JPH11116424A - 光互換性を改善するためのイオン伝導体の使用及び該イオン伝導体を含む組成物 - Google Patents

光互換性を改善するためのイオン伝導体の使用及び該イオン伝導体を含む組成物

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JPH11116424A
JPH11116424A JP10237770A JP23777098A JPH11116424A JP H11116424 A JPH11116424 A JP H11116424A JP 10237770 A JP10237770 A JP 10237770A JP 23777098 A JP23777098 A JP 23777098A JP H11116424 A JPH11116424 A JP H11116424A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無機光互変化合物を含有する組成物におい
て、その光互変性を改善すする。また、光互変性が改善
された化合物を含む組成物、特に化粧品組成物を提供す
る。 【解決手段】 光互変性を改善させるために、イオン性
導体を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、最初から光互変性
の無機化合物の光互変特性の改善、及び特にその化粧品
組成物の分野への応用に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】化粧品
組成物、特にメークアップ用組成物、例えばフリー又は
コンパクトパウダー、ファンデーション、ほほ紅又はア
イシャドウ、棒状口紅又はネイルラッカーは、皮膚、粘
膜、粘膜皮膚組織及び/又は皮膚骨格の一部、例えば爪
もしくは髪に適用される前及び/又は後に、所定の色調
を該組成物に付与することを意図した種々の着色料と適
当なビヒクルからなる。
【0003】今日、かなり限られた範囲の着色料、特
に、レーキ類、無機顔料類又は真珠光沢顔料が発色用に
使用されている。レーキ類により、鮮やかな色調を得る
ことができるが、その多くは光、温度又はpHに対して
不安定である。また、それらのなかには、着色料の浸出
の結果、適用後に皮膚に美的でないしみができるといっ
た欠点を有するものもある。逆に、無機顔料、特に無機
酸化物は非常に安定しているが、幾分鈍くかつ淡い色調
しか付与しない。また、多様ではあるが決して強い色調
ではない真珠光沢顔料も着色効果を得るために使用さ
れ、かかる顔料により真珠光沢を得ることはできるが、
大抵の場合非常に弱い効果しか得られない。
【0004】従って、髪及び/又は皮膚のメークアップ
の着色効果において美しく多様な変化を得るために、メ
ークアップ又はヘアケア組成物に光互変化合物を用いる
ことが提案されている。
【0005】光互変化合物とは、光源にさらされると色
が変化し、光源にさらされなくなると最初の色又は類似
した色に戻る特性を有する化合物のことである。特にこ
の種の化合物は、化粧品組成物、なかでもメークアップ
用組成物、例えばファンデーション及びほほ紅又はアイ
シャドウにおいて特に有利に利用されている。実際、施
された皮膚のメークアップ効果が、照明が自然光である
か人工光であるかによって異なることが見出されてい
る。しかして、人工照明下において施したメークアップ
は、自然光においては、より薄く見える。逆に、戸外で
施したメークアップは、人工的に照らされた場所におい
ては、より暗く見える。
【0006】特に、有機光互変化合物、例えばスピロピ
ラン又はナフトキサジン(naphthoxazine)族の化合物
を使用することが提案されている。
【0007】これらの光互変化合物は、それらが付与さ
れた支持体の色調を、該支持体が例えばUVにさらされ
たときに素早く変化させ、UVがあたらなくなると、素
早く当初の色調に戻すことができるため、特に有利であ
る。
【0008】よって、例えばニトロベンジルピリジン、
チオセミカルバゾン又はスピロピラン誘導体のようなフ
ォトトロピー化合物を含有する化粧品組成物、特にエア
ゾール形態の髪用組成物が記載されている仏国特許第1
604929号を挙げることができる。これらの組成物
を髪にスプレーして太陽光にさらすと、青−紫の色調に
なり、暗所では再び淡い黄色に戻る。
【0009】金属酸化物とその水和物及びその錯体から
選択される特定の無機光互変化合物を含有する化粧品組
成物もまた、例えば欧州特許第359909号において
提案されている。特にこの公報では、光互変になるよう
に処理された酸化チタンをメークアップ用組成物、例え
ばパウダー及びファンデーションに使用することに言及
されている。
【0010】しかしながら、これらの光互変化合物、特
に無機のものでは、照明の性質に関係なく一定の色調を
維持するように思われるメークアップをすることは可能
であったとしても、メークアップの色調の本当の変化、
すなわち換言すれば、メークアップ効果の真の変化を達
成することはできないことが知見されている。
【0011】さらに、光にさらされなくなった場合に、
メークアップの色調が必ずしも許容可能な程度で当初の
色調には戻らず、特に当初の色調と同一の色調に完全に
戻ることはないことも知見されている。
【0012】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明の目的は、最初から無機光互変化合物のホトクロミ
ズムすなわち光互変性を改善するための特定の方法を提
供することにある。
