JPH1110527A - 磁気ディスク用基板の研磨方法 - Google Patents
磁気ディスク用基板の研磨方法Info
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- JPH1110527A JPH1110527A JP9164829A JP16482997A JPH1110527A JP H1110527 A JPH1110527 A JP H1110527A JP 9164829 A JP9164829 A JP 9164829A JP 16482997 A JP16482997 A JP 16482997A JP H1110527 A JPH1110527 A JP H1110527A
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- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 平面研磨機のみを使用して表面精度が高い磁
気ディスクを迅速に得ることができ、生産性及び表面平
坦度が極めて優れた磁気ディスクを得ることができる磁
気ディスク用基板の研磨方法を提供する。 【解決手段】 1又は2以上の磁気ディスク用基板13
を嵌合した円盤状のキャリア10を1対の弾性砥石7に
より挟んで、キャリア10及び磁気ディスク用基板13
と砥石7との間の相対的な回転運動により、磁気ディス
ク用基板13の表面を研磨する。この場合に、砥石とし
て弾性を有するものを使用しているので、磁気ディスク
用基板13をキャリア10より薄くなるまで研磨するこ
とができる。そこで、磁気ディスク用基板13の厚さt
がキャリア10の厚さTよりも10μm以下だけ薄くな
るまで研磨する。これにより、磁気ディスク用基板13
に印加される研磨圧力は、連続的に且つ徐々に低下する
ものとなり、極めて表面粗さが小さく、平坦度が優れた
磁気ディスク用基板表面を得ることができる。
気ディスクを迅速に得ることができ、生産性及び表面平
坦度が極めて優れた磁気ディスクを得ることができる磁
気ディスク用基板の研磨方法を提供する。 【解決手段】 1又は2以上の磁気ディスク用基板13
を嵌合した円盤状のキャリア10を1対の弾性砥石7に
より挟んで、キャリア10及び磁気ディスク用基板13
と砥石7との間の相対的な回転運動により、磁気ディス
ク用基板13の表面を研磨する。この場合に、砥石とし
て弾性を有するものを使用しているので、磁気ディスク
用基板13をキャリア10より薄くなるまで研磨するこ
とができる。そこで、磁気ディスク用基板13の厚さt
がキャリア10の厚さTよりも10μm以下だけ薄くな
るまで研磨する。これにより、磁気ディスク用基板13
に印加される研磨圧力は、連続的に且つ徐々に低下する
ものとなり、極めて表面粗さが小さく、平坦度が優れた
磁気ディスク用基板表面を得ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平面研磨機を使用し
た磁気ディスク用基板の研磨方法に関し、特に、表面精
度及び平坦度が優れた磁気ディスク用基板を得ることが
できる磁気ディスク用基板の研磨方法に関する。
た磁気ディスク用基板の研磨方法に関し、特に、表面精
度及び平坦度が優れた磁気ディスク用基板を得ることが
できる磁気ディスク用基板の研磨方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ用の機器に使用される磁気
ディスクは、要求される記憶容量の増加から、平坦度が
高く、表面粗さが極めて小さいことが要求されている。
このため、磁気ディスク用基板の製造工程においては、
基板の表面を研磨し、基板製造時に生じた表面の凹凸を
消去している。
ディスクは、要求される記憶容量の増加から、平坦度が
高く、表面粗さが極めて小さいことが要求されている。
このため、磁気ディスク用基板の製造工程においては、
基板の表面を研磨し、基板製造時に生じた表面の凹凸を
消去している。
【0003】従来、磁気ディスク用基板の表面研磨には
平面研磨機が使用されている。この平面研磨機において
は、キャリアに設けた孔に磁気ディスクを嵌合し、この
キャリアを上定盤及び下定盤により支持した1対の砥石
間に挟み、これらの砥石をその中心軸の周りに回転駆動
すると共に、キャリアを前記中心軸の周りに公転移動さ
せ更にキャリアの中心の周りに自転移動させてキャリア
に保持した磁気ディスク用基板を1対の砥石により研磨
している。
平面研磨機が使用されている。この平面研磨機において
