JPH11123616A - 細穴放電加工装置および同装置を用いた放電加工方法 - Google Patents

細穴放電加工装置および同装置を用いた放電加工方法

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JPH11123616A
JPH11123616A JP29294397A JP29294397A JPH11123616A JP H11123616 A JPH11123616 A JP H11123616A JP 29294397 A JP29294397 A JP 29294397A JP 29294397 A JP29294397 A JP 29294397A JP H11123616 A JPH11123616 A JP H11123616A
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工電極の貫通の瞬間を正確に検出して抜け
際の加工の安定化を図ると共に、電極を交換することな
く貫通後の加工穴の高精度な仕上げ加工が可能な細穴放
電加工装置の提供と同装置を用いた放電加工方法の提
供。 【解決手段】 棒状電極43を回転駆動する加工ヘッド
37と、該加工ヘッドをワークWに対して接近離反させ
るZ軸送り手段34と、前記棒状電極の下端部近傍をガ
イドする電極ガイド45とを備えた細穴放電加工装置1
において、放電間隙部に加工液を送給可能な下部ノズル
49をワーク下面に当接離反自在に設け、該下部ノズル
内部に前記棒状電極の下端部を把持開放可能なチャック
を設けると共に、前記ワークを貫通した棒状電極を検出
する貫通検出手段77をワーク下面と前記下部ノズル上
面との間隙に進退可能に設けた細穴放電加工装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、細穴放電加工装置
に関する。さらに詳細には、棒状電極の貫通検出と抜け
際の加工の安定化ならびに貫通後の内径の高精度仕上げ
加工に係わる細穴放電加工装置および同装置を用いた放
電加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】放電加工においては、一般に加工面積が
減少すると放電の安定度が悪化するのが普通である。と
くに、細穴加工における抜け際では、加工の進行に伴っ
て加工面積(または加工取代)が急激に減少するので、
それにともなって加工条件を低下させなければならな
い。また、抜け際近くにおいて、始めの加工条件のまま
していると、安定が崩れて局部的なオーバーカットなど
が発生することがある。
【0003】上述の如く、抜け際における放電の安定度
が悪化して加工不良が生じるの未然に防止するために
は、加工電極がワークを貫通する時点を検出して、加工
条件を制御することが必要である。
【0004】加工電極のワーク貫通を検出するための手
段として、抜け際における加工電流の変化または電極の
送り速度の変化からワーク貫通の検出することが考えら
れるが、抜け際における加工電流と送り速度との変化
が、通常加工時の変化と貫通時におけるその変化とであ
まり差がないため貫通検出手段として使用するには検出
精度に問題がある。
【0005】そのため、従来は細穴加工においては、ワ
ークの底面に当て金を行って加工することにより、ワー
クの抜け際に生じるオーバーカットなどの発生を回避し
ているが、当て金の取付け取外しにかなりの手間を要す
るなどの問題がある。
【0006】また、貫通後の加工穴の内径を仕上げる寄
せ加工は、加工に使用したパイプ電極をそのまま使用し
て(或いは棒状の電極に交換して)側面放電加工によっ
て行われているが、パイプ電極の下端は何の支持もなく
自由端となっているので、特に剛性の大きい電極を使用
するか、またはワークの厚さが薄い場合の他は、放電反
力によって電極に振動が生じ加工精度が低下するという
問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の如き問
題を解決するために成されたものであり、本発明の課題
は、加工電極の貫通の瞬間を正確に検出して抜け際の加
工の安定化を図ると共に、電極を交換することなく貫通
後の加工穴の高精度な仕上げ加工が可能な細穴放電加工
装置の提供と同装置を用いた放電加工方法を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として、請求項1に記載の細穴放電加工装置は、棒状電
極を回転駆動する加工ヘッドと、該加工ヘッドをワーク
に対して接近離反させるZ軸送り手段と、前記棒状電極
の下端部近傍をガイドする電極ガイドとを備えた細穴放
電加工装置において、放電間隙部に加工液を送給可能な
下部ノズルをワーク下面に当接離反自在に設け、該下部
ノズル内部に前記棒状電極の下端部を把持開放可能なチ
ャックを設けると共に、前記ワークを貫通した棒状電極
を検出する貫通検出手段をワーク下面と前記下部ノズル
上面との間隙に進退可能に設けたことを要旨とするもの
である。
【0009】したがって、棒状電極がワークを貫通した
瞬間を貫通検出手段により正確に検出することができ
る。また、棒状電極がワークを貫通した後の抜け際の加
工において、下部ノズルから放電加工領域へ加工液(純
水)の噴流を行うことによって、安定した加工を行うこ
とができる。さらに、棒状電極を下部ノズル内部のチャ
ックとワーク直上の電極ガイドで支持すると共に、電極
にテンションをかけることによって貫通後の加工穴の仕
上げ加工を高い精度で行うことができる。
【0010】請求項2に記載の放電加工方法は、棒状パ
イプ電極を用いた細穴放電加工において、前記電極のワ
ーク貫通を検出後、該電極へ供給する加工液の液圧を加
工時より低下させると共に、ワーク下面に設けた加工液
供給ノズルから放電間隙部に加工液を供給し、細穴の抜
け際を加工することを要旨とするものである。
【0011】したがって、棒状電極がワークを貫通した
後の抜け際の加工において、下部ノズルから放電加工領
域へ加工液(純水)の噴流を行いながら安定した加工を
行うことができる。
【0012】請求項3に記載の放電加工方法は、棒状パ
イプ電極を用いた細穴放電加工において、前記電極のワ
ーク貫通を検出後、該電極へ供給する加工液の液圧を加
工時より低下させると共に、ワーク下面に設けた加工液
供給ノズルから放電間隙部に加工液を供給し、細穴の抜
け際の加工を実施の後、前記加工液供給ノズル内に設け
たチャックに前記棒状パイプ電極を送り込み、該棒状パ
イプ電極の下端部を把持すると共に、該電極を装着した
加工ヘッドを上方に移動させて該電極にテンションをか
けて加工穴の仕上げ加工を行うことを要旨とするもので
ある。
【0013】したがって、棒状電極を下部ノズル内部の
チャックとワーク直上の電極ガイドで支持すると共に、
電極にテンションを付与することによって、貫通後の加
工穴の仕上げ加工を高い精度で行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
によって説明する。図1は本発明に係わる細穴放電加工
装置の一実施の形態を示したものである。また、図2は
図1の下部ノズル部の拡大図である。
【0015】図1、図2に示すように、本発明に係わる
細穴放電加工装置1は、基台3にXY位置決めテーブル
5が設けてある。このXY位置決めテーブル5には、X
軸方向に敷設した一対のガイドレール7(a、b)にガ
イドされるX軸キャリッジ9と、このX軸キャリッジ9
上に敷設した一対のガイドレール11(a、b)にガイ
ドされるY軸キャリッジ13からなっている。
【0016】前記基台3にはX軸サーボモータ15によ
って回転されるX軸送りねじ17が回転自在に支承して
ある。このX軸送りねじ17は前記X軸キャリッジ9に
一体的に設けたナット部材(図示省略)に螺合してあ
り、前記X軸サーボモータ15を回転駆動することによ
ってX軸キャリッジ9をX軸方向(Y軸方向に直交)の
任意な位置に位置決めすることができる様に構成してあ
る。
【0017】また、前記X軸キャリッジ9には、このX
軸キャリッジ9に一体的に設けたY軸サーボモータ19
