JPH1110379A - レーザ加工用光学装置 - Google Patents

レーザ加工用光学装置

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JPH1110379A
JPH1110379A JP9167627A JP16762797A JPH1110379A JP H1110379 A JPH1110379 A JP H1110379A JP 9167627 A JP9167627 A JP 9167627A JP 16762797 A JP16762797 A JP 16762797A JP H1110379 A JPH1110379 A JP H1110379A
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JP
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laser
beam splitting
circular
split
dam bar
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JP9167627A
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English (en)
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Kojiro Ogata
浩二郎 緒方
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K2101/00—Articles made by soldering, welding or cutting
    • B23K2101/36—Electric or electronic devices
    • B23K2101/40—Semiconductor devices

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  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】レーザ光を照射すべき部分が3箇所あり切断す
る部分が少なくとも2箇所の場合に必要箇所に必要量の
レーザを照射し切断稜線の直線化、照射エネルギーの最
小化が可能なレーザ加工用光学装置を大幅な変更無しに
実現する。 【解決手段】プリズム20、20'を間隔L0で配置し、その中
心位置をビーム10Aの光軸から距離eだけ偏心させる。プ
リズム20、20'を透過したレーザは凸型シリンドリカルレ
ンズ11t、凹型シリンドリカルレンズ11sを通過する。レ
ーザ発振器10からの円形ビーム10Aがビーム分割光学手
段20"を通過すると3つに分割され(14'、13'''、13''')、
プリズム20、20'の間隔L0の大小に応じて分割したビーム
13'''と13'''との間隔mは増減できプリズム20、20'の偏
心量eに応じ分割光学装置20"を通過しない部分14'の量
が変化する。分割ビーム14'までの距離nが偏心量eと等
しいという関係を保って分割ビーム14'と分割ビーム1
3''',13'''との分割割合が変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ加工用加工
光学装置に関し、特に、3箇所に略長円形状のスポット
を同時に照射可能なレーザ加工用光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4〜図6は、従来のレーザ加工用光学
装置の一例である特開平8−195461号公報に開示
されている、半導体装置のダムバー加工装置の説明図で
ある。
【0003】まず、ワーク1即ち半導体装置の構造を図
4により説明する。図4において、この半導体装置1は
リードフレーム2に半導体チップ(図示せず)を搭載
し、対応する端子間を金線等で電気的に接続した後に樹
脂モールド4で一体的に封止したものであり、四方向に
リード(アウターリード)が突出しているQFPと呼ば
れるものである。
【0004】ダムバー5はリードフレーム2の各リード
3間に設けられ、樹脂モールド4の封止時に樹脂がリー
ド3間から流れ出るのを防止し、かつ各リード3を補強
している。上記公知例では、このダムバー5を図6に示
