JPH11105209A - 熱硬化性樹脂積層板用離型フィルムおよび熱硬化性樹脂積層板の製造方法 - Google Patents
熱硬化性樹脂積層板用離型フィルムおよび熱硬化性樹脂積層板の製造方法Info
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- JPH11105209A JPH11105209A JP27168497A JP27168497A JPH11105209A JP H11105209 A JPH11105209 A JP H11105209A JP 27168497 A JP27168497 A JP 27168497A JP 27168497 A JP27168497 A JP 27168497A JP H11105209 A JPH11105209 A JP H11105209A
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- Japan
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- resin
- thermosetting resin
- film
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Abstract
(57)【要約】
【課題】離型性に優れかつ転写の少ない離型フィルムお
よびそれを用いた熱硬化性樹脂積層板の製造方法の提
供。 【解決手段】フィルム状支持体の少なくとも片面に、R
f 基含有(メタ)アクリレートからなる樹脂とウレタン
樹脂からなる海島状のミクロ相分離構造の被覆層を塗設
した離型フィルム。
よびそれを用いた熱硬化性樹脂積層板の製造方法の提
供。 【解決手段】フィルム状支持体の少なくとも片面に、R
f 基含有(メタ)アクリレートからなる樹脂とウレタン
樹脂からなる海島状のミクロ相分離構造の被覆層を塗設
した離型フィルム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱硬化性樹脂積層
板をプレス成形する際に使用する熱硬化性樹脂積層板用
離型フィルムおよび該離型フィルムを用いた熱硬化性樹
脂積層板の製造方法に関する。
板をプレス成形する際に使用する熱硬化性樹脂積層板用
離型フィルムおよび該離型フィルムを用いた熱硬化性樹
脂積層板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に離型フィルムは、190℃以上の
耐熱性が必要な条件では主にフッ素含有樹脂からなる離
型フィルムが使用され、より低温では合成樹脂からなる
フィルム、たとえばポリプロピレン、ポリエチレン等の
炭化水素系樹脂フィルム、さらにこれらの合成樹脂から
なるフィルム表面にシリコーン樹脂やシリコーンオイル
を塗設したものが使用されている。
耐熱性が必要な条件では主にフッ素含有樹脂からなる離
型フィルムが使用され、より低温では合成樹脂からなる
フィルム、たとえばポリプロピレン、ポリエチレン等の
炭化水素系樹脂フィルム、さらにこれらの合成樹脂から
なるフィルム表面にシリコーン樹脂やシリコーンオイル
を塗設したものが使用されている。
【0003】フッ素含有樹脂を塗設した離型フィルムと
しては、特開昭61−228078、特開昭58−21
491、特開平1−154740、特開平4−2907
46、特開平4−246532に記載のものなどが知ら
れているが、いずれも粘着剤に対する離型性を目的とし
ており本発明における用途とは異なる。
しては、特開昭61−228078、特開昭58−21
491、特開平1−154740、特開平4−2907
46、特開平4−246532に記載のものなどが知ら
れているが、いずれも粘着剤に対する離型性を目的とし
ており本発明における用途とは異なる。
【0004】熱硬化性樹脂積層板は、電気絶縁材料とし
て広く使用されている。さらに該積層板の表面に絶縁性
等以外の特性の付与、すなわちカーボン抵抗用インクの
塗設、接着剤を介しての配線用回路の形成等を行い、フ
レキシブルプリント基板、多層プリント配線板として用
いられている。熱硬化性樹脂積層板としては、特にガラ
スエポキシ積層板が広く使用されている。
て広く使用されている。さらに該積層板の表面に絶縁性
等以外の特性の付与、すなわちカーボン抵抗用インクの
塗設、接着剤を介しての配線用回路の形成等を行い、フ
レキシブルプリント基板、多層プリント配線板として用
いられている。熱硬化性樹脂積層板としては、特にガラ
スエポキシ積層板が広く使用されている。
【0005】熱硬化性樹脂積層板の製造は、セルロース
系繊維、ガラス繊維等の織布または不織布を基材とし
て、これに熱硬化性樹脂を含浸して作ったプリプレグを
2枚のプレス熱板の間に所用枚数重ね、高温・高圧で成
形して行われる。
系繊維、ガラス繊維等の織布または不織布を基材とし
て、これに熱硬化性樹脂を含浸して作ったプリプレグを
2枚のプレス熱板の間に所用枚数重ね、高温・高圧で成
形して行われる。
【0006】このときのプレス熱板と積層板製品の間の
離型に離型フィルムが使用され、離型フィルムを介して
プリプレグを1次架橋させ、その後複数枚のプリプレグ
を2次架橋させて接着し、多層積層板を製造する方法が
一般的である。
離型に離型フィルムが使用され、離型フィルムを介して
プリプレグを1次架橋させ、その後複数枚のプリプレグ
を2次架橋させて接着し、多層積層板を製造する方法が
一般的である。
【0007】本発明の離型フィルムは、インタスティシ
ャルバイアホール(以下IVHと記載する)を含む熱硬
化性樹脂積層板の製造に好適に使用できる。IVHとは
多層プリント配線板の2層以上の導体間を貫通するスル
ーホールで、熱硬化性樹脂積層板全体を貫通していない
穴をいう。
ャルバイアホール(以下IVHと記載する)を含む熱硬
化性樹脂積層板の製造に好適に使用できる。IVHとは
多層プリント配線板の2層以上の導体間を貫通するスル
ーホールで、熱硬化性樹脂積層板全体を貫通していない
穴をいう。
【0008】IVHには、配線板表面からスルーホール
