JPH11114260A - 刺繍データ処理装置及び記録媒体 - Google Patents

刺繍データ処理装置及び記録媒体

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JPH11114260A
JPH11114260A JP28157697A JP28157697A JPH11114260A JP H11114260 A JPH11114260 A JP H11114260A JP 28157697 A JP28157697 A JP 28157697A JP 28157697 A JP28157697 A JP 28157697A JP H11114260 A JPH11114260 A JP H11114260A
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JP
Japan
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embroidery
small rectangular
rectangular area
stitch
embroidery data
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JP28157697A
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Yukiyoshi Muto
幸好 武藤
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図柄を表す画像データの濃淡変化の特徴に基
づいて、図柄を刺繍で表現するのにふさわしい縫目方向
と糸密度を持つモザイク風の刺繍縫目の刺繍データを自
動的に作成することの可能な刺繍データ処理装置及び記
録媒体を提供することである。 【解決手段】 先ず、原画が読み取られて図柄を表す画
像データが入力され(S10)、次に、画像データが小
矩形領域に分割される(S11)。その後、画像データ
からエッジが抽出され(S12)、次に、小矩形領域毎
にその小矩形領域に入るエッジ基づいて縫目方向が算出
される(S13)。さらに、小矩形領域毎にその小矩形
領域における平均濃度に基づいて糸密度が算出され(S
14)、小矩形領域毎にS13で算出された縫目方向
と、S14で算出された糸密度とに基づいて、小矩形領
域を埋める刺繍縫目に展開され、それらの刺繍縫目を接
続した所定の図柄の刺繍データが作成される(S1
5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の図柄を表す
画像データに基づいて刺繍ミシンの動作に必要な刺繍デ
ータを作成する刺繍データ処理装置、及び刺繍データ処
理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、家庭用ミシンの分野にお
いては、所定の図柄を表す画像データに基づいて刺繍ミ
シンの動作に必要な刺繍データを作成する刺繍データ処
理装置が提供されている。この刺繍データ処理装置は、
汎用のパーソナルコンピュータシステムに、イメージス
キャナ装置、ハードディスク装置、キーボード、CRT
ディスプレイ等を接続して構成されている。
【0003】そして、刺繍データを作成する場合、先
ず、刺繍図柄の原画をイメージスキャナ装置により読み
取って図柄の画像データが入力される。次に、画像デー
タに基づき、刺繍を施すべき領域の輪郭線や中心線が抽
出され、それら輪郭線を基に輪郭線に囲まれた内部をタ
タミ縫いやサテン縫いで埋める縫目を作成したり、輪郭
線の上を走り縫いや千鳥縫いで埋める縫目を作成した
り、中心線を基に中心線に沿って走り縫いや千鳥縫いの
縫目を作成したりするようになっていた。
【0004】このように、従来は、画像データから、先
ず、刺繍を施すべき領域の形状が求められ、次に、その
形状を基に、領域を埋める縫目が作成されるようになっ
ていた。つまり、画像データは図柄の形状を取り出すた
めだけに使用されており、しかも、入力画像は図柄の領
域の輪郭がはっきりと取り出せるような画像に限定され
ることが多かった。従って、図18に示す写真のような
濃淡や色等が2次元的に連続して変化する画像データ
は、刺繍データ作成のための入力データにすることはな
かった。
【0005】しかしながら、近年、画像データが持って
いる濃淡や色等の2次元的変化のパターンを細かく捉え
て、縫目方向や糸密度に自動的に反映させようとする試
みが行われるようになった。
【0006】例えば、特開平7−31771号公報にお
いては、画像データの濃淡の変化を糸密度の変化に反映
させる刺繍データ作成装置が提案されている。この刺繍
データ作成装置では、入力画像データの階調数を落とし
た後に濃度値毎に領域分割すると共に、濃度値毎に糸密
度を設定し、分割してできた領域に濃度値に対応する糸
密度に従って刺繍縫目に展開するようになっていた。つ
まり、画像データの濃度が糸密度に反映されるようにな
っていた。
【0007】また、本出願人は、先に、図柄を表す画像
データの画像の濃度が急激に変化する領域であるエッジ
の特徴に基づいて、図柄を刺繍で表現するのにふさわし
い縫目方向を決める刺繍データ作成装置を提案してい
る。この刺繍データ作成装置では、画像データを刺繍縫
目に展開する際に、先ず、刺繍を施すべき領域を作業者
が抽出し、また、画像データからエッジを抽出し、その
領域内部に存在するエッジの方向に基づいてその領域の
縫目方向を決めるようにしている。つまり、画像データ
のエッジの方向が縫目方向に反映されるようにしたもの
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記2つの刺繍データ
作成装置によれば、従来のように、先ず、刺繍を施すべ
き領域を抽出し、次に、抽出した領域の内部を埋める刺
繍縫目に展開するようになっている。しかしながら、濃
度が連続的に変化する濃淡画像データから、刺繍縫目に
展開するのに適した領域を自動的に抽出することは難し
いという問題があった。
【0009】そのため、特開平7−31771号公報に
おける刺繍データ作成装置によれば、入力画像データの
階調数を落とした後に、領域分割しているたが、階調の
落としかたを少なくする(階調数を大きいままにする)
と、領域が細かく分割され過ぎて領域に縫目を作ること
が困難になり、また、領域と領域との間の渡り糸が多く
なりすぎるという問題が発生し、また、階調の落としか
たを大きくする(階調数を小さくする)と、画像データ
の濃淡の細かい変化が糸密度の変化に反映されなくなる
という問題が発生する。従って、この装置では、分割し
てできた領域を刺繍縫目に展開するのに適したものにす
るためには、階調変換の為の階調数やレベル間隔のパラ
メータ調整が難しくなってしまい、調整しても満足のい
く分割が得られないという問題があった。また、この装
置では、一度画定した領域の内側に様々な縫目方向を持
つ縫目を作ることも困難でり、画像の濃淡や色の変化の
特徴に即して自動的に縫目方向を決めることも行ってい
なかった。
【0010】また、前記既提案の刺繍データ作成装置に
よれば、刺繍を施すべき領域を作業者が設定するため
に、手間がかかるという問題があり、また、画像の濃淡
や色の変化の特徴に即して自動的に糸の密度を決めるこ
とも行っていなかった。
【0011】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、図柄を表す画像データの濃淡変
化の特徴に基づいて、図柄を刺繍で表現するのにふさわ
しい縫目方向と糸密度を持つモザイク風の刺繍縫目の刺
