JPH11109155A - 温度無依存導波路 - Google Patents
温度無依存導波路Info
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- JPH11109155A JPH11109155A JP27167697A JP27167697A JPH11109155A JP H11109155 A JPH11109155 A JP H11109155A JP 27167697 A JP27167697 A JP 27167697A JP 27167697 A JP27167697 A JP 27167697A JP H11109155 A JPH11109155 A JP H11109155A
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- waveguide
- temperature
- carbon fiber
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡便で比較的低コストで、かつ安全な構成で
環境温度に依存しない温度無依存導波路の実現。 【解決手段】 熱膨張係数の小さい炭素繊維シ−ト3
1、32を光導波路13、14の表面、あるいは導波路
表面と基板11の裏面、あるいは基板裏面に密着して配
置するか、または基板自体を炭素繊維シートとする。光
導波路の温度変変化による収縮が、収縮のない炭素繊維
シートに追従して小さくなるため、光導波路の光路長の
温度変化を抑制できる。
環境温度に依存しない温度無依存導波路の実現。 【解決手段】 熱膨張係数の小さい炭素繊維シ−ト3
1、32を光導波路13、14の表面、あるいは導波路
表面と基板11の裏面、あるいは基板裏面に密着して配
置するか、または基板自体を炭素繊維シートとする。光
導波路の温度変変化による収縮が、収縮のない炭素繊維
シートに追従して小さくなるため、光導波路の光路長の
温度変化を抑制できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信、光情報処
埋分野で使用される導波型光素子に関し、特に光波長合
分波器において、その光学特性が基板温度、環境温度に
依存しない温度無依存導波路に関する。
埋分野で使用される導波型光素子に関し、特に光波長合
分波器において、その光学特性が基板温度、環境温度に
依存しない温度無依存導波路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、平面型導波回路(PLC:Planar
Lightwave Circuit) は次世代の光素子の中心となるも
のとして開発が進んでいる。特にマッハツェンダ干渉計
や、アレイ導波路型波長合分波器(AWG:Arrayed -
Waveguide Grating Multiplexer)のように、複数の信号
光の干渉を利用した光素子の開発が活発である。
Lightwave Circuit) は次世代の光素子の中心となるも
のとして開発が進んでいる。特にマッハツェンダ干渉計
や、アレイ導波路型波長合分波器(AWG:Arrayed -
Waveguide Grating Multiplexer)のように、複数の信号
光の干渉を利用した光素子の開発が活発である。
【0003】上記のAWGは、図1に示すような構成で
ある。ここで、1はシリコン基板、2は入力導波路、3
は第1のスラブ導波路、4は100本のアレイ導波路、
5は第2のスラブ導波路、6は8本の出力導波路、7は
導波路コア、および8はクラッド(導波路層)である。
AWGは、光路長が少しづつ異なる数十〜数百本のアレ
イ導波路4とその両端に1つづつスラブ導波路3、5を
設けた構成となっており、アレイ導波路4を伝搬した複
数の光はスラブ導波路5で干渉し、波長によって合分波
される。
ある。ここで、1はシリコン基板、2は入力導波路、3
は第1のスラブ導波路、4は100本のアレイ導波路、
5は第2のスラブ導波路、6は8本の出力導波路、7は
導波路コア、および8はクラッド(導波路層)である。
AWGは、光路長が少しづつ異なる数十〜数百本のアレ
イ導波路4とその両端に1つづつスラブ導波路3、5を
設けた構成となっており、アレイ導波路4を伝搬した複
数の光はスラブ導波路5で干渉し、波長によって合分波
される。
【0004】上記のマッハツェンダ干渉計は、図2に示
すような構成である。ここで、11はシリコン基板、1
2は導波路層、13および14は導波路、15および1
6は3dBカップラ、17および18は入力ポート、1
9および20は出力ポートである。マッハツェンダ干渉
計は2本の導波路13、14の両端に3dBカップラ1
5、16を設けており、一端の第1ポート17から入力
した光は最初のカップラ15で分波され、2本の導波路
13、14を伝搬した後に次のカップラ16で合波され
干渉する。
すような構成である。ここで、11はシリコン基板、1
2は導波路層、13および14は導波路、15および1
6は3dBカップラ、17および18は入力ポート、1
9および20は出力ポートである。マッハツェンダ干渉
計は2本の導波路13、14の両端に3dBカップラ1
5、16を設けており、一端の第1ポート17から入力
した光は最初のカップラ15で分波され、2本の導波路
13、14を伝搬した後に次のカップラ16で合波され
干渉する。
【0005】AWGの合分波特性は光路長に依存してい
るので、温度により膨張・収縮が起こると光路長が変化
し、合分波特性が劣化する。マッハツェンダ干渉計も2
本の導波路の長さが全く等しい対称型マッハツェンダ干
渉計では問題はないが、図2で示したような、光素子で
用いる導波路長の異なる非対称型マッハツェンダ干渉計
では、AWGと同様に温度変化によって干渉条件が変化
してしまう。
るので、温度により膨張・収縮が起こると光路長が変化
し、合分波特性が劣化する。マッハツェンダ干渉計も2
本の導波路の長さが全く等しい対称型マッハツェンダ干
渉計では問題はないが、図2で示したような、光素子で
用いる導波路長の異なる非対称型マッハツェンダ干渉計
では、AWGと同様に温度変化によって干渉条件が変化
してしまう。
【0006】そこで、従来では温度変化をなくすため
に、ぺルチェ素子を用いて温度を一定に保つように制御
