JPH11100464A - ゴム組成物 - Google Patents
ゴム組成物Info
- Publication number
- JPH11100464A JPH11100464A JP27964097A JP27964097A JPH11100464A JP H11100464 A JPH11100464 A JP H11100464A JP 27964097 A JP27964097 A JP 27964097A JP 27964097 A JP27964097 A JP 27964097A JP H11100464 A JPH11100464 A JP H11100464A
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- JP
- Japan
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- rubber
- weight
- rubber composition
- parts
- nitrile rubber
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐冷媒性を有し,接触する相手金属を腐食さ
せることのない加硫成形品を与え得るゴム組成物を提供
すること。 【解決手段】 水素化ニトリルゴム又はニトリルゴムの
一方又は双方よりなるゴム成分100重量部当たり,1
0〜150重量部のカーボンブラックと,10〜150
重量部のシランカップリング剤で処理されたクレーと有
機過酸化物1〜10重量部を配合してなる。
せることのない加硫成形品を与え得るゴム組成物を提供
すること。 【解決手段】 水素化ニトリルゴム又はニトリルゴムの
一方又は双方よりなるゴム成分100重量部当たり,1
0〜150重量部のカーボンブラックと,10〜150
重量部のシランカップリング剤で処理されたクレーと有
機過酸化物1〜10重量部を配合してなる。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は,冷凍機,エアコン等の冷媒移送
用の配管の継手のシール材等に使用される耐冷媒性のゴ
ム組成物に関する。
用の配管の継手のシール材等に使用される耐冷媒性のゴ
ム組成物に関する。
【0002】
【従来技術】近年,エアコン等の冷凍機の冷媒はフロン
規制によりCFC−12(化学式;CCl2 F2 )等が
HFC−134a(化学式;CH2 FCF3 )等に代替
されてきている(なお,これらの各種フロンを示す符号
は日本フロンガス協会発行の『特定フロン使用削減マニ
ュアル』等を参照のこと)。
規制によりCFC−12(化学式;CCl2 F2 )等が
HFC−134a(化学式;CH2 FCF3 )等に代替
されてきている(なお,これらの各種フロンを示す符号
は日本フロンガス協会発行の『特定フロン使用削減マニ
ュアル』等を参照のこと)。
【0003】ただし,その移行期間はCFC−12とH
FC−134a等の各種のフロン冷媒が用いられること
になる。このため,冷凍機の冷媒移送用配管の継手のシ
ール材として使用するゴム組成物には,各種フロン系冷
媒に耐えうる物質が求められている。この要求に対し
て,水素化ニトリルゴム,あるいは水素化ニトリルゴム
と塩素化ポリエチレンのブレンドゴムが提案されている
(表2参照)。
FC−134a等の各種のフロン冷媒が用いられること
になる。このため,冷凍機の冷媒移送用配管の継手のシ
ール材として使用するゴム組成物には,各種フロン系冷
媒に耐えうる物質が求められている。この要求に対し
て,水素化ニトリルゴム,あるいは水素化ニトリルゴム
と塩素化ポリエチレンのブレンドゴムが提案されている
(表2参照)。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,従来提案され
ているゴム組成物には以下のような問題点があった。ま
ず,水素化ニトリルゴムと塩素化ポリエチレンとのブレ
ンドゴムでは主成分ポリマー中に塩素を含むため,高温
高湿等の厳しい条件下で接触する相手金属を腐食させる
というおそれがあった。
ているゴム組成物には以下のような問題点があった。ま
ず,水素化ニトリルゴムと塩素化ポリエチレンとのブレ
ンドゴムでは主成分ポリマー中に塩素を含むため,高温
高湿等の厳しい条件下で接触する相手金属を腐食させる
というおそれがあった。
