JPH11109332A - 液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子Info
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- JPH11109332A JPH11109332A JP9271304A JP27130497A JPH11109332A JP H11109332 A JPH11109332 A JP H11109332A JP 9271304 A JP9271304 A JP 9271304A JP 27130497 A JP27130497 A JP 27130497A JP H11109332 A JPH11109332 A JP H11109332A
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- Japan
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- color
- light
- filter
- liquid crystal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】カラーフィルタを備えた液晶表示素子として、
表色系での色範囲および色バランスを悪化させることな
く前記カラーフィルタの膜厚を薄くし、画面を十分に明
るくすることができるものを提供する。 【解決手段】赤色フィルタの膜厚tRと、緑色フィルタ
の膜厚tGと、青色フィルタの膜厚tBとを、tG<t
R<tBの関係に設定するとともに、これらの膜あるt
R,tG,tBをそれぞれ、そのカラーフィルタを透過
した着色光のクロマが極大となる値に設定し、広い色範
囲を得た。
表色系での色範囲および色バランスを悪化させることな
く前記カラーフィルタの膜厚を薄くし、画面を十分に明
るくすることができるものを提供する。 【解決手段】赤色フィルタの膜厚tRと、緑色フィルタ
の膜厚tGと、青色フィルタの膜厚tBとを、tG<t
R<tBの関係に設定するとともに、これらの膜あるt
R,tG,tBをそれぞれ、そのカラーフィルタを透過
した着色光のクロマが極大となる値に設定し、広い色範
囲を得た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、透過波長帯域が
異なる3色の着色膜を備えた液晶表示素子に関するもの
である。
異なる3色の着色膜を備えた液晶表示素子に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子には、バックライトからの
光を利用して表示する透過型のものと、自然光や室内照
明光等の外光を利用して表示する反射型のものとがあ
り、反射型の液晶表示素子では、その後面側に、前面か
ら入射した外光を反射して前面に出射させるための反射
部材を備えている。
光を利用して表示する透過型のものと、自然光や室内照
明光等の外光を利用して表示する反射型のものとがあ
り、反射型の液晶表示素子では、その後面側に、前面か
ら入射した外光を反射して前面に出射させるための反射
部材を備えている。
【0003】液晶表示素子としては、前記液晶層の液晶
の分子を両基板間において所定のツイスト角でツイスト
配向させたTN(ツイステッド・ネマティック)型が多
く採用されており、このTN型の液晶表示素子では、前
記一方の基板の外面と他方の基板の外面とにそれぞれ偏
光板を、その透過軸を所定の方向に向けた状態で配置し
ている。
の分子を両基板間において所定のツイスト角でツイスト
配向させたTN(ツイステッド・ネマティック)型が多
く採用されており、このTN型の液晶表示素子では、前
記一方の基板の外面と他方の基板の外面とにそれぞれ偏
光板を、その透過軸を所定の方向に向けた状態で配置し
ている。
【0004】また、液晶表示素子には、アクティブマト
リックス方式や単純マトリックス方式など種々の方式の
ものがあり、例えば、アクティブマトリックス方式の液
晶表示素子は、液晶層をはさんで対向する一対の基板の
うちの一方の基板の内面に、マトリックス状に配列する
複数の画素電極とこれらの画素電極にそれぞれ接続され
た複数の能動素子とを設け、他方の基板の内面に、前記
複数の画素電極と対向する部分により画素領域を形成す
る対向電極を設けた構成となっている。
リックス方式や単純マトリックス方式など種々の方式の
ものがあり、例えば、アクティブマトリックス方式の液
晶表示素子は、液晶層をはさんで対向する一対の基板の
うちの一方の基板の内面に、マトリックス状に配列する
複数の画素電極とこれらの画素電極にそれぞれ接続され
た複数の能動素子とを設け、他方の基板の内面に、前記
複数の画素電極と対向する部分により画素領域を形成す
る対向電極を設けた構成となっている。
【0005】さらに、液晶表示素子には、白黒画像を表
示するものと、カラー画像を表示するものとがあり、フ
ルカラー画像等のカラー画像を表示する液晶表示素子で
は、そのいずれかの基板の内面に、透過波長帯域が互い
に異なる3色の着色膜、例えば赤、緑、青の3色のカラ
ーフィルタが、それぞれ異なる画素領域に対応させて設
けられている。
示するものと、カラー画像を表示するものとがあり、フ
ルカラー画像等のカラー画像を表示する液晶表示素子で
は、そのいずれかの基板の内面に、透過波長帯域が互い
に異なる3色の着色膜、例えば赤、緑、青の3色のカラ
ーフィルタが、それぞれ異なる画素領域に対応させて設
けられている。
【0006】前記赤、緑、青の3色のカラーフィルタは
それぞれ、そのカラーフィルタが対応する画素領域を透
過する光量を多くするために、前記画素領域の全域を覆
うように形成されている。
それぞれ、そのカラーフィルタが対応する画素領域を透
過する光量を多くするために、前記画素領域の全域を覆
うように形成されている。
【0007】前記カラーフィルタは、顔料を分散させた
フィルタ材料を用いて形成されるか、あるいはカゼイン
等からなる透明膜を染色して形成されており、十分な着
色光が得られるカラーフィルタの膜厚は、例えば顔料分
散材料を用いたカラーフィルタの場合で1〜2μm程度
である。
フィルタ材料を用いて形成されるか、あるいはカゼイン
等からなる透明膜を染色して形成されており、十分な着
色光が得られるカラーフィルタの膜厚は、例えば顔料分
散材料を用いたカラーフィルタの場合で1〜2μm程度
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のカラー
フィルタを備えた液晶表示素子は、可視光帯域のうちの
カラーフィルタの色に対応する波長帯域の光が前記カラ
ーフィルタを透過して着色光になり、他の波長帯域の光
は前記カラーフィルタで吸収されるため、入射光の強度
に対して、出射する着色光の強度が極めて弱く、明るい
画面が得られないという問題をもっている。
フィルタを備えた液晶表示素子は、可視光帯域のうちの
カラーフィルタの色に対応する波長帯域の光が前記カラ
ーフィルタを透過して着色光になり、他の波長帯域の光
は前記カラーフィルタで吸収されるため、入射光の強度
に対して、出射する着色光の強度が極めて弱く、明るい
画面が得られないという問題をもっている。
【0009】この問題は、透過型の表示素子の場合はバ
ックライトの輝度を高くすることによってある程度改善
することができるが、外光を利用して表示する反射型の
表示素子の場合は、液晶表示素子の前面から入射した光
が、後面側の反射部材で反射されて前面に出射するまで
の間に前記カラーフィルタを二度通るため、光の減衰が
大きく、画面がかなり暗くなってしまう。
ックライトの輝度を高くすることによってある程度改善
することができるが、外光を利用して表示する反射型の
表示素子の場合は、液晶表示素子の前面から入射した光
が、後面側の反射部材で反射されて前面に出射するまで
の間に前記カラーフィルタを二度通るため、光の減衰が
大きく、画面がかなり暗くなってしまう。
【0010】そのため、従来から、前記赤、緑、青のカ
ラーフィルタの膜厚を薄くしてカラーフィルタでの光の
吸収を少なくし、光の透過率を上げて画面を明るくする
ことが考えられているが、このようにカラーフィルタの
膜厚を薄くしたのでは、赤、緑、青の各着色光の吸収波
長帯域での透過率も上昇して、各色の光の色バランスが
悪くなる。
ラーフィルタの膜厚を薄くしてカラーフィルタでの光の
吸収を少なくし、光の透過率を上げて画面を明るくする
ことが考えられているが、このようにカラーフィルタの
膜厚を薄くしたのでは、赤、緑、青の各着色光の吸収波
長帯域での透過率も上昇して、各色の光の色バランスが
悪くなる。
【0011】図8は、カラーフィルタを薄膜化すること
によって生じる透過率の変化を示しており、カラーフィ
ルタの膜厚が十分な着色光が得られる膜厚(顔料分散材
料を用いたカラーフィルタの場合で1.3〜1.6μm
程度)である場合は、赤、緑、青のカラーフィルタをそ
れぞれ図に実線で示したような透過率で光が透過する
が、カラーフィルタの膜厚を薄くすると、赤、緑、青の
カラーフィルタの透過率がそれぞれ図に破線で示すよう
にシフトし、3色のカラーフィルタの平均透過率が、実
線で示したレベルから破線で示したレベルにシフトす
る。
によって生じる透過率の変化を示しており、カラーフィ
ルタの膜厚が十分な着色光が得られる膜厚(顔料分散材
