JPH11108741A - 増幅器の温度零点補正装置 - Google Patents
増幅器の温度零点補正装置Info
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- JPH11108741A JPH11108741A JP9286033A JP28603397A JPH11108741A JP H11108741 A JPH11108741 A JP H11108741A JP 9286033 A JP9286033 A JP 9286033A JP 28603397 A JP28603397 A JP 28603397A JP H11108741 A JPH11108741 A JP H11108741A
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Abstract
を予め測定する必要のない増幅器の温度零点補正装置を
提供すること。 【解決手段】 ブリッジ回路5と、ブリッジ回路5を駆
動する電源部4と、ブリッジ回路5の出力信号を増幅し
てアナログ信号を出力する増幅器2と、アナログ信号を
デジタル信号に変換A/D変換回路3と、を備える電子
機器において、ブリッジ回路5を駆動する電源電圧が高
電圧の状態でA/D変換回路3が出力する計量用デジタ
ル信号が略安定したときにブリッジ回路5の電源電圧を
高電圧VSから低電圧VS /2に変更可能な電圧変更手
段と、電源電圧が高電圧であるときの計量用デジタル信
号、電源電圧が低電圧であるときの補正用デジタル信
号、及び高電圧と低電圧の両者の比(2)を使用して増
幅器2の温度変化に基づく計量用デジタル信号の零点変
化量を算出する零点変化量算出手段と、を具備する。
Description
られている増幅器の温度変化に基づく零点変動を補正す
る装置に関する。
置には、起歪体と起歪体に設けられている歪ゲージで構
成されたブリッジ回路とを備えるロードセルと、ブリッ
ジ回路を駆動する電源部と、ブリッジ回路の出力信号を
増幅してアナログ計量信号を出力する増幅器と、この増
幅器から出力されたアナログ計量信号をデジタル計量信
号に変換して出力するアナログ・デジタル変換回路(A
/D変換回路)と、を備えているものがある。
度補正を行う従来の温度零点補正装置は、増幅器の温度
を検出する温度センサと、補正装置とを備えている。こ
の補正装置は、温度センサによって検出された温度を使
用して温度変化に基づく増幅器の零点変化量を算出し、
デジタル計量信号からこの算出した零点変化量を減算し
て補正済みデジタル計量信号を出力することができる。
度零点補正装置では、温度センサが必要であり、その分
だけ構造が複雑となり、費用が嵩むという問題がある。
そして、増幅器の各温度と各温度における零点変化量と
の関係(増幅器の温度特性)を予め測定しておいて記憶
させておく必要があるが、増幅器を温度槽に入れて増幅
器の温度特性を正確に測定することは、極めて困難なこ
とであるし、その分の手間と時間が掛かるという問題が
ある。
器の温度特性を予め測定する必要のない増幅器の温度零
点補正装置を提供することを目的とする。
の温度零点補正装置は、抵抗体で構成されているブリッ
ジ回路と、このブリッジ回路を駆動する電源部と、上記
ブリッジ回路の出力信号を増幅して信号を出力する増幅
器と、を備える電子機器において、上記ブリッジ回路を
駆動する電源電圧が高電圧の状態で上記増幅器が出力す
る計量用信号が略安定したときに上記ブリッジ回路を駆
動する電源電圧を高電圧から低電圧に変更可能な電圧変
更手段と、上記電源電圧が高電圧であるときに上記増幅
器が出力する計量用信号、上記電源電圧が低電圧である
ときに上記増幅器が出力する補正用信号、及び上記高電
圧と低電圧の両者の比を使用して上記増幅器の温度変化
に基づく上記計量用信号の零点変化量を算出する零点変
化量算出手段と、上記計量用信号から当該零点変化量を
除去する補正手段と、を具備することを特徴とするもの
である。
置は、抵抗体で構成されているブリッジ回路と、このブ
