JPH11111985A - 薄膜トランジスタの製造方法および液晶表示装置の製造方法 - Google Patents
薄膜トランジスタの製造方法および液晶表示装置の製造方法Info
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- JPH11111985A JPH11111985A JP26636897A JP26636897A JPH11111985A JP H11111985 A JPH11111985 A JP H11111985A JP 26636897 A JP26636897 A JP 26636897A JP 26636897 A JP26636897 A JP 26636897A JP H11111985 A JPH11111985 A JP H11111985A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気的特性、耐久性、および信頼性に優れた
薄膜トランジスタを形成可能な製造方法を提供する。 【解決手段】 絶縁基板1上に、ポリシリコン膜3を形
成した後、所定の形状に素子分離する。次に、ポリシリ
コン膜3の上面にゲート絶縁膜4を形成した後、その上
面にゲート電極5を形成する。次に、ゲート電極5をマ
スクにして、ポリシリコン膜3に不純物イオンを注入し
て、ソース領域6、ドレイン領域7、チャネル領域8を
形成する。次に、ゲート絶縁膜4の上面に層間絶縁膜9
を形成した後、その一部にコンタクトホール10を形成
して、ソース領域6とドレイン領域7を露出させる。次
に、400 ℃以上で熱処理を行って界面を安定化させた
後、コンタクトホール10を介してソース領域6とドレ
イン領域7に金属配線11をオーミック接合させる。
薄膜トランジスタを形成可能な製造方法を提供する。 【解決手段】 絶縁基板1上に、ポリシリコン膜3を形
成した後、所定の形状に素子分離する。次に、ポリシリ
コン膜3の上面にゲート絶縁膜4を形成した後、その上
面にゲート電極5を形成する。次に、ゲート電極5をマ
スクにして、ポリシリコン膜3に不純物イオンを注入し
て、ソース領域6、ドレイン領域7、チャネル領域8を
形成する。次に、ゲート絶縁膜4の上面に層間絶縁膜9
を形成した後、その一部にコンタクトホール10を形成
して、ソース領域6とドレイン領域7を露出させる。次
に、400 ℃以上で熱処理を行って界面を安定化させた
後、コンタクトホール10を介してソース領域6とドレ
イン領域7に金属配線11をオーミック接合させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁基板上に形成
される薄膜トランジスタの製造技術に関し、例えば、ア
クティブマトリクス型の液晶表示装置に用いられる薄膜
トランジスタ等を対象とする。
される薄膜トランジスタの製造技術に関し、例えば、ア
クティブマトリクス型の液晶表示装置に用いられる薄膜
トランジスタ等を対象とする。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリクス型の液晶表示装置
に用いられる薄膜トランジスタ(以下、TFTと呼ぶ)
には、アモルファスシリコン形のTFT(a-Si形TF
T)と、ポリシリコン形のTFT(p-Si形TFT)とが
ある。p-Si形TFTは、a-Si形TFTに比べて電子の移
動度が1〜2桁も高く、CMOS構成が可能で消費電力が少
なく、周辺駆動回路の内蔵も容易という特徴を有する。
に用いられる薄膜トランジスタ(以下、TFTと呼ぶ)
には、アモルファスシリコン形のTFT(a-Si形TF
T)と、ポリシリコン形のTFT(p-Si形TFT)とが
ある。p-Si形TFTは、a-Si形TFTに比べて電子の移
動度が1〜2桁も高く、CMOS構成が可能で消費電力が少
なく、周辺駆動回路の内蔵も容易という特徴を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】p-Si形TFTを製造す
る際には、ゲート酸化膜とポリシリコン層との界面特性
を安定化させるための熱処理や、ソース/ドレイン部の
抵抗を下げるための熱処理が不可欠であり、これらの熱
処理は、400 〜600 ℃程度の温度で行われる。
る際には、ゲート酸化膜とポリシリコン層との界面特性
を安定化させるための熱処理や、ソース/ドレイン部の
抵抗を下げるための熱処理が不可欠であり、これらの熱
処理は、400 〜600 ℃程度の温度で行われる。
【0004】しかしながら、p-Si形TFTはガラス基板
上に形成されるため、プロセス温度をあまり高くできな
いという問題があり、ゲート酸化膜も低い温度で形成し
なければならないことから、TFTの電気的特性にばら
つきが生じやすく、耐久性や信頼性の点でも問題があっ
た。
上に形成されるため、プロセス温度をあまり高くできな
いという問題があり、ゲート酸化膜も低い温度で形成し
