JPH11111438A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JPH11111438A
JPH11111438A JP9275472A JP27547297A JPH11111438A JP H11111438 A JPH11111438 A JP H11111438A JP 9275472 A JP9275472 A JP 9275472A JP 27547297 A JP27547297 A JP 27547297A JP H11111438 A JPH11111438 A JP H11111438A
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suppression
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Yuji Fujii
裕二 藤井
Kenji Hattori
憲二 服部
Yoshihiro Yamashita
佳洋 山下
Akihisa Nakano
昭久 仲野
Kouji Noda
効司 野田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘導加熱に適している負荷を有効確実に加熱
すること。 【解決手段】 負荷14に対応した、入力検知手段17
の出力に対する電圧検知手段18の出力に応じて、誘導
加熱に適するか否かを入力抑制手段19が判断し、この
判断に応じてインバータ回路の入力を抑制し、更に入力
抑制手段19はインバータ回路の入力抑制状態を2種以
上具備するので、無負荷、ナイフ等の小物負荷あるいは
誘導加熱に適さない鍋では誘導加熱を停止し、加熱に適
するにも関わらず何らかの原因により誘導加熱に不適正
と判断しうる負荷14に対しては所定の入力で誘導加熱
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は誘導加熱調理器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、誘導加熱調理器はその加熱応答性
の良さを生かして、負荷となる鍋等の近傍に温度検出素
子等を載置し、鍋等の温度を検出して火力の調節を行う
ことで、きめ細かな調理を実現すると共に、炎を用いな
いことから、室内の空気を汚すことも少ないので安全か
つ清潔であるという特性が注目され、その需要が急速に
伸びてきている。
【0003】従来の誘導加熱調理器は、インバータ回路
の入力電流に対する、スイッチング手段の両端電圧等の
電圧値あるいは加熱コイルやスイッチング手段に流れる
電流値に応じて、負荷特性を検知することにより、無負
荷状態や、ナイフ・スプーン・包丁等の加熱してはいけ
ない負荷、アルミ鍋等の誘導加熱に適さない負荷が加熱
されようとしていることを検知し、インバータ回路への
入力を制限して、これらの不適正負荷が加熱されないよ
うにしている。この時のインバータ回路への入力制限
は、加熱を開始して、制御回路がスイッチング手段のオ
ン時間を徐々に増加させ、これに伴ってインバータ回路
の入力も徐々に増加させる過程において、不適正負荷と
検知すると直ちに加熱を一時停止し、所定の時間後に再
び加熱を開始するもので、これが所定の時間連続すると
加熱動作を停止し、所定の時間内に適正負荷を加熱しよ
うとすれば、不適正鍋検知状態を解除して通常の加熱を
開始するというものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の誘導加熱調理器では、いかなる条件においても、不
適正負荷の条件を満たすと上記のように所定の時間後に
加熱を停止してしまう。低入力時には適正負荷と判断さ
れる特性を有しているが、入力が増加すると不適正負荷
と判断される特性になるような負荷を加熱する場合や、
高低どの入力でも適正負荷の特性を有する負荷を加熱し
ている際に負荷と加熱コイルの磁気結合が小さくなるよ
うな、例えば負荷と加熱コイルとの距離が増加したり、
負荷が加熱コイルの中心より大きくずれた場合には、結
局は不適正負荷と判断されて、不適性負荷表示すると共
に所定の時間後に加熱停止してしまい使用者にとっては
使い勝手が悪いという不具合点を有していた。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、イン
バータ回路への入力に対する、インバータ回路の出力電
圧あるいはインバータ回路に流れる電流に応じて、不適
正負荷を検知し、インバータ回路の入力抑制を2種以上
設けることにより、インバータ回路の入力抑制を使い分
けることによって、誘導加熱に適しているにも関わら
ず、不適正負荷と検知される負荷にも誘導加熱を行いあ
る程度の入力を与え、調理ができないという不具合が生
じる可能性を低減し、より使い勝手の良い誘導加熱調理
器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、インバータ回路の動作を制御する制御回路
と、インバータ回路の入力を検知する入力検知手段と、
インバータ回路に発生する高周波電圧を検知する電圧検
知手段とを有するので、負荷に応じたインバータ回路の
動作状態を検知することができる。また、この負荷に応
じたインバータ回路の動作状態である入力検知手段の出
力に対する電圧検知手段の出力に応じて、誘導加熱に適
するか否かを入力抑制手段が判断し、この判断に応じて
インバータ回路の入力を抑制できる。更に入力抑制手段
はインバータ回路の入力抑制状態を少なくとも2種以上
具備するので、無負荷、ナイフなどの小物負荷あるいは
誘導加熱に適さない鍋等では誘導加熱を停止し、加熱に
適するにも関わらず何らかの原因により誘導加熱に不適
正と判断しうる負荷に対しては所望の入力または所定の
入力で加熱することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、加熱コ
イルとスイッチング手段を含み、直流を高周波交流に変
換し、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバー
タ回路と、前記インバータ回路の動作を制御する制御回
路とを備え、前記制御回路は前記インバータ回路の入力
を検知する入力検知手段と、前記インバータ回路に発生
する高周波電圧を検知する電圧検知手段と、前記入力検
知手段の出力に対する前記電圧検知手段の出力に応じ
て、前記インバータ回路の入力を抑制する入力抑制手段
を有し、前記入力抑制手段は、入力抑制状態を少なくと
も2種以上具備する構成としたものであり、制御回路に
より、インバータ回路のスイッチング手段を駆動して、
加熱コイルに高周波電流を供給し、加熱コイルから発生
する磁束により鍋等の負荷を誘導加熱することができ
る。
【0008】入力検知手段は、インバータ回路への入力
を検知し、電圧検出手段がインバータ回路が発生する高
周波電圧値を検知し、また入力検知手段の出力に対する
電圧検知手段の出力の特性は負荷によって異なるので、
入力検知手段の出力に対する電圧検知手段の出力に応じ
て、入力抑制手段がインバータ回路の動作状態を検知す
ることができ、加熱される負荷が誘導加熱に適するか否
か、あるいは加熱しても良いかどうかを判断すること等
が可能である。それ故制御回路は、入力抑制手段の判断
に基づいた制御信号をインバータ回路に出力でき、イン
バータ回路の入力を抑制することができる。
【0009】更に入力抑制手段は少なくとも2種以上の
入力抑制状態を有しているので、負荷によって異なる、
入力検知手段の出力に対する電圧検知手段の出力の特性
に応じて、複数の入力抑制状態から所望の入力抑制状態
を選択することができるという作用を有する。
【0010】請求項2に記載の発明は、加熱コイルとス
イッチング手段を含み、直流を高周波交流に変換し、前
記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路
と、前記インバータ回路の動作を制御する制御回路とを
備え、前記制御回路は前記インバータ回路の入力を検知
する入力検知手段と、前記インバータ回路に流れる電流
を検知する電流検知手段と、前記入力検知手段の出力に
対する前記電流検知手段の出力に応じて、前記インバー
タ回路の入力を抑制する入力抑制手段を有し、前記入力
抑制手段は、入力抑制状態を少なくとも2種以上具備す
る構成としたものであり、制御回路により、インバータ
回路のスイッチング手段を駆動して、加熱コイルに高周
波電流を供給し、加熱コイルから発生する磁束により鍋
等の負荷を誘導加熱することができる。
