JPH11114915A - 木材圧縮成形金型 - Google Patents
木材圧縮成形金型Info
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- JPH11114915A JPH11114915A JP27728997A JP27728997A JPH11114915A JP H11114915 A JPH11114915 A JP H11114915A JP 27728997 A JP27728997 A JP 27728997A JP 27728997 A JP27728997 A JP 27728997A JP H11114915 A JPH11114915 A JP H11114915A
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Landscapes
- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 生産性良く木材を所望の圧縮率に圧縮しうる
ようにする。 【解決手段】 木材圧縮空間5を構成する上金型10と
下金型6の間に、上下方向へ伸縮動可能な液圧シリンダ
機構11を介装するようにしている。
ようにする。 【解決手段】 木材圧縮空間5を構成する上金型10と
下金型6の間に、上下方向へ伸縮動可能な液圧シリンダ
機構11を介装するようにしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木材圧縮成形金型
に関するものであり、よりくわしくは、生産性良く木材
を所望の圧縮率に圧縮しうるようにした木材圧縮成形金
型に関するものである。
に関するものであり、よりくわしくは、生産性良く木材
を所望の圧縮率に圧縮しうるようにした木材圧縮成形金
型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】木材を圧縮して、圧縮変形させた状態の
まま固定処理することができれば、木材の硬度が上昇す
るなどにより、木材の性質を変えることができる。
まま固定処理することができれば、木材の硬度が上昇す
るなどにより、木材の性質を変えることができる。
【0003】木材を圧縮する場合、一般に、プレスによ
る手段と、圧延による手段とが考えられる。
る手段と、圧延による手段とが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】プレスによって木材を
圧縮変形固定する場合、プレス荷重を掛けたままの状態
で長時間放置することによって木材を圧縮状態で固定す
ることができるので、満足の行く製品を作ることができ
る反面、木材が固定されるまでの間プレス装置がふさが
れてしまうため、生産性が悪くなるという問題がある。
圧縮変形固定する場合、プレス荷重を掛けたままの状態
で長時間放置することによって木材を圧縮状態で固定す
ることができるので、満足の行く製品を作ることができ
る反面、木材が固定されるまでの間プレス装置がふさが
れてしまうため、生産性が悪くなるという問題がある。
【0005】又、圧延によって木材を圧縮する場合、基
準寸法が3mや6mや9mなどという長尺の板材を圧延
ロールに通させるのが容易であるという利点がある反
面、木材の変形は金属材料のような塑性変形ではなく粘
弾性変形であるため、圧延ロール間のロールギャップを
出た木材は変形が徐々に回復してほとんど元の状態に戻
ってしまうことから、単に圧延ロールを通すだけでは高
い圧縮率をえることができなかった。そのため、圧延機
を複数スタンド設けて繰返し圧延することが行われてい
るが、このようにした場合でも、最終的に得られる圧縮
率は20%程度であり、木材全体の改質に必要な60%
以上の圧縮率をえるのには遠く及ばないという問題があ
る。
準寸法が3mや6mや9mなどという長尺の板材を圧延
ロールに通させるのが容易であるという利点がある反
面、木材の変形は金属材料のような塑性変形ではなく粘
弾性変形であるため、圧延ロール間のロールギャップを
出た木材は変形が徐々に回復してほとんど元の状態に戻
ってしまうことから、単に圧延ロールを通すだけでは高
い圧縮率をえることができなかった。そのため、圧延機
を複数スタンド設けて繰返し圧延することが行われてい
るが、このようにした場合でも、最終的に得られる圧縮
率は20%程度であり、木材全体の改質に必要な60%