の存在がわかるブラインドバイアホールと、完全に熱硬
化性樹脂積層板中に入ってしまい熱硬化性樹脂積層板表
面からはスルーホールの存在がわからないベリードバイ
アホールの2種類がある。いずれの場合も積層板に穴を
開けた後にスルーホールのメッキを行い、接着プリプレ
グを用いて銅箔または他の積層板との積層が行われてい
る。
の存在がわかるブラインドバイアホールと、完全に熱硬
化性樹脂積層板中に入ってしまい熱硬化性樹脂積層板表
面からはスルーホールの存在がわからないベリードバイ
アホールの2種類がある。いずれの場合も積層板に穴を
開けた後にスルーホールのメッキを行い、接着プリプレ
グを用いて銅箔または他の積層板との積層が行われてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、合成樹脂から
なるフィルムにシリコーン樹脂を塗設した離型フィルム
は、プリプレグとの離型性はよいがシリコーン成分が積
層板製品に転写される問題があった。
なるフィルムにシリコーン樹脂を塗設した離型フィルム
は、プリプレグとの離型性はよいがシリコーン成分が積
層板製品に転写される問題があった。
【0010】フッ素含有樹脂からなる離型フィルムを用
いればこれらの問題は軽減されるが、フッ素含有樹脂は
高価であり、高温を要求されない用途への使用は不経済
である。また、合成樹脂からなるフィルムをフッ素含有
樹脂により被覆する方法もあるが、フッ素含有樹脂の成
膜性が一般に不十分なため均一な膜厚の被膜が得られず
離型性が不十分であったり、フッ素含有樹脂と合成樹脂
からなるフィルム間の接着力が弱く、樹脂成分が積層板
製品へ転写される問題があった。
いればこれらの問題は軽減されるが、フッ素含有樹脂は
高価であり、高温を要求されない用途への使用は不経済
である。また、合成樹脂からなるフィルムをフッ素含有
樹脂により被覆する方法もあるが、フッ素含有樹脂の成
膜性が一般に不十分なため均一な膜厚の被膜が得られず
離型性が不十分であったり、フッ素含有樹脂と合成樹脂
からなるフィルム間の接着力が弱く、樹脂成分が積層板
製品へ転写される問題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、フィルム
状支持体に海島状のミクロ相分離構造を有する被覆層を
塗設することにより、成膜性と離型性と非転写性とを両
立できることを見いだし、本発明を完成した。
状支持体に海島状のミクロ相分離構造を有する被覆層を
塗設することにより、成膜性と離型性と非転写性とを両
立できることを見いだし、本発明を完成した。
【0012】本発明は、フィルム状支持体の少なくとも
片面に、フッ素含有樹脂および該フッ素含有樹脂と海島
状のミクロ相分離構造を形成する樹脂を含む被覆層を塗
設した熱硬化性樹脂積層板用離型フィルム、および該離
型フィルムを用いた熱硬化性樹脂積層板の製造方法を提
供する。
片面に、フッ素含有樹脂および該フッ素含有樹脂と海島
状のミクロ相分離構造を形成する樹脂を含む被覆層を塗
設した熱硬化性樹脂積層板用離型フィルム、および該離
型フィルムを用いた熱硬化性樹脂積層板の製造方法を提
供する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のフィルム状支持体の材質
は特に限定されず、公知の各種プラスチックフィルムを
支持体として用いうる。代表的なものとしてポリエステ
ル樹脂フィルム、ポリカーボネート樹脂フィルム、トリ
アセチルセルロース樹脂フィルム、セロハン、ポリアミ
ド樹脂フィルム、ポリフェニレンスルフィド樹脂フィル
ム、ポリエーテルイミド樹脂フィルム、ポリエーテルス
ルホン樹脂フィルム、ポリスルホン樹脂フィルム、ポリ
オレフィン樹脂フィルム等が挙げられる。機械的特性、
熱的特性、価格などの面からポリエステル樹脂フィル
ム、ポリフェニレンスルフィド樹脂フィルムが好まし
く、特にポリエステル樹脂フィルムが好ましい。
は特に限定されず、公知の各種プラスチックフィルムを
支持体として用いうる。代表的なものとしてポリエステ
ル樹脂フィルム、ポリカーボネート樹脂フィルム、トリ
アセチルセルロース樹脂フィルム、セロハン、ポリアミ
ド樹脂フィルム、ポリフェニレンスルフィド樹脂フィル
ム、ポリエーテルイミド樹脂フィルム、ポリエーテルス
ルホン樹脂フィルム、ポリスルホン樹脂フィルム、ポリ
オレフィン樹脂フィルム等が挙げられる。機械的特性、
熱的特性、価格などの面からポリエステル樹脂フィル
ム、ポリフェニレンスルフィド樹脂フィルムが好まし
く、特にポリエステル樹脂フィルムが好ましい。
【0014】ポリエステル樹脂フィルムは、主鎖にカル
ボン酸エステル基を含む高分子フィルムの総称である。
好ましいポリエステルとしては、ポリ(エチレンテレフ
タレート)、ポリ(エチレン2,6−ナフタレート)、
ポリ(エチレンα,β−ビス−(2−クロルフェノキ
シ)エタン−4,4’−ジカルボキシレート)、ポリブ
チレンテレフタレート等が挙げられる。品質、経済性な
どを勘案すると、ポリエチレンテレフタレートが特に好
ましい。
ボン酸エステル基を含む高分子フィルムの総称である。
好ましいポリエステルとしては、ポリ(エチレンテレフ
タレート)、ポリ(エチレン2,6−ナフタレート)、
ポリ(エチレンα,β−ビス−(2−クロルフェノキ
シ)エタン−4,4’−ジカルボキシレート)、ポリブ
チレンテレフタレート等が挙げられる。品質、経済性な
どを勘案すると、ポリエチレンテレフタレートが特に好
ましい。
【0015】フィルム状支持体の厚みは特に限定され
ず、離型フィルムに要求される腰の強さ等から0.5〜
500μmの範囲から適当な厚みを設定できる。また、
フィルム状支持体の表面粗さやヘイズ等についても特に
限定されず、本発明における被覆層の厚さや該被覆層と
フィルム状支持体との間に要求される接着強さ、離型フ
ィルムとして要求される透明度などを勘案して適宜設定
されうる。
ず、離型フィルムに要求される腰の強さ等から0.5〜
500μmの範囲から適当な厚みを設定できる。また、
フィルム状支持体の表面粗さやヘイズ等についても特に
