JPH11108938A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JPH11108938A
JPH11108938A JP9267428A JP26742897A JPH11108938A JP H11108938 A JPH11108938 A JP H11108938A JP 9267428 A JP9267428 A JP 9267428A JP 26742897 A JP26742897 A JP 26742897A JP H11108938 A JPH11108938 A JP H11108938A
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Toshiaki Nakazato
俊章 中里
Naoki Oe
直樹 大江
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Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種類の異なるサンプラ間のワークシートフォ
ーマットを統一し、自動分析装置の制御プログラムを簡
単にするとともに、緊急処理試料の割り込みを容易にす
る。 【解決手段】 自動分析装置1は、試料架設数が5であ
る箱形ラック207と5の倍数である30の試料が架設
可能な円形ラック101を取り扱うために、ラックサン
プラ機構制御手段5と、円形サンプラ機構制御手段7と
を備える。円形ラック101は仮想的に6個の箱形ラッ
クとして取り扱い、箱形ラックと同じ桁数のラック番
号、同じラック内位置1〜5により制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動分析装置に係
り、特にそれぞれ試料を収容する多数の容器を架設する
複数のサンプラを備え、優先割込み及び再検査が容易な
自動分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】病院等の医療機関や臨床検査機関は、多
数の試料に対する多種多様の生化学的分析検査を処理す
るため、自動分析装置を導入している。
【0003】従来の自動分析装置において、血清や尿な
どの試料の成分分析、血中薬物濃度測定等を自動で行な
うために、測定対象の試料をカップまたは採血管等の容
器に取り、これらの容器を複数本(1本単位のこともあ
る)同時に架設できる試料置き(以下、ラックという)
に配置し、このラックをサンプラに載せ、試料毎に測定
したい成分を分析測定項目として自動分析装置に登録す
る。
【0004】各試料毎の分析測定項目が登録された後、
自動分析装置は、試料容器をサンプリング位置まで自動
搬送し、試料をサンプリングし、必要に応じ希釈液で希
釈し、試薬を分注攪拌し、吸光度を測定し、測定値をデ
ータ処理し、分析結果報告を作成する各工程を自動的に
処理する。
【0005】このような自動分析装置における個々の試
料の認識方法は、検体ID方式およびラックID方式が
標準的に用いられている。
【0006】検体ID方式は、それぞれの試料容器に貼
付された例えばバーコードラベルのような容器識別ラベ
ルをサンプラが読みとって認識する方法であり、この場
合ラック番号は認識される必要がなく、任意のラックに
試料容器を配置することができる。
【0007】ラックID方式は、それぞれのラックに付
与されたラック識別情報(ラック番号)と、ラック内位
置情報によりそれぞれの試料容器を認識する方法であ
る。
【0008】各試料に対する分析測定項目は、依頼項目
とも呼ばれ、検体ID方式では試料容器に貼付された容
器識別ラベルの内容、ラックID方式では試料容器を置
いたラック識別情報及びラック内位置情報とともに登録
される。分析結果は必ずラック識別情報とともに保存さ
れる。
【0009】ラック識別情報は、自動分析装置が試料と
依頼項目とを一致させる手段と、オペレータが、測定結
果が高値だった場合など確認のため再検を行なったり、
測定済みの試料を取り出したりする作業を支援する手段
として有用である。容器識別ラベルは使用されないこと
もあるため、ラックの識別情報はすべての自動分析装置
で重要な情報といえる。
【0010】また、効率化のため、依頼の登録作業を検
査室内情報システム(LIS)で行ない、ワークシート
を作成して、自動分析装置にオンラインで送ることが多
い。このワークシートには、使用するラックの識別情報
と依頼情報が必ず含まれる。
【0011】一方、分析対象の試料は、少量ずつ随時発
生し、緊急または迅速に測定する必要がある試料や、入
院患者の定期検査試料のように一度に大量に発生する