なければならないことから、TFTの電気的特性にばら
つきが生じやすく、耐久性や信頼性の点でも問題があっ
た。
【0005】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、電気的特性、耐久性、および
信頼性に優れた薄膜トランジスタを形成可能な製造方法
を提供することにある。
ものであり、その目的は、電気的特性、耐久性、および
信頼性に優れた薄膜トランジスタを形成可能な製造方法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、絶縁基板上に多結晶シリコ
ン層を形成する第1の工程と、前記多結晶シリコン層の
上面に、ゲート酸化膜を形成する第2の工程と、前記ゲ
ート酸化膜の一部に、ゲート電極を形成する第3の工程
と、前記ゲート電極をマスクとして不純物イオンを注入
し、前記多結晶シリコン層内にソース領域およびドレイ
ン領域を形成する第4の工程と、前記多結晶シリコン層
の表面を層間絶縁膜で覆う第5の工程と、前記層間絶縁
膜の一部に第1のコンタクトホールを形成して、前記ソ
ース領域および前記ドレイン領域を露出させる第6の工
程と、前記絶縁基板の歪み点以下の温度で熱処理を行っ
て、前記第1のコンタクトホールの界面状態を安定化さ
せる第7の工程と、前記第1のコンタクトホールに導電
層を埋め込み、この導電層と前記ソース領域とをオーミ
ック接触させ、かつ、前記導電層と前記ドレイン領域と
をオーミック接触させる第8の工程と、を備える。
ために、請求項1の発明は、絶縁基板上に多結晶シリコ
ン層を形成する第1の工程と、前記多結晶シリコン層の
上面に、ゲート酸化膜を形成する第2の工程と、前記ゲ
ート酸化膜の一部に、ゲート電極を形成する第3の工程
と、前記ゲート電極をマスクとして不純物イオンを注入
し、前記多結晶シリコン層内にソース領域およびドレイ
ン領域を形成する第4の工程と、前記多結晶シリコン層
の表面を層間絶縁膜で覆う第5の工程と、前記層間絶縁
膜の一部に第1のコンタクトホールを形成して、前記ソ
ース領域および前記ドレイン領域を露出させる第6の工
程と、前記絶縁基板の歪み点以下の温度で熱処理を行っ
て、前記第1のコンタクトホールの界面状態を安定化さ
せる第7の工程と、前記第1のコンタクトホールに導電
層を埋め込み、この導電層と前記ソース領域とをオーミ
ック接触させ、かつ、前記導電層と前記ドレイン領域と
をオーミック接触させる第8の工程と、を備える。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載の薄膜
トランジスタの製造方法において、前記第6の工程で
は、エッチングにより前記第1のコンタクトホールを形
成し、前記第7の工程では、前記第1のコンタクトホー
ルに接する前記ゲート酸化膜のエッチングによるダメー
ジが回復されるように、所定温度で所定時間だけ熱処理
を行うものである。
トランジスタの製造方法において、前記第6の工程で
は、エッチングにより前記第1のコンタクトホールを形
成し、前記第7の工程では、前記第1のコンタクトホー
ルに接する前記ゲート酸化膜のエッチングによるダメー
ジが回復されるように、所定温度で所定時間だけ熱処理
を行うものである。
【0008】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載の薄膜トランジスタの製造方法において、前記第7の
工程では、400℃以上の温度で熱処理を行う。
載の薄膜トランジスタの製造方法において、前記第7の
工程では、400℃以上の温度で熱処理を行う。
【0009】請求項4の発明は、請求項1〜3の製造方
法を用いた液晶表示装置の製造方法において、前記第8
の工程の後、前記導電層の上面を第2の層間絶縁膜で覆
う第9の工程と、前記第2の層間絶縁膜の一部に第2の
コンタクトホールを形成して前記導電層を露出させる第
10の工程と、前記第2のコンタクトホールを介して前
記導電層とオーミック接触する画素電極を形成する第1
1の工程と、を備えるものである。
法を用いた液晶表示装置の製造方法において、前記第8
の工程の後、前記導電層の上面を第2の層間絶縁膜で覆
う第9の工程と、前記第2の層間絶縁膜の一部に第2の
コンタクトホールを形成して前記導電層を露出させる第
10の工程と、前記第2のコンタクトホールを介して前
記導電層とオーミック接触する画素電極を形成する第1
1の工程と、を備えるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した薄膜トラ
ンジスタの製造方法について、図面を参照しながら具体
的に説明する。以下では、一例として、アクティブマト
リクス型の液晶表示装置に用いられる薄膜トランジスタ
の製造方法を説明する。
ンジスタの製造方法について、図面を参照しながら具体
的に説明する。以下では、一例として、アクティブマト
