JPH1111607A - 処理炉の産業廃棄物投入用シュート - Google Patents

処理炉の産業廃棄物投入用シュート

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Publication number
JPH1111607A
JPH1111607A JP17915397A JP17915397A JPH1111607A JP H1111607 A JPH1111607 A JP H1111607A JP 17915397 A JP17915397 A JP 17915397A JP 17915397 A JP17915397 A JP 17915397A JP H1111607 A JPH1111607 A JP H1111607A
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JP
Japan
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chute
industrial waste
processing furnace
partition
pressurized air
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JP17915397A
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Inventor
Ryuhei Toda
隆平 戸田
Kenji Tokawa
憲兒 東川
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Nikko Kinzoku KK
Original Assignee
Nikko Kinzoku KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シュートの傾斜をなるべく小さくして処理炉
内側への挿入深さを深くすると共に、それにもかかわら
ず産業廃棄物を滑らかに滑べらせ且つ所望の位置まで産
業廃棄物を供給することができる処理炉の産業廃棄物投
入用シュートを提供する。 【解決手段】 処理炉の産業廃棄物投入用シュート40
は、処理炉1の排出側端から処理炉内側に向って低くな
るように傾斜して配置されたシュート外筒42と、各隣
接する2枚の底板の内産業廃棄物投入側に位置する底板
の下縁端部が処理炉内側に位置する底板の上縁端部の上
方に所定の高さ方向の隙間(高さT)を隔てて且つ長手
方向に所定の長さ(長さL)に渡って重なり合って配置
されている複数枚の底板44と、そして、シュート外筒
の下方部分と複数枚の底板とによって囲まれるエア通路
45に加圧エアを供給し、各隣接する2枚の底板の間に
形成された空間から加圧エアを噴射して産業廃棄物を複
数枚の底板上を詰まらせることなく滑らせる加圧エア供
給手段46とを含んで構成されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理炉に設置する産業
廃棄物投入用シュートに係り、特に、直径に比べて長手
方向の長さが長いタイプの処理炉において、処理炉内側
の奥深くの位置に産業廃棄物を供給することができる処
理炉の産業廃棄物投入用シュートに関する。
【0002】
【従来の技術】一般廃棄物及び産業廃棄物は、従来、特
殊なものを除いて焼却処理されてきた。焼却処理するこ
とにより短時間でごみの体積を減容することができる。
更に、焼却処理は、処理後の生成物が少量の無機灰にな
るため衛生的であり優れた処理方法でもある。
【0003】近年、自動車社会のごみとして大量の廃車
が発生している。これを解体してエンジン、シャーシ等
の金属とプラスチック部品、計器類等の非金属とに分
け、さらに、非金属部分は、細かく裁断してシュレッダ
ーダストとした後水分離を行っている。水に浮く軽量ダ
ストには、ウレタン、軽量のプラスチックがあり、水に
沈む非軽量ダストには繊維クズ、ゴム、銅線等がある。
これら軽量ダスト及び非軽量ダストは、燃焼時における
性状の違いから分別して燃焼処理することが好ましいと
されてきた。特に、軽量ダストには、プラスッチクの添
加剤や塩化ビニール等の有機塩素系化合物が含まれてい
るため焼却処理により猛毒のダイオキシン類が生成され
る。ダイオキシン類は、ごみの不完全焼却によりダイオ
キシン類の前駆体が生成され、炉外の酸化雰囲気中でダ