繍データを自動的に作成することが可能な刺繍データ処
理装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の刺繍データ処理装置は、
所定の図柄を表す画像データに基づいて刺繍ミシンの動
作に必要な刺繍データを作成するようにしたものを対象
として、特に、前記画像データを小矩形領域に分割する
第一の分割手段と、前記第一の分割手段によって分割さ
れた小矩形領域毎にその小矩形領域を埋める刺繍縫目に
展開し、それらの刺繍縫目を接続した前記所定の図柄の
刺繍データを作成する刺繍データ作成手段とを備えてい
る。
【0013】従って、前記第一の分割手段は、前記画像
データを小矩形領域に分割し、刺繍データ作成手段は、
前記第一の分割手段によって分割された小矩形領域毎に
その小矩形領域を埋める刺繍縫目に展開し、それらの刺
繍縫目を接続した前記所定の図柄の刺繍データを作成す
る。よって、画像データを小矩形領域に分割し、小矩形
領域毎に刺繍縫目に展開したモザイク風の刺繍縫目の刺
繍データを自動的に作成することができる。
【0014】また、請求項2に記載の刺繍データ処理装
置は、前記画像データからその画像の濃度が変化する領
域であるエッジを検出するエッジ検出手段と、前記小矩
形領域を刺繍縫目で埋める際の縫目方向を、前記エッジ
に基づいて算出する縫目方向算出手段とをさらに備え、
前記刺繍データ作成手段が、前記縫目方向算出手段によ
って算出された縫目方向に基づいて、前記小矩形領域を
埋める刺繍縫目に展開するように構成されている。
【0015】従って、前記エッジ検出手段は、前記画像
データから前記エッジを検出し、縫目方向算出手段は、
前記小矩形領域を刺繍縫目で埋める際の縫目方向を、前
記エッジに基づいて算出し、前記刺繍データ作成手段
は、前記縫目方向算出手段によって算出された縫目方向
に基づいて、前記小矩形領域を埋める刺繍縫目に展開
し、それらの刺繍縫目を接続した前記所定の図柄の刺繍
データを作成する。よって、画像データを基に刺繍デー
タを作成する際、画像のエッジの方向の変化を細かい単
位で縫目方向の変化に反映させることができる。
【0016】また、請求項3に記載の刺繍データ処理装
置は、前記小矩形領域を刺繍縫目で埋める際の糸密度
を、その小矩形領域の平均濃度に基づいて算出する第一
の糸密度算出手段をさらに備え、前記刺繍データ作成手
段が、前記第一の糸密度算出手段によって算出された糸
密度に基づいて、前記小矩形領域を埋める刺繍縫目に展
開するように構成されている。
【0017】従って、第一の糸密度算出手段は、記小矩
形領域を刺繍縫目で埋める際の糸密度を、その小矩形領
域の平均濃度に基づいて算出し、前記刺繍データ作成手
段は、前記第一の糸密度算出手段によって算出された糸
密度に基づいて、前記小矩形領域を埋める刺繍縫目に展
開し、それらの刺繍縫目を接続した前記所定の図柄の刺
繍データを作成する。よって、画像データを基に刺繍デ
ータを作成する際、画像の濃淡の変化を細かい単位で糸
密度の変化に反映させることができる。
【0018】また、請求項4に記載の刺繍データ処理装
置は、前記小矩形領域を前記縫目方向算出手段で算出さ
れた縫目方向に伸びる直線で二つの部分領域に分割する
第二の分割手段と、前記部分領域の平均濃度に基づい
て、その部分領域を刺繍縫目で埋める際の糸密度を算出
する第二の糸密度算出手段とをさらに備え、前記縫目デ
ータ作成手段が、前記部分領域毎にそれら部分領域の糸
密度に基づいて、前記各部分領域を埋める刺繍縫目に展
開するように構成されている。
【0019】従って、前記第二の分割手段は、前記小矩
形領域を前記縫目方向算出手段によって算出された縫目
方向に伸びる直線で二つの部分領域に分割し、第二の糸
密度算出手段は、前記部分領域の平均濃度に基づいて、
その部分領域を刺繍縫目で埋める際の糸密度を算出し、
前記縫目データ作成手段は、前記部分領域毎にそれら部
分領域の糸密度に基づいて、小矩形領域を埋める刺繍縫
目に展開し、それらの刺繍縫目を接続した前記所定の図
柄の刺繍データを作成する。よって、画像データを基に
刺繍データを作成する際に、画像のエッジの方向を縫目
方向に反映させつつ、画像の濃淡の変化をさらに細かい
単位で糸密度の変化に反映させることができる。
【0020】また、請求項5に記載の刺繍データ処理装
置は、前記刺繍データ作成手段が、隣り合う小矩形領域
の間で刺繍縫目に重なりができるように、小矩形領域を
埋める刺繍縫目に展開すように構成されている。
【0021】従って、前記刺繍データ作成手段は、隣り
合う小矩形領域の間で刺繍縫目に重なりができるよう
に、小矩形領域を埋める刺繍縫目に展開し、それらの刺
繍縫目を接続した前記所定の図柄の刺繍データを作成す
る。よって、縫製時に布の縮みによって隣り合う小矩形
領域の刺繍縫目の間に隙間ができること防ぐことができ
る。
【0022】また、請求項6に記載の刺繍データ処理プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体は、所定の図柄を表す画像データに基づいて刺繍ミシ
ンの動作に必要な刺繍データを作成するものを対象とし
て、特に、前記画像データを小矩形領域に分割する第一
の分割プログラムと、前記第一の分割プログラムで分割
された小矩形領域毎にその小矩形領域を埋める刺繍縫目
に展開し、それらの刺繍縫目を接続した前記所定の図柄
の刺繍データを作成する刺繍データ作成プログラムとを
備えている。
【0023】従って、この記録媒体をコンピュータに読
み取らせて、前記各プログラムを実行することにより、
前記画像データを小矩形領域に分割し、その分割した小
矩形領域毎にその小矩形領域を埋める刺繍縫目に展開
し、それらの刺繍縫目を接続した前記所定の図柄の刺繍
データを作成することができる。よって、画像データを
小矩形領域に分割し、小矩形領域毎に刺繍縫目に展開し
たモザイク風の刺繍縫目の刺繍データを自動的に作成す
ることができる。
【0024】また、請求項7に記載の刺繍データ処理プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体は、前記画像データから画像の濃度が変化する領域で
あるエッジを検出するエッジ検出プログラムと、前記小
矩形領域を刺繍縫目で埋める際の縫目方向を、前記エッ
ジに基づいて算出する縫目方向算出プログラムとをさら
に備え、前記刺繍データ作成プログラムが、前記縫目方
向算出プログラムによって算出された縫目方向に基づい
て、前記小矩形領域を埋める刺繍縫目に展開するように
している。
【0025】従って、この記録媒体をミンピュータに読
み取らせて、前記各プログラムを実行することにより、
前記画像データから前記エッジを検出し、前記小矩形領
域を刺繍縫目で埋める際の縫目方向を、前記エッジに基
づいて算出し、算出された縫目方向に基づいて、前記小
矩形領域を埋める刺繍縫目に展開し、それらの刺繍縫目
を接続した前記所定の図柄の刺繍データを作成すること
ができる。よって、画像データを基に刺繍データを作成
する際、画像のエッジの方向の変化を細かい単位で縫目
方向の変化に反映させることができる。
【0026】また、請求項8に記載の刺繍データ処理プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体は、前記小矩形領域を刺繍縫目で埋める際の糸密度
を、その小矩形領域の平均濃度に基づいて算出する第一
の糸密度算出プログラムをさらに備え、前記刺繍データ
作成プログラムが、前記第一の糸密度算出プログラムで
算出された糸密度に基づいて、前記小矩形領域を埋める
刺繍縫目に展開するようにしている。
【0027】従って、この記録媒体をコンピュータに読
み取らせて、前記各プログラムを実行することにより、
前記小矩形領域を刺繍縫目で埋める際の糸密度を、その
小矩形領域の平均濃度に基づいて算出し、算出した糸密
度に基づいて、前記小矩形領域を埋める刺繍縫目に展開
し、それらの刺繍縫目を接続した前記所定の図柄の刺繍
データを作成することができる。よって、画像データを
基に刺繍データを作成する際、画像の濃淡の変化を細か
い単位で糸密度の変化に反映させることができる。
【0028】また、請求項9に記載の刺繍データ処理プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体は、前記小矩形領域を前記縫目方向算出プログラムで
算出された縫目方向に伸びる直線で二つの部分領域に分
割する第二の分割プログラムと、前記部分領域の平均濃
度に基づいて、その部分領域を刺繍縫目で埋める際の糸
密度を算出する第二の糸密度算出プログラムとをさらに
備え、前記刺繍データ作成プログラムが、小矩形領域を
埋める刺繍縫目を、前記部分領域毎にそれら部分領域の
糸密度に基づいて、前記各部分領域を埋める刺繍縫目に
展開するようにしている。
【0029】従って、この記録媒体をコンピュータに読
み取らせて、前記各プログラムを実行することにより、
前記小矩形領域を前記縫目方向算出プログラムで算出さ
れた縫目方向に伸びる直線で二つの部分領域に分割し、
分割してできた前記部分領域の平均濃度に基づいて、そ
の部分領域を刺繍縫目で埋める際の糸密度を算出し、前
記部分領域毎にそれら部分領域の糸密度に基づいて、そ
の各部分領域を埋める刺繍縫目に展開し、それらの刺繍
縫目を接続した前記図柄の刺繍データを作成することが
できる。よって、画像データを基に刺繍データを作成す
る際、画像のエッジの方向を縫目方向に反映させつつ、
画像の濃淡の変化をさらに細かい単位で糸密度の変化に
反映させることができる。
【0030】また、請求項10に記載の刺繍データ処理
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体は、前記刺繍データ作成プログラムが、隣り合う小
矩形領域の間で刺繍縫目に重なりができるように、小矩
形領域を埋める刺繍縫目に展開するようにしている。
【0031】従って、この記録媒体をコンピュータに読
み取らせて、前記各プログラムを実行することにより、
前記刺繍データ作成プログラムは、隣り合う小矩形領域
の間で刺繍縫目に重なりができるように、小矩形領域を
埋める刺繍縫目に展開して、それらの刺繍縫目を接続し
た前記所定の図柄の刺繍データを作成することができ
る。よって、縫製時に布の縮みによって隣り合う小矩形
領域の刺繍縫目の間に隙間ができることを防ぐことがで
きる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の刺繍データ処理
装置及び刺繍データ処理プログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体を具体化した実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0033】本実施の形態は、パーソナルコンピュータ
システム上で、先ず、予め、ハードディスク等の記憶装
置に記憶されている刺繍図柄の画像データを読み込んだ
り、所定の刺繍図柄の手描きあるいは印刷原画をイメー
ジスキャナにより読み取ったりして入力した刺繍図柄の
画像データを基に、画像データを小矩形領域に分割し、
小矩形領域毎に画像の濃淡変化の特徴を縫目方向と糸密
度に反映させた刺繍縫目に展開し、それら刺繍縫目を接
続した前記所定の刺繍図柄の刺繍データを作成し、その
後、その刺繍データをメモリカードに書き込むことによ
って、刺繍データを家庭用刺繍ミシンに供給する刺繍デ
ータ処理装置に対して、本発明を適用したものである。
【0034】図1に示すように、刺繍データ処理装置
は、基本的には、刺繍データや刺繍データを表示するC
RTディスプレイ2と、作業者が操作の指示を行うキー
ボード3やマウス4と、画像データや刺繍データを保存
したり呼び出したりするフロッピディスク装置5及びハ
ードディスク装置14と、画像データや刺繍データを呼
び出すCD−ROM装置16と、刺繍データを不揮発性
のフラッシュメモリからなる着脱可能なメモリカード7
に書き込むフラッシュメモリ装置6と、図柄原画を読み
込む為のイメージスキャナ装置15と、これらが接続さ
れた制御本体部1とから構成されている。
【0035】また、家庭用刺繍ミシン10は、ミシンベ
ッド上に配置され、かつ加工布を保持する刺繍枠を、水
平移動機構により装置固有のXY座標系で示される所定
位置に移動させつつ、縫い針及び釜機構による縫い動作
を行うことにより、その加工布に所定の図柄の刺繍を施
すようになっている。
【0036】この場合、前記水平移動機構や針棒等は、
マイクロコンピュータ等から構成される制御装置により
制御されるようになっており、従って、一針毎の加工布
のXY方向の移動量(針落ち位置)を指示するデータが
与えられることにより、制御装置は、刺繍動作を自動的
に実行することが可能となるのである。また、刺繍ミシ
ンには、フラッシュメモリ装置11が設けられ、メモリ
カード7により、外部から刺繍データが与えられるよう
に構成されている。本実施の形態に係わる刺繍データ処
理装置は、このような刺繍ミシンで縫製可能な刺繍デー
タを作成する機能を有するものである。
【0037】次に、刺繍データ処理装置の制御系は、図
2のブロック図に示すように構成されている。前記制御
本体部1に制御装置CDが内蔵され、この制御装置CD
の入出力インターフェース22には、 CRTディスプ
レイ2と、キーボード3と、マウス4と、フロッピディ
スク装置5と、フラッシュメモリ装置6と、ハードディ
スク装置14と、イメージスキャナ装置15と、CD−
ROM装置16とがそれぞれ接続されている。
【0038】制御装置CDは、CPU20と、このCP
U20にデータバス等のバス23を介して接続された入
出力インターフェース22と、ROM21及びRAM3
0とから構成されている。ハードディスク装置14に
は、後述の刺繍データ作成処理の制御プログラムが格納
されている。キーボード3等により作業者により刺繍デ
ータ作成処理の起動が指示されると、RAM30にハー
ドディスク装置14に格納されている前記刺繍データ作
成処理の制御プログラムが読み込まれる。また、RAM
30は、画像データメモリ31、エッジメモリ32、縫
目データメモリ33、縫目方向G、糸密度D、横方向分
割数Nx、縦方向分割数Ny等の記憶領域を有する。
【0039】次に、刺繍データ処理装置の制御装置CD
で行なわれる刺繍データ作成処理を、図3乃至図5、及
び図15乃至図16のフローチャートに基いて説明す
る。なお、図中符号Sは処理手順であるステップを示
す。
【0040】画像データに基づく刺繍データ作成処理が
開始されると、先ず、原画入力処理が行われる(S1
0)。これは、図柄原画をイメージスキャナ装置15に
より読み取ることにより行われる。ここで、イメージス
キャナ装置15は図柄原画を、白が0で黒が255の値
を持つ256階調値の濃淡画像データとして読み取り可
能なものであり、読み取られた図柄の画像データは、ラ
スター形式のビットマップとして、画素毎に0から25
5までの値を持つ8ビットデータで表現され、画像デー
タメモリ31に格納される。
【0041】次に、画像データを小矩形領域に分割する
処理が行われる(S11)。ここでは、小矩形領域の横
サイズWと縦サイズHに基づいて、画像データの横方向
