JPH11117219A - 敷き材及びその製造方法 - Google Patents
敷き材及びその製造方法Info
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- JPH11117219A JPH11117219A JP28417197A JP28417197A JPH11117219A JP H11117219 A JPH11117219 A JP H11117219A JP 28417197 A JP28417197 A JP 28417197A JP 28417197 A JP28417197 A JP 28417197A JP H11117219 A JPH11117219 A JP H11117219A
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Abstract
て交換や修理の手間を抑えることができ、顔料により着
色する必要がなく、磨耗しても外観色が変化しない敷き
材及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 チップ状の主として樹脂からなる基材(1
0)と、チップ状の主としてゴムからなる軟質化基材(20)
と、基材(10)及び軟質化基材(20)を接着するバインダー
(30)とから主としてなり、それらの総重量に対して、前
記基材(10)は40乃至70重量%、前記軟質化基材(20)
は15乃至50重量%、及び前記バインダー(30)は10
乃至15重量%の範囲にあることを特徴とする。
Description
適度なクッション性や、快適な歩行感を得ることができ
て外観が良好な敷き材及びその製造方法に関するもので
ある。
材として、廃タイヤのゴムをチップ状にして固定化しマ
ット状にしたものがある。この従来の敷き材は、ゴムを
チップ状にして接着剤により固定しているため、透水性
を有し、ゴムが弾性変形し易いため、耐衝撃性、クッシ
ョン性を備えている。このため、スパイク靴等を使用し
て、通常の硬いコンクリート等では、歩行感が悪いゴル
フ場や、そのクラブハウス等に使用され、或いは、クッ
ション性を有して、滑り難く、転倒時のショックをやわ
らげることができるため、幼稚園、学校、公園の遊歩
道、歩道橋、病院、福祉施設、マンションの屋上、ジョ
ギングコース等の敷き材として使用されている。
の敷き材は、主としてゴムから形成されていたため、ゴ
ムの有する弾性的な性質により、クッション性は優れて
いたが、その触った感触がゴムであり、足の裏等の皮膚
が直接に接触するよう場合には、ゴム特有のベタベタと
した感触があまり良くないという第一の問題点があっ
た。
ら形成されていたため、磨耗し易く、損傷し易いため、
長期間の使用により、交換や修理を頻繁に行わなければ
ならず、手間であるという第二の問題点があった。ま
た、従来の敷き材の原料であるゴムは、廃タイヤのゴム
をチップ状にしたものであるため、その元々の外観色
は、タイヤの色である黒色であって、他の外観色にする
ためには、顔料をそのチップ状のゴムの表面に形成しな
ければならず、手間である上に磨耗により下地の色が現
れてしまうという第三の問題点があった。
従来の技術の有する第一乃至第三の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、感触が良好
で、歩行感が快適で、磨耗し難くて交換や修理の手間を
抑えることができ、顔料により着色する必要がなく、磨
耗しても外観色が変化しない敷き材を提供しようとする
ものである。
良好な感触が得られ、素足での歩行感が快適な敷き材を
提供しようとするものである。これに加え、請求項3記
載の発明は、樹脂の特性を微粉末の種類の選択により変
更させることができ、良好な特性を有する敷き材を提供
しようとするものである。
石の良好な感触が得られ、素足での歩行感が快適で、磨
耗し難くて交換や修理の手間を抑えることができ、高級
感を醸し出すことができる敷き材を提供しようとするも
のである。請求項5記載の発明は、感触が良好で、歩行
感が快適で、磨耗し難くて交換や修理の手間を抑えるこ
とができ、外観が良好な敷き材の製造方法を提供しよう
とするものである。
を達成するためのものである。請求項1記載の発明は、
チップ状の主として樹脂からなる基材(10)と、チップ状
の主としてゴムからなる軟質化基材(20)と、基材(10)及
び軟質化基材(20)を接着するバインダー(30)とから主と
してなり、それらの総重量に対して、前記基材(10)は4