【0011】入力検知手段は、インバータ回路への入力
を検知し、電流検出手段がインバータ回路に流れる電流
値を検知し、また入力検知手段の出力に対する電流検知
手段の出力の特性は負荷によって異なるので、入力検知
手段の出力に対する電流検知手段の出力に応じて、入力
抑制手段がインバータ回路の動作状態を検知することが
でき、加熱される負荷が誘導加熱に適するか否か、ある
いは加熱しても良いかどうかを判断すること等が可能で
ある。それ故制御回路は、入力抑制手段の判断に基づい
た制御信号をインバータ回路に出力でき、インバータ回
路の入力を抑制することができる。
【0012】更に入力抑制手段は少なくとも2種以上の
入力抑制状態を有しているので、負荷によって異なる、
入力検知手段の出力に対する電流検知手段の出力の特性
に応じて、複数の入力抑制状態から所望の入力抑制状態
を選択することができるという作用を有する。
【0013】請求項3に記載の発明は、加熱コイルとス
イッチング手段を含み、直流を高周波交流に変換し、前
記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路
と、前記インバータ回路の動作を制御する制御回路とを
備え、前記制御回路は前記インバータ回路の入力を検知
する入力検知手段と、前記インバータ回路に発生する高
周波電圧を検知する電圧検知手段と、前記インバータ回
路に流れる電流を検知する電流検知手段と、前記入力検
知手段の出力に対する前記電圧検知手段の出力に応じ
て、前記インバータ回路の入力を抑制する第1の入力抑
制手段と、前記入力検知手段の出力に対する前記電流検
知手段の出力に応じて、前記インバータ回路の入力を抑
制する第2の入力抑制手段とを有し、前記第1、2の入
力抑制手段の少なくとも一方が入力抑制状態を少なくと
も2種以上具備する構成としたものであり、制御回路に
より、インバータ回路のスイッチング手段を駆動して、
加熱コイルに高周波電流を供給し、加熱コイルから発生
する磁束により鍋等の負荷を誘導加熱することができ
る。
【0014】入力検知手段は、インバータ回路への入力
を検知し、電圧検出手段がインバータ回路が発生する高
周波電圧値を検知し、また入力検知手段の出力に対する
電圧検知手段の出力の特性は負荷によって異なるので、
入力検知手段の出力に対する電圧検知手段の出力に応じ
て、第1の入力抑制手段がインバータ回路の動作状態を
検知することができるので、加熱される負荷が誘導加熱
に適するか否か、あるいは加熱しても良いかどうかを判
断すること等が可能である。それ故制御回路は、第1の
入力抑制手段がこの判断に基づいた制御信号をインバー
タ回路に出力でき、インバータ回路の入力を抑制するこ
とができる。
【0015】同様に電流検出手段がインバータ回路に流
れる電流値を検知し、また入力検知手段の出力に対する
電流検知手段の出力の特性は負荷によって異なるので、
入力検知手段の出力に対する電流検知手段の出力に応じ
て、第2の入力抑制手段がインバータ回路の動作状態を
検知することができ、加熱される負荷が誘導加熱に適す
るか否か、あるいは加熱しても良いかどうかを判断する
こと等が可能である。それ故制御回路は、第2の入力抑
制手段の判断に基づいた制御信号をインバータ回路に出
力でき、インバータ回路の入力を抑制することができ
る。
【0016】更に第1及び第2の入力抑制手段が夫々入
力抑制状態を有しているので、特性が異なる複数の負荷
を個々に加熱し、その中の所望の負荷に対して入力を抑
制したい場合において、入力検知手段の出力に対する電
圧検知手段または電流検知手段の出力の特性のどちらか
一方では、その特性に差異が無く所望の負荷に限って入
力を抑制できない場合でも、他方でその特性に差異があ
る場合は、特性の差異を検知できる第1あるいは第2の
入力抑制限手段によって入力を抑制することができると
いう作用を有する。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項3記載の
発明において第1、2の入力抑制手段の少なくとも一方
が入力抑制状態を少なくとも2種以上具備する構成とし
たものであり、第1及び第2の入力抑制手段の少なくと
も一方が少なくとも2種以上の入力抑制状態を有してい
るので、特性が異なる複数の負荷を個々に加熱する場
合、入力検知手段の出力に対する電圧検知手段または電
流検知手段の出力の特性のどちらか一方では、その特性
に差異が無く異なる入力抑制状態にできない場合でも、
他方でその特性に差異がある場合は、特性の差異を検知
できる第1あるいは第2の入力抑制限手段に2種以上の
入力抑制状態を設定することができるので、負荷によっ
て異なっている、入力検知手段の出力に対する電圧検知
手段または電流検知手段の出力の特性に応じて複数の入
力抑制状態から所望の入力抑制状態を設定し、相異なる
入力抑制状態にすることができるという作用を有する。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4記
載の発明において、前記制御回路が報知手段を有し、こ
の報知手段は前記入力抑制手段が備える複数の入力抑制
状態に対応して、少なくとも1つ以上の報知を行う構成
としたものであり、入力抑制手段が設定した入力抑制状
態に応じて、報知手段が、所望の入力抑制状態に対して
少なくとも1つ以上の報知を行うことができるという作
用を有する。
【0019】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5記
載の発明において、前記制御手段がタイマー手段を有
し、前記入力抑制手段がインバータ回路の入力を抑制し
ている状態において、前記タイマー手段が第1の入力抑
制状態である時間をカウントし、このカウント結果で前
記インバータ回路の動作を所定の動作モードに移し、前
記第1の抑制状態を解除あるいは第2の入力抑制状態に
なれば前記タイマー手段がカウントすることを停止ある
いはカウントした時間をクリアする構成としたものであ
り、タイマー手段が第1の入力抑制状態である時間をカ
ウントできるので、このカウント結果で入力抑制手段が
インバータ回路の動作を所定の動作モードに移すことが
可能である。また、第1の抑制状態が解除あるいは第2
の抑制状態になれば、カウント手段がカウントした時間
を保留またはクリアするので、第1の抑制状態から第2
の抑制状態に移行すれば、入力抑制手段がインバータ回
路の動作モードを変更せず、所望の入力で負荷を加熱し
続けることが可能となるという作用を有する。
【0020】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例を図面に基づい
て説明する。図1は本発明の第1の実施例の構成を示す
ブロック図、図2は本発明の第1の実施例の入力Pに対
するスイッチング手段の両端電圧Vの特性図、図3は本
発明の第1の実施例の入力Pに対する加熱コイルに流れ
る電流Iの特性図である。
【0021】図1において、11は商用電源、12は整
流回路、13はスイッチング手段13aと加熱コイル1
3bを含み、加熱コイル13bに高周波電流を印加する
ことにより負荷の鍋14を誘導加熱するインバータ回
路、制御回路15は、スイッチング手段13aを駆動す
る駆動手段16と、インバータ回路13への入力を検知
する入力検知手段17と、スイッチング手段13aの両
端電圧を検知する電圧検知手段18と、入力検知手段1
7の出力に対する電圧検知手段18の出力に応じて駆動
手段16にインバータ回路13への入力を抑制する信号
を出力する入力抑制手段19と、入力抑制手段19の出
力の出力に基づいてインバータ回路13の動作状態を使
用者に報知する発光素子あるいは圧電素子等で構成され
た報知手段22と、入力抑制手段19が出力している抑
制状態に応じて、その抑制状態である時間をカウントす
るタイマー手段23と、インバータ回路13の動作開始
のための信号を駆動手段16に出力させるスイッチ等で
構成された駆動開始手段24とを有している。また入力
抑制手段19は第1の記憶手段M1と第2の記憶手段M
2を備え、第1の記憶手段M1は第1の抑制状態19a
と第2の抑制状態19bを予め記憶し、第2の記憶手段
M2は第1の抑制状態19aと第2の抑制状態19bの
どちらかへの移行条件を予め記憶している。
【0022】上記構成において動作を説明する。使用者
が駆動開始手段24にて駆動手段16にスイッチング手
段13aを駆動を開始する信号を出力させると、駆動手
段16がインバータ回路13のスイッチング手段13a
をオンオフ駆動させ、商用電源11を整流回路12で整
流した直流を高周波交流に変換し、加熱コイル13bに