料を用いたカラーフィルタの場合で1.3〜1.6μm
程度)である場合は、赤、緑、青のカラーフィルタをそ
れぞれ図に実線で示したような透過率で光が透過する
が、カラーフィルタの膜厚を薄くすると、赤、緑、青の
カラーフィルタの透過率がそれぞれ図に破線で示すよう
にシフトし、3色のカラーフィルタの平均透過率が、実
線で示したレベルから破線で示したレベルにシフトす
る。
【0012】このカラーフィルタの薄膜化による赤、
緑、青のカラーフィルタの透過率の変化は、図のよう
に、赤色フィルタを透過した赤色光が、赤色フィルタの
吸収波長帯域である短波長側の光の透過率が高くなり、
また、緑フィルタおよび青色フィルタを透過した緑色光
および青色光の半値幅が広がる傾向の変化であり、その
結果、3色のカラーフィルタの平均透過率が、約500
nmの波長付近に透過率の高いピークをもつ特性とな
る。
緑、青のカラーフィルタの透過率の変化は、図のよう
に、赤色フィルタを透過した赤色光が、赤色フィルタの
吸収波長帯域である短波長側の光の透過率が高くなり、
また、緑フィルタおよび青色フィルタを透過した緑色光
および青色光の半値幅が広がる傾向の変化であり、その
結果、3色のカラーフィルタの平均透過率が、約500
nmの波長付近に透過率の高いピークをもつ特性とな
る。
【0013】そのため、カラーフィルタの膜厚を薄くし
た液晶表示素子は、赤、緑、青の各着色光の吸収波長帯
域の透過率が上昇するため色純度が低くまた、その各色
の光の色バランスが悪くて、赤、緑、青の光の加法混色
による表示色がシアン(青味がかった緑)に近くなるた
め、良好な白表示が得られない。この発明は、多くの鮮
明無い色が表示でき、かつ高い透過率で、しかも色バラ
ンスの優れたカラー液晶表示素子を提供することを目的
としたものである。
た液晶表示素子は、赤、緑、青の各着色光の吸収波長帯
域の透過率が上昇するため色純度が低くまた、その各色
の光の色バランスが悪くて、赤、緑、青の光の加法混色
による表示色がシアン(青味がかった緑)に近くなるた
め、良好な白表示が得られない。この発明は、多くの鮮
明無い色が表示でき、かつ高い透過率で、しかも色バラ
ンスの優れたカラー液晶表示素子を提供することを目的
としたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の液晶表示素子
は、液晶層をはさんで対向する前後一対の基板の互いに
対向する内面の一方に設けられた複数の第1の電極と、
他方の内面に設けられ、前記複数の第1の電極と対向す
る領域が複数の画素領域を形成する少なくとも1つの第
2の電極と、いずれかの基板の内面に前記各画素領域に
それぞれ対応させて設けられた透過波長帯域が異なる3
色の着色膜を有し、前記3色の着色膜が、中間波長帯域
透過着色膜<長間波長帯域透過着色膜<短波長帯域透過
着色膜の条件を満たし、且つそれぞれの着色膜を透過し
た着色光の色を表す表色系で定義される前記3色の色座
標により囲まれた色範囲が極大値を示す膜厚に設定され
ていることを特徴とするものである。
は、液晶層をはさんで対向する前後一対の基板の互いに
対向する内面の一方に設けられた複数の第1の電極と、
他方の内面に設けられ、前記複数の第1の電極と対向す
る領域が複数の画素領域を形成する少なくとも1つの第
2の電極と、いずれかの基板の内面に前記各画素領域に
それぞれ対応させて設けられた透過波長帯域が異なる3
色の着色膜を有し、前記3色の着色膜が、中間波長帯域
透過着色膜<長間波長帯域透過着色膜<短波長帯域透過
着色膜の条件を満たし、且つそれぞれの着色膜を透過し
た着色光の色を表す表色系で定義される前記3色の色座
標により囲まれた色範囲が極大値を示す膜厚に設定され
ていることを特徴とするものである。
【0015】この発明の液晶表示素子によれば、前記3
色の着色膜の膜厚を上記のように設定しているため、表
現できる色範囲を拡大し、色バランスを悪化させること
のない前記着色膜を備えることにより、画面を十分に明
るくすることができる。
色の着色膜の膜厚を上記のように設定しているため、表
現できる色範囲を拡大し、色バランスを悪化させること
のない前記着色膜を備えることにより、画面を十分に明
るくすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の液晶表示素子は、上記
のように、3色の着色膜の膜厚がが、可視光帯域のうち
の中間波長帯域透過着色膜より長間波長帯域透過着色膜
の方が厚く、長間波長帯域透過着色膜より短波長帯域透
過着色膜の方が厚く設定され、且つそれぞれの着色膜を
透過した着色光の色を表す表色系で定義される前記3色
の色座標により囲まれた色範囲を極大とする膜厚に設定
することにより、表現ですることのできる色の範囲を拡
大し、色バランスを悪化させることのないく画面を十分
に明るくするようにしたものである。前記着色膜を透過
した着色光の色座標は、CIE1976L*a*b*表
色系により定義されるのが望ましい。
のように、3色の着色膜の膜厚がが、可視光帯域のうち
の中間波長帯域透過着色膜より長間波長帯域透過着色膜
の方が厚く、長間波長帯域透過着色膜より短波長帯域透
過着色膜の方が厚く設定され、且つそれぞれの着色膜を
透過した着色光の色を表す表色系で定義される前記3色
の色座標により囲まれた色範囲を極大とする膜厚に設定
することにより、表現ですることのできる色の範囲を拡
大し、色バランスを悪化させることのないく画面を十分
に明るくするようにしたものである。前記着色膜を透過
した着色光の色座標は、CIE1976L*a*b*表
色系により定義されるのが望ましい。
【0017】また、前記3色の着色膜が、例えば顔料分
散材料を用いた赤、緑、青のカラーフィルタである場合
は、赤色フィルタの膜厚を0.9〜1.2μm、緑色フ
ィルタの膜厚を0.8〜1.1μm、青色フィルタの膜
厚を1.1〜1.4μmの範囲に設定すればよく、この
ように赤、緑、青のカラーフィルタの膜厚を設定すれ
ば、これらのカラーフィルタを透過した赤、緑、青の着
色光により表現できる色の範囲を拡大することができ
る。
散材料を用いた赤、緑、青のカラーフィルタである場合
は、赤色フィルタの膜厚を0.9〜1.2μm、緑色フ
ィルタの膜厚を0.8〜1.1μm、青色フィルタの膜
厚を1.1〜1.4μmの範囲に設定すればよく、この
ように赤、緑、青のカラーフィルタの膜厚を設定すれ
ば、これらのカラーフィルタを透過した赤、緑、青の着
色光により表現できる色の範囲を拡大することができ
る。
【0018】さらに、この発明の液晶表示素子において
は、前記3色の着色膜をそれぞれ前記画素領域の面積よ
りも小さい面積に形成し、前記画素領域の前記着色膜に
対応しない領域を非着色光の出射領域とするのが望まし
く、このようにすれば、画素領域を透過する光のうちの
前記着色膜に対応する領域を透過する光だけが着色膜に
よりその吸収波長帯域の光を吸収されて着色光となって
透過し、、非着色光出射領域を透過する光は着色膜によ
る吸収を受けずに透過して高輝度の非着色光となって透
過するので、これら着色光と非着色光とにより高輝度の
カラー画素が表示されるため、画面をより明るくするこ
とができる。
は、前記3色の着色膜をそれぞれ前記画素領域の面積よ
りも小さい面積に形成し、前記画素領域の前記着色膜に
対応しない領域を非着色光の出射領域とするのが望まし
く、このようにすれば、画素領域を透過する光のうちの
前記着色膜に対応する領域を透過する光だけが着色膜に
よりその吸収波長帯域の光を吸収されて着色光となって
透過し、、非着色光出射領域を透過する光は着色膜によ
る吸収を受けずに透過して高輝度の非着色光となって透
過するので、これら着色光と非着色光とにより高輝度の
カラー画素が表示されるため、画面をより明るくするこ
とができる。
【0019】この発明は、バックライトからの光を利用
して表示する透過型の液晶表示素子にも、後面側に反射
部材を備え自然光や室内照明光等の外光を利用して表示
する反射型の液晶表示素子にも適用できるものであり、
反射型の液晶表示素子であっても、その画面を十分に明
るくすることができる。
して表示する透過型の液晶表示素子にも、後面側に反射
部材を備え自然光や室内照明光等の外光を利用して表示
する反射型の液晶表示素子にも適用できるものであり、
反射型の液晶表示素子であっても、その画面を十分に明
るくすることができる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図1は液晶表示素子の一部分の正面図、図2
は図1のII−II線に沿う断面図である。この実施例の液
晶表示素子は、TFT(薄膜トランジスタ)を能動素子
とするアクティブマトリックス方式のものであり、液晶
層18をはさんで対向する前後一対の基板(ガラス等か
らなる透明基板)1,2のうち、後側の基板2の内面に
は、複数の透明な画素電極3がマトリックス状に配列し
て設けられるとともに、これらの画素電極3にそれぞれ
対応する能動素子(以下、TFTという)4が設されて
いる。
説明する。図1は液晶表示素子の一部分の正面図、図2
は図1のII−II線に沿う断面図である。この実施例の液
晶表示素子は、TFT(薄膜トランジスタ)を能動素子
とするアクティブマトリックス方式のものであり、液晶
層18をはさんで対向する前後一対の基板(ガラス等か
らなる透明基板)1,2のうち、後側の基板2の内面に
は、複数の透明な画素電極3がマトリックス状に配列し
