JPH11107718A - 回転位相制御装置 - Google Patents
回転位相制御装置Info
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- JPH11107718A JPH11107718A JP9274670A JP27467097A JPH11107718A JP H11107718 A JPH11107718 A JP H11107718A JP 9274670 A JP9274670 A JP 9274670A JP 27467097 A JP27467097 A JP 27467097A JP H11107718 A JPH11107718 A JP H11107718A
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Abstract
てカムシャフトの位相を制御する場合に、遊星歯車機構
及び位相変更用駆動手段を一括に、かつコンパクトにカ
ムシャフトの端部に組み付けることができるとともに、
入,出力部材の絶対回転数の変化に関係なく安定した位
相制御を行なうことができるようにする。 【解決手段】 サンギヤ11、プラネタリキャリヤ12
及びリングギヤ15を備える遊星歯車機構10と、永久
磁石22が配設されたロータ21及びステータコイル2
4が配設されたステータ23を備えるモータ20とが同
心状に配置され、ロータ21及びステータ23がサンギ
ヤ11及びプラネタリキャリヤ12にそれぞれ連結さ
れ、カムプーリ3がキャリヤ13に連結される一方、カ
ムシャフト1がリングギヤ15に連結されている。
Description
タイミングの制御等に用いられる回転位相制御装置に関
するものである。
回転位相を制御する装置は、例えばエンジンのバルブタ
イミングの制御に用いられており、この場合、クランク
シャフトにより伝動手段を介して回転が伝達されるカム
シャフトにより吸気弁や排気弁が開閉作動されるように
なっている動弁機構において、クランクシャフトに連動
するカムプーリ等の入力部材と出力部材であるカムシャ
フトとの間に回転位相制御装置が組み込まれている。
り、比較的コンパクトで制御性等にすぐれたものとして
は、例えば特開平4−232312号公報に示されるよ
うに、カムシャフトとカムプーリとの間に、サンギヤと
プラネットキャリヤに支持されプラネットギヤとリング
ギヤとからなる遊星歯車機構を設け、そのリングギヤに
カムプーリを連設するとともに、プラネットキャリヤに
カムシャフトを連結し、一方、エンジン本体にステップ
モータを設置し、遊星歯車機構のサンギヤを上記ステッ
プモータにウォームギヤ等を介して接続した装置が知ら
れている。
いるときに、カムプーリに対してカムシャフトが遊星歯
車機構の設計に応じた減速比で回転し、遊星歯車機構の
減速比とクランクプーリ、カムプーリ間の減速比とで、
カムシャフトがクランクシャフトに対して1/2の回転
数で同期回転するとともに、上記サンギヤがステップモ
ータにより駆動されるとカムシャフトの位相が変化する
ようになっている。
置によると、カムシャフトの端部に遊星歯車機構を組み
込む一方、エンジン本体側にステップモータを設置し
て、これとサンギヤとをウォームギヤ等を介して接続す
る必要があるため、組付け作業が面倒であるとともに、
カムシャフト配設場所の近傍にステップモータ及びウォ
ームギヤ等の設置スペースが必要となる。
ンギヤはステップモータの非駆動時に停止し、リングギ
ヤ及びプラネットキャリヤはクランクシャフトの回転に
応じて回転して、ステップモータで駆動されるサンギヤ
と出力部材側のプラネットキャリヤの相対速度がエンジ
ン回転数に応じて変化するため、サンギヤを駆動する位
相制御時の駆動トルク等がエンジン回転数(入,出力部
材の回転数)に大きく影響される。
構とその一部の要素に連結される位相変更用駆動手段と
を一括に、かつコンパクトに入,出力部材に組み付ける
ことができるとともに、入,出力部材の絶対回転数の変
化に関係なく安定した位相制御を行なうことができる回
転位相制御装置を提供することを目的とする。
に、本発明は、サンギヤとプラネタリギヤを支持するプ
ラネタリキャリヤとリングギヤとの3要素で構成される
遊星歯車機構を入,出力部材と同心状に配置し、この遊
