JPH11109603A - フォトマスクおよび半導体装置の製造方法 - Google Patents
フォトマスクおよび半導体装置の製造方法Info
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- JPH11109603A JPH11109603A JP27296197A JP27296197A JPH11109603A JP H11109603 A JPH11109603 A JP H11109603A JP 27296197 A JP27296197 A JP 27296197A JP 27296197 A JP27296197 A JP 27296197A JP H11109603 A JPH11109603 A JP H11109603A
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F1/00—Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
- G03F1/36—Masks having proximity correction features; Preparation thereof, e.g. optical proximity correction [OPC] design processes
-
- G—PHYSICS
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- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70058—Mask illumination systems
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ピッチの大きな矩形パターンに対しても、焦
点深度が向上するフォトマスクとそれを用いた半導体装
置の製造方法を得る。 【解決手段】 透明基板11の主表面上の第1の方向に
おいて、第1の開口部を隔て、露光装置における露光光
の波長をλ、開口数をNA、コヒーレンス度をσとした
とき、P1>2λ/NA(1+σ)なる関係を満たす第
1のピッチP1で配設されるとともに、第1のピッチよ
りも小さい第2のピッチで第1の方向に配設された第2
の開口部12が設けられた遮光部14とを備えたもので
ある。また、このフォトマスクを半導体装置の製造工程
であるフォトリソグラフィー工程に適用したものであ
る。
点深度が向上するフォトマスクとそれを用いた半導体装
置の製造方法を得る。 【解決手段】 透明基板11の主表面上の第1の方向に
おいて、第1の開口部を隔て、露光装置における露光光
の波長をλ、開口数をNA、コヒーレンス度をσとした
とき、P1>2λ/NA(1+σ)なる関係を満たす第
1のピッチP1で配設されるとともに、第1のピッチよ
りも小さい第2のピッチで第1の方向に配設された第2
の開口部12が設けられた遮光部14とを備えたもので
ある。また、このフォトマスクを半導体装置の製造工程
であるフォトリソグラフィー工程に適用したものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置を製
造するためのフォトリソグラフィー工程におけるフォト
マスクに関するもので、特に、ピッチが大きいマスクパ
ターンの遮光部に小さな開口部を設けることによってマ
スクパターンの焦点深度を向上させるフォトマスクに関
するものである。
造するためのフォトリソグラフィー工程におけるフォト
マスクに関するもので、特に、ピッチが大きいマスクパ
ターンの遮光部に小さな開口部を設けることによってマ
スクパターンの焦点深度を向上させるフォトマスクに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の高速化、高集積化の
要求に伴い、パターンの微細化の必要性がますます高く
なってきている。しかも、この微細パターンは高集積化
にともなう起伏の激しい高段差上で精度よく形成されな
ければならず、解像度のみならず大きな焦点深度が要求
される。ところで、フォトリソグラフィー技術で用いら
れるフォトマスクには、通常、配線のようなピッチが小
さく非常に微細なパターンから周辺回路のようなピッチ
の非常に大きなパターンまで大小さまざまなパターンが
同一平面上に混在して配置されている。このうち微細な
パターンに関しては、後述する各種の超解像技術が考案
されており焦点深度や解像度の向上が図られている。し
かし、これらの技術はピッチの大きなパターンに対して
は効果がなく、高段差に対応できる焦点深度が得られな
いという問題点があった。
要求に伴い、パターンの微細化の必要性がますます高く
なってきている。しかも、この微細パターンは高集積化
にともなう起伏の激しい高段差上で精度よく形成されな
ければならず、解像度のみならず大きな焦点深度が要求
される。ところで、フォトリソグラフィー技術で用いら
れるフォトマスクには、通常、配線のようなピッチが小
さく非常に微細なパターンから周辺回路のようなピッチ
の非常に大きなパターンまで大小さまざまなパターンが
同一平面上に混在して配置されている。このうち微細な
パターンに関しては、後述する各種の超解像技術が考案
されており焦点深度や解像度の向上が図られている。し
かし、これらの技術はピッチの大きなパターンに対して
は効果がなく、高段差に対応できる焦点深度が得られな
いという問題点があった。
【0003】以下に、このような従来のフォトマスクを
用いた場合におけるフォトリソグラフィー技術について
説明する。
用いた場合におけるフォトリソグラフィー技術について
説明する。
【0004】まず、従来の円形光源法を用いた投影露光
装置によるマスクパターンの転写過程について説明す
る。
装置によるマスクパターンの転写過程について説明す
る。
【0005】図15は、フォトリソグラフィー技術で用
いられる従来の円形照明法による縮小投影露光装置の構
成概略図を示したものである。以下に、この縮小投影露
光装置によるウエハ上へのマスクパターンの転写過程に
ついて説明する。
いられる従来の円形照明法による縮小投影露光装置の構
成概略図を示したものである。以下に、この縮小投影露
光装置によるウエハ上へのマスクパターンの転写過程に
ついて説明する。
【0006】図15を参照して、円形光源6から発した
光は(光の光路を実線で示す)、集光レンズ7で集光さ
れた後、フォトマスク1全面を垂直に照明する。フォト
マスク1を照明した光はフォトマスク1上に形成された
マスクパターン3によって回折を受けた後、マスクパタ
ーン3のピッチに応じた方向に出射する。出射した回折
光は投影レンズ7によって集光され、投影レンズの瞳面
8内を通過した後、投影レンズ7によって縮小され、ウ
エハ上のベストフォーカスの位置にマスクパターン3の
光学像を形成する。ウエハ4上には、例えば、レジスト
が塗布されており、通常のフォトリソグラフィー工程を
経てマスクパターン3に対応したレジストパターン5が
得られる。
光は(光の光路を実線で示す)、集光レンズ7で集光さ
れた後、フォトマスク1全面を垂直に照明する。フォト
マスク1を照明した光はフォトマスク1上に形成された
マスクパターン3によって回折を受けた後、マスクパタ
ーン3のピッチに応じた方向に出射する。出射した回折
光は投影レンズ7によって集光され、投影レンズの瞳面
8内を通過した後、投影レンズ7によって縮小され、ウ
エハ上のベストフォーカスの位置にマスクパターン3の
光学像を形成する。ウエハ4上には、例えば、レジスト
が塗布されており、通常のフォトリソグラフィー工程を
経てマスクパターン3に対応したレジストパターン5が
得られる。
【0007】次に、フォトマスクで回折した回折光とマ
スクパターンのピッチとの関係についてさらに詳しく説
明する。
スクパターンのピッチとの関係についてさらに詳しく説
明する。
【0008】図16及び図17は、上記フォトマスク上
に配置されたマスクパターンの拡大平面図で、それぞ
れ、x方向に大きなピッチをもつパターン部分と解像限
界付近にある小さなピッチをもつパターン部分を示した
ものである。また、図18及び図19はそれぞれ、図1
6のIII−III部及び図17のIV−IV部の断面
図である。これらの図において、1はフォトマスク、2
は透明基板、3はクロムなどの金属薄膜等からなる遮光
部、9は遮光部3間の開口部である。
に配置されたマスクパターンの拡大平面図で、それぞ
れ、x方向に大きなピッチをもつパターン部分と解像限
界付近にある小さなピッチをもつパターン部分を示した
ものである。また、図18及び図19はそれぞれ、図1
6のIII−III部及び図17のIV−IV部の断面
図である。これらの図において、1はフォトマスク、2
は透明基板、3はクロムなどの金属薄膜等からなる遮光
部、9は遮光部3間の開口部である。
【0009】図16に示すマスクパターンは、複数の矩
形状の遮光部3aが周期的に配置され、x方向に大きな
ピッチPxL及びy方向にピッチPyLを有したものである
とする。また、図17に示すマスクパターンは、複数の
ライン状の遮光部3bが周期的に配置され、x方向に小
さなピッチPxsを有するラインアンドスペースパターン
であるとする。
形状の遮光部3aが周期的に配置され、x方向に大きな
ピッチPxL及びy方向にピッチPyLを有したものである
とする。また、図17に示すマスクパターンは、複数の
ライン状の遮光部3bが周期的に配置され、x方向に小
さなピッチPxsを有するラインアンドスペースパターン
であるとする。
【0010】図20及び図21はそれぞれ、このフォト
マスクの図16及び図17に示すマスクパターンによる
回折光の光路を示した概念図である。両図において、1
はフォトマスク、3はマスクパターン、4はウエハ、7
は投影レンズ、8は瞳面、50は0次回折光、51及び
52はそれぞれ、−1次回折光、+1次回折光、53及
び54はそれぞれ、−2次回折光、+2次回折光であ
る。
マスクの図16及び図17に示すマスクパターンによる
回折光の光路を示した概念図である。両図において、1
はフォトマスク、3はマスクパターン、4はウエハ、7
は投影レンズ、8は瞳面、50は0次回折光、51及び
52はそれぞれ、−1次回折光、+1次回折光、53及
び54はそれぞれ、−2次回折光、+2次回折光であ
る。
【0011】フォトマスクに入射した入射光(照明光)
は、マスクパターンによって回折されるが、各回折光の
光軸に対する出射角度はマスクパターンのピッチと回折
光の次数によって決定される。一般に、光軸に対する1
次回折光の出射角度をθ、光の波長をλ、マスクパター
ンのピッチをPとすると、Sinθ=λ/Pという関係
があり、また、次数が高い程、出射角度は大きくなる。
は、マスクパターンによって回折されるが、各回折光の
光軸に対する出射角度はマスクパターンのピッチと回折
光の次数によって決定される。一般に、光軸に対する1
次回折光の出射角度をθ、光の波長をλ、マスクパター
ンのピッチをPとすると、Sinθ=λ/Pという関係
があり、また、次数が高い程、出射角度は大きくなる。
【0012】図20を参照して、パターンピッチが大き
い場合は、−1次回折光51a及びこれと光軸について
対称な+1次回折光52aの出射角度θが小さくなると
ともに、−2次回折光53a及びこれと光軸について対
称な+2次回折光54aなどの高次の回折光の出射角度
も同時に小さくなり、多次数の回折光が、投影レンズ7
の瞳面8を通過する。瞳面8を通過した各回折光は互い
に干渉し、ウエハ4上のベストフォーカスの位置に光学
像を形成する。
い場合は、−1次回折光51a及びこれと光軸について