て設けられるとともに、これらの画素電極3にそれぞれ
対応する能動素子(以下、TFTという)4が設されて
いる。
【0021】図1において、(R)の電極は赤色画素を
表示するための画素電極、(G)の電極は緑色画素を表
示するための画素電極、(B)の電極は青色画素を表示
するための画素電極であり、これらの画素電極3は、行
方向(画面の左右方向)には交互に並べて直線状に配列
され、列方向(画面の上下方向)には同色の画素を表示
するための画素電極3同士を約1.5ピッチずつ行方向
に交互にずらしてジグザグに配列されている。
表示するための画素電極、(G)の電極は緑色画素を表
示するための画素電極、(B)の電極は青色画素を表示
するための画素電極であり、これらの画素電極3は、行
方向(画面の左右方向)には交互に並べて直線状に配列
され、列方向(画面の上下方向)には同色の画素を表示
するための画素電極3同士を約1.5ピッチずつ行方向
に交互にずらしてジグザグに配列されている。
【0022】上記TFT4は、後側基板2上に形成され
たゲート電極5と、このゲート電極5を覆うゲート絶縁
膜6と、このゲート絶縁膜6の上に前記ゲート電極5と
対向させて形成されたi型半導体膜7と、このi型半導
体膜7の両側部の上にn型半導体膜(図示せず)を介し
て形成されたソース電極8およびドレイン電極9とから
なっている。
たゲート電極5と、このゲート電極5を覆うゲート絶縁
膜6と、このゲート絶縁膜6の上に前記ゲート電極5と
対向させて形成されたi型半導体膜7と、このi型半導
体膜7の両側部の上にn型半導体膜(図示せず)を介し
て形成されたソース電極8およびドレイン電極9とから
なっている。
【0023】また、この後側基板2の上には、各画素電
極行の一側にそれぞれ沿わせて、各行のTFT4にゲー
ト信号を供給するゲートライン10が配線されており、
各行のTFT4のゲート電極5はそれぞれ、その行に対
応するゲートライン10に一体に形成されている。
極行の一側にそれぞれ沿わせて、各行のTFT4にゲー
ト信号を供給するゲートライン10が配線されており、
各行のTFT4のゲート電極5はそれぞれ、その行に対
応するゲートライン10に一体に形成されている。
【0024】なお、上記TFT4のゲート絶縁膜(透明
膜)6は、基板2のほぼ全面にわたって形成されてお
り、前記ゲートライン10は、その端子部を除いてゲー
ト絶縁膜6で覆われている。
膜)6は、基板2のほぼ全面にわたって形成されてお
り、前記ゲートライン10は、その端子部を除いてゲー
ト絶縁膜6で覆われている。
【0025】また、上記ゲート絶縁膜6の上には、各画
素電極列の一側にそれぞれ沿わせて、各列の各TFT4
にデータ信号を供給するデータライン11が配線されて
おり、各列のTFT4のドレイン電極9はそれぞれ、そ
の列に対応するデータライン11につながっている。
素電極列の一側にそれぞれ沿わせて、各列の各TFT4
にデータ信号を供給するデータライン11が配線されて
おり、各列のTFT4のドレイン電極9はそれぞれ、そ
の列に対応するデータライン11につながっている。
【0026】前記データライン11は、同色の画素を表
示するための各画素電極列(ジグザグの画素電極列)に
それぞれ沿わせて蛇行配線されており、各行の画素電極
3の側縁に沿う縦配線部をつなぐ横配線部は、隣り合う
画素電極行の間に、上記ゲートライン10と平行に配線
されている。
示するための各画素電極列(ジグザグの画素電極列)に
それぞれ沿わせて蛇行配線されており、各行の画素電極
3の側縁に沿う縦配線部をつなぐ横配線部は、隣り合う
画素電極行の間に、上記ゲートライン10と平行に配線
されている。
【0027】なお、この実施例ではデータライン11を
ゲート絶縁膜6の上に配線し、各列のTFT4のドレイ
ン電極9をそれぞれ、その列に対応するデータライン1
1に一体に形成しているが、前記データライン11は、
TFT4を絶縁膜で覆ってその上に配線し、前記絶縁膜
に設けたコンタクト孔において前記TFT4のドレイン
電極9と接続してもよい。
ゲート絶縁膜6の上に配線し、各列のTFT4のドレイ
ン電極9をそれぞれ、その列に対応するデータライン1
1に一体に形成しているが、前記データライン11は、
TFT4を絶縁膜で覆ってその上に配線し、前記絶縁膜
に設けたコンタクト孔において前記TFT4のドレイン
電極9と接続してもよい。
【0028】また、上記画素電極3は前記ゲート絶縁膜
6の上に形成されており、この画素電極3は、その一側
縁の端部において対応するTFT4のソース電極9に接
続されている。
6の上に形成されており、この画素電極3は、その一側
縁の端部において対応するTFT4のソース電極9に接
続されている。
【0029】さらに、前記後側基板2上には、各画素電
極行にそれぞれ対応させて、その行の各画素電極3と前
記ゲート絶縁膜6をはさんで対向する補償容量形成電極
(以下、容量形成電極という)12が設けられており、
この容量形成電極12と画素電極3とその間のゲート絶
縁膜6とによって、非選択期間の画素電極3の電位の変
動を補償するための補償容量(ストレージキャパシタ)
が形成されている。なお、前記容量形成電極12は、画
素電極3のTFT接続側とは反対側の端縁から若干画素
電極内側に片寄った部分に対向させて、上記ゲートライ
ン10と平行に形成されている。
極行にそれぞれ対応させて、その行の各画素電極3と前
記ゲート絶縁膜6をはさんで対向する補償容量形成電極
(以下、容量形成電極という)12が設けられており、
この容量形成電極12と画素電極3とその間のゲート絶
縁膜6とによって、非選択期間の画素電極3の電位の変
動を補償するための補償容量(ストレージキャパシタ)
が形成されている。なお、前記容量形成電極12は、画
素電極3のTFT接続側とは反対側の端縁から若干画素
電極内側に片寄った部分に対向させて、上記ゲートライ
ン10と平行に形成されている。
【0030】前記ゲートライン10と容量形成電極12
は、低抵抗でかつ光の反射率が高い金属膜(例えばアル
ミニウム系合金)で形成されており、上記データライン
11も低抵抗で高反射率の金属膜で形成されている。な
お、前記ゲートライン10と容量形成電極12は、ゲー
ト絶縁膜6の上に形成する画素電極3やデータライン1
1との間の絶縁耐圧を高くするため、その表面を陽極酸
化処理されている。
は、低抵抗でかつ光の反射率が高い金属膜(例えばアル
ミニウム系合金)で形成されており、上記データライン
11も低抵抗で高反射率の金属膜で形成されている。な
お、前記ゲートライン10と容量形成電極12は、ゲー
ト絶縁膜6の上に形成する画素電極3やデータライン1
1との間の絶縁耐圧を高くするため、その表面を陽極酸
化処理されている。
【0031】そして、後側基板2の内面、つまり前記画
素電極3およびTFT4やデータライン11等の形成面
上には、前記画素電極3を配列した領域全体にわたって
配向膜13が設けられている。
素電極3およびTFT4やデータライン11等の形成面
上には、前記画素電極3を配列した領域全体にわたって
配向膜13が設けられている。
【0032】一方、前側の基板1の内面には、赤、緑、
青の3色のカラーフィルタ14R,14G,14Bが、
前記画素電極3の配列と同様に、行方向および列方向に
交互に並べて設けられており、これらのカラーフィルタ
14R,14G,14Bを覆って形成した透明な保護膜
(絶縁膜)15の上に、前記画素電極3の全てに対向
し、これらの画素電極3と対向する領域がそれぞれ画素
領域Aを形成する一枚膜状の透明な対向電極16が設け
られ、その上に配向膜17が形成されている。なお、前
記保護膜(絶縁膜)15はカラーフィルタ14R,14
G,14Bの材質を適正に選択することにより省くこと
ができる。
青の3色のカラーフィルタ14R,14G,14Bが、
前記画素電極3の配列と同様に、行方向および列方向に
交互に並べて設けられており、これらのカラーフィルタ
14R,14G,14Bを覆って形成した透明な保護膜
(絶縁膜)15の上に、前記画素電極3の全てに対向
し、これらの画素電極3と対向する領域がそれぞれ画素
領域Aを形成する一枚膜状の透明な対向電極16が設け
られ、その上に配向膜17が形成されている。なお、前
記保護膜(絶縁膜)15はカラーフィルタ14R,14
G,14Bの材質を適正に選択することにより省くこと
ができる。
【0033】そして、上記前側基板1と後側基板2は、
その周縁部において図示しない枠状シール材を介して接
合されており、これら両基板1,2間の前記シール材で
囲まれた領域に液晶層18が設けられている。
その周縁部において図示しない枠状シール材を介して接
合されており、これら両基板1,2間の前記シール材で
囲まれた領域に液晶層18が設けられている。
【0034】また、上記一対の基板1,2の内面に設け
られた配向膜13,17はそれぞれ、その膜面を所定方
向にラビングすることによって配向処理されており、両
基板1,2間の液晶層18の液晶分子は、後側基板2の
配向膜13と前側基板1の配向膜17とによりそれぞれ
の基板1,2の近傍における配向方向を規制され、両基
板1,2間において所定のツイスト角(例えばほぼ90
°)でツイスト配向している。
られた配向膜13,17はそれぞれ、その膜面を所定方
向にラビングすることによって配向処理されており、両
基板1,2間の液晶層18の液晶分子は、後側基板2の