高周波電流を供給し、加熱コイル13bから発生する磁
束により鍋等の負荷14を誘導加熱を開始する。
【0023】次に駆動手段16は入力検知手段17で検
知した入力が所望の入力に達するまでスイッチング手段
13aのオン時間を徐々に増加させ、加熱コイル13b
に供給する高周波電流を変化して負荷14の加熱火力を
制御している。
【0024】これと同時に入力抑制手段19は、入力検
知手段17が検知したインバータ回路13への入力と電
圧検知手段18が検知したスイッチング手段13aの両
端電圧に基づいて、図2(a)に示すような負荷14に
よって異なる入力P対スイッチング手段13aの両端電
圧V特性を常にモニタしている。この特性は、一般的に
入力Pが増加するに伴ってスイッチング手段13aの両
端電圧Vは増加すると共に、加熱コイル13bと負荷1
4の磁気結合が小さくなると、低入力でもスイッチング
手段13aの両端電圧Vの増加が大きくなる(△V/△
Pが大)。
【0025】この時の入力P対スイッチング手段13a
の両端電圧V特性が負荷によって異なっているので、入
力P対スイッチング手段13aの両端電圧V特性が図2
(a)の特性A、B及びCの様な場合は、第2の記憶手
段M2が記憶している領域X1に到達すると、入力抑制
手段19は負荷14は誘導加熱に不適切な負荷であると
判断し、第1の入力抑制状態19aを選択して駆動手段
16に第1の入力抑制状態19aにする信号を出力す
る。この際入力抑制手段19は、第1の入力抑制状態1
9aであることを報知手段22及びタイマー手段23に
出力し、報知手段22は負荷14が不適切負荷であるこ
とを使用者に報知すると共にタイマー手段23がカウン
トを開始する。
【0026】ここで、領域X1は、ナイフ等の小物負荷
の特性線(特性C)や、無負荷状態(特性A)及びアル
ミ鍋の様に加熱するとスイッチング手段13aに過大な
電流が流れたり過大な電圧が印加され損失が増加してス
イッチング手段13aが破壊する恐れがあり誘導加熱に
適さないと明らかに判別できる負荷の特性線(特性B)
や、ある程度の入力までは誘導加熱に適するがこの入力
を越えるとスイッチング手段13aに過大な電流が流れ
たり過大な電圧が印加され損失が増加してスイッチング
手段13aが破壊する恐れがある負荷で破壊する恐れの
ある特性線(特性D)部分を含むように設定してある。
【0027】本実施例では、第1の入力抑制状態19a
は駆動手段16がスイッチング手段13aを駆動し始め
てそのオン時間を徐々に増加させて、例えば特性Aの負
荷14の場合は図2(a)に示す特性Aの動作線と領域
X1とが交わる点A1になると、スイッチング手段13
aの駆動をやめて負荷14の誘導加熱を約2秒間停止し
た後再びスイッチング手段13aの駆動を開始するとい
う動作を繰り返すというものである。
【0028】更にこの動作を繰り返している時間をタイ
マー手段23がカウントして1分になると、この動作を
停止して駆動開始手段24にて駆動手段16にスイッチ
ング手段13aを駆動を開始する信号を出力させる以前
の状態(待機モードと呼ぶ)になる。また1分以内に、
図2(a)の特性Eの様な負荷14に変更する等して領
域X1と特性線が交差しなくなると、入力抑制手段19
が適正負荷であると判断して、第1の入力抑制状態19
aを解除する信号を駆動手段16に出力して、所望の入
力での誘導加熱を開始すると共に、タイマー手段23が
時間のカウントをクリアし、報知手段22での報知を停
止する。
【0029】この様な断続的な加熱動作をするのは、極
力少ない入力でナイフ等の不適切負荷が加熱されている
ことを検知して、この不適切負荷が高温になることを防
いだり、無負荷状態及び誘導加熱に適さない負荷14で
インバータ回路13が動作し続けてスイッチング手段1
3aに過大な電気・熱ストレスが印加されて破壊するこ
とを防ぐと共に、1分以内に不適切負荷から誘導加熱に
適した負荷に取り替えたり、負荷14を無負荷状態から
誘導加熱に適した負荷に変更した場合等を素早く検知で
きるようにしているためである。
【0030】また入力P対スイッチング手段13aの両
端電圧V特性が図2(a)の特性Dの様な場合は第2の
記憶手段M2が記憶している領域X2に到達するので、
入力抑制手段19は第2の入力抑制状態19bを選択し
て駆動手段16に第2の入力抑制状態19bにする信号
を出力する。
【0031】本実施例では、第2の入力抑制状態19b
は駆動手段16がスイッチング手段13aを駆動し始め
てそのオン時間を徐々に増加させて、例えば特性Dの負
荷14の場合は図2(a)に示す特性Dの動作線と領域
X2とが交わる点D1になると、スイッチング手段13
aの駆動をやめて負荷14の誘導加熱を約2秒間停止し
た後再びスイッチング手段13aの駆動を開始するとい
う動作を繰り返すというものである。また1分以内に、
図2(a)の特性Eの様な負荷14に変更する等して領
域X2と特性線が交差しなくなると、入力抑制手段19
が、第2の入力抑制状態19bを解除する信号を駆動手
段16に出力して、所望の入力での誘導加熱を開始す
る。
【0032】ここで第2の入力抑制状態19bが第1の
入力抑制状態19aと異なるのは、タイマー手段23が
この動作をしている時間をカウントしない点である。こ
の様にすることで、特性Dの様な特性を持つ負荷14を
加熱している時は、1分経過しても待機モードになる事
なく調理を続けることができると共に、第1の記憶手段
M1が記憶している第1の入力抑制状態19aと第2の
入力抑制状態19bの共通動作部分を共有することがで
き、第1の記憶手段M1の記憶容量の節減が可能であ
る。
【0033】ここで領域X2は、図2(a)のように上
記領域X1を含み、領域X1を横軸の正方向に所望の値
だけ平行移動し、且つ特性Dの様な負荷でスイッチング
手段13aに過大な電圧・電流が印加されて破壊の恐れ
の生じない領域を含む様に設定してある。これは領域X
1、X2の共有部分を多くして領域X1、X2を記憶し
ている第2の記憶手段M2の記憶容量を節減すると共に
特性Dの様な負荷でも可能な限り大きい入力で加熱でき
るようにするためである。更に、負荷14の特性が領域
X1及びX2に同時に達した場合は領域X1に達したと
判断し、第1の入力抑制状態19aになる。
【0034】また、特性Eの様な特性の負荷14で加熱
開始して誘導加熱に適正な鍋と判断して加熱している状
態で、加熱コイル13bと負荷14の距離が離れたり、
加熱コイル13bと負荷14がずれる等の原因で負荷1
4と加熱コイル13bの磁気結合が小さくなった場合
や、負荷14の磁気特性がその負荷14の温度の上昇と
共に徐々に変化していった場合等に特性Dの様になって
入力抑制の対象負荷と判断し、第2の入力抑制状態19
bにしてスイッチング手段13a等に電気・熱的ストレ
スが印加されることを防いでいる。
【0035】更に入力P対スイッチング手段13aの両
端電圧V特性が図2(a)の特性Eの様な場合は第2の
記憶手段M2が記憶している領域X1及びX2どちらに
も到達しないので、入力抑制手段19は駆動手段16に
何も信号を出力せず、所望の火力で負荷14を加熱でき
る。
【0036】以上のように本実施例によれば、加熱開始
時に入力Pとスイッチング手段13aの両端電圧Vの特
性に基づいて誘導加熱に適するかどうかを判別して使用
者に報知できると共に、加熱途中に入力P対スイッチン
グ手段13aの両端電圧V特性が上記した原因などによ
って変化した場合等で誘導加熱に適するが不適正負荷と
判定することをなくし、使用者に誘導加熱に適正な負荷
であるのに不適性負荷と報知せずに、当該負荷をスイッ
チング手段13a等に過大な電気・熱的ストレスを印加
することなく加熱を継続することが可能となる。
【0037】尚、本実施例のように第2の入力抑制状態
19bを加熱・非加熱と言う断続的にインバータ回路1
3を動作させて負荷14を加熱するのではなく、第1の
入力抑制状態19aと第2の入力抑制状態19bの動作
を共用せずに第2の入力抑制状態19bを連続的に所定
の入力、例えば図2(a)の動作点D1での入力Pd1
より極小さな動作点D2での入力Pc2に維持して、特
性Dの負荷で加熱できるほぼ最大の入力で加熱する等の
方法でも良いことは言うまでもない。
【0038】また、本実施例ではインバータ回路13は
スイッチング手段を1個含む構成としているが2個以上
有する構成であっても、同様の効果が得られるのは言う
までもないことである。そして、入力抑制手段19は入
力抑制状態を2種有するものとしているが3種以上有し
ても同様の効果が得られると共に更にきめ細かい入力抑
制を行うことができることは言うまでもない。更に、各
入力抑制状態への移行条件は本実施例の条件のみに限ら
