JPH11100035A - 合成樹脂製パレット - Google Patents

合成樹脂製パレット

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JPH11100035A
JPH11100035A JP28056497A JP28056497A JPH11100035A JP H11100035 A JPH11100035 A JP H11100035A JP 28056497 A JP28056497 A JP 28056497A JP 28056497 A JP28056497 A JP 28056497A JP H11100035 A JPH11100035 A JP H11100035A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で且つ大きい曲げ強度を備えながらも、
デッキボード表面に「ヒケ」による窪みの発生を生じな
い合成樹脂製パレットを提供すること。 【解決手段】 パレットを上下に分割した形状のパレッ
ト形成部材10を射出成形によって形成し、これらを互
いに対向させて溶着一体化してなる合成樹脂製パレット
であって、パレット形成部材10は載荷面を形成するデ
ッキボード11を含み、このデッキボード11の内側に
は薄肉の桁形成部材12及び縦横に交差し、デッキボー
ド側に太く、先端部に細くなるようにテーパーが付けら
れた補強リブ13、14が設けられ、特に補強リブ13
には、デッキボード11との交差部近傍における最も肉
厚の太い部分の内部に、成形時に吹き込まれた中空部1
7が補強リブ13に沿って形成されていることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は合成樹脂製パレット
に関し、更に詳細には物品の運搬、移動、収納などの際
に用いられるフォークリフト用パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フォークリフト用のパレットとし
ては、合成樹脂製のものが製造され、使用されている。
通常、この種の合成樹脂製パレットは、基本的には、パ
レットを桁部分で上下に分割した形状のパレット形成部
材を射出成形によって形成し、これら2枚のパレット形
成部材を一体化して形成される。
【0003】すなわち、射出成形によって形成されたパ
レット形成部材は、載荷面を形成するデッキボードと、
このデッキボードの内面適所に設けられた桁形成部材
(脚形成部材)と、更にこのデッキボードの内面に縦横
に交差して設けられた補強リブとを備え、これらのパレ
ット形成部材を互いに対向させて桁形成部材同士を突き
合わせ、その突き合わせ部を溶着一体化して形成され
る。
【0004】各パレット形成部材の内面にこのような補
強リブを形成することは、デッキボードの曲げ強度を高
め、フォークリフトで積荷を運搬、移動する際等にデッ
キボードに撓みが発生するのを防止する上で極めて効果
のあるものとしてよく知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような補強リブ
は、前述したようにデッキボードの曲げ強度を高めると
いう点で大きな効果を奏する反面、その分だけ合成樹脂
製パレットの重量が増加するという問題があった。ま
た、デッキボードとリブとの交点部分には成形時に熱が
滞留し易く、固化が遅くなるためヒケが生じデッキボー
ドの表面がリブの形状に窪んでしまうと言う問題もあっ
た。
【0006】更に、合成樹脂製パレットの成形に際して
補強リブ1の直上に位置するデッキボード表面に溝を形
成し、この溝に帯状の滑り止めを配置することがある
が、その場合には図5に示されるように前述した「ヒ
ケ」により溝4の底面が凹面状にへこみ、そのため溝4
に滑り止め5を配置しても、この滑り止め5が有効に機
能しないという問題もあった。
【0007】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、軽量で且つ大きい曲げ強
度を備えながらも、デッキボード表面に「ヒケ」による
