JPH1110629A - シース接続口の成形方法および成形装置 - Google Patents

シース接続口の成形方法および成形装置

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JPH1110629A
JPH1110629A JP9179149A JP17914997A JPH1110629A JP H1110629 A JPH1110629 A JP H1110629A JP 9179149 A JP9179149 A JP 9179149A JP 17914997 A JP17914997 A JP 17914997A JP H1110629 A JPH1110629 A JP H1110629A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 橋梁用ポストテンションブロック桁を仕切板
の両面もしくは既成ブロック桁の片面等の仕切面に成形
した後に分割するブロック桁製作施工に際し、型枠内に
配管するシースの口端と仕切面との接続を適切に行っ
て、成形されたブロック桁が分割された際に、桁の端面
にコンクリートの剥がれ損傷の生じないシース接続口が
設けられるようにする。 【解決手段】 型枠内に配置されたブロック接合面形成
用仕切面1aのシース導通孔3を通して、両端が夫々両
側のシース4内へ挿入される長さのガイドパイプ5を挿
通配管するとともに、先端に広口部7を有し、この広口
部7内に内周面がリング11により補強されたゴム製の
環状圧着部材10を挿着した接続管6を、接続シース9
を介してシース口端4aに伸縮可能なるように装着し
て、前記接続管6を接続シース9から突出させることで
環状圧着部材10の先端を前記仕切面1aに圧着保持さ
せて前記仕切板1aの内側にコンクリートを打設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、仕切板もしくは
既設ブロックの側面等を仕切面として、該仕切面の両側
もしくは片側に橋梁用ポストテンションブロック桁を成
形した後に分割するブロック桁製作施工に際して、成形
されるブロック桁の端面に適正な形状のシースの接続口
を開設するための成形方法およびその装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、橋梁用のポストテンションブ
ロック桁の製作にあたっては、架設現場付近で桁を製作
する適当な広さのヤードがない場合や、桁が長く製作ヤ
ードから架設地点までの運搬ができない場合には、主と
して、工場で桁を複数個に分割できるように同時成形
し、コンクリート硬化後に分割して夫々の桁を現場に運
搬し、架設後予め夫々の桁内に設けられたシース内にP
C鋼線を導通して緊張することで一体化させている。
【0003】上記のブロック桁を工場で製作する場合、
一般的にこれらのブロック桁は、図7に示すように、鉄
筋の組み込まれた型枠(図示せず)内に鋼板製の仕切板
50を配置してコンクリート51を打設し、図8に示す
ように、コンクリート硬化後の脱型時に、前記仕切板5
0を境にして互いに左右の桁A,Bに分割することで互
いに成形される。
【0004】上記ブロック桁A,Bの成形に際しては、
コンクリート51の打設に先立って、型枠内にPC鋼線
導通用のシース52が配管されるので、前記仕切板50
を境にした左右両側のシース52は、夫々口端を仕切板
50に開設した導通孔53に接続しておかないと、図8
のように、コンクリートが硬化した後でブロック桁A,
Bを左右に分割する際に、夫々のブロック桁の端面にシ
ース52の口端が開口した接続口54を形成することが
できない。
【0005】このように、仕切板50の左右両側に配管
されるシース52の口端は、夫々仕切板50に接続しな
ければならないので、夫々口端が仕切板50の導通孔5
3と確実に密着するように接続しておかないと、型枠内
にコンクリート51を打設した時に、シース52の口端
と仕切板導通孔53との接続部の隙間などからモルタル
がシース52内に浸入し、硬化後にセメントの塊となっ
てシース内を閉塞することになるので、後の行程でシー
ス内にPC鋼線を導通できないという問題が発生する。
【0006】このような障害が生じないように、従来で
は、図7に示すように、シース52と同径の短い接続管
55を、予め仕切板50の導通孔53内に両端が突出す
