JPH11107345A - 遅延作動装置 - Google Patents

遅延作動装置

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JPH11107345A
JPH11107345A JP28603097A JP28603097A JPH11107345A JP H11107345 A JPH11107345 A JP H11107345A JP 28603097 A JP28603097 A JP 28603097A JP 28603097 A JP28603097 A JP 28603097A JP H11107345 A JPH11107345 A JP H11107345A
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JP
Japan
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gear
operating
arm
lever
operation lever
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Application number
JP28603097A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Hayashi
勝彦 林
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作レバーを一方向に回動すると作動アーム
がタイマー手段の制御を受け、反対方向では直接応動す
る遅延作動装置を提供する。 【解決手段】 操作軸16を時計方向に90°回動する
と第1歯車30の突起40が第2歯車36の突起44を
押動し、タイマー手段55をセットする。第2歯車は扇
形歯車20に噛合して作動アーム18を持ち上げる。操
作軸を自由にすると第2歯車はストッパー端面88がフ
ック係止面90に係合し、作動アーム18の下降を拘束
する。タイマー手段による遅延時間経過後、解除部材9
4が作用片80を押動して第2歯車を解放し作動アーム
は下降する。操作軸を反時計方向に90°回動するとタ
イマー手段に関係なく第1歯車に噛合する第3歯車34
の突起48が第4歯車38の突起52を押動し、作動ア
ームと操作軸は連動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作と同時に始動
し、停止操作から作動停止までにはタイムラグが生じる
ようにした装置に係わり、より具体的には水洗トイレ用
貯水槽の排水弁開閉操作における遅延作動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】水洗トイレの排水操作が、便器の完全な
洗浄を確認してから貯水槽の排水弁開閉レバーまたはノ
ブを元に戻す操作の排水装置にあっては、清潔維持のた
めに、使用者は洗浄中ずっと排水操作を継続していなけ
ればならず、面倒な作業を負担しなければならない。レ
バーを1回手動操作するだけであとは自動的に貯水槽の
水を一挙に排水して洗浄を完結させることが操作上また
衛生上好ましい。しかしながら、排便、排尿のいずれに
対しても同量の水で便器洗浄を行うことは、節水の点か
ら好ましくない。
【0003】そこで図8に示される排水装置100で
は、タイマー手段101のセットノブ102の操作でカ
ム103を所要の角度だけ回動させると、カム103は
作動アーム104の片側を押し下げ方向に回動し、反対
側のアーム先端に懸架した連結杆105を介して排水弁
106を開き排水を開始する。レバー102から手を放
すと、カム103はタイマー手段101の駆動で、セッ
トされた回動角αから徐々に初期位置に復帰する。そこ
で、作動アーム104が下降し、連結杆105を介して
排水弁106で排水口107を閉鎖し排水を停止する。
この場合、レバー102の回動角度の大きさで排水量が
制御できるから、大小の用便に応じてレバー102の回
動角αを使い分け、節水を図ることができる。
【0004】また、図9に示される排水装置200は、
操作レバー201の回動操作を中立位置から図中時計方
向Rに回動するか、反時計方向Lに回動するかによっ
て、大便のときの排水量と小便のときの排水量を使い分
けるようになっている。すなわち、操作レバー201と
同軸に回動軸202が水平に伸び、途中から排水弁20
3の直上となる垂直に向きを変える作動アーム204を
形成し、左右いずれの方向に回動しても作動アーム20
4の先端205が垂下位置から上方に回動するから、先
端205に連結したチェーン206で排水弁203を持