【0005】また,水素化ニトリルゴムのみよりなるゴ
ム組成物はポリマー中に塩素を含まないが,補強剤とし
てのカーボンブラックが含有されている。このため,使
用環境下に水分が存在する場合,ゴム組成物中のカーボ
ンブラックが腐食の原因となるおそれがあった。
ム組成物はポリマー中に塩素を含まないが,補強剤とし
てのカーボンブラックが含有されている。このため,使
用環境下に水分が存在する場合,ゴム組成物中のカーボ
ンブラックが腐食の原因となるおそれがあった。
【0006】以上の問題点を取り除くため,水素化ニト
リルゴム中のカーボンブラックの配合量を減らしたゴム
組成物,カーボンブラックの代わりにそれ以外の補強剤
(クレー,ホワイトカーボン等)を添加したゴム組成物
が提案されているが,これらのゴム組成物はフロン系冷
媒に対する耐久性が悪くなるおそれがある。
リルゴム中のカーボンブラックの配合量を減らしたゴム
組成物,カーボンブラックの代わりにそれ以外の補強剤
(クレー,ホワイトカーボン等)を添加したゴム組成物
が提案されているが,これらのゴム組成物はフロン系冷
媒に対する耐久性が悪くなるおそれがある。
【0007】本発明は,かかる問題点に鑑み,耐冷媒性
を有し,接触する相手金属を腐食させることのない加硫
成形品を与え得るゴム組成物を提供することである。
を有し,接触する相手金属を腐食させることのない加硫
成形品を与え得るゴム組成物を提供することである。
【0008】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,水素化ニトリル
ゴム又はニトリルゴムの一方又は双方よりなるゴム成分
100重量部当たり,10〜150重量部のカーボンブ
ラックと,10〜150重量部のシランカップリング剤
で処理されたクレーと有機過酸化物1〜10重量部を配
合してなることを特徴とするゴム組成物にある。
ゴム又はニトリルゴムの一方又は双方よりなるゴム成分
100重量部当たり,10〜150重量部のカーボンブ
ラックと,10〜150重量部のシランカップリング剤
で処理されたクレーと有機過酸化物1〜10重量部を配
合してなることを特徴とするゴム組成物にある。
【0009】上記水素化ニトリルゴム又はニトリルゴム
は,本発明のゴム組成物のベースポリマーである。本発
明においては,水素化ニトリルゴム,ニトリルゴムをそ
れぞれ単独で使用する他,両者の混合物を使用すること
もできる。上記水素化ニトリルゴムとしては,共役ジエ
ン単位80〜95%を水素化した部分水素化アクリロニ
トリル−共役ジエン系共重合ゴムが好ましい。また,ニ
トリルゴム自体も用いることができるので,この共役ジ
エン単位が80%以下の部分水素化ニトリルゴムを用い
ることもできる。また,上記水素化ニトリルゴム及びニ
トリルゴムとして,通常はムーニー粘度ML1+4 (10
0℃)が60〜100程度のゴムを用いることができ
る。なお,ムーニー粘度が100以上のゴムを用いるこ
ともできる。
は,本発明のゴム組成物のベースポリマーである。本発
明においては,水素化ニトリルゴム,ニトリルゴムをそ
れぞれ単独で使用する他,両者の混合物を使用すること
もできる。上記水素化ニトリルゴムとしては,共役ジエ
ン単位80〜95%を水素化した部分水素化アクリロニ
トリル−共役ジエン系共重合ゴムが好ましい。また,ニ
トリルゴム自体も用いることができるので,この共役ジ
エン単位が80%以下の部分水素化ニトリルゴムを用い
ることもできる。また,上記水素化ニトリルゴム及びニ
トリルゴムとして,通常はムーニー粘度ML1+4 (10
0℃)が60〜100程度のゴムを用いることができ
る。なお,ムーニー粘度が100以上のゴムを用いるこ
ともできる。
【0010】上記カーボンブラックとしては,オイルを
不完全燃焼させて製造されるファーネスブラック,天然
ガスを熱分解して製造されるサーマルブラック等を使用
することができる。また,上記シランカップリング剤で
処理されたクレーとは,シランカップリング剤を用いて
クレーを表面改質させることにより,ゴムとの結合性を
高めた状態にしたものを示している。
不完全燃焼させて製造されるファーネスブラック,天然
ガスを熱分解して製造されるサーマルブラック等を使用
することができる。また,上記シランカップリング剤で
処理されたクレーとは,シランカップリング剤を用いて
クレーを表面改質させることにより,ゴムとの結合性を
高めた状態にしたものを示している。