すダムバー加工装置によって切断除去する。
【0005】但し、図4は、ダムバー5が切断されてい
ないものが示されており、この半導体装置1は厳密に言
えば製造途中の段階にあるが、簡単のため、このような
製造途中の段階にあるものも半導体装置と称することと
する。
【0006】図5は、ダムバー5近傍のリードの配列状
態、即ち図4のB部拡大図である。図5に示すように、
ダムバー5を切断するためには、ダムバー幅d以上の長
径と、ダムバー間隔Wm以下の短径とを有する略長円形
に整形されたパルスレーザ光のスポット(ビームスポッ
ト)13を利用する。このビームスポット13を加工線
AAに沿って、例えば矢印方向に走査し、適切な位置検
出手段によってダムバー5の位置を検出し、その位置検
出信号に同期させて、レーザビームスポット13を照射
し、レーザ加工を行う。
【0007】図6は、図5における略長円形のレーザビ
ームスポット13を形成する手段11aと、更に図4に
示すように半導体装置1の4辺にあるダムバー5を加工
するために必要なビーム回転手段11bとを備えたレー
ザ加工光学装置11を示している。
【0008】図6において、ビーム変換器11aは、凸
型シリンドリカルレンズ11s及び凹型シリンドリカル
レンズ11tを有し、レーザ発振器10から照射される
パルスレーザ光10Aの断面形状を細長い楕円形のレー
ザ光8aに変換する。
【0009】そして、凹型シリンドリカルレンズ11t
が、図中矢印のように光軸に沿って移動することによ
り、凸型シリンドリカルレンズ11sと凹型シリンドリ
カルレンズ11tとの間隔が調整され、レーザ光8aの
断面形状である楕円形の偏平率を変更できるようになっ
ている。
【0010】また、ビーム回転器11bは、図6に示す
ように、像回転プリズム11z(ダブプリズムとも呼ば
れる)を有しており、ビーム変換器11aによって断面
形状が細長い楕円形に変換されたパルスレーザ光8a
を、図中矢印のようにその光軸まわりに所定の角度回転
させる。
【0011】但し、上記像回転プリズム11zは、図示
しない回転機構によって、ある角度光軸まわりに回転す
ることにより、入射する光を、光軸まわりに、プリズム
11zの回転の2倍の角度回転させて出射させる光学部
材である。ビーム変換器11a及びビーム回転器11b
の調整は、図示しないがビーム制御回路によって行われ
る。
【0012】12は集光レンズであり、略長円形に整形
されたレーザビーム11Aを適宜の倍率に縮小し、半導
体装置1のダムバーの寸法(d、Wm)に適合させて、
ビームスポット13とする。
【0013】図6ではビーム回転器11bとして像回転
プリズム11zを用いた場合について説明しているが、
ビーム変換器11aを回転させても同様の機能を果たせ
る。
【0014】図6に示したレーザ加工光学装置11を用
いて、半導体装置1の4辺に配置されたダムバー5は、
レーザスポット13のダムバー位置に同期させた照射
と、ビーム回転器11bの機能とにより、高速で加工さ
れる。また、ビーム変形器11aの作用によって、ビー
ムスポット13はダムバー5の寸法d、Wmに合わせて
変更可能なので、レーザを用いたこの装置はこれらの寸
法が異なる多種の半導体装置に対応できる。
【0015】また、図5に示すように、略長円形のレー
ザスポット13はダム幅dをこえて、一部はダム内レジ
ン(半導体装置本体とダムバー5との間の存在する樹
脂)7にも照射されるので、レーザスポット13の一照
射で、ダムバー5と同時にダム内レジン7も除去される
という利点がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のレーザ加工用光学装置による加工では、ダム間隔W
mが広くなったときに問題が生じる。つまり、図7に示
すように、ダム間隔Wが図5に示した場合と比較して、
広くなっている場合には、ダムバー5を除去しようとす
ると、ビームスポット13の長円の程度を緩めて、円に
近い形状にしなければならない。何故なら、ダムバー5
の切り残り量W′は所定量以下におさえる必要があるか
らである。
【0017】このような場合、図7に示すように、ダム
バー5の切断部の稜線Lは円形ビームスポット13にな
らって円弧状になってしまう。この切断稜線Lは、後工
程のリード3の曲げ工程を考慮した場合、極力直線であ
ることが望ましい。
【0018】つまり、切断部の稜線Lが円弧状となる
と、リード3の両側に形成された稜線Lの形状が非対称
