JPH11112340A - デュアルpllシンセサイザ、高周波モジュール及び高周波モジュール用基板の製造方法 - Google Patents
デュアルpllシンセサイザ、高周波モジュール及び高周波モジュール用基板の製造方法Info
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- JPH11112340A JPH11112340A JP9285980A JP28598097A JPH11112340A JP H11112340 A JPH11112340 A JP H11112340A JP 9285980 A JP9285980 A JP 9285980A JP 28598097 A JP28598097 A JP 28598097A JP H11112340 A JPH11112340 A JP H11112340A
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Landscapes
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Structure Of Printed Boards (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 デュアルPLLシンセサイザ等の小型化及び
低コスト化を図る。 【構成】 出力すべき高周波信号のチャンネルを高速に
切り替えるために2つの周波数シンセサイザ1a,bが
設けられている。周波数シンセサイザ1a、bの各後段
には、アッテネータ2a,b、増幅器3a,b、アッテ
ネータ4a,b、増幅器5a、b、スイッチ回路7等が
各々接続されている。チャンネル切り替え回路9によ
り、増幅器3a、b及び増幅器5a、bのオンオフとス
イッチ回路7が切り替えられる。アッテネータ2a,b
と、増幅器3a,b、5a、bとの双方により、周波数
シンセサイザ1a、bその後段のスイッチ回路7との間
に大きなアイソレーションが確保され、2系統間のアイ
ソレーションが図られる。
低コスト化を図る。 【構成】 出力すべき高周波信号のチャンネルを高速に
切り替えるために2つの周波数シンセサイザ1a,bが
設けられている。周波数シンセサイザ1a、bの各後段
には、アッテネータ2a,b、増幅器3a,b、アッテ
ネータ4a,b、増幅器5a、b、スイッチ回路7等が
各々接続されている。チャンネル切り替え回路9によ
り、増幅器3a、b及び増幅器5a、bのオンオフとス
イッチ回路7が切り替えられる。アッテネータ2a,b
と、増幅器3a,b、5a、bとの双方により、周波数
シンセサイザ1a、bその後段のスイッチ回路7との間
に大きなアイソレーションが確保され、2系統間のアイ
ソレーションが図られる。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は例えばPHS基地局
の送受信機の局部発振器又は搬送波発振器として利用さ
れるものであり、発振周波数のチャンネルを高速に切り
替えることが可能なデュアルPLLシンセサイザに関す
る。また、デュアルPLLシンセサイザ等の高周波回路
を実装した基板がマザーボード上に取り付けられた構造
の高周波モジュール、高周波モジュールに用いられる基
板を製造する方法に関する。
の送受信機の局部発振器又は搬送波発振器として利用さ
れるものであり、発振周波数のチャンネルを高速に切り
替えることが可能なデュアルPLLシンセサイザに関す
る。また、デュアルPLLシンセサイザ等の高周波回路
を実装した基板がマザーボード上に取り付けられた構造
の高周波モジュール、高周波モジュールに用いられる基
板を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデュアルPLLシンセサイザは一
般的に図9に示すような回路構成となっており、1.6
GHz帯の高周波信号のチャンネルを高速に切り替える
ために2つのPLL回路101a、101bがチャンネルA、B
用として備えられている。PLL回路101a、bの各
出力段には、アイソレーションアンプ102a、b、ア
ンプ103a、bが各々接続されており、アンプ103
a、bの各出力信号はスイッチ回路104により交互に
切り替えられ、出力端子に出力される。
般的に図9に示すような回路構成となっており、1.6
GHz帯の高周波信号のチャンネルを高速に切り替える
ために2つのPLL回路101a、101bがチャンネルA、B
用として備えられている。PLL回路101a、bの各
出力段には、アイソレーションアンプ102a、b、ア
ンプ103a、bが各々接続されており、アンプ103
a、bの各出力信号はスイッチ回路104により交互に
切り替えられ、出力端子に出力される。
【0003】チャンネルA、Bの切り替えは外部から導
入されたチャンネル切り替え信号αに基づいて切り替え
回路105により行われている。即ち、チャンネル切り
替え信号αに基づいてVC1、VC1の電圧が切り替え
回路105から交互に出力され、これに応じてアンプ1
03a、bのオンオフ及びスイッチ回路104の切り替
えが行われるようになっている。この結果、チャンネル
切り替え信号αに基づいてPLL回路101a、bから
出力された高周波信号が交互に出力される。
入されたチャンネル切り替え信号αに基づいて切り替え
回路105により行われている。即ち、チャンネル切り
替え信号αに基づいてVC1、VC1の電圧が切り替え
回路105から交互に出力され、これに応じてアンプ1
03a、bのオンオフ及びスイッチ回路104の切り替
えが行われるようになっている。この結果、チャンネル
切り替え信号αに基づいてPLL回路101a、bから
出力された高周波信号が交互に出力される。
【0004】スイッチ回路104は図10に示すように
コンデンサC、ダイオードD、1/4λのストリップラ
インSLから構成され、切り替え時に出力端子out から
見たインピーダンスが一定となるように回路自体が対称
型にされている。図中示すチャンネルA側の回路に、V
C1の電圧が印加されると、入力端子in1から入力さ
れたアンプ103aの出力信号が出力端子outに出力
される一方、図中示すチャンネルB側の回路に、VC2
の電圧が印加されると、入力端子in2から入力された
アンプ103bの出力信号が出力端子out に出力され
る。
コンデンサC、ダイオードD、1/4λのストリップラ
インSLから構成され、切り替え時に出力端子out から
見たインピーダンスが一定となるように回路自体が対称
型にされている。図中示すチャンネルA側の回路に、V
C1の電圧が印加されると、入力端子in1から入力さ
れたアンプ103aの出力信号が出力端子outに出力
される一方、図中示すチャンネルB側の回路に、VC2
の電圧が印加されると、入力端子in2から入力された
アンプ103bの出力信号が出力端子out に出力され
る。
【0005】このようなデュアルPLLシンセサイザの
回路部品はマザーボード上に取り付けられた基板の両面
に実装されている。基板の表面に実装された高周波回路
の部品は、これらを上から覆うような形でシールドケー
スによりシールドされている。このシールドケースはマ
ザーボードに取り付けられている。基板の裏面に実装さ
れた高周波回路の部品等もシールドする必要があること
から、マザーボードの裏面を下カバーにより覆い、これ
をシールド板の代わりとしている。下カバーもマザーボ
ードに取り付けられている。このような構造のモジュー
ルがデュアルPLLシンセサイザモジュールとして市販
されている。
回路部品はマザーボード上に取り付けられた基板の両面
に実装されている。基板の表面に実装された高周波回路
の部品は、これらを上から覆うような形でシールドケー
スによりシールドされている。このシールドケースはマ
ザーボードに取り付けられている。基板の裏面に実装さ
れた高周波回路の部品等もシールドする必要があること
から、マザーボードの裏面を下カバーにより覆い、これ
をシールド板の代わりとしている。下カバーもマザーボ
ードに取り付けられている。このような構造のモジュー
ルがデュアルPLLシンセサイザモジュールとして市販
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例による場合、デュアルPLLシンセサイザモジュー
ルの容積としては約30ml程度が限度であり、これ以
上の小型化及び低コスト化を図ることは非常に困難であ
る。デュアルPLLシンセサイザモジュールの小型化及
び低コスト化を妨げる要因は以下の通りである。
来例による場合、デュアルPLLシンセサイザモジュー
ルの容積としては約30ml程度が限度であり、これ以
上の小型化及び低コスト化を図ることは非常に困難であ
る。デュアルPLLシンセサイザモジュールの小型化及
び低コスト化を妨げる要因は以下の通りである。
【0007】まず第1に、アイソレーションアンプ10
2a、bはパッケージに納められて、その寸法が大きく
高価である。また、スイッチ回路105はシールドケー
スに納められており、部品としての寸法も大きく、1/
4λのストリップラインSLが高誘電体材料の中に形成
されている等、回路自体の構造が複雑であり高価であ
る。アイソレーションアンプ102a、b及びスイッチ
回路104は部品としての寸法が大きいことから、基板
も大きくなる。
2a、bはパッケージに納められて、その寸法が大きく
高価である。また、スイッチ回路105はシールドケー
スに納められており、部品としての寸法も大きく、1/
4λのストリップラインSLが高誘電体材料の中に形成
されている等、回路自体の構造が複雑であり高価であ
る。アイソレーションアンプ102a、b及びスイッチ
回路104は部品としての寸法が大きいことから、基板
も大きくなる。
【0008】第2に、マザーボード上の回路から基板上
のデュアルPLLシンセサイザに信号の受け渡しをする
には、同軸ケーブルを用いるのが一般的であり、特性イ
ンピーダンスを50Ωにした専用のコネクタを基板及び
マザーボードに実装することが必要となることから、部
品代が高くなり、基板等が大きくなる。
のデュアルPLLシンセサイザに信号の受け渡しをする
には、同軸ケーブルを用いるのが一般的であり、特性イ
ンピーダンスを50Ωにした専用のコネクタを基板及び
マザーボードに実装することが必要となることから、部
品代が高くなり、基板等が大きくなる。
【0009】第3に、デュアルPLLシンセサイザの2
系統間のアイソレーションとしては80dB以上必要と
なるものの、アイソレーションアンプ102a,b及びスイッ
チ回路105等だけでは不足するので、基板上、チャン
ネルA用の回路ブロックとチャンネルB用の回路ブロッ
クとを物理的に離して配置する等して、アイソレーショ
ンの不足分を両回路ブロック間のシールド効果を高めて
補っている。ところが、両回路ブロックは少なくとも2
0mm程度離すことが必要となることから、この分だけ
基板が大きくなる。加えて、アイソレーションアンプ1
02a、bの消費電流が比較的大きく、これに伴って大
きな容量の電源等が必要となる。
系統間のアイソレーションとしては80dB以上必要と
なるものの、アイソレーションアンプ102a,b及びスイッ
チ回路105等だけでは不足するので、基板上、チャン
ネルA用の回路ブロックとチャンネルB用の回路ブロッ
クとを物理的に離して配置する等して、アイソレーショ
ンの不足分を両回路ブロック間のシールド効果を高めて
補っている。ところが、両回路ブロックは少なくとも2
0mm程度離すことが必要となることから、この分だけ
基板が大きくなる。加えて、アイソレーションアンプ1
02a、bの消費電流が比較的大きく、これに伴って大
きな容量の電源等が必要となる。
【0010】第4に、デュアルPLLシンセサイザの回
路部品が基板の両面に実装されていることから、厚みが
大きくなり、この分だけPLLシンセサイザモジュール
が大きくなる。また、シールドケースをマザーボードに
取り付けるに当たり、シールドケース取付用足を挿入す
るためのスルーホールをマザーボード上に開け、この周
りにランドを形成することが必要となる。このランドは
マザーボードの縁付近に位置することから、マザーボー
ドが大きくなる。
路部品が基板の両面に実装されていることから、厚みが
大きくなり、この分だけPLLシンセサイザモジュール
が大きくなる。また、シールドケースをマザーボードに
取り付けるに当たり、シールドケース取付用足を挿入す
るためのスルーホールをマザーボード上に開け、この周
りにランドを形成することが必要となる。このランドは
マザーボードの縁付近に位置することから、マザーボー
ドが大きくなる。
【0011】第5に、シールドケース及び下カバーをマ
ザーボードに取り付けることが必要であり、この取付作
業が煩わしいことから、製造コストが高くなる。
ザーボードに取り付けることが必要であり、この取付作
業が煩わしいことから、製造コストが高くなる。
【0012】本発明は上記した背景の下で創作されたも
のであって、その目的とするところは、小型化及び低コ
スト化を図れるデュアルPLLシンセサイザ、高周波モ
ジュール及び高周波モジュール用基板の製造方法を提供
することにある。
のであって、その目的とするところは、小型化及び低コ
スト化を図れるデュアルPLLシンセサイザ、高周波モ
ジュール及び高周波モジュール用基板の製造方法を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明に係るデュアルPLLシンセサイザは、出力す
べき高周波信号のチャンネルを高速に切り替えるために
2つのPLL回路がチャンネルA、B用として備えられ
ており、前記PLL回路により各々生成された高周波信
号をチャンネル切り替え信号に基づいて交互に切り替え
て出力する基本構成となっており、前記PLL回路の出
力側に各々接続されており且つ2系統間のアイソレーシ
ョンを図るために微小容量が結合されたチャンネルA
用、B用アッテネータと、前記アッテネータの出力側に
各々接続されたチャンネルA用、B用アンプと、前記ア
ンプから各々出力された信号を切り替えて出力するスイ
ッチ回路と、チャンネル切り替え信号がチャンネルAを
示すときには、チャンネルA用アンプをオフからオンに
するとともに当該アンプの出力信号が選択されるように
前記スイッチ回路を動作させる一方、チャンネルBを示
すときには、チャンネルB用アンプをオフからオンにす