【0011】上記カーボンブラック及びシランカップリ
ング剤で処理されたクレーは,いずれも水素化ニトリル
ゴム又はニトリルゴム100重量部あたり10〜150
重量部使用する。上記カーボンブラック及びシランカッ
プリング剤で処理されたクレーが10重量部未満である
場合にはゴム組成物の耐冷媒性が低下するおそれがあ
る。一方,150重量部を越えた場合には,ゴム硬度が
高くなり,弾力性が低下するおそれがある。また,加硫
成形時の加工性が悪くなるおそれがある。なお,上記カ
ーボンブラック及びシランカップリング剤で処理された
クレーは共に好ましくは20〜100重量部の割合で添
加することが好ましい。
ング剤で処理されたクレーは,いずれも水素化ニトリル
ゴム又はニトリルゴム100重量部あたり10〜150
重量部使用する。上記カーボンブラック及びシランカッ
プリング剤で処理されたクレーが10重量部未満である
場合にはゴム組成物の耐冷媒性が低下するおそれがあ
る。一方,150重量部を越えた場合には,ゴム硬度が
高くなり,弾力性が低下するおそれがある。また,加硫
成形時の加工性が悪くなるおそれがある。なお,上記カ
ーボンブラック及びシランカップリング剤で処理された
クレーは共に好ましくは20〜100重量部の割合で添
加することが好ましい。
【0012】上記有機過酸化物は架橋剤として作用する
物質を使用することが好ましい。例えば,2,5−ジメ
チルヘキサン,2,5−ジヒドロパーオキサイド,ジク
ミルパーオキサイド,第3ブチルクミルパーオキサイド
等の一般的なゴム用の有機過酸化物を使用することがで
きる。上記有機過酸化物は,水素化ニトリルゴム又はニ
トリルゴム100重量部あたり1〜10重量部使用す
る。上記有機過酸化物が1重量部未満である場合には架
橋密度が低くなり,希望するゴム物性を得ることができ
なくなるおそれがある。一方,10重量部を越えた場合
には,加硫成形時の加工性が悪くなるおそれがある。な
お,上記有機過酸化物は,好ましくは2〜6重量部の割
合で添加することが望ましい。
物質を使用することが好ましい。例えば,2,5−ジメ
チルヘキサン,2,5−ジヒドロパーオキサイド,ジク
ミルパーオキサイド,第3ブチルクミルパーオキサイド
等の一般的なゴム用の有機過酸化物を使用することがで
きる。上記有機過酸化物は,水素化ニトリルゴム又はニ
トリルゴム100重量部あたり1〜10重量部使用す
る。上記有機過酸化物が1重量部未満である場合には架
橋密度が低くなり,希望するゴム物性を得ることができ
なくなるおそれがある。一方,10重量部を越えた場合
には,加硫成形時の加工性が悪くなるおそれがある。な
お,上記有機過酸化物は,好ましくは2〜6重量部の割
合で添加することが望ましい。
【0013】なお,本発明のゴム組成物には以上の成分
のほかに,例えば補強剤,充填剤,老化防止剤,酸化防
止剤,光安定剤,スコーチ防止剤,可塑剤,加工助剤,
難燃剤等を発明の目的を損なわない範囲で適宜添加する
ことができる。そして,本発明のゴム組成物は上記各成
分を混合することにより調整される。得られたゴム組成
物を加硫プレス,射出成形機等を用いて加熱することに
より加硫成形品を得ることができる。
のほかに,例えば補強剤,充填剤,老化防止剤,酸化防
止剤,光安定剤,スコーチ防止剤,可塑剤,加工助剤,
難燃剤等を発明の目的を損なわない範囲で適宜添加する
ことができる。そして,本発明のゴム組成物は上記各成
分を混合することにより調整される。得られたゴム組成
物を加硫プレス,射出成形機等を用いて加熱することに
より加硫成形品を得ることができる。
【0014】本発明の作用につき,以下に説明する。本
発明にかかるゴム組成物は,所定量の水素化ニトリルゴ
ム又はニトリルゴムの一方又は双方よりなるゴム成分に
カーボンブラック,シランカップリング剤で処理された
クレー,有機過酸化物を配合してなる。シランカップリ
ング剤で処理することにより,クレーとゴム成分の結合
力を高めることができる。このようなクレーを用いるた
め,本発明のゴム組成物は高い耐冷媒性を得ることがで
きる。
発明にかかるゴム組成物は,所定量の水素化ニトリルゴ
ム又はニトリルゴムの一方又は双方よりなるゴム成分に
カーボンブラック,シランカップリング剤で処理された
クレー,有機過酸化物を配合してなる。シランカップリ
ング剤で処理することにより,クレーとゴム成分の結合
力を高めることができる。このようなクレーを用いるた
め,本発明のゴム組成物は高い耐冷媒性を得ることがで
