JPH11122147A - リーダライタ - Google Patents

リーダライタ

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JPH11122147A
JPH11122147A JP9299469A JP29946997A JPH11122147A JP H11122147 A JPH11122147 A JP H11122147A JP 9299469 A JP9299469 A JP 9299469A JP 29946997 A JP29946997 A JP 29946997A JP H11122147 A JPH11122147 A JP H11122147A
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JP
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loop antenna
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noise
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Application number
JP9299469A
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English (en)
Inventor
Keisuke Igarashi
啓介 五十嵐
Takahiro Watanabe
高洋 渡辺
Shinichi Miyashita
信一 宮下
Mitsuhiro Okada
充弘 岡田
Manabu Nakamura
学 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Denki Electric Inc
Original Assignee
Kokusai Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kokusai Electric Co Ltd filed Critical Kokusai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リーダライタとICカード等といった移動体
との間で情報通信用ループアンテナを用いて情報の通信
を行うに際して、当該アンテナが受けるノイズの影響を
低減させる。 【解決手段】 リーダライタ2では、情報通信用ループ
アンテナ14を構成するコイルの一部分を撚架して他の
部分に対して反転させて、互いに反転したコイル面Lと
コイル面Rとを形成する。外部等のノイズ源から発生し
た同一方向の雑音磁束φが両コイル面L、Rを貫いた場
合、これら両コイル面L、Rで誘起される雑音電圧の方
向は逆向きとなって互いに打ち消し合う。これにより、
情報通信用ループアンテナ14が全体として受けるノイ
ズの影響が低減され、端子Aと端子Bとの間に生じる雑
音電圧の大きさが低減される。また、当該アンテナ14
が単純な方形等に巻かれた電力伝送用ループアンテナ1
3から受ける電磁誘導の影響も低減される。なお、移動
体に上記したアンテナ撚架を適用した場合についても同
様である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報通信用ループ
アンテナを用いてICカード等といった移動体との間で
情報の通信を行うリーダライタに関し、特に、当該ルー
プアンテナが受けるノイズの影響を低減させる技術に関
する。
【0002】また、本発明は、情報通信用ループアンテ
ナを用いてリーダライタとの間で情報の通信を行うIC
カード等といった移動体に関し、特に、当該ループアン
テナが受けるノイズの影響を低減させる技術に関する。
【0003】
【従来の技術】クレジットカード等と同様な大きさのカ
ード基板にマイクロコンピュータチップとメモリチップ
とを埋設して構成したICカードは、金融、流通、交
通、医療等の種々な分野において実用化が図られてい
る。このようなICカードを用いたICカードシステム
では、例えばリーダライタからICカードに対して電力
を伝送供給し、リーダライタとICカードとの間で制御
コードやデータ等といった情報を通信させている。
【0004】リーダライタとICカードとの間の電力伝
送や情報通信では、端子同士を接触させて行う接触方式
の他に、電磁波を用いて行う非接触方式も採用されてい
る。例えば非接触方式での情報通信においても種々な態
様が検討されているが、一般的には図10に示すよう
に、同一平面上(同図ではXY平面に平行な平面上)で
単純に方形等の形状に導線を重ね巻きしたコイルが、リ
