JPH1110541A - ワークの表面処理方法 - Google Patents

ワークの表面処理方法

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JPH1110541A
JPH1110541A JP15988297A JP15988297A JPH1110541A JP H1110541 A JPH1110541 A JP H1110541A JP 15988297 A JP15988297 A JP 15988297A JP 15988297 A JP15988297 A JP 15988297A JP H1110541 A JPH1110541 A JP H1110541A
Authority
JP
Japan
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work
shot
nozzle
crankshaft
projected
Prior art date
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Pending
Application number
JP15988297A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Sakurada
徹 桜田
Taro Tatsumi
太郎 辰巳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークの摺動面にマスキングや研磨等の後加
工を行うことなく所望位置に有効なショットピーニング
を行うことができる表面処理方法を提供する。 【解決手段】 ノズル30から投射する多数のショット
SによってワークWの外周面にショットピーニングを行
う表面処理方法において、ノズル30をワークWの外周
面の接線Mに沿う方向でかつワークWの使用時の回転方
向Aの後ろ側に配置し、ワークWを周方向に回転させな
がら、ノズル30から投射されるショットSを接線Mの
ワーク寄り位置Pに打付ける。ワークWはエンジンのク
ランクシャフトであり、このクランクシャフトの主にフ
ィレット部20にショットSを投射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ショットピーニ
ングによるワークの表面処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば鋼製の機械部品等において、疲労
強度を高めるためにショットピーニングが行われてい
る。例えばエンジンのクランクシャフトのフィレット部
のように危険断面とみなされる箇所に周知のスチールシ
ョットを投射し、主にフィレット部に圧縮残留応力を生
じさせることにより、クランクシャフトの曲げ疲労強度
を高めることができる。
【0003】ショットピーニングが行われたワークの表
面には微小な凹凸が生じるが、クランクピン等のメタル
摺動部は摩擦抵抗等を下げるために表面粗さが良好であ
ることが要求されるから、メタル摺動部にショットが当
たることは好ましくない。このため、メタル摺動部など
にマスキングを行うことにより、ショットが当たること
を防いでいる。あるいはマスキングを行う代りに、粒径
が小さいショットを使用することにより、メタル摺動部
の表面粗さの低下を最小限にくい止めることも提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のマスキングを行
う場合、特にワークの量産時にマスキングを自動的に実
施するような機能をもつ工作機械を開発すると大幅なコ
ストアップとなってしまうため好ましくない。また、粒
径が小さいショットを使用する場合には、ワークの表面
から所定深さに十分な圧縮残留応力を生じさせにくく、
ショットピーニングに要する時間も長くかかるなどの問
題がある。
【0005】また特公昭61−16573号公報に記載
されているように、フィレット部をショットピーニング
したのちにクランクピンの外周部を研磨加工することも
提案されているが、クランクピンを研磨加工することは
大掛かりな設備と加工時間を必要とするため実用的では
ない。
【0006】従ってこの発明の目的は、ワークの摺動面
にマスキングを行ったり研磨等の後加工を要することな
く所望位置に有効なショットピーニングを行うことがで
きるようなワークの表面処理方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を果たすため
の本発明の表面処理方法は、請求項1に記載した通りで
あり、ショットを投射するノズルをワーク外周面の接線
に沿う方向でかつワークの使用時の回転方向の後ろ側に
配置し、ワークを周方向に回転させつつ、上記ノズルか
ら投射されるショットを上記接線のワーク寄り位置に打
付けることにより、図6に模式的に誇張して示すよう
に、ワークWの表面に形成される多数の打痕による凸部
1がワークWの使用時の回転方向Aに対して順目となる
ようにしたものである。
【0008】この明細書で言う順目とは、図6に示すよ
うにワークWが軸受メタル等の摺動相手面2に対して一
定の方向(矢印Aで示す方向)に回転する場合に、上記
凸部1の回転方向前側に位置する後ろ上がりの斜面3の
傾きが、回転方向後側に位置する前上がりの斜面4の傾
きよりも緩やかとなるような、前後方向(回転方向)に
非対称の形状を言う。
【0009】このような順目の凸部1がワークWの外周
面に形成されることにより、ワークWが矢印A方向に回
転する際に、傾斜の緩やかな前側の斜面3が摺動相手面
2を順方向に撫でるように接するため、摺動相手面2の
摩耗および摺動抵抗を可及的小さくすることができる。
このためショットピーニング時にマスキングを行ったり
ショットピーニング後に研磨加工を行う必要がない。
【0010】この発明は、クランクシャフトのように使
用時に一方向に回転する金属ワークに好適である。クラ
ンクシャフトのクランクピンまたはフィレット部に本発
明のショットピーニングを行えば、フィレット部の曲げ
疲労強度の向上が図れるとともに、軸受メタルの摩耗お
よび摺動抵抗を小さくすることが可能となる。なお、シ
ョットが二次的散乱によって所望位置以外の領域に当た
ることを防ぐために、必要に応じて遮蔽部材を設けても
よい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。図3に示すワークWの一例
としてのエンジンのクランクシャフト10は、ジャーナ
ル部11とウエブ12とクランクピン13などからな
る。図4に示すようにクランクピン13は軸受メタル1
5を介してコンロッド16に接続されており、ピストン
17の上下動に伴ってクランクシャフト10が矢印A′
方向に回転することにより、クランクピン13が一定の
方向(矢印Aで示す方向)に回転するようになってい
る。
【0012】クランクピン13の両端部とウエブ12と
の連接部に、いわゆる接合R部としてのフィレット部2
0が形成されている。フィレット部20の疲労強度を高
めることはクランクシャフト10全体の強度を高める上