0乃至70重量%、前記軟質化基材(20)は15乃至50
重量%、及び前記バインダー(30)は10乃至15重量%
の範囲にあることを特徴とする。
軟質樹脂を含み、例えば塩化ビニル樹脂、発泡塩化ビニ
ル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フェ
ノール樹脂、ウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂、ABS
樹脂、ポリスチレン樹脂等である。また、ここで、「チ
ップ状」とは、砕片、薄片、細片等を意味するものであ
って、粉砕粉状、細粒粉状、造粒粉状、切削粉状のもの
を含むものである。
ゴムからなるものであり、この「ゴム」は、天然ゴム、
合成ゴムのいずれも含むものである。ここで、「天然ゴ
ム」とは、植物の分泌物から得られる無定形の物質であ
って、種々のヘキソース、ペントース、メチルペントー
スおよびウロン酸などが結合した高分子多糖類である。
例えばアラビアゴム、トラガントゴム等が含まれる。ま
た、「合成ゴム」とは、天然ゴムのような高弾性と強靱
さを示す合成高分子物質をいう。例えば、ブタジエンー
スチレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、クロロプレ
ンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等
が含まれる。
ビニールとニトリルゴムと顔料とを混合固化したものか
らなるものをチップ状にしたものも含まれる。また、
「バインダー(30)」は、基材(10)及び軟質化基材(20)の
表面同士を接着することができ、敷き材(40)としてばら
けないように形状を維持し、所定の強度を維持すること
ができれば良いものである。例えば、ウレタン系接着材
やエポキシ系接着材等を含むものである。
材及びバインダーの添加理由及び添加重量%の数値限定
理由について説明する。 基材 基材(10)は、チップ状の主として樹脂からなるものであ
り、敷き材(40)の質感や感触を良好にするものである。
また、この基材(10)は、主として樹脂からなり、主とし
てゴムからなる軟質化基材(20)よりも硬いため、敷き材
(40)の強度を維持し、軟質化基材(20)の損耗を抑えるこ
とができるものである。基材(10)の含有量が40重量%
未満の場合は、このような効果が不十分である。すなわ
ち、軟質化基材(20)が多くなり、敷き材(40)の質感や感
触がゴムの質感や感触となり、質感や感触を低下させ
る。さらに、敷き材(40)の強度を維持することができ
ず、軟質化基材(20)の損耗が顕著となる。また、基材(1
0)の含有量が70重量%を超える場合は、敷き材(40)に
ゴムの感触や質感がほとんど無くなるが、敷き材(40)の
全体が硬くなりすぎて、製品の柔軟性やクッション性を
損ね、さらに、製品化後の熱変形による反りが発生し易
くなり、交換や修理を頻繁に行わなければならず、手間
である。このため、基材(10)の含有量は、40乃至70
重量%とする。
のであり、敷き材(40)のクッション性や、敷き材(40)全
体の柔軟性等を良好にするものである。すなわち、この
軟質化基材(20)は、主としてゴムからなり、基材(10)よ
りも弾性変形し易く、硬度も小さいため、この敷き材(4
0)に衝撃的に足や、手や、頭部等が衝突しても、この軟
質化基材(20)が弾性変形することによりその衝撃を吸収
することができる。軟質化基材(20)が15重量%未満の
場合は、このような効果が不十分である。すなわち、敷
き材(40)に外力が加わっても、敷き材(40)が変形せず、
衝撃等を吸収することができずにクッション性が不良と
なる。また、軟質化基材(20)が50重量%を超える場合
は、含有量の増加に見合う衝撃吸収性やクッション性を
得ることができず、含有量の増加に見合う軟質化基材(2
0)の添加向上が得られず、無駄である。また、敷き材(4
0)の表面の質感や感触がゴムのものとなり、質感や感触
が悪くなる。このため、軟質化基材(20)の含有量は、1
5重量%乃至50重量%とする。
軟質化基材(20)との両者の表面を接着させ、敷き材(40)
の全体としての形状や強度を維持するために添加するも
のである。バインダー(30)の含有量が10重量%未満の
場合は、このような効果が得られない。すなわち、接着
力が不足して、ばらけてしまい、敷き材(40)としての製
品化が困難である。また、バインダー(30)の含有量が1
5重量%を超える場合は、含有量の増加に見合うバイン
ダー(30)の添加効果の向上が得られず、無駄である。す