るとともに当該アンプの出力信号が選択されるように前
記スイッチ回路を動作させるチャンネル切り替え回路と
を具備したことを特徴としている。
に本発明に係るデュアルPLLシンセサイザは、出力す
べき高周波信号のチャンネルを高速に切り替えるために
2つのPLL回路がチャンネルA、B用として備えられ
ており、前記PLL回路により各々生成された高周波信
号をチャンネル切り替え信号に基づいて交互に切り替え
て出力する基本構成となっており、前記PLL回路の出
力側に各々接続されており且つ2系統間のアイソレーシ
ョンを図るために微小容量が結合されたチャンネルA
用、B用アッテネータと、前記アッテネータの出力側に
各々接続されたチャンネルA用、B用アンプと、前記ア
ンプから各々出力された信号を切り替えて出力するスイ
ッチ回路と、チャンネル切り替え信号がチャンネルAを
示すときには、チャンネルA用アンプをオフからオンに
するとともに当該アンプの出力信号が選択されるように
前記スイッチ回路を動作させる一方、チャンネルBを示
すときには、チャンネルB用アンプをオフからオンにす
るとともに当該アンプの出力信号が選択されるように前
記スイッチ回路を動作させるチャンネル切り替え回路と
を具備したことを特徴としている。
【0014】このような構成による場合、チャンネル切
り替え信号がチャンネルAを示すときには、チャンネル
A用PLL回路から出力された高周波信号がチャンネル
A用アッテネータ、チャンネルA用アンプ、スイッチ回
路を順次的に介して出力される一方、チャンネルBを示
すときには、チャンネルB用PLL回路から出力された
高周波信号がチャンネルB用アッテネータ、チャンネル
B用アンプ、スイッチ回路を順次的に介して出力され
る。
り替え信号がチャンネルAを示すときには、チャンネル
A用PLL回路から出力された高周波信号がチャンネル
A用アッテネータ、チャンネルA用アンプ、スイッチ回
路を順次的に介して出力される一方、チャンネルBを示
すときには、チャンネルB用PLL回路から出力された
高周波信号がチャンネルB用アッテネータ、チャンネル
B用アンプ、スイッチ回路を順次的に介して出力され
る。
【0015】チャンネルA用、B用アッテネータとチャ
ンネルA、B用アンプとの双方により、チャンネルA、
B用PLL回路とその後段のスイッチ回路との間に大き
なアイソレーションが確保され、2系統間のアイソレー
ションが図られる。
ンネルA、B用アンプとの双方により、チャンネルA、
B用PLL回路とその後段のスイッチ回路との間に大き
なアイソレーションが確保され、2系統間のアイソレー
ションが図られる。
【0016】チャンネルA、B用PLL回路から各々出
力された高周波信号はチャンネルA用、B用アッテネー
タにより減衰するものの、その後段のチャンネルA、B
用アンプにより増幅され、信号減衰に伴うC/N比の劣
化も抑えられる。
力された高周波信号はチャンネルA用、B用アッテネー
タにより減衰するものの、その後段のチャンネルA、B
用アンプにより増幅され、信号減衰に伴うC/N比の劣
化も抑えられる。
【0017】本発明の別のデュアルPLLシンセサイザ
は、チャンネルA、Bの高周波信号を交互に切り替えて
出力するスイッチ回路が、チャンネルA、B用入力端子
と出力端子との間に各々接続されたチャンネルA、B用
pinダイオードと、外部回路とのインピーダンス整合
のためにチャンネルA、B用pinダイオードに直列に
各々接続されており且つ回路基板の内層に形成されたチ
ャンネルA、B用ストリップラインとを有しており、チ
ャンネルA、B用pinダイオードのオン・オフを交互
に切り替えるためにチャンネルA、B用pinダイオー
ドにバイアス電圧が印加される構成となっていることを
特徴としている。
は、チャンネルA、Bの高周波信号を交互に切り替えて
出力するスイッチ回路が、チャンネルA、B用入力端子
と出力端子との間に各々接続されたチャンネルA、B用
pinダイオードと、外部回路とのインピーダンス整合
のためにチャンネルA、B用pinダイオードに直列に
各々接続されており且つ回路基板の内層に形成されたチ
ャンネルA、B用ストリップラインとを有しており、チ
ャンネルA、B用pinダイオードのオン・オフを交互
に切り替えるためにチャンネルA、B用pinダイオー
ドにバイアス電圧が印加される構成となっていることを
特徴としている。
【0018】このような構成による場合、チャンネルA
用pinダイオードがオンとなるバイアス電圧が当該ダ
イオードに印加されると、チャンネルA用入力端子から
入力されたチャンネルAの高周波信号がチャンネルA用
pinダイオード及びチャンネルA用ストリップライン
を通過し、出力端子から出力される一方、チャンネルB
用pinダイオードがオンとなるバイアス電圧が当該ダ
イオードに印加されると、チャンネルB用入力端子から
入力されたチャンネルBの高周波信号がチャンネルB用
pinダイオード及びチャンネルB用ストリップライン
を通過し、出力端子から出力される。
用pinダイオードがオンとなるバイアス電圧が当該ダ
イオードに印加されると、チャンネルA用入力端子から
入力されたチャンネルAの高周波信号がチャンネルA用
pinダイオード及びチャンネルA用ストリップライン
を通過し、出力端子から出力される一方、チャンネルB
用pinダイオードがオンとなるバイアス電圧が当該ダ
イオードに印加されると、チャンネルB用入力端子から
入力されたチャンネルBの高周波信号がチャンネルB用
pinダイオード及びチャンネルB用ストリップライン
を通過し、出力端子から出力される。
【0019】スイッチ回路は対称回路であり、pinダ
イオードの直列抵抗が1Ω〜1KΩ程度変化するという
性質を有することから、チャンネル切り替え時に出力端
子から見たソースインピーダンスは常に一定となる。チ
ャンネルA、B用ストリップラインの物理的なパターン
長を設定することにより、外部回路とのインピーダンス
整合が図られる。また、チャンネルA、B用pinダイ
オードのオフ抵抗により、2系統間のアイソレーション
が図られる。
イオードの直列抵抗が1Ω〜1KΩ程度変化するという
性質を有することから、チャンネル切り替え時に出力端
子から見たソースインピーダンスは常に一定となる。チ
ャンネルA、B用ストリップラインの物理的なパターン
長を設定することにより、外部回路とのインピーダンス
整合が図られる。また、チャンネルA、B用pinダイ
オードのオフ抵抗により、2系統間のアイソレーション
が図られる。
【0020】本発明の別のデュアルPLLシンセサイザ
は、チャンネルA用の回路ブロックとチャンネルB用の
回路ブロックとが物理的に離して多層基板上に配置され
ており、両回路ブロック間にわたって配線されるべき電
源ライン及び/又は信号ラインのパターンが内層に形成
され、少なくともその上下層には、当該パターンをシー
ルドするためのアースパターンが形成された構成となっ
ていることを特徴としている。
は、チャンネルA用の回路ブロックとチャンネルB用の
回路ブロックとが物理的に離して多層基板上に配置され
ており、両回路ブロック間にわたって配線されるべき電
源ライン及び/又は信号ラインのパターンが内層に形成
され、少なくともその上下層には、当該パターンをシー
ルドするためのアースパターンが形成された構成となっ
ていることを特徴としている。
【0021】このような構成による場合、チャンネルA
用の回路ブロックとチャンネルB用の回路ブロックとが
物理的に離して多層基板上に配置されており、両回路ブ
ロック間にわたって配線されるべき電源ライン及び/又
は信号ラインのパターンがアースパターンにより二重シ
ールドされることから、チャンネルA用の回路ブロック
とチャンネルB用の回路ブロックとの間のシールド効果
が高まる。
用の回路ブロックとチャンネルB用の回路ブロックとが
物理的に離して多層基板上に配置されており、両回路ブ
ロック間にわたって配線されるべき電源ライン及び/又
は信号ラインのパターンがアースパターンにより二重シ
ールドされることから、チャンネルA用の回路ブロック
とチャンネルB用の回路ブロックとの間のシールド効果
が高まる。
【0022】より好ましくは、前記電源ライン及び/又
は信号ラインの物理的なパターン長を電気長で1/8〜
1/4λ(λ:高周波信号の波長)にすることが望まし
い。この場合、接続点間のインピーダンスがハイインピ
ーダンスになることから、チャンネルA用の回路ブロッ
クとチャンネルB用の回路ブロックとの間のシールド効
果がより一層高まる。
は信号ラインの物理的なパターン長を電気長で1/8〜
1/4λ(λ:高周波信号の波長)にすることが望まし
い。この場合、接続点間のインピーダンスがハイインピ
ーダンスになることから、チャンネルA用の回路ブロッ
クとチャンネルB用の回路ブロックとの間のシールド効
果がより一層高まる。
【0023】本発明の別のデュアルPLLシンセサイザ
は、回路基板上、チャンネルA用の回路ブロックとチャ
ンネルB用の回路ブロックとを物理的に離して配置させ
るとともに、両回路ブロックの間に共用の回路ブロック
を配置させる一方、少なくとも前記チャンネルA用の回
路ブロック、チャンネルB用の回路ブロック、共用の回
路ブロックとを互いに隔壁するための仕切りを有するシ
ールドケースで実装部品を覆うようにした構成となって
いることを特徴としている。
は、回路基板上、チャンネルA用の回路ブロックとチャ
ンネルB用の回路ブロックとを物理的に離して配置させ
るとともに、両回路ブロックの間に共用の回路ブロック
を配置させる一方、少なくとも前記チャンネルA用の回
路ブロック、チャンネルB用の回路ブロック、共用の回
路ブロックとを互いに隔壁するための仕切りを有するシ
ールドケースで実装部品を覆うようにした構成となって
いることを特徴としている。
【0024】このような構成による場合、チャンネルA
用の回路ブロックとチャンネルB用の回路ブロックとを
物理的に離してシールドさせる点と、チャンネルA用の
回路ブロック、チャンネルB用の回路ブロック、共用の
回路ブロックをシールドケースを用いて隔壁してシール
ドさせる点との相乗効果により、チャンネルA用の回路
ブロックとチャンネルB用の回路ブロックとの間のシー
ルド効果が高まる。
用の回路ブロックとチャンネルB用の回路ブロックとを
物理的に離してシールドさせる点と、チャンネルA用の
回路ブロック、チャンネルB用の回路ブロック、共用の
回路ブロックをシールドケースを用いて隔壁してシール
ドさせる点との相乗効果により、チャンネルA用の回路
ブロックとチャンネルB用の回路ブロックとの間のシー
ルド効果が高まる。
【0025】本発明の高周波モジュールは、デュアルP
LLシンセサイザ等の高周波回路を実装した基板がマザ
ーボード上に取り付けられた基本構成となっており、前
記基板の側面を切り欠いて形成された端面スルーホール
の電極と前記マザーボード上に形成されたランドとの間
のハンダ付けにより前記基板が前記マザーボード上に面
実装されて取り付けられた構成となっていることを特徴
としている。
LLシンセサイザ等の高周波回路を実装した基板がマザ
ーボード上に取り付けられた基本構成となっており、前
記基板の側面を切り欠いて形成された端面スルーホール
の電極と前記マザーボード上に形成されたランドとの間
のハンダ付けにより前記基板が前記マザーボード上に面
実装されて取り付けられた構成となっていることを特徴
としている。
【0026】このような構成による場合、端面スルーホ
ールの電極と前記マザーボード上に形成されたランドと
の間に付けられたハンダにより、基板とマザーボードと
の間が機械的に接合される。
ールの電極と前記マザーボード上に形成されたランドと
の間に付けられたハンダにより、基板とマザーボードと
の間が機械的に接合される。
【0027】より好ましくは、前記基板に形成された電
源ライン及び/又は信号ラインが前記端面スルーホール
の電極に接続されており、前記高周波回路と前記マザー
ボードの回路との間が当該端面スルーホールの電極を介
して電気接続されるようにすることが望ましい。
源ライン及び/又は信号ラインが前記端面スルーホール
の電極に接続されており、前記高周波回路と前記マザー
ボードの回路との間が当該端面スルーホールの電極を介
して電気接続されるようにすることが望ましい。
【0028】この場合、前記端面スルーホールの電極と
前記マザーボード上に形成されたランドとの間のハンダ
により、基板とマザーボードとの間が機械的に接合され
るだけでなく、基板側の高周波回路とマザーボードの回
路とが電気的に接続される。
前記マザーボード上に形成されたランドとの間のハンダ
により、基板とマザーボードとの間が機械的に接合され
るだけでなく、基板側の高周波回路とマザーボードの回
路とが電気的に接続される。
【0029】本発明の別の高周波モジュールは、前記基
板上に実装された高周波回路の部品を上から覆ってシー
ルドするためのシールドケースを有しており、前記シー
ルドケースの取付用足が前記端面スルーホールに挿入さ
れており、前記ハンダ付けにより前記シールドケースが
前記マザーボード上に取り付けられた構成となっている
ことを特徴としている。
板上に実装された高周波回路の部品を上から覆ってシー
ルドするためのシールドケースを有しており、前記シー
ルドケースの取付用足が前記端面スルーホールに挿入さ
れており、前記ハンダ付けにより前記シールドケースが
前記マザーボード上に取り付けられた構成となっている
ことを特徴としている。
【0030】このような構成による場合、シールドケー
スの取付用足を基板の端面スルーホールに挿入した状態
で、端面スルーホールの電極とマザーボード上に形成さ
れたランドとの間をハンダ付けして、基板をマザーボー
ド上に取り付けると、同時にシールドケースもマザーボ
ード上に取り付けられる。
スの取付用足を基板の端面スルーホールに挿入した状態
で、端面スルーホールの電極とマザーボード上に形成さ
れたランドとの間をハンダ付けして、基板をマザーボー
ド上に取り付けると、同時にシールドケースもマザーボ
ード上に取り付けられる。
【0031】本発明の別の高周波モジュールは、前記高
周波回路の電源ライン及び/又は信号ラインのパターン
が多層基板の内層に形成される一方、少なくともその上
下層には、当該パターンをシールドするためのアースパ
ターンが形成された構成となっていることを特徴として
いる。
周波回路の電源ライン及び/又は信号ラインのパターン
が多層基板の内層に形成される一方、少なくともその上
