転支持軸3
5、36間に上方から供給できるようになっている。な
お、部品供給部33には必要に応じて搬送装置室24の
外部から円筒状容器40が補給される。
【0030】前記部品排出部34は、搬送部31の搬出
側端部、つまり、前記軸受39側に設けられており、搬
出シュート61と、搬出コンベア62と、シュート支え
63とを有している。搬出シュート61は、軸受39に
開けた通孔39aを通って斜めに配置されており、その
傾斜上端部をシュート支え63で下側から支持されてい
るとともに、中間部を軸受39に支え64を介して支持
されている。このシュート61の傾斜上端部側は、前記
搬出端部の前記軸間隙間Gの真下に対向して配置されて
いる。それにより、搬出シュート61は前記隙間Gを通
って落下する円筒状容器40を受取って滑落させるよう
になっている。搬出シュート61の傾斜下端側は搬送装
置室24の他側壁を貫通しており、その下端部に連ねて
搬出コンベア62が水平に配置されている。このコンベ
ア62にはベルトコンベア等が採用されている。したが
って、搬出シュート61を滑落する円筒状容器40は搬
出コンベア62に受け渡されて、このコンベア62の無
端回転するコンベアベルトにより、次工程の食品充填部
等に搬出されるようになっている。なお、図2中各矢印
は円筒状容器40の供給方向、搬送方向、搬出方向、及
び軸線回りの回転方向を示している。
【0031】前記構成の殺菌処理装置21において電子
ビーム発生装置22が発生した電子ビーム27は、図3
中二点鎖線に示されるように搬送装置23の搬送部31
の搬送方向に細長い長方形断面を有して、取出し窓29
及び開口25を通って搬送装置室24内の搬送部31の
一定長さ領域を照射し、そして、この搬送部31の下方
に設置された電子ビームストッパー30で受け止められ
て吸収される。
【0032】このような電子ビーム27の照射状態にお
いて搬送装置23は、その一対の回転支持軸35、36
内に冷却水を通した強制冷却状態で円筒状容器40の搬
送動作を行なう。この場合、搬送部31の両回転支持軸
35、36の搬入側端部の部品供給部33からは、軸線
が搬送部31の搬送の方向と一致する横倒しの姿勢に寝
かせた円筒状容器40が、前記姿勢を維持したまま両回
転支持軸35、36間に上方から供給される。このよう
にして供給される円筒状容器40が以下説明する搬送動
作に伴って次々に供給位置に次々に補給されるから、以
下説明する円筒状容器40の搬送は連続して行われる。
【0033】この搬送動作において搬送部31の両回転
支持軸35、36は、駆動部32により殺菌処理に必要
な速度で回転されて、供給された円筒状容器40を電子
ビーム27の照射領域に向けて搬送する。
【0034】すなわち、両回転支持軸35、36間に供
給された円筒状容器40はその外周面を互いに隣接した
両回転支持軸35、36の周面に接して、両回転支持軸
35、36間に支持されるから、図5に示されるように
駆動により同一方向に回転される両回転支持軸35、3
6の回転とは反対回りの回転を与えられる。この場合、
円筒状容器40は横倒しの姿勢でって、しかも、その回
転は軸線回りに行われるとともに、一個所ではなく2個
所から円筒状容器40の径方向の動きを抑制しながら回
転力を与えられるので、円筒状容器40との間に滑りを
生じることなく容器40を確実に軸線回りに回転させる
ことができる。同時に、回転支持軸35と一体に回転す
るスパイラル状の搬送ブレード37が、横倒れ姿勢の円
筒状容器40の前記軸受38側の後端部に接触して、こ
の容器40に前記軸受39方向の推力を与える。そのた
め、円筒状容器40はその軸線回りに回転されながら前
記推力の方向にしたがって搬送部31の両回転支持軸3
5、36上を滑り移動して行く。なお、搬送ブレード3
7により円筒状容器40に推力を与えて搬送するので、
搬送路31が傾斜していても支障なく容器40を以上の
ように搬送できる。
【0035】このようにして部品供給部33から供給さ
れた円筒状容器40は、駆動部32により駆動されて調
整された速度で同期して同一方向に回転される一対の回
転支持軸35、36間に跨るように受け渡されて、それ
自身の軸線回りに回転されながら、搬送ブレード37に
より与えられる軸方向の推力によって前記軸受39方向
に搬送される。
【0036】そして、この搬送部31での搬送終了に伴
い、円筒状容器40から両回転支持軸35、36の大径
部が離れると同時に容器40に対する下側周面からの支
持力が消失するので、円筒状容器40は前記軸受39側
の軸間隙間Gを通って落下し、搬出シュート61を滑落
して搬出コンベア62に受け渡されて、このコンベア6
