JPH11117868A - コンプレッサ - Google Patents
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- JPH11117868A JPH11117868A JP9280689A JP28068997A JPH11117868A JP H11117868 A JPH11117868 A JP H11117868A JP 9280689 A JP9280689 A JP 9280689A JP 28068997 A JP28068997 A JP 28068997A JP H11117868 A JPH11117868 A JP H11117868A
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Landscapes
- Compressor (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンプレッサの冷媒流通ポートで発生する機
械的騒音を十分に低減するとともに、低負荷高速運転時
においても動作不良を起こさないようにする。 【解決手段】 冷媒流通ポート17,18と圧縮室15
とを区画するバルブプレート19に、これらを連通する
冷媒用開口部20,21を設け、基端部22a,23a
を前記バルブプレート19に固着するとともに先端部2
2b,23bを前記冷媒用開口部20,21に開閉可能
に弾性的に当接してなる制御弁22,23を取り付け、
前記バルブプレート19の冷媒用開口部20,21の周
囲に環状溝26,27を形成してなるコンプレッサ1で
あって、前記バルブプレートの吸入側制御弁が当接する
シール面の半径方向の幅を、0.6mm以上0.9mm
以下とする。
械的騒音を十分に低減するとともに、低負荷高速運転時
においても動作不良を起こさないようにする。 【解決手段】 冷媒流通ポート17,18と圧縮室15
とを区画するバルブプレート19に、これらを連通する
冷媒用開口部20,21を設け、基端部22a,23a
を前記バルブプレート19に固着するとともに先端部2
2b,23bを前記冷媒用開口部20,21に開閉可能
に弾性的に当接してなる制御弁22,23を取り付け、
前記バルブプレート19の冷媒用開口部20,21の周
囲に環状溝26,27を形成してなるコンプレッサ1で
あって、前記バルブプレートの吸入側制御弁が当接する
シール面の半径方向の幅を、0.6mm以上0.9mm
以下とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用冷
房サイクルに使用するコンプレッサであって、特に吸入
ポートと吐出ポートにおける騒音を低減するとともに動
作不良を生じないようにしたコンプレッサに関する。
房サイクルに使用するコンプレッサであって、特に吸入
ポートと吐出ポートにおける騒音を低減するとともに動
作不良を生じないようにしたコンプレッサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用空気調和装置に使用され
る容量可変斜板式コンプレッサ50は、図8に示すよう
に、冷媒を圧縮する圧縮室15と冷媒の吸入ポート17
および吐出ポート18(以下総称して冷媒流通ポートと
称す)との間をバルブプレート19により区画してあ
り、このバルブプレート19に、圧縮室15と各ポート
17,18とを連通する吸入口20及び吐出口21(以
下総称して冷媒用開口部と称す)を形成してある。
る容量可変斜板式コンプレッサ50は、図8に示すよう
に、冷媒を圧縮する圧縮室15と冷媒の吸入ポート17
および吐出ポート18(以下総称して冷媒流通ポートと
称す)との間をバルブプレート19により区画してあ
り、このバルブプレート19に、圧縮室15と各ポート
17,18とを連通する吸入口20及び吐出口21(以
下総称して冷媒用開口部と称す)を形成してある。
【0003】この吸入口20には、弾性的に当接して開
閉する長尺板状の吸入弁22がバルブプレート19の圧
縮室15側に設けてあり、吐出口21には、同様の長尺
板状の吐出弁23が、バルブプレート19の吐出ポート
18側に設けてある。
閉する長尺板状の吸入弁22がバルブプレート19の圧
縮室15側に設けてあり、吐出口21には、同様の長尺
板状の吐出弁23が、バルブプレート19の吐出ポート
18側に設けてある。
【0004】これらの吸入口20及び吐出口21の周囲
には、図8に示すように、各々円環状溝26,27が形
成してあり、これらの円環状溝26,27と吸入口20
及び吐出口21との間に、吸入弁22、吐出弁23(以
下総称して制御弁と称す)が当接するシール面28,2
9が形成してある。
には、図8に示すように、各々円環状溝26,27が形
成してあり、これらの円環状溝26,27と吸入口20
及び吐出口21との間に、吸入弁22、吐出弁23(以
下総称して制御弁と称す)が当接するシール面28,2
9が形成してある。
【0005】上述した円環状溝26,27は、冷媒の吸
入あるいは吐出時に、吸入弁22あるいは吐出弁23が
シール面28,29に当接するときの衝撃力を抑制し、
吸入弁22あるいは吐出弁23を破損から保護するもの
である(例えば、実開昭62−156181号公報、実
開昭63−113779号公報等参照)。
入あるいは吐出時に、吸入弁22あるいは吐出弁23が
シール面28,29に当接するときの衝撃力を抑制し、
吸入弁22あるいは吐出弁23を破損から保護するもの
である(例えば、実開昭62−156181号公報、実
開昭63−113779号公報等参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のコンプレッサ50では、円環状溝26,27と冷媒
用開口部20,21との間隔内に形成されたシール面2
8,29の幅が、一般に約1.2〜1.3mmと、比較
的幅広に形成されている。
来のコンプレッサ50では、円環状溝26,27と冷媒
用開口部20,21との間隔内に形成されたシール面2
8,29の幅が、一般に約1.2〜1.3mmと、比較
的幅広に形成されている。
【0007】しかし、特に吸入口20側において、シー
ル面28の幅が上述した約1.2〜1.3mmである
と、吸入弁22が閉状態から開状態になる際に、吸入弁
22がシール面28に張り付いてしまい、吸入弁22の
開タイミングが遅れてしまう。このため、吸入口20に
一気に冷媒が流れ込んで、冷媒の圧力変動をきたす。し
たがって、冷媒の吸入圧力脈動が上昇し、音振レベルが
上昇するという問題点があった。
ル面28の幅が上述した約1.2〜1.3mmである
と、吸入弁22が閉状態から開状態になる際に、吸入弁
22がシール面28に張り付いてしまい、吸入弁22の
開タイミングが遅れてしまう。このため、吸入口20に
一気に冷媒が流れ込んで、冷媒の圧力変動をきたす。し
たがって、冷媒の吸入圧力脈動が上昇し、音振レベルが
上昇するという問題点があった。
【0008】また、コンプレッサ50を低負荷高速運転
すると、吸入弁22の開タイミングが遅れ、吸入弁22
が開く以前に吐出工程に入ってしまい、吸入弁22が開
かない可能性もある。このため、クランク室内圧力を吐
出冷媒の圧力により制御して斜板角を変えて吐出冷媒の
容量を変える圧縮機では、斜板が、軸に対して最も立っ
た状態である最小ディストロークに張り付いてしまい、
コンプレッサ50の機能を果たさなくなるという問題点
があった。
すると、吸入弁22の開タイミングが遅れ、吸入弁22
が開く以前に吐出工程に入ってしまい、吸入弁22が開
かない可能性もある。このため、クランク室内圧力を吐
出冷媒の圧力により制御して斜板角を変えて吐出冷媒の
容量を変える圧縮機では、斜板が、軸に対して最も立っ
た状態である最小ディストロークに張り付いてしまい、
コンプレッサ50の機能を果たさなくなるという問題点
があった。
【0009】さらに、シール面28の幅が大きいと、吸
入弁22がシール面28に当接する際の叩き音が大きく
なり、騒音が発生するという問題点もあった。
入弁22がシール面28に当接する際の叩き音が大きく
なり、騒音が発生するという問題点もあった。
【0010】本発明は、上記した従来の技術の有する問
題点に鑑み提案されたもので、コンプレッサの冷媒流通
ポートで発生する機械的騒音を十分に低減するととも
に、低負荷高速運転時においても動作不良を起こさない
ようにすることを目的とする。
題点に鑑み提案されたもので、コンプレッサの冷媒流通
ポートで発生する機械的騒音を十分に低減するととも
に、低負荷高速運転時においても動作不良を起こさない
ようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、冷媒流通ポートと圧縮室とを区画するバル
ブプレートに、これらを連通する冷媒用開口部を設け、
基端部を前記バルブプレートに固着するとともに先端部
を前記冷媒用開口部に開閉可能に弾性的に当接してなる
制御弁を取り付け、前記バルブプレートの冷媒用開口部
の周囲に環状溝を形成してなるコンプレッサであり、前
記バルブプレートの吸入側制御弁が当接するシール面の
半径方向の幅を、0.6mm以上0.9mm以下とした
ことを特徴とする。
の本発明は、冷媒流通ポートと圧縮室とを区画するバル
ブプレートに、これらを連通する冷媒用開口部を設け、
基端部を前記バルブプレートに固着するとともに先端部
を前記冷媒用開口部に開閉可能に弾性的に当接してなる
制御弁を取り付け、前記バルブプレートの冷媒用開口部
の周囲に環状溝を形成してなるコンプレッサであり、前
記バルブプレートの吸入側制御弁が当接するシール面の
半径方向の幅を、0.6mm以上0.9mm以下とした
ことを特徴とする。
【0012】本発明にあっては、バルブプレートの吸入
側制御弁が当接するシール面の半径方向の幅が、従来の
コンプレッサよりも狭くなっている。このため、吸入側
制御弁がバルブプレートに当接する際の打音の発生が低
減されるとともに、吸入側制御弁の振動に伴う冷媒の圧
力変動を低減することができ、さらに、低負荷高速運転
時においても、動作不良を起こすことがない。
側制御弁が当接するシール面の半径方向の幅が、従来の
コンプレッサよりも狭くなっている。このため、吸入側
制御弁がバルブプレートに当接する際の打音の発生が低
減されるとともに、吸入側制御弁の振動に伴う冷媒の圧
力変動を低減することができ、さらに、低負荷高速運転
時においても、動作不良を起こすことがない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。
実施の形態を説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施の形態に係る容量
可変斜板式コンプレッサの断面図、図2は、図1の要部
を拡大した断面図、図3は、図2に示すバルブプレート
の拡大正面図、図4は、図3に示すバルブプレートのシ
ール面の拡大図である。
可変斜板式コンプレッサの断面図、図2は、図1の要部
を拡大した断面図、図3は、図2に示すバルブプレート
の拡大正面図、図4は、図3に示すバルブプレートのシ
ール面の拡大図である。
【0015】本実施の形態に係る容量可変斜板式コンプ
レッサ1は、図1に示すように、エンジンによりベル
ト、プーリ2及びマグネットクラッチ2aを介して回転
駆動される駆動軸3を有している。この駆動軸3には、
駆動棒3aが駆動軸3と直角方向に突設してあり、クラ
ンク室4内で駆動軸3とともに回転するようになってい
る。
レッサ1は、図1に示すように、エンジンによりベル
ト、プーリ2及びマグネットクラッチ2aを介して回転
駆動される駆動軸3を有している。この駆動軸3には、
駆動棒3aが駆動軸3と直角方向に突設してあり、クラ
ンク室4内で駆動軸3とともに回転するようになってい
る。
【0016】また、駆動棒3aには、ピン3bを揺動支
点として、駆動斜板5が駆動軸3に対して傾斜して揺動
可能に連結されている。したがって、駆動軸3の回転力
は、駆動棒3a及びピン3bを介して駆動斜板5に伝達
される。この駆動斜板5には、スラスト軸受6及びラジ
アル軸受7を介して、非回転のウォブル板8を摺動可能
に取り付けてある。
点として、駆動斜板5が駆動軸3に対して傾斜して揺動
可能に連結されている。したがって、駆動軸3の回転力
は、駆動棒3a及びピン3bを介して駆動斜板5に伝達
される。この駆動斜板5には、スラスト軸受6及びラジ
アル軸受7を介して、非回転のウォブル板8を摺動可能
に取り付けてある。
【0017】ウォブル板8は、クランク室4のケーシン
グ9に固定された案内ピン10に対して滑動可能に連結
されたシュー11を有していて、このシュー11により
回転が防止される一方、軸線方向の往復動が許容されて
いる。このウォブル板8には、球面軸受12aを介して
複数のピストンロッド12が円周方向に等間隔に取り付
けられており、このピストンロッド12の他端には、球
面軸受12bを介してピストン13が連結されている。
グ9に固定された案内ピン10に対して滑動可能に連結
されたシュー11を有していて、このシュー11により
回転が防止される一方、軸線方向の往復動が許容されて
いる。このウォブル板8には、球面軸受12aを介して
複数のピストンロッド12が円周方向に等間隔に取り付
けられており、このピストンロッド12の他端には、球
面軸受12bを介してピストン13が連結されている。
【0018】したがって、駆動斜板5が回転すると、ウ
ォブル板8がいわゆるみそ摺り的動作をして軸線方向に
往復動し、これによりピストンロッド12を介してピス
トン13を往復動させる。さらに、ピストン13が嵌挿
されたシリンダ14のピストン13の前面側部分は、圧
縮室15となり、背面側部分は、クランク室4と連通し
ている。
ォブル板8がいわゆるみそ摺り的動作をして軸線方向に
往復動し、これによりピストンロッド12を介してピス
トン13を往復動させる。さらに、ピストン13が嵌挿
されたシリンダ14のピストン13の前面側部分は、圧
縮室15となり、背面側部分は、クランク室4と連通し
ている。
【0019】シリンダヘッド16には、図示しないエバ
ポレータからの帰還冷媒が流入する吸入ポート17と、
圧縮した冷媒を図示しないコンデンサへ吐出する吐出ポ
ート18が設けてある。この吸入ポート17と吐出ポー
ト18とが、冷媒流通ポートとして機能する。
ポレータからの帰還冷媒が流入する吸入ポート17と、
圧縮した冷媒を図示しないコンデンサへ吐出する吐出ポ
ート18が設けてある。この吸入ポート17と吐出ポー
ト18とが、冷媒流通ポートとして機能する。
【0020】この吸入ポート17及び吐出ポート18と
圧縮室15との間には、吸入ポート17及び吐出ポート
18と圧縮室15とを区画するバルブプレート19が設
けてある。このバルブプレート19には、吸入ポート1
7と圧縮室15とを連通する吸入口20と、吐出ポート
18と圧縮室15とを連通する吐出口21とが形成され
ている。この吸入口20と吐出口21とが、冷媒用開口
部として機能する。
圧縮室15との間には、吸入ポート17及び吐出ポート
18と圧縮室15とを区画するバルブプレート19が設
けてある。このバルブプレート19には、吸入ポート1
7と圧縮室15とを連通する吸入口20と、吐出ポート
18と圧縮室15とを連通する吐出口21とが形成され
ている。この吸入口20と吐出口21とが、冷媒用開口
部として機能する。
【0021】図3は、上記したバルブプレート19をシ
リンダ14側から視た図であり、吸入口20及び吐出口
21は、周方向に一定間隔で配置されている。この吸入
口20及び吐出口21の数は、圧縮室15の数に対応し
ていて、例えばそれぞれ5個ずつ設けてある。
リンダ14側から視た図であり、吸入口20及び吐出口
21は、周方向に一定間隔で配置されている。この吸入
口20及び吐出口21の数は、圧縮室15の数に対応し
ていて、例えばそれぞれ5個ずつ設けてある。
【0022】バルブプレート19には、上記した吸入口
20あるいは吐出口21に臨んで、吸入口20あるいは
吐出口21を開閉するための長尺板状の吸入弁22ある
いは吐出弁23が設けてある。この吸入弁22と吐出弁
23とが、制御弁として機能する。
20あるいは吐出口21に臨んで、吸入口20あるいは
吐出口21を開閉するための長尺板状の吸入弁22ある
いは吐出弁23が設けてある。この吸入弁22と吐出弁
23とが、制御弁として機能する。
【0023】この吸入弁22あるいは吐出弁23の基端
部22a,23aは、吐出弁23を保持するリテーナ2
4の基端部とともにバルブプレート19にリベット25
等の固着手段により固着されている。また、吸入弁22
あるいは吐出弁23は、板ばね材から構成してあり、吸
入弁22あるいは吐出弁23のそれぞれの先端部22
b,23bは、吸入口20あるいは吐出口21の周囲に
開閉自在に弾性的に当接している。なお、図示しない
が、吸入弁22あるいは吐出弁23は、例えばヒトデ型
に、すなわち5方向に放射状に伸延する形状に形成して
ある。
部22a,23aは、吐出弁23を保持するリテーナ2
4の基端部とともにバルブプレート19にリベット25
等の固着手段により固着されている。また、吸入弁22
あるいは吐出弁23は、板ばね材から構成してあり、吸
入弁22あるいは吐出弁23のそれぞれの先端部22
b,23bは、吸入口20あるいは吐出口21の周囲に
開閉自在に弾性的に当接している。なお、図示しない
が、吸入弁22あるいは吐出弁23は、例えばヒトデ型
に、すなわち5方向に放射状に伸延する形状に形成して
ある。
【0024】したがって、ピストン13による冷媒の吸
入時には、吸入弁22が図2に実線で示すように湾曲し
て吸入口20を開き、吸入ポート17から圧縮室15に
冷媒を導入する。このとき、吐出弁23は、図2に仮想
線で示すように閉じた状態にある。一方、冷媒の吐出時
には、吐出弁23が図2に実線で示すように湾曲して吐
出口21を開き、圧縮した冷媒を圧縮室15から吐出ポ
ート18に排出する。このとき、吸入弁22は、図2に
仮想線で示すように閉じた状態にある。
入時には、吸入弁22が図2に実線で示すように湾曲し
て吸入口20を開き、吸入ポート17から圧縮室15に
冷媒を導入する。このとき、吐出弁23は、図2に仮想
線で示すように閉じた状態にある。一方、冷媒の吐出時
には、吐出弁23が図2に実線で示すように湾曲して吐
出口21を開き、圧縮した冷媒を圧縮室15から吐出ポ
ート18に排出する。このとき、吸入弁22は、図2に
仮想線で示すように閉じた状態にある。
【0025】上記したバルブプレート19には、図3に
示すように、吸入口20あるいは吐出口21の周囲に、
それぞれ円環状溝26,27が形成してあり、吸入口2
0あるいは吐出口21と円環状溝26,27との間に、
吸入弁22あるいは吐出弁23が当接する円環状のシー
ル面28,29が形成してある。
示すように、吸入口20あるいは吐出口21の周囲に、
それぞれ円環状溝26,27が形成してあり、吸入口2
0あるいは吐出口21と円環状溝26,27との間に、
吸入弁22あるいは吐出弁23が当接する円環状のシー
ル面28,29が形成してある。
【0026】上記した吸入口20側のシール面28は、
図4に示すように、径方向の幅Lが、0.6mm以上
0.9mm以下に形成されている。
図4に示すように、径方向の幅Lが、0.6mm以上
0.9mm以下に形成されている。
【0027】吸入口20側のシール面28の幅を、上述
した0.6mm以上0.9mm以下とした理由を、図5
〜図7に基づいて説明する。
した0.6mm以上0.9mm以下とした理由を、図5
〜図7に基づいて説明する。
【0028】図5は、シール面28の幅を変えた場合の
シリンダ内圧の時間的変化を示した説明図、図6は、シ
ール面28の幅と、弁開直前のシリンダ内圧と吸入圧力
との差圧との関係を示した説明図、図7は、シール面2
8の幅と圧力脈動レベルとの関係を示した説明図であ
る。
シリンダ内圧の時間的変化を示した説明図、図6は、シ
ール面28の幅と、弁開直前のシリンダ内圧と吸入圧力
との差圧との関係を示した説明図、図7は、シール面2
8の幅と圧力脈動レベルとの関係を示した説明図であ
る。
【0029】図5に示すように、ピストン13が上死点
を通過した後、下死点に向かう際に、シール面28の幅
が狭い場合(図中、一点鎖線で示す)と、シール面28
の幅が広い場合(図中、実線で示す)とを比較すると、
シール面28の幅が狭い場合の方が、吸入弁22の弁開
遅れが少なくなっている。したがって、シール面28の
幅が狭い場合の方が、弁開遅れにより生じる弁開直前の
シリンダ内圧と吸入圧力との圧力差が小さくなる。この
ため、冷媒の圧力脈動が小さくなって、音振レベルの上
昇が抑制される。
を通過した後、下死点に向かう際に、シール面28の幅
が狭い場合(図中、一点鎖線で示す)と、シール面28
の幅が広い場合(図中、実線で示す)とを比較すると、
シール面28の幅が狭い場合の方が、吸入弁22の弁開
遅れが少なくなっている。したがって、シール面28の
幅が狭い場合の方が、弁開遅れにより生じる弁開直前の
シリンダ内圧と吸入圧力との圧力差が小さくなる。この
ため、冷媒の圧力脈動が小さくなって、音振レベルの上
昇が抑制される。
【0030】具体的には、図6に示すように、吸入弁2
2の弁開遅れによる弁開直前のシリンダ内圧と吸入圧力
との差は、シール面28の幅が0.9mmを超えると一
気に高くなることが分かる。
2の弁開遅れによる弁開直前のシリンダ内圧と吸入圧力
との差は、シール面28の幅が0.9mmを超えると一
気に高くなることが分かる。
【0031】また、図7に示すように、圧力脈動レベル
は、シール面28の幅が0.9mmを超えると一気に高
くなることが分かる。
は、シール面28の幅が0.9mmを超えると一気に高
くなることが分かる。
【0032】したがって、シール面28の幅は、0.9
mm以下であることが好ましい。
mm以下であることが好ましい。
【0033】一方、シール面28の幅を狭くしてゆく
と、吸入弁22のシール面28に当接する部分に応力が
集中し、吸入弁22が破損してしまうという不都合が生
じる虞れがある。したがって、シール面28の幅は、吸
入弁22の耐久性を低下させることがない、0.6mm
以上であることが好ましい。
と、吸入弁22のシール面28に当接する部分に応力が
集中し、吸入弁22が破損してしまうという不都合が生
じる虞れがある。したがって、シール面28の幅は、吸
入弁22の耐久性を低下させることがない、0.6mm
以上であることが好ましい。
【0034】すなわち、シール面28の幅を0.6mm
以上0.9mm以下とすることにより、吸入弁22の耐
久性を低下させることなく、吸入弁22がシール面28
に当接する際の打音の発生を低減することができ、吸入
弁28の振動に伴う冷媒の圧力変動を低減することがで
きる。さらに、低負荷高速運転時においても、吸入弁2
2がシール面28に張り付くおそれがないので、動作不
良を起こすことがない。
以上0.9mm以下とすることにより、吸入弁22の耐
久性を低下させることなく、吸入弁22がシール面28
に当接する際の打音の発生を低減することができ、吸入
弁28の振動に伴う冷媒の圧力変動を低減することがで
きる。さらに、低負荷高速運転時においても、吸入弁2
2がシール面28に張り付くおそれがないので、動作不
良を起こすことがない。
【0035】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されることなく、種々変更可能である。例えば、容量
可変斜板式コンプレッサのみではなく、ロータリコンプ
レッサや、通常のレシプロ式等、種々のコンプレッサに
適用することができる。
定されることなく、種々変更可能である。例えば、容量
可変斜板式コンプレッサのみではなく、ロータリコンプ
レッサや、通常のレシプロ式等、種々のコンプレッサに
適用することができる。
【0036】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、バルブ
プレートの吸入側制御弁が当接するシール面の幅を従来
よりも狭い0.6mm以上0.9mm以下に設定してい
る。
プレートの吸入側制御弁が当接するシール面の幅を従来
よりも狭い0.6mm以上0.9mm以下に設定してい
る。
【0037】したがって、吸入側制御弁がシール面に当
接する際の叩き音が低減されることにより、コンプレッ
サの騒音、振動を低減することができる。
接する際の叩き音が低減されることにより、コンプレッ
サの騒音、振動を低減することができる。
【0038】また、コンプレッサ運転時の弁開タイミン
グ遅れが小さくなり、冷媒の圧力脈動に伴う音振レベル
を低減することができる。
グ遅れが小さくなり、冷媒の圧力脈動に伴う音振レベル
を低減することができる。
【0039】また、コンプレッサを低負荷高速回転させ
た際に、吸入側制御弁がシール面に張り付くおそれがな
いので、コンプレッサの動作不良が生じない。
た際に、吸入側制御弁がシール面に張り付くおそれがな
いので、コンプレッサの動作不良が生じない。
【0040】しかも、シール面の幅を従来より狭くした
場合であっても、コンプレッサ単品の性能が低下した
り、コストが上昇することがない。
場合であっても、コンプレッサ単品の性能が低下した
り、コストが上昇することがない。
【図1】 本発明の一実施の形態に係る容量可変斜板式
コンプレッサの断面図である。
コンプレッサの断面図である。
【図2】 図1の要部を拡大した断面図である。
【図3】 図2に示すバルブプレートの拡大正面図であ
る。
る。
【図4】 図3に示すバルブプレートのシール面の拡大
図である。
図である。
【図5】 シール面幅を変えた場合のシリンダ内圧の時
間的変化を示した説明図である。
間的変化を示した説明図である。
【図6】 シール面幅と、弁開直前のシリンダ内圧と吸
入圧力との差圧との関係を示した説明図である。
入圧力との差圧との関係を示した説明図である。
【図7】 シール面幅と圧力脈動レベルとの関係を示し
た説明図である。
た説明図である。
【図8】 従来のコンプレッサの要部を拡大した断面図
である。
である。
【図9】 図8に示すバルブプレートのシール面の拡大
図である。
図である。
1…コンプレッサ、 2…プーリ、 2a…マグネットクラッチ、 3…駆動軸、 3a…駆動棒、 3b…ピン、 4…クランク室、 5…駆動斜板、 6…スラスト軸受、 7…ラジアル軸受、 8…ウォブル板、 9…ケーシング、 10…案内ピン、 11…シュー、 12…ピストンロッド、 12a,b…球面軸受、 13…ピストン、 14…シリンダ、 15…圧縮室、 16…シリンダヘッド、 17…吸入ポート、 18…吐出ポート、 19…バルブプレート、 20…吸入口、 21…吐出口、 22…吸入弁、 22a…基端部、 22b…先端部、 23…吐出弁、 23a…基端部、 23b…先端部、 24…リテーナ、 25…リベット、 26,27…円環状溝、 28,29…シール面、 50…従来のコンプレッサ。
Claims (1)
- 【請求項1】 冷媒流通ポート(17,18) と圧縮室(15)と
を区画するバルブプレート(19)に、これらを連通する冷
媒用開口部(20,21) を設け、基端部(22a,23a) を前記バ
ルブプレート(19)に固着するとともに先端部(22b,23b)
を前記冷媒用開口部(20,21) に開閉可能に弾性的に当接
してなる制御弁(22,23) を取り付け、前記バルブプレー
ト(19)の冷媒用開口部(20,21) の周囲に環状溝(26,27)
を形成してなるコンプレッサにおいて、 前記バルブプレート(19)の吸入側制御弁(22)が当接する
シール面(28)の半径方向の幅(L) を、0.6mm以上
0.9mm以下としたことを特徴とするコンプレッサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9280689A JPH11117868A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | コンプレッサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9280689A JPH11117868A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | コンプレッサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11117868A true JPH11117868A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17628578
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9280689A Pending JPH11117868A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | コンプレッサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11117868A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100430281B1 (ko) * | 2001-05-15 | 2004-05-04 | 엘지전자 주식회사 | 밸브 플레이트 구조. |
| WO2004074685A1 (ja) * | 2003-02-21 | 2004-09-02 | Zexel Valeo Climate Control Corporation | バルブ位置決め機構 |
| JP2009191764A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Panasonic Corp | 密閉型圧縮機 |
-
1997
- 1997-10-14 JP JP9280689A patent/JPH11117868A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100430281B1 (ko) * | 2001-05-15 | 2004-05-04 | 엘지전자 주식회사 | 밸브 플레이트 구조. |
| WO2004074685A1 (ja) * | 2003-02-21 | 2004-09-02 | Zexel Valeo Climate Control Corporation | バルブ位置決め機構 |
| JP2009191764A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Panasonic Corp | 密閉型圧縮機 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060718 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060725 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061121 |