限定されず、本発明における被覆層の厚さや該被覆層と
フィルム状支持体との間に要求される接着強さ、離型フ
ィルムとして要求される透明度などを勘案して適宜設定
されうる。
【0016】本発明の離型フィルムは、上記フィルム状
支持体の少なくとも片面にフッ素含有樹脂および該フッ
素含有樹脂と海島状のミクロ相分離構造を形成する樹脂
(以下バインダ樹脂ともいう)を含む被覆層が塗設され
ている。
支持体の少なくとも片面にフッ素含有樹脂および該フッ
素含有樹脂と海島状のミクロ相分離構造を形成する樹脂
(以下バインダ樹脂ともいう)を含む被覆層が塗設され
ている。
【0017】フッ素含有樹脂としては、代表的なものと
してフッ素含有ビニル重合性単量体の単独重合体または
共重合体、フッ素含有ビニル重合性単量体とフッ素原子
を含まないビニル重合性単量体との共重合体、またはこ
れらの混合物が挙げられる。
してフッ素含有ビニル重合性単量体の単独重合体または
共重合体、フッ素含有ビニル重合性単量体とフッ素原子
を含まないビニル重合性単量体との共重合体、またはこ
れらの混合物が挙げられる。
【0018】なお、以下においてアクリレートとメタク
リレートとをまとめて(メタ)アクリレートと記す。フ
ッ素含有樹脂としては、含フッ素アルコール残基を有す
る(メタ)アクリレートの重合単位を含む重合体、ポリ
[パーフルオロペンチルビニルエーテル]、ポリ[α,
β,β−トリフルオロスチレン]、ポリフッ化ビニリデ
ン、ポリヘキサフルオロプロピレン、ポロテトラフルオ
ロエチレン等が挙げられる。本発明のフッ素含有樹脂と
しては、フィルム状支持体への接着性から、含フッ素ア
ルコール残基を有する(メタ)アクリレートの重合単位
を含む重合体からなる樹脂が好ましい。
リレートとをまとめて(メタ)アクリレートと記す。フ
ッ素含有樹脂としては、含フッ素アルコール残基を有す
る(メタ)アクリレートの重合単位を含む重合体、ポリ
[パーフルオロペンチルビニルエーテル]、ポリ[α,
β,β−トリフルオロスチレン]、ポリフッ化ビニリデ
ン、ポリヘキサフルオロプロピレン、ポロテトラフルオ
ロエチレン等が挙げられる。本発明のフッ素含有樹脂と
しては、フィルム状支持体への接着性から、含フッ素ア
ルコール残基を有する(メタ)アクリレートの重合単位
を含む重合体からなる樹脂が好ましい。
【0019】含フッ素アルコール残基を有する(メタ)
アクリレートとは、(メタ)アクリル酸の含フッ素アル
コールエステルをいい、含フッ素アルコール残基とは、
含フッ素アルコールから水酸基を除いた残りの基をい
う。
アクリレートとは、(メタ)アクリル酸の含フッ素アル
コールエステルをいい、含フッ素アルコール残基とは、
含フッ素アルコールから水酸基を除いた残りの基をい
う。
【0020】含フッ素アルコール残基を有する(メタ)
アクリレートとしては、含フッ素アルコール残基部分に
ポリフルオロアルキル基(以下、ポリフルオロアルキル
基をRf 基と記す。)を含む(メタ)アクリレート(以
下、Rf 基含有(メタ)アクリレートと記す。)が好ま
しい。
アクリレートとしては、含フッ素アルコール残基部分に
ポリフルオロアルキル基(以下、ポリフルオロアルキル
基をRf 基と記す。)を含む(メタ)アクリレート(以
下、Rf 基含有(メタ)アクリレートと記す。)が好ま
しい。
【0021】Rf 基含有(メタ)アクリレートとして
は、下記の式1または式2で表される(メタ)アクリレ
ートが好ましい。ただし、Aは2価の有機基を示し、R
f は炭素数1〜20のポリフルオロアルキル基を示す。 CH2 =CH−COO−A−Rf ・・・式1 CH2 =C(CH3 )−COO−A−Rf ・・・式2
は、下記の式1または式2で表される(メタ)アクリレ
ートが好ましい。ただし、Aは2価の有機基を示し、R
f は炭素数1〜20のポリフルオロアルキル基を示す。 CH2 =CH−COO−A−Rf ・・・式1 CH2 =C(CH3 )−COO−A−Rf ・・・式2
【0022】Rf 基含有(メタ)アクリレートにおける
Rf 基は、アルキル基の水素原子の2個以上がフッ素原
子に置換された基を意味する。Rf 基の炭素数は、1〜
20が好ましく、特に4〜16が好ましい。また、Rf
基の構造は、直鎖状であっても分岐状であってもよい。
Rf 基中のフッ素原子の割合は、[(Rf 基中のフッ素
原子数)/(Rf 基に対応する同一炭素数のアルキル基
中に含まれる水素原子数)]×100(%)で表した場
合に60%以上が好ましく、80%以上がより好まし
く、特に実質的に100%である場合が好ましい。
Rf 基は、アルキル基の水素原子の2個以上がフッ素原
子に置換された基を意味する。Rf 基の炭素数は、1〜
20が好ましく、特に4〜16が好ましい。また、Rf
基の構造は、直鎖状であっても分岐状であってもよい。
Rf 基中のフッ素原子の割合は、[(Rf 基中のフッ素
原子数)/(Rf 基に対応する同一炭素数のアルキル基
中に含まれる水素原子数)]×100(%)で表した場
合に60%以上が好ましく、80%以上がより好まし
く、特に実質的に100%である場合が好ましい。
【0023】Rf 基は、塩素原子を含んでいてもよく、
また、炭素−炭素結合の間にエーテル性の酸素原子また
はチオエーテル性の硫黄原子が挿入されていてもよい。
また、Aに結合するRf 基の末端部分の炭素原子には、
1個以上のフッ素原子が結合しているのが好ましい。R
f 基の末端部分には、水素原子または塩素原子が存在し
てもよい。また、アルキル基の水素原子の全てがフッ素
原子に置換されたパーフルオロアルキル基(以下RF 基
と記す。)であるのが好ましい。
また、炭素−炭素結合の間にエーテル性の酸素原子また
はチオエーテル性の硫黄原子が挿入されていてもよい。
また、Aに結合するRf 基の末端部分の炭素原子には、
1個以上のフッ素原子が結合しているのが好ましい。R
f 基の末端部分には、水素原子または塩素原子が存在し
てもよい。また、アルキル基の水素原子の全てがフッ素
原子に置換されたパーフルオロアルキル基(以下RF 基
と記す。)であるのが好ましい。
【0024】RF 基は、Cn F2n+1−(ただし、nは4