下層には、当該パターンをシールドするためのアースパ
ターンが形成された構成となっていることを特徴として
いる。
【0032】このような構成による場合、高周波回路の
電源ライン及び/又は信号ラインのパターンがアースパ
ターンにより2重シールドされ、シールド効果が高ま
る。全体としてのアースパターンの総面積が増え、グラ
ンドが強化されることから、多層基板に実装される回路
全体の特性インピーダンスが低くなる。また、多層基板
にアースパターンが形成されているので、多層基板その
ものが高周波回路の部品をその裏面側からシールドする
ためのシールド板としての機能を果たす。
電源ライン及び/又は信号ラインのパターンがアースパ
ターンにより2重シールドされ、シールド効果が高ま
る。全体としてのアースパターンの総面積が増え、グラ
ンドが強化されることから、多層基板に実装される回路
全体の特性インピーダンスが低くなる。また、多層基板
にアースパターンが形成されているので、多層基板その
ものが高周波回路の部品をその裏面側からシールドする
ためのシールド板としての機能を果たす。
【0033】より好ましくは、前記多層基板の内層に形
成したパターンが前記端面スルーホールの電極に接続さ
れた構成にすることが望ましい。この場合、端面スルー
ホールの電極と多層基板の基材との間の接着強度が十分
得られる。
成したパターンが前記端面スルーホールの電極に接続さ
れた構成にすることが望ましい。この場合、端面スルー
ホールの電極と多層基板の基材との間の接着強度が十分
得られる。
【0034】本発明の別の高周波モジュールは、多層基
板上の各層に形成された電源ライン及び/又は信号ライ
ンのパターンが前記端面スルーホールの電極を介して電
気接続されており、前記パターン上の当該端面スルーホ
ールの近傍に、前記パターン同士を電気接続するための
スルーホールの電極が形成されていることを特徴として
いる。
板上の各層に形成された電源ライン及び/又は信号ライ
ンのパターンが前記端面スルーホールの電極を介して電
気接続されており、前記パターン上の当該端面スルーホ
ールの近傍に、前記パターン同士を電気接続するための
スルーホールの電極が形成されていることを特徴として
いる。
【0035】このような構成による場合、端面スルーホ
ールの電極が剥離したときであっても、多層基板上の各
層に形成された電源ライン及び/又は信号ラインのパタ
ーン上の当該端面スルーホールの近傍に形成されたスル
ーホールの電極を介して、電源ライン及び/又は信号ラ
インのパターン同士の電気接続が維持される。
ールの電極が剥離したときであっても、多層基板上の各
層に形成された電源ライン及び/又は信号ラインのパタ
ーン上の当該端面スルーホールの近傍に形成されたスル
ーホールの電極を介して、電源ライン及び/又は信号ラ
インのパターン同士の電気接続が維持される。
【0036】本発明の別の高周波モジュールは、前記端
面スルーホールが断面長孔状に形成されていることを特
徴としている。
面スルーホールが断面長孔状に形成されていることを特
徴としている。
【0037】このような構成による場合、端面スルーホ
ールが断面円状であるときに比べて、端面スルーホール
に形成される電極の面積が大きくなり、端面スルーホー
ルの電極と基板の基材との間の接着強度が増すことにな
る。
ールが断面円状であるときに比べて、端面スルーホール
に形成される電極の面積が大きくなり、端面スルーホー
ルの電極と基板の基材との間の接着強度が増すことにな
る。
【0038】本発明の高周波モジュール用基板の製造方
法は、高周波モジュールに用いられる基板を製造する方
法であって、基板原材に対して端面スルーホールを形成
すべき位置に穴を形成した後、当該穴の内周面にメッキ
をし、鋭利な刃を有する金型又はNCを用いた打ち抜き
により、当該基板原材中の前記穴の周辺部分を、前記基
板における当該端面スルーホールが形成される側の側面
も含めて切断し、当該基板原材の面上に前記基板の未切
断の側面に沿ってVカットを入れ、当該基板原材を当該
Vカットに沿って折るようにして前記基板を製造するよ
うにしたことを特徴としている。
法は、高周波モジュールに用いられる基板を製造する方
法であって、基板原材に対して端面スルーホールを形成
すべき位置に穴を形成した後、当該穴の内周面にメッキ
をし、鋭利な刃を有する金型又はNCを用いた打ち抜き
により、当該基板原材中の前記穴の周辺部分を、前記基
板における当該端面スルーホールが形成される側の側面
も含めて切断し、当該基板原材の面上に前記基板の未切
断の側面に沿ってVカットを入れ、当該基板原材を当該
Vカットに沿って折るようにして前記基板を製造するよ
うにしたことを特徴としている。
【0039】このような方法による場合、金型又はNC
を用いた打ち抜き時に、基板原材のうちでも端面スルー
ホールを形成すべき部分の周辺に大きな応力が加わる
が、端面スルーホールが断面長孔状にされているので、
基板がこの応力に十分に耐えられる。また、鋭利な刃を
有する金型又はNCを用いた打ち抜きにより、基板の一
側面も切断されることから、非常にシャープな切断面が
得られる。
を用いた打ち抜き時に、基板原材のうちでも端面スルー
ホールを形成すべき部分の周辺に大きな応力が加わる
が、端面スルーホールが断面長孔状にされているので、
基板がこの応力に十分に耐えられる。また、鋭利な刃を
有する金型又はNCを用いた打ち抜きにより、基板の一
側面も切断されることから、非常にシャープな切断面が
得られる。
【0040】四角の基板を製造する場合には、鋭利な刃
を有する金型又はNCを用いた打ち抜きにより、前記基
板における端面スルーホールが形成される側の側面を切
断する際、その後に入れられるVカットのラインを越し
た部分も併せて切断するようにすることが望ましい。
を有する金型又はNCを用いた打ち抜きにより、前記基
板における端面スルーホールが形成される側の側面を切
断する際、その後に入れられるVカットのラインを越し
た部分も併せて切断するようにすることが望ましい。
【0041】この場合、基板原材をVカットに沿って折
るようにすると、基板原材から不要な部分を容易に取り
外すことができる。
るようにすると、基板原材から不要な部分を容易に取り
外すことができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明のデュアルPLLシ
ンセサイザ、高周波モジュール及び高周波モジュール用
基板の製造方法の実施の形態を図面を参照して説明す
る。
ンセサイザ、高周波モジュール及び高周波モジュール用
基板の製造方法の実施の形態を図面を参照して説明す
る。
【0043】図1はデュアルPLLシンセサイザの回路
構成図、図2はデュアルPLLシンセサイザのスイッチ
回路の回路図、図3はデュアルPLLシンセサイザが搭
載された多層基板にシールドケースがセットされた様子
を示す図であって、シールドケースのカバーを取り外し
た状態の平面図及び側面図、図4は多層基板の内部構造
を説明するための模式図、図5は多層基板の底面図、図
6は多層基板がマザーボード上に面実装された様子を示
すアース電極用の端面スルーホールの方から見た部分斜
視図、図7は信号電極用の端面スルーホールの方から見
た多層基板の部分斜視図、図8は多層基板の製造する方
法を説明するための図であって、基板原材の正面図であ
る。
構成図、図2はデュアルPLLシンセサイザのスイッチ
回路の回路図、図3はデュアルPLLシンセサイザが搭
載された多層基板にシールドケースがセットされた様子
を示す図であって、シールドケースのカバーを取り外し
た状態の平面図及び側面図、図4は多層基板の内部構造
を説明するための模式図、図5は多層基板の底面図、図
6は多層基板がマザーボード上に面実装された様子を示
すアース電極用の端面スルーホールの方から見た部分斜
視図、図7は信号電極用の端面スルーホールの方から見
た多層基板の部分斜視図、図8は多層基板の製造する方
法を説明するための図であって、基板原材の正面図であ
る。
【0044】ここに掲げるデュアルPLLシンセサイザ
は、PHS基地局、PHS対応オフィスコードレス親
機、構内基地局における送受信機の局部発振器又は搬送
波発振器等として利用される高周波回路であって、ここ
では1651.2MHz〜1658.4MHzの高周波
信号のチャンネルを超高速で切り替えることができるよ
うになっている。この発振出力は−9dBm min、
チャンネルセパレーションは300KHz、ロックアッ
プタイムは600μsec以内、チャンネル切り替え時
間は20μsec以内となっている。
は、PHS基地局、PHS対応オフィスコードレス親
機、構内基地局における送受信機の局部発振器又は搬送
波発振器等として利用される高周波回路であって、ここ
では1651.2MHz〜1658.4MHzの高周波
信号のチャンネルを超高速で切り替えることができるよ
うになっている。この発振出力は−9dBm min、
チャンネルセパレーションは300KHz、ロックアッ
プタイムは600μsec以内、チャンネル切り替え時
間は20μsec以内となっている。
【0045】デュアルPLLシンセサイザの回路部品は
図3に示す多層基板30の表面上に実装されており、下
側開放金属箱体のシールドケース40により実装部品が
覆われてシールドされている。但し、図3はシールドケ
ース40のカバーを取り外した状態を示している。
図3に示す多層基板30の表面上に実装されており、下
側開放金属箱体のシールドケース40により実装部品が
覆われてシールドされている。但し、図3はシールドケ
ース40のカバーを取り外した状態を示している。
【0046】デュアルPLLシンセサイザの回路構成に
ついて図1を参照して説明する。デュアルPLLシンセ
サイザには、出力すべき高周波信号のチャンネルを高速
に切り替えるために2つの周波数シンセサイザ1a、1
b(PLL回路に相当する)がチャンネルA、B用とし
て備えられている。周波数シンセサイザ1a、1bの各
出力段には、アッテネータ2a、2b、増幅器3a、3
b、アッテネータ4a、4b、増幅器5a、5bが順次
的に各々接続されている。
ついて図1を参照して説明する。デュアルPLLシンセ
サイザには、出力すべき高周波信号のチャンネルを高速
に切り替えるために2つの周波数シンセサイザ1a、1
b(PLL回路に相当する)がチャンネルA、B用とし
て備えられている。周波数シンセサイザ1a、1bの各
出力段には、アッテネータ2a、2b、増幅器3a、3
b、アッテネータ4a、4b、増幅器5a、5bが順次
的に各々接続されている。
【0047】増幅器5a、5bの各出力信号はスイッチ
回路7に出力されている。スイッチ回路7の出力段に
は、増幅器81、バンドパスフィルタ82、分配器83
が順次的に接続されている。分配器83の各出力信号は
図外の送受信機内の混合回路等に出力されている。
回路7に出力されている。スイッチ回路7の出力段に
は、増幅器81、バンドパスフィルタ82、分配器83
が順次的に接続されている。分配器83の各出力信号は
図外の送受信機内の混合回路等に出力されている。
【0048】図中10は周波数シンセサイザ1a、1b
に供給すべき電源電圧を生成するシンセサイザ用電源で
ある。図中20はアッテネータ2a、2bの各後段回路
に供給すべき電源電圧を生成するスイッチ用電源であ
る。即ち、スイッチ用電源20にて生成された電源電圧
は増幅器81、バンドパスフィルタ82、分配器83に
各々供給されている一方、チャンネル切り替え回路9を
介して増幅器3a、3b、増幅器5a、5b、スイッチ
回路7に各々供給されている。
に供給すべき電源電圧を生成するシンセサイザ用電源で
ある。図中20はアッテネータ2a、2bの各後段回路
に供給すべき電源電圧を生成するスイッチ用電源であ
る。即ち、スイッチ用電源20にて生成された電源電圧
は増幅器81、バンドパスフィルタ82、分配器83に
各々供給されている一方、チャンネル切り替え回路9を
介して増幅器3a、3b、増幅器5a、5b、スイッチ
回路7に各々供給されている。
【0049】シンセサイザ用電源10とスイッチ用電源
20とを分けるようにしたのは、スイッチ用電源20の
ノイズの回り込みを防ぐためである。
20とを分けるようにしたのは、スイッチ用電源20の
ノイズの回り込みを防ぐためである。
【0050】チャンネル切り替え回路9は、図外の送受
信機内の制御回路から導入されたチャンネル切り替え信
号α(チャンネルA、Bを切り替えるためのデジタル信
号)に基づいて動作するバイアススイッチ91a、91
bから構成されている。バイアススイッチ91a、91
bはチャンネル切り替え信号αに応じてオンオフするト
ランジスタ回路から構成されている。
信機内の制御回路から導入されたチャンネル切り替え信
号α(チャンネルA、Bを切り替えるためのデジタル信
号)に基づいて動作するバイアススイッチ91a、91
bから構成されている。バイアススイッチ91a、91
bはチャンネル切り替え信号αに応じてオンオフするト
ランジスタ回路から構成されている。
【0051】即ち、チャンネル切り替え信号αがチャン
ネルAを示すときには、バイアススイッチ91aがオン
となり、バイアススイッチ91aから電圧VC1が出力
され、増幅器3a、5a、スイッチ回路7の高周波SW
回路71aに導かれる。このとき、バイアススイッチ9
1bはオフであり、バイアススイッチ91bから電圧V
C1は出力されない。
ネルAを示すときには、バイアススイッチ91aがオン
となり、バイアススイッチ91aから電圧VC1が出力
され、増幅器3a、5a、スイッチ回路7の高周波SW
回路71aに導かれる。このとき、バイアススイッチ9
1bはオフであり、バイアススイッチ91bから電圧V
C1は出力されない。
【0052】これとは反対に、チャンネル切り替え信号
αがチャンネルBを示すときには、バイアススイッチ9
1bがオンとなり、バイアススイッチ91bから電圧V
C1が出力され、増幅器3b、5b、スイッチ回路7の
高周波SW回路71bに導かれる。このとき、バイアス
スイッチ91aはオフとなり、バイアススイッチ91a
から電圧VC1は出力されない。
αがチャンネルBを示すときには、バイアススイッチ9
1bがオンとなり、バイアススイッチ91bから電圧V
C1が出力され、増幅器3b、5b、スイッチ回路7の
高周波SW回路71bに導かれる。このとき、バイアス
スイッチ91aはオフとなり、バイアススイッチ91a
から電圧VC1は出力されない。
【0053】要するに、チャンネル切り替え回路9はチ
ャンネル切り替え信号αが示すタイミングで電圧VC1
を交互に出力するようになっている。
ャンネル切り替え信号αが示すタイミングで電圧VC1
を交互に出力するようになっている。
【0054】バイアススイッチ91aから出力された電
圧VC1は増幅器3a、5aに各々供給されると、増幅
器3a、5aが何れもオンとなり、周波数シンセサイザ
1aから出力された高周波信号がアッテネータ2a、増
幅器3a、アッテネータ4a、増幅器5aを順次的に介
してスイッチ回路7に出力される。このとき、バイアス
スイッチ91bから電圧VC1が出力されないので、増
幅器3b、5bが何れもオフであり、周波数シンセサイ
ザ1bから出力された高周波信号は、アッテネータ2b
を通過するものの、増幅器3b及びその後段のアッテネ
ータ4b、増幅器5bにより遮断され、スイッチ回路7
には出力されない。
圧VC1は増幅器3a、5aに各々供給されると、増幅
器3a、5aが何れもオンとなり、周波数シンセサイザ
1aから出力された高周波信号がアッテネータ2a、増
幅器3a、アッテネータ4a、増幅器5aを順次的に介
してスイッチ回路7に出力される。このとき、バイアス
スイッチ91bから電圧VC1が出力されないので、増
幅器3b、5bが何れもオフであり、周波数シンセサイ
ザ1bから出力された高周波信号は、アッテネータ2b
を通過するものの、増幅器3b及びその後段のアッテネ
ータ4b、増幅器5bにより遮断され、スイッチ回路7
には出力されない。
【0055】これに反対に、バイアススイッチ91bか
ら出力された電圧VC1が増幅器3b、5bに供給され
ると、増幅器3b、5bが何れもオンとなり、周波数シ
ンセサイザ1bから出力された高周波信号がアッテネー
タ2b、増幅器3b、アッテネータ4b、増幅器5bを
順次的に介してスイッチ回路7に出力される。このと
き、バイアススイッチ91aから電圧VC1が出力され
ないので、増幅器3a、5aが何れもオフであり、周波
数シンセサイザ1aから出力された高周波信号は、アッ
テネータ2aを通過するものの、増幅器3a及びその後
段のアッテネータ4a、増幅器5aにより遮断され、ス
イッチ回路7には出力されない。
ら出力された電圧VC1が増幅器3b、5bに供給され
ると、増幅器3b、5bが何れもオンとなり、周波数シ
ンセサイザ1bから出力された高周波信号がアッテネー
タ2b、増幅器3b、アッテネータ4b、増幅器5bを
順次的に介してスイッチ回路7に出力される。このと
き、バイアススイッチ91aから電圧VC1が出力され
ないので、増幅器3a、5aが何れもオフであり、周波
数シンセサイザ1aから出力された高周波信号は、アッ
テネータ2aを通過するものの、増幅器3a及びその後
段のアッテネータ4a、増幅器5aにより遮断され、ス
イッチ回路7には出力されない。
【0056】スイッチ回路7は高周波SW回路71a、
71b等を有しており、バイアススイッチ91a、91
bから交互に出力される電圧VC1に応じて増幅器5
a、5bの各出力信号を交互に切り替えて出力する構成
となっている。具体的には図2に示すような回路構成と
なっている。
71b等を有しており、バイアススイッチ91a、91
bから交互に出力される電圧VC1に応じて増幅器5
a、5bの各出力信号を交互に切り替えて出力する構成
となっている。具体的には図2に示すような回路構成と
なっている。
【0057】増幅器5aの出力信号が入力される入力端
子in1には、コンデンサC1a、ストリップラインS
La、pinダイオードPDaが順次的に接続されてい
る一方、増幅器5bの出力信号が入力される入力端子i
n2には、コンデンサC1b、ストリップラインSL
b、pinダイオードPDbが順次的に接続されてい
る。pinダイオードPDa、pinダイオードPDb
のカソード同士は接続されており、コンデンサCを介し
て出力端子outに接続されている一方、抵抗Rを介し
て接地されている。
子in1には、コンデンサC1a、ストリップラインS
La、pinダイオードPDaが順次的に接続されてい
る一方、増幅器5bの出力信号が入力される入力端子i
n2には、コンデンサC1b、ストリップラインSL
b、pinダイオードPDbが順次的に接続されてい
る。pinダイオードPDa、pinダイオードPDb
のカソード同士は接続されており、コンデンサCを介し
て出力端子outに接続されている一方、抵抗Rを介し
て接地されている。
【0058】pinダイオードPDaのアノードはイン
ダクタLaを介してバイアススイッチ91aの出力側に
接続され、インダクタLaのバイアススイッチ側はコン
デンサC2aを介して接地されている。一方、pinダ
イオードPDbのアノードはインダクタLbを介してバ
イアススイッチ91bの出力側に接続され、インダクタ
Lbのバイアススイッチ側はコンデンサC2bを介して
接地されている。
ダクタLaを介してバイアススイッチ91aの出力側に
接続され、インダクタLaのバイアススイッチ側はコン
デンサC2aを介して接地されている。一方、pinダ
イオードPDbのアノードはインダクタLbを介してバ
イアススイッチ91bの出力側に接続され、インダクタ
Lbのバイアススイッチ側はコンデンサC2bを介して
接地されている。
【0059】バイアススイッチ91aから電圧VC1が
出力されると、この電圧がインダクタLaを介してpi
nダイオードPDaのアノードにバイアス電圧として印
加される。すると、pinダイオードPDaがオンとな
り、増幅器5aの出力信号がコンデンサC1a、ストリ
ップラインSLa、pinダイオードPDa、コンデン
サCを順次的に介して出力端子outに導かれる。
出力されると、この電圧がインダクタLaを介してpi
nダイオードPDaのアノードにバイアス電圧として印
加される。すると、pinダイオードPDaがオンとな
り、増幅器5aの出力信号がコンデンサC1a、ストリ
ップラインSLa、pinダイオードPDa、コンデン
サCを順次的に介して出力端子outに導かれる。
【0060】これとは反対に、バイアススイッチ91b
から電圧VC1が出力されると、この電圧がインダクタ
Lbを介してpinダイオードPDbのアノードにバイ
アス電圧として印加される。すると、pinダイオード
PDbがオンとなり、増幅器5bの出力信号がコンデン
サC1b、ストリップラインSLb、pinダイオード
PDb、コンデンサCを順次的に介して出力端子out
に導かれる。
から電圧VC1が出力されると、この電圧がインダクタ
Lbを介してpinダイオードPDbのアノードにバイ
アス電圧として印加される。すると、pinダイオード
PDbがオンとなり、増幅器5bの出力信号がコンデン
サC1b、ストリップラインSLb、pinダイオード
PDb、コンデンサCを順次的に介して出力端子out
に導かれる。
【0061】ストリップラインSLa、SLbは多層基
板30の内層に形成されている。ストリップラインSL
a、SLbは従来例による場合とは異なり、1/4λの
ストリップラインではなく、その物理的なパターン長
は、外部回路とのインピーダンス整合をとるのに必要な
値に設定されている。即ち、増幅器5aと増幅器81と
の間及び増幅器5bと増幅器81との間のインピーダン
ス整合がとれるように、ストリップラインSLa、SL
bの物理的なパターン長が決定されている。
板30の内層に形成されている。ストリップラインSL
a、SLbは従来例による場合とは異なり、1/4λの
ストリップラインではなく、その物理的なパターン長
は、外部回路とのインピーダンス整合をとるのに必要な
値に設定されている。即ち、増幅器5aと増幅器81と
の間及び増幅器5bと増幅器81との間のインピーダン
ス整合がとれるように、ストリップラインSLa、SL
bの物理的なパターン長が決定されている。
【0062】なお、ストリップラインSLa、SLb
は、実際に構成された増幅器間のインピーダンス・マッ
チングをとるだけであるので、従来例による場合とは異
なり、必ずしもその出力が50Ωマッチングになるよう
にする必要はない。
は、実際に構成された増幅器間のインピーダンス・マッ
チングをとるだけであるので、従来例による場合とは異
なり、必ずしもその出力が50Ωマッチングになるよう
にする必要はない。
【0063】スイッチ回路7は、高周波SW回路71a
と高周波SW回路71bとが同一の回路である以上、対
称回路となる。また、pinダイオードはオンオフ切り
換わり時に、その直列抵抗が1Ω〜1kΩ程度に変化す
るという性質を有している。このようなことから、増幅
器5a、5bの各出力信号の切り替えたときに、スイッ
チ回路7の後段の増幅器81から見たソースインピーダ
ンスは常に一定になる。
と高周波SW回路71bとが同一の回路である以上、対
称回路となる。また、pinダイオードはオンオフ切り
換わり時に、その直列抵抗が1Ω〜1kΩ程度に変化す
るという性質を有している。このようなことから、増幅
器5a、5bの各出力信号の切り替えたときに、スイッ
チ回路7の後段の増幅器81から見たソースインピーダ
ンスは常に一定になる。
【0064】スイッチ回路7の出力端子outには、上
記したように図1に示す増幅器81、バンドパスフィル
タ82、分配器83が順次的に接続されている。よっ
て、チャンネル切り替え信号αがチャンネルAを示すと
きには、周波数シンセサイザ1aから出力されたチャン
ネルAの高周波信号は、スイッチ回路7を通過し、増幅
器81、バンドパスフィルタ82、分配器83を順次的
に経て出力1、2として出力される。一方、チャンネル
切り替え信号αがチャンネルBを示すときには、周波数
シンセサイザ1bから出力されたチャンネルBの高周波
信号は、スイッチ回路7を通過し、増幅器81、バンド
パスフィルタ82、分配器83を順次的に経て出力1、
2として出力される。
記したように図1に示す増幅器81、バンドパスフィル
タ82、分配器83が順次的に接続されている。よっ
て、チャンネル切り替え信号αがチャンネルAを示すと
きには、周波数シンセサイザ1aから出力されたチャン
ネルAの高周波信号は、スイッチ回路7を通過し、増幅
器81、バンドパスフィルタ82、分配器83を順次的
に経て出力1、2として出力される。一方、チャンネル
切り替え信号αがチャンネルBを示すときには、周波数
シンセサイザ1bから出力されたチャンネルBの高周波
信号は、スイッチ回路7を通過し、増幅器81、バンド
パスフィルタ82、分配器83を順次的に経て出力1、
2として出力される。
【0065】バンドパスフィルタ82はイメージ周波数
の抑圧と高調波の低減のために設けられている一方、分
配器83は出力間のアイソレーションのために設けられ
ている。
の抑圧と高調波の低減のために設けられている一方、分
配器83は出力間のアイソレーションのために設けられ
ている。
【0066】従来例による場合とは異なり、アイソレー
ションアンプを用いず、しかも従来例による場合に比べ
て多層基板30の面積が小さいにもかかわらず、以下の
事項の総合により80dB以上の2系統間のアイソレー
ションが確保されている。
ションアンプを用いず、しかも従来例による場合に比べ
て多層基板30の面積が小さいにもかかわらず、以下の
事項の総合により80dB以上の2系統間のアイソレー
ションが確保されている。
【0067】まず第1に、アッテネータ2a、2b、4
a、4bとして、ここでは0.5pF程度の微小容量が
結合されたπ型(又はT型)抵抗パッドを用いている。
単なるπ型(又はT型)抵抗パッドを用いた場合、アイ
ソレーションとしては20dBが限界であるが、π型
(又はT型)抵抗パッドの入力側にコンデンサを直列接
続させ、0.5pF程度の微小容量を結合させること
で、アイソレーションが大幅に向上する。具体的には、
周波数シンセサイザ1a、1bとスイッチ回路7との間
に30dB以上のアイソレーションが確保されている。
a、4bとして、ここでは0.5pF程度の微小容量が
結合されたπ型(又はT型)抵抗パッドを用いている。
単なるπ型(又はT型)抵抗パッドを用いた場合、アイ
ソレーションとしては20dBが限界であるが、π型
(又はT型)抵抗パッドの入力側にコンデンサを直列接
続させ、0.5pF程度の微小容量を結合させること
で、アイソレーションが大幅に向上する。具体的には、
周波数シンセサイザ1a、1bとスイッチ回路7との間
に30dB以上のアイソレーションが確保されている。
【0068】この結果、アッテネータ2a、2b、4
a、4bだけで、アイソレーションアンプにより得られ
る程度のアイソレーションが実現される。もっとも、周
波数シンセサイザ1a等の高周波信号がアッテネータ2
a、2b等により減衰して、C/Nが劣化することにな
るが、それらの後段に増幅器2a、5a等が接続されて
いるので、特に問題になる程、C/Nは大きく劣化しな
い。また、アイソレーションアンプを省略できたことか
ら、従来例による場合に比べて、消費電流の低減が可能
になった。
a、4bだけで、アイソレーションアンプにより得られ
る程度のアイソレーションが実現される。もっとも、周
波数シンセサイザ1a等の高周波信号がアッテネータ2
a、2b等により減衰して、C/Nが劣化することにな
るが、それらの後段に増幅器2a、5a等が接続されて
いるので、特に問題になる程、C/Nは大きく劣化しな
い。また、アイソレーションアンプを省略できたことか
ら、従来例による場合に比べて、消費電流の低減が可能
になった。
【0069】第2に、スイッチ回路7のpinダイオー
ドPDa、PDaにより約15dB程度のアイソレーシ
ョンが確保されている。
ドPDa、PDaにより約15dB程度のアイソレーシ
ョンが確保されている。
【0070】第3に、増幅器2a、5aの2段の増幅回
路をオンオフさせることにより、40dB以上のON/
OFF比が得られ、総合として80dB以上のアイソレ
ーション(ON/OFF比)が確保されている。もっと
も、2段の増幅回路としたのは、pinダイオードPD
aだけではアイソレーションが不足するからであるの
で、例えば、複数のpinダイオードPDaを直列接続
する等し、これでスイッチ回路7において十分なアイソ
レーションが得られるのであれば、1段の増幅回路であ
ってもかまわない。
路をオンオフさせることにより、40dB以上のON/
OFF比が得られ、総合として80dB以上のアイソレ
ーション(ON/OFF比)が確保されている。もっと
も、2段の増幅回路としたのは、pinダイオードPD
aだけではアイソレーションが不足するからであるの
で、例えば、複数のpinダイオードPDaを直列接続
する等し、これでスイッチ回路7において十分なアイソ
レーションが得られるのであれば、1段の増幅回路であ
ってもかまわない。
【0071】第4に、多層基板30上に実装された回路
部品の配置、多層基板30の構造及びシールドケース4
0に種々の設計変更を加えて、これらの総合により2系
統間の電磁的アイソレーション、即ち、シールド効果を
高めて、2系統間のアイソレーションを向上させてい
る。
部品の配置、多層基板30の構造及びシールドケース4
0に種々の設計変更を加えて、これらの総合により2系
統間の電磁的アイソレーション、即ち、シールド効果を
高めて、2系統間のアイソレーションを向上させてい
る。
【0072】まず、多層基板30上に実装されたデュア
ルPLLシンセサイザの回路部品の配置は図3に示す通
りである。即ち、多層基板30上、チャンネルA用の回
路ブロックBL1(周波数シンセサイザ1a、増幅器3
a、増幅器5a等)と、チャンネルB用の回路ブロック
BL3(周波数シンセサイザ1b、増幅器3b、増幅器
5b等)とを物理的に離して配置させるとともに、両回
路ブロックの間に共用の回路ブロックBL2(シンセサ
イザ用電源10、スイッチ用電源20、高周波SW回路
71a、b、増幅器81、バンドパスフィルタ82、分
配器83等)を配置させている。
ルPLLシンセサイザの回路部品の配置は図3に示す通
りである。即ち、多層基板30上、チャンネルA用の回
路ブロックBL1(周波数シンセサイザ1a、増幅器3
a、増幅器5a等)と、チャンネルB用の回路ブロック
BL3(周波数シンセサイザ1b、増幅器3b、増幅器
5b等)とを物理的に離して配置させるとともに、両回
路ブロックの間に共用の回路ブロックBL2(シンセサ
イザ用電源10、スイッチ用電源20、高周波SW回路
71a、b、増幅器81、バンドパスフィルタ82、分
配器83等)を配置させている。
【0073】このような配置をすることにより、周波数
シンセサイザ1aと周波数シンセサイザ1aとの間、増
幅器5a、bと高周波SW回路71a、bのpinダイ
オードPDa、bとの各間が物理的な離され、2系統間
の電磁的アイソレーションが高まる。
シンセサイザ1aと周波数シンセサイザ1aとの間、増
幅器5a、bと高周波SW回路71a、bのpinダイ
オードPDa、bとの各間が物理的な離され、2系統間
の電磁的アイソレーションが高まる。
【0074】また、シールドケース40の内部には、チ
ャンネルA用の回路ブロックBL1、チャンネルB用の
回路ブロックBL3、共用の回路ブロックBL2とを互
いに隔壁するための仕切り41、周波数シンセサイザ1
a、1bと増幅器3a、3bとを互いに隔壁するための
仕切り42、増幅器3a、3bと増幅器5a、5bとを
互いに隔壁するための仕切り43が各々設けられてい
る。なお、周波数シンセサイザ1a、1bはPLLIC
と電圧制御発振器等から構成されており、各電圧制御発
振器はシールドケースに収められている。
ャンネルA用の回路ブロックBL1、チャンネルB用の
回路ブロックBL3、共用の回路ブロックBL2とを互
いに隔壁するための仕切り41、周波数シンセサイザ1
a、1bと増幅器3a、3bとを互いに隔壁するための
仕切り42、増幅器3a、3bと増幅器5a、5bとを
互いに隔壁するための仕切り43が各々設けられてい
る。なお、周波数シンセサイザ1a、1bはPLLIC
と電圧制御発振器等から構成されており、各電圧制御発
振器はシールドケースに収められている。
【0075】このようなシールドケース40を用いる
と、特に、周波数シンセサイザ1aと周波数シンセサイ
ザ1bとの間、増幅器5a、bと高周波SW回路71
a、bのpinダイオードPDa、bとの各間が、仕切
り41によりシールドされる結果、2系統間の電磁的ア
イソレーションが更に高まることになる。
と、特に、周波数シンセサイザ1aと周波数シンセサイ
ザ1bとの間、増幅器5a、bと高周波SW回路71
a、bのpinダイオードPDa、bとの各間が、仕切
り41によりシールドされる結果、2系統間の電磁的ア
イソレーションが更に高まることになる。
【0076】多層基板30の構造は図4に示す通りであ
る。ここでは多層基板30として4層のものを用いてい
る。多層基板30の最上層である1層には回路部品を実
装するためのランド等が形成されており、2層にはアー
スパターン31が、最下層である4層にはアースパター
ン32が各々形成されている。ここではシールド効果を
高めるためにアースパターン31、32はグランドプレ
ーンとされている。
る。ここでは多層基板30として4層のものを用いてい
る。多層基板30の最上層である1層には回路部品を実
装するためのランド等が形成されており、2層にはアー
スパターン31が、最下層である4層にはアースパター
ン32が各々形成されている。ここではシールド効果を
高めるためにアースパターン31、32はグランドプレ
ーンとされている。
【0077】多層基板30の3層には、回路ブロックB
L1、2、3の各内部を配線するための信号ライン等だ
けでなく、回路ブロックBL1、2、3の各間にわたる
信号ライン、電源ライン等も形成されている。図4中は
1層に実装された増幅器5a、増幅器5bの電源端子間
に配線される電源ライン34を模式的に表している。こ
の電源ライン34等はアースパターン33により取り囲
まれている。このような電源ライン34等のパターンが
この上下層である2層、4層に形成されたアースパター
ン31、32により2重シールドされている。
L1、2、3の各内部を配線するための信号ライン等だ
けでなく、回路ブロックBL1、2、3の各間にわたる
信号ライン、電源ライン等も形成されている。図4中は
1層に実装された増幅器5a、増幅器5bの電源端子間
に配線される電源ライン34を模式的に表している。こ
の電源ライン34等はアースパターン33により取り囲
まれている。このような電源ライン34等のパターンが
この上下層である2層、4層に形成されたアースパター
ン31、32により2重シールドされている。
【0078】即ち、回路ブロックBL1、2、3の各間
にわたる信号ライン、電源ライン等が多層基板30の3
層に形成されるだけでなく、2層、4層のアースパター
ン31、32により2重シールドされる結果、2系統間
の電磁的アイソレーションは高まる。
にわたる信号ライン、電源ライン等が多層基板30の3
層に形成されるだけでなく、2層、4層のアースパター
ン31、32により2重シールドされる結果、2系統間
の電磁的アイソレーションは高まる。
【0079】加えて、回路ブロックBL1、3との間に
配線される電源ライン、例えば、電源ライン34が、信
号ライン等も含めて、全て電気長で1/8〜1/4λの
物理的なパターン長にされている。
配線される電源ライン、例えば、電源ライン34が、信
号ライン等も含めて、全て電気長で1/8〜1/4λの
物理的なパターン長にされている。
【0080】これにより、両者の接続点間がハイインピ
ーダンスとなり、回路ブロックBL1と回路ブロックB
L3との間の電磁的アイソレーションが更に高まり、全
体として非常に高いシールド効果が得られる。アースパ
ターン31、32によりグランドが強化された結果、実
装された回路全体の特性インピーダンスが低く抑えら
れ、当然に、外来からのノイズの影響を受け難くなる。
また、アースパターン31、32、33等はヒートシン
クとしての役割を果たし、デュアルPLLシンセサイザ
の温度上昇を抑えるという副次的効果も得られることに
もなった。
ーダンスとなり、回路ブロックBL1と回路ブロックB
L3との間の電磁的アイソレーションが更に高まり、全
体として非常に高いシールド効果が得られる。アースパ
ターン31、32によりグランドが強化された結果、実
装された回路全体の特性インピーダンスが低く抑えら
れ、当然に、外来からのノイズの影響を受け難くなる。
また、アースパターン31、32、33等はヒートシン
クとしての役割を果たし、デュアルPLLシンセサイザ
の温度上昇を抑えるという副次的効果も得られることに
もなった。
【0081】上記したような構成のデュアルPLLシン
セサイザは実際にはマザーボード60(図6参照)上に
面実装されて取り付けられており、この全体をデュアル
PLLシンセサイザモジュールと称している。
セサイザは実際にはマザーボード60(図6参照)上に
面実装されて取り付けられており、この全体をデュアル
PLLシンセサイザモジュールと称している。
【0082】以下、本発明の高周波モジュールの実施の
形態としてデュアルPLLシンセサイザモジュールを例
に掲げて説明する。
形態としてデュアルPLLシンセサイザモジュールを例
に掲げて説明する。
【0083】デュアルPLLシンセサイザが搭載された
多層基板30をマザーボード60上に面実装させるため
に、図5に示すように多層基板30の各側面には2種類
の端面スルーホール35、36が各々形成されている。
多層基板30をマザーボード60上に面実装させるため
に、図5に示すように多層基板30の各側面には2種類
の端面スルーホール35、36が各々形成されている。
【0084】端面スルーホール35は多層基板30の側
面を切り欠いて断面が横長孔状に形成されれたものであ
り、図6に示すようにその内周面等にはランド付電極3
51が形成され、アース電極用として用いられている。
面を切り欠いて断面が横長孔状に形成されれたものであ
り、図6に示すようにその内周面等にはランド付電極3
51が形成され、アース電極用として用いられている。
【0085】一方、端面スルーホール36は図5に示す
ように多層基板30の側面を切り欠いて断面が縦長孔状
に形成されたものであり、図7に示すようにその内周面
等にはランド付電極362が形成され、信号電極用(一
部には電源供給用も含まれる)として用いられている。
図5中左側の端面スルーホール36は入力用であり、右
側の端面スルーホール36は出力用である。
ように多層基板30の側面を切り欠いて断面が縦長孔状
に形成されたものであり、図7に示すようにその内周面
等にはランド付電極362が形成され、信号電極用(一
部には電源供給用も含まれる)として用いられている。
図5中左側の端面スルーホール36は入力用であり、右
側の端面スルーホール36は出力用である。
【0086】端面スルーホール35及び端面スルーホー
ル36の断面が円状ではなく長孔状にしているのは、主
として多層基板30の基材(基板の絶縁層)とランド付
電極351、361との接着面積を大きくとることで接
着強度を増加させ、ランド付電極351、361が容易
に剥離しないようにするためである。
ル36の断面が円状ではなく長孔状にしているのは、主
として多層基板30の基材(基板の絶縁層)とランド付
電極351、361との接着面積を大きくとることで接
着強度を増加させ、ランド付電極351、361が容易
に剥離しないようにするためである。
【0087】ランド付電極351の接着強度を更に増す
ために、多層基板30の1層に形成されたアースパター
ン37、同様に、2、3、4層に形成されたアースパタ
ーン31、33、32を端面スルーホール35のランド
付電極351に各々接触させている。即ち、各層のアー
スパターン36、31、33、32は端面スルーホール
35のランド付電極351を介して電気的に接続されて
いる。
ために、多層基板30の1層に形成されたアースパター
ン37、同様に、2、3、4層に形成されたアースパタ
ーン31、33、32を端面スルーホール35のランド
付電極351に各々接触させている。即ち、各層のアー
スパターン36、31、33、32は端面スルーホール
35のランド付電極351を介して電気的に接続されて
いる。
【0088】一方、ランド付電極361についても上記
と同様、多層基板30の3層等に形成された信号ライン
をランド付電極361に接触させて、ランド付電極35
1の接着強度を増している。この場合も、1層に形成さ
れた信号ライン371と3層等に形成された信号ライン
がランド付電極351を介して電気的に接続されること
になる。
と同様、多層基板30の3層等に形成された信号ライン
をランド付電極361に接触させて、ランド付電極35
1の接着強度を増している。この場合も、1層に形成さ
れた信号ライン371と3層等に形成された信号ライン
がランド付電極351を介して電気的に接続されること
になる。
【0089】ただ、図5に示すように端面スルーホール
35よりも端面スルーホール36の方が小さいので、端
面スルーホール35に比べて端面スルーホール36の方
が接着強度が小さい。そこで、ランド付電極351が部
分的に剥離した場合であっても、少なくとも信号ライン
上の信号の流れが確保されるように、図7に示すように
信号ライン371上、端面スルーホール36の付近に通
常のスルーホール電極3712を形成している。このよ
うに信号ライン上、多層基板30の内層と外層との電気
接続が確実にされることにより、電気的な接続に関する
デュアルPLLシンセサイザモジュールの信頼性が向上
する。
35よりも端面スルーホール36の方が小さいので、端
面スルーホール35に比べて端面スルーホール36の方
が接着強度が小さい。そこで、ランド付電極351が部
分的に剥離した場合であっても、少なくとも信号ライン
上の信号の流れが確保されるように、図7に示すように
信号ライン371上、端面スルーホール36の付近に通
常のスルーホール電極3712を形成している。このよ
うに信号ライン上、多層基板30の内層と外層との電気
接続が確実にされることにより、電気的な接続に関する
デュアルPLLシンセサイザモジュールの信頼性が向上
する。
【0090】一方、マザーボード60の表面上には図6
に示すようにランドパターン61等が形成されている。
ランドパターン61はアースパターンであるが、これ以
外に信号用のパターン等も形成されている。マザーボー
ド60の裏面には電気コネクタが設けられており、この
電気コネクタと端面スルーホール35のランド付電極3
51等とを電気的に接続させるために、マザーボード6
0の表面に所定のランドパターンが形成されている。
に示すようにランドパターン61等が形成されている。
ランドパターン61はアースパターンであるが、これ以
外に信号用のパターン等も形成されている。マザーボー
ド60の裏面には電気コネクタが設けられており、この
電気コネクタと端面スルーホール35のランド付電極3
