JPH1110541A - ワークの表面処理方法 - Google Patents
ワークの表面処理方法Info
- Publication number
- JPH1110541A JPH1110541A JP15988297A JP15988297A JPH1110541A JP H1110541 A JPH1110541 A JP H1110541A JP 15988297 A JP15988297 A JP 15988297A JP 15988297 A JP15988297 A JP 15988297A JP H1110541 A JPH1110541 A JP H1110541A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- shot
- nozzle
- crankshaft
- projected
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Abstract
工を行うことなく所望位置に有効なショットピーニング
を行うことができる表面処理方法を提供する。 【解決手段】 ノズル30から投射する多数のショット
SによってワークWの外周面にショットピーニングを行
う表面処理方法において、ノズル30をワークWの外周
面の接線Mに沿う方向でかつワークWの使用時の回転方
向Aの後ろ側に配置し、ワークWを周方向に回転させな
がら、ノズル30から投射されるショットSを接線Mの
ワーク寄り位置Pに打付ける。ワークWはエンジンのク
ランクシャフトであり、このクランクシャフトの主にフ
ィレット部20にショットSを投射する。
Description
ングによるワークの表面処理方法に関する。
強度を高めるためにショットピーニングが行われてい
る。例えばエンジンのクランクシャフトのフィレット部
のように危険断面とみなされる箇所に周知のスチールシ
ョットを投射し、主にフィレット部に圧縮残留応力を生
じさせることにより、クランクシャフトの曲げ疲労強度
を高めることができる。
面には微小な凹凸が生じるが、クランクピン等のメタル
摺動部は摩擦抵抗等を下げるために表面粗さが良好であ
ることが要求されるから、メタル摺動部にショットが当
たることは好ましくない。このため、メタル摺動部など
にマスキングを行うことにより、ショットが当たること
を防いでいる。あるいはマスキングを行う代りに、粒径
が小さいショットを使用することにより、メタル摺動部
の表面粗さの低下を最小限にくい止めることも提案され
ている。
う場合、特にワークの量産時にマスキングを自動的に実
施するような機能をもつ工作機械を開発すると大幅なコ
ストアップとなってしまうため好ましくない。また、粒
径が小さいショットを使用する場合には、ワークの表面
から所定深さに十分な圧縮残留応力を生じさせにくく、
ショットピーニングに要する時間も長くかかるなどの問
題がある。
されているように、フィレット部をショットピーニング
したのちにクランクピンの外周部を研磨加工することも
提案されているが、クランクピンを研磨加工することは
大掛かりな設備と加工時間を必要とするため実用的では
ない。
にマスキングを行ったり研磨等の後加工を要することな
く所望位置に有効なショットピーニングを行うことがで
きるようなワークの表面処理方法を提供することにあ
る。
の本発明の表面処理方法は、請求項1に記載した通りで
あり、ショットを投射するノズルをワーク外周面の接線
に沿う方向でかつワークの使用時の回転方向の後ろ側に
配置し、ワークを周方向に回転させつつ、上記ノズルか
ら投射されるショットを上記接線のワーク寄り位置に打
付けることにより、図6に模式的に誇張して示すよう
に、ワークWの表面に形成される多数の打痕による凸部
1がワークWの使用時の回転方向Aに対して順目となる
ようにしたものである。
うにワークWが軸受メタル等の摺動相手面2に対して一
定の方向(矢印Aで示す方向)に回転する場合に、上記
凸部1の回転方向前側に位置する後ろ上がりの斜面3の
傾きが、回転方向後側に位置する前上がりの斜面4の傾
きよりも緩やかとなるような、前後方向(回転方向)に
非対称の形状を言う。
面に形成されることにより、ワークWが矢印A方向に回
転する際に、傾斜の緩やかな前側の斜面3が摺動相手面
2を順方向に撫でるように接するため、摺動相手面2の
摩耗および摺動抵抗を可及的小さくすることができる。
このためショットピーニング時にマスキングを行ったり
ショットピーニング後に研磨加工を行う必要がない。
用時に一方向に回転する金属ワークに好適である。クラ
ンクシャフトのクランクピンまたはフィレット部に本発
明のショットピーニングを行えば、フィレット部の曲げ
疲労強度の向上が図れるとともに、軸受メタルの摩耗お
よび摺動抵抗を小さくすることが可能となる。なお、シ
ョットが二次的散乱によって所望位置以外の領域に当た
ることを防ぐために、必要に応じて遮蔽部材を設けても
よい。
て図面を参照して説明する。図3に示すワークWの一例
としてのエンジンのクランクシャフト10は、ジャーナ
ル部11とウエブ12とクランクピン13などからな
る。図4に示すようにクランクピン13は軸受メタル1
5を介してコンロッド16に接続されており、ピストン
17の上下動に伴ってクランクシャフト10が矢印A′
方向に回転することにより、クランクピン13が一定の
方向(矢印Aで示す方向)に回転するようになってい
