JPH11119485A - Ac電圧バイアスの周波数を調節できる現像装置 - Google Patents

Ac電圧バイアスの周波数を調節できる現像装置

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JPH11119485A
JPH11119485A JP10233845A JP23384598A JPH11119485A JP H11119485 A JPH11119485 A JP H11119485A JP 10233845 A JP10233845 A JP 10233845A JP 23384598 A JP23384598 A JP 23384598A JP H11119485 A JPH11119485 A JP H11119485A
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voltage bias
donor
roller
donor roller
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イー ゴッドラブ ロナルド
Steven J Grammatica
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    • G03G15/0806Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像形成部材に形成されたトナー画像の密度調
節により画質の向上を図る。 【解決手段】 現像装置38はトナー粉末を含む現像剤
により、像形成部材10上に形成された静電潜像を現像
する。この現像装置38は前記像形成部材10に隣接配
置されたドナーローラ(ドナー部材)112と、像形成
部材10とドナーローラ112との間にAC電圧バイア
スを発生させるAC発生手段(AC電源118、制御部
150、入力部152)と、から成る。そして、AC電
圧バイアスの周波数を調節することにより静電潜像上の
トナー粒子の密度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AC電圧バイアス
の調節により画質を向上させる現像システムを有する、
静電複写印刷装置に関する。連続印刷装置(phrase prin
ting machine)には、コピア、複写機、およびプリンタ
を含む。
【0002】
【従来の技術】一般的に、静電複写印刷には、光導電部
材をほぼ均一の電位まで帯電させ、部材表面を感光(se
nsitize)させるプロセスが含まれる。光導電部材の帯
電部分が、再生されるオリジナルドキュメントの光像に
露光され、光導電部材表面に静電潜像が記録される。記
録された潜像は、現像剤をこれに接触させることにより
現像される。この際、1成分現像剤および2成分現像剤
が通常用いられる。一般的に、2成分現像剤は、摩擦帯
電によりトナー粒子が吸着した磁気キャリア細粒から成
り、1成分現像剤はトナー粒子から成る。潜像へのトナ
ー粒子の接触により、光導電部材表面にトナー粒子画像
が生成される。この画像がコピー用紙に転写され、加熱
により恒久的に用紙上に定着する。
【0003】従来の印刷装置および現像装置として、以
下が開示されている。米国特許第5,493,370号
(Brewington)、第5,463,452号
(Inaba et al.)、5,212,522号
(Knapp)、第5,554,479号(Ochia
i et al)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】印刷サイクルにおい
て、像形成部材のトナー画像密度が不十分であるなど、
種々の原因により、プリント画質が良質でない場合があ
る。このように、プリント画質向上のための新たなアプ
ローチが求められており、本発明はこのようなアプロー
チを提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による現像装置
は、トナー粉末を含む現像剤により、像形成部材上に生
成された静電潜像を現像する現像装置であって、像形成
部材に隣接配置されたドナー部材と、像形成部材とドナ
ー部材との間にAC電圧バイアスを発生させるAC発生
手段とから成り、AC電圧バイアスの周波数の調節によ
り静電潜像上のトナー粒子の密度が制御可能であること
を特徴とする。
【0006】この構成によれば、現像する静電潜像に応
じて、最適なトナー密度を得ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下の説明において、「AC」は
交流を、「DC」は直流を意味する。
【0008】まず、図2には、本発明による現像装置を
組み込んだ静電複写印刷機が例示されている。静電複写
印刷機は、ベルト10で示される像形成部材を含む。ベ