窪みの発生を生じない合成樹脂製パレットを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は合成樹脂製パレ
ットであり、前述した技術的課題を達成するために以下
のように構成されている。すなわち、本発明は、パレッ
トを上下に分割した形状のパレット形成部材を射出成形
によって形成し、これらを互いに対向させて溶着一体化
してなる合成樹脂製パレットであって、前記パレット形
成部材が、載荷面を形成するデッキボードと、このデッ
キボードに設けられた桁と、前記デッキボードの内面に
縦横に設けられ、前記デッキボード側に太く、先端部に
細くなるようにテーパーが付けられた補強リブとを含
み、前記補強リブには、前記デッキボードとの交差部近
傍における最も肉厚の太い部分の内部に、成形時に気体
を吹き込んで形成された中空部が前記補強リブに沿って
形成されていることを特徴とする。
【0009】<本発明における具体的構成>本発明の合
成樹脂製パレットは、前述した必須の構成要素からなる
が、その構成要素が具体的に以下のような場合であって
も成立する。その具体的構成要素とは、補強リブにおい
て前記デッキボードとの交差部近傍の最も肉厚の厚い部
分に湾曲部を設け、その湾曲部の大きさにより中空部の
大きさを制御することを特徴とする。
【0010】また、本発明の合成樹脂製パレットでは、
補強リブに形成された中空部の直上におけるデッキボー
ド表面に溝が補強リブにほぼ沿って形成され、この溝に
滑り止めを配置したことも好ましい。
【0011】更に、本発明の合成樹脂製パレットでは、
パレット形成部材が、フォーク差込み孔に隣接する桁形
成部材の端部における内部に、桁形成部材の内部空間を
分割して比較的に小さな密閉中空部が形成され、このパ
レット形成部材のコーナーに位置する密閉中空部におけ
るデッキボート表面の厚みが他の表面より厚く形成する
ようにすることも望ましい。
【0012】更にまた、本発明の合成樹脂製パレットで
は、パレット形成部材が、フォーク差込み孔に隣接する
桁形成部材の端部における内部に、桁形成部材の内部空
間を分割して比較的に小さな密閉中空部が形成され、こ
のパレット形成部材のコーナーに位置する密閉中空部の
縦及び横の寸法をそれぞれ30〜80mmとすることが
好ましい。
【0013】更に、本発明の合成樹脂製パレットでは、
パレット形成部材におけるデッキボード表面の一部若し
くは全面にしぼ付け加工を施すことも好ましい。また、
パレット形成部材のフォーク差込み孔に、フォークリフ
ト爪との間の滑りを防止するために取り付けらたグロメ
ットの位置をデッキボードの端から200mm以内とす
ることも好ましい。
【0014】本発明の合成樹脂製パレットによると、全
体としては、パレットを上下に分割した形状のパレット
形成部材が射出成形によって形成され、これらを互いに
対向させて溶着一体化して形成される。各パレット形成
部材を射出成形によって形成する際、デッキボードの内
面に縦横に設けられる補強リブの内部が固化する前に所
定の位置から補強リブのデッキボード側の部分に気体を
注入することによってデッキボードとの交差部付近に中
空部を形成する。
【0015】これにより、補強リブにおけるデッキボー
ドとの交差部における肉厚部分は、中空部の存在によっ
て実質的に薄くなり、その結果冷却速度が他の部分に比
較して極端に遅くなることがない。従って、補強リブの
直上におけるデッキボード表面に「ヒケ」による窪み等
の発生がなく、デッキボード表面の平滑性を得ることが
でき、またその部分に溝を形成して滑り止めを設置する
際にも滑り止めの表面全体が均一にデッキボード表面か
ら僅かに突出し且つ平行となってその性能を十分に発揮
することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の合成樹脂製パレッ
トを図に示される実施形態について更に詳細に説明す
る。図1には、本発明の一実施形態に係る合成樹脂製パ
レットを上下半分に分割した形状の上半分のパレット形
成部材10の更にその4分の1の部分が示されている。
このパレット形成部材10は、デッキボード11と、そ
の内側における両端部及び中間部に形成された桁形成部
