JPH11117178A - 導電性繊維 - Google Patents

導電性繊維

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JPH11117178A
JPH11117178A JP9276724A JP27672497A JPH11117178A JP H11117178 A JPH11117178 A JP H11117178A JP 9276724 A JP9276724 A JP 9276724A JP 27672497 A JP27672497 A JP 27672497A JP H11117178 A JPH11117178 A JP H11117178A
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JP
Japan
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group
conductive
fiber
acid
sulfonic acid
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JP9276724A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Abe
和洋 阿部
Juji Konagaya
重次 小長谷
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維本来の優れた点を生かしつつ、その欠点
である静電気障害を克服するのに充分な帯電防止性を与
えることを目的とする。 【解決手段】 繊維の表面に、導電性高分子を含む導電
層を積層し、導電層の25℃、15%RH雰囲気下での
表面抵抗値が106 〜1012Ω/□、かつ帯電減衰時間
が2秒以下であり、さらに該導電層の250℃で1分間
加熱後の表面抵抗値の変化率が5.0以内であることを
特徴とする導電性繊維。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性繊維に関す
るものであり、さらに詳しくは、低湿度下でも帯電防止
性および導電性の優れた繊維に関するものであり、中で
も、長繊維・短繊維もしくは両者で構成される糸条、編
み織物・不織布などのシ−ト状物に関するものである。
具体的には制電作業服・ユニフォ−ム・白衣などの衣
料、カ−ペット・カ−テン・椅子張りなどのインテリア
繊維製品、帽子・鞄、産業資材用繊維製品が挙げられ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、繊維は、柔軟性、耐熱性、寸
法安定性、機械的強度等に優れるため、長繊維・短繊維
もしくは両者で構成される糸条、編み織物・不織布など
のシ−ト状物として、多量かつ広い範囲に使われてい
る。特に合成繊維は均一性、加工性等に優れるため、近
年多くつかわれるようになってきた。合成繊維は一般的
に疎水性であるため、繊維の表面に静電気が発生しやす
く、ほこり等が表面に付着しやすくなり、様々なトラブ
ルを引き起こしている。一般的には、繊維等の帯電防止
剤として界面活性剤が用いられるが、界面活性剤では
塵、ほこり等の付着を抑制するのに充分な表面抵抗(1
10Ω/□以下)が得られないのみならず、帯電防止能
が周囲の湿気や水分の影響を受け変化しやすい。特に界
面活性剤により低下した繊維の表面抵抗が、低湿度下で
は大幅に増大して所望の帯電防止能が得られなくなる欠
点がある。その結果、繊維表面へのほこりの付着が起こ
り、様々なトラブルの原因となる。よりハイテク化した
今日、低湿度環境下で静電気障害のない繊維が求められ
つつあり、そのためには低湿度下で1010Ω/□以下の
表面抵抗値を与える帯電防止剤の出現が望まれている。
このような低表面抵抗値を与える素材として、ポリアニ
リン、ポリピロール等の導電性高分子が知られている
が、いずれも、特定の有機溶剤には可溶であるが、水や
水/アルコール混合溶媒系には不溶または分散不可であ
ったため、芳香環にスルホン酸基を結合させる方法等が
行われ、かつ単独では充分な膜特性が出ないため、水溶
性または水分散性樹脂を混合する方法が行われてきた。
しかしスルホン化したポリアニリンとの相溶性の良い樹
脂を用いた場合は所定の表面抵抗値が出ず、反対に所定
の表面抵抗値が出る場合は、表面が白濁して繊維本来の
透明性を損なうという問題が生じていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に着目して鋭意研究の結果なされたものであり、その
目的は、本来の繊維の優れた点を生かしつつ、低湿度下
でも静電気障害を克服するに充分な帯電防止能を持ち、
さらに耐熱性があり、かつ柔軟性、透明性を失わない安
価な繊維を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、繊維の表面
に、導電層を積層した導電性繊維において、導電層の2
5℃、15%RH雰囲気下での表面抵抗値が106 〜1
12Ω/□、かつ帯電減衰時間が2秒以下であり、さら
に該導電層の250℃で1分間加熱後の表面抵抗値の変