【0013】化合物の光互変性は、実施例の前に記載さ
れるように、3色性座標(trichromatic coordinates)
(L、a及びb)を使用することで特性化することがで
きる。これらの座標により、特に、本発明の範囲内と本
発明の範囲外の化合物の光互変性を特徴付けるために本
願で使用されるパラメータ△E30と△(△E)を決定
することができる。
【0014】一般的に、パラメータ△E30が高くなれ
ばなる程、照射後の化合物の色調の変化が大きくなる。
また、パラメータ△(△E)が高くなればなる程、化合
物の当初の色調に戻る能力が大きくなる。
【0015】よって、本発明の目的は、組成物のパラメ
ータ△E30及び△(△E)を改善すること、すなわち
可能な限り高いパラメータを得ることである。
【0016】しかして、本発明は、無機光互変化合物を
含有する組成物の光互変性を改善するための、該組成物
におけるイオン伝導体の使用に関する。
【0017】また本発明は、少なくとも一種の無機光互
変化合物及び少なくとも一種のイオン伝導体を含有する
組成物に関する。
【0018】本発明の利点の一つは、本発明の化粧品組
成物において、従来のものに匹敵する遮蔽及びメークア
ップ効果を達成しながらも、光互変化合物の化粧品組成
物への使用量を従来の使用量よりも少なくすることがで
きることである。
【0019】本発明の他の利点は、同量の光互変化合物
で光互変性を改善できること、すなわち色調変化が高め
られ、及び/又は当初の色調への戻りも改善されること
である。
【0020】本説明に限定されるものではないが、所定
の化合物の光互変性の改善が可能になるメカニズムを以
下に説明する。鉄がドープされた光互変酸化チタンにつ
いて考察する。UVにさらされると、カチオンFe3+
からXに電子が渡され、Xは該光互変化合物の色調変化
の原因であるXになると考えられる。第2段階で、酸
化チタンの価電子帯の電子が伝導帯に移動して、その結
果、Xに捕捉されてX を形成する遊離の電子と、正
「孔」とも称される価電子帯の電子空孔、すなわち負の
電荷が欠如した領域に相当するエネルギー帯中の空孔状
態を生じると思われる。
【0021】本発明は、光互変性を改善するように光互
変酸化チタン内の電子の移動を促進させることにある。
【0022】本発明で使用される「イオン伝導体(ioni
c conductor)」という用語は、水又は水性媒体に溶解
した場合にカチオンとアニオンに分離可能な任意の化合
物を意味する。
【0023】前記イオン伝導体は、好ましくはアルカリ
金属又はアルカリ土類金属の塩類から選択され;特に、
単独で又は混合物として、ナトリウム、リチウム、カリ
ウムの塩化物、及びカルシウム又はマグネシウムの硫酸
塩を挙げることができる。
【0024】前記イオン伝導体は、所望の効果を得るた
めに、当業者が自らの一般的知識に基づき容易に決定し
得る量で組成物中に含有せしめることができ;この量
は、特に、組成物の全重量に対して0.5〜30重量
%、好ましくは1〜20重量%である。
【0025】さらに、本組成物は、関連した応用分野で
使用可能な任意の従来の光互変化合物から選択しうる、
少なくとも一種の無機光互変化合物を含有する。
【0026】特に、金属酸化物又は水和物、並びにドー
プされたアルミノケイ酸塩を挙げることができる。
【0027】金属酸化物、該酸化物の水和した形態及び
それらの錯体としては、欧州特許第359909号に記
載されているもの、特に、チタン、ニオブ、ケイ素、ア
ルミニウム、亜鉛、ハフニウム、トリウム、スズ、タリ
ウム、ジルコニウム、ベリリウム、コバルト、カルシウ
ム及びマグネシウムの酸化物を挙げることができる。
【0028】チタン、アルミニウム、亜鉛、ジルコニウ
ム、カルシウム及びマグネシウムの酸化物及び水和した
酸化物が好ましい。
【0029】より好ましくは、鉄、クロム、銅、ニッケ
ル、マンガン、コバルト、モリブデンから選択される金
属をそもままあるいは塩、例えば硫酸塩、塩素酸塩、硝
酸塩又は酢酸塩の形態で使用して光互変性化され得る二
酸化チタンが使用される。
【0030】ドープされたアルミノケイ酸塩としては、
まだ公開されていない出願である96FR−15451
に記載されているものを挙げることができる。これらの
アルミノケイ酸塩は、好ましくは: RAlSi24 (上式中、 − Rは、Na、K、Cs、Rb、Li、Ag又はCa
から選択される元素を表し、好ましくはNaであり、 − Xは一又は複数の上述したドーパント元素を表し、 − nは1〜5、好ましくは1〜3である)で示される
タイプの構造を有する。
【0031】これらの化合物としては、特に、次の式: NaAlSi24 [上式中、Xは、一又は複数のハロゲンアニオン、特
に、Cl、ClBr、I又はBrを表す]で示さ
れる方ソーダ石族のものを挙げることができる。
【0032】光互変化合物は、当業者により一般的な知
識に基づいて容易に決定されうる量、特に、組成物の全
重量に対して0.01〜30重量%、好ましくは1〜1
5重量%の量で組成物中に含有せしめることができる。
【0033】本発明の化粧品組成物は、化粧品組成物の
形態、特に、粘膜、粘膜皮膚組織及び/又はケラチン組
織、例えば皮膚及び皮膚骨格の一部(爪、まつげ、眉
毛、体毛及び頭髪)に適用される製品の形態とすること
ができる。
【0034】特に、この組成物は、皮膚のメークアップ
及び/又は手入れ用製品、サンケア又は自己サンタン用
製品、又はヘアケア用製品ともすることができる。
【0035】本発明の化合物は、棒状口紅、ファンデー
