JPH11116640A - コポリマ−、その製造方法、該コポリマ−を支持体に被覆する方法、該コポリマ−の使用及び該コポリマ−で被覆された製造物 - Google Patents

コポリマ−、その製造方法、該コポリマ−を支持体に被覆する方法、該コポリマ−の使用及び該コポリマ−で被覆された製造物

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JPH11116640A
JPH11116640A JP10212593A JP21259398A JPH11116640A JP H11116640 A JPH11116640 A JP H11116640A JP 10212593 A JP10212593 A JP 10212593A JP 21259398 A JP21259398 A JP 21259398A JP H11116640 A JPH11116640 A JP H11116640A
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Peter Dr Ottersbach
オッタースバッハ ペーター
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    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
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    • A61L29/08Materials for coatings
    • A61L29/085Macromolecular materials

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生物活性がありかつ水性湿潤状態で摩擦の少
ない表面を有する、被覆剤として適当な新規ポリマ−を
提供する。 【解決手段】 モノマ−として、(A) 無水マレイン
酸酸(モノマ−A)、(B) 炭素原子1〜6個を含む
アルキル基を有する、少なくとも1種のビニルアルキル
エ−テル(モノマ−B)、(C) 少なくとも1個のカ
ルボキシル基及び/又はカルボキシレ−ト基を有するビ
ニルモノマ−(モノマ−C)及び(D) 少なくとも1
個の硫酸−、スルフェ−ト−、スルホン酸−及び/又は
スルホネ−ト基を有するビニルモノマ−(モノマ−D)
が重合含有されているコモノマ−。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の官能基の存
在に基づいて特定の生物活性的特性を有し、さらに水性
湿潤状態で摩擦の少ない、つまり極めて小さい摩擦係数
を有する、共有結合によって支持体を被覆するためのポ
リマ−に関する。本発明のポリマ−の重要な生物活性的
特性は、その細菌拒絶性及び体液及び組織との接触にお
ける良好な適合性である。またポリマ−の表面は特定の
官能基のモル割合に応じて細胞増殖阻止的又は細胞増殖
促進的に調節される。また本発明はこのように被覆され
た表面を有する製造物に関する。
【0002】
【従来の技術】ヨ−ロッパ特許出願第0166998号
明細書(米国特許第4876126号明細書)には、医
学的器具及びその製造が記載されており、この場合なか
んずく無水マレイン酸及びビニルメチルエ−テルから成
る水溶性コポリマ−(被覆用ポリマ−)又はこのような
コポリマ−の必ずしも水溶性でない誘導体がポリマ−支
持体上に好ましくは共有結合されており、また場合によ
りイオン又は吸着結合されている。被覆の表面は湿潤
(水性湿潤)状態で良好な滑動性を示し、従って小さい
摩擦係数を有するべきである。前記コポリマ−及びこの
刊行物に記載されたその他の被覆用ポリマ−は親水性基
を有するべきであり、−OH、−CONH2、−COO
H、−NH2 、−COO、−SO3 及びNR3
が明白に挙げられている。共有結合の場合にはコポ
リマ−は反応性基によってポリマ−支持体上に共有結合
され、反応性基のうちイソシアネ−ト−、アミノ−、ア
ルデヒド−及びエポキシ基が好ましい。支持体ポリマ−
が初めから反応性基を有しない場合には、同ポリマ−は
反応性基を有する化合物で処理される。反応性基を有す
る適当な化合物としては、ポリイソシアネ−ト、ポリア
ミン、ポリアルデヒド及びポリエポキシドが挙げられて
いる。
【0003】ドイツ国特許出願第19721723.0
号明細書(O.Z.5204)には、親水的に被覆され
たポリマ−表面の摩擦抵抗を低減する方法が記載されて
おり、この方法では被覆を重金属イオンの錯生成剤で処
理する。
【0004】ドイツ国特許出願第19723132.2
号明細書(O.Z.5202)の対象の1つは水に不溶
の細菌嫌忌性ポリマ−であり、これは(c) 成分Iと
しての、1個以上のカルボキシル基及び/又はカルボキ
シレ−ト基を有する脂肪族不飽和モノマ−又はこれらの
モノマ−の相応に官能化された誘導体と、(d) 成分
IIとしての、1個以上のスルホン酸基及び/又はスル
ホネ−ト基を有する脂肪族不飽和モノマ−又はこれらの
モノマ−の相応に官能化された誘導体及び(b) 1種
の他の脂肪族不飽和モノマ−又は数種の他の脂肪族不飽
和モノマ−を含有する成分IIIとのラジカル共重合に
よって得られ、場合により相応に官能化された誘導体は
共重合後に少なくとも表面においてカルボキシル−又は
カルボキシレ−ト基もしくはスルホン酸−又はスルホネ
−ト基に変えられる。
【0005】ドイツ国特許出願第19723131.4
号明細書(O.Z.5203)の対象の1つは同じポリ
マ−であるが、カルボキシル−及び/又はカルボキシレ
−ト基/スルホン酸−及び/又はスルホネ−ト基の特定
