JPH1112184A - 牛のサルモネラ感染症治療剤 - Google Patents
牛のサルモネラ感染症治療剤Info
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- JPH1112184A JPH1112184A JP9167297A JP16729797A JPH1112184A JP H1112184 A JPH1112184 A JP H1112184A JP 9167297 A JP9167297 A JP 9167297A JP 16729797 A JP16729797 A JP 16729797A JP H1112184 A JPH1112184 A JP H1112184A
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- bacteria
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 牛腸管内からサルモネラ菌を排除するための
サルモネラ感染症治療剤を提供する。 【解決手段】 乳酸菌、酪酸菌および糖化菌を有効成分
として含有することを特徴とする牛のサルモネラ感染症
治療剤。
サルモネラ感染症治療剤を提供する。 【解決手段】 乳酸菌、酪酸菌および糖化菌を有効成分
として含有することを特徴とする牛のサルモネラ感染症
治療剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、牛のサルモネラ感
染症の治療剤に関するものである。
染症の治療剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1970年代後半から国内の牛生産農家
ではサルモネラ菌による汚染が拡がり、酪農経営上深刻
な問題となっている。1994年に農林水産省に届出の
あった件数だけで2000頭に達し、死亡頭数も571
頭に上っている。1993年度の推定被害総額は約26
億円であり、酪農経営上、特に個人経営の場合酪農その
ものを断念せざるをえない事態となっている。
ではサルモネラ菌による汚染が拡がり、酪農経営上深刻
な問題となっている。1994年に農林水産省に届出の
あった件数だけで2000頭に達し、死亡頭数も571
頭に上っている。1993年度の推定被害総額は約26
億円であり、酪農経営上、特に個人経営の場合酪農その
ものを断念せざるをえない事態となっている。
【0003】1980年代まではサルモネラ感染症は子
牛が中心であったが、それ以降は成牛にも汚染が広がっ
ており、現在の集団飼育形態を続ける限り、ますますサ
ルモネラ菌の汚染は拡がるものと思われる。
牛が中心であったが、それ以降は成牛にも汚染が広がっ
ており、現在の集団飼育形態を続ける限り、ますますサ
ルモネラ菌の汚染は拡がるものと思われる。
【0004】一方、平成6年度の全国の食中毒発生状況
ではサルモネラ菌が汚染菌の半数を占め14410人に
達している。従来、その原因食品は主に鶏卵およびその
加工品であったが、近年では牛肉あるいは牛乳にもその
被害が及んでいるとの報告もある。1996年に国内で
発生した腸管出血性大腸菌O157による被害者数が約
9000人であったことを考慮すると、サルモネラ菌に
よる食中毒被害数がいかに多いかが理解できる。
ではサルモネラ菌が汚染菌の半数を占め14410人に
達している。従来、その原因食品は主に鶏卵およびその
加工品であったが、近年では牛肉あるいは牛乳にもその
被害が及んでいるとの報告もある。1996年に国内で
発生した腸管出血性大腸菌O157による被害者数が約
9000人であったことを考慮すると、サルモネラ菌に
よる食中毒被害数がいかに多いかが理解できる。
【0005】家畜分野で問題とされているサルモネラ菌
の血清型としては、サルモネラティフィムリウム(S
T)、サルモネラダブリン(SD)、サルモネラエンテ
リティーディス(SE)が代表的である。特に、STは
牛の汚染菌としては、最も多く分離されている。SDは
STに比較し発生牛数は少ないものの、腸管内から門脈
を経て全身性の感染症になる確率が高く、敗血症、他臓
器への侵襲を起こし死亡するケースがある。SD発生後
は糞便中から完全に排除されない限り、出荷の許可が得
られず出荷時期を逸するケースや排菌を確認する前に死
亡するケースが多く、酪農経営上特に留意すべき菌種で