化率が5.0以内であることを特徴とする導電性繊維に
関するものである。
【0005】本発明における繊維としては、ポリエステ
ル系、ポリアミド系、ポリアクリロニトリル系、アセテ
−ト系、ポリエチレン・ポリプロピレン等のポリオレフ
ィン系、ポリフェニレンサルファイト系、ポリイミド
系、メタアラミド系、パラアミド系、ポリベンザオキサ
ゾ−ル系などの合成繊維、レ−ヨン系、ポリノジック
系、プロミックス系などの半合成繊維、及び綿、麻、ウ
−ルなどの天然繊維あるいはそれらを混紡、交織、交
編、不織布などにしたものでも構わない。
【0006】本発明における導電性高分子は水または有
機溶媒に可溶ならば本発明に適用可能であり、例えば、
ポリアニリン及びその誘導体、好ましくは水溶性のスル
ホン化ポリアニリン、有機溶媒可溶性ポリピロール、す
なわち長鎖アルキル基置換基結合ポリピロール、ポリチ
オフェン及びその誘導体などが挙げられる。また、ポリ
アニリンまたはその共重合体の分散系に無機酸やスルホ
ン酸基含有化合物を添加して得たポリアニリン溶液が挙
げられる。この時の無機酸は塩酸、過塩素酸、硫酸、硝
酸などが、スルホン酸基含有化合物はベンゼンスルホン
酸、ナフタレンスルホン酸、ポリスチレンスルホン酸な
どが挙げられる。なかでも、スルホン化ポリアニリンが
水に対する溶解性が良好なため、本発明には好適であ
る。
【0007】スルホン化ポリアニリンとしては、アルコ
キシ基置換アミノベンゼンスルホン酸を主成分とするア
ニリン系共重合体スルホン化物が本発明の導電性組成物
の基本素材に好適であり、特にアミノアニソールスルホ
ン酸が好適である。さらに、本発明の導電性組成物の塗
布性、延展性、塗布体の硬度の向上の点において、5−
スルホイソフタル酸単位を1モル%以上10モル%以下
含む該共重合ポリエステルの併用はさらに好適である。
【0008】ここで、アミノアニソールスルホン酸類の
具体例として、2−アミノアニソール−3−スルホン
酸、2−アミノアニソール−4−スルホン酸、2−アミ
ノアニソール−5−スルホン酸、2−アミノアニソール
−6−スルホン酸、3−アミノアニソール−2−スルホ
ン酸、3−アミノアニソール−4−スルホン酸、3−ア
ミノアニソール−5−スルホン酸、3−アミノアニソー
ル−6−スルホン酸、4−アミノアニソール−2−スル
ホン酸、4−アミノアニソール−3−スルホン酸等を挙
げることができる。
【0009】アニソールのメトキシ基がエトキシ基、i
so−プロポキシ基等のアルコシキ基に置換された化合
物を用いることも可能である。しかし、2−アミノアニ
ソール−3−スルホン酸2−アミノアニソール−4−ス
ルホン酸、2−アミノアニソール−5−スルホン酸、2
−アミノアニソール−6−スルホン酸、3−アミノアニ
ソール−2−スルホン酸、3−アミノアニソール−4−
スルホン酸、3−アミノアニソール−6−スルホン酸が
好ましく用いられる。
【0010】前述したように、本発明に用いられるスル
ホン化ポリアニリン共重合体は、スルホン酸基が芳香環
に対して70%以上、好ましくは80%以上、さらに好
ましくは100%である。また、スルホン酸基を含む芳
香環と含まない芳香環が混在したり、交互に並んだりし
ても、本発明の目的には問題はない。該スルホン化ポリ
アニリン共重合体のスルホン酸基含有率が70%未満で
あると該共重合体の水、アルコールまたはそれらの混合
溶媒系等への溶解性または分散性が不充分になり、結果
として繊維への塗布性及び延展性が悪くなり、得られる
塗布膜の導電性が著しく低下する傾向になる。本発明に
用いられるスルホン化ポリアニリン共重合体の数平均分
子量は300〜500000で1000以上が前記溶媒
への溶解性及び塗布膜の強度の点で好ましい。
【0011】該スルホン化ポリアニリン共重合体の使用
割合は溶剤100重量部に対して0.01−10重量部
であり、好ましくは0.1−2重量部である。該スルホ
ン化ポリアニリン共重合体の使用割合が0.01重量部
未満では、溶液の長期保存性が悪くなり、表面のコート
層にピンホールが発生しやすくなりコート面の導電性が
著しく劣る。また、使用割合が10重量部を越えると該
共重合体の水又は水/有機溶媒系への溶解性、分散性及
びコート層の塗布性が悪くなる傾向があり、好ましくな
い。
【0012】前記溶媒は、ポリエステル等の繊維を溶解
または膨潤させないならば、いかなる有機溶媒も使用可
能であるが、水または水/アルコール等の有機溶媒との
混合溶媒を用いる方が、使用環境面で好ましいのみなら
ず、支持体への塗布性及び導電性が向上する場合もあ
る。有機溶媒はメタノール、エタノール、プロパノー
ル、イソプロピルアルコール等のアルコール類、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど
のケトン類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等の
セロソルブ類、メチルプロピレングリコール、エチルプ
ロピレングリコールなどのプロピレングリコール類、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミ
ド類、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドンな
どのピロリドン類などが好ましく用いられる。これら
は、水と任意の割合で混合して用いられる。この例とし
て、具体的には、水/メタノール、水/エタノール、水
/プロパノール、水/イソプロパノール、水/メチルプ
ロピレングリコール、水/エチルプロピレングリコール
などを挙げることができる。用いられる割合は水/有機
溶媒=1/10〜10/1が好ましい。
【0013】本発明で用いられる熱可塑性樹脂として
は、親水性基を有することが好ましく、中でもイオン性
基及び/またはカルボキシル基及び/または水酸基及び
/またはスルホン酸基及び/またはアミド基及び/また
は酸無水物基及び/またはグリシジル基及び/またはク
ロル基及び/またはポリアルキレングリコールを有する
ことが好ましい。特に、アニオン基含有の水溶性または
水分散性樹脂であり、スルホン酸基およびそのアルカリ
金属塩基からなる群より選択される少なくとも1種の基
が結合した共重合ポリエステルであることが好ましい。
スルホン酸基およびそのアルカリ金属塩基からなる群よ
り選択される少なくとも1種の基が結合した共重合ポリ
エステル(以下、スルホン酸基含有共重合ポリエステル
という)とは、ジカルボン酸成分および/またはグリコ
ール成分の一部にスルホン酸基およびそのアルカリ金属
塩基からなる群より選択される少なくとも1種の基が結
合したポリエステルをいい、中でも、スルホン酸基およ
びそのアルカリ金属塩基からなる群より選択される少な
くとも1種の基を含有した芳香族ジカルボン酸成分を全
酸成分に対して1〜10モル%の割合で用いて調整した
共重合ポリエステルが、本発明の導電性積層フィルムの
表面硬度が高いという点で好ましい。このようなジカル
ボン酸の例としては、5−ナトリウムスルホイソフタル
酸が好適である。
【0014】他のジカルボン酸成分としては、テレフタ
ル酸、イソフタル酸、フタル酸、p−β−オキシエトキ
シ安息香酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,
4’−ジカルボキシジフェニル、4,4’−ジカルボキ
シベンゾフェノン、ビス(4−カルボキシフェニル)エ
タン、アジピン酸、セバシン酸、シクロヘキサン−1,
4−ジカルボン酸などが挙げられる。本発明の導電性積
層フィルムの表面硬度の向上の点から、テレフタル酸お
よびイソフタル酸が好ましい。
【0015】共重合ポリエステルを調整するためのグリ
コール成分としては、エチレングリコールが主として用
いられ、この他に、プロピレングリコール、ブタンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコー
ル、シクロヘキサンジメタノール、ビスフェノールAの
エチレンオキサイド付加物、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコ
ールなどが用いられ得る。中でも、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブタンジオール、ネオペン
チルグリコール、ジエチレングリコール、シクロヘキサ
ンジメタノールなどを共重合成分として用いると、スル
ホン化ポリアニリンとの相溶性が向上し、塗膜面の表面
抵抗、強度、透明性の向上などの点で好ましい。
【0016】また、ポリエステルの側鎖に親水性基を有
するビニル系モノマーをグラフト重合させることにより
透明性、密着性をさらに向上させることができる。ポリ
エステルにグラフトさせることができる親水性基を有す
るビニル系モノマーとしては、カルボキシル基、水酸
基、スルホン酸基、アミド基などを含むもの、親水性基
に変化させることができる基として酸無水物基、グリシ
ジル基、クロル基などを含むものが挙げられる。そのな
かでカルボキシル基を有するものが最も好ましい。
【0017】例えば、アクリル酸、メタクリル酸及びそ
れらの塩等のカルボキシル基又はその塩を含有するモノ
マー、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−
プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、n
−ブチルアクリレート、t−ブチルアクリレート等のア
ルキルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメ
タクリレート、n−プロピルメタクリレート、イソプロ
ピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、t−
ブチルメタクリレート等のアルキルメタクリレート、2
−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート等のヒドロキシ含有モノマー、アクリ
ルアミド、メタクリルアミド、Nーメチルアクリルアミ
ド、N−メチルメタクリルアミド、N−メチロールアク
リルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−メ