以上の圧縮率をえるのには遠く及ばないという問題があ
る。
【0006】加えて、木材には、木目に方向性があった
り節があったりするため、実際に圧延ロールで圧延して
見ると、断面形状が矩形ではなく平行四辺形状になるな
ど幅方向に歪んでしまうので、矩形断面の圧縮木材をえ
ることが困難であることがわかり、製品歩留りの面から
の問題もある。
り節があったりするため、実際に圧延ロールで圧延して
見ると、断面形状が矩形ではなく平行四辺形状になるな
ど幅方向に歪んでしまうので、矩形断面の圧縮木材をえ
ることが困難であることがわかり、製品歩留りの面から
の問題もある。
【0007】本発明は、上述の実情に鑑み、生産性良く
木材を所望の圧縮率に圧縮しうるようにした木材圧縮成
形金型を提供することを目的とするものである。
木材を所望の圧縮率に圧縮しうるようにした木材圧縮成
形金型を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、木材圧縮空間
を構成する上下の金型間に、上下方向へ伸縮動可能な液
圧シリンダ機構を介装したことを特徴とする木材圧縮成
形金型にかかるものである。
を構成する上下の金型間に、上下方向へ伸縮動可能な液
圧シリンダ機構を介装したことを特徴とする木材圧縮成
形金型にかかるものである。
【0009】この場合において、液圧シリンダ機構が、
上下の金型間に内蔵されてもよい。
上下の金型間に内蔵されてもよい。
【0010】又、液圧シリンダ機構が、上下の金型間に
外付けされてもよい。
外付けされてもよい。
【0011】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
られる。
【0012】木材を上下の金型の木材圧縮空間へ収容
し、金型ごと木材を圧延またはプレスさせるようにす
る。
し、金型ごと木材を圧延またはプレスさせるようにす
る。
【0013】このように、金型ごと木材を圧延またはプ
レスさせることにより、木材を断面形状を歪めずに高い
圧縮率で圧縮固定することができる。
レスさせることにより、木材を断面形状を歪めずに高い
圧縮率で圧縮固定することができる。
【0014】又、金型を用いて木材を圧延またはプレス
させるようにしているので、金型を多数用意しておくこ
とにより、効率良く、木材を圧縮させることが可能とな
る。
させるようにしているので、金型を多数用意しておくこ
とにより、効率良く、木材を圧縮させることが可能とな
る。
【0015】さらに、強い力の得られる液圧シリンダ機
構を用いているので、金型の開閉などを確実に行わせる
ことが可能となる。
構を用いているので、金型の開閉などを確実に行わせる
ことが可能となる。
【0016】この場合において、液圧シリンダ機構は、
上下の金型間に内蔵させるようにしても、外付けにする
ようにしてもよい。
上下の金型間に内蔵させるようにしても、外付けにする
ようにしてもよい。
【0017】とくに、液圧シリンダ機構を、上金型と下
金型に対して外付けにすることにより、木材圧縮成形金
型の構造を簡略化して、木材圧縮成形金型の製造コスト
を下げることが可能となるとともに、液圧シリンダ機構
のメンテナンスを容易に行わせることができるようにな
る。
金型に対して外付けにすることにより、木材圧縮成形金
型の構造を簡略化して、木材圧縮成形金型の製造コスト
を下げることが可能となるとともに、液圧シリンダ機構
のメンテナンスを容易に行わせることができるようにな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例とともに説明する。
示例とともに説明する。
【0019】図1〜図4は、本発明の第一の実施の形態
である。
である。
【0020】長尺の木材1を全長に亘って収容可能で、
圧延機2(図3参照)やプレス3(図4参照)で圧縮さ
れうるようにした木材圧縮成形金型4を設ける。
圧延機2(図3参照)やプレス3(図4参照)で圧縮さ
れうるようにした木材圧縮成形金型4を設ける。
【0021】上記木材圧縮成形金型4は、内部に木材1
を収容して圧縮成形するための木材圧縮空間5を形成す
るほぼ凹形状をした下金型6と、下金型6に対して上方
から嵌合可能で、木材圧縮用凸部7と2つの下型嵌合用
外側構成部8とを連結部9で一体に連結してなる、Eの
字を90度時計回りに回転させた形状の上金型10とで
主に構成する。
を収容して圧縮成形するための木材圧縮空間5を形成す