が、さほどの緊急性はない試料など、施設によって様々
である。
【0012】近年、これらの試料を自動分析装置で同時
に効率よく処理するために、複数の方式の異なるサンプ
ラを装備する装置が提案されている。例えば、円形サン
プラとラックサンプラを装備した自動分析装置や、円形
サンプラと搬送システムを接続した自動分析装置があ
る。
【0013】円形サンプラは、円形状に試料を設置する
場所が配置されているため、30〜100程度の試料を
架設可能な円形ラックを使用することが多い。すなわ
ち、この円形ラックに架設された試料が全てサンプリン
グされた後、新しい試料が架設されたラックと交換され
ることとなる。
【0014】円形サンプラにおける試料識別方法は、ラ
ック番号とラック内の位置を示す番号(以下、ラック内
位置番号と呼ぶ)による2次元的なラック識別情報を使
用するのが一般的である。
【0015】円形サンプラの利点は、サンプラを回転さ
せることで、試料をすばやくサンプリングできる。また
サンプラを回転させることで再検査の自動化が容易であ
る。円形サンプラの欠点は、サンプラのサイズに限界が
あり、一度に大量の試料が載せられないことである。
【0016】ラックサンプラは、5〜10本の試料を架
設可能な箱型ラックを使用することが多く、この箱型ラ
ックを多数載置したレーンからサンプリングステーショ
ンへ順次箱型ラックを取り出し、サンプリングの終了し
た箱型ラックをサンプリングステーションからレーンに
戻す搬送システムと組み合わされて使用されることが多
い。
【0017】ラックサンプラにおける試料識別方法は、
円形サンプラと同様に、ラック番号とラック内位置番号
による2次元的なラック識別情報を使用するのが一般的
である。搬送システム含むラックサンプラの利点は、大
量の試料について処理が容易であることである。
【0018】搬送システム含むラックサンプラの欠点
は、再検査の自動化が困難もしくは人手と時間を要する
ことと、緊急処理すべき試料を多数のラック中に割り込
ませることが困難であることである。
【0019】また、従来の自動分析装置は1種類のラッ
クを使用するので、ワークシートの作成は容易である。
例えば、5本の試料を設置可能な箱型ラックの場合、例
えば、12本の試料のワークシートは、以下に示す表1
のようになる。
【0020】[箱形ラックのワークシート例]
【表1】 表1において、ワークシートの各エントリは、ラック番
号、ラック内位置、試料ID、および依頼項目からな
る。そして、ラック番号101,102,103の3つ
のラックが使用され、それぞれのラックには、それぞれ
試料ID1〜5,6〜10,11〜12の試料容器が架
設されることを示している。
【0021】試料毎の一例を詳細に説明すれば、ラック
番号101のラック内位置1には、試料ID1の試料容
器が架設され、この試料の依頼項目はAST(アスパラ
ギン酸アミノトランスフェラーゼ)及びALT(アラニ
ンアミノトランスフェラーゼ)である。
【0022】これに対し、2種類のラックが存在すれ
ば、5本ずつ、30本ずつなどラックのサイズに応じた
ワークシートを作成しなければならず、システムの構築
が困難となる。表2は30本の試料を設置可能なラック
のワークシートの例を示す。
【0023】[円形ラックのワークシート例]
【表2】 表2において、ワークシートの各エントリは、ラック番
号、ラック内位置、試料ID、および依頼項目からなる
ことは表1の場合と同様である。そして、例えばラック
番号1のラックが使用され、このラックには、試料ID
101〜130の試料容器が架設されることを示してい
る。
【0024】このように架設可能な試料数が異なる複数
のサンプラを備えた従来の自動分析装置において、例え
ば、30試料架設可能な円形ラックを使用する円形サン
プラと5試料架設可能な箱型ラックを使用するラックサ
ンプラを使用する場合、ラック識別情報は以下のように
なる。
【0025】円形ラックには、1〜99のラック番号を
割当て、各円形ラックは1〜30のラック内位置番号を
持つ。箱型ラックには、100〜999のラック番号を
割当て、各箱形ラックは1〜5のラック内位置番号を持
つ。このラック識別情報の例では、ラック番号で、既に
円形と箱型が区別されている。
【0026】さらに、ラック内位置番号については、円
形ラックに存在して、箱型ラックには存在しない部分6
〜30がある。また、検査室内情報システムは、1台の
自動分析装置のためにラックの種類数だけのワークシー
トの作成が必要となる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
種類の異なるサンプラを複数具備した自動分析装置にお
