JPH11111425A - スパークプラグおよびスパークプラグの皮膜形成方法 - Google Patents
スパークプラグおよびスパークプラグの皮膜形成方法Info
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- JPH11111425A JPH11111425A JP3005198A JP3005198A JPH11111425A JP H11111425 A JPH11111425 A JP H11111425A JP 3005198 A JP3005198 A JP 3005198A JP 3005198 A JP3005198 A JP 3005198A JP H11111425 A JPH11111425 A JP H11111425A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 イオン電流検出装置の検出波形におけるスパ
イク状ノイズの発生を抑制可能なスパークプラグを提供
する。 【解決手段】 取付金具31の内部に絶縁体32を保持
させ、絶縁体32の内部に中心電極33を保持させてお
り、絶縁体32の一端部321側外周部に設けた段付部
32bを、取付金具31の一端部311側に設けた支持
部313にて支持し、支持部313と、絶縁体32の一
端部321側外周部とを、径方向に微少距離Lの間隙C
を隔てて配置したスパークプラグにおいて、絶縁体32
の段付部32b、および、絶縁体32の外周部のうち、
段付部32bから間隙C側に延びる延部32cに、抵抗
値が108 Ωである導電皮膜39を設けている。
イク状ノイズの発生を抑制可能なスパークプラグを提供
する。 【解決手段】 取付金具31の内部に絶縁体32を保持
させ、絶縁体32の内部に中心電極33を保持させてお
り、絶縁体32の一端部321側外周部に設けた段付部
32bを、取付金具31の一端部311側に設けた支持
部313にて支持し、支持部313と、絶縁体32の一
端部321側外周部とを、径方向に微少距離Lの間隙C
を隔てて配置したスパークプラグにおいて、絶縁体32
の段付部32b、および、絶縁体32の外周部のうち、
段付部32bから間隙C側に延びる延部32cに、抵抗
値が108 Ωである導電皮膜39を設けている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパークプラグに
関するものであり、イオン電流検出用のスパークプラグ
に用いて好適である。
関するものであり、イオン電流検出用のスパークプラグ
に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】従来より、スパークプラグとしては、図
6に示すようなものがある。このスパークプラグ3は、
筒状の取付金具31を備えており、この取付金具31の
内部に筒状の絶縁体32を保持させ、この絶縁体32の
内部に中心電極33を保持させている。また、取付金具
31の一端部311には、中心電極33の一端部331
と放電ギャップ38を隔てて対向する接地電極35が固
定されている。
6に示すようなものがある。このスパークプラグ3は、
筒状の取付金具31を備えており、この取付金具31の
内部に筒状の絶縁体32を保持させ、この絶縁体32の
内部に中心電極33を保持させている。また、取付金具
31の一端部311には、中心電極33の一端部331
と放電ギャップ38を隔てて対向する接地電極35が固
定されている。
【0003】そして、絶縁体32の一端部321側の外
周部には、段付部32bが形成されており、この段付部
32bよりもさらに一端部321側には小径部324が
形成されている。また、取付金具31の内周部には、絶
縁体32の小径部324に向かって径方向内方に突出す
るとともに、段付部32bを支持する支持部313が形
成されている。
周部には、段付部32bが形成されており、この段付部
32bよりもさらに一端部321側には小径部324が
形成されている。また、取付金具31の内周部には、絶
縁体32の小径部324に向かって径方向内方に突出す
るとともに、段付部32bを支持する支持部313が形
成されている。
【0004】そして、スパークプラグ3の一端部3b側
が内燃機関の燃焼室Rに挿入され、スパークプラグ3の
取付金具31と中心電極33との間に放電用高電圧(約
−10kV〜−35kV)をかけることにより、放電ギ
ャップ38に火花放電が発生し、燃焼室Rの混合気が燃
焼する。ところで、放電ギャップ38近傍では、上記燃
焼に伴う電離作用によりイオンが発生するため、このイ
オンの発生時に中心電極33と接地電極35(つまり
は、取付金具31)との間に電圧を印加すると、イオン
電流が流れることが知られている。そして、このイオン
電流をイオン電流検出手段にて検出することにより、内
燃機関の燃焼室Rにおける混合気の燃焼状態を検出する
ことが近年検討されている。
が内燃機関の燃焼室Rに挿入され、スパークプラグ3の
取付金具31と中心電極33との間に放電用高電圧(約
−10kV〜−35kV)をかけることにより、放電ギ
ャップ38に火花放電が発生し、燃焼室Rの混合気が燃
焼する。ところで、放電ギャップ38近傍では、上記燃
焼に伴う電離作用によりイオンが発生するため、このイ
オンの発生時に中心電極33と接地電極35(つまり
は、取付金具31)との間に電圧を印加すると、イオン
電流が流れることが知られている。そして、このイオン
電流をイオン電流検出手段にて検出することにより、内
燃機関の燃焼室Rにおける混合気の燃焼状態を検出する
ことが近年検討されている。
【0005】通常、図7に示すように、イオン電流の検
出波形が、所定高さH以上、かつ、所定時間T以上立ち
上がった状態を、イオン電流検出手段にて検出したとき
に、混合気が燃焼していると判断するものである。な
お、混合気の失火時には、上記イオンが発生しないため
にイオン電流は発生せず、上記立ち上がり状態は検出さ
れない。また、プレイグニッション時には、放電ギャッ
プ38間の放電の前に上記イオンが発生し、放電の前に
上記立ち上がり状態が検出される。
出波形が、所定高さH以上、かつ、所定時間T以上立ち
上がった状態を、イオン電流検出手段にて検出したとき
に、混合気が燃焼していると判断するものである。な
お、混合気の失火時には、上記イオンが発生しないため
にイオン電流は発生せず、上記立ち上がり状態は検出さ
れない。また、プレイグニッション時には、放電ギャッ
プ38間の放電の前に上記イオンが発生し、放電の前に
上記立ち上がり状態が検出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7に示す
イオン電流の検出波形にスパイク状のノイズNが発生し
ており、このスパイク状のノイズNにより、上記イオン