のモル割合で特に著しい細胞増殖阻害作用が問題になっ
ている。
【0006】ドイツ国特許出願第19700078.9
号明細書(O.Z.5141)は、上記の二つの出願の
ポリマ−に関するものであるが、これはカルボキシル−
及び/又はカルボキシレ−ト基/スルホン酸−及び/又
はスルホネ−ト基の特定のモル割合で生じる、細胞増殖
を促進し、同時に細菌を拒絶する作用を目標としてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、同時
に生物活性がありかつ水性湿潤状態で摩擦の少ない表面
を有する、、被覆剤として適当な新規ポリマ−提供する
ことであり、この際生物活性及び小さい摩擦抵抗(もし
くは良好な滑動性)は特定の官能基の選択に起因し、別
の処理は不要である。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、モノマ−
として、(A)無水マレイン酸(モノマ−A)、(B)
炭素原子1〜6個を含むアルキル基を有する、少なく
とも1種のビニルアルキルエ−テル(モノマ−B)、
(C) 少なくとも1個のカルボキシル基及び/又はカ
ルボキシレ−ト基を有するビニルモノマ−(モノマ−
C)及び(D) 少なくとも1個の硫酸−、スルフェ−
ト−、スルホン酸−及び/又はスルホネ−ト基を有する
ビニルモノマ−(モノマ−D)が重合含有されている、
コポリマ−によって解決された。
【0009】本発明のポリマ−は酸性基及び/又はそれ
から誘導された陰イオン基を有する。陰イオン基の対イ
オンは一般にアルカリ金属イオン、ナトリウムイオン、
又は第四アンモニウムイオンを含むアンモニウムイオン
である。酸性基/陰イオン基のモル比は、ポリマ−の意
図する使用に応じて、相応のモノマ−の選択によって決
められるか又は後で酸又は塩基での処理によって変えら
れうる。例えば医学工学的使用の場合には一般に硫酸−
及びスルホン酸基は存在すべきではないが、これらの基
は別の工業的分野では許容され得る。
【0010】本発明の他の対象は、モノマ−A、B、C
及びDをラジカル重合することより成る、本発明のコポ
リマ−を製造する方法である。
【0011】本発明の他の対象は、該コポリマ−を支持
体上で共有結合することより成る、支持体の被覆方法で
ある。
【0012】最後に本発明の対象は、本発明のコポリマ
−で完全に又は部分的に被覆されていて、食品−及び嗜
好品工学、水工学、生物工学、衛生予防策、特に医学工
学の分野での使用に適している製造物である。
【0013】本発明の利点:本発明のコポリマ−は、有
利な特性の注目に値する結合を示し、従って抜群の物理
学的適合性を有する。該ポリマ−は十分に血液適合性が
あり、細菌の吸着及び増殖を長期間にわたっても著しく
低減させる。これはなかんずく、菌株スタフィロコクス
・アウレウス (Staphylococcus au
reus)、スタフィロコクス・エピデルミヂス(ep
idermidis)、ストレプトコクス・ピオゲネス
(Streptococcs pyogenes)、ク
レブスイエラ・プノイモニア(Klebsiella
pneumoniae)、プソドモナス・アエルギノサ
(Pseudomonas aeruginosa)及
びエッシェリヒア・コリ(Escherichia c
oli)の細菌に関して該当する。同時に大抵細胞、例
えば臍帯細胞(Nabelschnurzelle)の
増殖も阻害される。ポリマ−が細菌拒絶的であって、し
かも細胞増殖的である特殊な条件は後で説明する。本発
明のポリマ−の表面は移動性及び/又は抽出性モノマ−
−及びオリゴマ−部分を含まない。例えば遊離された異
質の物質又は死滅した細菌による不所望の副作用は観察
されない。新規ポリマ−は同時にかつなかんずく水性湿
潤状態で極めて小さい摩擦抵抗を有する。
【0014】1.モノマ−A モノマ−Aとしては、商用的量で市販されているような
工業的に純粋な又は高純粋な常用の無水マレイン酸を使
用する。
【0015】2.ビニルモノマ−B ビニルモノマ−Bは、炭素原子1〜6個、有利には1〜
4個を含むアルキル基を有するビニルアルキルエ−テル
である。ビニルエチルエ−テルが好ましく、特にビニル
メチルエ−テルが好ましい。
【0016】3.モノマ−C 好ましいモノマ−Cは、一般式:
【0017】
【化6】
【0018】に当たり、式中 nはその都度独立的に2〜6の整数を表し、xはその都
度独立的に1又は2を表し、qはその都度独立的に0又
は2を表し、かつR1 はその都度独立的に−H、アルカ
リ金属イオン又は式N(R5)4 のアンモニウムイオン
を表し、ここでR5 はその都度独立的に水素又は有機
基、好ましくは炭素原子1〜20個を有する炭化水素残
基を表す。
【0019】適当なモノマ−Cのうち例えば次ぎのもの
が挙げれれる:アクリル酸、メタクリル酸、4−ビニル
サリチル酸、イタコン酸、ビニル酢酸、桂皮酸、4−ビ
ニル安息香酸、2−ビニル安息香酸、ソルビン酸、カフ
ェ酸、メチルマレイン酸、クロトン酸、イソクロトン
酸、、フマル酸、ジメチルフマル酸、メチルフマル酸、
ジヒドロキシマレイン酸、アリル酢酸、、陽イオンN
(R5)4 を有するこれらの酸のナトリウム塩、アンモ
ニウム塩。この陽イオンの例はアンモニウム、メチルア
ンモニウム、ジメチルアンモニウム、トリメチルアンモ
ニウム、テトラメチルアンモニウム、ジメチル−1−n
−オクチルアンモニウム、ジメチル−1−n−オクタデ
シルアンモニウム、ジメチルベンジアンモニウム及びジ
メチルアニリニウムである。
【0020】また本発明のポリマ−中には、一般式:
【0021】
【化7】
【0022】で示される、ベンゾ−ルから誘導されたモ