イオキシン類が生成されることがわかっている。
【0004】ダイオキシン類の生成を抑制するために
は、炉内でごみを完全焼却させることが必要である。具
体的な条件として、第一には、炉内の温度を常に700
度以上好ましくは850度以上の高温に維持することが
必要とされる。700度以上好ましくは850度以上の
高温にすることでダイオキシン類をほぼ完全に分解する
ことができる。第二には、分解のための十分な滞留時間
を与えてやることが必要とされる。第三に、焼却させる
空気と十分に接触させるための渦流を形成する必要があ
る。
【0005】従来、これらの条件を満足する焼却炉とし
て、図5に示すロータリーキルン・ストーカ併用式焼却
炉が用いられてきた。ロータリーキルン・ストーカ併用
式焼却炉は、ロータリーキルン式焼却炉71の残渣排出
側に二次焼却用のストーカ式焼却炉80を連結させた併
用式の焼却炉である。
【0006】ロータリーキルン式焼却炉71は、円筒状
の横置き回転炉72の一方から焼却する廃棄物を投入す
る。炉内は助燃バーナ78により800度以上好ましく
は850度以上の高温に保たれている。廃棄物は、高温
の雰囲気の中で攪拌されながら傾斜に沿って移動し乾
燥、熱分解、焼却して排気ガスと焼却残渣となる。
【0007】焼却残渣は、ストーカ式焼却炉80の火格
子82上に落下する。火格子82は、可動式になってお
り順次残渣を斜下方向に送出する。その間にバーナ85
と火格子82の間から空気とを供給して残渣を完全に焼
却させる。最後に残渣排出コンベア84により排出され
る。
【0008】排気ガスは、ストーカ式焼却炉80の二次
燃焼室86で二次焼却空気を供給され高温雰囲気内で拡
散焼却させて後工程の図示されていないガス処理設備へ
と送られて行く。この時、排気ガスの温度が下がって3
00度程度になるとダイオキシン類が再合成される恐れ
がある。このため、高温の排気ガスは、ガス処理設備の
手前で200度前後に急冷される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のロータリーキル
ン・ストーカ併用式焼却炉では、異なる型式の焼却炉を
連結して使用している。このため助燃バーナ、焼却空気
供給のためのブロアなど焼却炉を運転するのに必要な設
備が2炉分必要となる。特に助燃バーナで使用される燃
料の多さは、処理コストを大きく上昇させる要因となっ
ていた。
【0010】そこで、本発明者らは、一炉でダイオキシ
ン類の発生を抑制しつつ経済的に有機塩素系化合物を含
む産業廃棄物を焼却処理することができる焼却処理方法
及びそれを実施するための焼却炉を開発し、特許出願を
行った(特願平9ー88705号)。このような直径に
比べて長手方向の長さが長いタイプの処理炉において
は、処理炉内側の奥深くの位置に産業廃棄物を供給する
ことが必要であり、そのための産業廃棄物投入用シュー
トの開発が要望されていた。
【0011】よって、本発明の目的は、シュートの傾斜
をなるべく小さくして処理炉内側への挿入深さを深くす
ると共に、それにもかかわらず産業廃棄物を滑らかに滑
べらせ且つ所望の位置まで産業廃棄物を供給することが
できる処理炉の産業廃棄物投入用シュートを提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、処理炉に産業廃棄物を投入する際使用する
シュートであって、処理炉の排出側端から処理炉内側に
向って滑り台状に産業廃棄物滑り面を形成すると共に、
滑り面に加圧エア噴射口を所定間隔で複数設けることに
より、産業廃棄物の滑落を助長することを特徴とする処
理炉の産業廃棄物投入用シュートを提供する。
【0013】滑り面を滑り落ちる産業廃棄物は、噴射口
から噴射される加圧エアで吹き飛ばされることにより、
滑り面上を滑らかに滑落する。
【0014】請求項2に記載の発明は、処理炉の排出側
端から処理炉内側に向って低くなるように傾斜して配置
されたシュート外筒と、シュート外筒の内側に固定され
る複数枚の底板であって、各底板は処理炉の排出側端か
ら処理炉内側に向って低くなるように傾斜して配置され
ていると共に、各隣接する2枚の底板の内産業廃棄物投
入側に位置する底板の下縁端部が処理炉内側に位置する
底板の上縁端部の上方に所定の高さ方向の隙間を隔てて
且つ長手方向に所定の長さに渡って重なり合って配置さ
れている複数枚の底板と、そして、シュート外筒の下方
部分と複数枚の底板とによって囲まれるエア通路に加圧
エアを供給し、各隣接する2枚の底板の間に形成された
空間から加圧エアを噴射して産業廃棄物を複数枚の底板
上を詰まらせることなく滑らせる加圧エア供給手段とを
含んで構成されてなることを特徴とする処理炉の産業廃
棄物投入用シュートを提供する。
【0015】シュート外筒及びその内側に固定される複
数枚の底板の水平に対する角度は、産業廃棄物がシュー
ト内で詰まる事なく滑落できる範囲でなるべく小さい角
度とされる。シュートの先端は、処理炉内側に奥深く位
置することができ、その分、産業廃棄物を処理炉内側の
奥深くまで供給する。加圧エア供給手段は、シュート外
筒の下方部分と複数枚の底板とによって囲まれるエア通
路に加圧エアを供給する。加圧エアは、各隣接する2枚
の底板の間に形成された空間から噴射される。産業廃棄
物は、加圧エアに吹き飛ばされながら複数枚の底板上を
滑り落ち底板上に止まることはない。加圧エアの噴射速
度は、各隣接する2枚の底板の間に形成された空間の断
面積とエア圧によって決まる。また、産業廃棄物が最終
的に処理炉のどの位置まで供給されるかは、産業廃棄物
の種類と加圧エアの風速、風量及び角度とによって決ま
る。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の処理炉の産業廃棄物投入用シュートにおいて、処理炉
が、わずかに傾斜した状態で回転可能に配置され内側に
耐火物をライニングした筒体と、中心に開口部を形成す
るように筒体内の所定の位置に設けられ、該筒体内を相
対的に下方に位置する第一室と相対的に上方に位置する
第二室とに分ける仕切りと、筒体の第一室側の端部に仕
切りの開口部に向けて且つ火炎が仕切りに至るように設
けられたロングフレームのバーナと、そして、筒体の第
二室側の仕切りの開口部近傍に設けられ第二室内に燃焼
用の空気を供給する空気供給装置とを含んで構成されて
なることを特徴とする。
【0017】シュートから供給された産業廃棄物は、処
理炉の排出側に位置する筒体の第一室内に供給される。
処理炉の回転により、産業廃棄物は反転しながら徐々に
排出側に移動し燃焼する。一方、燃焼ガスは、バーナか
ら供給される仕切りに至る火炎により第二室内で高温環
境下において完全燃焼される。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の処理炉の産業廃棄物投入用シュートにおいて、
仕切りが、処理炉の排出側端から5〜15mの位置の筒
体内周に螺旋状に設けられており、また、加圧エアは、
底板上を落下してくる産業廃棄物を処理炉の排出側端か
ら仕切りまでの距離の半分から仕切りの設けられている
位置までの間に吹き飛ばすことができる風速及び角度を
有することを特徴とする。
【0019】産業廃棄物が処理炉内に滞留する時間は、
処理炉の傾斜、回転速度等により決まる。仕切りを処理
炉の排出側端から5〜15mの位置に設け、産業廃棄物
を処理炉の排出側端から仕切りまでの距離の半分から仕
切りの設けられている位置までの間に供給すると、産業
廃棄物の完全燃焼に必要な十分な滞留時間を確保するこ
とができる。仕切りが螺旋状をなすため、仕切りを越え
て第二室に入った産業廃棄物も第一室側に戻され燃焼す
る。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか1項に記載の処理炉の産業廃棄物投入用シュー
トにおいて、産業廃棄物は、有機塩素系化合物を含む軽
量シュレッダーダストであり、水分離の後水切りして供
給されるものであることを特徴とする。
【0021】軽量シュレッダーダストは、第一室で排出
側に徐々に移動しながら燃焼し、一方、燃焼ガスは、ロ
ングフレームのバーナにより第二室における高温環境下
で完全燃焼するから、シュレッダーダストが有機塩素系
化合物を含むものであっても有害なダイオキシンの発生
はない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る処理炉の産業
廃棄物投入用シュートについて、図示された好ましい実
施形態に基づいて詳細に説明する。
【0023】最初に、本発明に係る産業廃棄物投入用シ
ュートを設置する産業廃棄物の焼却炉について説明す
る。
【0024】産業廃棄物の焼却炉1は、概略的には、長
尺の円筒体10、二次燃焼用の空気を供給する空気供給
装置20、ロングフレームバーナ30及び本発明に係る
処理炉の産業廃棄物投入用シュート40を含み構成され
ている。
【0025】円筒体10は、廃棄物の焼却及びその際に