となり易く、リード3の曲げ工程において、このリード
線3を正確に曲げることが困難となる場合が多い。この
ため、ダム間隔Wが大である場合は、上記従来のレーザ
加工光学装置では、切断品質を満足させられないという
欠点があった。
【0019】さらに、このようにダム間隔Wに合わせて
ビームスポット13の幅を広げると、溶融除去すべき体
積が増加し、レーザの照射エネルギーも大きくなるとい
う欠点もある。
【0020】そこで、図8のように、ビームスポット1
3’、13’のように長円度の高いビームを2本として
これを同時に照射し、ダムバー5を除去することが考え
られる。
【0021】このような、2つのビームスポット1
3’、13’を用いるレーザ加工光学装置としては、幾
つもの手段があるが、図9は、その1つであり、プリズ
ムを応用したものである(特開昭51−128794号
公報)。
【0022】図9の(1)において、20、20’は3
角柱プリズムであり、レーザビーム10Aのちょうど中
央に頂角が位置するように配置されている。そして、こ
の図9の場合、それらが距離L0を隔てて配置されてい
るものとする。
【0023】このように配置すると、図中に光線を矢印
で示しているように、入射側でビーム10Aの断面が図
9の(2)のように円形であったものが、出射側のビー
ム10’Aは図9の(3)のように、2つに分離され
る。そして、分離されたビームの間隔mは、上記のプリ
ズム20、20’の配置間隔L0を調整することによ
り、調節可能となる。
【0024】この光学装置を、図6のビーム変換器11
aの入射側に設ければ、加工点においては図8に示すよ
うに、2つの略長円形の2つのビームスポット13’、
13’となって照射されることは明かである。
【0025】このような2つのビームスポット13’、
13’によりダムバー5を切断した場合の切断稜線L
は、図7の切断稜線Lに比べて直線に近くなり、切り残
り量W’も、上記のプリズム間隔Lを調節することによ
り所定の寸法に加工が可能となる。
【0026】更に、ダムバー5の除去に必要な2カ所の
みを溶融切断し、その中間部は切り落としによる除去と
なるので、ダムバー切断に要するエネルギーは必要最小
量で済むことになる。
【0027】ところが、2つのビームスポット13’、
13’を用いる方式は、ダム内レジン7の除去が十分で
なくなるという欠点を有する。即ち、図8に示すよう
に、レーザ照射近傍のダム内レジン7は除去されるもの
の、その中間部の除去が不十分となってしまう。
【0028】本発明の目的は、レーザ光を照射すべき部
分が3箇所あり、切断すべき部分が少なくとも2箇所あ
る場合に、必要箇所に必要量のエネルギーを照射して、
できるだけ直線に近い切断稜線を得ることができ、且
つ、照射エネルギーの最小化が可能であるレーザ加工用
光学装置を、大幅な変更を伴うこと無く実現することで
ある。
【0029】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明は、上記目的を達成するため、次のように
構成される。すなわち、円形レーザビームを出射するレ
ーザ発振器と、上記レーザ発振器から出射された円形ビ
ームを、その光軸を含む平面に関して対称な形状の第1
のビーム分割部分及び第2のビーム分割部分と、上記レ
ーザ発振器から出射された円形ビームの部分のうち、こ
のビーム分割手段に入射されない第3のビーム分割部分
とに分割するビーム分割手段と、を備える。
【0030】レーザ発振器から出射された円形ビーム
を、ビーム分割手段に入射させる部分と、入射させない
部分とに分けることにより、入射された部分からなる2
分割ビームと、入射されない部分のビームとの3分割ビ
ームを形成することが可能となる。また、円形ビームを
2分割することにより、これら2分割された分割ビーム
をビーム変換器による2本の平行な略長円形のビームと
することで直線に近い切断稜線を得ることが可能とな
る。
【0031】(2)好ましくは、上記(1)において、
上記ビーム分割手段は、第1のビーム分割部分と第2の
ビーム分割部分との間隔を変更できるとともに、上記第
1及び第2のビーム分割部分のエネルギーと上記第3の
ビーム分割部分のエネルギーとの割合を変更できる。
【0032】第3のビーム分割部分により加工される箇
所の強度と、第1及び第2のビーム分割部分により加工
される箇所の強度との割合に応じて、第1及び第2のビ