る。
の連接部に、いわゆる接合R部としてのフィレット部2
0が形成されている。フィレット部20の疲労強度を高
めることはクランクシャフト10全体の強度を高める上
で有効である。そこでこの実施形態では、フィレット部
20にショットピーニングを実施することによりフィレ
ット部20に圧縮残留応力を生じさせ、フィレット部2
0の曲げ疲労強度を高めるようにしている。
1に示すようにノズル30から投射される多数のショッ
トSを主にフィレット部20とその周辺部に打付けるこ
とにより、フィレット部20の表層部に圧縮残留応力を
生じさせる表面処理である。ショットSは例えば粒径が
φ0.3mm〜φ0.6mm程度の鋳鋼ショット、ある
いはカットワイヤ(鋼線ショット)などであり、ショッ
ト加速装置としては、ノズル30から噴出する圧縮空気
にショットSを混入して加速されるようにした高速空気
流方式が採用される。
ピン13の外周面の接線Mに沿う方向でかつ使用時の回
転方向Aに対し後ろ側に配置されている。そしてクラン
クピン13を周方向(図示例の場合は矢印Bで示す方
向)に回転させながら、ノズル30から投射される多数
のショットSを、上記接線MのワークW寄り位置Pに打
付けるようにしている。なお、二次的に散乱するショッ
トが所望領域以外の箇所に当たることを防ぐために、必
要に応じてスクリーン等の遮蔽部材40を設けてもよ
い。
ットSを打付けることにより、図5に模式的に示すよう
に、ワークWの表面にはショットSが当たった箇所に打
痕による微小な凹凸が生じ、その凸部1は図6に模式的
に誇張して示すように、ワークWの使用時の回転方向A
に関して、摺動相手面2に対し順目となるように形成さ
れることになる。すなわち、摺動相手面2に摺接する凸
部1は、その移動方向前側に位置する後ろ上がりの斜面
3の傾きが、移動方向後側に位置する前上がりの斜面4
の傾きよりも緩やかとなるような非対称形状となり、傾
斜の緩やかな前側の斜面3が摺動相手面2を撫でるよう
に接する。このような順目の凸部1がクランクピン13
等に形成されることにより、軸受メタル15等の摩耗お
よび摺動抵抗を小さくすることができる。
ズル30等をはじめとするこの発明の構成要素を適宜に
変形して実施できることは言うまでもない。またこの発
明の対象となるワークは、クランクシャフト以外の摺動
部を有する金属ワークに適用できることは勿論である。
方法によれば、ワークの使用時の回転方向に対して順目
となるような凸部をショットピーニングによってワーク
の表面に形成することができ、疲労強度向上に効果のあ
る圧縮残留応力を生じさせることができるとともに、摺
動相手面の摩耗および摺動抵抗を減らすことができる。
このためワークの摺動部をマスキングしたりショットピ
ーニング後の研磨加工を不要にすることができ、通常の
ショットを用いて所望位置に有効なショットピーニング
を行うことができる。
あれば、請求項1の構成による効果に加えて、クランク
シャフトのフィレット部に圧縮残留応力を生じさせるこ
とができるとともに、メタル摺動部の摩耗や摺動摩擦を
低減することができる。また請求項3に記載した表面処
理方法によれば、請求項1の構成による効果に加えてシ
ョットピーニング中に所望箇所以外の領域にショットが
当たることが回避される。
グ用のノズルとワークを一部断面で示す正面図。
側面図。
トがワーク表面に当たる様子を模式的に示す断面図。
示す断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】ノズルから投射する多数のショットによっ
てワークの外周面にショットピーニングを行う表面処理
方法において、 上記ノズルをワーク外周面の接線に沿う方向でかつワー
クの使用時の回転方向の後ろ側に配置し、 上記ワークを周方向に回転させつつ、上記ノズルから投
射されるショットを上記接線のワーク寄り位置に打付け
ることを特徴とするワークの表面処理方法。 - 【請求項2】上記ワークがエンジンのクランクシャフト
であり、このクランクシャフトのフィレット部またはク
ランクピンに上記ショットを投射することを特徴とする
請求項1記載のワークの表面処理方法。 - 【請求項3】上記ショットが上記接線のワーク寄り位置
以外の領域に当たることを防ぐための遮蔽部材を設けた
状態で上記ノズルからショットを投射することを特徴と
する請求項1記載のワークの表面処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15988297A JPH1110541A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | ワークの表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15988297A JPH1110541A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | ワークの表面処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1110541A true JPH1110541A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15703260