配向膜13と前側基板1の配向膜17とによりそれぞれ
の基板1,2の近傍における配向方向を規制され、両基
板1,2間において所定のツイスト角(例えばほぼ90
°)でツイスト配向している。
【0035】また、上記一対の基板1,2の外面にはそ
れぞれ、偏光板21,22が配置されており、これらの
偏光板21,22は、それぞれの透過軸を所定の方向に
向けた状態で設けられている。
れぞれ、偏光板21,22が配置されており、これらの
偏光板21,22は、それぞれの透過軸を所定の方向に
向けた状態で設けられている。
【0036】この実施例の液晶表示素子は、液晶層18
に電界が印加されていない状態(液晶分子が基板1,2
面に対して最も倒伏した初期のツイスト配向状態に配向
している状態)での表示が明表示であり、液晶層18へ
の電界の印加により液晶分子が基板1,2面に対して立
上がり配向するのにともなって光の透過率が低くなって
表示が暗くなる、いわゆるノーマリーホワイトモードの
表示を行なうTN型液晶表示素子であり、例えば液晶分
子のツイスト角がほぼ90°である場合、前記偏光板2
1,22は、それそれの透過軸を互いにほぼ直交させて
設けられる。
に電界が印加されていない状態(液晶分子が基板1,2
面に対して最も倒伏した初期のツイスト配向状態に配向
している状態)での表示が明表示であり、液晶層18へ
の電界の印加により液晶分子が基板1,2面に対して立
上がり配向するのにともなって光の透過率が低くなって
表示が暗くなる、いわゆるノーマリーホワイトモードの
表示を行なうTN型液晶表示素子であり、例えば液晶分
子のツイスト角がほぼ90°である場合、前記偏光板2
1,22は、それそれの透過軸を互いにほぼ直交させて
設けられる。
【0037】さらに、後面側の偏光板22の背後には、
液晶表示素子にその前面側から入射して液晶層18を透
過した光を反射するための反射部材として、散乱反射板
23が配置されている。
液晶表示素子にその前面側から入射して液晶層18を透
過した光を反射するための反射部材として、散乱反射板
23が配置されている。
【0038】この液晶表示素子の前側基板1の内面に設
けられた前記赤、緑、青のカラーフィルタ14R,14
G,14Bについてさらに説明すると、これらのカラー
フィルタ14R,14G,14Bのうち、赤色フィルタ
14Rは、赤色画素を表示するための(R)の画素電極
3と対向電極16とが対向する画素領域Aに設けられ、
緑色フィルタ14Gは緑色画素を表示するための(G)
の画素電極3と対向電極16とが対向する画素領域Aに
設けられ、青色フィルタ14Bは青色画素を表示するた
めの(B)の画素電極3と対向電極16とが対向する画
素領域Aに設けられている。
けられた前記赤、緑、青のカラーフィルタ14R,14
G,14Bについてさらに説明すると、これらのカラー
フィルタ14R,14G,14Bのうち、赤色フィルタ
14Rは、赤色画素を表示するための(R)の画素電極
3と対向電極16とが対向する画素領域Aに設けられ、
緑色フィルタ14Gは緑色画素を表示するための(G)
の画素電極3と対向電極16とが対向する画素領域Aに
設けられ、青色フィルタ14Bは青色画素を表示するた
めの(B)の画素電極3と対向電極16とが対向する画
素領域Aに設けられている。
【0039】前記赤、緑、青のカラーフィルタ14R,
14G,14Bは、顔料分散材料を用いたカラーフィル
タであり、前記赤、緑、青のカラーフィルタ14R,1
4G,14Bのうちの長波長帯域の光が透過する赤色フ
ィルタ14Rの膜厚をtR、中間波長帯域の光が透過す
る緑色フィルタ14Gの膜厚をtG、短波長帯域の光が
透過する青色フィルタ14Bの膜厚をtBとして、赤色
フィルタの膜厚tRと、緑色フィルタの膜厚tGと、青
色フィルタの膜厚tBとは、tG<tR<tBを満たす
ように設定されている。
14G,14Bは、顔料分散材料を用いたカラーフィル
タであり、前記赤、緑、青のカラーフィルタ14R,1
4G,14Bのうちの長波長帯域の光が透過する赤色フ
ィルタ14Rの膜厚をtR、中間波長帯域の光が透過す
る緑色フィルタ14Gの膜厚をtG、短波長帯域の光が
透過する青色フィルタ14Bの膜厚をtBとして、赤色
フィルタの膜厚tRと、緑色フィルタの膜厚tGと、青
色フィルタの膜厚tBとは、tG<tR<tBを満たす
ように設定されている。
【0040】すなわち、前記それぞれのカラーフィルタ
ーを透過して生じる着色光の色は、これらのカラーフィ
ルターの膜厚の変化に応じて、図4に示すように変化す
る。図4は、前記膜厚tR,tG,tBをそれぞれ変化
させたときの、赤、緑、青の各色カラーフィルタ14
R,14G,14Bを透過した着色光のL*a*b*表
色系におけるクロマC*の変化を示している。前記クロ
マC*は、CIE1976L*a*b*表色系における
a*b*面上のC光源(a*=0,b*=0の無彩色
点)から赤、緑、青の各着色光の色座標点までの距離
(クロマ)を表している。この図に示すように、各着色
光のクロマ(C*)は透過するカラーフィルターの膜厚
の変化に対して極大値を持ち、それらの極大値を示す各
色カラーフィルターの膜厚は、相互に tG<tR<tB の関係があり、それらの極大値を示す各色のカラーフィ
ルターの膜厚はそれぞれ 赤色フィルタ膜厚tR=0.9〜1.2μm 緑色フィルタ膜厚tG=0.8〜1.1μm 青色フィルタ膜厚tB=1.1〜1.4μm の範囲である。
ーを透過して生じる着色光の色は、これらのカラーフィ
ルターの膜厚の変化に応じて、図4に示すように変化す
る。図4は、前記膜厚tR,tG,tBをそれぞれ変化
させたときの、赤、緑、青の各色カラーフィルタ14
R,14G,14Bを透過した着色光のL*a*b*表
色系におけるクロマC*の変化を示している。前記クロ
マC*は、CIE1976L*a*b*表色系における
a*b*面上のC光源(a*=0,b*=0の無彩色
点)から赤、緑、青の各着色光の色座標点までの距離
(クロマ)を表している。この図に示すように、各着色
光のクロマ(C*)は透過するカラーフィルターの膜厚
の変化に対して極大値を持ち、それらの極大値を示す各
色カラーフィルターの膜厚は、相互に tG<tR<tB の関係があり、それらの極大値を示す各色のカラーフィ
ルターの膜厚はそれぞれ 赤色フィルタ膜厚tR=0.9〜1.2μm 緑色フィルタ膜厚tG=0.8〜1.1μm 青色フィルタ膜厚tB=1.1〜1.4μm の範囲である。
【0041】従って、これらのカラーフィルタ14R,
14G,14Bの膜厚tR,tG,tBを、そのカラー
フィルタを透過した着色光のクロマ(C*)の値がほぼ
極大を示す膜厚にそれぞれ設定することにより、L*a
*b*表色系におけるa*b*面上の前記3つの着色光
の色座標点により囲まれた面積、つまり色範囲を大きく
することができる。
14G,14Bの膜厚tR,tG,tBを、そのカラー
フィルタを透過した着色光のクロマ(C*)の値がほぼ
極大を示す膜厚にそれぞれ設定することにより、L*a
*b*表色系におけるa*b*面上の前記3つの着色光
の色座標点により囲まれた面積、つまり色範囲を大きく
することができる。
【0042】上記実施例のように、赤色フィルタ14R
の膜厚tRを0.9〜1.2μm、緑色フィルタ14G
の膜厚tGを0.8〜1.1μm、青色フィルタ14B
の膜厚tBを1.1〜1.4μmに設定することによ
り、これらのカラーフィルタ14R,14G,14Bを
透過した赤、緑、青の着色光のクロマ(C*)がいずれ
もほぼ極大になり、赤,緑,青の各色の色座標点を結ん
だ色範囲を広くすることができ、数多くの色を表示する
ことができる。
の膜厚tRを0.9〜1.2μm、緑色フィルタ14G
の膜厚tGを0.8〜1.1μm、青色フィルタ14B
の膜厚tBを1.1〜1.4μmに設定することによ
り、これらのカラーフィルタ14R,14G,14Bを
透過した赤、緑、青の着色光のクロマ(C*)がいずれ
もほぼ極大になり、赤,緑,青の各色の色座標点を結ん
だ色範囲を広くすることができ、数多くの色を表示する
ことができる。
【0043】図5は、上述した画素領域Aのフィルタ対
応領域aからの出射光である着色光と、非着色光出射領
域bからの出射光である非着色光とにより表示される各
色の画素領域を透過した光の混合光による表示色の、各
色カラーフィルターの膜厚の変化に対するL*a*b*
表色系での色範囲の変化特性を示している。ここでは、
各色のカラーフィルタ14R,14G,14Bの面積を
いずれも画素領域Aの面積の80%にしたときの特性を
示している。
応領域aからの出射光である着色光と、非着色光出射領
域bからの出射光である非着色光とにより表示される各
色の画素領域を透過した光の混合光による表示色の、各
色カラーフィルターの膜厚の変化に対するL*a*b*
表色系での色範囲の変化特性を示している。ここでは、
各色のカラーフィルタ14R,14G,14Bの面積を
いずれも画素領域Aの面積の80%にしたときの特性を
示している。
【0044】図5において、実線は、緑と青の2色のカ
ラーフィルタ14G,14Bの膜厚tG,tBをそれぞ
れ1.5μmに固定し、赤色フィルタ14Rの膜厚tR
だけを変化させたとき、鎖線は、赤と青の2色のカラー
フィルタ14R,14Bの膜厚tR,tBをそれぞれ
1.5μmに固定し、緑色フィルタ14Gの膜厚tGだ
けを変化させたとき、破線は、赤と緑の2色のカラーフ
ィルタ14R,14Gの膜厚tR,tGをそれぞれ1.