リクス型の液晶表示装置に用いられる薄膜トランジスタ
の製造方法を説明する。
【0011】図1は本発明に係る薄膜トランジスタの断
面図、図2,3は図1の薄膜トランジスタの製造工程を
示す図、図4は製造工程の手順を説明したフローチャー
トである。本実施形態の薄膜トランジスタは、ポリシリ
コンを材料として形成された、いわゆるp-Si形TFTで
ある。以下、図2〜図4に基づいて図1に示す薄膜トラ
ンジスタの製造工程を説明する。
面図、図2,3は図1の薄膜トランジスタの製造工程を
示す図、図4は製造工程の手順を説明したフローチャー
トである。本実施形態の薄膜トランジスタは、ポリシリ
コンを材料として形成された、いわゆるp-Si形TFTで
ある。以下、図2〜図4に基づいて図1に示す薄膜トラ
ンジスタの製造工程を説明する。
【0012】まず、図4のステップS1および図2
(a)に示すように、無アルカリガラスやアルカリガラ
ス等からなる絶縁基板1上に、プラズマCVDによって
膜厚500〜1000オングストロームの非晶質シリコン(ア
モルファスシリコン)膜2を形成する。この非晶質シリ
コン膜2は、プラズマCVDに限らず、減圧CVD装置
を用いたジシランの熱分解法により成膜することも可能
である。
(a)に示すように、無アルカリガラスやアルカリガラ
ス等からなる絶縁基板1上に、プラズマCVDによって
膜厚500〜1000オングストロームの非晶質シリコン(ア
モルファスシリコン)膜2を形成する。この非晶質シリ
コン膜2は、プラズマCVDに限らず、減圧CVD装置
を用いたジシランの熱分解法により成膜することも可能
である。
【0013】次に、図4のステップS2に示すように、
約400 ℃で約1時間の熱処理を行い、非晶質シリコン膜
2中の水素を脱離させる。この熱処理工程は、非晶質シ
リコンを結晶化させる際のレーザー照射により、アブレ
ーションを発生させないために設けられる。
約400 ℃で約1時間の熱処理を行い、非晶質シリコン膜
2中の水素を脱離させる。この熱処理工程は、非晶質シ
リコンを結晶化させる際のレーザー照射により、アブレ
ーションを発生させないために設けられる。
【0014】次に、図4のステップS3および図2
(b)に示すように、非晶質シリコン膜2にレーザーを
照射して結晶化し、多結晶シリコン(ポリシリコン)膜
3を形成した後、所定の形状に素子分離する。
(b)に示すように、非晶質シリコン膜2にレーザーを
照射して結晶化し、多結晶シリコン(ポリシリコン)膜
3を形成した後、所定の形状に素子分離する。
【0015】次に、図4のステップS4および図2
(c)に示すように、ポリシリコン膜3の上面に、常圧
CVD法によりゲート絶縁膜4を形成する。次に、図4
のステップS5に示すように、500 ℃以上の温度で5時
間ほど、ゲート絶縁膜4を熱処理する。この場合、熱処
理温度が高いほど、ポリシリコン膜3とゲート絶縁膜4
との間に発生される界面準位は小さくなり、ゲート絶縁
膜4の信頼性は高くなる。より詳細には、熱処理温度が
高いほど、BTS試験などにおける特性のシフト量は小
さくなる一方で、反りやうねりなど、絶縁基板1の変形
は大きくなる。また、冷却速度が( −2) ℃/分〜( −
5) ℃/分の範囲内では、収縮量も大きくなる。
(c)に示すように、ポリシリコン膜3の上面に、常圧
CVD法によりゲート絶縁膜4を形成する。次に、図4
のステップS5に示すように、500 ℃以上の温度で5時
間ほど、ゲート絶縁膜4を熱処理する。この場合、熱処
理温度が高いほど、ポリシリコン膜3とゲート絶縁膜4
との間に発生される界面準位は小さくなり、ゲート絶縁
膜4の信頼性は高くなる。より詳細には、熱処理温度が
高いほど、BTS試験などにおける特性のシフト量は小
さくなる一方で、反りやうねりなど、絶縁基板1の変形
は大きくなる。また、冷却速度が( −2) ℃/分〜( −
5) ℃/分の範囲内では、収縮量も大きくなる。
【0016】次に、図4のステップS6および図2
(d)に示すように、ゲート絶縁膜4上にゲート電極5
を形成する。次に、図2のステップS7および図3
(a)に示すように、ゲート電極5をマスクに用いて、
ポリシリコン膜3に不純物イオンを注入し、自己整合構
造のソース領域6、ドレイン領域7、およびチャネル領
域8を形成する。このとき、pチャネル型にするか、n
チャネル型にするかによって、注入する不純物イオンの
種類を変える。
(d)に示すように、ゲート絶縁膜4上にゲート電極5
を形成する。次に、図2のステップS7および図3
(a)に示すように、ゲート電極5をマスクに用いて、
ポリシリコン膜3に不純物イオンを注入し、自己整合構
造のソース領域6、ドレイン領域7、およびチャネル領
域8を形成する。このとき、pチャネル型にするか、n
チャネル型にするかによって、注入する不純物イオンの
種類を変える。
【0017】次に、図4のステップS8および図3
(b)に示すように、ゲート絶縁膜4の上面に層間絶縁
