JPH1110826A - 版下作製方法及び版下用記録シート - Google Patents
版下作製方法及び版下用記録シートInfo
- Publication number
- JPH1110826A JPH1110826A JP16452397A JP16452397A JPH1110826A JP H1110826 A JPH1110826 A JP H1110826A JP 16452397 A JP16452397 A JP 16452397A JP 16452397 A JP16452397 A JP 16452397A JP H1110826 A JPH1110826 A JP H1110826A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- porous layer
- recording sheet
- binder
- boehmite
- pseudo
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】色濃度が高く画像が鮮明な印画物が得られる版
下作製用の記録シートを提供する。 【解決手段】基材上に顔料とバインダとを含む多孔質層
を有する記録シートに、インクジェット式印画装置を用
いて印刷情報を記録した記録物を用いて版下を作製する
版下作製方法。
下作製用の記録シートを提供する。 【解決手段】基材上に顔料とバインダとを含む多孔質層
を有する記録シートに、インクジェット式印画装置を用
いて印刷情報を記録した記録物を用いて版下を作製する
版下作製方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷分野の版下の
作製方法及び版下を作製するための記録シートに関す
る。
作製方法及び版下を作製するための記録シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、オフセット印刷等の印刷分野で
は、製版工程において原稿のゲラと図版を台紙に貼り込
んで版下を作製してきた。この際、イラスト等の図版は
様々な手法で描画されるので、充分な色濃度を確保する
ために図版をまず製版用カメラで撮影し、製版用印画紙
に焼き付けてから台紙に貼り込み版下としていた。そし
て、版下から製版用フィルムを作製し、さらに印刷版を
作製していた。
は、製版工程において原稿のゲラと図版を台紙に貼り込
んで版下を作製してきた。この際、イラスト等の図版は
様々な手法で描画されるので、充分な色濃度を確保する
ために図版をまず製版用カメラで撮影し、製版用印画紙
に焼き付けてから台紙に貼り込み版下としていた。そし
て、版下から製版用フィルムを作製し、さらに印刷版を
作製していた。
【0003】近年、コンピュータの発達と普及により、
原稿、図版ともデジタル処理して作製されるようにな
り、これに対応して大手印刷所では製版工程もデジタル
化し、イメージセッタで直接製版用のフィルムを作製す
るシステムが普及しつつある。これにともなって従来の
製版用印画紙の需要が減少したため、印画紙の製造が一
部中止されるようになり、印画紙の入手が困難になって
きた。
原稿、図版ともデジタル処理して作製されるようにな
り、これに対応して大手印刷所では製版工程もデジタル
化し、イメージセッタで直接製版用のフィルムを作製す
るシステムが普及しつつある。これにともなって従来の
製版用印画紙の需要が減少したため、印画紙の製造が一
部中止されるようになり、印画紙の入手が困難になって
きた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、デジタルシ
ステム導入の初期投資の問題から、多くの中小印刷所で
は依然として従来の製版システムを継続使用している。
こうした事業所では製版用印画紙の供給の問題から、製
版用印画紙にかわって従来の製版システムの使用が可能
であり、かつ写真にかわる安価で高品質の印画システム
の要求が高まっている。
ステム導入の初期投資の問題から、多くの中小印刷所で
は依然として従来の製版システムを継続使用している。
こうした事業所では製版用印画紙の供給の問題から、製
版用印画紙にかわって従来の製版システムの使用が可能
であり、かつ写真にかわる安価で高品質の印画システム
の要求が高まっている。
【0005】そこで本発明は、製版用印画紙を用いた従
来システムにかわる版下作製方法と、そのために使用す
るインクの吸収性が良好でかつ色濃度が高く鮮明な画像
の印画物が得られる版下用記録シートを提供することを
目的とする。
来システムにかわる版下作製方法と、そのために使用す
るインクの吸収性が良好でかつ色濃度が高く鮮明な画像
の印画物が得られる版下用記録シートを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材上に顔料
とバインダとを含む多孔質層を有する記録シートに、イ
ンクジェット式印画装置を用いて印刷情報を記録し、得
られた記録物を用いて版下を作製することを特徴とする
版下作製方法及び前記版下用記録シートを提供する。
とバインダとを含む多孔質層を有する記録シートに、イ
ンクジェット式印画装置を用いて印刷情報を記録し、得
られた記録物を用いて版下を作製することを特徴とする
版下作製方法及び前記版下用記録シートを提供する。
【0007】印画物の色濃度を高めるには、インク受容
層の透明性は高いほど好ましい。多孔質層の透明性の指
標となるヘイズ値は20%以下であるのが好ましく、1
0%以下であるとより好ましい。ここで、多孔質層のヘ
イズ値とは、透明なポリエチレンテレフタレート(以
下、PETという)フィルム上に厚さ20μmの多孔質
層を形成し、ヘイズメータにより測定した値から、基材
の透明フィルム自体のヘイズ値を差し引いた値をいう。
層の透明性は高いほど好ましい。多孔質層の透明性の指
標となるヘイズ値は20%以下であるのが好ましく、1
0%以下であるとより好ましい。ここで、多孔質層のヘ
イズ値とは、透明なポリエチレンテレフタレート(以
下、PETという)フィルム上に厚さ20μmの多孔質
層を形成し、ヘイズメータにより測定した値から、基材
の透明フィルム自体のヘイズ値を差し引いた値をいう。
【0008】本発明の版下用の記録シートにインクジェ
ット記録方式により記録された印画物の色濃度は、1.