ち上げて排水を行う。操作レバー201から手を放す
と、作動アームの先端205は最初の垂下位置に復帰し
て排水弁203が排水口207を閉じる。
【0005】例えば操作レバー201を時計方向Rに回
動させると、回動軸202に固定された係止レバー20
8がともに回動し、フック209に掛止されて復帰作動
が拘束される。また、回動軸202にはプーリー210
も固定されているので、プーリー210の回動に連動し
てベルト211で連結されたタイマーレバー212を反
時計方向に旋回させる。タイマーレバー212は、タイ
マー213に制御された速度でゆっくりと図示の初期位
置に復帰し、フック209の反対端214を押動してフ
ック209を回動し、係止レバー208を解放する。そ
こで、作動アーム204は自由に垂下して排水弁203
は排水口207を閉鎖する。
【0006】一方、操作レバー201を図中反時計L方
向に回動させるときは、係止レバー208はフック20
9に係合することはなく、操作レバー201から手を放
すと同時に排水弁203によって排水口207は閉じら
れる。プーリー210の回動方向がベルト211の緩み
方向であるからタイマーレバー212が旋回することは
なく、タイマー213は機能しない。
【0007】このように、操作レバー201を時計方向
Rに回動させると、操作アーム204の初期位置への復
帰がタイマー手段によって制御され、また反時計方向L
の回動では、作動アーム204は操作レバー201の動
きに直接応動するようになっている。すなわち、この排
水装置200では、大小の便に応じて操作レバー201
の回動方向を選択して節水を図ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】排水装置100では、
カム103にセットされた回動角αからタイマー手段に
よって制御された速度で初期位置に復帰するまでの時間
で排水量を制御している。しかしながら、毎回使用の度
に、大小便のいずれかに適正なセットを行うことは面倒
であり、適正さを欠くと、不衛生になったり、節水の目
的を果たせなかったりする。さらに、タイマー手段に制
御されたカム103の復帰動作に連動するアーム104
の動きは緩慢で、排水口の閉鎖が徐々に行われるため、
排水弁106に急速な水流の引き込み作用を受け、アー
ム104には大きな負荷がかかる。このため、装置自体
の材料強度や耐久性が課題となる。
【0009】一方、排水装置200では、操作レバー2
01の作動方向で大小便に対応しているから、回動角度
を適正位置にセットする煩わしさからは解放される。ま
た、係止を解かれた後の排水弁の作動も急速に行われ
る。しかしながら、大小の便により軸の回動方向が異な
ることで、排水口と作動アーム204との位置関係によ
っては、排水弁203を持ち上げるストロークに大きな
差が生じて対応できなくなる場合がある。
【0010】そこで、本発明の目的は、操作レバーを時
計方向または反時計方向のいずれに回動しても、排水弁
を開閉する作動アームは同じように上下方向に旋回動作
を行うようにすることである。
【0011】本発明の第2の目的は、操作レバーを時計
方向または反時計方向のいずれかの回動によって排水弁
を開いた作動アームが、排水弁を閉鎖する初期位置に復
帰するとき、一方向の回動では作動アームが操作レバー
に関係なくタイマー手段による時間制御を受け、反対方
向の回動では、操作レバーに作動アームが直接応動する
ようにすることである。
【0012】本発明の第3の目的は、大便洗浄時では作
動アームがタイマー手段によって一定時間保持された
後、急速に初期位置に復帰するようにすることである。
【0013】本発明の第4の目的は、様々な貯水槽に対
して、取付け位置が左右いずれにあっても対応可能なよ
うに、操作レバーと作動アームの配列が鏡像関係にあ
り、操作レバーの操作方向に対する機能が同一で、作動
アームの作動方向が鏡像関係となる逆取付構造に対して
も、装置のハウジングおよび一部の部品以外は同じ構成
部品をそのまま適用して対応できるようにすることであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係わる遅延作動装置は、初期位置から第
1方向とこれと反対の第2方向とに回動可能に支持され
た操作レバーと、この操作レバーの回動に連動して作動
する作動アームと、前記操作レバーを前記第1方向へ回
動したときに連動して前記作動アームを動作させる第1
動作部材および前記操作レバーを前記第2方向に回動し
たときに連動して前記作動アームを動作させる第2の動
作部材とを含む。
【0015】そして、前記操作レバーを前記第1方向ま
たは第2方向のいずれか一方に回動させたときのみ前記