トキシメチルアクリルアミド、N−メトキシメチルメタ
クリルアミド、N、N−ジメチロールアクリルアミド、
N−フェニルアクリルアミド等のアミド基含有モノマ
ー、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレー
ト等のエポキシ基含有モノマー等があげられる。そのほ
かの親水性基を有するモノマーとしては、例えば、アリ
ルグリシジルエーテル等のエポキシ基含有モノマー、ス
チレンスルホン酸、ビニルスルホン酸及びそれらの塩等
のスルホン酸基又はその塩を含有するモノマー、クロト
ン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマール酸及びそれら
の塩等のカルボキシル基またはその塩を含有するモノマ
ー、無水マレイン酸、無水イタコン酸等の酸無水物を含
有するモノマーがあげられる。これらは他のモノマーと
併用することができる。他のモノマーとしては、例え
ば、ビニルイソシアネート、アリルイソシアネート、ス
チレン、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテ
ル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、塩化ビニ
リデン、酢酸ビニル、塩化ビニル等が挙げられ、これら
の中から1種類または2種類以上を用いて共重合するこ
とができる。親水性基を有するモノマーとそれ以外のモ
ノマーとの比率はモル比で30/70〜100/0の範
囲が好ましい。親水性基を有するモノマーの比率が30
モル%未満では塗布膜の透明性を高める効果が十分に発
揮されない。
【0018】親水性基を含有するモノマーをポリエステ
ルにグラフトさせる方法としては公知のグラフト重合法
を用いることが出来る。その代表例として以下の方法が
あげられる。例えば、光、熱、放射線等によって主鎖の
ポリエステルにラジカルを発生させてからモノマーをグ
ラフト重合させるラジカル重合法、或いはAlCl3、
TiCl4等の触媒を用いてカチオンを発生させるカチ
オン重合法、或いは金属Na,金属Li等を用いてアニ
オンを発生させるアニオン重合法等がある。また、あら
かじめ主鎖のポリエステルに重合性不飽和二重結合を導
入しこれにビニル系モノマーを反応させる方法があげら
れる。これに用いられる重合性不飽和二重結合を有する
モノマーとしては、フマール酸、マレイン酸、無水マレ
イン酸、イタコン酸、シトラコン酸、2,5−ノルボル
ネンジカルボン酸無水物、テトラヒドロ無水フタル酸等
をあげることができる。このうち最も好ましいものはフ
マール酸、マレイン酸、及び2,5−ノルボルネンジカ
ルボン酸である。また、側鎖に官能基を導入した主鎖の
ポリエステルと、末端に前記の官能基と反応する基を有
する枝ポリマーを反応させる方法があげられる。例えば
側鎖に−OH基、−SH基、−NH2基、−COOH基
−CONH2基等の水素供与基を有する高分子物質と、
片末端が−N=C=O基、−C=C=O基、
【0019】
【化1】
【0020】
【化2】
【0021】等の水素受容基であるビニル系重合体とを
反応させる方法、この逆の組み合わせで反応させる方法
があげられる。本発明の主鎖となるポリエステルとグラ
フトされるビニル系モノマーの重量比は40/60〜9
5/5の範囲であり、さらに好ましくは55/45〜9
3/7、最も好ましくは60/40〜90/10の範囲
である。主鎖のポリエステルの重量比が40%未満であ
ると、グラフト重合性ビニル系モノマーが完全に反応し
ないまま残るため従来のポリエステルの持つ耐熱性、加
工性等の特性が損なわれる。また主鎖の高分子物質の重
量比が95%を越えるときは、本発明の目的である導電
性、透明性の向上効果が充分に発揮されない。
【0022】この他、共重合成分として、少量のアミド
結合、ウレタン結合、エーテル結合、カーボネート結合
などを含有するジカルボン酸成分、グリコール成分を含
んでも良い。また、ポリエステルの主鎖にグラフト共重
合の形でアクリル酸、メタクリル酸、スチレンスルホン
酸、アクリルアミド等を結合させることも可能である。
【0023】さらに得られる本発明の導電層を繊維に塗
布して得られる塗膜の表面硬度を向上させるために、ト
リメリット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸、無水ト
リメリット酸、無水ピロメリット酸などの多カルボキシ
基含有モノマーを5モル%以下の割合で上記ポリエステ
ルの共重合成分として用いることも可能である。5モル
%を越える場合には、得られるスルホン酸基含有共重合
ポリエステルが熱的に不安定となり、ゲル化しやすく、
本発明の導電層の成分として好ましくない。
【0024】上記スルホン酸基含有共重合ポリエステル
は、例えば、上記ジカルボン酸成分、上記グリコール成
分、および必要に応じて、上記多カルボキシル基含有モ
ノマーを用いて、常法により、エステル交換反応、重縮
合反応などを行うことにより得られる。得られたスルホ
ン酸基含有共重合ポリエステルは、例えば、n−ブチル
セロソルブのような溶媒とともに加熱撹拌され、さらに
撹拌しながら徐々に水を加えることにより、水溶液また
は水分散液とされて用いられ得る。
【0025】上記スルホン酸基含有共重合ポリエステル
の含有割合は、得られる導電性積層フィルムの導電性お
よび機械的特性から、スルホン化ポリアニリン100重
量部に対して50〜2000重量部が好ましく、さらに
好ましくは100〜1500重量部、最も好ましくは2
00〜1000重量部である。
【0026】本発明の導電層は、通常溶剤に溶解または
分散させて、所望の繊維表面に塗布される。ここで用い
られる溶剤は、繊維基材(例えば、ポリエステル繊維
等)を溶解または膨潤させないならば、いかなる有機溶
媒も使用可能である。水、または水と有機溶媒との混合
溶媒を用いることにより、使用環境面で好ましいだけで
なく、得られる本発明の導電性繊維の帯電防止性が向上
する場合もある。
【0027】上記有機溶媒しては、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、イソプロパノール、などのアルコ
ール類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトンなどのケトン類、メチルセロソルブ、エチル
セロソルブなどのセロソルブ類、メチルプロピレングリ
コール、エチルプロピレングリコールなどのプロピレン
グリコール類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミドなどのアミド類、N−メチルピロリドン、N−エ
チルピロリドンなどのピロリドン類などが好ましく用い
られる。これらの有機溶媒は、水と任意の割合で混合し
て用いられ得る。
【0028】混合の例としては、水/メタノール、水/
エタノール、水/プロパノール、水/イソプロパノー
ル、水/メチルプロピレングリコール、水/エチルプロ
ピレングリコールなどが挙げられる。その混合割合は、
水/有機溶媒=1/10〜10/1が好ましい。
【0029】溶剤の使用割合は特に制限されないが、通
常スルホン化ポリアニリン100重量部に対して、10
00〜20000重量部である。溶剤の使用量が極端に
多い場合は、得られる本発明の導電性積層フィルムの塗
布性が悪くなる恐れがある。従って、導電層にピンホー
ルが発生しやすくなり、この導電性繊維の導電性が著し
く低下、すなわち帯電防止性が低下する恐れがある。溶
剤の使用量が極端に少ない場合は、このスルホン化ポリ
アニリンの上記溶剤への溶解性または分散性が不十分と
なり、得られる導電層の表面が平坦になりにくくなる恐
れがある。
【0030】本発明の導電層は、上記成分のみでも、塗
布性および延展性が優れており、得られる導電層の表面
硬度も良好であるが、上記溶剤に可溶な界面活性剤及び
/または高分子化合物をさらに併用することにより、濡
れ性の悪い繊維表面への塗布も可能となる。
【0031】上記界面活性剤としては、例えば、ポリオ
キシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステルなどの非イオン界面活性剤及びフルオ
ロアルキルカルボン酸、パーフルオロアルキルカルボン
酸、パーフルオロアルキルベンゼンスルホン酸、パーフ
ルオロアルキル4級アンモニウム、パーフルオロアルキ
ルポリオキシエチレンエタノールなどのフッ素系界面活
性剤が用いられるが、これらに限定されない。
【0032】本発明に用いられる界面活性剤の量は、ス
ルホン化ポリアニリン100重量部に対して、0.00
1重量部以上10重量部以下である。
【0033】上記界面活性剤が10重量部を越えると非
コート面にコート層中の界面活性剤が裏移りして、2次
加工等で問題を生じてしまう。
【0034】本発明の導電性繊維の導電層に含有され得
る高分子化合物としては、例えば、ポリアクリルアミ
ド、ポリビニルピロリドンなどの水溶性樹脂、水酸基ま
たはカルボン酸基を含んだ水溶性または水分散性共重合
ポリエステル、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸など
のアクリル酸樹脂、ポリアクリル酸エステルポリメタク
リル酸エステルなどのアクリル酸エステル樹脂、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、
などのエステル樹脂、ポリスチレン、ポリ−α−メチル
スチレン、ポリクロロメチルスチレン、ポリスチレンス
ルホン酸、ポリビニルフェノールなどのスチレン樹脂、
ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルエチルエーテル
などのビニルエーテル樹脂、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルホルマール、ポリビニルブチラールなどのポリ
ビニルアルコール類、ノボラック、レゾールなどのフェ
ノール樹脂などが用いられ得る。中でも上記スルホン化
ポリアニリンとの相溶性の点から、およびポリエステル
などからなる繊維基材との接着性の点から水酸基または
カルボン酸基を含んだ水溶性または水分散性共重合ポリ