〜16の整数を示す。)で表される基が好ましく、特に
nが6〜12である基が好ましい。RF 基の具体例を以
下に挙げるが、これらに限定されない。
〜16の整数を示す。)で表される基が好ましく、特に
nが6〜12である基が好ましい。RF 基の具体例を以
下に挙げるが、これらに限定されない。
【0025】C4 F9 −[CF3 (CF2 )3 −、(C
F3 )2 CFCF2 −、(CF3 )3 C−、およびCF
3 CF2 (CF3 )CF−等の構造異性の基を含む]、
C5F11−[たとえばCF3 (CF2 )4 −]、C6 F
13−[たとえばCF3 (CF2 )5 −]、C7 F15−
[たとえばCF3 (CF2 )6 −]、C8 F17−[たと
えばCF3 (CF2 )7 −]、C9 F19−[たとえばC
F3 (CF2 )8 −]、C10F21−[たとえばCF3
(CF2 )9 −]、CHF2 (CF2 )m −(ここで、
mは1〜15の整数)等。
F3 )2 CFCF2 −、(CF3 )3 C−、およびCF
3 CF2 (CF3 )CF−等の構造異性の基を含む]、
C5F11−[たとえばCF3 (CF2 )4 −]、C6 F
13−[たとえばCF3 (CF2 )5 −]、C7 F15−
[たとえばCF3 (CF2 )6 −]、C8 F17−[たと
えばCF3 (CF2 )7 −]、C9 F19−[たとえばC
F3 (CF2 )8 −]、C10F21−[たとえばCF3
(CF2 )9 −]、CHF2 (CF2 )m −(ここで、
mは1〜15の整数)等。
【0026】Aとしては、−(CH2 )p −、−(CH
(CH3 )CH2 )q −、−(CH2 )p N(Cx H
2x+1)CO−、−(CH2 )p N(Cx H2x+1)SO2
−等が挙げられる。ただし、p、qおよびxは1以上の
整数を示し、pは2が好ましく、qは1が好ましく、x
は1〜3が好ましい。
(CH3 )CH2 )q −、−(CH2 )p N(Cx H
2x+1)CO−、−(CH2 )p N(Cx H2x+1)SO2
−等が挙げられる。ただし、p、qおよびxは1以上の
整数を示し、pは2が好ましく、qは1が好ましく、x
は1〜3が好ましい。
【0027】Rf 基含有(メタ)アクリレートとして
は、下記の具体例が挙げられる。ただし、式中R1 は水
素原子またはメチル基を示し、Rf はポリフルオロアル
キル基を示す。
は、下記の具体例が挙げられる。ただし、式中R1 は水
素原子またはメチル基を示し、Rf はポリフルオロアル
キル基を示す。
【0028】
【化1】CH2 =C(R1 )COOCH2 CH2 Rf CH2 =C(R1 )COOCH(CH3 )CH2 Rf CH2 =C(R1 )COOCH2 CH2 N(CH3 )C
ORf CH2 =C(R1 )COOCH2 CH2 N(CH3 )S
O2 Rf CH2 =C(R1 )COOCH2 CH2 N(C2 H5 )
CORf CH2 =C(R1 )COOCH2 CH2 N(C2 H5 )
SO2 Rf CH2 =C(R1 )COOCH2 CH2 N(C3 H7 )
CORf CH2 =C(R1 )COOCH2 CH2 N(C3 H7 )
SO2 Rf
ORf CH2 =C(R1 )COOCH2 CH2 N(CH3 )S
O2 Rf CH2 =C(R1 )COOCH2 CH2 N(C2 H5 )
CORf CH2 =C(R1 )COOCH2 CH2 N(C2 H5 )
SO2 Rf CH2 =C(R1 )COOCH2 CH2 N(C3 H7 )
CORf CH2 =C(R1 )COOCH2 CH2 N(C3 H7 )
SO2 Rf
【0029】Rf 基含有(メタ)アクリレートの重合単
位を含む重合体は、上記Rf 基含有(メタ)アクリレー
トの1種の重合単位を含むものであってもよく、2種以
上の重合単位を含むものであってもよい。なお、本発明
における重合単位とは、ビニル基等の重合性基を有する
化合物を重合させた場合の繰り返し単位のうちの最小単
位をいう。Rf 基含有(メタ)アクリレートの2種以上
の重合単位を含む場合には、Rf 基の炭素数の異なる2
種以上のRf 基含有(メタ)アクリレートである場合が
好ましい。
位を含む重合体は、上記Rf 基含有(メタ)アクリレー
トの1種の重合単位を含むものであってもよく、2種以
上の重合単位を含むものであってもよい。なお、本発明
における重合単位とは、ビニル基等の重合性基を有する
化合物を重合させた場合の繰り返し単位のうちの最小単
位をいう。Rf 基含有(メタ)アクリレートの2種以上
の重合単位を含む場合には、Rf 基の炭素数の異なる2
種以上のRf 基含有(メタ)アクリレートである場合が
好ましい。
【0030】前記フッ素原子を含まないビニル重合性単
量体としては、炭化水素系ビニル重合性単量体、官能基
含有ビニル重合性単量体などが挙げられる。具体例とし
ては、塩化ビニル、ベヘニル(メタ)アクリレート、ス
テアリル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アク
リレート、エチレン、酢酸ビニル、スチレン、α−メチ
ルスチレン、p−メチルスチレン、(メタ)アクリル酸
とそのアルキルエステル、ヒドロキシアルキル(メタ)
アクリレート、ポリオキシアルキレン(メタ)アクリレ
ート、(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)ア
クリルアミド、メチロール化(メタ)アクリルアミド、
N−メチロール(メタ)アクリルアミド、ビニルアルキ
ルエーテル、ハロゲン化アルキルビニルエーテル、ビニ
ルアルキルケトン、ブタジエン、イソプレン、クロロプ
レン、グリシジル(メタ)アクリレート、アジリジニル
(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、イソシアネートエチル(メタ)アクリレート、シク
ロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、無水マレイン酸、ポリシロキサ