材即ち脚形成部材12と、同様にデッキボード11の内
側に縦横に交差して設けられた補強リブ13とを備えて
構成されている。
【0017】本実施形態に係る合成樹脂製パレットは、
このパレット形成部材10を互いに対向させて桁形成部
材12を突き合わせ、その突合わせ部を溶着一体化して
形成される。この桁形成部材12は筒状体を呈し、約3
〜7mmの薄肉で形成することが好ましい。合成樹脂製
パレットを側方から見た時、桁と桁との間の空間(孔)
は、フォーク差込み孔15となる。
【0018】デッキボード11の内側に縦横に交差して
設けられる補強リブは、フォーク差込み孔15の入り口
16即ちフォーク差込み孔15の口部16に沿うデッキ
ボードの内面にも形成されている。フォーク差込み孔1
5の口部16に沿うデッキボード11の内面に形成され
た補強リブについては説明の便宜上、別な参照符号14
を付けて示す。
【0019】フォーク差込み孔15の口部16に沿うデ
ッキボード11の内面であって、特にそのエッジに形成
されたエッジ補強リブ14aは、これに平行に且つ隣接
して形成された補強リブ13に、相互に所定の間隔をあ
けた多数の連結用補強リブ14bで接続されている。こ
のようにエッジ補強リブ14aを、隣接する補強リブ1
3に複数の連結用補強リブ14bで接続することでフォ
ーク差込み孔15付近におけるデッキボード11につい
ての衝撃強度を一層高めることができる。
【0020】さて、フォーク差込み孔15に沿うデッキ
ボード11の内面に形成された補強リブ14a、14b
も含めて、デッキボード11の内側に形成される補強リ
ブ13は、図2に示されるようにデッキボード側に太
く、先端部に細くなるようにテーパーを付けて形成する
ことができる。しかし、特に補強リブ13については、
デッキボード11との交差部近傍における最も肉厚の太
い部分の内部に、成形時に吹き込まれた中空部17が当
該補強リブ13に沿って形成されている。
【0021】このように補強リブ13におけるデッキボ
ード11との交差部近傍の内部に中空部17を設ける一
つの方法は、次の通りである。すなわち、補強リブ13
の直上で且つそれに沿ったデッキボード面上の位置に対
応するように1つもしくは複数のガス注入穴(図示せ
ず)をパレット成形金型に設けておく。
【0022】そして、前述したガス注入穴又は別に設け
た溶融樹脂注入専用穴から溶融樹脂を注入してパレット
形成部材10を射出成形する時、補強リブ13の内部が
固化する前にこのガス注入穴から空気又は窒素等の適当
な気体が注入される。前述のガス注入穴から注入された
気体は、補強リブ13におけるデッキボード11との交
差部近傍の肉厚部内を補強リブ13に沿って進入し、そ
れらの内部に中空部17を形成する。
【0023】従って、図2に符号17で示される中空部
は、補強リブにおけるデッキボードとの交差部近傍の肉
厚部内に形成された注入気体の導通路でもあり、同一ガ
ス注入穴からの導通路は各補強リブ13の中空部17と
すべて連通していることになる。このように、溶融樹脂
を金型に射出して成形する時、金型内に注入された溶融
樹脂が固化する前に空気又は窒素などの気体を吹き込ん
で補強リブ内に中空部を形成する方法は、ガスインジェ
クション法としてよく知られているので、この方法につ
いての詳細な説明は省略する。
【0024】補強リブ13内に吹き込まれた気体の内圧
は、金型部分の内壁に均等に作用するため、成形された
補強リブ13の肉厚が極端に薄くなるようなことはな
い。このようにして補強リブ内に中空部17を形成する
ことにより合成樹脂製パレットの軽量化、成形時の寸法
変動を少なくする、成形時間の短縮などの効果を得る。
【0025】パレット形成部材10の射出成形時に補強
リブ13に注入される気体の量は、合成樹脂製パレット
10の必要強度等によって調整される。通常、合成樹脂
製パレット全体の見掛け密度が原料合成樹脂の密度の
0.75倍〜0.95倍程度となるように気体を注入す
ることが好ましい。
【0026】なお、補強リブ13においてデッキボード
11との交差部近傍の最も肉厚の厚い部分に、図2又は
図3に示されるように湾曲部25を設け、その湾曲部の
