JPH1112201A - メタリルクロライドの製造方法 - Google Patents
メタリルクロライドの製造方法Info
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- JPH1112201A JPH1112201A JP16108397A JP16108397A JPH1112201A JP H1112201 A JPH1112201 A JP H1112201A JP 16108397 A JP16108397 A JP 16108397A JP 16108397 A JP16108397 A JP 16108397A JP H1112201 A JPH1112201 A JP H1112201A
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- OHXAOPZTJOUYKM-UHFFFAOYSA-N 3-Chloro-2-methylpropene Chemical compound CC(=C)CCl OHXAOPZTJOUYKM-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract 8
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract 6
- 239000007789 gas Substances 0.000 claims abstract 17
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- KZBUYRJDOAKODT-UHFFFAOYSA-N Chlorine Chemical compound ClCl KZBUYRJDOAKODT-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract 5
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- 229910052801 chlorine Inorganic materials 0.000 claims abstract 2
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- ZAMOUSCENKQFHK-UHFFFAOYSA-N Chlorine atom Chemical compound [Cl] ZAMOUSCENKQFHK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 塩素ガスとイソブチレンガスを均一に混合
し、且つ混合した両ガスを溶剤中へ均一に分散させるこ
とにより、メタリルクロライドを好収率でしかも安定的
に製造する手段を提供する。 【解決手段】 塩素ガスとイソブチレンガスを混合して
溶剤中へ供給しメタリルクロライドを製造する方法にお
いて、両ガスの供給モル比(イソブチレン/塩素)を
0.9〜1.1とし、且つ両ガスを合流させた流路内に
静止型撹拌混合器を設置する。また、上記の混合したガ
スを、各孔から均等な流量でガスが吐出され且つ内部に
ガスの異常滞留空間が生じないように孔径およびその配
置を調整された多数の細孔を有する分散器を通して供給
する。
し、且つ混合した両ガスを溶剤中へ均一に分散させるこ
とにより、メタリルクロライドを好収率でしかも安定的
に製造する手段を提供する。 【解決手段】 塩素ガスとイソブチレンガスを混合して
溶剤中へ供給しメタリルクロライドを製造する方法にお
いて、両ガスの供給モル比(イソブチレン/塩素)を
0.9〜1.1とし、且つ両ガスを合流させた流路内に
静止型撹拌混合器を設置する。また、上記の混合したガ
スを、各孔から均等な流量でガスが吐出され且つ内部に
ガスの異常滞留空間が生じないように孔径およびその配
置を調整された多数の細孔を有する分散器を通して供給
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタリルクロライ
ドの製造方法に関するものである。メタリルクロライド
は、反応性の高い2重結合と塩素を併せ持つ特異な構造
を有する化合物であり、様々な化学品の原料または中間
体として利用されている。特にアクリル繊維の染色助剤
であるメタリルスルホン酸ソーダの原料としての需要が
大きく、該化合物の主要な用途となっている。また、種
々の農薬の原料としても有用な物質である。
ドの製造方法に関するものである。メタリルクロライド
は、反応性の高い2重結合と塩素を併せ持つ特異な構造
を有する化合物であり、様々な化学品の原料または中間
体として利用されている。特にアクリル繊維の染色助剤
であるメタリルスルホン酸ソーダの原料としての需要が
大きく、該化合物の主要な用途となっている。また、種
々の農薬の原料としても有用な物質である。
【0002】
【従来の技術】メタリルクロライドの製造方法は種々報
告されているが、塩素ガスとイソブチレンガスより製造
する方法が一般的である。例えば特公昭53−3940
2号公報には、両ガスを混合したものを生成液中に供給
する方法が示されている。該公報では両ガスの混合に関
し、反応器入り口の直前で両ガスの供給管を合流させる
のみで十分目的が達せられると記載されており、それ以
上の具体的技術は示されていなかった。
告されているが、塩素ガスとイソブチレンガスより製造
する方法が一般的である。例えば特公昭53−3940
2号公報には、両ガスを混合したものを生成液中に供給
する方法が示されている。該公報では両ガスの混合に関
し、反応器入り口の直前で両ガスの供給管を合流させる
のみで十分目的が達せられると記載されており、それ以
上の具体的技術は示されていなかった。
【0003】しかしながら、本発明者らが詳細に検証し
た結果、本反応においてメタリルクロライドの収率と両
ガスの混合状態には密接な関係があり、良好な収率を得
るには、両ガスを極めて均一に混合することが不可欠で
あり、そのための技術の創出が必須であることがわかっ
た。後述するように、混合が不十分な状態で反応が行わ
れると、副生する塩化水素とイソブチレンとの反応や生
成メタリルクロライドと塩素との反応などの副反応の比
率が増大し、結果としてメタリルクロライドの収率が低
下する。
た結果、本反応においてメタリルクロライドの収率と両
ガスの混合状態には密接な関係があり、良好な収率を得
るには、両ガスを極めて均一に混合することが不可欠で
あり、そのための技術の創出が必須であることがわかっ
た。後述するように、混合が不十分な状態で反応が行わ
れると、副生する塩化水素とイソブチレンとの反応や生
成メタリルクロライドと塩素との反応などの副反応の比
率が増大し、結果としてメタリルクロライドの収率が低
下する。
【0004】2種のガスを混合するために一般に用いら
れる簡易的な方法、たとえば単純な2重管方式や、In
dustrial and Engineering
Chemistry VOL.31、NO.11、p.