きる。
【0015】また,クレーそのものはゴム成分に対する
補強剤として作用するため,クレーを添加した分,カー
ボンブラックの添加量を減じることができる。前述した
ごとく,水分の存在下でカーボンブラックはゴム組成物
と接触する相手材の腐食の原因となるが,本発明におい
てはカーボンブラックの量が少ないため,この腐食も生
じ難い。
補強剤として作用するため,クレーを添加した分,カー
ボンブラックの添加量を減じることができる。前述した
ごとく,水分の存在下でカーボンブラックはゴム組成物
と接触する相手材の腐食の原因となるが,本発明におい
てはカーボンブラックの量が少ないため,この腐食も生
じ難い。
【0016】以上のように,本発明によれば,耐冷媒性
を有し,接触する相手金属を腐食させることのない加硫
成形品を与え得るゴム組成物を提供することができる。
を有し,接触する相手金属を腐食させることのない加硫
成形品を与え得るゴム組成物を提供することができる。
【0017】よって,本発明のゴム組成物を加硫成形し
て得られたゴム成形品は冷凍機用の圧縮機,配管継手等
のシール材等に使用されるゴム部品として好適である。
て得られたゴム成形品は冷凍機用の圧縮機,配管継手等
のシール材等に使用されるゴム部品として好適である。
【0018】
実施形態例1 本発明の実施形態例にかかるゴム組成物につき説明す
る。本例のゴム組成物は,水素化ニトリルゴム又はニト
リルゴムの一方又は双方よりなるゴム成分100重量部
当たり,10〜150重量部のカーボンブラックと,1
0〜150重量部のシランカップリング剤で処理された
クレーと有機過酸化物1〜10重量部を配合してなる。
る。本例のゴム組成物は,水素化ニトリルゴム又はニト
リルゴムの一方又は双方よりなるゴム成分100重量部
当たり,10〜150重量部のカーボンブラックと,1
0〜150重量部のシランカップリング剤で処理された
クレーと有機過酸化物1〜10重量部を配合してなる。
【0019】以下に本例にかかるゴム組成物よりなる成
形品の性能について,表1〜表3により,比較試料,従
来技術等と比較説明する。まず,表1,表2に示すごと
き,本例にかかる試料1〜3,比較試料C1,C2,従
来技術にかかる試料を準備する。
形品の性能について,表1〜表3により,比較試料,従
来技術等と比較説明する。まず,表1,表2に示すごと
き,本例にかかる試料1〜3,比較試料C1,C2,従
来技術にかかる試料を準備する。
【0020】同表に示される重量部にて配合された各試
料は3Lニーダー及びオープンロールを用いて混練され
る。得られた各試料にかかるゴム組成物を加硫プレスで
180℃×10分間の一次加硫成形し,その後,ギヤオ
ーブンで160℃×3.5時間の二次加硫を施した。こ
のようにして,厚さ2mmのシート状加硫成形品を得
た。
料は3Lニーダー及びオープンロールを用いて混練され
る。得られた各試料にかかるゴム組成物を加硫プレスで
180℃×10分間の一次加硫成形し,その後,ギヤオ
ーブンで160℃×3.5時間の二次加硫を施した。こ
のようにして,厚さ2mmのシート状加硫成形品を得
た。
【0021】上記成形品に対する性能試験を表3及び下
記に示す。まず,常態物性として,硬さ(JlS A
型),引張り強さ(MPa),伸び(%)をJISK6
301に基づいて測定した。なお,試験に対する供試品
はJIS 3号打ち抜きダンベル片を使用した。
記に示す。まず,常態物性として,硬さ(JlS A
型),引張り強さ(MPa),伸び(%)をJISK6
301に基づいて測定した。なお,試験に対する供試品
はJIS 3号打ち抜きダンベル片を使用した。
【0022】また,耐冷媒性試験は以下の要領で行っ
た。上記シート状加硫成形品をCFC−12,HFC−
134a中に温度25℃で,24時間浸漬した。その
後,150℃のギヤオーブン中で1時間加熱した。そし
て,上記成形品の外観状態をブリスタの有無で観察し
た。なお,上記ブリスタとは冷媒がゴム中に溶解した
後,温度等の要因で膨張することにより発生するゴム内
部の亀裂をいう。
た。上記シート状加硫成形品をCFC−12,HFC−
134a中に温度25℃で,24時間浸漬した。その
後,150℃のギヤオーブン中で1時間加熱した。そし
て,上記成形品の外観状態をブリスタの有無で観察し
た。なお,上記ブリスタとは冷媒がゴム中に溶解した
後,温度等の要因で膨張することにより発生するゴム内
部の亀裂をいう。