星歯車機構を介して入力部材と出力部材とを接続し、か
つ、位相変更用駆動手段を遊星歯車機構の一部の要素に
連結した回転位相制御装置において、上記位相変更用駆
動手段は入,出力部材と同心状に配置されて互いに相対
回転する2部材を有し、該2部材のうちの一方を上記サ
ンギヤに連結し、該2部材のうちの他方を上記プラネタ
リキャリヤ、リングギヤのいずれかに連結するととも
に、上記遊星歯車機構の3要素のうちで上記2部材が連
結される要素のいずれかに上記入力部材を連結し、上記
2部材が連結される要素以外の要素に上記出力部材を連
結したものである。
構成する2部材が遊星歯車機構のうちの2つの要素に連
結された状態で、これら遊星歯車機構及び位相変更用駆
動手段が一括に出力部材等に組付けられる。そして、位
相変更時以外は入力部材、遊星歯車機構の各要素、位相
変更用駆動手段の2部材及び出力部材が全て一体的に回
転し、位相変更用駆動手段の2部材が相対回転するよう
に駆動されたときはそれ応じて遊星歯車機構の各要素が
相対回転することにより出力部材の位相が変えられる。
この場合、上記2部材の相対回転が遊星歯車機構で減速
されて出力部材側に伝えられることにより、位相変更に
要する位相変更用駆動手段のトルクが低減される。
段の2部材を上記サンギヤと上記プラネタリキャリヤと
に連結するとともに、上記入力部材を上記キャリアに連
結し、上記出力部材を上記リングギヤに連結しておけ
ば、上記位相変更用駆動手段の駆動により、上記入力部
材及び位相変更用駆動手段の一方の部材に連結されたキ
ャリヤに対して位相変更用駆動手段の他方の部材に連結
されたサンギヤが相対回転したとき、その相対回転が減
速されてリングギヤ及び出力部材に伝えられる。
上記サンギヤと上記リングギヤとに連結し、上記出力部
材を上記プラネタリキャリヤに連結しておけば、上記位
相変更用駆動手段の駆動によりサンギヤとリングギヤと
が相対回転したときに、その相対回転が減速されてキャ
リヤ及び出力部材に伝えられる上記位相変更用駆動手段
として、界磁用のコイルが配列された部材と永久磁石が
配列された部材とを同心状に相対回転可能に設けたモー
タを構成し、駆動時に上記コイルへ通電することにより
上記2部材を相対回転させ、駆動停止時に上記永久磁石
の磁力により上記2部材の相対回転を阻止するための保
持力が与えられるようにすることが好ましい。
力部材に対する出力部材の位相が変更される。また、位
相変更時以外はモータの駆動が停止されることにより、
永久磁石による保持力で入力部材に対する出力部材の位
相が一定に保たれる。
してモータを構成する場合に、上記界磁用のコイルへの
通電状態の変更により、上記2部材を相対回転させるよ
うに回転力を付与するモータ状態と上記コイルに電磁石
としての機能をもたせて上記2部材の相対回転を阻止す
るための保持力を与える保持力付与状態とに切替可能と
なるようにしておき、あるいは、上記界磁用のコイルと
は別に、位相変更用駆動手段の駆動停止時に上記2部材
の相対回転を阻止するための保持力を与える電磁石を設
けておくようにしてもよい。
ときに、永久磁石による保持力に加えて電磁石の機能に
よる保持力も与えられ、永久磁石による保持力を低減す
ることができる。そして、永久磁石による保持力が低減
されれば、モータの駆動による位相変更時に、保持力の
解除に要する電流を小さくすることが可能となる。
両端を短絡可能とするスイッチ手段を設け、位相変更用
駆動手段の駆動停止時に上記スイッチ手段を短絡状態と
することにより上記2部材の相対回転に対して逆トルク
を与えるような誘導起電力が生じるように構成しておい
ても、永久磁石による保持力を低減することができる。
部材を用いてブラシレスDCモータを構成するととも
に、上記入力部材もしくはこれを駆動する部分と上記出
力部材とに回転角センサを設け、この両回転角センサの
出力に基づいて上記ブラシレスDCモータへの通電を制
御するようにしておけば、位相制御に必要入力側及び出
力側の回転角センサを利用して、上記モータの2部材の
相対回転角を調べ、それに応じた界磁用のコイルへの通
電電流の制御を行なうことができる。
て、上記2部材を用いてブラシレスDCモータを構成
し、かつ、上記2部材を1回転未満の範囲で相対回転可
能とするとともに、このブラシレスDCモータにポテン