51等とを電気的に接続させるために、マザーボード6
0の表面に所定のランドパターンが形成されている。
【0091】このようなマザーボード60と多層基板3
0とを位置合わせをし、例えば、クリーム半田を利用し
たリフロー半田により、多層基板30をマザーボード6
0上に面実装させて取り付ける。端面スルーホール3
5、36にハンダ上がりが生じるので、多層基板30と
マザーボード60とが確実に接合される。
0とを位置合わせをし、例えば、クリーム半田を利用し
たリフロー半田により、多層基板30をマザーボード6
0上に面実装させて取り付ける。端面スルーホール3
5、36にハンダ上がりが生じるので、多層基板30と
マザーボード60とが確実に接合される。
【0092】この際、シールドケース40も一緒に取り
付けるようにする。シールドケース40は多層基板30
と略同じ大きさであり、その下端部には端面スルーホー
ル35と同一ピッチ間隔で図6に示すように取付用足4
4が各々形成されている。
付けるようにする。シールドケース40は多層基板30
と略同じ大きさであり、その下端部には端面スルーホー
ル35と同一ピッチ間隔で図6に示すように取付用足4
4が各々形成されている。
【0093】即ち、多層基板30の端面スルーホール3
5にシールドケース40の取付用足44を挿入させ、こ
の状態で、マザーボード60と多層基板30とを位置合
わせをし、リフロー半田等により、多層基板30をマザ
ーボード60上に面実装させて取り付けると、端面スル
ーホール35、36にハンダ上がりが生じ、多層基板3
0とマザーボード60とが接合されるだけでなく、シー
ルドケース40の取付用足44をも端面スルーホール3
5のランド電極351に接合される。
5にシールドケース40の取付用足44を挿入させ、こ
の状態で、マザーボード60と多層基板30とを位置合
わせをし、リフロー半田等により、多層基板30をマザ
ーボード60上に面実装させて取り付けると、端面スル
ーホール35、36にハンダ上がりが生じ、多層基板3
0とマザーボード60とが接合されるだけでなく、シー
ルドケース40の取付用足44をも端面スルーホール3
5のランド電極351に接合される。
【0094】このように1回の半田付けにより、多層基
板30だけでなく、シールドケース40もマザーボード
60上に取り付けられることから、組み立て作業が非常
に簡単になる。
板30だけでなく、シールドケース40もマザーボード
60上に取り付けられることから、組み立て作業が非常
に簡単になる。
【0095】しかも多層基板30等のマザーボード60
上に取り付けが完了すると、多層基板30側のランド電
極351、361とマザーボード60上の電気コネクタ
との間が、マザーボード60上のランドパターンを通じ
て電気接続されることから、何ら特別な電気配線を行う
必要がない。
上に取り付けが完了すると、多層基板30側のランド電
極351、361とマザーボード60上の電気コネクタ
との間が、マザーボード60上のランドパターンを通じ
て電気接続されることから、何ら特別な電気配線を行う
必要がない。
【0096】従来例による場合、デュアルPLLシンセ
サイザの出力信号等に関して、同軸ケーブル等を用いて
多層基板30とマザーボード60との間を信号の受け渡
しを行っていたが、ここでは同軸ケーブル等が不要であ
るので、同軸ケーブル等を専用のコネクタに接続する作
業も不要になった。
サイザの出力信号等に関して、同軸ケーブル等を用いて
多層基板30とマザーボード60との間を信号の受け渡
しを行っていたが、ここでは同軸ケーブル等が不要であ
るので、同軸ケーブル等を専用のコネクタに接続する作
業も不要になった。
【0097】専用のコネクタ等を用いる必要がないとい
うことは、信号ラインの特性インピーダンスを変えるこ
となく信号の受け渡しができるということを意味し、多
層基板30側のランド電極351、361とマザーボー
ド60上のランドパターンとの間が高周波的に整合がと
れている状態では、挿入損失(インサート・ロス)を最
小限に抑えることが可能になる。
うことは、信号ラインの特性インピーダンスを変えるこ
となく信号の受け渡しができるということを意味し、多
層基板30側のランド電極351、361とマザーボー
ド60上のランドパターンとの間が高周波的に整合がと
れている状態では、挿入損失(インサート・ロス)を最
小限に抑えることが可能になる。
【0098】従来例による場合、デュアルPLLシンセ
サイザをシールドするために、下カバーが必要不可欠で
あったが、ここでは多層基板30の最下層のアースパタ
ーン32がグランドプレーンとして利用され、言い換え
ると、多層基板30そのものにシールドに相当する特性
を実現できることから、下カバーが不要となる。これに
伴って、下カバーを取り付ける作業も不要になった。
サイザをシールドするために、下カバーが必要不可欠で
あったが、ここでは多層基板30の最下層のアースパタ
ーン32がグランドプレーンとして利用され、言い換え
ると、多層基板30そのものにシールドに相当する特性
を実現できることから、下カバーが不要となる。これに
伴って、下カバーを取り付ける作業も不要になった。
【0099】よって、従来例による場合に比べると、上
述したようにデュアルPLLシンセサイザの電気的特性
が向上しただけでなく、デュアルPLLシンセサイザモ
ジュールの組立作業が格段に簡単になり、これに伴っ
て、製造コストが大幅に低下した。しかも、アイソレー
ションアンプ、専用のコネクタ、下パネル等が省略さ
れ、マザーボート30にはシールドケース40を取り付
けるための穴を開ける必要がなく、ランドパターンを形
成するだけで良いので、これらの総合により、デュアル
PLLシンセサイザモジュールの大幅な低コスト化が図
られている。
述したようにデュアルPLLシンセサイザの電気的特性
が向上しただけでなく、デュアルPLLシンセサイザモ
ジュールの組立作業が格段に簡単になり、これに伴っ
て、製造コストが大幅に低下した。しかも、アイソレー
ションアンプ、専用のコネクタ、下パネル等が省略さ
れ、マザーボート30にはシールドケース40を取り付
けるための穴を開ける必要がなく、ランドパターンを形
成するだけで良いので、これらの総合により、デュアル
PLLシンセサイザモジュールの大幅な低コスト化が図
られている。
【0100】また、アイソレーションアンプ、専用の
コネクタ等を多層基板30に実装する必要がなくなった
点、スイッチ回路7のストリップラインSLa、bが
多層基板30の内層に形成され、スイッチ回路7が多層
基板30に一体化された点、2系統間のアイソレーシ
ョンが向上し、シールド効果が高まった分だけ、チャン
ネルA用の回路ブロックBL1とチャンネルB用の回路
ブロックBL2との間を物理的に近づけることができた
点、共用の回路ブロックBL3をチャンネルA用の回
路ブロックBL1とチャンネルB用の回路ブロックBL
2との間に配置した点、回路部品が多層基板30に片
面実装され、両面実装に比べてモジュール自体の厚みが
薄くなった点、等の総合により、デュアルPLLシンセ
サイザモジュール自体が非常に小型化された。
コネクタ等を多層基板30に実装する必要がなくなった
点、スイッチ回路7のストリップラインSLa、bが
多層基板30の内層に形成され、スイッチ回路7が多層
基板30に一体化された点、2系統間のアイソレーシ
ョンが向上し、シールド効果が高まった分だけ、チャン
ネルA用の回路ブロックBL1とチャンネルB用の回路
ブロックBL2との間を物理的に近づけることができた
点、共用の回路ブロックBL3をチャンネルA用の回
路ブロックBL1とチャンネルB用の回路ブロックBL
2との間に配置した点、回路部品が多層基板30に片
面実装され、両面実装に比べてモジュール自体の厚みが
薄くなった点、等の総合により、デュアルPLLシンセ
サイザモジュール自体が非常に小型化された。
【0101】具体的には、従来例による場合、容積が約
30ml程度が限度であったものを、容積17mlにす
ることが可能になった。
30ml程度が限度であったものを、容積17mlにす
ることが可能になった。
【0102】次に、このようなデュアルPLLシンセサ
イザモジュールに用いられる多層基板30の基板自体の
製造方法について図8を参照して説明する。
イザモジュールに用いられる多層基板30の基板自体の
製造方法について図8を参照して説明する。
【0103】まず、四角形の多層基板30を合計4枚と
ることができる基板原材1を用意する。まず、スルーホ
ールを形成するためのNC等を用いて、基板原材1に対
して端面スルーホール35、36を形成すべき位置に穴
を形成する。端面スルーホール36はその大きさからし
て、1つ当たり穴を1個所開けるだけで良いが、端面ス
ルーホール35は横長で大きいので、ここでは1つ当た
り穴を3箇所開けるようにする。これに前後して同一の
NC等を用いて、基板原材1に他のスルーホール(図示
省略)を開ける。これにより各多層基板30の各側面に
端面スルーホール35、36が形成される。
ることができる基板原材1を用意する。まず、スルーホ
ールを形成するためのNC等を用いて、基板原材1に対
して端面スルーホール35、36を形成すべき位置に穴
を形成する。端面スルーホール36はその大きさからし
て、1つ当たり穴を1個所開けるだけで良いが、端面ス
ルーホール35は横長で大きいので、ここでは1つ当た
り穴を3箇所開けるようにする。これに前後して同一の
NC等を用いて、基板原材1に他のスルーホール(図示
省略)を開ける。これにより各多層基板30の各側面に
端面スルーホール35、36が形成される。
【0104】その後、基板原材1に開けた穴の内周面に
メッキをする。これにより各多層基板30の端面スルー
ホール35、36にランド電極351、361が各々形
成される。
メッキをする。これにより各多層基板30の端面スルー
ホール35、36にランド電極351、361が各々形
成される。
【0105】そして、基板原材1の図中11、12、1
3、14の部分を、鋭利な刃を有する金型又はNCを用
いた打ち抜きにより切断する。このとき、多層基板30
の各2側面も同時に切断される。
3、14の部分を、鋭利な刃を有する金型又はNCを用
いた打ち抜きにより切断する。このとき、多層基板30
の各2側面も同時に切断される。
【0106】鋭利な刃を有する金型又はNCを用いた打
ち抜きにより、部分11、12、13、14等に穴が開
けられることから、多層基板30の各2側面の切断面は
非常にシャープであり、それ故、磨き工程等を必要とし
ない。また、端面スルーホール35、36が断面円状で
はなく長孔状となっているので、金型等による切断の際
の応力に多層基板30のスルーホール切断部が十分に耐
えられる。
ち抜きにより、部分11、12、13、14等に穴が開
けられることから、多層基板30の各2側面の切断面は
非常にシャープであり、それ故、磨き工程等を必要とし
ない。また、端面スルーホール35、36が断面円状で
はなく長孔状となっているので、金型等による切断の際
の応力に多層基板30のスルーホール切断部が十分に耐
えられる。
【0107】その後、基板原材1の表面上、多層基板3
0の未切断の側面に沿ってVカット16を合計4本入れ
る。そして、基板原材1をVカット16に沿って折る
と、基板原板1から4枚の多層基板30が得られる。
0の未切断の側面に沿ってVカット16を合計4本入れ
る。そして、基板原材1をVカット16に沿って折る
と、基板原板1から4枚の多層基板30が得られる。
【0108】金型又はNCを用いた打ち抜きにより、多
層基板30の2側面が既に切断されているので、Vカッ
ト16を入れる箇所は、図中示すような方向だけで十分
である。穴を開けるべき部分11、12のうちで図中1
11、121の箇所がVカット16のラインを越えてい
るのは、Vカット16に沿って基板原板1を折ったとき
に、不必要な部分が多層基板30に残らないようにする
ためである。
層基板30の2側面が既に切断されているので、Vカッ
ト16を入れる箇所は、図中示すような方向だけで十分
である。穴を開けるべき部分11、12のうちで図中1
11、121の箇所がVカット16のラインを越えてい
るのは、Vカット16に沿って基板原板1を折ったとき
に、不必要な部分が多層基板30に残らないようにする
ためである。
【0109】このような方法により多層基板30が効率
良く生産できることから、製造コストを下げることがで
き、この点でもデュアルPLLシンセサイザモジュール
の低コスト化を図ることができる。
良く生産できることから、製造コストを下げることがで
き、この点でもデュアルPLLシンセサイザモジュール
の低コスト化を図ることができる。
【0110】なお、本発明のデュアルPLLシンセサイ
ザは必ずしもマザーボード上に取り付けるようにする必
要はなく、単層の基板に回路部品を実装するような形態
をとってもかまわない。また、本発明の高周波モジュー
ルは必ずしもデュアルPLLシンセサイザモジュールに
限定されず、他の高周波回路を搭載したモジュールであ
っても当然に適用可能である。
ザは必ずしもマザーボード上に取り付けるようにする必
要はなく、単層の基板に回路部品を実装するような形態
をとってもかまわない。また、本発明の高周波モジュー
ルは必ずしもデュアルPLLシンセサイザモジュールに
限定されず、他の高周波回路を搭載したモジュールであ
っても当然に適用可能である。
【0111】
【発明の効果】以上、本発明の請求項1に係るデュアル
PLLシンセサイザによる場合、アイソレーションアン
プを用いることなく、2系統間のアイソレーションが図
られる構成となっており、チャンネルA用、B用アッテ
ネータ自体がアイソレーションアンプに比べて小さく安
価であることから、アイソレーションアンプの分だけ部
品代が安くなり、基板が小さくなる。しかもアイソレー
ションアンプを省略したことから、消費電流が小さくな
り、これに伴って大きな容量の電源等も不要となる。こ
の結果、デュアルPLLシンセサイザの小型化及び低コ
スト化を図ることができる。
PLLシンセサイザによる場合、アイソレーションアン
プを用いることなく、2系統間のアイソレーションが図
られる構成となっており、チャンネルA用、B用アッテ
ネータ自体がアイソレーションアンプに比べて小さく安
価であることから、アイソレーションアンプの分だけ部
品代が安くなり、基板が小さくなる。しかもアイソレー
ションアンプを省略したことから、消費電流が小さくな
り、これに伴って大きな容量の電源等も不要となる。こ