リッジ回路を駆動する電源部と、上記ブリッジ回路の出
力信号を増幅してアナログ信号を出力する増幅器と、上
記アナログ信号をデジタル信号に変換して出力するアナ
ログ・デジタル変換回路と、を備える電子機器におい
て、上記ブリッジ回路を駆動する電源電圧が高電圧の状
態で上記アナログ・デジタル変換回路が出力する計量用
デジタル信号が略安定したときに上記ブリッジ回路を駆
動する電源電圧を高電圧から低電圧に変更可能な電圧変
更手段と、上記電源電圧が高電圧であるときに上記アナ
ログ・デジタル変換回路が出力する計量用デジタル信
号、上記電源電圧が低電圧であるときに上記アナログ・
デジタル変換回路が出力する補正用デジタル信号、及び
上記高電圧と低電圧の両者の比を使用して上記増幅器の
温度変化に基づく上記計量用デジタル信号の零点変化量
を算出する零点変化量算出手段と、上記計量用デジタル
信号から当該零点変化量を除去する補正手段と、を具備
することを特徴とするものである。
置は、起歪体と起歪体に設けられている歪ゲージで構成
されたブリッジ回路とを備えるロードセルと、上記ブリ
ッジ回路を駆動する電源部と、上記ブリッジ回路の出力
信号を増幅してアナログ信号を出力する増幅器と、上記
アナログ信号をデジタル信号に変換して出力するアナロ
グ・デジタル変換回路と、を備える電子機器において、
上記ブリッジ回路を駆動する電源電圧が高電圧の状態で
上記アナログ・デジタル変換回路が出力する計量用デジ
タル信号が略安定したときに上記ブリッジ回路を駆動す
る電源電圧を高電圧から低電圧に変更可能な電圧変更手
段と、上記電源電圧が高電圧であるときに上記アナログ
・デジタル変換回路が出力する計量用デジタル信号、上
記電源電圧が低電圧であるときに上記アナログ・デジタ
ル変換回路が出力する補正用デジタル信号、及び上記高
電圧と低電圧の両者の比を使用して上記増幅器の温度変
化に基づく上記計量用デジタル信号の零点変化量を算出
する零点変化量算出手段と、上記計量用デジタル信号か
ら当該零点変化量を除去する補正手段と、を具備するこ
とを特徴とするものである。
は、電源部の電源電圧により駆動されるブリッジ回路の
出力信号を増幅器により増幅して信号を出力する電子機
器において、温度変化による増幅器の零点変化量を算出
し、増幅器の出力信号からこの算出した零点変化量を除
去することができる。つまり、電源電圧が高電圧の状態
で増幅器が出力する計量用信号が略安定したときに、電
圧変更手段が、電源電圧を高電圧から低電圧に変更し、
電源電圧が高電圧であるときに増幅器が出力する計量用
信号、電源電圧が低電圧であるときに増幅器が出力する
補正用信号、及び高電圧と低電圧の両者の比を使用し
て、増幅器の温度変化に基づく計量用信号の零点変化量
を零点変化量算出手段が算出する。そして、補正手段が
増幅器の計量信号から当該零点変化量を除去する。これ
により、計量信号から増幅器の温度変化に基づく零点誤
差を除去することができる。
置は、増幅器のアナログ出力信号をデジタル出力信号に
変換して出力するアナログ・デジタル変換回路が設けら
れている電子機器において、その増幅器の温度変化に基
づいて発生する零点変化を計量用デジタル信号から除去
する補正を行う装置である。零点変化量算出手段は、計
量用デジタル信号、補正用デジタル信号、及び上記高電
圧と低電圧の両者の比を使用して、増幅器の温度変化に
基づく計量用デジタル信号の零点変化量を算出し、補正
手段は、計量用デジタル信号から当該零点変化量を除去
することができる。
置は、ロードセルと、増幅器のアナログ出力信号をデジ
タル出力信号に変換して出力するアナログ・デジタル変
換回路と、が設けられている電子機器である計量装置に
おいて、その増幅器の温度変化に基づき発生する零点変
化を計量用デジタル信号から除去する補正を行う装置で
ある。零点変化量算出手段、及び補正手段は、第2の発
明と同様に作用する。
正装置(以下、「温度零点補正装置」という。)を計量
装置に適用した一実施形態を図1乃至図3を参照して説
明する。図1に示す1はロードセル、2は増幅器、3は