ノマ−Cも含有されていてもよく、式中 R1 、n、q及びxは前に定義されたものであり、R3
はその都度独立的にC1〜C4-アルキル、−NH2 、−
COOH、−SO3H、−OSO3 H、−OPO(O
H)2 、−PO(OH)2 、−OP(OH)2、−OP
O(O)OCH2-CH2-N(CH3)3 、−PO
(O)OCH2-CH2-N(CH3)3 、−OP(O)
OCH2-CH2-N(CH3)3 又は前記基の塩、特にア
ルカリ塩を表し、bは1、2又は3を表し、cは0、
1、2又は3を表し、かつdは0、1、2又は3を表
し、b+c+d≦6、有利には≦4であることを条件と
する。
【0023】4.モノマ−D スルホン酸−及び/又はスルホネ−ト基を有する好まし
いモノマ−Dは、一般式:
【0024】
【化8】
【0025】に当たり、式中n、x、q及びR1 は式I
に関して記載したものを表す。
【0026】スルホン酸−及び/又はスルホネ−ト基を
有する、式IIIの適当なモノマ−Dは、なかんずくナ
トリウムアリルスルホネ−ト、ナトリウムメタリルスル
ホネ−ト、ビニルスルホン酸、ナトリウムビニルスルホ
ネ−ト、4−スチロ−ルスルホン酸、2−スチロ−ルス
ルホン酸、ナトリウム−2−スチロ−ルスルホネ−ト、
ナトリウム−4−スチロ−ルスルホネ−ト、ナトリウム
ビニルトルオ−ルスルホネ−ト、ジメチル−1−n−オ
クチルアンモニウム−4−スチロ−ルスルホネ−ト及び
ジメチル−1−n−オクチルアンモニウム−2−スチロ
−ルスルホネ−トである。
【0027】またモノマ−Dとしては、一般式:
【0028】
【化9】
【0029】で示される、ベンゾ−ルから誘導された、
スルホン酸−及び/又はスルホネ−ト基を有するモノマ
−も適当である。
【0030】他の適当なモノマ−Dは硫酸−及び/又は
スルホネ−ト基を有する。それらのうち例えばナトリウ
ムアリルスルフェ−ト及びナトリウムメタリルスルフェ
−トを挙げることができる。
【0031】また一般式:
【0032】
【化10】
【0033】で示される、スルフェ−ト基を有するモノ
マ−Dも適当である。式Vにおいて、R1 は水素又はメ
チル基を表し、R2 は2価の有機基、好ましくは10個
までの炭素原子を有する脂肪族、脂環式又は芳香族炭化
水素、又はC−C−単結合を表し、R3 は−O−又は−
NH−を表し、R4 は水素叉は基−SO3 −Na
は−SO3 −N(R5)4 を表し、ここでR5 は式Iで
記載したものを表し、nは4又は5を表し、置換基R4
の少なくとも1個は基−SO3 −Na 又は−SO3
−N(R5)4 であることを条件とする。
【0034】式Vの好ましいモノマ−Dにおいては、R
1 は水素を表し、R2 は炭素原子1〜4個を有するアル
キレン基、フェニレン基又はC−C−単結合を表し、R
3 は−O−又は−NH−を表し、R4 は水素又は基−S
3 −Na を表しかつnは4である。
【0035】式Vのモノマ−Dは、好ましくはペント−
ス、特にアラビノ−スから誘導されている、変性された
糖基を有する。糖基は基−O−SO3 −Na(“O−
スルフェ−ト”)又は−NH−SO3 −Na (“N
−スルフェ−ト”)の少なくとも1個を、好ましくは基
2 の隣に有する。糖基は好ましくは1〜4個のこれら
の基を有する。1個の糖基にはO−スルフェ−ト−及び
N−スルフェ−ト基が同時に存在していてもよく、この
場合にはN−スルフェ−ト基が好ましくは基R 2 の隣に
位置している。しかしまた糖基はこれらの基の1種類の
み、例えばO−スルフェ−ト基のみを有することもでき
る。前記種類(O−スルフェ−トのみを有する基及びN
−スルフェ−トのみを有する基)のいずれも、それ自体
単独で又は他の種類と一緒に式Vのモノマ−Dとして適
当である。混合割合は従って0:100〜100:0で
ある。
【0036】式Vのモノマ−Dの製造は同時出願中の特
許出願第19220369.8号明細書(O..Z.5
195)に記載されている。
【0037】5.モノマ−C及びモノマ−Dから成る特
定の組合わせ 本発明のポリマ−は、式II及びIIIを有する2種類
のモノマ−Cの代わりに、同一分子中に特徴のある異な
る基を有するモノマ−(II+III)のみを含有する
ことできる。もちろんモノマ−Cのみの代わりに2種類
以上のモノマ−を使用し、モノマ−Dのみの代わりに2
種類以上のモノマ−Dを使用することができる。すなわ
ちアクリル酸のみの代わりにアクリル酸とナトリウムア
クリレ−トとから成る混合物を使用し、ナトリウム−4
−スチロ−ルスルホネ−トの代わりに、ナトリウム−4
−スチロ−ルスルホネ−トと4−スチロ−ル硫酸とから
成る混合物を使用することができる。
【0038】本発明のポリマ−の場合には、一方にはカ
ルボキシル−及び/又はカルボキシレ−ト基を有し、他
方にはスルホン酸−及び/又はスルホネ−ト基を有する
モノマ−C及びDから成る組合わせが効果があると判明
した。適合性の観点からは前記基の2種類からなる可能
な組合わせの3種類、つまりカルボキシル−及びスルホ
ン酸基、カルボキシル−及びスルホネ−ト基ならびにカ
ルボキシレ−ト−及びスルホネ−ト基、及び3種類の前
記基から成る2つの組合わせ、すなわちカルボキシル
−、カルボキシレ−ト−及びスルホネ−ト基ならびにカ
ルボキシル−、スルホン酸−及びスルホネ−ト基が存在
する。これらすべての組合わせは本発明のポリマ−の有
用な代表例の特性を示している・もちろん重合後に官能
基を後から変えることによって生じたモノマ−も含有さ
れていてもよい。すなわち例えばアクリルアミド成分を
後から酸性媒体中で加水分解することによってアクリル
酸成分に変えることができる。またカルボキシル−及び
スルホン酸基は(例えば燐酸塩緩衝中で)中和すること