発生したガスを完全燃焼させるためのものである。焼却
残渣を排出する排出口16側が僅かに低くなるようにし
て、円筒体10は横置きに配置されている。円筒体10
の支持部17は、ローラ18等で回転可能に支持されて
いる。ここで、円筒体10の配置については、内周面に
傾斜を設けた円筒体をほぼ水平に配置することも含むも
のとする。
【0026】また、円筒体10は、図示されていない駆
動装置を有しており円筒体の外周下方に設けられたロー
ラ18上を所定の速度で回転させることができる。図示
された円筒体10の寸法は、最大直径が約5m、長さが
約50mとなっている。
【0027】円筒体10内部は、内周に耐火物14をラ
イニングして耐火性を向上させている。尚、耐火物14
は、円筒体10の内周全てにライニングしなくても良
い。実際に廃棄物が燃焼して炉内温度が高温になる範囲
のみ耐火物14をライニングすることで目的を十分に達
成することができる。図示された円筒体10では、廃棄
物を投入する側の端部から約21mの範囲まで耐火物1
4をライニングしている。
【0028】円筒体10内部には、廃棄物を投入する側
の端部より所定の位置に仕切り15が設けてある。図示
された円筒体10では、廃棄物を投入する側の端部より
約10mの位置に設けられている。また、仕切り15
は、円筒体10の内径が所定の大きさ、例えば、円筒体
10の内径のほぼ半分に絞れる高さで且つ図1に示すよ
うに螺旋状に一周以上にわたって設けられている。
【0029】仕切り15を設けることで、ひとつの円筒
体10内を一次燃焼室11と二次燃焼室12とに分ける
ことができる。一次燃焼室11では、主に廃棄物の焼却
が行われ、二次燃焼室12では、主に一次燃焼室11で
発生するガスを完全燃焼させるために用いられる。ま
た、一次燃焼室11から二次燃焼室12への廃棄物の侵
入を防止することができる。更に、仕切り15を螺旋状
にすることで一次燃焼室11から二次燃焼室12内に侵
入した廃棄物を円筒体10を回転中に再度一次燃焼室1
1内に戻すことができる。産業廃棄物が処理炉内に滞留
する時間は、処理炉の傾斜、回転速度等により決まる。
仕切り15を処理炉の排出口16側から5〜15mの位
置に設け、産業廃棄物をその半分から仕切り15の位置
までの間に供給すると、産業廃棄物の完全燃焼に必要な
十分な滞留時間、例えば、1時間を確保することができ
る。
【0030】空気供給装置20は、円筒体10の外周で
二次燃焼室12の入口の近傍に設けられている。空気供
給装置20は、一次燃焼室11から供給されるガスを完
全燃焼させるための燃焼用空気を供給するために設けら
れている。
【0031】ロングフレームバーナ30は、一次燃焼室
11及び二次燃焼室12の加熱に用いられている。ロン
グフレームバーナ30は、図1に示すように一次燃焼室
11側の端部に円筒体10の中心に向けて設けられてい
る。ロングフレームバーナ30は、一次燃焼室11ばか
りでなく二次燃焼室12内にも届くほどの炎を発生させ
ることができるものが良い。炎が仕切り15に届くこと
で、仕切り15の開口部でのガスの流速を早くすること
ができる。更に、仕切りが螺旋状に設けられているた
め、炎に回転が付与され渦流効果を増大させることがで
きる。
【0032】ロングフレームバーナ30を使用すること
で、一本のバーナで一次燃焼室11と二次燃焼室12と
を加熱することができる。このため、焼却コストの大半
を占る燃料代も少なく抑えることができると共に燃焼設
備も一基で済むことになる。
【0033】次に、本発明に係る処理炉の産業廃棄物投
入用シュート40について詳細に説明する。
【0034】シュート40は、概略的に、断面長方形の
シュート外筒42と、シュート外筒42の内側に固定さ
れる複数枚の底板44と、そして、加圧エア供給源46
とを含んで構成されている。シュート外筒42は、SU
S304等の耐熱性を有する金属により製造されてお
り、処理炉の排出側端から処理炉内側に向って低くなる
ように傾斜して配置されている。傾斜角αは、産業廃棄
物がシュート内で詰まる事なく滑落できる範囲でなるべ
く小さい角度とされる。シュートの先端は、処理炉内側
に奥深く位置することができ、その分、産業廃棄物を処
理炉内側の奥深くまで供給する。底板44も、同じく、
SUS304等の耐熱性を有する金属により製造されて
おり、シュート外筒42の両側壁に溶接される。各底板
44は、処理炉の排出側端から処理炉内側に向って低く