ある。SEについては牛よりもブロイラー、採卵鶏で問
題になっている菌種であることから、牛の感染症よりも
環境汚染源として注意を要する菌種である。
の血清型としては、サルモネラティフィムリウム(S
T)、サルモネラダブリン(SD)、サルモネラエンテ
リティーディス(SE)が代表的である。特に、STは
牛の汚染菌としては、最も多く分離されている。SDは
STに比較し発生牛数は少ないものの、腸管内から門脈
を経て全身性の感染症になる確率が高く、敗血症、他臓
器への侵襲を起こし死亡するケースがある。SD発生後
は糞便中から完全に排除されない限り、出荷の許可が得
られず出荷時期を逸するケースや排菌を確認する前に死
亡するケースが多く、酪農経営上特に留意すべき菌種で
ある。SEについては牛よりもブロイラー、採卵鶏で問
題になっている菌種であることから、牛の感染症よりも
環境汚染源として注意を要する菌種である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】サルモネラ感染症対策
として抗生物質の投与が盛んに行われている。抗生物質
は、動物用医薬品以外でも飼料添加剤として増体効果が
確認され、広く使用されている。しかし、現在では酪農
製品への残留性の問題、また耐性菌出現の可能性が高い
ことから、抗生物質の使用量および応用分野に対して
は、使用の規制が強化されている。また、サルモネラの
ワクチンの開発も古くから検討されているが製品化には
至っていないのが現状である。
として抗生物質の投与が盛んに行われている。抗生物質
は、動物用医薬品以外でも飼料添加剤として増体効果が
確認され、広く使用されている。しかし、現在では酪農
製品への残留性の問題、また耐性菌出現の可能性が高い
ことから、抗生物質の使用量および応用分野に対して
は、使用の規制が強化されている。また、サルモネラの
ワクチンの開発も古くから検討されているが製品化には
至っていないのが現状である。
【0007】そのような現状から、家禽の分野ではヌル
ミらにより親鶏の盲腸内容物の中の腸内細菌を製剤化
し、雛鳥に投与することによりサルモネラ菌などの病原
性微生物を競合排除する試みが行われ、最近製品化され
ている。
ミらにより親鶏の盲腸内容物の中の腸内細菌を製剤化
し、雛鳥に投与することによりサルモネラ菌などの病原
性微生物を競合排除する試みが行われ、最近製品化され
ている。
【0008】しかし、牛の分野ではそのような競合排除
法の試みはほとんどなく、牛第1胃内のルーメン機能改
善剤を主体とした製品が多かった。また、乳酸菌やビフ
ィズス菌などを利用した生菌製剤の利用も試みられてき
たが、積極的にサルモネラ菌を排除しようとする試み
は、これまでなされていなかった。
法の試みはほとんどなく、牛第1胃内のルーメン機能改
善剤を主体とした製品が多かった。また、乳酸菌やビフ
ィズス菌などを利用した生菌製剤の利用も試みられてき
たが、積極的にサルモネラ菌を排除しようとする試み
は、これまでなされていなかった。
【0009】本発明が解決しようとする課題は、牛腸管
内からサルモネラ菌を排除するためのサルモネラ感染症
治療剤を提供することにある。
内からサルモネラ菌を排除するためのサルモネラ感染症
治療剤を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、サルモネ
ラ感染実験モデルとして従来利用されてきたラット、マ
ウスではなく、子牛を用いた感染モデルを作出すること
に成功し、特定の生菌混合物がSTおよびSDの生体外
への排除効果を示すことを見いだし、本発明を完成する
に至った。
ラ感染実験モデルとして従来利用されてきたラット、マ
ウスではなく、子牛を用いた感染モデルを作出すること
に成功し、特定の生菌混合物がSTおよびSDの生体外
への排除効果を示すことを見いだし、本発明を完成する
に至った。
【0011】すなわち本発明は、(1) 乳酸菌、酪酸
菌および糖化菌を有効成分として含有することを特徴と
する牛のサルモネラ感染症治療剤、(2) 牛が肥育牛
または搾乳牛である前記(1)項に記載の牛のサルモネ
ラ感染症治療剤、に関するものである。
菌および糖化菌を有効成分として含有することを特徴と
する牛のサルモネラ感染症治療剤、(2) 牛が肥育牛
または搾乳牛である前記(1)項に記載の牛のサルモネ