2を介して食品充填部側に搬出される。
【0037】前記のような搬送における搬送部31での
搬送途中において、円筒状容器40は電子ビーム27が
照射されている領域を通過する。この照射領域では電子
ビーム27を照射されるから、その吸収線量に応じて円
筒状容器40の表面に付着している雑菌を死滅させるこ
とができ、このようにして電子ビーム照射領域に次々に
搬送されてくる円筒状容器40を連続的に殺菌すること
ができる。
【0038】こうした電子ビーム27による殺菌処理に
おいては、以下の理由により電子ビームの高出力化を伴
うことなく円筒状容器40の各部についての照射距離と
電子ビーム吸収線量を夫々均等化できる。
【0039】すなわち、搬送部31は円筒状容器40を
横倒しの姿勢で電子ビーム照射領域に搬送するので、こ
の容器40の上下部と電子ビーム発生装置22の電子銃
部28との間の距離距離の差を小さくできる。こうした
照射距離差の減少により、円筒状容器40の上下部での
電子ビーム27の吸収線量の差を減少させることができ
る。言い換えれば、円筒状容器40の上下部に対する照
射距離を均等化できる。
【0040】それにより、電子ビーム照射領域を通過す
る円筒状容器40を、搬送部31とともに電子銃部28
により近い位置に配置することが可能となり、それに応
じて電子ビーム27のエネルギー出力を相対的に減少で
き、それにも拘らず円筒状容器40において電子ビーム
27の吸収線量をより多く得ることができる。
【0041】更に、搬送部31は、搬送ブレード37の
推力による搬送の方向と軸線を一致させた横倒し姿勢の
円筒状容器40を、同一方向に同期して回転する一対の
回転支持軸35、36により前記軸線回りに回転させな
がら、電子ビーム照射領域に通過させるから、照射され
る電子ビーム27に対して容器40の外周面に表裏がな
くなって、容器40の外周面に均等かつむらなく電子ビ
ーム27を照射させることができる。このように円筒状
容器40の各部に対する電子ビーム吸収線量が均等化す
るので、電子ビーム27の低エネルギー出力下でも、容
易に必要な電子ビーム吸収線量を得ることが可能であ
る。
【0042】以上のような円筒状容器40の各部につい
ての照射距離の均等化と電子ビーム吸収線量の均等化に
より、必要な殺菌処理をするにあたって電子ビーム27
の高出力化を伴うことなく実施できる。したがって、電
子ビーム発生装置22の形成に莫大な設備費を要するこ
とがないとともに、必要な殺菌処理性能を発揮しながら
殺菌処理装置21をコンパクトにできる。
【0043】又、前記構成の搬送装置23の搬送部31
は電子ビーム27の照射によって発熱するが、この搬送
部31の主要部をなした一対の回転支持軸35、36内
には冷却水が流通若しくは循環されて水冷作用を受けて
いるため、回転支持軸35、36の温度上昇を容易に防
止できる点で優れている。
【0044】しかも、第1の実施の形態に係る搬送装置
23の構成によれば、円筒状容器40の軸線回りの回転
と、前記容器40の軸方向移動とを、一つの駆動部32
だけで実現できるので、搬送装置23の構成を簡単にで
きる点でも優れている。
【0045】又、第1の実施の形態のように搬送ブレー
ド37のスパイラルピッチLを容器40の全長より少し
大きくした構成では、一つのスパイラルピッチL内に一
つの円筒状容器40しか入ることができないので、容器
40の相互干渉を防止しつつ1個ずつ連続的に搬送でき
るとともに、搬送効率も良い点で優れている。
【0046】なお、本発明は前記第1の実施の形態に制
約されるものではない。例えば、一つのスパイラルピッ
チの内部に複数の円筒状被照射物が入るように大きなピ
ッチで搬送ブレードを設けてもよいとともに、このブレ
ードはそれが設けられる回転支持軸と一体又は別体でも
よい。網けら得を。又、被照射物はその軸線回りに転が
り得る形態を有するものであれば殺菌対象物として適用
でき、必ずしも容器全体が同一径である必要はない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したような形態で実施される本
発明方法及び装置によれば、軸線回りに転動し得る被照
射物を、その軸線が電子ビームの照射方向と交差する横
倒しの姿勢で、取り分け、本発明装置では前記軸線が搬
送の方向と一致する横倒しの姿勢で、かつ、前記軸線の
回りに回転させながら、殺菌用電子ビームが照射される
電子ビーム照射領域に通過させるから、被照射物の上下
部に対する電子ビームの照射距離を均等化できるととも
に、被照射物の外周面に均等かつむらなく電子ビームを
照射させて被照射物の各部に対する電子ビーム吸収線量