ンを有する(メタ)アクリレート、N−ビニルカルバゾ
ール等が挙げられる。
量体としては、炭化水素系ビニル重合性単量体、官能基
含有ビニル重合性単量体などが挙げられる。具体例とし
ては、塩化ビニル、ベヘニル(メタ)アクリレート、ス
テアリル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アク
リレート、エチレン、酢酸ビニル、スチレン、α−メチ
ルスチレン、p−メチルスチレン、(メタ)アクリル酸
とそのアルキルエステル、ヒドロキシアルキル(メタ)
アクリレート、ポリオキシアルキレン(メタ)アクリレ
ート、(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)ア
クリルアミド、メチロール化(メタ)アクリルアミド、
N−メチロール(メタ)アクリルアミド、ビニルアルキ
ルエーテル、ハロゲン化アルキルビニルエーテル、ビニ
ルアルキルケトン、ブタジエン、イソプレン、クロロプ
レン、グリシジル(メタ)アクリレート、アジリジニル
(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、イソシアネートエチル(メタ)アクリレート、シク
ロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、無水マレイン酸、ポリシロキサ
ンを有する(メタ)アクリレート、N−ビニルカルバゾ
ール等が挙げられる。
【0031】上記フッ素原子を含まないビニル重合性単
量体のうちでは、ベヘニル基、ステアリル基、ラウリル
基等、長鎖アルキル基を有する炭化水素系ビニル重合性
単量体が離型性に優れ、特に好ましい。
量体のうちでは、ベヘニル基、ステアリル基、ラウリル
基等、長鎖アルキル基を有する炭化水素系ビニル重合性
単量体が離型性に優れ、特に好ましい。
【0032】本発明におけるバインダ樹脂としては、フ
ッ素含有樹脂と海島状のミクロ相分離構造を形成しうる
ものが好適である。ミクロ相分離構造を形成すると、成
膜性、フィルム状支持体への接着性、被覆層の強度の優
れた被覆層が得られる。具体的にはメラミン樹脂、ウレ
タン樹脂が挙げられ、特にウレタン樹脂が好ましい。
ッ素含有樹脂と海島状のミクロ相分離構造を形成しうる
ものが好適である。ミクロ相分離構造を形成すると、成
膜性、フィルム状支持体への接着性、被覆層の強度の優
れた被覆層が得られる。具体的にはメラミン樹脂、ウレ
タン樹脂が挙げられ、特にウレタン樹脂が好ましい。
【0033】好適なウレタン樹脂は、多官能イソシアネ
ートと、イソシアネート基と反応する基を2個以上有す
る化合物(以下イソシアネート反応性化合物ともいう)
との反応生成物である。
ートと、イソシアネート基と反応する基を2個以上有す
る化合物(以下イソシアネート反応性化合物ともいう)
との反応生成物である。
【0034】多官能イソシアネートとしては、イソシア
ネート基を2個以上有するポリイソシアネートおよびそ
の変性体が好ましく、脂肪族多官能イソシアネート、脂
環族多官能イソシアネート、芳香族多官能イソシアネー
トが挙げられる。変性体としては、ヌレート変性体、ト
リメチロール変性体、またはビュレット変性体が好まし
い。多官能イソシアネートは、イソシアネート基の一部
がブロック化されていてもよい。
ネート基を2個以上有するポリイソシアネートおよびそ
の変性体が好ましく、脂肪族多官能イソシアネート、脂
環族多官能イソシアネート、芳香族多官能イソシアネー
トが挙げられる。変性体としては、ヌレート変性体、ト
リメチロール変性体、またはビュレット変性体が好まし
い。多官能イソシアネートは、イソシアネート基の一部
がブロック化されていてもよい。
【0035】多官能イソシアネートの具体例としては、
ヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)、イソホ
ロンジイソシアネート(IPDI)、キシリレンジイソ
シアネート(XDI)、トリレンジイソシアネート(T
DI)、フェニレンジイソシアネート(PDI)、ジフ
ェニルメタンジイソシアネート(MDI)、水素添加M
DI等、およびこれらのイソシアヌレート変性体、トリ
メチロール変性体、またはトリスビュレットまたは3官
能アミン誘導体等が挙げられる。
ヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)、イソホ
ロンジイソシアネート(IPDI)、キシリレンジイソ
シアネート(XDI)、トリレンジイソシアネート(T
DI)、フェニレンジイソシアネート(PDI)、ジフ
ェニルメタンジイソシアネート(MDI)、水素添加M
DI等、およびこれらのイソシアヌレート変性体、トリ
メチロール変性体、またはトリスビュレットまたは3官
能アミン誘導体等が挙げられる。
【0036】イソシアネート反応性化合物におけるイソ
シアネート基と反応する基としては、水酸基、アミノ
基、カルボキシル基等が好ましく、特に水酸基が好まし
い。イソシアネート基と反応する基を2個以上有する化
合物としては、水酸基を2個有するポリエーテル系、ポ
リエステル系、またはポリカーボネート系のポリオール
が好ましい。
シアネート基と反応する基としては、水酸基、アミノ
基、カルボキシル基等が好ましく、特に水酸基が好まし
い。イソシアネート基と反応する基を2個以上有する化
合物としては、水酸基を2個有するポリエーテル系、ポ
リエステル系、またはポリカーボネート系のポリオール
が好ましい。
【0037】ウレタン樹脂には親水性と疎水性のものが
あるが、親水性のウレタン樹脂を例に挙げると非反応性
の親水性ウレタン樹脂は、以下の式で示されるように、
ジオールとジイソシアネートと反応させて得られる。
あるが、親水性のウレタン樹脂を例に挙げると非反応性
の親水性ウレタン樹脂は、以下の式で示されるように、
ジオールとジイソシアネートと反応させて得られる。
【0038】
【化2】n[HO(C2 H4 O)m H]+(n−1)
[OCNRNCO]→HO[(C2 H4 O)m CONH
RNHCOO]n-1 (C2 H4 O)m H
