JPH11105695A - 車輌の制駆動力制御装置 - Google Patents
車輌の制駆動力制御装置Info
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- JPH11105695A JPH11105695A JP28260897A JP28260897A JPH11105695A JP H11105695 A JPH11105695 A JP H11105695A JP 28260897 A JP28260897 A JP 28260897A JP 28260897 A JP28260897 A JP 28260897A JP H11105695 A JPH11105695 A JP H11105695A
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Abstract
する誤差に拘らず、車輪の制駆動力を車輌の走行状態及
び車輪の摩擦円半径に応じて適正に制御する。 【解決手段】 左右後輪の摩擦円半径Rmjが演算され
(S110〜170)、車輌の走行状態及び摩擦円半径
に基づき左右後輪の目標前後力Fxarl、Fxarrが演算さ
れ(S100)、目標前後力に基づき左右後輪の目標制
駆動トルクTarl 、Tarr が演算され(S200〜40
0)、目標制駆動トルクに基づきエンジンの出力及び左
右後輪の制動力が制御される(S500〜700)。左
右後輪の駆動スリップが基準値を越えた状態が継続する
ときには摩擦円半径が低減補正され、駆動スリップが基
準値以下であるときには摩擦円半径が増大補正される
(S1710〜1715)。
Description
御装置に係り、更に詳細には少なくとも車輪の摩擦円半
径に基づき各車輪の制駆動力を制御することにより、各
車輪のスリップを抑制する車輌の制駆動力制御装置に係
る。
径の推定方法の一つとして、例えば本願出願人の出願に
かかる特開平4−331668号公報に記載されている
如く、車輌の前後加速度及び横加速度を検出し、車輪の
スリップが発生した際の前後加速度及び横加速度の二乗
和平方根を車輪の摩擦円半径と推定する方法が従来より
知られている。
との間に作用する水平方向の力は路面の摩擦係数に比例
し、水平方向の力は車輌の前後加速度及び横加速度の二
乗和平方根に比例するので、上述の方法によれば、路面
の摩擦係数に対応する値として車輪の摩擦円半径を推定
することができ、従って車輌の走行状態及び車輪の摩擦
円半径に基づき各車輪の目標制駆動力を演算し、各車輪
の制駆動力が目標制駆動力になるよう制駆動力を制御す
ることにより、各車輪の制駆動力を適切に制御すること
ができる。
径の推定精度が悪いときには、各車輪の制駆動力を車輌
の走行状態及び車輪の実際の摩擦円半径に応じて適正に
制御することができず、また各車輪の制駆動力を実際に
制御する制動装置の如き装置には製造誤差や状態に起因
する誤差があるので、車輪の摩擦円半径が如何に正確に
推定されても、各車輪の制駆動力を必ずしも正確に車輌
の走行状態及び車輪の摩擦円半径に応じて制御すること
ができない。
円半径に基づき各車輪の目標制駆動力を演算し、各車輪
の制駆動力を目標制駆動力に制御するよう構成された従
来の制駆動力制御装置に於ける上述の如き問題に鑑みて
なされたものであり、本発明の主要な課題は、推定され
た摩擦円半径を車輪のスリップの実情に応じて補正する
ことにより、制動装置の如き装置の製造誤差や状態に起
因する実際の制駆動力の誤差や摩擦円半径の推定誤差に
拘らず、各車輪の制駆動力を車輪の実際の摩擦円半径に
応じて過不足なく適正に制御することである。
は、本発明によれば、請求項1の構成、即ち少なくとも
車輪の摩擦円半径に基づき車輪の制駆動力を制御するこ
とにより車輪のスリップを抑制する制駆動力制御装置に
して、車輪のスリップの大きさを求める手段と、車輪の
スリップの大きさが基準値を越えた時点に於ける車輪の
摩擦円半径を初期値として演算する手段と、前記初期値
の演算後車輪のスリップの大きさが前記基準値を越えた
状態が継続するときには前記摩擦円半径を低減補正し、
車輪のスリップの大きさが前記基準値以下であるときに
は前記摩擦円半径を増大補正する補正手段とを有するこ
とを特徴とする制駆動力制御装置によって達成される。
円半径の初期値の演算後車輪のスリップの大きさが基準
値を越えた状態が継続するときには摩擦円半径が低減補
正され、車輪のスリップの大きさが基準値以下であると
きには摩擦円半径が増大補正されるので、制動装置の如
き装置の製造誤差や状態に起因する実際の制駆動力の誤
差や摩擦円半径の推定誤差に拘らず、車輪の摩擦円半径
が車輪のスリップを低減するに適した値に設定される。
い態様によれば、上記請求項1の構成に於いて、補正手
段は摩擦円半径の低減補正又は増大補正の程度を制限す
るガード手段を含むよう構成される(好ましい態様
1)。
ば、上記請求項1の構成に於いて、車輪の摩擦円半径の
初期値は、各車輪の横力を推定し、各車輪の前後力を推
定し、各車輪毎に横力及び前後力の二乗和平方根を演算
し、各車輪毎に車輪スリップが検出されたときの前記二
乗和平方根として演算されるよう構成される(好ましい
態様2)。
ば、上記好ましい態様2の構成に於いて、車輪は駆動輪
であり、前記前後力は左右駆動輪の合計の駆動力を演算
し、左右駆動輪の制駆動力差及び左右駆動輪の車輪回転
慣性力差に基づき左右駆動輪の駆動力差を演算し、前記
合計の駆動力及び前記駆動力差に基づき各駆動輪の前後
力を演算することにより演算されるよう構成される(好
ましい態様3)。
ば、上記好ましい態様3の構成に於いて、左右駆動輪は
後輪駆動車の左右後輪又は前輪駆動車の左右前輪であ
り、前記左右駆動輪の合計の駆動力は車輌の前後加速度
と車輌の重量との積として演算されるよう構成される
(好ましい態様4)。
ば、上記好ましい態様3の構成に於いて、左右駆動輪は