ション、ほほ紅又はアイシャドウ、アイライナー、マス
カラ及びネイルラッカー、特に水性、水性−アルコール
又は溶媒ベースのものの分野において特に利用すること
ができる。
【0036】また、本発明の組成物は、化粧品的に許容
可能な媒体、換言すれば、全てのケラチン物質、例え
ば、皮膚、爪、髪、まつげ及び眉毛、粘膜及び粘膜皮膚
組織、及び顔及び体の任意の他の皮膚領域と融和性のあ
る媒体を含有する。
【0037】前記媒体は、特に、増粘化又はゲル化して
いてもよい、水性又は水性−アルコール媒体における溶
液、分散液又は懸濁液;水中油型、油中水型又は複エマ
ルション;ゲル又はフォーム;乳化ゲル;小胞分散液、
特に脂質小胞体の分散液;2相又は複相ローション;又
はスプレーの形態であってよく、またこれらを含有する
ものであってもよい。
【0038】当業者であれば、使用される成分の性質、
特に支持体におけるそれらの溶解度と組成物に対して考
えられる用途とを考慮に入れ、自らの一般的知識に基づ
き、適切な製薬形態並びにその調製方法を選択すること
ができるであろう。
【0039】好ましくは、本発明の組成物は水性相を含
有しており、特に、分散液、エマルション、ローショ
ン、ゲル又は水性もしくは水性−アルコール溶液の形態
とされ得る。
【0040】しかしながら、水性相又は親水性相の存在
は、本発明の実施には必要ではなく;よって、本発明は
無水組成物とすることもできる。
【0041】このように、本発明の組成物は、水、花の
水(floral water)、例えばヤグルマソウ水(cornflow
er water)、及び/又は鉱泉水、例えばロ・ドゥ・ヴィ
テル(l'eau de Vittel)、レ・ゾ・デュ・バサン・ド
ゥ・ヴィシィ(les eaux du bassin de Vichy)、ロ・
デュリアージュ(l'eau d'Uriage)、ロ・ドゥ・ラ・ロ
シュ・ポセ(l'eau de la Roche Posay)、ロ・ドゥ・
ラ・ブールブル(l'eau de la Bourboule)、ロ・ダン
ギャン−レ−バン(l'eau d'Enghien-les-Bains)、ロ
・ドゥ・サン・ジェールヴエ−レ−バン(l'eau de Sai
nt Gervais-les-Bains)、ロ・ドゥ・ネリ−レ−バン
(l'eau de Neris-les-Bains)、ロ・ダレバァール−レ
−バン(l'eau d'Allevar-les-Bains)、ロ・ドゥ・デ
ィーニュ(l'eaude Digne)、ロ・ドゥ・ルカ(l'eau d
e Lucas)、ロ・ドゥ・メズィエール(l'eau de Maizie
res)、ロ・ドゥ・ネーラ−レ−バン(l'eau de Neyrac
-les-Bains)、ロ・ドゥ・ロン−ル−ソニエ(l'eau de
Lons-le-Saunier)、レ・ゾ・ボンヌ(Les Eaux Bonne
s)、ロ・ドゥ・ロシュフォール(l'eau de Rochefor
t)、ロ・ドゥ・サン・クリスト(l'eau de Saint Chri
stau)、ロ・デ・フュマド(l'eau des Fumades)及び
ロ・ドゥ・テルシ−レ−バン(l'eau de Tercis-les-ba
ins)を含む水性相を含有するものであってよい。
【0042】前記水性相は、水性相の全重量に対して、
0重量%〜14重量%のC−C低級モノアルコール
及び/又はポリオール、例えばグリセロール、ブチレン
グリコール、イソプレングリコール、プロピレングリコ
ール又はポリエチレングリコールを含有してもよい。
【0043】本発明の組成物がエマルションの形態であ
る場合、組成物の全重量に対して、好ましくは0.01
〜30重量%の量で界面活性剤をさらに含有してもよ
い。
【0044】単独又は混合物として使用することができ
るアニオン性界面活性剤としては、特に、次の化合物:
硫酸アルキル、アルキル−エーテル−スルファート、ア
ルキルアミド−スルファート及び硫酸エーテル、アルキ
ルアリールポリエーテル−スルファート、硫酸モノグリ
セリド、スルホン酸アルキル、アルキルアミド−スルホ
ネート、アルキルアリールスルホネート、α−オレフィ
ン−スルホネート、スルホン酸パラフィン、スルホコハ
ク酸アルキル、アルキル−エーテル−スルホスクシネー
ト、アルキルアミド−スルホスクシネート、アルキルス
ルホスクシナメート、スルホ酢酸アルキル、アルキル−
ポリグリセロール−カルボキシラート、アルキル−ホス
ファート/アルキル−エーテル−ホスファート、サルコ
シン酸アシル(acyl sarcosinates)、アルキルポリペ
プチダート(peptidates)、アルキルアミドポリペプチ
ダート、イセチオン酸アシル、ラウリン酸アルキル、の
アルカリ金属塩、アンモニウム塩、アミン塩又はアミノ
アルコール塩を挙げることができる。全てのこれら化合
物のアルキル又はアシル基は、一般的に、12〜18の
炭素原子の鎖を示す。また、石鹸類及び脂肪酸塩、例え
ばオレイン酸、リシノレイン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、ヤシ油酸又は硬化ヤシ油酸、特に、アミン塩、
例えば、ステアリン酸アミン;アシル基が8〜20の炭
素原子を有するラクチル酸アシル;酸又は塩化した形態
の、次の式: Alk−(OCH−CH−OCH−COOH [置換基Alkは、12〜18の炭素原子を有する直鎖
状の鎖に相当し、nは、5〜15の整数である]に相当
するポリグリコールエーテルのカルボン酸を挙げること
ができる。
【0045】単独又は混合物として使用可能な非イオン
