JPH11123416A - 圧延機のロール保持装置 - Google Patents
圧延機のロール保持装置Info
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- JPH11123416A JPH11123416A JP28381797A JP28381797A JPH11123416A JP H11123416 A JPH11123416 A JP H11123416A JP 28381797 A JP28381797 A JP 28381797A JP 28381797 A JP28381797 A JP 28381797A JP H11123416 A JPH11123416 A JP H11123416A
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Links
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Landscapes
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 上・下ロールチョック及び圧延機周辺機器等
の小型化並びにロール組替え自動化の実現を図り、圧延
加工における生産性向上に資する圧延機のロール保持装
置の提供。 【解決手段】 車輪セット3は、下ロールセット2を上
下方向に移動可能に支持し得るよう形成され、ロール組
替え時に被支持下ロールセットとの間に生じる上下方向
の相対変位を吸収可能であり、流体圧伝動装置5は、流
体圧伝動アクチュエータであり、車輪セットと下ロール
セットとの間の相対変位に対応した上向きの入力を受け
て、これを同値以上の上向きの変位として上ロールチョ
ックに出力し、上・下ロールの間隔を保持するように、
下ロールチョックに設けられる。流体圧伝動アクチュエ
ータは、キャップ側油圧室を共通する入力側油圧シリン
ダ6と出力側油圧シリンダ7とを備える直列型油圧シリ
ンダからなる。
の小型化並びにロール組替え自動化の実現を図り、圧延
加工における生産性向上に資する圧延機のロール保持装
置の提供。 【解決手段】 車輪セット3は、下ロールセット2を上
下方向に移動可能に支持し得るよう形成され、ロール組
替え時に被支持下ロールセットとの間に生じる上下方向
の相対変位を吸収可能であり、流体圧伝動装置5は、流
体圧伝動アクチュエータであり、車輪セットと下ロール
セットとの間の相対変位に対応した上向きの入力を受け
て、これを同値以上の上向きの変位として上ロールチョ
ックに出力し、上・下ロールの間隔を保持するように、
下ロールチョックに設けられる。流体圧伝動アクチュエ
ータは、キャップ側油圧室を共通する入力側油圧シリン
ダ6と出力側油圧シリンダ7とを備える直列型油圧シリ
ンダからなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上ロールと下ロー
ルの間に被圧延材を挟んで圧延を行なう圧延機のロール
保持装置に関し、特にロール組替え時に上ロールと下ロ
ールが接触しないように間隙を保持する装置に関する。
ルの間に被圧延材を挟んで圧延を行なう圧延機のロール
保持装置に関し、特にロール組替え時に上ロールと下ロ
ールが接触しないように間隙を保持する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のロール保持装置における先行技
術としては、スペーシングドッグ方式とスペーシングロ
ッド方式の2種に大別されたものであることは周知であ
る。前者のスペーシングドッグ方式は、図示されない
が、ロールを支持するチョック(chock)に起立・倒伏自
在な柱状部材を設けて、ロール組替え時には柱状部材を
起立させて組替え用の上ロールを支え、圧延機に該ロー
ルを組込んだ後に、圧延機に設けられているベンダー装
置によってこの上ロールを支えておいて、柱状部材を倒
伏させることにより、ロールの組替え並びにその後の上
下動を可能とするロール保持装置である。
術としては、スペーシングドッグ方式とスペーシングロ
ッド方式の2種に大別されたものであることは周知であ
る。前者のスペーシングドッグ方式は、図示されない
が、ロールを支持するチョック(chock)に起立・倒伏自
在な柱状部材を設けて、ロール組替え時には柱状部材を
起立させて組替え用の上ロールを支え、圧延機に該ロー
ルを組込んだ後に、圧延機に設けられているベンダー装
置によってこの上ロールを支えておいて、柱状部材を倒
伏させることにより、ロールの組替え並びにその後の上
下動を可能とするロール保持装置である。
【0003】一方、後者のスペーシングロッド方式は、
その典型的な先行技術が特公昭54−26221号公報により
示されるが、この構造の概要は以下に述べるようなもの
である。即ち、この先行技術のロール保持装置における
動作原理説明図が示される図8を参照して、上ロール及
び該上ロールの両端に設けられた上ロールチョックを備
える上ロールセット31と、下ロール及び該下ロールの
両端に設けられた下ロールチョック39を備える下ロー
ルセット32と、下ロールチョック39に上下に貫通し
て設けられるロッド36によって前記上ロールセット3
1及び前記下ロールセット32を支持し得る車輪セット
33と、前記下ロールセット32の高さを調整し得る調
整具(緩衝装置を備える下ロールチョック支え用ブロッ
クと該ブロックに載置された板状の調整ライナーとから
形成される、図示せず)と、この調整具を支持し得る台
車(図示せず)と、前記車輪セット33及び台車を支持
するレール34と、このレール34を昇降し得る流体圧
装置35とにより構成されて、調整具を支持する台車
と、上ロールセット31及び下ロールセット32を支持
する車輪セット33を別体として、上・下ロールセット
31,32及び前記調整具を一台の台車で支持して交換
していたものに比して装置のコンパクト化を図ったもの
である。
その典型的な先行技術が特公昭54−26221号公報により
示されるが、この構造の概要は以下に述べるようなもの
である。即ち、この先行技術のロール保持装置における
動作原理説明図が示される図8を参照して、上ロール及
び該上ロールの両端に設けられた上ロールチョックを備
える上ロールセット31と、下ロール及び該下ロールの
両端に設けられた下ロールチョック39を備える下ロー
ルセット32と、下ロールチョック39に上下に貫通し
て設けられるロッド36によって前記上ロールセット3
1及び前記下ロールセット32を支持し得る車輪セット
33と、前記下ロールセット32の高さを調整し得る調