大きさを適宜設計することにより中空部17の大きさを
制御することができる。このように湾曲部25を設けて
実質的な肉厚を大きくすることで、ガスの流動を促進
し、ガス流路の形成を容易にできる。その結果、意図す
る場所にガスを流入させることができる。
【0027】ところで、合成樹脂製パレットでは、所定
の補強リブ13に沿ってその直上におけるデッキボード
表面に溝18を形成し、この溝18に滑り止め19を配
置する。その際、前述したように補強リブ13における
デッキボード11との交差部近傍内部に中空部17が形
成されているため、この溝18の底面に前述したように
「ひけ」による窪みの発生がない。
【0028】そのため、図3に示されるようにデッキボ
ード11の表面から僅かに突出した滑り止め19の表面
を当該デッキボード表面に対してほぼ平行に位置決めで
き、その結果滑り止め19の機能を十分に発揮させるこ
とができる。
【0029】次に、フォーク差込み孔15に隣接する桁
形成部材12の端部、言い換えればフォーク差込み孔1
5の両側に位置する桁形成部材12の端部における構造
について説明する。フォーク差込み孔15に隣接する桁
形成部材12の端部における内部には、桁形成部材12
の内部空間を分割するように比較的に小さな密閉中空部
が形成されている。
【0030】この密閉中空部について更に具体的に説明
すると、図1は前述したように上半分のパレット形成部
材10の更にその4分の1の部分を示し、この図で見て
右側の桁形成部材12はパレット形成部材10の外側端
部に位置し、左側の桁形成部材12はパレット形成部材
10の中間部に位置する桁形成部材の半分を示してい
る。
【0031】外側端部の桁形成部材12における密閉中
空部は符号20a、20b、20cで示されるように3
つ形成され、中間部に位置する桁形成部材12は全部で
6つの密閉中空部(図1では半分の3つの密閉中空部2
0d、20e、20fを示している)が形成されてい
る。
【0032】これらの密閉中空部20a〜20fは、桁
形成部材12の端部における側壁12a及び端壁12b
と協働する仕切り壁21によって区画形成されている。
この仕切り壁21は、フォーク差込み孔15の長手方向
即ちフォークの差し込み方向に沿う桁の側壁12aにほ
ぼ直交するようにそれらの間に形成された第1の仕切り
部21aを備えている。
【0033】そして、この仕切り壁21は、更に第1の
仕切り部21aと桁形成部材12の側壁12a及び端壁
12bとで区画される空間部を分割すべくフォーク差込
み方向に平行な2つの第2の仕切り部21bを備えてい
る。これにより、フォーク差込み孔15に隣接する桁1
2の端部について、フォーク差込み方向からの衝撃に対
する強度を向上させることができる。
【0034】ところで、合成樹脂製パレットのコーナー
は使用中に衝撃を受けやすい箇所であり、特にこの部分
の補強は必要である。そのため、パレット形成部材10
における外側端部の桁形成部材12に設けられたコーナ
ーの密閉中空部20aについては、第2の仕切り部21
bと側壁12aとの間隔Aと、第1の仕切り部21aと
端壁12bとの間隔Bとが共に約30〜80mmである
ことが好ましい。
【0035】また、この密閉中空部20aについては、
更に、当該部分のデッキボート表面の厚みが3〜5mm
とされて他の表面より1〜3mm以上厚く形成されてい
る。といっても、デッキボード表面は全体に平坦である
ので、その厚みの増加分は密閉中空部20aの内側に厚
くされている。
【0036】次に、パレット形成部材10の射出成形条
件について説明する。パレット形成部材10の射出成形
条件は、通常の条件でよく、例えば、高密度ポリエチレ
ンを材料として用いた場合、溶融温度(シリンダ温度)
200〜250℃、射出率2000〜5000cc/s
ec程度の条件が好ましい。また、パレットを構成する
合成樹脂としてはポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レンープロピレン共重合体等のポリオレフィンが一般的
であるが、場合によっては他の樹脂を用いてもよいこと
は言うまでもない。