3以上であることが好ましい。1.3未満であると、版
下から印刷版を作製した場合に鮮明な印刷物が得られな
いので好ましくない。
ット記録方式により記録された印画物の色濃度は、1.
3以上であることが好ましい。1.3未満であると、版
下から印刷版を作製した場合に鮮明な印刷物が得られな
いので好ましくない。
【0009】本発明の版下用の記録シートは、例えばそ
のまま又は適宜切り抜いて台紙に貼りつけることにより
版下を作製した後、製版用カメラを用いてこれを撮影し
製版用フィルムとされる。したがって、記録シートの光
沢度が高いと記録シートに記録された印画物の画像が良
好であっても、撮影用の光源が写りこみやすく製版用フ
ィルムの画像が不鮮明になるおそれがあるので好ましく
ない。例えばJISZ8741に規定される60度鏡面
光沢度が10%以下であると好ましく、5%以下である
とさらに好ましい。
のまま又は適宜切り抜いて台紙に貼りつけることにより
版下を作製した後、製版用カメラを用いてこれを撮影し
製版用フィルムとされる。したがって、記録シートの光
沢度が高いと記録シートに記録された印画物の画像が良
好であっても、撮影用の光源が写りこみやすく製版用フ
ィルムの画像が不鮮明になるおそれがあるので好ましく
ない。例えばJISZ8741に規定される60度鏡面
光沢度が10%以下であると好ましく、5%以下である
とさらに好ましい。
【0010】本発明における顔料としては、有機顔料、
無機顔料いずれも使用できる。無機顔料としては、シリ
カ、アルミナ等様々な無機化合物が使用できるが、色濃
度が高くできる点で、アルミナ水和物、特にはベーマイ
ト構造を有するアルミナ水和物結晶(組成式AlOOH
・xH2 O:0<x≦2)、すなわち擬ベーマイトが好
ましく、特にはそのコロイド状凝集体が好ましい。記録
シートにおいて、ベーマイト結晶は、シート面に対して
b軸が垂直に配向していると、高い吸収性と透明性が付
与されるのでさらに好ましい。
無機顔料いずれも使用できる。無機顔料としては、シリ
カ、アルミナ等様々な無機化合物が使用できるが、色濃
度が高くできる点で、アルミナ水和物、特にはベーマイ
ト構造を有するアルミナ水和物結晶(組成式AlOOH
・xH2 O:0<x≦2)、すなわち擬ベーマイトが好
ましく、特にはそのコロイド状凝集体が好ましい。記録
シートにおいて、ベーマイト結晶は、シート面に対して
b軸が垂直に配向していると、高い吸収性と透明性が付
与されるのでさらに好ましい。
【0011】多孔質層が擬ベーマイトを含む場合、その
細孔構造が実質的に半径が1〜30nmの細孔からなる
ことが好ましい。さらに、細孔容積が0.3〜2.0c
c/gである場合は充分な吸収性を有し、かつ多孔質層
の透明性も高いので好ましい。より好ましくは0.4〜
1.5cc/gである。このような細孔構造を有する多
孔質層を得るには、例えば擬ベーマイトゾルとバインダ
との混合液を塗工液として基材上に塗布し、乾燥して得
ることが好ましい。なお、本明細書における細孔径分布
の測定は、窒素吸脱着法による。
細孔構造が実質的に半径が1〜30nmの細孔からなる
ことが好ましい。さらに、細孔容積が0.3〜2.0c
c/gである場合は充分な吸収性を有し、かつ多孔質層
の透明性も高いので好ましい。より好ましくは0.4〜
1.5cc/gである。このような細孔構造を有する多
孔質層を得るには、例えば擬ベーマイトゾルとバインダ
との混合液を塗工液として基材上に塗布し、乾燥して得
ることが好ましい。なお、本明細書における細孔径分布
の測定は、窒素吸脱着法による。
【0012】基材上に多孔質層を設ける手段は、例え
ば、擬ベーマイトゾルにバインダを加えてスラリ状と
し、ロールコータ、エアナイフコータ、ブレードコー
タ、ロッドコータ、バーコータ、コンマコータなどを用
いて基材上に塗布し、乾燥する方法を採用できる。
ば、擬ベーマイトゾルにバインダを加えてスラリ状と
し、ロールコータ、エアナイフコータ、ブレードコー
タ、ロッドコータ、バーコータ、コンマコータなどを用
いて基材上に塗布し、乾燥する方法を採用できる。
【0013】本発明におけるバインダとしては、好まし
くは有機バインダが使用される。その例としてはデンプ
ンやその変性物、ポリビニルアルコール(以下、PVA
という)及びその変性物、スチレン−ブタジエン共重合
ゴム(SBR)ラテックス、アクリロニトリル−ブタジ