後輪駆動車の左右後輪又は前輪駆動車の左右前輪であ
り、前記左右駆動輪の合計の駆動力はトルクコンバータ
の出力トルクに基づき演算されるよう構成される(好ま
しい態様5)。
ば、上記好ましい態様2の構成に於いて、車輌のヨーレ
ート及び横加速度に基づき左右前輪の横力の合計及び左
右後輪の横力の合計が演算され、車輌の前後加速度及び
横加速度に基づき各車輪の垂直荷重が演算され、各車輪
の横力がその車輪の垂直荷重に比例する値として演算さ
れるよう構成される(好ましい態様6)。
ば、上記好ましい態様3の構成に於いて、一方の駆動輪
の前後力は合計の駆動力より駆動力差が減算された値の
二分の一として演算され、他方の駆動輪の前後力は一方
の駆動輪の前後力と駆動力差との和として演算されるよ
う構成される(好ましい態様7)。
ば、上記好ましい態様4又は5の構成に於いて、左右駆
動輪の合計の駆動力は車輌の前後加速度と車輌の重量と
の積として演算される駆動力及びトルクコンバータの出
力トルクに基づき演算される駆動力の平均値として演算
されるよう構成される(好ましい態様8)。
ば、上記好ましい態様8の構成に於いて、変速中及び変
速後の所定の時間はトルクコンバータの出力トルクに基
づき演算される駆動力は0に設定されるよう構成される
(好ましい態様9)。
発明を好ましい実施形態について詳細に説明する。
る制駆動力制御装置の一つの実施形態を示す概略構成図
(A)及び制御系のブロック線図(B)である。
り、エンジン10の駆動力はトルクコンバータ12及び
トランスミッション14を含む自動変速機16を介して
プロペラシャフト18へ伝達される。プロペラシャフト
18の駆動力はディファレンシャル20により左後輪車
軸22L 及び右後輪車軸22R へ伝達され、これにより
駆動輪である左右の後輪24RL及び24RRが回転駆動さ
れる。
であると共に操舵輪であり、図1には示されていないが
運転者によるステアリングホイールの転舵に応答して駆
動されるラック・アンド・ピニオン式のパワーステアリ
ング装置によりタイロッドを介して操舵される。
られたメインスロットルバルブ28及びサブスロットル
バルブ30により制御され、メインスロットルバルブ2
8の開度は運転者により操作される図1には示されてい
ないアクセルペダルの踏み込み量に応じて制御され、サ
ブスロットルバルブ30の開度はエンジン制御コンピュ
ータ32によりアクチュエータ34を介して制御され
る。
トルポジション(TP)センサ36よりメインスロット
ルバルブ28の開度φを示す信号が入力され、また図に
は示されていない他のセンサより吸入空気量その他のエ
ンジン制御情報を示す信号が入力される。またエンジン
制御コンピュータ32には車輌運動制御コンピュータ4
0より必要に応じて目標スロットル開度φa を示す信号
が入力され、エンジン制御コンピュータ32は目標スロ
ットル開度信号に応答してサブスロットルバルブ30の
開度を制御することによりエンジンの出力を目標スロッ
トル開度に応じて制御する。
24RL、24RRの制動力は制動装置42の油圧回路44
により対応するホイールシリンダ46FL、46FR、46
RL、46RRの制動圧が制御されることによって制御され
る。図には示されていないが、油圧回路44はリザー
バ、オイルポンプ、種々の弁装置等を含み、各ホイール
シリンダの制動圧は通常時には運転者によるブレーキペ
ダル48の踏み込み操作に応じて駆動されるマスタシリ
ンダ50により制御され、また必要に応じて後に詳細に
説明する如く車輌運動制御コンピュータ40により制御
される。
制御コンピュータ40には、操舵角センサ54より操舵
角θを示す信号、圧力センサ56よりマスタシリンダ5
0内の圧力Pm を示す信号、前後加速度センサ58より
車輌の前後加速度Gx を示す信号、横加速度センサ60
より車輌の横加速度Gy を示す信号、車速センサ62よ
り車速Vを示す信号、ヨーレートセンサ64より車輌の
ヨーレートγを示す信号が入力される。
車輪速度センサ66RL、66RRより左右後輪の車輪速度
Vwrl 、Vwrr を示す信号、圧力センサ68RL、68RR
より左右後輪のホイールシリンダ46RL、46RR内の圧
力Prl及びPrrを示す信号、シフトポジション(SP)
センサ70より自動変速機16のシフトポジションSP
を示す信号、回転数センサ72よりエンジン回転数Ne
を示す信号、回転数センサ74よりトルクコンバータ1
2の出力回転数Nout を示す信号が入力され、更にエン
ジン制御コンピュータ32よりメインスロットルバルブ
28の開度φを示す信号が入力される。
運動制御コンピュータ40は、実際にはそれぞれCP
U、ROM、RAM、入出力ポート装置を含む周知の構
成のマイクロコンピュータであってよい。また左右後輪
のホイールシリンダ46RL、46RR内の圧力Prl及びP
rrは例えばマスタシリンダ50内の圧力Pm 等に基づき
推定されてもよい。
の制動及び加速の意思をできるだけ反映しつつ車輌の挙
動を安定化させるための左右後輪24RL、24RRの目標
前後力Fxarl、Fxarrを演算し、目標前後力Fxarl、F
xarrに基づく目標制駆動トルクのフィードフォワード制
御量Tffrl、Tffrrを演算すると共に、目標前後力Fxa
rl、Fxarrに基づく目標制駆動トルクのフィードバック
制御量Tfbrl、Tfbrrを演算する。
ィードフォワード制御量Tffrl、Tffrrとフィードバッ
ク制御量Tfbrl、Tfbrrとの和として左右後輪24RL、
24RRの目標制駆動トルクTarl 、Tarr を演算し、目
標制駆動トルクTarl 、Tarr に基づきエンジン10の
目標スロットル開度φa を演算し、目標スロットル開度
φa を示す信号をエンジン制御コンピュータ32へ出力
する。
標制駆動トルクTarl 、Tarr に基づき左右後輪24R
L、24RRの制動圧を制御する増減圧制御弁のデューテ
