JPH11104228A - 創傷被覆材としての絹フィブロイン粉末及びその製造法 - Google Patents
創傷被覆材としての絹フィブロイン粉末及びその製造法Info
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- JPH11104228A JPH11104228A JP9286002A JP28600297A JPH11104228A JP H11104228 A JPH11104228 A JP H11104228A JP 9286002 A JP9286002 A JP 9286002A JP 28600297 A JP28600297 A JP 28600297A JP H11104228 A JPH11104228 A JP H11104228A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の創傷被覆材はフィルム状の平面的なも
のである。しかし、創傷部は必ずしも平面的な部分ばか
りではないため、従来の創傷被覆材は創傷部への適用、
なじみの点で問題があった。 【解決手段】 絹繊維を精練した後、酸または中性塩の
溶液に溶解する。この溶解液から透析により低分子物質
を除去して、フィブロイン水溶液を得る。絹繊維を酸で
溶解した場合はアルカリで中和後に透析する。フィブロ
イン水溶液を板上に広げ、またはロール表面に付着させ
水分を除去することにより、まずフィルム状のフィブロ
インを得、それを粉砕して創傷被覆材としての非結晶性
フィブロイン粉末を得る。この方法により製造したフィ
ブロイン粉末は、見かけ密度が比較的高いため飛散の可
能性が少なく、治療の際の取り扱いに便利である。
のである。しかし、創傷部は必ずしも平面的な部分ばか
りではないため、従来の創傷被覆材は創傷部への適用、
なじみの点で問題があった。 【解決手段】 絹繊維を精練した後、酸または中性塩の
溶液に溶解する。この溶解液から透析により低分子物質
を除去して、フィブロイン水溶液を得る。絹繊維を酸で
溶解した場合はアルカリで中和後に透析する。フィブロ
イン水溶液を板上に広げ、またはロール表面に付着させ
水分を除去することにより、まずフィルム状のフィブロ
インを得、それを粉砕して創傷被覆材としての非結晶性
フィブロイン粉末を得る。この方法により製造したフィ
ブロイン粉末は、見かけ密度が比較的高いため飛散の可
能性が少なく、治療の際の取り扱いに便利である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、創部、火傷部等の
皮膚欠損部を被覆し、その治癒を促進するための粉末状
の創傷被覆材に関する。
皮膚欠損部を被覆し、その治癒を促進するための粉末状
の創傷被覆材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、創傷、火傷等により比較的広い面
積の皮膚が欠損した場合には、応急的には豚等の動物の
皮膚をそこに被覆し、条件が整った時点で臀部等の他の
部分の皮膚をそこに移植するという治療方法が取られて
いた。
積の皮膚が欠損した場合には、応急的には豚等の動物の
皮膚をそこに被覆し、条件が整った時点で臀部等の他の
部分の皮膚をそこに移植するという治療方法が取られて
いた。
【0003】しかし、動物の皮膚は必ずしも人間の皮膚
に適合するとは言えず、しかも、コストが高いという欠
点がある。また、最近ディオアクチブCGFという創傷
被覆材が開発されているが、このものは創傷被覆材の下
に形成しつつある新しい皮膚をはがすことは少ないが、
被覆材下に新たに形成する皮膚の形成速度が豚の皮膚の
場合より遅いと言われている。それらの創傷被覆材はフ
ィルムまたは布状の平面的なものである。創傷部は常に
平面ではないので、粉末状の創傷被覆材であればどのよ
うな形の創傷部にも対応できる。しかし、非結晶性の絹
粉末はこれまで絹の水溶液を凍結乾操のような方法で作
られていた。この方法では、凍結乾燥過程で微細な氷が
フィブロインを多孔質にするため、見かけの密度が低
く、創傷部の治療としては扱いにくかった。
に適合するとは言えず、しかも、コストが高いという欠
点がある。また、最近ディオアクチブCGFという創傷
被覆材が開発されているが、このものは創傷被覆材の下
に形成しつつある新しい皮膚をはがすことは少ないが、
被覆材下に新たに形成する皮膚の形成速度が豚の皮膚の
場合より遅いと言われている。それらの創傷被覆材はフ
ィルムまたは布状の平面的なものである。創傷部は常に
平面ではないので、粉末状の創傷被覆材であればどのよ
うな形の創傷部にも対応できる。しかし、非結晶性の絹
粉末はこれまで絹の水溶液を凍結乾操のような方法で作
られていた。この方法では、凍結乾燥過程で微細な氷が
フィブロインを多孔質にするため、見かけの密度が低