エン共重合ゴム(NBR)ラテックス、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニ
ルピロリドン等が使用できる。
くは有機バインダが使用される。その例としてはデンプ
ンやその変性物、ポリビニルアルコール(以下、PVA
という)及びその変性物、スチレン−ブタジエン共重合
ゴム(SBR)ラテックス、アクリロニトリル−ブタジ
エン共重合ゴム(NBR)ラテックス、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニ
ルピロリドン等が使用できる。
【0014】バインダの使用量は、塗工液中に含有され
る顔料の3〜50重量%程度を採用するのが好ましい。
バインダの使用量が3重量%未満の場合は、多孔質層の
強度が不充分になるおそれがあり、逆に50重量%を超
える場合は、インクの吸収性が損なわれるおそれがある
のでそれぞれ好ましくない。
る顔料の3〜50重量%程度を採用するのが好ましい。
バインダの使用量が3重量%未満の場合は、多孔質層の
強度が不充分になるおそれがあり、逆に50重量%を超
える場合は、インクの吸収性が損なわれるおそれがある
のでそれぞれ好ましくない。
【0015】上記の多孔質層には、インクの吸収性の向
上や表面光沢性の制御を目的として、複数の顔料を併用
することもできる。例えば、擬ベーマイトを使用する場
合、シリカゲル、アルミナゲル等が好適に併用される。
また、染料の定着性や耐光性の向上、記録シートの色味
の制御のために、カチオン樹脂や酸化防止剤、蛍光増白
剤等の種々の添加剤も添加できる。
上や表面光沢性の制御を目的として、複数の顔料を併用
することもできる。例えば、擬ベーマイトを使用する場
合、シリカゲル、アルミナゲル等が好適に併用される。
また、染料の定着性や耐光性の向上、記録シートの色味
の制御のために、カチオン樹脂や酸化防止剤、蛍光増白
剤等の種々の添加剤も添加できる。
【0016】本発明において、基材としては特に限定さ
れず、種々のものが使用できる。具体的には、パルプを
原料とする紙、合成紙、及びPETやポリエステルジア
セテート等のポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系
樹脂、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体等の
フッ素系樹脂等の種々のプラスチックシート類をいずれ
も好ましく使用できる。版下を作製するために台紙への
貼り付け等を行ううえでの取り扱いやすさを考慮する
と、紙類を使用することが好ましい。また、基材と多孔
質層の接着強度を向上させる目的で、多孔質層を形成す
る前に基材にコロナ放電処理やアンダーコート等を行う
こともできる。
れず、種々のものが使用できる。具体的には、パルプを
原料とする紙、合成紙、及びPETやポリエステルジア
セテート等のポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系
樹脂、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体等の
フッ素系樹脂等の種々のプラスチックシート類をいずれ
も好ましく使用できる。版下を作製するために台紙への
貼り付け等を行ううえでの取り扱いやすさを考慮する
と、紙類を使用することが好ましい。また、基材と多孔
質層の接着強度を向上させる目的で、多孔質層を形成す
る前に基材にコロナ放電処理やアンダーコート等を行う
こともできる。
【0017】本発明において、多孔質層を擬ベーマイト
とバインダとを含む層から形成する場合、該多孔質層の
上にシリカゲル層を設けると、表面の耐擦傷性が向上す
るので好ましい。シリカゲル層は、シリカゾルにバイン
ダを加えて塗布することにより得られる塗工層が好まし
い。シリカゾルとしては、平均粒子径が10〜90nm
でありかつ固形分濃度が1〜20重量%であるものを使
用すると、耐擦傷性向上の効果が高く好ましい。
とバインダとを含む層から形成する場合、該多孔質層の
上にシリカゲル層を設けると、表面の耐擦傷性が向上す
るので好ましい。シリカゲル層は、シリカゾルにバイン
ダを加えて塗布することにより得られる塗工層が好まし
い。シリカゾルとしては、平均粒子径が10〜90nm
でありかつ固形分濃度が1〜20重量%であるものを使
