JPH11113687A - シートサポート、シートサポート用キット及びシートサポートの製造方法 - Google Patents

シートサポート、シートサポート用キット及びシートサポートの製造方法

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JPH11113687A
JPH11113687A JP29488797A JP29488797A JPH11113687A JP H11113687 A JPH11113687 A JP H11113687A JP 29488797 A JP29488797 A JP 29488797A JP 29488797 A JP29488797 A JP 29488797A JP H11113687 A JPH11113687 A JP H11113687A
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JP
Japan
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foam
seat support
curable resin
shape
impregnated
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JP29488797A
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English (en)
Inventor
Seiya Matsushima
誠也 松島
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Honda Access Corp
Original Assignee
Honda Access Corp
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Publication date
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各人の着座形状に合わせた形状に硬化すると
ともに、硬化形状を保持することができ、簡単な構成を
有するために取扱性が良好なシートサポートを提供す
る。 【解決手段】 各人の着座形状に合わせた形状を保持
し、(a) 連通した気泡を有する発泡体2と、(b) 前記発
泡体2に含浸された硬化型樹脂が各人の着座形状に合わ
せた形状に硬化した硬化樹脂と、(c) 硬化した発泡体を
被覆するカバー3とを有するシートサポートである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乗用車等のシートに
着座する際に使用するシートサポート、及びそれに用い
るキット並びにシートサポートの製造方法に関し、特に
各人の着座形状に合わせた形状を保持するシートサポー
ト、及びそのようなシートサポートを各人が形成するこ
とができるキット並びにシートサポートの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】各種の
乗用車のシートは平均的なユーザーに適合するように作
製されているので、ユーザーによっては多少フィット感
に欠けることがある。特に背中の下部から腰にかけてシ
ートの背もたれ部との間に空間ができるが、その空間の
大きさ等は人により異なるので、中には長時間運転等に
より腰痛が生じたりする者もいる。またスポーツタイプ
の乗用車等の場合、身体をすっぽり包むようなシートを
好む運転者も多い。
【0003】このような事情に鑑み、従来から各種のシ
ートサポートが提案され、一部実用に供されている。例
えば実開平3-74846 号は、腰当枕本体と、それを吊り下
げる長さ調整可能なベルト体と、ベルト体の支持体とか
らなる自動車シート用腰当枕を開示している。また実開
平1-97754 号は、シートバックの前面に敷設可能でエア
ーの給排により膨張及び収縮可能な弾性体により形成さ
れたサポートマットを備えてなるエアー式ランバーサポ
ートを開示している。しかしながら、これらのサポート
はいずれも各人の着座姿勢に応じた形状とすることがで
きないという欠点を有する。
【0004】そこで着座者各人の姿勢に応じた形状に成
形し得るシートサポートが望まれ、幾つかの提案がなさ
れた。例えば特開平1-299508号は防湿・通気性材料で構