ラ感染症治療剤、に関するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明における牛のサルモネラ感
染症治療剤は、乳酸菌、酪酸菌および糖化菌の3種の生
菌を混合したことを特徴とする生菌剤である。
染症治療剤は、乳酸菌、酪酸菌および糖化菌の3種の生
菌を混合したことを特徴とする生菌剤である。
【0013】本発明で用いられる乳酸菌は特に限定され
るものではないが、例えばストレプトコッカス フェカ
ーリス T−110(Streptococcus faecalis T-110)
(以下「SF」と略す)は、健常成人から分離されたグ
ラム陽性の通性嫌気性球菌であり乳酸産生能が高く、増
殖速度が速い性格を有する。
るものではないが、例えばストレプトコッカス フェカ
ーリス T−110(Streptococcus faecalis T-110)
(以下「SF」と略す)は、健常成人から分離されたグ
ラム陽性の通性嫌気性球菌であり乳酸産生能が高く、増
殖速度が速い性格を有する。
【0014】酪酸菌も特に限定されないが、例えばクロ
ストリジウム ブチリカム TO−A(Clostridium bu
tyricum TO-A)(以下「CB」と略す)は、健常成人か
ら分離されたグラム陽性の偏性嫌気性桿菌で胞子形成能
を有し、酪酸、酢酸などの短鎖脂肪酸を産生する。
ストリジウム ブチリカム TO−A(Clostridium bu
tyricum TO-A)(以下「CB」と略す)は、健常成人か
ら分離されたグラム陽性の偏性嫌気性桿菌で胞子形成能
を有し、酪酸、酢酸などの短鎖脂肪酸を産生する。
【0015】また糖化菌も特に限定されないが、例えば
バチルス メセンテリカス TO−A(Bacillus mesen
tericus TO-A)(以下「BM」と略す)は、土壌より分
離されたグラム陽性の好気性桿菌で、澱粉分解酵素を産
生する。
バチルス メセンテリカス TO−A(Bacillus mesen
tericus TO-A)(以下「BM」と略す)は、土壌より分
離されたグラム陽性の好気性桿菌で、澱粉分解酵素を産
生する。
【0016】本発明の3種菌の混合物をサルモネラに感
染した牛に投与することにより、サルモネラ菌を除去す
ることができ、本発明の3種菌混合物は牛のサルモネラ
感染症治療剤として有効である。また、本発明の3種菌
混合物を正常な牛に投与することにより、サルモネラ感
染症の発症を予防することができ、本発明の3種菌混合
物は牛のサルモネラ感染症予防剤としても有効である。
染した牛に投与することにより、サルモネラ菌を除去す
ることができ、本発明の3種菌混合物は牛のサルモネラ
感染症治療剤として有効である。また、本発明の3種菌
混合物を正常な牛に投与することにより、サルモネラ感
染症の発症を予防することができ、本発明の3種菌混合
物は牛のサルモネラ感染症予防剤としても有効である。
【0017】本発明の3種菌の混合物が牛のサルモネラ
感染症に有効な理由は不明であるが、本発明におけるこ
れら3種の菌が共生関係から成り立っていることにその
要因の一部があると思われる。すなわち、SF、CBを
混合培養するとCBは、その単独培養に比較して約10
倍に生菌数が増加する。また、SFおよびBMを澱粉培
地により培養するとSFは、約10倍に生菌数が増大す
る。また、嫌気性連続流動培養によりSF、CBの病原
性大腸菌に対する抑制作用を確認したところ、SFある
いはCBの単独の病原性大腸菌抑制作用よりも、SFお
よびCBの共生関係が維持される条件では強力な抑制作
用が認められた。一方、BMおよびビフィズス菌を混合
培養した場合、ビフィズス菌単独培養に比較し約10倍
の増殖効率の向上が観察された。
感染症に有効な理由は不明であるが、本発明におけるこ
れら3種の菌が共生関係から成り立っていることにその
要因の一部があると思われる。すなわち、SF、CBを
混合培養するとCBは、その単独培養に比較して約10
倍に生菌数が増加する。また、SFおよびBMを澱粉培
地により培養するとSFは、約10倍に生菌数が増大す
る。また、嫌気性連続流動培養によりSF、CBの病原
性大腸菌に対する抑制作用を確認したところ、SFある
いはCBの単独の病原性大腸菌抑制作用よりも、SFお
よびCBの共生関係が維持される条件では強力な抑制作
用が認められた。一方、BMおよびビフィズス菌を混合
培養した場合、ビフィズス菌単独培養に比較し約10倍
の増殖効率の向上が観察された。
【0018】本発明の3種菌は、それぞれ適当な培地に
より培養することができる。すなわち、ブドウ糖、白
糖、澱粉等の炭素源、ペプトン、肉エキス、酵母エキス
等の窒素およびミネラルなどからなる組成の培地で培養
することができる。各々の培地で培養した後、遠心分離
を行い菌体を得る。その後、得られた菌体をスキムミル
ク溶液等に分散し、凍結乾燥する。得られた乾燥体を粉
砕し、馬鈴薯澱粉、コーンスターチ、乳糖、酸性白土、
天然ケイ酸アルミニウム等の賦形剤と混合し、3種菌原
末とすればよい。
より培養することができる。すなわち、ブドウ糖、白
糖、澱粉等の炭素源、ペプトン、肉エキス、酵母エキス
等の窒素およびミネラルなどからなる組成の培地で培養
することができる。各々の培地で培養した後、遠心分離
を行い菌体を得る。その後、得られた菌体をスキムミル
ク溶液等に分散し、凍結乾燥する。得られた乾燥体を粉
砕し、馬鈴薯澱粉、コーンスターチ、乳糖、酸性白土、
天然ケイ酸アルミニウム等の賦形剤と混合し、3種菌原
末とすればよい。
【0019】本発明の3種菌混合物のSF、CB、BM
の配合割合は菌数の比で、10:1:1が理想的である
が、この比率に限定されるものではない。
の配合割合は菌数の比で、10:1:1が理想的である
が、この比率に限定されるものではない。
【0020】本発明の3種菌混合物の投与量は、通常子
牛で1回20〜50g、成牛で1回50〜200gをそ
のまま経口投与するか、混餌で投与すればよい。混餌に
際して、飼料中にビタミン、ミネラルなどの通常の飼料
添加物を配合してもよい。
牛で1回20〜50g、成牛で1回50〜200gをそ
のまま経口投与するか、混餌で投与すればよい。混餌に
際して、飼料中にビタミン、ミネラルなどの通常の飼料
添加物を配合してもよい。
【0021】本発明の3種菌混合物は、牛のサルモネラ
感染症治療剤として有効であるが、また牛のサルモネラ
感染症を予防するために牛に投与しても優れた効果を発
揮する。
感染症治療剤として有効であるが、また牛のサルモネラ
感染症を予防するために牛に投与しても優れた効果を発
揮する。
【0022】本発明の対象となる牛は特に限定されるも
のではないが、例えば、ホルスタイン、和牛、F1(ホ
ルスタインと和牛との交配種)、ジャージー種などの肥
育牛、搾乳牛である。
のではないが、例えば、ホルスタイン、和牛、F1(ホ
ルスタインと和牛との交配種)、ジャージー種などの肥
育牛、搾乳牛である。
【0023】
実施例1 以下の表1に示した組成の3種生菌混合製剤を調製し
た。なお、乳酸菌はストレプトコッカス フェカーリス
T−110(Streptococcus faecalis T-110)(生工
技寄 FERM P−8936)を、酪酸菌はクロスト
リジウム ブチリカム TO−A(Clostridium butyri
cum TO-A)(生工技寄 FERM P−8935)を、
糖化菌はバチルス メセンテリカス TO−A(Bacill
us mesentericus TO-A)(生工技寄 FERM P−8
934)の凍結乾燥原末を用いた。
た。なお、乳酸菌はストレプトコッカス フェカーリス
T−110(Streptococcus faecalis T-110)(生工
技寄 FERM P−8936)を、酪酸菌はクロスト
リジウム ブチリカム TO−A(Clostridium butyri
cum TO-A)(生工技寄 FERM P−8935)を、
糖化菌はバチルス メセンテリカス TO−A(Bacill
us mesentericus TO-A)(生工技寄 FERM P−8
934)の凍結乾燥原末を用いた。
【0024】
【表1】
【0025】生後10日令のホルスタイン種4頭を、3
種生菌混合製剤投与区を2頭とし、対照区を2頭とし
た。
種生菌混合製剤投与区を2頭とし、対照区を2頭とし
た。
【0026】両試験区とも、抗菌剤無添加の哺乳期子牛
用代用乳(商品名:マクシケアー)を朝夕2回、各2L
ずつ給与した。3種生菌混合製剤投与区では当該製剤を
1日1頭当たり50g代用乳に混ぜ、導入から剖検まで
毎日投入した。
用代用乳(商品名:マクシケアー)を朝夕2回、各2L
ずつ給与した。3種生菌混合製剤投与区では当該製剤を
1日1頭当たり50g代用乳に混ぜ、導入から剖検まで
毎日投入した。