用すると、耐擦傷性向上の効果が高く好ましい。
【0018】シリカゾルに加えるバインダとしては、多
孔質層の形成に使用するものと同様のバインダが使用で
きるが、特にケイ素含有ポリマーを使用するのが好まし
い。バインダの使用量は、シリカゾルの固形分(SiO
2 換算)に対して、1〜30重量%が好ましい。バイン
ダの使用量が1重量%未満の場合は、シリカゲル層の機
械的強度が不足し、擬ベーマイト層の保護効果が不充分
になるおそれがあるので好ましくない。バインダの使用
量が30重量%を超える場合は、インクの吸収性が不足
して、ビーディング等を起こすおそれがあるので好まし
くない。
孔質層の形成に使用するものと同様のバインダが使用で
きるが、特にケイ素含有ポリマーを使用するのが好まし
い。バインダの使用量は、シリカゾルの固形分(SiO
2 換算)に対して、1〜30重量%が好ましい。バイン
ダの使用量が1重量%未満の場合は、シリカゲル層の機
械的強度が不足し、擬ベーマイト層の保護効果が不充分
になるおそれがあるので好ましくない。バインダの使用
量が30重量%を超える場合は、インクの吸収性が不足
して、ビーディング等を起こすおそれがあるので好まし
くない。
【0019】上記の塗工液を、擬ベーマイトの多孔質層
の上に塗布し、乾燥することにより、シリカゲル層を形
成できる。このシリカゲル層の厚さは、0.1〜30μ
m程度が好ましい。シリカゲル層の厚さが0.1μm未
満の場合は、擬ベーマイト質の多孔質層の保護効果が充
分に発現せず、耐擦傷性が不足するおそれがあるので好
ましくない。シリカゲル層の厚さが30μmを超える場
合は、塗工層の透明性が損なわれるので好ましくない。
0.2〜2μmであるとさらに好ましい。
の上に塗布し、乾燥することにより、シリカゲル層を形
成できる。このシリカゲル層の厚さは、0.1〜30μ
m程度が好ましい。シリカゲル層の厚さが0.1μm未
満の場合は、擬ベーマイト質の多孔質層の保護効果が充
分に発現せず、耐擦傷性が不足するおそれがあるので好
ましくない。シリカゲル層の厚さが30μmを超える場
合は、塗工層の透明性が損なわれるので好ましくない。
0.2〜2μmであるとさらに好ましい。
【0020】本発明では、上記のようにして得られた記
録シートへの図版の印画は、色濃度が高く鮮明な画像を
得るためにインクジェット式印画装置を用いる。色材と
しては、染料を含有するインクを用いることが好まし
い。インクの溶媒としては、水を主溶媒とするものも油
性溶媒も、いずれも好適に使用できる。そして、記録シ
ートに印画された記録物を原稿として、例えば台紙に貼
りつける等の操作を行い、版下とされる。
録シートへの図版の印画は、色濃度が高く鮮明な画像を
得るためにインクジェット式印画装置を用いる。色材と
しては、染料を含有するインクを用いることが好まし
い。インクの溶媒としては、水を主溶媒とするものも油
性溶媒も、いずれも好適に使用できる。そして、記録シ
ートに印画された記録物を原稿として、例えば台紙に貼
りつける等の操作を行い、版下とされる。
【0021】
【実施例】以下に、本発明の実施例(例1、2、3)及
び比較例(例4)により、本発明を具体的に説明する
が、本発明はこれらに限定されない。
び比較例(例4)により、本発明を具体的に説明する
が、本発明はこれらに限定されない。
【0022】[例1]アルミニウムイソプロポキシドを
加水分解し、解膠して得られた擬ベーマイトゾルとPV
A(ケン化度99.8%、重合度2000)を固形分重
量比で100:12になるように混合し、固形分濃度が
15重量%である塗工液を調製した。この塗工液を乾燥
後の塗工厚さが20μmになるように、バーコータを用
いて坪量100g/m2 の上質紙に塗布し、乾燥して擬
ベーマイト層を形成した。擬べーマイト層の細孔構造
は、半径が実質的に1〜30nmからなり、細孔容積は
0.8cc/gであった。
加水分解し、解膠して得られた擬ベーマイトゾルとPV
A(ケン化度99.8%、重合度2000)を固形分重
量比で100:12になるように混合し、固形分濃度が
15重量%である塗工液を調製した。この塗工液を乾燥
後の塗工厚さが20μmになるように、バーコータを用
いて坪量100g/m2 の上質紙に塗布し、乾燥して擬
ベーマイト層を形成した。擬べーマイト層の細孔構造
は、半径が実質的に1〜30nmからなり、細孔容積は
0.8cc/gであった。