作動アームを所定の位置に保持する保持部材と、この保
持部材による保持時間を設定するタイマー手段と、この
タイマー手段で設定された保持時間が経過した後に、前
記保持部材による前記作動アームの保持を解除する解除
部材とを備え、前記第1動作部材と第2動作部材とによ
り前記操作レバー操作の回動方向に関係なく、前記作動
アームを所定の一方向へのみ回動させる。
【0016】また、前記第1動作部材は前記操作レバー
の回動軸に軸方向に重ね合わせた第1および第2の二つ
の歯車を含み、前記第1歯車は前記操作レバーと一体に
回動し、第2歯車は前記作動アームの駆動歯車と噛合し
て、前記操作レバーを第1方向に回動させたときのみ第
1歯車に係合して前記作動アームを前記所定の一方向へ
回動するようにした。
【0017】さらに、一方の前記第2動作部材は、前記
第1歯車に噛合する第3歯車と、この第3歯車と軸方向
に重なり前記作動アームの駆動歯車と噛合する第4歯車
との二つの歯車を含み、前記操作レバーを前記第2方向
へ回動したときのみ互いに係合して、前記作動アームを
前記所定の一方向へ回動させるようにした。その上、前
記操作レバーと作動アームの配列が鏡像関係にあり、前
記操作レバーの操作方向に対する機能が同一で、前記作
動アームの作動方向が鏡像関係となる逆取付構造が同一
部材により構成可能であるようにした。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係わる遅延作動装
置の実施の形態を、第1実施例の図面に基づいて説明す
る。図1は、第1実施例の遅延作動装置10を操作レバ
ー12側から見た正面図で、取付用ボルト孔1を備えた
台座7を含み後部ケース13にネジなどによる公知の結
合手段で固定されている前面蓋14(図2参照)を取外
して内部構造を図示したものである。図2は図1の2−
2線に沿った概略の断面図である。遅延作動装置10は
貯水槽11内に装着されており、貯水槽11の外部から
の操作に適した位置に操作レバー12が貯水槽11の外
壁面から突出させて設けられる。
【0019】すなわち、操作レバー12は、前面蓋14
から突出する操作軸16の端部外周にセレーション3に
よる回り止め結合で装着され、座金4を介してタッピン
グネジ5で操作軸16と一体に固定される。操作軸16
は時計方向(大便洗浄)および反時計方向(小便洗浄)
にそれぞれ約90°回動する。作動アーム18と一体に
形成された扇形歯車20は作動アーム18の駆動歯車
で、ハウジング22の軸受6に軸支されている。作動ア
ーム18の先端部には図示しない排水弁に連結したチェ
ーン24が装着されている。図2において26は捩りス
プリングで、操作軸16を初期位置(操作レバー12の
ノブ28の垂下位置)に復帰させるように機能する。
【0020】操作軸16と一体に形成された第1歯車3
0は、中間軸32に回動可能に支持された第3歯車34
と噛合する。連設軸15に第1歯車30と直列に支持さ
れて回動自在な第2歯車36および中間軸32に第3歯
車34と直列に回動自在に支持されている第4歯車38
は、いずれも扇形歯車20と噛合する。扇形歯車20は
作動アーム18と一体で軸受6に支軸されて回動する。
第1歯車30と第2歯車36とで第1動作部材を形成
し、第3歯車34と第4歯車38とで第2動作部材を形
成している。
【0021】図1および図2に示されている初期位置に
おいて、第1歯車30の突起40の押動面42と第2歯
車36の突起44の受動面46とが当接している。同様
にこの位置において、第3歯車34の突起48の押動面
50と第4歯車38の突起52の受動面54とが当接し
ている。
【0022】55はタイマー手段で、調速ピニオン56
は図3に示す増速歯車列58に連結されて、最終段でウ
ォーム増速歯車機構60を経て調速ガバナー62を高速
で旋回させる。増速歯車列58の途中に一方向クラッチ
59が設けられ、調速ピニオン56の特定された一方向
の回転だけが調速ガバナー62に伝達されて制動を受
け、反対方向の回転は調速ガバナー62に伝達されない
ようになっている。
【0023】調速ピニオン56に噛合する連動歯車64
は欠歯歯車で、第1歯車30と同軸上で回動自在に支持
され、一方向クラッチ59が調速ガバナー62と連結さ
れる方向に捩りスプリング(またはゼンマイ)66で付
勢されている。また外周の欠歯部分には、第1歯車30
の外周突起68の押動面70と当接する受動面72を備
えた突起74が設けられている。
【0024】76は固定軸78に旋回自在に支持されて
いる保持部材で、図示しないスプリングによって第2歯
車36の中心方向(図中反時計方向)に付勢されてい
る。この付勢力による保持部材76の旋回移動は、中間
に突出する作用片80が連動歯車64のボス82の外周