ショメータを内蔵し、このポテンショメータの出力に基
づいて演算手段により入力部材に対する出力部材の回転
位相が求められるようにしておけば、上記ポテンショメ
ータの出力を、モータ駆動のための制御に用いるだけで
なく、出力部材の位相の制御にも利用し得る。
間に形成された油圧室内の油圧の変化に応じて上記2部
材が相対回転するベーンタイプの油圧式駆動手段を設け
てもよい。この場合、オイルポンプ等から与えれる油圧
が低くて油圧式駆動手段のトルクが比較的小さい運転状
態にあるときでも、遊星歯車機構で減速されることによ
り、出力部材の位相を変更することか可能である。
弁用のカムシャフトとし、入力部材を伝動手段を介して
クランクシャフトに接続し、上記位相変更用駆動手段の
駆動に応じてクランクシャフトに対するカムシャフトの
回転位相が変えられることによりバルブ開閉タイミング
が変えられるようにしたものに有効に適用される。
シャフトとするとともに、上記遊星歯車機構もしくは位
相変更用駆動手段に、入力側に対する出力側の相対回転
可能範囲を所定回転角に規制するストッパー機構を設
け、エンジン運転中における位相変更用駆動手段の停止
時に保持力が不足した場合に上記ストッパー機構により
規制された範囲内で吸気弁が遅角する方向にカムシャフ
トの回転位相が変化するように構成することが好まし
い。
ン運転中における位相変更用駆動手段の停止時に保持力
が不足した場合、一定範囲内で吸気弁開閉タイミングが
リタード側にずれ、吸・排気弁のオーバラップが小さく
なるので、オーバラップが過度に大きくなるよりも燃焼
安定性の確保等に有利となる。
いて説明する。図1は本発明の装置の一実施形態を概略
的に示す。この図に示す例では、エンジンの動弁機構に
組み込まれるバルブタイミング可変装置に適用してお
り、1はエンジン本体(図示せず)に回転自在に支承さ
れたカムシャフトであって、回転に伴って吸気弁2(ま
たは排気弁)を開閉作動するようになっている。カムシ
ャフト1の端部周囲にはカムプーリ3が位置し、カムプ
ーリ3はクランクシャフト4の端部に設けられたクラン
クプーリ5にタイミングベルト6を介して接続されてい
る。この例ではカムシャフト1が出力部材に相当し、カ
ムプーリ3が入力部材に相当する。
構10と位相変更用駆動手段としてのモータ20とが一
括に組付けられ、これらにより回転位相制御装置が構成
されている。
と、複数個のプラネタリギヤ13を支持するプラネタリ
キャリヤ12(以下、略してキャリヤ12と呼ぶ)と、
リングギヤ15との3要素を備え、サンギヤ11、キャ
リヤ12及びリングギヤ15が同心状に互いに回転可能
に配置されている。また、上記モータ20は、相対回転
可能な2部材としてロータ21とステータ22とを備え
ている。
の一方がサンギヤ11、他方がキャリヤ12に連結さ
れ、例えばロータ21がサンギヤ11、ステータ22が
キャリヤ12に接続されている。また、遊星歯車機構1
0の3要素のうちでモータ20の2部材が接続される要
素のいずれか、例えば上記キャリヤ12に、入力部材で
あるカムプーリ3が接続されるとともに、遊星歯車機構
10の3要素のうちでモータ20の2部材が接続される
要素以外の要素であるリングギヤ15に、出力部材であ
るカムシャフト1が接続されている。
2〜図4を参照しつつ具体的に説明する。上記カムシャ
フト1の端部にはねじ付きの軸体8が螺着され、この軸
体8の周囲に遊星歯車機構10及びモータ20を構成す
る部材並びにカムプーリ3が組付けられている。上記リ
ングギヤ15は、比較的大径の円筒状部分15aの内周
にギヤ15bを有するとともに、この円筒状部分15a
に連結壁15cを介して連結された筒軸部分15dを中
心部に有し、この筒軸部分15dが上記軸体8に外嵌さ
れた状態で、上記軸体8及びピン16によりカムシャフ
ト1に固定されている。
1が配置され、その周囲に、キャリヤ12に支持された
3個のプラネタリギヤ13が、サンギヤ11及びリング
ギヤ15に噛合するように配置されている。また、カム
プーリ3は上記キャリヤ12の外周に一体に連設され、
リングギヤ15の周囲に位置している。
たロータ21と、界磁用の3相のステータコイル24を
巻装したステータ23とからなり、ブラシレスDCモー
タとしての構成を備えている。当実施形態では、ロータ