整具(緩衝装置を備える下ロールチョック支え用ブロッ
クと該ブロックに載置された板状の調整ライナーとから
形成される、図示せず)と、この調整具を支持し得る台
車(図示せず)と、前記車輪セット33及び台車を支持
するレール34と、このレール34を昇降し得る流体圧
装置35とにより構成されて、調整具を支持する台車
と、上ロールセット31及び下ロールセット32を支持
する車輪セット33を別体として、上・下ロールセット
31,32及び前記調整具を一台の台車で支持して交換
していたものに比して装置のコンパクト化を図ったもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者のスペーシングド
ッグ方式については、ロール組替えの際に柱状部材を起
立・倒伏させる作業が必要であって、圧延機の周りに広
い作業空間を占有することと、この作業によりロール組
替え自動化が阻害されることとが問題である。
ッグ方式については、ロール組替えの際に柱状部材を起
立・倒伏させる作業が必要であって、圧延機の周りに広
い作業空間を占有することと、この作業によりロール組
替え自動化が阻害されることとが問題である。
【0005】また、後者のスペーシングロッド方式に関
しては、車輪セット33がその要素部材である前記ロッ
ド36によって上ロールセット31と下ロールセット3
2とを同時に支持するような構造であって、このロッド
36の上下ストローク量が、車輪セット33及び台車を
支持するレール34の昇降量と同じか、又はそれよりも
小さい量しか取ることができないため、ロール径が種々
変化する場合でロール径が大きくなると、上下ロール間
の間隔を保持するに必要なストローク量を確保できなく
なる問題が生じる。
しては、車輪セット33がその要素部材である前記ロッ
ド36によって上ロールセット31と下ロールセット3
2とを同時に支持するような構造であって、このロッド
36の上下ストローク量が、車輪セット33及び台車を
支持するレール34の昇降量と同じか、又はそれよりも
小さい量しか取ることができないため、ロール径が種々
変化する場合でロール径が大きくなると、上下ロール間
の間隔を保持するに必要なストローク量を確保できなく
なる問題が生じる。
【0006】また、ストローク量を大きくしようとする
ためには、レール34の昇降量を大きくする必要があ
り、ロール保持装置における周辺機器が大型化するとい
う欠点があり、さらに、ロッド36を下ロールチョック
39に貫通させているために、チョックの幅が広くな
り、その分圧延機等も大型化する問題もある。
ためには、レール34の昇降量を大きくする必要があ
り、ロール保持装置における周辺機器が大型化するとい
う欠点があり、さらに、ロッド36を下ロールチョック
39に貫通させているために、チョックの幅が広くな
り、その分圧延機等も大型化する問題もある。
【0007】本発明は、このような先行技術が抱える種
々の問題点の解消を図るために成されたものであり、従
って、本発明の目的は、上ロールチョック、下ロールチ
ョック及び圧延機周辺機器等の小型化並びにロール組替
え自動化の実現を図ることにより、圧延加工における生
産性向上に資することができる圧延機のロール保持装置
を提供しようとするものである。
々の問題点の解消を図るために成されたものであり、従
って、本発明の目的は、上ロールチョック、下ロールチ
ョック及び圧延機周辺機器等の小型化並びにロール組替
え自動化の実現を図ることにより、圧延加工における生
産性向上に資することができる圧延機のロール保持装置
を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため以下に述べる構成としたものである。即
ち、本発明における請求項1の発明については、上ロー
ルセット及び下ロールセットを上下の2段配置で支持し
得る車輪セットと、この車輪セットを支持するレール
と、このレールを昇降し得る昇降手段と、下ロールセッ
トの下ロールチョックと上ロールセットの上ロールチョ
ックとに亘らせて設けられる流体圧伝動装置とを含む圧
延機のロール保持装置であって、前記車輪セットは、下
ロールセットを上下方向に移動可能に支持し得るよう形
成されて、ロール組替え時に被支持下ロールセットとの
間に生じる上下方向の相対変位を吸収可能であり、前記
流体圧伝動装置は、往復運動の入力を封じ込ませた流体
を介し往復運動の出力として動力伝達する流体圧伝動ア
クチュエータから成り、車輪セットと下ロールセットと
の間の前記相対変位に対応した上向きの入力を受けて、
これを少なくとも同値以上の上向きの変位として上ロー
ルチョックに出力し、前記上ロールセットの上ロールと
前記下ロールセットの下ロールとの間隔を保持するよう
に、前記下ロールチョックに設けられることを特徴とす
る圧延機のロール保持装置である。
達成するため以下に述べる構成としたものである。即
ち、本発明における請求項1の発明については、上ロー
ルセット及び下ロールセットを上下の2段配置で支持し
得る車輪セットと、この車輪セットを支持するレール
と、このレールを昇降し得る昇降手段と、下ロールセッ
トの下ロールチョックと上ロールセットの上ロールチョ
ックとに亘らせて設けられる流体圧伝動装置とを含む圧
延機のロール保持装置であって、前記車輪セットは、下
ロールセットを上下方向に移動可能に支持し得るよう形
成されて、ロール組替え時に被支持下ロールセットとの
間に生じる上下方向の相対変位を吸収可能であり、前記
流体圧伝動装置は、往復運動の入力を封じ込ませた流体
を介し往復運動の出力として動力伝達する流体圧伝動ア
クチュエータから成り、車輪セットと下ロールセットと
の間の前記相対変位に対応した上向きの入力を受けて、
これを少なくとも同値以上の上向きの変位として上ロー
ルチョックに出力し、前記上ロールセットの上ロールと
前記下ロールセットの下ロールとの間隔を保持するよう
に、前記下ロールチョックに設けられることを特徴とす
る圧延機のロール保持装置である。
【0009】また、本発明における請求項2の発明は、
上記請求項1の発明に関して、流体圧伝動アクチュエー
タが、下ロールチョック本体の下部側に設けられた入力
側油圧シリンダと、下ロールチョック本体の上部側に設
けられて作動油が充填されたキャップ側油圧室を前記入
力側油圧シリンダに共通してなる出力側油圧シリンダと
を備える直列型の油圧シリンダからなることを特徴とす
る圧延機のロール保持装置である。
上記請求項1の発明に関して、流体圧伝動アクチュエー
タが、下ロールチョック本体の下部側に設けられた入力