電流検出手段が誤検出する、といった問題があることを
本発明者は発見し、さらに、この問題について本発明者
が鋭意検討した結果、スパークプラグ3において、取付
金具31の支持部313の近傍に発生するコロナ放電
が、上記スパイク状ノイズNの発生原因であることがわ
かった。
イオン電流の検出波形にスパイク状のノイズNが発生し
ており、このスパイク状のノイズNにより、上記イオン
電流検出手段が誤検出する、といった問題があることを
本発明者は発見し、さらに、この問題について本発明者
が鋭意検討した結果、スパークプラグ3において、取付
金具31の支持部313の近傍に発生するコロナ放電
が、上記スパイク状ノイズNの発生原因であることがわ
かった。
【0007】このコロナ放電とノイズNとの関係につい
て本発明者が実験、検討した内容を、以下に詳しく説明
する。まず、従来のスパークプラグ3では、取付金具3
1の内部に絶縁体32をスムースに挿入するために、取
付金具31の支持部313における内径を、絶縁体32
の一端部321側(つまり、小径部324)の外径より
も大きくしてある。よって、組付状態においては、取付
金具31の支持部313と、絶縁体32の一端部321
側外周部とが、距離Lを隔てて配置される。
て本発明者が実験、検討した内容を、以下に詳しく説明
する。まず、従来のスパークプラグ3では、取付金具3
1の内部に絶縁体32をスムースに挿入するために、取
付金具31の支持部313における内径を、絶縁体32
の一端部321側(つまり、小径部324)の外径より
も大きくしてある。よって、組付状態においては、取付
金具31の支持部313と、絶縁体32の一端部321
側外周部とが、距離Lを隔てて配置される。
【0008】一方、支持部313により段付部32bを
確実に支持するために、支持部313と段付部32bと
の重なり代を大きくする必要があるので、上記距離Lが
微少(例えば0.4mm)となっている。ところで、ス
パークプラグ3の作動時には、取付金具31と中心電極
33との間に上記放電用高電圧がかかるため、取付金具
31の支持部313と、中心電極33との間にも放電用
高電圧がかかる。ここで、支持部313と、絶縁体32
の一端部321側外周部との間の、上記距離Lに相当す
る間隙Cには混合気が存在している。一方、混合気に含
まれる空気の誘電率を1とすると、絶縁材料の誘電率は
約9であるため、上記放電用高電圧は、上記間隙Cに主
に印加されることになる。しかも、上記距離L(つま
り、電界方向の距離)が微少であるため、上記空隙Cに
は非常に大きな電界が形成される。
確実に支持するために、支持部313と段付部32bと
の重なり代を大きくする必要があるので、上記距離Lが
微少(例えば0.4mm)となっている。ところで、ス
パークプラグ3の作動時には、取付金具31と中心電極
33との間に上記放電用高電圧がかかるため、取付金具
31の支持部313と、中心電極33との間にも放電用
高電圧がかかる。ここで、支持部313と、絶縁体32
の一端部321側外周部との間の、上記距離Lに相当す
る間隙Cには混合気が存在している。一方、混合気に含
まれる空気の誘電率を1とすると、絶縁材料の誘電率は
約9であるため、上記放電用高電圧は、上記間隙Cに主
に印加されることになる。しかも、上記距離L(つま
り、電界方向の距離)が微少であるため、上記空隙Cに
は非常に大きな電界が形成される。
【0009】さらに、混合気に含まれる空気は絶縁耐力
が非常に小さいものであるため、このような絶縁耐力の
小さな空気に、上記した非常に大きな電界が加わること
により、絶縁破壊が生じる。この結果、間隙C、およ
び、この間隙C近傍(換言すれば、取付金具31の支持
部313の近傍)の混合気において、コロナ放電が発生
する。なお、空気の絶縁耐力は、20℃のとき2〜3k
V/mmである。
が非常に小さいものであるため、このような絶縁耐力の
小さな空気に、上記した非常に大きな電界が加わること
により、絶縁破壊が生じる。この結果、間隙C、およ
び、この間隙C近傍(換言すれば、取付金具31の支持
部313の近傍)の混合気において、コロナ放電が発生
する。なお、空気の絶縁耐力は、20℃のとき2〜3k
V/mmである。
【0010】そして、中心電極33が陰極(負電圧)、
取付金具31が陽極(アース)であるため、絶縁体32
は、内周部側がプラス、外周部側がマイナスに分極して
いる。よって、絶縁体32の一端部321側外周部のう
ち、取付金具31の支持部313の近傍に位置する部位
に、上記コロナ放電のプラス電荷が引き寄せられて、蓄
積される。
取付金具31が陽極(アース)であるため、絶縁体32
は、内周部側がプラス、外周部側がマイナスに分極して
いる。よって、絶縁体32の一端部321側外周部のう
ち、取付金具31の支持部313の近傍に位置する部位
に、上記コロナ放電のプラス電荷が引き寄せられて、蓄
積される。
【0011】ここで、本発明者の検討によれば、上記距
離Lが場所によって異なっていたり、絶縁体32の外周
部に微少な凹凸が存在する、といった理由から、絶縁体
32の一端部321側外周部のうち、支持部313の近
傍に位置する部位においては、プラス電荷を引き寄せや
すい部位が局部的に存在することがわかっている。さら
に、絶縁体32が絶縁性であるため、上記引き寄せやす
い部位に一旦引き寄せられたプラス電荷は、この部位か
ら周囲へ移動することはなく、この部位に集中的に蓄積
される。
離Lが場所によって異なっていたり、絶縁体32の外周
部に微少な凹凸が存在する、といった理由から、絶縁体
32の一端部321側外周部のうち、支持部313の近
傍に位置する部位においては、プラス電荷を引き寄せや
すい部位が局部的に存在することがわかっている。さら
に、絶縁体32が絶縁性であるため、上記引き寄せやす
い部位に一旦引き寄せられたプラス電荷は、この部位か
ら周囲へ移動することはなく、この部位に集中的に蓄積
される。
【0012】そして、集中的に蓄積されたプラス電荷
は、中心電極33側の電位変化等の外的要因が加えられ
ることにより取付金具31へ流入する。このプラス電荷
の流入は所定時間毎に起こるのではなく、ランダムに起
こるため、絶縁体32の外周部において、上記引き寄せ
やすい部位に蓄積されるプラス電荷の量は大小さまざま
である。そして、上記引き寄せやすい部位に大量のプラ
ス電荷が蓄積したときに、この大量のプラス電荷が何ら
かの外的要因で取付金具31へ一気に流入することによ
り、上記スパイク状ノイズNが発生することがわかっ
た。
は、中心電極33側の電位変化等の外的要因が加えられ
ることにより取付金具31へ流入する。このプラス電荷
の流入は所定時間毎に起こるのではなく、ランダムに起
こるため、絶縁体32の外周部において、上記引き寄せ
やすい部位に蓄積されるプラス電荷の量は大小さまざま
である。そして、上記引き寄せやすい部位に大量のプラ