ーム分割部分のエネルギーと第3のビーム分割部分のエ
ネルギーとの割合を変更すれば、加工対象物の加工位置
の強度に応じた加工を行うことができる。
【0033】(3)また、好ましくは、上記(1)にお
いて、上記ビーム分割手段は、互いに面対称となるよう
に間隔をおいて配置される2個の三角柱プリズムであ
り、これら三角柱プリズムの、互いの頂点を結ぶ軸は、
上記レーザ発振器から出射される円形レーザビームの光
軸に一致して配置され、且つ、上記2個の三角柱プリズ
ムの一方の底面は上記円形レーザビーム内に位置し、他
方の底面は上記円形レーザビーム外に位置するように配
置される。
【0034】(4)また、半導体装置のダムバーを切断
するレーザ加工用光学装置において、円形レーザビーム
を出射するレーザ発振器と、上記レーザ発振器から出射
された円形ビームを、その光軸を含む平面に関して対称
な形状の第1及び第2のビーム分割部分に分割し、第1
のビーム分割部分により、ダムバーの一方端を切断し、
第2のビーム分割部分により、上記ダムバーの他方端を
切断するためのビーム分割手段であって、上記レーザ発
振器から出射された円形ビームの部分のうち、このビー
ム分割手段に入射されず、上記ダムバーと半導体装置本
体との間に存在する樹脂を除去するための第3のビーム
分割部分とに分割するビーム分割手段と、を備える。
【0035】レーザ発振器から出射された円形ビーム
を、ビーム分割手段に入射させる部分と、入射させない
部分とに分けることにより、入射された部分からなる2
分割ビームと、入射されない部分のビームとの3分割ビ
ームを形成することが可能となる。また、円形ビームを
2分割することにより、これら2分割された分割ビーム
をビーム変換器により2つの略長円形のビームスポット
にすることができるので、ダムバーの切断稜線の略直線
化が可能となる。そして、第3のビーム分割部分により
ダムバーと半導体装置本体との間に存在する樹脂を除去
することにより、ダムバーの切断と、樹脂の除去とを同
時に実行することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
であるレーザ加工用光学装置の要部概略構成図である。
図1の(1)は、ビーム10A、ビーム10A’、ビー
ム8aの形状を示したものであり、(2)が平面図、
(3)は側面図である。そして、図1における、イイ、
ロロ、ハハは、ビームを、平面図(2)、側面図(3)
に示すイイ線、ロロ線、ハハ線に沿う線で切った断面図
である。この第1の実施形態においては、図6に示した
ビーム変換器11aの入射側に、例えば、図9に示した
ようなビームを分割する三角柱プリズム20、20’
を、互いの間隔L0をもって、面対称となるように配置
する(図1の(2))。そして、これら三角柱プリズム
20、20’の、互いの頂点を結ぶ軸は、レーザ発振器
から出射される円形レーザビーム10Aの光軸に一致し
て配置される。
【0037】また、上記2個の三角柱プリズム20、2
0’の一方の底面は円形レーザビーム内に位置し、他方
の底面は円形レーザビーム10A外に位置するように配
置される。また、プリズム20、20’の中心位置を、
図1の(3)に示すようにビーム10Aの光軸から距離
eだけ偏心させて配置する。そして、これらの間隔L0
及び距離eは可変とする。
【0038】プリズム20を透過したレーザビームは、
2分割されるとともに、これら2分割されたビーム部分
のそれぞれの位置が反転されて、プリズム20’に入射
される。そして、2分割されたビームは、上述のよう
に、反転された状態で、このプリズム20’から出射さ
れる。2つの分割ビーム13’’’、13’’’(第
1、第2の分割ビーム)は、レーザビームの光軸を含む
平面に関して対称な形状となっている。
【0039】プリズム20’から出射されたレーザビー
ムは、ビーム変換器11aの凸型シリンドリカルレンズ
11t、凹型シリンドリカルレンズ11s、ビーム回転
器11b、集光レンズ12を透過する。これら、ビーム
変換器11a、ビーム回転器11b、集光レンズ12等
の光学機器は、図6に示した従来例と同様であるので、
ビーム回転器11b、集光レンズ12は、図1からは省
略する。
【0040】図1において、レーザ発振器10より出射
されるビーム10Aは、(1)のイイに示すように、円
形のビーム10Aとなっている。
【0041】このビーム10Aが、ビーム分割光学手段
20”(プリズム20、20’)を通過すると、通過後