を均等化できる。それにより、電子ビーム照射部へ被照
射物をより近く位置させながら搬送することが可能でよ
り多い電子ビーム吸収線量を得ることができるととも
に、低エネルギーの電子ビーム出力下でも、容易に必要
な電子ビーム吸収線量を得てむらなく電子ビーム殺菌を
することが可能であり、したがって、電子ビームの高出
力化を伴うことを防止できる。
【0048】又、搬送装置が備える一対の回転支持軸の
内部に冷却媒体を通して強制冷却を行なう発明にあって
は、電子ビームの照射を原因とする搬送部の温度上昇を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る殺菌処理用搬
送装置を備える殺菌処理装置の構成を概略的に示す縦断
側面図。
【図2】第1の実施の形態に係る殺菌処理用搬送装置が
備える駆動部の構成を図1中Z−Z線に沿って示す断面
図。
【図3】第1の実施の形態に係る殺菌処理用搬送装置の
構成を示す斜視図。
【図4】第1の実施の形態に係る殺菌処理用搬送装置が
備える搬送部の一部の構成を拡大して示す平面図。
【図5】図4中Y−Y線に沿って示す搬送部の断面図。
【図6】図3中X−X線に沿って示す冷却媒体接続箱部
分の断面図。
【図7】従来例に係る搬送方法を実施する搬送装置を備
えた殺菌処理装置の構成を概略的に示す断面図。
【符号の説明】
21…殺菌処理装置、 22…電子ビーム発生装置、 23…搬送装置、 27…電子ビーム、 28…電子銃部、 31…搬送部、 32…駆動部、 33…部品供給部、 34…部品排出部、 35…回転支持軸、 36…回転支持軸、 37…搬送ブレード、 40…円筒状容器(被照射物)、 41…冷却媒体接続箱、 42…通路、 46…冷却媒体導管、 51…モータ、 51a…出力軸、 52…駆動鎖車、 53…被動鎖車、 54…被動鎖車、 55…チェーン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸線回りに転動し得る被照射物を殺菌用電
    子ビームが照射される電子ビーム照射領域に搬送して電
    子線殺菌をするための殺菌処理用搬送方法であって、 前記被照射物を、その軸線が前記電子ビームの照射方向
    と交差する横倒しの姿勢で、かつ、前記軸線の回りに回
    転させながら、前記電子ビーム照射領域に通過させるこ
    とを特徴とする殺菌処理用搬送方法。
  2. 【請求項2】殺菌用電子ビームが照射される電子ビーム
    照射領域を通過する搬送部及びこの搬送部を駆動する駆
    動部を有して、軸線回りに転動し得る被照射物を前記電
    子ビーム照射領域に搬送する殺菌処理用搬送装置であっ
    て、 前記搬送部が、互いに平行に配置されるとともに相互間
    に前記被搬送物をその軸線が前記搬送の方向と一致する
    横倒しの姿勢に寝かせて支持する一対の回転支持軸と、
    前記被照射物の長さよりも大きなピッチで前記両回転支
    持軸のいずれか一方の外周にスパイラル状に設けられた
    搬送ブレードとを具備してなり、かつ、前記駆動部が前
    記両回転支持軸を同一方向へ回転させるものであること
    を特徴とする殺菌処理用搬送装置。
  3. 【請求項3】前記一対の回転支持軸が夫々中空軸であっ
    て、その内部に冷却媒体が流通するようにしたことを特
    徴とする請求項2記載の殺菌処理用搬送装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006061558A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 電子線殺菌装置
JP2006204640A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Mitsubishi Heavy Industries Food & Packaging Machinery Co Ltd 電子線殺菌装置、及び、電子線殺菌装置の電子線照射方法
JP2008188292A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Shibuya Kogyo Co Ltd 物品殺菌装置
US7579607B2 (en) * 2004-01-20 2009-08-25 Serac Group Installation for sterilizing articles by electron bombardment

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