ス電荷が蓄積したときに、この大量のプラス電荷が何ら
かの外的要因で取付金具31へ一気に流入することによ
り、上記スパイク状ノイズNが発生することがわかっ
た。
【0013】そして、混合気が燃焼していないときにス
パイク状ノイズNが発生すると、検出装置により、スパ
イク状ノイズNを上記立ち上がり状態と誤検出すること
がある。なお、燃焼室R内の燃焼火炎にはイオンが豊富
に存在するので、エンジンの燃焼時においては、上記プ
ラス電荷が燃焼火炎に中和される(プラス電荷がマイナ
ス電荷と再結合される)とともに、絶縁体32の一端部
321側外周部のうち支持部313近傍に導電層を形成
し、電荷の消失が促進されることから、スパイク状ノイ
ズNが発生しにくい傾向にある。
パイク状ノイズNが発生すると、検出装置により、スパ
イク状ノイズNを上記立ち上がり状態と誤検出すること
がある。なお、燃焼室R内の燃焼火炎にはイオンが豊富
に存在するので、エンジンの燃焼時においては、上記プ
ラス電荷が燃焼火炎に中和される(プラス電荷がマイナ
ス電荷と再結合される)とともに、絶縁体32の一端部
321側外周部のうち支持部313近傍に導電層を形成
し、電荷の消失が促進されることから、スパイク状ノイ
ズNが発生しにくい傾向にある。
【0014】よって、混合気が燃焼していないときには
プラス電荷が上述のように中和されないので、スパイク
状ノイズNが特に発生しやすく、上記イオン電流検出手
段による誤検出が多発する傾向にある。本発明は上記問
題に鑑みてなされたもので、イオン電流検出装置の検出
波形にスパイク状ノイズが発生することを抑制できるス
パークプラグを提供することを目的とする。
プラス電荷が上述のように中和されないので、スパイク
状ノイズNが特に発生しやすく、上記イオン電流検出手
段による誤検出が多発する傾向にある。本発明は上記問
題に鑑みてなされたもので、イオン電流検出装置の検出
波形にスパイク状ノイズが発生することを抑制できるス
パークプラグを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者は、絶縁体(3
2)の外周部のうち、プラス電荷を引き寄せやすい部位
に引き寄せられたプラス電荷を、この部位の周囲へ分散
させることにより、大量のプラス電荷が一気に取付金具
(31)へ流入することを抑制して、上記目的を達成す
ることを見出した。
2)の外周部のうち、プラス電荷を引き寄せやすい部位
に引き寄せられたプラス電荷を、この部位の周囲へ分散
させることにより、大量のプラス電荷が一気に取付金具
(31)へ流入することを抑制して、上記目的を達成す
ることを見出した。
【0016】すなわち、取付金具(31)の内部に絶縁
体(32)を保持させ、絶縁体(32)の内部に中心電
極(33)を保持させ、中心電極(33)の一端部(3
31)と放電ギャップ(38)を隔てて対向するように
接地電極(35)を設け、絶縁体(32)のうち、中心
電極(33)の一端部(331)に対応する端部(32
1)側の外周部に設けた段付部(32b)を、取付金具
(31)の一端部(311)側に設けた支持部(31
3)にて支持するようにしたスパークプラグにおいて、
絶縁体(32)の上記端部(321)側外周部のうち、
支持部(313)の近傍に位置する所定部位(32
b)、(32c)に、導電材料からなる導電皮膜(3
9)を設けたことを特徴としている。
体(32)を保持させ、絶縁体(32)の内部に中心電
極(33)を保持させ、中心電極(33)の一端部(3
31)と放電ギャップ(38)を隔てて対向するように
接地電極(35)を設け、絶縁体(32)のうち、中心
電極(33)の一端部(331)に対応する端部(32
1)側の外周部に設けた段付部(32b)を、取付金具
(31)の一端部(311)側に設けた支持部(31
3)にて支持するようにしたスパークプラグにおいて、
絶縁体(32)の上記端部(321)側外周部のうち、
支持部(313)の近傍に位置する所定部位(32
b)、(32c)に、導電材料からなる導電皮膜(3
9)を設けたことを特徴としている。
【0017】このような導電皮膜(39)を有するスパ
ークプラグ(3)の作動時においては、支持部(31
3)の近傍の混合気においてコロナ放電が発生するが、
絶縁体(32)の上記所定部位(32b)、(32c)
に導電皮膜(39)が形成されているので、上記コロナ
放電のプラス電荷を、導電皮膜(39)の全体に分散さ
せることができる。よって、絶縁体(32)の外周部に
おいて、局部的に大量のプラス電荷が蓄積されることを
抑制できる。
ークプラグ(3)の作動時においては、支持部(31
3)の近傍の混合気においてコロナ放電が発生するが、
絶縁体(32)の上記所定部位(32b)、(32c)
に導電皮膜(39)が形成されているので、上記コロナ
放電のプラス電荷を、導電皮膜(39)の全体に分散さ
せることができる。よって、絶縁体(32)の外周部に
おいて、局部的に大量のプラス電荷が蓄積されることを
抑制できる。
【0018】この結果、大量のプラス電荷が取付金具
(31)へ一気に流入することを抑制できるので、イオ
ン電流検出装置(10)の検出波形にスパイク状ノイズ
(N)が発生することを抑制でき、上記した誤検出を抑
制できる。また、上記ギャップ(38)を経て放電する
度に、中心電極(33)と取付金具(31)との間の放
電電圧がほぼゼロとなり、このとき、プラス電荷が燃焼
室(R)内の混合気または空気に良好に中和されるので
あるが、本発明のように、プラス電荷を導電皮膜(3
9)の全体に分散させることにより、プラス電荷を効果
的に中和させることができる。よって、プラス電荷の蓄
積量自体を減らすことができるので、絶縁体(32)の
外周部において、局部的に大量のプラス電荷が蓄積され
ることをより抑制でき、大量のプラス電荷が取付金具
(31)へ一気に流入することをより抑制できる。
(31)へ一気に流入することを抑制できるので、イオ
ン電流検出装置(10)の検出波形にスパイク状ノイズ
(N)が発生することを抑制でき、上記した誤検出を抑
制できる。また、上記ギャップ(38)を経て放電する
度に、中心電極(33)と取付金具(31)との間の放
電電圧がほぼゼロとなり、このとき、プラス電荷が燃焼
室(R)内の混合気または空気に良好に中和されるので
あるが、本発明のように、プラス電荷を導電皮膜(3
9)の全体に分散させることにより、プラス電荷を効果
的に中和させることができる。よって、プラス電荷の蓄
積量自体を減らすことができるので、絶縁体(32)の
外周部において、局部的に大量のプラス電荷が蓄積され
ることをより抑制でき、大量のプラス電荷が取付金具
(31)へ一気に流入することをより抑制できる。
【0019】ここで、導電皮膜(39)の抵抗値が非常
に小さい(ほとんどゼロである)と、導電皮膜(39)
のうち空気と接触する端部(391)の近傍に電界が集