1413に示されているような分岐管方式のみでは、本
発明が要求するような高度に均一な混合状態を得るには
非常に長距離を要するという問題があり、特に工業的規
模で反応を実施する場合に空間的およびコスト的な不都
合が生じた。このような問題に対し、ガスの流路に邪魔
板を設置する方策が考えれるが、それでは十分な効果が
得られないばかりでなく、それらを設置するために発生
するデッドスペース(異常滞留空間)のため、副反応が
顕在化するなどの問題があった。
れる簡易的な方法、たとえば単純な2重管方式や、In
dustrial and Engineering
Chemistry VOL.31、NO.11、p.
1413に示されているような分岐管方式のみでは、本
発明が要求するような高度に均一な混合状態を得るには
非常に長距離を要するという問題があり、特に工業的規
模で反応を実施する場合に空間的およびコスト的な不都
合が生じた。このような問題に対し、ガスの流路に邪魔
板を設置する方策が考えれるが、それでは十分な効果が
得られないばかりでなく、それらを設置するために発生
するデッドスペース(異常滞留空間)のため、副反応が
顕在化するなどの問題があった。
【0005】特公昭53−24926号公報には、両ガ
スの混合方式の一例が開示されているが、本発明者らの
検討の結果、特に工業化規模においては、この方法を用
いてもガスの混合が不十分であり、しかも混合ガスの異
常滞留空間が発生するためメタリルクロライドの良好な
収率を得ることはできなかった。また、本発明者らが詳
細に検証した結果、メタリルクロライドの良好な収率を
得ることおよび工業的安定生産を達成するには、混合し
た両ガスを溶剤中に均一に分散させることが不可欠であ
った。また本反応は、液膜の存在により加速されるの
で、ガス分散器の内部に溶剤が進入すれば、そこで局所
的に急激な反応が進行し、安全性および反応収率の両面
から不都合を生じる。従って、ガス分散器内部には溶剤
の進入が無く、しかもガスを溶剤中に均一に分散し得る
分散器の創出が不可欠であった。また、分散器内部に異
常滞留空間をつくらないことも、メタリルクロライドの
良好な収率を得る上で不可欠である。しかしながら従
来、それらの課題を解決するための技術は示されていな
かった。
スの混合方式の一例が開示されているが、本発明者らの
検討の結果、特に工業化規模においては、この方法を用
いてもガスの混合が不十分であり、しかも混合ガスの異
常滞留空間が発生するためメタリルクロライドの良好な
収率を得ることはできなかった。また、本発明者らが詳
細に検証した結果、メタリルクロライドの良好な収率を
得ることおよび工業的安定生産を達成するには、混合し
た両ガスを溶剤中に均一に分散させることが不可欠であ
った。また本反応は、液膜の存在により加速されるの
で、ガス分散器の内部に溶剤が進入すれば、そこで局所
的に急激な反応が進行し、安全性および反応収率の両面
から不都合を生じる。従って、ガス分散器内部には溶剤
の進入が無く、しかもガスを溶剤中に均一に分散し得る
分散器の創出が不可欠であった。また、分散器内部に異
常滞留空間をつくらないことも、メタリルクロライドの
良好な収率を得る上で不可欠である。しかしながら従
来、それらの課題を解決するための技術は示されていな
かった。
【0006】以上のように従来、塩素ガスとイソブチレ
ンガスを均一に混合するための適切な技術が示されてお
らず、メタリルクロライドを両ガスより工業的に安定的
に量産する際の障壁となっていた。また、塩素ガスとイ
ソブチレンガスを混合したガスを溶剤中に分散する方法
として分散器を用いるに際し、分散器内部へのガスの進
入がない状態で、ガスを溶剤中に均一に分散させるため
の方法も示されていなかった。
ンガスを均一に混合するための適切な技術が示されてお
らず、メタリルクロライドを両ガスより工業的に安定的
に量産する際の障壁となっていた。また、塩素ガスとイ
ソブチレンガスを混合したガスを溶剤中に分散する方法
として分散器を用いるに際し、分散器内部へのガスの進
入がない状態で、ガスを溶剤中に均一に分散させるため
の方法も示されていなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、塩素ガスと
イソブチレンガスを均一に混合し、且つ混合した両ガス
を溶剤中に均一に分散させることにより、メタリルクロ
ライドを高収率で安定的に製造する方法を提供すること
を目的とする。
イソブチレンガスを均一に混合し、且つ混合した両ガス
を溶剤中に均一に分散させることにより、メタリルクロ
ライドを高収率で安定的に製造する方法を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
につき鋭意検討した結果、両ガスの混合方法としてガス
の流路内に静止型撹拌混合器を設置することで極めて均
一な混合状態が得られ、しかもデッドスペースが発生し
ないために副反応も大幅に抑制できることを見出した。
また、混合した両ガスを特定の構造の分散器を通して溶
剤中に吹き込むことによりガスの均一な分散が達成さ
れ、しかも該分散器内部への溶剤の進入が抑制され、メ
タリルクロライドを良好な収率で安全に製造できるとと
もに、ガス吹き込みに伴う飛沫同伴などの不安定要因が
排除され、工業的な安定生産が可能となった。
につき鋭意検討した結果、両ガスの混合方法としてガス
の流路内に静止型撹拌混合器を設置することで極めて均
一な混合状態が得られ、しかもデッドスペースが発生し
ないために副反応も大幅に抑制できることを見出した。
また、混合した両ガスを特定の構造の分散器を通して溶
剤中に吹き込むことによりガスの均一な分散が達成さ
れ、しかも該分散器内部への溶剤の進入が抑制され、メ
タリルクロライドを良好な収率で安全に製造できるとと
もに、ガス吹き込みに伴う飛沫同伴などの不安定要因が
排除され、工業的な安定生産が可能となった。
【0009】すなわち、本発明は下記の通りである。 1)塩素ガスとイソブチレンガスを混合して溶剤中へ供
給しメタリルクロライドを製造する方法であって、両ガ
スの供給モル比(イソブチレン/塩素)を0.9〜1.