ィ比Drl、Drrを演算し、左右後輪24RL、24RRの増
減圧制御弁をデューティ比Drl、Drrにて制御すること
により左右後輪の制動圧を制御し、これにより左右後輪
の制動力を目標制駆動トルクに応じて制御する。
して図示の実施形態に於ける制駆動力制御のメインルー
チンについて説明する。尚図2に示されたフローチャー
トによる制御は図には示されていないイグニッションス
イッチの閉成により開始され、所定の時間毎に繰返し実
行される。
wrl 、Vwrr を示す信号等の読み込みが行われ、ステッ
プ100に於いては、図3乃至図9に示されたサブルー
チンに従って運転者の制動及び加速の意思をできるだけ
反映しつつ車輌の挙動を安定化させるための左右後輪2
4RL、24RRの目標前後力Fxarl、Fxarrが演算され
る。
れたサブルーチンに従って左右後輪24RL、24RRの目
標前後力Fxarl、Fxarrに対応する目標制駆動トルクの
フィードフォワード制御量Tffrl、Tffrrが演算され、
ステップ300に於いては、図13に示されたサブルー
チンに従って左右後輪24RL、24RRの目標前後力Fxa
rl、Fxarrに対応する目標制駆動トルクのフィードバッ
ク制御量Tfbrl、Tfbrrが演算される。
従ってフィードフォワード制御量Tffrl、Tffrrとフィ
ードバック制御量Tfbrl、Tfbrrとの和として左右後輪
24RL、24RRの目標制駆動トルクTarl 、Tarr が演
算される。
ルクTarl 、Tarr に基づき図14に示されたサブルー
チンに従ってエンジン10の目標スロットル開度φa が
演算され、ステップ600に於いては、目標制駆動トル
クTarl 、Tarr に基づき図15に示されたサブルーチ
ンに従って左右後輪24RL、24RRの制動圧を制御する
増減圧制御弁のデューティ比Drl、Drrが演算される。
RL、24RRの増減圧制御弁がデューティ比Drl、Drrに
て制御されることにより左右後輪の制動圧が制御され、
ステップ800に於いては、目標スロットル開度φa を
示す信号がエンジン制御コンピュータ32へ出力され、
これによりエンジン10の出力が目標スロットル開度φ
a に応じて制御される。
rl、Fxarr演算ルーチンのステップ110に於いては、
Kh をスタビリティファクタとしHを車輌のホイールベ
ースとして下記の数2に従って目標ヨーレートγc が演
算されると共に、Tを時定数としsをラプラス演算子と
して下記の数3に従って基準ヨーレートγt が演算され
る。尚目標ヨーレートγc は動的なヨーレートを考慮す
べく車輌の横加速度Gy を加味して演算されてもよい。
従って車輌の基準ヨーレートγt と実ヨーレートγとの
偏差に比例する値として車輌の目標ヨーモーメントMya
が演算され、ステップ130に於いては、目標ヨーモー
メントMyaが予め設定された最小値以上で最大値以下に
なるようガード処理される。尚下記の数4に於けるC1
は正の比例定数である。
にはマスタシリンダ圧Pm に基づき図10に示されたグ
ラフの右半分に対応するマップより目標減速度Gxaが演
算され、車輌の非制動時にはスロットル開度φに基づき
図10に示されたグラフの左半分に対応するマップより
目標減速度Gxaが演算される。
連立方程式の解として左右後輪24RL、24RRの目標前
後力Fxarl、Fxarrが演算される。尚下記の数5に於い
て、Mは車輌の重量であり、Tr は車輌のトレッドであ
る。
に示されたサブルーチンに従って左右後輪24RL、24
RRの摩擦円半径Rmrl 、Rmrr が演算され、ステップ1
70に於いては、目標前後力Fxarl、Fxarrがそれぞれ
摩擦円半径Rmrl 、Rmrr を越えるときには摩擦円半径
になるようガード処理される。
して図示の実施形態に於ける左右後輪の摩擦円半径Rmr
l 、Rmrr の演算ルーチンについて説明する。
示されたサブルーチンに従って前後加速度Gx に基づく
左右後輪の前後力Fxgrl、Fxgrrが演算され、ステップ
1630に於いては、図6に示されたサブルーチンに従
ってトルクコンバータ12の出力トルクに基づく左右後
輪の前後力Fxtrl、Fxtrrが演算される。
れたサブルーチンに従って四輪の接地荷重Fzj(j=f
l、fr、rl、rr)が演算され、ステップ1650に於い
ては、図8に示されたサブルーチンに従って四輪のコー
ナリングフォースFyj(j=fl、fr、rl、rr)が演算さ
れる。
ションセンサ70よりのSP信号に基づき自動変速機1
6が変速中であるか否かの判別、即ち自動変速機の変速
段の切り換え中又は変速段の切り換え完了後の所定の時
間内であり、左右後輪の駆動力が安定しない期間中であ
るか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときには
ステップ1670に於いてステップ1690の演算に於
ける重み係数Kx が1に設定され、肯定判別が行われた
ときにはステップ1680に於いて重み係数Kx が0に
設定される。
Gx に基づく前後力Fxgrl、Fxgrrとトルクコンバータ
の出力トルクに基づく前後力Fxtrl、Fxtrrとの重み平
均値として下記の数6に従って左右後輪の前後力Fxrl
、Fxrr が演算され、ステップ1700に於いては、
図9に示されたサブルーチンに従って左右後輪の摩擦円
半径Rmrl 、Rmrr が演算される。
Fxgrr演算ルーチンのステップ1621に於いては、M
を車輌の重量として下記の数7に従って左右後輪の合計
の前後力Fxallが演算され、ステップ1622に於いて
は、Cpfをブレーキ油圧より前後力への変換係数として
下記の数8に従って左右後輪の制動力についての補正値
Fxbrl、Fxbrrが演算される。
車輪速度Vwrl 、Vwrr の時間微分値として車輪加速度
Vwdrl、Vwdrrが演算されると共に、Cwfを車輪加速度
より前後力への変換係数として下記の数9に従って左右