【0023】さらに、この擬ベーマイト層の上に、一次
粒子径20〜30nmのシリカゾルと、ケイ素含有ポリ
マー(クラレ社製、商品名:R−ポリマー、R−113
0)とからなる固形分5重量%(R−1130/SiO
2 =0.1)のシリカゾル塗工液を乾燥後の厚さが1μ
mになるように塗工して乾燥後、140℃で熱処理して
記録シートを得た。この記録シートの60度鏡面光沢度
は11%であった。
粒子径20〜30nmのシリカゾルと、ケイ素含有ポリ
マー(クラレ社製、商品名:R−ポリマー、R−113
0)とからなる固形分5重量%(R−1130/SiO
2 =0.1)のシリカゾル塗工液を乾燥後の厚さが1μ
mになるように塗工して乾燥後、140℃で熱処理して
記録シートを得た。この記録シートの60度鏡面光沢度
は11%であった。
【0024】上記の塗工液を厚さ100μmの透明PE
T上に乾燥後の塗工厚さが20μmになるようにバーコ
ータを用いて塗布し、ヘイズメータでヘイズ値を測定し
たところ5%であった。
T上に乾燥後の塗工厚さが20μmになるようにバーコ
ータを用いて塗布し、ヘイズメータでヘイズ値を測定し
たところ5%であった。
【0025】[例2]擬ベーマイトとPVAとからなる
塗工液に、球状シリカゲル(旭硝子社製、商品名:サン
スフェアH31)を擬ベーマイトに対して5重量%添加
した以外は例1と同様にして記録シートを作製した。こ
の記録シートの60度鏡面光沢度は4%であった。ま
た、例1と同様にして測定した多孔質層のヘイズ値は1
9%であった。
塗工液に、球状シリカゲル(旭硝子社製、商品名:サン
スフェアH31)を擬ベーマイトに対して5重量%添加
した以外は例1と同様にして記録シートを作製した。こ
の記録シートの60度鏡面光沢度は4%であった。ま
た、例1と同様にして測定した多孔質層のヘイズ値は1
9%であった。
【0026】[例3]球状シリカゲルの添加量を擬ベー
マイトに対して30重量%とした以外は例2と同様にし
て記録シートを得た。この記録シートの60度鏡面光沢
度は3%であった。また、例1と同様にして測定した多
孔質層のヘイズ値は40%であった。
マイトに対して30重量%とした以外は例2と同様にし
て記録シートを得た。この記録シートの60度鏡面光沢
度は3%であった。また、例1と同様にして測定した多
孔質層のヘイズ値は40%であった。
【0027】[例4]例1で記録シートの基材として用
いた坪量100g/m2 の上質紙を何も塗工せずにその
まま記録シートとした。60度鏡面光沢度は4%であっ
た。
いた坪量100g/m2 の上質紙を何も塗工せずにその
まま記録シートとした。60度鏡面光沢度は4%であっ
た。
【0028】[評価]例1〜4の記録シートに、市販の
インクジェットプリンタ(セイコーエプソン社製、商品
名:PM−700C)を用い、黒ベタパターンを印画
し、市販の色濃度計(マクベス社製)で色濃度を測定し
た。また、5ポイントの大きさの文字でテキストを印字
して鮮明さを4段階(◎、○、△、×で、◎が最も鮮明
で、×が最も不鮮明)で評価した。結果を表1に示す。
インクジェットプリンタ(セイコーエプソン社製、商品
名:PM−700C)を用い、黒ベタパターンを印画
し、市販の色濃度計(マクベス社製)で色濃度を測定し
た。また、5ポイントの大きさの文字でテキストを印字
して鮮明さを4段階(◎、○、△、×で、◎が最も鮮明
で、×が最も不鮮明)で評価した。結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】本発明により、特定の材料をインク受容
層に用いる記録シートを使用し、インクジェット記録方
式により図版を印画することにより、微小の真円のドッ
トの集合体で形成された高色濃度かつ鮮明な画像を形成
できる。このようにして得られた画像は、印画紙に焼き
付けられた画像に匹敵する高品質なものであり、かつ安
価で作製できる利点を有する。
層に用いる記録シートを使用し、インクジェット記録方
式により図版を印画することにより、微小の真円のドッ
トの集合体で形成された高色濃度かつ鮮明な画像を形成
できる。このようにして得られた画像は、印画紙に焼き
付けられた画像に匹敵する高品質なものであり、かつ安
価で作製できる利点を有する。
Claims (8)
- 【請求項1】基材上に顔料とバインダとを含む多孔質層
を有する記録シートに、インクジェット式印画装置を用