は、キャリアに設けた孔に磁気ディスクを嵌合し、この
キャリアを上定盤及び下定盤により支持した1対の砥石
間に挟み、これらの砥石をその中心軸の周りに回転駆動
すると共に、キャリアを前記中心軸の周りに公転移動さ
せ更にキャリアの中心の周りに自転移動させてキャリア
に保持した磁気ディスク用基板を1対の砥石により研磨
している。
【0004】この平面研磨機において、研磨の仕上精度
を高めるために、加工圧力を低減すると、磁気ディスク
用基板の飛び出しが生じたりする。このため、研磨精度
の向上には限界があった。
を高めるために、加工圧力を低減すると、磁気ディスク
用基板の飛び出しが生じたりする。このため、研磨精度
の向上には限界があった。
【0005】このため、平面研磨機により研磨して得ら
れた磁気ディスク用基板にNiPメッキを施した後に、
再度研磨してメッキ表面に生じた研磨目を消失させる
か、又はダイヤターン切削法によりメッキ前の表面を高
精度に仕上げていた。
れた磁気ディスク用基板にNiPメッキを施した後に、
再度研磨してメッキ表面に生じた研磨目を消失させる
か、又はダイヤターン切削法によりメッキ前の表面を高
精度に仕上げていた。
【0006】しかし、上述の方法は、いずれも研削時間
が長いため、生産性が劣っている。そこで、平面研磨機
による研磨の後に、砥粒テープを使用してテープ研削す
ることにより、表面粗さをRa≦150オングストロー
ムとする方法が提案されている(特開平6−27487
1号公報)。
が長いため、生産性が劣っている。そこで、平面研磨機
による研磨の後に、砥粒テープを使用してテープ研削す
ることにより、表面粗さをRa≦150オングストロー
ムとする方法が提案されている(特開平6−27487
1号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この砥
粒テープで研削する場合には、磁気ディスク用基板を一
旦平面研磨機から取り外し、これをテープ研磨機にセッ
トする必要があり、更に、テープ研削は研磨速度も平面
研磨機に比して劣るため、生産性を大幅に向上させるこ
とはできない。
粒テープで研削する場合には、磁気ディスク用基板を一
旦平面研磨機から取り外し、これをテープ研磨機にセッ
トする必要があり、更に、テープ研削は研磨速度も平面
研磨機に比して劣るため、生産性を大幅に向上させるこ
とはできない。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、平面研磨機のみを使用して表面精度が高い
磁気ディスクを迅速に得ることができ、生産性及び表面
平坦度が極めて優れた磁気ディスクを得ることができる
磁気ディスク用基板の研磨方法を提供することを目的と
する。
のであって、平面研磨機のみを使用して表面精度が高い
磁気ディスクを迅速に得ることができ、生産性及び表面
平坦度が極めて優れた磁気ディスクを得ることができる
磁気ディスク用基板の研磨方法を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気ディス
ク用基板の研磨方法は、1又は2以上のディスクを嵌合
した円盤状のキャリアを1対の砥石により挟んで前記キ
ャリアと砥石との間の相対的な回転運動により前記ディ
スクの表面を研磨する磁気ディスク用基板の研磨方法に
おいて、前記砥石の少なくとも一方は弾性を有する研磨
体であり、前記ディスクを前記キャリアの厚さTよりも
10μm以下だけ薄い厚さtまで研磨することを特徴と
する。
ク用基板の研磨方法は、1又は2以上のディスクを嵌合
した円盤状のキャリアを1対の砥石により挟んで前記キ
ャリアと砥石との間の相対的な回転運動により前記ディ
スクの表面を研磨する磁気ディスク用基板の研磨方法に
おいて、前記砥石の少なくとも一方は弾性を有する研磨
体であり、前記ディスクを前記キャリアの厚さTよりも
10μm以下だけ薄い厚さtまで研磨することを特徴と
する。
【0010】この磁気ディスク用基板の研磨方法におい
て、前記弾性研磨体は、ポリビニルアルコール系弾性砥
石とすることができる。
て、前記弾性研磨体は、ポリビニルアルコール系弾性砥
石とすることができる。
【0011】本発明においては、1対の砥石によりディ
スクを研磨すると、磁気ディスク用基板の厚さがキャリ
アの厚さになるまで研磨が進行し、更に、研磨を続ける
と、弾性研磨体からなる砥石を使用しているので、この
砥石は磁気ディスク用基板がキャリアよりも薄くなって
も変形して磁気ディスク用基板に接触し、磁気ディスク