【0023】また,腐食試験は以下の要領で行った。2
枚のアルミニウム板の間に上記シート状加硫成形品を挟
み,水分を1wt%含んだポリグリコール油中に浸漬し
た。この状態で温度80℃,14日間放置した。その
後,アルミニウム板腐食の有無を観察した。これらの試
験結果について,表3に記載した。
枚のアルミニウム板の間に上記シート状加硫成形品を挟
み,水分を1wt%含んだポリグリコール油中に浸漬し
た。この状態で温度80℃,14日間放置した。その
後,アルミニウム板腐食の有無を観察した。これらの試
験結果について,表3に記載した。
【0024】まず,常態物性である硬さ,引張強さ,伸
びについては,試料1〜3,比較試料C1,C2,従来
技術にかかる試料のすべてがほぼ同程度の値を示したこ
とが分かった。つまり,これらのシート状加硫成形品の
ゴムとしての性能が略等しいことが分かった。
びについては,試料1〜3,比較試料C1,C2,従来
技術にかかる試料のすべてがほぼ同程度の値を示したこ
とが分かった。つまり,これらのシート状加硫成形品の
ゴムとしての性能が略等しいことが分かった。
【0025】次に,耐冷媒性については,試料1〜3及
び比較試料C1,従来技術による成形品についてはブリ
スタが観察されず,耐冷媒性に優れた成形品が得られた
ことが分かった。一方,比較試料C2はHFC−134
aに対する耐久性が無かった。また,腐食試験によれ
ば,試料1〜3及び比較試料C2については腐食が生じ
ず,耐腐食性に優れていることが分かった。一方,比較
試料C1及び従来技術による成形品はアルミニウム板に
腐食が観察された。
び比較試料C1,従来技術による成形品についてはブリ
スタが観察されず,耐冷媒性に優れた成形品が得られた
ことが分かった。一方,比較試料C2はHFC−134
aに対する耐久性が無かった。また,腐食試験によれ
ば,試料1〜3及び比較試料C2については腐食が生じ
ず,耐腐食性に優れていることが分かった。一方,比較
試料C1及び従来技術による成形品はアルミニウム板に
腐食が観察された。
【0026】以上により,本例にかかる試料1〜3のゴ
ム組成物を加硫して得られた成形品は従来技術によるゴ
ム組成物と代替可能であることが分かった。そして,本
例にかかる試料は耐冷媒性に優れており,相手材を腐食
させない点で,従来技術にかかるものよりも優れている
ことが分かった。
ム組成物を加硫して得られた成形品は従来技術によるゴ
ム組成物と代替可能であることが分かった。そして,本
例にかかる試料は耐冷媒性に優れており,相手材を腐食
させない点で,従来技術にかかるものよりも優れている
ことが分かった。
【0027】また,上記試験を水素化ニトリルゴム及び
ニトリルゴムとが混合されたゴム成分を基にして作製し
た本例にかかるゴム組成物について行ったところ,上記
と同様の結果を得ることができた。また,アルミニウム
以外の鉄,銅,亜鉛等を用いて腐食試験を行ったとこ
ろ,上記と同様の結果を本例にかかるゴム組成物が得る
ことができた。
ニトリルゴムとが混合されたゴム成分を基にして作製し
た本例にかかるゴム組成物について行ったところ,上記
と同様の結果を得ることができた。また,アルミニウム
以外の鉄,銅,亜鉛等を用いて腐食試験を行ったとこ
ろ,上記と同様の結果を本例にかかるゴム組成物が得る
ことができた。
【0028】次に,本例における作用効果につき説明す
る。本例にかかるゴム組成物は,所定量の水素化ニトリ
ルゴム又はニトリルゴムの一方又は双方よりなるゴム成
分にカーボンブラック,シランカップリング剤で処理さ
れたクレー,有機過酸化物を配合してなる。シランカッ
プリング剤で処理することにより,クレーとゴム成分の
結合力を高めることができる。このため,高い耐冷媒性
を有するゴム組成物を得ることができる。
る。本例にかかるゴム組成物は,所定量の水素化ニトリ
ルゴム又はニトリルゴムの一方又は双方よりなるゴム成
分にカーボンブラック,シランカップリング剤で処理さ
れたクレー,有機過酸化物を配合してなる。シランカッ
プリング剤で処理することにより,クレーとゴム成分の
結合力を高めることができる。このため,高い耐冷媒性
を有するゴム組成物を得ることができる。
【0029】また,クレーそのものはゴム成分に対する
補強剤として作用するため,クレーの添加分カーボンブ
ラックの添加量を減じることができる。前述したごと
く,水分の存在下でカーボンブラックはゴム組成物と接