なるようにシュート外筒42とほぼ等しい角度傾斜して
配置されている。図3に最も良く図示されているよう
に、各隣接する2枚の底板44の上方に位置する底板4
4の下縁端部は、下方に位置する底板44の上縁端部の
上方に所定の高さ方向の隙間(高さT)を隔てて且つ長
手方向に所定の長さ(長さL)に渡って重なり合って配
置されている。
【0035】加圧エア供給源46は、シュート外筒42
の下方部分と複数枚の底板44とによって囲まれるエア
通路45に加圧エアを供給する。加圧エアは、各隣接す
る2枚の底板の間に形成された空間43から噴射され
る。産業廃棄物は、加圧エアに吹き飛ばされながら複数
枚の底板44上を滑り落ち、底板44上に止まることは
ない。加圧エアの噴射速度は、各隣接する2枚の底板の
間に形成された空間43の断面積とエア圧によって決ま
る。また、産業廃棄物が最終的に処理炉のどの位置まで
供給されるかは、産業廃棄物の種類と加圧エアの風速、
風量及び角度とによって決まる。好ましくは、円筒体1
0の排出口16から3m以上の位置まで吹き飛ばす。加
圧エアは、また、一次燃焼室11における産業廃棄物燃
焼のための二次燃焼空気としての役割を有しており、さ
らに、シュート外筒42及び底板44の冷却用としても
用いられる。これにより、これら部材の寿命を延長させ
ることができる。
【0036】(実施例)円筒体10は、直径が約5mで
長さが50mのものを用いた。仕切り15は、排出口1
6側端から10mの位置に設けられた螺旋状の羽根とし
た。試験用のシュート外筒42は全長約5mで、一辺が
40cmの正方形断面のものを用いた。底板44は、
0.5,1,1,1,1,0.5mの長さのものを用い
た。空間43の寸法は、例1の場合が、高さT=12m
m、幅40cm、そして、重なり代L=5cmとなるよ
うに、そして、例2の場合が、高さT=7.5mm、幅
40cm、そして、重なり代L=5cmとなるように設
定した。空間43の数は5つで、1つ当たり48平方c
m及び30平方cmの断面積を有することとなった。加
圧エア供給源46としては、風量11立方m/分で使用
時元圧4.5kg/平方cmのものを用いた。
【0037】空間43における風速及び風量を表1に示
す。なお、〜は、上から何番目の空間43かを表し
ている。
【表1】 また、シュート40内での産業廃棄物の滑り状況を評価
して、表2にまとめた。
【表2】 例1に示されているように、産業廃棄物として軽量ダス
トを用いた場合、角度αが36度以上で産業廃棄物が滑
らかに滑落することが分かった。一方、風速が例1のも
のより若干速くなっている例2では、角度αが32度以
上で産業廃棄物が滑らかに滑落することが分かった。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る処理炉の産業廃棄物投入用
シュートは、処理炉の排出側端から処理炉内側に向って
低くなるように傾斜して配置されたシュート外筒と、シ
ュート外筒の内側に固定される複数枚の底板であって、
各底板は処理炉の排出側端から処理炉内側に向って低く
なるように傾斜して配置されていると共に、各隣接する
2枚の底板の内産業廃棄物投入側に位置する底板の下縁
端部が処理炉内側に位置する底板の上縁端部の上方に所
定の高さ方向の隙間を隔てて且つ長手方向に所定の長さ
に渡って重なり合って配置されている複数枚の底板と、
そして、シュート外筒の下方部分と複数枚の底板とによ
って囲まれるエア通路に加圧エアを供給し、各隣接する
2枚の底板の間に形成された空間から加圧エアを噴射し
て産業廃棄物を複数枚の底板上を詰まらせることなく滑
らせる加圧エア供給手段とを含んで構成されてなるた
め、直径に比べて長手方向の長さが長いタイプの処理炉
において、処理炉内側の奥深くの位置に産業廃棄物を滑
らかに滑落させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る産業廃棄物投入用シュートを設
置した産業廃棄物焼却炉の縦断面図である。
【図2】 図1に示された産業廃棄物投入用シュートの
左側面図である。
【図3】 図1に示された産業廃棄物投入用シュートの
概略を示す斜視図である。
【図4】 本発明に係る産業廃棄物投入用シュートを設
置した産業廃棄物焼却炉の一部を断面とした正面図であ
る。
【図5】 従来のロータリーキルン・ストーカ併用式焼
却炉の斜視図である。
【符号の説明】