後輪の回転慣性力についての補正値Fxirl、Fxirrが演
算される。
0に従って左右後輪の前後力差ΔFxrが演算され、ステ
ップ1625に於いては下記の数11に従って前後加速
度Gx に基づく左右後輪の前後力Fxgrl、Fxgrrが演算
される。
Fxtrr演算ルーチンのステップ1631に於いては、エ
ンジン10の回転数Ne 及びトルクコンバータ12の出
力回転数Nout に基づき下記の数12に従ってトルクコ
ンバータのスリップ比Rslが演算される。
Rslよりトルクコンバータ12の容量係数Cp を求める
ための図には示されていないマップよりトルクコンバー
タの容量係数Cp が演算され、ステップ1633に於い
ては、下記の数13に従ってトルクコンバータの入力ト
ルクTinが演算される。
Rslよりトルクコンバータ12のトルク比Rtqを求める
ための図には示されていないマップよりトルクコンバー
タのトルク比Rtqが演算され、ステップ1635に於い
ては下記の数14に従ってトルクコンバータの出力トル
クTout が演算される。
れたフローチャートのステップ1622の場合と同様、
上記数8に従って左右後輪の制動力についての補正値F
xbrl、Fxbrrが演算され、ステップ1637に於いて
は、図5に示されたフローチャートのステップ1623
の場合と同様、上記数9に従って左右後輪の回転慣性力
についての補正値Fxirl、Fxirrが演算され、ステップ
1638に於いては下記の数15に従ってトルクコンバ
ータの出力トルクTout に基づく左右後輪の前後力Fxt
rl、Fxtrrが演算される。
ーチンのステップ1641に於いては、Hを車輌の重心
高さとし、Lを車輌のホイールベースとし、Tr を車輌
のトレッドとして下記の数16に従って車輌の前後加速
度Gx 及び横加速度Gy に起因する前後方向及び横方向
の荷重移動量ΔFx 、ΔFy が演算される。
r をそれぞれ左右前輪及び左右後輪が担持する車輌の重
量とし、gを重力加速度とし、Kf を前輪のロール剛性
配分比(1未満の正の定数)として下記の数17に従っ
て旋回内側前輪、旋回外側前輪、旋回内側後輪、旋回外
側後輪の接地荷重Fzfi 、Fzfo 、Fzri 、Fzro が演
算される。
速度Gy が正であるか否かの判別、即ち車輌が左旋回中
であるか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたとき
にはステップ1644に於いて下記の数18に従って四
輪の接地荷重Fzj(j=fl、fr、rl、rr)が設定され、
否定判別が行われたときにはステップ1645に於いて
下記の数19に従って四輪の接地荷重Fzjが設定され
る。尚車輌の旋回方向の判定は操舵角又はヨーレートγ
の符号判別により行われてもよく、それらの組合せによ
り行われてもよい。
スFyj演算ルーチンのステップ1651に於いては、車
輌の横加速度Gy と車速V及びヨーレートγの積V・γ
との偏差Gy −V・γとして横加速度の偏差、即ち車輌
の横滑り加速度Vydが演算され、横滑り加速度Vydが積
分されることにより車体の横滑り速度Vy が演算され、
更に車体の前後速度Vx (=車速V)に対する車体の横
滑り速度Vy の比Vy/Vx として車体のスリップ角β
が演算される。
ップ角βの微分値βd 及び車輌のヨーレートγの微分値
γd が演算されると共に、Lf を車輌の重心と前輪車軸
との間の車輌前後方向の距離とし、Lr を車輌の重心と
後輪車軸との間の車輌前後方向の距離とし、Iz を車輌
のヨー慣性モーメントとして下記の数20に従って左右
前輪及び左右後輪のそれぞれについて合計のコーナリン
グフォースFyf、Fyrが演算される。
・γd }/L Fyr={M・V・Lf ・(βd +γ)−Iz ・γd }/
L ステップ1653於いては、下記の数21に従って各輪
のコーナリングフォースFyj(j=fl、fr、rl、rr)が
演算される。
して左右後輪の摩擦円半径Rmrl 、Rmrr の演算につい
て説明する。尚図9に示されたフローチャートによる演
算は左後輪(j=rl)及び右後輪(j=rr)について個
別に実行される。
於いては、平均前後力Fxj及びコーナリングフォースF
yjに基づき下記の数22に従ってタイヤの発生力Fxyj
が演算され、ステップ1702に於いては車速Vに基づ
き図11に示されたグラフに対応するマップより目標車
輪速度Vwtが演算される。
定数として、実車輪速度Vwjが基準値Vwt+Vw1を越え
ているか否かの判別、即ち当該後輪が加速スリップの状
態にあるか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたと
きにはステップ1704に於いてカウンタのカウント値
Cs が1インクリメントされ、否定判別が行われたとき
にはステップ1705に於いてカウンタのカウント値C
s が0にリセットされる。
カウント値Cs が基準値Cse(正の一定の整数)である
か否かの判別、即ち加速スリップが所定の時間継続した
か否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはス
テップ1708へ進み、否定判別が行われたときにはス
テップ1707へ進む。
よりも大きい正の定数として、実車輪速度Vwjが基準値
Vwt+Vw2を越えているか否かの判別、即ち当該後輪が
過大な加速スリップの状態にあるか否かの判別が行わ
れ、否定判別が行われたときには摩擦円半径が更新され
ることなくステップ170へ進み、肯定判別が行われた
ときにはステップ1708に於いてカウンタのカウント
値Cs が0にリセットされ、ステップ1709に於いて
摩擦円半径Rmjがステップ1701に於いて演算された
タイヤ発生力Fxyj に更新された後ステップ170へ進
む。
よりも小さい正の定数として、実車輪速度Vwjが基準値