の結果、デュアルPLLシンセサイザの小型化及び低コ
スト化を図ることができる。
【0112】本発明の請求項2に係るデュアルPLLシ
ンセサイザによる場合、従来例による場合とは異なり、
チャンネルA、Bの高周波信号を交互に切り替えて出力
するスイッチ回路に1/4λのストリップラインを用い
ず、その代わりにチャンネルA、B用ストリップライン
を用い、これを回路基板の内層に形成し、チャンネル
A、B用pinダイオードにより2系統間のアイソレー
ションを図る構成となっているので、小型で非常に単純
な回路となり、回路基板との一体化を実現することが可
能となる。この結果、デュアルPLLシンセサイザの小
型化及び低コスト化を図ることができる。
ンセサイザによる場合、従来例による場合とは異なり、
チャンネルA、Bの高周波信号を交互に切り替えて出力
するスイッチ回路に1/4λのストリップラインを用い
ず、その代わりにチャンネルA、B用ストリップライン
を用い、これを回路基板の内層に形成し、チャンネル
A、B用pinダイオードにより2系統間のアイソレー
ションを図る構成となっているので、小型で非常に単純
な回路となり、回路基板との一体化を実現することが可
能となる。この結果、デュアルPLLシンセサイザの小
型化及び低コスト化を図ることができる。
【0113】本発明の請求項3に係るデュアルPLLシ
ンセサイザよる場合、チャンネルA用の回路ブロックと
チャンネルB用の回路ブロックとの間のシールド効果が
高まる構成となっているので、シールド効果が高まった
分だけ、基板上、両回路ブロック間を物理的に大きく離
すことが不要となり、これに伴って基板を小さくするこ
とが可能となる。この結果、デュアルPLLシンセサイ
ザの小型化及び低コスト化を図ることができる。
ンセサイザよる場合、チャンネルA用の回路ブロックと
チャンネルB用の回路ブロックとの間のシールド効果が
高まる構成となっているので、シールド効果が高まった
分だけ、基板上、両回路ブロック間を物理的に大きく離
すことが不要となり、これに伴って基板を小さくするこ
とが可能となる。この結果、デュアルPLLシンセサイ
ザの小型化及び低コスト化を図ることができる。
【0114】本発明の請求項4に係るデュアルPLLシ
ンセサイザによる場合、請求項3による場合に比べて、
チャンネルA用の回路ブロックとチャンネルB用の回路
ブロックとの間のシールド効果がより一層高まる構成と
なっているので、デュアルPLLシンセサイザの小型化
及び低コスト化を一層図ることができる。
ンセサイザによる場合、請求項3による場合に比べて、
チャンネルA用の回路ブロックとチャンネルB用の回路
ブロックとの間のシールド効果がより一層高まる構成と
なっているので、デュアルPLLシンセサイザの小型化
及び低コスト化を一層図ることができる。
【0115】本発明の請求項5に係るデュアルPLLシ
ンセサイザによる場合、回路基板上、チャンネルA用の
回路ブロックとチャンネルB用の回路ブロックとの間に
共用の回路ブロックを配置するとともに、シールドケー
スにより各回路ブロックを隔壁してシールドした構成と
なっているので、チャンネルA用の回路ブロックとチャ
ンネルB用の回路ブロックとの間に十分高いシールド効
果を得ることができるだけでなく、実装部品を上手く配
置したという点で回路基板を小さくすることができる。
その結果、デュアルPLLシンセサイザの小型化及び低
コスト化を図ることができる。
ンセサイザによる場合、回路基板上、チャンネルA用の
回路ブロックとチャンネルB用の回路ブロックとの間に
共用の回路ブロックを配置するとともに、シールドケー
スにより各回路ブロックを隔壁してシールドした構成と
なっているので、チャンネルA用の回路ブロックとチャ
ンネルB用の回路ブロックとの間に十分高いシールド効
果を得ることができるだけでなく、実装部品を上手く配
置したという点で回路基板を小さくすることができる。
その結果、デュアルPLLシンセサイザの小型化及び低
コスト化を図ることができる。
【0116】本発明の請求項6に係る高周波モジュール
による場合、基板をマザーボード上の面実装するように
した上で、基板の側面に形成された端面スルーホールの
電極と前記マザーボード上に形成されたランドとの間を
ハンダ付けすることにより、基板とマザーボードとの間
が機械的に接合される構成となっているので、基板をマ
ザーボード上に取り付けるに当たり、クリーム半田を利
用したリフローハンダ等が可能となり、取付作業が非常
に簡単になる。これに伴って、製造コストが安くなるだ
けなく、基板をマザーボード上に取り付けるための特別
な部品が不要であることから、高周波モジュールの低コ
スト化を図ることができる。
による場合、基板をマザーボード上の面実装するように
した上で、基板の側面に形成された端面スルーホールの
電極と前記マザーボード上に形成されたランドとの間を
ハンダ付けすることにより、基板とマザーボードとの間
が機械的に接合される構成となっているので、基板をマ
ザーボード上に取り付けるに当たり、クリーム半田を利
用したリフローハンダ等が可能となり、取付作業が非常
に簡単になる。これに伴って、製造コストが安くなるだ
けなく、基板をマザーボード上に取り付けるための特別
な部品が不要であることから、高周波モジュールの低コ
スト化を図ることができる。
【0117】加えて、高周波回路の回路部品が基板の上
面に実装される構成となっているので、両面実装である
従来例による場合に比較して、厚みが薄くなり、この分
だけ高周波モジュールの小型化を図ることができる。
面に実装される構成となっているので、両面実装である
従来例による場合に比較して、厚みが薄くなり、この分
だけ高周波モジュールの小型化を図ることができる。
【0118】本発明の請求項7に係る高周波モジュール
による場合、端面スルーホールの電極と前記マザーボー
ド上に形成されたランドとの間のハンダにより、基板と
マザーボードとの間が機械的に接合されるだけでなく、
基板側の高周波回路とマザーボードの回路とが電気的に
接続される構成となっているので、基板側の高周波回路
とマザーボードの回路とを電気接続するための特別な部
品が不要となる。
による場合、端面スルーホールの電極と前記マザーボー
ド上に形成されたランドとの間のハンダにより、基板と
マザーボードとの間が機械的に接合されるだけでなく、
基板側の高周波回路とマザーボードの回路とが電気的に
接続される構成となっているので、基板側の高周波回路
とマザーボードの回路とを電気接続するための特別な部
品が不要となる。
【0119】特に、両回路間で信号を受け渡しをするの
に同軸ケーブルを用いる必要がなくなり、これに伴っ
て、特性インピーダンスを50Ωにした専用のコネクタ
を基板及びマザーボードに実装することも不要となる。
よって、部品代が安くなり、基板等を小さくすることが
でき、その結果、高周波モジュールの小型化及び低コス
ト化を図ることができる。
に同軸ケーブルを用いる必要がなくなり、これに伴っ
て、特性インピーダンスを50Ωにした専用のコネクタ
を基板及びマザーボードに実装することも不要となる。
よって、部品代が安くなり、基板等を小さくすることが
でき、その結果、高周波モジュールの小型化及び低コス
ト化を図ることができる。
【0120】また、同軸ケーブルを用いる必要がないと
いうことは、信号ラインの特性インピーダンスを変える
ことなく、両回路間で信号を受け渡しをすることができ
るということを意味するので、高周波的にインピーダン
ス整合がとれている状態では、特性インピーダンスを5
0Ωにした専用のコネクタの挿入損失(インサーション
・ロス)を最小限に抑えることが可能となる。
いうことは、信号ラインの特性インピーダンスを変える
ことなく、両回路間で信号を受け渡しをすることができ
るということを意味するので、高周波的にインピーダン
ス整合がとれている状態では、特性インピーダンスを5
0Ωにした専用のコネクタの挿入損失(インサーション
・ロス)を最小限に抑えることが可能となる。
【0121】本発明の請求項8に係る高周波モジュール
による場合、シールドケースの取付用足を基板の端面ス
ルーホールに挿入した状態で、端面スルーホールの電極
とマザーボード上に形成されたランドとの間をハンダ付
けして、前記基板を前記マザーボード上に取り付ける
と、同時にシールド板もマザーボード上に取り付けられ
る構成となっているので、シールド板の取付作業が非常
に簡単となり、製造コストが安く、高周波モジュールの
低コスト化を図ることができる。
による場合、シールドケースの取付用足を基板の端面ス
ルーホールに挿入した状態で、端面スルーホールの電極
とマザーボード上に形成されたランドとの間をハンダ付
けして、前記基板を前記マザーボード上に取り付ける
と、同時にシールド板もマザーボード上に取り付けられ
る構成となっているので、シールド板の取付作業が非常
に簡単となり、製造コストが安く、高周波モジュールの
低コスト化を図ることができる。
【0122】また、従来例による場合とは異なり、シー
ルドケースの取付足を挿入するためのスルーホールをマ
ザーボード上に開けたり、この周りにランドを形成する
ことが不要となる。マザーボードの縁付近に位置してい
たランドが不要となることから、マザーボードを小さく
することができ、高周波モジュールの小型化を図ること
ができる。
ルドケースの取付足を挿入するためのスルーホールをマ
ザーボード上に開けたり、この周りにランドを形成する
ことが不要となる。マザーボードの縁付近に位置してい
たランドが不要となることから、マザーボードを小さく
することができ、高周波モジュールの小型化を図ること
ができる。
【0123】本発明の請求項9に係る高周波モジュール
による場合、高周波回路の電源ライン及び/又は信号ラ
インのパターンのシールド効果が高まるだけでなく、全
体としてのアースパターンの総面積が増えてグランドが
強化され、基板に実装される回路全体の特性インピーダ
ンスが低くなる構成となっているので、外来からのノイ
ズの影響を受け難くなる。また、アースパターンはヒー
トシンクとしての役割も果たすが、全体としてのアース
パターンの総面積が増えることから、モジュールの温度
上昇を効果的に抑えることができる。
による場合、高周波回路の電源ライン及び/又は信号ラ
インのパターンのシールド効果が高まるだけでなく、全
体としてのアースパターンの総面積が増えてグランドが
強化され、基板に実装される回路全体の特性インピーダ
ンスが低くなる構成となっているので、外来からのノイ
ズの影響を受け難くなる。また、アースパターンはヒー
トシンクとしての役割も果たすが、全体としてのアース
パターンの総面積が増えることから、モジュールの温度
上昇を効果的に抑えることができる。
【0124】更に、多層基板にアースパターンが形成さ
れており、多層基板そのものが高周波回路の部品をその
裏面側からシールドするためのシールドケースとしての
機能を果たす構成となっているので、従来例による場合
とは異なり、下カバーが不要となる。下カバーの取付作
業を省略できる分、製造コストが安くなり、高周波モジ
ュールの低コスト化を図ることができる。
れており、多層基板そのものが高周波回路の部品をその
裏面側からシールドするためのシールドケースとしての
機能を果たす構成となっているので、従来例による場合
とは異なり、下カバーが不要となる。下カバーの取付作
業を省略できる分、製造コストが安くなり、高周波モジ
ュールの低コスト化を図ることができる。
【0125】本発明の請求項10に係る高周波モジュー
ルによる場合、端面スルーホールの電極と多層基板の基
材との間の接着強度が十分に得られる構成となっている
ので、端面スルーホールの電極が容易に剥がれず、基板
とマザーボードとの間が確実に接合されるだけでなく、
基板側の高周波回路とマザーボードの回路との間の電気
接続が確実になり、モジュールの信頼性が向上する。
ルによる場合、端面スルーホールの電極と多層基板の基
材との間の接着強度が十分に得られる構成となっている
ので、端面スルーホールの電極が容易に剥がれず、基板
とマザーボードとの間が確実に接合されるだけでなく、
基板側の高周波回路とマザーボードの回路との間の電気
接続が確実になり、モジュールの信頼性が向上する。
【0126】本発明の請求項11に係る高周波モジュー
ルによる場合、端面スルーホールの電極が剥離したとき
であっても、多層基板上の各層に形成された電源ライン
及び/又は信号ラインのパターン上の当該端面スルーホ
ールの近傍に形成されたスルーホールの電極を介して、
各層にわたる電源ライン及び/又は信号ラインのパター
ン同士の電気接続が維持される構成となっているので、
各層にわたる電源ライン及び/又は信号ラインのパター
ン同士の電気接続が確実となり、モジュールの信頼性が
向上する。
ルによる場合、端面スルーホールの電極が剥離したとき
であっても、多層基板上の各層に形成された電源ライン
及び/又は信号ラインのパターン上の当該端面スルーホ
ールの近傍に形成されたスルーホールの電極を介して、
各層にわたる電源ライン及び/又は信号ラインのパター
ン同士の電気接続が維持される構成となっているので、
各層にわたる電源ライン及び/又は信号ラインのパター
ン同士の電気接続が確実となり、モジュールの信頼性が
向上する。
【0127】本発明の請求項12に係る高周波モジュー
ルによる場合、端面スルーホールが断面半円状であると
きに比べて、端面スルーホールに形成される電極の面積
が大きくなり、端面スルーホールの電極と基板の基材と
の間の接着強度が増すような構成となっているので、端
面スルーホールの電極が容易に剥がれ難くなり、基板と
マザーボードとの間が確実に接合されるだけでなく、基
板側の高周波回路とマザーボードの回路との間の電気接
続が確実になり、モジュールの信頼性が向上する。
ルによる場合、端面スルーホールが断面半円状であると
きに比べて、端面スルーホールに形成される電極の面積
が大きくなり、端面スルーホールの電極と基板の基材と
の間の接着強度が増すような構成となっているので、端
面スルーホールの電極が容易に剥がれ難くなり、基板と
マザーボードとの間が確実に接合されるだけでなく、基
板側の高周波回路とマザーボードの回路との間の電気接
続が確実になり、モジュールの信頼性が向上する。
【0128】本発明の請求項13に係る高周波モジュー
ル用基板の製造方法による場合、基板原材から複数の基
板を同時に不良品を出すことなく製造することが可能な
構成となっているので、製造コストが安くなる。また、