いては、サンプラの種類によって、使用するラック識別
情報の形式が異なり、このために試料の依頼管理のため
に複数のワークシートフォーマットを取り扱わなければ
ならず自動分析装置の管理プログラムが複雑化するとい
う問題点があった。
【0028】また従来の自動分析装置では、依頼登録時
にラック識別情報も設定するため、オペレータは試料を
設置するサンプラを測定時に選べないものが多く、また
試料を設置するサンプラを測定時に選べるものでも、試
料を設置するサンプラの変更及び、依頼画面で登録し直
す変更作業に多くの時間を要するという問題点があっ
た。
【0029】以上の問題点に鑑み本発明の目的は、上記
従来技術の問題点を解決し、オペレータの負担を軽減
し、検査室内情報システムを含めた検査室内のシステム
構築を容易にした自動分析装置を提供することである。
【0030】また本発明の目的は、相互の欠点を補える
ような複数のサンプラを組み合わせて、オペレータが臨
機応変にサンプラを選んで測定することができ、効率の
よい処理を可能とする自動分析装置を提供することであ
る。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、それぞれ被検体を収容した試料容器を一つ
以上架設できるラックを1つ以上搭載するサンプラを複
数備えた自動分析装置であって、架設可能な試料容器数
が最も小さい第1のラックを搭載する第1のサンプラ
と、第1のラックに架設可能な試料容器数の倍数の試料
容器を架設可能な第2のラックを搭載する第2のサンプ
ラと、を備えたことを要旨とする自動分析装置である。
【0032】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。本実施の形態は、箱型ラッ
クを使用するラックサンプラと、円形ラックを使用する
円形サンプラとを具備した自動分析装置である。
【0033】そして、基準ラックとして5試料架設可能
な箱型ラックを考え、箱型ラックの試料架設数である5
に対してその6倍である30を円形ラックに架設可能な
試料数とする。なお、これらの試料架設数は、一例であ
り、本発明はこれに限定されるものではない。
【0034】図1は、本発明に係る自動分析装置の構成
を示す機能ブロック図である。同図において、自動分析
装置1は、後述される箱形ラックに貼付されたバーコー
ドを読み取るラック番号読取り手段3、箱形ラックを使
用するラックサンプラを制御するラックサンプラ機構制
御手段5、後述される円形ラックを使用する円形サンプ
ラ機構制御手段7、試料測定各種手段9、制御部11、
依頼登録手段13、依頼情報記憶手段15、依頼検索手
段17、ラック番号指定手段19、今回/前ラック番号
記憶手段21、優先測定指定手段23、優先測定記憶手
段25、測定結果保存手段27、測定結果記憶手段2
9、表示装置31、入力装置33、とを備えている。
【0035】また自動分析装置1は、オンライン手段3
5を介して検査室内情報システム37に接続されてい
る。
【0036】図2(a)は、箱形ラック207の詳細を
示す斜視図である。同図において、箱形ラック207
は、略薄型の直方体の形状を成し、その一側面にはラッ
ク識別情報担体であるバーコードラベル209が貼付さ
れている。また、箱形ラック207には、試料容器であ
るサンプルカップ215や採血管等を架設するための穴
が5箇所設けられ、それぞれラック内位置1、ラック内
位置2、ラック内位置3、ラック内位置4、ラック内位
置5と呼ばれる。
【0037】図2(b)は、それぞれサンプルカップ2
15を5本づつ架設した箱形ラック207をトレイ21
1に載置した状態を示す斜視図である。トレイ211に
は、箱形ラック207のための載置位置が10箇所設け
られ、合計50試料を一つのトレイ211で搬送するこ
とができるようになっている。またトレイ211には2
本のトレイハンドル213が設けられ、手持搬送および
図2に示したラックサンプラ201へのセットが容易と
なるように考慮されている。
【0038】図3(a)は、円形サンプラ101の平面
図であり、円形サンプラ101にセットされた円形ラッ
ク103も同時に示されている。同図に示すように、円
形ラック103には、30箇所の試料架設位置があり、
箱形ラックの試料架設位置と同数の5つの試料架設位置
毎に6つの仮想的なラックに分割され、それぞれAから
Fまでの仮ラック番号が付与されている。言い換えれ
ば、円形ラック103は、箱形ラックと同等なそれぞれ
5つの試料架設位置を持つ仮想的なラック、A〜Fに分
割されている。
【0039】図3(b)は、円形ラック103の斜視図