エステルおよびポリビニルアルコール類が好ましい。
【0035】上記高分子化合物量は、好ましくは、スル
ホン化ポリアニリン100重量部に対して、0〜100
0重量部、さらに好ましくは、0〜500重量部であ
る。高分子化合物の量が1000重量部以上では、スル
ホン化ポリアニリンの導電性が現れず、本来の帯電防止
機能が発揮されない。
【0036】本発明の導電性積層体の導電層には、上記
の他に、種々の添加剤が含まれ得る。このような添加剤
としては、TiO2 、SiO2 、カオリン、CaC
3 、Al2 3 、BaSO4 、ZnO、タルク、マイ
カ、複合粒子などの無機粒子;ポリスチレン、ポリアク
リレート、またはそれらの架橋体で構成される有機粒子
などが挙げられる。導電性のさらなる向上を目的とし
て、SnO2 、(酸化スズ)、ZnO(酸化亜鉛)の粉
末、それらを被覆した無機粒子(TiO2 、BaSO 4
など)、カーボンブラック、黒鉛、カーボン繊維などの
カーボン系導電性フィラーなどを添加することも可能で
ある。上記添加剤の含有量は、スルホン化ポリアニリン
100重量部に対して、4000重量部以下の割合であ
ることが好ましい。4000を越える場合には、導電層
の粘度アップにより塗布ムラの原因となるおそれがあ
る。
【0037】繊維の原糸表面に導電層を積層する方法と
しては、溶融紡糸後に水系または油系エマルジョンをガ
イドロ−ルによって積層する方法、液中にディッピング
する方法がある。さらに、シ−ト状物表面に導電層を積
層する方法としては、バックコ−ト法、ディッピング
法、スプレ−法等が挙げられる。
【0038】作用及び効果 本発明の導電性繊維を、繊維として用いると、強い表面
強度、柔軟性、透明性を維持しつつ、低湿度下でも帯電
防止性を与えることができる。
【0039】実施例 次に本発明の実施例及び比較例を示すが、本発明はこれ
に限定されない。また本発明に用いる評価法を以下に示
す。
【0040】1)導電層の白化の有無 導電層表面にブロムライトで光を照射し、白化の有無を
以下のように評価した。 ・導電層表面に白化部が全く無い。 :○ ・導電層表面の一部が白化している。:×
【0041】2)表面抵抗値 三菱油化社製表面抵抗測定器で印加電圧500V、25
℃、15%RH及び60%RHの条件下で測定した。
【0042】3)帯電減衰時間 米国ETS社製スタティックディケイメーターを用い、
25℃、15%RH雰囲気下で電極間にサンプルをはさ
み、5.0KVの電圧を印加し、加電圧が5.0KVに
なったところで電極をアースし、アースしてから加電圧
が0.05KVになるまでの時間t99を測定下。
【0043】4)導電層の不織布及び織物への密着性の
評価 導電層表面からセロテープを剥し、導電層が不織布及び
織物から剥離するかどうかで以下のように評価した。 ・導電層が剥離せず、セロテープに全く付着しない。:○ ・導電層が僅かに剥離し、セロテープに付着する。 :△ ・導電層が完全に剥離し、セロテープに付着する。 :×
【0044】5)耐水性 水を含ませた市販のティッシュペーパーを用いて、一定
圧で導電層表面を10回拭き、導電層が全く拭き取られ
ない場合を○、僅かに拭き取られる場合を△、完全に拭
き取られる場合を×とした。
【0045】6)耐熱性 導電性積層フィルム及び不織布をESPEC社製HIG
H−TEMP OVEN PHH−1を用いて、250
℃で1分間加熱し、その前後の表面抵抗値を上記2)と
同様の方法で測定し、その比を算出した。250℃で1
分間加熱後の導電層の表面抵抗値の変化率 変化率(倍)=(B)/(A) (A):25℃、60%RH雰囲気下での導電層の表面
抵抗値 (B):250℃で1分間加熱後の25℃、60%RH
雰囲気下での導電層の表面抵抗値
【0046】(合成例1)スルホン酸基含有ポリアニリ
ンコート液の調整 2−アミノアニソール−4−スルホン酸100mmol
を23℃で4モル/リットルのアンモニア水溶液に撹は
ん溶解し、ペルオキソ二硫酸アンモニウム100mmo
lの水溶液を滴下した。滴下終了後23℃で10時間さ
らに撹はんした後、反応生成物を濾別洗浄、乾燥し、粉
末状の共重合体13gを得た。この共重合体の体積固有
抵抗値は12.3Ω・cmであった。上記重合体3重量部
を0.3モル/リットルの硫酸水溶液100重量部に室
温で撹はん溶解し導電性組成物を調整した。この時のス
ルホン化ポリアニリンのスルホン酸基の含有量は100
%であった。上記スルホン化ポリアニリン2.0重量部
を、水50重量部及びイソプロパノール50重量部に溶
解した。
【0047】(合成例2)ポリエステル(A)の合成及
びその水/アルコール分散液(Aaq)の調整 まずスルホン酸基含有ポリエステルを次の方法により合
成、さらにその分散液を調整した。ジカルボン酸成分と
してジメチルテレフタレート46モル%、ジメチルイソ
フタレート47モル%及び5−スルホイソフタル酸ナト
リウム7モル%を使用し、グリコール成分としてエチレ
ングリコール50モル%及びネオペンチルグリコール5
0モル%を用いて、常法によりエステル交換反応及び重
縮合反応を行った。得られたスルホン酸基含有ポリエス
テルのガラス転移温度は69℃であった。このスルホン