なわち、敷き材(40)としての形状維持の効果や、強度性
能が変わらず、コストアップになる。さらに、基材(10)
と軟質化基材(20)との間の隙間をほとんど埋めてしま
い、透水性が悪化する。このため、バインダー(30)の含
有量は、10乃至15重量%とする。
(10)と、主としてゴムからなる軟質化基材(20)とがチッ
プ状の状態で、バインダー(30)により接着されている。
すなわち、基材(10)間には、弾性変形し易いゴムを主と
する軟質化基材(20)が形成されているため、敷き材(40)
のクッション性や柔軟性は適度な状態に維持した上で、
敷き材(40)の表面において、ゴムの質感や感触が抑えら
れ、ゴムと樹脂とによる良好な質感や感触を得ることが
できる。これにより、敷き材(40)の表面を素足で歩行し
て、足の裏の皮膚が直接、敷き材(40)の表面に接触して
も、良好な歩行感を得ることができる。
て樹脂からなる基材(10)と、主としてゴムからなる軟質
化基材(20)とがチップ状の状態で形成されているため、
敷き材(40)の表面がゴムのみからなるものよりも、ゴム
よりも硬い樹脂の存在により、表面の磨耗や損耗を抑え
ることができる。これにより、磨耗等を原因とする交換
や修理の頻度を少なくすることができ、かかる手間を少
なくすることができる。
に加えて、種々の色が可能な樹脂を加えているため、種
々の色の樹脂を使用することにより、また、異なる色の
樹脂の添加割合を変化させることにより、特に顔料等を
使用することなく、任意の外観色を有する敷き材(40)を
形成することができる。これにより、別途、顔料を添加
して着色する必要がなく、簡単に任意の色の敷き材(40)
を得ることができる。また、顔料等を使用していないた
め、長期間の使用により、色落ちがなく、さらに、一部
に磨耗や損耗が発生しても、外観色が変化することを抑
えることができ、外観色の変化を原因とする交換や修理
の頻度を少なくすることができる。
記載の特徴点に加え、基材(10)は、微粒子の木粉と、樹
脂とを主材とする組成物よりなるものから形成されてい
ることを特徴とする。なお、ここで「微粒子の木粉」と
は天然木材のほか、住宅の建築等の際に出る木材の端材
やおがくず等を粉砕により、微粉状の粒子に形成してい
るものを含むものである。
樹脂とを主材とする組成物より形成されている。このた
め、敷き材(40)の表面に木の質感や感触を得ることがで
きる。これにより、素足で敷き材(40)の上を歩行するよ
うな場合、軟質化基材(20)による適度なクッション性を
備えた上に、足の裏の皮膚からは、木の良好な感触を得
ることができ、素足での歩行感を快適なものにすること
ができる。また、敷き材(40)の表面の外観も、樹脂特有
の表面のツルッとした感触が抑えられ、木の有する落ち
ついたしっとりとした柔らかみのある木特有の良好な質
感を得ることができる。また、この敷き材(40)を、表面
部材に木質材、またはそれに変わる木質感のあるものを
使用した室内や屋上等に敷く場合、外観デザインを調和
させる意味で、使用するのに適している。
または請求項2記載の特徴点に加え、基材(10)は、セル
ロース系材料の微粉末の表面にこの微粉末よりも小径
で、かつ硬い表面微粉末を担持させて作成した粉体を混
合した樹脂から形成されていることを特徴とする。な
お、ここで、「セルロース系材料」とは、天然木材のほ
か、おがくず、稲藁、バガスなどを含む。
面微粉末」とは、セルロース系材料の微粉末よりも、小
径で、かつ硬いものであれば使用することができるもの
であって、無機質材、金属材、または樹脂材を用いるこ
とが可能である。具体的には、酸化チタン、フェライ
ト、アルミニウム、ニッケル、銀、セラミック、炭酸カ
ルシウム等の微粉末をいうものである。
粉末の表面にこの微粉末よりも小径で、かつ硬い表面微
粉末を担持させて作成した粉体を混合した樹脂を押出成
形や射出成形等により、樹脂製品として形成したものを
製品として使用した後、回収したものをチップ状に粉砕
したもの、あるいは、上述した製品の製造工程におい
て、発生する端材や不良品として形成されたもの等を微
小に粉砕して、チップ状にしたもの等を含むものであ
る。
面にこの微粉末よりも小径で、かつ硬い表面微粉末を担
持させて作成した粉体を混合して樹脂を形成している。
このため、セルロース系材料の微粉末と、樹脂のみで
は、両者の特性や機能のみで最終成形品の樹脂の特性あ
るいは機能が決定されてしまうのに対して、成形品の特
性を表面微粉末の選択によって変更させることが可能と
なるものである。すなわち、表面微粉末として、電気的
特性、化学的特性、あるいは耐熱性等の各種特性を有す
るものを選択使用することによって、その成形品である
チップ状の樹脂からなる基材(10)に対して各種特性を与
えることができ、結果として、その基材(10)を含む敷き
材(40)の特性を変化させることができるものである。
記載の特徴点に加え、基材(10)は、液状樹脂を硬化させ
た人造大理石から形成されていることを特徴とする。な
お、ここで、「液状樹脂を硬化させた人造大理石」と
は、液状樹脂を成形セル内に注入して硬化させて形成し
たもので、天然大理石がもつ微妙な色合い、深み、質
感、高級感に近い外観を有するものである。そして、こ
こで、「液状樹脂」は、通常は、混合物であり、その組
成は特に制限されるものではないが、例えばアクリル系
樹脂を主としたものや、ポリエステル系樹脂を主とした
もの等が含まれる。その代表的なものとしては、メタク
リル酸エステル等の単量体とその重合体の混合物である
シラップに、充填剤、着色剤及び硬化触媒が添加された
組成物が例示される。充填剤としては、例えば水酸化ア
ルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等
の無機充填剤や木粉等の有機質充填剤が挙げられる。ま
た、着色剤としては、例えば、白色であれば酸化チタ
ン、硫化亜鉛、黄色であれば酸化鉄イエロー、黒色であ
れば酸化鉄ブラック、赤色であれば酸化鉄レッド、青色
であればウルトラマリンブルー、フタロシアニンブルー
等が例示される。硬化触媒としては、例えば、ターシャ
リーブチルパーオキシマレイン酸、過酸化ベンゾイル、
クメンヒドロパーオキサイド、ターシャリーブチルヒド
ロペルオキサイド、過酸化ラウロイル、アゾビスイソブ
チロニトリル等が挙げられる。これらの各成分以外に
も、従来より人造大理石の添加成分として知られている
各種成分、例えば染料、紫外線吸収剤、難燃剤、離型
剤、流動化剤、増粘剤、重合禁止剤、酸化防止剤等を必
要に応じて添加することができる。
0)は、住宅におけるキッチン天板、洗面化粧台、バスタ
ブ、テーブル、壁材、家具、インテリア小物等に使用さ
れた人造大理石からなる製品を回収した後、粉砕してチ
ップ状にしたものを含むものである。さらに、基材(10)
は、前記人造大理石を製造する工程において発生する人
造大理石の端材や屑や不良品等を粉砕してチップ状にし
たものを含むものである。
れているため、敷き材(40)の表面の感触や質感を大理石
の感触等にすることができ、敷き材(40)に高級感を醸し
出すことができる。そして、チップ状の敷き材(40)と軟
質化基材(20)とが互いに接着されているため、敷き材(4
0)の表面を素足で歩行した際、足の裏面の皮膚には、大
理石の感触を得ることができる上に、軟質化基材(20)に
よるクッション性も得られ、快適な歩行感を得ることが
できる。また、両者がチップ状に形成されて接着するこ
とにより敷き材(40)を構成しているため、それらの間に
は、網目状の隙間が形成されており、透水性に優れた敷
き材(40)を得ることができる。また、人造大理石からな
る基材(10)の表面が水に濡れて滑りやすくなっていて
も、基材(10)の間には主としてゴムからなる軟質化基材
(20)が配置されており大きな摩擦抵抗を得ることがで
き、滑ることを抑えることができる。さらに、基材(10)
及び軟質化基材(20)という硬さが異なるものがチップ状
になって接着されているため、その表面に微小な凹凸を
形成することができ、大きな摩擦抵抗を得ることがで
き、滑ることを抑えることができる。
て樹脂からなる基材(10)と、チップ状の主としてゴムか
らなる軟質化基材(20)と、基材(10)及び軟質化基材(20)
を接着するバインダー(30)とから主としてなり、それら
の総重量に対して、前記基材(10)は40乃至70重量
%、前記軟質化基材(20)は15乃至50重量%、及び前
記バインダー(30)は10乃至15重量%の範囲に攪拌混
合する工程と、基材(10)、軟質化基材(20)及びバインダ
ー(30)を混合した後、この混合したものを150乃至1
90度の温度に加熱しながら同時に平板状にプレスする
工程とを備えたことを特徴とする。
度」とは、セ氏温度で150乃至190度の意味であ
る。本発明は、先ず、基材(10)、軟質化基材(20)及びバ
インダー(30)を上述の添加割合で攪拌混合する。その
際、基材(10)、軟質化基材(20)及びバインダー(30)が偏
ることなく、均一に混じり合うまで攪拌する。
ンダー(30)が均一に混合したものを、150乃至190
度の温度に加熱しながら、同時に平板状にプレスする。