るほぼ凹形状をした下金型6と、下金型6に対して上方
から嵌合可能で、木材圧縮用凸部7と2つの下型嵌合用
外側構成部8とを連結部9で一体に連結してなる、Eの
字を90度時計回りに回転させた形状の上金型10とで
主に構成する。
【0022】なお、木材圧縮空間5は、矩形に限らず任
意の断面形状とすることができる。
意の断面形状とすることができる。
【0023】さらに、上金型10と下金型6の間に、上
下方向へ伸縮動可能な液圧シリンダ機構11を介装す
る。この際、たとえば、液圧シリンダ機構11を、上金
型10と下金型6の間に内蔵させるようにする。なお、
液圧シリンダ機構11は、図2に示すように、木材圧縮
成形金型4の長手方向に対して、複数箇所設けるように
してもよい。
下方向へ伸縮動可能な液圧シリンダ機構11を介装す
る。この際、たとえば、液圧シリンダ機構11を、上金
型10と下金型6の間に内蔵させるようにする。なお、
液圧シリンダ機構11は、図2に示すように、木材圧縮
成形金型4の長手方向に対して、複数箇所設けるように
してもよい。
【0024】より具体的には、下金型6の上型嵌合用側
部構成部15の内部に上下方向へ延びるシリンダ空間を
形成し、シリンダ空間の内部に上下方向へ摺動可能にピ
ストン12を収容してピストン12の上下に二つの液圧
室13,14を形成し、かつ、ピストン12の上面に下
金型6の上型嵌合用側部構成部15の頂部を貫通して上
方へ延びるロッド16を突設し、ロッド16の先端を上
金型10の連結部9にネジ込みなどにより固定する。
部構成部15の内部に上下方向へ延びるシリンダ空間を
形成し、シリンダ空間の内部に上下方向へ摺動可能にピ
ストン12を収容してピストン12の上下に二つの液圧
室13,14を形成し、かつ、ピストン12の上面に下
金型6の上型嵌合用側部構成部15の頂部を貫通して上
方へ延びるロッド16を突設し、ロッド16の先端を上
金型10の連結部9にネジ込みなどにより固定する。
【0025】なお、上金型10の側にシリンダ空間を形
成し、シリンダ空間から下方へ延ばしたロッドの先端を
下金型6の側に固定するようにしてもよい。
成し、シリンダ空間から下方へ延ばしたロッドの先端を
下金型6の側に固定するようにしてもよい。
【0026】そして、上側の液圧室13に下金型6と上
金型10を通って外部へ連通する液通路17を形成し、
該液通路17にクイックジョイント18を接続可能なポ
ート19を形成し、同様に、下側の液圧室14に外部へ
連通する液通路20を形成し、該液通路20にクイック
ジョイント21を接続可能なポート22を形成する。
金型10を通って外部へ連通する液通路17を形成し、
該液通路17にクイックジョイント18を接続可能なポ
ート19を形成し、同様に、下側の液圧室14に外部へ
連通する液通路20を形成し、該液通路20にクイック
ジョイント21を接続可能なポート22を形成する。
【0027】さらに、タンク23とポンプ24を備えた
液供給路25を設け、液供給路25の先端を分岐して一
方の分岐流路部26を開閉弁27および前記クイックジ
ョイント18を介して前記上側の液圧室13のポート1
9に接続するとともに、他方の分岐流路部28を開閉弁
29および前記クイックジョイント21を介して前記下
側の液圧室14のポート22に接続する。
液供給路25を設け、液供給路25の先端を分岐して一
方の分岐流路部26を開閉弁27および前記クイックジ
ョイント18を介して前記上側の液圧室13のポート1
9に接続するとともに、他方の分岐流路部28を開閉弁
29および前記クイックジョイント21を介して前記下
側の液圧室14のポート22に接続する。
【0028】そして、分岐流路部26と分岐流路部28
との間に、下側の液圧室14から上側の液圧室13への
一方向にのみ作動液を流通可能とする逆止弁30および
開閉弁31を有するバイパス流路32を接続し、さら
に、前記一方の分岐流路部26に、開閉弁33を備えた
タンク23への戻り流路34を接続する。
との間に、下側の液圧室14から上側の液圧室13への
一方向にのみ作動液を流通可能とする逆止弁30および
開閉弁31を有するバイパス流路32を接続し、さら
に、前記一方の分岐流路部26に、開閉弁33を備えた
タンク23への戻り流路34を接続する。
【0029】なお、以上の液圧系統は、図1では片側の
液圧シリンダ機構11に対してのみ設けられるように描
かれているが、実際には、両側の液圧シリンダ機構11
に対して設けられる。
液圧シリンダ機構11に対してのみ設けられるように描
かれているが、実際には、両側の液圧シリンダ機構11
に対して設けられる。
【0030】さらに、図2に示すように、木材圧縮成形
金型4の長手方向の両端部に端部シール蓋35を取り付
ける。端部シール蓋35には、上金型10や下金型6か
ら突設された係止ピン36に嵌合する係止孔37が形成
されており、簡単に着脱が行いうるようになっている。
金型4の長手方向の両端部に端部シール蓋35を取り付
ける。端部シール蓋35には、上金型10や下金型6か
ら突設された係止ピン36に嵌合する係止孔37が形成
されており、簡単に着脱が行いうるようになっている。
【0031】より詳細には、上金型10と下金型6から
突設された係止ピン36には、抜け止め用の頭部38が
形成され、これに対応する端部シール蓋35の係止孔3
7には、頭部38を通す頭部通し孔39が側部に形成さ
れている。なお、下金型6の係止ピン36に対応する端
部シール蓋35の係止孔37は、上下方向へ延びる長孔
となっており、同様に頭部通し孔39も長孔となってい
る。
突設された係止ピン36には、抜け止め用の頭部38が
形成され、これに対応する端部シール蓋35の係止孔3
7には、頭部38を通す頭部通し孔39が側部に形成さ
れている。なお、下金型6の係止ピン36に対応する端
部シール蓋35の係止孔37は、上下方向へ延びる長孔
となっており、同様に頭部通し孔39も長孔となってい
る。
【0032】そして、木材圧縮成形金型4を圧延するた
めに、図3に示すような圧延機2を用意する。
めに、図3に示すような圧延機2を用意する。
【0033】圧延機2は、少くとも上下の一方に圧延ロ
ール40を備えていれば良く、図では、圧延ロール40
は、上側に設けるようにしている。
ール40を備えていれば良く、図では、圧延ロール40
は、上側に設けるようにしている。
【0034】そして、圧延ロール40に対する上下の反
対側には、たとえば、ローラテーブル41を設けるなど
する。
対側には、たとえば、ローラテーブル41を設けるなど
する。
【0035】又、上記圧延ロール40は、胴部42の外
周にゴムなどの弾性体による摩擦駆動用部材43を取り
付けるようにするのがよい。
周にゴムなどの弾性体による摩擦駆動用部材43を取り
付けるようにするのがよい。
【0036】なお、図中、44は圧延機2の出側に配設
されたガイド用縦ローラ、45は圧延機2の出側に配設
されたガイド用横ローラ、46は圧延機2の出側に配設
された、木材圧縮成形金型4ごと木材1を冷却するため
の冷却テーブル、47は冷却テーブル46へ給排される
冷却媒体である。
されたガイド用縦ローラ、45は圧延機2の出側に配設
されたガイド用横ローラ、46は圧延機2の出側に配設
された、木材圧縮成形金型4ごと木材1を冷却するため
の冷却テーブル、47は冷却テーブル46へ給排される
冷却媒体である。
【0037】あるいは、木材圧縮成形金型4をプレス加
工するため、図4に示すような、上下のスライド48,
49を有するプレス3を用意する。
工するため、図4に示すような、上下のスライド48,
49を有するプレス3を用意する。
【0038】つぎに、作動について説明する。
【0039】予め水を含ませるなどして含水量を調整さ
れた長尺の木材1を用意し、該長尺の木材1を木材圧縮
成形金型4に入れる。
れた長尺の木材1を用意し、該長尺の木材1を木材圧縮
成形金型4に入れる。
【0040】木材1を木材圧縮成形金型4に入れるに
は、液圧系統に設けられた開閉弁27,31を閉じ、開
閉弁29,33を開けてポンプ24を駆動し、タンク2
3の作動液を液供給路25、他方の分岐流路部28、液
通路20を介して下側の液圧室14へ供給するととも
に、上方の液圧室13の作動液を液通路17、戻り流路
34を介してタンク23へ戻させるようにする。これに
より、液圧シリンダ機構11が伸長動されて上金型10
と下金型6が開くので、下金型6の木材圧縮空間5に木
材1を収容させるようにする。
は、液圧系統に設けられた開閉弁27,31を閉じ、開
閉弁29,33を開けてポンプ24を駆動し、タンク2
3の作動液を液供給路25、他方の分岐流路部28、液
通路20を介して下側の液圧室14へ供給するととも
に、上方の液圧室13の作動液を液通路17、戻り流路
34を介してタンク23へ戻させるようにする。これに
より、液圧シリンダ機構11が伸長動されて上金型10
と下金型6が開くので、下金型6の木材圧縮空間5に木
材1を収容させるようにする。
【0041】そして、この状態で、木材圧縮成形金型4
の両端部に端部シール蓋35を取り付ける。すなわち、
上金型10から突設された係止ピン36の抜け止め用の
頭部38へ端部シール蓋35における対応する係止孔3
7の頭部通し孔39を通すとともに、下金型6から突設
された係止ピン36の抜け止め用の頭部38へ端部シー
ル蓋35における対応する係止孔37の頭部通し孔39
を通し、端部シール蓋35を側方へずらせるようにす
る。これにより、簡単に端部シール蓋35を取り付ける
ことが可能となる。
の両端部に端部シール蓋35を取り付ける。すなわち、
上金型10から突設された係止ピン36の抜け止め用の
頭部38へ端部シール蓋35における対応する係止孔3
7の頭部通し孔39を通すとともに、下金型6から突設
された係止ピン36の抜け止め用の頭部38へ端部シー
ル蓋35における対応する係止孔37の頭部通し孔39
を通し、端部シール蓋35を側方へずらせるようにす
る。これにより、簡単に端部シール蓋35を取り付ける
ことが可能となる。
【0042】こうして木材1が木材圧縮成形金型4に入
れられたら、木材圧縮成形金型4ごと木材1を図示しな
い炉で加熱し、木材1を高温状態とする。このようにす
ることにより、木材1に含ませた水分が蒸発されるの
で、木材圧縮成形金型4内の木材1は高圧状態となる。
れられたら、木材圧縮成形金型4ごと木材1を図示しな
い炉で加熱し、木材1を高温状態とする。このようにす
ることにより、木材1に含ませた水分が蒸発されるの
で、木材圧縮成形金型4内の木材1は高圧状態となる。
【0043】なお、木材1には木目が有り、蒸気は、木
目に沿って木材1の端部や側部から逃れようとするが、
木材1の端部には端部シール蓋35が取り付けられてい
るので、木材圧縮成形金型4の端部から蒸気が逃れるこ
とが防止される。
目に沿って木材1の端部や側部から逃れようとするが、
木材1の端部には端部シール蓋35が取り付けられてい
るので、木材圧縮成形金型4の端部から蒸気が逃れるこ
とが防止される。
【0044】こうして、木材圧縮成形金型4内の木材1
が高温高圧とされたら、木材圧縮成形金型4ごと木材1
を、図3の圧延機2へ通させ、圧延ロール40で木材圧
縮成形金型4に荷重を付与させるようにする。
が高温高圧とされたら、木材圧縮成形金型4ごと木材1
を、図3の圧延機2へ通させ、圧延ロール40で木材圧
縮成形金型4に荷重を付与させるようにする。
【0045】すると、木材圧縮成形金型4は、圧延ロー
ル40の圧延力により、上金型10と下金型6の嵌合深
さが深くなり、木材圧縮成形金型4内の木材1が高い圧
縮率で圧縮される。このとき木材1は、木材圧縮成形金
型4によって拘束されているため、断面形状が平行四辺
形状に歪んでしまうことが防止され、整った矩形断面に
圧縮される。なお、木材圧縮空間5を、矩形以外の断面
形状とした場合には、木材1はその形状となるように圧
縮される。
ル40の圧延力により、上金型10と下金型6の嵌合深
さが深くなり、木材圧縮成形金型4内の木材1が高い圧
縮率で圧縮される。このとき木材1は、木材圧縮成形金
型4によって拘束されているため、断面形状が平行四辺
形状に歪んでしまうことが防止され、整った矩形断面に
圧縮される。なお、木材圧縮空間5を、矩形以外の断面
形状とした場合には、木材1はその形状となるように圧
縮される。
【0046】この際、金属の圧延などの場合とは異な
り、木材圧縮成形金型4を構成する上金型10や下金型
6が変形するほどの荷重を掛ける訳ではないので、通常
の圧延ロールを用いると、圧延ロールと木材圧縮成形金
型4は線接触状態となって、圧延ロールと木材圧縮成形
金型4とが相対的にスリップすることとなる。なお、金
属の圧延で圧延ロールと圧延材とがスリップを起こさな
いのは、圧延材が変形して圧延ロール間にかみ込まれる
ことにより、両者が面接触状態となるためである。
り、木材圧縮成形金型4を構成する上金型10や下金型
6が変形するほどの荷重を掛ける訳ではないので、通常
の圧延ロールを用いると、圧延ロールと木材圧縮成形金
型4は線接触状態となって、圧延ロールと木材圧縮成形
金型4とが相対的にスリップすることとなる。なお、金
属の圧延で圧延ロールと圧延材とがスリップを起こさな
いのは、圧延材が変形して圧延ロール間にかみ込まれる
ことにより、両者が面接触状態となるためである。
【0047】そこで、本発明では、圧延ロール40とし