に当接することで阻止されている。
【0025】この位置において保持部材76の先端に設
けたフック部分84は、第2歯車36の図中下面側に突
出させたストッパー86の回動経路内に延在する。従っ
て、保持部材76の旋回中心の固定軸78の方向からフ
ック部分84に向けて(図中反時計方向)回動してきた
ストッパー86の端面88は、フック部分84の係止面
90に当接して、回動が阻止されその位置に保持され
る。図1に示した初期位置においては、作用片80の先
端が解除部材94に押動されて、保持部材76は回動さ
れ、フック部分84がストッパー86の回動経路外に位
置し、ストッパー86には干渉しない。
【0026】フック部分84は外側面92の方向から回
動してくるストッパー86に対しては係止作用を持た
ず、ストッパー86は外側面92に摺接すると付勢力に
抗してフック部分84を回動経路外に押出し、自由に旋
回することができる。また、ストッパー86の端面88
がフック部分84の係止面90に当接して掛止状態に保
持されているとき、保持部材76の作用片80が連動歯
車64のボス82に連設された解除部材94に押動され
ると、付勢力に抗してフック部分84はストッパー86
の回動経路外に押出され、ストッパー86は係止を解除
されて自由に旋回することができる。
【0027】図3は、タイマー手段55の詳細図で、支
持板96がハウジング22に立設した3本の支柱98に
固装され、増速歯車列58は支持板96とハウジング2
2の内壁との間に介装され、回転摩擦が極めて少ない公
知の軸受手段で枢支されている。連動歯車64により駆
動される調速ピニオン56と同一軸には、公知の一方向
クラッチ59を介して歯車56-1が連結され、次のピニ
オン56-2に噛合している。
【0028】以下、ピニオン56-2と同軸で一体の歯車
56-3が次のピニオン56-4と噛合し、ピニオン56-4
と同軸で一体の歯車56-5が次のピニオン56-6と噛合
する。最終段のウォーム増速歯車機構60において、ピ
ニオン56-6と同軸には調速ガバナー62の軸62-1に
直接形成されたウォーム62-2と噛合するウォーム歯車
56-7が一体に回転し、最終的に調速ガバナー62を高
速で回転させ、空気抵抗を増幅して連動歯車64に伝達
し、捩りスプリング66による復元力を制御している。
連動歯車64はこれにより減速作用を受け、時間をかけ
て初期位置に復帰する遅延作動を示す。
【0029】ところで、操作軸16の回動により外周突
起68に突起74が押動されて連動歯車64は約90°
回動するが連動歯車64の歯車部分は、90°より少な
く、回動の終わる少し手前から欠歯部分となっているか
ら、連動歯車64が所定の回動を終えたときには、調速
ピニオン56との噛合が外れる。
【0030】しかしながら、調速ピニオン56と同軸で
直列に位置決めカム57が一体に並設されており、この
位置決めカム57の外周に設けた凹部57-1に、連動歯
車64の終端から段違いに連設させたカム65の外周面
が嵌入して調速ピニオン56を所定の位相に停止させて
待機させる(図3参照)。
【0031】従って、連動歯車64が操作軸16の回動
から解放され、作動アーム18の自重および捩じりスプ
リング66の復元力に支配されて復帰方向に回動する初
動段階においては、調速ピニオン56と噛合していない
ので、捩りスプリング66の復元力は抵抗なく連動歯車
64にそのまま伝達されて強力に連動歯車64を始動
し、カム65の外周面は凹部57-1に摺接しながら抵抗
なく回動すると、連動歯車64は調速ピニオン56との
噛合に入る。
【0032】このとき、調速ピニオン56は位置決めカ
ム57によって所定の位相にあるから、連動歯車64と
歯同士が干渉し合うことなく円滑に噛合に入ることがで
きる。この欠歯部分による強力な初動で、静止状態にあ
る増速歯車列58の静止摩擦抵抗や慣性抵抗を克服して
タイマー手段55を始動させることができる。
【0033】連動歯車64と調速ピニオン56との噛合
開始後は捩りスプリング66の復元力が調速ガバナー6
2からの抵抗を連続的に受けるので、上記したように、
連動歯車64はタイマー手段55に制御された速度で初
期位置に復帰する。
【0034】次に、本発明に係わる遅延作動装置の動作
について説明する。図4は、操作レバー12を手動で操
作して操作軸16を時計方向に約90°回動させた状態
を図示したものである。このとき第1動作部材は、操作
軸16と一体の第1歯車30に設けた突起40の押動面
42が第2歯車36の突起44の受動面46に当接して
第2歯車36を同じ時計方向に約90°強制的に回動す
る。このとき、第2歯車のストッパー86は、上記した
ように保持部材フック部分84の外側面92に当接して