1とし、且つ両ガスを合流させた流路内に静止型撹拌混
合器を設置することを特徴とするメタリルクロライドの
製造方法。
給しメタリルクロライドを製造する方法であって、両ガ
スの供給モル比(イソブチレン/塩素)を0.9〜1.
1とし、且つ両ガスを合流させた流路内に静止型撹拌混
合器を設置することを特徴とするメタリルクロライドの
製造方法。
【0010】2)塩素ガスとイソブチレンガスを混合し
たガスを、各孔から均等な流量でガスが吐出され且つ内
部にガスの異常滞留空間が生じないように孔径およびそ
の配置を調整された多数の細孔を有する分散器を通して
供給することを特徴とする上記1記載のメタリルクロラ
イドの製造方法。 3)分散器のガス吐出孔が、溶剤中で下向きに配置され
ていることを特徴とする上記2記載のメタリルクロライ
ドの製造方法。
たガスを、各孔から均等な流量でガスが吐出され且つ内
部にガスの異常滞留空間が生じないように孔径およびそ
の配置を調整された多数の細孔を有する分散器を通して
供給することを特徴とする上記1記載のメタリルクロラ
イドの製造方法。 3)分散器のガス吐出孔が、溶剤中で下向きに配置され
ていることを特徴とする上記2記載のメタリルクロライ
ドの製造方法。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
製造方法において、メタリルクロライドの生成反応は、
塩素ガスとイソブチレンガスを気相で混合し、これを溶
剤中に供給することにより極めて速やかに進行する反応
である。本発明者らが塩素ガスとイソブチレンガスの供
給モル比および両ガスの混合状態を種々変更して実験し
た結果、両ガスの供給モル比を厳正に設定し且つ両ガス
を極めて均一に混合することが、メタリルクロライドの
良好な収率を得る上で不可欠であることがわかった。両
ガスの供給モル比は1.0周辺の特定の範囲に設定する
ことが極めて重要である。
製造方法において、メタリルクロライドの生成反応は、
塩素ガスとイソブチレンガスを気相で混合し、これを溶
剤中に供給することにより極めて速やかに進行する反応
である。本発明者らが塩素ガスとイソブチレンガスの供
給モル比および両ガスの混合状態を種々変更して実験し
た結果、両ガスの供給モル比を厳正に設定し且つ両ガス
を極めて均一に混合することが、メタリルクロライドの
良好な収率を得る上で不可欠であることがわかった。両
ガスの供給モル比は1.0周辺の特定の範囲に設定する
ことが極めて重要である。
【0012】塩素とイソブチレンの供給モル比(イソブ
チレン/塩素)が0.9未満の場合、すなわち塩素が過
剰の場合には、生成したメタリルクロライドがさらに塩
素化されることなどによる高次塩素化物の生成が顕著に
なり、結果としてメタリルクロライドの収率が低下す
る。一方、同モル比が1.1を越える場合、すなわちイ
ソブチレンが過剰の場合には、メタリルクロライドの対
イソブチレン収率が低下するという自明な不利益が生ず
るのみならず、イソブチレンと副生する塩化水素との反
応で生じるt−ブチルクロライドの生成量が増大する。
t−ブチルクロライドはメタリルクロライドと沸点が近
接しているので、その副生量が増加すると分離精製工程
が煩雑になるという不利益も生じる。したがって、塩素
とイソブチレンの供給モル比の好ましい範囲は0.9〜
1.1であり、さらに好ましい範囲は、0.95〜1.
05である。
チレン/塩素)が0.9未満の場合、すなわち塩素が過
剰の場合には、生成したメタリルクロライドがさらに塩
素化されることなどによる高次塩素化物の生成が顕著に
なり、結果としてメタリルクロライドの収率が低下す
る。一方、同モル比が1.1を越える場合、すなわちイ
ソブチレンが過剰の場合には、メタリルクロライドの対
イソブチレン収率が低下するという自明な不利益が生ず
るのみならず、イソブチレンと副生する塩化水素との反
応で生じるt−ブチルクロライドの生成量が増大する。
t−ブチルクロライドはメタリルクロライドと沸点が近
接しているので、その副生量が増加すると分離精製工程
が煩雑になるという不利益も生じる。したがって、塩素
とイソブチレンの供給モル比の好ましい範囲は0.9〜
1.1であり、さらに好ましい範囲は、0.95〜1.