の分割数Nxと縦方向の分割数Nyが計算される。この
計算は、画像データメモリ31に格納されている画像デ
ータの横サイズをA、縦サイズをBとすると、 Nx=(A+W−1)/W Ny=(B+H−1)/H ( /は少数点以下切り捨て) で計算されるものである。小矩形領域の横サイズWと縦
サイズHは、ハードディスク装置14にディフォルトの
値を予め格納しておき、それを使うようにしてもよい
し、作業者に入力させるようにしてもよい。
【0042】図6(a)にS11の分割によって得られ
る小矩形領域R(x,y)(0≦x<Nx,0≦y<N
y)の配置関係を示す。また、図6(b)に小矩形領域
における画像データの一例を示す。この例では、小矩形
領域の横サイズW及び縦サイズHを共に8としている。
【0043】次に、画像データからエッジを抽出するた
めにエッジ抽出処理が呼び出される(S12)。エッジ
とは、画像の濃度が急激に変化する領域のことである
が、ここではさらにエッジの領域を細線化することによ
り、エッジの特徴を最終的に線として取り出す。
【0044】図15に示すように、ここでは、先ず、画
像の勾配(濃度変化が最大になる方向(勾配方向)並び
にその大きさ(勾配値))が求められる(S70)。こ
こでは、図7に示すような8個のマスクと画像データと
のたたみ込み演算が各点で行われ、このようにして得ら
れた値の内で最大値をその点の勾配値とし、その時のマ
スクの方向をその点の勾配の方向としている。
【0045】次に、勾配値が予め定められたしきい値よ
り大きくなる領域(以後、エッジ領域と称す)が抽出さ
れる(S71)。一般に、前記のようにするとある程度
の幅を持った細長い領域で勾配値が大きくなる。このよ
うにした幅のある領域を細めるために、次に、非極大点
の抑制処理と呼ばれる処理が行われる(S72)。ここ
では、エッジ領域の各画素に対し、勾配方向及びその反
対方向に隣接する画素の勾配値が互いに比較され、近傍
のものより小さな勾配値を持つ画素が除去される。これ
よって、勾配値の非極大点が除かれ、エッジ領域が細め
られる。
【0046】さらに、細められたエッジ領域を細線化す
ることにより、エッジが線図形として取り出される(S
73)。ここでは、通常の細線化処理と同様、細められ
たエッジ領域の境界側に位置する画素から順次、所定の
規則に従って画素を削除していく操作が、所定の規則に
従って削除され得る画素が一つもなくなるまで逐次繰り
返すことにより行われ、その結果、線幅1の線図形(以
後、エッジ線図形と記す)が得られ、エッジメモリ32
に格納される。
【0047】以上によって、エッジ抽出処理が終了し、
図3のメインフローチャートのS12の後に制御が戻さ
れる。
【0048】なお、前記エッジ抽出処理では画素毎に画
像の勾配(濃度変化が最大になる方向(勾配方向)並び
にその大きさ(勾配値))を求め、勾配値があるしきい
値より大きくなる領域を取り出すことによってりエッジ
を取り出したが、画像処理の分野ではその他にも微分操
作等を適用した数々のエッジ抽出手法が開発されてい
る。ここのエッジ抽出の処理は、エッジが取り出せれば
それらの内のいずれの方法によるものでもよい。
【0049】次に、S12で求めたエッジを基にして小
矩形領域を縫目で埋める場合の縫目方向を算出する小矩
形領域の縫目方向算出処理が呼び出される(S13)。
ここでは、先ず、小矩形領域毎に、その小矩形領域に入
るエッジ線図形が求められ、次に、小矩形領域に入るエ
ッジ線図形を基に、その小領域の縫目方向が算出され
る。
【0050】図16に示すように、小矩形領域の縫目方
向算出処理では、分割された全ての小矩形領域の縫目方
向を算出するために、先ず、小矩形領域の縦方向の位置
を指定するパラメータyに0が設定され(S80)、次
に、y<Nyが成り立つか否かが判定される(S8
1)。y<Nyが成り立つ場合(S81:Yes)、さ
らに、小矩形領域の横方向の位置を指定するパラメータ
xに0が設定され(S82)、次に、x<Nxが成り立
つか否かが判定される(S83)。
【0051】x<Nxが成り立つ場合(S83:Ye
s)、小矩形領域R(x、y)の縫目方向を算出するた
めに以下のS84乃至S88が行われる。
【0052】小矩形領域R(x、y)の縫目方向を算出
するためには、先ず、小矩形領域R(x、y)に入るエ
ッジ線図形が取り出され(S84)、次に、小矩形領域
R(x、y)に入るエッジ線図形が存在したか否かが判
定される(S85)。
【0053】小矩形領域R(x、y)に入るエッジ線図
形が存在した場合(S85:Yes)、小矩形領域R
(x、y)に入るエッジ線図形が、画素が連結するもの
の組みに分類される(S86)(以下では、画素が連結
するエッジ線図形を連結エッジ線図形と記す)。これに
より、例えば、図6(b)に示すような画素値を持つ小
矩形領域からは図8(a)に示すような連結エッジ線図
形E1,E2が抽出されるのである。
【0054】次に、連結エッジ線図形毎に、連結エッジ
線図形を近似する線分(以後、近似線分と称す)が算出
される(S87)。図17に示すように、近似線分を算
出するには、先ず、連結エッジ線図形Eを構成する画素
の重心の点Cが求められ、次に、その重心Cを通る直線
に対して、直線の方向を少しずつ変えながら、直線と連
結エッジ線図形Eを構成する点(画素の中心位置)との
距離(あるいは距離の2乗)の和が計算され、その和が
最も小さくなるような直線が求められる。さらに、得ら
れた直線に対し連結エッジ線図形を正射影した範囲が近
似線分Lとして算出される。
【0055】さらに、S87で求められた近似線分の中
から最も長い近似線分が選択され、その近似線分の方向
(角度)が縫目方向として縫目方向メモリG[x,y]
に格納される(S88)。このS88では、G[x,
y]に格納する値を一意にするめに、縫目方向を表す角
度の範囲を−90(度)<G≦90(度)に制限して格
納する。その後、S89に制御が移行する。これによ
り、例えば、図8(b)に示すように抽出された連結エ
ッジ線図形E1,E2においてはE2の近似線分L2が
最も長くなり、L2の方向が縫目方向としてG[x,
y]に格納される。
【0056】小矩形領域R(x、y)に入るエッジ線図
形が存在しない場合(S85:No)、S89に制御が
移行する。その後、xが一つ増やされ(S89)、S8
3に制御が戻る。S83でx<Nxが成り立たない場合
(S83:No)、yが一つ増やされ(S90)、S8
1に制御が戻される。
【0057】一方、S81でy<Nyが成り立たない場
合(S81:No)、次に、中に入るエッジ線図形が存
在しない小矩形領域R(i,j)(S85でNoとなっ
た小矩形領域、0≦i<Nx、0≦j<Ny)に対し
て、近傍の小矩形領域に入るエッジ線図形を基にして縫
目方向を算出しG[i,j]に格納する処理が行われる
(S91)。ここでは、エッジが現れない小矩形領域の
縫目方向が、周りのエッジが現れる小矩形領域から決め
られる。図20に示すように、小矩形領域R(i,j)
の周りのエッジが現れる小矩形領域に対して、S86乃
至S88と同様の処理により近似線分L1乃至L10が
求められ、それらの内、最も長い近似線分L4の方向が
小矩形領域R(i,j)の縫目方向としてG[i,j]
に記憶されるのである。
【0058】以上により、小矩形領域の縫目方向算出処
理が終了し、図3のS13の後に制御が戻される。
【0059】前記小矩形領域の縫目方向算出処理では、
小矩形領域R(x、y)の縫目方向を算出するために、
連結エッジ線図形毎に求めた近似線分の中から最も長い
線分を選んで、その線分の方向を小矩形領域R(x、
y)の縫目方向としていたが、それ以外の方法でも小矩
形領域R(x、y)の縫目方向を一つ決めることができ