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15988297A Pending JPH1110541A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | ワークの表面処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1110541A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6655026B1 (en) | 1999-01-28 | 2003-12-02 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Production process for connecting rod for internal combustion engine |
| JP2008213067A (ja) * | 2007-03-01 | 2008-09-18 | Isuzu Motors Ltd | キャビテーションピーニング方法および装置 |
-
1997
- 1997-06-17 JP JP15988297A patent/JPH1110541A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6655026B1 (en) | 1999-01-28 | 2003-12-02 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Production process for connecting rod for internal combustion engine |
| JP2008213067A (ja) * | 2007-03-01 | 2008-09-18 | Isuzu Motors Ltd | キャビテーションピーニング方法および装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3974385B2 (ja) | ロータへの羽根の固定部の寿命を延ばすための方法 | |
| JPH08505818A (ja) | バンドのこぎり刃およびのこぎり刃の製造法 | |
| JPH08507969A (ja) | 部品のハードローリング方法 | |
| JP2003184883A (ja) | 軸受摺動部材 | |
| JPH1110541A (ja) | ワークの表面処理方法 | |
| US2436928A (en) | Method of and apparatus for making poppet valves | |
| US6942389B2 (en) | Engine bearing | |
| JP6750595B2 (ja) | 重ね隅肉溶接継手の加工方法および重ね隅肉溶接継手の製造方法 | |
| JPH0736982B2 (ja) | 板ばね目玉部のショットピーニング装置 | |
| JPH10217122A (ja) | 金型表面の処理方法 | |
| JP3802855B2 (ja) | 高張力鋼板切断面の疲労強度向上方法とそれを用いた高張力鋼板成形品 | |
| JP2766488B2 (ja) | エンジンのクランクシャフト及びその強化処理方法 | |
| JP5716550B2 (ja) | クランクシャフト及びその表面改質方法 | |
| JP4188604B2 (ja) | 帯鋸刃 | |
| JPS5891118A (ja) | 歯車のシヨツトピ−ニング方法 | |
| JP2565374B2 (ja) | ダクタイル鋳鉄クランク軸 | |
| JPH08323626A (ja) | ショットピーニング方法および処理物品 | |
| JP2002266983A (ja) | 動弁機構の摺動部材及びその表面処理方法 | |
| JP3274286B2 (ja) | シリンダライナ | |
| JP2668714B2 (ja) | 歯車の製造方法 | |
| JP3113076B2 (ja) | 軽合金製部材の表面改質方法 | |
| JPH05337831A (ja) | アルミコンロッドのショットピーニング方法 | |
| SU837829A1 (ru) | Устройство дл абразивоструйнойОбРАбОТКи дЕТАлЕй | |
| JPS62292314A (ja) | 歯車歯面の仕上げ方法 | |
| JP2003211357A (ja) | 歯車及び駆動力伝達部品の寿命の改善方法および歯車及び駆動力伝達部品 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060216 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060228 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060419 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070116 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070515 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |