JPH11115080A - 複合シート及びその製造方法並びに該複合シートを用いた吸収性物品 - Google Patents
複合シート及びその製造方法並びに該複合シートを用いた吸収性物品Info
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- JPH11115080A JPH11115080A JP9282094A JP28209497A JPH11115080A JP H11115080 A JPH11115080 A JP H11115080A JP 9282094 A JP9282094 A JP 9282094A JP 28209497 A JP28209497 A JP 28209497A JP H11115080 A JPH11115080 A JP H11115080A
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Abstract
ることができ、厚みが薄く、風合いや触感のよい複合シ
ート及びその製造方法を提供すること。また、柔らかさ
等の風合いや肌触りが向上した吸収性物品を提供するこ
と。 【解決手段】 本発明の複合シートは、基材シートの表
面に、ホットメルト樹脂が繊維状又は粒状に塗工され
て、樹脂層が形成されていることを特徴とする。また、
本発明の吸収性物品は、液透過性の表面材、液不透過性
の裏面材、及び該表面材と該裏面材との間に介在する吸
収体とを備え、上記裏面材として上記複合シートを用い
たことを特徴とする。
Description
の吸収性物品の裏面材等として有用な、薄くて風合いの
よい複合シート及びその製造方法に関する。また、本発
明は、該複合シートを用いた吸収性物品に関する。
使い捨ておむつ等の吸収性物品の最外層として、一面が
柔らかい、防漏且つ透湿のシートが広く用いられてい
た。かかるシートとしては、単一のシートでは得られな
かった防漏性、肌触り、透湿性等のすべての効果を満足
し得るシート開発の要望に応えるべく、以下に示すよう
な複合シートが開発されている。
下、「不織布等」という)とを貼り合わせた複合シート
が開発されており、具体的には、特開昭63−2123
57号公報において、特に良好なしなやかさと柔らかさ
を備えることを目的として、基材シート(例えば、ポリ
プロピレン又はポリエチレン等からなる液体不浸透薄
膜)と繊維とを、例えば、超音波接着装置、加熱エンボ
シング・ロール、接着剤等を用いて、該基材シートと該
繊維との間に離散した接着点を形成させるポイント接着
により貼り合わせた複合シートが提案されている。
うに、基材シートと不織布等とを貼り合わせる場合に
は、基材シート及び不織布等の巻出し装置、接着点の形
成装置等が必要となるため、製造工程が複雑になり、加
工性、生産性が悪いばかりでなく、コスト高にもなる。
特に、接着剤を用いて貼り合わせる場合には、接着剤の
塗工装置が必要となるため問題となる。また、基材シー
トと不織布等とを貼り合わせると、得られる複合シート
の厚みが大きくなり、これを使い捨ておむつ等の吸収性
物品に使用した場合に厚ぼったく感じることにより風合
いが低下するという問題もある。特に、接着剤を用いて
貼り合わせる場合には、得られる複合シートの厚みがそ
の接着剤によって更に厚くなるため、上記の問題が顕著
となる。更に、接着剤を用いない方法により基材シート
と不織布等との間に離散した接着点を形成させようとす
ると、接着剤を用いない分、高温で行う必要があり、得
られる複合シートにおける接着点部分が熱によって硬く
なったり、シートに熱で穴があいたりする。このため、
複合シートの風合いが悪くなり、これを使い捨ておむつ
等の吸収性物品に使用したときには、着用者に不快感を
与える等、装着感の低下を招く。尚、複合シートの厚さ
を薄くするために、接着剤を用いない方法により基材シ
ートと不織布等との全面に接着点を形成(全面接着)す
ることも考えられるが、この場合は、シートの熱による
ダメージが大きくなるばかりでなく、複合シートが硬く
なり、風合いが悪くなる。
び生産性がよく、低コストで製造することができ、厚み
が薄く、風合いや触感のよい複合シート及びその製造方
法を提供することにある。また、本発明の第2の目的
は、柔らかさ等の風合いや肌触りが向上した吸収性物品
を提供することにある。
した結果、基材シートの表面に、特定の塗工処理を施し
てなる複合シートが、上記第1の目的を達成し得ること
を知見した(第1の知見)。また、本発明者等は、上記
複合シートを裏面材として用いた吸収性物品が、上記第
2の目的を達成し得ることを知見した(第2の知見)。
たもので、基材シートの表面に、ホットメルト樹脂が繊
維状又は粒状に塗工されて、樹脂層が形成されているこ
とを特徴とする複合シートを提供するものである。
厚みが15〜100μmであり、上記ホットメルト樹脂
は、その溶融粘度が250℃で20000mPa・s以
下であり、上記ホットメルト樹脂の塗工量は、1〜50
g/m2 であり、上記ホットメルト樹脂の接着力は1c
N/25mm以下であり、上記樹脂層と上記基材シート
との合計厚みは200μm以下である、上記の複合シー
トを提供するものである。
方法であって、上記基材シートの表面に、上記ホットメ
ルト樹脂を塗工する塗工工程を具備し、該塗工工程は、
該ホットメルト樹脂を吐出するヘッドを有する塗工機に
より、該ヘッドが該基材シートに直接接触しないように
該ホットメルト樹脂を繊維状又は粒状にスプレー塗工す
ることにより行うことを特徴とする複合シートの製造方
法を提供するものである。
なされたもので、液透過性の表面材、液不透過性の裏面
材、及び該表面材と該裏面材との間に介在する吸収体と
を備えた吸収性物品において、上記裏面材として上記の
複合シートを用いたことを特徴とする吸収性物品を提供
するものである。
トの表面に、ホットメルト樹脂が繊維状又は粒状に塗工
されて、樹脂層が形成されていることを特徴とする。即
ち、本発明の複合シートは、基材シートに、ホットメル
ト樹脂を繊維状又は粒状に塗工するという簡便な操作で
得られるもので、従来の複合シートと異なり、基材シー
トの巻出し装置及び樹脂塗工装置を用いて実施される塗
工工程のみにより製造できるものである。このように、
本発明の複合シートは、その製造工程が簡便であるた
め、加工性、生産性が向上し、しかも低コスト化を実現
化したものである。また、本発明の複合シートは、上述
のように基材シート及び樹脂層のみから構成されている
ため、厚みが薄く、風合いや触感のよいものであり、特
に使い捨ておむつ等の吸収性物品に使用した場合に、柔
らかさ等の風合いや肌触りのよいものが得られる。
施形態を図面を参照して説明する。ここで、図1(a)
は、本発明の複合シートの好ましい一実施形態の構造を
示す斜視図である。また、図2(a)は、本発明の複合
シートの好ましい別の一実施形態の構造を示す斜視図で
ある。また、図1(b)及び図2(b)は、それぞれ図
1(a)及び図2(a)の拡大断面図である。
0は、基材シート21の表面に、ホットメルト樹脂が繊
維状に塗工され、多数の該ホットメルト樹脂の繊維から
なる樹脂層23が形成されている。上記樹脂層23にお
ける繊維(繊維状のホットメルト樹脂)の繊維径は、好
ましくは5〜100μmであり、更に好ましくは7〜5
0μmである。該繊維の繊維径が5μm未満であると、
塗工時に繊維が飛散してしまい、基材シート21表面に
のらなくなることがあり、100μmを超えると、複合
シートの風合いが低下することがある。尚、上記樹脂層
23は、上記基材シート21に上記ホットメルト樹脂が
溶融状態で接着して形成されているので、実質的には、
全て整った繊維状ではない。このため、上記繊維径は、
ホットメルト樹脂を塗工する際にできる繊維の繊維径と
その繊維を飛ばすためのエアー圧及びエアー温度とによ
り決定される。
好ましくは1〜50g/m2 であり、更に好ましくは5
〜40g/m2 である。
上記基材シート21との合計厚み(複合シート20の厚
み)が、好ましくは200μm以下、更に好ましくは2
0〜150μmである。該合計厚みが200μmを超え
ると、得られる複合シートを使い捨ておむつ等の吸収性
物品に用いた場合に、厚ぼったく感じたり、硬く感じた
りすることがある。なお、上記の「複合シートの厚み」
とは、後述の実施例においての記載する測定方法に準じ
て測定した厚みをいう。即ち、上記の複合シートの厚み
は、重りを載せたときの厚みであり、見かけ厚みa〔図
1(b)に示す〕とは異なる。しかし、本発明の複合シ
ートは、上述のように上記厚みが小さいため、その見か
け厚みaも小さいものである。
が接着しない点から、塗工後樹脂表面温度が常温に戻っ
た際に、べたつきがないのが良い。この指標としては、
接着力を用いることができ、該接着力は、べたつきがな
い点から、できる限り小さい(即ち、0cN/25m
m)ことが望まれ、1cN/25mm以下であることが
好ましい。該接着力が1cN/25mmより大きいと、
複合シートの表面にべたつきが生じ、複合シートを繰り
出すときにブロッキングが生じたり、これを吸収性物品
における裏面材として用いた場合に、該吸収性物品同士
が接着したり、べたつきのために風合いを損ねることが
ある。ここで、「接着力」とは、ホットメルト樹脂を本
発明の複合シートの作成と同様の塗工条件でシート状に
塗工した際のシート状のホットメルト樹脂の接着力であ
る。なお、該接着力の測定方法については後述する実施
例において詳述する。
1の表面に上記ホットメルト樹脂を塗工することによっ
て、多数の該ホットメルト樹脂の繊維から成る樹脂層2
3が形成された構造となっており、該ホットメルト樹脂
の繊維と該基材シート21との密着性は高いものであ
る。具体的には、後述の実施例に示す密着性の評価によ
り、ホットメルト樹脂の繊維面同士をくすり合わせても
繊維が脱落しない程の高い密着性を有するものである。
いて説明する。図2(a)及び(b)に示す複合シート
20’は、基材シート21の表面に、ホットメルト樹脂
が粒状に塗工され、多数の該ホットメルト樹脂の粒から
なる樹脂層23’が形成されている。上記樹脂層23’
における粒(粒状のホットメルト樹脂)の粒径は、好ま
しくは10〜300μm、更に好ましくは12〜200
μmである。該粒の粒径が10μm未満であると、粒子
が小さすぎて樹脂が飛散してしまい、基材シート表面に
のらなくなることがあり、300μmを超えると、複合
シートの風合いが低下したり、樹脂がボタ落ちしたりす
ることがある。尚、上記樹脂層23’は、上記樹脂層2
3と同様に、上記基材シート21に上記ホットメルト樹
脂が溶融状態で接着して形成されているので、実質的に
は、全て整った粒状ではない。このため、上記粒径は、
ホットメルト樹脂を塗工する際にできる粒の粒径とその
粒子を飛ばすためのエアー圧及びエアー温度とにより決
定される。
23’を構成するホットメルト樹脂の接着力、該樹脂層
23’を構成するホットメルト樹脂の粒と該基材シート
21との密着性は、上記樹脂層23の項において説明し
たことが同様に適用される。
(1)基材シート及び(2)ホットメルト樹脂について
それぞれ詳細に説明する。 〔(1)基材シート〕上記基材シートとしては、後述の
好ましい厚みを有し液不透過性のフィルム状シートが好
適に用いられる。また、該基材シートとしては、透湿シ
ート及び非透湿シートの何れをも用いることができる。
これらの基材シートのうち、透湿シートは水蒸気を発散
させ易いので、該透湿シートを有する複合シートを後述
するように使い捨ておむつの裏面材として用いると、お
むつ内部のムレやそれに伴う着用者の肌のかぶれが効果
的に防止される。以下、これら透湿シート及び非透湿シ
ートについてそれぞれ説明する。
トとして用いられる透湿シートは、その透湿量が好まし
くは0.5〜4g/(100cm2 ・h)であり、更に
好ましくは1.0〜2.5g/(100cm2 ・h)で
ある。上記透湿量が0.5g/(100cm2 ・h)に
満たないと、本発明の複合シートを後述するように使い
捨ておむつ等の吸収性物品の裏面材として用いる場合
に、おむつ内部のムレやそれに伴う着用者の肌のかぶれ
を十分に防止することができず、4g/(100cm2
・h)を超えると尿等の液体の漏れが懸念される。な
お、上記透湿量は、JIS Z 0208に従って測定
した値である。
しくは15〜100μmであり、更に好ましくは15〜
60μmである。上記厚みが15μmに満たないと該透
湿シートの製造時に厚みの制御が困難になる。また上記
ホットメルト樹脂を塗工する際に熱で穴があいたり、使
い捨ておむつ等の吸収性物品の製造時に破れやすくな
る。一方、上記厚みが100μmを超えると、柔らかさ
等の風合いや肌触りが低下する。
が、製造時の厚みの制御が困難になる点及び風合いや肌
触りの点から15〜100g/m2 であることが好まし
く、15〜60g/m2 であることが更に好ましい。
多孔性シートであることが好ましい。該多孔性シート
は、当業界において公知の方法、例えば、ポリオレフィ
ン樹脂に充填剤を混練りし、溶融成型加工して得られた
フィルム又はシートを一軸又は二軸延伸することによっ
て得られる。
ば、エチレン、プロピレン、ブテン等のモノオレフィン
重合体及び共重合体を主成分とするものが用いられる。
例えば、上記ポリオレフィン樹脂として、高密度ポリエ
チレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、結晶性エチレン−プロピレンブロ
ック共重合体、ポリブテン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体及びこれらの混合物が挙げられ、なかでも、線状低
密度ポリエチレンがしなやかで強靱であることから望ま
しい。
剤が用いられる。無機充填剤としては、炭酸カルシウ
ム、セッコウ、タルク、カーボンブラック、クレー、カ
オリン、シリカ、珪藻土、炭酸マグネシウム、炭酸バリ
ウム、硫酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、リン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化亜
鉛、水酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化マグネ
シウム、酸化チタン、アルミナ、マイカ、アスベスト
粉、シラスバルーン、ゼオライト、珪酸白土、セメン
ト、シリカフューム、雲母粉等が好ましい。一方、有機
充填剤としては、木粉、石炭粉、パルプ粉等が用いられ
る。これらの充填剤は単独で用いてもよく又は混合物と
して用いてもよい。
あることが好ましく、10μm以下であることが更に好
ましく、0.5μm〜5μmであることが最も好まし
い。上記充填剤は、上記ポリオレフィン樹脂への均一分
散性の点から表面処理されていることが好ましい。該表
面処理には、脂肪酸又はその金属塩などの、表面を疎水
化し得るものが好ましく用いられる。上記充填剤の配合
割合は、上記ポリオレフィン樹脂100重量部に対して
50〜250重量部であることが好ましい。
シートの各種性能を向上させる目的で種々の第三成分を
配合することができる。例えば、上記多孔性シートの延
伸方向の引き裂き強度及び横方向の引張応力を向上させ
る目的で、オレフィン系の低融点ポリマー、液状若しく
はワックス状炭化水素重合体、ゴム状物(例えば、天然
ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴムなど)、オレフ
ィン系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラ
ストマー、又は可塑剤などを添加することができる。
上させ、しかも低延伸倍率でも連続孔を該多孔性シート
に形成せしめることを目的として、トリグリセライドを
上記ポリオレフィン樹脂100重量部に対して好ましく
は1〜100重量部配合することができる。トリグリセ
ライドを構成する脂肪酸は、炭素数が2〜30の飽和又
は不飽和の脂肪酸であることが好ましい。同じ目的で、
塩化パラフィンを第三成分として用いることもできる。
この場合には、塩素含有量が好ましくは1〜65重量%
の塩化パラフィン、更に好ましくは35〜55%の塩化
パラフィンが用いられる。この様な塩化パラフィンは、
公知の方法、例えば、溶融固形パラフィン、nパラフィ
ン又は固形パラフィンの四塩化炭素溶液に塩素ガスを通
すことによって製造される。塩化パラフィンの配合割合
は、上記ポリオレフィン樹脂100重量部に対して1〜
100重量部であることが好ましい。また、同じ目的
で、一塩基酸と一価アルコールとからなるモノエステ
ル、及び多塩基酸と多価アルコールとからなるポリエス
テルの混合物を用いることができる。上記モノエステル
としては、例えば、炭素数10以上のモノカルボン酸等
の一塩基酸と炭素数10以上のモノアルコール等の一価
アルコールとから脱水縮合して得られるエステルが挙げ
られるが、好ましくは分子量が240以上のモノエステ
ル、更に好ましくは分岐炭化水素鎖を含む炭素数20以
上のモノエステルが用いられる。一方、上記ポリエステ
ルとしては、例えば、ジカルボン酸、トリカルボン酸又
はテトラカルボン酸等の多塩基酸と、ジオール類、トリ
メチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタ
エリスリトール、ソルビトール又はシュークローズ等の
多価アルコールとから脱水縮合して得られるポリエステ
ルであって合計炭素数が50以上のものが挙げられる。
上記モノエステル及び上記ポリエステルの混合物の配合
割合は、上記ポリオレフィン樹脂100重量部に対して
5〜50重量部であることが好ましい。なお、上記モノ
エステルは、得られる多孔性シートの透湿性及びタテ裂
け強度の向上に寄与し、上記ポリエステルは透湿性及び
外観の向上に寄与していると考えられる。更に、同じ目
的で、多塩基酸と一価アルコールとからなるポリエスル
テルA、及び多塩基酸と多価アルコールとからなるポリ
エステルBの混合物を用いることができる。上記ポリエ
ステルAとしては、例えば、ジカルボン酸、トリカルボ
ン酸又はテトラカルボン酸等の多塩基酸と、一価アルコ
ールとから脱水縮合して得られるジエステル、トリエス
テル又はテトラエステルであって合計炭素数が30以上
のものが挙げられる。これらのうち、ケン化価が230
以下であるジエステルが好ましく、炭素数が16以上の
分岐一価アルコールを含むジエステルが更に好ましい。
一方、上記ポリエステルBとしては、例えば、ジカルボ
ン酸、トリカルボン酸又はテトラカルボン酸等の多塩基
酸と、ジオール類、トリメチロールプロパン、ペンタエ
リスリトール、ジペンタエリスリトール、ソルビトール
又はシュークローズ等の多価アルコールとから、脱水縮
合して得られるポリエステルであって合計炭素数が50
以上のものが挙げられる。上記ポリエスルテA及び上記
ポリエステルBの混合物の配合割合は、上記ポリオレフ
ィン樹脂100重量部に対して5〜50重量部であるこ
とが好ましい。
な風合いと良好な透湿防漏性とを維持した上で、タテ裂
け強度を向上させる目的で、合計炭素数38以上のモノ
エステルであって該モノエステルを構成する酸及びアル
コールの少なくとも一方が分岐状であるものを用いるこ
とができる。具体的なモノエステルとしては、2−デシ
ルテトラデシルステアレート、2−オクタデシルベヘネ
ート、及びα−分岐脂肪酸(C18〜40)とモノアル
コール(C6〜36)とのエステル(合計炭素数38以
上)等が挙げられる。上記モノエステルの配合割合は、
上記ポリオレフィン樹脂100重量部に対して5〜50
重量部であることが好ましい。また、上記目的及びシー
ト外観を向上させる目的で、側鎖を有する炭化水素重合
体及びポリエステルの混合物を用いることができる。側
鎖を有する上記炭化水素重合体としては、ポリα−オレ
フィン類であって炭素数4以上の側鎖を有するオリゴマ
ー領域のものが好ましい。この他に、エチレン−プロピ
レンの共重合体、例えば三井石油化学工業(株)製の商
品名ルーカントやそのマレイン酸誘導体、イソブチレン
の重合体、例えば出光石油化学工業(株)製の商品名ポ
リブテンHV−100、又はブタジエン、イソプレンの
オリゴマー及びその水添物や、これらから誘導される誘
導体を用いることもできる。一方、上記ポリエステルと
しては、例えば、多塩基酸又は多価アルコールを構成成
分とするポリエステルが用いられる。好ましいポリエス
テルの例としては、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、硬化ヒマ
シ油のエチレンオキシド付加物、グリコール類とダイマ
ー酸とのポリエステル、トリメチロールプロパン・ダイ
マー酸・ステアリン酸から得られるヘキサエステル、ト
リメチロールプロパン・アジピン酸・ステアリン酸から
得られるヘキサエステルなどが挙げられる。側鎖を有す
る上記炭化水素重合体と上記ポリエステルとの配合重量
比は3/7〜7/3が好ましいが、用途に応じた透湿
性、タテ裂け強度、外観の要望レベルに従って1/9〜
9/1の範囲で自由に選ぶことができる。側鎖を有する
上記炭化水素重合体及び上記ポリエステルの混合物の配
合割合は、上記ポリオレフィン樹脂100重量部に対し
て5〜50重量部であることが好ましい。
性ポリオレフィン樹脂と、ロ)該結晶性ポリオレフィン
樹脂の溶融下で該結晶性ポリオレフィン樹脂と混和性が
あり且つ該結晶性ポリオレフィン樹脂の結晶化温度以下
では相分離する有機化合物とを含む混合物からシートを
形成し、該シートを少なくとも一軸方向に延伸すること
によって得られる多孔性シートも好ましく用いることが
できる。
ポリプロピレン、ポリプロピレンとプロピレン−エチレ
ン共重合体とのブレンド、又はポリプロピレンとポリエ
チレンとのブレンド等を好ましく用いることができる。
また、上記有機化合物としては、鉱物油、合成潤滑油、
パラフィンワックス、又は脂肪族カルボン酸と多価アル
コールのエステル等を好ましく用いることができる。
機化合物の配合量は、それぞれ、上記結晶性ポリオレフ
ィン樹脂が50〜90重量部であり、上記有機化合物が
50〜10重量部であることが好ましい。また、多孔性
シートに、結晶核形成剤等の各種添加剤を配合すること
も好ましい。該添加剤は、上記結晶性ポリオレフィン樹
脂及び上記有機化合物の混合物100重量部に対して
0.01〜3重量部配合されることが好ましく、0.0
5〜1重量部配合されることが更に好ましい。
化合物とを含む混合物から形成されたシートを延伸する
際の延伸倍率は、好ましくは少なくとも一軸方向に1.
2〜5倍(面積比)であり、更に好ましくは1.2〜3
倍である。
基材シートとして用いられる非透湿シートについて説明
する。尚、該非透湿シートに関しては、上記透湿シート
と異なる点についてのみ説明し、特に説明しない点につ
いては上記透湿シートに関して詳述した説明が適宜適用
される。上記非透湿シートとしては、ポリオレフィン樹
脂を主成分とし、これに顔料や、充填材を配合して混合
し、Tダイ成形機やインフレーション成形機によって成
膜して得られる非透湿性で且つ液体不透過性の一般的な
シートが挙げられる。該非透湿シートは、ポリエチレン
系樹脂をベースにしたものが好ましく、その坪量は、1
0〜50g/m2 であるのが好ましい。
ルト樹脂としては、1cN/25mm以下の接着力及び
基材シートとの高い密着性を確保するために、ベースポ
リマーとして、スチレン系ブロック共重合体、アモルフ
ァスポリアルファオレフィン(以下、単に「APAO」
ともいう)系樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体又は
天然ゴムを含有する樹脂組成物が好ましく用いられる。
尚、本明細書において、「ホットメルト樹脂」とは、樹
脂成分のみからなる場合、及び樹脂成分に添加成分を添
加してなる樹脂組成物の場合の両方を意味する。ここ
で、上記スチレン系ブロック共重合体としては、スチレ
ンブタジエンゴム(SBR)、スチレン・ブタジエン・
スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン・イソ
プレン・スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレ
ン・エチレン・ブチレン・スチレンブロック共重合体
(SEBS)、スチレン・エチレン・プロピレン・スチ
レンブロック共重合体(SEPS)等が挙げられる。ま
た、上記APAO系樹脂としては、従来公知のものを特
に制限なく用いることができ、例えば、プロピレン・エ
チレン共重合体、プロピレン・ブテン−1共重合体、プ
ロピレン・ヘキセン共重合体を用いることができる。こ
れらのAPAOは、例えば、宇部レキセン社製のウベタ
ック、及びイーストマンコダック社製のイーストフレッ
クス等の商品名で市販されている。また、該APAOと
して、プロピレン・エチレン・ブテン−1三元共重合体
を用いることもできる。また、該三元共重合体は、ヒュ
ルツ社よりベストプラストの商品名で市販されている。
また、上記エチレン・酢酸ビニル共重合体及び上記天然
ゴムも、従来公知のものを制限無く用いられる。
マーに加えて、粘着付与剤、軟化剤、酸化防止剤及びワ
ックス等の添加成分を更に含有する樹脂組成物であって
も良い。ここで、上記粘着付与剤としては、常温で固体
のものを好ましく用いることができ、例えば、C5系石
油樹脂、C9系石油樹脂、ジシクロペンタジエン系石油
樹脂、ロジン系石油樹脂、ポリテルペン樹脂、テルペン
フェノール樹脂等が挙げられる。具体的には、〔クリア
ロン〕(商品名、安原化学製)等の水添テルペン樹脂、
〔アルコン〕(商品名、荒川化学製)等の水添芳香族石
油樹脂等が挙げられる。上記粘着付与剤の配合量は、上
記ベースポリマー100重量部に対して10〜50重量
部であることが好ましい。また、上記軟化剤としては、
例えば、軟化点が10℃以下で平均分子量が200〜7
00のプロセスオイル、鉱油、各種可塑剤、ポリブテ
ン、及び液状粘着付与樹脂等が好ましく挙げられる。具
体的には、「シェルフレックス」(商品名、シェル化学
製)、「PW−90」(商品名、出光興産製)等のパラ
フィン系オイル、テトラオクチルピロメリテート、ジド
デシルフタレート及びトリオクチルトリメリテート等の
エステル系オイル等が挙げられる。上記軟化剤の配合量
は、上記ベースポリマー100重量部に対して20〜1
00重量部であることが好ましい。また、上記酸化防止
剤としては、例えば、「イルガノックス1010」(商
品名、チバガイギー(株)製)、「イルガノックス10
76」(商品名、チバガイギー(株)製)、「スミライ
ザーGM」(商品名、住友化学(株)製)等が好ましく
挙げられる。上記酸化防止剤の配合量は、上記ベースポ
リマー100重量部に対して0.1〜3重量部であるこ
とが好ましい。また、上記ワックスとしては、パラフィ
ンワックスやマイクロクリスタリンワックス等が用いら
れる。該パラフィンワックスとしては、HNP−3、H
NP−5、HNP−9(日本精蝋社製)等が挙げられ、
該マイクロクリスタリンワックスとしては、Hi−Mi
c−3090、Hi−Mic−1080(日本精蝋社
製)等が挙げられる。上記ワックスの配合量は、上記ベ
ースポリマー100重量部に対して20〜100重量部
であることが好ましい。特に、上記樹脂組成物として、
上記ベースポリマーに上記ワックスを添加した樹脂組成
物を用いることにより、複合シートの表面の接着力を小
さくし、この複合シートを吸収性物品に用いた場合に裏
面材のべたつきを除去すことができるため好ましい。
25mm幅以下の接着力及び基材シートとの高い密着性
を確保するために、ポリオレフィン樹脂の単体又はその
ブレンド物も好ましく用いられる。該ポリオレフィン樹
脂としては、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチ
レン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アク
リル酸エチル共重合体、及びエチレン・メタクリル酸共
重合体等が用いられる。
250℃で好ましくは20000mPa・s以下であ
り、更に好ましくは250℃で10000mPa・s以
下である。該溶融粘度が250℃で20000mPa・
sより大きいと、基材シートにホットメルト樹脂を塗工
する際に、該樹脂が繊維状又は粒状にならなかったり、
ボタ落ちが生じたりするおそれがある。
好ましくは1〜50g/m2 であり、更に好ましくは1
〜30g/m2 である。上記塗工量が1g/m2 に満た
ないと、ホットメルト樹脂の量が少ないためにシート表
面の風合いが改善されないことがある。上記塗工量が5
0g/m2 を超えると、得られる複合シートが硬くな
り、風合いを損なうともに、透湿シートに塗工した場合
は、その透湿量が低下することがある。
樹脂を塗工する際の塗工方式としては、複合シートの表
面の風合いを良くするために、該ホットメルト樹脂を吐
出するヘッドを有する塗工機により、該ヘッドが該基材
シートに直接接触しないように該ホットメルト樹脂を繊
維状又は粒状にスプレー塗工する塗工方式が好ましい。
スプレー塗工することにより、ホットメルト樹脂が繊維
状又は粒状になり、該ホットメルト樹脂の繊維又は粒か
らなる樹脂層が形成されるため、風合いの良い複合シー
トが得られる。
シートの表面にホットメルト樹脂が繊維状又は粒状に塗
工されて、樹脂層が形成されている構成になされている
ため、加工性及び生産性がよく、低コストで製造するこ
とができ、厚みが薄く、風合いや触感のよいものであ
る。従って、本発明の複合シートは、表面材と裏面材と
両材間に介在する吸収体とを具備する使い捨ておむつ等
の吸収性物品における該裏面材、介護用の使い捨てシー
ツ等の衛生材料や衣料用素材又は雨具や簡易ジャンパ等
として有用である。
方法について図3を参照して説明する。ここで、図3
は、図1(a)に示す複合シート20の好ましい製造方
法に用いられる装置を示す概略図である。上記複合シー
ト20の好ましい製造方法は、基材シート21の表面
に、ホットメルト樹脂22を塗工する塗工工程を具備
し、該塗工工程は、該ホットメルト樹脂22を吐出する
ヘッド33を有する塗工機(メルトブローンスプレー塗
工機)32により、該ヘッド33が該基材シート21に
直接接触しないように該ホットメルト樹脂22を繊維状
にスプレー塗工することにより行われる。
ート21の巻取31から巻き出された基材シート21の
一面上に、上記塗工機32を用いて該塗工機32のヘッ
ド33から上記ホットメルト樹脂22を繊維状に吹き出
させ、繊維状の塗工パターンでスプレー塗工することに
より行われる。このとき、スプレー塗工は、該ヘッド3
3が直接該基材シート21に接触しないようにして(ヘ
ッド33と基材シート21との距離が好ましくは30〜
200cm)行われる。ここで、上記ホットメルト樹脂
22の塗工温度は、その溶融粘度が20000mPa・
s以下に設定することが好ましく、具体的には140〜
250℃、特に140〜230℃であることが好まし
い。また、上記ホットメルト樹脂22の塗工速度は、好
ましくは10〜300m/min.であり、更に好まし
くは30〜250m/min.である。また、上記塗工
機32におけるホットエアー温度は、好ましくは160
〜300℃であり、更に好ましくは160〜250℃で
あり、また圧力は、好ましくは0.05〜5MPaであ
り、更に好ましくは0.1〜4MPaである。次いで、
必要に応じ上記塗工工程以外の工程、例えば熱風等によ
り乾燥させる乾燥工程等を行い、上記基材シート21上
に樹脂層23が形成された複合シート20を得る。
も、上記複合シート20の好ましい製造方法に準じて製
造することができる。即ち、上記複合シート20’は、
上記ホットメルト樹脂22を粒状にスプレー塗工するこ
と、具体的には、上記ホットメルト樹脂22を粒状に吹
き出させ、粒状の塗工パターンでスプレー塗工すること
以外は、上記複合シート20と同様にして製造すること
ができる。
基材シートの表面に、上記ホットメルト樹脂を塗工する
塗工工程を具備し、該塗工工程は、該ホットメルト樹脂
を吐出するヘッドを有する塗工機により、該ヘッドが該
基材シートに直接接触しないように該ホットメルト樹脂
を繊維状又は粒状にスプレー塗工してなるものであるこ
とが好ましい。
用いた本発明の吸収性物品の好ましい実施形態を図4を
参照して説明する。ここで、図4は本発明の吸収性物品
の好ましい一実施形態としての使い捨ておむつを示す斜
視図である。
は、液透過性の表面材2と、液不透過性の裏面材3と、
これらの間に介在する吸収体(図示せず)とを備え、腹
側ウエスト部5及び背側ウエスト部5’に、上記表面材
2と上記裏面材3とこれらの間に介在する第1弾性部材
6とから構成されるウエストギャザー7、7’が設けら
れてなる。上記腹側ウエスト部5及び背側ウエスト部
5’は、上記吸収体の前後端部の周囲に位置するように
配置されている。
は、それぞれ上記表面材2と上記裏面材3とこれらの間
に介在された第2弾性部材8とからなるレッグギャザー
9、9’が形成されている。
向両側部には、該おむつ1の装着時に上記腹側ウエスト
部5と背側ウエスト部5’とを止着するためのファスニ
ングテープ10、10’が配設されている。また、上記
おむつ1の腹側ウエスト部5における上記裏面材3の表
面には、上記ファスニングテープ10、10’の被貼着
部としてのランディングテープ11が配設されており、
上記ファスニングテープ10、10’が、上記ランディ
ングテープ11に止着するように構成されている。
部分が縊れており、砂時計状に湾曲して形成されてい
る。そして、上記吸収体の周囲に位置する腹側ウエスト
部5及び背側ウエスト部5’並びに左右のレッグ部にお
いては、それぞれ第1弾性部材6及び第2弾性部材8が
上記表面材2と上記裏面材3との間に張設されており、
上記第1弾性部材6及び第2弾性部材8が自由状態で収
縮して図4に示すように、ウエストギャザー7、7’及
びレッグギャザー9、9’を形成して、着用者のウエス
ト部及び股下部にフィットし得るように構成されてい
る。
明すると、上記表面材2としては、排泄物を上記吸収体
へ透過させる液透過性シートであって、肌着に近い感触
を有したものが好ましい。このような液透過性シートと
しては、例えば、織布、不織布及び多孔性フィルム等が
好ましく挙げられる。また、上記表面材2の周縁にシリ
コン系油剤、パラフィンワックス等の疎水性化合物を塗
布する方法や、予めアルキルリン酸エステルのような親
水性化合物を全体に塗布し、周縁を温水で洗浄する方法
等により、上記表面材2の周縁部に撥水処理を施し、該
周縁部における尿等の滲みによる漏れを防止したものも
好ましく用いることができる。
する上記吸収体としては、解繊パルプを主材として、更
に高分子吸水ポリマーを併用したものや、熱可塑性樹
脂、セルロース繊維及び高分子吸水ポリマーの混合物に
熱処理を施したもの等を用いることが好ましい。また、
高分子吸水ポリマーとパルプとを混合したものを用いて
もよい。この場合、上記高分子吸水ポリマーは、吸収体
の上層、中層及び下層の何れの位置に存在していてもよ
い。上記高分子吸水ポリマーとしては、自重の20倍以
上の液体を吸収して保持し得る保持性能を有し、ゲル化
する性能を有する粒子状のものが好ましい。このような
高分子吸水ポリマーとしては、例えば、デンプン−アク
リル酸(塩)グラフト共重合体、デンプン−アクリロニ
トリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチ
ルセルロールの架橋物、アクリル酸(塩)重合体等が好
ましく挙げられる。
性部材6及び上記レッグギャザー9、9’用の第2弾性
部材8としては、糸ゴム、平ゴム、フィルムタイプのゴ
ムあるいはフィルム状の発泡ポリウレタン等が好ましく
用いられる。
むつ1においては、上記裏面材として上記複合シート2
0が用いられている。上記使い捨ておむつ1において
は、上記複合シート20における上記樹脂層23の側
が、該使い捨ておむつ1の外方を向くように用いられて
いる。その結果、上記使い捨ておむつは、上記樹脂層2
3の有する不織布様(布様)の風合いに起因して、柔ら
かさ等の風合いや肌触りが向上したものとなる。しか
も、上記複合シート20における上記基材シート21と
して透湿シートを用いた場合には、該透湿シートを介し
ておむつ内部の蒸気が外部へ放出されるので、おむつ内
部のムレやそれに伴う着用者の肌のかぶれが防止され
る。
造方法は特に制限されず、例えば、下記の方法等が挙げ
られる。即ち、図3に示す装置を用いて上述の如く得ら
れた複合シート20を、ワンダー(図示せず)により巻
き取る。巻き取られた上記複合シートは、使い捨ておむ
つを製造する通常の工程において巻き出されて使用さ
れ、図4に示す使い捨ておむつが製造される。なお、上
記使い捨ておむつの製造方法に関して特に詳述しなかっ
た点については、従来の使い捨ておむつの製造方法に関
する説明が適宜適用される。
をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明
は、上記実施形態に制限されるものではなく、種々の変
更態様を包含するものである。例えば、図1(a)に示
す実施形態の複合シート20においては、上記ホットメ
ルト樹脂22が塗工されて、形成された樹脂層23を有
する上記基材シート21の他方の面上に、該ホットメル
ト樹脂22と同一の若しくは異なる種類のホットメルト
樹脂を塗工してなる構造の複合シートとなしてもよい。
また、図1(a)に示す実施形態の複合シート20にお
いては、肌触りや外観が悪くなるのを防止するため、上
記ホットメルト樹脂22が、上記基材シート21上に連
続的に塗工されていてることが必要である。即ち。上記
基材シート21上に該ホットメルト樹脂22が塗工され
て、多数の該ホットメルト樹脂22の繊維が該基材シー
ト21上の全面に形成されていなければならない。ま
た、上記複合シートは、防水衣料、防水カバー及び包装
材料等の肌触りや風合い及び防水性が要求される用途、
特に透湿性が要求される用途に用いることもできる。
捨ておむつであるが、本発明の吸収性物品は、パンツ型
の使い捨ておむつにも同様に適用できる。また、本発明
の吸収性物品は、使い捨ておむつに限られず、生理用ナ
プキン及び失禁パッド等にも同様に適用できる。
び吸収性物品の有効性を例示する。しかしながら、かか
る実施例は本発明の範囲を何ら制限するものではない。
記製造方法により得られた透湿シート上に、下記調製方
法により得られたホットメルト樹脂を、メルトブローン
スプレー法(ホットエアー温度190℃、圧力0.18
MPa)にて繊維状に塗工し(塗工量15g/m2 、塗
工温度170℃、塗工速度30m/min.)、複合シ
ートとした。
エチレン〔ウルトゼックス2520F、三井石油化学工
業(株)製〕100重量部、及び表面処理炭酸カルシウ
ム(平均粒径;1μm)150重量部に、表1に示す組
成及び物性値を有するエステル10重量部を添加し、二
軸スクリュー型混練機で混練しペレットを作成した。得
られたペレットをインフレーション成形機に供給し、厚
さ80μmのインフレーションシートを成形した。得ら
れたシートをロール延伸機を用いて延伸温度50℃で延
伸倍率2.3倍に延伸して多孔質の透湿シートを得た。
この透湿シートの厚さは40μmであり、透湿量は1.
8g/(100cm2 ・h)であり、坪量は40g/m
2 であった。
−ブタジエン−スチレンブロック共重合体30重量部、
水添テルペン樹脂10重量部、パラフィンオイル30重
量部、ポリエチレンワックス30重量部、及びイルガノ
ックス1010 0.3重量部〔チバガイギー社製の酸
化防止剤(商品名)〕を混合し、180℃で攪拌して、
ホットメルト樹脂を調製した。尚、このホットメルト樹
脂の調製に用いた配合の詳細は、表2に示す。
の方法により、表面の接着力(ホットメルト樹脂の接着
力)〔べたつき性〕及びホットメルト樹脂の密着性を測
定した。また、この複合シートの厚みを下記の方法によ
り測定した。また、得られた複合シートを裏面材に用い
て図4に示す使い捨ておむつを作製し、裏面材のべたつ
きを官能評価した(べたつき無しのときを○とし、べた
つき有りのときを×とした)。それらの結果を表3に示
す。
プレー塗工により得られた上記複合シートは、その表面
がホットメルト樹脂の繊維からなる樹脂層であるため
に、その接着力がばらつく。そこで、ホットメルト樹脂
をペットフィルム(PSF−701K、日東電工社製)
に30μmで均一に塗工し、テープを作成する。このテ
ープをJIS−G4305に従い、sus304に貼り
つけ、1kgローラー1往復で圧着し、速度300mm
/minで引き剥がし、その抵抗力を測定して、接着力
とした。
5に示すように、50×70mmの複合シート20を2
枚準備し、ホットメルト樹脂22の繊維面同士を50×
50mmの面積で重ね合わせた(図5中、L1=10m
m、L2=50mm、S=50mmである)。この上に
アクリル板40を置き、これを含めて500g/50×
50mmになるように重り41により荷重をかけ、一方
のシートを動かないように固定し、もう一方のシートを
300mm/minの速度で剪断方向に引張り、表面の
ホットメルト樹脂22の繊維が脱落するか目視により確
認した。評価は3段階評価で行い、全く脱落しない
(○)、やや脱落する(△)、かなり脱落する(×)で
評価した。
の表面に50×50mmのアクリル板を置き、その上に
合計70gになるように重りを載せ、非接触式のレーザ
ー厚み計(キーエンス社製、PA−1830)により、
該複合シートの厚みを測定した。
1と同条件でホットメルト樹脂を調製し、該ホットメル
ト樹脂を、表3に示す条件でメルトブローンスプレー法
にて、実施例1で得られた透湿シート上に繊維状に塗工
して、複合シートとした。この複合シートについて実施
例1と同様の評価を行った。その結果を表3に示す。
て、エチレン−酢酸ビニル共重合体の単体(実施例3、
4、5、エルバックス500W、三井デュポン社製)、
エチレン−アクリル酸エチル共重合体の単体(実施例
6、NUC−6090、日本ユニカ製)、線状低密度ポ
リエチレンの単体(実施例7、NUCG1077、日本
ユニカ製)又はエチレン−メタクリル酸共重合体の単体
(実施例8、N1050H、三井デュポンポリケミカル
製)を用い、それぞれのホットメルト樹脂を、表3に示
す条件でメルトブローンスプレー法にて、実施例1で得
られた透湿シート上に繊維状に塗工して、複合シートと
した。これらの複合シートについて実施例1と同様の評
価を行った。それらの結果を表3に示す。
シートの表面に、特定の塗工処理が施されてなる本発明
の複合シート(実施例1〜8)は、用いたホットメルト
樹脂の接着力が小さく、吸収性物品としての使い捨てお
むつにおける裏面材として用いた場合に、該裏面材のべ
たつきが無いものであることが判る。また、本発明の複
合シートは、その製造工程を簡易にして製造することが
でき、加工性及び生産性がよく、低コストで製造するこ
とができた。更に、本発明の複合シートは、表3に示す
ように厚みが薄く、また風合いや触感のよいものであっ
た。また、本発明の複合シートを用いて得られた吸収性
物品としての使い捨ておむつは、柔らかく、肌触りのよ
いものであった。
く、低コストで製造することができ、厚みが薄く、風合
いや触感のよい複合シートが得られる。また、本発明に
よれば、柔らかさ等の風合いや肌触りが向上した吸収性
物品が得られる。
一実施形態の構造を示す斜視図である。図1(b)は、
図1(a)の拡大断面図である。
別の一実施形態の構造を示す斜視図である。図2(b)
は、図2(a)の拡大断面図である。
しい製造方法に用いられる装置を示す概略図である。
ての使い捨ておむつを示す斜視図である。
と基材シートとの密着性を測定する装置を示す概略図で
ある。
Claims (9)
- 【請求項1】 基材シートの表面に、ホットメルト樹脂
が繊維状又は粒状に塗工されて、樹脂層が形成されてい
ることを特徴とする複合シート。 - 【請求項2】 上記基材シートは、その厚みが15〜1
00μmであり、上記ホットメルト樹脂は、その溶融粘
度が250℃で20000mPa・s以下であり、 上記ホットメルト樹脂の塗工量は、1〜50g/m2 で
あり、 上記ホットメルト樹脂の接着力は1cN/25mm以下
であり、 上記樹脂層と上記基材シートとの合計厚みは200μm
以下である、請求項1記載の複合シート。 - 【請求項3】 上記基材シートは、透湿シートであり、
該透湿シートの透湿量が0.5〜4g/(100cm2
・h)である、請求項1記載の複合シート。 - 【請求項4】 上記ホットメルト樹脂は、ベースポリマ
ーとして、スチレン系ブロック共重合体、アモルファス
ポリアルファオレフィン(APAO)、エチレン・酢酸
ビニル共重合体又は天然ゴムを含有する樹脂組成物であ
る、請求項1記載の複合シート。 - 【請求項5】 上記樹脂組成物はワックスを含有する、
請求項4記載の複合シート。 - 【請求項6】 上記ホットメルト樹脂は、ポリオレフィ
ン樹脂の単体又はそのブレンド物である、請求項1記載
の複合シート。 - 【請求項7】 上記ポリオレフィン樹脂は、低密度ポリ
エチレン、線状低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン・アクリル酸エチル共重合体又
はエチレン・メタクリル酸共重合体である、請求項6記
載の複合シート。 - 【請求項8】 請求項1記載の複合シートの製造方法で
あって、 上記基材シートの表面に、上記ホットメルト樹脂を塗工
する塗工工程を具備し、該塗工工程は、該ホットメルト
樹脂を吐出するヘッドを有する塗工機により、該ヘッド
が該基材シートに直接接触しないように該ホットメルト
樹脂を繊維状又は粒状にスプレー塗工することにより行
うことを特徴とする複合シートの製造方法。 - 【請求項9】 液透過性の表面材、液不透過性の裏面
材、及び該表面材と該裏面材との間に介在する吸収体と
を備えた吸収性物品において、上記裏面材として請求項
1記載の複合シートを用いたことを特徴とする吸収性物
品。
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|---|---|---|---|
| JP28209497A JP3986138B2 (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | 複合シート及びその製造方法並びに該複合シートを用いた吸収性物品 |
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|---|---|
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|---|---|
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