アナログ・デジタル変換回路(A/D変換回路)、4は
電源部である。ロードセル1は、従来公知の起歪体(図
示せず)と図1に示すブリッジ回路5とから成ってい
る。ブリッジ回路5は、例えば4つの歪ゲージG(G1
〜G4)から成っている。ブリッジ回路5の両方の出力
端子6、7に生成される出力信号は、増幅器2で増幅さ
れ、その増幅された計量用アナログ信号、又は補正用ア
ナログ信号はスイッチSW3を介してA/D変換回路3
に入力し、このA/D変換回路3により計量用デジタル
信号、又は補正用デジタル信号に変換されて中央演算処
理装置(CPU)8に入力する。CPU8には記憶部2
4が接続している。
プであり、図1に示すように、反転入力端子と非反転入
力端子がブリッジ回路5の出力端子6と7とに夫々接続
している。そして、増幅器2の出力端子と反転入力端子
との間に帰還抵抗9を接続してあり、非反転入力端子を
抵抗体10を介して接地してある。
方式のA/D変換回路であり、積分回路11とコンパレ
ータ12とから成っている。積分回路11は、オペアン
プ15と積分抵抗体Rと積分コンデンサCとから成って
いる。オペアンプ15は、反転入力端子が積分抵抗体R
を介して入力切換スイッチSW3、SW4、SW5が並
列に接続しており、非反転入力端子が接地している。そ
して、オペアンプ15の出力端子が積分コンデンサCを
介して反転入力端子と接続している。コンパレータ12
は、反転入力端子がオペアンプ15の出力端子と接続し
ており、非反転入力端子が接地している。そして、コン
パレータ12の出力端子は、CPUと接続している。
W1を介してブリッジ回路5の入力端子17と接続し、
他方の端子19がスイッチSW2を介してブリッジ回路
5の入力端子18と接続している。また、電源部4の端
子16と19は、抵抗体R1、RA1、RA2、RA
3、RA4、及びR2を介して接続している。更に、抵
抗体R1とRA1とを接続する接続線20は、ブリッジ
回路5の入力端子17と接続し、抵抗体RA4とR2と
を接続する接続線21は、ブリッジ回路5の入力端子1
8と接続している。そして、抵抗体RA2とRA3とを
接続する接続線22は、スイッチSW4と接続し、抵抗
体RA3とRA4とを接続する接続線23は、スイッチ
SW5と接続している。また、接続線22は、接地して
ある。
に等しく同一である。そして、この抵抗体R1とR2の
合計抵抗値は、4つの抵抗体RA1〜RA4の合計抵抗
値とこれに並列接続するブリッジ回路5の合成抵抗値と
の合成抵抗値と等しくなるように定めてある。従って、
スイッチSW1とSW2がONの状態では、ブリッジ回
路5の入力端子に高電圧VS が印加され、この状態でA
/D変換回路3から出力される被計量物のデジタル信号
(計量用デジタル信号)を表すカウント値Kout1を得る
ことができる。そして、スイッチSW1とSW2がOF
Fの状態では、ブリッジ回路5の入力端子に低電圧VS
/2が印加され、この状態でA/D変換回路3から出力
される補正用デジタル信号を表すカウント値Kout2を得
ることができる。ただし、この実施形態の4つの抵抗体
RA1〜RA4は、夫々同一の抵抗値のものを使用して
いるが、これに限る必要はない。
置を構成する電圧変更手段、零点変化量算出手段、及び
補正手段を説明する。これら電圧変更手段、零点変化量
算出手段、及び補正手段は、CPU8と図3のフローチ
ャートで示すプログラムにより構成されている。この図
3のフローチャートで示すプログラムは、CPU8と接
続する記憶部24に記憶されている。電圧変更手段は、
予め設定されている零点変化量の算出時間間隔の例えば
2分が経過するごとに、スイッチSW1、2がONであ
って、ブリッジ回路5を駆動する電源電圧が高電圧VS
の状態で、計量用デジタル信号を表すカウント値Kout1
が安定しているか否かを判定し、安定していると判定し
たときに、このカウント値Kout1を読み込んで記憶部2
4に記憶し、次に、ロードセル1に掛かる負荷が同じ状
態でスイッチSW1、2をOFFにして、ブリッジ回路