によって回転されるY軸送りねじ(図示省略)が回転自
在に支承してある。このY軸送りねじ(図示省略)は、
Y軸キャリッジ13に一体的に設けたナット部材(図示
省略)に螺合してあり、前記Y軸サーボモータ19を回
転駆動することによってY軸キャリッジ13をY軸方向
の任意な位置に位置決めすることができる様に構成して
ある。
【0018】前記X軸キャリッジ9の上面には、ワーク
Wを固定するための固定治具21が設けてあり、この固
定治具21に導電性の材質からなるワークWが固定して
ある。
【0019】前記基台3の片側(図1において左側)に
はコラム23が立設してあり、このコラム23の上端部
には右方に水平に延伸した上部アーム25が設けてあ
る。この上部アーム25の先端部にはワークWの高さに
対応して上下方向(Z軸方向)に位置調節が可能な昇降
フレーム27が設けてある。
【0020】前記昇降フレーム27には、サーボモータ
29によって回転駆動される送りねじ31が回転自在に
支承してある。そして、この送りねじ31はスライダー
33に一体的に設けたナット35に螺合してあり、前記
サーボモータ29を回転駆動することによってスライダ
ー33を上下動するZ軸送り手段34を構成してある。
【0021】前記スライダー33には加工ヘッド37が
設けてあり、この加工ヘッド37にはモータ39によっ
て回転される電極ホルダー41が回転自在に取付けてあ
る。この電極ホルダー41はパイプ電極などの棒状電極
43の端部を着脱自在に保持するチャックからなるもの
である。
【0022】また、前記昇降フレーム27の下部には電
極ホルダー41に装着された棒状電極43の下端部を上
下方向にガイドするガイド孔を備えた電極ガイド45が
設けてある。
【0023】前記コラム23には固定治具21に固定さ
れたワークWの下方位置まで水平に延伸した下部アーム
47が設けてある。図2に詳細に示す如く、この下部ア
ーム47の先端部には、棒状電極43とワークWとの間
の放電間隙部に電気絶縁性の大きい純水などの加工液を
送給可能な下部ノズル49が前記電極ガイド45と同軸
になるように設けてある。前記下部ノズル49の上面に
は加工液をワークWに対して噴射するための加工液噴射
孔50が設けてあり、下部ノズル49の側方には加工液
供給装置(図示省略)に連通する加工液供給孔52が設
けてある。
【0024】前記下部アーム47にはコレットホルダー
51が取付けてある。このコレットホルダー51は、フ
ランジ部51aと胴部51bとからなり、下部アーム4
7の取付け穴53に下側から胴部51bを挿入し、フラ
ンジ部51aを下部アーム47にねじなどの締結手段
(図示省略)で固定してある。
【0025】前記コレットホルダー51の胴部51b
は、下部アーム47の上側に突出する様に設けてあり、
この突出した胴部51bの外周に、前記下部ノズル49
が上下に摺動自在に嵌合してある。また、前記下部アー
ム47の右側先端部には流体圧シリンダー54がブラケ
ット56を介して取付けてあり、この流体圧シリンダー
54のピストンロッド55と前記下部ノズル49の外周
とが連結桿57で連結してある。
【0026】なお、下部ノズル49の上面とワークWと
の間には、後述の貫通検出手段77のセンサーヘッド8
3が侵入するための間隙Gが設けてある。
【0027】したがって、流体圧シリンダー54を作動
させることによって、下部ノズル49を上下に動かすこ
とができる。
【0028】前記コレットホルダー51には、上下方向
(軸方向)に貫通する段付穴59が設けてあり、この段
付穴59の小径部59aには、上方に開放した円錐形の
係合部を備えたコレット開閉スリーブ61が嵌合してあ
る。このコレット開閉スリーブ61の下端部は、前記段
付穴59の大径部59bに突出させて設けてあり、その
突出した下端部にはスナップリングなどの係止部材63
が装着してある。なお、この係止部材63と胴部51b
との間にはリング状のスペーサー65が介装してある。
【0029】前記コレット開閉スリーブ61には、コレ
ット65が上下方向(軸方向)に摺動自在に挿入してあ