る。
【0060】例えば、複数個の近似線分の平均的な方向
を小矩形領域R(x、y)の縫目方向にすることもでき
る。これは、近似線分の両端のx座標とy座標の変化
(dx,dy)をdx≧0となるような向きで計算し、
x座標とy座標とで独立に加算してベクトル(Σdx,
Σdy)を作り、そのベクトルの方向を縫目方向とする
ことにより行われる。
【0061】また、エッジが最も強く表れる連結エッジ
線図形の近似線分の方向を小矩形領域R(x、y)の縫
目方向にすることもできる。これは、小矩形領域R
(x、y)に入る全ての連結エッジ線図形の中から、連
結エッジ線図形を構成する画素における勾配値の和が最
も大きくなる連結エッジ線図形を1つ選択し、選択した
連結エッジ線図形の近似線分の方向を小矩形領域R
(x、y)の縫目方向とすることにより行われる。
【0062】また、近似線分の長さとエッジの強さを組
み合わせ、重み付けした総合的な評価で小矩形領域の縫
目方向を決めるようにしてもよい。
【0063】また、S91のエッジが現れない小矩形領
域の縫目方向も、エッジが現れる周囲の小矩形領域につ
いて、前記の様に、複数個の近似線分の平均的な方向を
算出して決めたり、エッジが最も強く表れる連結エッジ
線図形の近似線分の方向に決めたりすることもできる。
【0064】次に、画像データの濃度を基に小矩形領域
を縫目で埋める場合の糸密度が算出される(S14)。
ここでは、全ての小矩形領域R(x,y)に対し、その
小矩形領域に入る画素の画素値(濃度)の平均値Avが
算出され、それを基に糸密度が次式 糸密度=Av/255 (255は濃度範囲の最大値) で算出され、糸密度D[x,y]に格納される。ここで
糸密度は、糸が縫目垂直方向に並ぶ時の糸の入る割合で
ある。例えば、糸密度が1.0の場合は、糸が縫目垂直
方向に隙間・重なりなく並ぶように縫目が生成され、糸
密度が0.5の場合は、糸が縫目垂直方向に対し半分の
割合で現れるように縫目が生成されることを示す。
【0065】図10(a)に、画像データを横方向に3
つ、縦方向に2つに分割して得られた小矩形領域の縫目
方向G[x,y]と糸密度D[x,y](0≦x<2、
0≦y<1)の一例を示す。
【0066】次に、小矩形領域毎にその小矩形領域を埋
める刺繍縫目を作成し、それらの刺繍縫目を接続した刺
繍データを作成する縫目データ展開処理が呼び出される
(S15)。
【0067】図4に示すように、縫目データ展開処理で
は、先ず、0≦x<Nx、0≦y<Nyを満たす全ての
x,yに対し、その小矩形領域R(x,y)を刺繍縫目
に展開したか否かを記録するフラグF[x,y]に0が
設定される(S20)。
【0068】次に、小矩形領域の縦方向の位置を指定す
るパラメータyに0が設定され(S21)、次に、y<
Nyが成り立つか否かが判定される(S22)。y<N
yが成り立つ場合(S22:Yes)、さらに、小矩形
領域の横方向の位置を指定するパラメータxに0が設定
され(S23)、次に、x<Nxが成り立つか否かが判
定される(S24)。
【0069】次に、小矩形領域R(x,y)で、糸密度
D[x,y]≧α(αは糸密度が一定以上の小矩形領域
のみに縫目を作るためのしきい値)、かつ、F[x,
y]=0(つまり、小矩形領域R(x,y)が刺繍縫目
にまだ展開されていないか)が成り立つか否かが判定さ
れる(S25)。成り立つ場合(S25:Yes)、次
に、小矩形領域R(x、y)と連結する小矩形領域の縫
目展開処理が呼び出される(S26)。
【0070】図5に示すように、小矩形領域R(x、
y)と連結する小矩形領域の縫目展開処理では、先ず、
F[x,y]に1が設定される(S30)。これは、同
じ小矩形領域を2回以上縫目に展開しないための印をつ
けることを意味している。次に、小矩形領域R(x,
y)の中心点が縫目データメモリ33に格納される(S
31)。
【0071】次に、小矩形領域R(x,y)と連結する
近傍の小矩形領域R(i,j)で、糸密度D[i,j]
≧α、かつ、F[i,j]=0が成り立つものが存在す
るか否かが判定される(S32)。ここで、近傍とは上
下左右を意味する4近傍であってもよいし、さらに斜め
上下を含めた8近傍であってもよい。
【0072】S32で条件を満たす小矩形領域R(i,
j)が存在しない場合(S32:No)、次に、小矩形
領域R(x,y)が糸密度D[x,y]と縫目方向G
[x,y]に従って刺繍縫目に展開され、その針落ち点
が縫目データメモリ33に格納される(S34)。これ
により、例えば、図9に示すように、小矩形領域が刺繍
縫目に展開される。また、このとき、小矩形領域を埋め
る刺繍縫目を大きめに作ることにより、図11に示すよ
うに、隣り合う小矩形領域との間に重なりができる刺繍
縫目にすることもできる。このような重なりを作ること
により、縫製時に布の縮みによって隣り合う小矩形領域
の刺繍縫目の間に隙間ができることを防ぐことができ
る。
【0073】S32で小矩形領域R(i,j)が存在す
る場合(S32:Yes)、次に、小矩形領域R(i、
j)と連結する小矩形領域の縫目展開処理が呼び出され
る(S33)。これは、図5の処理の再帰的な呼び出し
処理によって行われ、その結果、小矩形領域R(x、
y)と連結する小矩形領域が全て刺繍縫目に展開され
る。
【0074】以上により、小矩形領域R(x、y)と連
結する小矩形領域の縫目展開処理が終了し、図4のS2
6の後に制御が戻される。
【0075】その後、xが一つ増やされ(S27)、S
24に制御が戻る。S24でx<Nxが成り立たない場
合(S24:No)、次に、yが一つ増やされ(S2
8)、S22に制御が戻される。S22でy<Nyが成
り立たない場合(S22:No)、縫目データ展開処理
を終了し、図3のS15の後に制御が戻される。
【0076】以上の縫目データ展開処理によって、例え
ば、図10(a)に示す様な値が格納された小矩形領域
の縫目方向G[x,y]と糸密度D[x,y](0≦x
<2、0≦y<1)からは、図10(b)に示すような
刺繍データが作成される。
【0077】以上により、刺繍データ作成処理を終了す
る。前記の刺繍データ作成処理により、画像データを小
矩形領域に分割し、小矩形領域毎に刺繍縫目に展開した
モザイク風の刺繍縫目の刺繍データを自動的に作成する
ことができる。また、画像のエッジの方向の変化を小矩
形領域の単位で縫目方向の変化に反映させることができ
る。さらに、画像の濃淡の変化を小矩形領域の単位で糸
密度の変化に反映させることができる。
【0078】前記実施の形態においては、S11の処理
が本発明の第一の分割手段もしくは第一の分割プログラ
ムとして、また、S12の処理がエッジ検出手段若しく
はエッジ検出プログラムとして、また、S13が縫目方
向算出手段もしくは縫目方向算出プログラムとして、ま
た、S14の処理が第一の糸密度算出手段もしくは第一
の糸密度算出プログラムとして、また、S15の処理が
刺繍データ作成手段もしくは刺繍データ作成プログラム
としてそれぞれ機能するものである。
【0079】前記刺繍データ作成処理では、1つの小矩
形領域の中では糸密度は均一であったが、小矩形領域の
中をさらに分割して、1つの小矩形領域の中においても
糸密度に変化をつけた刺繍縫目に展開することができ
る。以下に、1つの小矩形領域の中を縫目方向に向かう
直線で分割し、分割によってできた部分領域毎に独自の
糸密度で刺繍縫目に展開する実施の形態について説明す
る。
【0080】基本的な処理の流れは、1つの小矩形領域
の中に均一の糸密度で刺繍縫目を作成する場合と同じな
ので、前記と同じ図3乃至図5のフローチャートを使っ
て説明し、相違点のみを詳しく図を使って説明すること
にする。