したり、あるいはヒータで常時約80℃程に加熱してお
き、環境温度変化を無視できるようにしていた。
に、ぺルチェ素子を用いて温度を一定に保つように制御
したり、あるいはヒータで常時約80℃程に加熱してお
き、環境温度変化を無視できるようにしていた。
【0007】また、基板に熱膨張係数の少ない特殊なガ
ラス基板を用いるものもあった。
ラス基板を用いるものもあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、平面型
導波回路のような光の干渉を用いる光素子では、環境温
度変化に鋭敏に反応して、光素子特性が劣化するという
解決すべき課題があった。特に、従来技術の前者のぺル
チェ素子による温度制御方法では、高価なぺルチェ素
子、及びその制御装置、それらを駆動するための電気エ
ネルギが必要であった。また、従来技術の後者のヒータ
ー加熱による温度制御方法では、高温を維持するための
断熱材や電気エネルギが必要であり、かつ高温であるた
め使用者の火傷や火災発生などの危険性が顕著であっ
た。
導波回路のような光の干渉を用いる光素子では、環境温
度変化に鋭敏に反応して、光素子特性が劣化するという
解決すべき課題があった。特に、従来技術の前者のぺル
チェ素子による温度制御方法では、高価なぺルチェ素
子、及びその制御装置、それらを駆動するための電気エ
ネルギが必要であった。また、従来技術の後者のヒータ
ー加熱による温度制御方法では、高温を維持するための
断熱材や電気エネルギが必要であり、かつ高温であるた
め使用者の火傷や火災発生などの危険性が顕著であっ
た。
【0009】また、基板に用いていた熱膨張係数の少な
いガラスでも、その熱膨張係数が充分に小さくはなく、
温度変化を無視できる程までには至っていなかった。
いガラスでも、その熱膨張係数が充分に小さくはなく、
温度変化を無視できる程までには至っていなかった。
【0010】本発明の目的は、上述の従来の課題を解決
し、簡便で比較的低コストで、かつ安全な構成で環境温
度に依存しない温度無依存導波路を提供することにあ
る。
し、簡便で比較的低コストで、かつ安全な構成で環境温
度に依存しない温度無依存導波路を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、温度変化によって光長差を生じ
る光導波路部分に、少なくとも光路長差の生じる方向に
沿って熱膨張・収縮を実質的に無くした炭素繊維を含む
材料を密着して配置し固定したことを特徴とする。
め、請求項1の発明は、温度変化によって光長差を生じ
る光導波路部分に、少なくとも光路長差の生じる方向に
沿って熱膨張・収縮を実質的に無くした炭素繊維を含む
材料を密着して配置し固定したことを特徴とする。
【0012】ここで、基板上に形成された前記光導波路
の表面に前記熱膨張・収縮を無くした炭素繊維を含む材
料を密着して固着したとすることができる。
の表面に前記熱膨張・収縮を無くした炭素繊維を含む材
料を密着して固着したとすることができる。
【0013】また、基板上に形成された前記光導波路の
表面と該基板の裏面のそれぞれに前記熱膨張・収縮を無
くした炭素繊維を含む材料を密着して固着したとするこ
とができる。
表面と該基板の裏面のそれぞれに前記熱膨張・収縮を無
くした炭素繊維を含む材料を密着して固着したとするこ
とができる。
【0014】更に、基板上に形成された前記光導波路に
おいて、該基板自体が前記熱膨張・収縮を無くした炭素
繊維を含む材料で形成されることができる。
おいて、該基板自体が前記熱膨張・収縮を無くした炭素
繊維を含む材料で形成されることができる。
【0015】更に、基板上に形成された前記光導波路に
おいて、該基板の裏面に前記熱膨張・収縮を無くした炭
素繊維を含む材料を密着して固着したとすることができ
る。
おいて、該基板の裏面に前記熱膨張・収縮を無くした炭
素繊維を含む材料を密着して固着したとすることができ
る。
【0016】更に、前記温度無依存導波路は前記炭素繊
維を含む材料を接着することによって形成したとするこ
とができる。
維を含む材料を接着することによって形成したとするこ
とができる。
【0017】更に、前記熱膨張・収縮を無くした炭素繊
維を含む材料は、該炭素繊維を含む熱膨張係数の小さい
炭素繊維シートであるとすることができる。
維を含む材料は、該炭素繊維を含む熱膨張係数の小さい
炭素繊維シートであるとすることができる。
【0018】更に、前記光導波路はアレイ導波路型波長
合分波器の光導波路であるとすることができる。
合分波器の光導波路であるとすることができる。
【0019】更に、前記光導波路は導波路長の異なる非
対称型マッハツェンダ干渉計の光導波路であるとするこ
とができる。
対称型マッハツェンダ干渉計の光導波路であるとするこ
とができる。
【0020】更に、前記温度無依存導波路は、導波路
側、基板側両面に前記熱膨張・収縮を無くした炭素繊維
を含む炭素繊維シートを接着し、中央に波長板を挿入し
たアレイ導波路型波長合分波器であるとすることができ
る。
側、基板側両面に前記熱膨張・収縮を無くした炭素繊維
を含む炭素繊維シートを接着し、中央に波長板を挿入し
たアレイ導波路型波長合分波器であるとすることができ
る。
【0021】
【発明の実施形態】以下、図面を参照して本発明の実施
形態を詳細に説明する。
形態を詳細に説明する。
【0022】(第1の実施形態)本発明の温度無依存導
波路は、光導波路の光路長の温度変化を抑制するため
に、温度変化によって光路長差を生じる光導波路部分
に、少なくとも光路長差の生じる方向に沿って熱膨張・
収縮を実質的に無くした炭素繊維を含む材料を光導波路
に密着して配置し一体的に固定している。光導波路の温
度変変化による収縮が、収縮のない炭素繊維を含む材料
(例えば、炭素繊維シート)に追従して小さくなるた
め、光導波路の光路長の温度変化を抑制することができ
る。
波路は、光導波路の光路長の温度変化を抑制するため
に、温度変化によって光路長差を生じる光導波路部分
に、少なくとも光路長差の生じる方向に沿って熱膨張・
収縮を実質的に無くした炭素繊維を含む材料を光導波路
に密着して配置し一体的に固定している。光導波路の温
度変変化による収縮が、収縮のない炭素繊維を含む材料
(例えば、炭素繊維シート)に追従して小さくなるた
め、光導波路の光路長の温度変化を抑制することができ