成した平たい袋状のクッション皮に液状の常温発泡材を
注入して注入口を閉じ、この発泡材入りクッション皮
を、目的とするいすの座面または背当て面、あるいはそ
の両方の面に沿って置き、その上にいすの使用者を着座
させて発泡材の発泡反応を待ち、発泡が終わった後、ク
ッションをいすから取り上げることにより使用者の体格
に合致するクッションを得ることを特徴とするいすの個
人専用補助クッションの製造方法を開示している。液状
の常温発泡材としてウレタン原料液を使用している。し
かしながら、この方法では液状の常温発泡材を発泡して
なるので、出来上がったクッションの強度及び硬さが十
分でなく、またクッション皮に液状の常温発泡材を注入
する作業も面倒である。また所望の硬さを得るように液
状の常温発泡材の注入量を調整するのは非常に困難であ
り、一般使用者が満足なクッションを作製するのは実際
不可能である。
【0005】実開平3-64063 号は、合成樹脂で作った球
状の粒を長方形の気密性の袋に自由に動くほど詰めて密
閉し、袋の端に空気の開閉弁を取り付けたシートの上敷
を開示している。しかしながら、球状の粒を詰めた上敷
は形状保持性がなく、フィット感にも欠ける。
【0006】特開平2-224707号は椅子における座部及び
/又は背もたれ部の支持体表面側に配設した可撓性材料
からなる中空状の袋体内に、流動性硬化性合成樹脂とこ
れを硬化させる触媒又は硬化剤との混合物(二液硬化
型)を注入した後、袋体に人体の荷重又は人体の模型の
荷重を加えて袋体の形状を変形固定することを特徴とす
る椅子におけるシート用芯体の製造方法を開示してい
る。この場合、連続気泡の軟質合成樹脂(スポンジ状)
に流動性硬化性合成樹脂及び触媒又は硬化剤の一方を含
浸させ、袋体内に予め包み込み、後で他方を注入する
と、外部からの加圧時にスポンジ状合成樹脂から含浸材
料が吹き出し、硬化性合成樹脂と硬化剤等との混合が促
進される。この系は二液硬化型である。しかしながら、
流動性硬化性合成樹脂、触媒又は硬化剤を袋体に注入す
るのは面倒であるだけでなく、可使時間に制限があり、
且つ作業者の手や服が汚れたときに洗浄が困難である等
の問題がある。
【0007】実開平2-16005 号は、シートの表面に配置
され、人体がシートに着座した状態で硬化することによ
りシートの着座形状を記憶する着座形状記憶部材であっ
て、熱硬化性樹脂により構成される本体と、本体の内部
に設けられた加熱部材と、加熱部材を加熱状態と非加熱
状態とに切り換える手段とを有するシートの着座形状記
憶部材を開示している。しかしながら、加熱部材や切り
換え手段を具備するために、全体構造が複雑になり、か
つコスト高になるという欠点を有する。
【0008】従って本発明の目的は、各人の着座形状に
合わせた形状に硬化するとともに、硬化形状を保持する
ことができ、簡単な構成を有するために取扱性が良好な
シートサポートを提供することである。
【0009】本発明のもう1つの目的は、上記シートサ
ポートを形成するためのキットを提供することである。
【0010】本発明のさらにもう1つの目的は、上記シ
ートサポートの製造方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者等は、連通した気泡を有する発泡体に
あらかじめ硬化型樹脂を含浸させたものを用いて、着座
した状態で硬化させると、シートサポートを各人の着座
形状に合った形状に成形できるとともに、硬化形状を保
持できることを発見し、本発明に想到した。
【0012】すなわち、本発明のシートサポートは、各
人の着座形状に合わせた形状を保持し、(a) 連通した気
泡を有する発泡体と、(b) 前記発泡体に含浸された硬化
型樹脂が各人の着座形状に合わせた形状に硬化した硬化
樹脂と、(c) 硬化した発泡体を被覆するカバーとを有す
ることを特徴とする。
【0013】また本発明のシートサポート用キットは、
各人の着座形状に合わせて硬化させるもので、(a) 連通
した気泡を有するとともに硬化型樹脂を含浸させた発泡
体と、(b) 前記発泡体を被覆する通気性カバーと、(c)
前記発泡体を密封する気密性袋とからなることを特徴と
する。
【0014】各人の着座形状に合わせた形状を保持する
シートサポートを製造する本発明の方法は、(1) (a) 連
通した気泡を有するとともに硬化型樹脂を含浸させた発
泡体と、(b) 前記発泡体を被覆する通気性カバーと、