る。このコレット65の下端部は開閉スリーブ61の下
端部からさらに下方に突出させて設けてあり、この突出
した下端部にスナップリングなどの係止部材67を装着
すると共に、この係止部材67の上部に装着したリング
状のスプリング受け69と、前記係止部材63との間に
コイルスプリング、ウレタンゴムまたは皿ばねなどのス
プリング71が弾装してある。
【0030】したがって、前記コレット65は常に下方
向(軸方向)に付勢され、コレット65の上部の開閉部
は、開閉スリーブ61の円錐形の係合部に係合した状態
となり、コレット65のチャック部は閉じた状態とな
る。
【0031】また、前記コレット65と下部ノズル49
の加工液噴射孔50との間は加工液が貯留される液室6
6となっており、この液室66に供給された加工液が加
工液噴射孔50から放電加工中の放電間隙に供給される
ようになっている。
【0032】前記コレットホルダー51のフランジ部5
1aには、流体圧シリンダー73が取付けてあり、その
ピストンロッド75は前記コレット65の下端部を押圧
可能に設けてある。
【0033】すなわち、前記とコレット65と開閉スリ
ーブ61とでコレットチャックが構成されており、この
コレットチャックは、流体圧シリンダー73を作動させ
てピストンロッド75を上昇させれば、コレット65が
押し上げられてコレット65の上部の開閉部が開閉スリ
ーブ61から突出して開閉部が開いた状態となる。ピス
トンロッド75を下降させれば、コレット65はスプリ
ング71の付勢力により下降して、コレット65の開閉
部は開閉スリーブ61の円錐形の係合部に係合して閉じ
た状態となる。
【0034】なお、コレット65が押し上げられたと
き、コレットの開閉部が前記加工液噴射孔50内に侵入
した状態で停止するようにストローク長を設定してあ
る。
【0035】前記下部アーム47には、前記棒状電極4
3のワーク貫通を検出する貫通検出手段77が設けてあ
る。この貫通検出手段77は、下部アーム47に設けた
流体圧シリンダー79と、この流体圧シリンダー79の
ピストンロッド81に設けたセンサーヘッド83などか
ら構成してある。
【0036】前記センサーヘッド83は電気絶縁性の材
質で製作してあり、その形状はギリシャ文字のΓの如き
形状に形成してある。このΓ字形のセンサーヘッド83
の垂直な柱状部の下端部に前記流体圧シリンダー79の
ピストンロッド81が一体的に連結してある。そして、
センサーヘッド83の上方の水平部分の先端部には前記
棒状電極43が入る切欠き穴85が設けてある。
【0037】前記センサーヘッド83の切欠き穴85の
下側には棒状電極43がワークWを貫通したことを検出
できるセンサー87が設けてある。実施例におけるセン
サー87は、棒状電極43との接触を電気的導通の有無
で貫通を検出するセンサーの例が示してあるが、棒状電
極43がワークを貫通してワークの下方に突出した瞬間
を検出できれば、実施例の如き接触センサーで有る必要
はなく、例えば、フォトセンサー、磁気センサー、エア
ーセンサーなど種々の非接触センサーを使用することが
できる。
【0038】なお、上述のセンサー87からの電気信号
は細穴放電加工装置を制御するNC制御装置88に送ら
れるようになっている。
【0039】上記の如き貫通検出手段77において、前
記下部ノズル49を下げた状態のとき、流体圧シリンダ
ー79を作動させてピストンロッド81を前進または後
退させれば、センサーヘッド83が前記下部ノズル49
とワークWとの間隙Gに進退させることができる。
【0040】以上の如き細穴放電加工装置における、細
穴加工時の貫通検出と細穴の抜け際の加工方法および加
工穴の仕上げ寄せ加工方法について説明する。
【0041】下部ノズル49を下降させ、下部ノズル4
9とワークWとの間隙Gにセンサーヘッド83を挿入し
た状態(図2に示す状態)にする。また、ワークWの高
さに合わせて、前記昇降フレーム27の高さを調節し、
パイプ電極の先端の位置がワークWの直上に位置する様
にセットする。