5μmに固定し、青色フィルタ14Bの膜厚tBだけを
変化させたときの特性を示している。
ラーフィルタ14G,14Bの膜厚tG,tBをそれぞ
れ1.5μmに固定し、赤色フィルタ14Rの膜厚tR
だけを変化させたとき、鎖線は、赤と青の2色のカラー
フィルタ14R,14Bの膜厚tR,tBをそれぞれ
1.5μmに固定し、緑色フィルタ14Gの膜厚tGだ
けを変化させたとき、破線は、赤と緑の2色のカラーフ
ィルタ14R,14Gの膜厚tR,tGをそれぞれ1.
5μmに固定し、青色フィルタ14Bの膜厚tBだけを
変化させたときの特性を示している。
【0045】この図5のフィルタ膜厚−色範囲特性に示
すように、それぞれのカラーフィルタはその膜厚が、赤
色フィルタの膜厚tR=0.9〜1.2μm、緑色フィ
ルタ膜厚tG=0.8〜1.1μm、青色フィルタ膜厚
tB=1.1〜1.4μmの範囲にあるとき、前記色範
囲がほぼ極大を示している。
すように、それぞれのカラーフィルタはその膜厚が、赤
色フィルタの膜厚tR=0.9〜1.2μm、緑色フィ
ルタ膜厚tG=0.8〜1.1μm、青色フィルタ膜厚
tB=1.1〜1.4μmの範囲にあるとき、前記色範
囲がほぼ極大を示している。
【0046】図6は、各色の画素領域Aのフィルタ対応
領域aからの出射光である赤、緑、青の着色光および非
着色光出射領域bからの出射光である非着色光と、隣り
合う画素領域間の明表示領域cからの出射光とにより表
示される液晶表示素子を透過した混合光の、各色カラー
フィルターの膜厚を変化に対するL*a*b*表色系で
のクロマ(C*)の変化特性を示している。ここでは、
各色のカラーフィルタ14R,14G,14Bの面積s
R,sG,sBをいずれも画素領域Aの面積の80%に
したときの特性を示している。
領域aからの出射光である赤、緑、青の着色光および非
着色光出射領域bからの出射光である非着色光と、隣り
合う画素領域間の明表示領域cからの出射光とにより表
示される液晶表示素子を透過した混合光の、各色カラー
フィルターの膜厚を変化に対するL*a*b*表色系で
のクロマ(C*)の変化特性を示している。ここでは、
各色のカラーフィルタ14R,14G,14Bの面積s
R,sG,sBをいずれも画素領域Aの面積の80%に
したときの特性を示している。
【0047】図6において、実線は、緑と青の2色のカ
ラーフィルタ14G,14Bの膜厚tG,tBをそれぞ
れ1.5μmに固定し、赤色フィルタ14Rの膜厚tR
だけを変化させたときの特性、鎖線は、赤と青の2色の
カラーフィルタ14R,14Bの膜厚tR,tBをそれ
ぞれ1.5μmに固定し、緑色フィルタ14Gの膜厚t
Gだけを変化させたときの特性、破線は、赤と緑の2色
のカラーフィルタ14R,14Gの膜厚tR,tGをそ
れぞれ1.5μmに固定し、青色フィルタ14Bの膜厚
tBだけを変化させたときの特性である。
ラーフィルタ14G,14Bの膜厚tG,tBをそれぞ
れ1.5μmに固定し、赤色フィルタ14Rの膜厚tR
だけを変化させたときの特性、鎖線は、赤と青の2色の
カラーフィルタ14R,14Bの膜厚tR,tBをそれ
ぞれ1.5μmに固定し、緑色フィルタ14Gの膜厚t
Gだけを変化させたときの特性、破線は、赤と緑の2色
のカラーフィルタ14R,14Gの膜厚tR,tGをそ
れぞれ1.5μmに固定し、青色フィルタ14Bの膜厚
tBだけを変化させたときの特性である。
【0048】この図6のフィルタ膜厚−クロマ特性のよ
うに、フィルタ膜厚がそれぞれ、赤色フィルタ膜厚tR
=0.9〜1.2μm、緑色フィルタ膜厚tG=0.8
〜1.1μm、青色フィルタ膜厚tB=1.1〜1.4
μmの範囲にあるとき、前記混合光のクロマC*が小さ
な値になる。
うに、フィルタ膜厚がそれぞれ、赤色フィルタ膜厚tR
=0.9〜1.2μm、緑色フィルタ膜厚tG=0.8
〜1.1μm、青色フィルタ膜厚tB=1.1〜1.4
μmの範囲にあるとき、前記混合光のクロマC*が小さ
な値になる。
【0049】そして、前記混合光のクロマが小さな値で
あるということは、この混合光の色がL*a*b*表色
系のa*b*面におけるC光源に近くなるということで
あり、したがって、前記混合光の色がより無彩色の良好
な白色光になる。
あるということは、この混合光の色がL*a*b*表色
系のa*b*面におけるC光源に近くなるということで
あり、したがって、前記混合光の色がより無彩色の良好
な白色光になる。
【0050】また、図7は、各色の画素領域Aのフィル
タ対応領域aからの出射光である赤、緑、青の着色光お
よび非着色光出射領域bからの出射光である非着色光
と、隣り合う画素領域間の明表示領域cとにより表示さ
れる液晶表示素子を透過した混合光の、各色カラーフィ
ルターの膜厚を変化に対するL*a*b*表色系での明
度(L*)の変化特性を示している。ここでは、各色の
カラーフィルタ14R,14G,14Bの面積sR,s
G,sBをいずれも画素領域Aの面積の80%にしたと
きの特性を示している。
タ対応領域aからの出射光である赤、緑、青の着色光お
よび非着色光出射領域bからの出射光である非着色光
と、隣り合う画素領域間の明表示領域cとにより表示さ
れる液晶表示素子を透過した混合光の、各色カラーフィ
ルターの膜厚を変化に対するL*a*b*表色系での明
度(L*)の変化特性を示している。ここでは、各色の
カラーフィルタ14R,14G,14Bの面積sR,s
G,sBをいずれも画素領域Aの面積の80%にしたと
きの特性を示している。
【0051】図7において、実線は、緑と青の2色のカ
ラーフィルタ14G,14Bの膜厚tG,tBをそれぞ
れ1.5μmに固定し、赤色フィルタ14Rの膜厚tR
だけを変化させたときの特性、鎖線は、赤と青の2色の
カラーフィルタ14R,14Bの膜厚tR,tBをそれ
ぞれ1.5μmに固定し、緑色フィルタ14Gの膜厚t
Gだけを変化させたときの特性、破線は、赤と緑の2色
のカラーフィルタ14R,14Gの膜厚tR,tGをそ
れぞれ1.5μmに固定し、青色フィルタ14Bの膜厚
tBだけを変化させたときの特性である。
ラーフィルタ14G,14Bの膜厚tG,tBをそれぞ
れ1.5μmに固定し、赤色フィルタ14Rの膜厚tR
だけを変化させたときの特性、鎖線は、赤と青の2色の
カラーフィルタ14R,14Bの膜厚tR,tBをそれ
ぞれ1.5μmに固定し、緑色フィルタ14Gの膜厚t
Gだけを変化させたときの特性、破線は、赤と緑の2色
のカラーフィルタ14R,14Gの膜厚tR,tGをそ
れぞれ1.5μmに固定し、青色フィルタ14Bの膜厚
tBだけを変化させたときの特性である。
【0052】この図7のフィルタ膜厚−明度特性のよう
に、赤、緑、青のカラーフィルタ14R,14G,14
Bの膜厚tR,tG,tBがそれぞれ上記の範囲(tR
=0.9〜1.2μm,tG=0.8〜1.1μm,t
B=1.1〜1.4μm)のときの混合光の明度(L
*)は、約51〜53の範囲であり、この程度の明度
(L*)があれば、表示の明るさは十分である。
に、赤、緑、青のカラーフィルタ14R,14G,14
Bの膜厚tR,tG,tBがそれぞれ上記の範囲(tR
=0.9〜1.2μm,tG=0.8〜1.1μm,t
B=1.1〜1.4μm)のときの混合光の明度(L
*)は、約51〜53の範囲であり、この程度の明度
(L*)があれば、表示の明るさは十分である。
【0053】なお、前記混合光の明度(L*)は、フィ
ルタ膜厚を薄くするほど高くなるが、フィルタ膜厚を薄
くすると、それにともなって着色光のクロマが低下し、
そのため色範囲を狭くするので、赤、緑、青のカラーフ
ィルタ14R,14G,14Bの膜厚tR,tG,tB
は上記の範囲が適当である。
ルタ膜厚を薄くするほど高くなるが、フィルタ膜厚を薄
くすると、それにともなって着色光のクロマが低下し、
そのため色範囲を狭くするので、赤、緑、青のカラーフ
ィルタ14R,14G,14Bの膜厚tR,tG,tB
は上記の範囲が適当である。
【0054】上述したように、この液晶表示素子におい
ては、赤色フィルタの膜厚tRと、緑色フィルタの膜厚
tGと、青色フィルタの膜厚tBとがそれぞれ、tG<
tR<tBの条件を満たし、且つそのカラーフィルタを
透過した着色光の表色系におけるクロマをほぼ極大とす
る膜厚に設定されいるので、色面積を大きくし,色バラ
ンスの悪化を生じさせることなく、液晶表示素子の画面
を十分に明るくすることができる。
ては、赤色フィルタの膜厚tRと、緑色フィルタの膜厚
tGと、青色フィルタの膜厚tBとがそれぞれ、tG<
tR<tBの条件を満たし、且つそのカラーフィルタを
透過した着色光の表色系におけるクロマをほぼ極大とす
る膜厚に設定されいるので、色面積を大きくし,色バラ
