JPH1112392A - クロロプレンゴム組成物 - Google Patents

クロロプレンゴム組成物

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JPH1112392A
JPH1112392A JP16368397A JP16368397A JPH1112392A JP H1112392 A JPH1112392 A JP H1112392A JP 16368397 A JP16368397 A JP 16368397A JP 16368397 A JP16368397 A JP 16368397A JP H1112392 A JPH1112392 A JP H1112392A
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JP
Japan
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hydrotalcite
composition
metal oxide
chloroprene rubber
vulcanizing agent
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP16368397A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazushige Nishida
和茂 西田
Kazunari Maeda
一成 前田
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐水性に優れ、かつ、加硫時に成型品が多孔
質になりにくいCR組成物を提供すること。 【解決手段】 クロロプレンゴムを主材とし、ハイドロ
タルサイトの焼成物を含んだクロロプレンゴム組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロロプレンゴム
(以下CRと略称する)を主材とし、金属酸化物系加硫
剤を含んだCR組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のCR組成物としては、C
Rの加硫時には酸が発生するという特殊性から、金属酸
化物系加硫剤を利用して、発生する酸を吸収させつつ加
硫することが行われており、具体的には、金属酸化物加
硫剤として酸化マグネシウム(MgO)と酸化亜鉛(Z
nO)とを併用する技術が利用されている。ところが、
このCR組成物によれば、MgOに由来する無機成分
(例えばMgCl2 等)が高い吸水性を有するという問
題点が指摘されていることから、水と常時接触するよう
な条件下では、耐水性に問題が生じやすく、このような
用途には実用に耐えないと言われている。そこで、耐水
性を要求される用途に関しては、ハイドロタルサイトを
金属酸化物系加硫剤を利用する技術が提案されている。
【0003】尚、ハイドロタルサイトとは、狭義には、
天然に産出される鉱物としてのマグネシウム・アルミニ
ウム・ハイドロオキサイド・カーボネート・ハイドレー
トを指し、広義には、鉱物としてのハイドロタルサイト
に準ずる組成を有する金属酸化物の合成品をも含むもの
とし、代表的には主成分が、式1で与えられるものであ
る。尚、金属水酸化物、金属炭酸塩等を主骨格に有する
化合物についても、加熱脱水等により金属酸化物を形成
自在なものについては、広義に金属酸化物系化合物に含
むものとし、ハイドロタルサイトは、金属酸化物系加硫
剤に該当するものである。
【0004】
【化1】 Mg6Al2(OH)16CO3・4H2O (天然物) Mg4.5Al2(OH)13CO3・3.5H2O(合成品の一
例)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金属酸
化物系加硫剤として、焼成していないハイドロタルサイ
トを用いて加硫を行う技術については、ハイドロタルサ
イトによる吸水が可逆反応であるが故に、水蒸気加硫を
行うような場合に、水分が、水蒸気となってハイドロタ
ルサイトから放出されることになり、放出された水蒸気
が加硫されるべきゴム材料内に侵入するとともに、加硫
環境との圧力状態の相違により、ゴム材料内から外部に
でることも困難な状況にあるため、そのゴム材料が成型
時に多孔質になったり、ボイド、フクレが発生したりす
る不良部分が発生するという問題点があった。
【0006】従って、本発明の目的は、上記欠点に鑑
み、耐水性に優れ、かつ、加硫時に成型品に不良部分が
発生しにくいCR組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明のCR組成物の特徴構成は、CRを主材とし、
金属酸化物系加硫剤を含んだCR組成物において、前記
金属酸化物系加硫剤が、ハイドロタルサイトの焼成物で
ある点にあり、前記ハイドロタルサイト焼成物が、ハイ
ドロタルサイトを430℃以上の加熱条件下で焼成した
ものであれば好ましく、前記ハイドロタルサイトの含有
率が3wt%以上20wt%以下であることが好まし
い。
【0008】〔作用効果〕本発明者らは、種々検討の結
果、金属酸化物系加硫剤としてハイドロタルサイトの焼
成物を用いた場合に、通常のハイドロタルサイト同様、
CR組成物の耐水性を向上させることが出来るととも
に、加硫成型時にゴム材料に不良部分が発生するような
不都合も生じないという知見を得た。つまり、ハイドロ
タルサイトの焼成物を含んだCR組成物は、ゴム成型品
の耐水性の向上及び発泡性の低下に寄与できることがわ
かったのである。これは、前記ハイドロタルサイトの焼
成物の吸湿性の特異性によるものと予想され、以下のよ
うに説明することが出来る。ハイドロタルサイトをMg
Oと比較すれば、MgOに期待される酸吸収性は、ハイ
ドロタルサイトが塩素イオンを吸収することにより、C
Rの加硫剤としての役割を果たし、また、ハイドロタル
サイト自身は、水分を結晶水として取り込み、安定化す
るのでゴム成型品に高い耐水性を与える。一方焼成して
いないハイドロタルサイトと、焼成したハイドロタルサ
イトとを比較すると、焼成していないハイドロタルサイ
トの吸水性能は、可逆反応であるため、通常の加硫条件
下では、一旦吸水した水が再度放出されるような場合が
あるのに対して、焼成したハイドロタルサイトの吸水性
は、非可逆であるか、もしくは、通常のゴム成型条件
や、加硫条件下では、水分の吸収−放出の平衡が極めて