ないし、電圧検知手段18が検知する電圧はスイッチン
グ手段13aの両端電圧に限らない。
【0039】(実施例2)以下本発明の第2の実施例を
図面に基づいて説明する。図3は本発明の第2の実施例
の構成を示すブロック図、図4は本発明の第2の実施例
の入力Pに対する加熱コイルに流れる電流Iの特性図で
ある。
【0040】図3において、図1と同じものは同一の符
号を付してその説明は省略する。制御回路15は、スイ
ッチング手段13aを駆動する駆動手段16と、インバ
ータ回路13への入力を検知する入力検知手段17と、
加熱コイル13bに流れる高周波電流を検知する電流検
知手段20と、入力検知手段17の出力に対する電流検
知手段20の出力に応じて駆動手段16にインバータ回
路13への入力を抑制する信号を出力する入力抑制手段
21と、入力抑制手段21の出力に基づいてインバータ
回路13の動作状態を使用者に報知する発光素子あるい
は圧電素子等で構成された報知手段22と、入力抑制手
段21の出力している抑制状態に応じて、その抑制状態
である時間をカウントするタイマー手段23と、インバ
ータ回路13の動作開始のための信号を駆動手段16に
出力させるスイッチ等で構成された駆動開始手段24と
を有している。入力抑制手段21は第1の記憶手段M3
と第2の記憶手段M4を備え、第1の記憶手段M3は第
1の抑制状態21aと第2の抑制状態21bを予め記憶
し、第2の記憶手段M4は第1の抑制状態21aと第2
の抑制状態21bのどちらかへの移行条件を予め記憶し
ている。
【0041】上記構成において動作を説明する。使用者
が駆動開始手段24にて駆動手段16にスイッチング手
段13aを駆動を開始する信号を出力させると、駆動手
段16がインバータ回路13のスイッチング手段13a
をオンオフ駆動させ、商用電源11を整流回路12で整
流した直流を高周波交流に変換し、加熱コイル13bに
高周波電流を供給し、加熱コイル13bから発生する磁
束により鍋等の負荷14を誘導加熱を開始する。
【0042】次に駆動手段16は入力検知手段17で検
知した入力が所望の入力に達するまでスイッチング手段
13aのオン時間を徐々に増加させ、加熱コイル13b
に供給する高周波電流を変化して負荷14の加熱火力を
制御している。
【0043】これと同時に入力抑制手段21は、入力検
知手段17が検知したインバータ回路13への入力と電
流検知手段20が検知した加熱コイル13bに流れる電
流に基づいて、図4(a)に示すような負荷14によっ
て異なる入力P対加熱コイル13bに流れる電流I特性
を常にモニタしている。この特性は、一般的に入力Pが
増加するに伴って加熱コイル13bに流れる電流Iは増
加すると共に、加熱コイル13bと負荷14の磁気結合
が小さくなると、低入力でも加熱コイル13bに流れる
電流Iの増加が大きくなる(△I/△Pが大)。
【0044】この時の入力P対加熱コイル13bに流れ
る電流I特性が負荷によって異なっているので、入力P
対加熱コイル13bに流れる電流I特性が図4(a)の
特性F、G及びHの様な場合は、第2の記憶手段M4が
記憶している領域Y1に到達すると、入力抑制手段21
は負荷14が誘導加熱に不適切な負荷であると判断し、
第1の入力抑制状態21aを選択して駆動手段16に第
1の入力抑制状態21aにする信号を出力する。この際
入力抑制手段21は、第1の入力抑制状態21aである
ことを報知手段22及びタイマー手段23に出力し、報
知手段22は負荷14が不適切負荷であることを使用者
に報知すると共にタイマー手段23がカウントを開始す
る。
【0045】ここで、領域Y1は、ナイフ等の小物負荷
の特性線(特性H)や、無負荷状態(特性F)及びアル
ミ鍋の様に加熱するとスイッチング手段13aに過大な
電流が流れたり過大な電圧が印加され損失が増加してス
イッチング手段13aが破壊する恐れがあり誘導加熱に
適さないと明らかに判別できる負荷の特性線(特性G)
や、ある程度の入力までは誘導加熱に適するがこの入力
を越えるとスイッチング手段13aに過大な電流が流れ
たり過大な電圧が印加され損失が増加してスイッチング
手段13aが破壊する恐れがある負荷で破壊する恐れの
ある特性線(特性J)部分を含むように設定してある。
【0046】本実施例では、第1の入力抑制状態21a
は駆動手段16がスイッチング手段13aを駆動し始め
てそのオン時間を徐々に増加させて、例えば特性Fの負
荷14の場合は図4(a)に示す特性Fの動作線と領域
Y1とが交わる点F1になると、スイッチング手段13
aの駆動をやめて負荷14の誘導加熱を約2秒間停止し
た後再びスイッチング手段13aの駆動を開始するとい
う動作を繰り返すというものである。更にこの動作を繰
り返している時間をタイマー手段23がカウントして1
分になると、この動作を停止して駆動開始手段24にて
駆動手段16にスイッチング手段13aを駆動を開始す
る信号を出力させる以前の状態(待機モードと呼ぶ)に
なる。また1分以内に、図4(a)の特性Kの様な負荷
14に変更する等して領域Y1と特性線が交差しなくな
ると、入力抑制手段21が適正負荷であると判断して、
第1の入力抑制状態21aを解除する信号を駆動手段1
6に出力して、所望の入力での誘導加熱を開始すると共
に、タイマー手段23が時間のカウントをクリアし、報
知手段22での報知を停止する。
【0047】この様な断続的な加熱動作をするのは、極
力少ない入力でナイフ等の不適切負荷が加熱されている
ことを検知して、この不適切負荷が高温になることを防
いだり、無負荷状態及び誘導加熱に適さない鍋でインバ
ータ回路13が動作し続けてスイッチング手段13aが
破壊することを防ぐと共に、1分以内に不適切負荷から
誘導加熱に適した負荷に取り替えたり、負荷14を無負
荷状態から誘導加熱に適した負荷にした場合等を素早く
検知できるようにしているためである。
【0048】また入力P対加熱コイル13bに流れる電
流I特性が図4(a)の特性Jの様な場合は第2の記憶
手段M4が記憶している領域Y2に到達するので、入力
抑制手段21は第2の入力抑制状態21bを選択して駆
動手段16に第2の入力抑制状態21bにする信号を出
力する。
【0049】本実施例では、第2の入力抑制状態21b
は駆動手段16がスイッチング手段13aを駆動し始め
てそのオン時間を徐々に増加させて、例えば特性Jの負
荷14の場合は図4(a)に示す特性Jの動作線と領域
Y2とが交わる点J1になると、スイッチング手段13
aの駆動をやめて負荷14の誘導加熱を約2秒間停止し
た後再びスイッチング手段13aの駆動を開始するとい
う動作を繰り返すというものである。また1分以内に、
図4(a)の特性Kの様な負荷14に変更する等して領
域Y2と特性線が交差しなくなると、入力抑制手段21
が、第2の入力抑制状態21bを解除する信号を駆動手
段16に出力して、所望の入力での誘導加熱を開始す
る。
【0050】ここで第2の入力抑制状態21bが第1の
入力抑制状態21aと異なるのは、タイマー手段23が
この動作をしている時間をカウントしない点である。こ
のようにすることで、特性Jの様な特性を持つ負荷14
を加熱している時は、1分経過しても待機モードになる
事なく調理を続けることができると共に、第1の記憶手
段M3が記憶している第1の入力抑制状態21aと第2
の入力抑制状態21bの共通動作部分を共有することが
でき、第1の記憶手段M3の記憶容量の節減が可能であ
る。
【0051】ここで領域Y2は、図4(a)のように上
記領域Y1を含み、領域Y1を横軸の正方向に所望の値
だけ平行移動し、且つ特性Jの様な負荷でスイッチング
手段13aに過大な電圧・電流が印加されて破壊の恐れ
の生じない領域を含む様に設定してある。これは領域Y
1、Y2の共有部分を多くして領域Y1、Y2を記憶し
ている第2の記憶手段M4の記憶容量を節減すると共に
特性Jの様な負荷でも可能な限り大きい入力で加熱でき
るようにするためである。更に、負荷14の特性が領域
Y1及びY2に同時に達した場合は領域Y1に達したと
判断し、第1の入力抑制状態21aになる。
【0052】また、特性Kの様な特性の負荷14で加熱
開始して誘導加熱に適正な鍋と判断して加熱している状
態で、加熱コイル13bと負荷14の距離が離れたり、
加熱コイル13bと負荷14がずれる等の原因で負荷1
4と加熱コイル13bの磁気結合が小さくなった場合
や、負荷14の磁気特性がその負荷14の温度の上昇と
共に徐々に変化していった場合等に特性Jの様になって
入力抑制の対象負荷であると判断し、第2の入力抑制状
態21bにしてスイッチング手段13a等に電気・熱的
ストレスが印加されることを防いでいる。
