JPH11116228A - シリコン溶解用ルツボおよびその製造方法 - Google Patents
シリコン溶解用ルツボおよびその製造方法Info
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- JPH11116228A JPH11116228A JP27893497A JP27893497A JPH11116228A JP H11116228 A JPH11116228 A JP H11116228A JP 27893497 A JP27893497 A JP 27893497A JP 27893497 A JP27893497 A JP 27893497A JP H11116228 A JPH11116228 A JP H11116228A
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Abstract
ツボの外側が低純度シリカ層からなる積層構造を有する
シリコン溶解用ルツボおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】 ルツボの内側空間と同じ形状を有する蝋
型1の表面に高純度シリカ層2を形成し、前記高純度シ
リカ層2の上に低純度シリカ層3を形成し、次いで、前
記蝋型1を溶融除去する。
Description
高純度シリカ層からなり、ルツボの外側が低純度シリカ
層からなる積層構造を有するシリコン溶解用ルツボおよ
びその製造方法に関するものであり、特に規格外の形状
を有するシリコン溶解用ルツボ、例えばルツボの内側空
間が立方体または直方体形状を有するシリコン溶解用ル
ツボおよびその製造方法に関するものである。
度石英ルツボまたは高純度黒鉛ルツボが使用されてい
た。しかし高純度黒鉛ルツボで作製したシリコンインゴ
ットは十分な純度が得られないところから、高純度のシ
リコンインゴットを製造するにはどうしても高純度石英
ルツボを使用しなければならなかった。この高純度石英
ルツボを製造するには、純度:99.9%以上の高純度
溶融シリカ粉末を用意し、この高純度溶融シリカ粉末
を、ルツボの形状をしたキャビティを有する内型と外型
からなる黒鉛型の前記キャビティに充填し、ついで内型
を取り除いて外型の内面側壁に張り付いている高純度溶
融シリカ粉末にアーク炎を当てながら外型を回転し、シ
リカ粉末を溶融しながらルツボに成形することにより作
製していた。
ツボを製造するための原料である高純度溶融シリカ粉末
は高価であり、近年のシリコンインゴットのコストダウ
ンに対する要求に十分答えることができず、さらにバー
ナーを使用するために内径が小さい小径の高純度石英ル
ツボを製造することができない。また、黒鉛型を使用し
て作るために、例えばルツボの内側空間が立方体または
直方体形状を有する高純度石英ルツボのように規格寸法
から外れた高純度石英ルツボを製造するには価格が高く
なることは避けられなかった。
工業上使用するシリコン溶解用ルツボはもちろんのこ
と、規格から外れた形状の高純度石英ルツボであっても
安価にかつ簡単に製造すべく研究を行なった結果、ルツ
ボの内側空間と同じ任意の寸法および形状を有する蝋型
を、純度:99.9%以上の高純度溶融シリカ粉末とコ
ロイダルシリカからなるスラリーに浸漬した後引き上げ
て蝋型の表面にスラリー層を形成し、このスラリー層の
表面に純度:99.9%以上の高純度溶融シリカ砂を散
布してスタッコ層を形成することにより高純度シリカ層
を形成し、この表面に前記高純度シリカ層を形成した蝋
型を、純度:99.9%未満の低純度溶融シリカ粉末と
コロイダルシリカからなるスラリーに浸漬した後引き上
げて蝋型の表面にスラリー層を形成し、このスラリー層
の表面に純度:99.9%未満の低純度溶融シリカ砂を
散布してスタッコ層を形成することにより低純度シリカ
層を形成すると、ルツボの内側が高純度シリカ層からな
り、ルツボの外側が低純度シリカ層からなる積層構造を
有するシリコン溶解用ルツボが得られ、このシリコン溶
解用ルツボは高価な純度:99.9%以上の高純度溶融
シリカ粉末の使用量を大幅に少なくすることができ、し
かも、蝋型の形状を変えることにより形の自由なシリコ
ン溶解用ルツボを製造することができるという知見を得
たのである。
たものであって、(1)内層が高純度シリカ層からな
り、外層が低純度シリカ層からなる積層構造を有するシ
リコン溶解用ルツボ、(2)ルツボの内側空間と同じ形
状を有する蝋型を、純度:99.9%以上の高純度溶融
