JPH11112601A - 伝送品質の制御方法 - Google Patents

伝送品質の制御方法

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JPH11112601A
JPH11112601A JP27407497A JP27407497A JPH11112601A JP H11112601 A JPH11112601 A JP H11112601A JP 27407497 A JP27407497 A JP 27407497A JP 27407497 A JP27407497 A JP 27407497A JP H11112601 A JPH11112601 A JP H11112601A
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JP27407497A
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Kurato Maeno
蔵人 前野
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再送要求に応じて再送信した場合、当該再送
信によって増加した情報量だけ次の単位情報の送信が遅
れるという問題があった。 【解決手段】 単位情報毎に情報を符号化して一時記憶
すると共に一時記憶した前記情報を一定速度で伝送路を
通じて送信し、再送要求に応じて前記符号化情報を前記
伝送路で再送信する伝送品質の制御方法において、前記
一時記憶しておく前記単位情報あたりの符号化情報の量
を、前記再送要求の情報量に応じて減少する。これによ
り、再送信による伝送情報量の増加を相殺できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時間解像度と空間
解像度の制御による符号化画像信号の伝送などに用いて
好適な伝送品質の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭63-102482号公報には、符号化画
像の伝送にあたって送信用のバッファメモリのオーバー
フローを防止しながらも連続して駒落しされるフレーム
の数を減少する工夫が凝らされている。
【0003】また、図2の従来の画像符号化装置9にお
いて,符号器10に入力された画像はフレーム毎にフレ
ームメモリ11に一時記憶されるが、その記憶タイミン
グは符号化タイミング制御部12が出す画像読込み指示
によって規制される。
【0004】次いで前記フレームは符号部13による符
号化、送信バッファ14による一時記憶を経て伝送路1
6を通って復号器17へと伝送されるが、この際のちの
再送要求に備えて再送バッファ18に一時記憶される。
【0005】復号器17の誤り検出部19では、伝送路
16によって誤りが発生していないかどうかを所定の情
報単位(パケット)毎に検出し、誤り検出時には誤りを
含む前記パケットの再送要求を伝送路21から符号器1
0へ送る。
【0006】再送要求を受信した符号器10の再送制御
部22は、送信バッファ14の出力を停止すると共に再
送バッファ18から誤りが生じたパケットの再送を行
う。
【0007】符号器10の符号化制御部23は、送信バ
ッファ14からバッファ量を得て量子化パラメータを計
算して駒落し、すなわちフレームスキップ数を算出し、
これに従って前記符号化タイミング制御部12は入力画
像のフレームをスキップする。
【0008】復号器17の受信バッファ24は、符号化
データが復号されるまで一時記憶し、復号部26はこの
受信バッファ24から符号化データを読み出し画像を構
成して出力する。
【0009】この装置によれば、伝送路16で誤りが生
じなかった場合には、図3(A)に示すように符号器10
から順次出力される第4〜第8などの各フレームは均等
に伝送路16による遅延分だけ遅れて復号器17に入力
され、復号器17によって復号され画像フレーム毎に出
力されて行く。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが前者の特開昭
63-102482号公報に記載された技術は、再送要求に応じ
て情報を再送するという観点を全く有しておらず、また
後者の図2の装置には次のような問題点がある。
【0011】前記伝送路16で誤りが生じた場合には、