ンスの悪化を生じさせることなく、液晶表示素子の画面
を十分に明るくすることができる。
【0055】またこの実施例では、前記赤、緑、青カラ
ーフィルタ14R,14G,14Bをそれぞれ画素領域
Aの面積より小さい面積にするとよりさらに画面を明る
くすることができる。
ーフィルタ14R,14G,14Bをそれぞれ画素領域
Aの面積より小さい面積にするとよりさらに画面を明る
くすることができる。
【0056】例えば、画素領域Aの面積の60〜95%
程度の面積に形成しており、したがって、各画素領域A
内のカラーフィルタ14R,14G,14Bに対応する
領域(以下、フィルタ対応領域という)aだけが着色光
の出射領域であり、カラーフィルタ14R,14G,1
4Bに対応しない領域bは、液晶表示素子にその前面か
ら入射し後面側の反射板23で反射されて液晶表示素子
の前面に出射する光を着色することなく透過させる非着
色光の出射領域となっている。
程度の面積に形成しており、したがって、各画素領域A
内のカラーフィルタ14R,14G,14Bに対応する
領域(以下、フィルタ対応領域という)aだけが着色光
の出射領域であり、カラーフィルタ14R,14G,1
4Bに対応しない領域bは、液晶表示素子にその前面か
ら入射し後面側の反射板23で反射されて液晶表示素子
の前面に出射する光を着色することなく透過させる非着
色光の出射領域となっている。
【0057】この実施例では、各色のカラーフィルタ1
4R,14G,14Bをそれぞれ、各画素領域Aの周縁
部を除く内側の領域であって上述した補償容量部よりも
TFT接続側の領域に対向させて設けており、したがっ
て、各画素領域Aの周縁部がその全周にわたって非着色
光出射領域bとなっている。
4R,14G,14Bをそれぞれ、各画素領域Aの周縁
部を除く内側の領域であって上述した補償容量部よりも
TFT接続側の領域に対向させて設けており、したがっ
て、各画素領域Aの周縁部がその全周にわたって非着色
光出射領域bとなっている。
【0058】なお、液晶表示素子の前面から各画素領域
Aに入射した光のうち、上記補償容量部に入射した光
は、容量形成電極12が高反射率の金属膜で形成されて
いるため透過せずに反射される。
Aに入射した光のうち、上記補償容量部に入射した光
は、容量形成電極12が高反射率の金属膜で形成されて
いるため透過せずに反射される。
【0059】さらに、隣り合う画素領域Aの間の領域、
つまり常に無電界状態である領域(液晶分子が常に初期
のツイスト配向状態に配向している領域)は、常に入射
光が前記散乱反射板23、ゲートライン10、データラ
イン11または容量形成電極12で反射されて前面に出
射する明表示領域cとなっている。すなわち、上記後側
基板2の内面に設けられたゲートライン10およびデー
タライン11は前記明表示領域c内を通っており、また
容量形成電極12も前記明表示領域cを横切っているた
め、液晶表示素子の前面から明表示領域cに入射した光
のうち、ゲートライン10およびデータライン11と容
量形成電極12が通っている部分に入射した光は、それ
らが高反射率の金属膜で形成されているため透過せずに
反射される。
つまり常に無電界状態である領域(液晶分子が常に初期
のツイスト配向状態に配向している領域)は、常に入射
光が前記散乱反射板23、ゲートライン10、データラ
イン11または容量形成電極12で反射されて前面に出
射する明表示領域cとなっている。すなわち、上記後側
基板2の内面に設けられたゲートライン10およびデー
タライン11は前記明表示領域c内を通っており、また
容量形成電極12も前記明表示領域cを横切っているた
め、液晶表示素子の前面から明表示領域cに入射した光
のうち、ゲートライン10およびデータライン11と容
量形成電極12が通っている部分に入射した光は、それ
らが高反射率の金属膜で形成されているため透過せずに
反射される。
【0060】この液晶表示素子は、外光を利用して反射
型表示を行なうものであり、その前面から入射した光
は、前側偏光板21によりその吸収軸に沿った偏光成分
の光を吸収されて透過軸に沿った偏光成分の直線偏光光
となって液晶層18に入射し、この液晶層18を透過す
る過程でその複屈折性により旋光される。
型表示を行なうものであり、その前面から入射した光
は、前側偏光板21によりその吸収軸に沿った偏光成分
の光を吸収されて透過軸に沿った偏光成分の直線偏光光
となって液晶層18に入射し、この液晶層18を透過す
る過程でその複屈折性により旋光される。
【0061】そして、前記液晶層18を透過した光は、
後側偏光板22に入射し、その光のうち、前記後側偏光
板22の透過軸に沿った偏光成分の光がこの偏光板22
を透過して画像光となり、その画像光が、散乱反射板2
3により反射されて前記後側偏光板22と液晶層18と
前側偏光板21とを順次透過して前面に出射する。
後側偏光板22に入射し、その光のうち、前記後側偏光
板22の透過軸に沿った偏光成分の光がこの偏光板22
を透過して画像光となり、その画像光が、散乱反射板2
3により反射されて前記後側偏光板22と液晶層18と
前側偏光板21とを順次透過して前面に出射する。
【0062】このとき、前面から各画素領域Aに入射し
た光のうち、画素領域Aのフィルタ対応領域aを透過す
る光は、カラーフィルタ14R,14G,14Bにより
その吸収波長帯域の光を吸収されてそのカラーフィルタ
の色に着色し、その着色光が反射されて素子前面に出射
する。この着色された出射光の強度は、電極3,17間
に印加される電界に応じた液晶分子の立上がり配向状態
に応じて変化する。
た光のうち、画素領域Aのフィルタ対応領域aを透過す
る光は、カラーフィルタ14R,14G,14Bにより
その吸収波長帯域の光を吸収されてそのカラーフィルタ
の色に着色し、その着色光が反射されて素子前面に出射
する。この着色された出射光の強度は、電極3,17間
に印加される電界に応じた液晶分子の立上がり配向状態
に応じて変化する。
【0063】また、前記各画素領域Aに入射した光のう
ち、画素領域Aの周縁部の非着色光出射領域bに入射し
た光は、カラーフィルタ14R,14G,14Bを通ら
ずに非着色光のまま反射され、素子前面に出射する。こ
の非着色の出射光の強度も、電極3,17間に印加され
る電界に応じた液晶分子の立上がり配向状態に応じて変
化する。
ち、画素領域Aの周縁部の非着色光出射領域bに入射し
た光は、カラーフィルタ14R,14G,14Bを通ら
ずに非着色光のまま反射され、素子前面に出射する。こ
の非着色の出射光の強度も、電極3,17間に印加され
る電界に応じた液晶分子の立上がり配向状態に応じて変
化する。
【0064】すなわち、この液晶表示素子では、全ての
画素領域Aにおいて、液晶表示素子の前面から入射し後
面側の散乱反射板23で反射されて前面に出射する光の
うち、前記フィルタ対応領域aを透過する光だけがカラ
ーフィルタ14R,14G,14Bの色に着色し、前記
非着色光出射領域bを透過する光は、カラーフィルタに
よる吸収を受けずに透過するため、前記フィルタ対応領
域aからの出射光である着色光と、前記非着色光出射領
域bからの出射光である非着色光とによりカラー画素が
表示される。
画素領域Aにおいて、液晶表示素子の前面から入射し後
面側の散乱反射板23で反射されて前面に出射する光の
うち、前記フィルタ対応領域aを透過する光だけがカラ
ーフィルタ14R,14G,14Bの色に着色し、前記
非着色光出射領域bを透過する光は、カラーフィルタに
よる吸収を受けずに透過するため、前記フィルタ対応領
域aからの出射光である着色光と、前記非着色光出射領
域bからの出射光である非着色光とによりカラー画素が
表示される。
【0065】図3は上記液晶表示素子の画素配列を示す
図であり、各画素A′は、フィルタ対応領域aからの出
射光である赤R、緑G、青Bのいずれかの着色光(図3
においてハッチングを施した領域の光)と、非着色光出
射領域bからの出射光である非着色光(図3においてハ
ッチングを施した領域の外側の光)とで表示されるが、
人間の目には、画素A′全体が前記着色光の色に着色し
ているように見え、これらの赤、緑、青の画素A′の加
法混色によりカラー画像が表示される。なお、前記画素
A′は、前記着色光の色が僅かに薄くなった高輝度の画
素であり、その色の濃さと明るさは、前記着色光と非着
色光との光量比に対応する。
図であり、各画素A′は、フィルタ対応領域aからの出
射光である赤R、緑G、青Bのいずれかの着色光(図3
においてハッチングを施した領域の光)と、非着色光出
射領域bからの出射光である非着色光(図3においてハ
ッチングを施した領域の外側の光)とで表示されるが、
人間の目には、画素A′全体が前記着色光の色に着色し