吸収側に偏っているのである。そのため、加硫条件にお
いてもゴム材料内に水蒸気を放出する虞が大幅に低減
し、そのゴム材料が多孔質になるのを防止できる。その
結果、ゴム成型品の耐水性の向上及び発泡性の低下が実
現できるのである。
【0009】尚、前記ハイドロタルサイトの焼成温度に
ついては、180℃〜230℃程度で、結晶水が脱離す
るとともに、300℃〜400℃で、骨格を形成するO
Hからの水分の脱離、さらに昇温すると、CO2 の脱離
により、次第に金属酸化物そのものといえる構造に近づ
くものと考えられるが、骨格からの水分の脱離により変
化した骨格の構造は、吸湿(あるいは塩素の吸収)によ
ってもとのハイドロタルサイトの構造に回復するので、
300℃以上のいずれの温度であっても利用可能である
と考えられるが、中でも、430℃以上の加熱条件下で
焼成したものが、耐水性、発泡性への特性の面で特に好
適に利用できる。尚、上記焼成条件であれば、ハイドロ
タルサイトは、MgOとAl23との固溶体に変化する
ものと考えられる。
【0010】前記ハイドロタルサイトの含有率として
は、少なすぎるとあまり先述の効果が期待できないこ
と、多すぎると得られる先述の効果に対する経済効果が
低下することから、3wt%以上20wt%以下である
ことが好ましい。
【0011】尚、上述の構成によって、ゴム組成物内に
他の加硫剤や、加硫促進剤、充填剤やプロセスオイル等
の他の添加剤の添加を妨げるものではない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。表1(本発明品)に示すように、CRを主材とす
るゴム組成物に、ハイドロタルサイトの焼成物として協
和化学工業(株)製キョーワード2100を含有させ
た。このゴム組成物を、成型し、通常の水蒸気加硫に供
したところ、特に発泡するような異常は見られず、か
つ、加硫後の製品の耐水性を調べたところ、十分高い耐
水性を発揮することがわかった。
【0013】
【実施例】表1に示すゴム組成物をそれぞれ調整し、加
硫成型したものを種々の加硫条件に供したところ表2の
様になり、本発明品は、MgOを金属酸化物系加硫剤と
して用いた場合(比較例1)に比べ、耐水性、が改善さ
れ、未焼成のハイドロタルサイトを用いた場合(比較例
2)に比べ発泡性が改善されていることがわかる。尚、
加硫条件について、特に明示のないものは、150℃、
40分間の条件で水蒸気加硫成型した試験片を用いて試
験した。
【0014】
【表1】
【0015】尚、表2において、各試験項目は、以下に
基づいてなされたものである。 ○ 硬度:JIS K 6301による。 ○ 引張り強さ:JIS K 6301による。 ○ 圧縮永久歪1:JIS K 6301による。(7
0℃、22時間) ○ 圧縮永久歪2:JIS K 6301による。(7
0℃、168時間) ○ 耐水性1:幅20mm、長さ50mm、厚さ2mm
の試験片を、60℃の水 に浸漬して168時間放置した後の質量の増加率。試験
片の試験前の質量をW1、試験後の質量をW2としたと
き、 耐水性(%)=(W2−W1)/W1 で与えられる。 ○ 耐水性2:幅20mm、長さ50mm、厚さ2mm
の試験片を、60℃の水に浸漬して168時間放置した
後の質量の増加率。計算方法は上記耐水性1に準ずる。 ○ 発泡性評価:143℃、3kgf/cm2 、120
分の条件で幅100mm、長さ100mm、厚さ2mm
の試験片を加硫成型したときに、その試験片のうち水蒸
気と直接接触しなかった面側において、目視で表面に発
泡の痕跡がみとめられるものについては「異常あり」、
痕跡の認められなかったものについては、「異常なし」
と評価した。
【0016】
【表2】
【0017】また、材料は、以下のものを使用した。 ○ 金属酸化物系加硫剤 ・ DHT−4A2:協和化学工業(株)製DHT−4
A2であり、ハイドロタルサイトの結晶水を除去したも
のを主成分とする金属酸化物系加硫剤。 ・ キョーワード2100:先述のハイドロタルサイト
の焼成品であり、主成分がMgO、Al2 3 固溶体か
らなる金属酸化物系加硫剤。 ・ キョーワマグ150:酸化マグネシウムを主成分と
する金属酸化物系加硫剤。 ○ CR:東ソー(株)製、TSR−41グレードのク
ロロプレンゴム ○ FTカーボンブラック:旭カーボン(株)製、アサ
ヒサーマル、(粒径)80nm ○ 加硫促進剤:大内新興化学工業(株)製、主成分は
テトラメチルチウラムモノスルフィド、ジ−O−トリル
グアニジン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロロプレンゴムを主材とし、金属酸化
    物系加硫剤を含んだクロロプレンゴム組成物であって、 前記金属酸化物系加硫剤が、ハイドロタルサイトの焼成
    物であるクロロプレンゴム組成物。
  2. 【請求項2】 前記ハイドロタルサイト焼成物が、ハイ
    ドロタルサイトを430℃以上の加熱条件下で焼成した
    ものである請求項1に記載のクロロプレンゴム組成物。
  3. 【請求項3】 前記ハイドロタルサイトの含有率が3w
    t%以上20wt%以下である請求項1に記載のクロロ
    プレンゴム組成物。
JP16368397A 1997-06-20 1997-06-20 クロロプレンゴム組成物 Withdrawn JPH1112392A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008231248A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Swcc Showa Cable Systems Co Ltd 耐水性クロロプレンゴム組成物、ならびに電線・ケーブル及び空港灯火設備回路用機器
JP2011144286A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 難燃性柔軟樹脂組成物、並びにそれを用いた樹脂チューブ及び絶縁電線
WO2020162080A1 (ja) * 2019-02-08 2020-08-13 デンカ株式会社 ゴム組成物、加硫物及び成形品
JP6800391B1 (ja) * 2020-05-18 2020-12-16 三菱電機株式会社 ハンドレールおよびその製造方法

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