【0053】更に入力P対加熱コイル13bに流れる電
流I特性が図4(a)の特性Kの様な場合は第2の記憶
手段M4が記憶している領域Y1及びY2どちらにも到
達しないので、入力抑制手段21は駆動手段16に何も
信号を出力せず、所望の火力で負荷14を加熱できる。
【0054】以上のように本実施例によれば、加熱開始
時に入力Pと加熱コイル13bに流れる電流Iの特性に
基づいて誘導加熱に適するかどうかを判別して使用者に
報知できると共に、加熱途中に入力P対加熱コイル13
bに流れる電流I特性が上記した原因などによって変化
した場合等で誘導加熱に適するが不適正負荷と判定する
ことをなくし、使用者に誘導加熱に適正な負荷であるの
に不適性負荷と報知せずに、当該負荷をスイッチング手
段13a等に過大な電気・熱ストレスを印加することな
く加熱を継続することが可能となる。
【0055】尚、本実施例のように第2の入力抑制状態
21bを加熱・非加熱と言う断続的にインバータ回路1
3を動作させて負荷14を加熱するのではなく、第1の
入力抑制状態21aと第2の入力抑制状態21bの動作
の共用部分を持たせずに第2の入力抑制状態21bを連
続的に所定の入力、例えば図4(a)の動作点J1での
入力Pj1より極小さな動作点J2での入力Pj2に維
持して特性Jの負荷で加熱できるほぼ最大の入力で加熱
する等の方法でも良いことは言うまでもない。
【0056】また、本実施例ではインバータ回路13は
スイッチング手段を1個含む構成としているが2個以上
有する構成であっても、同様の効果が得られるのは言う
までもないことである。そして、入力抑制手段21は入
力抑制状態を2種有するものとしているが3種以上有し
ても同様の効果が得られると共に更にきめ細かい入力抑
制を行うことができることは言うまでもない。更に、各
入力抑制状態への移行条件は本実施例の条件のみに限ら
ないし、電流検知手段20が検知する電流は加熱コイル
13bに流れる電流に限らない。
【0057】(実施例3)以下本発明の第3の実施例を
図面に基づいて説明する。図5は本発明の第3の実施例
の構成を示すブロック図、図6は本発明の第3の実施例
の入力Pに対するスイッチング手段の両端電圧Vの特性
図、図7は本発明の第3の実施例の入力Pに対する加熱
コイルに流れる電流Iの特性図である。
【0058】図5において、図1及び図2と同様のもの
は同一の符号を付してその説明は省略する。制御回路1
5は、スイッチング手段13aを駆動する駆動手段16
と、インバータ回路13への入力を検知する入力検知手
段17と、スイッチング手段13aの両端電圧を検知す
る電圧検知手段18と、加熱コイル13bに流れる高周
波電流を検知する電流検知手段20と、入力検知手段1
7の出力に対する電圧検知手段18の出力に応じて駆動
手段16にインバータ回路13への入力を抑制する信号
を出力する第1の入力抑制手段19と、入力検知手段1
7の出力に対する電流検知手段20の出力に応じて駆動
手段16にインバータ回路13への入力を抑制する信号
を出力する第2の入力抑制手段21と、第1の入力抑制
手段19の出力及び第2の入力抑制手段21の出力に基
づいてインバータ回路13の動作状態を使用者に報知す
る発光素子あるいは圧電素子等で構成された報知手段2
2と、第1の入力抑制手段19が出力している抑制状態
または第2の入力抑制手段21の出力している抑制状態
に応じて、その抑制状態である時間をカウントするタイ
マー手段23と、インバータ回路13の動作開始のため
の信号を駆動手段16に出力させるスイッチ等で構成さ
れた駆動開始手段24とを有している。
【0059】また第1の入力抑制手段19は第1の記憶
手段M1と第2の記憶手段M2を備え、第1の記憶手段
M1は第1の抑制状態19aと第2の抑制状態19bを
予め記憶し、第2の記憶手段M2は第1の抑制状態19
aと第2の抑制状態19bのどちらかへの移行条件を予
め記憶している。同様に第2の入力抑制手段21は第3
の記憶手段M3と第4の記憶手段M4を備え、第3の記
憶手段M3は第3の抑制状態21aと第4の抑制状態2
1bを予め記憶し、第4の記憶手段M4は第3の抑制状
態21aと第4の抑制状態21bのどちらかへの移行条
件を予め記憶している。
【0060】上記構成において動作を説明する。使用者
が駆動開始手段24にて駆動手段16にスイッチング手
段13aを駆動を開始する信号を出力させると、駆動手
段16がインバータ回路13のスイッチング手段13a
をオンオフ駆動させ、商用電源11を整流回路12で整
流した直流を高周波交流に変換し、加熱コイル13bに
高周波電流を供給し、加熱コイル13bから発生する磁
束により鍋等の負荷14を誘導加熱を開始する。次に駆
動手段16は入力検知手段17で検知した入力が所望の
入力に達するまでスイッチング手段13aのオン時間を
徐々に増加させ、加熱コイル13bに供給する高周波電
流を変化して負荷14の加熱火力を制御している。
【0061】これと同時に第1の入力抑制手段19は、
入力検知手段17が検知したインバータ回路13への入
力と電圧検知手段18が検知したスイッチング手段13
aの両端電圧に基づいて、図6(a)に示すような負荷
14によって異なる入力P対スイッチング手段13aの
両端電圧V特性を常にモニタしている。この特性は、一
般的に入力Pが増加するに伴ってスイッチング手段13
aの両端電圧Vは増加すると共に、加熱コイル13bと
負荷14の磁気結合が小さくなると、低入力でもスイッ
チング手段13aの両端電圧Vの増加が大きくなる(△
V/△Pが大)。
【0062】同様に、第2の入力抑制手段21は、入力
検知手段17が検知したインバータ回路13への入力と
電流検知手段20が検知した加熱コイル13bに流れる
電流に基づいて、図7(a)に示すような負荷14によ
って異なる入力P対加熱コイル13bに流れる電流I特
性を常にモニタしている。この特性は、一般的に入力P
が増加するに伴って加熱コイル13bに流れる電流Iは
増加すると共に、加熱コイル13bと負荷14の磁気結
合が小さくなると、低入力でも加熱コイル13bに流れ
る電流Iの増加が大きくなる(△I/△Pが大)。
【0063】この時の入力P対スイッチング手段13a
の両端電圧V特性が負荷によって異なっているので、入
力P対スイッチング手段13aの両端電圧V特性が図6
(a)の特性A、B及びCの様な場合は、第2の記憶手
段M2が記憶している領域X1に到達すると、第1の入
力抑制手段19は負荷14は誘導加熱に不適切な負荷で
あると判断し、第1の入力抑制状態19aを選択して駆
動手段16に第1の入力抑制状態19aにする信号を出
力する。この際第1の入力抑制手段19は、第1の入力
抑制状態19aであることを報知手段22及びタイマー
手段23に出力し、報知手段22は負荷14が不適切負
荷であることを使用者に報知すると共にタイマー手段2
3がカウントを開始する。ここで、領域X1は、ナイフ
等の小物負荷の特性線(特性C)や、無負荷状態(特性
A)及びアルミ鍋の様に加熱するとスイッチング手段1
3aに過大な電流が流れたり過大な電圧が印加され損失
が増加してスイッチング手段13aが破壊する恐れがあ
り誘導加熱に適さないと明らかに判別できる負荷の特性
線(特性B)や、ある程度の入力までは誘導加熱に適す
るがこの入力を越えるとスイッチング手段13aに過大
な電流が流れたり過大な電圧が印加され損失が増加して
スイッチング手段13aが破壊する恐れがある負荷で破
壊する恐れのある特性線(特性D)部分を含むように設
定してある。
【0064】同様に、この時の入力P対加熱コイル13
bに流れる電流I特性が負荷によって異なっているの
で、入力P対加熱コイル13bに流れる電流I特性が図
7(a)の特性F、G及びHの様な場合は、第4の記憶
手段M4が記憶している領域Y1に到達すると、第2の
入力抑制手段21は負荷14が誘導加熱に不適切な負荷
であると判断し、第3の入力抑制状態21aを選択して
駆動手段16に第3の入力抑制状態21aにする信号を
出力する。この際第2の入力抑制手段21は、第3の入
力抑制状態21aであることを報知手段22及びタイマ
ー手段23に出力し、報知手段22は負荷14が不適切
負荷であることを使用者に報知すると共にタイマー手段
23がカウントを開始する。ここで、領域Y1は、ナイ
フ等の小物負荷の特性線(特性H)や、無負荷状態(特
性F)及びアルミ鍋の様に加熱するとスイッチング手段
13aに過大な電流が流れたり過大な電圧が印加され損
失が増加してスイッチング手段13aが破壊する恐れが
あり誘導加熱に適さないと明らかに判別できる負荷の特
性線(特性G)や、ある程度の入力までは誘導加熱に適
するがこの入力を越えるとスイッチング手段13aに過