るように挿着しておき、この接続管55の両端と左右の
シース52の口端とを粘着テープ56により巻き付けて
固定するという方法が一般的に行われている。
【0007】また、別の方法としては、図9のように、
仕切板50の導通孔53内に左右に連続するシース52
を挿通するが、このシース52は仕切板導通孔53の挿
通部分に、該シース52の長さ方向に沿って傾斜した切
れ目57が設けられていて、脱型の際にブロック桁A,
Bを左右に引き離すことでこの切れ目57が切り離され
るようになっており、コンクリートの打設時には、この
切れ目57の外周に粘着テープ56を巻き付けて保護し
ておき、コンクリートの硬化後にブロック桁を左右に引
き離すことで、左右のシース52が切れ目57の部分か
ら左右に切り離せるような方法も知られている。
【0008】
【発明が解決すべき課題】しかしながら、図7のシース
接続口の成形方法は、図8に示したように、ブロック桁
A,Bを左右に引き離した時に、いずれか一方のブロッ
ク桁Aに接続管55が残されて、他方のブロック桁Bの
シース接続口54の内周面には、接触していた接続管5
5が引き抜かれたことによるコンクリートの剥がれ損傷
部58が生ずることになる。また、ブロック桁Aに残さ
れた接続管55を引き抜くときにも、ブロック桁Bのシ
ース接続口54の内周面に同様なコンクリートの剥がれ
による損傷部が生ずることになり、ブロック桁A,Bを
左右に引き離した後で、夫々のシース接続口54の内周
面損傷部58を改めて補修整形処理しなければならない
という問題がある。
【0009】また、図9のシース接続口の処理方法も、
図10に示したように、ブロック桁A,Bを左右に引き
離した時に、双方のブロック桁A,Bのシース接続口5
4の内周面に、互いに接触していたシース切り口59を
無理に引き抜いたことによるコンクリートの剥がれ損傷
部58が生じることになるので、前記と同様にブロック
桁A,Bを左右に引き離した後で、夫々のシース接続口
54の内周面の損傷部58を改めて補修整形処理しなけ
ればならないという問題、さらには、このような補修整
形が適当でない場合には、現場での桁一体化作業で、隣
接するブロック桁A,Bが互いに完全に密着しないとい
う問題が生ずる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来における
この種のシースの接続口の成形方法における問題点に鑑
みて、型枠内にシースを配管する際に、シースの口端と
仕切板等の仕切面との接続が適切に行えるようにして、
成形されたブロック桁が左右に分割された際に、桁の端
面にコンクリートの剥がれ損傷の生じない美麗な接続口
を設けることができる成形方法とそのための装置の提供
を目的としたものである。
【0011】本発明は、そのための具体的手段として、
仕切板もしくは既成ブロックの側面等を仕切面として、
該仕切面の両側もしくは片側の空間域にポストテンショ
ンブロック桁を成形する際における、ブロック桁接合面
に設けられるシース接続口の成形方法であって、前記仕
切面に開口する導通孔の前記ブロック桁成形空間域に配
管されるシースの口端に、接続シースを介して先端にシ
ース外径よりも大きい広口部をもった接続管を接続し、
該接続管の前記広口部内に内周面がリングにより補強さ
れた弾性体からなる環状圧着部材を挿着して、所定の長
さのガイドパイプを、一端が前記環状圧着部材の内側を
通して前記シース内へ挿入されると共に、他端が仕切面
における導通孔外側へ突出するように挿通配管し、前記
接続管を前記仕切面方向へ移動して、環状圧着部材の開
口端を前記仕切面に圧着保持させた状態で、前記仕切面
の両側もしくは片側のブロック桁成形空間域にコンクリ
ートを打設することを特徴とする。
【0012】環状圧着部材の開口端を仕切面に圧着保持
させる手段としては、接続管の広口部後方にシースと同
径で同様な螺旋溝を有する圧着用シースを設けて、この
圧着用シースと前記シース口端とを、該シース口端及び
圧着用シースよりも外径が大きく同様な螺旋溝を有する
接続シースにより螺着接続し、固定した接続シースに対
して前記圧着用シースを回転することで前記接続管を仕
切面の方向へ移動させるような接続手段を用いることが
好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
【実施例】本発明に係るシースの接続口の成形方法およ
びその装置を、図面に示す実施例により説明すると、図