05である。
【0013】以上のように、供給する原料ガスのモル比
を厳正に設定しないと副反応が顕著になるなどの不利益
が生ずるが、同モル比を厳正に設定しても、両ガスが極
めて均一に混合されない限り、供給時のモル比から偏差
した部分が局所的に発生し、やはり副反応が顕在化する
などの問題が生じる。すなわち、塩素ガスおよびイソブ
チレンガスの供給時点でのモル比を特定の範囲に厳正に
管理すると同時に両ガスを極めて均一に混合することが
必須要件である。
を厳正に設定しないと副反応が顕著になるなどの不利益
が生ずるが、同モル比を厳正に設定しても、両ガスが極
めて均一に混合されない限り、供給時のモル比から偏差
した部分が局所的に発生し、やはり副反応が顕在化する
などの問題が生じる。すなわち、塩素ガスおよびイソブ
チレンガスの供給時点でのモル比を特定の範囲に厳正に
管理すると同時に両ガスを極めて均一に混合することが
必須要件である。
【0014】本発明で用いる静止型撹拌混合器とは、そ
れ自身は動かず、流体がそこを通過することで極めて短
距離で良好な混合状態が得られるもので、しかも異常滞
留空間のないものである。該混合器を塩素ガスとイソブ
チレンガスとの合流後の流路内に設置することで初めて
高度に均一な混合状態が得られ、メタリルクロライドを
好収率で得ることができる。
れ自身は動かず、流体がそこを通過することで極めて短
距離で良好な混合状態が得られるもので、しかも異常滞
留空間のないものである。該混合器を塩素ガスとイソブ
チレンガスとの合流後の流路内に設置することで初めて
高度に均一な混合状態が得られ、メタリルクロライドを
好収率で得ることができる。
【0015】該混合器としては、例えば、『化学工学の
進歩24、撹拌・混合(化学工学会編)p.155〜1
64』や『液体混合技術(日刊工業新聞社)p.157
〜186』などに記載されている混合器を用いることが
できるが、特にケニックス型混合器が好適である。たと
えばこれを用いた場合には、両ガスを均質に混合するた
めに設置すべき混合器の単位数は、ガスのレイノルズ数
が2000以下の層流域と呼ばれる混合しにくい条件下
であっても、6単位以下の設置で本反応で要求される均
一な混合状態を達成できる。ガスのレイノルズ数が20
00を越える乱流域と呼ばれる混合されやすい条件下に
おいては、該単位数はさらに少なくてよく、2〜4単位
を設置すればよい。工業的規模においては通常ガスのレ
イノルズ数が10000を越える領域で反応が実施され
るので、該単位数が2単位でも十分な混合状態が得られ
る。
進歩24、撹拌・混合(化学工学会編)p.155〜1
64』や『液体混合技術(日刊工業新聞社)p.157
〜186』などに記載されている混合器を用いることが
できるが、特にケニックス型混合器が好適である。たと
えばこれを用いた場合には、両ガスを均質に混合するた
めに設置すべき混合器の単位数は、ガスのレイノルズ数
が2000以下の層流域と呼ばれる混合しにくい条件下
であっても、6単位以下の設置で本反応で要求される均
一な混合状態を達成できる。ガスのレイノルズ数が20
00を越える乱流域と呼ばれる混合されやすい条件下に
おいては、該単位数はさらに少なくてよく、2〜4単位
を設置すればよい。工業的規模においては通常ガスのレ
イノルズ数が10000を越える領域で反応が実施され
るので、該単位数が2単位でも十分な混合状態が得られ
る。
【0016】静止型撹拌混合器で塩素ガスとイソブチレ
ンガスを混合する方法は、異常滞留空間のない方式であ
れば特に制限はないが、2重管を利用する方法や、分岐
管を利用する方法が簡便である。本発明で用いる静止型
撹拌混合器の設置の態様の例を図1と図2に示した。図
1は、流路内にケニックス型静止型撹拌混合器4単位を
設置した2重管の断面図である。図2は、流路内にケニ
ックス型静止型撹拌混合器4単位を設置した分岐管の断
面図である。図1において、1、2は塩素ガス及びイソ
ブチレンガスの導入部であり、両ガスをそれぞれ1、2
のいずれに導入するかは任意に決定できる。図2におい
て、3、4は塩素ガス及びイソブチレンガスの導入部で
あり、両ガスをそれぞれ3、4のいずれに導入するかは
任意に決定できる。図1および図2において5、6はそ
れぞれケニックス型静止型撹拌混合器の右捻りと左捻り
のエレメント(単位構造)である。
ンガスを混合する方法は、異常滞留空間のない方式であ
れば特に制限はないが、2重管を利用する方法や、分岐
管を利用する方法が簡便である。本発明で用いる静止型
撹拌混合器の設置の態様の例を図1と図2に示した。図
1は、流路内にケニックス型静止型撹拌混合器4単位を
設置した2重管の断面図である。図2は、流路内にケニ
ックス型静止型撹拌混合器4単位を設置した分岐管の断
面図である。図1において、1、2は塩素ガス及びイソ
ブチレンガスの導入部であり、両ガスをそれぞれ1、2
のいずれに導入するかは任意に決定できる。図2におい