Vwt+Vw3を越えているか否かの判別、即ち当該後輪が
加速スリップの状態にあり摩擦円半径Rmjが低減補正さ
れる必要があるか否かの判別が行われ、否定判別が行わ
れたときにはステップ1713へ進み、肯定判別が行わ
れたときにはステップ1711へ進む。
円半径Rmjの低減補正より基準時間tc 以上経過したか
否かの判別が行われ、否定判別が行われたときには摩擦
円半径が低減補正されることなくステップ170へ進
み、肯定判別が行われたときにはステップ1712に於
いて摩擦円半径Rmjが予め設定された所定値Rmo(正の
定数)だけ低減補正される。
輪速度Vwjが基準値Vwt−Vw3を越えているか否かの判
別、即ち当該後輪の加速スリップ状態に余裕があり摩擦
円半径Rmjが増大補正される必要があるか否かの判別が
行われ、否定判別が行われたときにはステップ170へ
進み、肯定判別が行われたときにはステップ1714へ
進む。
円半径Rmjの増大補正より基準時間tc 以上経過したか
否かの判別が行われ、否定判別が行われたときには摩擦
円半径が増大補正されることなくステップ170へ進
み、肯定判別が行われたときにはステップ1715に於
いて摩擦円半径Rmjが予め設定された所定値Rmo(正の
定数)だけ増大補正される。
輌の場合には、ステップ1630、ステップ1660〜
1690が省略され、ステップ1700に於いて左右後
輪の摩擦円半径Rmrl 、Rmrr は前後加速度Gx に基づ
く前後力Fxgrl、FxgrrとコーナリングフォースFyrl
、Fyrr との二乗和平方根として演算される。また変
速機が実施形態の如く自動変速機である場合にも、必要
ならば左右後輪の摩擦円半径Rmrl 、Rmrr は変速機が
マニュアル式の変速機である場合と同様の要領にて演算
されてよい。
ードフォワード制御量Tffrl、Tffrr演算ルーチンのス
テップ210に於いては、Rr (正の定数)を左右後輪
の半径として下記の数23に従って左右後輪についての
目標制駆動トルクのフィードフォワード成分Tafrl、T
afrrが演算される。尚図示の実施形態に於ける半径Rr
は定数であるが、タイヤ空気圧、車輪の接地荷重等に基
づき可変設定されてもよい。
ン10の回転数Ne 及びトルクコンバータ12の出力回
転数Nout に基づきNe <Nout であるか否かの判別に
よりエンジンブレーキ中であるか否かの判別が行われ、
否定判別が行われたときにはステップ230に於いてフ
ィードフォワード制御量演算の重み係数Km が1にセッ
トされ、肯定判別が行われたときにはステップ240に
於いて重み係数Km が例えば0.3にセットされる。
に従って重み係数Km とフィードフォワード成分Tafr
l、Tafrrとの積として目標制駆動トルクのフィードフ
ォワード制御量Tffrl、Tffrrが演算される。
ードバック制御量Tfbrl、Tfbrr演算ルーチンのステッ
プ310に於いては、Crl及びCrrを例えば実験的に求
められる左右後輪のタイヤ特性に関する係数とし、Fzr
l 及びFzrr を図4に示された摩擦円半径演算ルーチン
のステップ1640に於いて演算される左右後輪の接地
荷重として、下記の数25に従って左右後輪の目標スリ
ップ率Sarl 、Sarrが演算される。
輪の各々について行われ、ステップ320に於いては、
当該車輪について駆動スリップが過剰であるか否かの判
別、即ちトラクション制御が必要であるか否かの判別が
行われ、否定判別が行われたときにはステップ340へ
進み、肯定判別が行われたときにはステップ330に於
いて駆動スリップを低減するための目標車輪速度Vwaj
(j=rl、rr)が下記の数26に従って車速Vに応じて
演算される。尚下記の数26於いてmaxはカッコ内の
数値の大きい方を選択することを意味し、Vo は正の定
数であり、Kw1は例えば1.05程度の1よりも僅かに
大きい定数である。
0の場合と同様エンジンブレーキ中であるか否かの判別
が行われ、否定判別が行われたときにはステップ350
に於いて目標車輪速度Vwaj (j=rl、rr) が車速V
及び目標スリップ率Sajに基づき下記の数27に従って
演算され、肯定判別が行われたときにはステップ360
に於いて目標車輪速度Vwaj (j=rl、rr) が下記の
数28に従って演算される。尚下記の数28に於いて、
Kw2は例えば0.98程度の1よりも小さい正の定数で
ある。
輪速度の偏差ΔVwj(j=rl、rr)が下記の数29に従
って演算され、ステップ380に於いては、車輪速度の
偏差ΔVwjについてPID補償演算が行われることによ
り目標制駆動トルクのフィードバック制御量Tfbrl、T
fbrrが演算される。
演算ルーチンのステップ510に於いては、左右後輪の
少なくとも一方がトラクション制御中であるか否かの判
別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ52
0に於いてエンジン10により左右の後輪に与えられる
べき目標駆動トルクTa が下記の数30に従って左右後
輪の目標制駆動トルクTarl 、Tarr のうち大きい方の
値の2倍として演算され、肯定判別が行われたときには
ステップ530に於いて目標駆動トルクTa が下記の数
31に従って左右後輪の目標制駆動トルクTarl 、Tar
r の和として演算される。
御中であるか否かの判別が行われ、トラクション制御中
のときにはステップ530に於いて目標駆動トルクTa
が数31に従って演算されるのは、トラクション制御中
にも目標駆動トルクTa が数30に従って演算される
と、路面の摩擦係数が左右後輪の間で大きく異なる場合
に、摩擦係数が低い側の車輪の制動力が高くなり過ぎた
り、車輌が不安定になったりするという不具合が生じる
ことによる。
スミッション14のギヤ比とし、Rtqをトルクコンバー
タ12のトルク比として、下記の数32に従って目標エ
ンジントルクTaeが演算され、ステップ550に於いて