21とステータ23とが径方向内外に対向するように配
置され、これらロータ21及びステータ23に12極の
磁極を構成するように永久磁石22及びステータコイル
24が配設されている。
ギヤ11に一体に連設されており、このロータ21及び
サンギヤ11がベアリング18を介して上記筒軸部分1
5dに回転可能に支持されている。一方、上記ステータ
23はキャリヤ12及びカムプーリ3と一体に形成され
ている。また、上記ロータ21の端面部に突起状のスト
ッパー25が設けられるとともに、上記キャリヤ12の
内周部に所定範囲にわたる円弧上の切欠部26が設けら
れ、この切欠部26に上記ストッパー25が突入してお
り、これら切欠部26及びストッパー25により、ステ
ータ23とロータ21の相対回転可能範囲を規制するこ
とによりカムプーリ3とカムシャフト1との相対回転可
能範囲を所定回転角に規制するストッパー機構が構成さ
れている。
された内カバー、28は図外のエンジン本体に固定され
た外カバー、29は両カバー27,28に設けられたス
リップリングであり、このスリップリング29を介して
ステータコイル24への通電が行われるようになってい
る。
シャフト1の回転位相の制御のため、図1中に示すよう
に、入力側及び出力側の回転角センサとして、クランク
シャフト4の回転角を検出するクランク角センサ31
と、カムシャフト1の回転角を検出するカム角センサ3
2とが設けられている。そして、これらのセンサ31,
32からの回転数検出信号に基づき、コントロールユニ
ット33により上記ステータコイル23への通電の制御
が行われるようになっている。
う場合に、クランク角センサ31及びカム角センサ32
からの信号に基づいてクランク角に対するカム角の位相
変化が調べられるが、さらに、位相変更用駆動手段とし
て上記ブラシレスDCモータ等の同期モータを用いる場
合に、そのモータ20を駆動するためにはステータ23
に対するロータ21の相対回転角を調べてそれに応じた
ステータコイル24への通電の制御を行う必要がある。
そこで当実施形態では、クランク角センサ31及びカム
角センサ32がモータ20を駆動するための制御にも利
用され、つまりクランク角センサ31及びカム角センサ
32からの信号と予め設定されている遊星歯車機構10
の諸元とに基づき、遊星歯車機構10のキャリヤ13と
サンギヤ11との相対回転角、つまりモータ20のステ
ータ23とロータ21との相対回転角が求められ、それ
に応じてステータコイル24への通電の制御の制御が行
われるようになっている。
位相変更時以外は後に詳述するようにカムプーリ3と遊
星歯車機構10及びモータ20を構成する各部材とカム
シャフト1とが一体的に回転することにより、カムプー
リ3の回転がそのままカムシャフト1に伝達される。
めにカムシャフト1の位相が変更されるときには、ステ
ータコイル24への通電により、バルブタイミング変更
分に見合うだけロータ21がステータ23に対して相対
回転するようにモータ20が駆動される。これに伴い、
カムプーリ3及びステータ23と一体のキャリア12に
対してサンギヤ11が相対回転し、それに応じてリング
ギヤ15が相対回転することにより、リングギヤ15と
連結されているカムシャフト1の回転位相が変化する。
モータ20の2部材がバルブタイミング変更時以外は一
体回転し、バルブタイミング変更時のみその変更量に応
じて相対回転するため、エンジン回転数の変化に関係な
く安定した位相制御が行われる。
21の相対回転、つまりキャリア12に対するサンギヤ
11の相対回転が、リングギヤ15及びカムシャフト1
に減速して伝えられ、位相変更に要するモータトルクを
低減することができる。
説明しておく。遊星歯車機構のサンギヤ及びリングギヤ
の歯数及び各要素の回転数の関係は次式のようになる。
駆動、残る1つを被駆動とし、駆動側の要素の回転数を
Ni、被駆動側の要素の回転数をNoとすれば、固定さ
れる要素の回転数は0であるので、上記式から変速比
(Ni/No)が求められる。固定、駆動、被駆動の関
係を種々変えた場合につき、変速比を調べると、次の表
のようになる。
変化との関係を調べる場合には、遊星歯車機構10の3
要素の中で、入力部材(カムプーリ3)に連結される要
素を固定とみなし、それ以外でモータ20の2部材の一
方が連結される要素を駆動側、出力部材(カムシャフト