1 焼却炉 10 円筒体 11 一次燃焼室 12 二次燃焼室 14 耐火物 15 仕切り 20 空気供給装置 30 ロングフレームバーナ 40 シュート 42 シュート外筒 43 空間 44 底板 45 エア通路 46 加圧エア供給源

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理炉に産業廃棄物を投入する際使用す
    るシュートであって、処理炉の排出側端から処理炉内側
    に向って滑り台状に産業廃棄物滑り面を形成すると共
    に、滑り面に加圧エア噴射口を所定間隔で複数設けるこ
    とにより、産業廃棄物の滑落を助長することを特徴とす
    る処理炉の産業廃棄物投入用シュート。
  2. 【請求項2】 処理炉の排出側端から処理炉内側に向っ
    て低くなるように傾斜して配置されたシュート外筒と、 シュート外筒の内側に固定される複数枚の底板であっ
    て、各底板は処理炉の排出側端から処理炉内側に向って
    低くなるように傾斜して配置されていると共に、各隣接
    する2枚の底板の内産業廃棄物投入側に位置する底板の
    下縁端部が処理炉内側に位置する底板の上縁端部の上方
    に所定の高さ方向の隙間を隔てて且つ長手方向に所定の
    長さに渡って重なり合って配置されている複数枚の底板
    と、そして、 シュート外筒の下方部分と複数枚の底板とによって囲ま
    れるエア通路に加圧エアを供給し、各隣接する2枚の底
    板の間に形成された空間から加圧エアを噴射して産業廃
    棄物を複数枚の底板上を詰まらせることなく滑らせる加
    圧エア供給手段と、 を含んで構成されてなることを特徴とする処理炉の産業
    廃棄物投入用シュート。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の処理炉の産業廃棄物投
    入用シュートにおいて、処理炉は、 わずかに傾斜した状態で回転可能に配置され内側に耐火
    物をライニングした筒体と、 中心に開口部を形成するように筒体内の所定の位置に設
    けられ、該筒体内を相対的に下方に位置する第一室と相
    対的に上方に位置する第二室とに分ける仕切りと、 筒体の第一室側の端部に、仕切りの開口部に向けて且つ
    火炎が仕切りに至るように設けられたロングフレームの
    バーナと、そして、 筒体の第二室側の仕切りの開口部近傍に設けられ第二室
    内に燃焼用の空気を供給する空気供給装置と、 を含んで構成されてなることを特徴とする処理炉の産業
    廃棄物投入用シュート。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の処理炉の産業廃
    棄物投入用シュートにおいて、仕切りは、処理炉の排出
    側端から5〜15mの位置の筒体内周に螺旋状に設けら
    れており、また、加圧エアは、底板上を落下してくる産
    業廃棄物を処理炉の排出側端から仕切りまでの距離の半
    分から仕切りの設けられている位置までの間に吹き飛ば
    すことができる風速及び角度を有することを特徴とする
    処理炉の産業廃棄物投入用シュート。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の処
    理炉の産業廃棄物投入用シュートにおいて、産業廃棄物
    は、有機塩素系化合物を含む軽量シュレッダーダストで
    あり、水分離の後水切りして供給されるものであること
    を特徴とする処理炉の産業廃棄物投入用シュート。
JP17915397A 1997-06-20 1997-06-20 処理炉の産業廃棄物投入用シュート Pending JPH1111607A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010047090A1 (ja) * 2008-10-20 2010-04-29 日鉄ハード株式会社 搬送用構造体
JP2020139715A (ja) * 2019-03-01 2020-09-03 日本製鉄株式会社 流動乾燥装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010047090A1 (ja) * 2008-10-20 2010-04-29 日鉄ハード株式会社 搬送用構造体
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