膜9を形成する。次に、図4のステップS9に示すよう
に、ソース領域6およびドレイン領域7の抵抗を下げる
ために、約600 ℃で3時間ほど、熱処理を行う。このと
き、熱処理温度が高いほど低抵抗になり、電気的特性が
向上するが、絶縁基板1の収縮量も大きくなる。
(b)に示すように、ゲート絶縁膜4の上面に層間絶縁
膜9を形成する。次に、図4のステップS9に示すよう
に、ソース領域6およびドレイン領域7の抵抗を下げる
ために、約600 ℃で3時間ほど、熱処理を行う。このと
き、熱処理温度が高いほど低抵抗になり、電気的特性が
向上するが、絶縁基板1の収縮量も大きくなる。
【0018】次に、図4のステップS10および図3
(c)に示すように、ゲート絶縁膜4および層間絶縁膜
9の所定箇所にコンタクトホール10を形成する。次
に、図4のステップS11に示すように、約400 ℃、ある
いはそれ以上の温度で15〜180 分間の熱処理を行う。こ
れにより、4×1011(cm -2eV-1) の界面準位密度が3
×1010(cm -2eV-1) に減少し、良好な特性が得られる
ことが確認できた。なお、ステップS11の熱処理は、窒
素等の不活性ガス雰囲気中で行われる。
(c)に示すように、ゲート絶縁膜4および層間絶縁膜
9の所定箇所にコンタクトホール10を形成する。次
に、図4のステップS11に示すように、約400 ℃、ある
いはそれ以上の温度で15〜180 分間の熱処理を行う。こ
れにより、4×1011(cm -2eV-1) の界面準位密度が3
×1010(cm -2eV-1) に減少し、良好な特性が得られる
ことが確認できた。なお、ステップS11の熱処理は、窒
素等の不活性ガス雰囲気中で行われる。
【0019】次に、図4のステップS12および図3
(d)に示すように、コンタクトホール10を介してソ
ース領域6とドレイン領域7に金属配線11をオーミッ
ク接合させ、その上面に層間絶縁膜12を形成した後、
図4のステップS13のように、コンタクトホールを形成
して、金属配線11上に透明電極13を形成し、所定の
形状に加工する。
(d)に示すように、コンタクトホール10を介してソ
ース領域6とドレイン領域7に金属配線11をオーミッ
ク接合させ、その上面に層間絶縁膜12を形成した後、
図4のステップS13のように、コンタクトホールを形成
して、金属配線11上に透明電極13を形成し、所定の
形状に加工する。
【0020】次に、上記の工程により形成された薄膜ト
ランジスタアレイ基板を、対向基板と所定間隔を隔てて
対向配置し、それらの間に液晶を注入して張り合わせる
ことにより、液晶表示装置が得られる。
ランジスタアレイ基板を、対向基板と所定間隔を隔てて
対向配置し、それらの間に液晶を注入して張り合わせる
ことにより、液晶表示装置が得られる。
【0021】このように、本実施形態は、層間絶縁膜9
の所定箇所にコンタクトホール10を形成した後、ソー
ス電極やドレイン電極を形成する前に、400 ℃以上の温
度で熱処理を行うため、界面を安定化させることがで
き、その後にソース電極やドレイン電極を形成したとき
に、接触抵抗を低減でき、移動度が向上するなど、TF
Tの電気的特性がよくなる。この結果、液晶表示装置の
駆動速度を向上できる。従来のように、ソース電極やド
レイン電極形成用のコンタクトホール10を形成した後
に熱処理を行わずにTFTを形成すると、大量の直流電
流(例えば、ゲート幅Wとゲート長Lの比W/Lが10/5
μm の場合で0.1mA 以上の直流電流)が流れた場合に、
トランジスタ特性が劣化してオン・オフ比が取れなくな
るという問題があった。
の所定箇所にコンタクトホール10を形成した後、ソー
ス電極やドレイン電極を形成する前に、400 ℃以上の温
度で熱処理を行うため、界面を安定化させることがで
き、その後にソース電極やドレイン電極を形成したとき
に、接触抵抗を低減でき、移動度が向上するなど、TF
Tの電気的特性がよくなる。この結果、液晶表示装置の
駆動速度を向上できる。従来のように、ソース電極やド
レイン電極形成用のコンタクトホール10を形成した後
に熱処理を行わずにTFTを形成すると、大量の直流電
流(例えば、ゲート幅Wとゲート長Lの比W/Lが10/5
μm の場合で0.1mA 以上の直流電流)が流れた場合に、
トランジスタ特性が劣化してオン・オフ比が取れなくな
るという問題があった。
【0022】これに対して、図3のステップS11のよう
に、ゲート絶縁膜4およびコンタクトホール10を形成
した後に400 ℃以上で熱処理を行った後に、ソース電極
やドレイン電極を形成したTFTを使って信頼性試験を
行ったところ、W/L=10/5のサンプルに0.1mA の直流
電流が流れても、十分なオン・オフ比が取れることが確
認できた。このように特性が改善した理由は、ゲート絶
縁膜4にコンタクトホールを形成する際、特に、RIE の
ようなドライエッチングによりコンタクトホールを形成