のビーム10A’は(1)のロロに示すように3分割さ
れる(14’(第3の分割ビーム)、13’’’、1
3’’’)。そして、プリズム20、20’の間隔L0
の大小に応じて、分割されたビーム13’’’と1
3’’’との間隔mが増減可能となっている。
【0042】また、プリズム20、20’のレーザビー
ム光軸からの偏心量eに応じて、分割光学装置20”を
通過しない部分14’の量が変化する。即ち、図1の
(1)のロロにおいて、分割ビーム13’’’と1
3’’’との、分割前の円の互いの中心を結ぶ線(ビー
ム中心軸)から、分割ビーム14’までの距離nが、偏
心量eと等しい(n=e)という関係を保って、分割ビ
ーム14’と、分割ビーム13’’’及び13’’’と
の分割割合が変化する。これにより、分割ビーム14’
のエネルギーと、分割ビーム13’’’及び13’’’
のエネルギーとの分割割合を変更することができる。
【0043】次に、3分割されたビーム10A’をビー
ム変換器11aに通過させると、凸型シリンドリカルレ
ンズ11sと凹型シリンドリカルレンズ11tとの作用
により、ビーム10A’の形状を示す図1の(1)のロ
ロにおいて、図面の横軸方向の寸法は維持されたまま、
縦軸方向の寸法が縮小され、(1)のハハに示す形状の
ビーム8aが得られる。
【0044】図1の(1)のハハに示すビーム8aの2
つの平行な部分13’’、13’’は、ロロに示すの1
3’’’、13’’’に比べて偏平化しており、その偏
平率は、2つのシリンドリカルレンズ11tと11sと
の間隔を変化させることによって変更可能である。
【0045】図1の(1)のビーム8aの断面ハハにお
いて、第3のビーム分割部分14は、その横軸方向長さ
は、ロロにおけるビーム断面における分割部分14’の
それを維持したまま、縦軸方向長さが縮小された偏平形
状となり、その偏平率も、上述と同様に変更可能であ
る。
【0046】一方、この分割部分14のビーム中心軸か
らの偏り量n’は、ロロにおける偏り量nに等しくn’
=nである。
【0047】さらに、図1の(1)のハハにおいて、ビ
ーム分割部分13’’と13’’との間隔m’は、図1
の(1)のロロにおける間隔mに対応するものであり、
ビーム分割光学装置20’’の2つのプリズム20、2
0’の間隔L0を変化させることで間隔m’は可変とな
る。ここで、上述のように、n=e、n’=nであるの
で、n’=eである。
【0048】図2は、図1に示したレーザ加工用光学装
置により得られたビーム8aを、図6に示した集光レン
ズ12で集光し、ダムバー5に照射している状況を示す
図である。集光レンズ12の効果により、集光されたビ
ームスポット13の寸法は、図1に示したビーム8a寸
法とは異なるが、図2においては、ビーム分割部分1
3’’、13’’、14、間隔m’、偏り量n’を用い
ている。
【0049】以上のように、本発明の第1の実施形態で
あるレーザ加工用光学装置によればプリズム20、2
0’の中心位置を、ビーム10Aの光軸から距離eだけ
偏心させて配置し、3つのビーム分割部分14、1
3’’、13’’を有するビームスポット13を形成
し、2つのビーム分割部分13’’、13’’により、
ダム5を切断するとともに、ビーム分割部分14により
ダム内レジン(樹脂)7を除去するように構成されてい
る。
【0050】したがって、ダム間隔Wが大である場合で
あっても、必要箇所に必要量のエネルギーを照射して、
切断稜線の直線化、ダム内レジンの除去、照射エネルギ
ーの最小化が可能であるレーザ加工用光学装置を、大幅
な変更を伴うこと無く実現することができる。
【0051】図3は、本発明の第2の実施形態であるレ
ーザ加工用光学装置の要部概略構成図である。図3の
(1)は、ビーム10A、ビーム10A’の形状を示し
たものであり、(2)が平面図、(3)は側面図であ
る。そして、図3における、イイ、ロロは、ビームを、
平面図(2)、側面図(3)に示すイイ線、ロロ線に沿
う線で切った断面図である。この第2の実施形態におい
ては、図1の例に示した凸型シリンドリカルレンズ11
t、凹型シリンドリカルレンズ11sは省略されてい
る。
【0052】図3において、30は、2つの凸型シリン
ドリカルレンズを接合した形状のシリンドリカルレンズ
であり、距離L1は主点の位置である。また、このシリ
ンドリカルレンズ30は、f1の焦点距離を有する。ま
た、31は、2つの凸型シリンドリカルレンズであり、