【0081】原画入力(S10)、小矩形領域分割(S
11)、エッジ抽出(S12)、小矩形領域の縫目方向
算出(S13)は、1つの小矩形領域の中に均一の糸密
度で刺繍縫目を作成する場合と同じになるため、説明を
省略する。
【0082】次に、小矩形領域の糸密度算出処理が行わ
れる(S14)。ここでは、先ず、図12(a)に示す
ように、各小矩形領域が、その小矩形領域の中心を通
り、その小矩形領域の縫目方向に向かう直線で分割され
る。この処理は本発明の第二の分割手段もしくは第二の
分割プログラムとして機能するものである。なお、以下
において、分割された領域の内、中心から縫目方向を見
たときに分割直線の左手に現れる領域を左半領域と呼
び、中心から縫目方向を見たときに分割直線の右手に現
れる領域を右半領域と呼ぶことにする。
【0083】S14では、さらに、分割してできた左半
領域において、左半領域の画素値(濃度)の平均値Av
lが算出され、それを基に左半領域の糸密度が左半領域
の糸密度=Avl/255 (255は濃度範囲の最大
値) で算出され、左半領域糸密度DL[x,
y]に格納される。同様に、分割してできた右半領域に
おいても、右半領域の画素値(濃度)の平均値Avrが
算出され、それを基に右半領域の糸密度が 右半領域の糸密度=Avr/255 で算出され、右半領域糸密度DR[x,y]に格納され
る。この処理は本発明の第二の糸密度算出手段もしくは
第二の糸密度算出プログラムとして機能するものであ
る。
【0084】図12(a)に、横方向に3つに、縦方向
に2つにそれぞれ分割された画像データに対して得られ
た小矩形領域毎の縫目方向G[x,y]と左半領域糸密
度DL[x,y]と右半領域糸密度DR[x,y](0
≦x<2、0≦y<1)の一例を示す。
【0085】その後、縫目データ展開処理が行われる
(S15)。この処理を図4を参照して説明する。この
縫目データ展開処理においては、S20乃至S24、S
27乃至S28のステップでは、1つの小矩形領域の中
に均一の糸密度で刺繍縫目を作成する場合と同様の処理
が行われるが、S25とS26においては独自の処理が
行われる。
【0086】S25においては、1つの小矩形領域の中
に均一の糸密度で刺繍縫目を作成する場合は、D[x,
y]≧α かつ F[x,y]=0 であるかが判定され
ていたが、小矩形領域をさらに分割する場合は、その代
りに、(DL[x,y]≧α または DR[x,y]≧
α)かつF[x,y]=0 であるかが判定される。
【0087】また、S26においても、1つの小矩形領
域の中に均一の糸密度で刺繍縫目を作成する場合とは異
なる処理で小矩形領域R(x,y)と連結する小矩形領
域の縫目展開が行われる。この処理を図5を参照して説
明する。
【0088】この小矩形領域R(x,y)と連結する小
矩形領域の縫目展開処理では、S30及びS31及びS
33のステップでは、1つの小矩形領域の中に均一の糸
密度で刺繍縫目を作成する場合と同じ処理が行われる
が、S32とS34においては独自の処理が行われる。
【0089】S32においては、1つの小矩形領域の中
に均一の糸密度で刺繍縫目を作成する場合は、小矩形領
域R(x,y)の近傍に D[i,j]≧α かつ F[i,j]=0 が成り立つ小矩形領域R(i,j)が存在するかが判定
されていたが、小矩形領域をさらに分割する場合は、そ
の代りに、小矩形領域R(x,y)の近傍に(DL
[x,y]≧α または DR[x,y]≧α)かつF
[x,y]=0が成り立つ小矩形領域R(i,j)が存
在するかが判定される。
【0090】また、S34においても、図13に示すよ
うに、左半領域と右半領域がそれぞれの糸密度に従って
刺繍縫目に展開される。ここで、右半領域糸密度DRや
左半領域糸密度DLがしきい値αより小さい場合には、
図14(a)、図14(b)に示すように、片側の半領
域だけに刺繍縫目を作るようにしてもよい。また、この
場合も、小矩形領域を埋める刺繍縫目を大きめに作っ
て、隣り合う小矩形領域との間の縫目に重なりができる
ようにすることもできる。
【0091】以上の縫目データ展開処理によって、例え
ば、図12(a)に示すような値が格納された小矩形領
域の縫目方向G[x,y]と左半領域糸密度DL[x,
y]と右半領域糸密度DR[x,y](0≦x<2、0
≦y<1)からは、図12(b)に示すような刺繍デー
タが作成される。
【0092】以上により、1つの小矩形領域の中を縫目
方向に向かう直線で分割し、分割でできた部分領域毎に
独自の糸密度で刺繍縫目に展開する場合の刺繍データ作
成処理を終了する。これによって、例えば、図18に示
すような画像データからは図19に示すような刺繍デー
タが作成される。
【0093】前記の刺繍データ作成処理により、画像の
エッジの方向を小矩形領域の縫目方向に反映させつつ、
画像の濃淡の変化をさらに小矩形領域を半分に分割した
単位で糸密度の変化に反映させることができる。
【0094】尚、本実施の形態の刺繍データ処理装置
は、刺繍データ作成プログラムがハードディスクに予め
格納されたものであるが、本発明はこれに限定されるも
のではない。例えば、これらのプログラムをフロッピー
ディスクやCD−ROM等に格納したものを読み取り装
置により読み取ってインストールさせて動作させること
ができる。また、有線もしくは無線回線を使用して外部
情報処理装置からプログラムを読み込んで動作させるこ
とができる。この場合、前記フロッピーディスクやハー
ドディスクやCD−ROMや、外部情報処理装置の当該
プログラムを格納したメモリが本発明の記録媒体を構成
することになる。
【0095】また、前記実施の形態における入力画像デ
ータは濃淡画像データであったが、カラー画像にするこ
ともできる。この場合は、入力カラー画像のR,G,B
の各成分の濃淡画像データに対してそれぞれ前記の実施
の形態を適用したり、カラー画像の輝度を取り出した画
像データに対して前記の実施の形態を適用したりするよ
うにすればよい。
【0096】さらに、ここでは、パーソナルコンピュー
タシステム上で構成した刺繍データ処理装置を例に挙げ
て説明したが、本発明はここに挙げた実施の形態に限定
されるものではなく、例えば、ミシンに内蔵するように
構成したり、専用の一体型ハードウェアで構成したりす
る等、その要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施
し得るものである。
【0097】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の請求項1に記載の刺繍データ処理装置によれ
ば、特に、画像データを小矩形領域に分割する第一の分
割手段と、第一の分割手段で分割された小矩形領域毎に
その小矩形領域を埋める刺繍縫目に展開して、それらの
刺繍縫目を接続した所定の図柄の刺繍データを作成する
刺繍データ作成手段とを備えているので、画像データを
小矩形領域に分割し、小矩形領域毎に刺繍縫目に展開し
たモザイク風の刺繍縫目の刺繍データを自動的に作成す
ることができる。
【0098】また、請求項2に記載の刺繍データ処理装
置によれば、前記画像データから画像の濃度が変化する
領域であるエッジを検出するエッジ検出手段と、前記小
矩形領域を刺繍縫目で埋める際の縫目方向を、前記エッ
ジに基づいて算出する縫目方向算出手段とをさらに備
え、前記刺繍データ作成手段は、前記縫目方向算出手段
で算出された縫目方向に基づいて、前記小矩形領域を埋
める刺繍縫目に展開するように構成されているので、画
像データを基にして刺繍データを作成する際、画像のエ
ッジの方向の変化を細かい単位で縫目方向の変化に反映
させることができる。