5を駆動する電源電圧を低電圧VS /2に変更し、この
低電圧VS /2の状態で補正用デジタル信号を表すカウ
ント値Kout2を読み込んで記憶部24に記憶し、しかる
後に、スイッチSW1、2をONに変更する手段であ
る。
VS であるときに、A/D変換回路3から出力された計
量用デジタル信号、電源電圧が低電圧VS /2であると
きに、A/D変換回路3から出力された補正用デジタル
信号、及び高電圧VS と低電圧VS /2の両者の比x
(=2)を使用して増幅器2の温度変化に基づく計量用
デジタル信号の零点変化量を算出する手段である。な
お、零点変化量算出手段は、ロードセル1に被計量物の
重量が掛かっている状態、又は被計量物の重量が掛かっ
ていない状態のいずれの状態でも、スイッチSW1、2
がONであるときに零点変化量を算出することができ
る。ただし、ロードセル1に一定の負荷が掛かっている
状態で、A/D変換回路3から出力された安定した計量
用デジタル信号、及び安定した補正用デジタル信号を使
用することにより零点変化量を正確に算出することがで
きる。補正手段は、計量用デジタル信号から当該零点変
化量を除去して零点変化量補正済みの計量用デジタル信
号を出力する手段である。なお、今回算出された零点変
化量は、次回に零点変化量が算出されるまで記憶部24
に記憶しておく。
度変化に基づく計量用デジタル信号の零点変化量を算出
し、補正手段が計量用デジタル信号から当該零点変化量
を除去することができる理論を説明する。図2はA/D
変換回路3の動作原理を示す図である。この図に示すよ
うに、まず、リセット期間では、CPU8が図1に示す
スイッチSW4をONにして(SW3、5はOFF)、
積分コンデンサCの電荷を放電する。このとき積分回路
11の出力電圧は0となっている。
ONにして(SW4、5はOFF)、ロードセル1に被
計量物の重量が掛かった状態で増幅器2から入力する実
線で示す計量用アナログ信号(VA +Vofs )、又は補
正用アナログ信号(VA /2+Vofs )を一定時間積分
する。この積分時間は、CPU8のカウンタがクロック
パルス数をカウントして測定しており、予め定めたカウ
ント数Nに達すると次の基準電圧積分期間に移る。ただ
し、計量用アナログ信号(VA +Vofs )は、ブリッジ
回路5に高電圧VS が印加された状態(スイッチSW
1、2がON)での増幅器2の出力信号であり、補正用
アナログ信号(VA /2+Vofs )は、ブリッジ回路5
に低電圧VS/2が印加された状態(スイッチSW1、
2がOFF)での増幅器2の出力信号である。
基づくこの増幅器2の計量用アナログ信号の零点変化
量、即ち、増幅器2のオフセット電圧とオフセット電圧
の温度ドリフトの合計電圧である。この零点変化量V
ofs は、電源電圧が高電圧VS であるときも、低電圧V
S /2であるときも同一である。また、入力電圧積分期
間のクロックパルスの数をN、クロックパルスの周期を
T、積分コンデンサCの静電容量をC、及び積分抵抗体
Rの抵抗値をRとすると、入力電圧積分期間終了時の積
分回路11の出力電圧Vout1とVout2は、 Vout1=−(VA +Vofs )・N・T/(C・R) ・・・・(1) Vout2=−((VA /2)+Vofs )・N・T/(C・R)・・・・(2) となる。ただし、低電圧をVS /2としたが、VS /x
とすると、 Vout2=−((VA /x)+Vofs )・N・T/(C・R)・・・・(3) となる。xは、高電圧と低電圧との比であり、この実施
形態ではx=2である。
ONにして(SW3、4はOFF)、計量用アナログ信
号(VA +Vofs )等の入力電圧とは逆極性の基準電圧
−Vref 、又は−Vref /2を積分回路11の出力電圧
Vout1、又はVout2が0になるまで積分する。ここで、
基準電圧積分期間中のクロックパルスの数Kout1とK
out2は、 Kout1=(VA +Vofs )・N/Vref ・・・・(4) Kout2=((VA /2)+Vofs )・N/(Vref /2) ・・・・(5) となり、計量用アナログ信号(VA +Vofs )、又は補