[OCNRNCO]→HO[(C2 H4 O)m CONH
RNHCOO]n-1 (C2 H4 O)m H
【0039】ただし、Rは炭素数6〜25のアルキレン
基(シクロアルキレン基を含む)、mは1〜20の整
数、nは2〜500の整数である。
基(シクロアルキレン基を含む)、mは1〜20の整
数、nは2〜500の整数である。
【0040】また反応性の親水性ウレタン樹脂は、ポリ
オールまたは分子中にカルボキシル基を有するジオール
とジイソシアネートとから両末端イソシアネートプレポ
リマーを合成し、次いで重亜硫酸ソーダ(NaHSO
3 )などのブロック化剤と反応させて得られる。
オールまたは分子中にカルボキシル基を有するジオール
とジイソシアネートとから両末端イソシアネートプレポ
リマーを合成し、次いで重亜硫酸ソーダ(NaHSO
3 )などのブロック化剤と反応させて得られる。
【0041】フッ素含有樹脂とバインダ樹脂とは水分散
系または溶剤系の液として使用するのが好ましい。被覆
層の塗設方法としては、スプレー、浸漬、ロールコー
タ、グラビアコータ、ダイ、ナイフコータ、マイクログ
ラビアコータ等公知の方法を採用できる。なかでもロー
ルコータまたはマイクログラビアコータが好ましい。
系または溶剤系の液として使用するのが好ましい。被覆
層の塗設方法としては、スプレー、浸漬、ロールコー
タ、グラビアコータ、ダイ、ナイフコータ、マイクログ
ラビアコータ等公知の方法を採用できる。なかでもロー
ルコータまたはマイクログラビアコータが好ましい。
【0042】本発明の被覆層は、フッ素含有樹脂とバイ
ンダ樹脂からなる海島状のミクロ相分離構造を有する。
すなわち、バインダ樹脂の海にフッ素含有樹脂の直径約
0.1μmの島が点在する相分離構造になっている。フ
ッ素含有樹脂とバインダ樹脂の被覆層における割合は、
フッ素含有樹脂が30〜80重量%、バインダ樹脂が7
0〜20重量%とするのが好ましい。
ンダ樹脂からなる海島状のミクロ相分離構造を有する。
すなわち、バインダ樹脂の海にフッ素含有樹脂の直径約
0.1μmの島が点在する相分離構造になっている。フ
ッ素含有樹脂とバインダ樹脂の被覆層における割合は、
フッ素含有樹脂が30〜80重量%、バインダ樹脂が7
0〜20重量%とするのが好ましい。
【0043】本発明の被覆層の厚みは特に限定されない
が、0.05〜50μmの範囲が好ましい。あまり薄い
と、塗設層の厚みムラが離型性能を大きく左右し、所望
の離型性能が得られない部分が生じるおそれがある。ま
た厚くなりすぎると、被覆層材料が多量に必要になり、
被覆層自体が脆くなるおそれがある。
が、0.05〜50μmの範囲が好ましい。あまり薄い
と、塗設層の厚みムラが離型性能を大きく左右し、所望
の離型性能が得られない部分が生じるおそれがある。ま
た厚くなりすぎると、被覆層材料が多量に必要になり、
被覆層自体が脆くなるおそれがある。
【0044】さらに本発明の被覆層には、本発明の目的
を阻害しない範囲で公知の添加剤、たとえば消泡剤、塗
設性改良剤、増粘剤、シリコーンオイル、帯電防止剤、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、硬化剤、染料などを塗剤に
混合することで含ませてもよい。
を阻害しない範囲で公知の添加剤、たとえば消泡剤、塗
設性改良剤、増粘剤、シリコーンオイル、帯電防止剤、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、硬化剤、染料などを塗剤に
混合することで含ませてもよい。
【0045】本発明の離型フィルムは、ブラインドバイ
アホールまたはベリードバイアホールを含む熱硬化性樹
脂積層板を製造する際に好適に適用できる。IVHを含
む熱硬化性樹脂積層板の製造には、スルーホールメッキ
を施した部分積層板を逐次積み上げるシーケンシャルラ
ミネーション法等を用いることが多い。
アホールまたはベリードバイアホールを含む熱硬化性樹
脂積層板を製造する際に好適に適用できる。IVHを含
む熱硬化性樹脂積層板の製造には、スルーホールメッキ
を施した部分積層板を逐次積み上げるシーケンシャルラ
ミネーション法等を用いることが多い。
【0046】熱硬化性樹脂積層板の基板は、セルロース
系繊維、ガラス繊維等の織布または不織布を基材とし
て、これに熱硬化性樹脂を含浸して硬化させたものであ
る。これらの基板同士または基板と銅箔等とを接着する
ためには、基板に用いられる材料と同種の材料樹脂が半
硬化状態になっているプリプレグが用いられる。基板、
銅箔、プリプレグ等を積層し、その両面に離型フィルム
を配置してプレス熱板にて加熱加圧することにより熱硬
化性樹脂積層板を製造する。
系繊維、ガラス繊維等の織布または不織布を基材とし
て、これに熱硬化性樹脂を含浸して硬化させたものであ
る。これらの基板同士または基板と銅箔等とを接着する
ためには、基板に用いられる材料と同種の材料樹脂が半
硬化状態になっているプリプレグが用いられる。基板、
銅箔、プリプレグ等を積層し、その両面に離型フィルム
を配置してプレス熱板にて加熱加圧することにより熱硬
化性樹脂積層板を製造する。
【0047】加熱加圧する条件は、プレス熱板の温度が
170〜240℃、好ましくは170〜200℃の範
囲、圧力は5〜50kg/cm2 、好ましくは15〜2
5kg/cm2 の範囲、加圧時間は30〜240分、好
ましくは40〜120分の範囲である。
170〜240℃、好ましくは170〜200℃の範
囲、圧力は5〜50kg/cm2 、好ましくは15〜2
5kg/cm2 の範囲、加圧時間は30〜240分、好
ましくは40〜120分の範囲である。
【0048】加熱加圧する際に、離型フィルムとプレス
熱板の間には何も挟まず両者が直に接する状態でプレス
してもよく、離型フィルムとプレス熱板との間にシリコ
ーンゴム平版を挟んでプレスしてもよい。プレス熱板の
材質はステンレスが好ましい。
熱板の間には何も挟まず両者が直に接する状態でプレス
してもよく、離型フィルムとプレス熱板との間にシリコ
ーンゴム平版を挟んでプレスしてもよい。プレス熱板の