すると、ゲート絶縁膜中のコンタクトホール10の側壁
がダメージを受け、このダメージが熱処理工程により回
復できたためと考えられる。
に、ゲート絶縁膜4およびコンタクトホール10を形成
した後に400 ℃以上で熱処理を行った後に、ソース電極
やドレイン電極を形成したTFTを使って信頼性試験を
行ったところ、W/L=10/5のサンプルに0.1mA の直流
電流が流れても、十分なオン・オフ比が取れることが確
認できた。このように特性が改善した理由は、ゲート絶
縁膜4にコンタクトホールを形成する際、特に、RIE の
ようなドライエッチングによりコンタクトホールを形成
すると、ゲート絶縁膜中のコンタクトホール10の側壁
がダメージを受け、このダメージが熱処理工程により回
復できたためと考えられる。
【0023】また、本実施形態では、界面のダメージ回
復のための熱処理を行った後に、金属配線11により、
ソース電極やドレイン電極の形成を行っている。その
際、熱処理が必要となるが、金属配線11は通常、Alや
Alの合金を材料としており、高温で熱処理を行うと、ヒ
ロックが発生するおそれがあり、低温で熱処理を行わざ
るを得ない。しかしながら、本実施形態は、ソース電極
やドレイン電極の形成前に、ダメージ回復のための高温
の熱処理を行うため、ヒロックが発生するおそれはな
い。
復のための熱処理を行った後に、金属配線11により、
ソース電極やドレイン電極の形成を行っている。その
際、熱処理が必要となるが、金属配線11は通常、Alや
Alの合金を材料としており、高温で熱処理を行うと、ヒ
ロックが発生するおそれがあり、低温で熱処理を行わざ
るを得ない。しかしながら、本実施形態は、ソース電極
やドレイン電極の形成前に、ダメージ回復のための高温
の熱処理を行うため、ヒロックが発生するおそれはな
い。
【0024】なお、図4のステップS11では、約400
℃で熱処理を行う例を説明したが、熱処理温度は400 ℃
以上であれば、同様の効果が得られる。
℃で熱処理を行う例を説明したが、熱処理温度は400 ℃
以上であれば、同様の効果が得られる。
【0025】また、上述した実施形態では、液晶表示装
置に用いられる薄膜トランジスタを一例として説明した
が、本実施形態の薄膜トランジスタは、液晶表示装置以
外で用いられる各種のトランジスタにも適用可能であ
る。
置に用いられる薄膜トランジスタを一例として説明した
が、本実施形態の薄膜トランジスタは、液晶表示装置以
外で用いられる各種のトランジスタにも適用可能であ
る。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ソース電極とドレイン電極を形成する目的でコン
タクトホールを形成した後、コンタクトホール形成の際
に生じたゲート絶縁膜のダメージを回復すべく、熱処理
を行ってから、ソース電極とドレイン電極を形成するよ
うにしたため、TFTの電気的特性や耐久性や信頼性が
向上する。
れば、ソース電極とドレイン電極を形成する目的でコン
タクトホールを形成した後、コンタクトホール形成の際
に生じたゲート絶縁膜のダメージを回復すべく、熱処理
を行ってから、ソース電極とドレイン電極を形成するよ
うにしたため、TFTの電気的特性や耐久性や信頼性が
向上する。
【図1】本発明に係る薄膜トランジスタの断面図。
【図2】図1の薄膜トランジスタの製造工程図。
【図3】図2に続く製造工程図。
【図4】製造工程の手順を説明したフローチャート。
1 絶縁基板 2 非晶質シリコン膜 3 ポリシリコン膜 4 ゲート絶縁膜 5 ゲート電極 6 ソース領域 7 ドレイン領域 8 チャネル領域 9,12 層間絶縁膜 10 コンタクトホール 11 金属配線 13 透明電極
Claims (4)
- 【請求項1】絶縁基板上に多結晶シリコン層を形成する
第1の工程と、 前記多結晶シリコン層の上面に、ゲート酸化膜を形成す
る第2の工程と、 前記ゲート酸化膜の一部に、ゲート電極を形成する第3
の工程と、 前記ゲート電極をマスクとして不純物イオンを注入し、
前記多結晶シリコン層内にソース領域およびドレイン領
域を形成する第4の工程と、 前記多結晶シリコン層の表面を層間絶縁膜で覆う第5の
工程と、 前記層間絶縁膜の一部に第1のコンタクトホールを形成
して、前記ソース領域および前記ドレイン領域を露出さ
せる第6の工程と、 前記絶縁基板の歪み点以下の温度で熱処理を行って、前
記第1のコンタクトホールの界面状態を安定化させる第
7の工程と、 前記第1のコンタクトホールに導電層を埋め込み、この
導電層と前記ソース領域とをオーミック接触させ、か
つ、前記導電層と前記ドレイン領域とをオーミック接触
させる第8の工程と、を備えることを特徴とする薄膜ト
ランジスタの製造方法。 - 【請求項2】前記第6の工程では、エッチングにより前
記第1のコンタクトホールを形成し、 前記第7の工程では、前記第1のコンタクトホールに接
する前記ゲート酸化膜のエッチングによるダメージが回