【0099】また、請求項3に記載の刺繍データ処理装
置によれば、前記小矩形領域を刺繍縫目で埋める際の糸
密度を、その小矩形領域の平均濃度に基づいて算出する
第一の糸密度算出手段をさらに備え、前記刺繍データ作
成手段は、前記第一の糸密度算出手段で算出された糸密
度に基づいて、前記小矩形領域を埋める刺繍縫目に展開
するように構成されているので、画像データを基に刺繍
データを作成する際、画像の濃淡の変化を細かい単位で
糸密度の変化に反映させることができる。
【0100】また、請求項4に記載の刺繍データ処理装
置によれば、前記小矩形領域を前記縫目方向算出手段で
算出された縫目方向に伸びる直線で二つの部分領域に分
割する第二の分割手段と、前記部分領域の平均濃度に基
づいて、その部分領域を刺繍縫目で埋める際の糸密度を
算出する第二の糸密度算出手段とをさらに備え、前記縫
目データ作成手段は、前記部分領域毎にそれら部分領域
の糸密度に基づいて、前記各部分領域を埋める刺繍縫目
に展開するように構成されているので、画像データを基
にして刺繍データを作成する際、画像のエッジの方向を
縫目方向に反映させつつ、画像の濃淡の変化をさらに細
かい単位で糸密度の変化に反映させることができる。
【0101】また、請求項5に記載の刺繍データ処理装
置によれば、前記刺繍データ作成手段は、隣り合う小矩
形領域の間で刺繍縫目に重なりができるように、小矩形
領域を埋める刺繍縫目に展開するように構成されている
ので、縫製時に布の縮みによって隣り合う小矩形領域の
刺繍縫目の間に隙間ができるようなこと防ぐことができ
る。
【0102】また、請求項6に記載の刺繍データ処理プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体によれば、特に、画像データを小矩形領域に分割する
第一の分割プログラムと、第一の分割プログラムで分割
された小矩形領域毎にその小矩形領域を埋める刺繍縫目
に展開して、それらの刺繍縫目を接続した所定の図柄の
刺繍データを作成する刺繍データ作成プログラムとを備
えたので、この記録媒体をコンピュータに読み取らせ
て、前記各プログラムを実行することにより、画像デー
タを小矩形領域に分割し、小矩形領域毎に刺繍縫目に展
開したモザイク風の刺繍縫目の刺繍データを自動的に作
成することができる。また、前記各プログラムをフロッ
ピーディスクやCD−ROM等の様々な記録媒体の中か
ら刺繍データ処理装置に適した記録媒体に格納して提供
することができる。
【0103】また、請求項7に記載の刺繍データ処理プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体によれば、前記画像データから画像の濃度が変化する
領域であるエッジを検出するエッジ検出プログラムと、
前記小矩形領域を刺繍縫目で埋める際の縫目方向を、前
記エッジに基づいて算出する縫目方向算出プログラムと
をさらに備え、前記刺繍データ作成プログラムは、前記
縫目方向算出プログラムで算出された縫目方向に基づい
て、前記小矩形領域を埋める刺繍縫目に展開し、それら
の刺繍縫目を接続した前記所定の図柄の刺繍データを作
成するようにしたので、この記録媒体をコンピュータに
読み取らせて、前記各プログラムを実行することによ
り、画像データを基に刺繍データを作成する際、画像の
エッジの方向の変化を細かい単位で縫目方向の変化に反
映させることができる。また、前記各プログラムとをフ
ロッピーディスクやCD−ROM等の様々な記録媒体の
中から刺繍データ処理装置に適した記録媒体に格納して
提供することができる。
【0104】また、請求項8に記載の刺繍データ処理プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体によれば、前記小矩形領域を刺繍縫目で埋める際の糸
密度を、その小矩形領域の平均濃度に基づいて算出する
第一の糸密度算出プログラムをさらに備え、前記刺繍デ
ータ作成プログラムは、前記第一の糸密度算出プログラ
ムで算出された糸密度に基づいて、前記小矩形領域を埋
める刺繍縫目に展開し、それらの刺繍縫目を接続した前
記所定の図柄の刺繍データを作成するようにしたので、
この記録媒体をコンピュータに読み取らせて、前記各プ
ログラムを実行することにより、画像データを基に刺繍
データを作成する際、画像の濃淡の変化を細かい単位で
糸密度の変化に反映させることができる。また、前記各
プログラムをフロッピーディスクやCD−ROM等の様
々な記録媒体の中から刺繍データ処理装置に適した記録
媒体に格納して提供することができる。
【0105】また、請求項9に記載の刺繍データ処理プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体によれば、前記小矩形領域を前記縫目方向算出プログ
ラムで算出された縫目方向に伸びる直線で二つの部分領
域に分割する第二の分割プログラムと、前記部分領域の
平均濃度に基づいて、その部分領域を刺繍縫目で埋める
際の糸密度を算出する第二の糸密度算出プログラムとを
さらに備え、前記刺繍データ作成プログラムは、前記部
分領域毎にそれら部分領域の糸密度に基づいて、小矩形
領域を埋める刺繍縫目に展開し、それらの刺繍縫目を接
続した前記所定の図柄の刺繍データを作成するようにし
たので、この記録媒体をコンピュータに読み取らせて、
前記各プログラムを実行することにより、画像データを
基に刺繍データを作成する際、画像のエッジの方向を縫
目方向に反映させつつ、画像の濃淡の変化をさらに細か
い単位で糸密度の変化に反映させることができる。ま
た、前記各プログラムをフロッピーディスクやCD−R
OM等の様々な記録媒体の中から刺繍データ処理装置に
適した記録媒体に格納して提供することができる。
【0106】さらに、請求項10に記載の刺繍データ処
理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体によれば、前記刺繍データ作成プログラムは、隣
り合う小矩形領域の間で刺繍縫目に重なりができるよう
に、小矩形領域を埋める刺繍縫目に展開し、それらの刺
繍縫目を接続した前記所定の図柄の刺繍データを作成す
るようにしたので、この記録媒体をコンピュータに読み
取らせて、前記各プログラムを実行することにより、縫
製時に布の縮みによって隣り合う小矩形領域の刺繍縫目
の間に隙間ができること防ぐことができる。また、前記
各プログラムをフロッピーディスクやCD−ROM等の
様々な記録媒体の中から刺繍データ処理装置に適した記
録媒体に格納して提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の刺繍データ処理装置及び
刺繍ミシンの外観構成を示す斜視図である。
【図2】刺繍データ処理装置の電気的制御構成を示すブ
ロック図である。
【図3】刺繍データ処理装置における刺繍データ作成処
理の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】刺繍データ処理装置における縫目データ展開処
理の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】刺繍データ処理装置における小矩形領域R
(x,y)と連結する小矩形領域の縫目展開処理の処理
手順を示すフローチャートである。
【図6】画像データを分割してできた小矩形領域R
(x,y)を示す図である。
【図7】勾配算出のためのマスク及びマスクの方向を説
明する図である。
【図8】小矩形領域に入る連結エッジ線図形及び連結エ
ッジ線図形の近似線分を説明する図である。
【図9】小矩形領域を埋める刺繍縫目の一例を示す図で
ある。