1は、型枠(図示せず)内に仕切板1を設けて、この仕
切板1の左右両側に複数個のポストテンションブロック
桁2a,2bを分割成形する場合の型枠内部分縦断面図
であり、型枠内には鉄筋13とともに、導通孔3を開設
した前記仕切板1が枠内を左右に仕切るように配置さ
れ、この仕切板1に開設された導通孔3の両側の仕切面
1aにシース4の口端4aが相対向するようにして配置
され、夫々のシース4が前記鉄筋13に針金13aによ
り縛られて固定保持されている。
【0014】前記両側のシース4内には、仕切板1の導
通孔3を通して、両端が夫々前記シース4内へ遊挿され
る内径と十分な長さをもったポリエチレン製のガイドパ
イプ5を挿通配管するが、このガイドパイプ5の挿通に
先立って、予め前記シース4の口端4aに前記仕切面1
aに面した側がシース4の外径よりも大きい広口部7を
もった接続管6を挿着しておく。
【0015】上記接続管6は、先端の前記広口部7とこ
の広口部7の後方における前記シース4と同径で、か
つ、シース4の螺旋溝4aと同じピッチの螺旋溝8aを
もった圧着用シース8とからなるが、前記広口部7の後
端には前記圧着用シース8の内周面にきつめに挿入し得
る外径の頸部7aがあって、この頸部7aが前記圧着用
シース8の内周面に挿着され、好ましくは接着剤を介し
て固定することで圧着用シース8の先端に前記広口部7
が開口するようになっている。
【0016】また、前記接続管6の圧着用シース8と前
記シース口端4aとには、該圧着用シース8及びシース
口端4aの外径よりも大きく、かつ、シース4の螺旋溝
4b及び圧着用シース8の螺旋溝8aと同じピッチの螺
旋溝9aをもつた接続シース9の両端が嵌合され、夫々
が螺旋溝4b,8a,9aとによって互いに所定の重な
り幅をもつように連結されるとともに、接続シース9を
固定した状態で接続管6の圧着用シース8を回転するこ
とで、固定されたシース口端4aに対して接続管6が仕
切面1aの方向へ移動し、その突出長さ量を調整できる
ようになっている。
【0017】更に、前記接続管6における広口部7内に
は、予め、内周面が金属もしくはプラスチック製のリン
グ11により補強された軟質ゴム、スポンジなどの弾性
体からなる環状圧着部材10を嵌合しておき、この接続
管6を前記接続シース9を介してシース口端4aに連結
した後で、前記ガイドパイプ5の両端が、左右のシース
口端4aにおける前記リング11の内側を通して夫々の
シース4内に深く挿入されるように組み合わせ、次い
で、前記のように接続シース9を片手で固定した状態で
接続管6を接続シース9から突出する方向に回転するこ
とで、該接続管6を仕切面1aの方向へ移動し、前記環
状圧着部材10の開口端10aを前記仕切面1aに圧着
保持させる。
【0018】前記のように接続管6を回転して接続シー
ス9から突出させ、環状圧着部材10の開口端10aを
前記仕切面1aに圧着保持させると、シース4が鉄筋1
3に縛り付けられて固定され、接続シース9とシース口
端4aとが螺旋溝4b,9aにより固形され、また、接
続管6の圧着用シース8と接続シース9とが螺旋溝8
a,9aにより固定されていることで、接続管6は元の
位置、つまりシース口端4a方向へ戻ることなく、環状
圧着部材10の開口端10aが仕切面1aに押し付けら
れた状態を維持することができる。
【0019】上記のようにして、環状圧着部材開口端1
0aを仕切面1aに圧着させたのち、シース4の周囲に
コンクリートを打設してブロック桁2a,2bを成形す
る。その際、接続管広口部7内の環状圧着部材開口端1
0aが仕切面導通孔3の片面周囲に適切に圧着されてい
ることと、該環状圧着部材後端部10bが接続管6の広
口部7内にしっかりと食い込んでいること、また、接続
管圧着用シース8と接続シース9及び接続シース9とシ
ース口端4aとが夫々螺旋溝4b,8a,9aを介して
互いに密着状態で接続していることにより、接続管6の
内側や夫々のシース4,8,9の継ぎ目からシース内に
モルタルが浸入することを確実に防ぐことができる。
【0020】図3に示すように、コンクリートの硬化後
に型枠を分解して、両側のブロック桁2a,2bを分離
することで仕切板1を剥すと、環状圧着部材開口端10
aが露呈した夫々のブロック桁2a,2bの端面が表れ
るが、両側の環状圧着部材10の内側には、前記ガイド
パイプ5の両端がシース4内に挿入されたままになって
いるので、図4に示すように、このガイドパイプ5の両
