JPH11118280A - 吸収式冷温水機の異容量制御方法およびその装置 - Google Patents
吸収式冷温水機の異容量制御方法およびその装置Info
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- JPH11118280A JPH11118280A JP9284783A JP28478397A JPH11118280A JP H11118280 A JPH11118280 A JP H11118280A JP 9284783 A JP9284783 A JP 9284783A JP 28478397 A JP28478397 A JP 28478397A JP H11118280 A JPH11118280 A JP H11118280A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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- Y02A30/27—Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/62—Absorption based systems
Landscapes
- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷温水出口温度の変動幅を小さくするととも
に、エネルギーロスを抑制し、しかも、定格運転継続時
間を抑制して腐食の進行を抑制する。 【解決手段】 システムが対応できる負荷範囲を複数の
区分に区画しておくとともに、各区分に対応して運転す
べき吸収式冷温水機および優先順位を設定しておき、複
数台の吸収式冷温水機から送出される第2冷媒の集合部
における温度偏差を測定するとともに、各吸収式冷温水
機の加熱源の加熱量を測定し、測定された温度偏差およ
び加熱量から負荷を推定し、推定された負荷が属する区
分に基づいて設定された吸収式冷温水機を設定された優
先順位にしたがって運転する。
に、エネルギーロスを抑制し、しかも、定格運転継続時
間を抑制して腐食の進行を抑制する。 【解決手段】 システムが対応できる負荷範囲を複数の
区分に区画しておくとともに、各区分に対応して運転す
べき吸収式冷温水機および優先順位を設定しておき、複
数台の吸収式冷温水機から送出される第2冷媒の集合部
における温度偏差を測定するとともに、各吸収式冷温水
機の加熱源の加熱量を測定し、測定された温度偏差およ
び加熱量から負荷を推定し、推定された負荷が属する区
分に基づいて設定された吸収式冷温水機を設定された優
先順位にしたがって運転する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は吸収式冷温水機の
異容量制御方法およびその装置に関し、さらに詳細にい
えば、吸収式冷温水機を複数台有し、少なくとも1台の
吸収式冷温水機の容量が他の吸収式冷温水機の容量と異
なり、運転制御部によって、負荷に対応する台数の吸収
式冷温水機を運転させるように構成したシステムに適用
される吸収式冷温水機の異容量制御方法およびその装置
に関する。
異容量制御方法およびその装置に関し、さらに詳細にい
えば、吸収式冷温水機を複数台有し、少なくとも1台の
吸収式冷温水機の容量が他の吸収式冷温水機の容量と異
なり、運転制御部によって、負荷に対応する台数の吸収
式冷温水機を運転させるように構成したシステムに適用
される吸収式冷温水機の異容量制御方法およびその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数台の吸収式冷温水機を複
数台有するシステムが提供されている。ここで、吸収式
冷温水機としては、例えば、図13に示すように、冷温
水の通る冷水管51の一部を包囲し、かつ内部が高真空
に設定された状態で水を蒸発させ、蒸発潜熱によって、
冷水管51を通って蒸発器熱交換器52’を流れる冷温
水を冷却する蒸発器52と、冷却管53を通って吸収器
熱交換器54’を流れる冷却水で冷却された臭化リチウ
ム水溶液により水蒸気を吸収させる吸収器54と、水蒸
気を吸収した臭化リチウム水溶液がポンプ55によって
送られ、バーナ56によって加熱させられることにより
臭化リチウム水溶液から水蒸気を分離し、水蒸気が分離
された臭化リチウム水溶液を吸収器54に供給する再生
器57と、再生器57において分離された水蒸気が供給
され、冷却水管53を通る冷却水で冷却することにより
水蒸気を凝縮させて蒸発器52に供給する凝縮器59
と、ポンプ55により再生器57に供給される、水蒸気
を吸収した臭化リチウム水溶液と再生器57から吸収器
54に供給される臭化リチウム水溶液との間で熱交換を
行わせる熱交換器61と、伝熱管(冷水管)51を通る
冷温水の温度を検出する温度センサ62と、バーナ56
による加熱量を制御する多位置制御弁63と、温度セン
サ62により検出された温度を入力として多位置制御弁
63を制御する制御信号を出力し、ドライバ65を介し
て多位置制御弁63に供給するコントローラ64とを有
している。なお、66は蒸発器52の底部に溜まる水を
循環させ、再び伝熱管51上に散布するためのポンプで
ある。
数台有するシステムが提供されている。ここで、吸収式
冷温水機としては、例えば、図13に示すように、冷温
水の通る冷水管51の一部を包囲し、かつ内部が高真空
に設定された状態で水を蒸発させ、蒸発潜熱によって、
冷水管51を通って蒸発器熱交換器52’を流れる冷温
水を冷却する蒸発器52と、冷却管53を通って吸収器
熱交換器54’を流れる冷却水で冷却された臭化リチウ
ム水溶液により水蒸気を吸収させる吸収器54と、水蒸
気を吸収した臭化リチウム水溶液がポンプ55によって
送られ、バーナ56によって加熱させられることにより
臭化リチウム水溶液から水蒸気を分離し、水蒸気が分離
された臭化リチウム水溶液を吸収器54に供給する再生
器57と、再生器57において分離された水蒸気が供給
され、冷却水管53を通る冷却水で冷却することにより
水蒸気を凝縮させて蒸発器52に供給する凝縮器59
と、ポンプ55により再生器57に供給される、水蒸気
を吸収した臭化リチウム水溶液と再生器57から吸収器
54に供給される臭化リチウム水溶液との間で熱交換を
行わせる熱交換器61と、伝熱管(冷水管)51を通る
冷温水の温度を検出する温度センサ62と、バーナ56
による加熱量を制御する多位置制御弁63と、温度セン
サ62により検出された温度を入力として多位置制御弁
63を制御する制御信号を出力し、ドライバ65を介し
て多位置制御弁63に供給するコントローラ64とを有
している。なお、66は蒸発器52の底部に溜まる水を
循環させ、再び伝熱管51上に散布するためのポンプで
ある。
【0003】また、不凝縮ガスを排出する抽気管59
a、54aを、凝縮器59と吸収器54とに設けてい
る。さらに、再生器57の温度が定格運転時に150℃
以下になるように設定している。さらに、前記システム
に適用される複数台の吸収式冷温水機は、少なくとも1
台の吸収式冷温水機の容量が他の吸収式冷温水機の容量
と異なる値に設定されている。
a、54aを、凝縮器59と吸収器54とに設けてい
る。さらに、再生器57の温度が定格運転時に150℃
以下になるように設定している。さらに、前記システム
に適用される複数台の吸収式冷温水機は、少なくとも1
台の吸収式冷温水機の容量が他の吸収式冷温水機の容量
と異なる値に設定されている。
【0004】この構成のシステムを採用すれば、負荷に
応じて各吸収式冷温水機の運転、停止を制御するととも
に、各吸収式冷温水機の加熱源の加熱量を制御すること
により、負荷に見合う冷温水を供給することができる。
また、各吸収式冷温水機においては、臭化リチウム水溶
液の温度を150℃以下に設定しているので、臭化リチ
ウム水溶液による腐食速度の急激な増大を防止すること
ができる。また、不凝縮ガスを抽気管により排出するの
であるから、不凝縮ガスの蓄積を防止し、ひいては、発
生器の圧力・温度が上昇し、高圧異常停止、高温異常停
止を引き起こすという不都合、冷凍能力が低下し、冷温
水出口温度の制御性の悪化、燃費悪化の原因となるとい
う不都合、さらなる腐食の進行を引き起こすという不都
合を防止することができる。
応じて各吸収式冷温水機の運転、停止を制御するととも
に、各吸収式冷温水機の加熱源の加熱量を制御すること
により、負荷に見合う冷温水を供給することができる。
また、各吸収式冷温水機においては、臭化リチウム水溶
液の温度を150℃以下に設定しているので、臭化リチ
ウム水溶液による腐食速度の急激な増大を防止すること
ができる。また、不凝縮ガスを抽気管により排出するの
であるから、不凝縮ガスの蓄積を防止し、ひいては、発
生器の圧力・温度が上昇し、高圧異常停止、高温異常停
止を引き起こすという不都合、冷凍能力が低下し、冷温
水出口温度の制御性の悪化、燃費悪化の原因となるとい
う不都合、さらなる腐食の進行を引き起こすという不都
合を防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成のシステム
を採用した場合において、吸収式冷温水機どうしの容量
の差が大きければ、台数制御を行う場合に台数ハンチン
グ(異常停止前に運転停止−再起動を反復すること)が
生じ易いので、十分に負荷が変動してから吸収式冷温水
機を起動・停止するように各吸収式冷温水機を制御する
ようにしている。したがって、冷温水出口温度の変動幅
が大きくなってしまうという不都合がある。また、運転
中の吸収式冷温水機が定格運転を継続し、再生器57の
腐食を進行させるおそれがあるという不都合がある。
を採用した場合において、吸収式冷温水機どうしの容量
の差が大きければ、台数制御を行う場合に台数ハンチン
グ(異常停止前に運転停止−再起動を反復すること)が
生じ易いので、十分に負荷が変動してから吸収式冷温水
機を起動・停止するように各吸収式冷温水機を制御する
ようにしている。したがって、冷温水出口温度の変動幅
が大きくなってしまうという不都合がある。また、運転
中の吸収式冷温水機が定格運転を継続し、再生器57の
腐食を進行させるおそれがあるという不都合がある。
【0006】また、最も容量が大きい吸収式冷温水機が
マスタ機に設定されている場合には、マスタ機1台での
ON−OFF制御範囲が広くなるため、発停(運転−停
止)を繰り返すことによりエネルギーロスが大きくな
り、またバーナ56が劣化するという不都合がある。
マスタ機に設定されている場合には、マスタ機1台での
ON−OFF制御範囲が広くなるため、発停(運転−停
止)を繰り返すことによりエネルギーロスが大きくな
り、またバーナ56が劣化するという不都合がある。
【0007】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、冷温水出口温度の変動幅を小さくするこ
とができるとともに、エネルギーロスを抑制することが
でき、しかも、定格運転継続時間を抑制して腐食の進行
を抑制することができる吸収式冷温水機の異容量制御方
法およびその装置を提供することを目的としている。
たものであり、冷温水出口温度の変動幅を小さくするこ
とができるとともに、エネルギーロスを抑制することが
でき、しかも、定格運転継続時間を抑制して腐食の進行
を抑制することができる吸収式冷温水機の異容量制御方
法およびその装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の吸収式冷温水
機の異容量制御方法は、吸収式冷温水機を複数台有し、
少なくとも1台の吸収式冷温水機の容量が他の吸収式冷
温水機の容量と異なり、運転制御部によって、負荷に対
応する台数の吸収式冷温水機を運転させるように構成し
たシステムにおいて、システムが対応できる負荷範囲を
複数の区分に区画しておくとともに、各区分に対応して
運転すべき吸収式冷温水機および優先順位を設定してお
き、複数台の吸収式冷温水機から送出される第2冷媒の
集合部における温度偏差を測定するとともに、各吸収式
冷温水機の加熱源の加熱量を測定し、測定された温度偏
差および加熱量から負荷を推定し、推定された負荷が属
する区分に基づいて設定された吸収式冷温水機を設定さ
れた優先順位にしたがって運転する方法である。
機の異容量制御方法は、吸収式冷温水機を複数台有し、
少なくとも1台の吸収式冷温水機の容量が他の吸収式冷
温水機の容量と異なり、運転制御部によって、負荷に対
応する台数の吸収式冷温水機を運転させるように構成し
たシステムにおいて、システムが対応できる負荷範囲を
複数の区分に区画しておくとともに、各区分に対応して
運転すべき吸収式冷温水機および優先順位を設定してお
き、複数台の吸収式冷温水機から送出される第2冷媒の
集合部における温度偏差を測定するとともに、各吸収式
冷温水機の加熱源の加熱量を測定し、測定された温度偏
差および加熱量から負荷を推定し、推定された負荷が属
する区分に基づいて設定された吸収式冷温水機を設定さ
れた優先順位にしたがって運転する方法である。
【0009】請求項2の吸収式冷温水機の異容量制御方
法は、定格運転継続時間をさらに測定し、定格運転継続
時間が所定時間に達したことを条件として、定格運転を
行っている吸収式冷温水機と定格運転を行っていない吸
収式冷温水機とを入れ替える方法である。請求項3の吸
収式冷温水機の異容量制御装置は、吸収式冷温水機を複
数台有し、少なくとも1台の吸収式冷温水機の容量が他
の吸収式冷温水機の容量と異なり、運転制御部によっ
て、負荷に対応する台数の吸収式冷温水機を運転させる
ように構成したシステムにおいて、システムが対応でき
る負荷範囲を複数の区分に区画しておくとともに、各区
分に対応して運転すべき吸収式冷温水機および優先順位
を設定しておく設定手段と、複数台の吸収式冷温水機か
ら送出される第2冷媒の集合部における温度偏差を測定
するとともに、各吸収式冷温水機の加熱源の加熱量を測
定し、測定された温度偏差および加熱量から負荷を推定
し、推定された負荷が属する区分に基づいて設定された
吸収式冷温水機を設定された優先順位にしたがって運転
する運転制御手段とを含むものである。
法は、定格運転継続時間をさらに測定し、定格運転継続
時間が所定時間に達したことを条件として、定格運転を
行っている吸収式冷温水機と定格運転を行っていない吸
収式冷温水機とを入れ替える方法である。請求項3の吸
収式冷温水機の異容量制御装置は、吸収式冷温水機を複
数台有し、少なくとも1台の吸収式冷温水機の容量が他
の吸収式冷温水機の容量と異なり、運転制御部によっ
て、負荷に対応する台数の吸収式冷温水機を運転させる
ように構成したシステムにおいて、システムが対応でき
る負荷範囲を複数の区分に区画しておくとともに、各区
分に対応して運転すべき吸収式冷温水機および優先順位
を設定しておく設定手段と、複数台の吸収式冷温水機か
ら送出される第2冷媒の集合部における温度偏差を測定
するとともに、各吸収式冷温水機の加熱源の加熱量を測
定し、測定された温度偏差および加熱量から負荷を推定
し、推定された負荷が属する区分に基づいて設定された
吸収式冷温水機を設定された優先順位にしたがって運転
する運転制御手段とを含むものである。
【0010】請求項4の吸収式冷温水機の異容量制御装
置は、運転制御手段として、定格運転継続時間をさらに
測定し、定格運転継続時間が所定時間に達したことを条
件として、定格運転を行っている吸収式冷温水機と定格
運転を行っていない吸収式冷温水機とを入れ替えるもの
を採用するものである。
置は、運転制御手段として、定格運転継続時間をさらに
測定し、定格運転継続時間が所定時間に達したことを条
件として、定格運転を行っている吸収式冷温水機と定格
運転を行っていない吸収式冷温水機とを入れ替えるもの
を採用するものである。
【0011】
【作用】請求項1の吸収式冷温水機の異容量制御方法で
あれば、吸収式冷温水機を複数台有し、少なくとも1台
の吸収式冷温水機の容量が他の吸収式冷温水機の容量と
異なり、運転制御部によって、負荷に対応する台数の吸
収式冷温水機を運転させるように構成したシステムを稼
動させる場合に、システムが対応できる負荷範囲を複数
の区分に区画しておくとともに、各区分に対応して運転
すべき吸収式冷温水機および優先順位を設定しておき、
複数台の吸収式冷温水機から送出される第2冷媒の集合
部における温度偏差を測定するとともに、各吸収式冷温
水機の加熱源の加熱量を測定し、測定された温度偏差お
よび加熱量から負荷を推定し、推定された負荷が属する
区分に基づいて設定された吸収式冷温水機を設定された
優先順位にしたがって運転するのであるから、該当する
負荷の区分に対応する設定条件で吸収式冷温水機の運転
を制御することができ、この結果、台数ハンチングを防
止するとともに、冷温水出口温度の制御性を高めること
ができ、ひいてはエネルギーロスを抑制することができ
る。
あれば、吸収式冷温水機を複数台有し、少なくとも1台
の吸収式冷温水機の容量が他の吸収式冷温水機の容量と
異なり、運転制御部によって、負荷に対応する台数の吸
収式冷温水機を運転させるように構成したシステムを稼
動させる場合に、システムが対応できる負荷範囲を複数
の区分に区画しておくとともに、各区分に対応して運転
すべき吸収式冷温水機および優先順位を設定しておき、
複数台の吸収式冷温水機から送出される第2冷媒の集合
部における温度偏差を測定するとともに、各吸収式冷温
水機の加熱源の加熱量を測定し、測定された温度偏差お
よび加熱量から負荷を推定し、推定された負荷が属する
区分に基づいて設定された吸収式冷温水機を設定された
優先順位にしたがって運転するのであるから、該当する
負荷の区分に対応する設定条件で吸収式冷温水機の運転
を制御することができ、この結果、台数ハンチングを防
止するとともに、冷温水出口温度の制御性を高めること
ができ、ひいてはエネルギーロスを抑制することができ
る。
【0012】請求項2の吸収式冷温水機の異容量制御方
法であれば、定格運転継続時間をさらに測定し、定格運
転継続時間が所定時間に達したことを条件として、定格
運転を行っている吸収式冷温水機と定格運転を行ってい
ない吸収式冷温水機とを入れ替えるのであるから、定格
運転継続時間を所定時間以内に抑制することができ、ひ
いては腐食の進行を抑制することができる。
法であれば、定格運転継続時間をさらに測定し、定格運
転継続時間が所定時間に達したことを条件として、定格
運転を行っている吸収式冷温水機と定格運転を行ってい
ない吸収式冷温水機とを入れ替えるのであるから、定格
運転継続時間を所定時間以内に抑制することができ、ひ
いては腐食の進行を抑制することができる。
【0013】請求項3の吸収式冷温水機の異容量制御装
置であれば、吸収式冷温水機を複数台有し、少なくとも
1台の吸収式冷温水機の容量が他の吸収式冷温水機の容
量と異なり、運転制御部によって、負荷に対応する台数
の吸収式冷温水機を運転させるように構成したシステム
を稼動させる場合に、設定手段によって、システムが対
応できる負荷範囲を複数の区分に区画しておくととも
に、各区分に対応して運転すべき吸収式冷温水機および
優先順位を設定しておき、運転制御手段によって、複数
台の吸収式冷温水機から送出される第2冷媒の集合部に
おける温度偏差を測定するとともに、各吸収式冷温水機
の加熱源の加熱量を測定し、測定された温度偏差および
加熱量から負荷を推定し、推定された負荷が属する区分
に基づいて設定された吸収式冷温水機を設定された優先
順位にしたがって運転することができる。したがって、
該当する負荷の区分に対応する設定条件で吸収式冷温水
機の運転を制御することができ、この結果、台数ハンチ
ングを防止するとともに、冷温水出口温度の制御性を高
めることができ、ひいてはエネルギーロスを抑制するこ
とができる。
置であれば、吸収式冷温水機を複数台有し、少なくとも
1台の吸収式冷温水機の容量が他の吸収式冷温水機の容
量と異なり、運転制御部によって、負荷に対応する台数
の吸収式冷温水機を運転させるように構成したシステム
を稼動させる場合に、設定手段によって、システムが対
応できる負荷範囲を複数の区分に区画しておくととも
に、各区分に対応して運転すべき吸収式冷温水機および
優先順位を設定しておき、運転制御手段によって、複数
台の吸収式冷温水機から送出される第2冷媒の集合部に
おける温度偏差を測定するとともに、各吸収式冷温水機
の加熱源の加熱量を測定し、測定された温度偏差および
加熱量から負荷を推定し、推定された負荷が属する区分
に基づいて設定された吸収式冷温水機を設定された優先
順位にしたがって運転することができる。したがって、
該当する負荷の区分に対応する設定条件で吸収式冷温水
機の運転を制御することができ、この結果、台数ハンチ
ングを防止するとともに、冷温水出口温度の制御性を高
めることができ、ひいてはエネルギーロスを抑制するこ
とができる。
【0014】請求項4の吸収式冷温水機の異容量制御装
置であれば、運転制御手段として、定格運転継続時間を
さらに測定し、定格運転継続時間が所定時間に達したこ
とを条件として、定格運転を行っている吸収式冷温水機
と定格運転を行っていない吸収式冷温水機とを入れ替え
るものを採用するのであるから、定格運転継続時間を所
定時間以内に抑制することができ、ひいては腐食の進行
を抑制することができる。
置であれば、運転制御手段として、定格運転継続時間を
さらに測定し、定格運転継続時間が所定時間に達したこ
とを条件として、定格運転を行っている吸収式冷温水機
と定格運転を行っていない吸収式冷温水機とを入れ替え
るものを採用するのであるから、定格運転継続時間を所
定時間以内に抑制することができ、ひいては腐食の進行
を抑制することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、この
発明の吸収式冷温水機の異容量制御方法およびその装置
の一実施態様を詳細に説明する。図1は3台の吸収式冷
温水機を有するシステムの構成を示す概略図である。こ
のシステムは、冷温水の入口集合部31と出口集合部3
2との間に3台の吸収式冷温水機1を互いに並列に設け
ているとともに、3台の吸収式冷温水機1からの第1冷
媒(例えば、冷却水)を冷却して再び3台の吸収式冷温
水機1に供給するための冷却塔33を設けている。ま
た、3台の吸収式冷温水機1のそれぞれに対して、起動
指示信号、運転制御信号などを供給するコントローラ4
を設けている。さらに、各吸収式冷温水機1の冷却水入
口部には、冷却水入口温度を検出するための温度センサ
(第3冷媒温度センサ)37が予め設けられている。さ
らにまた、出口集合部32には、第2冷媒の温度を検出
するための温度センサ(第2冷媒温度センサ)36が設
けられている。ただし、3台の吸収式冷温水機を有する
システムに代えて、2台の吸収式冷温水機を有するシス
テム、4台以上の吸収式冷温水機を有するシステムを採
用することが可能である。
発明の吸収式冷温水機の異容量制御方法およびその装置
の一実施態様を詳細に説明する。図1は3台の吸収式冷
温水機を有するシステムの構成を示す概略図である。こ
のシステムは、冷温水の入口集合部31と出口集合部3
2との間に3台の吸収式冷温水機1を互いに並列に設け
ているとともに、3台の吸収式冷温水機1からの第1冷
媒(例えば、冷却水)を冷却して再び3台の吸収式冷温
水機1に供給するための冷却塔33を設けている。ま
た、3台の吸収式冷温水機1のそれぞれに対して、起動
指示信号、運転制御信号などを供給するコントローラ4
を設けている。さらに、各吸収式冷温水機1の冷却水入
口部には、冷却水入口温度を検出するための温度センサ
(第3冷媒温度センサ)37が予め設けられている。さ
らにまた、出口集合部32には、第2冷媒の温度を検出
するための温度センサ(第2冷媒温度センサ)36が設
けられている。ただし、3台の吸収式冷温水機を有する
システムに代えて、2台の吸収式冷温水機を有するシス
テム、4台以上の吸収式冷温水機を有するシステムを採
用することが可能である。
【0016】なお、入口集合部31から各吸収式冷温水
機1に冷温水を供給する管路の所定位置に第1ポンプ3
4を設けているとともに、冷却塔33から各吸収式冷温
水機1に冷温水を供給する管路の所定位置に第2ポンプ
35を設けている。さらに、出口集合部32から送り出
される第2冷媒(例えば、冷温水)は、管路38を通し
て室内などの利用空間に導かれ、その後、入口集合部3
1に導かれる。さらにまた、管路38の所定位置に流量
制御弁38aを設けているとともに、流量制御ユニット
38bを設けている。なお、38cは入口集合部31と
出口集合部32との間を連通するバイパス管路であり、
入口集合部31と出口集合部32との間の差圧により動
作する差圧スイッチ38dにより制御される弁38eを
有している。
機1に冷温水を供給する管路の所定位置に第1ポンプ3
4を設けているとともに、冷却塔33から各吸収式冷温
水機1に冷温水を供給する管路の所定位置に第2ポンプ
35を設けている。さらに、出口集合部32から送り出
される第2冷媒(例えば、冷温水)は、管路38を通し
て室内などの利用空間に導かれ、その後、入口集合部3
1に導かれる。さらにまた、管路38の所定位置に流量
制御弁38aを設けているとともに、流量制御ユニット
38bを設けている。なお、38cは入口集合部31と
出口集合部32との間を連通するバイパス管路であり、
入口集合部31と出口集合部32との間の差圧により動
作する差圧スイッチ38dにより制御される弁38eを
有している。
【0017】ただし、図2に示すように、冷却塔33を
各吸収式冷温水機1ごとに設ける構成を採用してもよい
ことはもちろんである。また、図2のシステムにおいて
は、各吸収式冷温水機1にポンプ制御ユニット38fを
設け、このポンプ制御ユニット38fにより、該当する
第1ポンプ34および第2ポンプ35を制御して第1冷
媒の流量および第2冷媒の流量を制御する。
各吸収式冷温水機1ごとに設ける構成を採用してもよい
ことはもちろんである。また、図2のシステムにおいて
は、各吸収式冷温水機1にポンプ制御ユニット38fを
設け、このポンプ制御ユニット38fにより、該当する
第1ポンプ34および第2ポンプ35を制御して第1冷
媒の流量および第2冷媒の流量を制御する。
【0018】図3は吸収式冷温水機1の構成を概略的に
示すブロック図である。この吸収式冷温水機1は、冷温
水の通る冷水管11の一部を包囲し、かつ内部が高真空
に設定された状態で水(第1冷媒)を蒸発させ、蒸発潜
熱によって、冷水管1を通って蒸発器熱交換器12’を
流れる冷温水(第2冷媒)を冷却する蒸発器12と、冷
却管13を通って吸収器熱交換器14’を流れる冷却水
(第3冷媒)で冷却された臭化リチウム水溶液により水
蒸気を吸収させる吸収器14と、水蒸気を吸収した臭化
リチウム水溶液がポンプ15によって送られ、バーナ1
6によって加熱させられることにより臭化リチウム水溶
液から水蒸気を分離する高温再生器17と、高温再生器
17において水蒸気が分離された臭化リチウム水溶液が
供給され、高温再生器17において分離された水蒸気を
通過させることにより、臭化リチウム水溶液からさらに
水蒸気を分離し、水蒸気が分離された臭化リチウム水溶
液を吸収器14に供給する低温再生器18と、高温再生
器17において分離された水蒸気および低温再生器18
において分離された水蒸気が供給され、冷却水管13を
通る冷却水で冷却することにより水蒸気を凝縮させて蒸
発器12に供給する凝縮器19と、ポンプ15により高
温再生器17に供給される、水蒸気を吸収した臭化リチ
ウム水溶液と低温再生器18から吸収器14に供給され
る臭化リチウム水溶液との間で熱交換を行わせる低温熱
交換器20と、水蒸気を吸収した臭化リチウム水溶液と
高温再生器17から低温再生器18に供給される臭化リ
チウム水溶液との間で熱交換を行わせる高温熱交換器2
1と、伝熱管(冷水管)11を通る冷温水の温度を検出
する温度センサ22と、バーナ16による加熱量を制御
する多位置制御弁23と、温度センサ22により検出さ
れた温度を入力として多位置制御弁23を制御する制御
信号を出力し、ドライバ25を介して多位置制御弁23
に供給するコントローラ24とを有している。なお、2
6は蒸発器12の底部に溜まる水を循環させ、再び伝熱
管11上に散布するためのポンプである。
示すブロック図である。この吸収式冷温水機1は、冷温
水の通る冷水管11の一部を包囲し、かつ内部が高真空
に設定された状態で水(第1冷媒)を蒸発させ、蒸発潜
熱によって、冷水管1を通って蒸発器熱交換器12’を
流れる冷温水(第2冷媒)を冷却する蒸発器12と、冷
却管13を通って吸収器熱交換器14’を流れる冷却水
(第3冷媒)で冷却された臭化リチウム水溶液により水
蒸気を吸収させる吸収器14と、水蒸気を吸収した臭化
リチウム水溶液がポンプ15によって送られ、バーナ1
6によって加熱させられることにより臭化リチウム水溶
液から水蒸気を分離する高温再生器17と、高温再生器
17において水蒸気が分離された臭化リチウム水溶液が
供給され、高温再生器17において分離された水蒸気を
通過させることにより、臭化リチウム水溶液からさらに
水蒸気を分離し、水蒸気が分離された臭化リチウム水溶
液を吸収器14に供給する低温再生器18と、高温再生
器17において分離された水蒸気および低温再生器18
において分離された水蒸気が供給され、冷却水管13を
通る冷却水で冷却することにより水蒸気を凝縮させて蒸
発器12に供給する凝縮器19と、ポンプ15により高
温再生器17に供給される、水蒸気を吸収した臭化リチ
ウム水溶液と低温再生器18から吸収器14に供給され
る臭化リチウム水溶液との間で熱交換を行わせる低温熱
交換器20と、水蒸気を吸収した臭化リチウム水溶液と
高温再生器17から低温再生器18に供給される臭化リ
チウム水溶液との間で熱交換を行わせる高温熱交換器2
1と、伝熱管(冷水管)11を通る冷温水の温度を検出
する温度センサ22と、バーナ16による加熱量を制御
する多位置制御弁23と、温度センサ22により検出さ
れた温度を入力として多位置制御弁23を制御する制御
信号を出力し、ドライバ25を介して多位置制御弁23
に供給するコントローラ24とを有している。なお、2
6は蒸発器12の底部に溜まる水を循環させ、再び伝熱
管11上に散布するためのポンプである。
【0019】図4は凝縮器19と吸収器14との関係の
一例を示す概略図であり、凝縮器19からの凝縮水を凝
縮水パイプ19aを通して吸収器14のうち、蒸発器1
2の直上に供給するようにしている。そして、吸収器1
4の所定位置に、不凝縮ガスを排出するための抽気管1
4aを設け、吸収器14のみから不凝縮ガスを排出する
ようにしている。なお、凝縮水パイプ19aの所定位置
にオリフィスを設けている。
一例を示す概略図であり、凝縮器19からの凝縮水を凝
縮水パイプ19aを通して吸収器14のうち、蒸発器1
2の直上に供給するようにしている。そして、吸収器1
4の所定位置に、不凝縮ガスを排出するための抽気管1
4aを設け、吸収器14のみから不凝縮ガスを排出する
ようにしている。なお、凝縮水パイプ19aの所定位置
にオリフィスを設けている。
【0020】このような構成を採用すれば、定格運転時
に凝縮水パイプ19aが凝縮水により満たされているの
で、不凝縮ガスが凝縮器19から吸収器14に導かれる
ことはない。しかし、運転停止時には、凝縮水パイプ1
9aが凝縮水により満たされていないので、不凝縮ガス
が凝縮器19から吸収器14に導かれる。また、低負荷
時には、凝縮水パイプ19aにより導かれる凝縮水の量
が少なくなるので、不凝縮ガスが凝縮器19から吸収器
14に導かれる。ただし、低負荷時に吸収器14に導か
れる不凝縮ガスの量は、運転停止時に吸収器14に導か
れる不凝縮ガスの量の量よりも少ない。
に凝縮水パイプ19aが凝縮水により満たされているの
で、不凝縮ガスが凝縮器19から吸収器14に導かれる
ことはない。しかし、運転停止時には、凝縮水パイプ1
9aが凝縮水により満たされていないので、不凝縮ガス
が凝縮器19から吸収器14に導かれる。また、低負荷
時には、凝縮水パイプ19aにより導かれる凝縮水の量
が少なくなるので、不凝縮ガスが凝縮器19から吸収器
14に導かれる。ただし、低負荷時に吸収器14に導か
れる不凝縮ガスの量は、運転停止時に吸収器14に導か
れる不凝縮ガスの量の量よりも少ない。
【0021】前記多位置制御弁23としては、例えば、
3位置制御弁が採用されている。ただし、多位置制御弁
23として、例えば、2位置制御弁、4位置制御弁など
を採用することが可能である。前記バーナ16に代え
て、蒸気などの廃熱を利用する加熱源などを採用するこ
とが可能である。
3位置制御弁が採用されている。ただし、多位置制御弁
23として、例えば、2位置制御弁、4位置制御弁など
を採用することが可能である。前記バーナ16に代え
て、蒸気などの廃熱を利用する加熱源などを採用するこ
とが可能である。
【0022】さらに、低温再生器18を省略することが
可能であるほか、吸収式冷温水機としては、種々の構成
のものを採用することが可能である。なお、上記の構成
の吸収式冷温水機の作用は従来公知であるから、作用の
説明を省略する。図5はコントローラ4の構成を概略的
に示すブロック図である。
可能であるほか、吸収式冷温水機としては、種々の構成
のものを採用することが可能である。なお、上記の構成
の吸収式冷温水機の作用は従来公知であるから、作用の
説明を省略する。図5はコントローラ4の構成を概略的
に示すブロック図である。
【0023】このコントローラ4は、システムが対応で
きる負荷範囲を複数の区分に区画しておくとともに、各
区分に対応して運転すべき吸収式冷温水機および優先順
位を設定しておくテーブル41と、出口集合部32にお
ける冷温水の温度偏差を測定する温度偏差測定部42
と、各吸収式冷温水機の加熱源の加熱量を測定する加熱
量測定部43と、測定された温度偏差および加熱量から
負荷を推定する負荷推定部44と、定格運転継続時間を
計測する定格運転継続時間計測部45と、推定された負
荷が属する区分に基づいて設定された吸収式冷温水機を
設定された優先順位にしたがって運転させるべきことを
指示するとともに、推定された負荷が大きく、しかも定
格運転継続時間が所定時間以上であることに応答して優
先順位を変更すべきことを指示する運転制御部46とを
有している。
きる負荷範囲を複数の区分に区画しておくとともに、各
区分に対応して運転すべき吸収式冷温水機および優先順
位を設定しておくテーブル41と、出口集合部32にお
ける冷温水の温度偏差を測定する温度偏差測定部42
と、各吸収式冷温水機の加熱源の加熱量を測定する加熱
量測定部43と、測定された温度偏差および加熱量から
負荷を推定する負荷推定部44と、定格運転継続時間を
計測する定格運転継続時間計測部45と、推定された負
荷が属する区分に基づいて設定された吸収式冷温水機を
設定された優先順位にしたがって運転させるべきことを
指示するとともに、推定された負荷が大きく、しかも定
格運転継続時間が所定時間以上であることに応答して優
先順位を変更すべきことを指示する運転制御部46とを
有している。
【0024】前記テーブル41は、例えば予め設定され
ている運転状態−負荷率特性に基づいてシステムが対応
できる負荷範囲を複数の区分に区画しておくとともに、
各区分に対応して運転すべき吸収式冷温水機および優先
順位を設定しておくものである。具体的には、例えば、
図6に示すように、システムが対応できる負荷範囲を複
数の区分A,B,C,Dに区画し、区分Aでは小容量の
吸収式冷温水機1のみを運転し、区分Bでは大容量の吸
収式冷温水機1のみを運転し、区分C,Dでは小容量の
吸収式冷温水機1と大容量の吸収式冷温水機1とを運転
し、しかも区分Cと区分Dとで両吸収式冷温水機1の優
先順位を変えるように、運転すべき吸収式冷温水機1お
よび優先順位を設定しておく。ただし、区分C,Dにお
ける両吸収式冷温水機1の優先順位は、互いに入れ替え
ていてもよい。ここで、優先順位は、例えば、負荷の増
加に対応して吸収式冷温水機1のバーナ16による加熱
量を変化させる場合に、定格運転を行わせるべき順位で
あり、図6には丸で囲った数字で優先順位を示してい
る。
ている運転状態−負荷率特性に基づいてシステムが対応
できる負荷範囲を複数の区分に区画しておくとともに、
各区分に対応して運転すべき吸収式冷温水機および優先
順位を設定しておくものである。具体的には、例えば、
図6に示すように、システムが対応できる負荷範囲を複
数の区分A,B,C,Dに区画し、区分Aでは小容量の
吸収式冷温水機1のみを運転し、区分Bでは大容量の吸
収式冷温水機1のみを運転し、区分C,Dでは小容量の
吸収式冷温水機1と大容量の吸収式冷温水機1とを運転
し、しかも区分Cと区分Dとで両吸収式冷温水機1の優
先順位を変えるように、運転すべき吸収式冷温水機1お
よび優先順位を設定しておく。ただし、区分C,Dにお
ける両吸収式冷温水機1の優先順位は、互いに入れ替え
ていてもよい。ここで、優先順位は、例えば、負荷の増
加に対応して吸収式冷温水機1のバーナ16による加熱
量を変化させる場合に、定格運転を行わせるべき順位で
あり、図6には丸で囲った数字で優先順位を示してい
る。
【0025】前記温度偏差測定部42は、冷温水の設定
温度と出口集合部32における冷温水の測定温度との差
を冷温水温度偏差として測定するものである。前記加熱
量測定部43は、例えば、コントローラ24による多位
置制御弁23の制御状態に基づいてバーナ16による加
熱量を得るものである。前記負荷推定部44は、例え
ば、測定された温度偏差から負荷増加時の負荷の推定を
行い、各吸収式冷温水機1のバーナ16による加熱量か
ら負荷減少時の負荷の推定を行うものである。具体的に
は、例えば、出口集合部32における冷温水の温度が設
定温度を越えたことを条件として負荷が1つ上の区分に
対応する負荷に増加したと推定し、バーナ16による加
熱がOFFになったことを条件として負荷が1つ下の区
分に対応する負荷に減少したと推定する。
温度と出口集合部32における冷温水の測定温度との差
を冷温水温度偏差として測定するものである。前記加熱
量測定部43は、例えば、コントローラ24による多位
置制御弁23の制御状態に基づいてバーナ16による加
熱量を得るものである。前記負荷推定部44は、例え
ば、測定された温度偏差から負荷増加時の負荷の推定を
行い、各吸収式冷温水機1のバーナ16による加熱量か
ら負荷減少時の負荷の推定を行うものである。具体的に
は、例えば、出口集合部32における冷温水の温度が設
定温度を越えたことを条件として負荷が1つ上の区分に
対応する負荷に増加したと推定し、バーナ16による加
熱がOFFになったことを条件として負荷が1つ下の区
分に対応する負荷に減少したと推定する。
【0026】前記運転制御部46は、テーブル41に対
して、負荷推定部44により推定された負荷を適用する
ことにより、運転すべき吸収式冷温水機1および優先順
位を出力し、該当する吸収式冷温水機1の運転を指示す
るものである。図7はコントローラ4の作用を説明する
フローチャートである。ステップSP1において、出口
集合部32における冷温水の温度が設定温度t以上であ
るか、または定格運転継続時間が所定時間T以上である
かを判定し、冷温水の温度が設定温度t未満、かつ定格
運転継続時間が所定時間T未満であると判定された場合
には、ステップSP2において、バーナ16による加熱
がOFFであるか否かを判定し、バーナ16による加熱
がONであると判定された場合には、そのまま一連の処
理を終了する。
して、負荷推定部44により推定された負荷を適用する
ことにより、運転すべき吸収式冷温水機1および優先順
位を出力し、該当する吸収式冷温水機1の運転を指示す
るものである。図7はコントローラ4の作用を説明する
フローチャートである。ステップSP1において、出口
集合部32における冷温水の温度が設定温度t以上であ
るか、または定格運転継続時間が所定時間T以上である
かを判定し、冷温水の温度が設定温度t未満、かつ定格
運転継続時間が所定時間T未満であると判定された場合
には、ステップSP2において、バーナ16による加熱
がOFFであるか否かを判定し、バーナ16による加熱
がONであると判定された場合には、そのまま一連の処
理を終了する。
【0027】ステップSP1において冷温水の温度が設
定温度t以上であるか、または定格運転継続時間が所定
時間T以上であると判定された場合には、ステップSP
3において、負荷の状態が区分Cに属しているか否かを
判定し、負荷の状態が区分Cに属していないと判定され
た場合には、ステップSP4において、負荷の状態が区
分Dに属しているか否かを判定する。そして、負荷の状
態が区分Cに属していると判定された場合には、ステッ
プSP5において、区分Dに属する負荷状態への推移を
行う。また、負荷の状態が区分Dに属していると判定さ
れた場合には、ステップSP6において、区分Cに属す
る負荷状態への推移を行う。さらに、負荷の状態が区分
C、区分Dの何れにも属していないと判定された場合に
は、ステップSP7において、現在の区分よりも高負荷
側の区分への推移を行う。そして、ステップSP5、ス
テップSP6、またはステップSP7の処理が行われた
場合には、そのまま一連の処理を終了する。
定温度t以上であるか、または定格運転継続時間が所定
時間T以上であると判定された場合には、ステップSP
3において、負荷の状態が区分Cに属しているか否かを
判定し、負荷の状態が区分Cに属していないと判定され
た場合には、ステップSP4において、負荷の状態が区
分Dに属しているか否かを判定する。そして、負荷の状
態が区分Cに属していると判定された場合には、ステッ
プSP5において、区分Dに属する負荷状態への推移を
行う。また、負荷の状態が区分Dに属していると判定さ
れた場合には、ステップSP6において、区分Cに属す
る負荷状態への推移を行う。さらに、負荷の状態が区分
C、区分Dの何れにも属していないと判定された場合に
は、ステップSP7において、現在の区分よりも高負荷
側の区分への推移を行う。そして、ステップSP5、ス
テップSP6、またはステップSP7の処理が行われた
場合には、そのまま一連の処理を終了する。
【0028】ステップSP2においてバーナ16による
加熱がOFFであると判定された場合には、ステップS
P8において、負荷の状態が区分Aに属しているか否か
を判定し、負荷の状態が区分Aに属していないと判定さ
れた場合には、ステップSP9において、現在の区分よ
りも低負荷側の区分への推移を行う。そして、ステップ
SP8において負荷の状態が区分Aに属していると判定
された場合、またはステップSP9の処理が行われた場
合には、そのまま一連の処理を終了する。
加熱がOFFであると判定された場合には、ステップS
P8において、負荷の状態が区分Aに属しているか否か
を判定し、負荷の状態が区分Aに属していないと判定さ
れた場合には、ステップSP9において、現在の区分よ
りも低負荷側の区分への推移を行う。そして、ステップ
SP8において負荷の状態が区分Aに属していると判定
された場合、またはステップSP9の処理が行われた場
合には、そのまま一連の処理を終了する。
【0029】ここで、定格運転の継続時間Tとしては、
例えば4〜7時間に設定しておけばよい。その理由は以
下のとおりである。高温再生器17の鉄腐食量と不凝縮
ガス発生量との関係において、腐食する鉄と発生する不
凝縮ガス(水素ガス)とのモル比は、Fe:H2=1:
1〜3:4である。そして、1モルのFeが55.8g
であり、1モルのH2が2g(=22.4l)であるか
ら、鉄1gから発生する不凝縮ガスは最大0.54l/
g(1atm)となる。また、鉄腐食減量(厚さ)は、
臭化リチウム水溶液中の鋼材腐食量と溶液のアルカリ℃
との関係を示す特性から、0.071(mm/年)=
8.1×10-6(mm/hr)であり、高温再生器17
の内面積が13.0(m 2)、高温再生器17の内容積
が0.132(m3)であると仮定した場合には、許容
時間は次のようにして推定される。
例えば4〜7時間に設定しておけばよい。その理由は以
下のとおりである。高温再生器17の鉄腐食量と不凝縮
ガス発生量との関係において、腐食する鉄と発生する不
凝縮ガス(水素ガス)とのモル比は、Fe:H2=1:
1〜3:4である。そして、1モルのFeが55.8g
であり、1モルのH2が2g(=22.4l)であるか
ら、鉄1gから発生する不凝縮ガスは最大0.54l/
g(1atm)となる。また、鉄腐食減量(厚さ)は、
臭化リチウム水溶液中の鋼材腐食量と溶液のアルカリ℃
との関係を示す特性から、0.071(mm/年)=
8.1×10-6(mm/hr)であり、高温再生器17
の内面積が13.0(m 2)、高温再生器17の内容積
が0.132(m3)であると仮定した場合には、許容
時間は次のようにして推定される。
【0030】大気圧と同等である高温発生器17の圧力
が0.05(kg/cm2)上昇すると、その時の不凝
縮ガス発生量は、0.132×0.05/1.03=
0.0064(m3)=6.4(l)となり、鉄の腐食
量に換算すると、6.4/0.54=11.9(g)と
なる。そして、鉄の比重が7.86(g/cm3)であ
るから、定格運転許容時間は、11.9(g)/{8.
1×10-6(mm/hr)×13.0(m2)×7.8
6(g/cm3)}=14.4(hr)となる。したが
って、安全率を2〜3倍とすれば、定格運転許容時間は
4.8〜7.2時間になる。
が0.05(kg/cm2)上昇すると、その時の不凝
縮ガス発生量は、0.132×0.05/1.03=
0.0064(m3)=6.4(l)となり、鉄の腐食
量に換算すると、6.4/0.54=11.9(g)と
なる。そして、鉄の比重が7.86(g/cm3)であ
るから、定格運転許容時間は、11.9(g)/{8.
1×10-6(mm/hr)×13.0(m2)×7.8
6(g/cm3)}=14.4(hr)となる。したが
って、安全率を2〜3倍とすれば、定格運転許容時間は
4.8〜7.2時間になる。
【0031】上記の構成のシステムを採用すれば、負荷
率に基づいて吸収式冷温水機1の運転台数を設定すると
ともに、各吸収式冷温水機1の加熱量を設定し、しかも
各吸収式冷温水機1の優先順位を設定して、冷温水を室
内に供給し続けることができる。そして、運転停止状態
の吸収式冷温水機1と定格運転を行っている吸収式冷温
水機1とが存在している状態においては、定格運転を行
っている吸収式冷温水機1の高温再生器17における不
凝縮ガスの発生量が増加し、しかもこの不凝縮ガスが吸
収器14に導かれることはない。したがって、この不凝
縮ガスを抽気管14aを通して排出することもできな
い。
率に基づいて吸収式冷温水機1の運転台数を設定すると
ともに、各吸収式冷温水機1の加熱量を設定し、しかも
各吸収式冷温水機1の優先順位を設定して、冷温水を室
内に供給し続けることができる。そして、運転停止状態
の吸収式冷温水機1と定格運転を行っている吸収式冷温
水機1とが存在している状態においては、定格運転を行
っている吸収式冷温水機1の高温再生器17における不
凝縮ガスの発生量が増加し、しかもこの不凝縮ガスが吸
収器14に導かれることはない。したがって、この不凝
縮ガスを抽気管14aを通して排出することもできな
い。
【0032】しかし、定格運転を所定時間だけ継続した
吸収式冷温水機1を運転停止状態または低い加熱量での
バーナ16の燃焼を行う状態にするとともに、運転停止
状態の吸収式冷温水機1を定格運転状態にするのである
から、定格運転時に発生した不凝縮ガスが、運転停止状
態になった後または低い加熱量でのバーナ16の燃焼を
行う状態になった後に吸収器14に導かれ、抽気管14
aを通して排出される。また、抽気管14aを通して不
凝縮ガスが排出された吸収式冷温水機1が定格運転され
る。したがって、抽気管14aを吸収器14に設けるだ
けで不凝縮ガスを確実に排出でき、不凝縮ガスの蓄積を
防止することができる。
吸収式冷温水機1を運転停止状態または低い加熱量での
バーナ16の燃焼を行う状態にするとともに、運転停止
状態の吸収式冷温水機1を定格運転状態にするのである
から、定格運転時に発生した不凝縮ガスが、運転停止状
態になった後または低い加熱量でのバーナ16の燃焼を
行う状態になった後に吸収器14に導かれ、抽気管14
aを通して排出される。また、抽気管14aを通して不
凝縮ガスが排出された吸収式冷温水機1が定格運転され
る。したがって、抽気管14aを吸収器14に設けるだ
けで不凝縮ガスを確実に排出でき、不凝縮ガスの蓄積を
防止することができる。
【0033】また、低い加熱量でのバーナ16の燃焼を
行っている吸収式冷温水機1と定格運転を行っている吸
収式冷温水機1とが存在している状態においては、定格
運転を行っている吸収式冷温水機1の高温再生器17に
おける不凝縮ガスの発生量が増加し、しかもこの不凝縮
ガスが吸収器14に導かれることはない。したがって、
この不凝縮ガスを抽気管14aを通して排出することも
できない。
行っている吸収式冷温水機1と定格運転を行っている吸
収式冷温水機1とが存在している状態においては、定格
運転を行っている吸収式冷温水機1の高温再生器17に
おける不凝縮ガスの発生量が増加し、しかもこの不凝縮
ガスが吸収器14に導かれることはない。したがって、
この不凝縮ガスを抽気管14aを通して排出することも
できない。
【0034】しかし、定格運転を所定時間だけ継続した
吸収式冷温水機1を低い加熱量でのバーナ16の燃焼を
行う状態にするとともに、低い加熱量でのバーナ16の
燃焼を行っている吸収式冷温水機1を定格運転状態にす
るのであるから、定格運転時に発生した不凝縮ガスが、
低い加熱量でのバーナ16の燃焼を行う状態になった後
に吸収器14に導かれ、抽気管14aを通して排出され
る。また、抽気管14aを通して不凝縮ガスが排出され
た吸収式冷温水機1が定格運転される。したがって、抽
気管14aを吸収器14に設けるだけで不凝縮ガスを確
実に排出でき、不凝縮ガスの蓄積を防止することができ
る。ただし、低い加熱量でのバーナ16の燃焼を行って
いる吸収式冷温水機1において凝縮器19から吸収器1
4への不凝縮ガスの移動量は、運転停止状態の吸収式冷
温水機1において凝縮器19から吸収器14への不凝縮
ガスの移動量よりも少ないのであるが、不凝縮ガスの蓄
積を蓄積できるのであるから、特に不都合はない。
吸収式冷温水機1を低い加熱量でのバーナ16の燃焼を
行う状態にするとともに、低い加熱量でのバーナ16の
燃焼を行っている吸収式冷温水機1を定格運転状態にす
るのであるから、定格運転時に発生した不凝縮ガスが、
低い加熱量でのバーナ16の燃焼を行う状態になった後
に吸収器14に導かれ、抽気管14aを通して排出され
る。また、抽気管14aを通して不凝縮ガスが排出され
た吸収式冷温水機1が定格運転される。したがって、抽
気管14aを吸収器14に設けるだけで不凝縮ガスを確
実に排出でき、不凝縮ガスの蓄積を防止することができ
る。ただし、低い加熱量でのバーナ16の燃焼を行って
いる吸収式冷温水機1において凝縮器19から吸収器1
4への不凝縮ガスの移動量は、運転停止状態の吸収式冷
温水機1において凝縮器19から吸収器14への不凝縮
ガスの移動量よりも少ないのであるが、不凝縮ガスの蓄
積を蓄積できるのであるから、特に不都合はない。
【0035】図8は冷房運転時の状態の遷移を説明する
状態遷移図である。区分Aにおいて、出口集合部32に
おける冷温水の温度が設定温度よりも高くなれば、負荷
が増加したことが分かるので、区分Bに移行する。ま
た、区分Aにおいて、定格運転継続時間が所定時間に達
した場合には、不凝縮ガスの蓄積を防止すべく、区分B
に移行する。
状態遷移図である。区分Aにおいて、出口集合部32に
おける冷温水の温度が設定温度よりも高くなれば、負荷
が増加したことが分かるので、区分Bに移行する。ま
た、区分Aにおいて、定格運転継続時間が所定時間に達
した場合には、不凝縮ガスの蓄積を防止すべく、区分B
に移行する。
【0036】区分Bにおいて、出口集合部32における
冷温水の温度が設定温度よりも高くなれば、負荷が増加
したことが分かるので、区分Cに移行する。また、区分
Bにおいて、定格運転継続時間が所定時間に達した場合
には、不凝縮ガスの蓄積を防止すべく、区分Cに移行す
る。さらに、区分Bにおいて、吸収式冷温水機1のバー
ナ16が燃焼OFFになれば、負荷が減少したことが分
かるので、区分Aに移行する。
冷温水の温度が設定温度よりも高くなれば、負荷が増加
したことが分かるので、区分Cに移行する。また、区分
Bにおいて、定格運転継続時間が所定時間に達した場合
には、不凝縮ガスの蓄積を防止すべく、区分Cに移行す
る。さらに、区分Bにおいて、吸収式冷温水機1のバー
ナ16が燃焼OFFになれば、負荷が減少したことが分
かるので、区分Aに移行する。
【0037】区分Cにおいて、定格運転継続時間が所定
時間に達した場合には、不凝縮ガスの蓄積を防止すべ
く、区分Dに移行する。また、区分Cにおいて、吸収式
冷温水機1のバーナ16が燃焼OFFになれば、負荷が
減少したことが分かるので、区分Bに移行する。区分D
において、定格運転継続時間が所定時間に達した場合に
は、不凝縮ガスの蓄積を防止すべく、区分Cに移行す
る。また、区分Dにおいて、吸収式冷温水機1のバーナ
16が燃焼OFFになれば、負荷が減少したことが分か
るので、区分Bに移行する。
時間に達した場合には、不凝縮ガスの蓄積を防止すべ
く、区分Dに移行する。また、区分Cにおいて、吸収式
冷温水機1のバーナ16が燃焼OFFになれば、負荷が
減少したことが分かるので、区分Bに移行する。区分D
において、定格運転継続時間が所定時間に達した場合に
は、不凝縮ガスの蓄積を防止すべく、区分Cに移行す
る。また、区分Dにおいて、吸収式冷温水機1のバーナ
16が燃焼OFFになれば、負荷が減少したことが分か
るので、区分Bに移行する。
【0038】図9は容量−負荷特性を示す図である。図
9から明らかなように、負荷が小さい場合には容量が小
さい吸収式冷温水機1のみを運転し、負荷が中程度の場
合には容量が大きい吸収式冷温水機1のみを運転し、負
荷が大きい場合には両吸収式冷温水機1を運転すること
により、従来の容量−負荷特性を示す図10、図11と
比較して、システムの容量を理想的な容量(図9中破線
参照)に近づけることができる。なお、図9から図11
において、容量が小さい吸収式冷温水機1を50RT
で、容量が大きい吸収式冷温水機1を100RTで、そ
れぞれ示している。
9から明らかなように、負荷が小さい場合には容量が小
さい吸収式冷温水機1のみを運転し、負荷が中程度の場
合には容量が大きい吸収式冷温水機1のみを運転し、負
荷が大きい場合には両吸収式冷温水機1を運転すること
により、従来の容量−負荷特性を示す図10、図11と
比較して、システムの容量を理想的な容量(図9中破線
参照)に近づけることができる。なお、図9から図11
において、容量が小さい吸収式冷温水機1を50RT
で、容量が大きい吸収式冷温水機1を100RTで、そ
れぞれ示している。
【0039】上記のシステムを採用すれば、出口集合部
32における冷温水の温度偏差、各吸収式冷温水機1の
バーナ16による加熱量から該当する時点における負荷
を推定し、推定された負荷をテーブル41に適用するこ
とにより、運転すべき吸収式冷温水機および優先順位を
得て該当する吸収式冷温水機1を運転することができ
る。この結果、台数ハンチングを防止し、しかも、負荷
に見合った冷温水温度を達成することができ、出口集合
部32における冷温水の温度の制御性(安定性)を向上
させることができるとともに、エネルギーロスを抑制す
ることができる。さらに、各吸収式冷温水機1の定格運
転継続時間を所定時間以内に抑制することができ、不凝
縮ガスの蓄積を防止して腐食の進行を抑制することがで
きる。
32における冷温水の温度偏差、各吸収式冷温水機1の
バーナ16による加熱量から該当する時点における負荷
を推定し、推定された負荷をテーブル41に適用するこ
とにより、運転すべき吸収式冷温水機および優先順位を
得て該当する吸収式冷温水機1を運転することができ
る。この結果、台数ハンチングを防止し、しかも、負荷
に見合った冷温水温度を達成することができ、出口集合
部32における冷温水の温度の制御性(安定性)を向上
させることができるとともに、エネルギーロスを抑制す
ることができる。さらに、各吸収式冷温水機1の定格運
転継続時間を所定時間以内に抑制することができ、不凝
縮ガスの蓄積を防止して腐食の進行を抑制することがで
きる。
【0040】図12は容量が小さい吸収式冷温水機を2
台、容量が大きい吸収式冷温水機1を1台だけ有するシ
ステムに適用されるテーブル41の内容を説明する図で
ある。このシステムに適用する場合には、システムが対
応できる負荷範囲を複数の区分A,B,C,Dに区画
し、区分Aでは一方の小容量の吸収式冷温水機1だけを
運転し、区分Bでは大容量の吸収式冷温水機1のみを運
転し、区分Cでは他方の小容量の吸収式冷温水機1と大
容量の吸収式冷温水機1とを運転し、区分Dでは小容量
の吸収式冷温水機1を2台と大容量の吸収式冷温水機1
とを運転し、しかも区分Cでは他方の小容量の吸収式冷
温水機1の優先順位を高く、大容量の吸収式冷温水機1
の優先順位を低く、それぞれ設定し、区分Dでは一方の
小容量の吸収式冷温水機1の優先順位を最も高く、他方
の小容量の吸収式冷温水機1の優先順位を2番目に高
く、大容量の吸収式冷温水機1の優先順位を最も低く、
それぞれ設定しておく。なお、図12には丸で囲った数
字で優先順位を示している。また、一方の小容量の吸収
式冷温水機1を”50a”で示し、他方の小容量の吸収
式冷温水機1を”50b”で示し、大容量の吸収式冷温
水機1を”100”で示している。
台、容量が大きい吸収式冷温水機1を1台だけ有するシ
ステムに適用されるテーブル41の内容を説明する図で
ある。このシステムに適用する場合には、システムが対
応できる負荷範囲を複数の区分A,B,C,Dに区画
し、区分Aでは一方の小容量の吸収式冷温水機1だけを
運転し、区分Bでは大容量の吸収式冷温水機1のみを運
転し、区分Cでは他方の小容量の吸収式冷温水機1と大
容量の吸収式冷温水機1とを運転し、区分Dでは小容量
の吸収式冷温水機1を2台と大容量の吸収式冷温水機1
とを運転し、しかも区分Cでは他方の小容量の吸収式冷
温水機1の優先順位を高く、大容量の吸収式冷温水機1
の優先順位を低く、それぞれ設定し、区分Dでは一方の
小容量の吸収式冷温水機1の優先順位を最も高く、他方
の小容量の吸収式冷温水機1の優先順位を2番目に高
く、大容量の吸収式冷温水機1の優先順位を最も低く、
それぞれ設定しておく。なお、図12には丸で囲った数
字で優先順位を示している。また、一方の小容量の吸収
式冷温水機1を”50a”で示し、他方の小容量の吸収
式冷温水機1を”50b”で示し、大容量の吸収式冷温
水機1を”100”で示している。
【0041】したがって、この場合にも、システムの容
量を理想的な容量に近づけることができる。また、台数
ハンチングを防止し、しかも、負荷に見合った冷温水温
度を達成することができ、出口集合部32における冷温
水の温度の制御性(安定性)を向上させることができる
とともに、エネルギーロスを抑制することができる。さ
らに、各吸収式冷温水機1の定格運転継続時間を所定時
間以内に抑制することができ、不凝縮ガスの蓄積を防止
して腐食の進行を抑制することができる。
量を理想的な容量に近づけることができる。また、台数
ハンチングを防止し、しかも、負荷に見合った冷温水温
度を達成することができ、出口集合部32における冷温
水の温度の制御性(安定性)を向上させることができる
とともに、エネルギーロスを抑制することができる。さ
らに、各吸収式冷温水機1の定格運転継続時間を所定時
間以内に抑制することができ、不凝縮ガスの蓄積を防止
して腐食の進行を抑制することができる。
【0042】
【発明の目的】請求項1の発明は、該当する負荷の区分
に対応する設定条件で吸収式冷温水機の運転を制御する
ことができ、この結果、台数ハンチングを防止するとと
もに、冷温水出口温度の制御性を高めることができ、ひ
いてはエネルギーロスを抑制することができるという特
有の効果を奏する。
に対応する設定条件で吸収式冷温水機の運転を制御する
ことができ、この結果、台数ハンチングを防止するとと
もに、冷温水出口温度の制御性を高めることができ、ひ
いてはエネルギーロスを抑制することができるという特
有の効果を奏する。
【0043】請求項2の発明は、請求項1の効果に加
え、定格運転継続時間を所定時間以内に抑制することが
でき、ひいては腐食の進行を抑制することができるとい
う特有の効果を奏する。請求項3の発明は、該当する負
荷の区分に対応する設定条件で吸収式冷温水機の運転を
制御することができ、この結果、台数ハンチングを防止
するとともに、冷温水出口温度の制御性を高めることが
でき、ひいてはエネルギーロスを抑制することができる
という特有の効果を奏する。
え、定格運転継続時間を所定時間以内に抑制することが
でき、ひいては腐食の進行を抑制することができるとい
う特有の効果を奏する。請求項3の発明は、該当する負
荷の区分に対応する設定条件で吸収式冷温水機の運転を
制御することができ、この結果、台数ハンチングを防止
するとともに、冷温水出口温度の制御性を高めることが
でき、ひいてはエネルギーロスを抑制することができる
という特有の効果を奏する。
【0044】請求項4の発明は、請求項3の効果に加
え、定格運転継続時間を所定時間以内に抑制することが
でき、ひいては腐食の進行を抑制することができるとい
う特有の効果を奏する。
え、定格運転継続時間を所定時間以内に抑制することが
でき、ひいては腐食の進行を抑制することができるとい
う特有の効果を奏する。
【図1】3台の吸収式冷温水機を有するシステムの構成
の一例を示す概略図である。
の一例を示す概略図である。
【図2】3台の吸収式冷温水機を有するシステムの構成
の他の例を示す概略図である。
の他の例を示す概略図である。
【図3】吸収式冷温水機の構成を概略的に示すブロック
図である。
図である。
【図4】凝縮器と吸収器との関係の一例を示す概略図で
ある。
ある。
【図5】コントローラ4の構成を概略的に示すブロック
図である。
図である。
【図6】テーブルの内容を説明する図である。
【図7】コントローラ4の作用を説明するフローチャー
トである。
トである。
【図8】冷房運転時の状態の遷移を説明する状態遷移図
である。
である。
【図9】この発明のシステムの容量−負荷特性を示す図
である。
である。
【図10】従来のシステムの容量−負荷特性の一例を示
す図である。
す図である。
【図11】従来のシステムの容量−負荷特性の他の例を
示す図である。
示す図である。
【図12】容量が小さい吸収式冷温水機を2台、容量が
大きい吸収式冷温水機を1台だけ有するシステムに適用
されるテーブルの内容を説明する図である。
大きい吸収式冷温水機を1台だけ有するシステムに適用
されるテーブルの内容を説明する図である。
【図13】従来の吸収式冷温水機の構成を概略的に示す
ブロック図である。
ブロック図である。
1 吸収式冷温水機 32 出口集合部 41 テーブル 42 温度偏差測定部 43 加熱量測定部 44 負荷推定部 45 定格運転継続時間計測部 46 運転制御部
Claims (4)
- 【請求項1】 吸収式冷温水機(1)を複数台有し、少
なくとも1台の吸収式冷温水機(1)の容量が他の吸収
式冷温水機(1)の容量と異なり、運転制御部によっ
て、負荷に対応する台数の吸収式冷温水機(1)を運転
させるように構成したシステムにおいて、システムが対
応できる負荷範囲を複数の区分に区画しておくととも
に、各区分に対応して運転すべき吸収式冷温水機(1)
および優先順位を設定しておき、複数台の吸収式冷温水
機(1)から送出される冷媒の集合部における温度偏差
を測定するとともに、各吸収式冷温水機(1)の加熱源
の加熱量を測定し、測定された温度偏差および加熱量か
ら負荷を推定し、推定された負荷が属する区分に基づい
て設定された吸収式冷温水機(1)を設定された優先順
位にしたがって運転することを特徴とする吸収式冷温水
機の異容量制御方法。 - 【請求項2】 定格運転継続時間をさらに測定し、定格
運転継続時間が所定時間に達したことを条件として、定
格運転を行っている吸収式冷温水機(1)と定格運転を
行っていない吸収式冷温水機(1)とを入れ替える請求
項1に記載の吸収式冷温水機の異容量制御方法。 - 【請求項3】 吸収式冷温水機(1)を複数台有し、少
なくとも1台の吸収式冷温水機(1)の容量が他の吸収
式冷温水機(1)の容量と異なり、運転制御部によっ
て、負荷に対応する台数の吸収式冷温水機(1)を運転
させるように構成したシステムにおいて、システムが対
応できる負荷範囲を複数の区分に区画しておくととも
に、各区分に対応して運転すべき吸収式冷温水機(1)
および優先順位を設定しておく設定手段(41)と、複
数台の吸収式冷温水機(1)から送出される冷媒の集合
部(32)における温度偏差を測定するとともに、各吸
収式冷温水機(1)の加熱源の加熱量を測定し、測定さ
れた温度偏差および加熱量から負荷を推定し、推定され
た負荷が属する区分に基づいて設定された吸収式冷温水
機(1)を設定された優先順位にしたがって運転する運
転制御手段(42)(43)(44)(45)(46)
とを含むことを特徴とする吸収式冷温水機の異容量制御
装置。 - 【請求項4】 運転制御手段(42)(43)(44)
(45)(46)は、定格運転継続時間をさらに測定
し、定格運転継続時間が所定時間に達したことを条件と
して、定格運転を行っている吸収式冷温水機(1)と定
格運転を行っていない吸収式冷温水機(1)とを入れ替
えるものである請求項3に記載の吸収式冷温水機の異容
量制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9284783A JPH11118280A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 吸収式冷温水機の異容量制御方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9284783A JPH11118280A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 吸収式冷温水機の異容量制御方法およびその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11118280A true JPH11118280A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17682968
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9284783A Pending JPH11118280A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 吸収式冷温水機の異容量制御方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11118280A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006313049A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Ebara Corp | 排熱利用システム、及びその運転方法 |
| JP2007255824A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Mitsubishi Jisho Sekkei Inc | 熱源システムおよびその制御方法 |
-
1997
- 1997-10-17 JP JP9284783A patent/JPH11118280A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006313049A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Ebara Corp | 排熱利用システム、及びその運転方法 |
| JP2007255824A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Mitsubishi Jisho Sekkei Inc | 熱源システムおよびその制御方法 |
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