く、創傷部の治療としては扱いにくかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、非結晶性フ
ィブロインフィルムを粉砕することで、人に対する適合
性が比較的良好であり、粉体であるため皮膚欠損部の各
種の形態に対応しやすく、見かけ密度が高いため、粉体
の取り扱いが容易で、しかも低コストで製造するこので
きる粉末状の創傷被覆材及びその製造方法を提供する。
ィブロインフィルムを粉砕することで、人に対する適合
性が比較的良好であり、粉体であるため皮膚欠損部の各
種の形態に対応しやすく、見かけ密度が高いため、粉体
の取り扱いが容易で、しかも低コストで製造するこので
きる粉末状の創傷被覆材及びその製造方法を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係る粉末状創傷被覆材の製造方法は、以下の
各工程を含むことを特徴とするものである。 a)絹繊維を精練する。 b)精練後の絹繊維を酸または中性塩の溶液に溶解する。 c)上記溶解液から透析により低分子物質を除去して、フ
ィブロイン水溶液を得る。絹繊維を酸で溶解した場合は
アルカリで中和後に透析する。 d)フィブロイン水溶液から未溶解物を除去する。 e)フィブロイン水溶液を板上に広げ、またはロール表面
に付着させ水分を除去することにより、フィルム状のフ
ィブロインを得る。 f)フィルム状のフィブロインを粉砕して創傷被覆材とし
ての非結晶性フィブロイン粉末を得る。
の本発明に係る粉末状創傷被覆材の製造方法は、以下の
各工程を含むことを特徴とするものである。 a)絹繊維を精練する。 b)精練後の絹繊維を酸または中性塩の溶液に溶解する。 c)上記溶解液から透析により低分子物質を除去して、フ
ィブロイン水溶液を得る。絹繊維を酸で溶解した場合は
アルカリで中和後に透析する。 d)フィブロイン水溶液から未溶解物を除去する。 e)フィブロイン水溶液を板上に広げ、またはロール表面
に付着させ水分を除去することにより、フィルム状のフ
ィブロインを得る。 f)フィルム状のフィブロインを粉砕して創傷被覆材とし
ての非結晶性フィブロイン粉末を得る。
【0006】
【発明の実施の形態】a)工程の精練により、絹繊維の外
層を構成するセリシン等が除去され、フィブロインから
成る内層が残る。b)工程は、このフィブロインを溶解さ
せるための工程である。なお、塩化カルシウム溶液にア
ルコールを添加することにより、フィブロインの溶解度
を増すことができる。c)工程の透析とは、透析膜を介し
てフィブロイン溶解液を水と接触させ、フィブロイン溶
解液中の塩や塩化カルシウムおよびアルコール等の低分
子物質を水に移動させる工程である。d)工程では未溶解
物を濾過や遠心分離等の方法で除去し、フィブロイン水
溶液を得る。e)工程は、フィブロイン水溶液を水平面上
に薄く広げたりロール表面に薄く付着させることにより
薄層とし、この薄層から各種方法で水分を除去すること
によりフィルムを得る工程である。水分の除去は、加熱
乾燥、送風脱水、冷却乾燥、超音波照射等、種々の方法
を取ることができる。f)工程ではこうして得られたフィ
ルム状のフィブロインを機械的に粉砕して粉末状の非結
晶性創傷被覆材を得る。
層を構成するセリシン等が除去され、フィブロインから
成る内層が残る。b)工程は、このフィブロインを溶解さ
せるための工程である。なお、塩化カルシウム溶液にア
ルコールを添加することにより、フィブロインの溶解度
を増すことができる。c)工程の透析とは、透析膜を介し
てフィブロイン溶解液を水と接触させ、フィブロイン溶
解液中の塩や塩化カルシウムおよびアルコール等の低分
子物質を水に移動させる工程である。d)工程では未溶解
物を濾過や遠心分離等の方法で除去し、フィブロイン水
溶液を得る。e)工程は、フィブロイン水溶液を水平面上
に薄く広げたりロール表面に薄く付着させることにより
薄層とし、この薄層から各種方法で水分を除去すること
によりフィルムを得る工程である。水分の除去は、加熱
乾燥、送風脱水、冷却乾燥、超音波照射等、種々の方法
を取ることができる。f)工程ではこうして得られたフィ
ルム状のフィブロインを機械的に粉砕して粉末状の非結
晶性創傷被覆材を得る。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例である創傷被覆材の製造方
法を説明する。まず、絹繊維を精練し、表層のセリシン
を除去する。次に、塩化カルシウムとエチルアルコール
と水とをモル比で 塩化カルシウム:エチルアルコール:水=1:2:8 となるように混合した溶液を作成する。全体の重量が50
0gになるようにすると、各成分の重量は次の通りとな
る。 塩化カルシウム:エチルアルコール:水=160g:132.5
g:207.5g
法を説明する。まず、絹繊維を精練し、表層のセリシン