1)が連結される部材を被駆動側と考えればよい。当実
施形態の装置では、キャリヤ12が固定、サンギヤ11
が駆動側、リングギヤ15が被駆動側と考えればよく、
この場合、上記表中のNo5のパターンとなり、変速比の
絶対値は1/γとなる。従って、被駆動側のカムシャフ
ト1の位相変化はモータ20による駆動側の回転に対し
て減速され、その減速度合に応じ、カムシャフト1を位
相変化させるために必要なモータトルクが軽減される。
そして、このモータトルクの軽減により、消費電力を少
なくすることができる。
ときには、上記モータ20の駆動が停止されることによ
り、上記ロータ21に設けられている永久磁石22によ
る保持力で、ステータ23に対するロータ21の相対回
転が阻止されることにより、カムプーリ3に対するカム
シャフト1の相対回転が阻止される。
23とロータ21との間にはカムシャフト1側からの駆
動反力によるカム駆動トルクTdが作用し、このカム駆
動トルクTdはエンジンの中速域では比較的低いが、低
回転域では、動弁系の潤滑条件が変るとともにバルブス
プリングからのスプリング反力が大きく作用する(回転
数が上昇すると回転慣性でスプリング反力が軽減され
る)等の理由により、カム駆動トルクTdが増大する。
これに対し、上記永久磁石22の磁力による保持トルク
Thを予め全運転域で上記駆動トルクTdを上回るよう
に比較的大きく設定しておくと、位相変更時以外はモー
タ20に通電を停止しさえすれば、カムシャフト1の位
相は一定に保たれる。従って、制御が簡単になるととも
に、位相変更の頻度が少ない場合に消費電力が少なくな
る。
持トルクThを比較的大きく設定しておくと、ステータ
コイル24に電流を流してモータ20を駆動する位相変
更時に、保持トルク解除のために必要な電流値が比較的
大きくなる。
による保持トルクTh1を比較的小さくし、その保持トル
クh1と比べて駆動トルクTdが大きくなる領域では、ス
テータコイル24に電磁石としての保持トルクTh2を生
じさせるように通電してもよい。
うな場合に、モータ駆動時にはステータ23に対するロ
ータ21の回転角に応じて磁界を変化させるようにステ
ータコイル24への通電電流を制御するが、永久磁石2
2に対応する電磁石として機能するようにステータコイ
ル24へ一定の電流を流すようにすれば停止状態を保つ
ための保持トルクTh2を得ることもできる。従って、カ
ム駆動トルクTdが大きくなる低速域等では永久磁石2
2による保持トルクTh1に加えてステータコイル24を
利用した電磁石としての保持トルクTh2を与えることに
より駆動トルクTdを上回るようにしつつ、永久磁石2
2による保持トルクTh1を比較的小さくすることがで
き、これによって位相変更時に保持トルク解除のための
電流値を小さくすることができる。
トッパー25からなるストッパー機構により、入力側に
対する出力側の相対回転可能範囲を所定回転角に規制す
るようにしており、このようにすれば、故障時等にバル
ブタイミングが過度にずれてしまうことが避けられる。
とくに、吸気弁2に対する動弁機構に適用した場合に、
有効にフェイルセーフ機能が得られる。つまり、例えば
上記のように電磁石としての保持トルクTh2を与えるよ
うにする場合において、故障等で保持トルクが不足する
と、駆動抵抗により、吸気弁2の開閉タイミングがリタ
ードする方向にカムシャフト1の位相がずれるが、これ
によって吸・排気弁のオーバラップは小さくなるので、
オーバラップが過度に大きくなる場合のように燃焼性が
著しく悪化するようなことはなく、失火等を招かない程
度の燃焼性は確保される。
動手段等の構造は上記実施形態に限定されず、種々変更
可能である。以下、他の実施形態について説明する。
としては、上記ブラシレスDCモータのほかにステップ
モータ等を用いることもでき、2部材の相対回転角を制
御し得るものであればよい。
よる保持トルクに加えて補助的に保持トルクを与える手
段としては、ステータコイルとは別個に電磁石をステー
タまたはロータに設けておいてもよい。
モータ等を用いる場合に、図7に示すように、ステータ
コイル23´に対する電気回路に、電流供給用のトラン
ジスタ35に加えて、コイル23´を短絡するトランジ
スタ(スイッチ手段)36を設けておき、モータの回転
駆動時(位相変更時)にはトランジスタ35を介して2