側油圧シリンダと、下ロールチョック本体の上部側に設
けられて作動油が充填されたキャップ側油圧室を前記入
力側油圧シリンダに共通してなる出力側油圧シリンダと
を備える直列型の油圧シリンダからなることを特徴とす
る圧延機のロール保持装置である。
【0010】また、本発明における請求項3の発明は、
上記請求項1の発明に関して、流体圧伝動アクチュエー
タが、下ロールチョック本体の下部側に設けられた入力
側油圧シリンダと、下ロールチョック本体の上部側に設
けられた出力側油圧シリンダとの2基の油圧シリンダか
らなり、これらの両油圧シリンダが作動油を充填した油
圧配管によって直列的に接続されてなることを特徴とす
る圧延機のロール保持装置である。
上記請求項1の発明に関して、流体圧伝動アクチュエー
タが、下ロールチョック本体の下部側に設けられた入力
側油圧シリンダと、下ロールチョック本体の上部側に設
けられた出力側油圧シリンダとの2基の油圧シリンダか
らなり、これらの両油圧シリンダが作動油を充填した油
圧配管によって直列的に接続されてなることを特徴とす
る圧延機のロール保持装置である。
【0011】また、本発明における請求項4の発明は、
上記請求項2又は3の発明に関して、前記入力側油圧シ
リンダと前記出力側油圧シリンダとがシリンダ径を異な
らせていることを特徴とする圧延機のロール保持装置で
ある。
上記請求項2又は3の発明に関して、前記入力側油圧シ
リンダと前記出力側油圧シリンダとがシリンダ径を異な
らせていることを特徴とする圧延機のロール保持装置で
ある。
【0012】また、本発明における請求項5の発明は、
上記請求項4の発明に関して、前記出力側油圧シリンダ
のシリンダ径が前記入力側油圧シリンダのシリンダ径に
比して小であることを特徴とする圧延機のロール保持装
置である。
上記請求項4の発明に関して、前記出力側油圧シリンダ
のシリンダ径が前記入力側油圧シリンダのシリンダ径に
比して小であることを特徴とする圧延機のロール保持装
置である。
【0013】このような手段を備える本発明によれば、
本発明の実施の形態に係る圧延機のロール保持装置にお
ける上・下ロールセット組込みの態様を説明する概念図
が示される図1並びに同じく圧延機のロール保持装置に
おける動作原理説明図が示される図2を参照して、上・
下ロールセット1,2を組替える際には、例えば組込む
ための上・下ロールセット1,2の場合について説明す
ると、車輪セット3上の上・下ロールセット1,2は、
それらの自重によって車輪セット3上で下がり切った位
置にあり、その際、車輪セット3と下ロールセット2の
相対変位、即ち、車輪セット3と下ロールチョック9の
上下方向の相対変位が最小(ゼロ基準)であることか
ら、流体圧伝動アクチュエータからなる流体圧伝動装置
5の入力側油圧シリンダ6は、最小相対変位に対応して
そのピストンロッド20が上限位置まで上昇していて、
それにより出力側油圧シリンダ7のピストンロッド21
も上限位置まで押し上げられている。その結果、上ロー
ル11と下ロール12が接触しないように間隙が保持さ
れた状態を保って、上・下ロールセット1,2の重量W
1 , W2 が流体圧伝動装置5を介して車輪セット3で支
えられている(図2(イ)参照)。
本発明の実施の形態に係る圧延機のロール保持装置にお
ける上・下ロールセット組込みの態様を説明する概念図
が示される図1並びに同じく圧延機のロール保持装置に
おける動作原理説明図が示される図2を参照して、上・
下ロールセット1,2を組替える際には、例えば組込む
ための上・下ロールセット1,2の場合について説明す
ると、車輪セット3上の上・下ロールセット1,2は、
それらの自重によって車輪セット3上で下がり切った位
置にあり、その際、車輪セット3と下ロールセット2の
相対変位、即ち、車輪セット3と下ロールチョック9の
上下方向の相対変位が最小(ゼロ基準)であることか
ら、流体圧伝動アクチュエータからなる流体圧伝動装置
5の入力側油圧シリンダ6は、最小相対変位に対応して
そのピストンロッド20が上限位置まで上昇していて、
それにより出力側油圧シリンダ7のピストンロッド21
も上限位置まで押し上げられている。その結果、上ロー
ル11と下ロール12が接触しないように間隙が保持さ
れた状態を保って、上・下ロールセット1,2の重量W
1 , W2 が流体圧伝動装置5を介して車輪セット3で支
えられている(図2(イ)参照)。
【0014】上・下ロールセット1,2の圧延機への組
込みが行なわれた後に、圧延機のハウジング10側で上
・下ロールセット1,2を保持するとともに、車輪セッ
ト3を支持するレール4を昇降手段14により下降させ
ると、車輪セット3には上・下ロールセット1,2の重
量W1,W2 が掛からなくなって車輪セット3と下ロール
チョック9との上下方向の相対変位が最大となり、これ
によって、入力側油圧シリンダ6のピストンロッド20
及び出力側油圧シリンダ7のピストンロッド21は自由
状態となって下がり切る。従って、上・下ロールセット
1,2が分離されて、圧延運転可能な状態になる(図2
(ロ)参照)。
込みが行なわれた後に、圧延機のハウジング10側で上
・下ロールセット1,2を保持するとともに、車輪セッ
ト3を支持するレール4を昇降手段14により下降させ
ると、車輪セット3には上・下ロールセット1,2の重
量W1,W2 が掛からなくなって車輪セット3と下ロール
チョック9との上下方向の相対変位が最大となり、これ
によって、入力側油圧シリンダ6のピストンロッド20
及び出力側油圧シリンダ7のピストンロッド21は自由
状態となって下がり切る。従って、上・下ロールセット
1,2が分離されて、圧延運転可能な状態になる(図2
(ロ)参照)。
【0015】入力側油圧シリンダ6、出力側油圧シリン
ダ7のシリンダ径を同一にした場合、基本的には従来の
スペーシングロッド方式と同一の動きとなるが、下ロー
ルチョック9に設けるキャツプ側油圧室の径を小さく
し、又は油圧配管を下ロールチョック9の外部に設ける
ことによって、ロールチョックを小型のまま維持させる
ことができる。また、出力側油圧シリンダ7のシリンダ
径を入力側油圧シリンダ6のシリンダ径に比して小さく
した場合、その面積比に応じて出力側油圧シリンダ7の
ピストンロッド21のストローク量を入力側油圧シリン
ダ6のピストンロッド20のストローク量よりも大きく
することができる。即ち、レール4の昇降量が同一でも
出力側油圧シリンダ7のピストンロッド21のストロー
ク量(突出量)が大きくとれ、コンパクトな装置で上・
下ロール間の間隙を充分確保することが可能であって、
その分関連設備を小型化できる。