て、胴部42の外周にゴムなどの弾性体による摩擦駆動
用部材43を取り付けるようにして、摩擦駆動用部材4
3を弾性変形させることによって、圧延ロール40と木
材圧縮成形金型4とを面接触させ、両者のスリップを防
止させるようにしている。この際、木材圧縮成形金型4
に入れて木材1を圧縮するようにしているので、高精度
の圧延ロール40は必要なく、よって、圧延ロール40
を安価に製造することが可能となる。
て、胴部42の外周にゴムなどの弾性体による摩擦駆動
用部材43を取り付けるようにして、摩擦駆動用部材4
3を弾性変形させることによって、圧延ロール40と木
材圧縮成形金型4とを面接触させ、両者のスリップを防
止させるようにしている。この際、木材圧縮成形金型4
に入れて木材1を圧縮するようにしているので、高精度
の圧延ロール40は必要なく、よって、圧延ロール40
を安価に製造することが可能となる。
【0048】そして、圧延ロール40で木材圧縮成形金
型4に圧延荷重を掛ける際には、液圧系統に設けられた
開閉弁27,29,33を閉じて、開閉弁31を開けて
おくようにする。すると、下側の液圧室14の作動液
が、逆止弁30、開閉弁31を備えたバイパス流路32
を介して上側の液圧室13へと逃がされ、逆止弁30の
作用によって逆流することが阻止されることとなるの
で、圧延によって上金型10と下金型6の嵌合深さが深
くなるのに追従して液圧シリンダ機構11が収縮動さ
れ、かつ、収縮状態で保持されるようになる。これによ
り、圧延荷重がなくなっても木材圧縮成形金型4自体
で、木材1を圧縮状態に固定保持することが可能とな
る。
型4に圧延荷重を掛ける際には、液圧系統に設けられた
開閉弁27,29,33を閉じて、開閉弁31を開けて
おくようにする。すると、下側の液圧室14の作動液
が、逆止弁30、開閉弁31を備えたバイパス流路32
を介して上側の液圧室13へと逃がされ、逆止弁30の
作用によって逆流することが阻止されることとなるの
で、圧延によって上金型10と下金型6の嵌合深さが深
くなるのに追従して液圧シリンダ機構11が収縮動さ
れ、かつ、収縮状態で保持されるようになる。これによ
り、圧延荷重がなくなっても木材圧縮成形金型4自体
で、木材1を圧縮状態に固定保持することが可能とな
る。
【0049】しかも、液圧シリンダ機構11を用いたこ
とにより、上金型10と下金型6の嵌合深さを連続的に
変化させることが可能となるので、木材1の圧縮率を任
意に設定させることが可能となる。
とにより、上金型10と下金型6の嵌合深さを連続的に
変化させることが可能となるので、木材1の圧縮率を任
意に設定させることが可能となる。
【0050】あるいは、木材圧縮成形金型4ごと木材1
を、図4のプレス3の上下のスライド48,49の間で
プレスさせるようにしてもよい。
を、図4のプレス3の上下のスライド48,49の間で
プレスさせるようにしてもよい。
【0051】こうして、木材圧縮成形金型4内の木材1
が圧延またはプレスされたら、ガイド用縦ローラ44や
ガイド用横ローラ45によって木材圧縮成形金型4を冷
却テーブル46へ搬送し、冷却テーブル46で、冷却媒
体47を用いて木材圧縮成形金型4ごと木材1を冷却さ
せる。
が圧延またはプレスされたら、ガイド用縦ローラ44や
ガイド用横ローラ45によって木材圧縮成形金型4を冷
却テーブル46へ搬送し、冷却テーブル46で、冷却媒
体47を用いて木材圧縮成形金型4ごと木材1を冷却さ
せる。
【0052】これにより、高温によって溶けていた木材
1の樹脂分が冷えて固まるので、木材1は圧縮状態のま
ま固定されることとなる。
1の樹脂分が冷えて固まるので、木材1は圧縮状態のま
ま固定されることとなる。
【0053】さらに、木材圧縮成形金型4を所要の時間
放置し、木材1が圧縮状態で完全に固定されるように
し、木材1が完全に固定されたら、木材1を木材圧縮成
形金型4から取り出す。
放置し、木材1が圧縮状態で完全に固定されるように
し、木材1が完全に固定されたら、木材1を木材圧縮成
形金型4から取り出す。
【0054】そのためには、まず、木材圧縮成形金型4
の両端部から端部シール蓋35を取り外す。
の両端部から端部シール蓋35を取り外す。
【0055】より詳細には、端部シール蓋35を側方へ
ずらせ、上金型10から突設された係止ピン36の抜け
止め用の頭部38と端部シール蓋35における対応する
係止孔37の頭部通し孔39を位置合わせするととも