正用アナログ信号(VA/2+Vofs )を計量用デジタ
ル信号Kout1、又は補正用デジタル信号Kout2に変換す
ることができる。なお、高電圧と低電圧との比をxとす
ると、 Kout2=((VA /x)+Vofs )・N/(Vref /x) ・・・・(6) となる。
のA/D変換を開始できる。そのために、カウンタをリ
セットして、改めて計数を開始するが、次にA/D変換
が終了するまで今回計数して得られた計量用デジタル信
号Kout1、又は補正用デジタル信号Kout2を記憶部24
に保持しておく。
変化量Vofs (アナログ量)を求めると、 Vofs =〔(Kout2−Kout1)/(x−1)〕・(Vref /N)・・(7) となり、このVofs をデジタル量の零点変化量Kofs に
直すと、 Kofs =Vofs ・N/Vref ・・・・(8) となる。ただし、(x−1)と(Vref /x)は定数、
xは2、Nは5000、Vref はVS /4であり、夫々
の値は記憶部24に記憶されている。従って、この
(7)式に計量用デジタル信号Kout1と補正用デジタル
信号Kout2を代入して、(8)式を計算することにより
零点変化量Kofs (デジタル値)を算出することができ
る。この(7)式と(8)式の計算を行って零点変化量
Kofs を算出するのが零点変化量算出手段である。
ら零点変化量Kofs を減算して、増幅器2の温度変化に
基づく零点変化を除去した補正済み計量用デジタル信号
を算出して出力することができ、これにより、被計量物
の重量を正確に出力することができる。
明する。電源電圧の1ボルト当たりのロードセル1の出
力が2mV/V、増幅器2のゲインを100倍、電源電
圧が高電圧VS で10V、電源電圧が低電圧VS /2で
5V、未知である零点変化量Vofs を1mV、基準電圧
Vref を10/4=2.5Vとする。ブリッジ回路5に
高電圧VA =10Vが印加された状態で増幅器2が出力
する計量用アナログ信号(VA +Vofs )は、 (VA +Vofs )=((2mV/V)×10V+1mV)×100倍 =2.1V ・・・・(9) となり、ブリッジ回路5に低電圧VA =5Vが印加され
た状態で増幅器2が出力する計量用アナログ信号((V
A /2)+Vofs )は、 (VA /2)+Vofs =((2mV/V)×10V/2+1mV)×100倍 =1.1V ・・・(10) となる。
電源電圧と無関係である。この(9)、(10)式の値
を夫々(4)、(5)式に代入すると、計量用デジタル
信号Kout1と補正用デジタル信号Kout2は、 Kout1=(VA +Vofs )・N/Vref =2.1・5000/2.5 =4200(カウント) ・・・(11) Kout2=((VA /2)+Vofs )・N/(Vref /2) =1.1・5000/1.25 =4400(カウント) ・・・・(12) となり、これらKout1とKout2がCPU8に入力する。
CPU8がこの(11)、(12)式の値を(7)式に
代入すると、 Vofs =〔(Kout2−Kout1)/(x−1)〕・(Vref /N) =〔(4400−4200)/(2−1)〕・(2.5/5000) =0.1(V) ・・・・(13) となり、零点変化量Vofs の1mVのゲインの100倍
の電圧0.1(V)と一致する。そして、このVofs を
(8)式によりデジタル量の零点変化量Kofs に直す
と、 Kofs =Vofs ・N/Vref =0.1・5000/2.5 =200(カウント) ・・・・(14) となり、零点変化量Kofs =200(カウント)が得ら
れる。従って、CPU8の補正手段は、計量用デジタル
信号Kout1の4200(カウント)から零点変化量K
ofs の200(カウント)を減算することにより増幅器
2の温度変化に基づく零点変化を除去した補正済み計量
用デジタル信号の4000(カウント)を算出して出力
することができる。
温度零点補正装置の動作手順を図3に示すフローチャー