て、3、4は塩素ガス及びイソブチレンガスの導入部で
あり、両ガスをそれぞれ3、4のいずれに導入するかは
任意に決定できる。図1および図2において5、6はそ
れぞれケニックス型静止型撹拌混合器の右捻りと左捻り
のエレメント(単位構造)である。
【0017】本発明において、静止型混合器を設置した
混合部には、塩素とイソブチレンとの反応熱の除去を目
的とし、種々の方式で冷却を施すことができる。その方
式としては、空冷や水冷などの汎用の方式を採用するこ
とができるが、該混合部を反応を実施する溶剤中に浸漬
し、その蒸発潜熱や顕熱を利用して冷却する方式が好適
である。
混合部には、塩素とイソブチレンとの反応熱の除去を目
的とし、種々の方式で冷却を施すことができる。その方
式としては、空冷や水冷などの汎用の方式を採用するこ
とができるが、該混合部を反応を実施する溶剤中に浸漬
し、その蒸発潜熱や顕熱を利用して冷却する方式が好適
である。
【0018】本発明における分散器とは、各孔から均等
な流量でガスが吐出され且つ内部にガスの異常滞留空間
が生じないように孔径およびその配置を調整された多数
の細孔を有するものである。該分散器の一例の側面およ
び下方からの見取り図を図3および図4にそれぞれ示し
た。図3および図4において、7は塩素ガスとイソブチ
レンガスとの混合ガスの導入部である。8、9は該ガス
の流路である。10はガスの流路に多数設けられた原料
ガスの吐出孔であり、下向にガスが吐出されるように配
置されている。このような構造とすることで、溶剤中へ
の原料ガスの均一分散が達成される。
な流量でガスが吐出され且つ内部にガスの異常滞留空間
が生じないように孔径およびその配置を調整された多数
の細孔を有するものである。該分散器の一例の側面およ
び下方からの見取り図を図3および図4にそれぞれ示し
た。図3および図4において、7は塩素ガスとイソブチ
レンガスとの混合ガスの導入部である。8、9は該ガス
の流路である。10はガスの流路に多数設けられた原料
ガスの吐出孔であり、下向にガスが吐出されるように配
置されている。このような構造とすることで、溶剤中へ
の原料ガスの均一分散が達成される。
【0019】特に原料ガス流量の大きい工業化規模の反
応においては該分散器の設置は非常に有効である。それ
が設置されない場合には、溶剤中に供給された原料ガス
が巨大な気泡の形で未反応のまま溶剤を素抜ける割合が
増大し、メタリルクロライドの収率が大きく低下する問
題が生じるばかりでなく、供給された原料ガスへの溶剤
の飛沫同伴が顕著になり安定した運転が困難になるとい
う問題も生じる。
応においては該分散器の設置は非常に有効である。それ
が設置されない場合には、溶剤中に供給された原料ガス
が巨大な気泡の形で未反応のまま溶剤を素抜ける割合が
増大し、メタリルクロライドの収率が大きく低下する問
題が生じるばかりでなく、供給された原料ガスへの溶剤
の飛沫同伴が顕著になり安定した運転が困難になるとい
う問題も生じる。
【0020】本発明において、該分散器は溶剤中に浸漬
されて溶剤中に原料ガスを供給するが、その際、該分散
器のガス吐出孔が下向きに配置されるように設置された
方が好ましい。そうでない場合には、反応中に分散器内
部に溶剤が進入するため、本反応の特徴としてそこで局
所的に急激な反応が起こり、安全上および反応収率上不
都合が生じ易くなる。
されて溶剤中に原料ガスを供給するが、その際、該分散
器のガス吐出孔が下向きに配置されるように設置された
方が好ましい。そうでない場合には、反応中に分散器内
部に溶剤が進入するため、本反応の特徴としてそこで局
所的に急激な反応が起こり、安全上および反応収率上不
都合が生じ易くなる。
【0021】なお、本発明で用いる溶剤は特に制限はな
く、一般的な有機溶剤をはじめ、水をこれに当てること
も可能であるが、塩素およびイソブチレンに対して不活
性な物質、たとえばヘキサクロロ1,3−ブタジエンや
テトラクロロエチレンが好ましい。しかしながら、そう
した溶剤を用いた場合には、生成物との分離が必要なた
め、工程が煩雑になるという不利益が生ずるので、本反
応の結果生じるメタリルクロライドを主体とする混合物
(以下、生成液と記す)を用いるのが最も好ましい。
く、一般的な有機溶剤をはじめ、水をこれに当てること
も可能であるが、塩素およびイソブチレンに対して不活
性な物質、たとえばヘキサクロロ1,3−ブタジエンや
テトラクロロエチレンが好ましい。しかしながら、そう
した溶剤を用いた場合には、生成物との分離が必要なた
め、工程が煩雑になるという不利益が生ずるので、本反
応の結果生じるメタリルクロライドを主体とする混合物
(以下、生成液と記す)を用いるのが最も好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、実施例に基づき本発明を具
体的かつ詳細に説明する。実施例および比較例における