用基板の研磨を継続する。この場合に、磁気ディスク用
基板がキャリアよりも厚い場合には、磁気ディスク用基
板にかかる圧力が高く、高効率で研磨が進行する。そし
て、キャリアの厚さと磁気ディスク用基板の厚さとがそ
ろってくるにつれて、圧力がキャリアと磁気ディスク用
基板とで等しくなるまで低下し、更に、研磨が進行する
と、磁気ディスク用基板にかかる圧力が更に小さくな
る。このように、磁気ディスク用基板の研磨寸法にあわ
せて磁気ディスクにかかる研磨圧力が徐々に且つ連続的
に減少し、これにより表面粗さが極めて小さく、平坦度
が優れた美麗なディスク表面が得られる。
スクを研磨すると、磁気ディスク用基板の厚さがキャリ
アの厚さになるまで研磨が進行し、更に、研磨を続ける
と、弾性研磨体からなる砥石を使用しているので、この
砥石は磁気ディスク用基板がキャリアよりも薄くなって
も変形して磁気ディスク用基板に接触し、磁気ディスク
用基板の研磨を継続する。この場合に、磁気ディスク用
基板がキャリアよりも厚い場合には、磁気ディスク用基
板にかかる圧力が高く、高効率で研磨が進行する。そし
て、キャリアの厚さと磁気ディスク用基板の厚さとがそ
ろってくるにつれて、圧力がキャリアと磁気ディスク用
基板とで等しくなるまで低下し、更に、研磨が進行する
と、磁気ディスク用基板にかかる圧力が更に小さくな
る。このように、磁気ディスク用基板の研磨寸法にあわ
せて磁気ディスクにかかる研磨圧力が徐々に且つ連続的
に減少し、これにより表面粗さが極めて小さく、平坦度
が優れた美麗なディスク表面が得られる。
【0012】研磨終了時の磁気ディスク用基板の厚さt
は、キャリアの厚さTよりも10μm以下だけ薄くす
る。即ち、研磨終了時の磁気ディスク用基板の厚さt
は、キャリアTの厚さよりも0μmを超え、10μm以
下の寸法だけ薄い。磁気ディスク用基板の厚さtがキャ
リアの厚さT以上である場合は、磁気ディスク用基板の
表面粗さが粗く、所望の表面粗さを得ることができな
い。また、磁気ディスク用基板の厚さtがキャリアの厚
さTより10μmを超えて薄い場合は、砥石の弾性変形
の限界を超えるため、磁気ディスク用基板に適正な圧力
を印加することができず、研磨精度のそれ以上の向上を
期待することができない。よって、tは0μmを超え、
10μm以下の寸法だけ、Tよりも薄いものとする。
は、キャリアの厚さTよりも10μm以下だけ薄くす
る。即ち、研磨終了時の磁気ディスク用基板の厚さt
は、キャリアTの厚さよりも0μmを超え、10μm以
下の寸法だけ薄い。磁気ディスク用基板の厚さtがキャ
リアの厚さT以上である場合は、磁気ディスク用基板の
表面粗さが粗く、所望の表面粗さを得ることができな
い。また、磁気ディスク用基板の厚さtがキャリアの厚
さTより10μmを超えて薄い場合は、砥石の弾性変形
の限界を超えるため、磁気ディスク用基板に適正な圧力
を印加することができず、研磨精度のそれ以上の向上を
期待することができない。よって、tは0μmを超え、
10μm以下の寸法だけ、Tよりも薄いものとする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
添付の図面を参照して具体的に説明する。図1乃至3は
本発明の実施例方法を工程順に示す断面図であり、図4
はこの実施例方法に使用する平面研磨機を示す斜視図、
図5は同じくそのキャリアを示す平面図、図6は砥石を
示す斜視図である。図4に示すように、平面研磨機は下
定盤1と上定盤2とが軸3を中心として同軸的に相互に
反対方向に回転駆動されるようになっている。
添付の図面を参照して具体的に説明する。図1乃至3は
本発明の実施例方法を工程順に示す断面図であり、図4
はこの実施例方法に使用する平面研磨機を示す斜視図、
図5は同じくそのキャリアを示す平面図、図6は砥石を
示す斜視図である。図4に示すように、平面研磨機は下
定盤1と上定盤2とが軸3を中心として同軸的に相互に
反対方向に回転駆動されるようになっている。
【0014】そして、図6に示すように、下定盤1の上
には複数個の扇形の砥石取付台4が全体で円盤状をなす
ように配置されており、各砥石取付台4の上には、砥石
取付台4と同様の形状の扇形をなす研磨体5がボルト孔
6にボルトを挿入してこのボルトにより固定することに
より設置されている。研磨体5の上面5aは研磨面とな
っており、これらの複数個の研磨体5の組み合わせで、
円盤状の砥石7が構成されている。上定盤2の下面に
も、砥石7と同様の円盤状の砥石が砥石取付台を介して
設置されている。
には複数個の扇形の砥石取付台4が全体で円盤状をなす