る。
【0023】その第1の実施形態は、例えば図7に示す
ように、基板11上に形成された光導波路の層(導波路
層)12の表面に、熱膨張・収縮を実質的に無くした炭
素繊維を含む熱膨張係数の小さい炭素繊維シ−ト31を
例えば接着剤により密着して接着した構成である。
ように、基板11上に形成された光導波路の層(導波路
層)12の表面に、熱膨張・収縮を実質的に無くした炭
素繊維を含む熱膨張係数の小さい炭素繊維シ−ト31を
例えば接着剤により密着して接着した構成である。
【0024】本発明に用いる上記炭素繊維は、特に石炭
系のピッチ系炭素繊維を用いると、繊維シートの長手方
向の膨張係数が0に近く、作製条件(繊維方向の制御)
によっては長手方向の膨張係数をマイナスにすることが
できる。
系のピッチ系炭素繊維を用いると、繊維シートの長手方
向の膨張係数が0に近く、作製条件(繊維方向の制御)
によっては長手方向の膨張係数をマイナスにすることが
できる。
【0025】この炭素繊維を光素子の光路長方向に形成
すると、温度変化に依存する光路の長さ変化を抑制する
ことができ、環境温度変化に依存しない温度無依存導波
路を得ることができる。
すると、温度変化に依存する光路の長さ変化を抑制する
ことができ、環境温度変化に依存しない温度無依存導波
路を得ることができる。
【0026】特に、基板上に形成されている石英光導波
路は、シングルモードでは基板上に50μmのアンダー
クラッド、8μm角のコア、50μmのオーバークラッ
ド層という非常に薄い層の中を光が伝搬しているため、
薄いオーバークラッド層の上に形成された炭素繊維を含
む層31の影響を受けやすく、炭素繊維を含む層31の
膨張係数によって温度無依存導波路となる。
路は、シングルモードでは基板上に50μmのアンダー
クラッド、8μm角のコア、50μmのオーバークラッ
ド層という非常に薄い層の中を光が伝搬しているため、
薄いオーバークラッド層の上に形成された炭素繊維を含
む層31の影響を受けやすく、炭素繊維を含む層31の
膨張係数によって温度無依存導波路となる。
【0027】また、炭素繊維を光導波路の方向Yに任意
に並べることが容易にでき、光導波路に沿って炭素繊維
を並べることも可能で、熱膨張係数の小さい特殊なガラ
スでは達成できなかった任意方向の熱膨張係数を小さ
く、任意の値に抑えることができる。
に並べることが容易にでき、光導波路に沿って炭素繊維
を並べることも可能で、熱膨張係数の小さい特殊なガラ
スでは達成できなかった任意方向の熱膨張係数を小さ
く、任意の値に抑えることができる。
【0028】さらに、炭素繊維を編んだシートを用いる
場合、シートを樹脂で固めて導波路との接着が通常の接
着剤で簡単に接着できる様にすることも可能である。ま
た、炭素繊維はガラスに比べて軽量であり、しかも機械
的強度に優れているという特徴を持っている。
場合、シートを樹脂で固めて導波路との接着が通常の接
着剤で簡単に接着できる様にすることも可能である。ま
た、炭素繊維はガラスに比べて軽量であり、しかも機械
的強度に優れているという特徴を持っている。
【0029】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態では、例えば図10に示すように、基板11上に形成
された光導波路の導波路層12の表面と基板11の裏面
のそれぞれに上記と同様な炭素繊維シート31、32を
密着して接着し、サンドイッチ構造にしている。
態では、例えば図10に示すように、基板11上に形成
された光導波路の導波路層12の表面と基板11の裏面
のそれぞれに上記と同様な炭素繊維シート31、32を
密着して接着し、サンドイッチ構造にしている。
【0030】(第3の実施形態)本発明の第3の実施形
態では、基板11上に形成された光導波路において、基
板11自体が熱膨張・収縮を実質的に無くした炭素繊維
を含む材料で形成する。さらにその光導波路の表面に上
記の炭素繊維シートを密着して接着すると、実質的にサ
ンドイッチ構造となるので好ましい。
態では、基板11上に形成された光導波路において、基
板11自体が熱膨張・収縮を実質的に無くした炭素繊維
を含む材料で形成する。さらにその光導波路の表面に上
記の炭素繊維シートを密着して接着すると、実質的にサ
ンドイッチ構造となるので好ましい。
【0031】(第4の実施形態)本発明の第4の実施形
態では、例えば図13に示すように、基板11上に形成
された光導波路において、基板11の裏面に炭素繊維シ
ート32を密着して接着する。
態では、例えば図13に示すように、基板11上に形成
された光導波路において、基板11の裏面に炭素繊維シ
ート32を密着して接着する。
【0032】
【実施例】次に、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0033】本発明の実施例では、基板にシリコン基板
を用いたが、石英基板やガラス基板など、その他の基板
でも同様な効果が得られる。以下、実施例によって本発
明を詳細に説明する。
を用いたが、石英基板やガラス基板など、その他の基板
でも同様な効果が得られる。以下、実施例によって本発
明を詳細に説明する。
【0034】(比較例)まず、本発明の実施例を説明す
る前に、本発明の実施例の特性との比較をするために、
従来の非対称型マッハツェンダ干渉計およびアレイ導波
路型波長合分波器(AWG)の特性を比較例として説明
する。
る前に、本発明の実施例の特性との比較をするために、
従来の非対称型マッハツェンダ干渉計およびアレイ導波
路型波長合分波器(AWG)の特性を比較例として説明
する。
【0035】非対称型マッハツェンダ干渉計の出力は波
長によって異なり、図2の第1ポート17から入力した
信号光は、その信号光の波長によって光出力が第3ポー
ト19、もしくは第4ポート20と変化する。図3はそ
の変化の様子を示したもので、環境温度が25℃の時の
ものである。環境温度が変化するとこの出力波形が移動
してしまう。
長によって異なり、図2の第1ポート17から入力した
信号光は、その信号光の波長によって光出力が第3ポー
ト19、もしくは第4ポート20と変化する。図3はそ
の変化の様子を示したもので、環境温度が25℃の時の
ものである。環境温度が変化するとこの出力波形が移動
してしまう。
【0036】本発明の第1の比較例として、本発明を用