触する相手材の腐食の原因となるが,本発明においては
カーボンブラック量が少ないため,この腐食も生じな
い。
補強剤として作用するため,クレーの添加分カーボンブ
ラックの添加量を減じることができる。前述したごと
く,水分の存在下でカーボンブラックはゴム組成物と接
触する相手材の腐食の原因となるが,本発明においては
カーボンブラック量が少ないため,この腐食も生じな
い。
【0030】従って,本例によれば,耐冷媒性を有し,
接触する相手金属を腐食させることのない加硫成形品を
与え得るゴム組成物を提供することができる。
接触する相手金属を腐食させることのない加硫成形品を
与え得るゴム組成物を提供することができる。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】実施形態例2 本発明にかかるゴム組成物を利用した冷凍機の冷媒配管
の継手に設けられたOリングについて以下に説明する。
の継手に設けられたOリングについて以下に説明する。
【0035】図1に示した冷凍機2について以下に説明
する。上記冷凍機2は,冷媒ガス20を圧縮する圧縮器
21,圧縮された冷媒ガス20を液化させ,液化冷媒2
00となす凝縮器22,液化冷媒200を減圧,噴霧す
る減圧弁23,液化冷媒200を蒸発させ冷媒ガス20
となし,その気化熱で空気16を冷やす蒸発器24及び
それらを結び付ける冷媒配管25からなる。また,上記
冷媒配管25と圧縮器21,凝縮器22,減圧弁23,
蒸発器24はそれぞれ以下に説明する継手15により連
結されている。
する。上記冷凍機2は,冷媒ガス20を圧縮する圧縮器
21,圧縮された冷媒ガス20を液化させ,液化冷媒2
00となす凝縮器22,液化冷媒200を減圧,噴霧す
る減圧弁23,液化冷媒200を蒸発させ冷媒ガス20
となし,その気化熱で空気16を冷やす蒸発器24及び
それらを結び付ける冷媒配管25からなる。また,上記
冷媒配管25と圧縮器21,凝縮器22,減圧弁23,
蒸発器24はそれぞれ以下に説明する継手15により連
結されている。
【0036】そして,図2に示すごとく,上記冷媒配管
の継手15は,オス側ジョイント12とメス側ジョイン
ト13とよりなり,両者の間にOリング1が介設されて
なる。また,上記オス型ジョイント12の外周には上記
Oリング1を固定するための固定溝120が設けてあ
る。
の継手15は,オス側ジョイント12とメス側ジョイン
ト13とよりなり,両者の間にOリング1が介設されて
なる。また,上記オス型ジョイント12の外周には上記
Oリング1を固定するための固定溝120が設けてあ
る。
【0037】上記メス型ジョイント13に上記オス型ジ
ョイント12が挿入されることによりOリング1は圧縮
され,両者の間がシールされることとなる。これらの外
周にはナット14が配設され,該ナット14が両者を固
定する。そして,上記Oリング1は実施形態例1にかか
るゴム組成物を加硫成形することにより得られた成形品
より構成されている。
ョイント12が挿入されることによりOリング1は圧縮
され,両者の間がシールされることとなる。これらの外
周にはナット14が配設され,該ナット14が両者を固
定する。そして,上記Oリング1は実施形態例1にかか
るゴム組成物を加硫成形することにより得られた成形品
より構成されている。
【0038】本例にかかるOリング1は実施形態例1に
示すごとき耐冷媒性を備え,接触する相手金属を腐食す
ることがない。このため,本例にかかる冷凍機2には,
冷媒としてCFC−12とHFC−134aとのいずれ
をも使用することもでき,冷媒の種類に応じたシール材
を組付けて製作するという面倒をなくすことができる。
また,上記Oリング1は接触するオス型ジョイント1
2,メス型ジョイント13を腐食させないため,継手1
5のシール性を長期間維持することができる。
示すごとき耐冷媒性を備え,接触する相手金属を腐食す
ることがない。このため,本例にかかる冷凍機2には,
冷媒としてCFC−12とHFC−134aとのいずれ
をも使用することもでき,冷媒の種類に応じたシール材
を組付けて製作するという面倒をなくすことができる。
また,上記Oリング1は接触するオス型ジョイント1
2,メス型ジョイント13を腐食させないため,継手1
5のシール性を長期間維持することができる。
【図1】実施形態例2にかかる,冷凍機の構成概略図。
【図2】実施形態例2にかかる,冷媒配管の継手の断面
説明図。
説明図。
1...Oリング,