復されるように、所定温度で所定時間だけ熱処理を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタの
製造方法。 - 【請求項3】前記第7の工程では、400℃以上の温度
で熱処理を行うことを特徴とする請求項1または2に記
載の薄膜トランジスタの製造方法。 - 【請求項4】前記第8の工程の後、前記導電層の上面を
第2の層間絶縁膜で覆う第9の工程と、 前記第2の層間絶縁膜の一部に第2のコンタクトホール
を形成して前記導電層を露出させる第10の工程と、 前記第2のコンタクトホールを介して前記導電層とオー
ミック接触する画素電極を形成する第11の工程と、を
備えることを特徴とする請求項1〜3の製造方法を用い
た液晶表示装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26636897A JPH11111985A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 薄膜トランジスタの製造方法および液晶表示装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26636897A JPH11111985A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 薄膜トランジスタの製造方法および液晶表示装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11111985A true JPH11111985A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17429981
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26636897A Abandoned JPH11111985A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 薄膜トランジスタの製造方法および液晶表示装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11111985A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100447893B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2004-09-08 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 박막 트랜지스터 제조방법 |
| KR100701658B1 (ko) * | 2001-06-14 | 2007-03-30 | 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 | 액정표시장치의 제조방법 |
| KR100813016B1 (ko) * | 2001-10-22 | 2008-03-13 | 삼성전자주식회사 | 액정표시장치의 제조방법 |
| WO2016023243A1 (zh) * | 2014-08-14 | 2016-02-18 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 阵列基板及其制造方法、显示装置 |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP26636897A patent/JPH11111985A/ja not_active Abandoned
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100701658B1 (ko) * | 2001-06-14 | 2007-03-30 | 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 | 액정표시장치의 제조방법 |
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| US7060544B2 (en) | 2001-12-26 | 2006-06-13 | Lg.Philips Lcd Co., Ltd. | Fabricating method of thin film transistor |
| WO2016023243A1 (zh) * | 2014-08-14 | 2016-02-18 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 阵列基板及其制造方法、显示装置 |
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