フック部分84を外方に押出すので、保持部材76の干
渉を受けることはない。
【0035】一方、第1歯車30の外周突起68の押動
面70が連動歯車64の突起74の受動面72に当接し
て、同様に連動歯車64を時計方向に約90°の回動を
強制するので捩りスプリング66は畜勢方向に巻込まれ
る。連動歯車64に噛合する調速ピニオン56はともに
回動するが、この回動は一方向クラッチ59の作用によ
り増速歯車列58には伝達されない。従って、操作軸1
6を時計方向に約90°回動させる操作に対しては調速
ガバナー62による制動力は発生しない。
【0036】さらに、第2歯車36は扇形歯車20を回
動して、作動アーム18を反時計方向に回動するので、
作動アーム先端に装着されたチェーン24を引上げ、貯
水槽11から便槽(図示しない)へ連通する水路を開く
方向に図示しない排水弁を作動する。
【0037】このとき第2動作部材は、この扇形歯車2
0の回動によって扇形歯車20に噛合するもう一つの歯
車である第4歯車38が時計方向に約90°回動され
る。そして、第1歯車30に噛合する第3歯車34は反
時計方向に約90°回動される。すなわち、第3歯車3
4の突起48と第4歯車38の突起52とは互いに干渉
することなく離間方向に自由に回動する。
【0038】図5は、操作レバー12から手を放して、
自由になった操作軸16が捩りスプリング26により初
期位置に復帰した状態を図示している。操作軸16と一
体の第1歯車30とともに噛合している第3歯車34も
初期位置に復帰する。また、第1歯車の外周突起68の
押動面70は連動歯車64の突起74の受動面72から
離間するので、支持を失った連動歯車64は捩りスプリ
ング66の復元力に支配される。
【0039】この状態で、作動アーム18の先端にかか
る負荷で下降する方向に作用力が働き、扇形歯車20は
初期位置に向けて回動しようとする。しかしながら、扇
形歯車20に噛合している第2歯車36のストッパーの
端面88が、保持部材フック部分84の係止面90に係
合して、第2歯車36は回動を阻止される。このため、
作動アーム18の下降は停止してその位置に保持され
る。
【0040】操作レバー12が手から放れ、操作軸16
が自由になった瞬間から、連動歯車64は捩りスプリン
グ66の復元力を受けて反時計方向に回転するが、噛合
する調速ピニオン56の回転が一方向クラッチ59の回
転伝達方向であるため、増速歯車列58を介して調速ガ
バナー62まで伝達され、回転速度の制限を受ける。従
って、連動歯車64の初期位置への復帰は操作レバー1
2を操作した時点から遅延して達成される。この遅延時
間は、図示しない便槽の洗浄に必要な水量を貯水槽11
から放出するのに十分な時間に調整される。
【0041】連動歯車64が初期位置に復帰すると、連
動歯車64と一体に設けた解除部材94が保持部材の作
用片80を押動してフック部分84は係合していた第2
歯車のストッパーの端面88を解放する。そこで第2歯
車36は自由な旋回が可能となり、噛合する扇形歯車2
0で上部位置に保持されていた作動アーム18は自由に
初期位置へ下降する。これにより、排水弁は閉鎖され貯
水槽からの洗浄水の流出は停止する。
【0042】図6は、操作レバー12を手動で操作して
操作軸16を反時計方向に約90°回動させた状態の図
示である。このとき、第1動作部材の第1歯車の突起4
0が第2歯車の突起48から離間方向に移動する一方、
第1歯車30は噛合している第2動作部材の第3歯車3
4を時計方向に約90°回動させる。そこで、第3歯車
34は、突起48の押動面50を第4歯車の突起52の
受動面54に当接させて、第4歯車38を同じ時計方向
に約90°の回動を強制する。
【0043】第4歯車38の回動により、噛合する扇形
歯車20を回動して、作動アーム18を、操作レバー1
2を時計方向に回動したときと同様に反時計方向に回動
して作動アーム先端に装着されたチェーン24を引上
げ、排水弁を作動して排水を行う。
【0044】このとき第1動作部材においては、第1歯
車30は反時計方向に約90°回動しており、扇形歯車
20に噛合する第2歯車36は、扇形歯車20の回動に
よって時計方向に約90°回動されるから、第1歯車の
突起40と第2歯車の突起48とは、互いに干渉し合う
ことなく回動することができる。
【0045】また第1歯車30が反時計方向に回動され
ると、外周突起68が連動歯車の突起74に当接するこ
とはないから、連動歯車64は回動することなく、保持
部材76には解除部材94が常に作用しており、第2歯
車36のストッパー86の回動は阻止されることなく、
作動アーム18に連動して回動自在である。すなわち、
操作レバー12の動きに作動アーム18は直ちに応動し