大な電流が流れたり過大な電圧が印加され損失が増加し
てスイッチング手段13aが破壊する恐れがある負荷で
破壊する恐れのある特性線(特性J)部分を含むように
設定してある。
【0065】本実施例では、第1の入力抑制状態19a
は駆動手段16がスイッチング手段13aを駆動し始め
てそのオン時間を徐々に増加させて、例えば特性Aの負
荷14の場合は図6(a)に示す特性Aの動作線と領域
X1とが交わる点A1になると、スイッチング手段13
aの駆動をやめて負荷14の誘導加熱を約2秒間停止し
た後再びスイッチング手段13aの駆動を開始するとい
う動作を繰り返すというものである。更にこの動作を繰
り返している時間をタイマー手段23がカウントして1
分になると、この動作を停止して駆動開始手段24にて
駆動手段16にスイッチング手段13aを駆動を開始す
る信号を出力させる以前の状態(待機モードと呼ぶ)に
なる。また1分以内に、図6(a)の特性Eの様な負荷
14に変更する等して領域X1と特性線が交差しなくな
ると、第1の入力抑制手段19が適正負荷であると判断
して、第1の入力抑制状態19aを解除する信号を駆動
手段16に出力して、所望の入力での誘導加熱を開始す
ると共に、タイマー手段23が時間のカウントをクリア
し、報知手段22での報知を停止する。
【0066】同様に、第3の入力抑制状態21aは駆動
手段16がスイッチング手段13aを駆動し始めてその
オン時間を徐々に増加させて、例えば特性Fの負荷14
の場合は図7(a)に示す特性Fの動作線と領域Y1と
が交わる点F1になると、スイッチング手段13aの駆
動をやめて負荷14の誘導加熱を約2秒間停止した後再
びスイッチング手段13aの駆動を開始するという動作
を繰り返すというものである。更にこの動作を繰り返し
ている時間をタイマー手段23がカウントして1分にな
ると、この動作を停止して駆動開始手段24にて駆動手
段16にスイッチング手段13aを駆動を開始する信号
を出力させる以前の状態(待機モードと呼ぶ)になる。
また1分以内に、図7(a)の特性Kの様な負荷14に
変更する等して領域Y1と特性線が交差しなくなると、
第2の入力抑制手段21が適正負荷であると判断して、
第3の入力抑制状態21aを解除する信号を駆動手段1
6に出力して、所望の入力での誘導加熱を開始すると共
に、タイマー手段23が時間のカウントをクリアし、報
知手段22での報知を停止する。
【0067】この様な断続的な加熱動作をするのは、極
力少ない入力でナイフ等の不適切負荷が加熱されている
ことを検知して、この不適切負荷が高温になることを防
いだり、無負荷状態及び誘導加熱に適さない負荷14で
インバータ回路13が動作し続けてスイッチング手段1
3aに過大な電気・熱ストレスが印加されて破壊するこ
とを防ぐと共に、1分以内に不適切負荷から誘導加熱に
適した負荷に取り替えたり、負荷14を無負荷状態から
誘導加熱に適した負荷に変更した場合等を素早く検知で
きるようにしているためである。
【0068】また入力P対スイッチング手段13aの両
端電圧V特性が図6(a)の特性Dの様な場合は第2の
記憶手段M2が記憶している領域X2に到達するので、
第1の入力抑制手段19は第2の入力抑制状態19bを
選択して駆動手段16に第2の入力抑制状態19bにす
る信号を出力する。同様に入力P対加熱コイル13bに
流れる電流I特性が図7(a)の特性Jの様な場合は第
4の記憶手段M4が記憶している領域Y2に到達するの
で、第2の入力抑制手段21は第4の入力抑制状態21
bを選択して駆動手段16に第4の入力抑制状態21b
にする信号を出力する。
【0069】本実施例では、第2の入力抑制状態19b
は駆動手段16がスイッチング手段13aを駆動し始め
てそのオン時間を徐々に増加させて、例えば特性Dの負
荷14の場合は図6(a)に示す特性Dの動作線と領域
X2とが交わる点D1になると、スイッチング手段13
aの駆動をやめて負荷14の誘導加熱を約2秒間停止し
た後再びスイッチング手段13aの駆動を開始するとい
う動作を繰り返すというものである。また1分以内に、
図6(a)の特性Eの様な負荷14に変更する等して領
域X2と特性線が交差しなくなると、第1の入力抑制手
段19が、第2の入力抑制状態19bを解除する信号を
駆動手段16に出力して、所望の入力での誘導加熱を開
始する。ここで第2の入力抑制状態19bが第1の入力
抑制状態19aと異なるのは、タイマー手段23がこの
動作をしている時間をカウントしない点である。この様
にすることで、特性Dの様な特性を持つ負荷14を加熱
している時は、1分経過しても待機モードになる事なく
調理を続けることができると共に、第1の記憶手段M1
が記憶している第1の入力抑制状態19aと第2の入力
抑制状態19bの共通動作部分を共有することができ、
第1の記憶手段M1の記憶容量の節減が可能である。
【0070】ここで領域X2は、図6(a)のように上
記領域X1を含み、領域X1を横軸の正方向に所望の値
だけ平行移動し、且つ特性Dの様な負荷でスイッチング
手段13aに過大な電圧・電流が印加されて破壊の恐れ
の生じない領域を含む様に設定してある。これは領域X
1、X2の共有部分を多くして領域X1、X2を記憶し
ている第2の記憶手段M2の記憶容量を節減すると共に
特性Dの様な負荷でも可能な限り大きい入力で加熱でき
るようにするためである。更に、負荷14の特性が領域
X1及びX2に同時に達した場合は領域X1に達したと
判断し、第1の入力抑制状態19aになる。また、特性
Eの様な特性の負荷14で加熱開始して誘導加熱に適正
な鍋と判断して加熱している状態で、加熱コイル13b
と負荷14の距離が離れたり、加熱コイル13bと負荷
14がずれる等の原因で負荷14と加熱コイル13bの
磁気結合が小さくなった場合や、負荷14の磁気特性が
その負荷14の温度の上昇と共に徐々に変化していった
場合等に特性Dの様になって入力抑制の対象負荷と判断
し、第2の入力抑制状態19bにしてスイッチング手段
13a等に電気・熱的ストレスが印加されることを防い
でいる。
【0071】同様に、第4の入力抑制状態21bは駆動
手段16がスイッチング手段13aを駆動し始めてその
オン時間を徐々に増加させて、例えば特性Jの負荷14
の場合は図7(a)に示す特性Jの動作線と領域Y2と
が交わる点J1になると、スイッチング手段13aの駆
動をやめて負荷14の誘導加熱を約2秒間停止した後再
びスイッチング手段13aの駆動を開始するという動作
を繰り返すというものである。
【0072】また1分以内に、図7(a)の特性Kの様
な負荷14に変更する等して領域Y2と特性線が交差し
なくなると、第2の入力抑制手段21が、第4の入力抑
制状態21bを解除する信号を駆動手段16に出力し
て、所望の入力での誘導加熱を開始する。ここで第4の
入力抑制状態21bが第3の入力抑制状態21aと異な
るのは、タイマー手段23がこの動作をしている時間を
カウントしない点である。このようにすることで、特性
Jの様な特性を持つ負荷14を加熱している時は、1分
経過しても待機モードになる事なく調理を続けることが
できると共に、第3の記憶手段M3が記憶している第3
の入力抑制状態21aと第4の入力抑制状態21bの共
通動作部分を共有することができ、第3の記憶手段M3
の記憶容量の節減が可能である。また、この動作は、上
記第1の入力抑制状態19aと第2の入力抑制状態19
bの共通動作部分とも共有することで記憶容量の増加を
防いでいる。
【0073】ここで領域Y2は、図7(a)のように上
記領域Y1を含み、領域Y1を横軸の正方向に所望の値
だけ平行移動し、且つ特性Jの様な負荷でスイッチング
手段13aに過大な電圧・電流が印加されて破壊の恐れ
の生じない領域を含む様に設定してある。これは領域Y
1、Y2の共有部分を多くして領域Y1、Y2を記憶し
ている第4の記憶手段M4の記憶容量を節減すると共に
特性Jの様な負荷でも可能な限り大きい入力で加熱でき
るようにするためである。更に、負荷14の特性が領域
Y1及びY2に同時に達した場合は領域Y1に達したと
判断し、第3の入力抑制状態21aになる。また、特性
Kの様な特性の負荷14で加熱開始して誘導加熱に適正
な鍋と判断して加熱している状態で、加熱コイル13b
と負荷14の距離が離れたり、加熱コイル13bと負荷
14がずれる等の原因で負荷14と加熱コイル13bの
磁気結合が小さくなった場合や、負荷14の磁気特性が
その負荷14の温度の上昇と共に徐々に変化していった
場合等に特性Jの様になって入力抑制の対象負荷である
と判断し、第4の入力抑制状態21bにしてスイッチン
グ手段13a等に電気・熱的ストレスが印加されること
を防いでいる。
