JPH11115202A - 記録装置及びその制御方法 - Google Patents

記録装置及びその制御方法

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JPH11115202A
JPH11115202A JP28580497A JP28580497A JPH11115202A JP H11115202 A JPH11115202 A JP H11115202A JP 28580497 A JP28580497 A JP 28580497A JP 28580497 A JP28580497 A JP 28580497A JP H11115202 A JPH11115202 A JP H11115202A
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ink
ink tank
recovery
remaining amount
detection
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JP28580497A
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Fumiyuki Mikami
文之 三上
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッドにインクを供給するインクタンク
のインク残量を精度良く検知できる記録装置及びその制
御方法を提供する。 【解決手段】 記録ヘッド1より吐出されるインクの吐
出発数と該記録ヘッド1の回復動作による吸引回数に基
づいて算出されるインク消費量が所定量に達した場合
に、インク吸収体の光反射率をフォトインタラプタ11
で検知する。次に、、その検知結果に基づいて、インク
タンク3内のインクの流れを回復する。そして、回復
後、再度、フォトインタラプタ11による検知を実行
し、その検知結果に基づいて、インクタンク3内のイン
ク残量を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクタンクより
供給されたインクを被記録媒体上に吐出させて画像を形
成する記録ヘッドを有する記録装置及びその制御方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置におけるインク
残量検知機能は、インクが無いままで印刷を行なってし
まうことによる印刷不良を未然に防止する効果がある。
この機能は、インクタンク内のインク量を検知して、そ
の残量を表示、あるいは残量が少なくなった場合に、警
告を発したり、印刷動作を停止させるものである。
【0003】インクタンク内のインク残量検知方法とし
ては様々なものが提案、あるいは実施されている。
【0004】その中でも特開平8−112910号公報
で開示されるインク残量検知方法では、インクタンク吸
収体の光反射率を検知する手段(センサー)の出力ばら
つきや取付け精度によるばらつき、あるいはインクタン
クの製造上のばらつき等による誤動作や検知精度の低下
を生じせしめることなく、高精度でかつ所望のインク残
量で検知ができる。具体的には、記録ヘッドより吐出さ
れるインク発数と、記録ヘッドの回復のための吸引回数
とから算出されるインク消費量が所定量に達したとき、
または、所定量に達した以降に光反射率の検知を行うこ
とでインク残量検知を行うことを特徴としている。
【0005】次に、このインク残量検知方法の動作につ
いて、図12を用いて説明する。
【0006】図12は従来のインク残量検知動作を示す
フローチャートである。
【0007】まず、ステップS1で、画像形成のための
インク滴の吐出や、記録ヘッドの回復のために行なわれ
る空吐出や吸引動作から各色毎のインク消費量をパルス
数に換算して計数する。本従来例では、吸引動作1回当
たり、3×106パルスとして計数している。
【0008】ステップS2で、インク消費量が所定消費
量に達した否か、つまり、計数されたパルス数が所定パ
ルス数に達したか否かを判定する。本従来例では、所定
パルス数を15×106パルスに設定している。計数さ
れたパルス数が所定パルス数に達していない場合(ステ
ップS2でNO)、ステップS1に戻り、引き続きパル
ス数の計数を行う。一方、計数されたパルス数が所定パ
ルス数に達した場合(ステップS2でYES)、ステッ
プS3に進む。
【0009】ステップS3で、記録ヘッドのインクタン
クの光反射率(出力値)を測定する。ステップS4で、
測定した出力値を含む過去3回の出力値の変化量である
出力変化量の合計値を求める。ステップS5で、求めた
過去3回の出力変化量の合計値と前回の測定で求められ
た合計値を比較し、前回の合計値よりも今回の合計値が
α以上上昇したか否かを判定する。α以上上昇していな
い場合(ステップS5でNO)、ステップS1に戻り、
引き続きパルス数の計数を行う。一方、α以上上昇して
いる場合(ステップS5でYES)、ステップS6に進
む。
【0010】ステップS6で、インクタンクの残量表示
を行い、インクが残り少なくなったことをユーザに対し
通知する。ステップS7で、印刷動作を中断する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のインクジェット記録装置におけるインク残量検知方
法では、インクタンクの被検知部分のインクの流れが安
定していることが必要であり、例えば、被検知部分に気
泡が発生した場合に検知出力が変動し、インク残量を誤
検知しやすいという問題があった。
【0012】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、記録ヘッドにインクを供給するインクタンクの
インク残量を精度良く検知できる記録装置及びその制御
方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による記録装置は以下の構成を備える。即
ち、インクタンクより供給されたインクを被記録媒体上
に吐出させて画像を形成する記録ヘッドを有する記録装
置であって、前記記録ヘッドより吐出されるインクの吐
出発数と該記録ヘッドの回復動作による吸引回数に基づ
いて算出されるインク消費量が所定量に達した場合に、
前記インク吸収体の光反射率を検知する検知手段と、前
記検知手段の検知結果に基づいて、前記インクタンク内
のインクの流れを回復する回復手段と、前記回復手段に
よる回復後、再度、前記検知手段による検知を実行し、
その検知結果に基づいて、前記インクタンク内のインク
残量を判定する判定手段とを備える。
【0014】また、好ましくは、前記回復手段は、前記
記録ヘッドに対し吸引動作あるいは予備吐出動作または
その両方を行う。
【0015】また、好ましくは、前記判定手段は、前記
回復手段による回復後の前記検知手段で検知される光反
射率を含む過去3回の光反射率の変化量の合計値に基づ
いて、前記インクタンク内のインク残量を判定する。
【0016】また、好ましくは、前記判定手段は、前記
合計値が所定値以上である場合、前記インクタンク内の
インク残量が少ないと判定する。
【0017】また、好ましくは、前記判定手段は、前記
回復手段による回復前の前記検知手段で検知される第1
検知結果と、回復後の前記検知手段による第2検知結果
に基づいて、前記インクタンク内のインク残量を判定す
る。
【0018】また、好ましくは、前記判定手段は、前記
第1検知結果と前記第2検知結果の差が所定値以上であ
る場合、前記インクタンク内のインク残量が少ないと判
定する。
【0019】また、好ましくは、前記判定手段は、前記
インクタンク内のインク残量が少ないと判定した場合、
その旨をユーザに対し報知する。
【0020】また、好ましくは、前記インクタンクは、
インク吸収体を内蔵し、前記検知手段は、前記インクタ
ンクの壁面を通して前記インク吸収体の光反射率を検知
する。
【0021】上記の目的を達成するための本発明による
記録装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、イン
クタンクより供給されたインクを被記録媒体上に吐出さ
せて画像を形成する記録ヘッドを有する記録装置の制御
方法であって、前記記録ヘッドより吐出されるインクの
吐出発数と該記録ヘッドの回復動作による吸引回数に基
づいて算出されるインク消費量が所定量に達した場合
に、前記インク吸収体の光反射率を検知する検知工程
と、前記検知工程の検知結果に基づいて、前記インクタ
ンク内のインクの流れを回復する回復工程と、前記回復
工程による回復後、再度、前記検知工程による検知を実
行し、その検知結果に基づいて、前記インクタンク内の
インク残量を判定する判定工程とを備える。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を詳細に説明する。
【0023】図1は本発明に適用可能なカラーインクジ
ェットプリンタの印刷部の概略構成を示す図である。
【0024】図1において、101は、複数のノズル列
を有しインク滴を吐出することにより、記録媒体110
上にドット形成を行なう記録ヘッドであり、後述する記
録ヘッド固定レバーによってキャリッジ103に着脱自
在になっている。また、後述するように、本実施形態で
用いる記録ヘッド101は、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色分の記録
ヘッドが一体となって構成されており、インク滴の混色
により記録媒体110上にカラー画像が形成される。
【0025】キャリッジ103は、キャリッジ駆動用モ
ーター113により、モータプーリ112、従動プーリ
111およびタイミングベルト107を介し、ガイド軸
105上を矢印a、b方向へ移動する。記録媒体110
は、2組の搬送ローラ106、107、108、109
によって搬送される。尚、記録紙110は記録ヘッド1
01のノズルと対向する位置において平坦な記録面を形
成するように、その裏面をプラテン(不図示)により支
持されている。
【0026】画像データはフレキシブルケーブル(不図
示)によりプリンタ本体の電気回路から記録ヘッド10
1に伝送される。記録ヘッド101のホームポジション
には、回復系ユニット120が配設されている。回復系
ユニット120は、記録ヘッド101の各色のノズル列
のそれぞれに対応して配置された4個のキャップ121
と各キャップにチューブ等で接続されたポンプユニット
(不図示)とを備えている。キャップ121は、キャリ
ッジ103が接近してきたときにその移動に伴って上下
方向に昇降可能であり、キャリッジ103がホームポジ
ショシにあるときに記録ヘッド101の各色のノズル列
に密着してキャッピングするように構成されている。こ
のキャッピングにより、ノズル内のインクの蒸発による
増粘または固着が防止され、吐出不良の発生が防止され
ている。
【0027】インクタンク102(各色毎に、インクタ
ンク102Y、102M、102C、102K)の交換
時や記録ヘッド101の吐出不良が生じた場合には、キ
ャッピング状態のもとでポンプユニットを作動させて負
圧を発生させ、この負圧吸引力でノズルからインクを吸
い出し新しいインクを導くことができる。
【0028】また、回復系ユニット120には、キャッ
プ121と記録紙搬送部との間の位置に、記録ヘッド1
01の先端部を拭き取り清掃するためのワイパープレー
ド122が設けられている。キャップ121とワイパー
プレード122との間には、フォトインタラプタ123
が設けられている。このフォトインタラプタ123は、
後述する記録ヘッド101に連結するインクタンク10
2の吸収体部の底面に光を照射してインクタンク102
のインクの残量が少なくなったことを検知するためのも
のであり、キャリッジ103を走査することにより各色
のインクタンクの光反射率を測定できるように構成され
ている。
【0029】次に、キャリッジ103上に搭載される記
録ヘッド101の詳細な構成について、図2を用いて説
明する。
【0030】図2は本発明に適用可能の記録ヘッドの詳
細な構成を示す図である。
【0031】図2(a)、(b)において、キャリッジ
103内には、K、C、M、Yの各色毎のインクを吐出
する4つの記録ヘッドとインクタンク102K、102
C、102M、102Yが搭載されている。4つの記録
ヘッドは、各々64個のノズルを具備しており、各ノズ
ルからは一吐出当たり約40ngのインク滴が吐出され
る。また、4つのインクタンク102K、102C、1
02M、102Yは各々キャリッジ103に着脱可能な
構成で、インクがなくなった時点で新たなインクタンク
を色別に交換することができる。
【0032】記録ヘッド固定レバー104は記録ヘッド
101をキャリッジ103に位置決めし、固定するため
のものである。そして、キャリッジ103のボス103
bと記録ヘッド固定レバー104の穴104aが回転自
在に嵌合しており、記録ヘッド固定レバー104の開閉
によって記録ヘッド101が交換可能になる。
【0033】次に、カラーインクジェットプリンタの電
気的な制御を行う電気制御回路について、図3を用いて
説明する。
【0034】図3は本発明に適用可能なカラーインクジ
ェットプリンタの電気制御回路を示すブロック図であ
る。
【0035】図3において、301は、装置全体を制御
するためのシステムコントローラであり、内部にはマイ
クロプロセッサをはじめ、制御プログラムが収納されて
いる記憶素子(ROM)、マイクロプロセッサが処理を
行なう際に使用する記憶素子(RAM)等が配置されて
いる。302は、主走査方向に記録ヘッドを駆動させる
ためのドライバであり、同様に303は、副走査方向に
記録媒体110を移動させるためのドライバである。
【0036】304、305は、ドライバ302、30
3に対応したモータであり、ドライバからの速度、移動
距離などの情報を受け取り動作する。306は、ホスト
コンピュータであり、本発明の印刷装置に対して印刷す
べき情報を転送するための装置である。307は、ホス
トコンピュータ306からのデータを一時的に格納する
ための受信バッファであり、システムコントローラ30
1からデータが読み込まれるまでデータを蓄積してお
く。
【0037】308は、印刷すべきデータをイメージデ
ータに展開するためのフレームメモリであり、印刷に必
要な分のメモリサイズを有している。本実施形態では印
刷用紙1枚分が記憶可能なフレームメモリについて説明
するが、本発明はフレームメモリのサイズには限定され
ない。309は、印刷すべきデータを一時的に記憶する
ための記憶素子で、記録ヘッド101のノズル数により
記憶容量は変化する。310は、記録ヘッド101をシ
ステムコントローラ301からの指令により、印刷速
度、印刷データ数等を制御する印刷制御部である。ま
た、印刷制御部310では、K、C、M、Yのインクを
吐出する4つの記録ヘッド101K、101C、101
M、101Yによって行なわれるインク滴の吐出数と、
記録ヘッド101(記録ヘッド101K、101C、1
01M、101Y)の回復のために行なわれる吸引回数
を計数し、各色毎のインク消費量をインク滴数(パルス
数)に換算を行なう。
【0038】311は、K、C、M、Yのインクを吐出
させるための記録ヘッド101K、101C、101
M、101Yのドライバであり、印刷制御部310から
の信号によりコントロールされる。尚、同図では記録ヘ
ッド101を各色毎に記録ヘッド101K、101C、
101M、101Yに分けて記してある。
【0039】313は、フォトインタラプタ123によ
ってインクタンク102の底面の光反射率を測定し出力
値を得るための検知部であり、システムコントローラ3
01からの指令によって各色のインクタンク102K、
102C、102M、102Yの検知を行なう。
【0040】次に、本発明のインク残量検知方法の原理
について、説明していく。
【0041】図4は本発明の記録ヘッドおよびインクタ
ンクの断面図である。
【0042】図4において、記録ヘッド1の下端にはイ
ンク滴を吐出させるためのノズル2が配置されている。
ノズル2にはインクタンク3から供給口4、供給管5、
共通液室13を通してインクが供給される。
【0043】ここで、供給管5からノズル2に至るまで
の詳細について、図5を用いて説明する。
【0044】図5は本発明の記録ヘッドの供給管からノ
ズルに至るまでの詳細な構成を示す断面図である。
【0045】図5において、ノズル2に供給されたイン
クは、Al等よりなる基板14上に設けられたヒーター
ボード15上のヒーター16によって加熱され、生成し
た気泡によってノズル2の先端より微小液滴となって吐
出される。
【0046】インクタンク3には、供給口4のほかにイ
ンク消費に伴う気液交換を行なうための大気連通口6が
設けられ、さらに内部にはポリウレタン等のインク吸収
体7が収められ、その毛管力により印刷の際に適切な負
圧を発生させ安定したインク滴の吐出を実現させてい
る。
【0047】再び、図4の説明に戻る。
【0048】記録ヘッド1およびインクタンク3はキャ
リッジ8に搭載され、シャフト9および10に沿って紙
面に対し鉛直方向に走査される。キャリッジ8の走査方
向の所定位置にはLED光源と受光素子とが一体になっ
た反射型のフォトインタラプタ11が設けられており、
キャリッジ8に開けられた穴12を通してインク吸収体
7の底面に光を照射することができる。このLED光源
はカラープリンタで通常使用される黒、シアン、マゼン
タ、イエローの4色のインクの何れにも透過性を有する
赤外光を発光し、受光素子もLED光源の波長に対して
十分な感度を有している。
【0049】このようにフォトインタラプタ11をキャ
リッジ8より離して配置することにより、可動部へのイ
ンクジェット記録装置本体からの給電線や信号線などが
不要となる。
【0050】次に、インクタンク3の下面のフォトイン
タラプタ11が光照射している近傍の様子について、図
6を用いて説明する。
【0051】図6は本発明の記録ヘッドのフォトインタ
ラプタが光照射している近傍の様子を示す拡大図であ
る。
【0052】図6(a)に示すように、インクタンク3
にインクが十分あるときはインクタンク3の壁面とイン
ク吸収体7の隙間はインクで充填されている。また、図
6(b)に示すように、インクタンク3にインクがない
ときはインクタンク3の壁面とインク吸収体7の隙間に
は空気が入り込んでいる。その結果、図6(b)の状態
は図6(a)の状態に比ベ、フォトインタラプタ11よ
り照射した光の反射率が大きくなる。
【0053】例えば、インクタンク3やインク吸収体7
の材質がプラスチックであり、その屈折率を約1.5、
インクの屈折率を約1.4とすると、図6(b)の状態
での反射率は、図6(a)の状態での反射率の約40倍
となる。このインクの反射率の差によって、インクタン
ク3内のインクの有無を検知することができる。
【0054】ところで、実際にはフォトインタラプタ1
1が光を照射している領域は点ではなくある所定の領域
をもっており、その領域において徐々にインクが無くな
ることを検知するのでフォトインタラプタ11の出力も
連続的に変化する。
【0055】この変化について、図7、図8を用いて説
明する。
【0056】図7は本発明のフォトインタラプタの出力
変化を説明するための図である。
【0057】図7は、特に、初期状態からインクタンク
3のインクが無くなるまで印刷を行なったとき(横軸)
のフォトインタラプタ11の出力(縦軸)の関係を示し
ている。そして、図8に示すように、印刷枚数Xを過ぎ
た後にフォトインタラプタ11が光を照射する領域のイ