点鎖線矢印のようにコイル23´へ電流を供給する一
方、モータの回転停止時にはトランジスタ35をオフと
するとともにトランジスタ36をオンとすることによ
り、ステータに対するロータの相対回転に応じて実線矢
印のような誘導起電力が生じることで逆トルク(保持ト
ルク)が得られるようにすることもできる。
ステータ23が円筒状に形成されて径方向内外に対向す
る円筒タイプとなっているが、図8〜図10のような平
板タイプとしてもよい。すなわち、これらの図に示す実
施形態では、モータ120のロータ121及びステータ
123が円盤状とされ、これらが軸方向に対向するよう
に配置されるとともに、これらの相対向する面に永久磁
石122とステータコイル124とがそれぞれ配設され
ている。
とモータ120とが同心状に一括に組付けられ、サンギ
ヤ11とロータ121とが一体に連設され、キャリヤ1
2とステータ123及びカムプーリ3が一体に連設さ
れ、リングギヤ15とカムシャフト1が固着連結されて
いる点は前記の図2〜図4に示す実施形態と同様であ
る。また、ロータ121の側面にストッパー125が設
けられるとともに、これに対応するキャリヤ12の側面
に上記ストッパー125が突入する溝126が所定範囲
にわたる円弧状に形成され、これらにより、入力側に対
する出力側の相対回転可能範囲を規制するストッパー機
構が構成されている。
示す実施形態と同様の作用が得られる。
31及びカム角センサ32を用い、これらのセンサ3
1,32からの回転数検出信号に基づき、カムシャフト
1の回転位相の制御とブラシレスDCモータの駆動のた
めの制御とが行われるようになっているが、図11,図
12に示すように、モータ120の内部にポテンショメ
ータ131を内蔵し、このポテンショメータ131の出
力に基づいてモータ駆動のための制御とカムシャフト1
の位相の制御とを行なうようにすることもできる。
は、例えばロータ121の側面に設けられた接点部分1
32と、ステータ123と一体のキャリヤ12に設けら
れて上記接点部分132に接触する検出子133とで構
成され、ステータ123に対するロータ121の相対回
転角を検出するようになっており、その出力に基づいて
モータ駆動のための通電制御が行なわれる。さらに、位
相変更用駆動手段としてのモータ120の駆動量は1回
転より小さいため、ポテンショメータ131の出力と遊
星歯車機構10の変速比(前記の表1参照)とから、カ
ムプーリ3に対するカムシャフト1の位相変化を演算す
ることができる。
相制御装置の構成を概略的に示し、図14はその具体的
構造を示している。これらの図に示す実施形態でも、カ
ムシャフト1の端部に遊星歯車機構210とモータ22
0とが同心状に一括に組付けられ、遊星歯車機構210
がサンギヤ211と、プラネタリギヤ213を支持する
キャリヤ212と、リングギヤ215とにより構成さ
れ、モータ220が永久磁石222を有するロータ22
1とステータコイル224を有するステータ223とで
構成されている点は前記の図2〜図4に示す実施形態と
同様である。
としては、モータ220の2部材がサンギヤ211及び
リングギヤ215に連結され、かつ、カムプーリ3がリ
ングギヤ215に連結される一方、カムシャフト1がキ
ャリヤ212に連結されている。
部分212aが一体に形成され、この筒軸部分212a
が軸体8に外嵌された状態で、キャリヤ212が軸体8
及びピン216によりカムシャフト1に固着される一
方、カムプーリ3とリングギヤ215とステータ223
とが一体に形成され、カムシャフト1にベアリング21
7を介して回転可能に支持されている。また、サンギヤ
211及びこれと一体のロータ221が、ベアリング2
18を介して上記筒軸部分212aに回転可能に支持さ
れている。
作用が得られるが、特に前記の表1を参照してモータ2
20の駆動と位相変化との関係を考察すると、当実施形
態ではサンギヤが駆動、リングギヤが固定、キャリヤが
被駆動と考えればよいので、上記表中のNo1のパターン
となり、変速比は[1+1/γ]となる。従って、前記
の実施形態と比べてもより一層減速度合が高められ、カ
ムシャフト1を位相変化させるために必要なモータトル
クが軽減される。
グギヤに連結するとともに、カムシャフト(出力部材)
をキャリヤに連結する場合に、カムプーリ(入力部材)