いない場合の非対称型マッハツェンダ干渉計の出力波長
の温度依存性を図4に示す。図4は第3ポート19の出
力だけを表示している。このように環境温度が変化する
と出力波形は移動し、環境温度によって特性も変化する
ことが分かる。
いない場合の非対称型マッハツェンダ干渉計の出力波長
の温度依存性を図4に示す。図4は第3ポート19の出
力だけを表示している。このように環境温度が変化する
と出力波形は移動し、環境温度によって特性も変化する
ことが分かる。
【0037】次の第2の比較例として、本発明を用いな
い場合のアレイ導波路型波長合分波器(AWG)の出力
波長の温度依存性を図5に、その中心波長の温度依存性
を図6に示す。図5、図6から非対称型マッハツェンダ
干渉計の場合と同じように環境温度が変化すると中心波
長がずれてしまうことがわかる。
い場合のアレイ導波路型波長合分波器(AWG)の出力
波長の温度依存性を図5に、その中心波長の温度依存性
を図6に示す。図5、図6から非対称型マッハツェンダ
干渉計の場合と同じように環境温度が変化すると中心波
長がずれてしまうことがわかる。
【0038】(第1の実施例)ピッチ系炭素繊維は、熱
膨張係数が繊維方向で、−0.1×10-6〜−1.0×
l0-6/℃であり、繊維方向だけをみると負の熱膨張係
数を有している。
膨張係数が繊維方向で、−0.1×10-6〜−1.0×
l0-6/℃であり、繊維方向だけをみると負の熱膨張係
数を有している。
【0039】ピッチ系炭素繊維を本発明に用いる場合に
は、平面のシート状にするために、縦糸と横糸を組み合
わさなければならないが、単純に縦糸と横糸を組み合わ
せただけでは上記負の熱膨張係数が相殺されてしまう。
は、平面のシート状にするために、縦糸と横糸を組み合
わさなければならないが、単純に縦糸と横糸を組み合わ
せただけでは上記負の熱膨張係数が相殺されてしまう。
【0040】そこで縦糸と横糸以外にこれらの糸に対し
て±45°となる糸を適宜組み合わせ、場合によっては
±45°以外の角度の糸をさらに適宜組み合わせて平面
シートを作製することができ、これらの糸の組み合わせ
によって、平面シートの任意方向の熱膨張係数を任意に
調整することができる。例えば、図21に示したよう
に、ハッチングを施した層は縦糸、その他の層を横糸と
±45°糸の層とすれば、全体的に縦糸方向の熱膨張係
数を小さくすることができ、縦糸を増加して横糸を減小
させれば、さらに縦糸方向の熱膨張係数を小さくするこ
とができる。また、図22に示すように、その他の角度
の糸を組み合わせることでも任意の方向の熱膨張係数を
制御することができる。
て±45°となる糸を適宜組み合わせ、場合によっては
±45°以外の角度の糸をさらに適宜組み合わせて平面
シートを作製することができ、これらの糸の組み合わせ
によって、平面シートの任意方向の熱膨張係数を任意に
調整することができる。例えば、図21に示したよう
に、ハッチングを施した層は縦糸、その他の層を横糸と
±45°糸の層とすれば、全体的に縦糸方向の熱膨張係
数を小さくすることができ、縦糸を増加して横糸を減小
させれば、さらに縦糸方向の熱膨張係数を小さくするこ
とができる。また、図22に示すように、その他の角度
の糸を組み合わせることでも任意の方向の熱膨張係数を
制御することができる。
【0041】さらに、導波路に沿って炭素繊維を這わせ
るよう配置すれば、その効果が高いことは言うまでもな
い。
るよう配置すれば、その効果が高いことは言うまでもな
い。
【0042】繊維方向がおおむね長手方向に揃うように
上記の炭素繊維を並べて樹脂で固め、長手方向には熱膨
張係数が0となった炭素繊維シートを、上記第1の比較
例で用いた非対称型マッハツェンダ干渉計の導波路の表
面側(導波路側)にエポキシ樹脂(エポバック・株式会
社理経)で80℃、2時間の加熱により接着固定した。
図7にその模式図を示す。ここで、炭素繊維シート31
の繊維方向は導波路の長手方向となるように配置し接着
した。図7の両端矢印Yで炭素繊維の繊維方向を示す。
図7では炭素繊維シート31は導波路を全てを覆うよう
に示したが、光路長差が生じる部分だけを覆っても効果
がある。また、干渉を用いるその他の光素子(AWGな
ど)でも同様に、炭素繊維シート31は導波路を全てを
覆うように配置してもよいし、光路長差が生じる部分だ
けを覆っても効果がある。
上記の炭素繊維を並べて樹脂で固め、長手方向には熱膨
張係数が0となった炭素繊維シートを、上記第1の比較
例で用いた非対称型マッハツェンダ干渉計の導波路の表
面側(導波路側)にエポキシ樹脂(エポバック・株式会
社理経)で80℃、2時間の加熱により接着固定した。
図7にその模式図を示す。ここで、炭素繊維シート31
の繊維方向は導波路の長手方向となるように配置し接着
した。図7の両端矢印Yで炭素繊維の繊維方向を示す。
図7では炭素繊維シート31は導波路を全てを覆うよう
に示したが、光路長差が生じる部分だけを覆っても効果
がある。また、干渉を用いるその他の光素子(AWGな
ど)でも同様に、炭素繊維シート31は導波路を全てを
覆うように配置してもよいし、光路長差が生じる部分だ
けを覆っても効果がある。
【0043】本発明の第1の実施例の出力波長の温度依
存性を図8に示す。図8から、本実施例では図4の従来
例に比べて温度を変化させても光出力の波長変化がな
く、本発明による効果がよくわかる。
存性を図8に示す。図8から、本実施例では図4の従来
例に比べて温度を変化させても光出力の波長変化がな
く、本発明による効果がよくわかる。
【0044】図9は本発明の効果をより具体的に示すた
めに、横軸の波長幅を広くし、縦軸を対数にして第3ポ
ート19の光出力が最小となる部分を拡大して示した。
ここで、図9は分かりやすいように第3ポート19の光
出力が最小となる部分を拡大したが、(図3からも明ら
かなように)これはまた第4ポート20からの光出力が
最大となる部分を示していることになる。
めに、横軸の波長幅を広くし、縦軸を対数にして第3ポ
ート19の光出力が最小となる部分を拡大して示した。
ここで、図9は分かりやすいように第3ポート19の光
出力が最小となる部分を拡大したが、(図3からも明ら
かなように)これはまた第4ポート20からの光出力が
最大となる部分を示していることになる。
【0045】本発明による非対称型マッハツェンダ素子