誤り検出部19からの再送指示に応じて誤りを含むパケ
ットが再送されるため、そのパケット分の再送情報量が
図1(A)の第5フレームのように本来の当該フレームの
情報量に加増される。従ってそのままでは、パケット再
送直後の復号器17の出力フレームは当該パケットのビ
ット長だけ本来のタイミングから遅れて出力される。
【0012】この対策として復号器17では着目してい
る再送の直前のフレーム、すなわち図3(B)の第5フレ
ームを2回続けて出力して2つ目の第5フレームを第6
フレームの代わりとすると共に、符号器10 では第6
フレームをスキップして復号器17との時間のずれを解
消している。
【0013】しかしながらこのような方法では再送要求
が出る度にフレームをスキップするので、復号器17の
出力画像が一瞬静止して見えるという問題があった。
【0014】また、再送要求の発生タイミングに依存し
て再送とフレームスキップがセットで発生するので符号
器10から復号器17へのフレームレートが乱れる点も
問題である。
【0015】
【課題を解決するための手段】
(A)かかる課題を解決するため、第1の発明では、単
位情報毎に情報を符号化して一時記憶すると共に一時記
憶した前記符号化情報を一定速度で伝送路を通じて送信
し、再送要求に応じて前記符号化情報を前記伝送路で再
送信する伝送品質の制御方法において、前記一時記憶し
ておく前記単位情報あたりの符号化情報の量を、前記再
送要求の情報量に応じて変更することを特徴とする。
【0016】このように、第1の発明においては、一時
記憶する単位情報あたりの符号化情報量を再送要求の情
報量に応じて変更するので、再送があっても1つの伝送
路を通じて一定速度の単位情報の伝送が可能になる。
【0017】(B)また、未送信情報の量が閾値以下に
なった時に情報を単位情報毎に符号化して一時記憶する
と共に、この一時記憶によって蓄積した前記未送信情報
を伝送路を通じて一定速度で送信する伝送品質の制御方
法において、以下のようにしたことを特徴とする。
【0018】すなわち、第2の発明においては、前記単
位情報を符号化して一時記憶するに際して、この単位情
報を加えた前記未送信情報の量が次に前記閾値以下にな
って次の単位情報を一時記憶するタイミングを決めるた
めに、前記単位情報あたりの符号化して一時記憶する目
標情報量を設定することを特徴とする。
【0019】このように、第2の発明においては、全て
の単位情報を一時記憶するタイミングを目標情報量を設
定することによって決めるので、単位情報の伝送速度の
変動を抑えるように微調整することが可能になる。
【0020】(C)所定間隔で送られてくる単位情報
を、未送信情報の量が閾値以下になった時に単位情報毎
に符号化して一時記憶すると共に、この一時記憶によっ
て蓄積した前記未送信情報を伝送路を通じて一定速度で
送信する伝送品質の制御方法において、以下のようにし
たことを特徴とする。
【0021】すなわち、第3の発明においては、前記単
位情報を符号化して一時記憶するに際して、この単位情
報を加えた前記未送信情報の量が次に前記閾値以下にな
って次の単位情報を一時記憶するタイミングを前記所定
間隔の中間位置に決めるように、前記単位情報あたりの
符号化して一時記憶する目標情報量を設定することを特
徴とする。
【0022】また、第4の発明においては、前記所定間
隔に対する前記一時記憶の間隔の比が一定値に近づくよ
うに前記閾値を変更することを特徴とする。
【0023】このように、第3の発明においては、単位
情報を一時記憶するタイミングを単位情報が送られてく
る間隔の中間位置に設定し、第4の発明においては、単
位情報が送られてくる間隔と一時記憶の間隔の比が一定
値に近づくようにしたので、単位情報の伝送速度を安定
化できる。
【0024】(D)第5の発明では、未送信情報の量が
閾値以下になった時に情報を単位情報毎に符号化して一
時記憶すると共に、この一時記憶によって蓄積した前記
未送信情報を伝送路を通じて一定速度で送信し、再送要
求に応じて前記符号化情報を前記伝送路で再送信する伝
送品質の制御方法において、前記単位情報を一時記憶す
るに際して、この単位情報を加えた前記未送信情報の量
が次に前記閾値以下になって次の単位情報を一時記憶す
るタイミングを決めるために、前記単位情報あたりの符
号化して一時記憶する目標情報量を設定し、この目標情
報量を減じることによって再送による情報量の増加を相
殺することを特徴とする。
【0025】このように、第5の発明においては、再送
が発生した場合でも、極めて安定な単位情報の伝送速度
を実現することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
(A)第1の実施形態 以下、本発明の伝送品質の制御方法を画像符号化装置に
適用した場合を例に、本発明の実施形態について図面を
参照しながら説明する。ただし図2と対応する構成部分
には同一の符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0027】(A−1)第1の実施形態の構成 本実施形態に係る画像符号化装置30は、図4に示すよ
うに、再送制御部22から再送情報を得て、この再送情
報をも加味して符号部13及び符号化タイミング制御部
12を制御するために符号化制御部23が、再送制御部
22に接続されていることを特徴とする。
【0028】(A−2)第1の実施形態の動作 以下、第1の実施形態の動作について説明する。
【0029】図4の符号器10に入力される画像のう
ち、符号化タイミング制御部12によって指定されたタ
イミングで入力されるものだけがフレームメモリ11に
一時記憶される。
【0030】符号化タイミング制御部12を制御する符
号化制御部23は、送信バッファ14の未送信情報量が
所定の閾値以下になったときに符号化タイミング制御部
12を動作させて入力画像をフレームメモリ11に取り
込ませる。この動作は符号部13による符号化と同様
に、例えば1/30秒毎に一回のペースで間欠的に行わ
れる。
【0031】一方、伝送路16を通じての情報伝送は常
に一定速度で行われる。このため、送信バッファ14内
に蓄積された未送信情報量は伝送路16を通じての送信
によって直線的に減少して行くが、当該未送信情報量が
閾値以下になると、符号化されたフレームが送信バッフ
ァ14内に取り込まれることによって瞬時に当該未送信
情報量は符号化フレーム1つ分増加して閾値を超える。
そしてこの未送信情報量は送信によってまた一定速度で
減少して行く。
【0032】従って、未送信情報量が前記閾値を超えて
いる期間にもたらされるフレームは、符号化制御部23
に制御された符号化タイミング制御部12によってフレ
ームメモリ11に取り込まれることなくスキップされ
る。
【0033】符号化制御部23の制御に従って符号部1
3は、フレームメモリ11から読み出したフレームを順
次に符号化して行く。この際、符号化制御部23が指示
する情報量に近づくように符号化が行われる。その詳細
は以下の通りである。
【0034】符号化制御部23は、再送制御部22から
得る再送したパケットの情報量に基づいて次に符号化す
るフレームの目標情報量Btを次の式(1)を用いて計算す
る。
【0035】Bt=B0−Ret …(1) ただし、式(1)において、B0は再送がない場合の次フレ
ームの目標情報量、Retは再送したパケットの情報量と
する。
【0036】例えば、第5フレームの伝送中に再送処理
があり、前記次に符号化するフレームが第6フレームに
当たる場合を示すのが図1(B)である。前記式(1)に
よって第6フレームの目標情報量が直前の再送パケット
の情報量分だけ減少している。
【0037】これによって、図3(C)に示すように、
第6フレームは情報量を減らしながらも符号器10から
復号器17へときちんと伝送される。図3(C)におい
て、各フレームは実際に伝送路16を通じて伝送される
状態で示されており、矢印Xの方向にほぼ一定速度で連
続的に伝送され、一つのフレームが伝送されるには図示
された各フレームの幅に対応した時間を要する。すなわ
ち再送情報と第6フレームによってフレームレートの乱
れは生じない。
【0038】伝送路16を介して復号器17に受信され
た符号化データは誤り検出部19に入力される。当該符
号化データに伝送路16の状態によって瞬断、雑音、レ
ベル変動、振幅ひずみなどのいわゆる伝送誤りが発生す
る場合があると、これらの伝送誤りが誤り検出部19に
よって検出される。
【0039】誤り検出部19は入力符号化データに対し
てパケット単位で誤り検出を行い、誤りが検出された場
合には別の伝送路(バックワードチャネル)21を通じ
て再送制御部22に再送要求を出す。
【0040】当該再送要求を受信した再送制御部22
は、送信バッファ14を止め、再送バッファ18に再送
を指示すると共に符号化制御部21に上述の再送パケッ
トの情報量を送信する。
【0041】一方、誤りが検出されない場合、誤り検出
部19はそのまま当該符号化データを受信バッファ24
に送出し、受信バッファ24は当該符号化データが復号
部26によって読み出され復号されるまで一時記憶す
る。
【0042】復号部26は符号化データを復号しディジ
タル画像を構成して、図3(C)のようにフレーム毎に出
力して行く。再送のあった第6フレームもスキップされ
ることなく出力される。
【0043】(A−3)第1の実施形態の効果 以上のように、第1の実施形態によれば、例えば図3
(C)に示すように、再送の直後に符号化する第6フレ
ームの目標情報量が再送パケットの情報量分減るため
に、当該再送パケットによって増えた情報量を相殺でき
再送直後の第6フレームの欠落も起こりにくい。
【0044】また、再送情報量分だけ画像の情報量を削
減してフレームレートを維持できるということは、再送
の影響を、時間解像度側ではゼロとして空間解像度側の
みで吸収できることを意味する。
【0045】(B)第2の実施形態 次に、本発明による伝送品質の制御方法の第2の実施形
態を図面を参照しながら説明する。
【0046】(B−1)第2の実施形態の構成 本実施形態の構成も第1の実施形態と同様に図4を例と
する。
【0047】以下、符号化制御部23の動作を中心に第
2の実施形態について説明する。
【0048】(B−2)符号化制御部23の目標情報量
の決定動作 第2の実施形態は、再送パケットの情報量を当該再送直
後の1フレームだけで相殺するのではなく、複数フレー
ムに分散して相殺する符号化制御部の動作に特徴を有す
るものである。
【0049】Brr:再送したパケットの総情報量のなか
で目標情報量の減算に反映しない情報量 Bb:符号化を終えた1フレームの情報量 とすると、 Brri=Brri-1(+Reti-1)+Bbi-1−Bti-1…(2) である。
【0050】ただし、式(2)左辺のiは現時点を示し、
i−1は現時点から1フレーム前を示すものとする。従
って、式(2)の意味は、現時点のBrrは、1フレーム前の
Brrにもしあれば1フレーム前のRetを加え、さらに1フ
レーム前の誤差(Bb−Bt)を加算したものとみなす、とい
うことである。
【0051】この式(2)の左辺の第2項Reti-1は、その
定義から直前のフレームにおける再送パケットの情報量
を意味するので、再送が終了したフレームの数フレーム
後では式(2)の右辺にReti-1の項は存在しないことがあ
る。また、再送が何フレームにも渡って連続する場合に
は、その都度Reti-1の情報量は変化し得るし、Brrは増
加し得る。
【0052】前記Brriを用いて、現時点の目標情報量か
ら減算する量dBiは、 dBi=α×Brri…(3) となる。ただし、式(3)においてαは重みパラメータで
あって、1を超えないものとする。
【0053】この減算量dBiには予め上限値nが定めら
れており、式(3)による演算の結果dBiがnに達している
場合にはそのままdBi=nとされる。1フレームの情報
量にはバラツキがあるがほぼ100マクロブロックであ
るので、nを適切に設定することにより空間解像度の低
下を制限できる。
【0054】一方、式(3)による演算の結果dBが0未満
となる場合には、dB=0としてこの演算を終える。
【0055】また現時点のBrrとdBを用いて次の1フレ
ームのBrrは、 Brri+1=Brri−dBi…(4) で与えられる。すなわち、次のBrrは現時点のBrrからdB
を減算したものになる。この式(4)及び式(2)により、新
たな再送が発生しない限りBrrは漸減して行く。
【0056】また、現時点のdBが決まると次の式(5)に
より現時点の目標情報量が与えられる。
【0057】Bti=B0−dBi…(5) 従って、ある再送情報量を何フレームに分散して相殺す
るかは、重みパラメータαに依存する。
【0058】(B−3)第2の実施形態の効果 て割り当てて、それらのフレームの目標情報量を少しず
つ減少することによって相殺するため、急激な画質の低
下を防ぐことができる。
【0059】(C)第3の実施形態 次に、本発明による伝送品質の制御方法の第3の実施形
態を図面を参照しながら説明する。
【0060】(C−1)第3の実施形態の構成 本実施形態の構成も第1の実施形態と同様に図4を例と
する。
【0061】以下、符号化制御部23の動作を中心に第
3の実施形態について説明する。
【0062】(C−2)符号化制御部23によるフレー
ムの目標情報量の決定動作 第3の実施形態は、いま、符号化するフレームの目標情
報量を微調整することにより、この符号化フレームの情
報量を加えた送信バッファ14内の未送信情報の量が、
後述する閾値以下となって次に符号化するフレームをフ
レームメモリ11に読み込むタイミング(入力画像の更
新時期)を調整する点に特徴を有するものである。
【0063】図5において、点P1は、送信バッファ1
4の未送信情報量の閾値を示す線Lth上における点P1
に最も近い2つの入力画像の更新可能位置P2、P3の
中点、すなわちP2、P3の双方から最も離れた中間位
置である。この中間位置は送信バッファ14から伝送路
16への送信速度(線分P4P1の傾きに対応する)が
一定であることから、第(n−3)フレームのBtを算出
して点P4の位置が決まれば算出できる。
【0064】また図5の“↑”は符号器10に入力され
る画像の更新可能時期、すなわち入力画像が更新される
可能性のある時期である。そして点P5は目標の第(n
+1)フレームがフレームメモリ11に入力されるため
の第(n−3)フレームの上限情報量であり、点P6は
下限情報量である。もし実際に第(n−3)フレームを
符号化したフレームの情報量がP5の上限値を超える
と、目標の第(n+1)フレームを入力することはでき
なくなり、次回の入力は第(n+2)フレーム又は第
(n+3)フレームなどになる。一方、第(n−3)フレ
ームの情報量がP6を下回ると、やはり第(n+1)フ
レームを入力することはできなくなり第nフレーム又は
第(n−1)フレームなどが入力される。従ってこれらの
場合にはフレームレートが乱れることになる。
【0065】フレームレートを一定に保つためには、例
えば第(n−3)フレームの目標情報量Btを点P5とP
6の中間位置に点P4が一致するように定めることが有
効である。
【0066】すなわち、目標情報量と実際に符号部13
で符号化した結果得られる符号化フレームの情報量との
間には原理的に必ず誤差が生じるが、点P5とP6の中
間位置に点P4を一致させることにより、中間位置P1
と点P2又はP3との距離で当該誤差を吸収できる確率
が高くなる。
【0067】送信バッファ14内の未送信情報量が閾値
以下になる時期と、これに最も近い入力画像の更新可能
時期との間隔は図5の点P1とP3の距離(これは点P
4とP5の距離に対応)になる。
【0068】これらの関係に着目して、符号化制御部2
3は、符号部13で符号化の終わったフレーム例えば第
(n−3)フレームの情報量が未送信情報量に加算された
あとに当該未送信情報量が閾値Lth以下になる点P1
と、点P3又はP2との距離がR/(2Fr)になるよ
うに、第(n−3)フレームの目標情報量Btを次の式(5)
によって計算する。
【0069】Bt=B0+{R/(2Fr)−S}…(5) ただし、Rは符号器10から1秒間に出力される情報
量、Frは符号器10への入力画像のフレームレート、
(ここで、R/Fr=Bfr:入力画像が更新されてから次
に更新されるまでの間に符号器10から出力される情報
量)、Sは、再送しないときの送信バッファ14内の未
送信情報量をBfrで除算した余りである。
【0070】従って、換言するなら、送信バッファ14
内の未送信情報量が閾値以下になる時期と、これに最も
近い上述した入力画像の更新可能時期との間隔は前記式
(5)のS、すなわちBc+B0をBfrで除算した余り(図5
の点P4とP5の距離)になる。なお、BcはBtの符号
化フレーム情報量が加わる直前の送信バッファ14の未
送信情報量である。
【0071】また、入力画像の更新される間隔に符号器
10から出力される情報量はR/Frとなるため、 R/(2Fr)−Sn…(7) についてn=0,1,2,…,∞の総和をとると、0に
なる。すなわち、式(5)で示す目標情報量Btの平均は
修正量0のBt=B0となる。
【0072】(C−3)第3の実施形態の効果 以上のように第3の実施形態によれば、いま符号化する
フレームの目標情報量を微調整することにより、この符
号化フレームの情報量を加えた送信バッファの未送信情
報量が次に閾値以下になって次に符号化するフレームを
フレームメモリに読み込む予測タイミングを微調整で
き、プラス・マイナスどちらの方向に符号化の誤差が生
じても、この誤差は符号器の入力画像の目標とする更新
時期の変更を要しない範囲に収まりやすくフレームレー
トの乱れが生じにくい。すなわち、フレームのスキップ
量の乱れを抑えることができ、安定した時間解像度で再
生できる。さらに、フレームの目標情報量の修正量は平
均すると0であり、時間解像度だけでなく空間解像度を
も犠牲にしない制御である。 (C−4)第3の実施形態の変更例 なお、再送要求に応じて再送する場合には、第1の実施
形態のように、式(5)の右辺において当該再送に係る
パケットの情報量を減算するとよい。また、第2の実施
形態のように、この減算は複数のフレームに分散して割
り付けてもよい。これにより再送が発生してもフレーム
レートを一定に保つことができる。
【0073】(D)第4の実施形態 次に、本発明による伝送品質の制御方法の第4の実施形
態を図面を参照しながら説明する。
【0074】(D−1)第4の実施形態の構成 本実施形態の構成も第1の実施形態と同様に図4を例と
する。
【0075】以下、符号化制御部23の動作を中心に第
4の実施形態について説明する。
【0076】(D−2)符号化制御部23によるフレー
ムスキップ数の決定動作 第4の実施形態は、送信バッファ14内の未送信情報量
に設定した閾値を、フレームメモリ11の入力画像のス
キップの多寡に応じて変動させる点に特徴を有するもの
である。
【0077】符号化制御部23は、送信バッファ14か
ら未送信情報量を得て、図6に示すアルゴリズムで処理
する。
【0078】送信バッファ14内の未送信情報量Bcの閾
値Thを一義的に設定するための変数をjとし、jの最大値
jmaxを用いて当該閾値の上限値Thmaxは、Thmax=jmax×
Bfrで与えられる。なお、一般には、Th=j×Bfrであ
る。
【0079】図6において、フレームスキップ数の決定
動作を開始する(S1)と、直ちに変数jは最大値jmaxに
設定され、前記閾値は上限値のThmaxをとる(S2)。
【0080】そして、未送信情報量Bcが閾値の上限値Th
maxより多い場合には、送信バッファ14から当該未送
信情報量BcはBfrだけ減少したものとみなされ、同時に
フレームスキップ数Knが1増加する(S3、S4)。こ
の動作はBc>j×Bfrである限り、未送信情報量BcがThma
x未満になるまで繰り返される。
【0081】従って、Bcが多いほどフレームスキップ
数は増加する。
【0082】なお、フレームスキップ数Knの初期値は、
送信バッファ14の未送信情報量Bcに基づいて符号化制
御部23が図6のアルゴリズム外で算出する。
【0083】一方、図6において、未送信情報量Bcが閾
値の上限値Thmax未満の場合には、実際に入力画像をス
キップする数Knがスキップの目標数Ktに比べて大きい
かどうかを調べる(S5)。KnがKtより小さく、且つj
が0より大きければ(S5)、jが1減少され、すなわ
ち閾値Thが上限値ThmaxからBfr減少されて前記ステップ
S3へ戻る。この動作はBc>j×Bfrである限り、KnがKt
になるか、あるいはjが0になるまで繰り返される。
【0084】従って、KnはKtに近づくように誘導され
る。
【0085】閾値Thが上限値Thmax付近にあるとステッ
プS3の結論はNOになりやすいので、ステップS4は
機能せずKnは増加しない傾向が強くなる。逆に、閾値Th
が低下すると、ステップS3の結論はYESになりやす
いので、ステップS4が機能してKnの増加傾向が強ま
る。
【0086】実際のスキップ数Knが目標スキップ数Kt
に達するか、おるいは閾値Thが0に達する(すなわちj
=0)ことによって図6のアルゴリズムは終了する(S
7)。そして符号化制御部23は、求めたスキップ数K
nを符号化タイミング制御部12に知らせ、符号化タイ
ミング制御部12は当該スキップ数Knだけ入力フレーム
をスキップしてからフレームメモリ11に入力画像を取
り込んで入力画像を更新する。
【0087】(D−3)第4の実施形態の効果 以上のように第4の実施形態によれば、未送信情報量の
閾値とフレームスキップ数を可変にしたので、符号化フ
レームの情報量が目標情報量より多いためフレームスキ
ップ数が増加する場合において、送信バッファがオーバ
ーフローしない範囲でフレームスキップ数の増加を抑え
ることができ、フレームレートを安定化することが可能
である。
【0088】一方、符号化フレームの情報量が目標情報
量より少なく、フレームスキップ数が減少する場合にお
いて、送信バッファの未送信情報量の閾値が低くなるま
でフレームスキップ数が目標値に達しないため、送信バ
ッファがアンダーフローしない範囲でフレームスキップ
数の減少を抑えることができ、フレームレートを安定化
することが可能である。
【0089】また、目標情報量と符号化フレームの誤差
による影響を閾値を変更することによって吸収できるた
め、フレームレートが当該誤差によって影響されにく
く、フレームレートの安定化に優れている。
【0090】さらに1フレームの目標情報量を変化させ
ないため、空間解像度を犠牲にせず、画質が低下しな
い。
【0091】(E)他の実施形態 なお、上述の実施形態においては、第1〜第4の実施形
態をそれぞれ独立に説明したが、各実施形態を任意に組
み合わせることが可能である。
【0092】また、第3及び第4の実施形態はバックワ
ードチャネルを持たない画像符号化装置及び動画像符号
化装置について使用することも可能である。
【0093】さらに、第1及び第2の実施形態はバック
ワードチャネルを備えた画像符号化装置で動画を符号化
する場合にも使用できる。
【0094】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、単位情
報の伝送速度を安定化することができ、またこの安定化
の精度を極めて高くすることが可能である。
【0095】さらに、本発明によれば、再送要求に応じ
て情報を再送信する場合でも単位情報の伝送速度を安定
化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】再送が発生した場合の各フレームの情報発生量
を示す図であり、それぞれ(A)は従来例、(B)は第
1の実施形態、(C)は第2の実施形態に関する。
【図2】従来の画像符号化装置を示すブロック図であ
る。
【図3】符号器の出力、復号器の入力及び出力の関係を
示す図であり、(A)は通常時の従来例、(B)は再送
発生時の従来例、(C)は再送発生時の第1の実施形態
に関する。
【図4】第1〜第4の実施形態の画像符号化装置を示す
ブロック図である。
【図5】第3の実施形態に係る送信バッファ内の未送信
情報量の時間的な変化を示す説明図である。
【図6】第4の実施形態に係るアルゴリズムである。
【符号の説明】 14…送信バッファ、16…伝送路、Bt…目標情報
量、P1…中間位置、Lth…閾値。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単位情報毎に情報を符号化して一時記憶
    すると共に一時記憶した前記符号化情報を一定速度で伝
    送路を通じて送信し、再送要求に応じて前記符号化情報
    を前記伝送路で再送信する伝送品質の制御方法におい
    て、 前記一時記憶しておく前記単位情報あたりの符号化情報
    の量を、前記再送要求の情報量に応じて変更することを
    特徴とする伝送品質の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記一時記憶しておく単位情報あたりの
    符号化情報の量を、前記再送要求の情報量に応じて減少
    することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記一時記憶しておく単位情報あたりの
    符号化情報の量を、前記再送要求の情報量に応じて変更
    又は減少する際に、全変更量又は全減少量を複数の前記
    単位情報に分散して割り付けることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 未送信情報の量が閾値以下になった時に
    情報を単位情報毎に符号化して一時記憶すると共に、こ
    の一時記憶によって蓄積した前記未送信情報を伝送路を
    通じて一定速度で送信する伝送品質の制御方法におい
    て、 前記単位情報を一時記憶するに際して、この単位情報を
    加えた前記未送信情報の量が次に前記閾値以下になって