端を両側のシース4内から引き抜くとともに、環状圧着
部材10の外周面に設けられた窪み内から、環状圧着部
材10を内側のリング11ごと引き出して取り外すこと
でシース4の接続口12を開口させることができる。
【0021】上記ブロック桁2a,2bの成形の際に、
接続管6の広口部7内に嵌合された弾性体環状圧着部材
10は、内周面がリング11により補強されているの
で、接続管6の押し出し操作によりこの環状圧着部材開
口端10aを仕切面1aに圧着させると、該環状圧着部
材10の外周面は自由に変形するが、内周面はリング1
1によって変形が阻止された状態で、開口端10aが仕
切面1aに適切に圧着され、かつ、該環状圧着部材後端
部10bが広口部7内にしっかりと食い込まれることに
なる。
【0022】また、前記リング11の内側は導通するガ
イドパイプ5により補強されているので、リング11の
動きが阻止され、このリング11の内周面に適正なシー
ス接続口12を形成することができる。
【0023】更に、環状圧着部材10の内周面に設けら
れるリング11は、仕切板1の片側仕切面1aにおける
環状圧着部材10の内周面のみを補強し、図7に示した
接続管55のように、両端が仕切面導通孔3の両側に突
出していないので、仕切板1に対してシース4が傾斜し
ていても、両側のリング11をいずれも仕切面1aに対
して水平に配置することができると共に、両側のブロッ
ク桁2a,2bを仕切面1aから分離する際に、いずれ
か一方のリング11が他方のリング11を引っ張ること
がないので、シース接続口12に損傷を与えずに分離作
業を円滑に行うことができる。
【0024】このリング11の内周面に導通されるガイ
ドパイプ5は、両端が接続管6の圧着用シース8よりも
奥のシース4内方向へ延びるように配管されているの
で、仮に、環状圧着部材開口端10aと仕切面1aの接
触面、あるいは接続管圧着用シース8と接続シース9及
び接続シース9とシース口端4aとの接触面などからモ
ルタルがシース内に浸入したとしても、環状圧着部材1
0および接続管6の内側にPC鋼線の挿通を阻害するよ
うなセメントの塊ができることを防止することができ
る。
【0025】図5は別の実施例であり、この場合は、既
成のポストテンションブロック桁2dの側面を剥離剤等
の塗られた仕切面1aとして、この仕切面1aの片側空
間域に型枠を組んで、新しいポストテンションブロック
桁2cを成形するマッチキャスト方式による場合の型枠
内部分縦断面図であり、この既成ブロック桁2dの仕切
面1aには、前記図1乃至図4に示した第1実施例の成
形方法により形成された広口部7をもった接続管6が、
導通孔3として開設されている。
【0026】また、既成ブロック桁2dの側面を仕切面
1aとする型枠内には、鉄筋23とともに、前記仕切面
1aに開設された導通孔3の同軸上に、シース24の口
端24aへ接続シース29を介して接続された広口部2
7を有する接続管26が前記導通孔3と相対向するよう
にして配置され、シース24が前記鉄筋23に針金23
aにより縛られて固定保持されている。
【0027】前記接続管26は、後端に螺旋溝28aを
もった圧着用シース28を備えており、この圧着用シー
ス28が前記接続シース29を介してシース口端24a
と回転可能に接続され、圧着用シース28を回転するこ
とで接続管26の突出長さを調整できること、および、
該接続管26の広口部27内に弾性体からなる環状圧着
部材30が嵌合されていること、さらに、前記環状圧着
部材30の内側を通して挿通配管されるガイドパイプ2
5を備えることは、前記実施例の構成と同様である。
【0028】一方、この実施例の場合では、既成ブロッ
ク桁2dの仕切面1aにおける導通孔3は、接続管6の
広口部7がそのまま開口しているので、この既設接続管
広口部7内に新設ブロック用接続管広口部27内の環状
圧着部材30を受け止めるためのバックアップ材31が
嵌め込まれている。
【0029】このバックアップ材31は、図5及び部材
6に示すように、既設接続管広口部7の長さとほぼ等し
い長さLをもつ筒状体31aの外端に、前記ガイドパイ
プ25の挿通孔31dを開設したフランジ31cを有し
ており、このフランジ31cと既設接続管広口部7の開
口端とが新設ブロック用接続管広口部27とその内側の
の環状圧着部材30を受け止めるための実質的な仕切面
1aとなり、また、挿通孔31dが実質的な導通孔3の
役割を果たすことになる。