てタイマー手段55による遅延機構が機能しない。この
ため、便槽の洗浄状態に即応して排水弁を開閉させるこ
とができ、小便の洗浄に適している。
【0046】図7は、本発明に係わる遅延作動装置の逆
取付による第2実施例の構成を図示したものである。第
1実施例と同一の部材には同一の符号が用いてある。こ
のような鏡像関係を構成する手段として、第1実施例の
遅延駆動装置10の第1動作部材、タイマー手段55お
よび保持部材の固定軸78の位置を180°旋回させて
位置付ける。このとき、第1歯車の突起40の押動面4
3は、押動面42の反対側になり、第2歯車の突起44
の受動面47は受動面46の反対側となるように突起同
士の位置を組替えて、押動面43と受動面47とが当接
するように配置する。
【0047】次に、第2動作部材を鏡像位置に配置し、
第3歯車34と第1歯車30とを噛合させる。このと
き、第3歯車の突起48の押動面51は、押動面50の
反対側になり、第4歯車の突起52の受動面53は受動
面54の反対側となるように突起同士の位置を組替え
て、押動面51と受動面53とを当接させて配置する。
【0048】扇形歯車20が第2歯車36と第4歯車3
8との両方に噛合して、作動範囲が鏡像関係となるよう
に作動アーム18を配置する。ここで、第1歯車の外周
突起68の押動面70と連動歯車64に連設された突起
74の受動面72との当接関係は変わらず、操作軸16
のタイマー手段55に対する回動方向と作用の関係は同
じである。従って、操作レバー12を時計方向に約90
°回動することで、捩りスプリング66が畜勢方向に巻
き込まれてタイマー手段55はセット状態に移行され
る。
【0049】操作レバー12を時計方向に回動すると、
第1歯車30が第3歯車34を反時計方向に回動するの
で、第3歯車の突起48の押動面51に当接して連動す
る受動面53により第4歯車38は回動して扇形歯車2
0により作動アーム18を時計方向に旋回させる。扇形
歯車20の旋回により第2歯車36は反時計方向に回動
されるので、突起44は第1歯車の突起40から離間す
る。すなわち、逆取付構造では、操作レバー12の時計
方向の回動で第2動作部材が作動アーム18に作用す
る。
【0050】このとき、第2歯車36と一体のストッパ
ー87は保持部材77の係止面91より図中左側に移行
している。そこで、操作レバー12を図7に示された初
期位置に復帰させたときに、作動アーム18の自重によ
る下降と捩りスプリング66の復元力により時計回転す
る第2歯車36は一体に設けたストッパー端面89が保
持部材の係止面91に衝接して回動が阻止される。この
ため、作動アーム18は下降の途中で停止してそのまま
保持される。この阻止作用は固定軸78の方向に働くの
で、保持部材77のフック部分は形状を変更し、保持部
材76の外側面92をストッパー端面89に対向する平
面として係止面91を形成する。
【0051】一方、操作レバー12を反時計方向に回動
する時は、第1歯車30は第2動作部材の突起48,5
2を離間方向に移動させ、第1動作部材の突起40,4
4が連動して作動アーム18に作用する。すなわち、逆
取付構造では、操作レバー12の反時計方向の回動で第
1動作部材が作動アーム18に作用し、作動アーム18
は、タイマー手段55に関係なく操作レバー12の回動
に応動する。
【0052】上記したように、逆取付構造においては、
鏡像関係に形成したハウジング23および保持部材77
の形状変更と、第1歯車と第2歯車の歯車の噛合位置を
変更するのみで、逆取付けに対応可能であることが当業
者であれば図面から十分理解されよう。また、相応のス
ペースさえ許容されるならば、共通に使用可能なハウジ
ングが適用できることはいうまでもない。その他、各部
材の動作および機能については第1実施例と同様である
から、説明を省略する。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる遅
延作動装置によれば、操作レバーの回動方向で大小便に
対応した洗浄の使い分けができるので、便器の洗滌操作
に煩わしさを感じることなく確実に行うことができ、衛
生効果とともに節水効果を向上できる。また、操作レバ
ーの回動方向によって作動アームのストロークに差を生
じることがないので、装置の取付は排水口との距離に影
響されることなく対応することができる。
【0054】また、大便洗浄の場合、排水中は作動アー
ムが自動的に一定時間保持されるので、排水口から流出
する水量が安定する。一方、初期の排水弁閉鎖位置へは
急速に復帰するから、排水弁に対する水流の動圧による
影響は少なく、作動アームにかかる負荷が小さくなる。
【0055】さらに、ほとんど同一の機構部品をそのま