【図10】小矩形領域毎に算出された縫目方向と糸密度
及びそれらを使って作成した小矩形領域の刺繍縫目の一
例を示す図である。
【図11】隣り合う小矩形領域との間に重なりができる
刺繍縫目を示す図である。
【図12】小矩形領域毎に算出された縫目方向と左半領
域の糸密度と右半領域の糸密度及びそれらを使って作成
した小矩形領域の刺繍縫目の一例を示す図である。
【図13】小矩形領域を左半領域と右半領域とで異なる
糸密度で埋める刺繍縫目の一例を示す図である。
【図14】小矩形領域を左半領域と右半領域とで異なる
糸密度で埋める刺繍縫目の一例を示す図である。
【図15】エッジ抽出処理の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図16】小矩形領域の縫目方向算出処理の処理手順を
示すフローチャートである。
【図17】連結エッジ線図形の近似線分を説明する図で
ある。
【図18】画像データの一例を示す図である
【図19】画像データを基に作成した刺繍データの一例
を示す図である。
【図20】エッジが現れない小矩形領域における縫目方
向の算出方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 刺繍データ処理装置 2 CRTディスプレイ 3 キーボード 4 マウス 5 フロッピディスク装置 6 フラッシュメモリ装置 10 刺繍ミシン 14 ハードディスク装置 15 イメージスキャナ装置 16 CD−ROM装置 20 CPU

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の図柄を表す画像データに基づいて
    刺繍ミシンの動作に必要な刺繍データを作成する刺繍デ
    ータ処理装置であって、 前記画像データを小矩形領域に分割する第一の分割手段
    と、 前記第一の分割手段によって分割された小矩形領域毎に
    その小矩形領域を埋める刺繍縫目に展開し、それらの刺
    繍縫目を接続した前記所定の図柄の刺繍データを作成す
    る刺繍データ作成手段とを備えたことを特徴とする刺繍
    データ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像データからその画像の濃度が変
    化する領域であるエッジを検出するエッジ検出手段と、 前記小矩形領域を刺繍縫目で埋める際の縫目方向を、前
    記エッジに基づいて算出する縫目方向算出手段とをさら
    に備え、 前記刺繍データ作成手段は、前記縫目方向算出手段によ
    って算出された縫目方向に基づいて、前記小矩形領域を
    埋める刺繍縫目に展開するように構成されたことを特徴
    とする請求項1に記載の刺繍データ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記小矩形領域を刺繍縫目で埋める際の
    糸密度を、その小矩形領域の平均濃度に基づいて算出す
    る第一の糸密度算出手段をさらに備え、 前記刺繍データ作成手段は、前記第一の糸密度算出手段
    によって算出された糸密度に基づいて、前記小矩形領域
    を埋める刺繍縫目に展開するように構成されことを特徴
    とする請求項1もしくは2に記載の刺繍データ処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記小矩形領域を前記縫目方向算出手段
    によって算出された縫目方向に伸びる直線で二つの部分
    領域に分割する第二の分割手段と、 前記部分領域の平均濃度に基づいて、その部分領域を刺
    繍縫目で埋める際の糸密度を算出する第二の糸密度算出
    手段とをさらに備え、 前記縫目データ作成手段は、前記部分領域毎にそれら部
    分領域の糸密度に基づいて、前記各部分領域を埋める刺
    繍縫目に展開するように構成されたことを特徴とする請
    求項2に記載の刺繍データ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記刺繍データ作成手段は、隣り合う小
    矩形領域の間で刺繍縫目に重なりができるように、その
    小矩形領域を埋める刺繍縫目に展開するように構成され
    たことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
    刺繍データ処理装置。
  6. 【請求項6】 所定の図柄を表す画像データに基づいて
    刺繍ミシンの動作に必要な刺繍データを作成する刺繍デ
    ータ処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体であって、 前記画像データを小矩形領域に分割する第一の分割プロ
    グラムと、 前記第一の分割プログラムによって分割された小矩形領
    域毎にその小矩形領域を埋める刺繍縫目に展開し、それ
    らの刺繍縫目を接続した前記所定の図柄の刺繍データを
    作成する刺繍データ作成プログラムとを備えたことを特
    徴とする刺繍データ処理プログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記画像データからその画像の濃度が変
    化する領域であるエッジを検出するエッジ検出プログラ
    ムと、 前記小矩形領域を刺繍縫目で埋める際の縫目方向を、前
    記エッジに基づいて算出する縫目方向算出プログラムと
    をさらに備え、 前記刺繍データ作成プログラムは、前記縫目方向算出プ
    ログラムで算出された縫目方向に基づいて、前記小矩形
    領域を埋める刺繍縫目に展開することを特徴とする請求
    項6に記載の刺繍データ処理プログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記小矩形領域を刺繍縫目で埋める際の
    糸密度を、その小矩形領域の平均濃度に基づいて算出す
    る第一の糸密度算出プログラムをさらに備え、 前記刺繍データ作成プログラムは、前記第一の糸密度算
    出プログラムによって算出された糸密度に基づいて、前
    記小矩形領域を埋める刺繍縫目に展開することを特徴と
    する請求項6もしくは7に記載の刺繍データ処理プログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記小矩形領域を前記縫目方向算出プロ
    グラムで算出された縫目方向に伸びる直線で二つの部分
    領域に分割する第二の分割プログラムと、 前記部分領域の平均濃度に基づいて、その部分領域を刺
    繍縫目で埋める際の糸密度を算出する第二の糸密度算出
    プログラムとをさらに備え、 前記刺繍データ作成プログラムは、前記部分領域毎にそ
    れら部分領域の糸密度に基づいて、前記各部分領域を埋
    める刺繍縫目に展開することを特徴とする請求項7に記
    載の刺繍データ処理プログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記刺繍データ作成プログラムは、隣
    り合う小矩形領域の間で刺繍縫目に重なりができるよう
    に、その小矩形領域を埋める刺繍縫目に展開することを
    特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の刺繍デー
    タ処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
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