いて印刷情報を記録し、得られた記録物を用いて版下を
作製することを特徴とする版下作製方法。 - 【請求項2】多孔質層のヘイズ値が、20%以下である
請求項1記載の版下作製方法。 - 【請求項3】顔料が擬ベーマイトを含み、かつ多孔質層
の厚さが5〜100μmである請求項1又は2記載の版
下作製方法。 - 【請求項4】擬ベーマイトとバインダを含む多孔質層の
細孔構造が、実質的に1〜30nmの半径の細孔からな
り、かつ細孔容積が0.3〜2.0cc/gである請求
項3記載の版下作製方法。 - 【請求項5】多孔質層が、擬ベーマイトゾルとバインダ
とを含む塗工液を塗布乾燥して得られる請求項3又は4
記載の版下作製方法。 - 【請求項6】擬ベーマイトとバインダを含む多孔質層の
上に、シリカゲル層を有する請求項3、4又は5記載の
版下作製方法。 - 【請求項7】前記記録シートに印画された記録物の色濃
度が、1.3以上である請求項1、2、3、4、5又は
6記載の版下作製方法。 - 【請求項8】請求項1〜7いずれか記載の版下作製方法
を実施するための、基材上に顔料とバインダとを含む多
孔質層を有する版下用記録シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16452397A JPH1110826A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 版下作製方法及び版下用記録シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16452397A JPH1110826A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 版下作製方法及び版下用記録シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1110826A true JPH1110826A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15794790
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16452397A Withdrawn JPH1110826A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 版下作製方法及び版下用記録シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1110826A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000318302A (ja) * | 1999-05-13 | 2000-11-21 | Konica Corp | インクジェットプリンタ用記録媒体 |
| JP2008197207A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Nakamura Insatsusho:Kk | オフセット印刷の製版用版下紙フィルム及びその製造方法 |
-
1997
- 1997-06-20 JP JP16452397A patent/JPH1110826A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000318302A (ja) * | 1999-05-13 | 2000-11-21 | Konica Corp | インクジェットプリンタ用記録媒体 |
| JP2008197207A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Nakamura Insatsusho:Kk | オフセット印刷の製版用版下紙フィルム及びその製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050831 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051220 |
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| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20051228 |