ように配置されており、各砥石取付台4の上には、砥石
取付台4と同様の形状の扇形をなす研磨体5がボルト孔
6にボルトを挿入してこのボルトにより固定することに
より設置されている。研磨体5の上面5aは研磨面とな
っており、これらの複数個の研磨体5の組み合わせで、
円盤状の砥石7が構成されている。上定盤2の下面に
も、砥石7と同様の円盤状の砥石が砥石取付台を介して
設置されている。
【0015】軸3には、図5に示すように、センターギ
ヤ8が装着されており、平面研磨機の周縁部には、イン
ナーギヤ9が固定されている。そして、このセンターギ
ヤ8とインナーギヤ9との間には、キャリア10がこの
キャリア10の周縁部のギヤ11をセンターギヤ8とイ
ンナーギヤ9とに噛み合わせて装着されるようになって
いる。キャリア10には例えば3個のディスク用孔12
が形成されており、各ディスク用孔12に磁気ディスク
用基板13を嵌入することにより磁気ディスク用基板1
3がキャリア10に保持される。
ヤ8が装着されており、平面研磨機の周縁部には、イン
ナーギヤ9が固定されている。そして、このセンターギ
ヤ8とインナーギヤ9との間には、キャリア10がこの
キャリア10の周縁部のギヤ11をセンターギヤ8とイ
ンナーギヤ9とに噛み合わせて装着されるようになって
いる。キャリア10には例えば3個のディスク用孔12
が形成されており、各ディスク用孔12に磁気ディスク
用基板13を嵌入することにより磁気ディスク用基板1
3がキャリア10に保持される。
【0016】而して、本実施例においては、上定盤2に
装着される砥石及び下定盤1に装着される砥石7の双方
を弾性研磨体により構成する。即ち、両砥石7を構成す
る複数の研磨体5として、PVA等の弾性研磨体を使用
する。なお、弾性研磨体としてはPVA系弾性砥石の他
に、研磨パット等があり、その他、弾性を有する研磨体
であればいずれも使用可能である。
装着される砥石及び下定盤1に装着される砥石7の双方
を弾性研磨体により構成する。即ち、両砥石7を構成す
る複数の研磨体5として、PVA等の弾性研磨体を使用
する。なお、弾性研磨体としてはPVA系弾性砥石の他
に、研磨パット等があり、その他、弾性を有する研磨体
であればいずれも使用可能である。
【0017】次に、上述のごとく構成された弾性砥石及
び平面研磨機を使用して、磁気ディスク用基板を研磨す
る本実施例方法について説明する。先ず、キャリア10
のディスク孔12に磁気ディスク用基板13を嵌合し、
このキャリア10を平面研磨機の上定盤2の砥石と、下
定盤1の砥石7との間に、キャリア10のギヤ11をセ
ンターギヤ8及びインナーギヤ9に噛み合わせて、配置
する。そして、上定盤2を下降させて上定盤2と下定盤
1との間でキャリア10を所定の圧力で挟圧し、上定盤
2と下定盤1とを相反する方向に回転駆動すると共に、
センターギヤ8を例えば時計方向に回転駆動して、キャ
リア10を時計方向に公転移動させると共に、センター
ギヤ8、インナーギヤ9及びギヤ11の協動作用によ
り、キャリア10をその中心の周りに反時計方向に自転
させる。
び平面研磨機を使用して、磁気ディスク用基板を研磨す
る本実施例方法について説明する。先ず、キャリア10
のディスク孔12に磁気ディスク用基板13を嵌合し、
このキャリア10を平面研磨機の上定盤2の砥石と、下
定盤1の砥石7との間に、キャリア10のギヤ11をセ
ンターギヤ8及びインナーギヤ9に噛み合わせて、配置
する。そして、上定盤2を下降させて上定盤2と下定盤
1との間でキャリア10を所定の圧力で挟圧し、上定盤
2と下定盤1とを相反する方向に回転駆動すると共に、
センターギヤ8を例えば時計方向に回転駆動して、キャ
リア10を時計方向に公転移動させると共に、センター
ギヤ8、インナーギヤ9及びギヤ11の協動作用によ
り、キャリア10をその中心の周りに反時計方向に自転
させる。
【0018】これにより、従来と同様に平面研磨機によ
り磁気ディスク用基板13の表裏両面が研磨される。而
して、図1に示すように、研磨の初期段階の場合、キャ
リア10の厚さTよりも、被研磨体である磁気ディスク
用基板13の厚さt1は厚い。このため、砥石7から磁
気ディスク用基板13に印加される圧力P1はキャリア
10に印加される圧力Q1よりも大きく、磁気ディスク
用基板13は高効率で研磨される。
り磁気ディスク用基板13の表裏両面が研磨される。而
して、図1に示すように、研磨の初期段階の場合、キャ
リア10の厚さTよりも、被研磨体である磁気ディスク
用基板13の厚さt1は厚い。このため、砥石7から磁