材質はステンレスが好ましい。
【0049】
【実施例】例1〜3はフッ素含有樹脂の合成例、例4〜
6は本発明の実施例、例7〜9は比較例である。
6は本発明の実施例、例7〜9は比較例である。
【0050】[例1〜3]内容積1000mlのガラス
製撹拌機付オートクレーブに、表1記載の単量体を表1
記載の量(重量部)仕込み、さらにイオン交換水を35
0重量部、ジプロピレグリコールモノメチルエーテルを
50重量部、乳化剤(ポリオキシエチレングリコールモ
ノラウリルエーテル)を12重量部、両性乳化剤(2−
ドデシル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチ
ルイミダゾリウムベタイン)を4重量部、アゾ系重合開
始剤(和光純薬社製商品名:V−50)を1重量部仕込
んだ。
製撹拌機付オートクレーブに、表1記載の単量体を表1
記載の量(重量部)仕込み、さらにイオン交換水を35
0重量部、ジプロピレグリコールモノメチルエーテルを
50重量部、乳化剤(ポリオキシエチレングリコールモ
ノラウリルエーテル)を12重量部、両性乳化剤(2−
ドデシル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチ
ルイミダゾリウムベタイン)を4重量部、アゾ系重合開
始剤(和光純薬社製商品名:V−50)を1重量部仕込
んだ。
【0051】気相を窒素ガスで置換し(塩化ビニル使用
時は窒素置換後に塩化ビニルを加圧注入)、撹拌しなが
ら60℃に昇温して15時間反応を行った。重合後、ガ
スクロマトグラフィ分析により、単量体の重合率が99
%以上であることが確認できた。
時は窒素置換後に塩化ビニルを加圧注入)、撹拌しなが
ら60℃に昇温して15時間反応を行った。重合後、ガ
スクロマトグラフィ分析により、単量体の重合率が99
%以上であることが確認できた。
【0052】
【表1】
【0053】[例4]厚さ50μmの二軸延伸ポリエチ
レンテレフタレートにコロナ放電処理を施してフィルム
状支持体とした。例1の重合体と下記の親水性ウレタン
樹脂Aとを固形分重量比30/70で混合し、イオン交
換水により固形分が10重量%になるように調整し塗剤
とした。この塗剤をバーコータによりフィルム状支持体
両面に塗設し、140℃で3分乾燥させた。滑らかな外
観を有する被覆層0.5μmの離型フィルムを得た。表
面を電子顕微鏡により観察したところ、ウレタン樹脂の
海にフッ素含有樹脂の島(直径約0.1μm)がある海
島状の相分離構造が確認できた。 親水性ウレタン樹脂A:水素添加MDI、IPDIおよ
びポリ(シクロヘキサンジメタノール/カーボネート)
ジオールの反応生成物(分子量約10万)。
レンテレフタレートにコロナ放電処理を施してフィルム
状支持体とした。例1の重合体と下記の親水性ウレタン
樹脂Aとを固形分重量比30/70で混合し、イオン交
換水により固形分が10重量%になるように調整し塗剤
とした。この塗剤をバーコータによりフィルム状支持体
両面に塗設し、140℃で3分乾燥させた。滑らかな外
観を有する被覆層0.5μmの離型フィルムを得た。表
面を電子顕微鏡により観察したところ、ウレタン樹脂の
海にフッ素含有樹脂の島(直径約0.1μm)がある海
島状の相分離構造が確認できた。 親水性ウレタン樹脂A:水素添加MDI、IPDIおよ
びポリ(シクロヘキサンジメタノール/カーボネート)
ジオールの反応生成物(分子量約10万)。
【0054】[例5]塗剤として、例2の重合体と親水
性ウレタン樹脂Aを固形分重量比50/50で混合した
他は例4と同様に行い、滑らかな外観を有する被覆層
0.5μmの離型フィルムを得た。表面は例4と同様の
海島状の相分離構造が確認できた。
性ウレタン樹脂Aを固形分重量比50/50で混合した
他は例4と同様に行い、滑らかな外観を有する被覆層
0.5μmの離型フィルムを得た。表面は例4と同様の
海島状の相分離構造が確認できた。
【0055】[例6]塗剤として、例3の重合体と下記
の親水性ウレタン樹脂Bを重量固形分比50/50重量
%で混合した他は例4と同様に行い、滑らかな外観を有
する被覆層0.5μmの離型フィルムを得た。表面は例
4と同様の海島状の相分離構造が確認できた。 親水性ウレタン樹脂B:水素添加MDIおよびポリ
(1,6−ヘキシレンアジペート)ジオールの反応生成
物(分子量約50万)。
の親水性ウレタン樹脂Bを重量固形分比50/50重量
%で混合した他は例4と同様に行い、滑らかな外観を有
する被覆層0.5μmの離型フィルムを得た。表面は例
4と同様の海島状の相分離構造が確認できた。 親水性ウレタン樹脂B:水素添加MDIおよびポリ
(1,6−ヘキシレンアジペート)ジオールの反応生成
物(分子量約50万)。
【0056】[例7]塗剤として、例1の重合体のみを
用いる他は例4と同様に行い、滑らかで均一な離型フィ
ルムを得た。
用いる他は例4と同様に行い、滑らかで均一な離型フィ
ルムを得た。
【0057】[例8]塗剤として、例2の重合体のみを
用いる他は例4と同様に行い、乾燥に従って、離型フィ
ルムに亀の甲羅状の模様が現れた。
用いる他は例4と同様に行い、乾燥に従って、離型フィ
ルムに亀の甲羅状の模様が現れた。
【0058】[例9]塗剤として、親水性ウレタン樹脂
Aのみを用いる他は例4と同様に行い、滑らかで均一な
離型フィルムを得た。
Aのみを用いる他は例4と同様に行い、滑らかで均一な
離型フィルムを得た。
【0059】[フィルム離型性の評価]離型フィルム
(両面コート)とガラス−エポキシ製プリプレグ(住友
ベークライト社製商品名:スミライトELC−475
6)の交互積層体を形成させ、この積層体をシリコーン
ゴムに挟み、熱プレス機に投入した。その後、室温から
約1時間かけて180℃に昇温すると同時にプレス圧を
上げ20kg/cm2 に達した後10分間維持した。
(両面コート)とガラス−エポキシ製プリプレグ(住友
ベークライト社製商品名:スミライトELC−475
6)の交互積層体を形成させ、この積層体をシリコーン
ゴムに挟み、熱プレス機に投入した。その後、室温から
約1時間かけて180℃に昇温すると同時にプレス圧を