は、目標エンジントルクTae及びエンジン回転数Ne に
基づき図には示されてないマップより目標スロットル開
度φa が演算される。
演算ルーチンのステップ610に於いては、ステップ4
00に於いて演算された左右後輪の目標制駆動トルクT
arl、Tarr が下記の数33に従って補正される。尚下
記の数33に於いて、−0.5・Ta はエンジン10の
出力制御により達成される左右後輪の制駆動トルクの制
御量を減算補正することを意味する。またKtpはステッ
プ380に於けるPID補償演算のP項(比例項)のゲ
インであり、Ktp・ΔVwrl 及びKtp・ΔVwrr は−
0.5・Ta の補正項によりPID補償演算のP項が相
殺されることを補償するための補正項である。
駆動トルクより制動圧への変換係数として下記の数34
に従って左右後輪の目標制動圧Parl 、Parr が演算さ
れる。尚下記の数34に於いて、目標制駆動トルクTar
l 又はTarr が負の値であるときには、目標制動圧Par
l 、Parr はそれぞれ実際の制動圧Par、Prrに設定さ
れる。
圧、即ち左右後輪のホイールシリンダ46RL、46RR内
の圧力Prl、Prrと目標制動圧Parl 、Parr との偏差
ΔPrl、ΔPrrが演算される。更にステップ640に於
いては、制動圧の偏差ΔPrl、ΔPrrに基づき図16に
示されたグラフに対応するマップより左右後輪のホイー
ルシリンダ内の圧力を増減する増減圧制御弁のデューテ
ィ比Drl、Drrが演算される。
プ100に於いて運転者の制動及び加速の意思をできる
だけ反映しつつ車輌の挙動を安定化させるための左右後
輪24RL、24RRの目標前後力Fxarl、Fxarrが演算さ
れ、ステップ200に於いて左右後輪24RL、24RRの
目標前後力Fxarl、Fxarrに基づく目標制駆動トルクの
フィードフォワード制御量Tffrl、Tffrrが演算され、
ステップ300に於いて左右後輪24RL、24RRの目標
前後力Fxarl、Fxarrに基づく目標制駆動トルクのフィ
ードバック制御量Tfbrl、Tfbrrが演算され、ステップ
400に於いてフィードフォワード制御量Tffrl、Tff
rrとフィードバック制御量Tfbrl、Tfbrrとの和として
左右後輪24RL、24RRの目標制駆動トルクTarl 、T
arr が演算される。
トルクTarl 、Tarr に基づきエンジン10の目標スロ
ットル開度φa が演算され、ステップ600に於いて目
標制駆動トルクTarl 、Tarr に基づき左右後輪24R
L、24RRの制動圧を制御する増減圧制御弁のデューテ
ィ比Drl、Drrが演算され、ステップ700に於いて左
右後輪24RL、24RRの増減圧制御弁がデューティ比D
rl、Drrにて制御されることにより左右後輪の制動圧が
制御され、ステップ800に於いて目標スロットル開度
φa を示す信号がエンジン制御コンピュータ32へ出力
され、これによりエンジン10の出力が目標スロットル
開度φa に応じて制御される。
24RL、24RRの制動力及び駆動力を目標制駆動トルク
のフィードフォワード制御量Tffrl、Tffrr及びフィー
ドバック制御量Tfbrl、Tfbrrの両方に基づき制御する
ことができるので、左右後輪の制駆動力を応答性よく且
つ適切に制御することができ、これにより運転者の制動
及び加速の意思をできるだけ反映しつつ車輌の挙動を応
答性よく且つ適切に安定化させることができる。
ルーチンのステップ160に於いて左右後輪24RL、2
4RRの摩擦円半径Rmrl 、Rmrr が個別に演算され、ス
テップ170に於いて目標前後力Fxarl、Fxarrがそれ
ぞれ摩擦円半径Rmrl 、Rmrr を越えないようガード処
理されるので、目標前後力Fxarl、Fxarrが過剰になる
ことに起因して左右後輪の目標制駆動トルクTarl 、T
arr が過剰になることを確実に防止することができる。
ーチンのステップ1710に於いて当該後輪が加速スリ
ップの状態にあり摩擦円半径Rmjが低減補正される必要
がある旨の判別が行われたときには、ステップ1712
に於いて摩擦円半径Rmjが予め設定された所定値Rmo
(正の定数)だけ低減補正され、逆にステップ1713
に於いて当該後輪の加速スリップ状態に余裕があり摩擦
円半径Rmjが増大補正される必要がある旨の判別が行わ
れたときにはステップ1715に於いて摩擦円半径Rmj
が予め設定された所定値Rmo(正の定数)だけ増大補正
されるので、車輌の実際の状況に応じて摩擦円半径Rmj
を最適値に演算することができる。
製造誤差、標高、気温などによって同じスロットル開度
でもエンジンの出力トルクが異なる。従って同じスロッ
トル開度でもエンジンの出力トルクが大きめに発生する
エンジンが搭載された車輌の場合には、たとえ摩擦円半
径が適正に推定されたとしても、車輪の駆動トルクが大
きめになるため、車輪の制駆動トルクが適正に制御され
ない。この場合駆動輪は駆動スリップを発生するので、
摩擦円半径は低減補正され、これにより駆動輪の駆動ス
リップが収束する。即ち駆動輪の加速スリップの状況に
応じて摩擦円半径を増減することにより車輌のばらつき
に起因する車輪の制駆動力の過不足を吸収することがで
きる。
擦円半径の初期値がタイヤ発生力を推定することによっ
て推定される場合には、トルクコンバータの特性、タイ
ヤの特性、ブレーキパッドの摩擦係数等のばらつきに起
因して摩擦円半径の推定値にはある程度の誤差が含まれ
ている。加速スリップが制御される状況に於いては駆動
輪は常に限界に達しているので、摩擦円半径の推定値が
適正であれば駆動輪は丁度期待されるスリップ率にてス
リップしているはずである。しかし摩擦円半径の推定値
が大き過ぎる場合には駆動輪が過剰にスリップする。従
って図示の実施形態の如く加速スリップが発生している
ときには摩擦円半径を低減補正し、逆に摩擦円半径の推
定値が小さ過ぎてスリップ率が十分な値に達していない