温度が上がることにより、バインダー(30)が、基材(10)
及び軟質化基材(20)の表面に均一に拡がって分布する。
そして、プレスにより基材(10)及び軟質化基材(20)の両
者の表面が近接し、互いに強く押されると、バインダー
(30)を介して基材(10)及び軟質化基材(20)は、強固に接
着され、全体が一体となり、平板状の製品を得ることが
できる。
は、バインダー(30)が基材(10)及び軟質化基材(20)の表
面に均一に分布されず、接着力が弱くなり、製品にした
際に一部ばらける部分が発生する。また、加熱温度が1
90度を超える場合は、加熱温度の増加に見合う効果が
得られず、無駄である上に、樹脂の一部に熱による変形
や溶融が発生し、最終段階で、チップ状の形状を保持す
ることができず、チップ状の基材(10)と軟質化基材(20)
との間の隙間が完全に埋まってしまい、空気や水の透過
性が無くなってしまう。このため、加熱温度は、150
乃至190度とする。
を図面に基づいて、更に詳しく説明する。図1乃至図2
は、本発明の第一の実施の形態を示すものであり、図1
は敷き材の部分拡大模式図、図2は敷き材の外観斜視図
をそれぞれ示す。まず、本実施の形態の構成について説
明する。
の主として樹脂からなる基材10と、チップ状の主として
ゴムからなる軟質化基材20と、基材10及び軟質化基材20
を接着するバインダー30とから主としてなるものであ
る。そして、この敷き材40は、それらの総重量に対し
て、前記基材10は40乃至70重量%、前記軟質化基材
20は15乃至50重量%、及び前記バインダー30は10
乃至15重量%の範囲にあることを特徴とするものであ
る。
主材とする組成物よりなるものを粉砕して、チップ状に
したものであり、敷き材40の質感や感触を良好にするも
のである。また、この基材10は、主として樹脂からな
り、主としてゴムからなる軟質化基材20よりも硬いた
め、敷き材40の強度を維持し、軟質化基材20の損耗を抑
えることができるものである。具体的には、基材10は、
セルロース系材料である木粉の微粉末の表面にこの微粉
末よりも小径で、かつ硬い表面微粉末を担持させて作成
した粉体を混合した樹脂を粉砕して、チップ状にしたも
のである。
ゴムからなるものであり、敷き材40のクッション性や、
敷き材40全体の柔軟性等を良好にするものである。すな
わち、この軟質化基材20は、基材10よりも弾性変形し易
く、硬度も小さいため、この敷き材40に衝撃的に足や、
手や、頭部等が衝突しても、この軟質化基材20が弾性変
形することによりその衝撃を吸収することができる耐衝
撃性や、クッション性を良好にするものである。具体的
には、廃農業ビニールとニトリルゴムと顔料とを溶融し
て一体混合したものをチップ状に粉砕して使用してい
る。もちろん、軟質化基材20は、廃タイヤをチップ状に
粉砕したものを使用しても良い。また、上記二つを混合
して使用しても良いものである。
と、チップ状の軟質化基材20との両者の表面を接着さ
せ、敷き材40の全体としての形状や強度を維持するため
に添加するものである。具体的には、ウレタン系接着材
を使用している。次に、本実施の形態に係る敷き材40の
製造方法について説明する。先ず、チップ状にした基材
10及び軟質化基材20と、バインダー30とを上述した添加
割合で混合ミルや混合ミキサー等を使用して攪拌混合す
る。その際、基材10、軟質化基材20及びバインダー30が
偏ることなく、均一に混じり合うまで攪拌する。
ー30を均一に混合したものを、四角箱状であって、上面
が上方に向かって開口している受け皿となる金属の型に
充填し、150乃至190度の温度に加熱しながら、上
方から下方に向かって四角箱状の上面を隙間無く覆うよ
うな金属製のもので平板状にプレスする。温度が上がる
ことにより、バインダー30が、基材10及び軟質化基材20
の表面に均一に拡がって分布する。そして、プレスによ
り基材10及び軟質化基材20の両者の表面が近接し、互い
に強く押されると、バインダー30を介して基材10及び軟
質化基材20は、強固に接着され、全体が一体となり、平
板状の製品を得ることができる。これにより、チップ状
の基材10及び軟質化基材20がバインダー30により網目状
に隙間を有しながら接着固定された敷き材40が完成す
る。
について説明する。本実施の形態に係る敷き材40は、主
として樹脂からなる基材10と、主としてゴムからなる軟
質化基材20とがチップ状の状態で、バインダー30により
接着されている。すなわち、基材10間には、弾性変形し