(c) 前記発泡体を密封する気密性袋とからなるキットを
使用し、(2) 前記気密性袋を開封し、(3) シートに前記
発泡体をセットした後着座し、(4) 前記発泡体を変形・
押圧した状態で硬化させることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
[1] シートサポート用キット 図1に示すように、本発明のシートサポート用キット1
は硬化型樹脂を含浸させた発泡体2と、発泡体2を被覆
する通気性カバー3と、発泡体2に含浸された硬化型樹
脂の硬化が防止されるように密封された気密性袋4とか
らなる。以下各構成部品について説明する。
【0016】(a) 連通した気泡を有する発泡体 連通した気泡を有する発泡体2として、柔軟性及び弾性
の観点から軟質発泡ポリウレタン等が好ましい。発泡体
2の空孔率(発泡率)は80〜98体積%が好ましい。発泡
体2の空孔率が80体積%未満であると柔軟性に欠けると
ともに硬化型樹脂の含浸量が不十分であり、また空孔率
が98体積%を超えると、発泡体2全体の腰が不十分にな
るだけでなく硬化型樹脂の使用量が多くなりすぎる。よ
り好ましい空孔率は90〜97体積%である。
【0017】発泡体2の外形はシートサポートの所望形
状に成形しておく。腰椎部と接触する発泡体2の部分は
大きく変形するととにも、シートサポートに成形後は腰
椎部を支持するのに十分な硬さを有する必要がある。従
って発泡体2は図1に示すように、腰椎部と接触する部
分が相対的に肉厚になる断面形状(例えば台形)を有す
るのが好ましい。
【0018】(b) 硬化型樹脂 発泡体2に含浸させる硬化型樹脂としては、空気との接
触により硬化するタイプを使用するのが好ましい。空気
中には酸素の他に水蒸気が含まれているので、酸素及び
/又は水蒸気により硬化反応が進行するタイプの硬化型
樹脂が好ましい。具体的には、アクリル系、シリコーン
樹脂系、ウレタン系等の酸素/湿気硬化型が好ましい。
このような硬化型樹脂として、セメダインスーパーX、
セメダインスーパーXL等(セメダイン(株)製)が市販
されている。また、これらの市販品は硬化後も弾性を有
しており、座り心地においてより好ましい。
【0019】含有する硬化型樹脂と発泡体2との重量比
は0.5 :1〜5:1であるのが好ましく、1:1〜5:
1がより好ましい。重量比が0.5 :1未満であると、硬
化型樹脂が不足し、着座時の形状を保持したまま硬化す
ることができない。一方、重量比が5:1を超えると、
シートサポートの柔軟性が失われ、硬くなりすぎる。
【0020】(c) 通気性カバー 通気性カバー3は発泡体2の変形により皺などができな
いように伸縮自在な織布により形成するのが好ましい。
このようなカバー3用織布としては、綿布、ニット、ゴ
アテックス等が挙げられる。カバー3は一面を残して袋
状に縫製し、開口部をファスナー又はマジックテープ3
a等により封じる形状にするのが便利である。
【0021】(d) 気密性袋 気密性袋4は硬化型樹脂を含浸させた発泡体2を密閉
し、空気から遮断するために使用する。特に空気中の酸
素や水蒸気と接触すると硬化するタイプの硬化型樹脂を
使用する場合、高い気密性がないと保存中に硬化が進行
してしまう。気密性袋4の材質としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ4−メチルペンテン−1等の
ポリオレフィン系フィルムや、ポリエチレンテレフタレ
ート等のポリエステル系フィルム等にアルミニウムを蒸
着したもの、又はアルミニウム箔を積層したもの等が好
ましい。なお商品形態としては、取扱性の観点から図1
に示すように発泡体2を通気性カバー3に包んだ状態で
気密性袋4内に密封するのが好ましい。
【0022】気密性袋4内に残留する空気をできるだけ
少なくするために、真空引き又は窒素ガス置換をするの
が好ましい。窒素ガスで置換の場合でも、気密性袋4内
の温度上昇により気密性袋4が破裂しないように、十分
に減圧しておくのが好ましい。また、真空引きの状態の
まま密閉すると、荷姿を小さくでき、輸送費用、保管費
用を削減することができる。
【0023】(e) その他 真空引き又は窒素ガス置換によっても残留空気又は有機
溶剤を完全に除去するのは困難であるので、気密性袋4
内に乾燥剤、吸着剤及び脱酸素剤等を入れておくのが好
ましい。乾燥剤は残留水蒸気を吸収・吸着するものであ
り、シリカゲル、市販品としてセカード(品川化成