ま組み合わせ方を変えるだけで逆取付けの構成が可能と
なるようにしたので、取付位置に対応する機種によって
変化する部品点数が削減され部品ストックや部品管理が
省力化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる遅延作動装置の第1実施例の内
部を示す正面図である。
【図2】図1の2−2線に沿って断面で示した側面図で
ある。
【図3】本発明に係わる遅延作動装置のタイマー手段の
平面図である。
【図4】本発明に係わる遅延作動装置の時計方向に操作
直後の状態を説明する平面図である。
【図5】本発明に係わる遅延作動装置の時計方向に操作
途中の状態を説明する平面図である。
【図6】本発明に係わる遅延作動装置の反時計方向への
操作状態を説明する平面図である。
【図7】本発明に係わる遅延作動装置の逆取付けによる
第2実施例の内部を示す平面図である。
【図8】従来の遅延作動装置による便器洗浄機構の説明
図である。
【図9】従来の別の遅延作動装置による便器洗浄機構の
説明図である。
【符号の説明】
10 遅延作動装置 16 操作軸 18 作動アーム 20 扇形歯車 30 第1歯車 34 第3歯車 36 第2歯車 38 第4歯車 40 突起(第1歯車) 44 突起(第2歯車) 48 突起(第3歯車) 52 突起(第4歯車) 55 タイマー手段 64 連動歯車 68 外周突起 76 保持部材 80 作用片 88 ストッパー端面 90 係止面 94 解除部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 初期位置から一方向(第1方向)と反対
    方向(第2方向)とに回動可能に支持された操作レバー
    と、この操作レバーの回動に連動して作動する作動アー
    ムと、前記操作レバーを前記第1方向へ回動したときに
    連動して前記作動アームを動作させる第1動作部材およ
    び前記操作レバーを前記第2方向に回動したときに連動
    して前記作動アームを動作させる第2動作部材と、前記
    操作レバーを前記第1方向または第2方向のいずれか一
    方向に回動させたときのみ前記作動アームを所定の位置
    に保持する保持部材と、この保持部材による保持時間を
    設定するタイマー手段と、このタイマー手段で設定され
    た保持時間が経過した後に、前記保持部材による前記作
    動アームの保持を解除する解除部材とを備え、前記第1
    動作部材と第2動作部材とにより前記操作レバー操作の
    回動方向に関係なく、前記作動アームを所定の一方向へ
    のみ回動させることを特徴とする遅延作動装置。
  2. 【請求項2】 前記第1動作部材は前記操作レバーの回
    動軸に軸方向に重ね合わせた第1および第2の二つの歯
    車を含み、前記第1歯車は前記操作レバーと一体に回動
    し、第2歯車は前記作動アームの駆動歯車と噛合して、
    前記操作レバーを第1方向に回動させたときのみ第1歯
    車に係合して前記作動アームを前記所定の一方向へ回動
    し、一方前記第2動作部材は、前記第1歯車に噛合する
    第3歯車と、この第3歯車と軸方向に重なり前記作動ア
    ームの駆動歯車と噛合する第4歯車との二つの歯車を含
    み、前記操作レバーを前記第2方向へ回動したときのみ
    互いに係合して、前記作動アームを前記所定の一方向へ
    回動させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の遅延作動装置。
  3. 【請求項3】 前記操作レバーと作動アームの配列が鏡
    像関係にあり、前記操作レバーの操作方向に対する機能
    が同一で、前記作動アームの作動方向が鏡像関係となる
    逆取付構造が同一部材により構成可能であることを特徴
    とする請求項1に記載の遅延作動装置。
JP28603097A 1997-10-02 1997-10-02 遅延作動装置 Pending JPH11107345A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010025243A3 (en) * 2008-08-28 2010-06-10 Jae Auk Sim System and method for flushing a toilet
CN114909408A (zh) * 2022-06-13 2022-08-16 安徽信息工程学院 一种滑动离合器装置

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Effective date: 20040518