性界面活性剤としては、特に:ポリエトキシル化、ポリ
プロポキシル化又はポリグリセロール化された、8〜1
8の炭素原子を含む脂肪鎖を有する、脂肪酸、アルキル
フェノール及びアルコール;グルコース誘導体の脂肪酸
エステル、リン酸トリエステル、ポリエチレングリコー
ルの脂肪酸エステル、サッカロースの脂肪酸エステル、
オキシエチレン化した、又はオキシエチレン化していな
いソルビタンの脂肪酸エステル、グリコールの脂肪酸エ
ステル、エタノールアミド、ポリエトキシル化脂肪アミ
ン、ポリエトキシル化脂肪アミド、脂肪アルコールと
の、プロピレンオキシド及びエチレンオキシドの縮合
物、プロピレンオキシドとエチレンオキシドのコポリマ
ー;アミノ糖のアルキルアミド及びアルキル−ポリグル
コシド;グリシドール又はグルシドール先駆物質との、
ジグリコールアミド、アミド、アルキルフェノール、モ
ノアルコール又はα−ジオールの縮合物を挙げることが
できる。
【0046】また、本発明の組成物は、エマルションの
全重量に対して0〜5重量%の、オキシエチレン化モノ
ステアリン酸ソルビタン、脂肪アルコール、例えば、ス
テアリルアルコール又はセチルアルコール、又はポリオ
ールの脂肪酸エステル、例えばステアリン酸グリセリル
から選択される、少なくとも一種の共乳化剤をさらに含
有してもよい。
【0047】さらに、本発明の組成物は、好ましくは、
エマルションの全重量に対して0〜6重量%の範囲内の
濃度の、一又は複数の増粘剤を含有してもよい。この増
粘剤は: − 多糖類バイオポリマー、例えばキサンタンガム、キ
ャロブガム(carob gum)、グアガム、アルギナート、
変性セルロース、例えばヒドロキシエチルセルロース、
メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース及び
カルボキシメチルセルロース、デンプン誘導体、第4級
アンモニウム基を含むセルロースエーテル誘導体、カチ
オン性多糖類; − 合成ポリマー、例えばポリアクリル酸、例えばヒス
パノ・キィミカ(Hispano Quimica)社又はガーディア
ン(Gardian)社の「ヒスパゲル(Hispagel)」又は
「ルブラゲル(Lubragel)」のような、ポリグリセリル
(メタ)アクリレートポリマー、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルアルコール、アクリルアミドとアクリル
酸アンモニウムとの架橋ポリマー、例えばヘキスト(Ho
echst)社の「ボゼポール(Bozepol)C」又は「PAS
5161」;アクリレート/オクチルアクリルアミドコ
ポリマー、例えばナショナル・スターチ(National Sta
rch)社の「ダーマクリル(Dermacryl)」;ポリアクリ
ルアミド系ポリマー、例えばセピック(Seppic)社の
「セピゲル(Sepigel)305」、アクリルアミドとメ
タクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロ
リドとの架橋ポリマー、例えばアライド・コロイド(Al
lied Colloids)社の「サルケア(Salcare)SC9
2」、 − ケイ酸アルミニウムマグネシウム、から選択され
る。
【0048】本組成物は、考慮される用途に応じて、皮
膜形成ポリマーをさらに含有する。ネイルラッカー、マ
スカラ又はアイライナータイプの組成物又はラッカータ
イプの髪用組成物の調製が望まれている場合は、特にし
かりである。
【0049】ポリマーは、化粧品的に許容可能な媒体に
溶解されても分散されてもよい。特に、ポリマーは、有
機溶媒に溶解した溶液の形態又は皮膜形成ポリマー粒子
の水性分散液の形態で存在し得る。
【0050】前記ポリマーは、ニトロセルロース、セル
ロース−アセトブチレート、ポリビニル−ブチラール、
アルキル樹脂、ポリエステル、アクリル(acrylics)、
ビニル及び/又はポリウレタンから選択され得る。
【0051】特に、(メタ)アクリル酸及び少なくとも
一の直鎖状、分枝状又は環状の(メタ)アクリル酸のエ
ステルモノマー及び/又は少なくとも一の直鎖状、分枝
状又は環状で、モノあるいはジ置換(メタ)アクリル酸
のアミドモノマーのコポリマー;(メタ)アクリル酸/
tert−ブチル(メタ)アクリレート及び/又はイソブチ
ル(メタ)アクリレート/C−Cのアルキル(メ
タ)アクリレートのコポリマー;(メタ)アクリル酸/
アクリル酸エチル/メタクリル酸メチルのターポリマー
及びテトラポリマー;メタクリル酸メチル/アクリル酸
エチル又はブチル/ヒドロキシエチル又は2−ヒドロキ
シプロピルアクリレート又はメタクリレート/(メタ)
アクリル酸テトラポリマー;アクリル酸とC−C
アルキルメタクリレートのコポリマー;ビニルピロリド
ン、アクリル酸及びC1−20のメタクリル酸アルキル
のターポリマー;両性コポリマー;分枝状の酸のビニル
エステル;安息香酸のビニルエステル;(メタ)アクリ
ル酸と少なくとも一のオレフィンモノマーのコポリマ
ー;ビニルの一酸及び/又はアリル酸の一酸のコポリマ
ーを挙げることができる。
【0052】樹脂としては、アリールスルホンアミド−
ホルムアルデヒド又はアリールスルホンアミド−エポキ
シ型の樹脂;アクリル、スチレン、アクリル酸スチレン
及びアクリル酸ビニル型の樹脂を挙げることができる。
【0053】また、本組成物は、少なくとも一種の可塑
剤、例えば、リン酸トリクレシル、安息香酸ベンジル、
クエン酸トリエチル、クエン酸トリブチル、アセチルク
エン酸トリエチル、2−トリエチルヘキシル−アセチル