【0042】上述の状態において、パイプ電極43に加
工液としての純水を加工液供給装置(図示省略)から適
宜な圧力で供給し、モータ39を駆動してパイプ電極4
3に回転を与えると同時に、前記サーボモータ29を駆
動して、加工ヘッド37をZ軸方向に適宜な加工送り速
度で降下させる。こうして、パイプ電極43とワークW
とが放電距離に達すると放電が開始し、回転するパイプ
電極43から加工液(純水)を噴出させながら細穴放電
加工が進行する。
【0043】細穴加工が進行してパイプ電極43がワー
クWを貫通して、パイプ電極43の先端と前記センサー
87とが接触すると、前記NC制御装置88において電
気的導通が判別されてパイプ電極43の貫通が検出され
る。
【0044】上述のパイプ電極43の貫通検出と同時に
加工送りと放電とを一時中断し、流体圧シリンダー79
を作動させて、貫通検出手段77のセンサーヘッド83
をワークWと下部ノズル49の間から後退させると共
に、流体圧シリンダー54を作動させて、下部ノズル4
9を上昇させて下部ノズル49の加工液噴射孔50をワ
ークWの下面に接触させる。
【0045】前記加工液噴射孔50をワークWの下面に
接触させた後、前記パイプ電極43への加工液(純水)
の供給圧力を低下させると共に、下部ノズル49の加工
液噴射孔50から放電加工領域へ加工液(純水)を噴流
させた状態にして抜け際の穴加工を開始する。
【0046】なお、抜け際の穴加工におけるパイプ電極
43への加工液(純水)の供給は、パイプ電極の冷却の
ために必要なものであり、パイプ電極43の振れを小さ
くするために冷却に必要な最低限の流量とすることが望
ましい。また、抜け際の加工取代は加工の進行と共に急
激に減少するので、抜け際の加工精度を出す上では加工
条件(放電電流、液圧など)を下げて短時間で加工を完
了させることが望ましい。
【0047】前述の如く、抜け際の穴加工においては、
パイプ電極43の貫通を検出すると同時に加工送りと放
電とを一時中断し、放電加工領域へ下部ノズル49から
の加工液(純水)の噴流を行いながら加工条件(放電電
流、液圧など)を下げて短時間で抜け際の加工お行うよ
うにしたので、加工液(純水)の無い状態での放電加工
が行われることもなく安定した加工を行うことができ
る。
【0048】次に、加工穴の内径に高精度な仕上げ加工
をする放電加工方法について説明する。
【0049】前述の如く、下部ノズル49の加工液噴射
孔50をワークWの下面に接触させた状態において、抜
け際の穴加工を実施した後に、流体圧シリンダー73を
作動させて、ピストンロッド75を前進させて、前記コ
レット65の下端部を押圧して、コレット65の上部の
開閉部を開閉スリーブ61から突出させ、コレット65
の開閉部を開いた状態とする。なお、このとき、コレッ
ト65の開閉部は、下部ノズル49の加工液噴射孔50
の位置に前進した状態にある。
【0050】上述の状態において、前記サーボモータ2
9によって加工ヘッド37を駆動して、パイプ電極43
の下端部がコレット65の開閉部に入る位置まで下降さ
せ、次いで、ピストンロッド75を後退させることによ
り、パイプ電極43の下端部をコレット65にクランプ
する。
【0051】パイプ電極43の下端部をコレット65に
クランプしたら、前記加工ヘッド37を上方向に若干量
移動するようにサーボモータ29を駆動制御して、パイ
プ電極43にテンションを与える。
【0052】パイプ電極43にテンションを与えた状態
において、下部ノズル49の加工液噴射孔50から加工
液(純水)を放電加工領域へ噴流しながら前記NC制御
装置88により、前記XY位置決めテーブル5を制御し
て寄せ加工による仕上げ加工を行う。
【0053】上述の如く、パイプ電極43にテンション
を与えた状態で放電加工を行うので、放電反力による電
極の振れが抑止され、精度の高い仕上げ加工を行うこと
ができる。
【0054】なお、パイプ電極が放電反力の影響を受け
ない程度の剛性を有する場合には、電極をコレットにク
ランプせずに上下動自在に支持して、同様な仕上げ寄せ
加工を行うことができる。また、公知の電極交換装置を