場合には摩擦円半径を増大補正することにより、摩擦円
半径の初期値に推定誤差が含まれている場合にもその推
定誤差を適正に修正することができる。
712に於ける摩擦円半径Rmjの低減補正やステップ1
715に於ける摩擦円半径Rmjの増大補正は、補正量が
所定値Rmoに制限され、また前回の補正より基準時間t
c 以上経過していなければ行われないので、換言すれば
摩擦円半径Rmjが急激に増減することが防止されるの
で、摩擦円半径Rmjの急激な増減に起因する目標前後力
Fxarl、Fxarrの急激な増減及びこれに起因して左右後
輪の目標制駆動トルクTarl 、Tarr が急激に変動する
ことを確実に防止することができる。
620に於いて前後加速度Gx に基づく左右後輪の前後
力Fxgrl、Fxgrrが演算され、ステップ1630に於い
てトルクコンバータの出力トルクに基づく左右後輪の前
後力Fxtrl、Fxtrrが演算され、ステップ1690に於
いてこれらの重み平均値として左右後輪の前後力Fxrl
、Fxrr が演算される。従って左右後輪の前後力が前
後加速度のみに基づき演算される場合やトルクコンバー
タの出力トルクのみに基づき演算される場合に比して、
左右後輪の前後力を正確に演算することができ、これに
より車輪の摩擦円半径を正確に推定することができる。
640に於いて四輪の接地荷重Fzjが演算され、ステッ
プ1650に於いて各輪の接地荷重に基づき四輪のコー
ナリングフォースFyjが演算され、ステップ1700に
於いて左右後輪の前後力Fxrl 、Fxrr 及びコーナリン
グフォースFyrl 、Fyrr の二乗和平方根として左右後
輪の摩擦円半径Rmrl 、Rmrr が演算される。従って車
輌全体としての摩擦円半径ではなく、左右後輪の摩擦円
半径Rmrl 及びRmrr を個別に正確に推定することがで
き、これにより摩擦円半径との関連で左右後輪の駆動力
を最適に制御することができる。
前後力Fxrl 及びFxrr は前後加速度Gx に基づく前後
力Fxgrl、Fxgrrとトルクコンバータの出力トルクに基
づく前後力Fxtrl、Fxtrrとの重み平均値として演算さ
れ、ステップ1660に於いて自動変速機の変速中であ
る旨の判別が行われるとステップ1680に於いてトル
クコンバータの出力トルクに基づく前後力に対する重み
係数Kx が0に設定されるので、自動変速機の変速に起
因して左右後輪の駆動力が安定していない状況に於いて
これらに基づき左右後輪の前後力が演算されることに起
因して左右後輪の摩擦円半径が不正確に演算されること
を確実に防止することができる。
いて詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実
施形態が可能であることは当業者にとって明らかであろ
う。
示された摩擦円半径Rmj演算ルーチンに於ける摩擦円半
径の低減補正のガード値Rmo及びガード時間Tc はそれ
ぞれ摩擦円半径の増大補正のガード値及びガード時間と
同一であるが、これらは互いに異なる値に設定されても
よい。
輪駆動車であり、その左右後輪の制駆動力が本発明に従
って制御されるようになっているが、本発明は前輪駆動
車の左右前輪の駆動力の制御や四輪駆動車の全輪の制駆
動力の制御に適用されてもよい。また本発明に従って制
駆動力が制御される車輪は駆動輪及び従動輪の両方又は
従動輪のみであってもよく、制駆動力の制御の対象車輪
が従動輪のみである場合には、操舵角が考慮された転が
り抵抗やホイールシリンダ内の圧力等に基づき従動輪の
前後力が演算され、これらの前後力及びステップ165
0に於いて演算される従動輪のコーナリングフォースの
二乗和平方根として従動輪の摩擦円半径が推定され、図
示の実施形態に於けるエンジンの出力制御は省略されて
よい。
力は車輌の目標ヨーモーメントMya及び目標減速度Gxa
に基づき演算されるようになっているが、目標前後力は
運転者の制動及び加速の意思をできるだけ反映しつつ車
輌の挙動を安定化させるための制御量として演算される
限り、当技術分野に於いて公知の任意の要領にて演算さ
れてよく、例えば目標ヨーモーメントはヨーレート偏差
に加えて車体のスリップ角やその微分値を考慮して演算
されてもよい。
の制駆動力がその制動力及びエンジン出力の制御によっ
て制御されるようになっているが、必要ならばエンジン
の出力制御が省略されてもよい。
1702に於ける目標車輪速度Vwt及びステップ33
0、350、360に於ける目標車輪速度Vwaj は車速
Vに基づき演算されるようになっているが、車速に換え
て従動輪の車輪速度の平均値又は従動輪の車輪速度のう
ちの高い方の値に置き換えられてもよい。
の前後力及びコーナリングフォースの二乗和平方根とし
て左右後輪各々の摩擦円半径の初期値が推定されるよう
になっているが、摩擦円半径の初期値は車輌の前後加速
度及び横加速度の二乗和平方根として演算され、その初
期値が各車輪毎にそのスリップの大きさに応じて増減補
正されてもよい。
明によれば、車輪の摩擦円半径の初期値の演算後車輪の
スリップの大きさが基準値を越えた状態が継続するとき
には摩擦円半径が低減補正され、車輪のスリップの大き
さが基準値以下であるときには摩擦円半径が増大補正さ
れるので、制駆動力を実際に制御する制動装置の如き装
置の製造誤差や状態に起因する誤差の如何に拘らず、車
輪の摩擦円半径を車輪のスリップの大きさを低減するに
適した値に設定することができ、これにより車輪の制駆
動力を過不足なく適正に制御することができる。
制御装置の一つの実施形態を示す概略構成図(A)及び
制御系のブロック線図(B)である。
ルーチンを示すフローチャートである。
l、Fxarr演算のサブルーチンを示すフローチャートで
ある。
サブルーチンを示すフローチャートである。
rl、Fxgrr演算のサブルーチンを示すフローチャートで
ある。