シトレート、ショウノウ;グリコールエーテル;40モ
ルのエチレンオキシドでオキシエチレン化されたヒマシ
油;プロピレングリコール;ブチルグリコール;エチレ
ングリコール−モノメチルエーテルアセテート;プロピ
レングリコールエーテル;エチレングリコールとプロピ
レングリコールのエステルエーテル;二酸のエステル、
例えばジエチル、ジブチル及びジイソプロピルのフタレ
ート及びアジペート、酒石酸ジエチル及び酒石酸ジブチ
ル、コハク酸ジエチル及びコハク酸ジブチル、セバシン
酸ジエチル及びセバシン酸ジブチル、リン酸ジエチル、
リン酸ジブチル及び2−ジエチルヘキシル−ホスファー
ト、ジエチルアセチルシトレート又はジブチルアセチル
シトレート;グリセロールエステルをさらに含有しても
よい。可塑剤は、一般に、組成物の全重量に対して1重
量%〜40重量%の範囲内のレベルで存在している。
【0054】さらに、本発明の組成物は、特に、25℃
で液状の脂肪物質、例えば、動物性、植物性、鉱物性又
は合成の油;25℃で固体状の脂肪物質、例えば、動物
性、植物性、鉱物性又は合成のロウ;ペースト状の脂肪
物質;ガム類;それらの混合物を含む脂肪相を有してよ
い。
【0055】本発明の組成物は、皮膚に接触して蒸発す
るが、皮膚に適用する場合に、組成物の展伸性を容易に
するため、化粧品組成物中に存在していると有用な揮発
性の油を含有してもよい。ここで「揮発性油」と称する
この種の展伸剤は、一般的に、25℃で少なくとも0.
5ミリバール(すなわち50Pa)の飽和蒸気圧を有す
る油である。好ましくは、その引火点が、組成物に使用
できる程度に十分高く、所望の蒸散効果が得られる程度
に十分低い油が使用される。引火点が約40〜100℃
のオーダーの油が、好ましく使用される。
【0056】揮発性シリコーン油、例えば: − 3〜8、好ましくは4〜6のケイ素原子を有する環
状の揮発性シリコーン[これらの例には、シクロテトラ
ジメチルシロキサン、シクロペンタジメチルシロキサン
又はシクロヘキサジメチルシロキサンが含まれる]、 − ジメチルシロキサン/メチルアルキルシロキサン型
のシクロコポリマー、例えば、ユニオン・カーバイド
(Union Carbide)社から販売されている「シリコーン
FZ3109」で、ジメチルシロキサン/メチルオクチ
ルシロキサンのシクロコポリマー、 − 2〜9のケイ素原子を有する直鎖状の揮発性シリコ
ーン[これらの例には、ヘキサメチルジシロキサン、ヘ
キシルヘプタメチルトリシロキサン又はオクチルヘプタ
メチルトリシロキサンが含まれる]、を挙げることがで
きる。
【0057】また、揮発性の炭化水素油、例えば、イソ
パラフィン類、特に、イソドデカン;及びフッ化油、例
えば、ガルデン(GALDEN)(登録商標)(モンテフルオ
ス社:Montefluos)の名称で市販されているものを挙げ
ることもできる。
【0058】さらに、非揮発性油を使用することもで
き、このようなものとしては: − ポリ(C−C20)アルキルシロキサン類、特に
トリメチルシリル末端基を持つもの、好ましくは粘度が
0.06m/s未満のもの[なかでも、直鎖状のポリ
ジメチルシロキサン及びアルキルメチルポリシロキサ
ン、例えば、セチルジメチコーン(CTFA名)を挙げ
ることができる]、 − フッ素を含有していてもしていなくてもよい脂肪族
及び/又は芳香族基、又は官能基、例えば、ヒドロキシ
ル、チオール、及び/又はアミン基で変性されたシリコ
ーン、 − フェニル化されたシリコーン油、特に、次の式:
【化1】 [上式中、Rは、C−C30のアルキル基、アリール
基又はアラルキル基であり、合計が1〜100であると
いう条件下で、mは0〜100の整数で、nは0〜10
0の整数である]で示されるもの、 − 動物性、植物性、又は鉱物性の油、特に、ポリオー
ルの脂肪酸エステル類から形成される動物性又は植物性
油、特に、液状トリグリセリド類、例えば、ヒマワリ
油、コーン油、大豆油、ナタウリ(marrow)油、グレー
プシード油、ゴマ油、ハゼルナッツ(hazelnut)油、ア
プリコット油、アルモンド油又はアボカド油;魚油、ト
リカプロカプリル酸グリセリル、又はRが7〜19の
炭素原子を有する高級脂肪酸残基を表し、Rが3〜2
0の炭素原子を有する分枝状の炭化水素鎖を表す、式R
COORの植物性又は動物性油、例えば、プルセリ
ン(Purcellin)油;流動パラフィン、流動ペトロラタ
ム、ペルヒドロスクワレン、小麦胚芽油、美葉(beauty
-leaf)油、ゴマ油、マカダミア油、グレープシード
油、菜種油、ヤシ油(copra oil)、グランドナッツ(g
roundnut)油、パーム油、ヒマシ油、ホホバ油、オリブ
油又は穀物胚芽油;脂肪酸エステル類;アルコール類;
アセチルグリセリド類;アルコール又は多価アルコール
のオクタノアート、デカノアート又はリシノレアート;
脂肪酸トリグリセリド;グリセリド類; − フッ化油及び過フッ化油(perfluorinated oil)、
を挙げることができる。
【0059】またさらに、本発明の組成物は、最終組成
物に所望の特性、例えば、コンシステンシー及び/又は
テクスチャーに関する特性を付与するために、当業者が
自身の一般的な知識に基づき選択し得る他の脂肪物質を
含有してもよい。これらの付加的な脂肪物質は、動物
性、植物性、鉱物性又は合成由来の、又はペースト状の
脂肪物質、ガム類及び/又はロウ類、並びにそれらの混
合物であってよい。
【0060】特に: − シリコーンガム類、 − 動物性、植物性、鉱物性、又は合成のロウ類、例え
ば、マイクロクリスタリンワックス、パラフィン、ワセ
リン、ペトロラタム、オゾケライト、モンタンロウ;ミ
ツロウ、ラノリン及びその誘導体;キャンデリラロウ、
オーリクリー(ouricury)ロウ、カルナウバロウ、モク
ロウ、ココアバター、コルク繊維ロウ又はサトウキビロ
ウ;25℃で固体状の硬化油、25℃で固体状のグリセ
リド及び脂肪エステル類、オゾケライト;フィッシャー
−トロプシュ合成法により得られるロウ及びポリエチレ
ンロウ;ラノリン;25℃で固体状の硬化油;25℃で
固体状の脂肪エステル;シリコーンロウ;フッ化ロウ、
を挙げることができる。
【0061】また、本発明の組成物は、一又は複数の化
粧品的に許容可能な(耐性、毒学的及び感覚的に許容可
能であること)有機溶媒を含有してもよい。これらの有
機溶媒は、組成物の全重量に対して、0%〜98%とす
ることができ、親水性の有機溶媒、親油性の有機溶媒、
両親媒性の有機溶媒又はそれらの混合物からなるグルー
プから選択される。
【0062】親水性の有機溶媒としては、例えば、1〜
8の炭素原子を有する、直鎖状又は分枝状の低級モノア
ルコール、例えばエタノール、プロパノール、ブタノー
ル、イソプロパノール、イソブタノール;6〜80のエ
チレンオキシドを有するポリエチレングリコール;ポリ
オール、例えばプロピレングリコール、イソプレングリ
コール、ブチレングリコール、グリセロール及びソルビ
トール;アルキル基が1〜5の炭素原子を有するモノ又
はジアルキルイソソルバイド;グリコールエーテル類、
例えばジエチレングリコールモノメチル又はモノエチル
エーテル及びプロピレングリコールエーテル、例えばジ
プロピレングリコールメチルエーテルを挙げることがで
きる。両親媒性の有機溶媒としては、ポリオール、例え
ばポリプロピレングリコール(PPG)誘導体、例えば
ポリプロピレングリコールの脂肪酸エステル及びPPG
の脂肪アルコールエステル類、例えばPPG−23−オ
レイルエーテル及びPPG−36−オレアートを挙げる
ことができる。親油性の有機溶媒としては、例えば、脂
肪エステル類、例えばアジピン酸ジイソプロピル、アジ
ピン酸ジオクチル、安息香酸アルキル、ミリスチン酸イ
ソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸
ブチル、ラウリン酸ヘキシル、イソノナン酸イソノニ
ル、2−エチルヘキシル−パルミテート、2−ヘキシル
デシル−ラウレート、2−オクチルデシル−パルミテー
ト、2−オクチルドデシル−ミリステート、ビス(2−
ヘキシルエチル)スクシネート、リンゴ酸ジイソステア
リル、2−オクチルドデシル−ラクテート、トリイソス
テアリン酸グリセリル及びトリイソステアリン酸ジグリ
セリルを挙げることができる。
【0063】さらに、組成物は、化粧品組成物に慣習的
に使用されているフィラー及び/又は真珠光沢剤及び/
又は顔料を含有する、粒子相を有するものであってもよ
い。
【0064】顔料という用語は、組成物を着色及び/又
は不透明化させることを意図した、白色又は有色で、無
機又は有機の粒子を意味すると理解すべきである。フィ
ラーという用語は、組成物に、嵩又は硬さ、及び/又
は、メークアップとして適用される場合には柔軟性、艶
消し効果及び均質性を付与することを意図した、無色又
は白色、無機又は合成、ラメラ状もしくは非ラメラ状の
粒子を意味すると理解すべきものである。真珠光沢剤と
いう用語は、光を反射して真珠光沢色に輝く粒子を意味
すると理解すべきである。
【0065】顔料は、最終組成物の重量に対して0〜1
5重量%、好ましくは8〜10重量%のレベルで、組成
物中に存在する。それらは、白色又は有色の無機物及び
/又は有機物で、通常の粒径もしくはナノメートルの粒
径のものであってよい。二酸化チタン、二酸化ジルコニ
ウム又は二酸化セリウム、並びに酸化亜鉛、酸化鉄、又
は酸化クロム、フェリックブルー、クロム水和物、カー
ボンブラック、ウルトラマリン(アルミノシリカート−
ポリスルフィド)、ピロリン酸マンガン及びある種の金
属パウダー、例えば銀又はアルミニウムのもの、及びカ
ーボンブラックを挙げることができる。また、唇及び皮
膚にメークアップ効果を付与するために通常使用される
レーキ類を挙げることができ、これらレーキ類はカルシ
ウム、バリウム、アルミニウム、又はジルコニウムの塩
類である。
【0066】真珠光沢剤は、0〜20重量%の割合、好
ましくは8〜15重量%のオーダーの割合で組成物中に
存在する。考慮される真珠光沢剤の例としては、天然の
真珠母、酸化チタン、酸化鉄、天然の顔料、又はオキシ
塩化ビスマスで被覆されたマイカ、並びに有色の雲母チ
タンを挙げることができる。
【0067】フィラーは、0〜30重量%、好ましくは
5〜15重量%のレベルで組成物中に存在し、無機又は
合成、ラメラ状又は非ラメラ状のフィラーであってもよ
い。タルク、マイカ、シリカ、カオリン、ナイロンパウ
ダー及びポリエチレンパウダー、テフロン、デンプン、
窒化ホウ素、ポリマーのマイクロスフェア、例えばエク
スパンセル(Expancel)[ノーベル・インダストリー社
(Nobel Industrie)]、ポリトラップ(polytrap)
[ダウコーニング社(Dow Corning)]、及びシリコー
ン樹脂のマイクロビーズ[例えば、トーシバ社のトスパ
ール(Tospearls)]、沈降炭酸カルシウム、マグネシ
ウム−カーボネート又はヒドロカーボナート、8〜22
の炭素原子を有する有機カルボン酸から誘導される金属
石鹸を挙げることができる。
【0068】また、本組成物は、特に、天然の有機着色
料、例えばコチニール−カルミン、及び/又は合成の着
色料、例えばハロアシッド、アゾ又はアントラキノン染
料を含有してもよい。さらに、無機着色料、例えば硫酸
銅を挙げることもできる。
【0069】またさらに、組成物は、化粧品の分野で通
常使用されている任意の添加剤、例えば、酸化防止剤、
香料、精油、防腐剤、親油性又は親水性の化粧品用活性
剤、保湿剤、ビタミン類、必須脂肪酸、スフィンゴ脂
質、自己サンタン剤、例えばDHA、サンスクリーン
剤、消泡剤、金属イオン封鎖剤及び酸化防止剤をさらに
含有してもよい。
【0070】もちろん、当業者であれば、考慮される添
加により、本発明の組成物の有利な特性が悪影響を受け
ないか、実質的に受けないように留意して、任意の付加
的な化合物、及び/又はその量を選択するであろう。
【0071】本発明の化粧品組成物は、本質的に、顔の
メークアップに関連しているもの、すなわち、アイシャ
ドウ又はほほ紅、アイ−ライナー、マスカラ、パウダ
ー、ファンデーション、ティント(tinted)クリーム、
棒状口紅、及び髪のメークアップ用製品、特に、髪を一
時的に染色するためのフォーム、クリーム又はゲル、及
び爪のメークアップ用製品、特に、水性のネイルラッカ
ーである。
【0072】
【実施例】以下の実施例により、本発明をより詳細に例
証する。
【0073】3色性座標を用いてパラメータ△Eを決定する方法 化合物の光互変特性は、3色性座標(L、a及びb)を
使用して、次のように特徴付けることができる。
【0074】パウダー状化合物を金属皿に詰める。
【0075】詰め込まれたパウダー状化合物の3色座標
(L0、a0、b0)をミノルタCR300比色計を使
用して測定する。
【0076】皿を全太陽光スペクトルに亘って発光する
ランプ[太陽光スペクトルを再現する、ヘラエウス(He
raeus)社ブランドのサンテスト・シーピーエス・キセ
ノン(Suntest CPS Xenon)ランプ]に30分間さら
し、ついで、照射による色調の変化を反映する新しい座
標(L30、a30及びb30)を測定する。
【0077】パラメータ△E30は次のようにして決定
される: △E30=[(L30−L0)+(a30−a0)+(b30
−b0)1/2
【0078】ついで化合物を完全な暗闇に配し、再度色
調の変化を測定した。パラメータ△E60を次の方法で
決定した: △E60=[(L60−L0)+(a60−a0)+(b60
−b0)1/2
【0079】△(△E)値は、△E60と△E30の差
の絶対値に等しく、照射及び暗置後における、当初の状
態、すなわち照射前のものと類似した色調に戻る化合物
の能力を反映している。
【0080】実施例1 実施例1として取り上げる光互変化合物は「フォトジェ
ニカ(Photogenica)1」の名称で、イケダ社(Ikeda)
を通して、C.C.I.C.から市販されている鉄がドープされ
た酸化チタンである。
【0081】その初期の特徴は以下の通りであった。 △E30=10.3 及び △(△E)=2.4
【0082】10重量%の塩化ナトリウムと90重量%
の鉄がドープされた酸化チタンを含む混合物を調製し
た。混合物の特徴を以下の方法で測定した。
【0083】以下の表に示す結果が得られた。
【表1】
【0084】よって、10%の塩化ナトリウムの添加に
より、酸化チタンの色調変化が15%を越える増大量を
達成することができ;さらに光互変現象における90%
を越える可逆性が得られた。
【0085】実施例2 次の混合物の特徴を実施例1の方法で測定した。
【表2】
【0086】塩化リチウムの添加により、色調変化で2
0%を越える増大量を達成することができた。
【0087】実施例3 以下の組成を有するパウダーを調製した: −タルク 30g −マイカ 20g −ナイロンパウダー 16g −ステアリン酸亜鉛 4g −酸化鉄 2g −鉄がドープされた光互変酸化チタン 10g −オキシ塩化ビスマス 10g −脂肪バインダー 8g
【0088】2.5の△E30で特徴付けられる光互変
性を有する組成物が得られた。
【0089】15gの塩化ナトリウムをこの組成物に添
加した場合、良好な化粧品特性を有し、従来の組成物よ
りも50%高い△E30を示す組成物が得られた。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機光互変化合物を含有する組成物の光
    互変性の改善のための、該組成物におけるイオン伝導体
    の使用。
  2. 【請求項2】 前記イオン伝導体がアルカリ金属又はア
    ルカリ土類金属の塩から選択されることを特徴とする請
    求項1に記載の使用。
  3. 【請求項3】 イオン伝導体が、ナトリウム、リチウ
    ム、カリウムの塩化物、及びマグネシウム又はカルシウ
    ムの硫酸塩から、単独で又は混合物として選択されるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の使用。
  4. 【請求項4】 イオン伝導体が、組成物の全重量に対し
    て0.5〜30重量%、好ましくは1〜20重量%の量
    で組成物中に含有せしめられることを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれか1項に記載の使用。
  5. 【請求項5】 無機光互変化合物が金属酸化物又は水和
    物及びドープされたアルミノケイ酸塩から選択されるこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    の使用。