は、従来例の図4に比べて環境温度の影響を抑制した温
度無依存の非対称型マッハツェンダ素子を得ることがで
きた。しかしながら、理由は定かではないが、17℃と
その他の温度で若干の温度依存性が認められるが、その
他の温度では全く変化していないことが図9からよくわ
かる。
は、従来例の図4に比べて環境温度の影響を抑制した温
度無依存の非対称型マッハツェンダ素子を得ることがで
きた。しかしながら、理由は定かではないが、17℃と
その他の温度で若干の温度依存性が認められるが、その
他の温度では全く変化していないことが図9からよくわ
かる。
【0046】このように、導波路表面を熱膨張係数の小
さい物質で覆うことで環境の温度変化を無視できる光素
子を得ることができた。第1の実施例では炭素繊維シー
トしか熱膨張係数が0に近い材料を見いだせなかった
が、その他の材料で、例えばセラミック材料やガラス材
料、金属材料、合金材料、有機材料、またはこれらの複
合材料からなる材料で熱膨張係数を0もしくは0に近い
材料、マイナスになる材料があれば、本発明の炭素繊維
を含む材料の代わりに用いることできることは当然であ
る。
さい物質で覆うことで環境の温度変化を無視できる光素
子を得ることができた。第1の実施例では炭素繊維シー
トしか熱膨張係数が0に近い材料を見いだせなかった
が、その他の材料で、例えばセラミック材料やガラス材
料、金属材料、合金材料、有機材料、またはこれらの複
合材料からなる材料で熱膨張係数を0もしくは0に近い
材料、マイナスになる材料があれば、本発明の炭素繊維
を含む材料の代わりに用いることできることは当然であ
る。
【0047】(第2の実施例)上記の第1の実施例で
は、導波路表面側にだけに炭素繊維シートを接着した
が、本発明の第2の実施例ではさらに導波路表面側と基
板裏面側とに炭素繊維シートを接着し、炭素繊維シート
で光素子をサンドイッチに挟む構造とした。その様子を
図10に示す。図中の両端矢印Yで示したように、炭素
繊維の方向は、導波路表面側(導波路層12の表面側)
の炭素繊維シート31と基板11の裏面側の炭素繊維シ
ート32とも、第1の実施例と同様に導波路13、14
の長手方向となるように配置した。
は、導波路表面側にだけに炭素繊維シートを接着した
が、本発明の第2の実施例ではさらに導波路表面側と基
板裏面側とに炭素繊維シートを接着し、炭素繊維シート
で光素子をサンドイッチに挟む構造とした。その様子を
図10に示す。図中の両端矢印Yで示したように、炭素
繊維の方向は、導波路表面側(導波路層12の表面側)
の炭素繊維シート31と基板11の裏面側の炭素繊維シ
ート32とも、第1の実施例と同様に導波路13、14
の長手方向となるように配置した。
【0048】このサンドイッチ構造の出力波長の温度依
存性を図1lに示す。図12は本発明の効果をより具体
的に示すために、横軸の波長幅を狭くし、縦軸を対数に
して示した。図11、図12から、第1の実施例での導
波路表面だけに炭素繊維シート31を配置したものと比
べて、第2の実施例ではさらに波長変化を抑制すること
ができたことがよくわかる。第1の実施例では図9に示
すように17℃で少し変化していたが、サンドイッチ構
造とした第2の実施例の場合は、図12で示すように、
測定した温度範囲(16〜73℃)で全く変化しておら
ず、導波路を上下から挟むことで本発明の効果がさらに
発揮された。
存性を図1lに示す。図12は本発明の効果をより具体
的に示すために、横軸の波長幅を狭くし、縦軸を対数に
して示した。図11、図12から、第1の実施例での導
波路表面だけに炭素繊維シート31を配置したものと比
べて、第2の実施例ではさらに波長変化を抑制すること
ができたことがよくわかる。第1の実施例では図9に示
すように17℃で少し変化していたが、サンドイッチ構
造とした第2の実施例の場合は、図12で示すように、
測定した温度範囲(16〜73℃)で全く変化しておら
ず、導波路を上下から挟むことで本発明の効果がさらに
発揮された。
【0049】(第3の実施例)本発明の第3の実施例で
は、基板に表面を光学研磨した炭素繊維シートを用い、
その上に導波路を設けた非対称型マッハツェンダ光素子
を作製した。炭素繊維は宇宙開発にも使用されているこ
とからも分かるように、耐熱温度が高く基板として使用
することが充分に可能であった。この導波路表面に炭素
繊維シートを接着し、図7と同様な構造とした。図7と
異なっているのは、基板が炭素繊維シートである点であ
る。従って本実施例では、導波路を上下から直接、炭素
繊維シートで挟む構造となる。
は、基板に表面を光学研磨した炭素繊維シートを用い、
その上に導波路を設けた非対称型マッハツェンダ光素子
を作製した。炭素繊維は宇宙開発にも使用されているこ
とからも分かるように、耐熱温度が高く基板として使用
することが充分に可能であった。この導波路表面に炭素
繊維シートを接着し、図7と同様な構造とした。図7と
異なっているのは、基板が炭素繊維シートである点であ
る。従って本実施例では、導波路を上下から直接、炭素
繊維シートで挟む構造となる。
【0050】この場合の光出力は、環境温度変化による
影響が全くなく、上記の第2の実施例と同様な温度無依
存の光素子を得ることができた。
影響が全くなく、上記の第2の実施例と同様な温度無依
存の光素子を得ることができた。
【0051】(第4の実施例)本発明の第4の実施例で
は、図13に示すように、導波路の表面側には何も設け
ず、基板11の裏側だけに炭素繊維シート32を接着し
た時の例を示す。
は、図13に示すように、導波路の表面側には何も設け
ず、基板11の裏側だけに炭素繊維シート32を接着し
た時の例を示す。
【0052】図14は炭素繊維シートを何も接着してい
ない場合の第3ボート19からの光出力の環境温度変化
に対する温度依存性を示し、図15はシリコン基板11
の裏面に炭素繊維シート32を接着した場合の第3ボー
ト19からの光出力の環境温度変化に対する温度依存性
を示す。炭素繊維の繊維方向は第1〜第3の実施例と同
様に導波路の長手方向とした。
ない場合の第3ボート19からの光出力の環境温度変化
に対する温度依存性を示し、図15はシリコン基板11
の裏面に炭素繊維シート32を接着した場合の第3ボー
ト19からの光出力の環境温度変化に対する温度依存性
を示す。炭素繊維の繊維方向は第1〜第3の実施例と同
