JPH11119442A - 平版印刷版用仕上げ液及び製版方法 - Google Patents

平版印刷版用仕上げ液及び製版方法

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JPH11119442A
JPH11119442A JP27678697A JP27678697A JPH11119442A JP H11119442 A JPH11119442 A JP H11119442A JP 27678697 A JP27678697 A JP 27678697A JP 27678697 A JP27678697 A JP 27678697A JP H11119442 A JPH11119442 A JP H11119442A
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JP
Japan
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finishing
lithographic printing
plate
silver
finishing liquid
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JP27678697A
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Toshiro Kondo
敏郎 近藤
Hajime Fujioka
肇 藤岡
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】インキ脱離性に優れたアルミニウム板を支持体
とするDTR平版印刷版の仕上げ液を提供することであ
る。特に銀画像部のインキ受理性を低下させずにインキ
脱離性が向上する仕上げ液、及びそれを用いた製版方法
を提供することである。 【解決手段】(1)アルミニウム板を支持体とする銀錯
塩拡散転写を利用した平版印刷版の仕上げ液であって、
重合度20以下の成分を50重量%以上有する糖類を含
有することを特徴とする仕上げ液、(2)アルミニウム
支持体とハロゲン化銀乳剤層の間に物理現像核を有する
銀錯塩拡散転写法を利用した平版印刷材料を露光後、少
なくとも現像処理、水洗処理及び仕上げ処理を行う製版
方法において、前記仕上げ処理に用いられる仕上げ液が
前記(1)の仕上げ液である平版印刷版の製版方法、

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウム板を
支持体とする平版印刷版、特に銀錯塩拡散転写法を利用
したアルミニウム平版印刷版の仕上げ液及び該仕上げ液
を用いた製版方法に関する。
【0002】
【従来の技術】銀錯塩拡散転写法(DTR法)を用いた
平版印刷版については、フォーカル・プレス、ロンドン
ニューヨーク(1972年)発行、アンドレ ロット
及びエディス ワイデ著、「フォトグラフィック・シル
バー・ハライド・ディヒュージョン・プロセシズ」、第
101頁〜第130頁に幾つかの例が記載されている。
【0003】その中で述べられているように、DTR法
を用いた平版印刷版には、転写材料と受像材料を別々に
したツーシートタイプ、あるいはそれらを一枚の支持体
上に設けたモノシートタイプの二方式が知られている。
ツーシートタイプの平版印刷版については、特開昭57
−158844号公報に詳しく記載されている。又、モ
ノシートタイプについては、特公昭48−30562
号、同51−15765号、特開昭51−111103
号、同52−150105号などの各公報に詳しく記載
されている。
【0004】本発明が対象とするアルミニウム板を支持
体とした銀錯塩拡散転写法を利用したモノシートタイプ
の平版印刷版(以降、アルミニウム平版印刷版と称す)
は、特開昭57−118244号、同57−15884
4号、同63−260491号、特開平3−11615
1号、同4−282295号、米国特許第4,567,
131号、同第5,427,889号等の公報に詳しく
記載されている。
【0005】前記アルミニウム平版印刷版は、粗面化さ
れ陽極酸化されたアルミニウム支持体上に物理現像核を
担持し、更にその上にハロゲン化銀乳剤層を設けた構成
になっている。この平版印刷版の一般的な製版方法は、
露光後、現像処理、水洗処理(ウォッシュオフ:ハロゲ
ン化銀乳剤層の除去)、仕上げ処理の工程からなってい
る。
【0006】詳細には、現像処理によって物理現像核上
に金属銀画像部が形成され、次の水洗処理によってハロ
ゲン化銀乳剤層が除去されてアルミニウム支持体上に金
属銀画像部(以降、銀画像部と称す)が露出する。同時
に陽極酸化されたアルミニウム表面自身が非画像部とし
て露出する。
【0007】露出した銀画像部及び非画像部には、その
保護のためにアラビアゴム、デキストリン、カルボキシ
メチルセルロース、ポリスチレンスルホン酸等の保護コ
ロイドを含有する仕上げ液が塗布される。所謂、ガム引
きと云われる処理が施される。この仕上げ液は、定着液
やフィニッシング液とも称され、銀画像部を親油性にす
る化合物(例えば、メルカプト基またチオン基を有する
含窒素複素環化合物)を含有することも一般的である。
【0008】上記アルミニウム平版印刷版の課題とし
て、印刷開始時のインキ脱離性が悪いという問題があ
る。オフセット輪転印刷機の分野では、紙切れを防ぐた
め、印刷の立ち上がり時には湿し水によるエッチングを
省略することが多く、版全面にインキを付けてから湿し
水を送り、非画像部のインキを脱離するという印刷方法
が用いられている。このような印刷において、非画像部
のインキ脱離速度の遅れは印刷効率を著しく低下させ
る。
【0009】本発明が対象とする平版印刷版の仕上げ液
には、前記したように水溶性の保護コロイドを含有する
ことが知られている。しかしながら、これらの仕上げ液
は、インキ脱離性を充分に向上させるまでには到ってい
なく、また比較的インキ脱離性に効果があっても銀画像
部のインキ受理性が低下するという問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、イン
キ脱離性に優れたアルミニウム板を支持体とするDTR
平版印刷版の仕上げ液を提供することである。特に銀画
像部のインキ受理性を低下させずにインキ脱離性が向上
する仕上げ液、及びそれを用いた製版方法を提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、
(1)アルミニウム板を支持体とする銀錯塩拡散転写を
利用した平版印刷版の仕上げ液であって、重合度20以
下の成分を50重量%以上有する糖類を含有することを
特徴とする仕上げ液、(2)前記仕上げ液に更に、グリ
セロール、ポリグリセロール及び2〜20のエチレンオ
キシ単位を有するポリエチレングリコールの中の少なく
とも1つを含有する仕上げ液、(3)アルミニウム支持
体とハロゲン化銀乳剤層の間に物理現像核を有する銀錯
塩拡散転写法を利用した平版印刷材料を露光後、少なく
とも現像処理、水洗処理及び仕上げ処理を行う製版方法
において、前記仕上げ処理に用いられる仕上げ液が前記
(1)または(2)の仕上げ液であることを特徴とする
平版印刷版の製版方法、によって達成された。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる糖類は、炭水化物を加水分解して得
られた重合度が20以下のものを主成分とする糖類であ
る。従来から仕上げ液に用いられることが知られている
アラビアゴム、澱粉、デキストリン、デキストラン、カ
ルボキシメチルセルロース等の多糖類は、版面保護の立
場から充分な皮膜形成性が必要とされており、その分子
量は数万〜数十万が一般的であった。
【0013】感光性樹脂を用いたプレセンシタイズド版
(PS版)においては、上記高分子の多糖類を用いても
問題なかったが、本発明が対象とする平版印刷版では、
輪転印刷機に適用したときのインキ脱離速度低下の問題
を生じさせた。特に画像部のインキ受理性との両立にお
いて、難解な問題を残していた。本発明者は、上記問題
を解決すべく鋭意研究した結果、上記したように重合度
20以下のものを主成分とする糖類が優れた効果を有す
ることを見いだした。
【0014】本発明に用いられる糖類は、好ましくは重
合度15以下の成分を50重量%以上含有する糖類であ
り、より好ましくは重合度10以下の成分を50重量%
以上含有する糖類である。更に好ましくは重合度10以
下の成分を80重量%以上含有する糖類である。本発明
に用いられる糖類は、単糖類または少糖類(2〜6糖
類)の単一成分であってもよいが、通常単糖類及び少糖
類を主成分とする混合物として用いられる。
【0015】本発明に用いられる糖類は、例えば澱粉を