トを参照して説明する。まず、スイッチSW1、2がO
Nであり、計量装置の電源がONになった時から、又は
前回に零点変化量を算出した時から予め設定されている
零点変化量算出の時間間隔の例えば2分が経過したか否
かを判定する(S100)。そして、2分が経過してY
ESと判定したときは、スイッチSW1、2がONであ
って、ブリッジ回路5を駆動する電源電圧が高電圧VS
の状態で、計量用デジタル信号を表すカウント値Kout1
(CPU8がカウントするカウント値)が安定している
か否かを判定する(S102)。そして、カウント値K
out1が安定しておりYESと判定したときは、このとき
のカウント値Kout1を読み込んで記憶部24に記憶する
(S104)。ただし、カウント値Kout1が安定してお
らずNOと判定したときは、安定と判定するまで待つ。
次に、ロードセル1に上記と同一の負荷が掛かっている
状態でスイッチSW1、2をOFFにして、ブリッジ回
路5を駆動する電源電圧を低電圧VS /2に変更し、こ
の低電圧VS /2の状態で補正用デジタル信号を表すカ
ウント値Kout2(CPU8がカウントするカウント値)
を読み込んで記憶部24に記憶し、しかる後に、スイッ
チSW1、2をONに変更する(S106)。次に、カ
ウント値Kout1及びカウント値Kout2を(7)式に代入
して、(8)式により零点変化量Kofs を算出して、前
回に計算して記憶部24に記憶されている零点変化量K
ofs を、今回計算して得られた零点変化量Kofsに変更
するように記憶する(S108)。これで零点変化量K
ofs を算出できたので、計量用デジタル信号を表すカウ
ント値Kout1から記憶部24に記憶されている最新の零
点変化量Kofs を減算して、増幅器2の温度変化に基づ
く零点変化量を除去し(S112)、表示部(図示せ
ず)にこの零点変化量を除去した零点変化量補正済みの
計量用デジタル信号を表示する(S114)。ただし、
カウント値Kout1、Kout2が、被計量物の重量がロード
セル1に負荷されている状態のものである場合は、表示
部には零点変化量を除去した被計量物の重量が表示さ
れ、被計量物の重量がロードセル1に負荷されていない
状態のものである場合は、表示部には零点変化量を除去
した0が表示される。
量算出の時間間隔の2分が経過しておらず、NOと判定
したときは、計量用デジタル信号を表すカウント値K
out1を読み出して(S110)、この読み出したカウン
ト値Kout1から記憶部24に記憶されている零点変化量
Kofs を減算して、増幅器2の温度変化に基づく零点変
化量を除去し(S112)、表示部(図示せず)にこの
零点変化量を除去した零点変化量補正済みの計量用デジ
タル信号を表示する(S114)。
温度零点補正装置によると、従来の温度零点補正装置の
ように、温度センサを必要としないので、その分だけ構
造が簡単であり、費用を低減することができる。そし
て、増幅器2の各温度と各温度における零点変化量との
関係を表す増幅器2の温度特性を予め測定しておいて記
憶部24に記憶させておく必要がない。
量算出の時間間隔を2分に設定したが、これ以外の時間
間隔で零点変化量を算出してもよいし、被計量物の重量
を計量するたびに零点変化量を算出してもよい。そし
て、上記実施形態において、図1に示す増幅器2により
増幅されて出力される計量用アナログ信号を図4に示す
従来一般に知られている2次のローパスフィルタ25に
より処理してこの計量用アナログ信号を安定化させる構
成としている場合は、スイッチSW1、2がOFFとな
り補正用アナログ信号がこのローパスフィルタ25を通
過するときに、時間遅れが発生し、これにより零点変化
量Kofs を算出する時間が長くかかることとなる。そこ
で、この時間遅れを解消する為に、スイッチSW1、2
をOFFにして補正用アナログ信号を読み取る時は、図
4に示すFET(スイッチ)26をONにして、フィル
タを効かせずにA/D変換回路3に入力させる。そし
て、スイッチSW1、2をONにして計量用アナログ信