様に導波路の長手方向とした。
【0053】図14、図15に示したように、導波路側
から距離のある基板11の裏側に膨張係数の低い炭素繊
維シート32を接着してもあまり効果は見えなかった
が、第2の実施例で示した表裏面からサンドイッチ構造
として炭素繊維シートで挟んだ場合の方が第1実施例で
示した導波路側の表面だけに炭素繊維シートを接着した
場合よりも効果が高いことから分かるように、基板の裏
面にだけ炭素繊維シートを接着しても効果があることは
明らかである。
から距離のある基板11の裏側に膨張係数の低い炭素繊
維シート32を接着してもあまり効果は見えなかった
が、第2の実施例で示した表裏面からサンドイッチ構造
として炭素繊維シートで挟んだ場合の方が第1実施例で
示した導波路側の表面だけに炭素繊維シートを接着した
場合よりも効果が高いことから分かるように、基板の裏
面にだけ炭素繊維シートを接着しても効果があることは
明らかである。
【0054】すなわち、第4の実施例で用いた導波路の
シリコン基板は厚さがl.2mmであり、基板の裏向に
接着した炭素繊維シートの効果を発揮するにはシリコン
基板が厚すぎたものであり、基板厚さがlmm以下、好
ましくは0.8mm以下の基板であれば本発明の効果は
基板側だけに接着した場合でも発揮されることが確認で
きた。
シリコン基板は厚さがl.2mmであり、基板の裏向に
接着した炭素繊維シートの効果を発揮するにはシリコン
基板が厚すぎたものであり、基板厚さがlmm以下、好
ましくは0.8mm以下の基板であれば本発明の効果は
基板側だけに接着した場合でも発揮されることが確認で
きた。
【0055】(第5の実施例)本発明の第5の実施例で
は、図16に示すように、図1に示した構成のAWGの
導波路側に炭素繊維シート31を接着し温度無依存のA
WGを用意した。ここで、1は基板、8は導波路層であ
る。本発明の第5実施例のAWGは、第1〜3の実施例
に示した非対称型マッハツェンダ干渉計の場合と同様
に、環境の温度変化を全く受けずに中心波長がシフトせ
ず、温度無依存型AWGを実現することができた。
は、図16に示すように、図1に示した構成のAWGの
導波路側に炭素繊維シート31を接着し温度無依存のA
WGを用意した。ここで、1は基板、8は導波路層であ
る。本発明の第5実施例のAWGは、第1〜3の実施例
に示した非対称型マッハツェンダ干渉計の場合と同様
に、環境の温度変化を全く受けずに中心波長がシフトせ
ず、温度無依存型AWGを実現することができた。
【0056】さらに、図17に示すように、AWGの基
板1の裏面側にも炭素繊維シート32を接着しサンドイ
ッチ構造とした場合には、さらに温度無依存の効果が発
揮された。
板1の裏面側にも炭素繊維シート32を接着しサンドイ
ッチ構造とした場合には、さらに温度無依存の効果が発
揮された。
【0057】また、この炭素繊維を含む基板を用意し、
あるいは基板自体を比較的厚手の炭素繊維シートとした
場合にも温度無依存の効果が期待できる。
あるいは基板自体を比較的厚手の炭素繊維シートとした
場合にも温度無依存の効果が期待できる。
【0058】(第6の実施例)本発明の第6の実施例で
は、図18に示すように、AWGのアレイ導波路の中央
を切断して、その切断個所にポリイミドの1/4波長板
41を挿入し、この波長板41を挟むように2枚の炭素
繊維シート31A、31Bをそれぞれその導波路層8の
表面に接着し、温度無依存のAWGを用意した。
は、図18に示すように、AWGのアレイ導波路の中央
を切断して、その切断個所にポリイミドの1/4波長板
41を挿入し、この波長板41を挟むように2枚の炭素
繊維シート31A、31Bをそれぞれその導波路層8の
表面に接着し、温度無依存のAWGを用意した。
【0059】この第6の実施例のAWGは、第1〜第3
実施例に示した非対称型マッハツェンダ干渉計の場合と
同様に、環境の温度変化を全く受けずに中心波長がシフ
トせず、温度無依存型AWGを実現することができ、さ
らに、偏波も無依存とすることができた。
実施例に示した非対称型マッハツェンダ干渉計の場合と
同様に、環境の温度変化を全く受けずに中心波長がシフ
トせず、温度無依存型AWGを実現することができ、さ
らに、偏波も無依存とすることができた。
【0060】さらに、図19に示すように、図18のA
WGの基板1の裏面側にも炭素繊維シート32を接着
し、導波路表面側の上記炭素繊維シート31A、32B
とでサンドイッチ構造とした場合には、さらに温度無依
存の効果が発揮された。
WGの基板1の裏面側にも炭素繊維シート32を接着
し、導波路表面側の上記炭素繊維シート31A、32B
とでサンドイッチ構造とした場合には、さらに温度無依
存の効果が発揮された。
【0061】図18、図19では、導波路側の炭素繊維
シート31A、32Bを2枚、ポリイミドの1/4波長
板41を挟むようにして配置したが、図20では、導波
路層の上部から飛び出している部分のポリイミドの1/
4波長板を除去し、その上から1枚の炭素繊維シート3
1を接着してポリイミドの1/4波長板41を埋め込ん
だ構造を示している。この構造にすることで安定した温
度無依存型AWGを実現することができた。
シート31A、32Bを2枚、ポリイミドの1/4波長
板41を挟むようにして配置したが、図20では、導波
路層の上部から飛び出している部分のポリイミドの1/
4波長板を除去し、その上から1枚の炭素繊維シート3
1を接着してポリイミドの1/4波長板41を埋め込ん
だ構造を示している。この構造にすることで安定した温
度無依存型AWGを実現することができた。
【0062】また、炭素繊維を含む基板を用意し、ある
いは基板自体を比較的厚手の炭素繊維シートとした場合
にも温度無依存の効果が期待できる。
いは基板自体を比較的厚手の炭素繊維シートとした場合
にも温度無依存の効果が期待できる。
【0063】(第7の実施例)本発明の第7の実施例で
は、第1〜第6の実施例で使用した炭素微維シ−トの代
わりに、熱膨張係数が縦・横ともに±1×10-7/℃の
炭素繊維シートを用いた。この場合は、繊維軸方向を気
にすること必要がなく、作製の歩留まりが向上するとも
に、湿度無依存の温度範囲が広い光素子を作製すること
ができた。
は、第1〜第6の実施例で使用した炭素微維シ−トの代
わりに、熱膨張係数が縦・横ともに±1×10-7/℃の