気ディスク用基板13に印加される圧力P1はキャリア
10に印加される圧力Q1よりも大きく、磁気ディスク
用基板13は高効率で研磨される。
【0019】次いで、研磨が進行して、図2に示すよう
に、磁気ディスク用基板13の厚さt2がキャリア10
の厚さT等しくなると、磁気ディスク用基板13及びキ
ャリア10には等しい圧力P2及びQ2が印加される。こ
のように、磁気ディスク用基板13とキャリア10との
厚さが一致しても、砥石7は弾性を有する研磨体である
ため、磁気ディスク用基板13には砥石7から研磨圧力
が印加され、磁気ディスク用基板13の研磨が更に進行
する。
に、磁気ディスク用基板13の厚さt2がキャリア10
の厚さT等しくなると、磁気ディスク用基板13及びキ
ャリア10には等しい圧力P2及びQ2が印加される。こ
のように、磁気ディスク用基板13とキャリア10との
厚さが一致しても、砥石7は弾性を有する研磨体である
ため、磁気ディスク用基板13には砥石7から研磨圧力
が印加され、磁気ディスク用基板13の研磨が更に進行
する。
【0020】そして、図3に示すように、磁気ディスク
用基板13の厚さt3がキャリア10の厚さTより薄く
なると、磁気ディスク用基板13に印加される圧力P3
がキャリア10に印加される圧力Q3よりも小さくな
る。このように、磁気ディスク用基板13の研磨が進行
すると、磁気ディスク用基板13に印加される圧力が徐
々に且つ連続的に低下していく。これにより、最終的に
表面粗さが極めて小さく、平坦度が優れた磁気ディスク
用基板が得られる。即ち、砥石7に弾性砥石を使用する
ことにより、磁気ディスク用基板には徐々に低下する研
磨圧力が連続的に印加され、適度な研磨圧力が印加され
るため、極めて優れた表面粗さの磁気ディスク用基板が
得られる。
用基板13の厚さt3がキャリア10の厚さTより薄く
なると、磁気ディスク用基板13に印加される圧力P3
がキャリア10に印加される圧力Q3よりも小さくな
る。このように、磁気ディスク用基板13の研磨が進行
すると、磁気ディスク用基板13に印加される圧力が徐
々に且つ連続的に低下していく。これにより、最終的に
表面粗さが極めて小さく、平坦度が優れた磁気ディスク
用基板が得られる。即ち、砥石7に弾性砥石を使用する
ことにより、磁気ディスク用基板には徐々に低下する研
磨圧力が連続的に印加され、適度な研磨圧力が印加され
るため、極めて優れた表面粗さの磁気ディスク用基板が
得られる。
【0021】その後、磁気ディスク用基板13の厚さt
がキャリア10の厚さTよりも0μmを超え、10μm
以下の厚さだけ薄くなった時点で研磨を終了する。前述
のごとく、最終的な磁気ディスク用基板13の厚さtが
キャリア10の厚さT以上であると、従来の剛体からな
る砥石を使用した場合と同様に、研磨終了時の研磨圧力
が高すぎ、所望の表面粗さが極めて小さい磁気ディスク
用基板表面を得ることができない。また、磁気ディスク
用基板13の厚さtがキャリア10の厚さTよりも10
μmを超えて薄くなると、磁気ディスク用基板13に適
正な研磨圧力を印加することができず、研磨精度がそれ
以上向上しない。
がキャリア10の厚さTよりも0μmを超え、10μm
以下の厚さだけ薄くなった時点で研磨を終了する。前述
のごとく、最終的な磁気ディスク用基板13の厚さtが
キャリア10の厚さT以上であると、従来の剛体からな
る砥石を使用した場合と同様に、研磨終了時の研磨圧力
が高すぎ、所望の表面粗さが極めて小さい磁気ディスク
用基板表面を得ることができない。また、磁気ディスク
用基板13の厚さtがキャリア10の厚さTよりも10
μmを超えて薄くなると、磁気ディスク用基板13に適
正な研磨圧力を印加することができず、研磨精度がそれ
以上向上しない。
【0022】
【実施例】次に、本発明の実施例の効果について、その
比較例と比較して説明する。平面研磨機として、図4に
示すものを使用し、上定盤及び下定盤の回転数を夫々3
0rpmとした。但し、上定盤と下定盤の回転方向は逆
である。下記表1は研磨条件を示す。但し、砥石の研磨
圧力は30〜80g/cm2の範囲で変化した。研磨圧
力は、(荷重)/(ワークの総面積)で求められる。但
し、ワークの総面積はディスク面積×枚数である。ま
た、日本特殊研砥製M003砥石及びS143砥石を使
用し、クーラントはコスモ社製3118を使用した。研
磨対象の磁気ディスク用基板は、JIS5086系のア
ルミニウム合金であり、仕上寸法の外径は95mm、厚
さは0.78mmである。
比較例と比較して説明する。平面研磨機として、図4に