酸基含有ポリエステル300部とn−ブチルセロソルブ
150部とを加熱撹拌して、粘ちょうな溶液とし、さら
に撹拌しつつ水550部を徐々に加えて、固形分30重
量%の均一な淡白色の水分散液を得た。この分散液をさ
らに水とイソプロパノールの等量混合液中に加え、固形
分が8重量%のスルホン酸基含有ポリエステル水分散液
を(Aaq)を調整した。
【0048】(合成例3)アクリルグラフトポリエステ
ル(B)の合成及びその水分散液(Baq)の調製 攪拌機、温度計及び部分環流式冷却器を備えたステンレ
ススチール製オートクレーブにジメチルテレフタレート
5モル、ジメチルイソフタレート4.5モル、エチレン
グリコール6.5モル、ネオペンチルグリコール3.5
モル、及びテトラ−n−ブチルチタネート0.002モ
ルを仕込み、160〜220℃まで4時間かけてエステ
ル交換反応を行った。ついでフマル酸0.5モルを加
え、200〜220℃まで1時間かけて昇温し、反応系
を徐々に減圧したのち、0.2mmHgの減圧化で1時
間30分反応させ、ポリエステル(B0 )を得た。
【0049】次いで攪拌機、温度計、環流装置と定量滴
下装置を備えた反応器に上記のポリエステルB0300
部、メチルエチルケトン360部、イソプロピルアルコ
ール120部を入れ、加熱、攪拌し環流状態で樹脂を溶
解した。樹脂が完全に溶解した後、アクリル酸35部と
アクリル酸エチル65部オクチルメルカプタン1.5部
の混合物、アゾビスイソブチロニトリル6部を、メチル
エチルケトン90部、イソプロピルアルコール30部の
混合液に溶解した溶液とを1.5時間かけてポリエステ
ル溶液中にそれぞれ滴下し、さらに3時間反応させ、グ
ラフト重合体(B)溶液を得た。このグラフト重合体溶
液を室温まで冷却した後、トリエチルアミン59部を添
加し中和した後にイオン交換水800部を添加し30分
攪拌した。その後、加熱により溶媒中に残存する溶媒を
留去し水分散体とし、この分散液をさらに水とイソプロ
パノールの等量混合液中に加え、固形分が8重量%のア
ルコール/水分散体(Baq)とした。
【0050】(基材不織布の作製)アルキルベンゼンス
ルホン酸ナトリウムを0.4重量%、酸化チタンを0.
04重量%含む、固有粘度が0.63のポリエチレンテ
レフタレートを290℃で溶融し、ノズルから常法で押
し出し、ネット状のコンベア上に乗せてから、エンボス
ロ−ルにて圧着し、巻き取り所定の不織布を作製した。
【0051】(原糸及び導電性織物の作製)アルキルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウムを0.3重量%、酸化チタ
ンを0.03重量%含む、固有粘度が0.62のポリエ
チレンテレフタレートを290℃で溶融し、ノズルから
常法で押し出し、塗布液をガイドロ−ルを用いて原糸表
面に塗布した後、1500m/分の速度で巻き取った。
その後、この未延伸フィラメントを延伸温度90℃、熱
処理温度150℃で延伸熱処理した後巻き取り、導電性
繊維を得た。得られた導電性繊維を平織物とし、所定の
導電性織物を作製した。
【0052】(実施例1)得られた基材不織布を合成例
1で得たスルホン化ポリアニリンと合成例2で得たスル
ホン酸基含有ポリエステルの固形分比が10/90、さ
らに、界面活性剤エマルゲン810(花王製)をスルホ
ン化ポリアニリンとの比が8/100になるように添加
した塗布液にディップコ−トを行ない、本発明の導電性
不織布を作製した。
【0053】(実施例2)スルホン化ポリアニリンとス
ルホン酸基含有ポリエステルの固形分比を20/80に
する以外は実施例1と同様に行い、導電性不織布を作製
した。
【0054】(実施例3)合成例2の分散液の代わりに
合成例3の分散液を使用した以外は、実施例1と同様に
行い、導電性不織布を作製した。
【0055】(実施例4)塗布液の濃度を1%にした以
外は、実施例1と同様に行い、導電性不織布を作製し
た。
【0056】(比較例1)塗布液として、アニオン性帯
電防止剤である「三洋化成工業」製ケミスタットSA−
9を用いた以外は、実施例1と同様に行い、導電性不織
布を作製した。
【0057】(比較例2)塗布液として、カチオン性帯
電防止剤である「三洋化成工業」製ケミスタット630
0−Hを用いた以外は、実施例1と同様に行い、導電性
不織布を作製した。
【0058】(比較例3)塗布液の塗布を行わず、基材
の不織布をそのまま評価した。
【0059】以上の結果を表1に示した。表1に示す様
に、実施例の何れも、低湿度での表面抵抗値が低く充分
な帯電防止性があり、かつ耐熱性にも優れていた。一
方、比較例1は耐熱性は良好だったが、低湿度での表面
抵抗値が大きく帯電防止性が不充分であった。また、比
較例2は低湿度では表面抵抗値がやや大きくなり帯電防
止性が不充分であり、耐熱性もなかった。さらに比較例
3は全く帯電防止性がなかった。
【0060】(実施例5)実施例1で用いた塗布液を塗
布して得られた導電性織物を評価した。
【0061】(実施例6)スルホン化ポリアニリンとス
ルホン酸基含有ポリエステルの固形分比を20/80に
する以外は実施例5と同様に行い、導電性織物を作製し
た。