ているように見え、これらの赤、緑、青の画素A′の加
法混色によりカラー画像が表示される。なお、前記画素
A′は、前記着色光の色が僅かに薄くなった高輝度の画
素であり、その色の濃さと明るさは、前記着色光と非着
色光との光量比に対応する。
【0066】さらに、隣り合う画素領域Aの間の明表示
領域cに入射した光は、ゲートライン10,データライ
ン11,あるいは容量形成電極12により反射され、非
着色光のまま反射されて素子前面に出射する。この明表
示領域cを出射する非着色光は、前記明表示領域cが常
に無電界状態であって、液晶分子が常に初期のツイスト
配向状態に配向しており、しかも前記後側偏光板22に
達しないため、常に高強度の光である。
領域cに入射した光は、ゲートライン10,データライ
ン11,あるいは容量形成電極12により反射され、非
着色光のまま反射されて素子前面に出射する。この明表
示領域cを出射する非着色光は、前記明表示領域cが常
に無電界状態であって、液晶分子が常に初期のツイスト
配向状態に配向しており、しかも前記後側偏光板22に
達しないため、常に高強度の光である。
【0067】上述したように、赤、緑、青のカラーフィ
ルタ14R,14G,14Bの面積を画素領域Aの面積
よりも小さくするとともに、これらのカラーフィルタ1
4R,14G,14Bの膜厚tR,tG,tBを、tR
=0.9〜1.2μm,tG=0.8〜1.1μm,t
B=1.1〜1.4μmの範囲に設定した上記実施例の
液晶表示素子は、赤、緑、青の各色の光のクロマが高
く、したがって、その色範囲も広く、また、それらの混
合光の色がより白に近いとともに、前記混合光の明るさ
も十分であるため、良好な画質のフルカラー画像を表示
することができる。
ルタ14R,14G,14Bの面積を画素領域Aの面積
よりも小さくするとともに、これらのカラーフィルタ1
4R,14G,14Bの膜厚tR,tG,tBを、tR
=0.9〜1.2μm,tG=0.8〜1.1μm,t
B=1.1〜1.4μmの範囲に設定した上記実施例の
液晶表示素子は、赤、緑、青の各色の光のクロマが高
く、したがって、その色範囲も広く、また、それらの混
合光の色がより白に近いとともに、前記混合光の明るさ
も十分であるため、良好な画質のフルカラー画像を表示
することができる。
【0068】なお、上記実施例では、赤、緑、青のカラ
ーフィルタ14R,14G,14Bを同じ面積に形成し
ているが、これらのカラーフィルタ14R,14G,1
4Bのうち、緑色フィルタ14Gと青色フィルタ14B
の面積を、赤色フィルタ14Rの面積よりも若干小さく
(例えば赤色フィルタ14Rの面積の93〜95%程度
の面積)すれば、前記混合光の色をより白に近くするこ
とができる。
ーフィルタ14R,14G,14Bを同じ面積に形成し
ているが、これらのカラーフィルタ14R,14G,1
4Bのうち、緑色フィルタ14Gと青色フィルタ14B
の面積を、赤色フィルタ14Rの面積よりも若干小さく
(例えば赤色フィルタ14Rの面積の93〜95%程度
の面積)すれば、前記混合光の色をより白に近くするこ
とができる。
【0069】また、上記実施例の液晶表示素子は、赤、
緑、青の画素を表示するための画素電極3を、行方向に
は交互に並べて直線状に配列し、列方向には同色の画素
を表示するための画素電極3同士を約1.5ピッチずつ
行方向に交互にずらしてジグザグに配列した、いわゆる
モザイク配列型のものであるが、この発明は、赤、
緑、,青の画素を表示するための画素電極3を、行方向
にも列方向にも直線状に並べて配列した、いわゆる格子
状配列型の液晶表示素子にも適用することができる。
緑、青の画素を表示するための画素電極3を、行方向に
は交互に並べて直線状に配列し、列方向には同色の画素
を表示するための画素電極3同士を約1.5ピッチずつ
行方向に交互にずらしてジグザグに配列した、いわゆる
モザイク配列型のものであるが、この発明は、赤、
緑、,青の画素を表示するための画素電極3を、行方向
にも列方向にも直線状に並べて配列した、いわゆる格子
状配列型の液晶表示素子にも適用することができる。
【0070】さらに、上記実施例では、着色膜としてカ
ラーフィルタを用いているが、前記着色膜はカラーフィ
ルタに限らない。また、上記実施例の液晶表示素子は、
赤、緑、青の光の加法混色によりフルカラー画像を表示
するものであるが、この発明は、マゼンタ、イエロー、
シアンの3色の着色膜(例えばカラーフィルタ)を備え
て減法混色によりカラー画像を表示する液晶表示素子に
も適用することができ、その場合も、3色の着色膜の膜
厚を、長波長帯域透過着色膜<中間波長帯域透過着色膜
<短波長帯域透過着色膜の関係にするとともに、前記3
色の着色膜の膜厚をそれぞれその着色膜を透過した着色
光のクロマがほぼ極大となる値に設定することにより、
色範囲を広くしてかつ色バランスの悪化を生じさせるこ
とのない前記着色膜を備えることによって、画面を十分
に明るくすることができる。
ラーフィルタを用いているが、前記着色膜はカラーフィ
ルタに限らない。また、上記実施例の液晶表示素子は、
赤、緑、青の光の加法混色によりフルカラー画像を表示
するものであるが、この発明は、マゼンタ、イエロー、
シアンの3色の着色膜(例えばカラーフィルタ)を備え
て減法混色によりカラー画像を表示する液晶表示素子に
も適用することができ、その場合も、3色の着色膜の膜
厚を、長波長帯域透過着色膜<中間波長帯域透過着色膜
<短波長帯域透過着色膜の関係にするとともに、前記3
色の着色膜の膜厚をそれぞれその着色膜を透過した着色
光のクロマがほぼ極大となる値に設定することにより、
色範囲を広くしてかつ色バランスの悪化を生じさせるこ
とのない前記着色膜を備えることによって、画面を十分
に明るくすることができる。
【0071】また、この発明は、アクティブマトリック
ス型に限らず、一方の基板の内面に一方の方向に沿う走
査電極を複数本互いに平行に設け、他方の基板の内面に
前記走査電極と交差する方向に沿う信号電極を複数本互
いに平行に設けた単純マトリックス型の液晶表示素子等
にも適用することができる。
ス型に限らず、一方の基板の内面に一方の方向に沿う走
査電極を複数本互いに平行に設け、他方の基板の内面に
前記走査電極と交差する方向に沿う信号電極を複数本互
いに平行に設けた単純マトリックス型の液晶表示素子等
にも適用することができる。
【0072】さらにまた、上記実施例の液晶表示素子
は、その前後面に偏光板21,22を配置し、裏側偏光
板22の背後に反射板23を配置したものであるが、そ
れに代えて、例えば裏側基板2の内面に設ける電極(上
記実施例では画素電極3)を金属膜で形成し、この電極
で反射部材を兼用してもよく、その場合は、偏光板は表
側偏光板21だけでよい。
は、その前後面に偏光板21,22を配置し、裏側偏光
板22の背後に反射板23を配置したものであるが、そ
れに代えて、例えば裏側基板2の内面に設ける電極(上
記実施例では画素電極3)を金属膜で形成し、この電極
で反射部材を兼用してもよく、その場合は、偏光板は表
側偏光板21だけでよい。
【0073】また、上記実施例のように前側偏光板21
と後側偏光板22とを備える場合は、前記裏側偏光板2
2の背後に配置する反射板23を半透過反射板とし、そ
の背後にバックライトを配置してもよく、このようにす
れば、外光を利用する反射型表示と、バックライトから
の光を利用する透過型表示との両方を行なうことができ
る。また、この発明は、バックライトからの光を利用す
る表示だけを行なう透過型の液晶表示素子にも適用する
ことができる。
と後側偏光板22とを備える場合は、前記裏側偏光板2
2の背後に配置する反射板23を半透過反射板とし、そ
の背後にバックライトを配置してもよく、このようにす
れば、外光を利用する反射型表示と、バックライトから
の光を利用する透過型表示との両方を行なうことができ
る。また、この発明は、バックライトからの光を利用す
る表示だけを行なう透過型の液晶表示素子にも適用する
ことができる。
【0074】
【発明の効果】この発明の液晶表示素子は、3色の着色
膜の膜厚を、「中間波長帯域透過着色膜」<「長波長帯
域透過着色膜」<「短波長帯域透過着色膜」の関係満た
し、且つそれぞれその着色膜を透過した着色光のクロマ
がほぼ極大となる値に設定したので、広い色範囲をも
ち、色バランスを悪化させることがなく、液晶表示素子
の画面を十分に明るくすることができる。
膜の膜厚を、「中間波長帯域透過着色膜」<「長波長帯
域透過着色膜」<「短波長帯域透過着色膜」の関係満た
し、且つそれぞれその着色膜を透過した着色光のクロマ
がほぼ極大となる値に設定したので、広い色範囲をも
ち、色バランスを悪化させることがなく、液晶表示素子