炭素繊維シートを用いた。この場合は、繊維軸方向を気
にすること必要がなく、作製の歩留まりが向上するとも
に、湿度無依存の温度範囲が広い光素子を作製すること
ができた。
【0064】(その他の実施例)本発明を用いれば、温
度無依存とすることができるが、さらに従来の方法、す
なわちヒータ加熱による高温保持方式やぺルチェ素子に
よる温度制御方式と本発明を組み合わせることによっ
て、より効果的に温度無依存とすることができる。具体
的には、本発明によって40℃以上で温度無依存となる
ように設計し、ヒーター加熱で40℃以上を保持すれ
ば、従来の高温保持方式のように80℃と高温にしなく
てもよく、また40℃以上であれば温度無依存になるの
であるから温度精度もラフにすることができる。ぺルチ
ェ素子と組み合わせる方式では、例えば本発明によって
室温(25℃)±15℃で温度無依存になるように設計
し、ぺルチェ素子と組み合わせれば、通常の室内におけ
る使用環境ではぺルチェ素子を駆動することがなく、電
気エネルギーの節約となる。
度無依存とすることができるが、さらに従来の方法、す
なわちヒータ加熱による高温保持方式やぺルチェ素子に
よる温度制御方式と本発明を組み合わせることによっ
て、より効果的に温度無依存とすることができる。具体
的には、本発明によって40℃以上で温度無依存となる
ように設計し、ヒーター加熱で40℃以上を保持すれ
ば、従来の高温保持方式のように80℃と高温にしなく
てもよく、また40℃以上であれば温度無依存になるの
であるから温度精度もラフにすることができる。ぺルチ
ェ素子と組み合わせる方式では、例えば本発明によって
室温(25℃)±15℃で温度無依存になるように設計
し、ぺルチェ素子と組み合わせれば、通常の室内におけ
る使用環境ではぺルチェ素子を駆動することがなく、電
気エネルギーの節約となる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来のようにヒーターを加熱によってて環境温度からか
なり高い温度を維持する必要がなくなり、電気エネルギ
ーを必要とせず、またぺルチェ素子などの高価な装置を
も必要としない簡便な環境温度無依存型の光素子を得る
ことができる。
従来のようにヒーターを加熱によってて環境温度からか
なり高い温度を維持する必要がなくなり、電気エネルギ
ーを必要とせず、またぺルチェ素子などの高価な装置を
も必要としない簡便な環境温度無依存型の光素子を得る
ことができる。
【図1】従来のアレイ導波路型長合分波器(AWG)の
構成を模式的に示し、(A)は斜視図、(B)はaa′
線に沿う拡大断面図である。
構成を模式的に示し、(A)は斜視図、(B)はaa′
線に沿う拡大断面図である。
【図2】従来の非対称型マッハツェンダ干渉計の構成を
模式的に示す斜視図である。
模式的に示す斜視図である。
【図3】非対称型マッハツェンダ干渉計の出力波形を示
すグラフである。
すグラフである。
【図4】従来の非対称型マッハツェンダ干渉計の出力の
温度依存性を示すグラフである。
温度依存性を示すグラフである。
【図5】従来のAWGの透過スペクトルの温度依存性を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図6】従来のAWGの中心波長の温度依存性を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図7】本発明の非対称型マッハツェンダ干渉計の代表
例の構成を模式的に示す斜視図である。
例の構成を模式的に示す斜視図である。
【図8】図7の非対称型マッハツェンダ干渉計の第3ポ
ート19の光出力の温度依存性を示すグラフである。
ート19の光出力の温度依存性を示すグラフである。
【図9】図8の波形の一部を拡大して示すグラフであ
る。
る。
【図10】本発明のサンドイッチ構造の非対称型マッハ
ツェンダ干渉計の構成を模式的に示す斜視図である。
ツェンダ干渉計の構成を模式的に示す斜視図である。
【図11】図10のサンドイッチ構造の非対称型マッハ
ツェンダ干渉計の第3ポート19の光出力の温度依存性
を示すグラフである。
ツェンダ干渉計の第3ポート19の光出力の温度依存性
を示すグラフである。
【図12】図11の波形の一部を拡大して示すグラフで
ある。
ある。
【図13】基板の裏面に炭素シートを接着した非対称型
マッハツェンダ干渉計の構成を模式的に示す斜視図であ
る。
マッハツェンダ干渉計の構成を模式的に示す斜視図であ
る。
【図14】図13の炭素繊維シートを貼る前の光出力の
温度依存性を示すグラフである。
温度依存性を示すグラフである。
【図15】図13の基板の裏面に炭素シートを接着した
非対称型マッハツェンダ干渉計の第3ポート19の光出
力の温度依存性を示すグラフである。
非対称型マッハツェンダ干渉計の第3ポート19の光出
力の温度依存性を示すグラフである。
【図16】本発明の、導波路側に炭素繊維シートを接着
したAWGの構成を模式的に示す斜視図である。
したAWGの構成を模式的に示す斜視図である。
【図17】本発明の、導波路側、基板側両面に炭素繊維
シートを接着したAWGの構成を模式的に示す斜視図で
ある。
シートを接着したAWGの構成を模式的に示す斜視図で
ある。
【図18】本発明の、導波路側に炭素繊維シートを接着
し、中央に波長板を挿入したAWGの構成を模式的に示
す斜視図である。
し、中央に波長板を挿入したAWGの構成を模式的に示
す斜視図である。
【図19】本発明の、導波路側、基板側両面に炭素繊維
シートを接着し、中央に波長板を挿入したAWGの構成
を模式的に示す斜視図である。
シートを接着し、中央に波長板を挿入したAWGの構成
を模式的に示す斜視図である。
【図20】本発明の、導波路側、基板側両面にそれぞれ
l枚の炭素繊維シートを接着し、中央に波長板を挿入し
たAWGの構成を模式的に示す斜視図である。
l枚の炭素繊維シートを接着し、中央に波長板を挿入し
たAWGの構成を模式的に示す斜視図である。
【図21】本発明に用いた炭素繊維シートの炭素繊維糸
の組み合わせ例を説明する模式図である。
の組み合わせ例を説明する模式図である。
【図22】本発明に用いた炭素繊維シートの炭素繊維の
方向を示す模式図である。
方向を示す模式図である。