に、下金型6から突設された係止ピン36の抜け止め用
の頭部38と端部シール蓋35における係止孔37の頭
部通し孔39を位置合わせし、端部シール蓋35を取り
外すようにする。これにより、簡単に端部シール蓋35
を取り外すことが可能となる。
ずらせ、上金型10から突設された係止ピン36の抜け
止め用の頭部38と端部シール蓋35における対応する
係止孔37の頭部通し孔39を位置合わせするととも
に、下金型6から突設された係止ピン36の抜け止め用
の頭部38と端部シール蓋35における係止孔37の頭
部通し孔39を位置合わせし、端部シール蓋35を取り
外すようにする。これにより、簡単に端部シール蓋35
を取り外すことが可能となる。
【0056】こうして、端部シール蓋35を取り外した
ら、液圧シリンダ機構11を伸長動させて、上金型10
と下金型6を離反動させるようにする。
ら、液圧シリンダ機構11を伸長動させて、上金型10
と下金型6を離反動させるようにする。
【0057】より具体的には、液圧系統に設けられた開
閉弁27,31を閉じ、開閉弁29,33を開けてポン
プ24を駆動し、タンク23の作動液を液供給路25、
他方の分岐流路部28、液通路20を介して下側の液圧
室14へ供給するとともに、上方の液圧室13の作動液
を液通路17、戻り流路34を介してタンク23へと戻
させるようにする。これにより、液圧シリンダ機構11
が伸長動されて上金型10と下金型6が開くので、木材
圧縮成形金型4から圧縮状態で固定された木材1を、簡
単に取り出すことが可能となる。
閉弁27,31を閉じ、開閉弁29,33を開けてポン
プ24を駆動し、タンク23の作動液を液供給路25、
他方の分岐流路部28、液通路20を介して下側の液圧
室14へ供給するとともに、上方の液圧室13の作動液
を液通路17、戻り流路34を介してタンク23へと戻
させるようにする。これにより、液圧シリンダ機構11
が伸長動されて上金型10と下金型6が開くので、木材
圧縮成形金型4から圧縮状態で固定された木材1を、簡
単に取り出すことが可能となる。
【0058】この際、液圧シリンダ機構11を用いてい
るので、強い力で上金型10と下金型6を開かせること
が可能となり、確実に木材1を取り出させることが可能
となる。
るので、強い力で上金型10と下金型6を開かせること
が可能となり、確実に木材1を取り出させることが可能
となる。
【0059】このように、本発明によれば、木材圧縮成
形金型4ごと木材1を圧延機2やプレス3で圧縮させる
ようにすることにより、木材圧縮成形金型4を多数用意
しておくだけで、多量に木材1を圧縮処理することが可
能となる。
形金型4ごと木材1を圧延機2やプレス3で圧縮させる
ようにすることにより、木材圧縮成形金型4を多数用意
しておくだけで、多量に木材1を圧縮処理することが可
能となる。
【0060】図5は、本発明の第二の実施の形態であ
り、液圧シリンダ機構50を、上金型10と下金型6に
対して外付けにしたものである。
り、液圧シリンダ機構50を、上金型10と下金型6に
対して外付けにしたものである。
【0061】このように、液圧シリンダ機構50を、上
金型10と下金型6に対して外付けにすることにより、
木材圧縮成形金型4の構造を簡略化して、木材圧縮成形
金型4の製造コストを下げることが可能となるととも
に、液圧シリンダ機構50のメンテナンスを容易に行わ
せることができるようになる。
金型10と下金型6に対して外付けにすることにより、
木材圧縮成形金型4の構造を簡略化して、木材圧縮成形
金型4の製造コストを下げることが可能となるととも
に、液圧シリンダ機構50のメンテナンスを容易に行わ
せることができるようになる。
【0062】上記以外については、前記実施の形態と同
様の構成を備えており、同様の作用・効果をえることが
できる。
様の構成を備えており、同様の作用・効果をえることが
できる。
【0063】なお、本発明は、上述の実施の形態にのみ
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲内において種々変更を加えうることは勿論である。
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲内において種々変更を加えうることは勿論である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の木材圧縮