の画面を十分に明るくすることができる。
【0075】また、前記3色の着色膜が、例えば顔料分
散材料を用いた赤、緑、青のカラーフィルタである場
合、赤色フィルタの膜厚を0.9〜1.2μm、緑色フ
ィルタの膜厚を0.8〜1.1μm、青色フィルタの膜
厚を1.1〜1.4μmの範囲に設定することにより、
これらのカラーフィルタを透過した赤、緑、青の着色光
のクロマをほぼ極大にすることができる。
散材料を用いた赤、緑、青のカラーフィルタである場
合、赤色フィルタの膜厚を0.9〜1.2μm、緑色フ
ィルタの膜厚を0.8〜1.1μm、青色フィルタの膜
厚を1.1〜1.4μmの範囲に設定することにより、
これらのカラーフィルタを透過した赤、緑、青の着色光
のクロマをほぼ極大にすることができる。
【0076】さらに、この発明の液晶表示素子におい
て、前記3色の着色膜をそれぞれ前記画素領域の面積よ
りも小さい面積に形成し、前記画素領域の前記着色膜に
対応しない領域を非着色光の出射領域とすれば、画素領
域を透過する光のうちの前記着色膜に対応する領域を透
過する光だけが着色膜によりその吸収波長帯域の光を吸
収されて着色し、非着色光出射領域を透過する光は着色
膜による吸収を受けずに透過して、前記着色膜に対応す
る領域からの出射光である着色光と、前記非着色光出射
領域からの出射光である高輝度の非着色光とにより高輝
度のカラー画素が表示されるため、画面をより明るくす
ることができる。
て、前記3色の着色膜をそれぞれ前記画素領域の面積よ
りも小さい面積に形成し、前記画素領域の前記着色膜に
対応しない領域を非着色光の出射領域とすれば、画素領
域を透過する光のうちの前記着色膜に対応する領域を透
過する光だけが着色膜によりその吸収波長帯域の光を吸
収されて着色し、非着色光出射領域を透過する光は着色
膜による吸収を受けずに透過して、前記着色膜に対応す
る領域からの出射光である着色光と、前記非着色光出射
領域からの出射光である高輝度の非着色光とにより高輝
度のカラー画素が表示されるため、画面をより明るくす
ることができる。
【0077】なお、この発明は、バックライトからの光
を利用して表示する透過型の液晶表示素子にも、後面側
に反射部材を備え自然光や室内照明光等の外光を利用し
て表示する反射型の液晶表示素子にも適用できるもので
あり、反射型の液晶表示素子であっても、その画面を十
分に明るくすることができる。
を利用して表示する透過型の液晶表示素子にも、後面側
に反射部材を備え自然光や室内照明光等の外光を利用し
て表示する反射型の液晶表示素子にも適用できるもので
あり、反射型の液晶表示素子であっても、その画面を十
分に明るくすることができる。
【図1】この発明の一実施例を示す液晶表示素子の一部
分の正面図。
分の正面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】前記液晶表示素子の画素配列を示す図。
【図4】赤、緑、青のカラーフィルタの膜厚と、CIE
1976L*a*b*表色系のa*b*面上における
赤、緑、青の各着色光のクロマとの関係を示す図。
1976L*a*b*表色系のa*b*面上における
赤、緑、青の各着色光のクロマとの関係を示す図。
【図5】各画素領域のフィルタ対応領域からの出射光で
ある着色光と、非着色光出射領域からの出射光である非
着色光とにより赤、緑、青のカラー画素を表示するとき
の、フィルタ膜厚に対するCIE1976L*a*b*
表色系のa*b*面上での色範囲の変化特性を示す図。
ある着色光と、非着色光出射領域からの出射光である非
着色光とにより赤、緑、青のカラー画素を表示するとき
の、フィルタ膜厚に対するCIE1976L*a*b*
表色系のa*b*面上での色範囲の変化特性を示す図。
【図6】各画素領域のフィルタ対応領域からの出射光で
ある赤、緑、青の着色光および非着色光出射領域からの
出射光である非着色光と、隣り合う画素領域間の明表示
領域cからの出射光である非着色光とを含む混合光のフ
ィルタ膜厚に対するクロマの変化特性を示す図。
ある赤、緑、青の着色光および非着色光出射領域からの
出射光である非着色光と、隣り合う画素領域間の明表示
領域cからの出射光である非着色光とを含む混合光のフ
ィルタ膜厚に対するクロマの変化特性を示す図。
【図7】前記混合光のフィルタ膜厚に対する明度の変化
特性を示す図。
特性を示す図。
【図8】カラーフィルタを薄膜化することによる透過率
の変化を示す図。
の変化を示す図。
1,2…基板 3…画素電極 4…TFT(能動素子) 14R,14G,14B…カラーフィルタ 17…対向電極 21,22…偏光板 23…反射板 A…画素領域 a…フィルタ対応領域 b…非着色光出射領域 c…明表示領域
Claims (4)
- 【請求項1】液晶層をはさんで対向する前後一対の基板
の互いに対向する内面の一方に設けられた複数の第1の
電極と、他方の内面に設けられ、前記複数の第1の電極
と対向する領域が複数の画素領域を形成する少なくとも
1つの第2の電極と、いずれかの基板の内面に前記各画
素領域にそれぞれ対応させて設けられた透過波長帯域が
異なる3色の着色膜を有し、 前記3色の着色膜の膜厚が、 中間波長帯域透過着色膜<長間波長帯域透過着色膜<短
波長帯域透過着色膜の条件を満たし、且つそれぞれの着
色膜を透過した着色光の色を表す表色系で定義される前
記3色の色座標により囲まれた色範囲を極大とする膜厚
に設定されていることを特徴とする液晶表示素子。 - 【請求項2】前記3色の着色膜は、顔料分散材料を用い
た赤、緑、青のカラーフィルタであり、赤色フィルタの
膜厚が0.9〜1.2μm、緑色フィルタの膜厚が0.
8〜1.1μm、青色フィルタの膜厚が1.1〜1.4
μmであることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示
素子。 - 【請求項3】前記3色の着色膜の面積が、それぞれ前記
画素領域の面積よりも小さく、前記画素領域の前記着色
膜に対応しない領域が、非着色光の出射領域となってい
ることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子。 - 【請求項4】後面側に反射部材を備えていることを特徴
とする請求項1に記載の液晶表示素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9271304A JPH11109332A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9271304A JPH11109332A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 液晶表示素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11109332A true JPH11109332A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17498189
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9271304A Pending JPH11109332A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11109332A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008083611A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-10 | Hitachi Displays Ltd | 液晶表示装置 |
| JP2010061146A (ja) * | 2009-10-21 | 2010-03-18 | Sharp Corp | 液晶表示装置 |
-
1997
- 1997-10-03 JP JP9271304A patent/JPH11109332A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008083611A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-10 | Hitachi Displays Ltd | 液晶表示装置 |
| JP2010061146A (ja) * | 2009-10-21 | 2010-03-18 | Sharp Corp | 液晶表示装置 |
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