易いゴムを主とする軟質化基材20が形成されているた
め、敷き材40のクッション性や柔軟性は適度な状態に維
持した上で、敷き材40の表面において、ゴムの質感や感
触を抑えることができ、良好な質感や感触を得ることが
できる。すなわち、具体的には、基材10が、微粒子の木
粉と、樹脂とを主材とする組成物より形成されているた
め、敷き材40の表面に木の質感や感触を得ることができ
る。これにより、素足で敷き材40の上を歩行するような
場合、軟質化基材20による適度なクッション性を備えた
上に、足の裏の皮膚からは、木の良好な感触を得ること
ができ、素足での歩行感を快適なものにすることができ
る。また、敷き材40の表面の外観も、樹脂特有の表面の
ツルッとした感触が抑えられ、木の有する落ちついたし
っとりとした柔らかみのある木特有の良好な質感を得る
ことができる。また、この敷き材40を、表面部材に木質
材、またはそれに変わる木質感のあるものを使用した室
内や屋上等に敷く場合、外観デザインを調和させる意味
で、使用するのに適している。
ス系材料の微粉末の表面にこの微粉末よりも小径で、か
つ硬い表面微粉末を担持させて作成した粉体を混合して
樹脂を形成している。このため、セルロース系材料の微
粉末と、樹脂のみでは、両者の特性や機能のみで最終成
形品の樹脂の特性あるいは機能が決定されてしまうのに
対して、成形品の特性を表面微粉末の選択によって変更
させることができる。すなわち、表面微粉末として、電
気的特性、化学的特性、あるいは耐熱性等の各種特性を
有するものを選択使用することによって、その成形品で
あるチップ状の樹脂からなる基材10に対して各種特性を
与えることができ、結果として、その基材10を含む敷き
材40の特性を変化させることができる。具体的には、表
面微粉末として、無機顔料を用いると、耐熱性が向上す
るので、単に木粉を樹脂と配合して成形する場合に比
べ、成形時の熱影響が少なく、よって色や形状の変化な
ど変質が抑制された樹脂を形成することができる。これ
により、この樹脂からなる基材10を使用した敷き材40の
色や形状の変化など変質が抑制されたものを形成するこ
とができる。このように、物性の異なる表面微粉末を使
用することにより、電気的特性、化学的特性あるいは耐
熱性等の各種特性の異なる敷き材40を得ることができ
る。
樹脂からなる基材10と、主としてゴムからなる軟質化基
材20とがチップ状の状態で形成されているため、敷き材
40の表面がゴムのみからなるものよりも、ゴムよりも硬
い樹脂の存在により、表面の磨耗や損耗を抑えることが
できる。これにより、磨耗等を原因とする交換や修理の
頻度を少なくすることができ、かかる手間を少なくする
ことができる。
に加えて、種々の色が可能な樹脂を加えているため、種
々の色の樹脂を使用することにより、また、異なる色の
樹脂の添加割合を変化させることにより、特に顔料等を
使用することなく、任意の外観色を有する敷き材40を形
成することができる。これにより、別途、顔料を添加し
て着色する必要がなく、簡単に任意の色の敷き材40を得
ることができる。また、顔料等を使用していないため、
長期間の使用により、色落ちがなく、さらに、一部に磨
耗や損耗が発生しても、外観色が変化することを抑える
ことができ、外観色の変化を原因とする交換や修理の頻
度を少なくすることができる。
る。本実施の形態は、基材10が、液状樹脂を硬化させた
人造大理石から形成されていることを特徴とするもので
ある。本実施の形態の作用及び効果について説明する。
本実施の形態は、基材10に人造大理石が使用されている
ため、敷き材40の表面の感触や質感を大理石の感触等に
することができ、敷き材40に高級感を醸し出すことがで
きる。そして、チップ状の敷き材40と軟質化基材20とが
互いに接着されているため、敷き材40の表面を素足で歩
行した際、足の裏面の皮膚には、大理石の感触を得るこ
とができる上に、軟質化基材20によるクッション性も得
られ、快適な歩行感を得ることができる。また、両者が
チップ状に形成されて接着することにより敷き材40を構
成しているため、それらの間には、網目状の隙間が形成
されており、透水性に優れた敷き材40を得ることができ
る。また、人造大理石からなる基材10の表面が水に濡れ
て滑りやすくなっていても、基材10の間には主としてゴ
ムからなる軟質化基材20が配置されており大きな摩擦抵
抗を得ることができ、滑ることを抑えることができる。
さらに、基材10及び軟質化基材20という硬さが異なるも
のがチップ状になって接着されているため、その表面に
微小な凹凸を形成することができ、大きな摩擦抵抗を得
ることができ、滑ることを抑えることができる。
許請求の範囲から外れる比較例と比較して説明する。先
ず、基材10、軟質化基材20及びバインダー30を種々の割
合で混合した。その混合割合を表1、表2に示す。な
お、表に示す混合割合の数値は、基材10、軟質化基材20
及びバインダー30の総重量に対する重量%を示すもので
ある。
に加熱しながら同時に平板状にプレスして、四角平板状
の敷き材40を得た。次に、得られた敷き材40のそれぞれ
について、ばらけ、透水性、質感、感触、強度、クッシ
ョン性、柔軟性及び熱変形性について、試験を実施し、
評価を行った。試験結果が良好なものを記号○で示し、
試験結果が不良なものを記号×で示した。
施例1乃至実施例10は、ばらけ、透水性、質感、感
触、強度、クッション性、柔軟性及び熱変形性の試験結
果がいずれも、良好であった。一方、バインダー30の添
加量が少ない比較例11は、接着力不足のために、ばら
け易く、不良であった。また、バインダー30の添加量が
多い比較例12は、基材10及び軟質化基材20の隙間を埋
めてしまい、透水性が悪かった。また、基材10の添加量
が少ない比較例13は、質感や感触がゴムのものとな
り、質感及び感触が悪いものとなった。また、強度も低
下して悪いものとなった。また、基材10の添加量が多い
比較例14は、敷き材40の全体が硬くなりすぎて、クッ
ション性及び柔軟性が悪くなった。また、製品化後の熱
変形性による反りが発生し、熱変形性が悪くなった。ま
た、軟質化基材20の添加量が少ない比較例15は、比較
例14と同様にクッション性、柔軟性及び熱変形性が悪
くなった。また、軟質化基材20の添加量が多い比較例1
6は、比較例13と同様に、質感や感触がゴムのものと
なり、質感、感触及び強度が低下した。また、加熱温度
が低い比較例17は、バインダー30が均一に分布され
ず、接着力が弱くなり、製品の一部にばらける部分が発
生し、強度も不良となった。また、加熱温度が高い比較
例18は、加熱温度の増加に見合う効果が得られず、さ
らに、樹脂の一部に熱による変形と溶融が発生し、基材
10と軟質化基材20との間の隙間が埋まってしまい、透水
性が不良となった。
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、感触が良好で、歩行感が快適で、
磨耗し難くて交換や修理の手間を抑えることができ、顔
料により着色する必要がなく、磨耗しても外観色が変化
しない敷き材を提供することができる。
感触が得られ、素足での歩行感が快適な敷き材を提供す
ることができる。請求項3記載の発明によれば、樹脂の
特性を微粉末の種類の選択により変更させることがで
き、良好な特性を有する敷き材を提供することができ
る。請求項4記載の発明によれば、大理石の良好な感触
が得られ、素足での歩行感が快適で、磨耗し難くて交換
や修理の手間を抑えることができ、高級感を醸し出すこ
とができる敷き材を提供することができる。
で、歩行感が快適で、磨耗し難くて交換や修理の手間を
抑えることができ、外観が良好な敷き材の製造方法を提
供することができる。
分拡大模式図である。
観斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 チップ状の主として樹脂からなる基材
と、チップ状の主としてゴムからなる軟質化基材と、基
材及び軟質化基材を接着するバインダーとから主として
なり、 それらの総重量に対して、前記基材は40乃至70重量
%、前記軟質化基材は15乃至50重量%、及び前記バ
インダーは10乃至15重量%の範囲にあることを特徴
とする敷き材。 - 【請求項2】 基材は、微粒子の木粉と、樹脂とを主材
とする組成物よりなるものから形成されていることを特
徴とする請求項1記載の敷き材。 - 【請求項3】 基材は、セルロース系材料の微粉末の表
面にこの微粉末よりも小径で、かつ硬い表面微粉末を担
持させて作成した粉体を混合した樹脂から形成されてい
ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の敷き
材。 - 【請求項4】 基材は、液状樹脂を硬化させた人造大理
石から形成されていることを特徴とする請求項1記載の
敷き材。 - 【請求項5】 チップ状の主として樹脂からなる基材
と、チップ状の主としてゴムからなる軟質化基材と、基
材及び軟質化基材を接着するバインダーとから主として
なり、 それらの総重量に対して、前記基材は40乃至70重量
%、前記軟質化基材は15乃至50重量%、及び前記バ
インダーは10乃至15重量%の範囲に攪拌混合する工
程と、 基材、軟質化基材及びバインダーを混合した後、この混
合したものを150乃至190度の温度に加熱しながら
同時に平板状にプレスする工程とを備えたことを特徴と
する敷き材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28417197A JP3401417B2 (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 敷き材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28417197A JP3401417B2 (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 敷き材及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11117219A true JPH11117219A (ja) | 1999-04-27 |
| JP3401417B2 JP3401417B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=17675110
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28417197A Expired - Fee Related JP3401417B2 (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 敷き材及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3401417B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1277883A2 (en) | 2001-06-27 | 2003-01-22 | Dainippon Ink And Chemicals, Inc. | Paving material for footways and method of producing the same |
| US6946508B2 (en) | 2001-11-06 | 2005-09-20 | Nippon Shokubai Co. Ltd. | Artificial marble and producing method thereof |
| JP2018071248A (ja) * | 2016-11-01 | 2018-05-10 | 永大産業株式会社 | 木質ブロック及びその製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3115634U (ja) | 2005-08-10 | 2005-11-10 | 清水ネーム株式会社 | 簡易バッグ |
-
1997
- 1997-10-17 JP JP28417197A patent/JP3401417B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1277883A2 (en) | 2001-06-27 | 2003-01-22 | Dainippon Ink And Chemicals, Inc. | Paving material for footways and method of producing the same |
| US6702514B2 (en) | 2001-06-27 | 2004-03-09 | Dainippon Ink And Chemicals, Inc. | Paving material for footways and method of producing the same |
| US6946508B2 (en) | 2001-11-06 | 2005-09-20 | Nippon Shokubai Co. Ltd. | Artificial marble and producing method thereof |
| JP2018071248A (ja) * | 2016-11-01 | 2018-05-10 | 永大産業株式会社 | 木質ブロック及びその製造方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3401417B2 (ja) | 2003-04-28 |
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