を除去する。次に、塩化カルシウムとエチルアルコール
と水とをモル比で 塩化カルシウム:エチルアルコール:水=1:2:8 となるように混合した溶液を作成する。全体の重量が50
0gになるようにすると、各成分の重量は次の通りとな
る。 塩化カルシウム:エチルアルコール:水=160g:132.5
g:207.5g
【0008】水と塩化カルシウムとの混合により熱が発
生し、上記比率で混合した場合には溶液の温度は約80℃
程度まで上昇する。そこに精練済みの絹繊維(フィブロ
インから成る)を入れて攪拌を行うと、絹繊維が溶解す
る。上記溶液500gに対し絹繊維を50g程度入れると、約3
0分程で全量が溶解する。なお、絹繊維を予め適宜の長
さに切断して短くしておくことにより、溶解時間を短縮
することができ、また、ヒーター等により積極的に加熱
して温度を維持することや溶液に対する絹繊維の量を変
えることにより、溶解時間や溶解濃度を変えることがで
きる。
生し、上記比率で混合した場合には溶液の温度は約80℃
程度まで上昇する。そこに精練済みの絹繊維(フィブロ
インから成る)を入れて攪拌を行うと、絹繊維が溶解す
る。上記溶液500gに対し絹繊維を50g程度入れると、約3
0分程で全量が溶解する。なお、絹繊維を予め適宜の長
さに切断して短くしておくことにより、溶解時間を短縮
することができ、また、ヒーター等により積極的に加熱
して温度を維持することや溶液に対する絹繊維の量を変
えることにより、溶解時間や溶解濃度を変えることがで
きる。
【0009】次に、溶解液を濾過して残渣を除去し、フ
ィブロイン溶解液を得る。このフィブロイン溶解液を透
析膜で形成した袋に入れ、その袋を純水中に入れること
により、フィブロイン溶解液中の塩化カルシウムとエチ
ルアルコールを純水中に排出する。透析膜の袋として
は、例えば、三光純薬株式会社製透析膜を用いることが
できる。数時間毎に純水に交換して、このような透析を
10〜30回程度繰り返すことにより、塩化カルシウムはほ
ぼ完全にフィブロイン溶解液から除去される。なお、塩
化カルシウム等の低分子物質が十分除去されたことを確
認するには、数時間程度透析を行った後の水に硝酸銀を
入れ、それが白濁しないことで判定する。
ィブロイン溶解液を得る。このフィブロイン溶解液を透
析膜で形成した袋に入れ、その袋を純水中に入れること
により、フィブロイン溶解液中の塩化カルシウムとエチ
ルアルコールを純水中に排出する。透析膜の袋として
は、例えば、三光純薬株式会社製透析膜を用いることが
できる。数時間毎に純水に交換して、このような透析を
10〜30回程度繰り返すことにより、塩化カルシウムはほ
ぼ完全にフィブロイン溶解液から除去される。なお、塩
化カルシウム等の低分子物質が十分除去されたことを確
認するには、数時間程度透析を行った後の水に硝酸銀を
入れ、それが白濁しないことで判定する。
【0010】その後、フィブロイン溶解液を透析袋から
取り出し、金属、プラスチック等の平板上に広げる。そ
して、その表面にファンで軽く(すなわち、表面が波立
たない程度に)送風することにより水分を除去し、フィ
ルムを得る。なお、-4〜-5℃程度に冷却することにより
乾燥するという方法を取ることもできる。この脱水工程
では、脱水速度があまり遅いとフィブロインが結晶化し
てしまう。結晶化したフィブロインは水に解けにくいた
め、創傷被覆材としては不適である。そのため、フィブ
ロイン水溶液の乾燥は、あまりに長時間にならないよう
にしなければならない。
取り出し、金属、プラスチック等の平板上に広げる。そ
して、その表面にファンで軽く(すなわち、表面が波立
たない程度に)送風することにより水分を除去し、フィ
ルムを得る。なお、-4〜-5℃程度に冷却することにより
乾燥するという方法を取ることもできる。この脱水工程
では、脱水速度があまり遅いとフィブロインが結晶化し
てしまう。結晶化したフィブロインは水に解けにくいた
め、創傷被覆材としては不適である。そのため、フィブ
ロイン水溶液の乾燥は、あまりに長時間にならないよう
にしなければならない。
【0011】上記実施例では、絹繊維を溶解する液に予
めエチルアルコールを混入していたが、これを混入せ
ず、塩化カルシウムまたは他の中性塩と水のみの溶液に
絹繊維を入れ、加熱することによっても、多少溶解時間
が変わるが、絹繊維を溶解することは可能である。得ら
れたフィブロインのフィルムは粉砕して粉末にすること
ができる。粉砕の際はフィルムの含水率を20%以下、望
ましくは10%程度以下にすると粉砕が容易となる。粉砕
する機械は一般に使われている物理的な粉砕機で可能で
ある。
めエチルアルコールを混入していたが、これを混入せ
ず、塩化カルシウムまたは他の中性塩と水のみの溶液に
絹繊維を入れ、加熱することによっても、多少溶解時間
が変わるが、絹繊維を溶解することは可能である。得ら
れたフィブロインのフィルムは粉砕して粉末にすること