である。同図に示すように円形ラック103は、サンプ
ルカップ215または図示されない採血管等の試料容器
を架設するためのラック内位置を30箇所備えている。
また円周上の対向する位置にそれぞれラックハンドル1
05が設けられ、手持搬送および円形サンプラ101へ
のセットが容易となるようになっている。
【0040】図4は、本発明に係る自動分析装置1が装
備する複数のサンプラを示す斜視図である。同図におい
て、自動分析装置1は、30本に試料が架設可能な円形
サンプラ101と、箱形ラック207を10づつ搭載可
能なトレイ211を順次搬送するラックサンプラ201
と、サンプリングアーム301と、円周上に多数の反応
管307を配列し回転可能な円形の反応テーブル305
と、を備えている。
【0041】ラックサンプラ201は、箱形ラック20
7を載置したトレイ211を順次左方向に搬送すると共
に、箱形ラック207を2つづつサンプリングステーシ
ョン205に引き込む。サンプリングステーション20
5に引き込まれた箱形ラック207は、図示されないバ
ーコードリーダによりバーコードラベル209が読み取
られ、ラック番号が識別されるようになっている。
【0042】円形サンプラ101は、円形ラック103
を回転させることにより円周上に配列された30箇所の
試料架設位置の任意の試料架設位置に配置された試料容
器にアクセス可能となっている。
【0043】サンプリングアーム301は、回動可能に
指示されており、ラックサンプラ201および円形サン
プラ101に共通に使用されるように両サンプラ20
1、101及び反応テーブル305の各反応管307に
アクセス可能となっている。
【0044】すなわちサンプリングアーム301の先端
部から垂下されたサンプルプローブ303により、ラッ
クサンプラ201のサンプリングステーション205に
引き込まれた箱形ラック207に架設された試料容器ま
たは、円形サンプラ101に架設された試料容器のいず
れからも試料を採取することができる。
【0045】サンプリングプローブ303により同時に
同じ試料容器から採取された試料は、反応テーブル30
5上で隣接する例えば2本の反応管307にそれぞれ分
注される。反応管307に試料が分注された後は、従来
の自動分析装置と同様であり、図示されない試薬アーム
により依頼項目に応じた試薬が分注され、同じく図示さ
れない攪拌子により攪拌され、同じく図示されない測定
系による吸光度測定やイオン検知電極によるイオン濃度
測定が行われる。
【0046】次に、図1ないし図4を参照して本発明の
自動分析装置1の動作を説明する。まず自動分析装置1
では、試料架設数が5である箱形ラック207を基準ラ
ックとし、ラック識別情報は、4桁のラック番号(1〜
9999)と1〜5のラック内位置で統一する。
【0047】箱型ラック207のラック番号は、箱形ラ
ック207の側面にバーコードとして表現されたラック
番号を印刷したバーコードラベル209を貼付し、ラッ
クサンプラ201上のサンプリングステーション205
に配置したバーコードリーダ(図1に示したラック番号
読取り手段)3により自動的に読み取られる。
【0048】円形ラック103は、試料架設数が5であ
る箱型ラック207が仮想的に6個同時架設可能なラッ
クと見なし、この仮想的な6箇所のラック設置位置を
A,B,C,D,E,Fとして、円形ラック101上の
試料設定位置5毎に表記するとともに、それぞれのラッ
ク内位置1〜5を表記する。
【0049】さらにこのA〜Fの6箇所について、入力
装置33からラック番号指定手段19を介して上記4桁
の任意のラック番号を入力し指定することができる。
【0050】すべての試料は、依頼登録手段により、上
記ラック番号とラック内位置からなるラック識別情報と
依頼項目を入力して、依頼登録を行なう。この場合、ラ
ック番号は箱型ラックとして用意しているラック番号を
割り振る。
【0051】次に、この自動分析装置の動作について、
その運用形態とともに説明する。まず、検査室内情報シ
ステム37により、各試料の依頼登録データが作成さ
れ、オンライン手段35を介して依頼情報記憶手段15
に登録される。また自動分析装置1の入力装置33から
依頼登録手段13を介して試料の依頼登録データを登録
することもできる。ここで、各試料の依頼登録データ
は、4桁のラック番号、1ないし5のいずれかのラック
内位置、試料ID、依頼項目をそれぞれ含むものとす
る。
【0052】通常の処理が行われる試料は、依頼登録に
したがって、試料を箱型ラック207に5本づつ置き、
この箱形ラック207をトレイ211の載せてラックサ
ンプラ201を利用して測定する。
【0053】迅速処理の必要な試料は、次に説明する図