【0030】新設ブロック用接続管26の仕切面1aへ
の取り付けは、接続管26の広口部27内に環状圧着部
材30を嵌合してから、ガイドパイプ25の一端をこの
環状圧着部材30の内側を通してシース24内に深く挿
入すると共に、このガイドパイプ25の他端を既設接続
管広口部7内に嵌合した前記バックアップ材31の挿通
孔31dを通して既設シース4内へ挿入し、次いで、前
記のように新設接続管26を接続シース29から突出す
る方向へ回転して、新設接続管26の広口部27を仕切
面1aに露呈する既設接続管広口部7の開口端と当接さ
せると共に、該接続管広口部27内に嵌合した環状圧着
部材30の先端30aを既設接続管広口部7におけるバ
ックアップ材31のフランジ31cの表面に圧着保持さ
せ、この状態でコンクリートを打設する。
【0031】
【発明の効果】本発明のシース接続口の成形方法および
その装置によれば、先端の広口部と圧着用シースとから
なる接続管とシースの口端とを接続シースを介して接続
し、この広口部内に内周面をリングにより補強した弾性
体環状圧着部材を嵌合し、固定した接続シースに対し、
接続管圧着用シースを回転して押し出す操作により環状
圧着部材の開口端を仕切面に圧着させるので、コンクリ
ート硬化後にブロック桁を仕切面から分離する際に、仕
切面と環状圧着部材開口端およびリングとの分離を円滑
に行うことができ、ブロック桁端面に、従来のこの種の
方法によるようなコンクリートの剥がれ損傷のない美麗
なシース接続導通口を形成することができる。
【0032】また、この方法および装置では、シース接
続口を形成する環状圧着部材が軟質ゴム、スポンジのよ
うな弾性体からなっているので、コンクリート硬化後に
ブロック桁を仕切面から分離する際には、接続管広口部
の内周面を含む環状圧着部材の外周面に形成された窪み
内からこの環状圧着部材を指先などで簡単に取り外すだ
けでよく、従来の方法のように、ブロック桁の分離後に
シース接続導通口に生じた損傷を改めて補修整形する必
要が全くないので、施工を迅速かつ能率的に行えるとい
う利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシース接続口の成形法による左右
ブロック桁接合部の構成を示す断面図。
【図2】図1のI−I線における断面図。
【図3】図1と同じ部分のブロック桁を分割した時の断
面図。
【図4】同じくシース接続口が開口した時の断面図。
【図5】別の実施例における図1と同じ部分の断面図。
【図6】図5の成形法で使用するバックアップ材の斜視
図。
【図7】従来のシース接続口の成形方法を示す断面図。
【図8】図7の成形方法による左右ブロック桁を分割し
た時の断面図。
【図9】従来の別のシース接続口の成形方法を示す断面
図。
【図10】図9の成形方法による左右ブロック桁を分割
した時の断面図。
【符号の説明】
1:仕切板 1a:仕切面 2a,2b,2c:新設ブロック桁 2d:既成ブロック桁 3:導通孔 4,24:シース 4a,24a:シース口端 5,25:ガイドパイプ 6,26:接続管 7,27:広口部 8,28:圧着用シース 9,29:接続シース 10,30:環状圧着部材 10a,30a:環状圧着部材開口端 10b:環状圧着部材後端部 11:リング 12:シース接続口 13,23::鉄筋 31:バックアップ材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕切板もしくは既成ブロックの側面等を
    仕切面として、該仕切面の両側もしくは片側の空間域に
    ポストテンションブロック桁を成形する際における、ブ
    ロック桁接合面に設けられるシース接続口の成形方法で
    あって、 前記仕切面に開口する導通孔の前記ブロック桁成形空間
    域に配管されるシースの口端に、接続シースを介して先
    端にシース外径よりも大きい広口部をもった接続管を接
    続し、 該接続管の前記広口部内に内周面がリングにより補強さ
    れた弾性体からなる環状圧着部材を挿着して、 所定の長さのガイドパイプを、一端が前記環状圧着部材
    の内側を通して前記シース内へ挿入されると共に、他端
    が仕切面における導通孔外側へ突出するように挿通配管
    し、 前記接続管を前記仕切面方向へ移動して、環状圧着部材
    の開口端を前記仕切面に圧着保持させた状態で、前記仕