ーダライタ31の情報通信用ループアンテナ32やIC
カード33の情報通信用ループアンテナ34として用い
られている。同図に示すように、ICカード33の情報
通信用ループアンテナ34をリーダライタ31の情報通
信用ループアンテナ32の上方にかざして、これら情報
通信用ループアンテナ32、34間で電磁結合を生じさ
せることにより、リーダライタ31とICカード33と
の間で情報通信が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような情報通信用ループアンテナでは、外部等にあるノ
イズ源から発生した磁束(雑音磁束)が当該ループアン
テナのコイルを貫いた場合、当該ループアンテナがノイ
ズの影響を受けてしまい、情報通信の品質等が低下して
しまうといった不具合があった。すなわち、図11に示
すように、例えば上記図10に示したリーダライタ31
の情報通信用ループアンテナ32を同一方向の雑音磁束
φが貫くと、この雑音磁束φの時間的な変化率に応じて
当該ループアンテナ32の端子Eと端子Fとの間に雑音
電圧が誘起されてしまい、通信している情報に雑音が混
ざり込んでしまう。
【0006】また、一般に雑音磁束による影響はコイル
面の面積の大きさに比例することから、例えばリーダラ
イタにおいて、ICカード等といった移動体との間で通
信可能な情報伝達範囲を広くするために、情報通信用ル
ープアンテナを構成するコイルが囲むコイル面の面積を
大きくした場合には、特に上記のような不具合が顕著で
あった。
【0007】また、上記したリーダライタの場合と同様
に、ICカード等といった移動体においても、当該移動
体に備えられた情報通信用ループアンテナを貫く雑音磁
束に起因して、当該ループアンテナの端子間に雑音電圧
が誘起されてしまうことがあり、情報通信の品質等が低
下してしまうといった不具合があった。
【0008】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、情報通信用ループアンテナを
用いてICカード等といった移動体との間で情報の通信
を行うに際して、当該ループアンテナが受けるノイズの
影響を低減させることができるリーダライタを提供する
ことを目的とする。
【0009】また、本発明は、情報通信用ループアンテ
ナを用いてリーダライタとの間で情報の通信を行うに際
して、当該ループアンテナが受けるノイズの影響を低減
させることができる移動体を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るリーダライタでは、情報通信用ループ
アンテナを用いてICカード等といった移動体との間で
情報の通信を行うに際して、当該情報通信用ループアン
テナが受けるノイズの影響を低減させるため、当該情報
通信用ループアンテナを構成するコイルの一部分を撚架
して他の部分に対して反転させた。
【0011】従って、例えば外部等にあるノイズ源から
発生した同一方向の雑音磁束が情報通信用ループアンテ
ナのコイル全体を貫いた場合、当該ループアンテナを構
成するコイルの前記他の部分に誘起される雑音電圧の方
向と、当該他の部分に対して反転した前記一部分に誘起
される雑音電圧の方向とが互いに逆向きになるため、こ
れら両部分で誘起された雑音電圧が互いに打ち消し合
い、上記したように情報通信用ループアンテナが全体と
して受けるノイズの影響を低減させることができる。
【0012】また、上記のように撚架した情報通信用ル
ープアンテナを備えたリーダライタと、撚架されておら
ず単純な方形等に巻かれた情報通信用ループアンテナを
備えた移動体との間での情報通信は、移動体の情報通信
用ループアンテナがリーダライタの情報通信用ループア
ンテナを構成する一方のコイルのみにかざされた形態
や、或いは、移動体の情報通信用ループアンテナがリー
ダライタの情報通信用ループアンテナを構成する他方の
コイルにはほとんどかざされることなく当該一方のコイ
ルのみに主としてかざされた形態で行われる。すなわ
ち、前者の場合には、リーダライタの情報通信用ループ
アンテナを構成する前記一方のコイルからの磁束の変化
により、情報通信用ループアンテナに電圧が誘起される
ため、リーダライタと移動体との間で情報通信を行うこ
とができ、また、後者の場合には、リーダライタの情報
通信用ループアンテナを構成する前記一方のコイルから
の磁束の変化を主として情報通信用ループアンテナに電
圧が誘起されるため、リーダライタと移動体との間で情
報通信を行うことができる。
【0013】以上のように、リーダライタでは情報通信
用ループアンテナが受けるノイズの影響を低減させつ
つ、ICカード等といった移動体との間で情報通信を行
うことができ、これにより、リーダライタと移動体との