号を安定化させる時は、FET26をOFFにして、フ
ィルタを効かせてA/D変換回路3に入力させる構成と
してもよい。なお、ローパスフィルタ25は、図1に示
す増幅器2の出力端子とスイッチSW3との間に設けら
れ、FET26と直列に接続する抵抗体r1 は、オペア
ンプ27の非反転入力端子と増幅器2の出力端子との間
に設けられている。
回路3は、従来公知の二重積分方式のA/D変換回路と
したが、これ以外の方式のA/D変換回路を使用しても
よい。更に、上記実施形態において、高電圧と低電圧の
比xを2としたが、2以外の1.5、2.5、又は3、
・・・等の比に調整してもよい。例えば、比x=3とす
る場合は、スイッチSW1とSW2がONの状態では、
ブリッジ回路5の入力端子に高電圧VS が印加され、ス
イッチSW1とSW2がOFFの状態では、ブリッジ回
路5の入力端子に低電圧VS /3が印加されるように、
抵抗体R1とR2の合計抵抗値、4つの抵抗体RA1〜
RA4の合計抵抗値、及びブリッジ回路5の合成抵抗値
を定める必要がある。そして、上記実施形態では、本発
明に係る増幅器の温度零点補正装置を計量装置に適用し
た例を示したが、これ以外に、ブリッジ回路と増幅器を
備える例えば圧力検出装置等に適用することができる。
によると、従来の温度零点補正装置のように、温度セン
サを必要としないので、その分だけ構造が簡単であり、
費用を低減することができる。そして、増幅器の各温度
と各温度における零点変化量との関係(増幅器の温度特
性)を予め測定しておいて記憶させる必要がないので、
従来のように、増幅器を温度槽に入れて増幅器の温度特
性を正確に測定するという困難な測定作業を必要とせ
ず、従って、その分の手間と時間を削減することがで
き、その結果、増幅器の温度零点補正装置を従来よりも
簡単で比較的短時間で製作することができる。
量装置に適用した一実施形態の電気回路図である。
変換回路の動作波形図である。
順を示すフローチャートである。
路図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 抵抗体で構成されているブリッジ回路
と、このブリッジ回路を駆動する電源部と、上記ブリッ
ジ回路の出力信号を増幅して信号を出力する増幅器と、
を備える電子機器において、 上記ブリッジ回路を駆動する電源電圧が高電圧の状態で
上記増幅器が出力する計量用信号が略安定したときに上
記ブリッジ回路を駆動する電源電圧を高電圧から低電圧
に変更可能な電圧変更手段と、上記電源電圧が高電圧で
あるときに上記増幅器が出力する計量用信号、上記電源
電圧が低電圧であるときに上記増幅器が出力する補正用
信号、及び上記高電圧と低電圧の両者の比を使用して上
記増幅器の温度変化に基づく上記計量用信号の零点変化
量を算出する零点変化量算出手段と、上記計量用信号か
ら当該零点変化量を除去する補正手段と、を具備するこ
とを特徴とする増幅器の温度零点補正装置。 - 【請求項2】 抵抗体で構成されているブリッジ回路
と、このブリッジ回路を駆動する電源部と、上記ブリッ
ジ回路の出力信号を増幅してアナログ信号を出力する増
幅器と、上記アナログ信号をデジタル信号に変換して出
力するアナログ・デジタル変換回路と、を備える電子機
器において、 上記ブリッジ回路を駆動する電源電圧が高電圧の状態で
上記アナログ・デジタル変換回路が出力する計量用デジ
タル信号が略安定したときに上記ブリッジ回路を駆動す
る電源電圧を高電圧から低電圧に変更可能な電圧変更手
段と、上記電源電圧が高電圧であるときに上記アナログ
・デジタル変換回路が出力する計量用デジタル信号、上
記電源電圧が低電圧であるときに上記アナログ・デジタ
ル変換回路が出力する補正用デジタル信号、及び上記高
電圧と低電圧の両者の比を使用して上記増幅器の温度変
化に基づく上記計量用デジタル信号の零点変化量を算出
する零点変化量算出手段と、上記計量用デジタル信号か
ら当該零点変化量を除去する補正手段と、を具備するこ
とを特徴とする増幅器の温度零点補正装置。 - 【請求項3】 起歪体と起歪体に設けられている歪ゲー