成形金型によれば、生産性良く木材を所望の圧縮率に圧
縮することができるという優れた効果を奏しうる。
成形金型によれば、生産性良く木材を所望の圧縮率に圧
縮することができるという優れた効果を奏しうる。
【図1】本発明の第一の実施の形態にかかる木材圧縮成
形金型の縦断面図である。
形金型の縦断面図である。
【図2】木材圧縮成形金型をほぼ側方から見た斜視図で
ある。
ある。
【図3】木材圧縮成形金型を圧延する圧延機の側面図で
ある。
ある。
【図4】木材圧縮成形金型をプレス加工するプレスの側
面図である。
面図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態にかかる木材圧縮成
形金型の縦断面図である。
形金型の縦断面図である。
5 木材圧縮空間 6 下金型 10 上金型 11,50 液圧シリンダ機構
フロントページの続き (72)発明者 新谷 定彦 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社技術研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 木材圧縮空間を構成する上下の金型間
に、上下方向へ伸縮動可能な液圧シリンダ機構を介装し
たことを特徴とする木材圧縮成形金型。 - 【請求項2】 液圧シリンダ機構が、上下の金型間に内
蔵された請求項1記載の木材圧縮成形金型。 - 【請求項3】 液圧シリンダ機構が、上下の金型間に外
付けされた請求項1記載の木材圧縮成形金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27728997A JPH11114915A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 木材圧縮成形金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27728997A JPH11114915A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 木材圧縮成形金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11114915A true JPH11114915A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17581471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27728997A Pending JPH11114915A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 木材圧縮成形金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11114915A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000013865A3 (en) * | 1998-09-09 | 2000-10-26 | An Sun Tae | A method and apparatus for increasing the hardness intensity of wood |
| JP2009107297A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Olympus Corp | 木材成形用金型 |
-
1997
- 1997-10-09 JP JP27728997A patent/JPH11114915A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000013865A3 (en) * | 1998-09-09 | 2000-10-26 | An Sun Tae | A method and apparatus for increasing the hardness intensity of wood |
| JP2009107297A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Olympus Corp | 木材成形用金型 |
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