上げ20kg/cm2 に達した後10分間維持した。
【0060】フィルムを剥離使用するとき、剥離後の積
層体表面が滑らかなものを○、あばたがあるもの×、離
型性が良好なものを○、部分的なひっかかりがあるもの
を×、接着するものを××と示した。
層体表面が滑らかなものを○、あばたがあるもの×、離
型性が良好なものを○、部分的なひっかかりがあるもの
を×、接着するものを××と示した。
【0061】[転写性の評価]硬化後フィルムに面して
いた基板表面をECSA分析し、強度比F1s/Br3
dで示した(ただし、Brはプリプレグに含まれ
る。)。
いた基板表面をECSA分析し、強度比F1s/Br3
dで示した(ただし、Brはプリプレグに含まれ
る。)。
【0062】
【表2】
【0063】
【発明の効果】本発明の離型フィルムは、フィルム状支
持体にフッ素含有樹脂および該フッ素含有樹脂と海島状
のミクロ相分離構造を形成する樹脂を含む被覆層を塗設
することで、フィルム状支持体の諸特性を悪化させるこ
となく、フィルム状支持体と被覆層との密着性に優れ、
しかも被覆層の離型性に優れるという効果が得られた。
持体にフッ素含有樹脂および該フッ素含有樹脂と海島状
のミクロ相分離構造を形成する樹脂を含む被覆層を塗設
することで、フィルム状支持体の諸特性を悪化させるこ
となく、フィルム状支持体と被覆層との密着性に優れ、
しかも被覆層の離型性に優れるという効果が得られた。
Claims (4)
- 【請求項1】フィルム状支持体の少なくとも片面に、フ
ッ素含有樹脂および該フッ素含有樹脂と海島状のミクロ
相分離構造を形成する樹脂を含む被覆層を塗設した熱硬
化性樹脂積層板用離型フィルム。 - 【請求項2】フッ素含有樹脂が、パーフルオロアルキル
基を有するアクリレートまたはメタクリレートの重合し
た単位を含む重合体である請求項1記載の熱硬化性樹脂
積層板用離型フィルム。 - 【請求項3】バインダ樹脂がウレタン樹脂である請求項
1または2記載の熱硬化性樹脂積層板用離型フィルム。 - 【請求項4】熱硬化性樹脂積層板素材積層物を熱板間で
加熱加圧して熱硬化性樹脂積層板を製造する方法におい
て、熱硬化性樹脂積層板素材積層物の熱板に接する表面
を請求項1、2または3記載の熱硬化性樹脂積層板用離
型フィルムで覆って加熱加圧することを特徴とする熱硬
化性樹脂積層板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27168497A JPH11105209A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 熱硬化性樹脂積層板用離型フィルムおよび熱硬化性樹脂積層板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27168497A JPH11105209A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 熱硬化性樹脂積層板用離型フィルムおよび熱硬化性樹脂積層板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11105209A true JPH11105209A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17503427
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27168497A Pending JPH11105209A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 熱硬化性樹脂積層板用離型フィルムおよび熱硬化性樹脂積層板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11105209A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015071240A (ja) * | 2013-10-02 | 2015-04-16 | リンテック株式会社 | 剥離フィルム |
| WO2019131449A1 (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-04 | 東洋紡株式会社 | セラミックグリーンシート製造用離型フィルム |
| JP2023521070A (ja) * | 2020-08-18 | 2023-05-23 | エルジー・ケム・リミテッド | 粘着剤組成物および表面保護フィルム |
| CN116348297A (zh) * | 2020-11-02 | 2023-06-27 | 住友电木株式会社 | 脱模膜和成型品的制造方法 |
-
1997
- 1997-10-03 JP JP27168497A patent/JPH11105209A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015071240A (ja) * | 2013-10-02 | 2015-04-16 | リンテック株式会社 | 剥離フィルム |
| WO2019131449A1 (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-04 | 東洋紡株式会社 | セラミックグリーンシート製造用離型フィルム |
| JP2023521070A (ja) * | 2020-08-18 | 2023-05-23 | エルジー・ケム・リミテッド | 粘着剤組成物および表面保護フィルム |
| CN116348297A (zh) * | 2020-11-02 | 2023-06-27 | 住友电木株式会社 | 脱模膜和成型品的制造方法 |
| CN116348297B (zh) * | 2020-11-02 | 2023-11-03 | 住友电木株式会社 | 脱模膜和成型品的制造方法 |
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