  6. 【請求項6】 無機光互変化合物が、チタン、ニオブ、
    ケイ素、アルミニウム、亜鉛、ハフニウム、トリウム、
    スズ、タリウム、ジルコニウム、ベリリウム、コバル
    ト、カルシウム及びマグネシウムの酸化物から選択され
    ることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に
    記載の使用。
  7. 【請求項7】 無機光互変化合物が、組成物の全重量に
    対して0.01〜30重量%、好ましくは1〜15重量
    %の量での量で組成物中に含有せしめられることを特徴
    とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の使用。
  8. 【請求項8】 組成物が水性相を含有することを特徴と
    する請求項1ないし7のいずれか1項に記載の使用。
  9. 【請求項9】 組成物が、分散液、エマルション、ロー
    ション、ゲル、又は水性もしくは水性−アルコール溶液
    の形態であることを特徴とする請求項1ないし8のいず
    れか1項に記載の使用。
  10. 【請求項10】 組成物が、皮膚骨格の一部及び皮膚等
    のケラチン組織、粘膜皮膚組織及び/又は粘膜に適用さ
    れる製品の形態等の化粧品組成物の形態であることを特
    徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の使
    用。
  11. 【請求項11】 組成物が、ネイルラッカー、パウダ
    ー、マスカラ、アイライナー、アイシャドウ又はほほ
    紅、ファンデーション、棒状口紅等の皮膚の手入れ及び
    /又はメークアップ用製品;サンケア又は自己サンタン
    用製品、又はヘアケア用製品の形態であることを特徴と
    する請求項1ないし10のいずれか1項に記載の使用。
  12. 【請求項12】 少なくとも一種の無機光互変化合物と
    少なくとも一種のイオン伝導体を含有する組成物。
  13. 【請求項13】 イオン伝導体がアルカリ金属又はアル
    カリ土類金属の塩から選択されることを特徴とする請求
    項12に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 イオン伝導体が、ナトリウム、リチウ
    ム、カリウムの塩化物、及びカルシウム又はマグネシウ
    ムの硫酸塩から、単独で又は混合物として選択されるこ
    とを特徴とする請求項12又は13に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 イオン伝導体が、組成物の全重量に対
    して0.5〜30重量%、好ましくは1〜20重量%の
    量で存在することを特徴とする請求項12ないし14の
    いずれか1項に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 無機光互変化合物が金属酸化物又は水
    和物及びドープされたアルミノケイ酸塩から選択される
    ことを特徴とする請求項12ないし15のいずれか1項
    に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 無機光互変化合物が、チタン、ニオ
    ブ、ケイ素、アルミニウム、亜鉛、ハフニウム、トリウ
    ム、スズ、タリウム、ジルコニウム、ベリリウム、コバ
    ルト、カルシウム及びマグネシウムの酸化物から選択さ
    れることを特徴とする請求項12ないし16のいずれか
    1項に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 無機光互変化合物が、組成物の全重量
    に対して0.01〜30重量%、好ましくは1〜15重
    量%の量で存在することを特徴とする請求項12ないし
    17のいずれか1項に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 水性相を含有することを特徴とする請
    求項12ないし18のいずれか1項に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 水性又は水性アルコール媒体におけ
    る、溶液、分散液、又は懸濁液;水中油型、油中水型、
    又は複エマルション;ゲル又はフォーム;乳化ゲル;脂
    質小胞体等の小胞体の分散液;2相又は複相ローショ
    ン;又はスプレーの形態であることを特徴とする請求項
    12ないし19のいずれか1項に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 皮膚骨格の一部、及び皮膚等のケラチ
    ン組織、皮膚粘膜組織、及び/又は粘膜に適用される製
    品の形態等の化粧品組成物の形態であることを特徴とす
    る請求項12ないし20のいずれか1項に記載の組成
    物。
  22. 【請求項22】 ネイルラッカー、パウダー、マスカ
    ラ、アイ−ライナー、アイシャドウ又はほほ紅、ファン
    デーション、棒状口紅等の皮膚の手入れ用及び/又はメ
    ークアップ用製品;サンケア又は自己サンタン用製品、
    又はヘアケア用製品の形態であることを特徴とする請求
    項12ないし21のいずれか1項に記載の使用。
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