(株)製)等が挙げられる。吸着剤は主として残留有機
溶剤を吸着するものであり、活性炭、セピオライト等が
挙げられる。また脱酸素剤は残留酸素を吸着するもので
あり、例えば「エージレスZ-20PT」(三菱ガス化学
(株)製)として市販されているものを使用できる。そ
の他に、脱臭剤、防腐剤、防カビ剤、芳香剤等を硬化型
樹脂内に含有させるか、又は 気密性袋4内に入れてお
いても良い。
【0024】[2] シートサポートの製造方法 (1) 硬化型樹脂の含浸
【0025】含浸用の硬化型樹脂が液状の場合にはその
まま発泡体2に含浸させることができるが、作業性の観
点から、粘度を下げるために溶液状にするのが好まし
い。使用する溶剤としては、除去の容易さや硬化型樹脂
の溶解度の観点から、ヘキサン、イソヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン、ノナン、デカン等の飽和脂肪族炭化水素
系有機溶剤が好ましい。硬化型樹脂溶液が適当な粘度を
有する限り、その樹脂濃度は特に限定されない。
【0026】硬化型樹脂は発泡体2の全体に均一に含浸
させても良いし、変形部に重点的に含浸させても良い。
含浸方法としては、発泡体2に硬化型樹脂の溶液をス
プレーしたり、又は発泡体2を硬化型樹脂の溶液に浸漬
した後、プラスチックの袋内で十分に揉んで発泡体2内
に均一に硬化型樹脂の溶液を浸透させる方法や、図2
に示す装置により発泡体2に斑点状又は縞状のパターン
に硬化型樹脂を注入する方法等が挙げられる。
【0027】図2において、10はマニホルド型ノズルで
あり、硬化型樹脂溶液の供給源(図示せず)と連通する
パイプ12と、分岐部13を介してパイプ12と連通する複数
のノズル部14、14・・・を有する。マニホルド型ノズル
10を使用して発泡体2に硬化型樹脂溶液を注入する場
合、まずマニホルド型ノズル10のノズル部14、14・・・
を発泡体2に押圧し、発泡体2を潰れた状態にする。次
いでパイプ12より硬化型樹脂溶液を高圧で供給し、複数
のノズル部14、14・・・より発泡体2内に注入する。マ
ニホルド型ノズル10を取り除くと、発泡体2は元の形状
に戻り、硬化型樹脂溶液は各ノズル部14、14・・・の付
近だけ注入された状態になる。図3は、各ノズル部14、
14・・・が点状の場合に、含浸された硬化型樹脂26の斑
点状25の分布を示す。もちろん各ノズル部14、14・・・
がスリット状の場合には含浸された硬化型樹脂の分布は
線状になる。斑点状又は縞状のパターンに硬化型樹脂を
含浸すると、変形、硬化後のシートサポートのカバー3
に皺ができにくいので好ましい。またここで、ノズル部
14を注射針とし、針先を移動しながら硬化型樹脂を注入
すると、発泡体2内部への注入量分布をコントロールす
ることが容易になる。
【0028】(2) 気密性袋への封入 含浸の完了後、適宜減圧することにより有機溶剤を除去
する。有機溶剤が残留すると気密性袋4を開封したとき
に特有の臭いがするので、できるだけ除去する。脱有機
溶剤の後、発泡体2をカバーで被覆し、乾燥剤、吸着剤
及び脱酸素剤等とともに気密性袋4に入れる。次いで減
圧又は窒素ガス置換をして、気密性袋4をヒートシール
等により密封する。また、先に述べたように減圧のみで
密封すると、荷姿を小さくできる。
【0029】(2) シートサポートの形成 気密性袋4を開封し、図4に示すように、硬化型樹脂が
含浸された発泡体2を乗用車等のシート20の所定の位置
にセットする。発泡体2は当初は柔軟であるので、シー
ト20に着座すると、各人の着座姿勢に応じて変形する。
通気性カバー3を通して空気中の酸素や水蒸気は発泡体
2内の硬化型樹脂と接触するので、座ったままで発泡体
2中の硬化型樹脂は硬化を開始し、約30分乃至2時間程
度で着座形状を保持する程度に硬化する。この段階でシ
ート20から離れても所望の着座形状を保持したシートサ
ポートが得られるが、そのまま硬化が完了するまで座っ
ていても良い。このようにして、例えば運転中に硬化型
樹脂が含浸された発泡体2をシート20上に配置しておけ
ば、シートサポートの成形を簡単に行うことができる。
【0030】硬化型樹脂が着座形状を保持する程度に硬
化するまでの時間は、上記の通り約30分乃至2時間程度
とするのが好ましい。30分未満であると硬化が早すぎ、
製造工程で硬化が幾分進行してしまうのみならず、ユー
ザーによっては着座姿勢をとるまでの余裕が少なすぎる
等の問題がある。また約2時間超であると、ユーザーに