間での情報通信の品質を向上させて高品質な通信を確保
することができる。なお、上記した撚架とは、情報通信
用ループアンテナを構成するコイルの一部分を他の部分
に対してひねって、当該ループアンテナを架設すること
である。
【0014】また、本発明に係る移動体では、情報通信
用ループアンテナを用いてリーダライタとの間で情報の
通信を行うに際して、当該情報通信用ループアンテナが
受けるノイズの影響を低減させるため、当該情報通信用
ループアンテナを構成するコイルの一部分を撚架して他
の部分に対して反転させた。従って、上記したリーダラ
イタの場合と同様に、情報通信用ループアンテナを構成
するコイルの前記一部分と前記他の部分とで、同一方向
の雑音磁束により誘起される雑音電圧の方向が逆向きと
なるため、情報通信用ループアンテナが全体として受け
るノイズの影響を低減させることができる。
【0015】また、上記のように撚架した情報通信用ル
ープアンテナを備えた移動体と、撚架されておらず単純
な方形等に巻かれた情報通信用ループアンテナを備えた
リーダライタとの間での情報通信は、移動体の情報通信
用ループアンテナを構成する一方のコイルのみがリーダ
ライタの情報通信用ループアンテナにかざされた形態
や、或いは、移動体の情報通信用ループアンテナを構成
する他方のコイルがリーダライタの情報通信用ループア
ンテナにほとんどかざされることなく当該一方のコイル
のみが主としてかざされた形態で行われる。すなわち、
前者の場合には、移動体の情報通信用ループアンテナを
構成する前記一方のコイルのみに電圧が誘起されるた
め、移動体とリーダライタとの間で情報通信を行うこと
ができ、また、後者の場合には、移動体の情報通信用ル
ープアンテナを構成する前記一方のコイルに主として前
記他方のコイルよりも大きな電圧が誘起されるため、移
動体とリーダライタとの間で情報通信を行うことができ
る。
【0016】以上のように、移動体では情報通信用ルー
プアンテナが受けるノイズの影響を低減させつつ、リー
ダライタとの間で情報通信を行うことができ、これによ
り、リーダライタと移動体との間での情報通信の品質を
向上させて高品質な通信を確保することができる。な
お、例えばリーダライタと移動体との両方において情報
通信用ループアンテナを撚架した構成とすることもで
き、この場合には上記と同様に、リーダライタの情報通
信用ループアンテナを構成する片方のコイルと移動体の
情報通信用ループアンテナを構成する片方のコイルとを
対向させて情報通信を行う。
【0017】ここで、本発明で言う移動体には、上記し
たICカードばかりでなく、例えば、ネームプレート
や、商品や物品に付されたタグや、家畜に付された識別
用プレートや、宅配便の荷物に付された配送先プレート
や、コンテナに付された配送先プレート等といったもの
も包含される。すなわち、リーダライタにより商品に付
されたタグとの間で情報を通信して値段を読み取るシス
テムや、リーダライタによりベルトコンベア上を流れる
物品に付されたタグとの間で情報を通信して仕分け等を
行うシステムに本発明を適用することにより、リーダラ
イタとタグとの間で効率的な電力伝送や高品質な情報通
信を実現することができる。なお、本発明を適用するこ
とが可能な移動体としては、以上に示したものに限られ
ず、本発明は、リーダライタとの間で情報の通信等を行
って、認証処理や識別処理等を行う種々のものについて
広く適用することができるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る一実施例を図面を参
照して説明する。なお、本実施例では、移動体としてI
Cカードを用いた場合を示し、リーダライタとICカー
ドとの間で電力伝送や情報通信を行うICカードシステ
ムを例として説明する。図1に示すように、本実施例の
ICカードシステムは、金融、流通、交通、医療等のデ
ータ処理を行う情報端末装置1と、情報端末装置1に接
続されたリーダライタ2と、リーダライタ2との間で非
接触方式によって情報の通信及び電力の伝送を行うIC
カード3と、を備えている。
【0019】このシステムでは、ICカード3はリーダ
ライタ2から電磁誘導によって供給された電力で動作
し、ICカード3への制御コマンドや書き込みデータ等
といった情報がリーダライタ2からICカード3へ無線
によって通信されるとともに、ICカード3からの読み
出しデータ等といった情報がICカード3からリーダラ
イタ2へ無線によって通信される。
【0020】図2に示すように、リーダライタ2は、情
報端末装置1との間で情報の通信を行うインタフェース
11と、図外の外部電源から電力を受電する電源回路1
2と、ICカード3へ電力を送電する電力伝送用ループ
アンテナ13と、ICカード3との間で情報の通信を行
う情報通信用ループアンテナ14と、これら各手段11
〜14を機能させて制御する制御送受信部15と、を備
えている。
【0021】制御送受信部15は、一例として、制御プ
ログラムを格納したメモリと当該プログラムを実行する
CPUとを有したマイクロコンピュータ及び送受信回路
により構成されており、電源回路12から受電した電力
を高周波電流に変換して電力伝送用ループアンテナ13
から送電させ、また、情報端末装置1からインタフェー
ス11を介して受信した情報を無線通信に適した形に変
換して情報通信用ループアンテナ14から送信させ、ま
た、情報通信用ループアンテナ14で受信した情報を復
調してインタフェース11を介して情報端末装置1へ送
信させる等といった機能を有している。
【0022】ここで、上記したリーダライタ2に備えら
れた情報通信用ループアンテナ14の構成を図3を用い
て説明する。同図には、単純な方形に巻かれた電力伝送
用ループアンテナ13と、撚架された情報通信用ループ
アンテナ14とを備えたリーダライタ2の構成例を示し
てある。同図に示すように、情報通信用ループアンテナ
14を構成するコイルの一部分が撚架されて他の部分に
対して反転させられている。なお、本例では、情報通信
用ループアンテナ14を構成するコイルが2等分される
ように撚架されており、これにより、面積が等しい2つ
の四角形のコイル面、すなわち同図中で左側に示したコ
イル面Lと右側に示したコイル面Rとが形成されてい
る。また、これら両コイル面L、Rを構成するコイル間
を接続する部位がひねられた撚架点である。
【0023】また、上記図3に示した情報通信用ループ
アンテナ14のX−X矢視断面を図4に示す。同図に示
すように、情報通信用ループアンテナ14をひねった部
位、すなわち撚架点では、上記した両コイル面L、Rを
構成する導線が接触することなく例えば微小な間隔を隔
てて立体的に交差している。
【0024】このような情報通信用ループアンテナ14
では、例えば図3に示すように当該ループアンテナ14
を構成するコイル全体に外部等のノイズ源から発生した
同一方向の雑音磁束φが貫いた場合、コイル面Lとコイ
ル面Rとが互いに反転しているため、雑音磁束φに起因
してこれら両コイル面L、Rで誘起される雑音電圧の方
向が逆向きとなり、これにより、両コイル面L、Rで誘
起された雑音電圧が互いに打ち消し合う。すなわち、情
報通信用ループアンテナ14を構成するコイル全体とし
ては、上記した両コイル面L、Rで誘起された雑音電圧
を合成したものによって影響を受けるため、例えば上記
従来例の図10に示したように単純に四角形に巻かれた
コイルを用いた場合に比べて、情報通信用ループアンテ
ナ14の端子Aと端子Bとの間に誘起される雑音電圧の
大きさを著しく低減させることができる。
【0025】このように、外部等にあるノイズ源から発
生した雑音磁束により情報通信用ループアンテナが受け
る影響を低減させることができ、これにより、リーダラ
イタとICカード等といった移動体との間での情報通信
の品質を向上させて高品質な通信を確保することを実現
させることができる。また、上記した情報通信用ループ
アンテナの構成では、例えば当該ループアンテナを構成
するコイルの一部分を撚架して巻くという当該コイルの
形状のみを加工すればよく、必ずしも当該コイル以外の
回路や部品等が必要となるものではないため、多大なコ
ストがかからない等といった点から実用上において大き
な効果を奏することができる。
【0026】また、例えば情報通信用ループアンテナ1
4を構成するコイルの全体を貫く同一方向の雑音磁束φ
の密度が均一であり、上記のように互いに反転する両コ
イル面L、Rの面積を等しくした場合には、雑音磁束φ
により両コイル面L、Rで誘起される逆向きの雑音電圧
の大きさが等しくなるため、情報通信用ループアンテナ
14が受けるノイズの影響を完全に相殺することができ
る。
【0027】なお、このように情報通信用ループアンテ
ナが受けるノイズの影響を完全に相殺させるように当該
ループアンテナを撚架するのが本発明の最も好ましい態
様であるが、本発明はこのように完全な打ち消し合いを
生ずる配置関係に限定されるものではない。例えば、情
報通信用ループアンテナを構成するコイルの一部分を撚
架して他の部分に対して反転させれば、これら両部分の
コイル面の面積が等しくなくとも、同一方向の雑音磁束
によって誘起される雑音電圧の打ち消し合い効果をその
設定に応じた程度で得ることができ、実用上で必要な範
囲の効果を実現することができる。
【0028】また、上記図3に示したリーダライタ2の
ように、例えば単純な方形等に巻かれた電力伝送用ルー
プアンテナ13と撚架された情報通信用ループアンテナ
14とが重ねられて配置された場合には、自己の電力伝
送用ループアンテナ13で発生した磁束に起因して情報
通信用ループアンテナ14を貫いてしまう磁束について
も外部ノイズの場合と同様な磁束であるとみなすことが
できる。このため、このような構成では、情報通信用ル
ープアンテナ14を構成するコイルが撚架させられてい
ることにより、自己の電力伝送用ループアンテナ13か
ら情報通信用ループアンテナ14が受けてしまう電磁誘
導の影響も低減させることができる。これにより、例え
ばリーダライタ2からICカード3へより多くの電力を
供給しても情報通信用ループアンテナ14への電磁誘導
の影響を少なくすることができる。
【0029】また、図5に示すように、ICカード3
は、リーダライタ2から送電された電力を受信する電力
伝送用ループアンテナ21と、リーダライタ2との間で
情報の通信を行う情報通信用ループアンテナ22と、金
融、流通、交通、医療等のデータを読み書き自在に格納
するメモリ23と、これら各手段21〜23を機能させ
て制御する制御送受信部24と、を備えている。
【0030】本例では、ICカード3の電力伝送用ルー
プアンテナ21や情報通信用ループアンテナ22は、撚
架されておらず単純な方形等に巻かれたコイルから構成
されている。また、制御送受信部24は、一例として、
制御プログラムを格納したメモリと当該プログラムを実
行するCPUとを有したマイクロコンピュータ及び送受
信回路により構成されており、電力伝送用ループアンテ
ナ21で受信した磁束の変化を電力に変換させ、また、
メモリ23から読み出した情報を無線通信に適した形に
変換して情報通信用ループアンテナ22から送信させ、
また、情報通信用ループアンテナ22で受信した情報を
復調してメモリ23に書き込ませる等といった機能を有
している。
【0031】次に、上記したICカードシステムにおい
て、リーダライタ2とICカード3との間で行われる情
報通信の形態の一例を図面を参照して説明する。図6に
示すように、リーダライタ2の情報通信用ループアンテ
ナ14を構成する一方のコイル面Rの上方にICカード
3をかざすことにより、リーダライタ2とICカード3
との間でループアンテナを用いた情報通信を行う。ま
た、同図では、リーダライタ2の電力伝送用ループアン
テナ13及びICカード3の電力伝送用ループアンテナ
21については図示を省略してある。
【0032】上記したように、ICカード3の情報通信
用ループアンテナ22は、リーダライタ2の情報通信用
ループアンテナ14を構成する2つのコイルL、Rの内
の一方のコイル面Rの上方にかざされている。また、上
記図6では、これら両ループアンテナ14、22のコイ
ル面がそれぞれXY平面に対して平行な位置に置かれて
いる。
【0033】例えばICカード3からリーダライタ2へ
情報を送信する場合、ICカード3の情報通信用ループ
アンテナ22の端子Cと端子Dとの間に高周波電流iが
流されることにより、このループアンテナ22に当該電
流iに対して右ネジ方向となる磁束が発生する。なお、
図6中には、リーダライタ2の情報通信用ループアンテ
ナ14へ影響する方向を区別して示すために、この磁束
を便宜上からφ1とφ2として示してあるが、これら磁
束φ1、φ2はICカード3の情報通信用ループアンテ
ナ22で発生する同一の磁束である。なお、φ1はYZ
平面に平行な磁束とし、φ2はXZ平面に平行な磁束と
してある。
【0034】上記図6に示した両ループアンテナ14、
22をX軸に沿った方向からの視点で示すと、図7のよ
うになる。すなわち、同図では、ICカード3で発生し
た磁束φ1がリーダライタ2の情報通信用ループアンテ
ナ14のコイル面Rを下から上へ貫いている。また、上
記図6に示した両ループアンテナ14、22をY軸に沿
った方向からの視点で示すと、図8のようになる。すな
わち、同図では、ICカード3で発生した磁束φ2が、
リーダライタ2の情報通信用ループアンテナ14を構成
するコイル面Rについては下から上へ貫く一方、コイル
面Lについては上から下に貫いている。なお、ICカー
ド3から発生した磁束φ2は、当該ICカード3の近傍
にあるコイル面Rのループとは密に結合する一方、比較
的離れているコイル面Lのループとの結合は疎になって
いる。
【0035】ここで、コイル面Lを上から下へ貫く磁束
φ2が誘起する電圧の方向は、コイル面Rを下から上へ
貫く磁束φ1や磁束φ2が誘起する電圧の方向と同一方
向となる。このため、両コイル面L、Rで誘起される電
圧の方向が同じになり、ICカード3からリーダライタ
2へ情報を伝送することができる。また、リーダライタ
2からICカード3へ情報を送信する場合についても、
上記図7及び図8に示した磁束φ1や磁束φ2がリーダ
ライタ2から発生させられたとすればよいため、上記と
同様に、リーダライタ2からICカード3へ情報を伝送
することができる。なお、ICカード3をリーダライタ
2のコイル面Lの上方にかざした場合についても上記と
同様である。
【0036】以上のように、リーダライタとICカード
等といった移動体との間で非接触方式によって情報の通
信を行う移動体システムにおいて、リーダライタの情報
通信用ループアンテナを構成するコイルの一部分を撚架
して他の部分に対して反転させることにより、当該情報
通信用ループアンテナが受けるノイズの影響や、当該情
報通信用ループアンテナが電力伝送用ループアンテナか
ら受ける電磁誘導の影響を低減させつつ、リーダライタ
と移動体との間で高品質な情報通信を行うこと等ができ
る。
【0037】なお、リーダライタやICカード等といっ
た移動体に備えられる情報通信用ループアンテナのコイ
ルの巻き数としては任意の数であってよく、また、リー
ダライタの情報通信用ループアンテナを構成するコイル
の撚架の仕方としてもどのような形態であってもよく、
要は、情報通信用ループアンテナのコイルの一部分を撚
架して他の部分に対して反転させることにより、当該ル
ープアンテナが全体として受けるノイズの影響を低減さ
せることができるような構成であればよい。
【0038】ここで、上記実施例では、リーダライタの
情報通信用ループアンテナを撚架した場合について示し
たが、上記と同様に撚架された情報通信用ループアンテ
ナの構成をICカード等といった移動体に適用して、当
該移動体において情報通信用ループアンテナが受けるノ
イズ等の影響を低減させることもできる。この場合の具
体例として、ICカードの情報通信用ループアンテナを
構成するコイルの一部分を撚架して他の部分に対して反
転させた場合において、当該ICカードとリーダライタ
との間で行われる情報通信の一形態を図9を用いて説明
する。なお、同図では、リーダライタ4及びICカード
5の電力伝送用ループアンテナについては図示を省略し
てある。
【0039】同図(a)に示すように、リーダライタ4
にはICカード5を出し入れ自在な溝が形成されてお
り、また、本例では上記図3等で示した場合と異なり、
リーダライタの情報通信用ループアンテナを構成するコ
イルは撚架されておらず、例えば当該溝の下方には単純
な方形等に巻かれた情報通信用ループアンテナ16が備
えられている。また、同図(b)は、ICカード5がリ
ーダライタ4の溝に入れられた状態での上方からの透視
図であり、この図に示されるように、リーダライタ4の
溝には例えばICカード5のほぼ半分、すなわち、当該
ICカード5の情報通信用ループアンテナ25を構成す
る2つのコイル面の内の一方のコイル面が収まるような
構成となっている。
【0040】このような構成では、ICカード5がリー
ダライタ4の溝に入れられた場合に、当該ICカード5
の情報通信用ループアンテナ25を構成する2つのコイ
ル面の内の一方のコイル面がリーダライタ4の情報通信
用ループアンテナ16の上方にかざされることとなり、
上記図6に示した電磁結合による情報通信の場合と同様
に、当該ICカード5の情報通信用ループアンテナ25
とリーダライタ4の情報通信用ループアンテナ16との
間で情報通信を行うことができる。
【0041】従って、このようにリーダライタに上記し
た溝等のカード収容部を設けて、ICカード等といった
移動体の情報通信用ループアンテナを構成する片側のコ
イル面のみが、或いは、主として片側のコイル面がリー
ダライタの情報通信用ループアンテナにかざされること
を保障することにより、情報通信を支障なく行うことを
実現させることができる。また、ICカード等に備えら
れた情報通信用ループアンテナが撚架されていることか
ら、リーダライタとICカード等との間での情報通信に
おいてノイズの影響を低減させることができ、また、例
えばICカード等をリーダライタから遠ざけた場合にお
いては、当該ICカード等が外部ノイズによって誤動作
してしまうことを防止することができる。
【0042】なお、以上に示したICカードシステムで
は、リーダライタやICカードにおいて、電力伝送用ル
ープアンテナと情報通信用ループアンテナとを別体とし
て備えた構成としたが、本発明は、例えばリーダライタ
やICカード等といった移動体において、情報通信用ル
ープアンテナと電力伝送用ループアンテナとを1つのル
ープアンテナで共用させたものにも適用でき、この場合
には、共用される当該1つのループアンテナを構成する
コイルの一部分を上記のように撚架するようにすればよ
い。
【0043】また、以上では、リーダライタとICカー
ドとにそれぞれ電力伝送用ループアンテナを備え、これ
により非接触方式でリーダライタからICカードへ電力
の供給を行う構成としたが、本発明は、例えばICカー
ド等といった移動体に電力伝送用ループアンテナを備え
ることなく、電池やバッテリを備えて、これらから供給
される電力により移動体が動作する場合にも適用可能な
ものである。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るリー
ダライタによると、移動体との間で情報の通信を行う情
報通信用ループアンテナを構成するコイルの一部分を撚
架して他の部分に対して反転させたため、外部等のノイ
ズ源から発生した同一方向の雑音磁束により当該一部分
と当該他の部分とに誘起される雑音電圧の方向を逆向き
にしてノイズの影響を低減させることができ、これによ
り、リーダライタと移動体との間で非接触方式によって
高品質な情報通信を行うことを実現させることができ
る。
【0045】また、本発明のリーダライタでは、例えば
上記図3に示したように、撚架した情報通信用ループア
ンテナと共に、撚架されておらず単純な方形等に巻かれ
た電力伝送用ループアンテナが重ねられて配置された場
合であっても、当該電力伝送用ループアンテナから発生
した同一方向の磁束が情報通信用ループアンテナ全体に
与える影響は相殺されるため、リーダライタの情報通信
用ループアンテナが自己の電力伝送用ループアンテナか
ら受けてしまう電磁誘導の影響を低減させることができ
る。
【0046】また、本発明に係る移動体によると、リー
ダライタとの間で情報の通信を行う情報通信用ループア
ンテナを構成するコイルの一部分を撚架して他の部分に
対して反転させたため、上記したリーダライタの場合と
同様に、情報通信用ループアンテナが受けるノイズの影
響を低減させることができ、これにより、情報の通信品
質を向上させて高品質な通信を確保することを実現させ
ることができる。
【0047】なお、本発明による情報通信用ループアン
テナの構成では、例えば当該ループアンテナを構成する
コイルの一部分を撚架させればよく、必ずしも他の回路
や部品等は必要ではないため、多大なコストがかからな
い等といった点から実用上の効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るICカードシステムの
構成例である。
【図2】リーダライタの一構成例である。
【図3】情報通信用ループアンテナの構成例及び情報通
信用ループアンテナが受けるノイズの影響を説明するた
めの図である。
【図4】情報通信用ループアンテナの構成例を説明する
ための図である。
【図5】ICカードの一構成例である。
【図6】リーダライタとICカードとの間の情報通信を
説明するための図である。
【図7】リーダライタとICカードとの間の情報通信を
説明するための図である。
【図8】リーダライタとICカードとの間の情報通信を
説明するための図である。
【図9】ICカードの情報通信用ループアンテナを撚架
した場合におけるリーダライタとの間での情報通信を説
明するための図である。
【図10】従来例に係る情報通信用ループアンテナを説
明するための図である。
【図11】従来例に係る情報通信用ループアンテナが受
けるノイズの影響を説明するための図である。
【符号の説明】
1・・情報端末装置、 2、4・・リーダライタ、
3、5・・ICカード、13、21・・電力伝送用ルー
プアンテナ、14、16、22、25・・情報通信用ル
ープアンテナ、φ、φ1、φ2・・磁束、 L、R・・コ
イル面、 A、B、C、D・・端子、
フロントページの続き (72)発明者 岡田 充弘 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 中村 学 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報通信用ループアンテナを用いて移動
    体との間で情報の通信を行うリーダライタにおいて、 前記情報通信用ループアンテナを構成するコイルの一部
    分を撚架して他の部分に対して反転させて、当該ループ
    アンテナが受けるノイズの影響を低減させたことを特徴
    とするリーダライタ。
  2. 【請求項2】 情報通信用ループアンテナを用いてリー
    ダライタとの間で情報の通信を行う移動体において、 前記情報通信用ループアンテナを構成するコイルの一部
    分を撚架して他の部分に対して反転させて、当該ループ
    アンテナが受けるノイズの影響を低減させたことを特徴
    とする移動体。
JP9299469A 1997-10-16 1997-10-16 リーダライタ Pending JPH11122147A (ja)

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