【0037】更に、着色剤、充填剤等の添加剤を適宜用
いてもよいことも勿論である。さらにまた、これらの合
成樹脂に、通常使用されている有機質又は無機質のもの
を含む従来知られている発泡剤を混入し、発泡体として
もよい。この場合の発泡率は1.01〜1.4倍程度が
望ましい。この場合にはパレット全体の見掛け密度が原
料合成樹脂の密度の0.65倍〜0.95倍程度となる
ようにするのがよい。
【0038】前述した実施形態に係る合成樹脂製パレッ
トでは、パレット形成部材10の内側に設けられた補強
リブ13、14がフォーク差し込み方向と平行及び直角
方向に伸長するように形成されていたが、本発明では、
フォーク差込み孔に沿ってデッキボード11のエッジに
形成されるエッジ補強リブ14aを除き、補強リブの伸
長方向をこのような方向に限定する理由はない。
【0039】なお、図1において符号22は、本合成樹
脂製パレットを使用する時、フォーク差込み孔15にフ
ォークを差し込んだ際にフォークと当該合成樹脂製パレ
ットとの相対的な滑りを生じさせないように中空な補強
リブ13に形成された穴に圧入装着された滑り止め用の
ゴム製グロメットを示している。
【0040】このグロメット22の取り付け位置は、デ
ッキボード11の端から約200mm以内に設けること
がフォーク差込み孔15にフォークを差し込んだ時の滑
り防止として最も機能することが確かめられている。す
なわち、トラックなどに荷物を積み降ろす作業をする
際、フォークリフトのフォーク(爪)をパレットのフォ
ーク差込み孔15に浅く差し込んでパレットを押したり
引いたりしながらパレット位置の微調整を行うことが少
なくない。そのような時、グロメット22が前述した位
置にあることが最も好ましいのである。
【0041】また、図1において符号23は、合成樹脂
製パレットを持ち上げたり傾けたりする時に使用すべく
デッキボード11に形成された手掛け用の開口部を示
し、更に符号24はデッキボード11の内側にフォーク
差込み孔15等から浸入した水を排水するための排水穴
を示している。
【0042】更に、このパレット形成部材10における
デッキボード表面の一部若しくは全面にしぼ付け加工が
施されている。このしぼ付け加工は、既によく知られて
いるように型押しによって小さな無数の突起やしわ状の
模様を付けるもので、これによりデッキボード表面が粗
面になるため、品番や送り先をチョーク等で書きやすく
なる。
【0043】そして、パレット形成部材10のデッキボ
ード表面を前述したようにしぼ付け加工して粗面とした
場合には、合成樹脂製パレットの使用中にデッキボード
表面に乗せられる荷の接触面が同様な粗面であれば、粗
面同士の係合作用により滑りにくくなり、使用中の安全
も図ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の合成樹脂
製パレットによれば、デッキボードの内面に形成された
補強リブにおけるデッキボードとの交差部近傍の最も肉
厚の太い部分の内部に、成形時にガスを吹き込むことに
よって中空部を補強リブに沿って形成したことにより、
合成樹脂製パレットの曲げ強度の向上と軽量化を図りな
がらも、デッキボード表面における「ヒケ」による窪み
の発生を防止でき、デッキボード表面の平滑性を向上さ
せることができる。
【0045】また、本発明の合成樹脂製パレットによれ
ば、前述したようにデッキボード表面に「ヒケ」による
窪みの発生がないため、その位置に溝を形成して滑り止
めを配置する場合でも、滑り止め表面の位置が設計通り
に形成されるため、滑り止めの機能を十分に発揮させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上下に分割されたパレット形成部材を一体化し
て形成される本発明の一実施形態に係る合成樹脂製パレ
ットにおいて上半分のパレット形成部材の更にその4分
の1部分を示す断面図である。
【図2】図1に示されるパレット形成部材を2−2線に
沿って切断して補強リブを示す断面図である。
【図3】図1に示されるパレット形成部材を3−3線に
沿って切断して補強リブを示す断面図である。
【図4】従来の合成樹脂製パレットにおける補強リブと