よっては長すぎると感じることが多くなる。特に30分乃
至1時間で着座形状を保持する程度に硬化するように設
定するのが好ましい。
【0031】[3] シートサポート 図4に示すように、発泡体2は各ユーザーの着座姿勢に
応じて変形し、その形状を保持するように硬化するの
で、得られたシートサポートは各ユーザーに完全にフィ
ットした形状を有することになる。図1に示すように、
腰椎部と接触する部分が肉厚な形状の発泡体2に硬化型
樹脂が含浸しているので、変形、硬化後では腰椎部と接
触する部分(最も強度及び硬さを必要とする部分)が硬
化型樹脂により硬く硬化した状態になる。そのため、最
も強度及び硬さを必要とする部分が最も硬化樹脂で補強
された構造を有するシートサポートが得られる。また、
腰から両横方向にはみ出した部分は、腰を取り囲むよう
に柔らかく変形、硬化し、腰の横滑りを押さえる、いわ
ゆるサイドサポート効果も発揮する。
【0032】
【実施例】以下本発明を実施例により詳細に説明する
が、本発明はそれらに限定されるものではない。
【0033】実施例1 硬化型樹脂系接着剤(セメダインスーパーXL、セメダイ
ン(株)製)340gにイソヘキサン170gを混合し、これを
図1に示す断面形状を有する軟質ポリウレタン発泡体
(重量166 g、空孔率97体積%)とともにポリエチレン
袋に入れ、約2分間十分に揉み込んだ。次いで真空ポン
プで4分間減圧し、イソヘキサンを完全に除去した。こ
のようにして接着剤を含浸させた発泡体をニット製カバ
ーで被覆した。ここまでに要した時間は合計15分であっ
た。
【0034】カバーで被覆した接着剤含浸発泡体を図4
に示すように乗用車のシートバック部に立てかけた後、
シートに座り、20分間運転を続けた。運転中接着剤含浸
発泡体は運転者の腰椎部に押圧され、変形したままであ
った。このようにして得られたシートサポートは着座形
状を保持しており、腰椎部に完全にフィットし、その他
の部分には柔軟性が残る満足な着座感が得られた。
【0035】実施例2 図2に示すマニホルド型ノズルにより硬化型樹脂系接着
剤(セメダインスーパーXL、セメダイン(株)製)340g
を実施例1と同じ発泡体に注入した。ノズルの間隔は40
mmであった。次いで実施例1と同様にニット製カバーで
被覆した後、シートに載置して着座した。ここまで要し
た時間は合計10分であった。運転中接着剤含浸発泡体は
運転者の腰椎部に押圧され、変形したままであった。こ
の状態で20分経過後、着座形状が保持されているととも
に満足な着座感を有するシートサポートが得られた。
【0036】実施例3 実施例1と同じ方法により作製したカバー付き接着剤含
浸発泡体を、乾燥剤[「セカード」(品川化成(株)
製)]及び脱酸素剤[「エージレスZ-20PT」(三菱ガス
化学(株)製)]とともに、アルミニウム箔/ポリエチ
レン積層フィルムに入れ、減圧及び窒素置換をした後密
封した。3カ月間放置した後開封し、実施例1と同様に
着座した状態で30分間硬化させたところ、着座形状が保
持されているとともに満足な着座感を有するシートサポ
ートが得られた。
【0037】実施例4 実施例2と同じ方法により作製したカバー付き接着剤含
浸発泡体を、乾燥剤[「セカード」(品川化成(株)
製)]及び脱酸素剤[「エージレスZ-20PT」(三菱ガス
化学(株)製)]とともに、アルミニウム箔/ポリエチ
レン積層フィルムに入れ、減圧及び窒素置換をした後密
封した。3カ月間放置した後開封し、実施例2と同様に
着座した状態で30分間硬化させたところ、着座形状が保
持されているとともに満足な着座感を有するシートサポ
ートが得られた。
【0038】以上図面を参照して本発明を説明したが、
本発明はそれらに限定されず、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で、種々の変更をすることができる。
【0039】
【発明の効果】本発明のシートサポートは、連通した気
泡を有する発泡体に硬化型樹脂を含浸させたものを着座
しながら硬化させるので、取扱性が良好である。また空
気との接触により硬化するタイプの硬化型樹脂を使用す
ることにより、単に着座した状態を維持するだけで、簡
単に着座形状を保持するシートサポートに成形すること
ができる。シートサポートの形状はユーザー各人の体型
や姿勢に応じて全て異なるが、本発明のシートサポート
は非常に適応性があり、いかなるユーザーに対しても満