中してコロナ放電が発生する恐れがあり、これにより、
従来技術と同様にスパイク状ノイズ(N)が発生する恐
れがある。これに対して、導電皮膜(39)について、
膜厚を20μmとしたときの1平方ミリ当たりの抵抗値
(以下、抵抗値と略す)を105 Ω以上とするとよい。
これは、上記抵抗値が105 Ω以上である場合、上記空
気と接触する端部(391)の近傍における電界集中を
良好に緩和でき、この端部(391)の近傍におけるコ
ロナ放電の発生を良好に抑制できることが、本発明者の
経験、検討によりわかっているためである。
に小さい(ほとんどゼロである)と、導電皮膜(39)
のうち空気と接触する端部(391)の近傍に電界が集
中してコロナ放電が発生する恐れがあり、これにより、
従来技術と同様にスパイク状ノイズ(N)が発生する恐
れがある。これに対して、導電皮膜(39)について、
膜厚を20μmとしたときの1平方ミリ当たりの抵抗値
(以下、抵抗値と略す)を105 Ω以上とするとよい。
これは、上記抵抗値が105 Ω以上である場合、上記空
気と接触する端部(391)の近傍における電界集中を
良好に緩和でき、この端部(391)の近傍におけるコ
ロナ放電の発生を良好に抑制できることが、本発明者の
経験、検討によりわかっているためである。
【0020】また、導電皮膜(39)の抵抗値が非常に
大きい(例えば1010Ω以上)と、導電皮膜(39)が
絶縁体(32)と同じはたらきをして、導電皮膜(3
9)の外周部に局部的にプラス電荷が蓄積される恐れが
あり、これにより、従来技術と同様にスパイク状ノイズ
(N)が発生する恐れがある。これに対して、導電皮膜
(39)の抵抗値を1010Ω以下とするとよい。これ
は、上記抵抗値が1010Ω以下である場合、導電皮膜
(39)の外周部におけるプラス電荷の局部的な蓄積を
良好に抑制できることが、本発明者の経験、検討により
わかっているためである。
大きい(例えば1010Ω以上)と、導電皮膜(39)が
絶縁体(32)と同じはたらきをして、導電皮膜(3
9)の外周部に局部的にプラス電荷が蓄積される恐れが
あり、これにより、従来技術と同様にスパイク状ノイズ
(N)が発生する恐れがある。これに対して、導電皮膜
(39)の抵抗値を1010Ω以下とするとよい。これ
は、上記抵抗値が1010Ω以下である場合、導電皮膜
(39)の外周部におけるプラス電荷の局部的な蓄積を
良好に抑制できることが、本発明者の経験、検討により
わかっているためである。
【0021】また、上記空気と接触する端部(391)
の近傍における電界集中をより良好に抑制するために
は、導電皮膜(39)の抵抗値を10 6Ω以上とすると
よい。また、導電皮膜(39)の外周部における局部的
なプラス電荷の蓄積をより良好に抑制するためには、導
電皮膜(39)の抵抗値を10 9Ω以下とするとよい。
また、導電皮膜(39)と取付金具(31)とを電気的
に接続させてもよい。これにより、スパークプラグ
(3)の作動時において、導電皮膜(39)全体に分散
されたプラス電荷を、取付金具(31)側へ常に少量づ
つ放出できる。よって、絶縁体(32)の外周部におい
て、局部的に大量のプラス電荷が蓄積されることをより
一層抑制でき、大量のプラス電荷が取付金具(31)へ
一気に流入することをより一層抑制できる。なお、プラ
ス電荷は取付金具(31)側へ少量づつ放出されるた
め、この放出されたプラス電荷によるノイズの発生は無
視できる。
の近傍における電界集中をより良好に抑制するために
は、導電皮膜(39)の抵抗値を10 6Ω以上とすると
よい。また、導電皮膜(39)の外周部における局部的
なプラス電荷の蓄積をより良好に抑制するためには、導
電皮膜(39)の抵抗値を10 9Ω以下とするとよい。
また、導電皮膜(39)と取付金具(31)とを電気的
に接続させてもよい。これにより、スパークプラグ
(3)の作動時において、導電皮膜(39)全体に分散
されたプラス電荷を、取付金具(31)側へ常に少量づ
つ放出できる。よって、絶縁体(32)の外周部におい
て、局部的に大量のプラス電荷が蓄積されることをより
一層抑制でき、大量のプラス電荷が取付金具(31)へ
一気に流入することをより一層抑制できる。なお、プラ
ス電荷は取付金具(31)側へ少量づつ放出されるた
め、この放出されたプラス電荷によるノイズの発生は無
視できる。
【0022】また、絶縁体(32)の上記端部(32
1)側外周部の全周にわたって導電皮膜(39)を設け
てもよい。これにより、絶縁体(32)の上記端部(3
21)側外周部の全周に、プラス電荷を分散させること
ができる。また、導電材料およびガラス系絶縁材料によ
り、導電皮膜(39)を構成してもよい。これによれ
ば、ガラス系絶縁材料が、様々な外的要素から導電材料
を保護する。なお、外的要素とは、例えば、酸化雰囲気
(コロナ放電の発生による)や、熱(例えば燃焼ガスか
らの放熱等)や、燃焼ガスのデポジット等が挙げられ
る。
1)側外周部の全周にわたって導電皮膜(39)を設け
てもよい。これにより、絶縁体(32)の上記端部(3
21)側外周部の全周に、プラス電荷を分散させること
ができる。また、導電材料およびガラス系絶縁材料によ
り、導電皮膜(39)を構成してもよい。これによれ
ば、ガラス系絶縁材料が、様々な外的要素から導電材料
を保護する。なお、外的要素とは、例えば、酸化雰囲気
(コロナ放電の発生による)や、熱(例えば燃焼ガスか
らの放熱等)や、燃焼ガスのデポジット等が挙げられ
る。
【0023】そして、上記したスパークプラグ(3)
と、このスパークプラグ(3)に高電圧を供給する電圧
供給源(1、2、8)と、スパークプラグ(3)の放電
ギャップ(38)に流れるイオン電流を検出するイオン
電流検出手段(4、6、7)とを備えるイオン電流検出
装置では、ノイズ(N)の発生が抑制されているため、
上記した誤検出を抑制できる。
と、このスパークプラグ(3)に高電圧を供給する電圧
供給源(1、2、8)と、スパークプラグ(3)の放電
ギャップ(38)に流れるイオン電流を検出するイオン
電流検出手段(4、6、7)とを備えるイオン電流検出
装置では、ノイズ(N)の発生が抑制されているため、
上記した誤検出を抑制できる。
【0024】また、上記所定部位(32b)、(32
c)に導電材料(390)を塗布した後、導電材料(3
90)の表面にガラス系絶縁材料(3200)を塗布
し、その後、導電材料(390)およびガラス系絶縁材
料(3200)を焼成することにより、上記導電皮膜
(39)を形成できる。
c)に導電材料(390)を塗布した後、導電材料(3
90)の表面にガラス系絶縁材料(3200)を塗布
し、その後、導電材料(390)およびガラス系絶縁材
料(3200)を焼成することにより、上記導電皮膜
(39)を形成できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。 (第1の実施形態)本実施形態のスパークプラグの構造