シリカ粉末とコロイダルシリカからなるスラリーに浸漬
した後引き上げて蝋型の表面にスラリー層を形成し、こ
のスラリー層の表面に純度:99.9%以上の高純度溶
融シリカ砂を散布してスタッコ層を形成することにより
高純度シリカ層を形成し、この表面に前記高純度シリカ
層を形成した蝋型をさらに純度:99.9%未満の溶融
シリカ粉末とコロイダルシリカからなるスラリーに浸漬
した後引き上げて蝋型の表面にスラリー層を形成し、こ
のスラリー層の表面に純度:99.9%未満の溶融シリ
カ砂を散布してスタッコ層を形成することにより、内側
の高純度シリカ層および外側の低純度シリカ層からなる
積層構造を有するシリコン溶解用ルツボの製造方法、に
特徴を有するものである。
る内層の高純度シリカ層は、純度:99.9%以上の高
純度溶融シリカ粉末とコロイダルシリカからなるスラリ
ーに浸漬した後引き上げて蝋型の表面にスラリー層を形
成し、このスラリー層の表面に純度:99.9%以上の
高純度溶融シリカ砂を散布してスタッコ層を形成する操
作を複数繰り返すことにより成形することができる。
成する外層の低純度シリカ層は、前記内層の高純度シリ
カ層を有する蝋型を、純度:99.9%未満の低純度溶
融シリカ粉末とコロイダルシリカからなるスラリーに浸
漬した後引き上げることによりスラリー層を形成し、こ
のスラリー層の表面に純度:99.9%未満の低純度溶
融シリカ砂を散布してスタッコ層を形成する操作を複数
回繰り返すことにより成形することができる。
は、ルツボの内側空間が任意の寸法および形状を有する
空間(例えば、立方体または直方体空間)を有すること
ができる。このルツボの内側空間の形状が立方体または
直方体形状の空間を有するシリコン溶解用ルツボは、立
方体または直方体形状の蝋型を使用し、この蝋型を純
度:99.9%以上の高純度溶融シリカ粉末とコロイダ
ルシリカからなるスラリーに浸漬した後引き上げて蝋型
の表面にスラリー層を形成し、このスラリー層の表面に
純度:99.9%以上の高純度溶融シリカ砂を散布して
スタッコ層を形成することにより高純度シリカ層を形成
し、さらにこの高純度シリカ層を形成した立方体または
直方体形状の蝋型を純度:99.9%未満の低純度溶融
シリカ粉末とコロイダルシリカからなるスラリーに浸漬
した後引き上げて蝋型の表面にスラリー層を形成し、こ
のスラリー層の表面に純度:99.9%未満の低純度溶
融シリカ砂を散布してスタッコ層を形成し低純度シリカ
層を形成することにより製造することができる。
空間が立方体または直方体形状を有するシリコン溶解用
ルツボ、(4)立方体または直方体形状の蝋型を、純
度:99.9%以上の高純度溶融シリカ粉末とコロイダ
ルシリカからなるスラリーに浸漬した後引き上げて蝋型
の表面にスラリー層を形成し、このスラリー層の表面に
純度:99.9%以上の高純度溶融シリカ砂を散布して
スタッコ層を形成することにより高純度シリカ層を形成
し、さらに、表面に高純度シリカ層を形成した立方体ま
たは直方体形状の蝋型を、純度:99.9%未満の溶融
シリカ粉末とコロイダルシリカからなるスラリーに浸漬
した後引き上げて蝋型の表面にスラリー層を形成し、こ
のスラリー層の表面に純度:99.9%未満の溶融シリ
カ砂を散布してスタッコ層を形成することにより純度:
99.9%未満の低純度シリカ層を形成するルツボの内
側空間が立方体または直方体形状を有するシリコン溶解
用ルツボの製造方法、に特徴を有するものである。
形状を有するシリコン溶解用ルツボを使用すると、断面
が正方形または長方形を有するシリコンインゴットが得
られる。この断面が正方形または長方形を有するシリコ
ンインゴットは、特に太陽光発電用電池のシリコン基板
のような正方形または長方形を有するシリコン基板の製
造に用いると、高価なシリコンインゴットを最も有効に
活用することができる。
ゴットから正方形または長方形の太陽光発電用電池シリ
コン基板を作るには、丸棒形状のシリコンインゴットを
スライスして図4の平面図に示されるシリコン円板6を
作製し、このシリコン円板6の隅を切り落として図4の
平面図に示されるように正方形または長方形の太陽光発
電用電池シリコン基板7を作製する。この時、切り落と
した切除部分5が無駄となる。しかし、シリコンインゴ
ットが角型形状であり、スライスしてえられたシリコン
板が正方形または長方形であるならば、正方形または長
方形の太陽光発電用電池シリコン基板を作るには、図3
の平面図に示されるように切除部分5が極めて少なくす