対称な+1次回折光52aの出射角度θが小さくなると
ともに、−2次回折光53a及びこれと光軸について対
称な+2次回折光54aなどの高次の回折光の出射角度
も同時に小さくなり、多次数の回折光が、投影レンズ7
の瞳面8を通過する。瞳面8を通過した各回折光は互い
に干渉し、ウエハ4上のベストフォーカスの位置に光学
像を形成する。
【0013】一方、図21を参照して、ピッチが小さく
解像限界に近い場合は、各回折光の出射角度が大きくな
るため、高次の2次回折光53a及び54aなどは瞳面
8外に除外され、瞳面8を通過する回折光が0次回折光
50と1次回折光51及び52のみとなる。
解像限界に近い場合は、各回折光の出射角度が大きくな
るため、高次の2次回折光53a及び54aなどは瞳面
8外に除外され、瞳面8を通過する回折光が0次回折光
50と1次回折光51及び52のみとなる。
【0014】このように、マスクパターンのピッチの大
きさに応じて、回折光の出射角度が異なり、ピッチが大
きくなればなるほど多次数の回折光によって光学像が形
成されることになる。
きさに応じて、回折光の出射角度が異なり、ピッチが大
きくなればなるほど多次数の回折光によって光学像が形
成されることになる。
【0015】次に、図22(a)及び(b)はそれぞ
れ、図20及び図21における回折光を瞳面上の光源像
として見た場合の概念図である。図において、60は0
次回折光の光源像、61及び62はそれぞれ、−1次回
折、+1次回折光の光源像、63及び64はそれぞれ、
−2次回折光、+2次回折光、8は瞳面である。
れ、図20及び図21における回折光を瞳面上の光源像
として見た場合の概念図である。図において、60は0
次回折光の光源像、61及び62はそれぞれ、−1次回
折、+1次回折光の光源像、63及び64はそれぞれ、
−2次回折光、+2次回折光、8は瞳面である。
【0016】なお、図に示したように、0次回折光の光
源像60と1次回折光の光源像61又は62の中心間距
離は、λ/Pに等しく、また、瞳面8の半径は、投影レ
ンズの開口数NAに等しいという関係にある。また、各
光源像の中心は、図20及び図21に示した各回折光の
光軸と一致する。
源像60と1次回折光の光源像61又は62の中心間距
離は、λ/Pに等しく、また、瞳面8の半径は、投影レ
ンズの開口数NAに等しいという関係にある。また、各
光源像の中心は、図20及び図21に示した各回折光の
光軸と一致する。
【0017】まず、図22(a)を参照して、パターン
ピッチが大きい場合は、図20で説明したように、回折
光の出射角度が小さくなるのに応じて各回折光の光源像
61ないし64が瞳面8の中心に集まり互いに重なりあ
ったような状態になる。これに対し、図22(b)で
は、パターンピッチが小さいため、回折光の出射角度が
大きくなり、これにともなって、各光源像は瞳面8の中
心から遠ざかり、2次回折光の光源像63及び64が瞳
面8から完全に除外されたような状態となっていること
がわかる。
ピッチが大きい場合は、図20で説明したように、回折
光の出射角度が小さくなるのに応じて各回折光の光源像
61ないし64が瞳面8の中心に集まり互いに重なりあ
ったような状態になる。これに対し、図22(b)で
は、パターンピッチが小さいため、回折光の出射角度が
大きくなり、これにともなって、各光源像は瞳面8の中
心から遠ざかり、2次回折光の光源像63及び64が瞳
面8から完全に除外されたような状態となっていること
がわかる。
【0018】ここで、マスクパターンのピッチの大きさ
について説明する。
について説明する。
【0019】図23は、マスクパターンのピッチの変化
にともなう回折光の光源像を示した概念図である。図
中、(a)はピッチがちょうど解像限界にあるときの光
源像の状態を示したもので、1次回折光の光源像61及
び62の中心が瞳面8の外周上にあり、2次回折光の光
源像63及び64は、瞳面8から完全に除外された状態
である。これよりピッチが小さくなると、1次回折光6
1及び62までもがしだいに瞳面8から除外されるよう
になるので光学像が形成されなくなってくる。すなわ
ち、明暗のコントラストをもった光学像を形成するため
には、少なくとも0次回折光と±1次回折光のいずれか
との干渉が必要となる。また、ピッチが解像限界にある
ときのマスクパターンのピッチをP、投影露光装置の開
口数をNA、コヒーレンシーをσとすると、 P=λ/NA・・・・・・・・・・・・(1) なる関係がある。
にともなう回折光の光源像を示した概念図である。図
中、(a)はピッチがちょうど解像限界にあるときの光
源像の状態を示したもので、1次回折光の光源像61及
び62の中心が瞳面8の外周上にあり、2次回折光の光
源像63及び64は、瞳面8から完全に除外された状態
である。これよりピッチが小さくなると、1次回折光6
1及び62までもがしだいに瞳面8から除外されるよう
になるので光学像が形成されなくなってくる。すなわ
ち、明暗のコントラストをもった光学像を形成するため
には、少なくとも0次回折光と±1次回折光のいずれか
との干渉が必要となる。また、ピッチが解像限界にある
ときのマスクパターンのピッチをP、投影露光装置の開
口数をNA、コヒーレンシーをσとすると、 P=λ/NA・・・・・・・・・・・・(1) なる関係がある。
【0020】次に、図23(b)は、(a)の場合にく
らべて、若干ピッチが大きくなり解像限界付近にあると
きの光源像の状態を示したもので、1次以上の回折光の
光源像が全体的に瞳面8の中心に集まるが、依然として
2次回折光の光源像63及び64が瞳面8外に除外され
た状態である。ただし、この場合の2次回折光の光源像
63及び64は瞳面8の外周と外接しており、2次回折
光が瞳面から完全に除外される最小のピッチを示してい
る。この状態におけるピッチをPとすると P=2λ/NA(1+σ)・・・・・・・・(2) なる関係がある。
らべて、若干ピッチが大きくなり解像限界付近にあると
きの光源像の状態を示したもので、1次以上の回折光の
光源像が全体的に瞳面8の中心に集まるが、依然として
2次回折光の光源像63及び64が瞳面8外に除外され
た状態である。ただし、この場合の2次回折光の光源像
63及び64は瞳面8の外周と外接しており、2次回折
光が瞳面から完全に除外される最小のピッチを示してい
る。この状態におけるピッチをPとすると P=2λ/NA(1+σ)・・・・・・・・(2) なる関係がある。
【0021】次に、図23(c)は、(b)の場合より
もさらに、ピッチが大きくなり2次回折光の光源像63
及び64が瞳面8内に入り、少なからず光学像の形成に
寄与するようになるときの状態を示している。すなわ
ち、このときのピッチをPとすると、 P>2λ/NA(1+σ)・・・・・・・・(3) である。
もさらに、ピッチが大きくなり2次回折光の光源像63
及び64が瞳面8内に入り、少なからず光学像の形成に
寄与するようになるときの状態を示している。すなわ
ち、このときのピッチをPとすると、 P>2λ/NA(1+σ)・・・・・・・・(3) である。
【0022】以上から、解像限界付近の小さなピッチと
は、式(1)ないし(3)から、 λ/NA≦P<2λ/NA(1+σ)・・・・・(4) を満たすピッチ、すなわち、2次回折光の光源像が少な
くとも瞳面内に入らず、かつ、光学像の形成が可能なピ
ッチであると定義する。逆に大きなピッチとは、式
(3)を満たすピッチ、すなわち、2次以上の回折光が
少なからず瞳面内に入り、光学像の形成に寄与する場合
であると定義する。
は、式(1)ないし(3)から、 λ/NA≦P<2λ/NA(1+σ)・・・・・(4) を満たすピッチ、すなわち、2次回折光の光源像が少な
くとも瞳面内に入らず、かつ、光学像の形成が可能なピ
ッチであると定義する。逆に大きなピッチとは、式
(3)を満たすピッチ、すなわち、2次以上の回折光が
少なからず瞳面内に入り、光学像の形成に寄与する場合
であると定義する。
【0023】次に、上記回折光と焦点深度との関係につ
いて説明する。
いて説明する。
【0024】一般に、焦点深度とは、ウエハ上のベスト
フォーカス位置を基準とし、その上下のデフォーカスの
位置にどれくらい明暗のコントラストをもった光学像が
再現できるかを示したものである。例えば、図21に示
すように、マスクパターンのピッチが小さく、0次回折
光50及び±1次回折光51及び52のみが瞳面8を通
過する場合には、これら3つの回折光は、0次回折光5
0b、1次回折光51b及び52bとなって異なる光路
をたどりながら、ウエハ4上のベストフォーカスの位置
に互いの干渉によって光学像を形成する(このような干
渉の態様を3光束干渉という)。しかし、ベストフォー
カス位置から上下にデフォーカスした位置では、0次回
折光50bと1次回折光51b及び52bとの位相がず
れるため(1次回折光51bと52bは光軸に対して対
称となるため位相はずれない)、デフォーカスとともに
しだいに光学像のコントラストが低下していく。
フォーカス位置を基準とし、その上下のデフォーカスの
位置にどれくらい明暗のコントラストをもった光学像が
再現できるかを示したものである。例えば、図21に示
すように、マスクパターンのピッチが小さく、0次回折
光50及び±1次回折光51及び52のみが瞳面8を通
過する場合には、これら3つの回折光は、0次回折光5
0b、1次回折光51b及び52bとなって異なる光路
をたどりながら、ウエハ4上のベストフォーカスの位置
に互いの干渉によって光学像を形成する(このような干
渉の態様を3光束干渉という)。しかし、ベストフォー
カス位置から上下にデフォーカスした位置では、0次回
折光50bと1次回折光51b及び52bとの位相がず
れるため(1次回折光51bと52bは光軸に対して対
称となるため位相はずれない)、デフォーカスとともに
しだいに光学像のコントラストが低下していく。
【0025】また、図20に示す場合のように、マスク
パターンのピッチが大きく、0次回折光50及び±1次
回折光51、52のみならず、2次回折光53及び54
が瞳面8内を通過する場合には、さらに光路の異なる2
次回折光が光学像の形成に寄与するようになるので、光
学像のコントラストの低下はさらに顕著となる。図示し
ないが、さらにピッチが大きくなると3次、4次以上の
回折光が加わり、コントラストの低下は一層顕著となる
ことは言うまでもない。
パターンのピッチが大きく、0次回折光50及び±1次
回折光51、52のみならず、2次回折光53及び54
が瞳面8内を通過する場合には、さらに光路の異なる2
次回折光が光学像の形成に寄与するようになるので、光
学像のコントラストの低下はさらに顕著となる。図示し
ないが、さらにピッチが大きくなると3次、4次以上の
回折光が加わり、コントラストの低下は一層顕著となる
ことは言うまでもない。
【0026】このように、ピッチの大きなパターンでは
焦点深度が低下することとなるが、以下に、このマスク
パターンでの焦点深度についてのシュミレーション結果
を示す。
焦点深度が低下することとなるが、以下に、このマスク
パターンでの焦点深度についてのシュミレーション結果
を示す。
【0027】図24及び図25はそれぞれ、図16に示
したピッチの大きなマスクパターンによるベストフォー
カス時とデフォーカス時における光学像の光の強度分布
をシミュレーションした結果を示したものである。
したピッチの大きなマスクパターンによるベストフォー
カス時とデフォーカス時における光学像の光の強度分布
をシミュレーションした結果を示したものである。
【0028】このシュミレーションで用いたマスクパタ
ーンは、図16に示すマスクパターンと同様で、ピッチ
PxLが1.5μm、遮光部間の開口部の間隔Dxが0.
3μm、光学条件としては、露光光の波長が248nm
(KrFエキシマレーザー)、開口数NAが0.55、
コヒーレンシーσが0.8のものを用いた。また、図2
4におけるベストフォーカスの位置を0μmとした場
合、図25のデフォーカス値は0.4μmである。さら
に、両図における縦軸は、光の強度を規格化したもので
1は最大強度をあらわし、強度に応じて濃淡の色分けが
されている。
ーンは、図16に示すマスクパターンと同様で、ピッチ
PxLが1.5μm、遮光部間の開口部の間隔Dxが0.
3μm、光学条件としては、露光光の波長が248nm
(KrFエキシマレーザー)、開口数NAが0.55、
コヒーレンシーσが0.8のものを用いた。また、図2
4におけるベストフォーカスの位置を0μmとした場
合、図25のデフォーカス値は0.4μmである。さら
に、両図における縦軸は、光の強度を規格化したもので
1は最大強度をあらわし、強度に応じて濃淡の色分けが
されている。
【0029】図24及び図16を参照して、x方向にお
ける光の強度分布を見ると、遮光部3aの中央部に対応
するもっとも光の強度が弱い、0〜0.1の強度からも
っとも強い周辺の開口部にかけて、ゆるやかに傾斜した
強度分布となっている。また、強度がもっとも弱い中央
部領域間のx方向における間隔d1は約0.5μmであ
った。一方、図25及び図16を参照して、デフォーカ
スにおける強度分布も、ベストフォーカス時と同様に、
中央部から周辺部にかけてしだいに強度が強くなってい
くが、強度がもっとも弱い、0〜0.1の中央部領域の
x方向における間隔d2が約0.8μmとなっており、
ベストフォーカス時とくらべて大きくなっていることが
わかる。これは、x方向における強度分布の傾斜がより
ゆるやかになり、コントラストが低下したことを示すも
のである。
ける光の強度分布を見ると、遮光部3aの中央部に対応
するもっとも光の強度が弱い、0〜0.1の強度からも
っとも強い周辺の開口部にかけて、ゆるやかに傾斜した
強度分布となっている。また、強度がもっとも弱い中央
部領域間のx方向における間隔d1は約0.5μmであ
った。一方、図25及び図16を参照して、デフォーカ
スにおける強度分布も、ベストフォーカス時と同様に、
中央部から周辺部にかけてしだいに強度が強くなってい
くが、強度がもっとも弱い、0〜0.1の中央部領域の
x方向における間隔d2が約0.8μmとなっており、
ベストフォーカス時とくらべて大きくなっていることが
わかる。これは、x方向における強度分布の傾斜がより
ゆるやかになり、コントラストが低下したことを示すも
のである。
【0030】このように、ピッチが大きなマスクパター
ンでは、光学像が光路の異なる多数の回折光から形成さ
れるため(このような干渉の態様を多光束干渉とい
う)、焦点深度が著しく低下することとなる。
ンでは、光学像が光路の異なる多数の回折光から形成さ
れるため(このような干渉の態様を多光束干渉とい
う)、焦点深度が著しく低下することとなる。
【0031】以上に述べた内、ピッチが小さいマスクパ
ターンに対しては、さらに焦点深度を向上させる技術が
提案されている。
ターンに対しては、さらに焦点深度を向上させる技術が
提案されている。
【0032】例えば、図26は、■Illumination Modif
ication of an Optical Aligner■,KTI Microelectroni
cs Seminar,pp.217-230(1989)に示されている変形照明
法を説明するための図で、フォトマスクで回折した回折
光の光路を示した概念図である。変形照明法は以下に述
べるように、解像限界に近いピッチを有する小さなパタ
ーンにおける回折光を制御することによって焦点深度を
向上させる技術である。
ication of an Optical Aligner■,KTI Microelectroni
cs Seminar,pp.217-230(1989)に示されている変形照明
法を説明するための図で、フォトマスクで回折した回折
光の光路を示した概念図である。変形照明法は以下に述
べるように、解像限界に近いピッチを有する小さなパタ
ーンにおける回折光を制御することによって焦点深度を
向上させる技術である。
【0033】図において、フォトマスク1は図17にお
ける従来のフォトマスクと同じものであり、解像限界付
近のピッチPxsをもつ小さなラインアンドスペースパタ
ーン3bが配置されているものとする。他の符号は、図
21の符号と同じ又はそれに相当するものである。
ける従来のフォトマスクと同じものであり、解像限界付
近のピッチPxsをもつ小さなラインアンドスペースパタ
ーン3bが配置されているものとする。他の符号は、図
21の符号と同じ又はそれに相当するものである。
【0034】図26を参照して、変形照明法は、解像限
界付近のピッチPxsをもつ小さなパターンにおける3光
束干渉において(0次回折光及び±1次回折光の干渉に
よる光学像形成)、フォトマスク1からの0次回折光5
0と±1次回折光51又は52のうちの一方のみが(例
えば、1次回折光52)、投影レンズ7の瞳面8内に入
り、しかも、瞳面8において概ね対称の位置を通るよう
に、入射光の入射角度αを選ぶものである。このような
方法により、干渉する回折光を減らし(このような干渉
の態様を2光束干渉という)、かつ光学像を形成する回
折光が対称の光路をもつようにしたのでデフォーカス位
置においても光学像の明暗のコントラストが低下せず焦
点深度を向上させることができる。
界付近のピッチPxsをもつ小さなパターンにおける3光
束干渉において(0次回折光及び±1次回折光の干渉に
よる光学像形成)、フォトマスク1からの0次回折光5
0と±1次回折光51又は52のうちの一方のみが(例
えば、1次回折光52)、投影レンズ7の瞳面8内に入
り、しかも、瞳面8において概ね対称の位置を通るよう
に、入射光の入射角度αを選ぶものである。このような
方法により、干渉する回折光を減らし(このような干渉
の態様を2光束干渉という)、かつ光学像を形成する回
折光が対称の光路をもつようにしたのでデフォーカス位
置においても光学像の明暗のコントラストが低下せず焦
点深度を向上させることができる。
【0035】次に、図27(a)及び(b)ないし
(c)はそれぞれ、例えば、■Improving Resolution i
n Photolithography with a Phase Shifting Mask■,IE
EE Trans.Electron Devices,ED-29,pp.1828-1836(1982)
に示されているレベンソン型位相シフト法におけるフォ
トマスクの断面図とこのマスクを透過した光の振幅及び
光の強度を示した概念図である。
(c)はそれぞれ、例えば、■Improving Resolution i
n Photolithography with a Phase Shifting Mask■,IE
EE Trans.Electron Devices,ED-29,pp.1828-1836(1982)
に示されているレベンソン型位相シフト法におけるフォ
トマスクの断面図とこのマスクを透過した光の振幅及び
光の強度を示した概念図である。
【0036】レベンソン型位相シフト法は、上記の変形
照明法と同様に、解像限界付近のピッチを有する小さな
パターンでの回折光を制御することによって解像度や焦
点深度を向上させるものである。変形照明法における場
合と同様に、図におけるフォトマスクは図16に示す従
来のフォトマスクと同じものであり、解像限界付近のピ
ッチPxsをもつ小さなラインアンドスペースパターンが
配置されているものとする。
照明法と同様に、解像限界付近のピッチを有する小さな
パターンでの回折光を制御することによって解像度や焦
点深度を向上させるものである。変形照明法における場
合と同様に、図におけるフォトマスクは図16に示す従
来のフォトマスクと同じものであり、解像限界付近のピ
ッチPxsをもつ小さなラインアンドスペースパターンが
配置されているものとする。
【0037】レベンソン型位相シフト法では、フォトマ
スク1上のピッチの小さいマスクパターン3bの隣接す
る開口部のどちらか一方に透明な薄膜90を設け
((a))、互いに隣接する透過光55と56との位相
を180度反転させることによって、それぞれの光の振
幅70及び71とが重なった部分での光の振幅を打ち消
し((b))、解像度の高い光の強度80を得るもので
ある((c))。また、位相を180度反転させている
ので、隣接する開口部からの0次回折光が互いに打ち消
しあうので、光学像の形成が対称な光路をもつ±1次回
折光のみによる2光束干渉になり焦点深度も同時に向上
する。
スク1上のピッチの小さいマスクパターン3bの隣接す
る開口部のどちらか一方に透明な薄膜90を設け
((a))、互いに隣接する透過光55と56との位相
を180度反転させることによって、それぞれの光の振
幅70及び71とが重なった部分での光の振幅を打ち消
し((b))、解像度の高い光の強度80を得るもので
ある((c))。また、位相を180度反転させている
ので、隣接する開口部からの0次回折光が互いに打ち消
しあうので、光学像の形成が対称な光路をもつ±1次回
折光のみによる2光束干渉になり焦点深度も同時に向上
する。
【0038】また、他の従来例として、特開平7−36
174号公報には微細な矩形パターンの開口部をストラ
イブ状にして微細パターンの解像度を向上させる技術な
どが開示されている。
174号公報には微細な矩形パターンの開口部をストラ
イブ状にして微細パターンの解像度を向上させる技術な
どが開示されている。
【0039】以上説明した従来技術は、いずれも、解像
限界付近のピッチを有する小さなマスクパターンから発
生する回折光を制御することによって、焦点深度や解像
力を向上させたものである。ところが、解像限界付近以
上の大きなピッチをもったマスクパターンでは、もとも
と多次数の回折光により光学像が形成されているため、
変形照明法においては回折光を減じることができず、ま
た、位相シフト法においても、隣り合う開口部間の間隔
が大きいため、光が干渉せず適用が困難であった。
限界付近のピッチを有する小さなマスクパターンから発
生する回折光を制御することによって、焦点深度や解像
力を向上させたものである。ところが、解像限界付近以
上の大きなピッチをもったマスクパターンでは、もとも
と多次数の回折光により光学像が形成されているため、
変形照明法においては回折光を減じることができず、ま
た、位相シフト法においても、隣り合う開口部間の間隔
が大きいため、光が干渉せず適用が困難であった。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は以上のよう
に構成されているので、ピッチの小さなマスクパターン
に対しては焦点深度が向上するという効果があるが、ピ
ッチが大きなパターンに対しては適用できず効果がない
という問題点があった。
に構成されているので、ピッチの小さなマスクパターン
に対しては焦点深度が向上するという効果があるが、ピ
ッチが大きなパターンに対しては適用できず効果がない
という問題点があった。
【0041】この発明はこれらの問題点を解決するため
になされたもので、ピッチの大きいマスクパターンにお
いても焦点深度が向上できるフォトマスクを得るもので
ある。さらに、このフォトマスクを半導体製造における
フォトリソグラフィー工程に適用することによって精度
の高いレジストパターンが形成でき、信頼性の高い半導
体装置を得るものである。
になされたもので、ピッチの大きいマスクパターンにお
いても焦点深度が向上できるフォトマスクを得るもので
ある。さらに、このフォトマスクを半導体製造における
フォトリソグラフィー工程に適用することによって精度
の高いレジストパターンが形成でき、信頼性の高い半導
体装置を得るものである。
【0042】
【課題を解決するための手段】透明基板とこの透明基板
の主表面上の第1の方向において、第1の開口部を隔
て、露光装置における露光光の波長をλ、開口数をN
A、コヒーレンス度をσとしたとき、P1>2λ/NA
(1+σ)なる関係を満たす第1のピッチP1で配設さ
れるとともに、第1のピッチよりも小さい第2のピッチ
で第1の方向に配設され、透過する露光光の強度が第1
の開口部を透過する露光光の強度よりも小さい第2の開
口部を有する遮光部とを備えたものである。
の主表面上の第1の方向において、第1の開口部を隔
て、露光装置における露光光の波長をλ、開口数をN
A、コヒーレンス度をσとしたとき、P1>2λ/NA
(1+σ)なる関係を満たす第1のピッチP1で配設さ
れるとともに、第1のピッチよりも小さい第2のピッチ
で第1の方向に配設され、透過する露光光の強度が第1
の開口部を透過する露光光の強度よりも小さい第2の開
口部を有する遮光部とを備えたものである。
【0043】さらに、第1の方向における第1の開口部
の幅に対する第1のピッチの比が3以上とするものであ
る。
の幅に対する第1のピッチの比が3以上とするものであ
る。
【0044】また、透明基板の主表面上に、第2の開口
部における露光光の透過率を減じるための半透明材料か
らなる薄膜をさらに備えたものである。
部における露光光の透過率を減じるための半透明材料か
らなる薄膜をさらに備えたものである。
【0045】また、第1の方向における第2のピッチの
平均値が、露光装置における露光光の波長をλ、開口数
をNA、コヒーレンス度をσと表したとき、λ/NAに
等しいか、又はより大きく、かつ、2λ/NA(1+
σ)より小さくなるように第2の開口部が設定されたも
のである。
平均値が、露光装置における露光光の波長をλ、開口数
をNA、コヒーレンス度をσと表したとき、λ/NAに
等しいか、又はより大きく、かつ、2λ/NA(1+
σ)より小さくなるように第2の開口部が設定されたも
のである。
【0046】また、レジストを塗布する工程と上記いず
れかのフォトマスクを用いてレジストを露光する工程と
露光されたレジストを現像し、第1のピッチでレジスト
パターンを形成する工程とを備えたものである。
れかのフォトマスクを用いてレジストを露光する工程と
露光されたレジストを現像し、第1のピッチでレジスト
パターンを形成する工程とを備えたものである。
【0047】
実施の形態1.本願発明にかかる実施の形態1について
説明する。
説明する。
【0048】図1は、実施の形態1によるフォトマスク
の平面図であり、マスク上には、図16に示す従来のフ
ォトマスクのマスクパターンによって形成されるべきレ
ジストパターンと同様のレジストパターンを形成するた
めのマスクパターンが描かれている。また、図2は、図
1におけるI−I線部の断面図を示したものである。
の平面図であり、マスク上には、図16に示す従来のフ
ォトマスクのマスクパターンによって形成されるべきレ
ジストパターンと同様のレジストパターンを形成するた
めのマスクパターンが描かれている。また、図2は、図
1におけるI−I線部の断面図を示したものである。
【0049】両図において、10は本実施の形態による
フォトマスク、11は透明基板、12はスリット状の開
口部、13はクロム等の金属薄膜からなる遮光部、14
は遮光部13から構成された遮光パターン、15は遮光
パターン間の開口部である。
フォトマスク、11は透明基板、12はスリット状の開
口部、13はクロム等の金属薄膜からなる遮光部、14
は遮光部13から構成された遮光パターン、15は遮光
パターン間の開口部である。
【0050】図1を参照して、フォトマスク10は、透
明基板11の主表面上に、第2の開口部として設けられ
たスリット状の開口部12a及び12bによって、遮光
部13a及び13bないし13cに分割された矩形状の
遮光パターン14を第1の方向としてのx方向及びこれ
と垂直なy方向にそれぞれ、第1のピッチとしてのPxL
及びPyLで配設したものである。このときのピッチPxL
は露光装置における露光光の波長をλ、開口数をNA、
コヒーレンス度をσとしたとき、P>2λ/NA(1+
σ)なる関係を満たす大きなピッチであるが、さらに第
1の開口部としての開口部15のx方向における幅Dx
に対する比が3以上であることが望ましい。このような
比にすることによって、同時に光学像のコントラストを
向上させることができる。
明基板11の主表面上に、第2の開口部として設けられ
たスリット状の開口部12a及び12bによって、遮光
部13a及び13bないし13cに分割された矩形状の
遮光パターン14を第1の方向としてのx方向及びこれ
と垂直なy方向にそれぞれ、第1のピッチとしてのPxL
及びPyLで配設したものである。このときのピッチPxL
は露光装置における露光光の波長をλ、開口数をNA、
コヒーレンス度をσとしたとき、P>2λ/NA(1+
σ)なる関係を満たす大きなピッチであるが、さらに第
1の開口部としての開口部15のx方向における幅Dx
に対する比が3以上であることが望ましい。このような
比にすることによって、同時に光学像のコントラストを
向上させることができる。
【0051】このように構成されたフォトマスクでは、
マスクに入射する露光光から見たピッチが本来のピッチ
PxLとは異なったものとなる。すなわち、スリット状の
開口部12を有することによって、本来のピッチP
xLが、図1に示すように、第2のピッチとして、遮光部
13aとスリット状の開口部12aとを対にしたピッチ
px1と遮光部13cと隣り合う遮光パターン14の遮光
部13aとの間の開口部15の幅を対にしたピッチpx2
とに分割される。したがって、露光光から見たピッチは
これら第2のピッチの平均値と考えられ、その平均値を
PaveとするとPave=(2px1+px2)/3と計算され
る。この平均ピッチPaveは、本来のピッチPxLよりも
小さくなる。つまり、このような第2の開口部を設ける
ことによって、より小さなピッチにすることができる。
マスクに入射する露光光から見たピッチが本来のピッチ
PxLとは異なったものとなる。すなわち、スリット状の
開口部12を有することによって、本来のピッチP
xLが、図1に示すように、第2のピッチとして、遮光部
13aとスリット状の開口部12aとを対にしたピッチ
px1と遮光部13cと隣り合う遮光パターン14の遮光
部13aとの間の開口部15の幅を対にしたピッチpx2
とに分割される。したがって、露光光から見たピッチは
これら第2のピッチの平均値と考えられ、その平均値を
PaveとするとPave=(2px1+px2)/3と計算され
る。この平均ピッチPaveは、本来のピッチPxLよりも
小さくなる。つまり、このような第2の開口部を設ける
ことによって、より小さなピッチにすることができる。
【0052】また、このスリット状の開口部12の幅S
xは、開口部15である幅Dxを透過する露光光の強度よ
りも小さいものであればよく、例えば、露光光にKrF
エキシマレーザー(波長λ=248nm)を用いた場
合、その解像限界以下である約0.1μm程度とすれば
よい。
xは、開口部15である幅Dxを透過する露光光の強度よ
りも小さいものであればよく、例えば、露光光にKrF
エキシマレーザー(波長λ=248nm)を用いた場
合、その解像限界以下である約0.1μm程度とすれば
よい。
【0053】図3は、図1におけるフォトマスクのI−
I線部の断面図及びこのフォトマスクを透過した露光光
による光学像の強度分布を示した概念図である。図3に
おいて、81は開口部15を透過した光の強度部分、8
2はスリット状の開口部12を透過した光の強度部分で
ある。
I線部の断面図及びこのフォトマスクを透過した露光光
による光学像の強度分布を示した概念図である。図3に
おいて、81は開口部15を透過した光の強度部分、8
2はスリット状の開口部12を透過した光の強度部分で
ある。
【0054】通常、レジストパターンは、ウエハ上のレ
ジストを露光光によって感光し、露光部と未露光部との
現像液に対する溶解度差を利用して形成される。本来、
スリット状の開口部12は露光されない部分であるが、
図3に示すように、このスリット状の開口部12の幅は
露光光がほとんど透過できない程度に小さくしてあるの
で、その光の強度82は非常に弱く、露光されるべき露
光光の強度81に対し無視することができるためレジス
トパターンの形成には全く影響しない。したがって、ス
リット状の開口部12によって分割された遮光部13a
及び13bないし13cから構成されるパターンを一つ
の遮光部とみなすことができる。逆に、開口部15を透
過した光の強度とスリット状の開口部12を透過した光
の強度との差があまり大きくなくても、その僅かな強度
差でもレジストパターン形成に影響のないレジストを適
宜選択すればよい。
ジストを露光光によって感光し、露光部と未露光部との
現像液に対する溶解度差を利用して形成される。本来、
スリット状の開口部12は露光されない部分であるが、
図3に示すように、このスリット状の開口部12の幅は
露光光がほとんど透過できない程度に小さくしてあるの
で、その光の強度82は非常に弱く、露光されるべき露
光光の強度81に対し無視することができるためレジス
トパターンの形成には全く影響しない。したがって、ス
リット状の開口部12によって分割された遮光部13a
及び13bないし13cから構成されるパターンを一つ
の遮光部とみなすことができる。逆に、開口部15を透
過した光の強度とスリット状の開口部12を透過した光
の強度との差があまり大きくなくても、その僅かな強度
差でもレジストパターン形成に影響のないレジストを適
宜選択すればよい。
【0055】また、スリット状の開口部の本数や配列
は、以下に述べるように2次以上の高次の回折光が瞳面
内を通過しない、すなわち平均ピッチが限界解像付近の
小さなピッチとなるようにパターン配置や光学条件など
に応じて設定すればよい。例えば、図1に示すフォトマ
スクでは、本来の遮光部が2本のスリット状の開口部1
2a及び12bによって等分割されたものが示されてい
る。
は、以下に述べるように2次以上の高次の回折光が瞳面
内を通過しない、すなわち平均ピッチが限界解像付近の
小さなピッチとなるようにパターン配置や光学条件など
に応じて設定すればよい。例えば、図1に示すフォトマ
スクでは、本来の遮光部が2本のスリット状の開口部1
2a及び12bによって等分割されたものが示されてい
る。
【0056】次に、円形光源法を用いた投影露光装置に
おけるこのフォトマスク10による回折光について説明
する。
おけるこのフォトマスク10による回折光について説明
する。
【0057】図4は、このフォトマスクによる回折光の
光路を示した概念図である。図において、10はフォト
マスク、50は0次回折光、51及び52はそれぞれ、
−1次回折光、+1次回折光、53及び54はそれぞ
れ、−2次回折光、+2次回折光、7は投影露光装置の
投影レンズ、8は投影レンズの瞳面、4はウエハであ
る。
光路を示した概念図である。図において、10はフォト
マスク、50は0次回折光、51及び52はそれぞれ、
−1次回折光、+1次回折光、53及び54はそれぞ
れ、−2次回折光、+2次回折光、7は投影露光装置の
投影レンズ、8は投影レンズの瞳面、4はウエハであ
る。
【0058】上述したように、本フォトマスクは、マス
クパターンの平均ピッチが限界解像付近の小さなピッチ
となるよう設定するものであり、このマスクパターンで
回折された回折光は、図4に示すように、0次回折光5
0a及び±1次回折光51a、52aのみが瞳面8内を
通過し、2次回折光53a及び54aなどの高次の回折
光は瞳面8外に除外され通過できないようにしている。
クパターンの平均ピッチが限界解像付近の小さなピッチ
となるよう設定するものであり、このマスクパターンで
回折された回折光は、図4に示すように、0次回折光5
0a及び±1次回折光51a、52aのみが瞳面8内を
通過し、2次回折光53a及び54aなどの高次の回折
光は瞳面8外に除外され通過できないようにしている。
【0059】また、図5(a)及び(b)は、図4の瞳
面8上における回折光の光源像の状態を示した概念図
で、平均ピッチが2通りに設定された場合を示したもの
である。図5において、60は0次回折光の光源像、6
1及び62はそれぞれ、−1次回折光、+1次回折光、
63及び64はそれぞれ、−2次回折光、+2次回折
光、8は瞳面である。
面8上における回折光の光源像の状態を示した概念図
で、平均ピッチが2通りに設定された場合を示したもの
である。図5において、60は0次回折光の光源像、6
1及び62はそれぞれ、−1次回折光、+1次回折光、
63及び64はそれぞれ、−2次回折光、+2次回折
光、8は瞳面である。
【0060】図5(a)は、平均ピッチPaveが、露光
光の波長をλ、投影露光装置の開口数をNA、コヒーレ
ンシーをσとすると、Pave=2λ/NA(1+σ)と
なるように設定されたときの光源像を、また、(b)
は、ピッチがちょうど解像限界となるよう調節されたと
きの光源像を示したもので、このときのPaveは、Pave
=λ/NAである。図からわかるように、いずれの場合
も、2次以上の高次の回折光の光源像が瞳面内に入らな
いようにピッチが設定されている。
光の波長をλ、投影露光装置の開口数をNA、コヒーレ
ンシーをσとすると、Pave=2λ/NA(1+σ)と
なるように設定されたときの光源像を、また、(b)
は、ピッチがちょうど解像限界となるよう調節されたと
きの光源像を示したもので、このときのPaveは、Pave
=λ/NAである。図からわかるように、いずれの場合
も、2次以上の高次の回折光の光源像が瞳面内に入らな
いようにピッチが設定されている。
【0061】さらに、(a)における平均ピッチは設定
後の最大平均ピッチを示したものであり、これ以上大き
なピッチに設定すると、2次回折光の光源像63及び6
4が瞳面8内に入ってしまう。また、(b)における平
均ピッチは設定後の最小平均ピッチを示したものであ
り、これ以上小さくピッチを設定すると、1次回折光の
光源像61及び62までもが除外されるようになりしだ
いに光学像が得られなくなってくる。
後の最大平均ピッチを示したものであり、これ以上大き
なピッチに設定すると、2次回折光の光源像63及び6
4が瞳面8内に入ってしまう。また、(b)における平
均ピッチは設定後の最小平均ピッチを示したものであ
り、これ以上小さくピッチを設定すると、1次回折光の
光源像61及び62までもが除外されるようになりしだ
いに光学像が得られなくなってくる。
【0062】すなわち、設定後の平均ピッチをPaveと
するとピッチPaveは、 λ/NA≦Pave<2λ/NA(1+σ)・・・・・(5) の範囲となるように設定することが望ましい。これは式
(4)で示した限界解像付近のピッチと同じである。
するとピッチPaveは、 λ/NA≦Pave<2λ/NA(1+σ)・・・・・(5) の範囲となるように設定することが望ましい。これは式
(4)で示した限界解像付近のピッチと同じである。
【0063】次に、本フォトマスクを用いた場合の焦点
深度についてのシュミレーション結果について説明す
る。
深度についてのシュミレーション結果について説明す
る。
【0064】図6及び図7は、それぞれ本実施の形態に
よるフォトマスクを用いたときのベストフォーカス時と
デフォーカス時における光学像の光の強度分布をシミュ
レーションした結果を示したものである。
よるフォトマスクを用いたときのベストフォーカス時と
デフォーカス時における光学像の光の強度分布をシミュ
レーションした結果を示したものである。
【0065】このシュミレーションで用いたフォトマス
クのパターンは、図1に示すマスクパターンと同様で、
スリット状の開口部12の幅Sxが0.1μm、ピッチ
PxLが1.5μm、遮光部間の開口部の間隔Dxが0.
3μm、ピッチpx1及びpx2がそれぞれ、0.4μm及
び0.7μm(したがって、ピッチの平均値は0.5μ
mである)、光学条件としては、露光光の波長が248
nm(KrFエキシマレーザー)、開口数NAが0.5
5、コヒーレンシーσが0.8のものを用いた。また、
図6におけるベストフォーカスの位置を0μmとした場
合、図7のデフォーカス値は0.4μmである。さら
に、両図における縦軸は、光の強度を規格化したもの
で、1は最大強度をあらわし、強度に応じて濃淡の色分
けがされている。
クのパターンは、図1に示すマスクパターンと同様で、
スリット状の開口部12の幅Sxが0.1μm、ピッチ
PxLが1.5μm、遮光部間の開口部の間隔Dxが0.
3μm、ピッチpx1及びpx2がそれぞれ、0.4μm及
び0.7μm(したがって、ピッチの平均値は0.5μ
mである)、光学条件としては、露光光の波長が248
nm(KrFエキシマレーザー)、開口数NAが0.5
5、コヒーレンシーσが0.8のものを用いた。また、
図6におけるベストフォーカスの位置を0μmとした場
合、図7のデフォーカス値は0.4μmである。さら
に、両図における縦軸は、光の強度を規格化したもの
で、1は最大強度をあらわし、強度に応じて濃淡の色分
けがされている。
【0066】図6及び図1を参照して、x方向における
光の強度分布を見ると、遮光部3aに対応する中央部の
もっとも光の強度が弱い、0.1〜0.2の強度から周
辺の開口部にかけてしだいにその強度が強くなる。ま
た、隣り合う、強度がもっとも弱い中央部領域間のx方
向における間隔d3は約0.6μmであった。
光の強度分布を見ると、遮光部3aに対応する中央部の
もっとも光の強度が弱い、0.1〜0.2の強度から周
辺の開口部にかけてしだいにその強度が強くなる。ま
た、隣り合う、強度がもっとも弱い中央部領域間のx方
向における間隔d3は約0.6μmであった。
【0067】一方、図7及び図1を参照して、デフォー
カスにおける強度分布も、ベストフォーカス時と同様
に、中央部から周辺部にかけてしだいに強度が強くなっ
ていくが、強度がもっとも弱い、0.1〜0.2の中央
部領域がスリット状の開口部にともなって3つの円形状
の領域に分離している。このとき、隣り合う外側の円形
状領域間の間隔d4は、約0.7μmであった。したが
って、x方向におけるこの円形状の領域から周辺にかけ
ての強度分布の傾斜はベストフォーカス時とくらべてほ
とんど変化していないことがわかる。すなわち、光学像
のコントラストがデフォーカス時においてもほとんど低
下せず焦点深度が向上している。
カスにおける強度分布も、ベストフォーカス時と同様
に、中央部から周辺部にかけてしだいに強度が強くなっ
ていくが、強度がもっとも弱い、0.1〜0.2の中央
部領域がスリット状の開口部にともなって3つの円形状
の領域に分離している。このとき、隣り合う外側の円形
状領域間の間隔d4は、約0.7μmであった。したが
って、x方向におけるこの円形状の領域から周辺にかけ
ての強度分布の傾斜はベストフォーカス時とくらべてほ
とんど変化していないことがわかる。すなわち、光学像
のコントラストがデフォーカス時においてもほとんど低
下せず焦点深度が向上している。
【0068】次に、本実施の形態によるフォトマスクの
製造方法について説明する。
製造方法について説明する。
【0069】図8(a)〜(d)は、本フォトマスクの
製造工程断面図を示したものである。図において、11
は透明基板、13は遮光部、16はクロム等の金属薄
膜、17はレジストパターンである。
製造工程断面図を示したものである。図において、11
は透明基板、13は遮光部、16はクロム等の金属薄
膜、17はレジストパターンである。
【0070】図8を参照して、まず、(a)に示すよう
に、透明基板11上にクロム等の金属薄膜16をスパッ
タやCVDなどの方法により形成する。次に、(b)に
示すように、この金属薄膜16上にレジストを塗布し、
EB描画装置などの露光装置を用いて所望のパターンを
描画し、その後、現像により所望のレジストパターン1
7を形成する。次に、(c)に示すように、このレジス
トパターン17をマスクにして金属薄膜16をドライエ
ッチングすることにより金属薄膜16をパターニング
し、その後、不用なレジストを除去することによって、
(d)に示す金属薄膜16からなる遮光部13のマスク
パターンを得る。
に、透明基板11上にクロム等の金属薄膜16をスパッ
タやCVDなどの方法により形成する。次に、(b)に
示すように、この金属薄膜16上にレジストを塗布し、
EB描画装置などの露光装置を用いて所望のパターンを
描画し、その後、現像により所望のレジストパターン1
7を形成する。次に、(c)に示すように、このレジス
トパターン17をマスクにして金属薄膜16をドライエ
ッチングすることにより金属薄膜16をパターニング
し、その後、不用なレジストを除去することによって、
(d)に示す金属薄膜16からなる遮光部13のマスク
パターンを得る。
【0071】以上のように、本実施の形態1によるフォ
トマスクは、元来、大きなピッチをもった矩形状パター
ンの遮光部分にスリット状の開口部を設けピッチを小さ
く設定することによって、0次回折光及び±1次回折光
のみを瞳面内に通過させ、2次以上の高次の回折光を瞳
面外に除外するものである。これによって、2次以上の
回折光を含んだ多光束干渉を3光束干渉にすることがで
きるため、大きなピッチを有する矩形状パターンにおい
ても焦点深度が向上するという効果を奏するものであ
る。
トマスクは、元来、大きなピッチをもった矩形状パター
ンの遮光部分にスリット状の開口部を設けピッチを小さ
く設定することによって、0次回折光及び±1次回折光
のみを瞳面内に通過させ、2次以上の高次の回折光を瞳
面外に除外するものである。これによって、2次以上の
回折光を含んだ多光束干渉を3光束干渉にすることがで
きるため、大きなピッチを有する矩形状パターンにおい
ても焦点深度が向上するという効果を奏するものであ
る。
【0072】次に、このフォトマスクを使用して、半導
体装置を製造する方法について説明する。通常、ULS
Iなどの半導体装置は、ウエハプロセスを用いて製造さ
れる。ウエハプロセスには、さまざま工程があるが、概
略一連の工程を何度も繰り返すことによってウエハ上に
素子が形成されていく。この一連の工程について、以下
に説明する。
体装置を製造する方法について説明する。通常、ULS
Iなどの半導体装置は、ウエハプロセスを用いて製造さ
れる。ウエハプロセスには、さまざま工程があるが、概
略一連の工程を何度も繰り返すことによってウエハ上に
素子が形成されていく。この一連の工程について、以下
に説明する。
【0073】まず、最初に、ウエハ全面に薄膜を形成す
る。この工程では、CVDやスパッタ法などによってシ
リコンやアルミニウムなどの薄膜が形成される。次に、
この薄膜を所望のパターンに加工する。この工程は大き
く二つに分けられ、一つはフォトリソグラフィー工程
で、もう一つはエッチング工程である。フォトリソグラ
フィー工程は、薄膜をエッチングするマスクとなるレジ
ストパターンを形成する工程である。この工程は、ま
ず、ウエハ全面にレジストを塗布する工程、次に、遮光
膜によって所望のパターンが形成されたフォトマスクを
用いてレジストを露光装置によって露光する工程、さら
に、これを現像する工程からなり、マスクに描かれた所
望のレジストパターンを得る。次に、このレジストパタ
ーンをマスクにし、エッチング装置を用いて薄膜をエッ
チングした後、不用のレジストを除去することによっ
て、薄膜からなる所望のパターンが形成される。半導体
装置はこのような工程を何度も繰り返し、パターンを積
層していくことによって形成されていく。
る。この工程では、CVDやスパッタ法などによってシ
リコンやアルミニウムなどの薄膜が形成される。次に、
この薄膜を所望のパターンに加工する。この工程は大き
く二つに分けられ、一つはフォトリソグラフィー工程
で、もう一つはエッチング工程である。フォトリソグラ
フィー工程は、薄膜をエッチングするマスクとなるレジ
ストパターンを形成する工程である。この工程は、ま
ず、ウエハ全面にレジストを塗布する工程、次に、遮光
膜によって所望のパターンが形成されたフォトマスクを
用いてレジストを露光装置によって露光する工程、さら
に、これを現像する工程からなり、マスクに描かれた所
望のレジストパターンを得る。次に、このレジストパタ
ーンをマスクにし、エッチング装置を用いて薄膜をエッ
チングした後、不用のレジストを除去することによっ
て、薄膜からなる所望のパターンが形成される。半導体
装置はこのような工程を何度も繰り返し、パターンを積
層していくことによって形成されていく。
【0074】以上のような一連の工程のうちでもっとも
重要なプロセスがフォトリソグラフィー工程であり、い
かに精度の高いレジストパターンを形成するかが大きな
ポイントとなる。特に、露光工程における焦点深度の問
題は、高集積化にともなう高段差上でのレジストパター
ン形成にとって、もっとも重要な要素である。したがっ
て、このような露光工程で本実施の形態によるフォトマ
スクを適用することによって、精度の高いレジストパタ
ーンを得ることができるという効果を奏し、ひいては、
信頼性の高い半導体装置を得ることができるものであ
る。
重要なプロセスがフォトリソグラフィー工程であり、い
かに精度の高いレジストパターンを形成するかが大きな
ポイントとなる。特に、露光工程における焦点深度の問
題は、高集積化にともなう高段差上でのレジストパター
ン形成にとって、もっとも重要な要素である。したがっ
て、このような露光工程で本実施の形態によるフォトマ
スクを適用することによって、精度の高いレジストパタ
ーンを得ることができるという効果を奏し、ひいては、
信頼性の高い半導体装置を得ることができるものであ
る。
【0075】実施の形態2.なお、実施の形態1では、
スリット状の開口部によってピッチを小さく設定した
が、実施の形態2は、これを複数の矩形状の開口部によ
って行うものである。図9は、実施の形態2に係るフォ
トマスクの平面図を示したものである。図9において、
20は本実施の形態に係るフォトマスク、21は矩形状
の開口部、22は遮光部、23は遮光パターンである。
スリット状の開口部によってピッチを小さく設定した
が、実施の形態2は、これを複数の矩形状の開口部によ
って行うものである。図9は、実施の形態2に係るフォ
トマスクの平面図を示したものである。図9において、
20は本実施の形態に係るフォトマスク、21は矩形状
の開口部、22は遮光部、23は遮光パターンである。
【0076】本フォトマスクは、図9に示すように、実
施の形態1におけるスリット状の開口部を第2の開口部
として同じ幅Sxをもつ複数の矩形状の開口部21に置
き換えたもので、例えば、開口部上を通る矢印A線部に
おけるピッチは、実施の形態1の場合と同様に、第2の
ピッチとしてのピッチpx1及びpx2の平均値となって、
本来のピッチPxLにくらべて小さなピッチとなる。とこ
ろが、矩形状の開口部間を通る矢印B線部又は最外側の
開口部と遮光部22のエッジとの間を通るC線部のピッ
チは本来のピッチPxLと変わっていない。しかし、これ
ら開口部間の遮光部の幅を露光光によって解像できない
程度に十分小さくなるように設定することによって、そ
の影響を無視することができる。
施の形態1におけるスリット状の開口部を第2の開口部
として同じ幅Sxをもつ複数の矩形状の開口部21に置
き換えたもので、例えば、開口部上を通る矢印A線部に
おけるピッチは、実施の形態1の場合と同様に、第2の
ピッチとしてのピッチpx1及びpx2の平均値となって、
本来のピッチPxLにくらべて小さなピッチとなる。とこ
ろが、矩形状の開口部間を通る矢印B線部又は最外側の
開口部と遮光部22のエッジとの間を通るC線部のピッ
チは本来のピッチPxLと変わっていない。しかし、これ
ら開口部間の遮光部の幅を露光光によって解像できない
程度に十分小さくなるように設定することによって、そ
の影響を無視することができる。
【0077】また、これら矩形状の開口部面積や配列な
どは、パターン配置や光学条件に応じて適宜設定すれば
よい。
どは、パターン配置や光学条件に応じて適宜設定すれば
よい。
【0078】このようなパターン構成とすることによっ
て、実施の形態1におけると同様に、ピッチを小さく設
定し焦点深度が向上するという効果を奏する。
て、実施の形態1におけると同様に、ピッチを小さく設
定し焦点深度が向上するという効果を奏する。
【0079】また、実施の形態1と同様に、本実施の形
態におけるフォトマスクを半導体製造工程に適用するこ
とによって、信頼性の高い半導体装置が得られるという
効果を奏する。
態におけるフォトマスクを半導体製造工程に適用するこ
とによって、信頼性の高い半導体装置が得られるという
効果を奏する。
【0080】実施の形態3.実施の形態1ではx方向の
みのピッチを考慮したが、実施の形態3では、x方向だ
けでなくy方向にも同時に大きなピッチを有する矩形状
パターンの場合には、y方向に対するピッチに対して
も、ピッチが小さくなるように開口部が設けられたもの
である。
みのピッチを考慮したが、実施の形態3では、x方向だ
けでなくy方向にも同時に大きなピッチを有する矩形状
パターンの場合には、y方向に対するピッチに対して
も、ピッチが小さくなるように開口部が設けられたもの
である。
【0081】図10は、実施の形態3によるフォトマス
クの平面図を示したものである。図10において、30
は本実施の形態によるフォトマスク、31は透明基板、
32はx方向に幅をもつスリット状の開口部、33はク
ロムなどの金属薄膜等からなる遮光部、34はy方向に
幅をもつスリット状の開口部、35は遮光部32からな
る遮光パターン、36は遮光パターン35間のy方向に
おける開口部、37は遮光パターン35間のx方向にお
ける開口部である。
クの平面図を示したものである。図10において、30
は本実施の形態によるフォトマスク、31は透明基板、
32はx方向に幅をもつスリット状の開口部、33はク
ロムなどの金属薄膜等からなる遮光部、34はy方向に
幅をもつスリット状の開口部、35は遮光部32からな
る遮光パターン、36は遮光パターン35間のy方向に
おける開口部、37は遮光パターン35間のx方向にお
ける開口部である。
【0082】図10を参照して、本フォトマスク30
は、透明基板31の主表面上に、第2の開口部として設
けられたスリット状の開口部32a、32b及びこれと
垂直な方向をもつスリット状開口部34によって、遮光
部33aないし33fに分割された矩形状の遮光パター
ン35を第1の方向としてのx方向及びy方向にそれぞ
れ、大きな第1のピッチとしてのPxL及びPyLで配設し
たものである。このときのピッチPxL及びPyLは露光装
置における露光光の波長をλ、開口数をNA、コヒーレ
ンス度をσとしたとき、PxL(PyL)>2λ/NA(1
+σ)なる関係を満たす大きなピッチであるが、さらに
x方向及びy方向における第1の開口部としての開口部
36及び37の幅Dx及びDyに対する比がいずれも3以
上であることが望ましい。このような比にすることによ
って、同時に光学像のコントラストを向上させることが
できる。
は、透明基板31の主表面上に、第2の開口部として設
けられたスリット状の開口部32a、32b及びこれと
垂直な方向をもつスリット状開口部34によって、遮光
部33aないし33fに分割された矩形状の遮光パター
ン35を第1の方向としてのx方向及びy方向にそれぞ
れ、大きな第1のピッチとしてのPxL及びPyLで配設し
たものである。このときのピッチPxL及びPyLは露光装
置における露光光の波長をλ、開口数をNA、コヒーレ
ンス度をσとしたとき、PxL(PyL)>2λ/NA(1
+σ)なる関係を満たす大きなピッチであるが、さらに
x方向及びy方向における第1の開口部としての開口部
36及び37の幅Dx及びDyに対する比がいずれも3以
上であることが望ましい。このような比にすることによ
って、同時に光学像のコントラストを向上させることが
できる。
【0083】このようなスリット状の開口部を設けるこ
とによって、x方向のピッチが第2のピッチとしてのp
x1及びpx2の平均値に、またy方向のピッチがpy1及び
py2の平均値となり、x方向及びy方向の両方向におい
てそれぞれ、本来のピッチPxL及びPyLよりも小さな平
均ピッチにすることは実施の形態1と同様である。
とによって、x方向のピッチが第2のピッチとしてのp
x1及びpx2の平均値に、またy方向のピッチがpy1及び
py2の平均値となり、x方向及びy方向の両方向におい
てそれぞれ、本来のピッチPxL及びPyLよりも小さな平
均ピッチにすることは実施の形態1と同様である。
【0084】また、スリット状の開口幅Sx及びSyはそ
れぞれ、開口部36及び開口部37の幅Dx及びDyより
も小さいものであればよく、例えば、ともに使用する露
光光によって解像できず、レジストパターン形成に影響
しない程度の幅とし、その本数や配列は、設定後のそれ
ぞれのピッチが式(5)の範囲内となるよう、パターン
配置や光学条件に応じて設定すればよいことも同様であ
る。
れぞれ、開口部36及び開口部37の幅Dx及びDyより
も小さいものであればよく、例えば、ともに使用する露
光光によって解像できず、レジストパターン形成に影響
しない程度の幅とし、その本数や配列は、設定後のそれ
ぞれのピッチが式(5)の範囲内となるよう、パターン
配置や光学条件に応じて設定すればよいことも同様であ
る。
【0085】このようなパターン構成とすることによっ
て、実施の形態1の図4に示したような3光束干渉によ
る光学像形成をx方向及びy方向においても得ることが
でき、2次元的な矩形状パターンに対して焦点深度が向
上するという効果を奏する。
て、実施の形態1の図4に示したような3光束干渉によ
る光学像形成をx方向及びy方向においても得ることが
でき、2次元的な矩形状パターンに対して焦点深度が向
上するという効果を奏する。
【0086】また、本実施の形態1と同様に、本実施の
形態におけるフォトマスクを半導体製造工程に適用する
ことによって、信頼性の高い半導体装置が得られるとい
う効果を奏する。
形態におけるフォトマスクを半導体製造工程に適用する
ことによって、信頼性の高い半導体装置が得られるとい
う効果を奏する。
【0087】実施の形態4.実施の形態4は、半透明材
料からなる膜を設けることによって、実施の形態1によ
るフォトマスクのスリット状の開口部における光の透過
率を抑制し、スリット状の開口幅を拡大させることを可
能にしたものである。
料からなる膜を設けることによって、実施の形態1によ
るフォトマスクのスリット状の開口部における光の透過
率を抑制し、スリット状の開口幅を拡大させることを可
能にしたものである。
【0088】図11は、本実施の形態4によるフォトマ
スクの平面図、図12は図11のII−II線部の断面
図を示したものである。両図において、40は本実施の
形態によるフォトマスク、41は透明基板、42はスリ
ット状の開口部、43はクロムなどの金属薄膜等からな
る遮光部、44は遮光部43から構成された遮光パター
ン、45は遮光パターン44間の開口部、91は半透明
材料からなる薄膜である。
スクの平面図、図12は図11のII−II線部の断面
図を示したものである。両図において、40は本実施の
形態によるフォトマスク、41は透明基板、42はスリ
ット状の開口部、43はクロムなどの金属薄膜等からな
る遮光部、44は遮光部43から構成された遮光パター
ン、45は遮光パターン44間の開口部、91は半透明
材料からなる薄膜である。
【0089】図11及び図12を参照して、本実施の形
態4によるフォトマスク40は、透明基板41の主表面
上に、第1のピッチとしてのピッチPxLで配設された半
透明材料からなる矩形状の薄膜91上に第2の開口部と
して設けられたスリット状の開口部42a及び42bに
よって、遮光部43a及び43bないし43cに分割さ
れた矩形状の遮光パターン44を配設したものである。
このときのピッチPxLは露光装置における露光光の波長
をλ、開口数をNA、コヒーレンス度をσとしたとき、
PxL>2λ/NA(1+σ)なる関係を満たす大きなピ
ッチであるが、第1の開口部である開口部36の幅Dx
に対する比が3以上ありることが望ましい。このような
比にすることによって、光学像のコントラストを向上さ
せることができる。
態4によるフォトマスク40は、透明基板41の主表面
上に、第1のピッチとしてのピッチPxLで配設された半
透明材料からなる矩形状の薄膜91上に第2の開口部と
して設けられたスリット状の開口部42a及び42bに
よって、遮光部43a及び43bないし43cに分割さ
れた矩形状の遮光パターン44を配設したものである。
このときのピッチPxLは露光装置における露光光の波長
をλ、開口数をNA、コヒーレンス度をσとしたとき、
PxL>2λ/NA(1+σ)なる関係を満たす大きなピ
ッチであるが、第1の開口部である開口部36の幅Dx
に対する比が3以上ありることが望ましい。このような
比にすることによって、光学像のコントラストを向上さ
せることができる。
【0090】このようなパターン構成とすることによっ
て、第1の方向としてのx方向に大きなピッチPxLを、
第2のピッチとしてのピッチpx3及びpx4の平均値とし
て小さく設定し、2次以上の高次の回折光を瞳面外から
除外するという点においては実施の形態1と同様である
が、スリット状の開口部42が半透明材料からなる薄膜
91を介して形成されているので、スリット状の開口部
42を透過する光がこの半透明材料からなる薄膜91に
よって弱められている点が異なる。
て、第1の方向としてのx方向に大きなピッチPxLを、
第2のピッチとしてのピッチpx3及びpx4の平均値とし
て小さく設定し、2次以上の高次の回折光を瞳面外から
除外するという点においては実施の形態1と同様である
が、スリット状の開口部42が半透明材料からなる薄膜
91を介して形成されているので、スリット状の開口部
42を透過する光がこの半透明材料からなる薄膜91に
よって弱められている点が異なる。
【0091】図13は、図11におけるフォトマスクの
II−II線部の断面図とこのフォトマスクを透過した
入射光の光の強度分布を示した概念図である。図13に
おいて、81は遮光パターン44間の開口部45を透過
した光の強度、82はスリット状の開口部42を透過し
た光の強度である。
II−II線部の断面図とこのフォトマスクを透過した
入射光の光の強度分布を示した概念図である。図13に
おいて、81は遮光パターン44間の開口部45を透過
した光の強度、82はスリット状の開口部42を透過し
た光の強度である。
【0092】通常、スリットの開口幅を拡げれば、この
部分における透過光の光の強度は強くなるが、本実施の
形態では、半透明材料からなる薄膜91が介在している
ので光の強度が弱められる。したがって、実施の形態1
においてレジストパターンの形成に影響しないスリット
状の開口部12からの透過光の強度まで許容できるとす
れば、その分、スリット幅Sx2をSxよりも大きくする
ことができる。例えば、半透明材料として、透過率が3
0%以上のMOSION膜やCrON膜などを用いた場
合、実施の形態1では、スリット幅Sxが露光光にKr
Fエキシマレーザー(波長λ=248nm)を用いた場
合、約0.1μmであるが、本実施の形態では、スリッ
ト上の開口幅を約0.14μm程度にまで拡大できる。
したがって、このような微細なスリット状の開口部を有
するフォトマスクの作成が非常に容易になる。
部分における透過光の光の強度は強くなるが、本実施の
形態では、半透明材料からなる薄膜91が介在している
ので光の強度が弱められる。したがって、実施の形態1
においてレジストパターンの形成に影響しないスリット
状の開口部12からの透過光の強度まで許容できるとす
れば、その分、スリット幅Sx2をSxよりも大きくする
ことができる。例えば、半透明材料として、透過率が3
0%以上のMOSION膜やCrON膜などを用いた場
合、実施の形態1では、スリット幅Sxが露光光にKr
Fエキシマレーザー(波長λ=248nm)を用いた場
合、約0.1μmであるが、本実施の形態では、スリッ
ト上の開口幅を約0.14μm程度にまで拡大できる。
したがって、このような微細なスリット状の開口部を有
するフォトマスクの作成が非常に容易になる。
【0093】次に、本実施の形態によるフォトマスクの
製造方法について説明する。
製造方法について説明する。
【0094】図14(a)〜(e)は、本フォトマスク
の製造工程断面図である。図14において、41は透明
基板、43は遮光部、46はクロム等からなる金属薄
膜、47及び48はレジストパターン、91は半透明薄
膜部、92は半透明材料からなる薄膜である。
の製造工程断面図である。図14において、41は透明
基板、43は遮光部、46はクロム等からなる金属薄
膜、47及び48はレジストパターン、91は半透明薄
膜部、92は半透明材料からなる薄膜である。
【0095】図14を参照して、まず、(a)に示すよ
うに、透明基板41上にスパッタやCVDなどの方法に
よりMOSIONなどの半透明材料からなる薄膜92を
形成し、その上に所望のレジストパターン37を形成す
る。次に、(b)に示すように、レジストパターン47
をマスクにして薄膜92をドライエッチングにより、パ
ターンニングし、残ったレジストを除去することにより
半透明薄膜部91からなるパターンを形成する。次に、
(c)に示すように、透明基板41及び半透明薄膜部9
1上にクロム等からなる金属薄膜46を形成し、その上
に、所望のレジストパターン48を形成する。次に、
(d)に示すように、レジストパターン48をマスクに
して、金属薄膜46をドライエッチングによりパターン
ニングし、その後、残った不用なレジストを除去して、
(e)に示すような半透明薄膜部91上に金属薄膜46
からなる遮光部43のパターンが形成された構造を得
る。
うに、透明基板41上にスパッタやCVDなどの方法に
よりMOSIONなどの半透明材料からなる薄膜92を
形成し、その上に所望のレジストパターン37を形成す
る。次に、(b)に示すように、レジストパターン47
をマスクにして薄膜92をドライエッチングにより、パ
ターンニングし、残ったレジストを除去することにより
半透明薄膜部91からなるパターンを形成する。次に、
(c)に示すように、透明基板41及び半透明薄膜部9
1上にクロム等からなる金属薄膜46を形成し、その上
に、所望のレジストパターン48を形成する。次に、
(d)に示すように、レジストパターン48をマスクに
して、金属薄膜46をドライエッチングによりパターン
ニングし、その後、残った不用なレジストを除去して、
(e)に示すような半透明薄膜部91上に金属薄膜46
からなる遮光部43のパターンが形成された構造を得
る。
【0096】このように、本実施の形態では、実施の形
態1におけると同様の効果を奏しながら、同時にフォト
マスクの作成が容易になるという効果を奏するものであ
る。
態1におけると同様の効果を奏しながら、同時にフォト
マスクの作成が容易になるという効果を奏するものであ
る。
【0097】また、実施の形態1と同様に、本実施の形
態におけるフォトマスクを半導体製造工程に適用するこ
とによって、信頼性の高い半導体装置が得られるという
効果を奏する。
態におけるフォトマスクを半導体製造工程に適用するこ
とによって、信頼性の高い半導体装置が得られるという
効果を奏する。
【0098】なお、本実施の形態では、x方向に大きな
ピッチをもつ場合を考慮したが、y方向にも同時に大き
なピッチをもつ矩形状のパターンであれば、実施の形態
2と同様なパターン構成とすればよい。この場合、実施
の形態3と同様、2次元的な矩形状のパターンに対して
焦点深度が向上することはいうまでもない。
ピッチをもつ場合を考慮したが、y方向にも同時に大き
なピッチをもつ矩形状のパターンであれば、実施の形態
2と同様なパターン構成とすればよい。この場合、実施
の形態3と同様、2次元的な矩形状のパターンに対して
焦点深度が向上することはいうまでもない。
【0099】以上の実施の形態ではスリット状の開口部
や複数の矩形状の開口部を設けたが、一定方向のピッチ
を小さくできるようなものであれば、どのような形状の
開口部であってもよい。
や複数の矩形状の開口部を設けたが、一定方向のピッチ
を小さくできるようなものであれば、どのような形状の
開口部であってもよい。
【0100】また、本実施の形態では、円形照明法にお
ける場合を示したが、これを前述した変形照明法に適用
してもよく、この場合、さらに焦点深度が向上すること
は言うまでもない。
ける場合を示したが、これを前述した変形照明法に適用
してもよく、この場合、さらに焦点深度が向上すること
は言うまでもない。
【0101】さらに、他の従来技術、例えば、前述した
レベンソン型位相シフト法と併用することによって、大
小さまざまなピッチを有するパターンが混在するフォト
マスクに対し、全体の焦点深度を向上させることができ
る。
レベンソン型位相シフト法と併用することによって、大
小さまざまなピッチを有するパターンが混在するフォト
マスクに対し、全体の焦点深度を向上させることができ
る。
【0102】さらに、また、本実施の形態によるフォト
マスクに対して適用されるレジストは、遮光部分のレジ
ストが残存する、いわゆるポジ型レジストのみならず、
遮光部分のレジストが溶解する、いわゆるネガ型レジス
トに適用しても同様の効果を奏するものである。ネガ型
レジストに適用した場合は、矩形状のホールパターンが
形成される。
マスクに対して適用されるレジストは、遮光部分のレジ
ストが残存する、いわゆるポジ型レジストのみならず、
遮光部分のレジストが溶解する、いわゆるネガ型レジス
トに適用しても同様の効果を奏するものである。ネガ型
レジストに適用した場合は、矩形状のホールパターンが
形成される。
【0103】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に示すような効果を奏する。
るので、以下に示すような効果を奏する。
【0104】大きなピッチを有する矩形状の遮光部に開
口部を設けピッチを小さくすることによって、光学像形
成に寄与する回折光を減じることができ、このため、焦
点深度を向上させることができる。
口部を設けピッチを小さくすることによって、光学像形
成に寄与する回折光を減じることができ、このため、焦
点深度を向上させることができる。
【0105】さらに、矩形状の遮光部間の幅に対する矩
形状の遮光部のピッチの比が3以上とすることによっ
て、同時にコントラストの高い光学像を形成することが
できる。
形状の遮光部のピッチの比が3以上とすることによっ
て、同時にコントラストの高い光学像を形成することが
できる。
【0106】さらに、また、ピッチの平均値が、λ/N
A以上で、かつ、2λ/NA(1+σ)よりも小さくなる
ようにすることによって、焦点深度をさらに向上させる
ことができる。
A以上で、かつ、2λ/NA(1+σ)よりも小さくなる
ようにすることによって、焦点深度をさらに向上させる
ことができる。
【0107】また、矩形状の遮光部の開口部に半透明膜
を介在させることにより、該開口部での露光光の透過率
を下げることができ、このため、開口部の幅を拡大する
ことが可能となり、フォトマスクの作成が容易になる。
を介在させることにより、該開口部での露光光の透過率
を下げることができ、このため、開口部の幅を拡大する
ことが可能となり、フォトマスクの作成が容易になる。
【0108】また、フォトリソグラフィー工程に上記フ
ォトマスクを用いることにより、精度の高いレジストパ
ターン形成ができ、このため、信頼性の高い半導体装置
を製造することができる。
ォトマスクを用いることにより、精度の高いレジストパ
ターン形成ができ、このため、信頼性の高い半導体装置
を製造することができる。
【図1】 この発明の実施の形態1を示すフォトマスク
の平面図である。
の平面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1を示すフォトマスク
の断面図である。
の断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1を示すフォトマスク
の断面図及び露光光の強度分布を示した概念図である。
の断面図及び露光光の強度分布を示した概念図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における回折光の光
路を示した概念図である。
路を示した概念図である。
【図5】 この発明の実施の形態1における回折光によ
る光学像を示した概念図である
る光学像を示した概念図である
【図6】 この発明の実施の形態1におけるベストフォ
ーカス時の光学像の光の強度分布をシミュレーションし
た結果を示した光強度分布図である。
ーカス時の光学像の光の強度分布をシミュレーションし
た結果を示した光強度分布図である。
【図7】 この発明の実施の形態1におけるデフォーカ
ス時の光学像の光の強度分布をシミュレーションした結
果を示した光強度分布図である。
ス時の光学像の光の強度分布をシミュレーションした結
果を示した光強度分布図である。
【図8】 この発明の実施の形態1におけるフォトマス
クの製造工程断面図である。
クの製造工程断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態2におけるフォトマス
クの平面図である。
クの平面図である。
【図10】 この発明の実施の形態3を示すフォトマス
クの平面図である。
クの平面図である。
【図11】 この発明の実施の形態4を示すフォトマス
クの平面図である
クの平面図である
【図12】 この発明の実施の形態4を示すフォトマス
クの断面図である
クの断面図である
【図13】 この発明の実施の形態4におけるフォトマ
スクの平面図及び透過光の強度分布を示す概念図であ
る。
スクの平面図及び透過光の強度分布を示す概念図であ
る。
【図14】 この発明の実施の形態4におけるフォトマ
スクの製造工程断面図である。
スクの製造工程断面図である。
【図15】 従来の縮小投影露光装置の構成概略図であ
る。
る。
【図16】 従来のピッチが大きいパターン部分を示す
フォトマスクの平面図である。
フォトマスクの平面図である。
【図17】 従来のピッチが小さいパターン部分を示す
フォトマスクの平面図である。
フォトマスクの平面図である。
【図18】 従来のピッチが大きいパターン部分を示す
フォトマスクの断面図である。
フォトマスクの断面図である。
【図19】 従来のピッチが小さいパターン部分を示す
フォトマスクの平面図である。
フォトマスクの平面図である。
【図20】 従来のフォトマスクによる回折光の光路を
示した概念図である。
示した概念図である。
【図21】 従来のフォトマスクによる回折光の光路を
示した概念図である。
示した概念図である。
【図22】 従来のフォトマスクによる回折光の光源像
を示す概念図である。
を示す概念図である。
【図23】 従来のフォトマスクによる回折光の光源像
を示す概念図である。
を示す概念図である。
【図24】 従来のフォトマスクにおけるベストフォー
カス時の光学像の光の強度分布をシミュレーションした
結果である。
カス時の光学像の光の強度分布をシミュレーションした
結果である。
【図25】 従来のフォトマスクにおけるデフォーカス
時の光学像の光の強度分布をシミュレーションした結果
である。
時の光学像の光の強度分布をシミュレーションした結果
である。
【図26】 従来の変形照明法を説明するための概念図
である。
である。
【図27】 従来のレベンソン型位相シフト法を説明す
るための概念図である。
るための概念図である。
10 フォトマスク、 11 透明基板 12 スリット状の開口部、 13 遮光部、 14
遮光パターン 15 遮光パターン間の開口部、 20 フォトマス
ク、21 矩形状の開口部、 22 遮光部、 23
遮光パターン 30 フォトマスク、 31 透明基板、 32 スリ
ット状の開口部 33 遮光部、 34 スリット状の開口部、 35
遮光パターン 36 遮光パターン間の開口部、 91 半透明膜
遮光パターン 15 遮光パターン間の開口部、 20 フォトマス
ク、21 矩形状の開口部、 22 遮光部、 23
遮光パターン 30 フォトマスク、 31 透明基板、 32 スリ
ット状の開口部 33 遮光部、 34 スリット状の開口部、 35
遮光パターン 36 遮光パターン間の開口部、 91 半透明膜
Claims (5)
- 【請求項1】 透明基板と、 前記透明基板の主表面上の第1の方向において、第1の
開口部を隔て、露光装置における露光光の波長をλ、開
口数をNA、コヒーレンス度をσとしたとき、P1>2
λ/NA(1+σ)なる関係を満たす第1のピッチP1で
配設されるとともに、前記第1のピッチよりも小さい第
2のピッチで前記第1の方向に配設され、透過する露光
光の強度が前記第1の開口部を透過する露光光の強度よ
りも小さい第2の開口部が設けられた遮光部とを備えた
フォトマスク。 - 【請求項2】 第1の方向における第1の開口部の幅に
対する第1のピッチの比が3以上であることを特徴とす
る請求項1記載のフォトマスク。 - 【請求項3】 透明基板の主表面上に、第2の開口部に
おける露光光の透過率を減じるための半透明材料からな
る薄膜をさらに備えたことを特徴とするフォ請求項1な
いし2のいずれか1項記載のフォトマスク。 - 【請求項4】 第1の方向における第2のピッチの平均
値が、露光装置における露光光の波長をλ、開口数をN
A、コヒーレンス度をσと表したとき、λ/NA以上
で、かつ、2λ/NA(1+σ)よりも小さくなるように
第2の開口部が設けられたことを特徴とする請求項1な
いし3のいずれか1項記載のフォトマスク。 - 【請求項5】 レジストを塗布する工程と、請求項1な
いし4のいずれか1項記載のフォトマスクを用いて前記
レジストを露光する工程と、 前記露光されたレジストを現像し、第1のピッチでレジ
ストパターンを形成する工程とを備えた半導体装置の製
造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27296197A JPH11109603A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | フォトマスクおよび半導体装置の製造方法 |
| US09/055,261 US5989756A (en) | 1997-10-06 | 1998-04-06 | Photo mask and method for fabricating semiconductor devices using the photo mask |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27296197A JPH11109603A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | フォトマスクおよび半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11109603A true JPH11109603A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17521208
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27296197A Pending JPH11109603A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | フォトマスクおよび半導体装置の製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5989756A (ja) |
| JP (1) | JPH11109603A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002075823A (ja) * | 2000-08-25 | 2002-03-15 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置のパターン形成方法、フォトマスクのパターン設計方法、フォトマスクの製造方法およびフォトマスク |
| JP2004246094A (ja) * | 2003-02-14 | 2004-09-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 樹脂ブラックマトリックスの製造方法及びそれに用いるフォトマスク、樹脂ブラックマトリックス、カラーフィルタ及び液晶表示素子 |
| WO2007017947A1 (ja) * | 2005-08-11 | 2007-02-15 | Fujitsu Limited | 露光用マスク、その製造方法、パターン転写方法、パターン形成方法、及びsramの製造方法 |
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| US10908496B2 (en) | 2016-04-25 | 2021-02-02 | Asml Netherlands B.V. | Membrane for EUV lithography |
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| CN102520577B (zh) * | 2005-08-11 | 2014-10-29 | 富士通半导体股份有限公司 | 曝光用掩模、图案复制方法 |
| KR100809709B1 (ko) * | 2006-07-24 | 2008-03-06 | 삼성전자주식회사 | 포토리소그래피용 마스크 및 이를 이용한 포토레지스트패턴의 형성 방법 |
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| JP3290862B2 (ja) * | 1994-09-29 | 2002-06-10 | 株式会社東芝 | フォトマスクとこのフォトマスクを用いた露光方法及びこのフォトマスクの製造方法 |
-
1997
- 1997-10-06 JP JP27296197A patent/JPH11109603A/ja active Pending
-
1998
- 1998-04-06 US US09/055,261 patent/US5989756A/en not_active Expired - Fee Related
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| US7887977B2 (en) | 2005-08-11 | 2011-02-15 | Fujitsu Semiconductor Limited | Exposure mask, its manufacture method, pattern transfer method, pattern forming method, and SRAM manufacture method |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5989756A (en) | 1999-11-23 |
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