1 シリコン基板 2 入力導波路 3 第1のスラブ導波路 4 100本のアレイ導波路 5 第2のスラブ導波路 6 8本の出力導波路 7 導波路コア 8 クラッド(導波路層) 11 シリコン基板 12 導波路層 13、14 導波路 15、16 3dBカップラ 17 第1のポート 18 第2のポート 19 第3のポート 20 第4のポート 31、31A、31B 導波路側の炭素繊維シート 32 基板側の炭素繊維シート 41 波長版
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 勝就 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】 温度変化によって光長差を生じる光導波
路部分に、少なくとも光路長差の生じる方向に沿って熱
膨張・収縮を無くした炭素繊維を含む材料を密着して配
置し固定したことを特徴とする温度無依存導波路。 - 【請求項2】 基板上に形成された前記光導波路の表面
に前記熱膨張・収縮を無くした炭素繊維を含む材料を密
着して固着したことを特徴とする請求項1に記載の温度
無依存導波路。 - 【請求項3】 基板上に形成された前記光導波路の表面
と該基板の裏面のそれぞれに前記熱膨張・収縮を無くし
た炭素繊維を含む材料を密着して固着したことを特徴と
する請求項1に記載の温度無依存導波路。 - 【請求項4】 基板上に形成された前記光導波路におい
て、該基板自体が前記熱膨張・収縮を無くした炭素繊維
を含む材料で形成されていることを特徴とする請求項1
または2に記載の温度無依存導波路。 - 【請求項5】 基板上に形成された前記光導波路におい
て、該基板の裏面に前記熱膨張・収縮を無くした炭素繊
維を含む材料を密着して固着したことを特徴とする請求
項1に記載の温度無依存導波路。 - 【請求項6】 前記温度無依存導波路は前記炭素繊維を
含む材料を接着することによって形成したことを特徴と
する請求項1ないし5のいずれかに記載の温度無依存導
波路。 - 【請求項7】 前記熱膨張・収縮を無くした炭素繊維を
含む材料は、該炭素繊維を含む熱膨張係数の小さい炭素
繊維シートであることを特徴とする請求項1ないし6の
いずれかに記載の温度無依存導波路。 - 【請求項8】 前記光導波路はアレイ導波路型波長合分
波器の光導波路であることを特徴とする請求項1ないし
7のいずれかに記載の温度無依存導波路。 - 【請求項9】 前記光導波路は導波路長の異なる非対称
型マッハツェンダ干渉計の光導波路であることを特徴と
する請求項1ないし7のいずれかに記載の温度無依存導
波路。 - 【請求項10】 前記温度無依存導波路は、導波路側、
基板側両面に前記熱膨張・収縮を実質的に無くした炭素
繊維を含む炭素繊維シートを接着し、中央に波長板を挿
入したアレイ導波路型波長合分波器であることを特徴と
する請求項1に記載の温度無依存導波路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27167697A JPH11109155A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 温度無依存導波路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27167697A JPH11109155A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 温度無依存導波路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11109155A true JPH11109155A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17503332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27167697A Pending JPH11109155A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 温度無依存導波路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11109155A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000042457A1 (en) * | 1999-01-13 | 2000-07-20 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Optical waveguide circuit and method for compensating light transmission wavelength |
| JP2001108854A (ja) * | 1999-07-30 | 2001-04-20 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | ポリマー光導波路 |
| EP1154292A1 (en) * | 2000-05-09 | 2001-11-14 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Athermalised optical waveguide and methods of fabricating the same |
| US6876808B2 (en) | 2001-07-27 | 2005-04-05 | Nec Corporation | Optical waveguide device |
| EP2885667A2 (de) * | 2012-08-14 | 2015-06-24 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Planaroptisches element, sensorelement und verfahren zu dessen herstellung |
-
1997
- 1997-10-03 JP JP27167697A patent/JPH11109155A/ja active Pending
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