ることができ、従って、コストを下げることができる。
づいて一層具体的に説明する。図1はこの発明のシリコ
ン溶解用ルツボの製造方法を示す断面説明図である。
縦:320mm、横:320mm、高さ:400mmの
寸法を有する図1(a)に示される直方体蝋型1用意
し、この蝋型1を、市販の純度:99.99%、平均粒
径:44μm以下の高純度溶融シリカ粉末:65%をコ
ロイダルシリカに添加してなるスラリーに浸漬し、スラ
リーから引き上げて蝋型の表面にスラリー層を形成し、
このスラリー層の表面に純度:99.99%、最大粒
径:150メッシュの高純度溶融シリカ砂を散布してス
タッコ層を形成することにより蝋型の表面に高純度シリ
カ層を形成し、この操作を3回繰り返して蝋型1の表面
に3層からなる合計厚さ:3mmの図1(b)に示され
る高純度シリカ層2を形成した。
1を、さらに市販の純度:99%、平均粒径:44μm
以下の低純度溶融シリカ粉末:68%をコロイダルシリ
カに添加してなるスラリーに浸漬し、スラリーから引き
上げて蝋型の表面にスラリー層を形成し、このスラリー
層の表面に純度:99%、最大粒径:150メッシュの
低純度溶融シリカ砂を散布してスタッコ層を形成するこ
とにより蝋型の表面に低純度シリカ層を形成し、この操
作を7回繰り返して蝋型の表面に7層からなる合計厚
さ:10mmの図1(c)に示される低純度シリカ層3
を形成した。
よび低純度シリカ層3を形成した図1(c)に示される
蝋型被覆体を温度:100℃に加熱して蝋型1を溶解除
去し、得られた高純度シリカ層2および低純度シリカ層
3からなる積層体を温度:800℃で8時間加熱保持す
ることにより焼成し、図2の斜視図に示されるような本
発明ルツボ4を製造した。
m、横:320mm、高さ:300mmの寸法を有する
シリコンインゴットを製造し、このシリコンインゴット
から縦:150mm、横:150mm、厚さ:400μ
mの寸法を有する角型シリコン板を作製し、このシリコ
ン板の端部を切除して太陽光発電用電池シリコン基板7
を製造したところ、図3の平面図に示されるように切除
部分5が極めて少なくすることができ、21%の切除で
太陽光発電用電池シリコン基板7を製造することができ
た。
丸棒状シリコンインゴットを用意し、このインゴットを
スライスして図4の平面図に示される直径:150mm
のシリコン円板6を作製し、このシリコン円板6の端部
を切除して縦:100mm、横:100mm、厚さ:4
00μmの寸法を有する太陽光発電用電池シリコン基板
7を製造したところ、図4の平面図に示される切除部分
5は43%に達した。
ボの内側が高純度シリカ層からなりルツボの外側が低純
度シリカ層からなる積層構造を有するのでシリコン溶解
用ルツボ自体の製造コストを下げることができる、
(2)従来のような黒鉛型を使用しないので規格外の形
状を有するシリコン溶解用ルツボ、例えばルツボの内側
空間が立方体または直方体形状を有するシリコン溶解用
ルツボを安価に製造することができる、(3)このルツ
ボを使用して角型シリコンインゴットを製造し、この角
型シリコンインゴットを使用して太陽光発電用電池シリ
コン基板などの正方形または長方形のシリコン基板を無
駄なく製造することができるなど、大量生産とコストダ
ウンに優れた効果を有するものである。
断面説明図である。
間が立方体または直方体形状を有するシリコン溶解用ル
ツボの斜視説明図である。
コンインゴットのスライス板から太陽光発電用電池シリ
コン基板を切り出す方法を説明するための平面図であ
る。
ら太陽光発電用電池シリコン基板を切り出す方法を説明
するための平面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 内層が高純度シリカ層からなり、外層が
低純度シリカ層からなる積層構造を有することを特徴と
するシリコン溶解用ルツボ。 - 【請求項2】 ルツボの内側空間が任意の寸法および形
状を有する空間であることを特徴とするシリコン溶解用
ルツボ。 - 【請求項3】 ルツボの内側空間が任意の寸法および形
状を有する立方体または直方体空間であることを特徴と
するシリコン溶解用ルツボ。 - 【請求項4】 内層が高純度シリカ層からなり、外層が
低純度シリカ層からなる積層構造を有することを特徴と
する請求項2または3記載のシリコン溶解用ルツボ。 - 【請求項5】 ルツボの内側空間と同じ形状を有する蝋
型を、純度:99.9%以上の高純度溶融シリカ粉末と
コロイダルシリカからなるスラリーに浸漬した後引き上