によって、カルボンエステル−及びスルホン酸エステル
基は加水分解によってカルボキシレ−ト−及びスルホネ
−ト基に変えることができる。
【0039】モノマ−C及びDから成る前記組合わせに
おいて、カルボキシル−及び/又はカルボキシレ−ト基
/スルホン酸−及び/又はスルホネ−ト基のモル比は広
い範囲で変動することができる。しかしモル比は有利に
は0.1〜10の範囲にある。該ポリマ−はこのような
モル比で抜群の細菌拒絶性を示す。さらに、前記比が
0.2〜3、有利には0.4〜3、特に0.4〜2であ
る場合に、特に顕著な細胞増殖阻害性も得られる。被覆
表面は、前記モル比が2〜10、有利には3〜10、特
に3〜5である場合に、細菌拒絶的で、しかも細胞増殖
促進的な特性を著しく示す。本発明によればポリマ−
は、哺乳動物細胞の付着及び増殖が改善されるか又はい
ずれにしても細菌の付着及び増殖よりも被害が著しくな
い場合に、細胞増殖促進的である。
【0040】6.その他のモノマ−(モノマ−E) 本発明のポリマ−中には、モノマ−A〜Dの他に、1種
又は数種の他のオレフィン系不飽和モノマ−(モノマ−
E)が含有されていてもよい。該ポリマ−が水溶性であ
るか又は膨潤性のみであるかどうかは、モノマ−の種類
及び量に依存する。該ポリマ−を被覆剤として水性媒体
から施そうとする場合には、親水性の、例えばヒドロキ
シル基を含むモノマ−の併用が十分可能である。またヒ
ドロキシル基またはアミノ基を有するモノマ−Eも本発
明のポリマ−の支持体への共有結合のために有用であ
る。例えば本発明のポリマ−の機械的特性に関するその
都度立てられる要求に応じるためには、同ポリマ−中に
いかなるモノマ−Eがいかなる量で含有されうるかは、
標定実験(orientierende Versuc
he)によって容易に求めることができる。
【0041】モノマ−Eとしては、例えばアクリル酸
(メタクリル酸)誘導体、例えばエチルアクリレ−ト、
イソブチルアクリレ−ト、2−エチルヘキシルアクリレ
−ト、2−ヒドロキシエチルアクリレ−ト、2−(2´
−ヒドロキシエトキシ)エチルアクリレ−ト、2−ヒド
ロキシ−1−メチルエチルアクリレ−ト、2−N,N−
ジメチルアミノエチルアクリレ−ト、n−プロピルメタ
クリレ−ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレ−ト、2
−(2´−ヒドロキシエトキシ)エチルメタクリレ−
ト、2−ヒドロキシ−1−メチルエチルメタクリレ−
ト、2−N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレ−
ト、ジエチレングリコ−ルモノメタクリレ−ト、アクリ
ル(メタクリル)アミド及びアクリル(メタクリル)ニ
トリル;オレフィン系不飽和アミン、例えばビニルアミ
ン及びアリルアミン;ビニルケトン、例えばビニルエチ
ルケトン;オレフィン、例えば1−ブテン、1−ヘキセ
ン及び1−オクテン;ビニル芳香族化合物、例えばスチ
ロ−ル、α−メチルスチロ−ル及びビニルトルオ−ル;
及びビニルシロキサンを使用する。
【0042】7.本発明のポリマ−の製造 該ポリマ−は、通常はラジカルにより開始される重合、
有利には溶液−又は乳化重合によって製造される。適当
な溶剤は例えば、ケトン、例えばアセトン、メチルエチ
ルケトン及びシクロヘキサノン;エ−テル、例えばジエ
チルエ−テル、テトラヒドロフラン及びジオキサン;ア
ルコ−ル、例えばメタノ−ル、エタノ−ル、n−及びイ
ソ−プロパノ−ル、n−及びイソ−ブタノ−ル及びシク
ロヘキサノ−ル;強極性溶剤、例えばジメチルホルムア
ミド、、ジメチルアセトアミド及びジメチルスルホキシ
ド;炭化水素、例えばヘプタン、シクロヘキサン、ベン
ゾ−ル及びトルオ−ル;ハロゲン炭化水素、例えばジク
ロロメタン及びトリクロロメタン;エステル、例えばエ
チルアセテ−ト、プロピルアセテ−ト及びアミルアセテ
−ト;ならびにニトリル、例えばアセトニトリル;また
はこれらの溶剤から成る混合物である。
【0043】適当な重合開始剤は、例えばアゾニトリ
ル、アルキルペルオキシド、アシルペルオキシド、ヒド
ロペルオキシド、ペルオキシケトン、ペルオキシエステ
ル及びペルカ−ボネ−トならびにすべての常用光重合開
始剤である。重合は熱により、例えば60〜100への
加熱又は適当な波長を有する放射線によって開始され
る。発熱重合反応の終了後に、該ポリマ−を常法で、例
えばn−ヘキサンで沈殿することによって溶剤から分離
する。モノマ−又はオリゴマ−成分は、適当な溶剤、例
えば水又は水性アルコ−ルで抽出することによって除去
することができる。
【0044】モノマ−C及びDの代わりに、重合後にモ
ノマ−C及びDにとって特徴的な官能基にかえられる官
能基を有するモノマ−も使用することができる。すなわ
ちカルボンエステル基は水性又は水性アルコ−ル性アル
カリで処理することによってカルボキシレ−ト基に変
え、、又はカルボンエステル−、カルボンアミド−又は
ニトリル基は酸性媒体中での加水分解によってカルボキ
シル基に変える。またすでに述べたように、カルボキシ
ル−/カルボキシレ−ト基もしくはスルホン酸−/スル
ホネ−ト基又は硫酸−/スルフェ−ト基の割合は重合後
にアルカリ性又は酸性試薬を用いて所望のように変える
ことができる。
【0045】モノマ−A〜Dがそれで使用される量割合
は、広い範囲で変化してもよい。有利にはモノマ−A、
すなわち無水マレイン酸酸の割合は15〜50モル%、
好ましくは35〜50モル%であり、モノマ−Bの割合
も15〜50モル%、好ましくは35〜50モル%であ
り、モノマ−Cの割合は0.5〜30モル%、好ましく
は0.5〜15モル%であり、モノマ−Dも同様に0.