【0074】また、入力P対スイッチング手段13aの
両端電圧V特性が図6(a)の特性Eの様な場合は第2
の記憶手段M2が記憶している領域X1及びX2どちら
にも到達しないので、第1の入力抑制手段19は駆動手
段16に何も信号を出力せず、所望の火力で負荷14を
加熱できる。同様に、入力P対加熱コイル13bに流れ
る電流I特性が図7(a)の特性Kの様な場合は第4の
記憶手段M4が記憶している領域Y1及びY2どちらに
も到達しないので、第2の入力抑制手段21は駆動手段
16に何も信号を出力せず、所望の火力で負荷14を加
熱できる。
【0075】更に、入力P対スイッチング手段13aの
両端電圧V特性が図6(a)のT特性であって、入力P
対加熱コイル13bに流れる電流I特性が図7(a)の
U特性であるような負荷14は入力の抑制をせずに加熱
し、入力P対スイッチング手段13aの両端電圧V特性
が図6(a)のE特性の負荷14は入力を抑制したい場
合において、入力P対スイッチング手段13aの両端電
圧V特性が図6(a)のE特性である負荷14が、入力
P対加熱コイル13bに流れる電流I特性が図7(a)
のH特性である場合は、第1の入力抑制手段19は不適
性負荷であるにも関わらず、適正負荷と判断してしまう
が、第2の入力抑制手段21が不適正負荷と判断して、
第3の入力抑制状態21aにすることができる。逆に、
入力P対スイッチング手段13aの両端電圧V特性が図
6(a)のT特性であって、入力P対加熱コイル13b
に流れる電流I特性が図7(a)のU特性であるような
負荷14は入力の抑制をせずに加熱し、入力P対加熱コ
イル13bに流れる電流I特性が図7(a)のK特性の
負荷14は入力を抑制したい場合等において、入力P対
加熱コイル13bに流れる電流I特性が図7(a)のK
特性の負荷14が、入力P対スイッチング手段13aの
両端電圧V特性が図6(a)のC特性である場合は、第
2の入力抑制手段21は不適性負荷であるにも関わら
ず、適正負荷と判断してしまうが、第1の入力抑制手段
19が不適正負荷と判断して、第1の入力抑制状態19
aにすることができる。
【0076】以上のように本実施例によれば、加熱開始
時に入力P対スイッチング手段13aの両端電圧V特性
または入力P対加熱コイル13bに流れる電流I特性に
基づいて誘導加熱に適するかどうかを判別して使用者に
報知できると共に、加熱途中に入力P対スイッチング手
段13aの両端電圧V特性または入力P対加熱コイル1
3bに流れる電流I特性が上記した原因などによって変
化した場合等で誘導加熱に適するが不適正負荷と判定す
ることをなくし、使用者に誘導加熱に適正な負荷である
のに不適性負荷と報知せずに、当該負荷をスイッチング
手段13a等に過大な電気・熱的ストレスを印加するこ
となく加熱を継続することが可能となると共に、一方の
入力抑制手段で不適正負荷と判断できなくても、他方の
入力抑制手段で不適正負荷と判断できる場合には、所望
の入力抑制状態にすることができるので更にきめ細かく
所望の負荷に対して入力を抑制することができる。
【0077】尚、本実施例のように第2の入力抑制状態
19bを加熱・非加熱と言う断続的にインバータ回路1
3を動作させて負荷14を加熱するのではなく、第1の
入力抑制状態19aと第2の入力抑制状態19bの動作
を共用せずに第2の入力抑制状態19bを連続的に所定
の入力、例えば図6(a)の動作点D1での入力Pd1
より極小さな動作点D2での入力Pd2に維持して、特
性Dの負荷で加熱できるほぼ最大の入力で加熱する等の
方法でも良いことは言うまでもない。同様に、本実施例
のように第4の入力抑制状態21bを加熱・非加熱と言
う断続的にインバータ回路13を動作させて負荷14を
加熱するのではなく、第3の入力抑制状態21aと第4
の入力抑制状態21bの動作の共用部分を持たせずに第
4の入力抑制状態21bを連続的に所定の入力、例えば
図7(a)の動作点J1での入力Pj1より極小さな動
作点J2での入力Pj2に維持して特性Jの負荷で加熱
できるほぼ最大の入力で加熱する等の方法でも良いこと
は言うまでもない。
【0078】また、本実施例ではインバータ回路13は
スイッチング手段を1個含む構成としているが2個以上
有する構成であっても、同様の効果が得られるのは言う
までもないことである。そして、第1の入力抑制手段1
9及び第2の入力抑制手段21は入力抑制状態を各々2
種有するものとしているが3種以上有しても同様の効果
が得られると共に更にきめ細かい入力抑制を行うことが
できることは言うまでもない。更に、各入力抑制状態へ
の移行条件は本実施例の条件のみに限らないし、電圧検
知手段18が検知する電圧はスイッチング手段13aの
両端電圧に限らないし、電流検知手段20が検知する電
流は加熱コイル13bに流れる電流に限らない。
【0079】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、入力検知手段が、インバータ回路への入力を検知
し、電圧検出手段がインバータ回路が発生する高周波電
圧値を検知し、また入力検知手段の出力に対する電圧検
知手段の出力の特性は負荷によって異なるので、入力検
知手段の出力に対する電圧検知手段の出力に応じて、入
力抑制手段がインバータ回路の動作状態を検知すること
ができ、加熱される負荷が誘導加熱に適するか否か、あ
るいは加熱しても良いかどうかを判断すること等が可能
である。それ故制御回路は、入力抑制手段の判断に基づ
いた制御信号をインバータ回路に出力でき、インバータ
回路の入力を抑制することができる。
【0080】更に入力抑制手段は少なくとも2種以上の
入力抑制状態を有しているので、負荷によって異なる、
入力検知手段の出力に対する電圧検知手段の出力の特性
に応じて、複数の入力抑制状態から所望の入力抑制状態
を選択し、所望の負荷に対してきめ細かに入力を抑制す
ることができる。
【0081】また、請求項2記載の発明によれば、入力
検知手段は、インバータ回路への入力を検知し、電流検
出手段がインバータ回路に流れる電流値を検知し、また
入力検知手段の出力に対する電流検知手段の出力の特性
は負荷によって異なるので、入力検知手段の出力に対す
る電流検知手段の出力に応じて、入力抑制手段がインバ
ータ回路の動作状態を検知することができ、加熱される
負荷が誘導加熱に適するか否か、あるいは加熱しても良
いかどうかを判断すること等が可能である。それ故制御
回路は、入力抑制手段の判断に基づいた制御信号をイン
バータ回路に出力でき、インバータ回路の入力を抑制す
ることができる。
【0082】更に入力抑制手段は少なくとも2種以上の
入力抑制状態を有しているので、負荷によって異なる、
入力検知手段の出力に対する電流検知手段の出力の特性
に応じて、複数の入力抑制状態から所望の入力抑制状態
を選択し、所望の負荷に対してきめ細かに入力を抑制す
ることができる。
【0083】また、請求項3記載の発明によれば、入力
検知手段は、インバータ回路への入力を検知し、電圧検
出手段がインバータ回路が発生する高周波電圧値を検知
し、また入力検知手段の出力に対する電圧検知手段の出
力の特性は負荷によって異なるので、入力検知手段の出
力に対する電圧検知手段の出力に応じて、第1の入力抑
制手段がインバータ回路の動作状態を検知することがで
きるので、加熱される負荷が誘導加熱に適するか否か、
あるいは加熱しても良いかどうかを判断すること等が可
能である。それ故制御回路は、第1の入力抑制手段がこ
の判断に基づいた制御信号をインバータ回路に出力で
き、インバータ回路の入力を抑制することができる。
【0084】同様に電流検出手段がインバータ回路に流
れる電流値を検知し、また入力検知手段の出力に対する
電流検知手段の出力の特性は負荷によって異なるので、
入力検知手段の出力に対する電流検知手段の出力に応じ
て、第2の入力抑制手段がインバータ回路の動作状態を
検知することができ、加熱される負荷が誘導加熱に適す
るか否か、あるいは加熱しても良いかどうかを判断する
こと等が可能である。それ故制御回路は、第2の入力抑
制手段の判断に基づいた制御信号をインバータ回路に出
力でき、インバータ回路の入力を抑制することができ
る。
【0085】更に第1及び第2の入力抑制手段が夫々入
力抑制状態を有しているので、特性が異なる複数の負荷
を個々に加熱し、その中の所望の負荷に対して入力を抑
制したい場合において、入力検知手段の出力に対する電
圧検知手段または電流検知手段の出力の特性のどちらか
一方では、その特性に差異が無く所望の負荷に限って入
力を抑制できない場合でも、他方でその特性に差異があ
る場合は、特性の差異を検知でき得る第1あるいは第2