5の画面中の円形サンプラの仮想ラック番号を示すA〜
Fの任意の場所に、依頼登録で使用した4桁のラック番
号を入力して円形サンプラを利用して測定する。
【0054】図5は、ラック番号指定手段19及び優先
測定指定手段23とオペレータとの対話画面の例を示す
図である。ラック番号指定手段19及び優先測定指定手
段23は、表示装置31に図5に示しようなラック番号
指定ガイド画面を表示する。オペレータは、表示装置3
1に表示された画面を見ながら、入力装置33から上記
4桁のラック番号を入力し、ラック番号指定手段19を
介して今回/前ラック番号記憶手段21に記憶されたラ
ック番号を更新することができる。
【0055】また、図5の最下部に示すように、円形サ
ンプラ優先の指定を行うことができる。例えば、入院患
者の試料で、再検を急ぐ試料がラック番号900のラッ
ク内位置3にあれば、依頼登録手段13により依頼情報
記憶手段15へ再検依頼を登録し、円形ラック103上
空いている場所、ここではD−3の位置に試料を置き、
上記画面例のようなラック番号指定手段により、Dの位
置にラック番号900を設定する。
【0056】自動分析装置1は、前回のラック番号記憶
手段21に記憶されている前回ラック情報と比較するこ
とにより、ラック番号900が新たに指定されたことを
認識し、依頼検索手段17により、ラック番号900の
ラック内位置1〜5の試料のうち、再検指示のある3の
位置を測定する必要があることを認識する。
【0057】優先測定指定手段23により、円形サンプ
ラを優先に指定する。自動分析装置1は、優先測定記憶
手段25から、優先測定が円形サンプラ101になって
いることを認識し、ラックサンプラ201上の試料のサ
ンプリングを中断して優先的に円形サンプラ101上の
D−3の試料をサンプリングする。D−3のサンプリン
グ終了後は、再びラックサンプラ201上の試料へ戻
る。これにより、大量にある入院患者の試料ラックの並
びを変更せずに、再検を実施できる。
【0058】従来のように1ラックサンプラ方式であれ
ば、ラックを1つずつずらして急ぐ試料が置かれている
ラックを割り込ませるなどの大変な作業が必要であった
が、本発明を適用すれば、優先測定処理、または再検処
理が必要な試料だけ、ラックサンプラ201から円形サ
ンプラ101に移し、円形ラック中の仮想的なラックに
ラック番号を指定し、円形ラックの優先指定を行うこと
により容易に優先測定処理を行うことができる。
【0059】検査室内情報システム37は、実際に試料
がどちらのサンプラで測定されているかは関係なく、自
動分析装置1のラックサンプラ201及びこれに用いら
れる箱形ラック207に対する仕様のみサポートすれば
よいことになり、ワークシートのフォーマットも箱形ラ
ックに対する1種類だけとなる。
【0060】また、迅速処理が必要な試料を上記再検試
料と同様に円形サンプラ101で測定することにより、
入院患者の試料等の大量に発生する試料の測定を最小限
の遅延に押さえながら、優先処理すべき試料の迅速処理
が行なえることになる。
【0061】次に本発明の実施形態の変形例を説明す
る。円形サンプラは、一つの円形ラックを載置するもの
としたが、複数の円形ラックが架設されるものでもよ
い。また、円形ラックの形状を仮想ラック単位、すなわ
ち実施形態に即して言えば箱形ラックに架設可能な試料
数毎に、物理的に複数の部分に分割し、各部分毎に差し
替え可能な構成としてもよい。
【0062】また、仮想ラックのラック番号を、実際の
円形ラック上の例えばA−1,B−1,C−1,D−
1,E−1,F−1の縁にバーコードを貼付し、サンプ
ラの外周に設置するバーコードリーダで読み取らせるよ
うにしてもよい。この場合、円形サンプラ上のバーコー
ドを一度すべて読み取る動作が必要であるため、それを
指示するためのSWを画面またはサンプラの側に配置す
る。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、自
動分析装置に備えた複数のサンプラに用いるそれぞれの
ラックの試料収容数が異なっていても、試料収容数の最
も少ないラックを基準としてラック識別情報を統一する
ことができるので、一種類のラックを使用する自動分析
装置として検査室内情報システムの構築が容易に実現で
きる。
【0064】また本発明によれば、ラック内位置の少な
い方のラックを多数自動搬送するサンプラにラック識別
情報読取り手段を設けて自動的にラック識別情報を読み
取ることができるので、オペレータのラック識別情報の
入力操作を軽減することができる。
【0065】また本発明によれば、オペレータは、試料
を設置するサンプラを測定時に選ぶことができるので、