5〜30モル%、好ましくは0.5〜15モル%であ
る。本発明のポリマ−が他のモノマ−Eを含有する場合
には、その割合は一般に0.5〜69モル%、、好まし
くは0.5〜30モル%である。
【0046】8.本発明のポリマ−による支持体の被覆 本発明の他の対象は、支持体、特にポリマ−支持体の被
覆方法であり、この方法では本発明のポリマ−を支持体
上に共有結合し、このために本発明のポリマ−中にもポ
リマ−支持体上にも反応性基が必要である。また本発明
の対象は、完全に又は部分的に本発明のポリマ−で被覆
されているポリマ−材料、セラミック又は金属から成る
製造物である。
【0047】本発明のポリマ−で極めて様々のポリマ−
支持体を被覆することができる。適当なポリマ−は例え
ばポリアミド、例えばポリアミド−6、ポリアミド−1
2、ポリアミド−6,6及びポリアミド−6,12;種
々のジイソシアネ−ト及びポリオ−ル、ポリエ−テル−
及びポリエステルポリオ−ルから成るポリウレタン;ポ
リエ−テルブロックアミド;ポリエステルブロックアミ
ド;ポリエ−テルエステルアミド;芳香族ジカルボン酸
及び種々の脂肪族又は脂環式ジオ−ルから成るポリエス
テル;さらにポリビニルクロリド、ポリスチロ−ル、、
ポリアクリレ−ト、ポリメタクリレ−ト、ポリエ−テ
ル、ポリカ−ボネ−ト、ポリオレフィン、シリコ−ン及
びポリテトラフルオロエチレンである。
【0048】前記ポリマ−は、しばしば、被覆用ポリマ
−の共有結合にとって役に立つカルボキシル−、アミノ
−又はヒドロキシル基のような基を含有する。またこの
ような基はポリマ−の表面上に形成することができ、こ
のために多数の公知の方法が使用される。すなわち適当
のモノマ−を重合含有させるか又は例えば酸又は塩基で
の処理;紫外線、電子線又はエックス線の照射;高周波
−又はマイクロ波−プラズマによる処理;又は火炎処理
によって標準ポリマ−を改質することができる。また、
初めから反応性基を有せずかつ前記の又は類似の処理を
受けなかったポリマ−上に反応性基を有するプライマ−
を施してもよい。適当なプライマ−は例えばポリイソシ
アネ−ト、例えばトルイレンジイソシアネ−ト、ヘキサ
メチレンジイソシアネ−ト、4,4´−ジフェニルメタ
ンジイソシアネ−ト、4,4´−ジシクロキシメタンジ
イソシアネ−ト及びイソホロンジイソシアネ−ト;ポリ
アミン、例えばエチレンジアミン、トリエチレンジアミ
ン、1,3−プロピレンジアミン、1,4−ブチレンジ
アミン及び1,6−ヘキサメチレンジアミン;ポリアル
デヒド、例えばスクシンジアルデヒド、アジピンジアル
デヒド及びテレフタルジアルデヒド;ならびにポリエポ
キシド、例えばエチレングリコ−ルジグリシジルエ−テ
ル及び1,3−プロピレングリコ−ルジグリシジルエ−
テルである。
【0049】また適当なプライマ−による前処理も、セ
ラミックのような無機支持体又は金属、例えば特殊鋼上
における本発明の被覆用ポリマ−の共有結合を可能にす
る。
【0050】ポリマ−支持体もしくはプライマ−への被
覆用ポリマ−の共有結合のためには多数の方法がある。
すなわち被覆用ポリマ−の無水カルボン酸基をポリマ−
支持体上のアミノ基と反応させることができ、この無水
カルボン酸は例えば、(i)NH3 −プラズマによっ
て、、(ii)ポリアミド又はポリウレタンのアルカリ
処理によって、(iii)重合含有された又はポリイソ
シアネ−トの下塗りによって導入されたNCO−基の加
水分解によって、、(iv)アルキレンジアミンの下塗
りによって形成されていてもよい。また例えばポリマ−
支持体上のNCO−基(ポリウレタンの合成からの過剰
のNCO−基であるか又はヒドロキシル−又はアミノ基
を有するポリマ−支持体を表面上で場合によりブロック
された、、プライマ−としてのポリイソシアネ−トで処
理することによって形成されていてもよい))を、被覆
用ポリマ−内のヒドロキシル基(例えばヒドロキシル基
を有するモノマ−Eの重合含有によって分子中に導入さ
れた)と反応させることもできる。第三の方法は、ヒド
ロキシル−又はアミノ基を有するポリマ−支持体を、表
面上で重合含有されたアミノ−又はヒドロキシル基を有
する被覆用ポリマ−と、ジエポキシドによって結合する
ことである。。また、ポリマ−支持体及び被覆用ポリマ
−がCOCl−反応性基を有する場合には、プライマ−
としてジカルボン酸二ハロゲン化物を使用する。これら
すべての反応は自体公知であり、被覆用ポリマ−及び場
合によりプライマ−における他の結合メカニズムもポリ
マ−支持体上の反応性基の官能性の種類に応じて当業者
の記憶に難なく浮かぶであろう。
【0051】プライマ−及び被覆用ポリマ−は、有利に
は溶液で支持体ポリマ−上に施す。溶剤としては例え
ば、水;アルコ−ル、例えばメタノ−ル、エタノ−ル及
びn−ブタノ−ル;ケトン、例えばアセトン、ブタノン
(メチルエチルケトン)及びシクロヘキサノン;エステ