鋭利な刃を有する金型又はNCを用いた打ち抜きによ
り、基板の一側面等が切断されることから、その切断面
は非常にシャープな面となり、その後に磨き工程が不要
となる。この点でも製造コストが安くなる。その結果、
高周波モジュールの低コスト化を図ることができる。
ル用基板の製造方法による場合、基板原材から複数の基
板を同時に不良品を出すことなく製造することが可能な
構成となっているので、製造コストが安くなる。また、
鋭利な刃を有する金型又はNCを用いた打ち抜きによ
り、基板の一側面等が切断されることから、その切断面
は非常にシャープな面となり、その後に磨き工程が不要
となる。この点でも製造コストが安くなる。その結果、
高周波モジュールの低コスト化を図ることができる。
【0129】本発明の請求項14に係る高周波モジュー
ル用基板の製造方法による場合、基板原材をVカットに
沿って折るようにすると、基板原材から不要部分を容易
に取り外すことができる構成となっているので、製造コ
ストが安くなり、その結果、高周波モジュールの低コス
ト化を図ることができる。
ル用基板の製造方法による場合、基板原材をVカットに
沿って折るようにすると、基板原材から不要部分を容易
に取り外すことができる構成となっているので、製造コ
ストが安くなり、その結果、高周波モジュールの低コス
ト化を図ることができる。
【図1】本発明のデュアルPLLシンセサイザ、高周波
モジュール及び高周波モジュール用基板の製造方法の実
施の形態を説明するための図であって、デュアルPLL
シンセサイザの回路構成図である。
モジュール及び高周波モジュール用基板の製造方法の実
施の形態を説明するための図であって、デュアルPLL
シンセサイザの回路構成図である。
【図2】デュアルPLLシンセサイザのスイッチ回路の
回路図である。
回路図である。
【図3】デュアルPLLシンセサイザが搭載された多層
基板にシールドケースがセットされた様子を示す図であ
って、シールドケースのカバーを取り外した状態の平面
図及び側面図である。
基板にシールドケースがセットされた様子を示す図であ
って、シールドケースのカバーを取り外した状態の平面
図及び側面図である。
【図4】多層基板の内部構造を説明するための模式図で
ある。
ある。
【図5】多層基板の底面図である。
【図6】多層基板がマザーボード上に面実装された様子
を示すアース電極用の端面スルーホールの方から見た部
分斜視図である。
を示すアース電極用の端面スルーホールの方から見た部
分斜視図である。
【図7】信号電極用の端面スルーホールの方から見た多
層基板の部分斜視図である。
層基板の部分斜視図である。
【図8】多層基板の製造する方法を説明するための図で
あって、基板原材の正面図である。
あって、基板原材の正面図である。
【図9】従来のデュアルPLLシンセサイザを説明する
ための図であって、デュアルPLLシンセサイザの回路
構成図である。
ための図であって、デュアルPLLシンセサイザの回路
構成図である。
【図10】同デュアルPLLシンセサイザのスイッチ回
路の回路図である。
路の回路図である。
1a、1b 周波数シンセサイザ 2a、2b、4a、4b アッテネータ 3a、3b、4a、5b 増幅器 7 スイッチ回路 9 チャンネル切り替え回路 30 多層基板 40 シールドケース
Claims (14)
- 【請求項1】 出力すべき高周波信号のチャンネルを高
速に切り替えるために2つのPLL回路がチャンネル
A、B用として備えられており、前記PLL回路により
各々生成された高周波信号をチャンネル切り替え信号に
基づいて交互に切り替えて出力するデュアルPLLシン
セサイザにおいて、前記PLL回路の出力側に各々接続
されており且つ2系統間のアイソレーションを図るため
に微小容量が結合されたチャンネルA用、B用アッテネ
ータと、前記アッテネータの出力側に各々接続されたチ
ャンネルA用、B用アンプと、前記アンプから各々出力
された信号を切り替えて出力するスイッチ回路と、チャ
ンネル切り替え信号がチャンネルAを示すときには、チ
ャンネルA用アンプをオフからオンにするとともに当該
アンプの出力信号が選択されるように前記スイッチ回路
を動作させる一方、チャンネルBを示すときには、チャ
ンネルB用アンプをオフからオンにするとともに当該ア
ンプの出力信号が選択されるように前記スイッチ回路を
動作させるチャンネル切り替え回路とを具備したことを
特徴とするデュアルPLLシンセサイザ。 - 【請求項2】 出力すべき高周波信号のチャンネルを高
速に切り替えるために2つのPLL回路がチャンネル
A、B用として備えられており、前記PLL回路により
各々生成された高周波信号をチャンネル切り替え信号に
基づいて交互に切り替えて出力するデュアルPLLシン
セサイザにおいて、チャンネルA、Bの高周波信号を交
互に切り替えて出力するスイッチ回路は、チャンネル
A、B用入力端子と出力端子との間に各々接続されたチ
ャンネルA、B用pinダイオードと、外部回路とのイ
ンピーダンス整合のためにチャンネルA、B用pinダ
イオードに直列に各々接続されており且つ回路基板の内
層に形成されたチャンネルA、B用ストリップラインと
を有しており、チャンネルA、B用pinダイオードの
オン・オフを交互に切り替えるためにチャンネルA、B
用pinダイオードにバイアス電圧が印加される構成と
なっていることを特徴とするデュアルPLLシンセサイ
ザ。 - 【請求項3】 出力すべき高周波信号のチャンネルを高
速に切り替えるために2つのPLL回路がチャンネル
A、B用として備えられており、前記PLL回路により
各々生成された高周波信号をチャンネル切り替え信号に
基づいて交互に切り替えて出力するデュアルPLLシン
セサイザにおいて、チャンネルA用の回路ブロックとチ
ャンネルB用の回路ブロックとが物理的に離して多層基
板上に配置されており、両回路ブロック間にわたって配
線されるべき電源ライン及び/又は信号ラインのパター
ンが内層に形成され、少なくともその上下層には、当該
パターンをシールドするためのアースパターンが形成さ
れた構成となっていることを特徴とするデュアルPLL
シンセサイザ。 - 【請求項4】 前記電源ライン及び/又は信号ラインの
物理的なパターン長は、電気長で1/8〜1/4λであ
ることを特徴とする請求項3記載のデュアルPLLシン
セサイザ。 - 【請求項5】 出力すべき高周波信号のチャンネルを高
速に切り替えるために2つのPLL回路がチャンネル
A、B用として備えられており、前記PLL回路により
各々生成された高周波信号をチャンネル切り替え信号に
基づいて交互に切り替えて出力するデュアルPLLシン
セサイザにおいて、回路基板上、チャンネルA用の回路
ブロックとチャンネルB用の回路ブロックとを物理的に
離して配置させるとともに、両回路ブロックの間に共用
の回路ブロックを配置させる一方、少なくとも前記チャ
ンネルA用の回路ブロック、チャンネルB用の回路ブロ
ック、共用の回路ブロックとを互いに隔壁するための仕
切りを有するシールドケースで実装部品を覆うようにし
た構成となっていることを特徴とするデュアルPLLシ
ンセサイザ。 - 【請求項6】 デュアルPLLシンセサイザ等の高周波
回路を実装した基板がマザーボード上に取り付けられた
高周波モジュールにおいて、前記基板の側面を切り欠い
て形成された端面スルーホールの電極と前記マザーボー
ド上に形成されたランドとの間のハンダ付けにより前記
基板が前記マザーボード上に面実装されて取り付けられ
た構成となっていることを特徴とする高周波モジュー
ル。 - 【請求項7】 前記基板に形成された電源ライン及び/
又は信号ラインが前記端面スルーホールの電極に接続さ
れており、前記高周波回路と前記マザーボードの回路と
の間が当該端面スルーホールの電極を介して電気接続さ
れていることを特徴とする請求項6記載の高周波モジュ
ール。 - 【請求項8】 前記基板上に実装された高周波回路の部
品を上から覆ってシールドするためのシールドケースを
有する高周波モジュールにおいて、前記シールドケース
の取付用足が前記端面スルーホールに挿入されており、
前記ハンダ付けにより前記シールドケースが前記マザー
ボード上に取り付けられた構成となっていることを特徴
とする請求項6又は7記載の高周波モジュール。 - 【請求項9】 前記高周波回路の電源ライン及び/又は
信号ラインのパターンが多層基板の内層に形成される一
方、少なくともその上下層には、当該パターンをシール
ドするためのアースパターンが形成された構成となって
いることを特徴とする請求項6乃至8記載の高周波モジ
ュール。 - 【請求項10】 前記多層基板の内層に形成したパター
ンが前記端面スルーホールの電極に接続された構成とな
っていることを特徴とする請求項9記載の高周波モジュ
ール。 - 【請求項11】 多層基板上の各層に各々形成された電
源ライン及び/又は信号ラインのパターンが前記端面ス
ルーホールの電極を介して電気接続されており、前記パ
ターン上の当該端面スルーホールの近傍に、前記パター
ン同士を電気接続するためのスルーホールの電極が形成
されていることを特徴とする請求項6乃至10記載の高
周波モジュール。 - 【請求項12】 前記端面スルーホールが断面長孔状に
形成されていることを特徴とする請求項6乃至11記載
の高周波モジュール。 - 【請求項13】 請求項12の高周波モジュールに用い
られる基板を製造する方法において、基板原材に対して
端面スルーホールを形成すべき位置に穴を形成した後、
当該穴の内周面にメッキをし、鋭利な刃を有する金型又
はNCを用いた打ち抜きにより、当該基板原材中の前記
穴の周辺部分を、前記基板における当該端面スルーホー
ルが形成される側の側面も含めて切断し、当該基板原材
の面上に前記基板の未切断の側面に沿ってVカットを入
れ、当該基板原材を当該Vカットに沿って折るようにし
て前記基板を製造するようにしたことを特徴とする高周
波モジュール用基板の製造方法。 - 【請求項14】 四角の基板を製造する請求項13記載
の高周波モジュール用基板の製造方法において、鋭利な
刃を有する金型又はNCを用いた打ち抜きにより、前記
基板における端面スルーホールが形成される側の側面を
切断する際、その後に入れられるVカットのラインを越
した部分も併せて切断するようにしたことを特徴とする
高周波モジュール用基板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9285980A JPH11112340A (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | デュアルpllシンセサイザ、高周波モジュール及び高周波モジュール用基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9285980A JPH11112340A (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | デュアルpllシンセサイザ、高周波モジュール及び高周波モジュール用基板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11112340A true JPH11112340A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17698469
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9285980A Pending JPH11112340A (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | デュアルpllシンセサイザ、高周波モジュール及び高周波モジュール用基板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11112340A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011237346A (ja) * | 2010-05-12 | 2011-11-24 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | マルチチャンネル探傷装置 |
| JP2013168520A (ja) * | 2012-02-15 | 2013-08-29 | Fujitsu Component Ltd | 電子装置 |
| US10892711B2 (en) | 2019-01-18 | 2021-01-12 | Seiko Epson Corporation | Oscillator, electronic apparatus, and vehicle |
| CN114499576A (zh) * | 2022-01-24 | 2022-05-13 | 中国人民解放军93209部队 | 一种用于电子设备的精细化收发控制方法 |
-
1997
- 1997-10-01 JP JP9285980A patent/JPH11112340A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011237346A (ja) * | 2010-05-12 | 2011-11-24 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | マルチチャンネル探傷装置 |
| JP2013168520A (ja) * | 2012-02-15 | 2013-08-29 | Fujitsu Component Ltd | 電子装置 |
| US10892711B2 (en) | 2019-01-18 | 2021-01-12 | Seiko Epson Corporation | Oscillator, electronic apparatus, and vehicle |
| CN114499576A (zh) * | 2022-01-24 | 2022-05-13 | 中国人民解放军93209部队 | 一种用于电子设备的精细化收发控制方法 |
| CN114499576B (zh) * | 2022-01-24 | 2024-06-04 | 中国人民解放军93209部队 | 一种用于电子设备的精细化收发控制方法 |
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