ができる。粉砕の際はフィルムの含水率を20%以下、望
ましくは10%程度以下にすると粉砕が容易となる。粉砕
する機械は一般に使われている物理的な粉砕機で可能で
ある。
【0012】得られた粉末の見かけの密度は約0.4g/cm3
であった。フィブロイン水溶液を凍結乾燥して得られる
フィブロイン粉末が約0.1g/cm3以下であり、結晶性絹微
粉末(特開平7−31417号)が約0.1〜0.2g/cm3で
あることと比べて見かけ密度が高いため、皮膚欠損部に
吹きかけるのが容易である。粉末の粒径は約100μmを中
心としたものであるが、粒径の大小より見かけ密度が高
い方が粉末状創傷被覆材としては扱いやすい。この粉末
を水に浸漬すれば約20%以上が水に溶解する非結晶性の
フィブロイン粉末である。
であった。フィブロイン水溶液を凍結乾燥して得られる
フィブロイン粉末が約0.1g/cm3以下であり、結晶性絹微
粉末(特開平7−31417号)が約0.1〜0.2g/cm3で
あることと比べて見かけ密度が高いため、皮膚欠損部に
吹きかけるのが容易である。粉末の粒径は約100μmを中
心としたものであるが、粒径の大小より見かけ密度が高
い方が粉末状創傷被覆材としては扱いやすい。この粉末
を水に浸漬すれば約20%以上が水に溶解する非結晶性の
フィブロイン粉末である。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る創傷被覆材を皮膚創部、火
傷部等に被覆することにより、それらの部分における乾
燥を防止し、外部からの汚染を防ぐとともに、神経末端
への刺激を防止し疼痛を緩和し、治癒を促進する。皮膚
欠損部は必ずしも平面とは限らず、各種の形態をしてい
る。それに適用するためには、フィルム状より粉末状の
方が利用しやすい。また、本被覆材は従来の動物皮膚の
ように最終的に除去する必要はなく、創部等からの滲出
液により徐々に溶解して体内に吸収あるいは治癒により
排出される。従って、除去時の痛みがなく、交換の必要
もない。さらに、本被覆材は動物性タンパクのみから成
るため、創部等に対する順応性が良く、体内に吸収され
ても問題はない。
傷部等に被覆することにより、それらの部分における乾
燥を防止し、外部からの汚染を防ぐとともに、神経末端
への刺激を防止し疼痛を緩和し、治癒を促進する。皮膚
欠損部は必ずしも平面とは限らず、各種の形態をしてい
る。それに適用するためには、フィルム状より粉末状の
方が利用しやすい。また、本被覆材は従来の動物皮膚の
ように最終的に除去する必要はなく、創部等からの滲出
液により徐々に溶解して体内に吸収あるいは治癒により
排出される。従って、除去時の痛みがなく、交換の必要
もない。さらに、本被覆材は動物性タンパクのみから成
るため、創部等に対する順応性が良く、体内に吸収され
ても問題はない。
【0014】表1にヌードマウスの皮膚を真皮まで剥離
した場合について、本発明による粉末、および対照とし
てすでに創傷被覆材として医療用具の承認を受けている
デュオアクティブCGF(医療用具承認番号第0837号)を
コントロールとして治癒効果を観察した結果を示す。本
発明に係る絹フィブロインから成る粉末状創傷被覆材は
コントロールより良い結果が得られており、創傷被覆材
として充分機能をはたすことが明らかとなっている。
した場合について、本発明による粉末、および対照とし
てすでに創傷被覆材として医療用具の承認を受けている
デュオアクティブCGF(医療用具承認番号第0837号)を
コントロールとして治癒効果を観察した結果を示す。本
発明に係る絹フィブロインから成る粉末状創傷被覆材は
コントロールより良い結果が得られており、創傷被覆材
として充分機能をはたすことが明らかとなっている。
【表1】
Claims (4)
- 【請求項1】 以下の各工程を含むことを特徴とする粉
末状創傷被覆材の製造方法。 a)絹繊維を精練する。 b)精練後の絹繊維を酸または中性塩の溶液に溶解する。 c)上記溶解液から透析により低分子物質を除去して、フ
ィブロイン水溶液を得る。絹繊維を酸で溶解した場合は
アルカリで中和後に透析する。 d)フィブロイン水溶液から未溶解物を除去する。 e)フィブロイン水溶液を板上に広げ、またはロール表面
に付着させ水分を除去することにより、フィルム状のフ
ィブロインを得る。 f)フィルム状のフィブロインを粉砕して創傷被覆材とし
ての非結晶性フィブロイン粉末を得る。 - 【請求項2】 上記工程b)の中性塩溶液にアルコールを
添加することを特徴とする請求項1記載の創傷被覆材の
製造方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2の方法により製造された
粉末状創傷被覆材。 - 【請求項4】 絹フィブロインを主成分とする粉末から
成り、見かけ密度が0.1g/cm3以上の非結晶性の粉末状創