げて前記蝋型の表面にスラリー層を形成し、このスラリ
ー層の表面に純度:99.9%以上の高純度溶融シリカ
砂を散布してスタッコ層を形成することにより前記ルツ
ボの内側空間と同じ形状を有する蝋型の表面に高純度シ
リカ層を形成し、 この表面に前記高純度シリカ層を形成した蝋型を、さら
に純度:99.9%未満の低純度溶融シリカ粉末とコロ
イダルシリカからなるスラリーに浸漬した後引き上げて
前記高純度シリカ層の表面にスラリー層を形成し、この
スラリー層の表面に純度:99.9%未満の低純度溶融
シリカ砂を散布してスタッコ層を形成することにより前
記高純度シリカ層の上に低純度シリカ層を形成し、 次いで、前記ルツボの形状を有する蝋型を溶融除去する
ことを特徴とするシリコン溶解用ルツボの製造方法。 - 【請求項6】 前記高純度シリカ層を形成する操作を複
数回繰り返し、さらに前記低純度シリカ層を形成する操
作を複数回繰り返すことにより形成することを特徴とす
る請求項5記載のシリコン溶解用ルツボの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27893497A JP3528540B2 (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | シリコン溶解用ルツボの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27893497A JP3528540B2 (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | シリコン溶解用ルツボの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11116228A true JPH11116228A (ja) | 1999-04-27 |
| JP3528540B2 JP3528540B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=17604118
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27893497A Expired - Lifetime JP3528540B2 (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | シリコン溶解用ルツボの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3528540B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008214189A (ja) * | 2008-06-16 | 2008-09-18 | Mitsubishi Materials Corp | シリコン溶融用ルツボ及びシリコン単結晶引上装置 |
| JP2008266137A (ja) * | 2008-06-16 | 2008-11-06 | Mitsubishi Materials Corp | シリコン溶融用ルツボ及びシリコン単結晶引上装置 |
| CN107032771A (zh) * | 2017-03-17 | 2017-08-11 | 邹亚静 | 一种石英陶瓷坩埚的制造方法 |
-
1997
- 1997-10-13 JP JP27893497A patent/JP3528540B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008214189A (ja) * | 2008-06-16 | 2008-09-18 | Mitsubishi Materials Corp | シリコン溶融用ルツボ及びシリコン単結晶引上装置 |
| JP2008266137A (ja) * | 2008-06-16 | 2008-11-06 | Mitsubishi Materials Corp | シリコン溶融用ルツボ及びシリコン単結晶引上装置 |
| CN107032771A (zh) * | 2017-03-17 | 2017-08-11 | 邹亚静 | 一种石英陶瓷坩埚的制造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3528540B2 (ja) | 2004-05-17 |
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