酵素分解して得られたマルトース(麦芽糖)を原料と
し、それを還元したマルチトールを主成分とする還元麦
芽糖水飴等がある。これらは、(株)林原商事より還元
水飴アマミール、同HS−40、還元麦芽糖水飴マビッ
ト、同マビットC、マルトデキストリン(サンデック#
150、#180)等が市販されており入手することが
できる。上記糖類の使用量は、仕上げ液1リットル当り
10〜200g程度、好ましくは20〜100gであ
る。
【0016】本発明において仕上げ液には、更にグリセ
ロール、ポリグリセロール及び2〜20のエチレンオキ
シ基単位を有するポリエチレングリコールの中の少なく
とも1種類を含有させることが好ましい。上記糖類との
併用によって更にインキ脱離性が向上する。前記ポリエ
チレングリコールは、エチレンオキシ基単位が5〜15
有するものが好ましい。前記ポリグリセロールは下記一
般式で表される。
【0017】
【化1】 式中、nは2以上の整数を示す。好ましくはnが2〜3
0であり、より好ましくはnが3〜15である。
【0018】グリセロール、ポリグリセロール及びポリ
エチレングリコールの仕上げ液への添加量は、仕上げ液
1リットル当り10〜100g程度が適当である。上記
グリセロール、ポリグリセロール及びポリエチレングリ
コールは併用してもよく、その場合の使用量は合計で1
0〜100gの範囲が好ましい。
【0019】本発明の仕上げ液には、他にアラビヤガ
ム、デキストリン、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸
のプロピレングリコールエステル、ヒドロキシエチル澱
粉、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ポリビニルピロリドン、ポリスチレンスルホ
ン酸、ポリビニルアルコール等の保護コロイド、pHを
4〜8の範囲に緩衝させる緩衝剤、例えば燐酸塩緩衝
剤、クエン酸塩緩衝剤またはそれらの混合物を含有する
ことができる。また、防腐剤を含有させてもよい。仕上
げ液には更にタンパク質分解酵素を含有させることが好
ましい。
【0020】タンパク質分解酵素は、ゼラチンなどのタ
ンパク質を加水分解できる植物性または動物性酵素で、
公知のものが用いられる。例えば、ペプシン、レンニ
ン、トリプシン、キモトリプシン、カテプシン、パパイ
ン、フィシン、トロンビン、レニン、コラゲナーゼ、ブ
ロメライン、細菌プロティナーゼ(例えば、長瀬産業
(株)製のビオプラーゼ)等が挙げられる。この中でも
特に、トリプシン、パパイン、フィシン、細菌プロティ
ナーゼが好ましい。仕上げ液中への酵素の含有量は、
0.2〜20g/リットル程度が適当である。
【0021】仕上げ液には更に銀画像部を親油性にする
化合物(親油化剤)を含有させることが好ましい。親油
化剤としては、フォーカル・プレス、ロンドン ニュー
ヨーク(1972年)発行、アンドレ ロット及びエデ
ィス ワイデ著、「フォトグラフィック・シルバー・ハ
ライド・ディヒュージョン・プロセシズ」、105、1
06ページに記載されている化合物が挙げられる。例え
ばメルカプト基またはチオン基を有する化合物、4級ア
ンモニウム化合物等があり、本発明においてはメルカプ
ト基またはチオン基を有する化合物が好ましく用いられ
る。特に好ましくは、メルカプト基またはチオン基を有
する含窒素複素環化合物であり、特公昭48−2972
3号、特開昭58−127928号に記載されている。
以下にその具体例を挙げるが、これらに限定されること
はない。
【0022】2−メルカプト−4−フェニルイミダゾー
ル、2−メルカプト−1−ベンジルイミダゾール、2−
メルカプト−ベンズイミダゾール、1−エチル−2−メ
ルカプト−ベンズイミダゾール、2−メルカプト−1−
ブチル−ベンズイミダゾール、1,3−ジエチル−ベン
ゾイミダゾリン−2−チオン、1,3−ジベンジル−イ
ミダゾリジン−2−チオン、2,2´−ジメルカプト−
1,1´−デカメチレン−ジイミダゾリン、2−メルカ
プト−4−フェニルチアゾール、2−メルカプト−ベン
ゾチアゾール、2−メルカプトナフトチアゾール、3−
エチル−ベンゾチアゾリン−2−チオン、3−ドデシル
−ベンゾチアゾリン−2−チオン、2−メルカプト−
4,5−ジフェニルオキサゾール、2−メルカプトベン
ゾオキサゾール、3−ペンチル−ベンゾオキサゾリン−
2−チオン、1−フェニル−3−メチルピラゾリン−5
−チオン、3−メルカプト−4−アリル−5−ペンタデ
シル−1,2,4−トリアゾール、3−メルカプト−5
−ノニル−1,2,4−トリアゾール、3−メルカプト
−4−アセタミド−5−ヘプチル−1,2,4−トリア
ゾール、3−メルカプト−4−アミノ−5−ヘプタデシ
ル−1,2,4−トリアゾール、2−メルカプト−5−
フェニル−1,3,4−チアジアゾール、2−メルカプ
ト−5−フェニル−1,3,4−チアジアゾール、2−
メルカプト−5−n−ヘプチル−オキサチアゾール、2
−メルカプト−5−nヘプチル−オキサジアゾール、2
−メルカプト−5−フェニル−1,3,4−オキサジア
ゾール、2−ヘプタデシル−5−フェニル−1,3,4
−オキサジアゾール、5−メルカプト−1−フェニル−
テトラゾール、2−メルカプト−5−ニトロピリジン、
1−メチル−キノリン−2(1H)−チオン、3−メル
カプト−4−メチル−6−フェニル−ピリダジン、2−
メルカプト−5,6−ジフェニル−ピラジン、2−メル
カプト−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジ
ン、2−アミノ−4−メルカプト−6−ベンジル−1,
3,5−トリアジン、1,5−ジメルカプト−3,7−
ジフェニル−S−トリアゾリノ〔1,2−a〕−S−ト
リアゾリン等が挙げられる。
【0023】仕上げ液への親油化剤の添加量は、0.0
1〜10g/リットル程度が適当である。
【0024】上記メルカプト基またはチオン基を有する
化合物はアルカリ溶液には溶解するが、中性から弱酸性
の仕上げ液には溶解しないため、有機溶剤、アミン化合
物(例えばアミノアルコール)、ポリエチレングリコー
ル、第4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤等の溶
解助剤を用いて添加することができる。
【0025】本発明に用いられる現像液には、現像主
薬、例えばポリヒドロキシベンゼン類、3−ピラゾリジ
ノン類、アルカリ性物質、例えば水酸化カリウム、水酸
化ナトリウム、水酸化リチウム、第3燐酸ナトリウム、
あるいはアミン化合物、保恒剤、例えば亜硫酸ナトリウ
ム、粘稠剤、例えばカルボキシメチルセルロース、カブ
リ防止剤、例えば臭化カリウム、現像変成剤、例えばポ
リオキシアルキレン化合物、ハロゲン化銀溶剤、例えば
チオ硫酸塩、チオシアン酸塩、環状イミド、チオサリチ
ル酸、メソイオン性化合物等の添加剤を含ませることが
できる。上記親油化剤を含有させてもよい。現像液のp
Hは通常10〜14、好ましくは12〜14である。
【0026】本発明に用いられる水洗液には、pHを4
〜8、好ましくは4.5〜7の範囲に緩衝させる緩衝
剤、例えば燐酸塩緩衝剤、クエン酸塩緩衝剤またはそれ
らの混合物を含有することができる。また、防腐剤を含
有させてもよい。水洗液中には更に上記タンパク質分解
酵素及び親油化剤を含有させることが好ましい。
【0027】上記水洗液はアルミニウム支持体上のハロ
ゲン化銀乳剤層を完全に除去するために用いるもので、
通常、25〜35℃の水洗液をジェット方式で吹き付け
る方法、または水洗液を吹き付けながらスクラブローラ
で乳剤層を剥離する方法が採用されている。
【0028】本発明が対象とする平版印刷版は、アルミ
ニウム支持体上に物理現像核及びハロゲン化銀乳剤層を
有する。ハロゲン化銀乳剤は、一般に用いられる塩化
銀、臭化銀、ヨウ化銀、塩臭化銀、塩ヨウ臭化銀、ヨウ
臭化銀等から選択されるが、塩化銀主体(塩化銀50モ
ル%以上のものを意味する)が好ましい。また乳剤のタ
イプとしてはネガ型、ポジ型のいずれでもよい。これら
のハロゲン化銀乳剤は必要に応じて化学増感あるいはス
ペクトル増感することができる。
【0029】ハロゲン化銀乳剤層の親水性コロイドとし
てはゼラチンを用いることがハロゲン化銀粒子を作成す
る際に好ましい。ゼラチンには酸処理ゼラチン、アルカ
リ処理ゼラチン等各種ゼラチンを用いることができる。
また、それらの修飾ゼラチン(例えばフタル化ゼラチ
ン、アミド化ゼラチンなど)も用いることができる。ま
た、更にポリビニルピロリドン、各種でんぷん、アルブ
ミン、ポリビニルアルコール、アラビアガム、ヒドロキ
シエチルセルロース、等の親水性高分子化合物を含有さ
せることができる。用いられる親水性コロイドとして
は、現像後の剥離性を容易にするために実質的に硬膜剤
を含まない親水性コロイド層を用いることが望ましい。
【0030】本発明の平版印刷版の乳剤層には、必要に
応じてアニオン、カチオン、ベタイン、ノニオン系の各
種界面活性剤、カルボキシメチルセルロース等の増粘
剤、消泡剤等の塗布助剤、エチレンジアミンテトラアセ
テート等のキレート剤、ハイドロキノン、ポリヒドロキ
シベンゼン類、3−ピラゾリジノン類等の現像主薬を含
有させてもよい。
【0031】本発明に用いられるアルミニウム支持体は
粗面化され陽極酸化されたアルミニウム板であり、好ま
しくは米国特許第5,427,889号公報に記載され
ているものが用いられる。
【0032】本発明で用いられる物理現像核層の物理現
像核としては、公知の銀錯塩拡散転写法に用いられるも
のでよく、例えば金、銀等のコロイド、パラジウム、亜
鉛等の水溶性塩と硫化物を混合した金属硫化物などが使
用できる。保護コロイドとして各種親水性コロイドを用
いることもできる。これらの詳細及び製法については、
例えば、特公昭48−30562号、特開昭48−55
402号、同53−21602号、フォーカル・プレ
ス、ロンドン ニューヨーク(1972年)発行、アンドレ
ロット及びエディス ワイデ著、「フォトグラフィッ
ク・シルバー・ハライド・ディヒュージョン・プロセシ
ズ」を参照し得る。
【0033】本発明において、物理現像核層とハロゲン
化銀乳剤層の間に、特開平3−116151号公報記載
の水膨潤性中間層、同平4−282295号公報に記載
の疎水性重合体ビーズを含有する中間層を設けてもよ
い。
【0034】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明する。 実施例1 アルミニウム支持体の電解粗面化処理及び陽極酸化は米
国特許第5,427,889号公報に記載の方法に従っ
て、平均直径約5μmのプラート上に直径0.03〜
0.30μmのピットを100μm2当たり約5,60
0個有し、かつこれらのピットの平均直径が0.08μ
mである厚さ0.30mmのアルミニウム板を得た。こ
のアルミ板は粗面化処理後に陽極酸化したものであり、
平均粗さ(Ra)は0.5〜0.6μmであった。
【0035】このアルミニウム支持体に硫化パラジウム
核液を塗布し、その後乾燥した。物理現像核層に含まれ
る核量は3mg/m2であった。
【0036】ハロゲン化銀乳剤の調製は、保護コロイド
としてアルカリ処理ゼラチンを用い、コントロールダブ
ルジェット法で平均粒径0.3μmの、ヘキサクロロイ
リジウム(IV)酸カリウムを銀1モル当たり0.006
ミリモルドープさせた臭化銀20モル%、ヨウ化銀0.
4モル%の塩ヨウ臭化銀乳剤を調製した。その後、この
乳剤をフロキュレーションさせ、洗浄した。さらにこの
乳剤に硫黄金増感を施した後、安定剤を添加し、化2の
増感色素を銀1g当たり3mg用いて分光増感した。
【0037】
【化2】
【0038】このようにして作成したハロゲン化銀乳剤
に界面活性剤を加えて塗布液を作成した。この乳剤層塗
布液を前記物理現像核が塗布されたアルミニウム支持体
上に銀量が2g/m2、ゼラチン量が3g/m2になるよう
に塗布乾燥して平版印刷材料試料を得た。
【0039】上記平版印刷材料を633nmの赤色LD
レーザーを光源とする出力機で画像出力し、次に製版用
プロセッサー(デュポン社製SLT−85N自動現像
機)で処理して平版印刷版を作成した。製版用プロセッ
サーは、現像処理工程(21℃、15秒間浸漬)、水洗
処理工程(35℃の水洗液を10秒間シャワー噴射しな
がらスクラブローラで乳剤層をウオッシュオフする)、
仕上げ処理工程(21℃、5秒間シャワー)及び乾燥工
程から構成されている。
【0040】用いた現像液、水洗液及び仕上げ液の組成
は次の通りである。 <現像液> 水酸化ナトリウム 20g ハイドロキノン 20g 1−フェニル−3ピラゾリジノン 2g 無水亜硫酸ナトリウム 80g 2-メルカフ゜ト-5-nヘフ゜チル-オキサシ゛アソ゛ール 0.5g モノメチルエタノールアミン 6g チオ硫酸ナトリウム(5水塩) 8g エチレンジアミン四酢酸ナトリウム塩 5g 脱イオン水で1000mlとする。 pH(25℃)=13.4
【0041】 <水洗液> 2−メルカプト−5−nヘプチル−オキサジアゾール 0.5g トリエタノールアミン 13g 重亜硫酸ナトリウム 10g 第1燐酸カリウム 40g タンパク質分解酵素 1g 水を加えて全量を1000ccに調整する。pHは6.
0に調整した。タンパク質分解酵素として、ビオプラー
ゼAL−15(細菌プロティナーゼ、長瀬産業(株)
製)を用いた。
【0042】 <仕上げ液A> 燐酸 0.5g モノエタノールアミン 5.0g 2-メルカフ゜ト-5-nヘフ゜チルオキサシ゛アソ゛ール 0.5g 脱イオン水で1000mlとする。pHは7.2に調整
した。
【0043】<仕上げ液B>仕上げ液Aにアラビアゴム
を20g加えた。
【0044】<仕上げ液C>仕上げ液Aにポリスチレン
スルホン酸を20g加えた。
【0045】<仕上げ液D>仕上げ液Aにアクロデキス
トリン(重合度約24)を50g加えた。
【0046】<仕上げ液E>仕上げ液Aに澱粉を50g
加えた。
【0047】<仕上げ液F>仕上げ液Aに林原商事株製
の還元水飴アマミール(主成分は単糖類46%、2糖類
36%、3糖類10%)を50g加えた。
【0048】<仕上げ液G>仕上げ液Aに林原商事株製
の還元水飴HS−40(主成分は単糖類5%、2糖類5
3%、3糖類23%)を50g加えた。
【0049】<仕上げ液H>仕上げ液Aに林原商事株製
の還元麦芽糖水飴マビットC(主成分は単糖類2%、2
糖類77%、3糖類3%)を50g加えた。
【0050】<仕上げ液I>仕上げ液Aに林原商事株製
のマルトデキストリン、サンデック#180(主成分は
2糖類〜8糖類が55%)を50g加えた。
【0051】上記記載の方法で作成された平版印刷版に
ついて、印刷機ハイデルベルグMO(Heidelberg社製オ
フセット印刷機の商標)、インキ(大日本インキ(株)
社製のニューチャンピオン墨H)及び市販のPS版用給
湿液を用いて印刷を行い、印刷開始時のインキ受理性
(インキ乗り)を評価した。インキ受理性は印刷開始
後、画像の濃度の変化の起きなくなる迄の枚数で評価し
た。
【0052】更に上記平版印刷版についてインキ脱離性
を評価した。インキ脱離性は、オフセット輪転印刷機に
印刷版を装着し、版面にインキを乗せた後、湿し水を送
り、非画像部のインキ汚れが取れるまでの枚数でインキ
脱離性を評価した。その結果をまとめて表1に示す。
【0053】
【表1】
【0054】表1の結果から明らかなように、仕上げ液
に重合度の低い糖類を用いることによって、インキ受理
性を低下させずにインキ脱離性を向上させることができ
る。
【0055】実施例2 前記仕上げ液Hに、更にグリセリン、グリセロール(6
量体)あるいはポリエチレングリコール(10個のエチ
レンオキシ単位を有する)を各々、40g加えた仕上げ
液J、K、Lを作成し、実施例1と同様に試験した。そ
の結果、仕上げ液J、K、Lはいずれもインキ脱離性は
5枚程度であった。インキ受理性は6〜10枚であっ
た。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、アルミニウム板を支持
体とする銀錯塩拡散転写法を利用した平版印刷版の製版
処理時に、重合度の低い糖類を含有する仕上げ液を適用
することによって、インキ受理性を阻害せずに優れたイ
ンキ脱離性が得られた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム板を支持体とする銀錯塩拡
    散転写を利用した平版印刷版の仕上げ液であって、重合
    度20以下の成分を50重量%以上有する糖類を含有す
    ることを特徴とする仕上げ液。
  2. 【請求項2】 更に、グリセロール、ポリグリセロール
    及び2〜20のエチレンオキシ単位を有するポリエチレ
    ングリコールの中の少なくとも1種類を含有する請求項
    1に記載の仕上げ液。
  3. 【請求項3】 アルミニウム支持体とハロゲン化銀乳剤
    層の間に物理現像核を有する銀錯塩拡散転写法を利用し
    た平版印刷材料を露光後、少なくとも現像処理、水洗処
    理及び仕上げ処理を行う製版方法において、前記仕上げ
    処理に用いられる仕上げ液が請求項1または2に記載の
    仕上げ液であることを特徴とする平版印刷版の製版方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011212889A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Mitsubishi Paper Mills Ltd 感熱型平版印刷版の印刷方法

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