について、図1および図2に基づいて説明する。なお、
本実施形態のスパークプラグの構造は、従来技術のスパ
ークプラグにおいて、導電皮膜39を追加しただけであ
るため、この導電皮膜39の具体的説明、および、スパ
ークプラグ3の説明補充を以下に行なう。
について説明する。 (第1の実施形態)本実施形態のスパークプラグの構造
について、図1および図2に基づいて説明する。なお、
本実施形態のスパークプラグの構造は、従来技術のスパ
ークプラグにおいて、導電皮膜39を追加しただけであ
るため、この導電皮膜39の具体的説明、および、スパ
ークプラグ3の説明補充を以下に行なう。
【0026】まず、取付金具31の外周部にはネジ山3
1aが形成されており、内燃機関の燃焼室Rを形成する
エンジンブロック100にはネジ孔100aが形成され
ている。そして、取付金具31のネジ山31aと、エン
ジンブロック100のネジ孔100aとをネジ結合する
ことにより、エンジンブロック100にスパークプラグ
3が脱着可能に装着される。
1aが形成されており、内燃機関の燃焼室Rを形成する
エンジンブロック100にはネジ孔100aが形成され
ている。そして、取付金具31のネジ山31aと、エン
ジンブロック100のネジ孔100aとをネジ結合する
ことにより、エンジンブロック100にスパークプラグ
3が脱着可能に装着される。
【0027】そして、絶縁体32の一端部321、他端
部322が、取付金具31の一端部311、他端部31
2から露出するように、取付金具31の内部に絶縁体3
2が固定されている。また、中心電極33の一端部33
1が絶縁体32の一端部321から露出するように、絶
縁体32の内部に中心電極33が固定されている。な
お、絶縁体32の小径部324は、一端部321に向か
うにつれて徐々に小径となるように形成されている。こ
れにより、ガスボリュームGを広くでき、スパークプラ
グ3の耐熱性を向上できるとともに、絶縁体32の一端
部321と、取付金具31の一端部311との間の距離
を長くでき、いわゆる横飛びを抑制できる。
部322が、取付金具31の一端部311、他端部31
2から露出するように、取付金具31の内部に絶縁体3
2が固定されている。また、中心電極33の一端部33
1が絶縁体32の一端部321から露出するように、絶
縁体32の内部に中心電極33が固定されている。な
お、絶縁体32の小径部324は、一端部321に向か
うにつれて徐々に小径となるように形成されている。こ
れにより、ガスボリュームGを広くでき、スパークプラ
グ3の耐熱性を向上できるとともに、絶縁体32の一端
部321と、取付金具31の一端部311との間の距離
を長くでき、いわゆる横飛びを抑制できる。
【0028】そして、段付部32b近傍の小径部324
の外径を例えば6.9mm、段付部32bの径方向(図
1、2中左右方向)の寸法を例えば1.1mmとしてい
る。また、取付金具31の支持部313と、小径部32
4との間の径方向の距離(最小距離)Lを例えば0.7
mmとし、段付部32bと支持部313との重なり代を
例えば0.4mmとしている。取付金具313の断面形
状は略台形状であり、この支持部313の軸方向(図
1、2中上下方向)の最大寸法を例えば2.0mmとし
ている。
の外径を例えば6.9mm、段付部32bの径方向(図
1、2中左右方向)の寸法を例えば1.1mmとしてい
る。また、取付金具31の支持部313と、小径部32
4との間の径方向の距離(最小距離)Lを例えば0.7
mmとし、段付部32bと支持部313との重なり代を
例えば0.4mmとしている。取付金具313の断面形
状は略台形状であり、この支持部313の軸方向(図
1、2中上下方向)の最大寸法を例えば2.0mmとし
ている。
【0029】また、絶縁体32の段付部32bと取付金
具31の支持部313との間は、耐熱性に優れた材料、
例えば鉄や銅からなるパッキン37にてシールされてい
る。つまり、支持部313は、パッキン37を介して段
付部32bを支持している。また、絶縁体32の段付部
32aと取付金具31の支持部314との間は、耐熱性
に優れた材料、例えば鉄や銅からなるパッキン36にて
シールされている。つまり、支持部314は、パッキン
36を介して段付部32aを支持している。
具31の支持部313との間は、耐熱性に優れた材料、
例えば鉄や銅からなるパッキン37にてシールされてい
る。つまり、支持部313は、パッキン37を介して段
付部32bを支持している。また、絶縁体32の段付部
32aと取付金具31の支持部314との間は、耐熱性
に優れた材料、例えば鉄や銅からなるパッキン36にて
シールされている。つまり、支持部314は、パッキン
36を介して段付部32aを支持している。
【0030】なお、段付部32bにパッキン37を配置
してから、絶縁体32を取付金具31の他端部312側
から取付金具31の内部へ挿入し、その後、段付部32
aにパッキン36を配置してから、取付金具31の他端
部312側を内方へ曲げるようにかしめることにより、
パッキン36、37が、段付部32a、32bと支持部
314、313との間で押圧されて変形する。この結
果、パッキン36、37が、段付部32a、32bおよ
び支持部314、313に密接した状態となる。
してから、絶縁体32を取付金具31の他端部312側
から取付金具31の内部へ挿入し、その後、段付部32
aにパッキン36を配置してから、取付金具31の他端
部312側を内方へ曲げるようにかしめることにより、
パッキン36、37が、段付部32a、32bと支持部
314、313との間で押圧されて変形する。この結
果、パッキン36、37が、段付部32a、32bおよ
び支持部314、313に密接した状態となる。
【0031】そして、絶縁体32の外周部のうち、支持
部313の近傍に位置する所定部位に、絶縁体32の外
周部の全周にわたって導電皮膜39が形成されている。
本実施形態では、絶縁体32の段付部32bの全周と、
絶縁体32の外周部のうち、段付部32bから空隙C側
(図1中下方、絶縁体32の一端部321側)に所定寸
法だけ延びる延部32c(つまり、小径部324の一
部)の全周とが、上記所定部位に含まれる。本実施形態
の延部32cは、小径部324のうち支持部313に対
向する部位のことである。
部313の近傍に位置する所定部位に、絶縁体32の外
周部の全周にわたって導電皮膜39が形成されている。
本実施形態では、絶縁体32の段付部32bの全周と、
絶縁体32の外周部のうち、段付部32bから空隙C側
(図1中下方、絶縁体32の一端部321側)に所定寸
法だけ延びる延部32c(つまり、小径部324の一
部)の全周とが、上記所定部位に含まれる。本実施形態
の延部32cは、小径部324のうち支持部313に対