【0027】導入7日後に1頭当たり10%NaHCO
3100mlに浮遊させたサルモネラ ダブリン(Salmo
nella Dublin)(SD)5230P+株(菌数:104
/ml)をストマックチューブで全頭に胃内投与した。
3100mlに浮遊させたサルモネラ ダブリン(Salmo
nella Dublin)(SD)5230P+株(菌数:104
/ml)をストマックチューブで全頭に胃内投与した。
【0028】検査方法は、糞便1gを生理食塩水で希釈
し、ハーナーテトラチオン酸塩培地およびSGBスルフ
ァ基礎培地に接種し、37℃24時間培養した。培養液
をノボビオシン添加DHL寒天培地にて培養し、サルモ
ネラのコロニーを検索した。分離したサルモネラの菌型
は抗サルモネラO9群血清を用いたスライド凝集反応に
より確認した。さらに、サルモネラ陰性のものについて
も増菌培地を室温で7日間放置し遅延2次増菌を行っ
た。
し、ハーナーテトラチオン酸塩培地およびSGBスルフ
ァ基礎培地に接種し、37℃24時間培養した。培養液
をノボビオシン添加DHL寒天培地にて培養し、サルモ
ネラのコロニーを検索した。分離したサルモネラの菌型
は抗サルモネラO9群血清を用いたスライド凝集反応に
より確認した。さらに、サルモネラ陰性のものについて
も増菌培地を室温で7日間放置し遅延2次増菌を行っ
た。
【0029】糞便所見を表2に、糞便からのSD分離状
況を表3に示した。
況を表3に示した。
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】表2に示した結果から明らかなように、3
種生菌混合製剤投与区は有意に便性の改善傾向が観察さ
れた。
種生菌混合製剤投与区は有意に便性の改善傾向が観察さ
れた。
【0033】表3に示した結果から明らかなように、3
種生菌混合製剤投与区では、SDチャレンジ後5日以内
にサルモネラ菌は検出されなくなったが、対照区では9
日目までサルモネラ菌の検出が続いた。
種生菌混合製剤投与区では、SDチャレンジ後5日以内
にサルモネラ菌は検出されなくなったが、対照区では9
日目までサルモネラ菌の検出が続いた。
【0034】実施例2 以下の表4に示した3種生菌混合製剤を調製した。乳酸
菌、酪酸菌および糖化菌は実施例1で使用したものを用
いた。
菌、酪酸菌および糖化菌は実施例1で使用したものを用
いた。
【0035】
【表4】
【0036】生後30日令のホルスタイン種8頭を、3
種生菌混合製剤投与区を4頭とし、対照区を4頭とし
た。
種生菌混合製剤投与区を4頭とし、対照区を4頭とし
た。
【0037】両試験区とも哺乳期子牛用代用乳(商品
名:プロミルク)を朝夕2回、各2Lずつ給与した。3
種生菌混合製剤投与区では、当該製剤を1日1頭当たり
50gを代用乳に混ぜ、導入から剖検まで毎日投与し
た。また、乾草と市販人工乳(商品名:スーパーほいく
モーレット)不断給餌した。
名:プロミルク)を朝夕2回、各2Lずつ給与した。3
種生菌混合製剤投与区では、当該製剤を1日1頭当たり
50gを代用乳に混ぜ、導入から剖検まで毎日投与し
た。また、乾草と市販人工乳(商品名:スーパーほいく
モーレット)不断給餌した。
【0038】導入7日後に1頭当たり10%NaHCO
3100mlに浮遊させたサルモネラ ティフィムリウ
ム(Salmonella Typhimurium)(ST)(菌数:104
/ml)をストマックチューブで全頭に胃内投与した。
3100mlに浮遊させたサルモネラ ティフィムリウ
ム(Salmonella Typhimurium)(ST)(菌数:104
/ml)をストマックチューブで全頭に胃内投与した。
【0039】検査方法は、糞便1gを生理食塩水で希釈
し、ハーナーテトラチオン酸塩培地およびSGBスルフ
ァ基礎培地に接種し、37℃24時間培養した。培養液
をノボビオシン添加DHL寒天培地にて培養し、サルモ
ネラのコロニーを検索した。分離したサルモネラの菌型
は抗サルモネラO9群血清を用いたスライド凝集反応に
より確認した。さらに、サルモネラ陰性のものについて
も増菌培地を室温で7日間放置し遅延2次増菌を行っ
た。
し、ハーナーテトラチオン酸塩培地およびSGBスルフ
ァ基礎培地に接種し、37℃24時間培養した。培養液
をノボビオシン添加DHL寒天培地にて培養し、サルモ
ネラのコロニーを検索した。分離したサルモネラの菌型
は抗サルモネラO9群血清を用いたスライド凝集反応に
より確認した。さらに、サルモネラ陰性のものについて
も増菌培地を室温で7日間放置し遅延2次増菌を行っ
た。
【0040】血液学的所見を表5に、糞便からのST分
離状況を表6に示す。
離状況を表6に示す。
【0041】
【表5】
【0042】
【表6】
【0043】表5に示した結果から明らかなように、対
照区、3種生菌混合製剤投与区ともに有意な差は観察さ
れなかった。
照区、3種生菌混合製剤投与区ともに有意な差は観察さ
れなかった。
【0044】表6に示した結果から明らかなように、3
種生菌混合製剤投与区では、STチャレンジ後トータル
スコア(Total score)で12日目には対照区に比較し
有意な差が認められた。また、投与した3種菌いずれも
高頻度に糞便より検出された。
種生菌混合製剤投与区では、STチャレンジ後トータル
スコア(Total score)で12日目には対照区に比較し
有意な差が認められた。また、投与した3種菌いずれも
高頻度に糞便より検出された。
【0045】
【発明の効果】以上のように、乳酸菌、酪酸菌および糖
化菌を有効成分とする本発明の3種生菌混合製剤は牛の
サルモネラ感染症の治療剤として有効であり、本発明の
3種生菌混合製剤を牛に投与することにより、サルモネ
ラ感染症による牛の諸症状の改善、あるいはサルモネラ
の蔓延防止、酪農環境の清浄化等が期待できる。
化菌を有効成分とする本発明の3種生菌混合製剤は牛の
サルモネラ感染症の治療剤として有効であり、本発明の
3種生菌混合製剤を牛に投与することにより、サルモネ
ラ感染症による牛の諸症状の改善、あるいはサルモネラ
の蔓延防止、酪農環境の清浄化等が期待できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 乳酸菌、酪酸菌および糖化菌を有効成分
として含有することを特徴とする牛のサルモネラ感染症
治療剤。 - 【請求項2】 牛が肥育牛または搾乳牛である請求項1
に記載の牛のサルモネラ感染症治療剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9167297A JPH1112184A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 牛のサルモネラ感染症治療剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9167297A JPH1112184A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 牛のサルモネラ感染症治療剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1112184A true JPH1112184A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15847150
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9167297A Pending JPH1112184A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 牛のサルモネラ感染症治療剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1112184A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014133736A (ja) * | 2012-12-10 | 2014-07-24 | Toa Yakuhin Kogyo Kk | 腸絨毛伸長組成物及び抗コクシジウム組成物 |
-
1997
- 1997-06-24 JP JP9167297A patent/JPH1112184A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014133736A (ja) * | 2012-12-10 | 2014-07-24 | Toa Yakuhin Kogyo Kk | 腸絨毛伸長組成物及び抗コクシジウム組成物 |
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