で有効である。そこでこの実施形態では、フィレット部
20にショットピーニングを実施することによりフィレ
ット部20に圧縮残留応力を生じさせ、フィレット部2
0の曲げ疲労強度を高めるようにしている。
【0013】ここで行われるショットピーニングは、図
1に示すようにノズル30から投射される多数のショッ
トSを主にフィレット部20とその周辺部に打付けるこ
とにより、フィレット部20の表層部に圧縮残留応力を
生じさせる表面処理である。ショットSは例えば粒径が
φ0.3mm〜φ0.6mm程度の鋳鋼ショット、ある
いはカットワイヤ(鋼線ショット)などであり、ショッ
ト加速装置としては、ノズル30から噴出する圧縮空気
にショットSを混入して加速されるようにした高速空気
流方式が採用される。
【0014】図1に示すようにノズル30は、クランク
ピン13の外周面の接線Mに沿う方向でかつ使用時の回
転方向Aに対し後ろ側に配置されている。そしてクラン
クピン13を周方向(図示例の場合は矢印Bで示す方
向)に回転させながら、ノズル30から投射される多数
のショットSを、上記接線MのワークW寄り位置Pに打
付けるようにしている。なお、二次的に散乱するショッ
トが所望領域以外の箇所に当たることを防ぐために、必
要に応じてスクリーン等の遮蔽部材40を設けてもよ
い。
【0015】上記のようにワークWの接線方向からショ
ットSを打付けることにより、図5に模式的に示すよう
に、ワークWの表面にはショットSが当たった箇所に打
痕による微小な凹凸が生じ、その凸部1は図6に模式的
に誇張して示すように、ワークWの使用時の回転方向A
に関して、摺動相手面2に対し順目となるように形成さ
れることになる。すなわち、摺動相手面2に摺接する凸
部1は、その移動方向前側に位置する後ろ上がりの斜面
3の傾きが、移動方向後側に位置する前上がりの斜面4
の傾きよりも緩やかとなるような非対称形状となり、傾
斜の緩やかな前側の斜面3が摺動相手面2を撫でるよう
に接する。このような順目の凸部1がクランクピン13
等に形成されることにより、軸受メタル15等の摩耗お
よび摺動抵抗を小さくすることができる。
【0016】なお、この発明を実施するに当たって、ノ
ズル30等をはじめとするこの発明の構成要素を適宜に
変形して実施できることは言うまでもない。またこの発
明の対象となるワークは、クランクシャフト以外の摺動
部を有する金属ワークに適用できることは勿論である。
【0017】
【発明の効果】請求項1に記載された本発明の表面処理
方法によれば、ワークの使用時の回転方向に対して順目
となるような凸部をショットピーニングによってワーク
の表面に形成することができ、疲労強度向上に効果のあ
る圧縮残留応力を生じさせることができるとともに、摺
動相手面の摩耗および摺動抵抗を減らすことができる。
このためワークの摺動部をマスキングしたりショットピ
ーニング後の研磨加工を不要にすることができ、通常の
ショットを用いて所望位置に有効なショットピーニング
を行うことができる。
【0018】そして請求項2に記載した表面処理方法で
あれば、請求項1の構成による効果に加えて、クランク
シャフトのフィレット部に圧縮残留応力を生じさせるこ
とができるとともに、メタル摺動部の摩耗や摺動摩擦を
低減することができる。また請求項3に記載した表面処
理方法によれば、請求項1の構成による効果に加えてシ
ョットピーニング中に所望箇所以外の領域にショットが
当たることが回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示すショットピーニン
グ用のノズルとワークを一部断面で示す正面図。
【図2】 図1に示されたノズルとワークの一部を示す
側面図。
【図3】 クランクシャフトの斜視図。
【図4】 クランクシャフトとピストンを示す側面図。
【図5】 図1に示されたノズルから投射されたショッ
トがワーク表面に当たる様子を模式的に示す断面図。
【図6】 ワークの表面の凸部と摺動相手面を模式的に
示す断面図。
【符号の説明】
W…ワーク S…ショット 1…凸部 2…摺動相手面 10…クランクシャフト 13…クランクピン 20…フィレット部 30…ノズル 40…遮蔽部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズルから投射する多数のショットによっ
    てワークの外周面にショットピーニングを行う表面処理
    方法において、 上記ノズルをワーク外周面の接線に沿う方向でかつワー
    クの使用時の回転方向の後ろ側に配置し、 上記ワークを周方向に回転させつつ、上記ノズルから投
    射されるショットを上記接線のワーク寄り位置に打付け
    ることを特徴とするワークの表面処理方法。
  2. 【請求項2】上記ワークがエンジンのクランクシャフト
    であり、このクランクシャフトのフィレット部またはク
    ランクピンに上記ショットを投射することを特徴とする
    請求項1記載のワークの表面処理方法。
  3. 【請求項3】上記ショットが上記接線のワーク寄り位置
    以外の領域に当たることを防ぐための遮蔽部材を設けた
    状態で上記ノズルからショットを投射することを特徴と
    する請求項1記載のワークの表面処理方法。
JP15988297A 1997-06-17 1997-06-17 ワークの表面処理方法 Pending JPH1110541A (ja)

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JP15988297A JPH1110541A (ja) 1997-06-17 1997-06-17 ワークの表面処理方法

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JP (1) JPH1110541A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6655026B1 (en) 1999-01-28 2003-12-02 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Production process for connecting rod for internal combustion engine
JP2008213067A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Isuzu Motors Ltd キャビテーションピーニング方法および装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6655026B1 (en) 1999-01-28 2003-12-02 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Production process for connecting rod for internal combustion engine
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