付加すれば、棒状電極を使用した自動の仕上げ加工も可
能となる。
【0055】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、棒状電
極がワークを貫通した瞬間を正確に検出できるので、抜
け際における放電の安定度が悪化するのを未然に防止す
ることができる。これによって、放電加工領域へ下部ノ
ズルからの加工液(純水)の噴流を行いながら安定した
加工を自動的にかつ能率的に行うことができる。
【0056】さらに、貫通後の加工穴の内径の仕上げ加
工においては、電極にテンションを付与した状態での仕
上げ加工が可能となり、剛性の大きい電極に交換するこ
となく高精度な仕上げ加工ができる。
【0057】請求項2に記載の発明によれば、棒状電極
がワークを貫通した後の抜け際の加工において、ワーク
を貫通した瞬間を正確に検出できるので抜け際における
放電の安定度が悪化するのを未然に防止することができ
る。これによって、放電加工領域へ下部ノズルからの加
工液(純水)の噴流を行いながら安定した加工を自動的
にかつ能率的に行うことができる。
【0058】請求項3に記載の発明によれば、貫通後の
加工穴の内径の仕上げ加工において、電極にテンション
を付与した状態での仕上げ加工が可能となり、剛性の大
きい電極に交換することなく高精度な仕上げ加工ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる細穴放電加工装置の全体図。
【図2】図1における、下部ノズル部の拡大図である。
【符号の説明】
1 細穴放電加工装置 5 XY位置決めテーブル 21 固定治具 25 上部アーム 27 昇降フレーム 29 サーボモータ 33 スライダー 34 Z軸送り手段 35 ナット 37 加工ヘッド 39 モータ 43 棒状電極 45 電極ガイド 47 下部アーム 49 下部ノズル 51 コレットホルダー 54、73、79 流体圧シリンダー 57 連結桿 61 コレット開閉スリーブ 65 コレット 71 スプリング 77 貫通検出手段 83 センサーヘッド 87 センサー G 間隙 W ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状電極を回転駆動する加工ヘッドと、
    該加工ヘッドをワークに対して接近離反させるZ軸送り
    手段と、前記棒状電極の下端部近傍をガイドする電極ガ
    イドとを備えた細穴放電加工装置において、放電間隙部
    に加工液を送給可能な下部ノズルをワーク下面に当接離
    反自在に設け、該下部ノズル内部に前記棒状電極の下端
    部を把持開放可能なチャックを設けると共に、前記ワー
    クを貫通した棒状電極を検出する貫通検出手段をワーク
    下面と前記下部ノズル上面との間隙に進退可能に設けた
    ことを特徴とする細穴放電加工装置。
  2. 【請求項2】 棒状パイプ電極を用いた細穴放電加工に
    おいて、前記電極のワーク貫通を検出後、該電極へ供給
    する加工液の液圧を加工時より低下させると共に、ワー
    ク下面に設けた加工液供給ノズルから放電間隙部に加工
    液を供給し、細穴の抜け際を加工することを特徴とする
    放電加工方法。
  3. 【請求項3】 棒状パイプ電極を用いた細穴放電加工に
    おいて、前記電極のワーク貫通を検出後、該電極へ供給
    する加工液の液圧を加工時より低下させると共に、ワー
    ク下面に設けた加工液供給ノズルから放電間隙部に加工
    液を供給し、細穴の抜け際の加工を実施の後、前記加工
    液供給ノズル内に設けたチャックに前記棒状パイプ電極
    を送り込み、該棒状パイプ電極の下端部を把持すると共
    に、該電極を装着した加工ヘッドを上方に移動させて該
    電極にテンションをかけて加工穴の仕上げ加工を行うこ
    とを特徴とする放電加工方法。
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