緊急に分析を要する試料を容易に割り込ませることがで
きる。
【0066】また本発明によれば、オペレータは、サン
プラの優先順位を任意に変更することができるので、大
量の試料の分析検査と、少量の緊急処理すべき試料の分
析検査とを両立させ、効率のよい自動分析装置の運用が
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動分析装置の要部構成を示す機
能ブロック図である。
【図2】ラックサンプラに用いられる箱形ラック(a)
と、トレイ(b)をそれぞれ示す斜視図である。
【図3】円形サンプラの平面図(a)と、円形サンプラ
に用いられる円形ラックの斜視図(b)である。
【図4】本発明に係る自動分析装置が装備する複数のサ
ンプラを示す斜視図である。
【図5】ラック指定と優先測定指定を行う表示画面例で
ある。
【図6】従来の複数サンプラを備えた自動分析装置の要
部構成を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1…自動分析装置、3…ラック番号読取り手段、5…ラ
ックサンプラ機構制御手段、7…円形サンプラ機構制御
手段、9…試料測定各種手段、11…制御部、13…依
頼登録手段、15…依頼情報記憶手段、17…依頼検索
手段、19…ラック番号指定手段、21…今回/前ラッ
ク番号記憶手段、23…優先測定指定手段、25…優先
測定記憶手段、27…測定結果保存手段、29…測定結
果記憶手段、31…表示装置、33…入力装置、35…
オンライン手段、37…検査室内情報システム。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ被検体を収容した試料容器を一
    つ以上架設できるラックを1つ以上搭載するサンプラを
    複数備えた自動分析装置であって、 架設可能な試料容器数が最も少ない第1のラックを搭載
    する第1のサンプラと、 第1のラックに架設可能な試料容器数の倍数の試料容器
    を架設可能な第2のラックを搭載する第2のサンプラ
    と、 を備えたことを特徴とする自動分析装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のラックは仮想的に複数の前記
    第1のラックから構成されるものとして、ラック識別情
    報及びラック内位置情報を付与することを特徴とする請
    求項1記載の自動分析装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のサンプラの試料設定位置を仮
    想的に複数の前記第1のラックに分割し、この仮想的な
    ラックに付与されたラック識別情報に基づいて、前記第
    2のサンプラに架設された試料の処理を制御する制御手
    段と、 この分割された仮想的なラックに任意のラック識別情報
    を指定するラック識別情報指定手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の自動分析装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも前記第1または第2のいずれ
    かのラックは、それぞれのラックに固有なラック識別情
    報担体が付加され、 少なくとも前記第1または第2のいずれかのサンプラ
    は、前記ラック識別情報担体からラック識別情報を読み
    取るラック識別情報読み取り手段を備えたことを特徴と
    する請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の自動
    分析装置。
  5. 【請求項5】 依頼登録された試料のラック識別情報を
    任意に変更することができるラック識別情報指定手段を
    さらに備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4
    のいずれか1項記載の自動分析装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のサンプラについて任意に優先
    順位を付与する優先測定指定手段と、 前記優先測定指定手段からの優先順位の変更に応じて測
    定対象の試料を取り出すサンプラを切り替える優先制御
    手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のい
    ずれか1項記載の自動分析装置。
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