ダ7のシリンダ径を同一にした場合、基本的には従来の
スペーシングロッド方式と同一の動きとなるが、下ロー
ルチョック9に設けるキャツプ側油圧室の径を小さく
し、又は油圧配管を下ロールチョック9の外部に設ける
ことによって、ロールチョックを小型のまま維持させる
ことができる。また、出力側油圧シリンダ7のシリンダ
径を入力側油圧シリンダ6のシリンダ径に比して小さく
した場合、その面積比に応じて出力側油圧シリンダ7の
ピストンロッド21のストローク量を入力側油圧シリン
ダ6のピストンロッド20のストローク量よりも大きく
することができる。即ち、レール4の昇降量が同一でも
出力側油圧シリンダ7のピストンロッド21のストロー
ク量(突出量)が大きくとれ、コンパクトな装置で上・
下ロール間の間隙を充分確保することが可能であって、
その分関連設備を小型化できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について添付図面を参照しながら説明する。本発明の実
施形態が適用される圧延機の要部構造については従来か
ら使用される一般的な圧延機に類似するものであり、従
って、図1に基づいて概要を説明する。床部から立設さ
れる左右一対のハウジング(図1には右側ハウジング1
0が示される)の床面とほぼ等レベルの個所に、レール
4が前記両ハウジングに渡され水平に延在して設けら
れ、このレール4上に4基の車輪セット3,3,3,3
が載置される。
について添付図面を参照しながら説明する。本発明の実
施形態が適用される圧延機の要部構造については従来か
ら使用される一般的な圧延機に類似するものであり、従
って、図1に基づいて概要を説明する。床部から立設さ
れる左右一対のハウジング(図1には右側ハウジング1
0が示される)の床面とほぼ等レベルの個所に、レール
4が前記両ハウジングに渡され水平に延在して設けら
れ、このレール4上に4基の車輪セット3,3,3,3
が載置される。
【0017】通常の圧延状態においては、上ロール11
及び該ロール11の両端に設けられた上ロールチョック
8,8から成る上ロールセット1と、下ロール12及び
該ロール12の両端に設けられた下ロールチョック9,
9から成る上ロールセット1とは、前記一対のハウジン
グによって所定位置において支持され、上ロール11と
下ロール12で被圧延材を挟み付けて圧延できるように
なっている。なお、上ロールセット1は、上ロールチョ
ック8,8において図示しない圧下スクリューによって
支持され、この圧下スクリューは左右一対のハウジング
によって支持されている。
及び該ロール11の両端に設けられた上ロールチョック
8,8から成る上ロールセット1と、下ロール12及び
該ロール12の両端に設けられた下ロールチョック9,
9から成る上ロールセット1とは、前記一対のハウジン
グによって所定位置において支持され、上ロール11と
下ロール12で被圧延材を挟み付けて圧延できるように
なっている。なお、上ロールセット1は、上ロールチョ
ック8,8において図示しない圧下スクリューによって
支持され、この圧下スクリューは左右一対のハウジング
によって支持されている。
【0018】一方、ロール組替えのため一対のハウジン
グから取外し、或いは組込ませる上ロールセット1及び
下ロールセット2は、図1に示されるようにレール4に
載置された4基の車輪セット3,3,3,3に搭載され
て支持されるが、組込み時を例に挙げると、車輪セット
3,3,3,3により支持される上ロールセット1及び
下ロールセット2を、右側ハウジング10の右側方位置
からプッシャーバー13によって一対のハウジング間に
押込ませて両ハウジングの所定個所に装着させる。この
場合、上ロールセット1及び下ロールセット2は上下関
係に位置して、車輪セット3,3,3,3に対し後述す
る車軸受ブロック16を介して車輪15で支えられる。
なお、周知の圧延機のものと構造的には同じであるため
詳細を図示しないが、レール4に関連させて油圧装置等
で実現される昇降手段14が設けられていて、該レール
4を水平に保持した状態で所定ストローク上昇・下降さ
せ得るようになっている。
グから取外し、或いは組込ませる上ロールセット1及び
下ロールセット2は、図1に示されるようにレール4に
載置された4基の車輪セット3,3,3,3に搭載され
て支持されるが、組込み時を例に挙げると、車輪セット
3,3,3,3により支持される上ロールセット1及び
下ロールセット2を、右側ハウジング10の右側方位置
からプッシャーバー13によって一対のハウジング間に
押込ませて両ハウジングの所定個所に装着させる。この
場合、上ロールセット1及び下ロールセット2は上下関
係に位置して、車輪セット3,3,3,3に対し後述す
る車軸受ブロック16を介して車輪15で支えられる。
なお、周知の圧延機のものと構造的には同じであるため
詳細を図示しないが、レール4に関連させて油圧装置等
で実現される昇降手段14が設けられていて、該レール
4を水平に保持した状態で所定ストローク上昇・下降さ
せ得るようになっている。
【0019】図3には、本発明の実施の形態に係る圧延
機のロール保持装置の例の要部構造が正面図(イ)並び
に該正面図(イ)におけるA−A線に沿う断面示平面図
(ロ)で示され、また、図4には、同じくロール保持装
置の例の要部構造が側面図で示される。
機のロール保持装置の例の要部構造が正面図(イ)並び
に該正面図(イ)におけるA−A線に沿う断面示平面図
(ロ)で示され、また、図4には、同じくロール保持装
置の例の要部構造が側面図で示される。
【0020】上記ロール保持装置は、上ロール11と上
ロールチョック8を要素部材に備える上ロールセット1
及び下ロール12と下ロールチョック9を要素部材に備
える下ロールセット2を上下の2段配置で支持し得る車
輪セット3と、この車輪セット3を支持するレール4
と、このレール4を昇降し得る油圧シリンダ等の昇降手
段14と、下ロールセット2の下ロールチョック9に取
付けられて上ロールセット1の上ロールチョック8の間
に亘らせて設けられた流体圧伝動アクチュエータで実現
される流体圧伝動装置5とを含んで構成される。
ロールチョック8を要素部材に備える上ロールセット1
及び下ロール12と下ロールチョック9を要素部材に備
える下ロールセット2を上下の2段配置で支持し得る車
輪セット3と、この車輪セット3を支持するレール4
と、このレール4を昇降し得る油圧シリンダ等の昇降手
段14と、下ロールセット2の下ロールチョック9に取
付けられて上ロールセット1の上ロールチョック8の間
に亘らせて設けられた流体圧伝動アクチュエータで実現