をサンギヤに連結してもよく、このようにすると、モー
タの駆動と位相変化との関係としては上記表中のNo2の
パターンとなり、変速比は[1+γ]となる。
実施形態を示し、この実施形態では、ベーンタイプの油
圧モータ(油圧式駆動手段)320により位相変更用駆
動手段を構成している。
ータに相当するケーシング323と、このケーシング3
23内に回転可能に配置されたロータ321とを有し、
上記ケーシング323内周部の複数箇所にはロータ32
1に摺接する突壁324が設けられ、ロータ321には
各突壁324間に位置するベーン322が配設されてお
り、各突壁324間におけるベーン322の両側に油圧
室325,326が形成されている。
を介してオイルポンプ330に接続され、各油圧室32
5,326に対する作動油の給排が制御弁331によっ
てコントロールされるようになっており、油圧室32
5,326の一方に作動油が供給されるとともに他方か
ら作動油が排出されることによりロータ321がケーシ
ング323に対して相対回転する。そして、この油圧モ
ータ320を用いる場合でも、この油圧モータ320と
前記各実施形態の中に示すような遊星歯車機構(図15
では図示省略)とが組み合わされ、油圧モータ320の
駆動に応じて出力部材の回転位相が変更される。
30はエンジンで駆動されるため低回転時等に油圧モー
タ320のトルクが小さくなるが、遊星歯車機構と組み
合わされて、遊星歯車機構で減速されることにより、有
効に位相変更を行なうことができる。
2部材を有する位相変更用駆動手段とを同心状に配置
し、該2部材のうちの一方をサンギヤに連結し、他方を
プラネタリキャリヤ、リングギヤのいずれかに連結する
とともに、上記遊星歯車機構の3要素のうちで上記2部
材が連結される要素のいずれかに入力部材を連結し、上
記2部材が連結される要素以外の要素に出力部材を連結
しているため、上記遊星歯車機構及び位相変更用駆動手
段を一括に出力部材等に組付けることができ、組付け作
業が簡単になる。しかも、位相変更時以外は入力部材、
遊星歯車機構の各要素、位相変更用駆動手段の2部材及
び出力部材が全て一体的に回転し、位相変更用駆動手段
の2部材が相対回転するように駆動されたときはそれ応
じて遊星歯車機構の各要素が相対回転することにより出
力部材の位相が変えられるので、入,出力部材の回転数
の変化に大きく影響されることなく安定した制御を行な
うことができる。
段の2部材をサンギヤとプラネタリキャリヤとに連結す
るとともに、入力部材をキャリアに連結し、出力部材を
リングギヤに連結しておくか、あるいは、位相変更用駆
動手段の2部材をサンギヤとリングギヤとに連結し、そ
のいずれかに入力部材を連結するとともに、出力部材を
上記プラネタリキャリヤに連結しておけば、位相変更用
駆動手段の駆動によりその2部材が相対回転したとき
に、その相対回転が減速されて出力部材側に伝えられる
ため、位相変更に必要な位相変更用駆動手段の駆動トル
クを小さくすることができる。
概略的である。
図である。
装置の正面図である。
示す図である。
を示す図である。
である。
す断面図である。
る。
る。
させた構造を示す断面図である。
る。
的である。
造を示す断面図である。
段の別の実施形態を示す断面図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 サンギヤとプラネタリギヤを支持するプ
ラネタリキャリヤとリングギヤとの3要素で構成される
遊星歯車機構を入,出力部材と同心状に配置し、この遊
星歯車機構を介して入力部材と出力部材とを接続し、か
つ、位相変更用駆動手段を遊星歯車機構の一部の要素に
連結した回転位相制御装置において、上記位相変更用駆
動手段は入,出力部材と同心状に配置されて互いに相対
回転する2部材を有し、該2部材のうちの一方を上記サ
ンギヤに連結し、該2部材のうちの他方を上記プラネタ
リキャリヤ、リングギヤのいずれかに連結するととも
に、上記遊星歯車機構の3要素のうちで上記2部材が連
結される要素のいずれかに上記入力部材を連結し、上記
2部材が連結される要素以外の要素に上記出力部材を連
結したことを特徴とする回転位相制御装置。 - 【請求項2】 上記位相変更用駆動手段の2部材を上記
サンギヤと上記プラネタリキャリヤとに連結するととも