の入力抑制限手段によって入力を抑制することができる
ので、所望の負荷に対して更にきめ細かに入力を抑制す
ることができる。
【0086】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項3記載の発明において第1、2の入力抑制手段の少な
くとも一方が入力抑制状態を少なくとも2種以上具備す
る構成としたものであり、第1及び第2の入力抑制手段
の少なくとも一方が少なくとも2種以上の入力抑制状態
を有しているので、特性が異なる複数の負荷を個々に加
熱する場合、入力検知手段の出力に対する電圧検知手段
または電流検知手段の出力の特性のどちらか一方では、
その特性に差異が無く異なる入力抑制状態にできない場
合でも、他方でその特性に差異がある場合は、特性の差
異を検知できる第1あるいは第2の入力抑制限手段に2
種以上の入力抑制状態を設定することができるので、負
荷によって異なっている、入力検知手段の出力に対する
電圧検知手段または電流検知手段の出力の特性に応じて
複数の入力抑制状態から所望の入力抑制状態を設定し、
相異なる入力抑制状態にすることができ、所望の負荷に
対して更にきめ細かに入力を抑制することができる。
【0087】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項1〜4記載の発明において、前記制御回路が報知手段
を有し、この報知手段は前記入力抑制手段が備える複数
の入力抑制状態に対応して、少なくとも1つ以上の報知
を行う構成としたものであり、入力抑制手段が設定した
入力抑制状態に応じて、報知手段が、所望の入力抑制状
態に対して少なくとも1つ以上の報知を行うことができ
るので、使用者が現在どの様な入力抑制状態であるかを
認知できる。
【0088】また、請求項6記載の発明によれば、請求
項1〜5記載の発明において、前記制御手段がタイマー
手段を有し、前記入力抑制手段がインバータ回路の入力
を抑制している状態において、前記タイマー手段が第1
の入力抑制状態である時間をカウントし、このカウント
結果で前記インバータ回路の動作を所定の動作モードに
移し、前記第1の抑制状態を解除あるいは第2の入力抑
制状態になれば前記タイマー手段がカウントすることを
停止あるいはカウントした時間をクリアする構成とした
ものであり、タイマー手段が第1の入力抑制状態である
時間をカウントできるので、このカウント結果で入力抑
制手段がインバータ回路の動作モードを変更することが
可能である。また、第1の抑制状態が解除あるいは第2
の抑制状態になれば、カウント手段がカウントした時間
を保留またはクリアするので、第1の抑制状態から第2
の抑制状態に移行すれば、入力抑制手段がインバータ回
路の動作モードを変更しないので、誘導加熱に適してい
る負荷であるにも関わらず、入力抑制手段が誘導加熱に
不適切であると判断して、インバータ回路の動作モード
を変更しない様にでき、第2の入力抑制状態または所定
の入力で負荷を加熱することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の誘導加熱調理器の構成
を示すブロック図
【図2】同、誘導加熱調理器の入力に対するスイッチン
グ手段の両端電圧の特性図
【図3】本発明の第2の実施例の誘導加熱調理器の構成
を示すブロック図
【図4】同、誘導加熱調理器の入力に対する加熱コイル
に流れる電流の特性図
【図5】本発明の第3の実施例の誘導加熱調理器の構成
を示すブロック図
【図6】同、誘導加熱調理器の入力に対するスイッチン
グ手段の両端電圧の特性図
【図7】同、誘導加熱調理器の入力に対する加熱コイル
に流れる電流の特性図
【符号の説明】
13 インバータ回路 13a スイッチング手段 13b 加熱コイル 15 制御回路 17 入力検知手段 18 電圧検知手段 19 (第1の)入力抑制手段 19a 第1の入力抑制状態 19b 第2の入力抑制状態 20 電流検知手段 21 (第2の)入力抑制手段 21a 第1の(第3の)入力抑制状態 21b 第2の(第4の)入力抑制状態 22 報知手段 23 タイマー手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲野 昭久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 野田 効司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱コイルに高周波電流を供給するイン
    バータ回路と、前記インバータ回路の動作を制御する制
    御回路とを備え、前記制御回路は、前記インバータ回路
    の入力電流を検知する入力検知手段と、前記インバータ
    回路に使用されるスイッチング手段の両端電圧を検知す
    る電圧検知手段と、前記入力検知手段の出力に対する前
    記電圧検知手段の出力に応じて前記インバータ回路の入
    力を抑制する入力抑制手段とを有し、前記入力抑制手段
    による入力抑制状態を少なくとも2種以上具備してなる
    誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 加熱コイルに高周波交流を供給するイン
    バータ回路と、前記インバータ回路の動作を制御する制
    御回路とを備え、前記制御回路は、前記インバータ回路
    の入力電流を検知する入力検知手段と、前記インバータ
    回路内を流れる電流を検知する電流検知手段と、前記入
    力検知手段の出力に対する前記電流検知手段の出力に応
    じて前記インバータ回路の入力を抑制する入力抑制手段
    とを有し、前記入力抑制手段による入力抑制状態を少な
    くとも2種以上具備してなる誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 加熱コイルに高周波電流を供給するイン
    バータ回路と、前記インバータ回路の動作を制御する制
    御回路とを備え、前記制御回路は、前記インバータ回路
    の入力電流を検知する入力検知手段と、前記インバータ
    回路に発生する高周波電圧を検知する電圧検知手段と、
    前記インバータ回路内を流れる電流を検知する電流検知
    手段と、前記入力検知手段の出力に対する前記電圧検知
    手段の出力に応じて、前記インバータ回路の入力を抑制
    する第1の入力抑制手段と、前記入力検知手段の出力に
    対する前記電流検知手段の出力に応じて、前記インバー
    タ回路の入力を抑制する第2の入力抑制手段とを有して
    なる誘導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 入力抑制手段は、その少なくとも一方が
    入力抑制状態を少なくとも2種以上具備してなる請求項
    3記載の誘導加熱調理器。
  5. 【請求項5】 報知手段を備え、前記報知手段は、入力
    抑制手段が有する複数の入力抑制状態に応じて異なる報
    知状態を有してなる請求項1〜4のいずれか1項に記載
    の誘導加熱調理器。
  6. 【請求項6】 タイマー手段を備え、入力抑制手段がイ
    ンバータ回路の入力を抑制している状態において、前記
    タイマー手段が第1の入力抑制状態である時間をカウン
    トし、このカウント結果に応じて前記インバータ回路の
    動作を所定の動作モードに移し、前記第1の抑制状態を
    解除あるいは第2の抑制状態になれば前記タイマー手段
    がカウントすることを停止あるいはカウントした時間を
    クリアしてなる請求項1〜5のいずれか1項に記載の誘
    導加熱調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007294345A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱装置
JP2007294344A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱装置
JP2009259851A (ja) * 2009-08-07 2009-11-05 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱装置及び誘導加熱調理器
JP2015053255A (ja) * 2012-10-15 2015-03-19 アイリスオーヤマ株式会社 電磁調理器

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