JPH11119554A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH11119554A JPH11119554A JP29174397A JP29174397A JPH11119554A JP H11119554 A JPH11119554 A JP H11119554A JP 29174397 A JP29174397 A JP 29174397A JP 29174397 A JP29174397 A JP 29174397A JP H11119554 A JPH11119554 A JP H11119554A
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Abstract
ても、現像スリーブ上1成分現像剤の磁性トナーに十分
な摩擦帯電電荷量および搬送量を確保でき、像担持体と
してアモルファスシリコンドラムを用い、磁性ポジトナ
ーを用いた反転現像系の画像形成においても、長期間に
わたり濃度、画質を維持した画像を得ることが可能な画
像形成装置である。 【解決手段】 現像スリーブ表面を粗面化し、非磁性金
属のめっきを施し、めっき層の仕事関数から磁性トナー
の仕事関数を差し引いた仕事関数の差ΔW(eV)と、
めっき後の現像スリーブ表面の中心線平均粗さRa(μ
m)とが、Ra−13|ΔW|+0.6≦0;Ra−6
|ΔW|+6≧0;19Ra−|ΔW|−0.9≧0;
Ra≦0.7の関係を満足する。めっき層の厚さを3μ
m〜20μm、硬度Hv を450〜1000とする。感
光ドラムをa−Siドラムとし、現像スリーブをアルミ
ニウム製とする。
Description
体上に静電潜像を現像して画像を得る画像形成装置に関
し、特に現像を改良した画像形成装置に関するものであ
る。
では、感光体からなる像担持体上に静電潜像を形成し、
その潜像を現像器により現像することを行なっている。
現像器は、現像剤の搬送用にマグネットローラを内包し
た非磁性金属の現像スリーブを使用している。
送性および帯電性の向上を目的として、適当な凹凸を設
けている。現像スリーブには安価なアルミニウムやアル
ミニウム合金等の非磁性金属のパイプを用いることが多
いが、これらは比較的軟らかい金属であるため(ヴィッ
カース硬度Hv =70〜120)、現像スリーブを長期
間使用すると、現像剤による摩耗で表面の凹凸が減少し
たり凹凸の状態が変化し、使用初期に得られたような良
質な画像が得られなくなる欠点がある。
は、従来から用いられている現像スリーブを示す断面図
である。現像スリーブ6は非磁性金属のアルミニウムか
らなり、内側には磁界発生手段としてのマグネットロー
ラ7が内包されている。この現像スリーブ6は、現像器
にマグネットローラ7の回りを回転自在に配設され、一
方、マグネットローラ7は非回転に配置される。
図であり、現像スリーブ6の表面には、ガラスビーズを
用いたブラスト処理により凹凸11が設けられている。
このような現像スリーブ6の凹凸11を有する表面は、
たとえば使用初期に表面粗さRa=約1.0μmであっ
たものが、A4サイズの原稿でプリント枚数が約10,
000枚相当量の現像後には、Ra=約0.5μmにす
り減ってしまい、その結果、現像剤の搬送性、帯電性が
当初の設定より低下し、得られる画像濃度が低下する。
であり、図11に示すように、粗さ曲線f(x)からそ
の中心線の方向に測定長さLの部分を抜き取り、この抜
き取り部分の中心線と粗さ曲線との偏差の絶対値を算術
平均した値のことであり、図図11に記載した式で表さ
れる。
ラスト処理の際に現像スリーブの表面、特に表面の凹部
内に生じた小さい凹みに、トナーの主要成分である樹脂
の断片が埋め込まれてしまうことが分かった。このよう
に現像スリーブ表面にトナーの樹脂断片が存在すると、
現像スリーブの表面と接触するトナーは、トナー中の樹
脂が現像スリーブ表面の樹脂と樹脂同士で接触すること
が多発することになり、このためトナーに十分な摩擦帯
電電荷が与えられず、トナーの帯電量が低下する。その
結果、上記と同様、満足する画像濃度が得られない問題
が生じる。
すように、現像スリーブ6の凹凸表面上にCrあるいは
Cu−Ni−Cr等の硬度Hv =450程度の硬い金属
層12を形成することが提案されている(特開平3−4
1485)。
リーブ6の表面にCrやCu−Ni−Crなどの金属層
12を形成すると、現像剤の種類によっては、現像剤を
現像スリーブ表面との摩擦によって十分に帯電すること
ができず、良好な濃度および画質の画像が得られない。
としてアモルファスシリコンドラムを用いた反転現像系
において、現像に磁性ポジトナー(1成分ポジ磁性現像
剤)を用いると、一層顕著になる。
ラムは、従来頻繁に使用されているOPCドラムに比
べ、耐久性に優れている反面、帯電能が低い。この感光
ドラム上に静電潜像を形成するために、帯電手段でドラ
ム表面を帯電しても、+400Vから+450V程度に
しか帯電されない。このため潜像電位が浅くなり、画像
濃度が低くなるので、画像濃度を高めるために、現像バ
イアスの直流成分を高めに設定すると、正に帯電したト
ナーが感光ドラム上の潜像部でない白地部にも付着し、
いわゆる「かぶり」が顕著に生じ、画像品質が低下す
る。そこでかぶり低減のために、磁性を強化したトナー
を用いると、冒頭に記したように、十分な濃度を確保す
るのに必要な帯電量が得られなくなる。
面に金属層を形成しても、現像スリーブ上の1成分現像
剤の磁性トナーに十分な摩擦帯電電荷量および搬送量を
確保でき、像担持体としてアモルファスシリコーンドラ
ムを用い、磁性ポジトナーを用いた反転現像系の画像形
成においても良好な現像を行なって、長期間にわたって
濃度および画質を維持した高品質な画像を得ることを可
能とした画像形成装置を提供することである。
かる画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明
は、表面に感光層を有する像担持体と、内部に磁石が非
回転に配置された非磁性金属材料からなる円筒状の現像
スリーブを有し、この現像スリーブ上に1成分現像剤の
磁性トナーを担持して前記像担持体と対向した現像部に
搬送し、像担持体の表面に形成された潜像をトナーで現
像する現像手段とを備えた画像形成装置において、前記
現像スリーブは、表面を粗面化し、非磁性金属のめっき