f2の焦点距離を有している。そして、シリンドリカル
レンズ30と31とは、距離f1+f2だけ互いに離れて
配置されている。
【0053】また、シリンドリカルレンズ30及び31
の中心位置は、ビーム10Aの光軸からeだけ偏心して
配置される。これらシリンドリカルレンズ30及び31
により、ビーム分割手段が構成される。
【0054】シリンドリカルレンズ30に入射されたレ
ーザビーム10Aは、2分割されるとともに、分割され
た各ビームは、その形状が、図の上下方向に反転され
て、シリンドリカルレンズ31に入射される。そして、
シリンドリカルレンズ31から出射された、2つの分割
ビーム13’’’、13’’’は、レーザビームの光軸
を含む平面に関して対称な形状となっている。
【0055】この第2の実施形態である光学装置におい
ては、図3のロロの位置では、L1、L1だけ離れた2つ
の平行な分割ビーム13’’’、13’’’と、これら
分割ビーム13’’’、13’’’の分割前の円の互い
の中心を結ぶ線(ビーム中心軸)からeだけ離間した位
置に、第3の分割ビーム14’を形成することができ
る。
【0056】また、シリンドリカルレンズ30、31の
レーザビーム光軸からの偏心量eに応じて、これらシリ
ンドリカルレンズ30、31を通過しない部分14’の
量が変化する。これにより、分割ビーム14’のエネル
ギーと、分割ビーム13’’’及び13’’’のエネル
ギーとの分割割合を変更することができる。
【0057】また、図3のロロにおける間隔L1、L1を
変化させるためには、シリンドリカルレンズ30の主点
位置L1変更する必要があり、このためには、シリンド
リカルレンズ30を主点位置がL1とは異なるシリンド
リカルレンズに交換する必要がある。
【0058】上述した第2の実施形態においても、第1
の実施形態と同様な効果を奏することができる。
【0059】なお、上述した例においては、ビーム10
Aを分割するためのビーム分割光学手段として、プリズ
ム20、20’及びシリンドリカルレンズ30、31を
示したが、ビーム10Aを2分割して、その光軸を含む
平面に関して対称な形状にできるとともに、ビーム10
Aの光軸とビーム分割手段の中心軸とを偏心でき、ビー
ム10Aを3分割可能な光学手段であれば、他のもので
も良い。
【0060】また、本発明は、直接的にはICパッケー
ジのダムバーの除去加工に使用する場合に、最適である
が、他の用途にも適用が可能である。例えば、互いに離
間した3つの接続部分を、レーザ光にて切断除去する加
工であれば、他の用途にも適用が可能である。
【0061】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次のような効果がある。レーザ発振器から
出射された円形ビームを、ビーム分割手段に入射させる
部分と、入射させない部分とに分けることにより、入射
された部分からなり、ビームの光軸を含む平面に関して
対称な形状の2分割ビームと、入射されない部分のビー
ムとの3分割ビームを形成することが可能となる。
【0062】したがって、レーザ光を照射すべき部分が
3箇所あり、切断すべき部分が少なくとも2箇所ある場
合に、必要箇所に必要量のエネルギーを照射して、切断
稜線が直線に近く、照射エネルギーの最小化が可能であ
るレーザ加工用光学装置を、大幅な変更を伴うこと無く
実現することができる。
【0063】また、本発明によれば、レーザスポット
を、互いに平行な略長円形の第1及び第2の部分と、そ
れらに直交する第3の部分とを有するように整形したの
で、特に半導体装置のダムバーの切断に適用した場合に
は、以下の効果がある。 (1)ダムバーの切断稜線Lが略直線状になる。
【0064】(2)ダムバーの切断は、第1及び第2の
ビーム分割部分による必要箇所のみの溶融除去であり、
その中間部は切り落とされる加工なので、切断に要する
エネルギは最小で済む。
【0065】(3)従って、ダム幅Wの広いパッケージ
品種にも対応可能である。
【0066】(4)ダム幅Wの広い品種のときでも、ビ
ームスポットの第3のビーム分割部分がダム内レジン部
に照射されるので、その除去が確実に行われる。
【0067】(5)また、第1及び第2の2つのビーム
分割部分の互いの間隔及び、これら第1及び第2のビー
ム分割部分と、第3のビーム分割部分とのエネルギー量
の割合が変更できるので、多種多様な被加工物に適用可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態であるレーザ加工用光
学装置の要部概略構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態により得られたレーザ
ビームをダムバーに照射している状況を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態であるレーザ加工用光
学装置の要部概略構成図である。
【図4】本発明のレーザ加工光学装置による加工の対象
となる半導体装置の平面図である。
【図5】図4の部分拡大図であり、従来技術におけるダ
ムバー切断状況の説明図である。
【図6】従来におけるダムバー切断のためのレーザ加工
用光学装置の概略構成図である。
【図7】ダムバー幅が大となった場合の切断上の問題点
を説明する図である。
【図8】ダムバー幅が大となった場合の切断上の他の問
題点を説明する図である。
【図9】ダムバー切断のためにビームを2分割する光学
装置の例の説明図である。
【符号の説明】
1 半導体装置 2 リードフレーム 3 リード 4 樹脂モールド 5 ダムバー 6 スリット部 7 ダム内レジン 8a ビーム 10 レーザ発振器 10A、10A’ ビーム 11a ビーム変換器 11s 凸型シリンドリカルレンズ 11t 凹型シリンドリカルレンズ 11b ビーム回転器 11z 像回転プリズム 12 集光レンズ 13’’、13’’’ 分割ビーム 14、14’ 分割ビーム 20、20’ プリズム(ビーム分割光学手段) 30、31 凸型シリンドリカルレンズ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円形レーザビームを出射するレーザ発振器
    と、 上記レーザ発振器から出射された円形ビームを、その光
    軸を含む平面に関して対称な形状の第1のビーム分割部
    分及び第2のビーム分割部分と、上記レーザ発振器から
    出射された円形ビームの部分のうち、このビーム分割手
    段に入射されない第3のビーム分割部分とに分割するビ
    ーム分割手段と、を備えることを特徴とするレーザ加工
    用光学装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のレーザ加工用光学装置にお
    いて、上記ビーム分割手段は、第1のビーム分割部分と
    第2のビーム分割部分との間隔を変更できるとともに、
    上記第1及び第2のビーム分割部分のエネルギーと上記
    第3のビーム分割部分のエネルギーとの割合を変更でき
    ることを特徴とするレーザ加工用光学装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のレーザ加工用光学装置にお
    いて、上記ビーム分割手段は、互いに面対称となるよう
    に間隔をおいて配置される2個の三角柱プリズムであ
    り、これら三角柱プリズムの、互いの頂点を結ぶ軸は、
    上記レーザ発振器から出射される円形レーザビームの光
    軸に一致して配置され、且つ、上記2個の三角柱プリズ
    ムの一方の底面は上記円形レーザビーム内に位置し、他
    方の底面は上記円形レーザビーム外に位置するように配
    置されることを特徴とするレーザ加工用光学装置。
  4. 【請求項4】半導体装置のダムバーを切断するレーザ加
    工用光学装置において、 円形レーザビームを出射するレーザ発振器と、 上記レーザ発振器から出射された円形ビームを、その光
    軸を含む平面に関して対称な形状の第1のビーム分割部
    分及び第2のビーム分割部分に分割し、第1のビーム分
    割部分により、ダムバーの一方端を切断し、第2のビー
    ム分割部分により、上記ダムバーの他方端を切断するた
    めのビーム分割手段であって、上記レーザ発振器から出
    射された円形ビームの部分のうち、このビーム分割手段
    に入射されず、上記ダムバーと半導体装置本体との間に
    存在する樹脂を除去するための第3のビーム分割部分と
    に分割するビーム分割手段と、を備えることを特徴とす
    る半導体装置のダムバーを切断するレーザ加工用光学装
    置。
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