    切面の両側もしくは片側のブロック桁成形空間域にコン
    クリートを打設するシース接続口の成形方法。
  2. 【請求項2】 仕切板の両面を仕切面として、該仕切面
    の両側の空間域にポストテンションブロック桁を成形す
    る際の各ブロック桁接合面に設けられるシース接続口の
    成形方法であり、 前記仕切面に開口する導通孔の両側の前記ブロック桁成
    形空間域に配管される夫々のシースの口端に前記広口部
    をもった接続管を接続し、 前記導通孔に、両端が夫々前記導通孔の両側のシース内
    へ挿入される長さをもったガイドパイプの前記両端を、
    夫々の接続管広口部内に挿着された環状圧着部材の内側
    を通して前記両側のシース内へ挿通配管し、 夫々の接続管を前記仕切面方向へ移動して、前記環状圧
    着部材の開口端を前記仕切面に圧着保持させた状態で、
    前記仕切面の両側にコンクリートを打設する請求項1の
    シース接続口の成形方法。
  3. 【請求項3】 既成ブロックの側面を仕切面として、該
    仕切面と接する空間域にポストテンションブロック桁を
    成形する際における、ブロック桁接合面に設けられるシ
    ース接続口の成形方法であって、 前記仕切面に開口する導通孔の片側の前記ブロック桁成
    形空間域に配管されるシースの口端に前記広口部をもっ
    た接続管を接続し、 該接続管の前記広口部内に前記環状圧着部材を挿着する
    と共に、既成ブロックの仕切面に開口する導通孔内に設
    けられたシース口端の同様な広口部内にバックアップ材
    を設けて、 所定の長さのガイドパイプを、一端が前記環状圧着部材
    の内側を通して前記シース内へ挿入されると共に、他端
    が既成ブロックの仕切面に開口する広口部内におけるバ
    ックアップ材の開口部を通してシース内へ挿入されるよ
    うに挿通配管し、 前記接続管を前記仕切面方向へ移動して、前記環状圧着
    部材の開口端を既成ブロックの導通孔広口部内における
    バックアップ材片面に圧着保持させた状態で、前記仕切
    面の片側のブロック桁成形空間域にコンクリートを打設
    する請求項1のシース接続口の成形方法。
  4. 【請求項4】 環状圧着部材の開口端を仕切面に圧着保
    持させる手段として、接続管の広口部後方にシースと同
    径で同様な螺旋溝を有する圧着用シースを設けて、この
    圧着用シースと前記シース口端とを、該シース口端及び
    圧着用シースよりも外径が大きく同様な螺旋溝を有する
    接続シースにより螺着接続し、接続シースに対して前記
    圧着用シースを回転することで前記接続管を仕切面方向
    へ移動させる請求項1〜3のいずれかのシース接続口の
    成形方法。
  5. 【請求項5】 仕切板の両面もしくは既成ブロックの側
    面等を仕切面として、該仕切面の両側もしくは片側の空
    間域にポストテンションブロック桁を成形する際におけ
    る、ブロック桁接合面に設けられるシース接続口の成形
    装置であって、 前記仕切面に開設された導通孔の両側もしくは片側の空
    間域に配管されたシースの口端に接続される先端にシー
    ス外径よりも大きい広口部をもった接続管と、 該接続管の前記広口部内に挿着された内周面がリングに
    より補強された弾性体からなる環状圧着部材と、 両端が夫々前記環状圧着部材の内側から前記導通孔を通
    して、両側のシース内へ挿通されるような長さをもった
    ガイドパイプと、 前記接続管の後端と前記シース口端との間に、前記環状
    圧着部材の開口端を前記仕切面方向へ移動調整可能なる
    ように圧着保持させるための接続固定手段を備えている
    ことを特徴とするシース接続口の成形装置。
  6. 【請求項6】 環状圧着部材の開口端を仕切面に圧着保
    持させる固定手段として、接続管の広口部後方にシース
    と同径で同様な螺旋溝を有する圧着用シースを設けて、
    この圧着用シースと前記シース口端とを、該シース口端
    及び圧着用シースよりも外径が大きく同様な螺旋溝を有
    する接続シースに対して回転可能なるように螺着する接
    続手段を使用する請求項5のシース接続口の成形装置。
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