される流体圧伝動装置5とを含んで構成される。
【0021】車輪セット3、流体圧伝動アクチュエータ
5は、左側の上ロールチョック8、下ロールチョック9
の組と右側の上ロールチョック8、下ロールチョック9
の組とに対応させて左右に対称的に一対をなして設けら
れている。車輪セット3は、複数個例えば2個の車輪1
5と、これらの車輪15を回転自在に軸支するための車
軸受ブロック16とを備えて、車軸受ブロック16は、
下部が車輪15を軸支する軸支持部に、上部が下ロール
チョック9を下方から支えるチョック支持部にそれぞれ
形成されていて、例えば、車軸受ブロック16の頂部に
形成された柱体部17を下ロールチョック9の底部に穿
設された嵌合用縦孔19に垂直方向の摺動自在に嵌合し
て組付けていて、下ロールチョック9と車軸受ブロック
16とがこの嵌合部分で上下にスライド可能となってお
り、ロール組替え時において、車輪セット3と支持中の
下ロールセット2との間に生じる上下方向の相対変位を
この嵌合関係によって吸収することができる構成になっ
ている。なお、前記柱体部17の頂部には小円柱状を成
す凸部18が上方に突出させて設けられていて下ロール
チョック9の底部に対向している。
5は、左側の上ロールチョック8、下ロールチョック9
の組と右側の上ロールチョック8、下ロールチョック9
の組とに対応させて左右に対称的に一対をなして設けら
れている。車輪セット3は、複数個例えば2個の車輪1
5と、これらの車輪15を回転自在に軸支するための車
軸受ブロック16とを備えて、車軸受ブロック16は、
下部が車輪15を軸支する軸支持部に、上部が下ロール
チョック9を下方から支えるチョック支持部にそれぞれ
形成されていて、例えば、車軸受ブロック16の頂部に
形成された柱体部17を下ロールチョック9の底部に穿
設された嵌合用縦孔19に垂直方向の摺動自在に嵌合し
て組付けていて、下ロールチョック9と車軸受ブロック
16とがこの嵌合部分で上下にスライド可能となってお
り、ロール組替え時において、車輪セット3と支持中の
下ロールセット2との間に生じる上下方向の相対変位を
この嵌合関係によって吸収することができる構成になっ
ている。なお、前記柱体部17の頂部には小円柱状を成
す凸部18が上方に突出させて設けられていて下ロール
チョック9の底部に対向している。
【0022】前記流体圧伝動アクチュエータ5は、図3
及び図4に示す上記例では下ロールチョック9の本体内
に一体的に設けられた単基構造の直列型の油圧シリンダ
により形成していて、入力側油圧シリンダ6と出力側油
圧シリンダ7とを直列的に備えている。入力側油圧シリ
ンダ6は、下ロールチョック9の本体の下部側に垂直の
上下に延びて配設されていて、ヘッド側(ピストンロッ
ドが出ている側)の室を下にしてその下端部を前記嵌合
用縦孔19に開口させて臨ませるとともに、キャップ側
(ピストンロッドが出ていない側)の油圧室23を上に
して設けられる。このように設けられる入力側油圧シリ
ンダ6に対して、前記凸部18が前記ヘッド側室内に嵌
挿されていて、その平坦な上面をピストンロッド20に
当接させた状態で上下方向に摺動し得るようになってい
る。
及び図4に示す上記例では下ロールチョック9の本体内
に一体的に設けられた単基構造の直列型の油圧シリンダ
により形成していて、入力側油圧シリンダ6と出力側油
圧シリンダ7とを直列的に備えている。入力側油圧シリ
ンダ6は、下ロールチョック9の本体の下部側に垂直の
上下に延びて配設されていて、ヘッド側(ピストンロッ
ドが出ている側)の室を下にしてその下端部を前記嵌合
用縦孔19に開口させて臨ませるとともに、キャップ側
(ピストンロッドが出ていない側)の油圧室23を上に
して設けられる。このように設けられる入力側油圧シリ
ンダ6に対して、前記凸部18が前記ヘッド側室内に嵌
挿されていて、その平坦な上面をピストンロッド20に
当接させた状態で上下方向に摺動し得るようになってい
る。
【0023】出力側油圧シリンダ7は、下ロールチョッ
ク9の本体の上部側における入力側油圧シリンダ6の直
上部に、同軸をなし垂直の上下に延在して配設されてい
て、キャップ側の室を入力側油圧シリンダ6の前記油圧
室23に共通させ、かつ、ヘッド側の室を上にして設け
られ、ピストンロッド21を下ロールチョック9の本体
の頂部から上方に突出させて、該ピストンロッド21の
先端に取着したキャップ22を上ロールチョック8の底
面部に接当させている。
ク9の本体の上部側における入力側油圧シリンダ6の直
上部に、同軸をなし垂直の上下に延在して配設されてい
て、キャップ側の室を入力側油圧シリンダ6の前記油圧
室23に共通させ、かつ、ヘッド側の室を上にして設け
られ、ピストンロッド21を下ロールチョック9の本体
の頂部から上方に突出させて、該ピストンロッド21の
先端に取着したキャップ22を上ロールチョック8の底
面部に接当させている。
【0024】このように構成される直列型の油圧シリン
ダからなる流体圧伝動アクチュエータ5において、入力
側油圧シリンダ6と出力側油圧シリンダ7とは、シリン
ダ径を変えていて、この例では出力側油圧シリンダ7の
径を入力側油圧シリンダ6のそれよりも細くしている。
一方、前記油圧室23には、油供給口25を通じて作動
油を充填し、該油供給口25を密栓することより、作動
油を封じ込ませている。なお、本発明においては本例に
限らなく両シリンダ6,7のシリンダ径を等しくしたも
のであっても勿論差し支えない。
ダからなる流体圧伝動アクチュエータ5において、入力
側油圧シリンダ6と出力側油圧シリンダ7とは、シリン
ダ径を変えていて、この例では出力側油圧シリンダ7の
径を入力側油圧シリンダ6のそれよりも細くしている。
一方、前記油圧室23には、油供給口25を通じて作動
油を充填し、該油供給口25を密栓することより、作動
油を封じ込ませている。なお、本発明においては本例に
限らなく両シリンダ6,7のシリンダ径を等しくしたも
のであっても勿論差し支えない。
【0025】以下にこの実施形態の例におけるロール組
替え時の作用を図1,2を併せ参照して説明する。例え
ば上・下ロールセット1,2を組込ませる場合、車輪セ
ット3上の上・下ロールセット1,2は、それらの自重
によって車輪セット3上で下がり切った位置にあり、そ
の際、車軸受ブロック16の柱体部17は、下ロールチ
ョック9の嵌合用縦孔19にストッパ部(図示しない)
と当たるところまで嵌まりきっていて、車輪セット3と
ロールセット2との上下方向の相対変位が最小(ゼロ基
準)であり、それにより凸部18が入力側油圧シリンダ
6のピストンロッド20を上限位置まで押し上げる。従
って、キャップ側油圧室23内に封じ込まれた作動油を
介して出力側油圧シリンダ7のピストンロッド21も上
限位置まで押し上げられている。その際、両シリンダ
6,7のシリンダ径の違いに応じてピストンロッド20
の上昇ストローク量に比してピストンロッド21の上昇
ストローク量の方が大きくなり、その結果、上ロール1
1と下ロール12が接触しないように間隙が保持された
状態を保って、上・下ロールセット1,2の重量W1,
W2 が流体圧伝動装置5を介して車輪セット3で支えら
れている(図2(イ)参照)。
替え時の作用を図1,2を併せ参照して説明する。例え
ば上・下ロールセット1,2を組込ませる場合、車輪セ
ット3上の上・下ロールセット1,2は、それらの自重
によって車輪セット3上で下がり切った位置にあり、そ
の際、車軸受ブロック16の柱体部17は、下ロールチ
ョック9の嵌合用縦孔19にストッパ部(図示しない)
と当たるところまで嵌まりきっていて、車輪セット3と
ロールセット2との上下方向の相対変位が最小(ゼロ基
準)であり、それにより凸部18が入力側油圧シリンダ
6のピストンロッド20を上限位置まで押し上げる。従
って、キャップ側油圧室23内に封じ込まれた作動油を
介して出力側油圧シリンダ7のピストンロッド21も上
限位置まで押し上げられている。その際、両シリンダ
6,7のシリンダ径の違いに応じてピストンロッド20
の上昇ストローク量に比してピストンロッド21の上昇
ストローク量の方が大きくなり、その結果、上ロール1
1と下ロール12が接触しないように間隙が保持された
状態を保って、上・下ロールセット1,2の重量W1,
W2 が流体圧伝動装置5を介して車輪セット3で支えら
れている(図2(イ)参照)。
【0026】この状態で上・下ロールセット1,2の圧
延機への組込みが行なわれた後に、圧延機のハウジング
10側で上・下ロールセット1,2を保持するととも
に、車輪セット3を支持するレール4を昇降手段14に
より下降させると、車輪セット3は上・下ロールセット
1,2の重量W1,W2 が掛からなくなって自重で下降す
る。この下降に伴い柱体部17が嵌合用縦孔19から下
がりだして嵌合度が小さくなり、これに応じて、凸部1
8が入力側油圧シリンダ6のヘッド側室内で下限位置ま
で下がる。このため、入力側油圧シリンダ6のピストン
ロッド20及び出力側油圧シリンダ7のピストンロッド
21は自由状態となって下がり切る。従って、上・下ロ
ールセット1,2が相互に、かつ、車輪セット3と分離
されて、圧延運転可能なロールセット状態になる(図2
(ロ)参照)。
延機への組込みが行なわれた後に、圧延機のハウジング
10側で上・下ロールセット1,2を保持するととも
に、車輪セット3を支持するレール4を昇降手段14に
より下降させると、車輪セット3は上・下ロールセット
1,2の重量W1,W2 が掛からなくなって自重で下降す
る。この下降に伴い柱体部17が嵌合用縦孔19から下
がりだして嵌合度が小さくなり、これに応じて、凸部1
8が入力側油圧シリンダ6のヘッド側室内で下限位置ま
で下がる。このため、入力側油圧シリンダ6のピストン
ロッド20及び出力側油圧シリンダ7のピストンロッド
21は自由状態となって下がり切る。従って、上・下ロ
ールセット1,2が相互に、かつ、車輪セット3と分離
されて、圧延運転可能なロールセット状態になる(図2
(ロ)参照)。
【0027】図5乃至図7には、本発明の実施の形態に
係る圧延機のロール保持装置の他例の要部構造が示され
る。図5は下ロールチョック9下部の概要示構造図、図
6は同じく下ロールチョック9上部の概要示構造図、図
7は同じく下ロールチョック9の略示斜視図である。
係る圧延機のロール保持装置の他例の要部構造が示され
る。図5は下ロールチョック9下部の概要示構造図、図
6は同じく下ロールチョック9上部の概要示構造図、図
7は同じく下ロールチョック9の略示斜視図である。
【0028】この図5乃至図7に図示されるロール保持
装置において、構成上の特徴とされる点は、流体圧伝動
アクチュエータ5が、下ロールチョック9本体の下部側
に設けられた入力側油圧シリンダ6と、下ロールチョッ
ク9本体の上部側に設けられた出力側油圧シリンダ7と
の、分離して設けられた2基の油圧シリンダから形成さ
れていることであり、図3及び図4に示す実施形態の例
が下ロールチョック9の本体内に一体的に設けられた単
基構造の直列型の油圧シリンダであるのと較べると、具
体的構造面では異なっているが基本的な構成に関しては
同等である。
装置において、構成上の特徴とされる点は、流体圧伝動
アクチュエータ5が、下ロールチョック9本体の下部側
に設けられた入力側油圧シリンダ6と、下ロールチョッ
ク9本体の上部側に設けられた出力側油圧シリンダ7と
の、分離して設けられた2基の油圧シリンダから形成さ
れていることであり、図3及び図4に示す実施形態の例
が下ロールチョック9の本体内に一体的に設けられた単
基構造の直列型の油圧シリンダであるのと較べると、具
体的構造面では異なっているが基本的な構成に関しては
同等である。
【0029】図5(イ),(ロ)に例示されるように、
入力側油圧シリンダ6は、下ロールチョック9本体の下
底部にピストンロッド20を下向きにした垂直配置で固
定し、ピストンロッド20下端部を車輪セット3の車軸
受ブロック16に取着して配設されていて、下ロールチ
ョック9が入力側油圧シリンダ6を介して車輪セット3
に対し上下方向に移動可能に支持されるようになってい
る。
入力側油圧シリンダ6は、下ロールチョック9本体の下
底部にピストンロッド20を下向きにした垂直配置で固
定し、ピストンロッド20下端部を車輪セット3の車軸
受ブロック16に取着して配設されていて、下ロールチ
ョック9が入力側油圧シリンダ6を介して車輪セット3
に対し上下方向に移動可能に支持されるようになってい
る。
【0030】一方、出力側油圧シリンダ7は、下ロール
チョック9本体の頂部端寄り側にピストンロッド21を
上向きにした垂直配置で固定し、ピストンロッド21上
端部を上ロールチョック8本体の直上底部に当接させて
配設されていて、下ロールチョック9を基準として上ロ
ールチョック8が出力側油圧シリンダ7によって押し上
げられるようになっている。
チョック9本体の頂部端寄り側にピストンロッド21を
上向きにした垂直配置で固定し、ピストンロッド21上
端部を上ロールチョック8本体の直上底部に当接させて
配設されていて、下ロールチョック9を基準として上ロ
ールチョック8が出力側油圧シリンダ7によって押し上
げられるようになっている。
【0031】このように設けられる両油圧シリンダ6,
7における各キャップ側油圧室間を作動油が充填された
油圧配管24によって直列的に接続させて、これによっ
て流体圧伝動アクチュエータ5が構成される。この場合
の油圧配管24は当然のことであるが、油圧による膨張
が生じない耐圧性を備えた好ましくは可撓性の配管が用
いられる。このようにして流体圧伝動アクチュエータ5
が取り付けられてなる下ロールチョック9の外観形状は
図7に略示されるように、コンパクトに纏められてい
て、入力側油圧シリンダ6と出力側油圧シリンダ7と
は、必ずしも同軸の上下関係に取り付けることを要しな
く、下ロールチョック9の形状や、また、両ロールチョ
ック8,9の取合わせ関係に対応し得る取り付けの自由
性を有する利点がある。なお、本実施形態におけるロー
ル組替え時の作用については、図3,4に示される前記
実施形態の例のものと基本的に同じであるので、ここで
は説明を省略する。
7における各キャップ側油圧室間を作動油が充填された
油圧配管24によって直列的に接続させて、これによっ
て流体圧伝動アクチュエータ5が構成される。この場合
の油圧配管24は当然のことであるが、油圧による膨張
が生じない耐圧性を備えた好ましくは可撓性の配管が用
いられる。このようにして流体圧伝動アクチュエータ5
が取り付けられてなる下ロールチョック9の外観形状は
図7に略示されるように、コンパクトに纏められてい
て、入力側油圧シリンダ6と出力側油圧シリンダ7と
は、必ずしも同軸の上下関係に取り付けることを要しな
く、下ロールチョック9の形状や、また、両ロールチョ
ック8,9の取合わせ関係に対応し得る取り付けの自由
性を有する利点がある。なお、本実施形態におけるロー
ル組替え時の作用については、図3,4に示される前記
実施形態の例のものと基本的に同じであるので、ここで
は説明を省略する。
【0032】更にこの実施の形態において、流体圧伝動
アクチュエータ5における入力側油圧シリンダ6と出力
側油圧シリンダ7とは、シリンダ径を変えて例えば出力
側油圧シリンダ7の径を入力側油圧シリンダ6のそれよ
りも細くしたり、また、両シリンダ6,7のシリンダ径
を等しくしたりすることは勿論可能であって、図3,4
に示される前記実施形態の例のものと同様であるのは言
うまでもない。
アクチュエータ5における入力側油圧シリンダ6と出力
側油圧シリンダ7とは、シリンダ径を変えて例えば出力
側油圧シリンダ7の径を入力側油圧シリンダ6のそれよ
りも細くしたり、また、両シリンダ6,7のシリンダ径
を等しくしたりすることは勿論可能であって、図3,4
に示される前記実施形態の例のものと同様であるのは言
うまでもない。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。即ち本
発明は、圧延機のロール保持装置の構成要素部材として
流体圧伝動装置を用いたことにより、上・下ロールチョ
ックに対する取付けの態様の自由度が大きく、かつ、コ
ンパクトな構造とすることができて、車輪セット及び上
・下ロールチョック並びにその周辺装置を小型化し得
る。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。即ち本
発明は、圧延機のロール保持装置の構成要素部材として
流体圧伝動装置を用いたことにより、上・下ロールチョ
ックに対する取付けの態様の自由度が大きく、かつ、コ
ンパクトな構造とすることができて、車輪セット及び上
・下ロールチョック並びにその周辺装置を小型化し得
る。
【0034】また、流体圧伝動装置を入力側油圧シリン
ダと出力側油圧シリンダとにより形成して出力側油圧シ
リンダのシリンダ径を細くすることで、レール昇降のス
トローク量と上ロールチョックの突出量とを変えること
ができ、ロール径が種々変化する場合のストローク量不
足並びにその際の周辺機器に対する仕様変更の問題を解
消することが可能である。更に、ロールチョックのロー
ル用ベアリング等との寸法取合いを考慮する必要がない
ので、従来設備に対しても何ら改変することなく容易に
適用できる利点もある。
ダと出力側油圧シリンダとにより形成して出力側油圧シ
リンダのシリンダ径を細くすることで、レール昇降のス
トローク量と上ロールチョックの突出量とを変えること
ができ、ロール径が種々変化する場合のストローク量不
足並びにその際の周辺機器に対する仕様変更の問題を解
消することが可能である。更に、ロールチョックのロー
ル用ベアリング等との寸法取合いを考慮する必要がない
ので、従来設備に対しても何ら改変することなく容易に
適用できる利点もある。
【図1】本発明の実施の形態に係る圧延機のロール保持
装置における上・下ロールセット組込みの態様を説明す
る概念図である。
装置における上・下ロールセット組込みの態様を説明す
る概念図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る圧延機のロール保持
装置における動作原理説明図で、(イ)は組込み時、
(ロ)はレールリフト下降時である。
装置における動作原理説明図で、(イ)は組込み時、
(ロ)はレールリフト下降時である。
【図3】本発明の実施の形態に係る圧延機のロール保持
装置の例の要部構造図であり、(イ)は正面図、(ロ)
は(イ)のA−A線に沿う断面示平面図である。
装置の例の要部構造図であり、(イ)は正面図、(ロ)
は(イ)のA−A線に沿う断面示平面図である。
【図4】図3図示のロール保持装置の例の要部構造を示
す側面図である。
す側面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る圧延機のロール保持
装置の他例における下ロールチョック9下部の概要示構
造図であり、(イ)は正面図、(ロ)は(イ)に対応す
る断面示側面図である。
装置の他例における下ロールチョック9下部の概要示構
造図であり、(イ)は正面図、(ロ)は(イ)に対応す
る断面示側面図である。
【図6】図5に対応する下ロールチョック9上部の概要
示構造図であり、(イ)は正面図、(ロ)は(イ)に対
応する断面示側面図である。
示構造図であり、(イ)は正面図、(ロ)は(イ)に対
応する断面示側面図である。
【図7】図5及び図6に図示する下ロールチョック9の
略示斜視図である。
略示斜視図である。
【図8】先行技術の例に係る圧延機のロール保持装置に
おける動作原理説明図で、(イ)は組込み時、(ロ)は
レールリフト下降時である。
おける動作原理説明図で、(イ)は組込み時、(ロ)は
レールリフト下降時である。
1…上ロールセット 2…下ロールセッ
ト 3…車輪セット 4…レール 5…流体圧伝動装置 6…入力側油圧シ