その基部のデッキボード部分を断片的に示す断面図であ
る。
【図5】従来の合成樹脂製パレットにおいて滑り止めが
設けられたデッキボード部分とその直下に形成されてい
る補強リブとを断片的に示す断面図である。
【符号の説明】
10 パレット形成部材 11 デッキボード 12 桁形成部材(脚形成部材) 12a 桁の側壁 12b 桁の端壁 13 補強リブ 14 補強リブ 14a 補強リブ 14b 連結用補強リブ 15 フォーク差込み孔 16 フォーク差込み孔の口部 17 中空部 18 溝 19 滑り止め 20 密閉中空部 21 仕切り壁 21a 第1の仕切り部 21b 第2の仕切り部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレットを上下に分割した形状のパレッ
    ト形成部材を射出成形によって形成し、これらを互いに
    対向させて溶着一体化してなる合成樹脂製パレットであ
    って、 前記パレット形成部材が、載荷面を形成するデッキボー
    ドと、このデッキボードに設けられた桁形成部材と、前
    記デッキボードの内面に縦横に設けられ、前記デッキボ
    ード側に太く、先端部に細くなるようにテーパーが付け
    られた補強リブとを含み、 前記補強リブには、前記デッキボードとの交差部近傍に
    おける最も肉厚の太い部分の内部に、成形時に気体を吹
    き込んで形成された中空部が前記補強リブに沿って形成
    されていることを特徴とする合成樹脂製パレット。
  2. 【請求項2】 前記補強リブには、前記デッキボードと
    の交差部近傍における最も肉厚の厚い部分に湾曲部を設
    け、その湾曲部の大きさにより前記中空部の大きさを制
    御することを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製パ
    レット。
  3. 【請求項3】 前記補強リブに形成された前記中空部の
    直上における前記デッキボード表面に溝が前記補強リブ
    にほぼ沿って形成され、この溝に滑り止めを配置したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製パレット。
  4. 【請求項4】 前記パレット形成部材が、フォーク差込
    み孔に隣接する前記桁形成部材の端部における内部に、
    前記桁形成部材の内部空間を分割して比較的に小さな密
    閉中空部が形成され、このパレット形成部材のコーナー
    に位置する前記密閉中空部におけるデッキボート表面の
    厚みが他の表面より厚く形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の合成樹脂製パレット。
  5. 【請求項5】 前記パレット形成部材が、フォーク差込
    み孔に隣接する前記桁形成部材の端部における内部に、
    前記桁形成部材の内部空間を分割して比較的に小さな密
    閉中空部が形成され、このパレット形成部材のコーナー
    に位置する前記密閉中空部の縦及び横の寸法がそれぞれ
    30〜80mmであることを特徴とする請求項1に記載
    の合成樹脂製パレット。
  6. 【請求項6】 前記パレット形成部材におけるデッキボ
    ード表面の一部若しくは全面にしぼ付け加工が施されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製パレ
    ット。
  7. 【請求項7】 前記パレット形成部材のフォーク差込み
    孔に、フォークリフト爪との間の滑りを防止するために
    取り付けらたグロメットの位置が前記デッキボードの端
    から200mm以内であることを特徴とする請求項1に
    記載の合成樹脂製パレット。
JP28056497A 1997-07-28 1997-10-14 合成樹脂製パレット Expired - Fee Related JP4152004B2 (ja)

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