生成物の分析は、ガスクロマトグラフを用い下記の条件
で実施した。結果は、供給イソブチレンに対する収率
(%)で示す。 (生成物の分析法) 〔ガスクロマトグラフ〕島津GC−14B、〔カラム〕
シリコンDC−550、〔オーブン〕60℃保持5分、
昇温5℃/分、210℃保持10分、〔注入部、検出
部〕210℃
体的かつ詳細に説明する。実施例および比較例における
生成物の分析は、ガスクロマトグラフを用い下記の条件
で実施した。結果は、供給イソブチレンに対する収率
(%)で示す。 (生成物の分析法) 〔ガスクロマトグラフ〕島津GC−14B、〔カラム〕
シリコンDC−550、〔オーブン〕60℃保持5分、
昇温5℃/分、210℃保持10分、〔注入部、検出
部〕210℃
【0023】
【実施例1】内径φ5mmの流路内にケニックス型静止
型攪拌混合器2単位を設置した2重管方式(図1の方
式)で、塩素420cc/min(0℃換算)とイソブ
チレン410cc/min(0℃換算)を混合し、環流
冷却器を備えた反応器(φ35×100mm)の側面よ
り反応器内の生成液中に供給し反応を実施した。
型攪拌混合器2単位を設置した2重管方式(図1の方
式)で、塩素420cc/min(0℃換算)とイソブ
チレン410cc/min(0℃換算)を混合し、環流
冷却器を備えた反応器(φ35×100mm)の側面よ
り反応器内の生成液中に供給し反応を実施した。
【0024】生成液を連続的に抜き出し、反応器内の生
成液量を常に40ccに保持した。反応器内の生成液の
温度は60℃に維持した。反応液から連続的に抜き出し
た生成液および環流冷却器からの排ガスは水中に導いて
副生する塩化水素を吸収した。塩化水素を吸収した後の
生成液および排ガスをガスクロマトグラフィーにより分
析し、反応収率を求めた。結果を以下に示す。
成液量を常に40ccに保持した。反応器内の生成液の
温度は60℃に維持した。反応液から連続的に抜き出し
た生成液および環流冷却器からの排ガスは水中に導いて
副生する塩化水素を吸収した。塩化水素を吸収した後の
生成液および排ガスをガスクロマトグラフィーにより分
析し、反応収率を求めた。結果を以下に示す。
【0025】メタリルクロライド84.6%、t−ブチ
ルクロライド1.0%、イソクロチルクロライド3.3
%、1,2−ジクロロイソブタン5.5%、1−クロロ
−2−クロロメチル−1−プロペン1.5%、3−クロ
ロ−2−クロロメチル−1−プロペン2.3%、1,
2,3−トリクロロイソブタン1.5%、その他0.3
%。
ルクロライド1.0%、イソクロチルクロライド3.3
%、1,2−ジクロロイソブタン5.5%、1−クロロ
−2−クロロメチル−1−プロペン1.5%、3−クロ
ロ−2−クロロメチル−1−プロペン2.3%、1,
2,3−トリクロロイソブタン1.5%、その他0.3
%。
【0026】実施例1は、本発明の必須要件を満足して
いるのでメタリルクロライドが良好な収率で得られてい
る。
いるのでメタリルクロライドが良好な収率で得られてい
る。
【0027】
【実施例2】流路内に設置したケニックス型静止型攪拌
混合器の単位数を4単位とした以外は、実施例1と同様
の条件で反応を実施した。反応収率を以下に示す。メタ
リルクロライド85.6%、t−ブチルクロライド1.
0%、イソクロチルクロライド3.3%、1,2−ジク
ロロイソブタン5.4%、1−クロロ−2−クロロメチ
ル−1−プロペン1.3%、3−クロロ−2−クロロメ
チル−1−プロペン1.9%、1,2,3−トリクロロ
イソブタン1.2%、その他0.2%。
混合器の単位数を4単位とした以外は、実施例1と同様
の条件で反応を実施した。反応収率を以下に示す。メタ
リルクロライド85.6%、t−ブチルクロライド1.
0%、イソクロチルクロライド3.3%、1,2−ジク
ロロイソブタン5.4%、1−クロロ−2−クロロメチ
ル−1−プロペン1.3%、3−クロロ−2−クロロメ
チル−1−プロペン1.9%、1,2,3−トリクロロ
イソブタン1.2%、その他0.2%。
【0028】実施例2は、本発明の必須要件を満足して
いるのでメタリルクロライドが良好な収率で得られてい
る。
いるのでメタリルクロライドが良好な収率で得られてい
る。
【0029】
【実施例3】流路内に設置したケニックス型静止型攪拌
混合器の単位数を6単位とした以外は、実施例1と同様
の条件で反応を実施した。反応収率を以下に示す。メタ
リルクロライド85.6%、t−ブチルクロライド1.
0%、イソクロチルクロライド3.3%、1,2−ジク
ロロイソブタン5.4%、1−クロロ−2−クロロメチ
ル−1−プロペン1.2%、3−クロロ−2−クロロメ
チル−1−プロペン1.9%、1,2,3−トリクロロ
イソブタン1.2%、その他0.2%。
混合器の単位数を6単位とした以外は、実施例1と同様
の条件で反応を実施した。反応収率を以下に示す。メタ
リルクロライド85.6%、t−ブチルクロライド1.