示すものを使用し、上定盤及び下定盤の回転数を夫々3
0rpmとした。但し、上定盤と下定盤の回転方向は逆
である。下記表1は研磨条件を示す。但し、砥石の研磨
圧力は30〜80g/cm2の範囲で変化した。研磨圧
力は、(荷重)/(ワークの総面積)で求められる。但
し、ワークの総面積はディスク面積×枚数である。ま
た、日本特殊研砥製M003砥石及びS143砥石を使
用し、クーラントはコスモ社製3118を使用した。研
磨対象の磁気ディスク用基板は、JIS5086系のア
ルミニウム合金であり、仕上寸法の外径は95mm、厚
さは0.78mmである。
【0023】
【表1】
【0024】実施例1乃至3及び比較例2,3は弾性砥
石を使用したものであり、実施例1乃至3は研磨仕上げ
後、キャリアの厚さより3乃至8μmだけ薄くなった。
一方、比較例2は研磨仕上げ後も磁気ディスク用基板の
方が厚く、比較例3は、研磨仕上げ後、キャリアより2
0μmも薄くなった。比較例1は鋳鉄製の砥石、即ち非
弾性の砥石を使用したものである。この比較例1の場合
は、鋳鉄製の砥粒を研削液中に混合して供給しながら研
磨した。一方、弾性砥石を使用したものは、樹脂中に砥
粒を固定した樹脂製砥石を使用した。
石を使用したものであり、実施例1乃至3は研磨仕上げ
後、キャリアの厚さより3乃至8μmだけ薄くなった。
一方、比較例2は研磨仕上げ後も磁気ディスク用基板の
方が厚く、比較例3は、研磨仕上げ後、キャリアより2
0μmも薄くなった。比較例1は鋳鉄製の砥石、即ち非
弾性の砥石を使用したものである。この比較例1の場合
は、鋳鉄製の砥粒を研削液中に混合して供給しながら研
磨した。一方、弾性砥石を使用したものは、樹脂中に砥
粒を固定した樹脂製砥石を使用した。
【0025】得られた各磁気ディスク用基板のの表面粗
さRaを測定し、その結果を下記表2に示した。
さRaを測定し、その結果を下記表2に示した。
【0026】
【表2】
【0027】この表2に示すように、実施例1乃至3は
全て表面粗さRaが300オングストローム以下であ
り、磁気ディスク用基板として満足できる表面粗さを有
している。これに対し、比較例1乃至2は表面粗さRa
が300オングストロームを超えるものであり、大記憶
容量磁気ディスク用基板として適していない。また、比
較例3は表面粗さは300オングストローム以下である
が、研磨時間が著しく長くなると共に、磁気ディスク基
板の端部が盛り上がるため、製品として使用することが
できない。
全て表面粗さRaが300オングストローム以下であ
り、磁気ディスク用基板として満足できる表面粗さを有
している。これに対し、比較例1乃至2は表面粗さRa
が300オングストロームを超えるものであり、大記憶
容量磁気ディスク用基板として適していない。また、比
較例3は表面粗さは300オングストローム以下である
が、研磨時間が著しく長くなると共に、磁気ディスク基
板の端部が盛り上がるため、製品として使用することが
できない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、1対の砥石の少なくとも一方に、弾性研磨体からな
る砥石を使用するので、砥石を磁気ディスク用基板の厚
さにあわせて弾性的に変形させ、磁気ディスク用基板に
連続的に徐々に低下する適度な研磨圧力を印加すること
ができる。このため、本発明により、表面粗さが極めて
小さく、平坦度も優れた磁気ディスク用基板を得ること
ができる。
は、1対の砥石の少なくとも一方に、弾性研磨体からな
る砥石を使用するので、砥石を磁気ディスク用基板の厚
さにあわせて弾性的に変形させ、磁気ディスク用基板に
連続的に徐々に低下する適度な研磨圧力を印加すること
ができる。このため、本発明により、表面粗さが極めて
小さく、平坦度も優れた磁気ディスク用基板を得ること
ができる。
【図1】本発明の実施例方法の第1の工程を示す断面図
である。
である。
【図2】本発明の実施例方法の第2の工程を示す断面図
である。
である。
【図3】本発明の実施例方法の第3の工程を示す断面図
である。
である。
【図4】本発明の実施例方法にて使用する平面研磨機を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図5】同じくそのキャリアの平面図である。
【図6】同じくその砥石を示す斜視図である。