に、上記入力部材を上記キャリアに連結し、上記出力部
材を上記リングギヤに連結したことを特徴とする請求項
1記載の回転位相制御装置。 - 【請求項3】 上記位相変更用駆動手段の2部材を上記
サンギヤと上記リングギヤとに連結し、上記出力部材を
上記プラネタリキャリヤに連結したことを特徴とする請
求項1記載の回転位相制御装置。 - 【請求項4】 上記位相変更用駆動手段として、界磁用
のコイルが配列された部材と永久磁石が配列された部材
とを同心状に相対回転可能に設けたモータを構成し、駆
動時に上記コイルへ通電することにより上記2部材を相
対回転させ、駆動停止時に上記永久磁石の磁力により上
記2部材の相対回転を阻止するための保持力が与えられ
るようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
かに記載の回転位相制御装置。 - 【請求項5】 上記界磁用のコイルへの通電状態の変更
により、上記2部材を相対回転させるように回転力を付
与するモータ状態と上記コイルに電磁石としての機能を
もたせて上記2部材の相対回転を阻止するための保持力
を与える保持力付与状態とに切替可能となるように位相
変更用駆動手段を構成したことを特徴とする請求項4記
載の回転位相制御装置。 - 【請求項6】 上記界磁用のコイルとは別に、位相変更
用駆動手段の駆動停止時に上記2部材の相対回転を阻止
するための保持力を与える電磁石を設けたことを特徴と
する請求項4記載の回転位相制御装置。 - 【請求項7】 界磁用のコイルに対する通電回路にコイ
ル両端を短絡可能とするスイッチ手段を設け、位相変更
用駆動手段の駆動停止時に上記スイッチ手段を短絡状態
とすることにより上記2部材の相対回転に対して逆トル
クを与えるような誘導起電力が生じるように構成したこ
とを特徴とする請求項4記載の回転位相制御装置。 - 【請求項8】 位相変更用駆動手段として、上記2部材
を用いてブラシレスDCモータを構成するとともに、上
記入力部材もしくはこれを駆動する部分と上記出力部材
とに回転角センサを設け、この両回転角センサの出力に
基づいて上記ブラシレスDCモータへの通電を制御する
ことを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の回転
位相制御装置。 - 【請求項9】 位相変更用駆動手段として、上記2部材
を用いてブラシレスDCモータを構成し、かつ、上記2
部材を1回転未満の範囲で相対回転可能とするととも
に、このブラシレスDCモータにポテンショメータを内
蔵し、このポテンショメータの出力に基づいて演算手段
により入力部材に対する出力部材の回転位相が求められ
るようにしたことを特徴とする請求項4〜7のいずれか
に記載の回転位相制御装置。 - 【請求項10】 上記位相変更用駆動手段として、2部
材の間に形成された油圧室内の油圧の変化に応じて上記
2部材が相対回転するベーンタイプの油圧式駆動手段を
設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
載の回転位相制御装置。 - 【請求項11】 出力部材をエンジンの動弁用のカムシ
ャフトとし、入力部材を伝動手段を介してクランクシャ
フトに接続し、上記位相変更用駆動手段の駆動に応じて
クランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相が変
えられることによりバルブ開閉タイミングが変えられる
ようにしたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか
に記載の回転位相制御装置。 - 【請求項12】 出力部材を吸気弁駆動用のカムシャフ
トとするとともに、上記遊星歯車機構もしくは位相変更
用駆動手段に、入力側に対する出力側の相対回転可能範
囲を所定回転角に規制するストッパー機構を設け、エン
ジン運転中における位相変更用駆動手段の停止時に保持
力が不足した場合に上記ストッパー機構により規制され
た範囲内で吸気弁が遅角する方向にカムシャフトの回転
位相が変化するように構成したことを特徴とする請求項
11記載の回転位相制御装置。
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