リンダ 7…出力側油圧シリンダ 8…上ロールチョ
ック 9…下ロールチョック 10…ハウジング 11…上ロール 12…下ロール 13…プッシャーバー 14…昇降手段 15…車輪 16…車軸受ブロ
ック 17…柱体部 18…凸部 19…嵌合用縦孔 20…ピストンロ
ッド 21…ピストンロッド 22…キヤップ 23…キャップ側油圧室 24…油圧配管 25…油供給口
ト 3…車輪セット 4…レール 5…流体圧伝動装置 6…入力側油圧シ
リンダ 7…出力側油圧シリンダ 8…上ロールチョ
ック 9…下ロールチョック 10…ハウジング 11…上ロール 12…下ロール 13…プッシャーバー 14…昇降手段 15…車輪 16…車軸受ブロ
ック 17…柱体部 18…凸部 19…嵌合用縦孔 20…ピストンロ
ッド 21…ピストンロッド 22…キヤップ 23…キャップ側油圧室 24…油圧配管 25…油供給口
Claims (5)
- 【請求項1】 上ロールセット及び下ロールセットを上
下の2段配置で支持し得る車輪セットと、この車輪セッ
トを支持するレールと、このレールを昇降し得る昇降手
段と、下ロールセットの下ロールチョックと上ロールセ
ットの上ロールチョックとに亘らせて設けられる流体圧
伝動装置とを含む圧延機のロール保持装置であって、前
記車輪セットは、下ロールセットを上下方向に移動可能
に支持し得るよう形成されて、ロール組替え時に被支持
下ロールセットとの間に生じる上下方向の相対変位を吸
収可能であり、前記流体圧伝動装置は、往復運動の入力
を封じ込ませた流体を介し往復運動の出力として動力伝
達する流体圧伝動アクチュエータから成り、車輪セット
と下ロールセットとの間の前記相対変位に対応した上向
きの入力を受けて、これを少なくとも同値以上の上向き
の変位として上ロールチョックに出力し、前記上ロール
セットの上ロールと前記下ロールセットの下ロールとの
間隔を保持するように、前記下ロールチョックに設けら
れることを特徴とする圧延機のロール保持装置。 - 【請求項2】 流体圧伝動アクチュエータが、下ロール
チョック本体の下部側に設けられた入力側油圧シリンダ
と、下ロールチョック本体の上部側に設けられて作動油
が充填されたキャップ側油圧室を前記入力側油圧シリン
ダに共通してなる出力側油圧シリンダとを備える直列型
の油圧シリンダからなる請求項1記載の圧延機のロール
保持装置。 - 【請求項3】 流体圧伝動アクチュエータが、下ロール
チョック本体の下部側に設けられた入力側油圧シリンダ
と、下ロールチョック本体の上部側に設けられた出力側
油圧シリンダとの2基の油圧シリンダからなり、これら
の両油圧シリンダが作動油を充填した油圧配管によって
直列的に接続されてなる請求項1記載の圧延機のロール
保持装置。 - 【請求項4】 前記入力側油圧シリンダと前記出力側油
圧シリンダとがシリンダ径を異ならせている請求項2又
は3に記載の圧延機のロール保持装置。 - 【請求項5】 前記出力側油圧シリンダのシリンダ径が
前記入力側油圧シリンダのシリンダ径に比して小である
請求項4記載の圧延機のロール保持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28381797A JPH11123416A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 圧延機のロール保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28381797A JPH11123416A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 圧延機のロール保持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11123416A true JPH11123416A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=17670543
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28381797A Pending JPH11123416A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 圧延機のロール保持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11123416A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010207905A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Nippon Steel Engineering Co Ltd | クイックシフト式圧延設備 |
| CN101879527B (zh) | 2009-05-07 | 2011-12-07 | 鞍钢股份有限公司 | 一种精轧工作辊断辊处理方法 |
| CN109647894A (zh) * | 2018-12-30 | 2019-04-19 | 衡阳市鑫诚和重型机械设备制造有限公司 | 轧机换辊装置及其换辊方法 |
| CN111842500A (zh) * | 2020-08-12 | 2020-10-30 | 重庆赛迪热工环保工程技术有限公司 | 一种托辊装置 |
-
1997
- 1997-10-16 JP JP28381797A patent/JPH11123416A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010207905A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Nippon Steel Engineering Co Ltd | クイックシフト式圧延設備 |
| CN101879527B (zh) | 2009-05-07 | 2011-12-07 | 鞍钢股份有限公司 | 一种精轧工作辊断辊处理方法 |
| CN109647894A (zh) * | 2018-12-30 | 2019-04-19 | 衡阳市鑫诚和重型机械设备制造有限公司 | 轧机换辊装置及其换辊方法 |
| CN111842500A (zh) * | 2020-08-12 | 2020-10-30 | 重庆赛迪热工环保工程技术有限公司 | 一种托辊装置 |
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