ルト10は、導電基板14上に光導電性の表面12を有
している。この光導電表面12は、セレン合金または有
機感光性材料から成るのが好ましい。導電基板14は、
電気接地されたアルミニウム合金から成るのが好まし
い。当業者には、適当な光導電ベルトが使用可能である
ことが理解されよう。ベルト10は矢印16の方向に移
動することにより、その移動通路周囲に位置する種々の
処理ステーションが光導電表面12の各部分を連続的に
通過するようになっている。ベルト10は、剥離ローラ
18、張力ローラ20、および駆動ローラ22の周囲を
移動する。駆動ローラ22は、ベルト10に回転自在に
係合すべく取り付けられ、モータ24に駆動されてベル
ト10を矢印16の方向に進める。ローラ22は、駆動
ベルトなどの適当な手段によりモータ24に結合されて
いる。一対のバネ(図示せず)が所望のバネ力でベルト
10に抗して張力ローラ18を弾力で押しつけているた
めベルト10は常に張力状態に維持されている。なお、
剥離ローラ18と張力ローラ20は、回転自在に取り付
けられている。
【0009】まず、ベルト10の一部が帯電ステーショ
ンAを通過する。帯電ステーションAでは、符号26で
示されるコロナ発生装置により光導電表面12を比較的
高い、ほぼ均一の電位に帯電する。コロナ発生装置26
には高圧電源28が結合されており、この電源28を作
動させることにより、コロナ発生装置26がベルト10
の光導電表面12を帯電させる。ベルト10の光導電表
面12が帯電すると、この帯電部分が露光ステーション
Bに進む。
【0010】露光ステーションBでは、オリジナルドキ
ュメント30が表を下にして透明プラテン32上に置か
れている。ランプ34がオリジナルドキュメント30に
光を照射すると、そこから反射した光線がレンズ36を
通過してオリジナルドキュメント30の光画像が形成さ
れる。レンズ36は光導電表面12の帯電部分にこの光
画像の焦点をあわせ、その部分の電荷を選択的に拡散す
る。これにより、オリジナルドキュメント30に含まれ
る情報領域に一致する静電潜像が光導電表面12に記録
される。
【0011】光導電表面12に記録された静電潜像は、
ベルト10により現像ステーションCへと進められる。
現像ステーションCでは、符号38で示される現像装置
が、光導電表面に記録された潜像を現像する。本発明の
現像システムについては、詳細に後述する。
【0012】静電潜像が現像されると、ベルト10はこ
のトナー粉末像を転写ステーションDに進める。転写ス
テーションDには、用紙送り装置50によってコピー用
紙48が送られてくる。用紙送り装置50は、好ましく
は、用紙スタック54の最上の用紙に接触する送りロー
ル52を含む。この送りロール52の回転によりスタッ
ク54から一番上の用紙がシュート56に送られる。シ
ュート56は、支持材料となる用紙が送られてくると、
これを一定の時間間隔で連続的にベルト10の光導電表
面12に接触させ、表面12に現像されたトナー粉末画
像を転写ステーションDにおいて用紙に接触させる。転
写ステーションDには、コロナ発生装置58が含まれ、
これにより用紙48の裏面にイオンが噴射される。こう
して、トナー粉末画像が光導電表面12から用紙48に
吸着する。転写後、用紙48はコンベア(図示せず)上
を矢印60の方向に移動しつづけ、定着ステーションE
まで移動する。
【0013】定着ステーションEは、符号62で示され
る溶融アセンブリを含み、これにより転写された粉末画
像が用紙48に恒久的に固着する。溶融アセンブリ62
は、熱溶融ローラ64およびバックアップローラ66を
含む。用紙48は溶融ローラ64とバックアップローラ
66の間を通過し、この時にトナー粉末画像が溶融ロー
ラ64に接触する。こうして、トナー粉末画像が恒久的
に用紙48に固着する。定着が済むと、用紙48はシュ
ート70を通過して受け取りトレイ72に運ばれ、続い
て、オペレータがこの用紙を印刷機から取り出す。
【0014】コピー用紙がベルト10の光導電表面12
から分離された後、クリーニングステーションFにおい
て、光導電表面12に接着している残留トナー粉末が除
去される。クリーニングステーションFは、光導電表面
12に接触する、回転自在に取り付けられた繊維ブラシ
74を含み、このブラシ74が回転して光導電表面12
に接触することによりそこに残留したトナー粒子が除去
される。クリーニング後、次の新たな画像形成サイクル
の光導電表面の帯電ステップに先立ち、放電ランプ(図
示せず)がこの表面に光を照射し、そこに残留する静電
荷を拡散させる。
【0015】図1は、本発明にしたがって製造された現
像装置の簡易断面図である。符号38で示される現像装
置は、像形成部材(ベルト)10の処理パス中の現像部
に配置されている。像形成部材10に隣接するがこれと
接触しないように、ドナー部材であるドナーローラ11
2が配置されている。ドナーローラ112の表面は、好
ましくはフェノール樹脂から成る。像形成部材10とド
ナーローラ112に挟まれた部分(nip)は、現像ゾー
ン114として示されている。ドナーローラ112は、
符号116で概略的に示されている制御モータにより、
矢印の方向に回転する。ドナーローラ112の移動方向
は、装置の設計により、像形成部材10の移動方向に一
致させてもよいし、逆でもよい。さらに、ドナーローラ
112自体が、AC電源118によって、像形成部材の
光導電表面12に対してAC電圧バイアスを供給されて
いる。ドナーローラ112と像形成部材の導電表面12
との間のこのAC電圧により、現像ゾーン114内に所
望のAC電界が生成され、「ACジャンピング」現像が
可能になる。少なくともドナーローラ112の外表面
は、所定の抵抗を有するフェノール樹脂でできているの
が好ましい。周知のように、ドナーローラ112の表面
の抵抗率が、電界の周波数および振幅と整合されること
により、可能な限り効果的な現像が行われる。さらに、
ドナーローラには、DC電源131により像形成部材の
光導電表面12に関してDC電圧バイアスが供給されて
いる。このDC電圧バイアスは、潜像上に現像されたト
ナーの量を調整する。AC電源118のAC電圧バイア
ス周波数の調節を容易にするために、入力部152およ
び制御部150がAC電源118に接続されている。実
施形態においては、像形成部材とドナー部材の間にAC
電圧バイアスを発生させるAC発生手段には、AC電源
118、制御部150、および入力部152が含まれ
る。入力部152は、ディジタル(プッシュボタンスイ
ッチ操作)あるいはアナログ(その値が回転シャフトの
位置に影響される可変抵抗またはコンデンサ)のいずれ
かの操作部(customer controls)から、あるいは制御
部150の出力端子から引き出すことができる。制御部
150は、入力を周波数集合(frequency selection)
に変換する回路からできている。これを可変周波数回路
と呼ぶ。入力は、テストパッチの光学密度の測定から得
ることもできる。電圧から周波数への実際の変換は、A
C電圧バイアスを発生する高圧発振器の共振成分(reso
nant components)に対してリアクタンス(インダクタ
ンスまたはキャパシタンス)を加減することにより行わ
れる。
【0016】本発明の現像装置に用いられるAC電圧バ
イアスおよびDC電圧バイアスの例示的パラメータは以
下のとおりである。AC電圧バイアスの周波数は、例え
ば約50Hzから3000Hzまで、好ましくは約10
0Hzから1000Hzまで、より好ましくは約200
Hzから900Hzまで調節可能である。DC電圧バイ
アスの大きさは、例えば約300ボルトから1100ボ
ルトの範囲である。AC電圧バイアスの範囲は例えば2
kVから4kVであり、AC電圧バイアスは、正弦波ま
たは方形波である。
【0017】図1に示されるように、ドナーローラ11
2の下方には、符号120で示されたトナー搬送装置が
設けられている。米国特許第5,128,723号に開
示された適当なトナー搬送装置では、中のトナーが流動
化され、新たなトナーが連続的にトナー搬送装置に入っ
てくる。この入ってくる新しいトナーから流動化された
トナーにかかる力により、トナーが連続的にトナー搬送
装置を通過して移動する。米国特許第4,926,21
7号には、トナー搬送装置120として使用できる別の
タイプの粒子搬送システムが開示されている。このタイ
プのトナー搬送装置では、ブロワー(送風機)など、正
または負の圧力の外部供給源を用いて、流動化したトナ
ーがトナー搬送装置を通過して移動する。このトナー搬
送装置内部には、細長い振動機(agitator)が設けら
れ、これによりトナー粒子が流動化または振動する。た
だし、この特許に開示された振動機では、トナー搬送装
置を通過する直接的な縦方向移動は得られない。さらに
別のタイプのトナー搬送装置は、図1に示されるよう
に、ドナーローラ112の長さに沿って延びた中空管1
25に取り付けられたオーガー123を含む。この中空
管125の側面には符号127で示されるような開口を
複数設けることもできる。この開口を通過してトナー粒
子が噴射され、ドナーローラ112に接触する。本発明
にかかる目的のため、トナー搬送装置120の主要な特
徴は、トナー粒子をドナーロール112の長さ全体に亘
って(図1における用紙に垂直な方向)搬送できるとい
うことである。上記のいずれの場合にも、通常、トナー
搬送装置120の側面には一つ以上の溝または開口が形
成され、噴射されたトナー粒子がトナー搬送装置の外表
面からドナーローラ112に移動できるようになってい
る。
【0018】トナー搬送装置120の具体的な構造はど
うであれ、流動化したトナー粒子はトナー搬送装置12
0の一端から運ばれる。同時に、トナー搬送装置120
とドナーローラとの間には、電気バイアスが(例えばD
C電源121などにより)印加され、トナーをトナー搬
送装置からドナーローラ112に吸着させる。トナー搬
送装置120にバイアスを印加する目的は、静電気によ
り正しい極性のトナーをドナーローラ112上にロード
するためである。ドナーローラに対するトナー搬送装置
の有効電圧バイアスは、例えば、−200ボルトから−
1500ボルトであり、好ましい範囲は−500ボルト
から−1000ボルト(負のトナーに対して)である。
ドナーローラと接触しない非接触型(non-contacting)
トナー搬送装置は、ドナーローラ112に比較的厚いト
ナー層を供給する。トナー搬送装置120によって供給
されたトナー層は、ドナーローラ112上にすでに存在
するトナー層中の空隙を取り除くのに十分な厚さであ
る。
【0019】また、トナー搬送装置120とドナーロー
ル112の間に相対的な電気バイアスを用いる代わり
に、磁気トナーに関連して磁気ベースのシステムを用い
ることもできる。この場合は、例えば、ドナーローラ1
12の外表面を形成する回転自在のスリーブ内部に永久
磁石の静止アセンブリを供給すればよい。
【0020】ドナーローラ112の回転パスに沿ってト
ナー搬送装置120のさらに下流側には、符号124で
示されるようなばね手段により所定の圧力でドナーロー
ラの表面に抗して加圧されている調整ブレード(meteri
ng blade)122が設けられている。ドナーローラ11
2上にはトナー搬送装置120によって比較的厚いトナ
ー層が形成されているため、この調整ブレード122の
目的は、滑らかなトナー層を現像ゾーン114において
最終的に確実に供給することである。1成分現像剤シス
テムには一般的に次の問題点がある。すなわち、ローラ
上に十分なトナーを確保することは望ましいのである
が、このトナーが過剰になると調整ブレード122のち
ょうど上流に位置するプレニップ領域(pre-nip region
)(像形成部材10とドナーローラ112に挟まれる
ニップ領域の手前の領域)において溢出し、トナーの凝
塊形成の可能性が高まってしまう。トナー凝塊の集積の
ために調整ブレード122の下部で詰まり(クロッグ)
が起こると、トナー層にすじ(streaks)ができ、これ
が最終的には調整ブレード122をドナーローラ112
から離れる方向に押し戻してしまう。こうして、望まし
くないトナーの凝塊が現像ゾーン114に入り込み、プ
リント画質に悪影響を及ぼす。このようなトナー凝塊の
集積の問題を解決しつつ、かつドナーローラには比較的
厚いトナー層を確保するために、本発明は次のようなシ
ステムを提供する。すなわち、調整ブレード122の下
方にあるトナー凝塊の集積を一掃するという特定の目的
のため、ドナーローラ112がモータ116の制御によ
り、半回転またはそれ以下の「反転運動(リバースジョ
グ(reverse jog)」を行う。一つの可能性として、この
反転運動は、コピアまたはプリンタで所定数プリントし
た後に行ってもよいし、ドナーローラ112が特定回数
回転した後、あるいは、装置全体が動作する一定時間の
経過後に行っても良い。このようなプリント回数、ドナ
ーローラの回転数または実際の時間の測定は、符号11
7で概略的に示されている計測手段で行うことができ
る。測定手段は、制御モータ116に関連付けられてお
り、例えばコンピュータを中に含んでもよい。あるい
は、図1に示されるように、調整ブレード122の底部
に対する特定量の圧力がばね手段124に作用すること
によりそれを検知して反転運動を始めてもよい。このよ
うな上向きの圧力は既知の手段により検出でき、制御モ
ータ116によるドナーローラ112の反転運動を開始
するトリガーとして用いることができる。図1からわか
るように、反転運動が起こると、調整ブレード122の
下部に集積したトナー凝結が実質的にトナー搬送装置1
20周辺の領域に戻される。
【0021】理想的には、調整ブレード122のちょう
ど下流におけるドナーローラ112表面上のトナー層
は、厚さが均一で、さらにトナー粒子の大きさが統計的
に均一に分布しているのがよい。ところが、1成分現像
剤システムでは、次のような問題がある。すなわち、ド
ナーローラ112の長さに沿った領域は、トナー粒子の
転移(turnover)が比較的多く、より大きい粒子に有利
になるようにバイアスされる傾向がある。したがって、
ドナーローラ112が連続回転すると、これらの高転移
領域には、大きいトナー粒子を有するようにバイアスさ
れ、その結果、像形成部材およびそこから生じるプリン
ト上に所望する以上に暗い画像が形成されてしまう。
【0022】「ゴースト現象」で知られるかかる現象を
排除するために、本発明では、現像ゾーン114の下流
側に符号126で示される回転ロールシールを取り付け
た。図示されるように、回転ロールシールは回転部材か
らなるが、このシールは好ましくはドナーローラ112
の表面に全く接触しない。回転ロールシール126は、
図示されるように、ドナーローラ112に関して電源1
29により電気的バイアスされて、ドナーローラ112
に残留するトナーの大部分を現像ステップ後に取り除
く。すなわち、ロールシール上のDCバイアスが静電気
によってトナーをロールシールに吸着させる。このステ
ップにより、前の画像プリントで生じたトナー粒子サイ
ズ分布の「記憶」が効果的に「消去」される。したがっ
て、トナー搬送装置120が次のプリントサイクルに際
しドナーロール表面にトナーを補給するときには、ドナ
ーローラ112の長さ全体に沿ってトナー粒子の大きさ
は統計的に均一に分布している。
【0023】ドナーローラに関連するロールシールの動
作可能なバイアスは、50から400ボルトで、150
ボルトから250ボルトが好ましい範囲である。ドナー
ローラの表面から間隔を空けて設けられたロールシール
126の場合、AC電圧バイアスを用いてトナークラウ
ド(霧状のトナー粒子)(toner cloud)を形成し、ロ
ールシールへのトナー堆積を可能にすることができる。
このAC電圧バイアスは、現像ニップ領域においてドナ
ーローラに印加されたバイアスと同一でよい。ゴースト
現象を緩和させるためには、少なくとも50%のトナー
がドナーローラから除去されればよく、満足できる実際
的なシステムには、完全なトナー除去は必要でない。ロ
ールシール126にはその表面に接触してスクレーパ1
32が含まれ、除去されたトナーはこのスクレーパ13
2によりハウジングサンプに戻され、ロールシールは新
たに連続するプリント操作に備えることができる。この
ような非接触形状の場合、ロールシール126は、好ま
しくは硬い金属部材がよいが、表皮を覆った泡材からな
る柔らかく整合性のあるシールをドナーローラ112に
接触させ、あるいは接触させずに使用することもでき
る。
【0024】ロールシール126は、ドナーローラの表
面から間隔を空けて取り付けられているので、現像装置
の内部への空気流を利用して、空気圧または真空の外部
供給源により、空気搬送されるトナーを矢印128で示
される空間を通過させて装置内部に取り戻すことができ
る。独立した、あるいは装置内部の他の移動部材に機械
的に接続された空気ポンプが符号130で示されてい
る。現像におけるかかるACジャンピング方法は、トナ
ークラウド、すなわち、通常は装置内を巡回しているが
最終的には完成したプリント用紙にも接触する、空気搬
送される細かい霧状のトナー粒子の影響を特に受けやす
いので、トナー粒子のこのような空気搬送制御により、
最終的なプリント画質にかなりの実際的な効果(高品
質)が期待できる。
【0025】本発明の実施形態においては、個々の特定
的な特徴が統合されて、特にゴースト現象とトナーのす
じ(ストリーク)形成現象という2つの問題を解消する
実用的な高品質の1成分現像剤システムを形成すること
が意図される。本発明の現像システムにより生成される
高画質は、これら個々の特性の協同作用の結果である。
すなわち、トナー搬送装置120がドナーローラ112
の表面上に比較的厚いトナー層を供給し、この厚いトナ
ー層を調整ブレード122によって調整し、現像ステッ
プの後、残留トナーの大部分をバイアスを印加したロー
ルシール126が除去する。トナーのストリークを回避
するために、ドナーローラ112は周期的あるいは必要
に応じて反転運動し、調整ブレード122の下に集積し
たトナーを一掃する。ロールシール126はドナーロー
ルの表面から十分な残留トナーを除去し、現像の済ん
だ、前の画像に関する記憶を消去し、ゴースト現象の可
能性を低減させる。更に、回転ロールシール126は好
ましくはドナーローラ112の表面上のトナーには接触
していないので、空気流128を導入してジャンピング
現像ステップで生成された空気搬送トナーを引き込むこ
とができる。このように、各特徴を独自に組み合わせ、
実用的な高画質の1成分現像剤システムが提供される。
【0026】本発明においては、以下のように理論化さ
れる。AC電圧バイアス周波数が低いほど、像形成部材
上の静電潜像とドナーロールの間を往復してジャンピン
グ運動するトナーが静電潜像と接触した状態でいる時間
が長くなるために、本発明は動作する。この時間は、A
C電圧バイアスの周波数と反比例(AC電圧バイアスの
印加時間と正比例)の関係にあるとされている。一定の
低いAC電圧バイアス周波数が好ましくない理由は、
「1つの値がすべてに適合するわけではない」からであ
る。低いAC電圧バイアス周波数から生じる高密度のト
ナーは、ソリッド(行間を空けない)領域の現像(グラ
フィックスまたは大きいサイズの文字テキスト)には理
想的であるが、(小さい文字テキストだけに理想的な)
完全なゼロ背景現像の場合、幾分高い周波数が最適であ
る。さらに、環境温度、高度(altitude)、および湿度
における変化も現像システムの正確なパフォーマンスに
影響する。したがって、利用者(カスタマー)のフィー
ドバックあるいは装置の内部現像測定(基準パッチの現
像密度の光学的判定)に周波数の選択を依存することに
より、かかる環境の変化に適切に対処することができ
る。
【0027】本発明による現像装置は、1成分現像剤ま
たは2成分現像剤など、広範囲に亘る環境において適用
できる。像形成部材の形状は、ベルト、ウェブ、あるい
はシリンダのいずれでもよい。また、像形成部材は、フ
ォトレセプタ(光受容体)またはエレクトロレセプタ
(電気受容体)など静電潜像を保持できるどんなコンポ
ーネントでもよい。
【実施例】
実施例1.本発明による現像装置における、光学濃度と
AC電圧バイアス周波数の関係は、次の手順によって決
定した。アルミニウムまたはニッケルの基板と1成分磁
気トナーを有するシリンダ型フォトレセプタを用いたゼ
ログラフィックプリンタが用いられた。磁気ドナーロー
ルからフォトレセプタへのトナー除去をアシストするた
め、プリンタには、外付けのAC及びDC電圧バイアス
装置が取り付けられた。ドナーローラとフォトレセプタ
との間に印加されるAC電圧バイアスは、最低最高値
2.2kVで、AC電圧バイアスは方形波の形状を有し
ていた。AC電圧バイアスに重畳したDC電圧バイアス
は、−220ボルトであった。図3に示されるように、
AC電圧バイアス周波数は、画像の濃度に深く影響し
た。AC電圧バイアスの周波数が約1kHz未満に下が
ると、現像された濃度(すなわち光学濃度)は約1.1
から1.3まで大きく増加した。図3のデータ獲得時に
その他の全条件は、通常の値に保持された。DC電圧バ
イアスやAC電圧バイアスの最低最高値など、他のパラ
メータを変化させた場合、AC電圧バイアスの周波数を
変化させた場合に比較すると、濃度の変化は小さかっ
た。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、現像する静電潜像に応
じて、最適なトナー密度を得ることが可能で、高品質の
プリント画質を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による1成分現像剤用現像装置の概略
図である。
【図2】 本発明による現像装置を組み込んだ静電複写
印刷機の概略図である。
【図3】 光学濃度とAC電圧バイアス周波数との関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
10 ベルト、12 光導電表面、14 導電基板、1
8 剥離ローラ、20張力ローラ、22 駆動ローラ、
24 モータ、26 コロナ発生装置、28高圧電源、
30 オリジナルドキュメント、36 レンズ、38
現像装置、48 用紙、64 熱溶融ローラ、66 バ
ックアップローラ、74 ブラシ、112 ドナーロー
ラ、114 現像ゾーン、116 制御モータ、117
計測手段、118 AC電源、120 トナー搬送装
置、122 調整ブレード、123 オーガー、124
ばね手段、125 中空管、126 回転ロールシー
ル、127 開口、130 空気ポンプ、131 DC
電源、150 制御部、152 入力部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー粉末を含む現像剤により、像形成
    部材上に生成された静電潜像を現像する現像装置であっ
    て、 像形成部材に隣接配置されたドナー部材と、 像形成部材とドナー部材との間にAC電圧バイアスを発
    生させるAC発生手段と、から成り、 AC電圧バイアスの周波数の調節により静電潜像上のト
    ナー粒子の密度を制御可能にすることを特徴とする現像
    装置。
JP10233845A 1997-08-27 1998-08-20 Ac電圧バイアスの周波数を調節できる現像装置 Withdrawn JPH11119485A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US91890497A 1997-08-27 1997-08-27
US08/918,904 1997-08-27

Publications (1)

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JPH11119485A true JPH11119485A (ja) 1999-04-30

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JP10233845A Withdrawn JPH11119485A (ja) 1997-08-27 1998-08-20 Ac電圧バイアスの周波数を調節できる現像装置

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