を施してなり、そのめっき層の仕事関数からトナーの仕
事関数を差し引いた仕事関数の差ΔW(eV)と、めっ
き後の現像スリーブ表面の中心線平均粗さRa(μm)
とが、 Ra−13|ΔW|+0.6≦0 Ra−6|ΔW|+6≧0 19Ra−|ΔW|−0.9≧0 Ra≦0.7 の関係を満足することを特徴とする画像形成装置であ
る。
リーブ上の単位面積あたりのトナーのコート量をa(m
g/cm2 )、像担持体に対する現像スリーブの周速度
の比をb(無単位)とするとき、aとbの積が 1.0≦a・b の関係を満たすようにすることができる。また、前記め
っき層の厚さが3μm以上で20μm以下、前記めっき
層の硬度Hv が450以上で1000以下とすることが
できる。前記像担持体の感光層がアモルファスシリコン
からなり、現像スリーブがアルミニウムからなることが
できる。
であり、前記仕事関数の差ΔW(eV)と前記中心線平
均粗さRa(μm)とが、 Ra−13ΔW+0.6≦0 Ra−6ΔW+6≧0 19Ra−ΔW−0.9≧0 Ra≦0.7 の関係を満足し、前記磁性トナーの帯電極性が負極性で
あり、前記仕事関数の差ΔW(eV)と前記中心線平均
粗さRa(μm)とが、 Ra+13ΔW+0.6≦0 Ra+6ΔW+6≧0 19Ra+ΔW−0.9≧0 Ra≦0.7 の関係を満足する。
ァスからなり、その像担持体の表面を加熱温調する手段
を有し、前記磁性トナーの帯電極性が正極性であり、前
記磁性トナーの帯電極性が正極性であり、前記仕事関数
の差ΔW(eV)と前記中心線平均粗さRa(μm)と
が、 Ra−13ΔW+0.6≦0 Ra−6ΔW+6≧0 19Ra−ΔW−0.9≧0 Ra≦0.7 の関係を満足する。
施例を詳細に説明する。
成図である。図において、符号1は像担持体で、本実施
例では電子写真感光ドラムとされている。この感光ドラ
ム1の周囲に、感光ドラム1の表面に静電潜像を形成す
る潜像形成部2、潜像を現像する現像器3、現像により
得られたトナー像を転写材に転写するとともに、その転
写材を感光ドラム1から分離する転写分離部4、および
感光ドラム1上に残留した転写残りのトナーをクリーニ
ングするクリーニング部5を備えている。
A方向に回転され、まず、潜像形成部2によりその感光
ドラム1の表面を帯電し、像露光を行なって静電潜像を
形成する。感光ドラム1上に形成された潜像は、感光ド
ラム1の回転にともない現像器3の位置に移動され、現
像器3により1成分現像剤の磁性トナーを用いて現像さ
れる。
性の磁性トナーを収容している。現像器3は、この磁性
トナーを担持して矢印B方向に回転することにより、ト
ナーを感光ドラム1と対向した現像部に搬送する現像ス
リーブ6と、現像スリーブ6内に非回転に配置された磁
界発生手段としてのマグネットローラ7と、現像器3内
のトナーを撹拌して流動性を高めるとともに、トナーを
現像スリーブ6に搬送する撹拌手段8と、現像スリーブ
6上に担持されたトナーの層厚を規制する磁性ブレード
9と、現像スリーブ6に現像バイアスを印加するバイア
ス電源10とを備えて構成される。現像スリーブ6は、
感光ドラム1に対し所定の最小間隙を隔てて対向配置さ
れている。マグネットローラ7は、磁極N1、S1、N
2、S2の4極を有している。
ネットローラ7の磁極N1と所定の間隙を開けて対向配
置され、磁性ブレード9に磁極N1(規制極)との間で
形成される磁界により、現像スリーブ6上に担持したト
ナーの層厚を規制する。層厚を規制された後、現像部に
搬送されたトナーは、現像部に配置されたマグネットロ
ーラ7の磁極S1(現像極)により現像スリーブ6の表
面で穂立ちする。そして穂立ちしたトナーは、感光ドラ
ム1上の潜像と現像スリーブ6との間の電位差により潜
像部に飛翔して付着し、潜像がトナー像として現像され
る。
電源10により現像スリーブ6に感光ドラム1との間
で、直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスを印加
する。現像スリーブ6上のトナーは現像バイアスにより
飛翔して、感光ドラム1に対する付着、離脱を繰り返
し、感光ドラム1表面の潜像部が現像部を離れるまで
に、潜像部に潜像の電位に対応したトナーが付着して残
存し、かくして潜像が良好に現像される。
たトナー像は、転写分離部4において感光ドラム1に供
給された図示しない転写材に転写される。転写材は転写
分離部4により感光ドラム1からトナー像が転写されつ
つ、感光ドラム1から分離された後、図示しない搬送手
段により定着部に搬送されて、そこで定着によりトナー
像の転写材への固定が行なわれる。転写が終了した感光
ドラム1は、クリーニング部5により表面に残留した転
写残りのトナーを除去され、つぎの画像の潜像形成に備
える。
ばつぎの通りである。
ーブ表面上): N1=850ガウス、S1=950ガウス、N2=75
0ガウス、S2=550ガウス 感光ドラムと現像スリーブ間の最短距離:230μm 現像スリーブと磁性ブレードの距離 :240μm 現像バイアス:直流電圧+交流電圧。直流電圧=+25
0V、交流電圧=ピーク間電圧1.4k、周波数2.7
kHz 感光ドラム :a−Si。暗部電位=+400V、明部
電位+50V 画像形成速度:A4サイズ40枚/分
るスリーブ基体の材料には、非磁性金属であれば特に制
限はないが、アルミニウム合金、銅合金等のヴィッカー
ス硬度Hv =70〜120程度の比較的軟らかい非磁性
金属材料は、本発明の効果を発揮させるのに好適であ
り、スリーブ基体の材料として特に好ましい。
像担持体としてアモルファスシリコン(a−Si)ドラ
ムを用いた高速、高耐久性の画像形成装置においてみら
れる。高速、高耐久性の画像形成装置では、感光ドラム
の帯電に、コロトロンあるいはスコロトロン帯電法が帯
電効率が高いので多用されるが、その帯電過程で放電生
成物が生じ、これが感光ドラムの表面に付着すると、付
着部分の電位が変化して得られる画像にむらが生じる。
そこで、放電生成物が付着しないように感光ドラムを4
0℃に加熱温調する必要があり、現像スリーブの熱変形
が懸念されるが、アルミニウム基体は熱変形が小さく、
40℃の温度調整を行なっても問題なく使用できるから
である。
ーブ直径が24.5mm、現像スリーブと感光ドラムの
間隙が約240μmの条件の場合、現像スリーブのたわ
み量は、現像スリーブ材質がSUSのとき25μmであ
るのに対し、アルミニウムのとき5μm程度であった。
現像スリーブと感光ドラムの間隙を240μmにした場
合、現像スリーブのたわみ量が20μmを超えると、画
像の濃度むらが顕著になることが確認されている。
速、高耐久性の画像形成装置には、現像スリーブを熱変
形の小さいアルミニウム製とし、現像スリーブ表面にめ
っき層を施して硬度を上げることは、画像むらを小さく
し、かつ現像スリーブの寿命を長くできるので、本発明
は有効である。もちろん、本発明によれば、現像スリー
ブに長寿命を要求する場合に使用する高級材料である、
硬度Hv =150〜190程度のステンレスにおいて
も、耐久性が向上する。
の搬送性を向上するために、現像スリーブ6の表面を粗
面化する。現像スリーブ表面の粗面化は、種々の方法で
行なうことができるが、本発明では、以下のようなサン
ドブラスト処理で行なった。
(表面が滑らかな球状または偏平状粒子がよい)、好ま
しくは粒度#100から#600のガラスビーズを用い
る。ブラストノズルを現像スリーブから距離7mmに位
置させ、現像スリーブを12rpmで回転し、ノズルか
らガラスビーズを空気圧3kg/m2 で吹き付ける。こ
の吹き付け中、ノズルを現像スリーブ表面に沿って軸に
平行に1〜2分間で30cmの距離を移動させる。この
ようにして現像スリーブ表面をブラスト処理し、粗面を
得る。ブラスト処理が終了した現像スリーブは、表面を
洗浄した後、乾燥する。
表面粗さ(中心線平均粗さ)Raを0.7μm以下とす
る。Raの下限は0.05とされるが、具体的には、後
述の現像スリーブ表面に施す非金属めっき層と使用する
磁性トナーの仕事関数の差との関係で定まる。以下、本
発明者らが行なった実験に基づき説明する。
ブを、表面に#300のガラスビーズでサンドブラスト
処理して現像に供し、画像性を向上が可能な小粒径のト
ナー(6μm)を用いて、連続画像形成を繰り返し行な
った。次の現象が生じた。 (1)プリント枚数2000〜5000枚のところで、
画像濃度が1.3から1.0へ低下した。(2)上記の
画像濃度が低下する時点で原稿を1面ベタ黒に変えて画
像形成すると、プリント画像は、現像スリーブの回転周
期に対応した低濃度部を有する部分的白抜け画像になっ
た。(3)画像濃度が低下する時点の現像スリーブ上の
トナーを取り除き、溶剤で現像スリーブを洗浄してから
現像に再度使用すると、画像濃度が回復した。
た時点のトナーの摩擦帯電量を測定したところ、画像形
成開始時のトナー帯電量の1/2以下となっており、ト
ナー帯電量の低下が画像濃度の低下原因であることが分
かった。同様に、(2)の部分的白抜け画像発生につい
て調べたところ、白く抜けた部分もトナー帯電量の低下
が原因であった。しかし、(3)のトナー除去、現像ス
リーブ洗浄による画像濃度の回復は、帯電量低下を含む
トナーの劣化が原因でなく、現像スリーブ表面の性状変
化が原因であることを推定させる。
めに、上記の画像濃度が低下した時点で現像スリーブ表
面を電子顕微鏡で観察した。すると、図2に模式的に示
すように、表面の凹凸部の特に凹部13、詳しくは直径
40μm程度、深さ1μm程度の凹部13の中に、直径
5μm程度の小さな凹み14が複数あり、この凹み14
中にトナー主要成分の樹脂の断片(デブリース)が埋め
込まれているのが見出された。
脂断片が埋め込まれていると、現像スリーブ表面と接触
するトナーは、トナーの樹脂が現像スリーブ表面の樹脂
と樹脂同士で接触することが多発することになり、この
ためトナーに十分な摩擦帯電電荷が与えられず、トナー
の帯電量が低下する。以下、現像スリーブ表面にトナー
樹脂断片が埋め込まれる現象を「スリーブ汚染」とい
う。
ブラスト処理し、表面粗さRa=0.7μmのより滑ら
かな表面にして現像に供し、連続画像形成を行なったと
ころ、スリーブ汚染はほとんど見られなかった。これか
ら考えると、Raを大きくするためには、砥粒の吹き付
けに使用する空気圧を強くしなければならず、これにと
もない現像スリーブ表面に直径5μm程度の小さな凹み
が生成するのが増大し、このためRaが0.7μm以上
においてスリーブ汚染を生じるものと思われる。
〜0.9μmにわたる複数個の現像スリーブを用意し、
それぞれ現像に使用して5000枚の連続画像形成を行
ない、スリーブ汚染を調べた。その結果を表1に示す。
は、○:現像スリーブ上のトナー電荷量が、画像形成終
了時に初期の約8割以上を有している、△:6割以上〜
8割未満を有している、×:6割未満しか有していない
ことを意味する。
って、その画像形成終了時に、現像スリーブ上のトナー
の電荷量が初期の電荷量の8割程度を有していれば、そ
の後、長期使用してもトナーの電荷量が大きく減少する
ことはなく、長期使用上の問題がないものと思われるの
で、目安になる。
スリーブ汚染を防止して、画像濃度を安定して維持する
ためには、現像スリーブの表面粗さRaは0.7μm以
下であることが好ましいことが分かる。しかしながら、
このような範囲の表面粗さでは、トナーの電荷量の変動
は大きくない代わりに、現像スリーブ上のトナーの搬送
性が十分に得られず、トナー量の点から適切な画像濃度
を確保できないという問題が生じる。
包したアルミニウム製の現像スリーブに対し、#300
のガラスビーズを用いてブラスト処理を行ない、表面を
粗面化した。このとき、ガラスビーズを吹き付ける空気
圧を幾つかに変えることにより、現像スリーブの表面粗
さRaを種々に変更した。そしてこれらの現像スリーブ
を図1の現像器3に用い、現像器3に収容した正帯電性
の磁性トナーに対する搬送性を調べた。結果を図3に示
す。
ナー搬送性は、表面粗さの程度によってほぼ決まり、表
面粗さが粗くなるほど搬送量が多くなる。本発明では、
粗面化した現像スリーブ表面に非磁性金属のめっきを施
すが、このめっき厚さが薄くかつ均一であれば、現像ス
リーブの表面粗さはほぼ変わらず、トナー搬送性は影響
を受けない。
トナー量が0.5mg/cm2 以上であると、プリント
画像として十分な濃度が得られることが分かっている。
そこで、現像スリーブ上の単位面積あたりのトナーコー
ト量をamg/cm2 、感光ドラムに対する現像スリー
ブの回転速度の比(周速比)をb(無単位)とし、現像
スリーブ上トナーの最大50%量のトナーが現像に供さ
れたとすると、0.5≦a・b・0.5、従って、1.
0≦a・bの条件を満たすとき、十分な濃度のプリント
画像が得られることになる。
を、トナーコート量aおよび周速比bを種々に変化させ
て使用したときのプリント画像の濃度を調べた結果であ
る。表2において、記号は、○:初期濃度(現像初期に
おける最大濃度)が1.3以上である、△:1.2以上
〜1.3未満である、×:1.2未満であることを示
す。
の現像スリーブは、初期の画像濃度に適正値が確保でき
るが、いかなる周速比のときでも、前述したように、ス
リーブ汚染が生じて濃度低下が顕著であるため、適切な
現像スリーブではない。また0.05>Ra(たとえば
Ra=0.03μm)の表面粗さの現像スリーブは、い
かなる周速比のときでも、トナーの帯電量が15μC/
gを超え、現像スリーブ上にトナーが均一にコートされ
ないために、画像にむらを生じるので、これも適切な現
像スリーブでない。
くするために、上述したように、現像スリーブの表面に
粗面化を行なった後、非磁性金属のめっきを施した。表
面の硬質化のためのめっき処理としては、種々のものが
あるが、本発明では、電気めっきでなく、無電解めっき
を用いる。非磁性金属の無電解めっきとしては、たとえ
ば無電解Ni−Pめっき、無電解Ni−Bめっき、無電
解Crめっきが好適である。
トナーを使用するので非磁性としているが、現像スリー
ブの表面に施す金属めっきは、そのめっきの層厚が数μ
mと薄いことから、磁性を帯びていても使用可能であ
る。好ましくは非磁性である。ニッケル(Ni)は単体
で強磁性体であるが、無電解Ni−P、Ni−Bめっき
層中では、ニッケルはリン(P)あるいはホウ素(B)
と結びつくことによって非晶質となり、非磁性化する。
そのような非磁性化のために必要とされるNi−Pめっ
き被膜中のリン含有量は8〜10wt%、Ni−Bめっ
き被膜中のホウ素含有量は5〜7wt%である。
様に施してもよいが、任意の穴開形状のメッシュ状とす
ることができる。メッシュ状のマスキング処理を行なっ
てからめっきをすることにより、メッシュ状のめっきが
得られる。また、めっき被膜と現像スリーブ表面との密
着性を高めるためによく行なわれることであるが、めっ
き前に現像スリーブ表面に亜鉛合金被膜を生成させるジ
ンケート処理を行なうことができる。
めっき用いるのは、現像スリーブ6の粗面化した凹凸の
ある表面に、析出しためっき金属を凹凸に左右されずに
一様な厚さに付着でき、均一な厚さのめっき被膜が得ら
れるからであり、従って粗面化により得た表面粗さをほ
とんど変えることなく維持できるからである。電気めっ
きでは、現像スリーブの粗面化した表面の凹部にめっき
金属が析出しづらく、凸部に優先的に付着して凸部のみ
が厚くめっきされるので、均一な厚さのめっき被膜を得
られず、表面粗さが変化してしまう。
非磁性金属のめっき層の厚さは、3〜20μmとする。
表面粗さRa=0.05〜0.7μmの範囲の現像スリ
ーブでは、厚さ3μm以上のめっきを施すと、図2のト
ナーの樹脂が埋め込まれるような小さな凹み14をめっ
き金属により埋めることができ、このため連続画像形成
時に、現像スリーブ表面にトナーの樹脂断片が存在する
のをなくして、現像スリーブ表面でトナーを良好に帯電
することができ、帯電量低下の発生を防止することがで
きる。めっき厚の上限は20μmであり、これより厚く
すると、現像スリーブ表面に均一なめっき被膜が得られ
ず、またトナー搬送に必要な大きな凹凸が埋められてし
まい、トナー搬送性が低下するので好ましくない。
リーブ表面凹部13内の小さな凹み14をなくす効果
は、硬度がHv =150〜190と比較的高いSUSを
用いた現像スリーブの場合、特に有用である。これは、
定形粒子によるサンドブラスト処理を行なっても、現像
スリーブの材料の硬度が高いと、現像スリーブ表面を粒
子の外形通りに滑らかにはブラストできず、表面にトナ
ーの樹脂が埋め込まれるような小さな凹みを少なからず
発生するからである。
以上であることが好ましく、必要な耐摩耗性を得ること
ができる。上限は高いほどよいが、通常よく用いられる
めっきの硬度を上昇する手段のアニールを行うと、現像
スリーブにそりが生じ、回転時のふれが大きくなってし
まうので、実用上、Hv =1000程度が好ましい。
6の表面を粗面化し、さらに非磁性金属のめっきを施し
て、非磁性金属の厚さ3〜20μmのめっき層を有す
る、表面粗さRa=0.05〜0.7μmの現像スリー
ブとする。しかしながら、めっき金属と磁性トナーの組
合せの種類によっては、現像スリーブ表面でトナーを十
分に帯電できない事態を招来することがある。以下、説
明する。
剤)としてトナーA、B(キヤノン製)の2種類用意
し、それぞれ現像器3に収容して現像に供し、画像形成
を行なった。現像スリーブ6は、無電解Ni−Pめっき
を施したものを使用した。そのときのトナーの帯電電荷
量を測定した結果を表3に示す。
Ni−Pめっきを施した現像スリーブとの組合せでは問
題ないが、トナーBと無電解Ni−Pめっきを施した現
像スリーブとの組合せでは、トナーBの帯電量は非常に
少なく、このため十分な画像濃度および画質を得ること
ができなかった。一般に、十分な画像濃度および画質を
得るためには、トナーの帯電量は6.0μC/g程度以
上が必要である。画像濃度および画質には、現像スリー
ブ上のトナー搬送量も関係してくるが、トナーA、Bと
も0.70g/cm2 以上得られており、トナー搬送量
は十分であった。
るために、光電効果を利用した仕事関数測定装置(理研
計器社製、表面分析装置AC−1S)を用いて、トナー
A、Bおよび無電解Ni−Pめっき等の金属めっきの仕
事関数W.F.を調べた。トナーの仕事関数は、トナー
をアルミニウム板上に板状に融解して測定した。結果を
表4に示す。
関数の小さい物質の方が正に帯電する傾向があり、従っ
て正に帯電するトナーを使用するときは、現像スリーブ
表面に施すめっき剤は、トナーよりも仕事関数が大きい
ものを使う必要がある。
種類とトナーの組合せを変えたときに得られるトナーの
帯電量、およびこれらのめっきを施した現像スリーブ
と、トナーA、Bを組み合わせて現像を行い、画像形成
させたときの画像濃度、現像スリーブ上のトナーのコー
トむらの様子を示す。現像スリーブは、表面粗さRa=
1.1μmのものを使用した。また、図4に、この仕事
関数の差を横軸に、トナーの帯電量を縦軸に取ったグラ
フを示す。
像初期で、最大濃度が1.3以上、△:1.2以上、
1.3未満、×:1.2未満であることを示す。コート
むらの欄の記号は、○:現像スリーブ上にトナーのコー
トむらが見られない、△:現像スリーブ上にのトナーの
コートむらが見られるが、画像では気にならない、×:
コートむらが画像むらとなって現れることを示す。現像
スリーブ上のトナー搬送量は、どの組合せの場合にもほ
ぼ0.6mg/cm2 であった。
ーの帯電量は最低6μC/gほどは必要といわれている
が、これが15μC/gを超えると、現像スリーブの一
部にトナーが集中的にコートされてしまう。本実験にお
いても、現像スリーブの表面粗さRaが0.7、めっき
剤が銅の電気めっきの場合には、トナーの帯電量が17
μC/gになり、トナーのコートむらが確認された。
aを0.7よりも下げて、Ra=0.5、0.3、0.
1、0.05とした場合の実験を行なった。現像スリー
ブの周速比は、前の実験から得られた適正値に設定し
た。その結果、現像スリーブの表面粗さRa、現像スリ
ーブのめっき層とトナーの仕事関数の差ΔWが、図5に
示す四角形の領域G内となるように組合せた場合に、十
分な画像濃度が得られ、また現像スリーブ上のトナーの
コートむらもないことが確認された。
が現像スリーブの表面粗さRaに関して左下がりの上下
2本の直線g2、g1により囲まれている。これは、現
像スリーブの表面粗さRaを小さくする(下げる)と、
現像スリーブ表面のトナーとの有効な摩擦面積が増すた
めトナーの帯電量が大きくなるので、トナーのコートむ
らを生じないようにするためには、仕事関数の差ΔW
(めっき層の仕事関数−トナーの仕事関数)を小さくし
なければならないことを意味している。
直線g2、1、3、4を式に表すと次のようになる。
で表される。
るが、負極性の場合にはΔWを−ΔWと入れ換えて、次
のようにすればよい。
できるように一般化すれば、仕事関数の差の絶対値を使
って、 Ra−13|ΔW|+0.6≦0 Ra−6|ΔW|+6≧0 19Ra−|ΔW|−0.9≧0 Ra≦0.7 である。
て説明する。
9μm、好ましくは4〜8μmである。トナーの体積平
均粒径が4μm以下では、グラフィック画像などの画像
面積比率が高い用途に用いた場合、転写材上のトナーの
載りが少なく、画像濃度が低くなる問題を生じやすい。
これは、潜像のエッジ部に対比して内部の濃度が下がる
ときの理由と同じ原因によると考えられる。トナーの体
積平均粒径が9μm以上では、解像度が良好でなく、ま
た画像形成当初は良くても使用を続けるにつれて、画質
低下を発生しやすい。
定できるが、本発明では、コールターカウンターTA−
II(コールター社製)を用いて行なった。コールターカ
ウンターには、トナーの個数分布、体積分布を出力する
パーソナルコンピュータCX−i(キヤノン製)を接続
した。電解液は、1級塩化ナトリウムを用いて1%Na
Cl水溶液を調製した。
て界面活性剤、好ましくはアルキルベンセンスルホン酸
塩を0.1〜5ml加え、さらに測定試料の磁性トナー
を2〜20mg加える。この測定試料を懸濁した電解液
を超音波分散器で約1〜3分間分散処理し、上記のコル
ーターカウンターにより100μのアパチャーを用い
て、個数を基準として2〜40μmのトナー粒子の粒度
分布を測定し、それから体積粒度分布を求めた。
0g/cm3 であることが好ましく、さらに好ましくは
1.50〜1.65g/cm3 である。磁性トナーの真
密度が1.45より小さいと、磁性トナー粒子そのもの
の重さが軽すぎて、反転かぶりおよびトナー粒子の載り
すぎによる細線のつぶれ、飛び散り、解像力の悪化を招
きやすくなる。磁性トナーの真密度が1.70より大き
いと、画像濃度が薄く、細線のとぎれなど先鋭さの欠け
た画像となる。また相対的にトナーの磁気力が大きくな
るため、トナーの穂も長くなったり、分岐状になったり
し、現像で画像が乱れやすく荒れた画質となりやすい。
方法があるが、本発明では、微粉体の真密度を正確かつ
簡便に測定できる次の方法を採用した。
製のシリンダーと、その中に密着装入できる外径約10
mm、高さ5mmの円盤(A)と、外径約10mm、長
さ約8cmのピストン(B)を用意する。シリンダーの
底に円盤(A)を入れ、次いで測定試料の磁性トナー約
1gを入れてから、ピストン(B)を静かに押し込む。
ピストン(B)に油圧プレスにより400kg/cm2
の力を加えてトナーを圧縮し、この圧縮状態を5分間維
持してからトナーを取り出す。
イクロメーターで圧縮試料の直径D(cm)、高さL
(cm)を計って、 親密度(g/cm3 )=W/{π×(D/2)2 ×L} の式から磁性トナーの真密度を計算する。
るためには、磁性トナーは、残留磁化σr が1〜5em
u/g、好ましくは2〜4.5emu/gであり、飽和
磁化σs が20〜40emu/gであり、高磁力Hc が
40〜100エルステッド(Oe)の磁気特性を有する
ことが好ましい。
は、オイル塗布を行なう加熱加圧ローラ定着器の使用を
考慮すると、以下の樹脂が使用可能である。
ルスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレンおよび
その置換体の単重合体;スチレン−p−クロルスチレン
共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレ
ン−ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸
エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共
重合体、スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共重
合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン
−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエ
チルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン
共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−
イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−イ
ンデン共重合体などのスチレン系共重合体;ポリ塩化ビ
ニル、フェノール樹脂、天然変性フェノール樹脂、天然
樹脂変性マレイン酸樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹
脂、ポリ酢酸ビニール、シリコーン樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリウレタン、ポリアミド樹脂、フラン樹脂、エ
ポキシ樹脂、キシレン樹脂、ポリビニルブチラール、テ
ルペン樹脂、クマロインデン樹脂、石油系樹脂などが使
用できる。
圧ローラ定着器では、転写材上のトナー像の一部がロー
ラに転移するいわゆるオフセット現象、および転写材に
対するトナーの密着性が重要な問題である。より少ない
熱エネルギーで定着するトナーは、通常保存中あるいは
現像器中で、ブロッキングもしくはケーキングしやすい
性質があるので、同時にこれらの問題も考慮しなければ
ならない。
が最も大きく関与している。本発明者らの研究によれ
ば、トナー中の磁性体の含有量を減らすと、定着時に転
写材に対する密着性は良くなるが、オフセットが起こり
やすくなり、またブロッキングやケーキングも生じやす
くなる。
の加熱加圧ローラ定着器を用いるときには、トナーの結
着樹脂の選択が重要であり、好ましい結着樹脂として、
架橋されたスチレン系共重合体もしくは架橋されたポリ
エスエルが使用される。
ーに対するコモノマーとしては、たとえば、アクリル
酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、ア
クリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸フェニル、
メククリル酸、メククリル酸メチル、メククリル酸エチ
ル、メククリル酸ブチル、メククリル酸オクチル、アク
リロニトリル、メタクリニトリル、アクリルアミドなど
のような二重結合を有するモノカルボン酸もしくはその
置換体;たとえばマレイン酸、マレイン酸ブチル、マレ
イン酸メチル、マレイン酸ジメチルなどのような二重結
合を有するジカルボン酸およびその置換体;たとえば、
塩化ビニル、酢酸ビニル、安息香酸ビニルなどのような
ビニルエステル類;たとえばエチレン、プロピレン、ブ
チレンなどのようなエチレン系オレフィン類;たとえば
ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトンなどのよう
なビニルケトン類;たとえばビニルメチルエーエル、ビ
ニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエーテルなどの
ようなビニルエーテル類;等のビニル単量体を単独もし
くは2つ以上で用いることができる。
可能な二重結合を有する化合物が用いられる。たとえば
ジビニルベンゼン、ジビニルナフタリンなどのような芳
香族ジニル化合物;たとえばエチレングリコールジアク
リレート、エチレングリコールジメタクリレート、1,
3−ブタンジオールジメタクリレートなどのような二重
結合を2個有するカルボン酸エステル;ジビニルアニリ
ン、ジビニルエーテル、ジビニルスルフィド、ジビニル
スルホンなどのようなジビニル化合物;3個以上のビニ
ル基を有する化合物;が単独もしくは混合して用いられ
る。
は、圧力定着用トナーの結着樹脂が使用可能であり、た
とえばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチレン、
ポリウレタンエラストマー、エチレン−エチルアクリレ
ート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオ
ノマー樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン
−イソプレン共重合体、線状飽和ポリエステル、パラフ
ィンなどが挙げられる。
ことが好ましく、トナー粒子中に荷電制御剤を含有させ
るか(内添)、トナー粒子と荷電制御剤を混合すること
(外添)ができる。
脂肪酸金属塩等による変性物;トリブチルベンジルアン
モニウム−1−ヒドロキシ−4−ナフトスルフォン酸
塩、テトラブチルアンモニウムテトラフルオロボレート
などの四級アンモニウム塩;ジブチルスズオキサイド、
ジオクチルスズオキサイド、ジシクロヘキシルスズオキ
サイドなどのジオルガノスズオキサイド;ジブチルスズ
ボレート、ジオクチルスズボレート、ジシクロスズボレ
ートなどのジオルガノスズボレート;を単独もしくは2
種類以上を組合せて用いることができる。これらの中で
も、ニグロシン系、四級アンモニウム塩のごとき荷電制
御剤が、特に好ましく用いることができる。
は置換または未置換のアルキル基で、好ましくはC1 〜
C4 である)で表されるモノマーの単重合体、またはこ
のモノマーと前述したようなスチレン、アクリル酸エス
テル、メタクリル酸エステルなどの重合性モノマーとの
共重合体を正電荷制御剤として用いることができる。こ
れらの荷電制御剤は、結着樹脂の一部または全部として
の作用を合わせ持つ。
剤としては、たとえば有機金属錯体、キレート化合物が
有効であり、例示すれば、アルミニウムアセチルアセト
ナート、鉄(II)アセチルアセトナート、3,5−ジタ
ーシャリーブチルサリチル酸クロム等がある。特にアセ
チルアセトン金属錯体、サリチル酸系金属錯体またはサ
リチル酸系金属塩が好ましく、中でもサリチル酸系金属
錯体または金属塩が好ましい。
を有しないもの)は、微粒子状として用いることが好ま
しく、その個数平均粒径は4μm以下、特には3μm以
下がよい。
結着樹脂100重量部に対して0.1〜20重量部、さ
らには0.2〜10重量部が好ましい。
微粉末シリカの場合を挙げれば、トナー100重量部に
対し0.01〜8重量部、さらには0.1〜5重量部が
好ましい。このシリカは、トナー粒子と現像スリーブ表
面との間に介在することにより、現像スリーブの摩耗を
著しく軽減する作用も合わせ持つ。
微粉末、たとえばポリテトラフロオロエチレン、ポリビ
ニリデンフルオライド等の微粉末、あるいはテトラフロ
オロエチレン−ビニリデンフルオライド共重合体の微粉
末を添加することは好ましい。特にポリビニリデンフル
オライド微粉末は、トナーの流動性および研摩性を改善
する点で好ましい。トナーに対するフッ素含有重合体微
粉末の添加量は、0.01〜2.0重量%、特に0.0
2〜1.0重量%が好ましい。
末とを組合せて添加した場合には、理由は明確でない
が、磁性トナーに付着したシリカの存在状態を安定化し
て、付着したシリカがトナーから遊離してトナーを摩耗
したり、現像スリーブを汚染することを減少でき、また
トナーの帯電安定性をさらに増大することができる。
ンチウムがトナーに添加されることもある。この研摩剤
は、感光ドラム表面へのトナーの付着を防止する働きが
あり、トナーに対する添加量は好ましくは0.01〜
1.0重量%とされる。
が、磁性材料を含有している。磁性トナー中に含有させ
る磁性材料としては、マグネタイト、γ−酸化鉄、フェ
ライト、鉄過剰型フェライト等の酸化鉄;鉄、コバル
ト、ニッケルのような金属、あるいはこれらの金属とア
ルミニウム、コバルト、銅、鉛、マグネシウム、スズ、
亜鉛、アンチモン、ベリリウム、ビスマス、カドミウ
ム、カルシウム、マンガン、セレン、チタン、タングス
テン、バナジウムのような金属との合金、およびその混
合物等が挙げられる。これらはいずれも強磁性体であ
る。
0μm、好ましくは0.1〜0.5μm程度がよい。磁
性トナーの磁性体含有量は、トナーの樹脂100重量部
に対し60〜110重量部、好ましくは樹脂100重量
部に対し65〜100重量部である。
ついて説明する。
スビーズによるブラスト処理で粗面化し、その後、無電
解Ni−Pめっき(仕事関数=4.4eV)を施して、
めっき厚さ6μm、表面粗さRa=1.1μmを有する
現像スリーブを得た。これを図1の現像スリーブ6とし
て現像器3に組込んで現像に供し、画像形成を行なっ
た。
感光ドラムと現像スリーブのギャップを230μmとし
た。感光ドラムを表面電位+400Vに帯電し像露光を
行なって、潜像を表面電位+50Vに形成し、前出の正
帯電性のトナーA(仕事関数=4.1eV)を用いて現
像した。現像スリーブの周速比bは2.1とした。現像
スリーブには、+250VのDC電圧と、ピーク間電圧
Vpp=1.4kV、周波数f=2.7kHzのAC電圧
を重畳した現像バイアスを印加した。
0.6mg/cm2 の十分なトナー搬送量(このときa
×b=1.26)および11.1μC/gの十分な帯電
量が得られ、A4サイズで印字率6%のプリントを3,
000,000枚行なっても、濃度低下、画像の劣化等
がほとんど見られなかった。
ーズブラスト処理で粗面化し、無電解Ni−Bめっき
(仕事関数=4.5eV)を施して、めっき厚さ6μ
m、表面粗さRa=0.4μmの現像スリーブを得、同
様に、図1の現像器3に組込んで現像に供し、画像形成
を行なった。
光ドラムと現像スリーブのギャップを250μmとし
た。感光ドラム上の表面電位−600Vとし、潜像を表
面電位−100Vで形成し、前出のトナーA(仕事関数
=4.1eV)を用いて現像した。現像スリーブの周速
比bは1.8とした。現像スリーブには、−450Vの
DC電圧と、ピーク間電圧Vpp=1.2kV、周波数f
=2.2kHzのAC電圧を重畳した現像バイアスを印
加した。
0.57mg/cm2 のトナー搬送量(このときa×b
=1.03)および10.5μC/gの帯電量が得られ
た。また、無電解Ni−Bを施さない現像スリーブを用
いた場合に比べ、その約5倍量の5,000,000枚
のプリントを行なった時点でも、濃度低下、画像の劣化
等がほとんど見られなかった。
す概略構成図で、本装置はデジタル複写装置である。
モルファスシリコンの光導電層を設けてなり、矢印A方
向に回転自在に軸支されている。この感光ドラム1の周
囲に、その回転方向にそって、感光ドラム1の表面を均
一に帯電するスコトロン帯電器15、感光ドラム1上方
のガラス台23上に置かれた原稿22を読み取って、色
分解画像の濃度に比例した画像信号に基づいて感光ドラ
ム1に像露光33を施す、露光ランプ21およびイメー
ジスキャナ26等を含む露光装置、像露光により得られ
た静電潜像を正に帯電したトナーを用いて現像する現像
器3、潜像の現像により感光ドラム1上に形成されたト
ナー像を、感光ドラム1に供給された転写材P上に転写
するコロナ帯電器16、トナー像が転写された転写材P
を感光ドラム1から分離する静電分離帯電器17、トナ
ー像を転写した後の感光ドラム1の表面をクリーニング
して、転写残りのトナーを除去するクリーニング装置
5、および感光ドラム1の表面の残留電荷を除去する前
露光装置(ランプ)18などが配置されている。
着器19に搬送され、ここで加熱および加圧されること
により転写したトナーが像転写材Pに定着されて、所望
のプリント画像に形成された後、画像形成装置の機外に
排出される。
3に沿って移動しながらその上の原稿22を読み取り、
得られた画像情報は、露光ランプ21とともに移動する
反射ミラー24a、24bおよび24c、さらに短焦点
レンズ25を経て、イメージスキャナ26に挿入され
る。イメージスキャナ26は、画像情報を電気信号に変
換するもので、この電気信号はA/Dコンバータ29に
よりデジタル化されたのち信号処理部28送られ、そこ
で画像濃度に比例した256階調のデジタル画像信号に
変換される。
ーザドライバー29に送られ、駆動信号によりレーザ3
0の発光を画像信号に応じて変調するように、レーザド
ライバー29でレーザ30の駆動信号を発生するのに使
用される。画像信号に応じて変調されたレーザ光は、ポ
リゴンミラー31、反射ミラー32を経て、像露光33
として感光ドラム1に照射され、これにより感光ドラム
1上に画像信号に応じた静電潜像が形成される。
A4サイズで毎分60〜100枚である。
まず、感光ドラム1を帯電器15で+400Vに帯電
し、画像信号に基づいた像露光33を行なって、露光部
の表面電位をたとえば最大+50Vに減衰し、潜像を形
成する。ついで現像器3の現像スリーブ6に現像バイア
スとして、たとえば+250Vの直流電圧、またはこれ
にピーク間電圧Vppが1.4kV、周波数fが2.7k
Hzの矩形波の交流電圧を重畳した電圧を印加し、1成
分現像剤として磁性トナーの黒トナーを用いて、潜像を
反転現像方式により現像した。
の表面を定形ガラスビーズでブラスト処理して粗面化
し、ついで無電解Ni−Pめっきを施して、表面粗さR
a0.5μm、めっき厚さ6μm、硬度Hv が約500
としたものである。現像器3のその他の構成は、図1に
記載した現像器3と同じである。磁性トナーには前出の
トナーAを用いた。現像スリーブの周速比bは1.6と
した。
は0.65mg/cm2 、トナー帯電量は10.5μC
/gとなり、初期から十分な画像濃度、画質が得られ
た。A4サイズ1,000,000枚のプリントの時点
で、現像スリーブ表面のめっき削れ量は1.0μm程度
であり、現像スリーブ表面にトナーの樹脂などの埋め込
まれもなく、十分な濃度、画質を維持することができ
た。
3の現像剤規制部材として、磁性ブレードの代わりに弾
性ブレード9aを使用し、これを現像スリーブ6に直接
当接させた。また現像スリーブ6として、ステンレスス
リーブをガラスビーズのブラスト処理で粗面化し、その
後、無電解Pd−P(仕事関数=4.5eV)を施し、
表面粗さRa=0.7μm、めっき厚さ=6μm、硬度
Hv =470の現像スリーブを作成し、これを使用し
た。
は、図1の実施例1と基本的に同じである。
ドラムと現像スリーブとのギャップを250μmにし
た。感光ドラムの表面を−600Vに帯電し、像露光を
行なって、潜像を表面電位−100Vで形成し、前出の
トナーA(仕事関数=4.1eV)を用いて現像した。
現像スリーブには直流電圧(−450V)と交流電圧
(Vpp=1.2kV、f=2.2kHz)を重畳した現
像バイアスを印加し、画像形成を行なった。
適正な0.70g/cm2 のトナー搬送量および10.
5μC/gの帯電量が得られ、画像形成初期から十分な
濃度、画質を得ることができた。
触する弾性ブレードを使用したので、長期使用による現
像スリーブ表面の削れ等が懸念されるが、無電解Pd−
Pめっきは、上記したようにHv =470と硬度が高い
ため問題がなく、A4サイズ1,000,000枚のプ
リントの時点で削れ量は2.5μmであり、長期使用後
にも十分な濃度、画質を維持することができた。なお、
本実施例は、磁性トナを用いて説明したが、本発明の特
徴が、トナーと現像スリーブ表面のめっき層の帯電特性
を規定するものであるから、本発明は、非磁性トナーに
対しても有効であり、マグネットローラを内側に有しな
い現像スリーブを用いる非磁性1成分現像法に適用可能
である。
ブレード9aを使用したが、単発泡の弾性体で作ったロ
ーラを用いてもよく、同様にこれを現像スリーブに当接
して使用するが、このような単発泡弾性体制の規制ロー
ラを使用した場合にも本発明は有効である。
器の現像スリーブ表面を粗面化し、非磁性金属のめっき
を施し、めっき層の仕事関数と使用する1成分現像剤の
磁性トナーの仕事関数の差と、現像スリーブの表面粗さ
Raとの関係を Ra−13|ΔW|+0.6≦0 Ra−6|ΔW|+6≧0 19Ra−|ΔW|−0.9≧0 Ra≦0.7 を満足するようにしたので、現像スリーブ上の磁性トナ
ーに十分な帯電量および搬送量を確保でき、像担持体と
してアモルファスシリコーンドラムを用い、磁性ポジト
ナーを用いた反転現像系の画像形成においても、長期間
にわたって良好な現像を行なって濃度および画質が十分
な画像を得ることができ、かつ現像器の耐久性を高くし
た画像形成装置を提供することができた。
成図である。
続画像形成に繰り返し使用したときの現像スリーブ表面
の模式的に示す断面図である。
の搬送性との関係を示すグラフである。
性トナーとの仕事関数の差とトナーの帯電量との関係を
示すグラフである。
aの組合せの好ましい範囲を示す説明図である。
る。
示す概略構成図である。
示す断面図である。
ある。
けたところを示す断面図である。
心線平均粗さRaを示す説明図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 表面に感光層を有する像担持体と、現像
剤担持体としての現像スリーブを有し、この現像スリー
ブ上に1成分現像剤を担持して前記像担持体と対向した
現像部に搬送し、像担持体の表面に形成された潜像を現
像剤で現像する現像手段とを備えた画像形成装置におい
て、前記現像スリーブは、表面を粗面化し、金属のめっ
きを施してなり、そのめっき層の仕事関数からトナーの
仕事関数を差し引いた仕事関数の差ΔW(eV)と、め
っき後の現像スリーブ表面の中心線平均粗さRa(μ
m)とが、 Ra−13|ΔW|+0.6≦0 Ra−6|ΔW|+6≧0 19Ra−|ΔW|−0.9≧0 Ra≦0.7 の関係を満足することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 表面に感光層を有する像担持体と、内部
に磁石が非回転に配置された非磁性金属材料からなる円
筒状の現像スリーブを有し、この現像スリーブ上に1成
分現像剤の磁性トナーを担持して前記像担持体と対向し
た現像部に搬送し、像担持体の表面に形成された潜像を
トナーで現像する現像手段とを備えた画像形成装置にお
いて、前記現像スリーブは、表面を粗面化し、非磁性金
属のめっきを施してなり、そのめっき層の仕事関数から
トナーの仕事関数を差し引いた仕事関数の差ΔW(e
V)と、めっき後の現像スリーブ表面の中心線平均粗さ
Ra(μm)とが、 Ra−13|ΔW|+0.6≦0 Ra−6|ΔW|+6≧0 19Ra−|ΔW|−0.9≧0 Ra≦0.7 の関係を満足することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 前記現像スリーブ上の単位面積あたりの
トナーのコート量をa(mg/cm2 )、像担持体に対
する現像スリーブの周速度の比をb(無単位)とすると
き、aとbの積が 1.0≦a・b の関係を満たす請求項1または2の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記めっき層の厚さが3μm以上で20
μm以下である請求項1〜3のいずれかの項に記載の画
像形成装置。 - 【請求項5】 前記めっき層の硬度Hv が450以上で
1000以下である請求項1〜4のいずれかの項に記載
の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記像担持体の感光層がアモルファスシ
リコンからなり、現像スリーブがアルミニウムからなる
請求項1〜5のいずれかの項に記載の画像形成位置。 - 【請求項7】 前記トナーの帯電極性が正極性であり、
前記仕事関数の差ΔW(eV)と前記中心線平均粗さR
a(μm)とが、 Ra−13ΔW+0.6≦0 Ra−6ΔW+6≧0 19Ra−ΔW−0.9≧0 Ra≦0.7 の関係を満足する請求項1〜6のいずれかの項に記載の
画像形成装置。 - 【請求項8】 前記トナーの帯電極性が負極性であり、
前記仕事関数の差ΔW(eV)と前記中心線平均粗さR
a(μm)とが、 Ra+13ΔW+0.6≦0 Ra+6ΔW+6≧0 19Ra+ΔW−0.9≧0 Ra≦0.7 の関係を満足する請求項1〜6のいずれかの項に記載の
画像形成装置。 - 【請求項9】 前記像担持体の感光層がアモルファスか
らなり、その像担持体の表面を加熱温調する手段を有
し、前記トナーの帯電極性が正極性であり、前記トナー
の帯電極性が正極性であり、前記仕事関数の差ΔW(e
V)と前記中心線平均粗さRa(μm)とが、 Ra−13ΔW+0.6≦0 Ra−6ΔW+6≧0 19Ra−ΔW−0.9≧0 Ra≦0.7 の関係を満足する請求項1または2の画像形成装置。
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|---|---|---|---|
| JP29174397A JP3902843B2 (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 画像形成装置 |
| US09/166,597 US6104903A (en) | 1997-10-08 | 1998-10-06 | Developing device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29174397A JP3902843B2 (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 画像形成装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11119554A true JPH11119554A (ja) | 1999-04-30 |
| JP3902843B2 JP3902843B2 (ja) | 2007-04-11 |
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ID=17772840
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29174397A Expired - Fee Related JP3902843B2 (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 画像形成装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3902843B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002062725A (ja) * | 2000-06-08 | 2002-02-28 | Canon Inc | 現像装置 |
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-
1997
- 1997-10-08 JP JP29174397A patent/JP3902843B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002062725A (ja) * | 2000-06-08 | 2002-02-28 | Canon Inc | 現像装置 |
| US8023868B2 (en) | 2008-02-20 | 2011-09-20 | Seiko Epson Corporation | Development roller, development device, and image forming apparatus |
| JP2009198782A (ja) * | 2008-02-21 | 2009-09-03 | Seiko Epson Corp | 現像ローラ、現像装置、画像形成装置および現像ローラの製造方法 |
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