1:下定盤 2:上定盤 3:軸 4:砥石取付台 5:研磨体 5a:研磨面 6:ボルト孔 7:砥石 8:センターギヤ 9:インナーギヤ 10:キャリア 11:ギヤ 12:ディスク孔 13:磁気ディスク用基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 重成 栃木県真岡市鬼怒ケ丘15番地 株式会社神 戸製鋼所真岡製造所内
Claims (2)
- 【請求項1】 1又は2以上のディスクを嵌合した円盤
状のキャリアを1対の砥石により挟んで前記キャリアと
砥石との間の相対的な回転運動により前記ディスクの表
面を研磨する磁気ディスク用基板の研磨方法において、
前記砥石の少なくとも一方は弾性を有する研磨体であ
り、前記ディスクを前記キャリアの厚さTよりも10μ
m以下だけ薄い厚さtまで研磨することを特徴とする磁
気ディスク用基板の研磨方法。 - 【請求項2】 前記弾性研磨体は、ポリビニルアルコー
ル系弾性砥石であることを特徴とする請求項1に記載の
磁気ディスク用基板の研磨方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9164829A JPH1110527A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 磁気ディスク用基板の研磨方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9164829A JPH1110527A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 磁気ディスク用基板の研磨方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1110527A true JPH1110527A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15800725
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9164829A Pending JPH1110527A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 磁気ディスク用基板の研磨方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1110527A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009054238A (ja) * | 2007-08-27 | 2009-03-12 | Fujitsu Ltd | 記憶媒体の製造方法 |
| CN103707174A (zh) * | 2013-12-25 | 2014-04-09 | 安徽日升机械制造有限公司 | 一种纵剪圆盘刀片的平面度精加工方法 |
| US8926400B2 (en) | 2012-03-07 | 2015-01-06 | HGST Netherlands B.V. | Uniformity during planarization of a disk |
-
1997
- 1997-06-20 JP JP9164829A patent/JPH1110527A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009054238A (ja) * | 2007-08-27 | 2009-03-12 | Fujitsu Ltd | 記憶媒体の製造方法 |
| US8296931B2 (en) | 2007-08-27 | 2012-10-30 | Showa Denko K.K. | Method for manufacturing storage medium |
| US8926400B2 (en) | 2012-03-07 | 2015-01-06 | HGST Netherlands B.V. | Uniformity during planarization of a disk |
| CN103707174A (zh) * | 2013-12-25 | 2014-04-09 | 安徽日升机械制造有限公司 | 一种纵剪圆盘刀片的平面度精加工方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040527 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040601 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041019 |