向する部位のことである。
【0032】そして、導電皮膜39は、段付部32bに
形成される第1部位39aと、延部32cに形成される
第2部位39bとからなり、第1部位39aが、全周に
わたってパッキン37を介して取付金具31と電気的に
接続されている。導電皮膜39は、膜厚を20μmとし
たときの1平方ミリ当たりの抵抗値が例えば108 Ωで
あり、5wt%のRuO2 (ルテニウム酸化物、導電材
料)と、85wt%のホウケイ酸鉛ガラス(ガラス系絶
縁材料)と、10wt%の助剤および添加剤とが混ざり
あった材料からなる。
形成される第1部位39aと、延部32cに形成される
第2部位39bとからなり、第1部位39aが、全周に
わたってパッキン37を介して取付金具31と電気的に
接続されている。導電皮膜39は、膜厚を20μmとし
たときの1平方ミリ当たりの抵抗値が例えば108 Ωで
あり、5wt%のRuO2 (ルテニウム酸化物、導電材
料)と、85wt%のホウケイ酸鉛ガラス(ガラス系絶
縁材料)と、10wt%の助剤および添加剤とが混ざり
あった材料からなる。
【0033】なお、RuO2 は、後述する焼成時の焼成
温度に対する耐熱性を有するものであり、RuO2 の他
に、パイロクロア型結晶構造をもつ材料(例えばBi2
Ru 2 O7 )等が挙げられる。ガラス系絶縁材料として
は、ホウケイ酸鉛ガラスの他に、ホウケイ酸ガラス等が
挙げられる。導電皮膜39の膜厚は、あまり薄いと、上
記したプラス電荷を分散させる効果が良好に得られず、
あまり厚いと製造性が悪いため、10〜60μmとする
のがよく、本実施形態では20μmとしている。
温度に対する耐熱性を有するものであり、RuO2 の他
に、パイロクロア型結晶構造をもつ材料(例えばBi2
Ru 2 O7 )等が挙げられる。ガラス系絶縁材料として
は、ホウケイ酸鉛ガラスの他に、ホウケイ酸ガラス等が
挙げられる。導電皮膜39の膜厚は、あまり薄いと、上
記したプラス電荷を分散させる効果が良好に得られず、
あまり厚いと製造性が悪いため、10〜60μmとする
のがよく、本実施形態では20μmとしている。
【0034】そして、導電皮膜39を構成する材料が上
記した割合となるように、RuO2粉末と、ホウケイ酸
鉛ガラスと、助剤、添加剤、溶剤とを所定の割合で混合
して導電ペーストを形成し、この導電ペーストを絶縁体
32の段付部32bおよび延部32cの全周に塗布した
後、焼成温度(例えば800℃)に設定された炉内に所
定時間(例えば20分)配置することにより、導電材料
を焼成焼付けする。これにより、導電皮膜39が形成さ
れる。
記した割合となるように、RuO2粉末と、ホウケイ酸
鉛ガラスと、助剤、添加剤、溶剤とを所定の割合で混合
して導電ペーストを形成し、この導電ペーストを絶縁体
32の段付部32bおよび延部32cの全周に塗布した
後、焼成温度(例えば800℃)に設定された炉内に所
定時間(例えば20分)配置することにより、導電材料
を焼成焼付けする。これにより、導電皮膜39が形成さ
れる。
【0035】なお、パイロクロア型結晶構造をもつ材料
を含む導電皮膜39を形成する場合も、上述した方法と
同様である。次に、本発明のスパークプラグ3を適用し
たイオン電流検出装置10について、図3に基づいて説
明する。まず、イオン電流検出装置10は点火コイル1
を備えており、この点火コイル1は一次巻線11および
二次巻線12を備えている。一次巻線11には、パワー
トランジスタ2および車載電源8が直列に接続されてお
り、パワートランジスタ2により、一次巻線11に発生
する一次電流を断続するものである。そして、スパーク
プラグ3は、二次巻線12に直列に接続され、放電用高
電圧が印加されることにより、内燃機関の燃焼室R(図
1参照)の混合気を着火する。
を含む導電皮膜39を形成する場合も、上述した方法と
同様である。次に、本発明のスパークプラグ3を適用し
たイオン電流検出装置10について、図3に基づいて説
明する。まず、イオン電流検出装置10は点火コイル1
を備えており、この点火コイル1は一次巻線11および
二次巻線12を備えている。一次巻線11には、パワー
トランジスタ2および車載電源8が直列に接続されてお
り、パワートランジスタ2により、一次巻線11に発生
する一次電流を断続するものである。そして、スパーク
プラグ3は、二次巻線12に直列に接続され、放電用高
電圧が印加されることにより、内燃機関の燃焼室R(図
1参照)の混合気を着火する。
【0036】また、二次巻線12の正極側にはコンデン
サ4が接続され、このコンデンサ4とアースとの間に
は、イオン電流を電圧に変換する抵抗7が接続されてい
る。この抵抗7に発生する電圧は、コンピュータ6によ
り検出されるようになっている。このコンピュータ6に
より検出される電圧(イオン電流)により、燃焼室Rに
おける混合気の燃焼状態を検出できる。
サ4が接続され、このコンデンサ4とアースとの間に
は、イオン電流を電圧に変換する抵抗7が接続されてい
る。この抵抗7に発生する電圧は、コンピュータ6によ
り検出されるようになっている。このコンピュータ6に
より検出される電圧(イオン電流)により、燃焼室Rに
おける混合気の燃焼状態を検出できる。
【0037】そして、上記燃焼状態に応じて、コンピュ
ータ6により、燃料噴射量や点火時期を制御して、最適
な燃焼状態を保持するようにしている。また、抵抗7お
よびコンデンサ4に並列的に、定電圧ダイオード5が接
続されている。この定電圧ダイオード5により、コンデ
ンサ4の充電電圧を任意に設定できる。なお、点火コイ
ル1、パワートランジスタ2および車載電源8により、
電圧供給手段を構成し、コンデンサ4、コンピュータ6
および抵抗7により、イオン電流検出手段を構成してい
る。
ータ6により、燃料噴射量や点火時期を制御して、最適
な燃焼状態を保持するようにしている。また、抵抗7お
よびコンデンサ4に並列的に、定電圧ダイオード5が接
続されている。この定電圧ダイオード5により、コンデ
ンサ4の充電電圧を任意に設定できる。なお、点火コイ
ル1、パワートランジスタ2および車載電源8により、
電圧供給手段を構成し、コンデンサ4、コンピュータ6
および抵抗7により、イオン電流検出手段を構成してい
る。
【0038】そして、イオン電流検出装置10は、内燃
機関の点火時期には、二次巻線12に負極性の放電用高
電圧(約−10kV〜−35kV)が生じ、図3中実線
矢印で示す経路に放電電流が流れ、スパークプラグ3の
放電ギャップ38間に放電を生じる。また、この放電電
流によってコンデンサ4が充電される。このとき、混合
気の燃焼に伴ってイオンが発生する。ここで、コンデン
サ4が充電されているため、中心電極33と接地電極3
5(つまりは、取付金具31)との間に電圧が印加さ
れ、図3中点線矢印で示す経路にイオン電流が流れる。
そして、このイオン電流により抵抗7に発生する電圧を
検出することにより、混合気の燃焼を確認できる。
機関の点火時期には、二次巻線12に負極性の放電用高
電圧(約−10kV〜−35kV)が生じ、図3中実線
矢印で示す経路に放電電流が流れ、スパークプラグ3の
放電ギャップ38間に放電を生じる。また、この放電電
流によってコンデンサ4が充電される。このとき、混合
気の燃焼に伴ってイオンが発生する。ここで、コンデン
サ4が充電されているため、中心電極33と接地電極3
5(つまりは、取付金具31)との間に電圧が印加さ
れ、図3中点線矢印で示す経路にイオン電流が流れる。
そして、このイオン電流により抵抗7に発生する電圧を
検出することにより、混合気の燃焼を確認できる。
【0039】(第2の実施形態)本実施形態は、図4に
示すように、導電皮膜39を取付金具31に電気的に接
続させていないものである。すなわち、絶縁体32の一
端部321側外周部のうち、段付部32bが形成される
部位には導電皮膜39を形成しておらず、この段付部3
2bよりも一端部321側に形成してある。
示すように、導電皮膜39を取付金具31に電気的に接
続させていないものである。すなわち、絶縁体32の一
端部321側外周部のうち、段付部32bが形成される
部位には導電皮膜39を形成しておらず、この段付部3
2bよりも一端部321側に形成してある。
【0040】(第3の実施形態)本実施形態は、図5
(b)に示すように、導電ペースト390を絶縁体32
の段付部32bおよび延部32cの全周に塗布してか
ら、導電ペースト390の全表面を覆うように、ガラス
系絶縁材料を含むガラス系絶縁ペースト3200を塗布
している。なお、導電ペースト390のうち、延部32
c側の端部3901も確実にガラス系絶縁ペースト32
00にて覆われている。
(b)に示すように、導電ペースト390を絶縁体32
の段付部32bおよび延部32cの全周に塗布してか
ら、導電ペースト390の全表面を覆うように、ガラス
系絶縁材料を含むガラス系絶縁ペースト3200を塗布
している。なお、導電ペースト390のうち、延部32
c側の端部3901も確実にガラス系絶縁ペースト32
00にて覆われている。
【0041】導電ペースト390は、上記第1の実施形
態と同じものであり、ガラス系絶縁ペースト3200と
しては、ホウケイ酸鉛ガラスの粉末(ガラス系絶縁材
料、SiO2 が例えば45wt%、PbOが例えば30
wt%、B2 O3 が例えば20wt%、添加剤が例えば
5wt%の割合からなる)を所定粘度となるように水に
溶かしたものである。
態と同じものであり、ガラス系絶縁ペースト3200と
しては、ホウケイ酸鉛ガラスの粉末(ガラス系絶縁材
料、SiO2 が例えば45wt%、PbOが例えば30
wt%、B2 O3 が例えば20wt%、添加剤が例えば
5wt%の割合からなる)を所定粘度となるように水に
溶かしたものである。
【0042】そして、導電ペースト390およびガラス
系絶縁ペースト3200が塗布された絶縁体32を、上
記炉内に所定時間配置することにより、導電材料および
ガラス系材料を焼成する。これにより、図5(a)に示
すように、ガラス系絶縁材料と導電材料が混ざりあった
導電皮膜39が形成される。本実施形態の導電皮膜39
の抵抗は例えば106 Ωである。
系絶縁ペースト3200が塗布された絶縁体32を、上
記炉内に所定時間配置することにより、導電材料および
ガラス系材料を焼成する。これにより、図5(a)に示
すように、ガラス系絶縁材料と導電材料が混ざりあった
導電皮膜39が形成される。本実施形態の導電皮膜39
の抵抗は例えば106 Ωである。
【0043】ここで、導電ペースト390の端部390
1をガラス系絶縁ペースト3200にて覆った状態で焼
成しているので、導電皮膜39のうち、延部32c側の
(つまり、混合気(空気)と接触する)端部391で
は、導電皮膜39の中央部に比べて導電材料の混合割合
が小さく、抵抗が大きくなる。よって、導電皮膜39の
端部391における電界の集中を良好に抑制できる。
1をガラス系絶縁ペースト3200にて覆った状態で焼
成しているので、導電皮膜39のうち、延部32c側の
(つまり、混合気(空気)と接触する)端部391で
は、導電皮膜39の中央部に比べて導電材料の混合割合
が小さく、抵抗が大きくなる。よって、導電皮膜39の
端部391における電界の集中を良好に抑制できる。
【0044】(他の実施形態)まず、上記第1、第3の
実施形態では、段付部32bおよび延部32cに導電皮
膜39を形成していたが、延部32cのみに導電皮膜3
9を形成してもよい。また、上記実施形態では、上記延
部32cを、支持部313に対向する部位のみとしてい
たが、延部32cを、支持部313に対向する部位、お
よび、この部位からさらに絶縁体32の一端部321側
まで延びる部位としてもよい。
実施形態では、段付部32bおよび延部32cに導電皮
膜39を形成していたが、延部32cのみに導電皮膜3
9を形成してもよい。また、上記実施形態では、上記延
部32cを、支持部313に対向する部位のみとしてい
たが、延部32cを、支持部313に対向する部位、お
よび、この部位からさらに絶縁体32の一端部321側
まで延びる部位としてもよい。
【0045】また、上記実施形態では、パッキン36、
37にてシールしていたが、このパッキン36、37を
廃止してもよい。また、上記実施形態では、支持部31
3の断面形状は略台形状であったが、支持部313の断
面形状を略三角状としてもよい。これによれば、支持部
313と小径部324との間の間隙Cを広くできるの
で、間隙Cにおける電界の集中が緩和され、コロナ放電
の発生を緩和できる。
37にてシールしていたが、このパッキン36、37を
廃止してもよい。また、上記実施形態では、支持部31
3の断面形状は略台形状であったが、支持部313の断
面形状を略三角状としてもよい。これによれば、支持部
313と小径部324との間の間隙Cを広くできるの
で、間隙Cにおける電界の集中が緩和され、コロナ放電
の発生を緩和できる。
【0046】また、上記実施形態では、支持部313、
314や、段付部32b、32aが角ばった形状に形成
されていたが、支持部313、314や段付部32b、
32aを、丸みを帯びた形状としてもよく、これによ
り、上記間隙Cにおける電界の集中を緩和できる。
314や、段付部32b、32aが角ばった形状に形成
されていたが、支持部313、314や段付部32b、
32aを、丸みを帯びた形状としてもよく、これによ
り、上記間隙Cにおける電界の集中を緩和できる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係わるスパークプラ
グの半断面図である。
グの半断面図である。
【図2】第1の実施形態に係わるスパークプラグの要部
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図3】本発明のイオン電流検出装置の回路図である。
【図4】第2の実施形態に係わるスパークプラグの要部
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図5】(a)は第3の実施形態に係わるスパークプラ
グの要部拡大断面図、(b)は、導電皮膜およびガラス
系絶縁皮膜の形成過程における、第3の実施形態に係わ
るスパークプラグの要部拡大断面図である。
グの要部拡大断面図、(b)は、導電皮膜およびガラス
系絶縁皮膜の形成過程における、第3の実施形態に係わ
るスパークプラグの要部拡大断面図である。
【図6】従来技術に係わるスパークプラグの半断面図で
ある。
ある。
【図7】従来技術に係わるイオン電流の検出波形を示す
グラフである。
グラフである。
【符号の説明】 31…取付金具、311、312…取付金具の一端部、
他端部、313…支持部、32…絶縁体、321、32
2…絶縁体の一端部、他端部、32b…段付部、32c
…延部、39…導電皮膜、33…中心電極、331、3
32…中心電極の一端部、他端部、35…接地電極、3
8…放電ギャップ。
他端部、313…支持部、32…絶縁体、321、32
2…絶縁体の一端部、他端部、32b…段付部、32c
…延部、39…導電皮膜、33…中心電極、331、3
32…中心電極の一端部、他端部、35…接地電極、3
8…放電ギャップ。
Claims (8)
- 【請求項1】 筒状の取付金具(31)と、 前記取付金具(31)の内部に保持される筒状の絶縁体
(32)と、 前記絶縁体(32)の内部に保持される中心電極(3
3)と、 前記中心電極(33)の一端部(331)と放電ギャッ
プ(38)を隔てて対向する接地電極(35)を具備
し、 前記絶縁体(32)のうち、前記中心電極(33)の一
端部(331)に対応する端部(321)側の外周部に
段付部(32b)が設けられており、 前記取付金具(31)に、前記段付部(32b)を支持
する支持部(313)が設けられているスパークプラグ
において、 前記絶縁体(32)の前記端部(321)側外周部のう
ち、前記支持部(313)の近傍に位置する所定部位
(32b)、(32c)に、導電皮膜(39)が設けら
れていることを特徴とするスパークプラグ。 - 【請求項2】 前記導電皮膜(39)は、膜厚を20μ
mとしたときの1平方ミリ当たりの抵抗値が105 〜1
010Ωであることを特徴とする請求項1に記載のスパー
クプラグ。 - 【請求項3】 前記導電皮膜(39)は、前記抵抗値が
10 6〜10 9Ωであることを特徴とする請求項1に記
載のスパークプラグ。 - 【請求項4】 前記導電皮膜(39)は、前記取付金具
(31)と電気的に接続されていることを特徴とする請
求項1ないし3のいずれか1つに記載のスパークプラ
グ。 - 【請求項5】 前記導電皮膜(39)は、前記絶縁体
(32)の前記端部(321)側外周部の全周にわたっ
て設けられていることを特徴とする請求項1ないし4の
いずれか1つに記載のスパークプラグ。 - 【請求項6】 前記導電皮膜(39)は、導電材料およ
びガラス系絶縁材料を包含する材料から構成されている
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記
載のスパークプラグ。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1つに記載
のスパークプラグ(3)と、 前記スパークプラグ(3)に高電圧を供給する電圧供給
源(1、2、8)と、 前記スパークプラグ(3)の前記放電ギャップ(38)
に流れるイオン電流を検出するイオン電流検出手段
(4、6、7)とを備えていることを特徴とするイオン
電流検出装置。 - 【請求項8】 請求項1ないし6のいずれか1つに記載
のスパークプラグ(3)に前記導電皮膜(39)を形成
する皮膜形成方法であって、 前記所定部位(32b)、(32c)に導電材料(39
0)を塗布する導電材料塗布行程と、 前記導電材料塗布行程の後、前記導電材料(390)の
表面に、ガラス系絶縁材料(3200)を塗布するガラ
ス系絶縁材料塗布行程と、 前記両塗布行程の後、前記導電材料(390)および前
記ガラス系絶縁材料(3200)を焼成して導電皮膜
(39)とする焼成行程とを包含することを特徴とする
スパークプラグの皮膜形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3005198A JPH11111425A (ja) | 1997-08-06 | 1998-02-12 | スパークプラグおよびスパークプラグの皮膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21194997 | 1997-08-06 | ||
| JP9-211949 | 1997-08-06 | ||
| JP3005198A JPH11111425A (ja) | 1997-08-06 | 1998-02-12 | スパークプラグおよびスパークプラグの皮膜形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11111425A true JPH11111425A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=26368317
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3005198A Pending JPH11111425A (ja) | 1997-08-06 | 1998-02-12 | スパークプラグおよびスパークプラグの皮膜形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11111425A (ja) |
-
1998
- 1998-02-12 JP JP3005198A patent/JPH11111425A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040511 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050804 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050817 |
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| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20051213 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |