JPH11119708A - 車両用計器のランプハウジング放熱構造 - Google Patents

車両用計器のランプハウジング放熱構造

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JPH11119708A
JPH11119708A JP27760297A JP27760297A JPH11119708A JP H11119708 A JPH11119708 A JP H11119708A JP 27760297 A JP27760297 A JP 27760297A JP 27760297 A JP27760297 A JP 27760297A JP H11119708 A JPH11119708 A JP H11119708A
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JP
Japan
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lamp
lamp housing
housing
partition
rear surface
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JP27760297A
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English (en)
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Yuji Aono
裕至 青野
Koji Koizumi
厚司 小泉
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計器のハウジングとして必要な強度を確保
し、しかも、大きな寸法の奥行きを必要とせずに、ハウ
ジングの外部との空気の対流を起こり易くして効率よく
放熱すること。 【解決手段】 左ウォーニングユニット17のランプハ
ウジング17aの背面17fであって、ランプハウジン
グ17aの内部を複数のランプ収容室17eに区画する
縦隔壁17cと横隔壁17dとが十字型に交差する背面
17f箇所に、この交差箇所を中心とする円形を全体で
呈するように、略扇形の放熱孔17hを4つ形成する構
成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両用計
器のハウジングの放熱構造に係り、特に、ウォーニング
表示のためのランプが収容されたハウジング部分の放熱
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用車等の車両に設けられるコンビネー
ションメータには、走行速度計やエンジン回転数計、燃
料計、水温計等の計器と共に、各種ウォーニング表示を
行うウォーニング表示部が設けられている。
【0003】このウォーニング表示部は、計器のハウジ
ングの内部に収容したランプを点灯させることにより、
ハウジングの前端開口に取り付けたレンズシートを背後
から透過照明し、このレンズシートに形成されたウォー
ニングシンボルを赤色や橙色等に着色された状態で発光
表示させるものである。
【0004】そして、この種のウォーニング表示部にお
いて発光表示させるウォーニングシンボルには、シート
ベルト装着警告灯、半ドア警告灯、サイドブレーキ作動
警告灯等の複数種類があり、各ウォーニングシンボルが
関連性なく車両の状況に応じて各々独立して点灯され
る。
【0005】このため、各ウォーニングシンボルに対応
して複数のランプがハウジングに収容され、あるウォー
ニングシンボルの発光表示時にこれに対応するランプの
点灯で他のウォーニングシンボルが点灯されたように見
えないように、ハウジングの内部には、各ランプ間を仕
切る遮光用の隔壁が突設されるのが通常である。
【0006】ところが、かなりの高熱を発するランプを
隔壁で小さく仕切られたハウジング内の狭小空間内に収
容すると、この空間内にランプの点灯熱がこもってレン
ズシートやハウジングそのものの変形を招き、或は、他
の電気素子等の作動不良を招くおそれがある。
【0007】そこで、ハウジングの特にウォーニング用