ジで構成されたブリッジ回路とを備えるロードセルと、
上記ブリッジ回路を駆動する電源部と、上記ブリッジ回
路の出力信号を増幅してアナログ信号を出力する増幅器
と、上記アナログ信号をデジタル信号に変換して出力す
るアナログ・デジタル変換回路と、を備える電子機器に
おいて、 上記ブリッジ回路を駆動する電源電圧が高電圧の状態で
上記アナログ・デジタル変換回路が出力する計量用デジ
タル信号が略安定したときに上記ブリッジ回路を駆動す
る電源電圧を高電圧から低電圧に変更可能な電圧変更手
段と、上記電源電圧が高電圧であるときに上記アナログ
・デジタル変換回路が出力する計量用デジタル信号、上
記電源電圧が低電圧であるときに上記アナログ・デジタ
ル変換回路が出力する補正用デジタル信号、及び上記高
電圧と低電圧の両者の比を使用して上記増幅器の温度変
化に基づく上記計量用デジタル信号の零点変化量を算出
する零点変化量算出手段と、上記計量用デジタル信号か
ら当該零点変化量を除去する補正手段と、を具備するこ
とを特徴とする増幅器の温度零点補正装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28603397A JP3765915B2 (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 増幅器の温度零点補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28603397A JP3765915B2 (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 増幅器の温度零点補正装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11108741A true JPH11108741A (ja) | 1999-04-23 |
| JP3765915B2 JP3765915B2 (ja) | 2006-04-12 |
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ID=17699112
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28603397A Expired - Fee Related JP3765915B2 (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 増幅器の温度零点補正装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3765915B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006258483A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 積分回路とそれを利用するセンサ電圧処理回路 |
| CN102353439A (zh) * | 2011-07-04 | 2012-02-15 | 宁波柯力电气制造有限公司 | 具有温度补偿功能的数字模块及其温度补偿方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102252700B (zh) * | 2011-04-29 | 2012-08-22 | 中北大学 | 微悬臂梁压阻电桥式传感器检测仪 |
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1997
- 1997-10-01 JP JP28603397A patent/JP3765915B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP3765915B2 (ja) | 2006-04-12 |
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