0%、イソクロチルクロライド3.3%、1,2−ジク
ロロイソブタン5.4%、1−クロロ−2−クロロメチ
ル−1−プロペン1.2%、3−クロロ−2−クロロメ
チル−1−プロペン1.9%、1,2,3−トリクロロ
イソブタン1.2%、その他0.2%。
【0030】実施例3は、本発明の必須要件を満足して
いるのでメタリルクロライドが良好な収率で得られてい
る。
いるのでメタリルクロライドが良好な収率で得られてい
る。
【0031】
【比較例1】流路内に何ら混合器を設置しない以外は実
施例1と同様の条件で反応を実施した。反応収率を以下
に示した。メタリルクロライド55.2%、t−ブチル
クロライド10.2%、イソクロチルクロライド3.0
%、1,2−ジクロロイソブタン5.1%、1−クロロ
−2−クロロメチル−1−プロペン6.1%、3−クロ
ロ−2−クロロメチル−1−プロペン9.4%、1,
2,3−トリクロロイソブタン6.9%、その他4.2
%。
施例1と同様の条件で反応を実施した。反応収率を以下
に示した。メタリルクロライド55.2%、t−ブチル
クロライド10.2%、イソクロチルクロライド3.0
%、1,2−ジクロロイソブタン5.1%、1−クロロ
−2−クロロメチル−1−プロペン6.1%、3−クロ
ロ−2−クロロメチル−1−プロペン9.4%、1,
2,3−トリクロロイソブタン6.9%、その他4.2
%。
【0032】比較例1は、本発明の必須要件である静止
型撹拌混合器を設置していないので、塩素ガスとイソブ
チレンガスとの混合状態が劣悪であるため、メタリルク
ロライドの収率が不良である。
型撹拌混合器を設置していないので、塩素ガスとイソブ
チレンガスとの混合状態が劣悪であるため、メタリルク
ロライドの収率が不良である。
【0033】
【実施例4】内径φ25mmの流路内にケニックス型静
止型攪拌混合器4単位を設置した2重管方式(図1の方
式)で、塩素20.4m3 /Hr(0℃換算)とイソブ
チレン20.0m3 /min(0℃換算)を混合し、ガ
ス吐出孔を下向きに配置した図3の方式の分散器を通し
て環流冷却器を備えた反応器(φ300mm×800m
m)内の生成液中に供給し反応を実施した。
止型攪拌混合器4単位を設置した2重管方式(図1の方
式)で、塩素20.4m3 /Hr(0℃換算)とイソブ
チレン20.0m3 /min(0℃換算)を混合し、ガ
ス吐出孔を下向きに配置した図3の方式の分散器を通し
て環流冷却器を備えた反応器(φ300mm×800m
m)内の生成液中に供給し反応を実施した。
【0034】生成液を連続的に抜き出し、反応器内の生
成液量を常に0.06m3に保持した。反応器内の生成
液の温度は60℃に維持した。反応液から連続的に抜き
出した生成液および環流冷却器からの排ガスは水中に導
いて副生する塩化水素を吸収した。塩化水素を吸収した
後の生成液および排ガスをガスクロマトグラフィーによ
り分析し、反応収率を求めた。結果を以下に示す。
成液量を常に0.06m3に保持した。反応器内の生成
液の温度は60℃に維持した。反応液から連続的に抜き
出した生成液および環流冷却器からの排ガスは水中に導
いて副生する塩化水素を吸収した。塩化水素を吸収した
後の生成液および排ガスをガスクロマトグラフィーによ
り分析し、反応収率を求めた。結果を以下に示す。
【0035】メタリルクロライド85.2%、t−ブチ
ルクロライド0.8%、イソクロチルクロライド3.3
%、1,2−ジクロロイソブタン5.3%、1−クロロ
−2−クロロメチル−1−プロペン1.5%、3−クロ
ロ−2−クロロメチル−1−プロペン2.3%、1,
2,3−トリクロロイソブタン1.4%、その他0.2
%。
ルクロライド0.8%、イソクロチルクロライド3.3
%、1,2−ジクロロイソブタン5.3%、1−クロロ
−2−クロロメチル−1−プロペン1.5%、3−クロ
ロ−2−クロロメチル−1−プロペン2.3%、1,
2,3−トリクロロイソブタン1.4%、その他0.2
%。
【0036】実施例4は、本発明の必須要件を満足して
いるのでメタリルクロライドが良好な収率で得られてい
る。また、異常発熱、異常反応がない安定した運転が実
現している。
いるのでメタリルクロライドが良好な収率で得られてい
る。また、異常発熱、異常反応がない安定した運転が実
現している。
【0037】
【比較例2】実施例4において、静止型撹拌混合器と分
散器を設置せず原料ガスを反応器の側面から生成液中に
供給した以外は、実施例4と同様の条件で反応を実施し
た。結果を以下に示す。メタリルクロライド43.2
%、t−ブチルクロライド12.1%、イソクロチルク
ロライド3.0%、1,2−ジクロロイソブタン7.2
%、1−クロロ−2−クロロメチル−1−プロペン8.
3%、3−クロロ−2−クロロメチル−1−プロペン1
1.2%、1,2,3−トリクロロイソブタン8.7
%、その他6.3%。
散器を設置せず原料ガスを反応器の側面から生成液中に
供給した以外は、実施例4と同様の条件で反応を実施し
た。結果を以下に示す。メタリルクロライド43.2
%、t−ブチルクロライド12.1%、イソクロチルク
ロライド3.0%、1,2−ジクロロイソブタン7.2
%、1−クロロ−2−クロロメチル−1−プロペン8.