    次の単位情報を一時記憶するタイミングを決めるため
    に、前記単位情報あたりの符号化して一時記憶する目標
    情報量を設定することを特徴とする伝送品質の制御方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4の伝送品質の制御方法におい
    て、 再送要求に応じて前記符号化情報を前記伝送路で再送信
    し、 前記単位情報を一時記憶するに際して、この単位情報を
    加えた前記未送信情報の量が次に前記閾値以下になって
    次の単位情報を一時記憶するタイミングを決めるため
    に、再送された情報量も考慮して前記単位情報あたりの
    符号化して一時記憶する目標情報量を設定することを特
    徴とする伝送品質の制御方法。
  6. 【請求項6】 所定間隔で送られてくる単位情報を、未
    送信情報の量が閾値以下になった時に単位情報毎に符号
    化して一時記憶すると共に、この一時記憶によって蓄積
    した前記未送信情報を伝送路を通じて一定速度で送信す
    る伝送品質の制御方法において、 前記単位情報を符号化して一時記憶するに際して、この
    単位情報を加えた前記未送信情報の量が次に前記閾値以
    下になって次の単位情報を一時記憶するタイミングを前
    記所定間隔の中間位置に決めるように、前記単位情報あ
    たりの符号化して一時記憶する目標情報量を設定するこ
    とを特徴とする伝送品質の制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6の伝送品質の制御方法におい
    て、 再送要求に応じて前記符号化情報を前記伝送路で再送信
    し、 前記単位情報を符号化して一時記憶するに際して、この
    単位情報を加えた前記未送信情報の量が次に前記閾値以
    下になって次の単位情報を一時記憶するタイミングを前
    記所定間隔の中間位置に決めるように、再送された情報
    量も考慮して前記単位情報あたりの符号化して一時記憶
    する目標情報量を設定することを特徴とする伝送品質の
    制御方法。
  8. 【請求項8】 所定間隔で送られてくる単位情報を、未
    送信情報の量が閾値以下になった時に単位情報毎に符号
    化して一時記憶すると共に、この一時記憶によって蓄積
    した前記未送信情報を伝送路を通じて一定速度で送信す
    る伝送品質の制御方法において、 前記所定間隔に対する前記一時記憶の間隔の比が一定値
    に近づくように前記閾値を変更することを特徴とする伝
    送品質の制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項8の伝送品質の制御方法におい
    て、 再送要求に応じて前記符号化情報を前記伝送路で再送信
    し、 前記所定間隔に対する前記一時記憶の間隔の比が一定値
    に近づくように、再送された情報量も考慮して前記閾値
    を変更することを特徴とする伝送品質の制御方法。
  10. 【請求項10】 未送信情報の量が閾値以下になった時
    に情報を単位情報毎に符号化して一時記憶すると共に、
    この一時記憶によって蓄積した前記未送信情報を伝送路
    を通じて一定速度で送信し、再送要求に応じて前記符号
    化情報を前記伝送路で再送信する伝送品質の制御方法に
    おいて、 前記単位情報を一時記憶するに際して、この単位情報を
    加えた前記未送信情報の量が次に前記閾値以下になって
    次の単位情報を一時記憶するタイミングを決めるため
    に、前記単位情報あたりの符号化して一時記憶する目標
    情報量を設定し、 この目標情報量を減じることによって再送による情報量
    の増加を相殺することを特徴とする伝送品質の制御方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項10の伝送品質の制御方法にお
    いて、 複数の前記単位情報の目標情報量を減じることによって
    前記再送による情報量の増加分を相殺することを特徴と
    する伝送品質の制御方法。
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