ル、、メチルアセテ−ト、メチルプロピオネ−ト、エチ
ルアセテ−ト及びn−ブチルアセテ−ト;エ−テル、例
えばエチレングリコ−ルジエチルエ−テル及びテトラヒ
ドロフラン;ならびに芳香族炭化水素、例えばトルオ−
ル及びキシロ−ルが適当である。溶剤の選択は、溶解さ
れてはならないが、おそらく膨潤されるはずであるポリ
マ−支持体の性質にも依存する。水又はアルコ−ルを溶
剤として使用する場合には、プライマ−として使用され
るポリイソシアネ−トのNCO−基を、通常は例えばメ
チルエチルケトキシムで保護しなければならない。
【0052】ポリマ−支持体を被覆前にプライマ−で処
理する場合には、プライマ−の溶液を有利には若干時
間、例えば5分〜2時間、場合により例えば60℃まで
の高められた温度で支持体に作用させ、次ぎに溶剤を、
場合により真空で及び/又は高められた温度で蒸発させ
る。
【0053】ポリマ−支持体の被覆のためには、公知方
法、すなわち浸漬、吹付け、はけ塗り、ナイフ塗布及び
回転塗布(Spin−Coating)適当である。被
覆後に再び溶剤を蒸発させる。被覆用ポリマ−と支持体
との共有結合のためには、被覆した支持体を有利にはな
お若干時間、例えば5分〜2時間、高められた温度、例
えば50〜90℃に保つ。ブロックされたイソシアネ−
トに結合を生じさせようとする場合には、相応に高い温
度が必要でありうる。
【0054】本発明によるポリマ−での被覆は、公知で
かつ認められている材料及び製造方法を継続使用するこ
とを可能にする。これは特に、製作材料の機械的特性が
極めて重要であるか又は製造装置が現存の製造方法によ
り高い投資を必要とする場合に重要である。
【0055】本発明の製造物 本発明によるポリマ−は、感受性表面に沿って動かされ
る製造物の場合には特別な利点を提供する。これは例え
ば、静脈及び動脈のような血管の内面に摩擦抵抗が小さ
いために保護的な応力を及ぼすカテ−テル及びチュ−ブ
の場合である。
【0056】本発明により製造された製造物は特に、食
品−及び嗜好品工学、水工学、生物工学、衛生予防策、
特に医学工学の分野で使用するために特定されている。
本発明で記載したポリマ−は、例えば支持体としてのプ
ラスチック、セラミック又は金属上に本発明のポリマ−
による被覆を有する製造物、例えば織物類、装置、管及
びチュ−ブ、コンド−ム、包装材料及び医学工学的製品
の製造のために使用することができる。医学工学的製品
は、例えばインプラント又は補助器具、例えばドレナ−
ジ、導線、カニュ−レ、眼球内レンズ、コンタクトレン
ズ、ステント(Stent)、血管プロテ−ゼ(Gef
aessprothese)、関節プロテ−ゼ、透析膜
及び縫合材料である。好ましい製造物は医療用のカテ−
テル又はチュ−ブである。
【0057】次ぎの実施例により本発明をさらに説明す
るが、これらの例は本発明が特許請求の範囲に記載され
ているようにその範囲を限定するものではない。
【0058】
【実施例】被覆された標準フィルムの細菌吸着のATP
による測定(静的(statisch)) 本発明のその都度のポリマ−から成る被覆を有する標準
フィルムに微生物細胞を吸着させた後、吸着しなかった
細菌を無菌のPBS緩衝液で洗い落す。フィルムに吸着
している細菌から通常は細菌含有物質であるアデノシン
トリフォスフェ−ト(ATP)を抽出し、市販のテスト
コンビネ−ションを用いて生物発光測定試験で測定す
る。測定された光パルスの数は、吸着している細菌の数
に比例する。参照試料としては被覆のない標準フィルム
を使用する。例えばポリアミド12−フィルムを本発明
のポリマ−で被覆する場合には、参照試料として被覆の
ないポリアミド12−フィルムを使用する。細菌吸着の
阻害度の計算のためには、参照フィルムへの吸着を10
0に等しいとする。この阻害度は被覆標準フィルムにお
ける吸着と被覆のない標準フィルムにおける吸着との差
である 摩擦抵抗の測定 水平に対する傾斜角が連続的に調整可能でかつ測定可能
なガラス板上に被覆のない標準フィルムを接着する。被
覆された標準フィルムの切片を被覆した面を外側にして
長方形試験用錘(6cm×4cm、質量100g)の引
張り装置(Spnnvorrichtung)に固定す
る。被覆された標準フィルムと被覆のない標準フィルム
を液滴により湿潤させ、試験用錘を標準フィルムを接着
したガラス板上に置く。ガラス板の傾斜角を0°から始
めて、約20°/minで連続的にかつ衝動なしに増大
させると、やがて置かれた錘が動き出す。この時点で得
られる角を記録する。その正接が付着摩擦係数である。
【0059】例1 撹拌機、還流冷却器及び滴下漏斗を備えている1l−五
頚フラスコ中に保護ガス(窒素))下にジメチルスルホ
キシド(DMSO)100mlを供給する。DMSO1
00ml及び無水マレイン酸酸(MSA)70gから溶
液(供給物1)を製造し、これを滴下漏斗1に供給す
る。滴下漏斗2にはビニルメチルエ−テル(VME)6