3%、3−クロロ−2−クロロメチル−1−プロペン1
1.2%、1,2,3−トリクロロイソブタン8.7
%、その他6.3%。
【0038】比較例2は、本発明の必須要件である静止
型撹拌混合器を設置していないので、塩素ガスとイソブ
チレンガスとの混合状態が劣悪であるため、メタリルク
ロライドの収率が不良である。また、分散器を設置して
いないので、原料ガスの生成液中への分散状態が劣悪で
あることも収率低下を引き起こしている。さらに、分散
器を設置していないため原料ガスによる生成液の飛沫同
伴が著しく、安定した運転が困難な状況が度々発生し
た。
型撹拌混合器を設置していないので、塩素ガスとイソブ
チレンガスとの混合状態が劣悪であるため、メタリルク
ロライドの収率が不良である。また、分散器を設置して
いないので、原料ガスの生成液中への分散状態が劣悪で
あることも収率低下を引き起こしている。さらに、分散
器を設置していないため原料ガスによる生成液の飛沫同
伴が著しく、安定した運転が困難な状況が度々発生し
た。
【0039】
【発明の効果】本発明により、塩素ガスとイソブチレン
ガスの良好な混合状態を得ること、および混合した原料
ガスを生成液中に均一に分散することが同時に達成さ
れ、その結果、各種の化学品の原料または中間体として
有用なメタリルクロライドを工業的規模で安定に生産す
ることが可能となる。
ガスの良好な混合状態を得ること、および混合した原料
ガスを生成液中に均一に分散することが同時に達成さ
れ、その結果、各種の化学品の原料または中間体として
有用なメタリルクロライドを工業的規模で安定に生産す
ることが可能となる。
【図1】本発明に用いる静止型撹拌混合器を原料ガスの
流路に設置する態様の一例である。
流路に設置する態様の一例である。
【図2】本発明に用いる静止型撹拌混合器を原料ガスの
流路に設置する態様の一例である。
流路に設置する態様の一例である。
【図3】本発明に用いる分散器の一例の側面からの見取
り図である。
り図である。
【図4】本発明に用いる分散器の一例の下方からの見取
り図である。
り図である。
1 塩素ガス及びイソブチレンガスの導入部 2 塩素ガス及びイソブチレンガスの導入部 3 塩素ガス及びイソブチレンガスの導入部 4 塩素ガス及びイソブチレンガスの導入部 5 ケニックス型静止型攪拌混合器の右捻りのエレメン
ト 6 ケニックス型静止型攪拌混合器の左捻りのエレメン
ト 7 塩素ガスとイソブチレンガスの混合ガスの導入部 8 塩素ガスとイソブチレンガスの混合ガスの流路 9 塩素ガスとイソブチレンガスの混合ガスの流路 10 原料ガスの吐出孔
ト 6 ケニックス型静止型攪拌混合器の左捻りのエレメン
ト 7 塩素ガスとイソブチレンガスの混合ガスの導入部 8 塩素ガスとイソブチレンガスの混合ガスの流路 9 塩素ガスとイソブチレンガスの混合ガスの流路 10 原料ガスの吐出孔
Claims (3)
- 【請求項1】 塩素ガスとイソブチレンガスを混合して
溶剤中へ供給しメタリルクロライドを製造する方法であ
って、両ガスの供給モル比(イソブチレン/塩素)を
0.9〜1.1とし、且つ両ガスを合流させた流路内に
静止型撹拌混合器を設置することを特徴とするメタリル
クロライドの製造方法。 - 【請求項2】 塩素ガスとイソブチレンガスを混合した
ガスを、各孔から均等な流量でガスが吐出され且つ内部
にガスの異常滞留空間が生じないように孔径およびその
配置を調整された多数の細孔を有する分散器を通して供
給することを特徴とする請求項1記載のメタリルクロラ
イドの製造方法。 - 【請求項3】 分散器のガス吐出孔が、溶剤中で下向き
に配置されていることを特徴とする請求項2記載のメタ
リルクロライドの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16108397A JPH1112201A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | メタリルクロライドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16108397A JPH1112201A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | メタリルクロライドの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1112201A true JPH1112201A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15728304
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16108397A Pending JPH1112201A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | メタリルクロライドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1112201A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014037192A1 (de) | 2012-09-10 | 2014-03-13 | Evonik Industries Ag | Methanolbehandlung von alumosilicat-haltigen atae-spaltkatalysatoren |
| JP2017527596A (ja) * | 2014-09-19 | 2017-09-21 | コベストロ、ドイチュラント、アクチエンゲゼルシャフトCovestro Deutschland Ag | 気相中でイソシアネートを製造するための方法 |
| CN110642667A (zh) * | 2019-10-19 | 2020-01-03 | 湘潭大学 | 一种由异丁烯氯化联产甲基氯丙烯和氯代叔丁烷的方法 |
| CN110642668A (zh) * | 2019-10-19 | 2020-01-03 | 湘潭大学 | 一种低碳烯烃氯化的制备方法 |
-
1997
- 1997-06-18 JP JP16108397A patent/JPH1112201A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014037192A1 (de) | 2012-09-10 | 2014-03-13 | Evonik Industries Ag | Methanolbehandlung von alumosilicat-haltigen atae-spaltkatalysatoren |
| JP2017527596A (ja) * | 2014-09-19 | 2017-09-21 | コベストロ、ドイチュラント、アクチエンゲゼルシャフトCovestro Deutschland Ag | 気相中でイソシアネートを製造するための方法 |
| CN110642667A (zh) * | 2019-10-19 | 2020-01-03 | 湘潭大学 | 一种由异丁烯氯化联产甲基氯丙烯和氯代叔丁烷的方法 |
| CN110642668A (zh) * | 2019-10-19 | 2020-01-03 | 湘潭大学 | 一种低碳烯烃氯化的制备方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060306 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060801 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061212 |