【0062】(実施例7)合成例2の分散液の代わりに
合成例3の分散液を使用した以外は、実施例5と同様に
行い、導電性織物を作製した。
【0063】(実施例8)塗布液の濃度を1%にした以
外は、実施例5と同様に行い、導電性織物を作製した。
【0064】(比較例4)塗布液として、アニオン性帯
電防止剤である「三洋化成工業」製ケミスタットSA−
9を用いた以外は、実施例5と同様に行い、導電性織物
を作製した。
【0065】(比較例5)塗布液として、カチオン性帯
電防止剤である「三洋化成工業」製ケミスタット630
0−Hを用いた以外は、実施例5と同様に行い、導電性
織物を作製した。
【0066】(比較例6)塗布液の塗布を行わずに原糸
から織物を作製した以外は、実施例5と同様に行い、導
電性織物を作製した。
【0067】以上の結果を表2に示した。表2に示すよ
うに、実施例の何れも、低湿度での表面抵抗値が低く充
分な帯電防止性があり、かつ耐熱性にも優れていた。一
方、比較例4は耐熱性は良好だったが、低湿度での表面
抵抗値が大きく帯電防止性が不充分であった。また、比
較例5は低湿度では表面抵抗値が大きくなり帯電防止性
が不充分であり、耐熱性もなかった。さらに比較例6は
全く帯電防止性がなかった。
【0068】
【発明の効果】以上の説明から明かな様に、本発明の導
電性繊維は、透明性に優れ、かつ低湿度下でも優れた帯
電防止性を発揮する。さらに耐熱性も充分である。本発
明の導電性繊維は制電作業服・ユニフォ−ム・白衣など
の衣料、カ−ペット・カ−テン・椅子張りなどのインテ
リア繊維製品、帽子・鞄、産業資材用繊維製品などに好
適である。
【0069】
【表1】
【0070】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D06M 13/26

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維の表面に、導電層を積層した導電性
    繊維において、導電層の25℃、15%RH雰囲気下で
    の表面抵抗値が106 〜1012Ω/□、かつ帯電減衰時
    間が2秒以下であり、さらに該導電層の250℃で1分
    間加熱後の表面抵抗値の変化率が5.0以内であること
    を特徴とする導電性繊維。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の導電層が導電性高分子を
    含むことを特徴とする導電性繊維。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の導電層が熱可塑性樹脂を
    含むことを特徴とする導電性繊維。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の導電層が界面活性剤を含
    むことを特徴とする導電性繊維。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の繊維が糸条及びまたはシ
    −ト状物であることを特徴とする導電性繊維。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の導電性高分子がポリアニ
    リンまたはその誘導体であることを特徴とする導電性繊
    維。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の熱可塑性樹脂が親水性基
    を有することを特徴とする導電性繊維。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の熱可塑性樹脂がイオン性
    基、カルボキシル基、水酸基、スルホン酸基、アミド
    基、酸無水物基、グリシジル基、クロル基、ポリアルキ
    レングリコールの少なくとも一種を有することを特徴と
    する導電性繊維。
  9. 【請求項9】 請求項3記載の熱可塑性樹脂がアニオン
    基含有の水溶性または水分散性樹脂であることを特徴と
    する導電性繊維。
  10. 【請求項10】 請求項3記載の熱可塑性樹脂がスルホ
    ン酸基およびそのアルカリ金属塩基からなる群より選択
    される少なくとも1種の基が結合した共重合ポリエステ
    ルであることを特徴とする導電性繊維。
  11. 【請求項11】 請求項3記載の熱可塑性樹脂が、5−
    スルホイソフタル酸単位を1〜10モル%含むことを特
    徴とする導電性繊維。
  12. 【請求項12】 請求項6記載のポリアニリンまたはそ
    の誘導体がスルホン酸基を含有したポリアニリンである
    ことを特徴とする導電性繊維。
  13. 【請求項13】 請求項6記載のポリアニリンまたはそ
    の誘導体がアルコキシ基置換アミノベンゼンスルホン酸
    を含有することを特徴とする導電性繊維。
  14. 【請求項14】 請求項6記載のポリアニリンまたはそ
    の誘導体がアミノアニソ−ルスルホン酸を含有すること
    を特徴とする導電性積層体。
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