2mlを入れる(供給物2)。滴下漏斗3はアクリル酸
(AS)7.2ml、ナトリウムスチロ−ルスルホネ−
ト(NaSS)19.6g及びDMSO 70mlを含
む。滴下漏斗4にはDMSO 20ml中のアゾイソブ
チロニトリル1.5gを入れる(供給物4)。滴下漏斗
1からは供給物1 8mlを、滴下漏斗2、3及び4か
らはそれぞれ5mlの供給物2、3及び4をフラスコ中
に入れる。次ぎに混合物を70℃に加熱する。さらに1
0分後に供給物1、2及び3を3.5時間以内に供給
し、供給物4を4時間以内に供給する。この供給の終了
後に反応溶液をさらに4時間70℃に保つ。n−ヘキサ
ン2l中で撹拌することによって四元ポリマ−(Qua
terpolymer)沈殿させ、水で洗浄する。四元
ポリマ−のNMR分析により次ぎの組成が判明する: MSA 43.2モル% VME 45.1モル% AS 6.6モル% NaSS 5.1モル% COOHもしくはCOO-/SO3-のモル比は1.3であ
る。
【0060】細菌吸着を測定するためにはポリアミド1
2−フィルムを四元ポリマ−で被覆する。このためにジ
メチルスルホキシド中の四元ポリマ−(20g/l)を
製造する。この溶液をポリアミド12−フィルム上に吹
付け、溶剤を蒸発させる。プレブスイエラ・プノイモニ
ア(Klebsiella pneumoniae)に
よる細菌吸着の測定により、被覆のないポリアミド12
−フィルムに比べて92%だけ減少することが判明し
た。
【0061】摩擦係数を測定するためには、前記のよう
に四元ポリマ−で被覆したフィルムを試験用錘に接着し
た。被覆のないポリアミド12−フィルムに対する摩擦
抵抗の測定により、0..05の付着摩擦係数が得られ
た。2個の被覆のないポリアミド12−フィルムの付着
摩擦係数は0.42である。
【0062】例2 例1と同様に操作するが、供給物3はアクリル酸(A
S)9ml、ナトリウムスチロ−ルスルホネ−ト(Na
SS)14.4g及びDMSO70mlから成る溶液で
ある。四元ポリマ−のNMR分析により次ぎの組成が判
明した: MSA 42.9モル% VME 44.9モル% AS 7.5モル% NaSS 4.7モル% COOHもしくはCOO-/SO3-のモル比は1.6であ
る。
【0063】プレブスイエラ・プノイモニアによる細菌
吸着の測定により被覆のないポリアミド12−フィルム
と比べて95%だけ減少することが判った。
【0064】付着摩擦係数は0.06である。
【0065】例3 ポリアミド12−フィルム(9cm×6cm)を保護ガ
ス(アルゴン)下に室温で1時間エチルメチルケトン中
のジフェニルメタンジイソシアネ−トの1重量%溶液中
に浸漬する。このフィルムを取出し、60℃の乾燥室で
30分間乾燥する。乾燥したフィルムを次ぎに室温で4
時間ジメチルスルホキシド中の例1からのポリマ−の2
重量%溶液中に浸漬する。次ぎに同フィルムを先ず1時
間60℃の乾燥室で乾燥し、次ぎに70℃及び1mバ−
ルの圧力で5時間乾燥する。次ぎに同フィルムを25℃
の水中に3時間入れ、60℃で24時間乾燥する。
【0066】プレブスイエラ・プノイモニアの吸着の阻
害度は前記の他の菌株の阻害度と同様に>92%であ
る。付着摩擦係数は0.05である。
【0067】同様に例2のポリマ−をポリアミド12−
フィルムに共有結合する場合にも、同様な結果が得られ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08F 228/02 C08F 228/02

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モノマ−として、(A)無水マレイン酸
    (モノマ−A)、(B)炭素原子1〜6個を含むアルキ
    ル基を有する、少なくとも1種のビニルアルキルエ−テ
    ル(モノマ−B)、(C)少なくとも1個のカルボキシ
    ル基及び/又はカルボキシレ−ト基を有するビニルモノ
    マ−(モノマ−C)及び(D)少なくとも1個の硫酸
    −、スルフェ−ト−、スルホン酸−及び/又はスルホネ
    −ト基を有するビニルモノマ−(モノマ−D)が重合含
    有されている、コポリマ−。
  2. 【請求項2】 スルフェ−ト−又はスルホネ−ト基及び
    カルボキシル−又はカルボキシレ−ト基を有する、請求
    項1記載のコポリマ−。
  3. 【請求項3】 前記の陰イオンに対する対イオンがナト
    リウムイオン又はアンモニウムイオンである、請求項2
    記載のコポリマ−。
  4. 【請求項4】 モノマ−Bがビニルメチルエ−テルであ
    る、請求項1から3までのいずれか1項記載のコポリマ
    −。
  5. 【請求項5】 モノマ−Cが、一般式: 【化1】 に当たり、式中 nはその都度独立的に2〜6の整数を表し、xはその都
    度独立的に1又は2を表し、qはその都度独立的に0又
    は2を表し、かつR1 はその都度独立的に−H、アルカ
    リ金属イオン又はアンモニウムイオンを表す 請求項1から4までのいずれか1項記載のコポリマ−。
  6. 【請求項6】 モノマ−Cが、一般式: 【化2】 に当たり、式中 R1 、n、q及びxは一般式Iで定義されているもので
    あり、R3 はその都度独立的にC1〜C4 −アルキル、
    −NH2 、−COOH、−SO3 H、−OSO3 H、−
    OPO(OH)2 、−PO(OH)2 、−OP(OH)
    2 、−OPO(O)OCH2 −CH2 −N(CH
    3 3 、−PO(O)O−CH2 −CH2 −N
    (CH3 3 、−OP(O)OCH2 −CH2
    (CH3 3 又は前記基の塩、特にアルカリ塩を
    表し、bは1、2又は3を表し、cは0、1、2又は3
    を表し、dは0、1、2又は3を表し、b+c+d≦
    6、有利には≦4であることを条件とする 請求項1から4までのいずれか1項記載のコポリマ−。
  7. 【請求項7】 モノマ−Dが、一般式: 【化3】 に当たり、式中n、x、q及びR1 が式Iで記載したも
    のを表す請求項1から6までのいずれか1項記載のコポ
    リマ−。
  8. 【請求項8】 モノマ−Dが、一般式: 【化4】 に当たり、式中R1 、n、q及びxならびにR3 、b、
    c及びdが式IIで定義したものを表す、請求項1から
    6までのいずれか1項記載のコポリマ−。
  9. 【請求項9】 モノマ−Dが、一般式: 【化5】 に当たり、式中、R1 が水素又はメチル基を表し、R2
    が2価の有機基、好ましくは10個までの炭素原子を有
    する脂肪族、脂環式又は芳香族炭化水素残基又はC−C
    −単結合を表し、R3 が−O−又は−NH−を表し、R
    4 が水素、基−SO3 Na又は基−SO3
    (R5 4 を表し、ここで基R5 はその都度独立的
    に水素又は有機基を表し、nは4又は5を表し、置換基
    4 の少なくとも1個は基−SO3 Na又−SO
    3 N(R5 4 であることを条件とする、請求項
    1から6までのいずれか1項記載のコポリマ−。
  10. 【請求項10】 コポリマ−が一方ではカルボキシル−
    及び/又はカルボキシレ−ト基を、他方ではスルホン酸
    −及び/又はスルホネ−ト基を有する、請求項1から8
    までのいずれか1項記載のコポリマ−。
  11. 【請求項11】 カルボキシル−及び/又はカルボキシ
    レ−ト基対スルホン酸−及び/又はスルホネ−ト基の比
    が0.1〜10である、請求項10記載のコポリマ−。
  12. 【請求項12】 カルボキシル−及び/又はカルボキシ
    レ−ト基対スルホン酸−及び/又はスルホネ−ト基の比
    が0.2〜3である、請求項10記載のコポリマ−。
  13. 【請求項13】 カルボキシル−及び/又はカルボキシ
    レ−ト基対スルホン酸−及び/又はスルホネ−ト基の比
    が2〜10である、請求項10記載のコポリマ−。
  14. 【請求項14】 モノマ−A、B、C及びDをラジカル
    重合することを特徴とする、請求項1から13までのい
    ずれか1項記載のコポリマ−の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項1から13までのいずれか1項
    記載のコポリマ−をポリマ−内ならびに支持体上の反応
    性基により共有結合により支持体上に結合することを特
    徴とする、支持体の被覆方法。
  16. 【請求項16】 反応性基を有するプライマ−で処理す
    ることによって支持体上に反応性基を生成する、請求項
    15記載の方法。
  17. 【請求項17】 食品−及び嗜好品工学、水工学及び生
    物工学、衛生予防策及び特に医学工学の分野で使用する
    ための製造物を製造するための、請求項1から13まで
    のいずれか1項記載のコポリマ−の使用。
  18. 【請求項18】 食品−及び嗜好品工学、水工学及び生
    物工学、衛生予防策及び特に医学工学の分野で使用する
    ための、請求項1から10までのいずれか1項記載のコ
    ポリマ−で完全に又は部分的に被覆されている製造物。
  19. 【請求項19】 製造物が医療用のカテ−テル又はチュ
    −ブである、請求項18記載の製造物。
JP10212593A 1997-07-29 1998-07-28 コポリマ−、その製造方法、該コポリマ−を支持体に被覆する方法、該コポリマ−の使用及び該コポリマ−で被覆された製造物 Pending JPH11116640A (ja)

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