足する着座形状に成形することができる。また、連通し
た気泡を有する発泡体と、通気性カバーを用いているた
め、硬化後も通気性を有しており、長時間運転してもむ
れることがない。このような特徴を有する本発明のシー
トサポートは、特に腰椎部を支持するシートサポートと
して好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシートサポートの一例を示す断面図
である。
【図2】 マニホルド型ノズルにより硬化型樹脂を注入
する様子を示す概略断面図である。
【図3】 斑点状のパターンに硬化型樹脂が注入された
発泡体を示す部分断面斜視図である。
【図4】 シートに載置したカバー付き接着剤含浸発泡
体から着座形状を保持するシートサポートを形成する様
子を示す概略図である。
【符号の説明】 1・・・シートサポート 2・・・連通した気泡を有する発泡体 3・・・通気性カバー 4・・・気密性袋 10・・・マニホルド型ノズル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各人の着座形状に合わせた形状を保持す
    るシートサポートであって、(a) 連通した気泡を有する
    発泡体と、(b) 前記発泡体に含浸された硬化型樹脂が各
    人の着座形状に合わせた形状に硬化した硬化樹脂と、
    (c) 硬化した発泡体を被覆するカバーとを有することを
    特徴とするシートサポート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシートサポートにおい
    て、前記硬化型樹脂が空気との接触により硬化するタイ
    プであり、着座した状態で硬化したことを特徴とするシ
    ートサポート。
  3. 【請求項3】 各人の着座形状に合わせて硬化させるシ
    ートサポート用キットであって、(a) 連通した気泡を有
    するとともに硬化型樹脂を含浸させた発泡体と、(b) 前
    記発泡体を被覆する通気性カバーと、(c) 前記発泡体を
    密封する気密性袋とからなることを特徴とするシートサ
    ポート用キット。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のシートサポート用キッ
    トにおいて、前記硬化型樹脂が空気との接触により硬化
    するタイプであることを特徴とするシートサポート用キ
    ット。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載のシートサポート
    用キットにおいて、前記発泡体に斑点状又は縞状のパタ
    ーンに前記硬化型樹脂が注入されていることを特徴とす
    るシートサポート用キット。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれかに記載のシート
    サポート用キットにおいて、前記気密性袋内が窒素置換
    されていることを特徴とするシートサポート用キット。
  7. 【請求項7】 請求項3〜5のいずれかに記載のシート
    サポート用キットにおいて、前記気密性袋内が略真空と
    なっていることを特徴とするシートサポート用キット。
  8. 【請求項8】 請求項3〜7のいずれかに記載のシート
    サポート用キットにおいて、前記硬化型樹脂の含浸量が
    着座者の腰と接触する発泡体部分に最も多いことを特徴
    とするシートサポート用キット。
  9. 【請求項9】 各人の着座形状に合わせた形状を保持す
    るシートサポートの製造方法において、(1) (a) 連通し
    た気泡を有するとともに硬化型樹脂を含浸させた発泡体
    と、(b) 前記発泡体を被覆する通気性カバーと、(c) 前
    記発泡体を密封する気密性袋とからなるキットを使用
    し、(2) 前記気密性袋を開封し、(3) シートに前記発泡
    体をセットした後着座し、(4) 前記発泡体を変形・押圧
    した状態で硬化させることを特徴とする方法。
JP29488797A 1997-10-13 1997-10-13 シートサポート、シートサポート用キット及びシートサポートの製造方法 Pending JPH11113687A (ja)

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