傷被覆材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9286002A JP3049250B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 創傷被覆材としての絹フィブロイン粉末及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9286002A JP3049250B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 創傷被覆材としての絹フィブロイン粉末及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11104228A true JPH11104228A (ja) | 1999-04-20 |
| JP3049250B2 JP3049250B2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=17698742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9286002A Expired - Fee Related JP3049250B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 創傷被覆材としての絹フィブロイン粉末及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3049250B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001042300A1 (en) * | 1999-12-09 | 2001-06-14 | National Institute Of Agrobiological Sciences | Process for producing functional silk fibroin and utilization of the same |
| JP2013538183A (ja) * | 2010-06-17 | 2013-10-10 | タフツ ユニバーシティー/トラスティーズ オブ タフツ カレッジ | 絹光学粒子およびその使用 |
| WO2014001831A1 (en) | 2012-06-26 | 2014-01-03 | Al.Pre.Tec. Srl Allergy Prevention Technology Italia | Method for producing fibroin powder from silk products or filaments |
| WO2018235958A1 (ja) * | 2017-06-23 | 2018-12-27 | Spiber株式会社 | タンパク質の精製方法、タンパク質溶液の製造方法、及びタンパク質成形体の製造方法 |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP9286002A patent/JP3049250B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001042300A1 (en) * | 1999-12-09 | 2001-06-14 | National Institute Of Agrobiological Sciences | Process for producing functional silk fibroin and utilization of the same |
| JP2013538183A (ja) * | 2010-06-17 | 2013-10-10 | タフツ ユニバーシティー/トラスティーズ オブ タフツ カレッジ | 絹光学粒子およびその使用 |
| WO2014001831A1 (en) | 2012-06-26 | 2014-01-03 | Al.Pre.Tec. Srl Allergy Prevention Technology Italia | Method for producing fibroin powder from silk products or filaments |
| WO2018235958A1 (ja) * | 2017-06-23 | 2018-12-27 | Spiber株式会社 | タンパク質の精製方法、タンパク質溶液の製造方法、及びタンパク質成形体の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3049250B2 (ja) | 2000-06-05 |
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