のランプが収容されるランプ収容室には、ランプの発す
る点灯熱をハウジングの外部に放出するための放熱孔が
形成される。
【0008】この種の放熱構造としては、各ランプ収容
室の背面にランプ挿入孔と重ならないように開口を形成
するのが一般的であったが、単なる開口を形成するので
は、ランプ収容室内とハウジングの外部とを連通するこ
とはできても、相互間での空気の対流が起こりにくいた
め、本出願人は過去に、実開平5−66596号公報に
おいて、隣接する2つのランプ収容室に跨る開口をハウ
ジングの背面に形成すると共に、この開口寄りの隔壁部
分を一部切り欠く代わりに、隣のランプハウジングへの
漏光を防ぐ遮光壁を開口縁の背面箇所から突設する放熱
構造を提案した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した本出願人の提
案による放熱構造によれば、1つのランプ収容室につい
て2つ以上の開口部分が各々形成されることから、ラン
プ収容室内とハウジングの外部との空気の対流が起こり
易く、効率よく放熱することが可能となる利点がある反
面、隔壁と遮光壁とを互い違い状態に配置することか
ら、一般に金型を用いた樹脂成形により一体に形成され
るこの種のハウジングにおいては金型設計が困難であっ
た。
【0010】また、本出願人の提案による放熱構造で
は、放熱用の開口の付近に、隔壁が切り欠かれて背面に
連結されない部分が発生することから、ランプ収容室の
強度を確保するために別途の対策が必要になる場合があ
った。
【0011】その上、近年では、運転者が独占して視認
していた計器の表示情報を、このところ普及がめざまし
いカーナビゲーションシステムの画面等と共に、助手席
等の同乗者と共有して視認できるように、例えば、ダッ
シュボードの車幅方向の略中央箇所に複合表示型の車両
用計器を配置することが試みられている。
【0012】このような運転席の前方以外の箇所に複合
表示型の車両用計器を配置するとなると、運転席及び助
手席の双方からあまり視線を左右に振らずに視認できる
ように、今までのコンビネーションメータよりも車両の
前方に配置することが必要となり、その分だけ、計器の
ハウジングの奥行きを小さくする必要が生じる。
【0013】ところが、本出願人の提案による放熱構造
では、隔壁と遮光壁とを前後に位置をずらして配置する
必要上、ハウジングの奥行きをある程度持たせなければ
ならないので、上述した復号表示型計器のランプハウジ
ングの放熱構造としては、採用するのが困難である。
【0014】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、計器のハウジングとして必要な強度を
確保し、しかも、大きな寸法の奥行きを必要とせずに、
ハウジングの外部との空気の対流を起こり易くして効率
よく放熱することができる車両用計器のランプハウジン
グ放熱構造を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載した本発明の車両用計器のランプハウジ
ング放熱構造は、前端が開口されたランプハウジングの
内部を、該開口に対向する前記ランプハウジングの背面
から前記前端に向けて突設した互いに異なる少なくとも
第1及び第2の2方向の隔壁により複数のランプ収容室
に区画し、各ランプ収容室にランプを各々収容して前記
開口を表示板により覆い、前記各ランプ収容室内の前記
ランプを適宜点灯させることで、前記表示板のうち前記
点灯されたランプが収容された前記ランプ収容室を覆う
表示板部分に形成された表示パターンを発光させる車両
用計器において、前記背面であって少なくとも前記第1
方向の隔壁と前記第2方向の隔壁とが交差する隔壁交差
部の突設された背面部分に、前記隔壁が突設された背面
箇所を避けて、前記各ランプ収容室内と前記ランプハウ
ジングの外部とを連通する放熱孔を貫設したことを特徴
とする。
【0016】また、請求項2に記載した本発明の車両用
計器のランプハウジング放熱構造は、前記背面に、前記
ランプハウジングの外部から前記各ランプ収容室に前記
ランプを各々挿入するためのランプ挿入孔が、前記各ラ
ンプ収容室に対応して複数形成されており、前記背面の
複数のランプ挿入孔により囲繞される背面部分の略中央
に前記放熱孔が形成されているものとした。
【0017】請求項1に記載した本発明の車両用計器の
ランプハウジング放熱構造によれば、隔壁のうちハウジ
ングの背面寄り部分は何ら切り欠くことなく放熱孔が背
面に貫設されることから、隔壁はその全体に亘って背面
と連結されることとなり、従って、ランプ収容室の強度
が損なわれることなく必要な強度を確保することが可能
となる。
【0018】しかも、隔壁がその全体に亘って背面と連
結されることから、隣接するランプ収容室との間の漏光
を防ぐための遮光壁を別途形成する必要がなく、従っ
て、ランプ収容室間を仕切る壁部材がランプハウジング
内に複雑に存在することがなく、よって、金型を用いた
樹脂成形によりランプハウジングを一体的に形成する場
合であっても、この金型を容易に設計、作製することが
可能となる。
【0019】その上、隔壁の背面側を切り欠いて漏光防
止用の遮光壁を前後に位置をずらして形成する必要がな
いことから、ランプハウジングに必要となる前後の奥行
き寸法を大きくせずに済み、従って、前後方向のスペー
スに余裕のない、例えばダッシュボードに計器を組み込
む場合であっても採用することが可能となる。
【0020】加えて、隔壁の交差部分の付近、つまり、
各ランプ収容室の各隅部寄りの背面箇所に放熱孔が各々
貫設されることから、各ランプ収容室当たりに複数の放
熱口が形成されることとなり、従って、一つの放熱孔か
らランプ収容室内の空気をランプハウジングの外部に排
出させつつ、他の放熱孔からランプハウジングの外部の
空気をランプ収容室内に流入させて、ランプ収容室内と
ランプハウジングの外部との空気の対流をよくし、ラン
プの点灯により発生する熱をランプ収容室内から効率よ
く放出させることが可能となる。
【0021】また、請求項2に記載した本発明の車両用
計器のランプハウジング放熱構造によれば、ランプハウ
ジングの外部から背面のランプ挿入孔を挿通してランプ
収容室内にランプを収容する場合、背面に形成される放
熱孔がランプ挿入孔と重なったり不必要に近接して背面
の強度が損なわれるのを防止することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用計器のラン
プハウジング放熱構造の実施形態を図面に基づいて説明
する。
【0023】図1は本発明の一実施形態に係る放熱構造
を採用したランプハウジングを有する車両用計器が設け
られた車内の要部斜視図であり、図1中引用符号1で示
す本実施形態の車両用計器は、車両のダッシュボード3
であって運転席5と助手席7との丁度中間、つまり車両
の車幅方向Xにおける中間の箇所に、運転席5に座った
運転者(図示せず)と助手席7に座った同乗者(図示せ
ず)との双方から、斜め下の方向で見えるように配置さ
れている。
【0024】そして、本実施形態の車両用計器1は、図
2に分解斜視図で示すように、主ハウジング11、配線
基板13、蛍光表示管15、左右のウォーニングユニッ
ト17,19、並びに、前面カバー21等を備えてい
る。
【0025】前記主ハウジング11は、車幅方向Xの方
が車両の上下方向Yよりも相対的に長い横長の略矩形状
に形成されていて、前端に開口11aが形成されてお
り、主ハウジング11の背面11bには複数の放熱孔1
1cが貫設されていて、主ハウジング11の上面11d
から背面11bにかけてと、下面11eから背面11b
にかけてとにも、複数の放熱孔11fが各々貫設されて
いて、主ハウジング11の上面11dには、その車幅方
向Xの略全長に亘って凹部11gが形成されている。
【0026】前記配線基板13は、硬質の樹脂材料等に
より主ハウジング11内に収容可能な外形で形成されて
おり、配線基板13の実装面13aのうち車幅方向Xに
おける両側部には、左右のウォーニングユニット17,
19との電気接続用のコネクタ13b,13cが各々実
装されている。
【0027】前記蛍光表示管15は、車両の走行速度や
エンジン回転数、シフトレンジやオド、トリップの各走
行距離、燃料残量等の情報をその表示面15a上にデジ
タル表示するもので、個別の情報毎に表示素子を設けて
構成するのに比べて、表示内容や表示サイズを変えずに
表示面15aの表示面積が小さくなるように構成されて
おり、配線基板13の実装面13aに、車幅方向Xにお
ける両側部に各々スペースを残すようにして実装されて
いる。
【0028】前記左ウォーニングユニット17は、ラン
プハウジング17aとレンズシート17rとを有してい
る。
【0029】前記ランプハウジング17aは、図3に一
部を切り欠いた拡大斜視図に示すように、前方に開口1
7bを有する有底状の箱形に形成されており、ランプハ
ウジング17aの内部は、縦横2方向の隔壁17c,1
7dにより複数のランプ収容室17eに区画されてい
る。
【0030】そして、各ランプ収容室17eの底面を構
成するランプハウジング17aの背面17fには、図4
に拡大正面図で示すように、各ランプ収容室17eに1
つずつランプ挿入孔17gが形成されており、また、縦
隔壁17c(第1方向の隔壁に相当)と横隔壁17d
(第2方向の隔壁に相当)とが十字型に交差する背面1
7f箇所には、この交差箇所を中心とする円形を全体で
呈するように、略扇形の放熱孔17hが4つ形成されて
いる。
【0031】これを言い換えると、上述した4つの放熱
孔17hは、上下左右の4つのランプ挿入孔17gによ
り囲繞された背面17f部分の略中央に形成された格好
となっている。
【0032】また、ランプハウジング17aの側面17
jから背面17fにかけても、複数の放熱孔17mが各
々形成されている。
【0033】このように構成された左ウォーニングユニ
ット17のランプハウジング17aは、図5に車両用計
器1の縦断面図で示すように、背面17fにランプハウ
ジング17aの外側から当て付けたフレキシブル配線基
板23を挿通して、ランプ挿入孔17gから各ランプ収
容室17eにランプ17nを挿入、収容することで、ラ
ンプ17nの基部17pと背面17fによりフレキシブ
ル配線基板23が挟持されると共に、フレキシブル配線
基板23の不図示の導電パターンとランプ17nの基部
17pの接点(図示せず)とが接触し、両者が電気的に
接続されるように構成されている。
【0034】前記レンズシート17r(表示板に相当)
は、図6に左ウォーニングユニット17の正面図で示す
ように、例えば、透明の樹脂板上に着色層を積層し、そ
の上からウォーニングシンボル17s(表示パターンに
相当)が意匠抜きで複数形成された黒色不透過層を積層
することで、ランプハウジング17aの開口17bには
め込み可能に形成されており、開口17bにはめ込んだ
状態で、レンズシート17rの各ウォーニングシンボル
17sが、ランプハウジング17aの各ランプ収容室1
7eに対応する箇所に配置されるように構成されてい
る。
【0035】上述した構成の左ウォーニングユニット1
7は、いずれかのランプ17nが点灯することで、その
ランプ17nが収容されたランプ収容室17eに対応す
るレンズシート17rのウォーニングシンボル17s
が、ランプ17nの光により透過照明されて、ウォーニ
ングシンボル像が発光表示されるように構成されてい
る。
【0036】そして、左ウォーニングユニット17は、
図2に示すように、ランプハウジング17aの背面17
fから突設された位置決めピン17tを配線基板13の
実装面13aの位置決め孔13dに挿入することで、実
装面13aの側部寄り部分上に位置決めされ、且つ、こ
の配線基板13が主ハウジング11に収容された状態で
は、図5に示すように、ランプハウジング17aの背面
17fの上縁部分が主ハウジング11の上面11dの凹
部11gの縁部に当て付いて、フレキシブル配線基板2
3の周縁部がランプハウジング17aと主ハウジング1
1とで挟持されるように構成されている。
【0037】尚、主ハウジング11に収容された配線基
板13の実装面13a上に位置決めされたランプハウジ
ング17aのランプ17nと、配線基板13との電気的
接続は、図2に示すように、フレキシブル配線基板23
の端子部23aを実装面13aのコネクタ13bに差し
込むことで行われる。
【0038】また、主ハウジング11に収容された配線
基板13の実装面13a上にランプハウジング17aを
位置決めした状態では、図7に前面カバー21を除く車
両用計器1の組付状態の斜視図で示すように、主ハウジ
ング11の側面11hとランプハウジング17aの側面
17jとの間に、主ハウジング11の内部と外部とを連
通する放熱通路11jが画成されている。
【0039】そして、図面を用いた詳細な説明は省略す
るものの、右ウォーニングユニット19は、左ウォーニ
ングユニット17と略同様に構成されている。
【0040】尚、図2及び図7中19aは右ウォーニン
グユニット19のランプハウジング、19bはランプハ
ウジング19aの前方に開放された開口、19fはラン
プハウジング19aの背面、19jはランプハウジング
19aの側面、19mは放熱孔、19rはレンズシート
(表示板に相当)、19tは配線基板13の実装面13
aに対する位置決めピン、25は、ランプハウジング1
9a内の不図示のランプと配線基板13とを電気的に接
続するためのフレキシブル配線基板、25aはフレキシ
ブル配線基板25の端子部を各々示す。
【0041】そして、本実施例においては、右ウォーニ
ングユニット19について、請求項中の隔壁、ランプ収
容室、放熱孔、ランプ挿入孔、ランプ、並びに、表示パ
ターンに各々相当する部材、部分の図示を省略してい
る。
【0042】前記前面カバー21は、図2に示すよう
に、透光性の樹脂板等により、主ハウジング11の開口
11aに対応する寸法の横長略矩形状に形成されてい
て、見返し枠22の前部開口22cに取着されており、
この前面カバー21の表面には、所定角度範囲内で照射
された光の反射を防止する反射防止膜(図示せず)が、
車外から入射する外光の運転席5や助手席7側への反射
を防止する目的で形成されている。
【0043】上述した見返し枠22は、図5に示すよう
に、開口11aを塞ぐように主ハウジング11に取着さ
れる。
【0044】そして、図7に示す状態に配線基板13と
左右のウォーニングユニット17,19が組み付けられ
た主ハウジング11に、その開口11aを覆うように前
面カバー21を見返し枠22ごと組み付けることで、図
8に組付状態の車両用計器1の斜視図で示すように、見
返し枠22が、左右のウォーニングユニット17,19
のランプハウジング17a,19aの上面17v,19
vを露出させた状態で、主ハウジング11の上面11d
の凹部11gを含めて開口11aの全体を塞ぎ、前面カ
バー21が、蛍光表示管15の表示面15aと左右のウ
ォーニングユニット17,19のレンズシート17r,
19rとを覆うように構成されている。
【0045】尚、本実施形態の車両用計器1では、運転
席5や助手席7側への外光の反射を防止するために、前
面カバー21の表面に反射防止膜を形成したことから、
従来の一般的な車両用計器が備えている前面カバーの上
方の遮光用フードが省略されている。
【0046】上述のように構成された本実施形態の車両
用計器1では、例えば、ヘッドランプをハイビームにし
たり、シートベルトが未装着であったり、サイドブレー
キをかけたり、半ドアの状態にすると、レンズシート1
7r中の対応するウォーニングシンボル17sを発光表
示させるべく、そのウォーニングシンボル17sの背後
のランプ収容室17eに収容されたランプ17nが点灯
される。
【0047】そして、この点灯によりランプ17nで発
生した熱は、ランプハウジング17aの側面17jと背
面17fとの両方に面する左ウォーニングユニット17
のランプ収容室17eや、ランプハウジング19aの側
面19jと背面19kとの両方に面する右ウォーニング
ユニット19の不図示のランプ収容室については、放熱
孔17m,19mからランプハウジング17a,19a
の外部に放出される。
【0048】また、上述した放熱孔17m,19mによ
ってランプハウジング17a,19aの外部と連通して
いない左ウォーニングユニット17の他のランプ収容室
17eについては、背面17fの縦隔壁17cと横隔壁
17dとが交差する箇所に4つ形成された略扇形の放熱
孔17hから、ランプハウジング17aの外部に放出さ
れ、右ウォーニングユニット19の他の不図示のランプ
収容室についても同様に、背面19fの不図示の略扇形
の放熱孔から、ランプハウジング19aの外部に放出さ
れる。
【0049】この背面17fの縦隔壁17cと横隔壁1
7dとが交差する箇所の放熱孔17hからランプ17n
の発する熱が放出される際、そのランプ17nが収容さ
れたランプ収容室17eの1つ1つについて、放熱孔1
7hのみで、或は、放熱孔17m,19mと合計して少
なくとも2つ以上の放熱孔が確保されることになり、従
って、一つの放熱孔から放熱が始まると他の放熱孔によ
りランプハウジング17a,19aの外部から空気が取
り込まれて、ランプ収容室17eの内部に空気の対流が
発生する。
【0050】そして、放熱孔17h,17m,19m等
を経てランプハウジング17a,19aの外部に放出さ
れた熱は、さらに、主ハウジング11の背面11bの放
熱孔11cや、上面11d又は下面11eと背面11b
とに跨って形成された放熱孔11fから、主ハウジング
11の外部に放出され、或は、主ハウジング11の側面
11hとランプハウジング17aの側面17jとの間の
放熱通路11jから、主ハウジング11の外部に放出さ
れる。
【0051】このように本実施形態の車両用計器1によ
れば、左ウォーニングユニット17のランプハウジング
17aの背面17fであって、ランプハウジング17a
の内部を複数のランプ収容室17eに区画する縦隔壁1
7cと横隔壁17dとが十字型に交差する背面17f箇
所に、この交差箇所を中心とする円形を全体で呈するよ
うに、略扇形の放熱孔17hを4つ形成する構成とし
た。
【0052】このため、点灯したランプ17nの収容さ
れたランプ収容室17eが、ランプハウジング17aの
側面17jや上下の各面11d,11eに面していなく
ても、ランプ17nの点灯により発生した熱を、ランプ
収容室17eから背面17fを通してランプハウジング
17aの外部に、縦隔壁17cと横隔壁17dとによる
ランプハウジング17aの強度向上の面に劣化をもたら
すことなく放出することができ、しかも、ランプ収容室
17e内とランプハウジング17aの外部との間で空気
の対流による換気状態を発生させて効率よく放出するこ
とができる。
【0053】また、本実施形態の車両用計器1によれ
ば、全体で略円形を呈する4つの放熱孔17hが、上下
左右の4つのランプ挿入孔17gにより囲繞された背面
17f部分の略中央に形成されていることから、ランプ
収容室17eと放熱孔17hとの背面17fにおける配
置関係が不規則となり、両者が接近する場合が生じて背
面17fの強度が損なわれるのを防ぐことができる。
【0054】しかも、放熱孔17hを形成するために縦
隔壁17cや横隔壁17dが背面17fから離間するよ
うな切り欠きをこれら縦隔壁17cや横隔壁17dに形
成しなくても済むため、隣接するランプ収容室17eと
の間の漏光を防ぐための遮光壁を別途形成する必要がな
く、従って、ランプ収容室17e間を仕切る壁部材がラ
ンプハウジング17a,19a内に複雑に存在すること
がなく、よって、金型を用いた樹脂成形によりランプハ
ウジング17a,19aを一体的に形成する場合であっ
ても、この金型を容易に設計、作製することができる。
【0055】その上、縦隔壁17cや横隔壁17dの背
面17f側を切り欠いて漏光防止用の遮光壁を前後に位
置をずらして形成する必要がないことから、ランプハウ
ジング17a,19aに必要となる前後の奥行き寸法を
大きくせずに済み、従って、前後方向のスペースに余裕
のない、本実施形態のようなダッシュボード3に、しか
も、運転席5と助手席7との両方からあまり視線を左右
に振らずに視認できるように、これら運転席5や助手席
7から前方になるべく離したダッシュボード3箇所に車
両用計器1を組み込む場合であっても、何の支障もなく
本実施形態の放熱構造を採用することができる。
【0056】尚、右ウォーニングユニット19について
も同様の作用効果を得ることができる。
【0057】そして、本実施形態では、左右のウォーニ
ングユニット17,19が主ハウジング11とは独立し
たランプハウジング17a,19aを有しており、この
ランプハウジング17a,19aに本発明の放熱構造が
適用された場合を例に取って説明したが、本発明は、ラ
ンプ収容室が車両用計器全体の唯一且つ単一のハウジン
グに形成されている場合に、この車両用計器全体のハウ
ジングについても適用可能であることは言うまでもな
い。
【0058】また、本発明は、複数種類のウォーニング
表示を行う車両用計器であれば、走行情報等の表示形態
がデジタル式であるかアナログ式であるかは任意であ
り、また、遮光用のフードのあるなしや、前面カバーに
反射防止膜が形成されているか否かによっては、本発明
が適用可能性が左右されることはない。
【0059】さらに、本実施形態では、ランプハウジン
グ17a,19aの内部を複数のランプ収容室17eに
区画する隔壁を、縦隔壁17cと横隔壁17dの縦横2
方向としたが、隔壁の延在方向は、互いに異なる2方向
以上であれば任意であり、それらの隔壁によって区画さ
れるランプ収容室の形状は、矩形状に限らず他の多角形
状であってもよい。
【0060】また、互いに異なる延在方向の隔壁どうし
の交差形態は、本実施形態のように十字状に限らず、3
つ以上の隔壁が放射状に交わるものであってもよく、各
交差箇所同士の交差形態が全て同一ではなくてもよい。
【0061】さらに、本実施形態では、車両のダッシュ
ボード3であって運転席5と助手席7との丁度中間、つ
まり車両の車幅方向Xにおける中間の箇所に配置された
車両用計器1を例に取って説明したが、本発明は、運転
席5の運転者と助手席7の同乗者とが共有して視認でき
る箇所に配置される車両用計器に限らず、従来と同様
の、運転席5の先方に配置されて運転者に独占して視認
される車両用計器にも適用可能であることは勿論のこと
である。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明の車両用計器のランプハウジング放熱構造によれ
ば、前端が開口されたランプハウジングの内部を、該開
口に対向する前記ランプハウジングの背面から前記前端
に向けて突設した互いに異なる少なくとも第1及び第2
の2方向の隔壁により複数のランプ収容室に区画し、各
ランプ収容室にランプを各々収容して前記開口を表示板
により覆い、前記各ランプ収容室内の前記ランプを適宜
点灯させることで、前記表示板のうち前記点灯されたラ
ンプが収容された前記ランプ収容室を覆う表示板部分に
形成された表示パターンを発光させる車両用計器におい
て、前記背面であって少なくとも前記第1方向の隔壁と
前記第2方向の隔壁とが交差する隔壁交差部の突設され
た背面部分に、前記隔壁が突設された背面箇所を避け
て、前記各ランプ収容室内と前記ランプハウジングの外
部とを連通する放熱孔を貫設する構成とした。
【0063】このため、隔壁のうちハウジングの背面寄
り部分は何ら切り欠くことなく放熱孔が背面に貫設され
ることから、隔壁はその全体に亘って背面と連結される
こととなり、従って、ランプ収容室の強度が損なわれる
ことなく必要な強度を確保することができる。
【0064】しかも、隔壁がその全体に亘って背面と連
結されることから、隣接するランプ収容室との間の漏光
を防ぐための遮光壁を別途形成する必要がなく、従っ
て、ランプ収容室間を仕切る壁部材がランプハウジング
内に複雑に存在することがなく、よって、金型を用いた
樹脂成形によりランプハウジングを一体的に形成する場
合であっても、この金型を容易に設計、作製することが
できる。
【0065】その上、隔壁の背面側を切り欠いて漏光防
止用の遮光壁を前後に位置をずらして形成する必要がな
いことから、ランプハウジングに必要となる前後の奥行
き寸法を大きくせずに済み、従って、前後方向のスペー
スに余裕のない、例えばダッシュボードに計器を組み込
む場合であっても採用することができる。
【0066】加えて、隔壁の交差部分の付近、つまり、
各ランプ収容室の各隅部寄りの背面箇所に放熱孔が各々
貫設されることから、各ランプ収容室当たりに複数の放
熱口が形成されることとなり、従って、一つの放熱孔か
らランプ収容室内の空気をランプハウジングの外部に排
出させつつ、他の放熱孔からランプハウジングの外部の
空気をランプ収容室内に流入させて、ランプ収容室内と
ランプハウジングの外部との空気の対流をよくし、ラン
プの点灯により発生する熱をランプ収容室内から効率よ
く放出させることができる。
【0067】また、請求項2に記載した本発明の車両用
計器のランプハウジング放熱構造によれば、前記背面
に、前記ランプハウジングの外部から前記各ランプ収容
室に前記ランプを各々挿入するためのランプ挿入孔が、
前記各ランプ収容室に対応して複数形成されており、前
記背面の複数のランプ挿入孔により囲繞される背面部分
の略中央に前記放熱孔が形成されている構成とした。
【0068】このため、ランプハウジングの外部から背
面のランプ挿入孔を挿通してランプ収容室内にランプを
収容する場合、背面に形成される放熱孔がランプ挿入孔
と重なったり不必要に近接して背面の強度が損なわれる
のを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る放熱構造を採用した
ランプハウジングを有する車両用計器が設けられた車内
の要部斜視図である。
【図2】図1の車両用計器の分解斜視図である。
【図3】図1の左ウォーニングユニットのランプハウジ
ングの一部を切り欠いた拡大斜視図である。
【図4】図3のランプハウジングの拡大正面図である。
【図5】図1の車両用計器の拡大縦断面図である。
【図6】図2の左ウォーニングユニットの正面図であ
る。
【図7】図2の前面カバーを除く車両用計器の組付状態
を示す斜視図である。
【図8】図2の車両用計器の組付状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 車両用計器 17a,19a ランプハウジング 17b,19b ランプハウジング開口 17c 縦隔壁(第1方向の隔壁) 17d 横隔壁(第2方向の隔壁) 17e ランプ収容室 17f,19f ランプハウジング背面 17g ランプ挿入孔 17h 放熱孔 17n ランプ 17r,19r レンズシート(表示板) 17s ウォーニングシンボル(表示パターン)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端が開口されたランプハウジングの内
    部を、該開口に対向する前記ランプハウジングの背面か
    ら前記前端に向けて突設した互いに異なる少なくとも第
    1及び第2の2方向の隔壁により複数のランプ収容室に
    区画し、各ランプ収容室にランプを各々収容して前記開
    口を表示板により覆い、前記各ランプ収容室内の前記ラ
    ンプを適宜点灯させることで、前記表示板のうち前記点
    灯されたランプが収容された前記ランプ収容室を覆う表
    示板部分に形成された表示パターンを発光させる車両用
    計器において、 前記背面であって少なくとも前記第1方向の隔壁と前記
    第2方向の隔壁とが交差する隔壁交差部の突設された背
    面部分に、前記隔壁が突設された背面箇所を避けて、前
    記各ランプ収容室内と前記ランプハウジングの外部とを
    連通する放熱孔を貫設した、 ことを特徴とする車両用計器のランプハウジング放熱構
    造。
  2. 【請求項2】 前記背面には、前記ランプハウジングの
    外部から前記各ランプ収容室に前記ランプを各々挿入す
    るためのランプ挿入孔が、前記各ランプ収容室に対応し
    て複数形成されており、前記背面の複数のランプ挿入孔
    により囲繞される背面部分の略中央に前記放熱孔が形成
    されている請求項1記載の車両用計器のランプハウジン
    グ放熱構造。
JP27760297A 1997-10-09 1997-10-09 車両用計器のランプハウジング放熱構造 Withdrawn JPH11119708A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7269009B2 (en) 2002-08-26 2007-09-11 Samsung Sdi Co., Ltd. Case for covering electronic parts and display apparatus including the same
CN108168849A (zh) * 2018-03-08 2018-06-15 苏州艾驰博特检测科技有限公司 一种评价汽车雾灯透光性能的试验方法
WO2024247956A1 (ja) * 2023-05-31 2024-12-05 日本精機株式会社 表示装置

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