ンクが減少し、フォトインタラプタ11の出力が上昇す
ることが確認できる。
【0058】以上のことから、印刷枚数Xを過ぎてから
のフォトインタラプタ11の出力変化を検知することに
よってインクタンク内のインク残量検知が可能となる。
【0059】次に、各色毎のインクタンクに対するフォ
トインタラプタ11の出力特性について、図9を用いて
説明する。
【0060】図9は本発明の各色毎のインクタンクに対
するフォトインタラプタの出力特性を示す図である。
【0061】図9では、各色の4つのインクタンクを用
いて所定の画像を印刷させた場合の、5×106パルス
毎のフォトインタラプタ11の出力値の測定結果をプロ
ットしたものである。縦軸の出力値は、LEDのOFF
時のフォトインタラプタ11からの出力(暗電圧)より
LEDのON時のフォトインタラプタ11からの出力
(明電圧)を差し引いたものを示している。
【0062】同図より明らかなように、インクタンクに
よって出力値が異なっているため、出力値のスレッシュ
ホールド値を定めて、各色のインクタンク内のインク残
量検知を行うことは困難であるが、各色のインクタンク
に対するフォトインタラプタの出力変化量を測定すれ
ば、各色のインクタンクのインク残量検知を行うことが
可能である。
【0063】一方、印刷枚数がX以前ではフォトインタ
ラプタ11の出力は一定である。これは、フォトインタ
ラプタ11からの光が照射される領域に十分なインクが
あるためで、インク残量検知が行なわれた後に新しいイ
ンクタンクへの交換が行なわれた場合、出力変化が少な
いことを検知して自動的に残量が少ないことを知らしめ
ることを停止させることができる。
【0064】以上、本発明の基本的な考え方について説
明したが、以下具体的な実施形態を用いてさらに詳細に
説明する。 (実施形態1)図10は本発明の実施形態1で実行され
るインク残量検知動作を示すフローチャートである。
【0065】尚、ステップS1からステップS5まで
は、上述した図12の処理と同様であるので、その詳細
な説明を省略する。但し、ステップS3における光反射
率の測定値を出力値(1)と呼ぶこととする。
【0066】まず、ステップS5で、出力変化量の合計
値がα以上上昇した場合(ステップS5でYES)、ス
テップS16に進む。、ステップS16で、該当するイ
ンクタンクに対するを吸引動作を行う。ここは気泡を除
去するなどインクの流れを安定化させるための動作であ
り、予備吐出だけで十分な場合もあり、また吸引と予備
吐出を併用する場合もある。ステップS17で、再度、
光反射率を測定する。この測定結果を出力値(2)と呼
ぶ。
【0067】ステップS18で、出力値(2)を用いて
過去3回の出力変化量の合計値を計算し直す。つまり、
出力値(1)がなかったものとして計算する。ステップ
S19で再度、出力変化量の合計値がα以上上昇したか
否かを判定する。ステップS19で、出力変化量の合計
値がα以上上昇していない場合(ステップS19でN
O)、ステップS1に戻る。一方、出力変化量の合計値
がα以上上昇した場合(ステップS19でYES)、ス
テップS20に進む。
【0068】ステップS20で、インクタンクの残量表
示を行い、インクが残り少なくなったことをユーザに対
し通知する。そして、印刷動作を中断する。
【0069】尚、ステップS18において、インク残量
が十分だと判定されれば、出力値(1)は気泡などの影
響を受けた測定結果であるため次回測定後の過去3回の
出力変化量の合計値の計算には出力値(2)を用いる。
【0070】以上説明したように、実施形態1によれ
ば、インク残量が少ないと判断した時に吸引動作あるい
は予備吐出動作またはその両方を行い、インクの流れを
安定させ、その後再度光反射率を検知してインク残量を
最終判断することにより、インク残量をより正確に検知
することが可能となる。 (実施形態2)図11は本発明の実施形態2のインク残
量検知動作を示すフローチャートである。
【0071】尚、ステップS1からステップS17、ス
テップS20は、実施形態1と同じ処理であるので、そ
の詳細な説明は省略する。
【0072】ステップS28で、ステップS16での吸
引前後の光反射率の測定値の比較を行う。尚、気泡の発
生などではなく、インク残量が少なくなっていれば、吸
引したことによりインクが消費されるため、出力値
(2)は出力値(1)よりも小さくなる。そこで、ここ
での比較は、出力値(2)ー出力値(1)がβ以上であ
るか否かを判定することで、インク残量検知を行う。出
力値(2)ー出力値(1)がβ以上でない場合(ステッ
プS28でNO)、ステップS1に戻る。一方、出力値
(2)ー出力値(1)がβ以上である場合(ステップS
28でYES)、ステップS29に進む。
【0073】以上説明したように、実施形態2によれ
ば、インク残量が少ないと判断した時に吸引動作あるい
は予備吐出動作またはその両方を行い、インクの流れを
安定させ、その後再度光反射率を検知してインク残量を
最終判断することにより、インク残量をより正確に検知
することが可能となる。
【0074】尚、本発明は、複数の機器(例えばホスト
コンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ
など)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置な
ど)に適用してもよい。
【0075】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0076】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0077】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0078】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0079】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録ヘッドにインクを供給するインクタンクのインク残
量を精度良く検知できる記録装置及びその制御方法を提
供できる。
【0081】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用可能なカラーインクジェットプリ
ンタの印刷部の概略構成を示す図である。
【図2】本発明に適用可能の記録ヘッドの詳細な構成を
示す図である。
【図3】本発明に適用可能なカラーインクジェットプリ
ンタの電気制御回路を示すブロック図である。
【図4】本発明の記録ヘッドおよびインクタンクの断面
図である。
【図5】本発明の記録ヘッドの供給管からノズルに至る
までの詳細な構成を示す断面図である。
【図6】本発明の記録ヘッドのフォトインタラプタが光
照射している近傍の様子を示す拡大図である。
【図7】本発明のフォトインタラプタの出力変化を説明
するための図である。
【図8】本発明のフォトインタラプタの出力変化を説明
するための図である。
【図9】本発明の各色毎のインクタンクに対するフォト
インタラプタの出力特性を示す図である。
【図10】本発明の実施形態1で実行されるインク残量
検知動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施形態2のインク残量検知動作を
示すフローチャートである。
【図12】従来のインク残量検知動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 ノズル 3 インクタンク 4 供給口 5 供給管 6 大気連通口 7 インク吸収体 8 キャリッジ 9 、10 シャフト 11 フォトインタラプタ 12 穴 13 共通液室 14 基板 15 ヒーターボード 16 ヒーター

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクタンクより供給されたインクを被
    記録媒体上に吐出させて画像を形成する記録ヘッドを有
    する記録装置であって、 前記記録ヘッドより吐出されるインクの吐出発数と該記
    録ヘッドの回復動作による吸引回数に基づいて算出され
    るインク消費量が所定量に達した場合に、前記インク吸
    収体の光反射率を検知する検知手段と、 前記検知手段の検知結果に基づいて、前記インクタンク
    内のインクの流れを回復する回復手段と、 前記回復手段による回復後、再度、前記検知手段による
    検知を実行し、その検知結果に基づいて、前記インクタ
    ンク内のインク残量を判定する判定手段とを備えること
    を特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記回復手段は、前記記録ヘッドに対し
    吸引動作あるいは予備吐出動作またはその両方を行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、前記回復手段による回
    復後の前記検知手段で検知される光反射率を含む過去3
    回の光反射率の変化量の合計値に基づいて、前記インク
    タンク内のインク残量を判定することを特徴とする請求
    項1に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、前記合計値が所定値以
    上である場合、前記インクタンク内のインク残量が少な
    いと判定することを特徴とする請求項3に記載の記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記判定手段は、前記回復手段による回
    復前の前記検知手段で検知される第1検知結果と、回復
    後の前記検知手段による第2検知結果に基づいて、前記
    インクタンク内のインク残量を判定することを特徴とす
    る請求項1に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記判定手段は、前記第1検知結果と前
    記第2検知結果の差が所定値以上である場合、前記イン
    クタンク内のインク残量が少ないと判定することを特徴
    とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記判定手段は、前記インクタンク内の
    インク残量が少ないと判定した場合、その旨をユーザに
    対し報知することを特徴とする請求項1に記載の記録装
    置。
  8. 【請求項8】 前記インクタンクは、インク吸収体を内
    蔵し、 前記検知手段は、前記インクタンクの壁面を通して前記
    インク吸収体の光反射率を検知することを特徴とする請
    求項1に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 インクタンクより供給されたインクを被
    記録媒体上に吐出させて画像を形成する記録ヘッドを有
    する記録装置の制御方法であって、 前記記録ヘッドより吐出されるインクの吐出発数と該記
    録ヘッドの回復動作による吸引回数に基づいて算出され
    るインク消費量が所定量に達した場合に、前記インク吸
    収体の光反射率を検知する検知工程と、 前記検知工程の検知結果に基づいて、前記インクタンク
    内のインクの流れを回復する回復工程と、 前記回復工程による回復後、再度、前記検知工程による
    検知を実行し、その検知結果に基づいて、前記インクタ
    ンク内のインク残量を判定する判定工程とを備えること
    を特徴とする記録装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記回復工程は、前記記録ヘッドに対
    し吸引動作あるいは予備吐出動作またはその両方を行う
    ことを特徴とする請求項9に記載の記録装置の制御方
    法。
  11. 【請求項11】 前記判定工程は、前記回復工程による
    回復後の前記検知工程で検知される光反射率を含む過去
    3回の光反射率の変化量の合計値に基づいて、前記イン
    クタンク内のインク残量を判定することを特徴とする請
    求項9に記載の記録装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記判定工程は、前記合計値が所定値
    以上である場合、前記インクタンク内のインク残量が少
    ないと判定することを特徴とする請求項11に記載の記
    録装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 前記判定工程は、前記回復工程による
    回復前の前記検知工程で検知される第1検知結果と、回
    復後の前記検知工程による第2検知結果に基づいて、前
    記インクタンク内のインク残量を判定することを特徴と
    する請求項9に記載の記録装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記判定工程は、前記第1検知結果と
    前記第2検知結果の差が所定値以上である場合、前記イ
    ンクタンク内のインク残量が少ないと判定する ことを
    特徴とする請求項13に記載の記録装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記判定工程は、前記インクタンク内
    のインク残量が少ないと判定した場合、その旨をユーザ
    に対し報知することを特徴とする請求項9に記載の記録
    装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 前記インクタンクは、インク吸収体を
    内蔵し、 前記検知工程は、前記インクタンクの壁面を通して前記
    インク吸収体の光反射率を検知することを特徴とする請
    求項9に記載の記録装置の制御方法。
JP28580497A 1997-10-17 1997-10-17 記録装置及びその制御方法 Withdrawn JPH11115202A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013248790A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Seiko Epson Corp 液体消費装置及び液体消費装置の制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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