Claims (1)
- 【請求項1】 水素化ニトリルゴム又はニトリルゴムの
一方又は双方よりなるゴム成分100重量部当たり,1
0〜150重量部のカーボンブラックと,10〜150
重量部のシランカップリング剤で処理されたクレーと有
機過酸化物1〜10重量部を配合してなることを特徴と
するゴム組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27964097A JPH11100464A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27964097A JPH11100464A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | ゴム組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11100464A true JPH11100464A (ja) | 1999-04-13 |
Family
ID=17613808
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27964097A Pending JPH11100464A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | ゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11100464A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005008894A (ja) * | 2004-07-28 | 2005-01-13 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 空気圧機器用シール部材成形用材料およびそれを用いた空気圧機器用シール部材 |
| WO2006022862A1 (en) * | 2004-08-05 | 2006-03-02 | Gkn Driveline North America, Inc. | Automotive driveline sealing components manufactured of hydrodenated nitrile butadiene rubber material |
| JP2007269856A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Arai Pump Mfg Co Ltd | ゴム組成物およびシール部材 |
| JP2014118982A (ja) * | 2012-12-13 | 2014-06-30 | Denso Corp | シール用ゴム成形体及びこれを用いた冷却装置 |
-
1997
- 1997-09-26 JP JP27964097A patent/JPH11100464A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005008894A (ja) * | 2004-07-28 | 2005-01-13 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 空気圧機器用シール部材成形用材料およびそれを用いた空気圧機器用シール部材 |
| WO2006022862A1 (en) * | 2004-08-05 | 2006-03-02 | Gkn Driveline North America, Inc. | Automotive driveline sealing components manufactured of hydrodenated nitrile butadiene rubber material |
| JP2007269856A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Arai Pump Mfg Co Ltd | ゴム組成物およびシール部材 |
| JP2014118982A (ja) * | 2012-12-13 | 2014-06-30 | Denso Corp | シール用ゴム成形体及びこれを用いた冷却装置 |
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