の前後力Fxtrl、Fxtrr演算のサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
フローチャートである。
ーチンを示すフローチャートである。
ブルーチンを示すフローチャートである。
バルブの開度φと目標減速度Gxaとの間の関係を示すグ
ラフである。
すグラフである。
ドフォワード制御量Tffrl、Tffrr演算のサブルーチン
を示すフローチャートである。
ドバック制御量Tfbrl、Tfbrr演算のサブルーチンを示
すフローチャートである。
開度φa 演算のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。
比Drl、Drr演算のサブルーチンを示すフローチャート
である。
rl、Drrとの間の関係を示すグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】少なくとも車輪の摩擦円半径に基づき車輪
の制駆動力を制御することにより車輪のスリップを抑制
する制駆動力制御装置にして、車輪のスリップの大きさ
を求める手段と、車輪のスリップの大きさが基準値を越
えた時点に於ける車輪の摩擦円半径を初期値として演算
する手段と、前記初期値の演算後車輪のスリップの大き
さが前記基準値を越えた状態が継続するときには前記摩
擦円半径を低減補正し、車輪のスリップの大きさが前記
基準値以下であるときには前記摩擦円半径を増大補正す
る補正手段とを有することを特徴とする制駆動力制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28260897A JP4055225B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 車輌の制駆動力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28260897A JP4055225B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 車輌の制駆動力制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11105695A true JPH11105695A (ja) | 1999-04-20 |
| JP4055225B2 JP4055225B2 (ja) | 2008-03-05 |
Family
ID=17654734
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28260897A Expired - Lifetime JP4055225B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 車輌の制駆動力制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4055225B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009056884A (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-19 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両の駆動力制御装置 |
| JP2010095047A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両の制御装置 |
| EP1306263B1 (en) * | 2001-10-25 | 2018-09-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicular braking control apparatus and braking control method thereof |
| JP7756206B1 (ja) * | 2024-07-12 | 2025-10-17 | チャオ ロン モーター パーツ コーポレーション | 車両スリップ動力制御システム及びその制御方法 |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP28260897A patent/JP4055225B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1306263B1 (en) * | 2001-10-25 | 2018-09-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicular braking control apparatus and braking control method thereof |
| JP2009056884A (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-19 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両の駆動力制御装置 |
| JP2010095047A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両の制御装置 |
| JP7756206B1 (ja) * | 2024-07-12 | 2025-10-17 | チャオ ロン モーター パーツ コーポレーション | 車両スリップ動力制御システム及びその制御方法 |
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| JP4055225B2 (ja) | 2008-03-05 |
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