JPH1111000A - インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置Info
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- JPH1111000A JPH1111000A JP9170097A JP17009797A JPH1111000A JP H1111000 A JPH1111000 A JP H1111000A JP 9170097 A JP9170097 A JP 9170097A JP 17009797 A JP17009797 A JP 17009797A JP H1111000 A JPH1111000 A JP H1111000A
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- ink
- color
- dyn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インクとその色材を不溶化する記録性向上液
を用いて特に普通紙に記録を行う場合に、色の均一性に
優れ、かつ鮮明な画像を得る。 【解決手段】 インクおよび記録性向上液の普通紙に対
する浸透性を示す表面張力γ1およびγ2をそれぞれ3
0dyn/cm<γ1≦40dyn/cm、30dyn
/cm<γ2≦40dyn/cmとするとともに、上記
インクに対する記録性向上液の付与率を1未満とする。
を用いて特に普通紙に記録を行う場合に、色の均一性に
優れ、かつ鮮明な画像を得る。 【解決手段】 インクおよび記録性向上液の普通紙に対
する浸透性を示す表面張力γ1およびγ2をそれぞれ3
0dyn/cm<γ1≦40dyn/cm、30dyn
/cm<γ2≦40dyn/cmとするとともに、上記
インクに対する記録性向上液の付与率を1未満とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録方法およびインクジェット記録装置に関し、詳しく
は、被記録材にインクおよびこのインク中の色材を不溶
化または凝集させる液体を吐出して記録を行うインクジ
ェット記録方法およびインクジェット記録装置に関す
る。本発明は紙や布、不織布、OHP用紙等の被記録材
を用いる機器全てに適用でき、具体的な適用機器として
は、プリンタ、複写機、ファクシミリなど事務機器や捺
染機等の大量生産機器等を挙げることができる。
録方法およびインクジェット記録装置に関し、詳しく
は、被記録材にインクおよびこのインク中の色材を不溶
化または凝集させる液体を吐出して記録を行うインクジ
ェット記録方法およびインクジェット記録装置に関す
る。本発明は紙や布、不織布、OHP用紙等の被記録材
を用いる機器全てに適用でき、具体的な適用機器として
は、プリンタ、複写機、ファクシミリなど事務機器や捺
染機等の大量生産機器等を挙げることができる。
【0002】
【従来の技術】従来、紙、布、プラスチックシート、O
HP用シート等の被記録媒材(以下単に記録紙とも言
う)に対して記録を行うインクジェット記録方式は、高
密度かつ高速な記録が可能であることから、情報処理シ
ステムの出力手段、例えば複写機、ファクシミリ、電子
タイプライタ、ワードプロセッサ、ワークステーション
等の出力端末としてのプリンタ、あるいはパーソナルコ
ンピュータ、ホストコンピュータ、光ディスク装置、ビ
デオ装置等に具備されるハンディまたはポータブルプリ
ンタに利用され、かつそれらの装置が商品化されてい
る。
HP用シート等の被記録媒材(以下単に記録紙とも言
う)に対して記録を行うインクジェット記録方式は、高
密度かつ高速な記録が可能であることから、情報処理シ
ステムの出力手段、例えば複写機、ファクシミリ、電子
タイプライタ、ワードプロセッサ、ワークステーション
等の出力端末としてのプリンタ、あるいはパーソナルコ
ンピュータ、ホストコンピュータ、光ディスク装置、ビ
デオ装置等に具備されるハンディまたはポータブルプリ
ンタに利用され、かつそれらの装置が商品化されてい
る。
【0003】この場合、インクジェット記録装置は、こ
れらの装置固有の機能、使用形態等に対応した構成をと
る。一般にインクジェット記録装置は、記録手段(記録
ヘッド)およびインクタンクを搭載するキャリッジと、
記録紙を搬送する搬送手段と、これらを制御するための
制御手段とを具備する。そして、複数の吐出口からイン
ク滴を吐出させる記録ヘッドを記録紙の搬送方向(副走
査方向)と直交する方向(主走査方向)に走査(シリア
ルスキャン)させるとともに、この走査の間に記録紙
を、記録ヘッドの記録幅に等しい量、搬送するものであ
る。この方式は、記録信号に応じてインクを記録紙上に
吐出させて記録を行うものであり、ランニングコストが
安く、静かな記録方式として広く用いられている。ま
た、インクを吐出する複数のノズルが直線上に配置され
た記録ヘッドを用いることにより、記録ヘッドが記録紙
上を走査することで副走査方向に配列するノズルの数に
対応した幅の記録を行うことが可能であるため、記録動
作の高速化を達成することが可能となる。
れらの装置固有の機能、使用形態等に対応した構成をと
る。一般にインクジェット記録装置は、記録手段(記録
ヘッド)およびインクタンクを搭載するキャリッジと、
記録紙を搬送する搬送手段と、これらを制御するための
制御手段とを具備する。そして、複数の吐出口からイン
ク滴を吐出させる記録ヘッドを記録紙の搬送方向(副走
査方向)と直交する方向(主走査方向)に走査(シリア
ルスキャン)させるとともに、この走査の間に記録紙
を、記録ヘッドの記録幅に等しい量、搬送するものであ
る。この方式は、記録信号に応じてインクを記録紙上に
吐出させて記録を行うものであり、ランニングコストが
安く、静かな記録方式として広く用いられている。ま
た、インクを吐出する複数のノズルが直線上に配置され
た記録ヘッドを用いることにより、記録ヘッドが記録紙
上を走査することで副走査方向に配列するノズルの数に
対応した幅の記録を行うことが可能であるため、記録動
作の高速化を達成することが可能となる。
【0004】さらに、昨今ではこのような記録ヘッドを
3〜4色のインクについて用い、フルカラーで画像形成
が可能な装置が実用化されている。この装置は、例えば
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3原
色またはこれら3原色にブラック(黒;B)を含めた4
色に対応する4種類の記録ヘッドおよびインクタンクを
搭載することができる。
3〜4色のインクについて用い、フルカラーで画像形成
が可能な装置が実用化されている。この装置は、例えば
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3原
色またはこれら3原色にブラック(黒;B)を含めた4
色に対応する4種類の記録ヘッドおよびインクタンクを
搭載することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インクジェット記録方法および装置では、黒色、イエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)およびシアン(C)の各色間
のインクのにじみ防止と、黒画像の高濃度化およびフェ
ザリングの防止とは相反するものであるために、カラー
記録の印字品位をユーザーのニーズに十分応じるレベル
に到達させることは困難であることが多い。以下にその
理由を説明する。
インクジェット記録方法および装置では、黒色、イエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)およびシアン(C)の各色間
のインクのにじみ防止と、黒画像の高濃度化およびフェ
ザリングの防止とは相反するものであるために、カラー
記録の印字品位をユーザーのニーズに十分応じるレベル
に到達させることは困難であることが多い。以下にその
理由を説明する。
【0006】通常、インクジェット記録方式によってカ
ラー画像を普通紙に得る場合は、普通紙への浸透速度が
速い速乾性のインクを用いる。これにより、画像を構成
する各色の境界領域で、インクのにじみを防ぐことがで
きる。しかし、速乾性のインクを用いた場合、黒画像部
は濃度が低く、一方、黒以外の彩色画像部は発色性の低
いものとなってしまう。さらに、文字等に代表される線
画を記録した場合、紙の繊維に沿ってインクがにじむ、
いわゆるフェザリングが発生することがある。特に、黒
色インクで印字された文字は他の色のものと比較してフ
ェザリングが目立ちやすく、いわゆるシャープさに欠け
た不鮮明な文字となる。その結果、全体として記録画像
の品位が著しく低下したものとなる。
ラー画像を普通紙に得る場合は、普通紙への浸透速度が
速い速乾性のインクを用いる。これにより、画像を構成
する各色の境界領域で、インクのにじみを防ぐことがで
きる。しかし、速乾性のインクを用いた場合、黒画像部
は濃度が低く、一方、黒以外の彩色画像部は発色性の低
いものとなってしまう。さらに、文字等に代表される線
画を記録した場合、紙の繊維に沿ってインクがにじむ、
いわゆるフェザリングが発生することがある。特に、黒
色インクで印字された文字は他の色のものと比較してフ
ェザリングが目立ちやすく、いわゆるシャープさに欠け
た不鮮明な文字となる。その結果、全体として記録画像
の品位が著しく低下したものとなる。
【0007】一般に、黒画像部の濃度が高く、かつフェ
ザリングの生じない高品位な画像を得るためには、普通
紙への浸透速度が比較的遅いインクを、ある程度多く打
ち込む必要がある。しかし、この場合には、黒画像部と
カラー画像部との隣接境界部において、黒インクとカラ
ーインクとの間でにじみが生じ、記録画像の品位を著し
く損ねてしまう。
ザリングの生じない高品位な画像を得るためには、普通
紙への浸透速度が比較的遅いインクを、ある程度多く打
ち込む必要がある。しかし、この場合には、黒画像部と
カラー画像部との隣接境界部において、黒インクとカラ
ーインクとの間でにじみが生じ、記録画像の品位を著し
く損ねてしまう。
【0008】これらの問題を改善するために、記録装置
内にヒータを設けてインクの乾燥を促進し、高発色で色
間のにじみのないカラー画像を得る方式も実用化されて
いる。しかし、この方式では装置の大型化、コストアッ
プが避けられない問題となる。
内にヒータを設けてインクの乾燥を促進し、高発色で色
間のにじみのないカラー画像を得る方式も実用化されて
いる。しかし、この方式では装置の大型化、コストアッ
プが避けられない問題となる。
【0009】このように、黒やカラー各色間のインクの
にじみ防止と、黒画像の高濃度化およびフェザリングの
防止とは相反する課題となっていた。
にじみ防止と、黒画像の高濃度化およびフェザリングの
防止とは相反する課題となっていた。
【0010】そこで、特開平3−146355号公報で
は、黒とカラーの境界域に沿った領域では記録を行わな
い方法が提案されている。しかし、この方法では、記録
されるデータが変化してしまうという問題がある。
は、黒とカラーの境界域に沿った領域では記録を行わな
い方法が提案されている。しかし、この方法では、記録
されるデータが変化してしまうという問題がある。
【0011】また、特開平4−158049号公報で
は、カラー記録用の複数色それぞれのカラー用ヘッドと
文字記録用のヘッドを有し、記録画像に基づいてカラー
用ヘッドと文字記録用のヘッドとを切り替えて記録する
方法が提案されている。しかし、この方法ではカラー記
録用ヘッドで記録した黒画像と、文字記録用ヘッドで記
録した黒画像とが混在した場合には、両者の品位の違い
による違和感が生じることがある。
は、カラー記録用の複数色それぞれのカラー用ヘッドと
文字記録用のヘッドを有し、記録画像に基づいてカラー
用ヘッドと文字記録用のヘッドとを切り替えて記録する
方法が提案されている。しかし、この方法ではカラー記
録用ヘッドで記録した黒画像と、文字記録用ヘッドで記
録した黒画像とが混在した場合には、両者の品位の違い
による違和感が生じることがある。
【0012】さらに、黒とカラーの境界域に沿った黒領
域はカラーインクを重ね打ちして形成し、黒とカラーの
境界域でのにじみを防止する方法も知られている。原理
的には、黒はY,M,Cの3色を重ね合わせて(混色し
て)も得られるが、このようにカラーインクを混色して
形成した黒画像は、通常の黒インクに比べ発色性に劣る
のが通常である。
域はカラーインクを重ね打ちして形成し、黒とカラーの
境界域でのにじみを防止する方法も知られている。原理
的には、黒はY,M,Cの3色を重ね合わせて(混色し
て)も得られるが、このようにカラーインクを混色して
形成した黒画像は、通常の黒インクに比べ発色性に劣る
のが通常である。
【0013】一方、特開昭56−84992号公報や特
開昭64−63185号公報には、インク中の染料を不
溶化させる液体を用いる技術が開示されている。
開昭64−63185号公報には、インク中の染料を不
溶化させる液体を用いる技術が開示されている。
【0014】特開昭56−84992号公報には、記録
紙に予め染料を定着させるための材料を塗工しておく方
法が開示されている。しかしながら、この方法では特定
の記録紙を用いる必要があり、また、予め染料を定着す
るための材料を塗工するため、装置の大型化、コストア
ップが避けられず、さらには記録紙上に安定して上記材
料を所定の膜厚で塗工することは困難であるといった解
決すべき課題がある。
紙に予め染料を定着させるための材料を塗工しておく方
法が開示されている。しかしながら、この方法では特定
の記録紙を用いる必要があり、また、予め染料を定着す
るための材料を塗工するため、装置の大型化、コストア
ップが避けられず、さらには記録紙上に安定して上記材
料を所定の膜厚で塗工することは困難であるといった解
決すべき課題がある。
【0015】また、特開昭64−63185号公報に
は、染料を不溶化する無色のインクをインクジェット記
録ヘッドによって記録紙上に付着させる技術が開示され
ている。この方法によれば、上記無色のインクのドット
径を画像用インクのドット径よりも大きくしているの
で、画像用インクと無色インクとの着段位置がずれた場
合でも、不溶化について所望の特性を満足できるとして
いる。しかし、この方法では、画像位置に対応した部分
に打ち込まれる無色インクは通常よりも多いので、イン
クの乾燥時間が長くなるだけでなく、比較的不鮮明な画
像になりかねないといった解決すべき課題があった。
は、染料を不溶化する無色のインクをインクジェット記
録ヘッドによって記録紙上に付着させる技術が開示され
ている。この方法によれば、上記無色のインクのドット
径を画像用インクのドット径よりも大きくしているの
で、画像用インクと無色インクとの着段位置がずれた場
合でも、不溶化について所望の特性を満足できるとして
いる。しかし、この方法では、画像位置に対応した部分
に打ち込まれる無色インクは通常よりも多いので、イン
クの乾燥時間が長くなるだけでなく、比較的不鮮明な画
像になりかねないといった解決すべき課題があった。
【0016】さらに、特開平7−195823号公報で
は無色の前駆物質をインクジェット記録に先立って記録
媒体表面に付与することにより、特に1パスでのカラー
印字が可能になるとしている。
は無色の前駆物質をインクジェット記録に先立って記録
媒体表面に付与することにより、特に1パスでのカラー
印字が可能になるとしている。
【0017】以上のように、インクを不溶化する液体を
用いる上記文献に開示された方法は、それぞれ解決すべ
き課題を有しているものの、インク中の染料を不溶化す
るという点から、カラー記録に適用した際には各色間の
インクのにじみを防止できる可能性がある。
用いる上記文献に開示された方法は、それぞれ解決すべ
き課題を有しているものの、インク中の染料を不溶化す
るという点から、カラー記録に適用した際には各色間の
インクのにじみを防止できる可能性がある。
【0018】そこで、本出願人は、上記各課題を解決す
るとともに、染料を不溶化する液体を用いながら、この
液体の消費量を極力抑えて低ランニングコストを実現
し、普通紙上であっても従来よりも優れた耐水性を示
し、また高濃度の画像を得ることができるとともに、カ
ラー記録に適用した場合に色間のにじみがなく高発色な
画像を得ることができるインクジェット記録方法を提案
した(特開平8−281974号公報)。
るとともに、染料を不溶化する液体を用いながら、この
液体の消費量を極力抑えて低ランニングコストを実現
し、普通紙上であっても従来よりも優れた耐水性を示
し、また高濃度の画像を得ることができるとともに、カ
ラー記録に適用した場合に色間のにじみがなく高発色な
画像を得ることができるインクジェット記録方法を提案
した(特開平8−281974号公報)。
【0019】本発明は、上記特開平8−281974号
公報に示される記録方法をさらに改良、発展させたもの
で、上記課題を解決し、染料を不溶化するインクを用い
ながら、この消費量を極力抑えて低ランニングコストを
実現し、普通紙上であっても従来よりも優れた耐水性を
示し、また、高濃度の画像を得ることができるととも
に、カラー記録においても色間のにじみがなく高発色か
つ鮮明な画像を得ることができるインクジェット記録方
法およびインクジェット記録装置を提供することを目的
とする。
公報に示される記録方法をさらに改良、発展させたもの
で、上記課題を解決し、染料を不溶化するインクを用い
ながら、この消費量を極力抑えて低ランニングコストを
実現し、普通紙上であっても従来よりも優れた耐水性を
示し、また、高濃度の画像を得ることができるととも
に、カラー記録においても色間のにじみがなく高発色か
つ鮮明な画像を得ることができるインクジェット記録方
法およびインクジェット記録装置を提供することを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
カラーインクと、該カラーインクの記録性を向上させる
記録性向上液とを被記録材に付与して画像を形成するイ
ンクジェット記録方法であって、前記カラーインクの表
面張力γ1が30dyn/cm<γ1≦40dyn/c
m、前記記録性向上液の表面張力γ2が30dyn/c
m<γ2≦40dyn/cmであるとともに、前記画像
の少なくとも一部の領域における前記記録性向上液の付
与量X1と、前記一部の領域に付与されるインク量X2
はX1/X2<1を満たすことを特徴とする。
カラーインクと、該カラーインクの記録性を向上させる
記録性向上液とを被記録材に付与して画像を形成するイ
ンクジェット記録方法であって、前記カラーインクの表
面張力γ1が30dyn/cm<γ1≦40dyn/c
m、前記記録性向上液の表面張力γ2が30dyn/c
m<γ2≦40dyn/cmであるとともに、前記画像
の少なくとも一部の領域における前記記録性向上液の付
与量X1と、前記一部の領域に付与されるインク量X2
はX1/X2<1を満たすことを特徴とする。
【0021】また、カラーインクを吐出記録ヘッドおよ
び該カラーインクの記録性を向上させる記録性向上液を
吐出する記録ヘッドを用い、カラーインクおよび記録性
向上液を被記録材に吐出して画像を記録するインクジェ
ット記録装置であって、前記カラーインクの表面張力γ
1が30dyn/cm<γ1≦40dyn/cm、前記
記録性向上液の表面張力γ2が30dyn/cm<γ2
≦40dyn/cmであるとともに、前記画像の少なく
とも一部の領域における前記記録性向上液の付与量X1
と、前記一部の領域に付与されるインク量X2はX1/
X2<1を満たすよう前記カラーインクを吐出する記録
ヘッドおよび前記記録性向上液を吐出する記録ヘッドを
制御する手段を有することを特徴とする。
び該カラーインクの記録性を向上させる記録性向上液を
吐出する記録ヘッドを用い、カラーインクおよび記録性
向上液を被記録材に吐出して画像を記録するインクジェ
ット記録装置であって、前記カラーインクの表面張力γ
1が30dyn/cm<γ1≦40dyn/cm、前記
記録性向上液の表面張力γ2が30dyn/cm<γ2
≦40dyn/cmであるとともに、前記画像の少なく
とも一部の領域における前記記録性向上液の付与量X1
と、前記一部の領域に付与されるインク量X2はX1/
X2<1を満たすよう前記カラーインクを吐出する記録
ヘッドおよび前記記録性向上液を吐出する記録ヘッドを
制御する手段を有することを特徴とする。
【0022】以上の構成によれば、カラーインクおよび
記録性向上液それぞれの表面張力が適切な範囲に定めら
れ、かつ、カラーインクに対する記録性向上液の付与量
を少なくしたので、カラーインクの浸透性を比較的低く
でき、これにより普通紙等の比較的浸透性の低い被浸透
性の低い被記録材を用いる場合でも発色性を増し、ま
た、フェザリングを防止して鮮明な画像とすることがで
きる。そして、カラーインクと同程度の浸透性を有する
記録性向上液を用いることにより、ビーディングやつな
ぎスジを防止できるとともにカラーインクと混合したと
きの浸透性を適切なものとすることができる。
記録性向上液それぞれの表面張力が適切な範囲に定めら
れ、かつ、カラーインクに対する記録性向上液の付与量
を少なくしたので、カラーインクの浸透性を比較的低く
でき、これにより普通紙等の比較的浸透性の低い被浸透
性の低い被記録材を用いる場合でも発色性を増し、ま
た、フェザリングを防止して鮮明な画像とすることがで
きる。そして、カラーインクと同程度の浸透性を有する
記録性向上液を用いることにより、ビーディングやつな
ぎスジを防止できるとともにカラーインクと混合したと
きの浸透性を適切なものとすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明のインクジェット記録方法
は、特に記録ヘッドの1回の走査(1パス)の記録で、
普通紙上にインクのにじみがなく、鮮明かつ高濃度の均
一性の高いカラー画像を得るために、表面張力が30〜
40dyn/cmのカラーインクと、表面張力が30〜
40dyn/cmの記録性向上液とを用い、上記記録性
向上液の付与量をインクの付与量よりも少なくするもの
である。
は、特に記録ヘッドの1回の走査(1パス)の記録で、
普通紙上にインクのにじみがなく、鮮明かつ高濃度の均
一性の高いカラー画像を得るために、表面張力が30〜
40dyn/cmのカラーインクと、表面張力が30〜
40dyn/cmの記録性向上液とを用い、上記記録性
向上液の付与量をインクの付与量よりも少なくするもの
である。
【0024】記録性向上液は、インク中に含まれる染料
等の色材を不溶化または凝集する化合物を含むため画像
の耐水性が大幅に向上するものであり、特に、上記カラ
ーインクの付与に先立って付与することが好ましい。
等の色材を不溶化または凝集する化合物を含むため画像
の耐水性が大幅に向上するものであり、特に、上記カラ
ーインクの付与に先立って付与することが好ましい。
【0025】また、上記カラーインクは、通常のフルカ
ラー画像を形成するためにシアン、マゼンタ、イエロー
であることが好ましい。
ラー画像を形成するためにシアン、マゼンタ、イエロー
であることが好ましい。
【0026】さらに、上記記録性向上液は、低分子成分
と高分子成分とからなるカチオン性物質を含むもので、
また、上記インクに含まれる上記色材としての染料はア
ニオン性物質からなる。
と高分子成分とからなるカチオン性物質を含むもので、
また、上記インクに含まれる上記色材としての染料はア
ニオン性物質からなる。
【0027】また、上記記録性向上液は、低分子成分と
高分子成分とからなるカチオン性物質を含むものであ
り、また上記インクはアニオン性の染料を含むかまたは
少なくともアニオン性化合物と顔料とを含むものであ
る。
高分子成分とからなるカチオン性物質を含むものであ
り、また上記インクはアニオン性の染料を含むかまたは
少なくともアニオン性化合物と顔料とを含むものであ
る。
【0028】以下に、上記構成に至った過程について、
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0029】本願発明者は、普通紙上に鮮明かつ高濃度
の均一性の高い画像を1パスで得るために鋭意検討を行
った。
の均一性の高い画像を1パスで得るために鋭意検討を行
った。
【0030】まず第1番目の条件として、カラーインク
として、普通紙に対する浸透性が比較的低いインク(以
下、「上乗せ系インク」という)を用いることが好まし
い。
として、普通紙に対する浸透性が比較的低いインク(以
下、「上乗せ系インク」という)を用いることが好まし
い。
【0031】上記従来技術において説明したように普通
紙への浸透性が高い速乾性のカラーインクを用いる場合
には、各色の境界領域でインクのにじみを防止できる。
しかし、画像の発色性が低く、さらには、文字等に代表
される線画を記録した場合、フェザリングが発生しシャ
ープさに欠けた不鮮明な画像となる。すなわち、このよ
うな速乾性のカラーインクを用いると、インク中の色材
を不溶化または凝集する働きがある記録性向上液をカラ
ーインクの付与に先立って付与しても、カラーインクの
浸透性に支配されて、得られた画像はシャープさに欠け
た不鮮明なものとなる。
紙への浸透性が高い速乾性のカラーインクを用いる場合
には、各色の境界領域でインクのにじみを防止できる。
しかし、画像の発色性が低く、さらには、文字等に代表
される線画を記録した場合、フェザリングが発生しシャ
ープさに欠けた不鮮明な画像となる。すなわち、このよ
うな速乾性のカラーインクを用いると、インク中の色材
を不溶化または凝集する働きがある記録性向上液をカラ
ーインクの付与に先立って付与しても、カラーインクの
浸透性に支配されて、得られた画像はシャープさに欠け
た不鮮明なものとなる。
【0032】一方、浸透性の低いカラーインクを用いる
場合は、シャープで鮮明なカラー画像を得ることがで
き、さらに、記録性向上液の付与によって各色の境界領
域のインクのにじみも防止できるが、普通紙への浸透速
度が遅くなるので定着時間が長くなってしまう問題が発
生する。
場合は、シャープで鮮明なカラー画像を得ることがで
き、さらに、記録性向上液の付与によって各色の境界領
域のインクのにじみも防止できるが、普通紙への浸透速
度が遅くなるので定着時間が長くなってしまう問題が発
生する。
【0033】従って、使用するカラーインクの浸透性
は、市販されているカラープリンタに使用されている速
乾性のカラーインクの浸透性よりも低くしておくことが
好ましい。この場合、記録性向上液を付与しないと各色
の境界領域でインクのにじみが生じることはいうまでも
ない。
は、市販されているカラープリンタに使用されている速
乾性のカラーインクの浸透性よりも低くしておくことが
好ましい。この場合、記録性向上液を付与しないと各色
の境界領域でインクのにじみが生じることはいうまでも
ない。
【0034】次に、第2番目の条件として、記録性向上
液の浸透性を前記第1の条件で示したカラーインクの浸
透性とほぼ同じ程度にしておくことが好ましい。
液の浸透性を前記第1の条件で示したカラーインクの浸
透性とほぼ同じ程度にしておくことが好ましい。
【0035】記録性向上液の浸透性を高くした場合、上
記第1の条件に従いカラーインクについて浸透性が低い
ものを用いても、先に付与された記録性向上液の浸透性
に引きずられてカラーインクも浸透しやすくなり、結果
的にシャープさに欠けた不鮮明なカラー画像になるから
である。
記第1の条件に従いカラーインクについて浸透性が低い
ものを用いても、先に付与された記録性向上液の浸透性
に引きずられてカラーインクも浸透しやすくなり、結果
的にシャープさに欠けた不鮮明なカラー画像になるから
である。
【0036】さらに、通常のカラープリンタでは、カラ
ーインクの他に黒インクが用いられるが、黒画像はカラ
ー画像よりもよりシャープさが求められることから、記
録性向上液の浸透性はあまり高めないことが望ましい。
ーインクの他に黒インクが用いられるが、黒画像はカラ
ー画像よりもよりシャープさが求められることから、記
録性向上液の浸透性はあまり高めないことが望ましい。
【0037】一方、記録性向上液の浸透性を低くしすぎ
ると、普通紙への浸透速度が遅くなるので定着時間が長
くなるといった問題点も生じてしまう。このため、記録
装置の記録スピードや構成等のバランスを考慮して浸透
性を適宜設定することが好ましい。
ると、普通紙への浸透速度が遅くなるので定着時間が長
くなるといった問題点も生じてしまう。このため、記録
装置の記録スピードや構成等のバランスを考慮して浸透
性を適宜設定することが好ましい。
【0038】以下に示す表1は、以上説明した第1およ
び第2の条件に至った実験結果を説明するものであり、
1パスでカラー画像を記録したときの画像の評価結果を
表わしている。
び第2の条件に至った実験結果を説明するものであり、
1パスでカラー画像を記録したときの画像の評価結果を
表わしている。
【0039】
【表1】
【0040】表1中のベタ部発色性は、例えば100%
の記録デューティーで記録される部分の発色性を示すも
のであり、この評価で×印のついたケースは、画像の鮮
やかさに欠けた沈んだ画像になることを意味している。
の記録デューティーで記録される部分の発色性を示すも
のであり、この評価で×印のついたケースは、画像の鮮
やかさに欠けた沈んだ画像になることを意味している。
【0041】また、ビーディングとは浸透する前のイン
クが記録紙上で連鎖的に集まり、その結果、色材が部分
的に集中して一様性に欠けた画像になることを指し、特
にベタ部などの記録デューティの高い画像を記録すると
きに発生しやすい。記録性向上液を用いる場合は、イン
ク中の色材が記録性向上液によって急激に反応するが、
記録紙に対するインクおよび記録性向上液のぬれ性と相
俟って色材が部分的に集まると考えられる。
クが記録紙上で連鎖的に集まり、その結果、色材が部分
的に集中して一様性に欠けた画像になることを指し、特
にベタ部などの記録デューティの高い画像を記録すると
きに発生しやすい。記録性向上液を用いる場合は、イン
ク中の色材が記録性向上液によって急激に反応するが、
記録紙に対するインクおよび記録性向上液のぬれ性と相
俟って色材が部分的に集まると考えられる。
【0042】また、つなぎスジとは、1パスで記録する
ときに生じる各走査(パス)間のつなぎ目の部分に生じ
るスジを指す。通常の記録性向上液を用いないカラーイ
ンクのみの記録では、各走査で形成する画像の端部(紙
送り方向下流側の端部)はインクの広がり(にじみ)を
生じやすく、その結果、引き続く走査で付与されるイン
クのドットと必要以上に重なりが生じ、この重なりが各
走査間のつなぎ部の黒スジとなりやすい。一方、記録性
向上液を用いた場合には、記録性向上液によってインク
の広がりが抑制される傾向にあるため、上述の黒スジは
生じにくいが、例えば記録紙の搬送量が設定値よりも多
くなったような場合はドットの重なり部分が少なくなっ
て逆に白スジとなりやすい。
ときに生じる各走査(パス)間のつなぎ目の部分に生じ
るスジを指す。通常の記録性向上液を用いないカラーイ
ンクのみの記録では、各走査で形成する画像の端部(紙
送り方向下流側の端部)はインクの広がり(にじみ)を
生じやすく、その結果、引き続く走査で付与されるイン
クのドットと必要以上に重なりが生じ、この重なりが各
走査間のつなぎ部の黒スジとなりやすい。一方、記録性
向上液を用いた場合には、記録性向上液によってインク
の広がりが抑制される傾向にあるため、上述の黒スジは
生じにくいが、例えば記録紙の搬送量が設定値よりも多
くなったような場合はドットの重なり部分が少なくなっ
て逆に白スジとなりやすい。
【0043】以上の表1から明らかなように、シャープ
で鮮明なカラー画像を得るためには、カラーインクの浸
透性は低いほうが好ましいことがわかる(ケース3,
4)。
で鮮明なカラー画像を得るためには、カラーインクの浸
透性は低いほうが好ましいことがわかる(ケース3,
4)。
【0044】そこで、カラーインクの浸透性をある程度
低くした状態で記録性向上液の浸透性を高めると、特に
ベタ部の発色性が損なわれる(ケース3)。また、カラ
ーインクの浸透性が低い場合、カラーの線画像はほぼシ
ャープで鮮明な画像となるが、黒インクを用いる場合、
前述したように、記録性向上液の浸透性により黒の線画
のシャープさが損なわれる。一方、記録性向上液の浸透
性を低くすると、ビーディングが生じたり、つなぎスジ
が生じる(ケース4)。
低くした状態で記録性向上液の浸透性を高めると、特に
ベタ部の発色性が損なわれる(ケース3)。また、カラ
ーインクの浸透性が低い場合、カラーの線画像はほぼシ
ャープで鮮明な画像となるが、黒インクを用いる場合、
前述したように、記録性向上液の浸透性により黒の線画
のシャープさが損なわれる。一方、記録性向上液の浸透
性を低くすると、ビーディングが生じたり、つなぎスジ
が生じる(ケース4)。
【0045】以上の表1の評価に関して、記録性向上液
の浸透性を数種変化させても、表1に示した特性はトレ
ードオフの関係にあり、これらの特性を全て満足する浸
透性は得られない。
の浸透性を数種変化させても、表1に示した特性はトレ
ードオフの関係にあり、これらの特性を全て満足する浸
透性は得られない。
【0046】そこで、黒インクを用いたときにシャープ
で鮮明な黒の線画像を得ることを考慮すると、記録性向
上液の浸透性を高めない方向でビーディング、つなぎス
ジを改良する必要がある。この観点から、第3の条件と
して、一度に付与される記録性向上液の量を少なくす
る。これにより、ビーディングの発生をほぼ抑えること
ができ、また、つなぎスジについても減少する傾向が得
られた。
で鮮明な黒の線画像を得ることを考慮すると、記録性向
上液の浸透性を高めない方向でビーディング、つなぎス
ジを改良する必要がある。この観点から、第3の条件と
して、一度に付与される記録性向上液の量を少なくす
る。これにより、ビーディングの発生をほぼ抑えること
ができ、また、つなぎスジについても減少する傾向が得
られた。
【0047】この第3の条件に関し、記録性向上液の付
与量を少なくする方法として、画像データから所定量X
(%)を間引いた修飾データを、記録性向上液を付与す
るためのデータとする方法を採用することができる。例
えば、図1(a)に示すようなベタの画像データに対し
て、図1(b),(c)または(d)に示すような間引
き用マスクを用いることで付与量を少なくできる。さら
には、これらのような規則性を持った間引き方ではな
く、ランダム性をもたせた間引きマスクを用いてもよ
い。ただし、ランダム性をもたせるためには大きなサイ
ズのマスクを使用することが望ましい。
与量を少なくする方法として、画像データから所定量X
(%)を間引いた修飾データを、記録性向上液を付与す
るためのデータとする方法を採用することができる。例
えば、図1(a)に示すようなベタの画像データに対し
て、図1(b),(c)または(d)に示すような間引
き用マスクを用いることで付与量を少なくできる。さら
には、これらのような規則性を持った間引き方ではな
く、ランダム性をもたせた間引きマスクを用いてもよ
い。ただし、ランダム性をもたせるためには大きなサイ
ズのマスクを使用することが望ましい。
【0048】先に説明したように、ビーディングはデュ
ーティの高いベタ部を記録するときに主に発生する。通
常、カラー画像はシアン、マゼンタ、イエローの3原色
に黒を用いて形成するが、1次色である3原色のベタ部
と、赤、青、緑の2次色のベタ部とでは単位面積当たり
に付与されるインク量が異なる。従って、間引きによっ
てビーディングを防止するには、表現する色に関わら
ず、単位面積当たりに付与されたインク量に対する記録
性向上液の付与量、すなわち付与率が一定となるよう間
引くことが好ましい。しかしながら、そのためのデータ
処理等が複雑化する場合には、イエロー、マゼンタ、シ
アンの3原色のデータの論理和をとったデータから所定
量を間引いて記録性向上液のデータを生成してもよい。
この場合、シアンのベタと青色(シアン+イエロー)の
ベタに付与される記録性向上液の付与量は同じになるが
付与率は異なるようになる。例えば、シアンのベタ部に
付与される記録性向上液の間引き率を50%とした場合
付与率も同様50%となるが、青色のベタ部について同
じ間引き率とすると記録性向上液の付与率は、青色画像
に付与されるシアンインクとイエローインクの量の総和
の25%となる。
ーティの高いベタ部を記録するときに主に発生する。通
常、カラー画像はシアン、マゼンタ、イエローの3原色
に黒を用いて形成するが、1次色である3原色のベタ部
と、赤、青、緑の2次色のベタ部とでは単位面積当たり
に付与されるインク量が異なる。従って、間引きによっ
てビーディングを防止するには、表現する色に関わら
ず、単位面積当たりに付与されたインク量に対する記録
性向上液の付与量、すなわち付与率が一定となるよう間
引くことが好ましい。しかしながら、そのためのデータ
処理等が複雑化する場合には、イエロー、マゼンタ、シ
アンの3原色のデータの論理和をとったデータから所定
量を間引いて記録性向上液のデータを生成してもよい。
この場合、シアンのベタと青色(シアン+イエロー)の
ベタに付与される記録性向上液の付与量は同じになるが
付与率は異なるようになる。例えば、シアンのベタ部に
付与される記録性向上液の間引き率を50%とした場合
付与率も同様50%となるが、青色のベタ部について同
じ間引き率とすると記録性向上液の付与率は、青色画像
に付与されるシアンインクとイエローインクの量の総和
の25%となる。
【0049】1次色と2次色とで付与されるインク量の
総和に対する記録性向上液の付与量すなわち、上述の付
与率をできるだけ異ならないようにするために、3原色
のデータを所定の割合で間引いて、それらの論理和をと
ることもでき、これは処理を簡略化でき、また、所望の
記録性向上液の付与量が得られる。この場合は、色毎に
間引きマスクを異ならせておく必要がある。例えば、各
色毎にランダム性の異なったランダムマスクを用いる
と、記録性向上液の付与量はインクの付与量に対し、1
次色のベタでも2次色のベタでも一定となる。
総和に対する記録性向上液の付与量すなわち、上述の付
与率をできるだけ異ならないようにするために、3原色
のデータを所定の割合で間引いて、それらの論理和をと
ることもでき、これは処理を簡略化でき、また、所望の
記録性向上液の付与量が得られる。この場合は、色毎に
間引きマスクを異ならせておく必要がある。例えば、各
色毎にランダム性の異なったランダムマスクを用いる
と、記録性向上液の付与量はインクの付与量に対し、1
次色のベタでも2次色のベタでも一定となる。
【0050】しかし、間引き率が33%までは、各色毎
の間引きマスクを異ならせることができるが、33%を
越えると各色毎のマスクが重複する画素が発生する。こ
の場合は、2次色に対する記録性向上液の付与率は1次
色に対する記録性向上液の付与率よりも低くなる。例え
ば、各色50%の間引きマスクを用い、さらに各色間の
重複率が全体の20%あるとすると、1次色では記録性
向上液の付与率は50%となる。また2次色では、非重
複部が各色で30%あり、重複部が20%であるので、
全体としては30%+20%+30%=80%分の領域
に記録性向上液が付与されることになる。2次色はイン
ク量は200%であるから記録性向上液の付与率は80
/200=0.4(40%)になる。
の間引きマスクを異ならせることができるが、33%を
越えると各色毎のマスクが重複する画素が発生する。こ
の場合は、2次色に対する記録性向上液の付与率は1次
色に対する記録性向上液の付与率よりも低くなる。例え
ば、各色50%の間引きマスクを用い、さらに各色間の
重複率が全体の20%あるとすると、1次色では記録性
向上液の付与率は50%となる。また2次色では、非重
複部が各色で30%あり、重複部が20%であるので、
全体としては30%+20%+30%=80%分の領域
に記録性向上液が付与されることになる。2次色はイン
ク量は200%であるから記録性向上液の付与率は80
/200=0.4(40%)になる。
【0051】記録性向上液の付与量をインクの付与量よ
りも少なくする他の方法として、記録性向上液の吐出量
そのものをインクの吐出量よりも少なく設定する方法が
ある。この吐出量の設定は記録ヘッドのノズル等の構造
を異ならせることや、記録ヘッドの駆動条件を異ならせ
ることで実現することができる。
りも少なくする他の方法として、記録性向上液の吐出量
そのものをインクの吐出量よりも少なく設定する方法が
ある。この吐出量の設定は記録ヘッドのノズル等の構造
を異ならせることや、記録ヘッドの駆動条件を異ならせ
ることで実現することができる。
【0052】また、記録性向上液の付与量を少なくする
領域は、記録する画像の全領域であってもよいし、本発
明の効果が最も得られる高デューティの部分のみでもよ
い。
領域は、記録する画像の全領域であってもよいし、本発
明の効果が最も得られる高デューティの部分のみでもよ
い。
【0053】なお、第3の条件に関して、記録性向上液
の付与量をインクの付与量よりも少なくすることについ
て説明したが、カラーインクや記録性向上液の浸透性を
高くしたり、あるいは低くした状態で記録性向上液の付
与量を少なくしてもその効果はほとんどないことが発明
者の検討で明らかになっている。
の付与量をインクの付与量よりも少なくすることについ
て説明したが、カラーインクや記録性向上液の浸透性を
高くしたり、あるいは低くした状態で記録性向上液の付
与量を少なくしてもその効果はほとんどないことが発明
者の検討で明らかになっている。
【0054】ここで、上述したカラーインクおよび記録
性向上液の浸透性は、各々の表面張力γ(dyn/c
m)で代用することができる。表面張力が大きいカラー
インク、または記録性向上液は記録紙に対するぬれ性が
悪く記録紙への浸透性が低い。一方、表面張力が小さい
カラーインク、または記録性向上液は記録紙に対するぬ
れ性がよく記録紙への浸透性が高い。
性向上液の浸透性は、各々の表面張力γ(dyn/c
m)で代用することができる。表面張力が大きいカラー
インク、または記録性向上液は記録紙に対するぬれ性が
悪く記録紙への浸透性が低い。一方、表面張力が小さい
カラーインク、または記録性向上液は記録紙に対するぬ
れ性がよく記録紙への浸透性が高い。
【0055】上述の検討結果によれば、カラーインクの
表面張力(dyn/cm)としては30≦γ≦40であ
ることが好ましい。さらに、カラー線画像のシャープ
さ、および発色性の観点から31≦γ≦39であるこが
好ましく、さらにビーディング、つなぎスジの観点から
32≦γ≦36であることがより好ましい。
表面張力(dyn/cm)としては30≦γ≦40であ
ることが好ましい。さらに、カラー線画像のシャープ
さ、および発色性の観点から31≦γ≦39であるこが
好ましく、さらにビーディング、つなぎスジの観点から
32≦γ≦36であることがより好ましい。
【0056】一方、記録性向上液の表面張力としては3
0<γ≦40であることが好ましい。さらにビーディン
グの観点から30<γ≦38であることが好ましく、よ
り好ましくは30<γ≦36がよい。
0<γ≦40であることが好ましい。さらにビーディン
グの観点から30<γ≦38であることが好ましく、よ
り好ましくは30<γ≦36がよい。
【0057】また、記録性向上液の付与量を少なくする
ことに関し、そのデータを生成するために画像データか
ら所定量を間引く率X(%)は、33≦X≦75である
ことが好ましい。さらに、各色の境界領域でのインクの
にじみ、耐水性、ビーディング、つなぎスジの観点から
50≦X≦75であることが好ましく、さらに、50≦
X≦66であることがより好ましい。
ことに関し、そのデータを生成するために画像データか
ら所定量を間引く率X(%)は、33≦X≦75である
ことが好ましい。さらに、各色の境界領域でのインクの
にじみ、耐水性、ビーディング、つなぎスジの観点から
50≦X≦75であることが好ましく、さらに、50≦
X≦66であることがより好ましい。
【0058】以上説明したように、普通紙上に鮮明かつ
高濃度の均一性の高いカラー画像を1パスで得るために
は、カラーインクおよび記録性向上液の表面張力と、記
録性向上液を付与するデータを生成するための間引き率
は、上記の各条件を満たす必要がある。
高濃度の均一性の高いカラー画像を1パスで得るために
は、カラーインクおよび記録性向上液の表面張力と、記
録性向上液を付与するデータを生成するための間引き率
は、上記の各条件を満たす必要がある。
【0059】なお、記録性の向上とは、濃度、彩度、エ
ッジ部分のシャープネスの度合い、ドット径等の画質に
関する各要素を向上させること、インクの定着性を向上
させること、耐水性、耐光性等の耐候性、すなわち画像
保存性を向上させること等の意味も含む。
ッジ部分のシャープネスの度合い、ドット径等の画質に
関する各要素を向上させること、インクの定着性を向上
させること、耐水性、耐光性等の耐候性、すなわち画像
保存性を向上させること等の意味も含む。
【0060】また、不溶化は、インク中の染料に含まれ
るアニオン性基と記録性向上液中に含まれるカチオン性
物質のカチオン性基がイオン的に相互作用を起こしてイ
オン結合を生じ、インク中に均一に溶解していた色材
(染料)が溶液中から分離する現象である。なお、本発
明においては必ずしもインク中の全ての染料が不溶化し
なくとも、濃度の向上、文字品位の向上、定着性の向上
と行った効果が得られる。
るアニオン性基と記録性向上液中に含まれるカチオン性
物質のカチオン性基がイオン的に相互作用を起こしてイ
オン結合を生じ、インク中に均一に溶解していた色材
(染料)が溶液中から分離する現象である。なお、本発
明においては必ずしもインク中の全ての染料が不溶化し
なくとも、濃度の向上、文字品位の向上、定着性の向上
と行った効果が得られる。
【0061】また、凝集とは、インクに使用している色
材がアニオン性基を有する水溶性染料の場合には、不溶
化と同一の意味で使用される。また、インクに使用して
いる色材が顔料の場合には、顔料分散剤あるいは顔料表
面と記録性向上液中に含まれるカチオン性物質のカチオ
ン性基がイオン的相互作用を起こし、顔料の分散破壊が
生じ、顔料の粒子径が巨大化することを含む。通常、上
述した凝集に伴なって、インクの粘度が上昇する。な
お、本発明においては必ずしもインク中の全ての顔料ま
たは分散剤が不溶化しなくとも、本発明で述べるような
濃度の向上、文字品位の向上、定着性の向上といった効
果が得られる。
材がアニオン性基を有する水溶性染料の場合には、不溶
化と同一の意味で使用される。また、インクに使用して
いる色材が顔料の場合には、顔料分散剤あるいは顔料表
面と記録性向上液中に含まれるカチオン性物質のカチオ
ン性基がイオン的相互作用を起こし、顔料の分散破壊が
生じ、顔料の粒子径が巨大化することを含む。通常、上
述した凝集に伴なって、インクの粘度が上昇する。な
お、本発明においては必ずしもインク中の全ての顔料ま
たは分散剤が不溶化しなくとも、本発明で述べるような
濃度の向上、文字品位の向上、定着性の向上といった効
果が得られる。
【0062】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0063】図2は、本発明の適用が可能なインクジェ
ット記録装置の一例(インクジェットプリンタ)の概略
的構成を示す斜視図である。
ット記録装置の一例(インクジェットプリンタ)の概略
的構成を示す斜視図である。
【0064】このプリンタは、記録性向上液を吐出させ
るための記録ヘッド1sと、黒インクを吐出させるため
のの記録ヘッド1k、シアンインクを吐出させるための
記録ヘッド1c、マゼンタインクを吐出させるための記
録ヘッド1m、イエローインクを吐出させるための記録
ヘッド1yとを搭載したキャリッジ2と、プリンタ本体
から電気信号を記録ヘッドに送るためのフレキシブルケ
ーブル3と、回復手段を有するキャップユニット4と、
印字用紙等の被記録材7を給紙するための給紙トレイ8
等を有する。さらに、キャップユニット4は、記録ヘッ
ド1s,1k,1c,1m,1yに対応したキャップ部
材5s,5k,5c,5m,5yと、ゴム等の部材でで
きた記録ヘッド1sに対応したワイパーブレード6sと
記録ヘッド1k,1c,1m,1yに対応したワイパー
ブレード6kとを具備する。このような構成からなるプ
リンタは、記録ヘッド1s,1k,1c,1m,1yを
被記録材の搬送方向Aと直交する方向(主走査方向)B
にシリアルスキャンさせてノズル数に対応した幅の記録
を行い、一方、この記録の間に被記録材を上記記録幅に
等しい送り量で搬送するものである。
るための記録ヘッド1sと、黒インクを吐出させるため
のの記録ヘッド1k、シアンインクを吐出させるための
記録ヘッド1c、マゼンタインクを吐出させるための記
録ヘッド1m、イエローインクを吐出させるための記録
ヘッド1yとを搭載したキャリッジ2と、プリンタ本体
から電気信号を記録ヘッドに送るためのフレキシブルケ
ーブル3と、回復手段を有するキャップユニット4と、
印字用紙等の被記録材7を給紙するための給紙トレイ8
等を有する。さらに、キャップユニット4は、記録ヘッ
ド1s,1k,1c,1m,1yに対応したキャップ部
材5s,5k,5c,5m,5yと、ゴム等の部材でで
きた記録ヘッド1sに対応したワイパーブレード6sと
記録ヘッド1k,1c,1m,1yに対応したワイパー
ブレード6kとを具備する。このような構成からなるプ
リンタは、記録ヘッド1s,1k,1c,1m,1yを
被記録材の搬送方向Aと直交する方向(主走査方向)B
にシリアルスキャンさせてノズル数に対応した幅の記録
を行い、一方、この記録の間に被記録材を上記記録幅に
等しい送り量で搬送するものである。
【0065】記録ヘッド1s,1k,1c,1m,1y
はそれぞれ128個のノズルを1インチ当たり600個
の密度で有しており、記録ヘッド1kの各ノズルからは
約40ngの黒インクが、また、記録ヘッド1s,1
c,1m,1yの各ノズルからは約20ngの記録性向
上液またはカラーインクが吐出される。
はそれぞれ128個のノズルを1インチ当たり600個
の密度で有しており、記録ヘッド1kの各ノズルからは
約40ngの黒インクが、また、記録ヘッド1s,1
c,1m,1yの各ノズルからは約20ngの記録性向
上液またはカラーインクが吐出される。
【0066】これらの記録ヘッドで吐出される各色イン
クおよび記録性向上駅は、カートリッジ形態の2つのイ
ンクタンク7Aおよび7Bにそれぞれ収納部を分けて貯
留されている。なお、インクタンクの形態としては、こ
のようなものに限定されず、個々のインクおよび記録性
向上液毎にカートリッジが設けられてもよく、また、こ
のカートリッジがキャリッジに搭載されるものであって
もよい。
クおよび記録性向上駅は、カートリッジ形態の2つのイ
ンクタンク7Aおよび7Bにそれぞれ収納部を分けて貯
留されている。なお、インクタンクの形態としては、こ
のようなものに限定されず、個々のインクおよび記録性
向上液毎にカートリッジが設けられてもよく、また、こ
のカートリッジがキャリッジに搭載されるものであって
もよい。
【0067】図3は、上述したインクジェットプリンタ
の制御構成を示すブロック図である。
の制御構成を示すブロック図である。
【0068】参照符号301は、プリンタ装置全体を制
御するためのシステムコントローラであり、内部にはマ
イクロプロセッサをはじめ、制御プログラムが収納され
ている記憶素子(ROM)、マイクロプロセッサが処理
を行う際に使用する記憶素子(RAM)等を有してい
る。参照符号302は、記録ヘッドの主走査を行うキャ
リッジ2を駆動するためのキャリッジモータを駆動する
ドライバであり、同様に303は、副走査方向に被記録
材を移動させるためペーパーフィードモータ305の駆
動を行うドライバである。それぞれのモータ304およ
び305は、対応するドライバからの、速度、移動距離
などに応じた駆動信号を受け取り動作する。
御するためのシステムコントローラであり、内部にはマ
イクロプロセッサをはじめ、制御プログラムが収納され
ている記憶素子(ROM)、マイクロプロセッサが処理
を行う際に使用する記憶素子(RAM)等を有してい
る。参照符号302は、記録ヘッドの主走査を行うキャ
リッジ2を駆動するためのキャリッジモータを駆動する
ドライバであり、同様に303は、副走査方向に被記録
材を移動させるためペーパーフィードモータ305の駆
動を行うドライバである。それぞれのモータ304およ
び305は、対応するドライバからの、速度、移動距離
などに応じた駆動信号を受け取り動作する。
【0069】参照符号306は、ホストコンピュータで
あり、本実施例のプリンタに対して印字すべき画像情報
等を転送するための装置である。参照符号307は、ホ
ストコンピュータ306から転送されるデータを一時的
に格納するための受信バッファであり、301のシステ
ムコントローラ301によってデータの読み込みが行わ
れるまでデータを蓄積しておく。参照符号308は、印
字すべきデータをイメージデータに展開するためのフレ
ームメモリであり、印字に必要な分のメモリサイズを有
している。本実施例では印字用紙1枚分を記憶可能なメ
モリサイズを有している。参照符号309は、吐出用の
画像データを一時的に記憶するための記憶素子であり、
1走査分、すなわち、記録ヘッドのノズル数と走査幅に
応じた記憶容量を有している。参照符号310はプリン
ト制御部であり、記録ヘッドの駆動をシステムコントロ
ーラからの指令により適切にコントロールする。すなわ
ち、印字速度、印字データ数等を制御する。また、プリ
ント制御部310は、記録性向上液を吐出させるための
データの作成も行う。参照符号311は、記録ヘッド1
s、記録ヘッド1k、記録ヘッド1c、記録ヘッド1
m、記録ヘッド1yをそれぞれ駆動するためのドライバ
であり、プリント制御部310によってその駆動が制御
される。
あり、本実施例のプリンタに対して印字すべき画像情報
等を転送するための装置である。参照符号307は、ホ
ストコンピュータ306から転送されるデータを一時的
に格納するための受信バッファであり、301のシステ
ムコントローラ301によってデータの読み込みが行わ
れるまでデータを蓄積しておく。参照符号308は、印
字すべきデータをイメージデータに展開するためのフレ
ームメモリであり、印字に必要な分のメモリサイズを有
している。本実施例では印字用紙1枚分を記憶可能なメ
モリサイズを有している。参照符号309は、吐出用の
画像データを一時的に記憶するための記憶素子であり、
1走査分、すなわち、記録ヘッドのノズル数と走査幅に
応じた記憶容量を有している。参照符号310はプリン
ト制御部であり、記録ヘッドの駆動をシステムコントロ
ーラからの指令により適切にコントロールする。すなわ
ち、印字速度、印字データ数等を制御する。また、プリ
ント制御部310は、記録性向上液を吐出させるための
データの作成も行う。参照符号311は、記録ヘッド1
s、記録ヘッド1k、記録ヘッド1c、記録ヘッド1
m、記録ヘッド1yをそれぞれ駆動するためのドライバ
であり、プリント制御部310によってその駆動が制御
される。
【0070】以上の制御構成において、ホストコンピュ
ータ306からの画像データは受信バッファ307で一
時的に格納される。次に、この格納されている画像デー
タは、システムコントローラ301によって読み出され
てバッファ309に展開される。プリント制御部310
は、バッファ309に展開されたデータをもとにして各
カラーインクおよび記録性向上液を吐出するためのデー
タを作成する。そして、各バッファ内の画像データおよ
び記録性向上液用吐出データに基づいて記録ヘッドの駆
動を制御する。
ータ306からの画像データは受信バッファ307で一
時的に格納される。次に、この格納されている画像デー
タは、システムコントローラ301によって読み出され
てバッファ309に展開される。プリント制御部310
は、バッファ309に展開されたデータをもとにして各
カラーインクおよび記録性向上液を吐出するためのデー
タを作成する。そして、各バッファ内の画像データおよ
び記録性向上液用吐出データに基づいて記録ヘッドの駆
動を制御する。
【0071】(実施例1)本実施例では以下に示すイン
クと記録性向上液を用いた。
クと記録性向上液を用いた。
【0072】 (インク) 1.イエロー トリエチレングリコール 7重量部 ヘキサントリオール 7重量部 イソプロピルアルコール 2.5重量部 アセチノール 0.1重量部 C.I.ダイレクトイエロー86 1.5重量部 水 81.9重量部 2.マゼンタ トリエチレングリコール 7重量部 ヘキサントリオール 7重量部 イソプロピルアルコール 1.5重量部 アセチノール 0.1重量部 C.I.アシッドレッド289 1.5重量部 水 82.9重量部 3.シアン トリエチレングリコール 7重量部 ヘキサントリオール 7重量部 イソプロピルアルコール 1.5重量部 アセチノール 0.1重量部 C.I.ダイレクトブルー199 2.5重量部 水 81.9重量部 4.黒 トリエチレングリコール 6重量部 ヘキサントリオール 6重量部 ブチルアルコール 2重量部 酢酸リチューム 0.01重量部 C.I.ダイレクトブラック154 2.5重量部 水 83.49重量部 (記録性向上液) グリセリン 7重量部 ジエチレングリコール 5重量部 ポリアリルアミン(15%水溶液) 24重量部 酢酸(10%水溶液) 3.51重量部 塩酸ベンザルコニウム(51%水溶液) 0.96重量部 トリエチレングリコールモノブチルエーテル 0.5重量部 水 59.03重量部 イエロー、マゼンタ、シアンインクの表面張力はいずれ
も約39dyn/cmであり、黒インクは約49dyn
/cm、記録性向上液は約34dyn/cmであった。
も約39dyn/cmであり、黒インクは約49dyn
/cm、記録性向上液は約34dyn/cmであった。
【0073】本実施例では、記録ヘッド1sから吐出さ
れる記録性向上液のデータは、記録ヘッド1k用の画像
データをDkとし、記録ヘッド1c,1m,1y用の画
像データを各々50%間引いたデータをDc,Dm,D
yとし、Dk,Dc,Dm,Dyの論理和をとったもの
を使用した。上述の50%間引きの方法は所定のパター
ンにしたがって規則的に間引いてもよいし、ランダムに
間引いてもよい。さらには、各色毎に間引き方を異なら
せてもよい。本実施例では、ランダム性を持たせ、さら
に各色毎に間引き方を異ならせた。これにより、たとえ
ば1次色のベタ部ではインクの付与量に対する記録性向
上液の付与量は50%となり、X1/X2=0.5とな
る。また、2次色のベタ部ではインクの付与量に対する
記録性向上液の付与量は約37%となり、X1/X2=
0.37となる。
れる記録性向上液のデータは、記録ヘッド1k用の画像
データをDkとし、記録ヘッド1c,1m,1y用の画
像データを各々50%間引いたデータをDc,Dm,D
yとし、Dk,Dc,Dm,Dyの論理和をとったもの
を使用した。上述の50%間引きの方法は所定のパター
ンにしたがって規則的に間引いてもよいし、ランダムに
間引いてもよい。さらには、各色毎に間引き方を異なら
せてもよい。本実施例では、ランダム性を持たせ、さら
に各色毎に間引き方を異ならせた。これにより、たとえ
ば1次色のベタ部ではインクの付与量に対する記録性向
上液の付与量は50%となり、X1/X2=0.5とな
る。また、2次色のベタ部ではインクの付与量に対する
記録性向上液の付与量は約37%となり、X1/X2=
0.37となる。
【0074】ここで、黒画像のデータを間引かないの
は、黒画像を形成するための1画素当たりのインク量が
カラーに比べ2倍になっていることと、さらに、黒画像
はカラー画像に比べ前述した画質の低下が比較的目立ち
にくいからである。
は、黒画像を形成するための1画素当たりのインク量が
カラーに比べ2倍になっていることと、さらに、黒画像
はカラー画像に比べ前述した画質の低下が比較的目立ち
にくいからである。
【0075】以上の条件で、1パスでカラー画像を記録
したところ、画像の一部に記録ヘッドのノズルのヨレの
影響によるスジが若干認められたが、シャープで鮮明な
カラー画像であった。
したところ、画像の一部に記録ヘッドのノズルのヨレの
影響によるスジが若干認められたが、シャープで鮮明な
カラー画像であった。
【0076】(実施例2)実施例1で用いたカラーイン
クを下記に示すカラーインクに変更する以外は、すべて
実施例1と同じ条件とし、1パスでカラー画像を記録し
た。
クを下記に示すカラーインクに変更する以外は、すべて
実施例1と同じ条件とし、1パスでカラー画像を記録し
た。
【0077】イエロー、マゼンタ、シアンインクの表面
張力は各色とも約31dyn/cmであった。
張力は各色とも約31dyn/cmであった。
【0078】 (インク) 1.イエロー トリエチレングリコール 7重量部 ヘキサントリオール 7重量部 イソプロピルアルコール 2.5重量部 アセチノール 0.7重量部 C.I.ダイレクトイエロー86 1.5重量部 水 81.3重量部 2.マゼンタ トリエチレングリコール 7重量部 ヘキサントリオール 7重量部 イソプロピルアルコール 1.5重量部 アセチノール 0.7重量部 C.I.アシッドレッド289 1.5重量部 水 82.6重量部 3.シアン トリエチレングリコール 7重量部 ヘキサントリオール 7重量部 イソプロピルアルコール 1.5重量部 アセチノール 0.7重量部 C.I.ダイレクトブルー199 2.5重量部 水 81.6重量部 得られたカラー画像はスジがなく均一性のあるものであ
った。
った。
【0079】(実施例3)実施例1で用いたカラーイン
クを下記に示すカラーインクに変更する以外は、すべて
実施例1と同じ条件とし、1パスでカラー画像を記録し
た。
クを下記に示すカラーインクに変更する以外は、すべて
実施例1と同じ条件とし、1パスでカラー画像を記録し
た。
【0080】イエロー、マゼンタ、シアンインクの表面
張力は各色とも34dyn/cmであった。
張力は各色とも34dyn/cmであった。
【0081】 (インク) 1.イエロー トリエチレングリコール 7重量部 ヘキサントリオール 7重量部 イソプロピルアルコール 2.5重量部 アセチノール 0.4重量部 C.I.ダイレクトイエロー86 1.5重量部 水 81.6重量部 2.マゼンタ トリエチレングリコール 7重量部 ヘキサントリオール 7重量部 イソプロピルアルコール 1.5重量部 アセチノール 0.4重量部 C.I.アシッドレッド289 1.5重量部 水 82.3重量部 3.シアン トリエチレングリコール 7重量部 ヘキサントリオール 7重量部 イソプロピルアルコール 1.5重量部 アセチノール 0.4重量部 C.I.ダイレクトブルー199 2.5重量部 水 81.3重量部 得られたカラー画像はスジがなく均一性のあるものであ
った。また、カラー文字やカラーの線画は、実施例2で
得られたものよりもシャープで鮮明であった。
った。また、カラー文字やカラーの線画は、実施例2で
得られたものよりもシャープで鮮明であった。
【0082】(実施例4)実施例3で用いた記録性向上
液を下記のものに変更した以外は、すべて実施例3と同
じ条件とし、1パスでカラー画像を記録した。
液を下記のものに変更した以外は、すべて実施例3と同
じ条件とし、1パスでカラー画像を記録した。
【0083】記録性向上液の表面張力は約31dyn/
cmであった。
cmであった。
【0084】 (記録性向上液) グリセリン 7重量部 ジエチレングリコール 5重量部 ポリアリルアミン(15%水溶液) 24重量部 酢酸(10%水溶液) 3.51重量部 塩酸ベンザルコニウム(51%水溶液) 0.96重量部 トリエチレングルコールモノブチルエーテル 0.5重量部 アセチレノール 0.05重量部 水 残部 得られたカラー画像は実施例3と同様にスジがなく均一
性のあるものであった。しかしながら、黒文字や黒の線
画像は、実施例3で得られたものよりも若干シャープさ
が低下していた。
性のあるものであった。しかしながら、黒文字や黒の線
画像は、実施例3で得られたものよりも若干シャープさ
が低下していた。
【0085】以上の実施例に対し以下の比較例を示す。
【0086】(比較例1)実施例1で用いたカラーイン
クを下記に示すカラーインクに変更する以外は、すべて
実施例1と同じ条件とし、1パスでカラー画像を記録し
た。
クを下記に示すカラーインクに変更する以外は、すべて
実施例1と同じ条件とし、1パスでカラー画像を記録し
た。
【0087】イエロー、マゼンタ、シアンインクの表面
張力は各色とも約30dyn/cmであった。
張力は各色とも約30dyn/cmであった。
【0088】 (インク) 1.イエロー トリエチレングリコール 7重量部 ヘキサントリオール 7重量部 イソプロピルアルコール 2.5重量部 アセチノール 1.0重量部 C.I.ダイレクトイエロー86 1.5重量部 水 残部 2.マゼンタ トリエチレングリコール 7重量部 ヘキサントリオール 7重量部 イソプロピルアルコール 1.5重量部 アセチノール 1.0重量部 C.I.アシッドレッド289 1.5重量部 水 残部 3.シアン トリエチレングリコール 7重量部 ヘキサントリオール 7重量部 イソプロピルアルコール 1.5重量部 アセチノール 1.0重量部 C.I.ダイレクトブルー199 2.5重量部 水 残部 得られたカラー画像における文字や線画はフェザリング
が生じていた。
が生じていた。
【0089】(比較例2)実施例1で用いたカラーイン
クを下記に示すカラーインクに変更する以外は、すべて
実施例1と同じ条件とし、1パスでカラー画像を記録し
た。
クを下記に示すカラーインクに変更する以外は、すべて
実施例1と同じ条件とし、1パスでカラー画像を記録し
た。
【0090】イエロー、マゼンタ、シアンインクの表面
張力は各色とも約44dyn/cmであった。
張力は各色とも約44dyn/cmであった。
【0091】 (インク) 1.イエロー トリエチレングリコール 7重量部 ヘキサントリオール 7重量部 イソプロピルアルコール 2.5重量部 C.I.ダイレクトイエロー86 1.5重量部 水 残部 2.マゼンタ トリエチレングリコール 7重量部 ヘキサントリオール 7重量部 イソプロピルアルコール 1.5重量部 C.I.アシッドレッド289 1.5重量部 水 残部 3.シアン トリエチレングリコール 7重量部 ヘキサントリオール 7重量部 イソプロピルアルコール 1.5重量部 C.I.ダイレクトブルー199 2.5重量部 水 残部 得られたカラー画像はスジが目立つものであった。
【0092】(比較例3)実施例3で用いた記録性向上
液を下記に示す記録性向上液に変更する以外は、すべて
実施例3と同じ条件とし、1パスでカラー画像を記録し
た。
液を下記に示す記録性向上液に変更する以外は、すべて
実施例3と同じ条件とし、1パスでカラー画像を記録し
た。
【0093】記録性向上液の表面張力は各色とも約28
dyn/cmであった。
dyn/cmであった。
【0094】 ジエチレングリコール 20重量部 ポリアリルアミン塩酸塩 4重量部 商品名:PAA−HCl−1L(日東紡績社製) フッ素系界面活性剤 0.001重量部 (パーフルオロアルキルトリメチルアンモニウム塩) 商品名:サーフロン S−121(旭硝子社製) 水 残部 得られた画像はベタ部の色が沈んだ発色製の低い画像で
あった。
あった。
【0095】(実施例5)〜(実施例8) 実施例3で用いたカラーインクと記録性向上液を用い、
表2に示すように、記録性向上液の付与量X1のみ、従
って、付与率X1/X2を変化させてカラー画像を記録
した。記録性向上液を吐出させるデータとしては、各色
データを間引いたデータの論理和をとっている。
表2に示すように、記録性向上液の付与量X1のみ、従
って、付与率X1/X2を変化させてカラー画像を記録
した。記録性向上液を吐出させるデータとしては、各色
データを間引いたデータの論理和をとっている。
【0096】
【表2】
【0097】実施例5では、得られた画像に水をかけた
ところ、インクが若干にじみ耐水性がやや低下した。
ところ、インクが若干にじみ耐水性がやや低下した。
【0098】実施例6,7は、画像品位、耐水性とも良
好であった。
好であった。
【0099】実施例8は、ほぼ良好な画像が得られた
が、浸透性の低い普通紙に記録した場合にわずかにビー
ディングが発生した。
が、浸透性の低い普通紙に記録した場合にわずかにビー
ディングが発生した。
【0100】比較例4では、異なる色間のインクのにじ
みが発生し、さらに耐水性が低下したいた。
みが発生し、さらに耐水性が低下したいた。
【0101】比較例5では、ビーディングが顕著であっ
た。
た。
【0102】(その他の実施例)上述した実施例では、
黒画像を形成するための黒インクの吐出量はカラーイン
クの2倍であるために、黒画像に付与する記録性向上液
は間引かない例について説明したが、本発明はこれに限
定されない。例えば、黒インクの付与量がカラーインク
の吐出量と同じである場合には、カラー画像に付与する
記録性向上液と同様に間引いてもよい。その場合は、た
とえば黒、シアン、マゼンタ、イエローの各画像データ
を所定量間引いてから論理和をとる。
黒画像を形成するための黒インクの吐出量はカラーイン
クの2倍であるために、黒画像に付与する記録性向上液
は間引かない例について説明したが、本発明はこれに限
定されない。例えば、黒インクの付与量がカラーインク
の吐出量と同じである場合には、カラー画像に付与する
記録性向上液と同様に間引いてもよい。その場合は、た
とえば黒、シアン、マゼンタ、イエローの各画像データ
を所定量間引いてから論理和をとる。
【0103】また、実施例4では黒画像の文字や線画像
のシャープさが若干低下したが、図4に示すように2つ
の黒インク吐出用ヘッド1k1,1k2の間に記録性向
上液を吐出させる記録ヘッド1sを配置した記録装置を
用いれば、この問題は解決することができる。この点に
ついて図5を参照して説明する。
のシャープさが若干低下したが、図4に示すように2つ
の黒インク吐出用ヘッド1k1,1k2の間に記録性向
上液を吐出させる記録ヘッド1sを配置した記録装置を
用いれば、この問題は解決することができる。この点に
ついて図5を参照して説明する。
【0104】図5は、図4に示すプリンタで黒画像を形
成するプロセスを説明するものである。図5(a)は、
例えば2×2画素に記録ヘッド1k1と1k2により黒
インクを、記録ヘッド1sにより記録性向上液を吐出さ
せた結果を示している。図5(a)の画像を得るため
に、まず図5(b)に示すように記録ヘッド1k1によ
り黒インクを吐出する。続いて図5(c)に示すように
同じ画素に対して記録ヘッド1sにより記録性向上液を
吐出する。そして最後に、図5(b),(c)で示した
のと同じ画素に対して記録ヘッド1k2により黒インク
を吐出する。以上により黒インクと記録性向上液を用い
た画像形成が終了する。
成するプロセスを説明するものである。図5(a)は、
例えば2×2画素に記録ヘッド1k1と1k2により黒
インクを、記録ヘッド1sにより記録性向上液を吐出さ
せた結果を示している。図5(a)の画像を得るため
に、まず図5(b)に示すように記録ヘッド1k1によ
り黒インクを吐出する。続いて図5(c)に示すように
同じ画素に対して記録ヘッド1sにより記録性向上液を
吐出する。そして最後に、図5(b),(c)で示した
のと同じ画素に対して記録ヘッド1k2により黒インク
を吐出する。以上により黒インクと記録性向上液を用い
た画像形成が終了する。
【0105】この構成によれば、最初に記録紙上に付与
される液体は表面張力の高い上乗せ系の黒インクである
ために、記録紙への浸透速度が遅く、フェザリングやに
じみを生じにくい。したがって、続いて表面張力が低
く、記録紙への浸透速度が速い記録性向上液が付与され
ても、実施例4と比較してフェザリングやにじみが生じ
にくくなる。最後に再度黒インクが付与されるが、記録
紙には浸透しにくいので、得られた黒画像の文字や線画
はシャープで鮮明なものとなる。
される液体は表面張力の高い上乗せ系の黒インクである
ために、記録紙への浸透速度が遅く、フェザリングやに
じみを生じにくい。したがって、続いて表面張力が低
く、記録紙への浸透速度が速い記録性向上液が付与され
ても、実施例4と比較してフェザリングやにじみが生じ
にくくなる。最後に再度黒インクが付与されるが、記録
紙には浸透しにくいので、得られた黒画像の文字や線画
はシャープで鮮明なものとなる。
【0106】この構成では黒インクを吐出する記録ヘッ
ドが2つあるので、1つの記録ヘッドから吐出される吐
出量はカラーインク用の記録ヘッドと同じものがよい。
黒画像に対する記録性向上液の付与量は前述した実施例
と同様にすればよい。
ドが2つあるので、1つの記録ヘッドから吐出される吐
出量はカラーインク用の記録ヘッドと同じものがよい。
黒画像に対する記録性向上液の付与量は前述した実施例
と同様にすればよい。
【0107】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0108】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0109】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0110】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0111】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0112】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0113】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0114】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0115】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0116】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、カラーインクおよび記録性向上液それぞれの
表面張力が適切な範囲に定められ、かつ、カラーインク
に対する記録性向上液の付与量を少なくしたので、カラ
ーインクの浸透性を比較的低くでき、これにより普通紙
等の比較的浸透性の低い被浸透性の低い被記録材を用い
る場合でも発色性を増し、また、フェザリングを防止し
て鮮明な画像とすることができる。そして、カラーイン
クと同程度の浸透性を有する記録性向上液を用いること
により、ビーディングやつなぎスジを防止できるととも
にカラーインクと混合したときの浸透性を適切なものと
することができる。
によれば、カラーインクおよび記録性向上液それぞれの
表面張力が適切な範囲に定められ、かつ、カラーインク
に対する記録性向上液の付与量を少なくしたので、カラ
ーインクの浸透性を比較的低くでき、これにより普通紙
等の比較的浸透性の低い被浸透性の低い被記録材を用い
る場合でも発色性を増し、また、フェザリングを防止し
て鮮明な画像とすることができる。そして、カラーイン
クと同程度の浸透性を有する記録性向上液を用いること
により、ビーディングやつなぎスジを防止できるととも
にカラーインクと混合したときの浸透性を適切なものと
することができる。
【0117】この結果、特に、ベタ部の均一性の優れた
カラー画像と、鮮明なカラー画像を両立して得ることが
できる。さらに1パスで印字するときの各走査のつなぎ
部に黒筋や白スジの入ることのない高品位な画像を得る
ことができる。
カラー画像と、鮮明なカラー画像を両立して得ることが
できる。さらに1パスで印字するときの各走査のつなぎ
部に黒筋や白スジの入ることのない高品位な画像を得る
ことができる。
【図1】記録性向上液の付与データを生成するための間
引き方法を説明する図である。
引き方法を説明する図である。
【図2】本発明の実施例で用いたプリンタの概略構成を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図3】上記プリンタの制御構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図4】本発明の他の実施例で用いたプリンタの概略構
成を示す斜視図である。
成を示す斜視図である。
【図5】図4に示すプリンタによって黒画像を形成する
プロセスを説明する図である。
プロセスを説明する図である。
1y,1m,1c,1S,1K,1K1,1K2 記録
ヘッド 2 キャリッジ 7A,7B カートリッジ 301 システムコントローラ 304 キャリッジモータ 305 ペーパーフィードモータ 306 ホストコンピュータ 308 フレームンメモリ 309 プリントバッファ 310 プリント制御部
ヘッド 2 キャリッジ 7A,7B カートリッジ 301 システムコントローラ 304 キャリッジモータ 305 ペーパーフィードモータ 306 ホストコンピュータ 308 フレームンメモリ 309 プリントバッファ 310 プリント制御部
Claims (22)
- 【請求項1】 カラーインクと、該カラーインクの記録
性を向上させる記録性向上液とを被記録材に付与して画
像を形成するインクジェット記録方法であって、 前記カラーインクの表面張力γ1が30dyn/cm<
γ1≦40dyn/cm、前記記録性向上液の表面張力
γ2が30dyn/cm<γ2≦40dyn/cmであ
るとともに、前記画像の少なくとも一部の領域における
前記記録性向上液の付与量X1と、前記一部の領域に付
与されるインク量X2はX1/X2<1を満たすことを
特徴とするインクジェット記録方法。 - 【請求項2】 前記記録性向上液は、前記インク中に含
まれる色材を不溶化または凝集する化合物を含むことを
特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項3】 前記記録性向上液は前記カラーインクの
付与に先立って付与されることを特徴とする請求項1ま
たは2に記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項4】 前記カラーインクは、シアン、マゼン
タ、イエローのいずれか、またはこれらインクの組合せ
におけるそれぞれのインクであることを特徴とする請求
項1ないし3のいずれかに記載のインクジェット記録方
法。 - 【請求項5】 前記表面張力γ1が31dyn/cm≦
γ1≦39dyn/cmであることを特徴とする請求項
1ないし4のいずれかに記載のインクジェット記録方
法。 - 【請求項6】 前記表面張力γ1が32dyn/cm≦
γ1≦36dyn/cmであることを特徴とする請求項
1ないし4のいずれかに記載のインクジェット記録方
法。 - 【請求項7】 前記表面張力γ2が30dyn/cm<
γ2≦39dyn/cmであることを特徴とする請求項
1ないし6のいずれかに記載のインクジェット記録方
法。 - 【請求項8】 前記表面張力γ2が30dyn/cm<
γ2≦36dyn/cmであることを特徴とする請求項
1ないし6のいずれかに記載のインクジェット記録方
法。 - 【請求項9】 前記X1/X2は、0.25≦X1/X
2≦0.67を満たすことを特徴とする請求項1ないし
8のいずれかに記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項10】 前記X1/X2は、0.25≦X1≦
0.50を満たすことを特徴とする請求項1ないし8の
いずれかに記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項11】 前記X1/X2は、0.33≦X1/
X2≦0.50を満たすことを特徴とする請求項1ない
し8のいずれかに記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項12】 画像データから所定量を間引いた修飾
データを前記記録性向上液を付与するためのデータとす
ることにより前記記録性向上液の付与量X1を設定する
ことを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載
のインクジェット記録方法。 - 【請求項13】 前記イエロー、マゼンタ、シアンの各
色の画像データから所定量を間引いた各色毎の修飾デー
タの論理和を記録性向上液を吐出させるためのデータと
することを特徴とする請求項12に記載のインクジェッ
ト記録方法。 - 【請求項14】 前記間引きの所定量はイエロー、マゼ
ンタ、シアンの色毎に異ならせることを特徴とする請求
項13に記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項15】 記録ヘッドによりインクおよび記録性
向上液を吐出することにより、それぞれインクおよび記
録性向上液の付与を行うものであり、前記記録性向上液
の1滴当たりの吐出量を前記インクの1滴当たりの吐出
量よりも小さく設定することにより、前記記録性向上液
の付与量X1を設定することを特徴とする請求項1ない
し11のいずれかに記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項16】 前記記録ヘッドは、前記インクまたは
前記記録性向上液を吐出するために利用される熱エネル
ギーを発生させる熱エネルギー発生手段を具備すること
を特徴とする請求項15に記載のインクジェット記録方
法。 - 【請求項17】 前記記録性向上液は、低分子成分と高
分子成分とからなるカチオン性物質を含むもので、また
前記インクに含まれる前記染料はアニオン性物質からな
ることを特徴とする請求項1ないし16のいずれかに記
載のインクジェット記録方法。 - 【請求項18】 前記記録性向上液は、低分子成分と高
分子成分とからなるカチオン性物質を含むもので、また
前記インクはアニオン性の染料を含むかまたは少なくと
もアニオン性化合物と顔料とを含むことを特徴とする請
求項1ないし16のいずれかに記載のインクジェット記
録方法。 - 【請求項19】 カラーインクを吐出記録ヘッドおよび
該カラーインクの記録性を向上させる記録性向上液を吐
出する記録ヘッドを用い、カラーインクおよび記録性向
上液を被記録材に吐出して画像を記録するインクジェッ
ト記録装置であって、 前記カラーインクの表面張力γ1が30dyn/cm<
γ1≦40dyn/cm、前記記録性向上液の表面張力
γ2が30dyn/cm<γ2≦40dyn/cmであ
るとともに、前記画像の少なくとも一部の領域における
前記記録性向上液の付与量X1と、前記一部の領域に付
与されるインク量X2はX1/X2<1を満たすよう前
記カラーインクを吐出する記録ヘッドおよび前記記録性
向上液を吐出する記録ヘッドを制御する手段を有するこ
とを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項20】 前記記録ヘッドは、前記インクまたは
前記記録性向上液を吐出するために利用される熱エネル
ギーを発生させる熱エネルギー発生手段を具備すること
を特徴とする請求項19に記載のインクジェット記録装
置。 - 【請求項21】 カラーインクを吐出記録ヘッドおよび
該カラーインクの記録性を向上させる記録性向上液を吐
出する記録ヘッドを用い、カラーインクおよび記録性向
上液を被記録材に吐出して画像を記録するインクジェッ
ト記録装置に用いられるインクカートリッジであって、 表面張力γ1が30dyn/cm<γ1≦40dyn/
cmであるカラーインクを貯留したことを特徴とするイ
ンクカートリッジ。 - 【請求項22】 カラーインクを吐出記録ヘッドおよび
該カラーインクの記録性を向上させる記録性向上液を吐
出する記録ヘッドを用い、カラーインクおよび記録性向
上液を被記録材に吐出して画像を記録するインクジェッ
ト記録装置に用いられる記録性向上液のカートリッジで
あって、表面張力γ2が30dyn/cm<γ2≦40
dyn/cmである記録性向上液を貯留したことを特徴
とする記録性向上液のカートリッジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9170097A JPH1111000A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9170097A JPH1111000A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1111000A true JPH1111000A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15898592
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9170097A Pending JPH1111000A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1111000A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001212985A (ja) * | 2000-02-03 | 2001-08-07 | Canon Inc | パック、インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法 |
| JP2002321349A (ja) * | 2001-04-26 | 2002-11-05 | Canon Inc | インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 |
| US6830330B2 (en) | 2000-02-03 | 2004-12-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Inks-and-printing-media-integrated pack, ink-jet printing apparatus and method |
| JP2005262576A (ja) * | 2004-03-17 | 2005-09-29 | Fuji Xerox Co Ltd | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 |
| JP2013078867A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-05-02 | Brother Industries Ltd | 液体カートリッジ、及び、液体吐出装置 |
| US8752945B2 (en) | 2011-09-30 | 2014-06-17 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Cartridges |
| JP2017149006A (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置、印刷方法 |
| JP2017154446A (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-07 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置、反応液の付与態様の決定方法 |
-
1997
- 1997-06-26 JP JP9170097A patent/JPH1111000A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001212985A (ja) * | 2000-02-03 | 2001-08-07 | Canon Inc | パック、インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法 |
| US6830330B2 (en) | 2000-02-03 | 2004-12-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Inks-and-printing-media-integrated pack, ink-jet printing apparatus and method |
| JP2002321349A (ja) * | 2001-04-26 | 2002-11-05 | Canon Inc | インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 |
| JP2005262576A (ja) * | 2004-03-17 | 2005-09-29 | Fuji Xerox Co Ltd | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 |
| JP2013078867A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-05-02 | Brother Industries Ltd | 液体カートリッジ、及び、液体吐出装置 |
| US8752945B2 (en) | 2011-09-30 | 2014-06-17 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Cartridges |
| JP2017149006A (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置、印刷方法 |
| JP2017154446A (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-07 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置、反応液の付与態様の決定方法 |
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